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JP3766491B2 - バッテリ電力が供給されるシステム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、取り外し可能なバッテリ・パック(電池パック)を用いるシステムに関し、更に詳しくは、ニッケル・ベースのバッテリ又はリチウム・イオン・バッテリのどちらかを用いた取り外し可能なバッテリ・パックを用いることのできるシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】
交流電力が供給されていない場所でコンピュータが必要になることはよくある。その場合、ニッケル・ベースのバッテリやリチウム・イオン・バッテリなどの再充電可能なバッテリが、代替的な電源として通常用いられているが、これらのバッテリは、携帯型又はペン入力型のコンピュータ・システムに、数時間、電力を与えることができる。コンピュータ・システムに電力を供給するためには、これらのバッテリは、それぞれのバッテリにおいて2つの並列のセルから成る4つの直列のバンクを含むバッテリ・パックに配列されている。バッテリ・パックは、外部の充電装置で充電できるが、コンピュータのバッテリ・パックは、ホスト・コンピュータ・システムの電源によって充電されるのが一般的である。再充電可能なバッテリは、限られたサイクルの寿命を有するので、その寿命を最大にし、すべての放電サイクルの間にそれぞれのバッテリから最大の電力を得るようにすることが望ましい。従って、これらの目的を達成するには、該目的を達成するように設計されたシステムにおいて、バッテリ・パックを完全に、そして効率的に充電することが必要である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
初期のニッケル・ベースのバッテリの充電装置が直面していた最初の設計上の問題点は、ニッケル・ベースのバッテリの充電レベルを判断することが困難であることから生じていた。これは、ニッケル・ベースのバッテリでは、端子電圧が充電レベルとは無関係にほぼ同一であるからである。この特性は、リチウム・イオン・バッテリでも同じである。この問題点は、「バッテリ充電モニタ及び燃料ゲージ」と題する米国特許第5,315,228号に開示されているように、マイクロコントローラ回路とメモリとをバッテリ・パックの内部に配置することによって、対処されている。該米国特許の発明においては、バッテリ・パック内において、時間経過に亘ってのバッテリ・パックの残りの容量を反復計算し、任意の与えられた時点での残りの充電レベルを連続的に測定するための燃料ゲージを提供し、バッテリ・パックの自己放電を含む、使用しない間のバッテリ・パックの放電が測定される。
【0004】
この米国特許発明の改良が、1993年3月3日に出願され1995年7月28日に許可された、「充電管理のためのスタティック・メモリとタイマとを含むバッテリ・パック」と題する米国特許出願第3,3821号に開示されている。この米国特許出願に開示されているバッテリ・パックでは、マイクロコントローラは、バッテリ・パックからホスト・コンピュータ・システムに移動され、それによって、バッテリ・パックを小型化してコストを引き下げ、バッテリ・パックの寿命を増大させている。このバッテリ・パックは、小型のリード・オンリ・メモリ(ROM)と、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)と、リアルタイムのクロックとを含んでいる。バッテリ・パックの動作パラメータは、ファミリ・コード及びバッテリ・タイプと、最大充電温度、最低電圧設定点、初期の定格容量、複数の時間周期に対する自己放電率などを含み、ROMメモリに記憶される。RAMは、バッテリの残存充電量やバッテリ全体の容量などの情報を記憶する。更に、RAMには、リアルタイムのクロックにより時間が記録され、それによって、そのバッテリ・パックが、ホスト・コンピュータ・システムから取り外されている時間がどのくらいであるか判定可能である。これにより、ホスト・コンピュータは、バッテリ・パックを最適に充電し、かつバッテリ・パックに残っている充電量をモニタするための適切な情報を得ることができる。
【0005】
リチウム・イオン・バッテリに関する基本的な要件の1つとして、このバッテリは、既知のコンピュータ・システム又はリチウム・イオン・バッテリに対応するように設計されている特別の充電器に挿入されている場合にしか、充電又は放電できないということがある。この要件は主に、リチウム・イオン・バッテリは、不適切に充電又は放電される場合には、潜在的に爆発する可能性があることに起因する。
従って、バッテリ・パックが既知のシステムに挿入されていない場合には、バッテリに充電又はバッテリから放電される電荷をブロックすることによって自己消勢する、リチウム・イオン・バッテリ・パックを有することが望ましい。バッテリ・パックが(短絡回路などの)未知のシステム、未知のバッテリ充電器、又は未知のコンピュータ・システムに挿入されている場合には、バッテリ・パックは、コンピュータ・システム、充電器、又はバッテリ・パックの中のバッテリへの損傷を最小にする。そのバッテリ・パックの任意のバッテリ・セルの端子電圧が、バッテリ・セルがかなりの低いレベルまで放電していることを示すスレショルド電圧よりも低下し、そのバッテリ・パックの再充電や放電が不可能になる場合には、恒久的に動作不能となるバッテリ・パックの実現が強く望まれている。更に、ニッケル・ベースのバッテリ用に設計されたシステムでも動作できるリチウム・イオン・バッテリを提供することが強く望まれており、これが実現できれば、2種類の異なる化学式バッテリの間の自由な相互交換が可能になる。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明は、ニッケル・ベースのバッテリ・システムと互換性を有するリチウム・イオン・バッテリ・パックに関する。特に、本発明によれば、ニッケル・ベースのバッテリを用いて、バッテリによって電力供給されているコンピュータ・システムを動作させ、そのニッケル・ベースのバッテリを、このコンピュータ・システムから取り外し、リチウム・イオン式のバッテリによって、そのニッケル・ベースのバッテリを代替することが可能である。これが可能な理由は、リチウム・イオン式のバッテリは、ニッケル・ベースのバッテリの機能を模倣する(エミュレートする)ように構成されており、このバッテリがニッケル・ベースのバッテリ・システムに挿入される場合に通常生じてしまうバッテリ故障を、リチウム・イオン式のバッテリのために、回避する保護回路を含むからである。更に、リチウム・イオン式のバッテリは、それ自身が既知のコンピュータ・システムの中に配置されているか否かを検出し、それが既知のシステムの場合には、該バッテリ自身を動作可能及び動作不能に制御し、それが未知のシステムである場合には、該バッテリ自身を動作不能に制御する。これによって、リチウム・イオン式のバッテリに関して生じる可能性のある故障が回避される。
【0007】
更に、バッテリ・パックは、リチウム・イオン・バッテリを用いている場合には、そのバッテリ・パックが既知のシステムの中にあると判断した時にだけ、該バッテリ自身をオンにする。このバッテリ・パックには、バッテリと、その既知のシステムの中にある電源マイクロコントローラとこのバッテリ・パックの中に置かれたバッテリ・パックのメモリとの間の通信を感知するバッテリ・マイクロコントローラと、バッテリの中へのいかなる充電も阻止できる充電スイッチと、バッテリからのいかなる放電も阻止できる放電スイッチと、が含まれている。
【0008】
モニタ回路が、バッテリとバッテリ・マイクロコントローラとに結合されている。このモニタ回路は、過小電圧、過剰電圧、過剰充電電流、及び過剰放電電流の状態をモニタする。バッテリ・マイクロコントローラは、充電スイッチと主放電スイッチとの制御端子に結合されており、それによって、バッテリ・パックへの充電及びバッテリ・パックからの放電を制御する。バッテリ・マイクロコントローラによって、このバッテリ・パックが既知のシステムに挿入されたと判断されるまでは、充電スイッチと主放電スイッチとのどちらもオンに切り換えられないように、保証されている。この判断は、バッテリ・パックのメモリと電源マイクロコントローラとの間の通信を調べることによって実行される。バッテリ・マイクロコントローラが、バッテリ・パックが既知のシステムの中にあるということを確認するため、この通信のシグニチャ(signature)を有効とした場合には、バッテリ・マイクロコントローラは、充電スイッチと主放電スイッチとをオンに切り換えることによって、バッテリ・パックを動作可能にする。
【0009】
ある実施例では、バッテリ・パックは、それぞれのバッテリの中に、2つの並列セルから成る4つの直列バンクを含む。バッテリ・マイクロコントローラは、モニタ回路を通じて、それぞれのバッテリ・セルの端子電圧をモニタする。1つのバッテリ・セルの端子電圧が、バッテリの化学的状態に依存して2.5から2.7ボルトである最小のスレショルド電圧よりも低下したときには(これはバッテリ・セルの過剰放電を示している)、バッテリ・マイクロコントローラは、主放電スイッチをオフに切り換えることによって、バッテリ・パックを動作不能にする。バッテリ・マイクロコントローラは、それ自身が既知のシステムの中にあると判断した場合には、放電スイッチを閉じ、バッテリ・パックの充電を可能にする。
【0010】
任意のバッテリ・セルの端子電圧が、放電スレショルド電圧よりも低下した場合には、これは、バッテリが過剰放電したことを示す。この放電スレショルド電圧の値に関しては議論があるが、2.0ボルト付近が適当であると考えられる。しかし、この放電スレショルド電圧は、典型的には、製造業者によって指定される。この放電スレッショルド電圧付近では、どのような再充電も潜在的に危険である。従って、バッテリ・マイクロコントローラは、万一、バッテリが過剰放電した場合には、充電スイッチと主放電スイッチとをオフに切り換える。
バッテリ・パックは、また、過剰電圧又は過剰充電電流がバッテリに存在する場合には、充電スイッチをオフに切り換え、過小電圧又は過剰放電電流がバッテリに存在する場合には、主放電スイッチをオフに切り換える。
【0011】
【発明を実施する形態】
図面を参照すると、図1は、既知のホスト・コンピュータ・システムCに挿入されているバッテリ・パックBのブロック図である。システムCは、このバッテリ・パックの充電のために特に設計された充電ユニットであってもよいが、この開示されている実施例では、ホスト・コンピュータ・システムCは、バッテリ・パックBに電力を供給すると共に、バッテリ・パックBから電力を受け取る。
ホスト・コンピュータ・システムCには、補助バッテリ114に接続された電源(すなわちACアダプタ)104が示されている。電源104は、バッテリ・パックBのVBAT+端子とバッテリ・パックBのVBAT−端子とに接続されている。VBAT+及びVBAT−端子は、それぞれが、バッテリ・パックBの正及び負の電源端子であり、ホスト・コンピュータ・システムCに電力を与え、また、そこから電力を受け取る。電源104は更に、電源電圧Vccを提供し、これは、電源マイクロコントローラ及び関連回路(以下、単に「電源マイクロコントローラ」と称する)108に供給される。電源104はまた、電源マイクロコントローラ108に、複数の制御ラインCLとデータ・ラインDLとを介して、結合されている。電源マイクロコントローラ108は、バッテリ・パックBとの間で、BDAT信号を提供及び受け取り、T+信号を受け取り、T−信号を受け取る。
BDAT信号は、バッテリ・パックBのファミリ・コードやバッテリ100上に残っている電荷などの情報を提供するのに用いられる、バッテリ・データ信号である。T+及びT−は、充電条件を電源マイクロコントローラ108に指示するのに用いられるサーミスタ(温度)信号である。
【0012】
図1のバッテリ・パックBにおいては、電力制御回路102が、VBAT+及びVBAT−端子に接続されている。電力制御回路102は、また、バッテリ100にも結合されている。バッテリ100の正の端子は、+VBAT5端子と称し、バッテリ100の負の端子は、−VBAT1端子と称することにする。CHARGE信号、PWR1信号、PWR2信号、UNLATCH信号、及びDISCH信号は、バッテリ・マイクロコントローラ及び関連回路(以下、単に「バッテリ・マイクロコントローラ」と称する)106によって提供されるが、やはり、電力制御回路102に接続される。バッテリ・マイクロコントローラ106はまた、5ボルトの+5VREG電源電圧を供給する電圧レギュレータ110に接続されている。バッテリ・マイクロコントローラ106は、ENABLE信号を電圧レギュレータ110に供給する。電圧レギュレータ110は、その入力(IN)がVBAT+端子に接続され、そのアース端子(GND)グランドがVBAT−端子に接続されている。バッテリ・マイクロコントローラ106は更に、BDAT信号、T+信号、及びT−信号の信号線に接続されている。バッテリ・パックBは更に、ランダム・アクセス・メモリ/リアルタイム・クロック(RAM/RTC)112と称されるBDAT信号が供給されるメモリを含んでいる。
【0013】
図1のバッテリ・パックBには、モニタ回路116が示されており、このモニタ回路は、バッテリ・セルの過剰電圧のモニタ、過小電圧モニタ、及び過剰充電モニタを行う。モニタ回路116は、THERM信号、DGATE信号、及びCGATE信号を、バッテリ・マイクロコントローラ106に供給する。これらの信号が与えられると、バッテリ・マイクロコントローラ106は、それに従って、VBAT+及びVBAT−端子を、図7に関連して後に説明するように、付勢又は消勢状態にする。モニタ回路116には、+VBAT5信号と−VBAT1信号とが供給される。これによって、以下で説明するように、モニタ回路116が、バッテリ100が過剰電圧及び過小電圧状態であるかをモニタすることが可能になる。また、モニタ回路116には、+VBAT3及び+VBAT4信号が供給される。+VBAT4信号は、抵抗288の一端と抵抗290の一端との間から得られる。抵抗288の他端は、バッテリ100(+VBAT5端子)に結合され、抵抗290の他端は、電力制御回路102、+VBAT3端子、及び電圧レギュレータ110の未調整電圧の入力端子に結合される。+VBAT3信号及び+VBAT4信号と、抵抗288、290から形成されるブリッジとが、モニタ回路116に、電流モニタ能力を与える。
【0014】
ホスト・コンピュータCの電源104は、バッテリ・パックBに電力を供給し、また、それから電力を受け取る。電源マイクロコントローラ108は、電源104がバッテリ・パックBから電力を受け取るのか、バッテリ・パックBに電力を供給するのかを管理する。電源マイクロコントローラ108は、制御ラインCLを介して、電源104の動作を管理する。電源104は、電源電圧Vccを電源マイクロコントローラ108に供給する。電源電圧Vccは通常、バッテリ・パックBの放電から得られるか、又は、交流電力がアダプタ(図1には示さず)を通じて入手できる場合には、交流電圧から得られる。しかしながら、ACアダプタがホスト・コンピュータ・システムCに接続されておらず、バッテリ・パックBがホスト・コンピュータCに電力を供給していない場合には、補助バッテリ114から、電源マイクロコントローラ108をパワーアップするのに必要な電力を供給する。
【0015】
電源マイクロコントローラ108は、RAM/RTC112と通信して、バッテリ100の充電状態を反復的にモニタし、それによって、電源104は、バッテリ100を完全かつ効率的に充電することができる。好適実施例においては、バッテリ・パックBのバッテリ100は、2つの並列リチウム・イオン・セルから成る4つの直列バンクによって構成されるが、バッテリ・パックBは、後に図2との関係で説明されるように、ニッケル・ベースのバッテリ・パックと交換することもできる。更に、電源マイクロコントローラ108は、感知された温度信号T+及びT−を利用して、バッテリ100の充電状態を判断する。好適実施例においては、温度信号は、バッテリ・マイクロコントローラ106によって得られて、バッテリ100の充電及び過剰温度の状態を電源マイクロコントローラ108に指示するために用いられる。
電力制御回路102は、バッテリ100への充電及び放電を禁止又は許容する回路である。CHARGE信号、PWR1信号、及びDISCH信号が、バッテリ100の充電、バッテリ100の微小(trickle)放電、及びバッテリ100の主放電を、それぞれ制御する。これらの3つの制御信号の中の1つをアサートすることにより、その機能が動作可能(イネーブル)にされる。
【0016】
バッテリ・パックBが既知のシステムの中に挿入されている際の通常の動作中、ホスト・コンピュータ・システムCでは、CHARGE信号とDISCH信号とがアサートされると、バッテリ100は、電源マイクロコントローラ108によって制御されて、充電及び放電される。バッテリ100に過剰電圧状態又は過剰充電電流が存在する場合には、電力制御回路102は、CHARGE信号を否定(すなわち、反転)することによって、バッテリ・パックBがこれ以上充電されることを阻止する。過小電圧又は過剰放電電流状態がバッテリ100に存在する場合には、DISCH及びPWR1信号が否定(反転)状態になり、電力制御回路102によって、バッテリ・パックBからこれ以上放電されることを阻止する。更に、バッテリ100の中の1つのバッテリ・セルが過剰放電して過小電圧になった場合には、電力制御回路102は、DISCH及びPWR1信号を恒久的に否定状態にすることによって、バッテリ・パックBからこれ以上放電されることを恒久的に阻止する。更に、好適実施例では、バッテリ100の温度が上昇して過剰温度状態が生じた場合には、電力制御回路102は、バッテリ・パックBにこれ以上の充電がされることを阻止する。
【0017】
バッテリ・パックBがホスト・コンピュータ・システムCから取り外された後には、バッテリ・マイクロコントローラ106は、CHARGE信号とDISCH信号とを否定状態とし、それによって、バッテリ100のそれ以上の放電又は充電を阻止する。好適実施例では、バッテリ・パックBがホスト・コンピュータ・システムCから取り外される際には、PWR1信号がアサートされ、それによって、微小放電電流がバッテリ100から流れることを可能にする。後に更に詳細に説明するが、この微小放電電流によって、補助バッテリ114が機能しないときに、電源マイクロコントローラ108のパワーアップが可能になる。更に、好適実施例では、バッテリ・パックBがホスト・コンピュータ・システムCの中に存在しないときには、バッテリ・パック100のバッテリ・セルが過剰放電スレショルド電圧よりも低下しているとモニタ回路116が判断した場合であっても、PWR1信号が恒久的に否定状態にされる。この過剰放電スレショルド電圧は、製造業者によって指定されるが、この実施例では、2.0ボルトに設定される。
【0018】
バッテリ100のバッテリ・セル電圧がこの過剰放電スレショルド電圧よりも低下しているとモニタ回路116が判断した場合には、バッテリ・マイクロコントローラ106は、CHARGE及びDISCH信号を否定状態にする。バッテリ100のセル電圧が過剰放電スレショルド電圧よりも低下し、バッテリ・パックBがホスト・コンピュータ・システムCから取り外された場合には、バッテリ・マイクロコントローラ106は、ENABLE信号を否定状態にして、電圧レギュレータ110を動作不能状態に、それによって、マイクロコントローラ106を恒久的にパワーダウンさせる。マイクロコントローラ106がパワーダウンすると、バッテリ・パックBへの充電もそれからの放電も行うことができなくなる。これによって、バッテリ・パックBはもう二度と使用できないことが確実になるが、これは、一旦バッテリ100のバッテリ・セルの電圧が過剰放電スレショルド電圧よりも低下すると、バッテリ・セルは過剰放電された状態であり、バッテリ・パックBが廃棄されなければならないからである。
【0019】
バッテリ・マイクロコントローラ106にはBDAT信号が供給されており、それにより、バッテリ・マイクロコントローラ106が、RAM/RTC112と電源マイクロコントローラ108との間の通信状態を調べることが可能になる。バッテリ・マイクロコントローラ106は、それ自体、すなわちバッテリ・パックCがホスト・コンピュータ・システムCの中にあると判断した場合には、電源マイクロコントローラ108とRAM/RTC112との間で通信されるデータの特性シグニチャを識別する。これについては、後に、図8〜図16との関係で詳細に説明する。バッテリ・マイクロコントローラ106は、バッテリ・パックCがホスト・コンピュータ・システムCの中にあると判断した場合には、バッテリ100の状態に応じて、バッテリ100の充電及び放電を許容する。
【0020】
次に図2を参照すると、図2には、本発明によるリチウム・イオン・バッテリ・パック又はニッケル・ベースのバッテリ・パックの相互交換可能な使用形態が図解されている。電源マイクロコントローラ108と電源104とを有するホスト・コンピュータCが示されており、これら電源104及び電源マイクロコントローラ108に接続されている信号ラインは、リチウム・イオン式のバッテリ・パックである図1のバッテリ・パックBを受け入れるレセプタクル113に接続されている。図2には更に、ニッケル・ベースのバッテリ・パックBNICも示されている。ニッケル・ベースのバッテリ・パックBNICは、携帯型コンピュータで広く用いられており、通常、ニッケル・カドミウム(NiCAD)又はニッケル金属の水酸化物(NIMH)のどちらかの化学物質を用いている。携帯型コンピュータにおけるニッケル・ベースのバッテリの使用は、広く知られており、米国特許出願第08/133821号及び米国特許第5,315,228号に記載されている。しかし、本明細書から理解されるように、本発明におけるホスト・コンピュータCは、ニッケル・ベースのバッテリ・パックBNICと共に動作するように構成されている。リチウム・イオン・バッテリ・パックBは、ホスト・コンピュータCがこのリチウム・イオン式のバッテリ・パックBと共にも動作するように設計されている。これは、リチウム・イオン・バッテリ・パックBを、それが、あたかもニッケル・ベースのバッテリ・パックBNICであるかのように動作するように構成され設計されている。
【0021】
従って、ニッケル・ベースのバッテリ・パックBNICはホスト・コンピュータCにインストールする(具備させる)ことができ、その場合においても、ホスト・コンピュータは通常通りに動作する。そして、該バッテリ・パックBNICを取り外し、リチウム・イオン・バッテリ・パックBをホスト・コンピュータCにインストールすることができ、その場合にも、コンピュータは通常通りに動作する。さらにまた、リチウム・イオン・バッテリ・パックBを取り外すことができる。更に、この明細書で説明されるように、リチウム・イオン・バッテリ・パックBは、ホスト・コンピュータCが実際に既知のシステムであることを検出した場合にだけ、ホスト・コンピュータCに電力を供給する。
【0022】
図3には、RAM/RTC112が示されている。該RAM/RTCは、好ましくは、ダラス・セミコンダクタ(Dallas Semiconductor)の製造によるDS1608のEconoRam TimeChipである。RAM/RTC112の電源(VCC)ピン、クロック(CLK)ピン、アース(GND)ピン、及びバッテリ・バックアップ(VBATB)ピンが、BGND信号の信号線に接続されている。入力/出力(I/O)ピンは、ダイオード156のカソード、抵抗154の一端、及びダイオード184のアノードに接続されている。ダイオード184のカソードは、RAM/RTC112のバッテリ動作(VBATO)ピンに接続されている。ダイオード156のアノードは、GNDピンに接続されている。抵抗154の他端は、BDATバッテリ端子に接続されている。水晶振動子170の一方の側が、RAM/RTC112のX1ピンに接続され、他方の側が、RAM/RTC112のX2ピンに接続され、これにより、RAM/RTC112にクロックとVBATOに制限される機能電圧とを提供する。コンデンサ168の一方の側が、BGND信号に接続され、コンデンサ168の他方の側がVBATOピンに接続される。ツェナー・ダイオード166のカソードが、VBATO入力ピンに接続され、ツェナー・ダイオードのアノードが、BGND信号に接続され、VBATO入力に制限された電圧を提供する。
【0023】
図3には、また、エミッタ・フォロワ・レギュレータ回路176が示されている。レギュレータ回路176は、抵抗178を有し、この抵抗は、一端が、VBAT+端子に接続され、他端は、NPNトランジスタ182のベースとツェナー・ダイオード180のカソードとに接続されている。トランジスタ182は、そのコレクタがVBAT+端子に接続され、そのエミッタがRAM/RTC112のVBATO入力ピンに接続されている。ダイオード180のアノードは、BGND信号に接続されている。
更に図3を参照すると、ツェナー・ダイオード164は、そのアノードがBGND信号に接続され、そのカソードがバッテリ・パックBのVBAT−端子に接続されている。更に、BGND端子とVBAT−端子とは、また、フィルタリング・コンデンサ162によって結合されている。コンデンサ162は、その一端がBGND信号に接続され、その他端がバッテリ・パックBのVBAT−端子に接続されている。電流制限抵抗160を介して、BGND信号がツェナー・ダイオード158のアノードに供給され、このツェナー・ダイオードのカソードは、バッテリ・パックBのT−端子に接続されている
【0024】
T+及びT−端子は、温度のモニタ信号を電源マイクロコントローラ108に対して供給するが、リチウム・イオン・バッテリの温度がリチウム・イオン・バッテリの充電状態によって大きく変動することはないので、T+及びT−信号は、バッテリ・パックBによって代わりに人工的に操作され、バッテリ100の充電状態を指示する。DS1608がRAM/RTC112として使用されることが好ましい。その理由は、バッテリ100の動作パラメータと充電状態情報とを記憶する内部スタティックRAMとROMと、バッテリ100の非使用期間を測定するリアルタイムのクロックと、電源マイクロコントローラ108と通信するための1ワイヤによるシリアル通信能力とが、DS1608に含まれているからである。
【0025】
図4は、電力制御回路102の回路図を示している。図4には、Pチャンネルの金属酸化物半導体電界効果トランジスタ(MOSFET)であるトランジスタ200を用いて電圧を調整する電圧レギュレータ203が示されている。この実施例では、トランジスタ200は、2つの目的を有しており、レギュレータとして作用するだけではなく、充電禁止を制御するためのトランジスタとしても機能する。電圧レギュレータ203は、バッテリ100を充電するのに適切な電圧レベルを与える。電圧レギュレータ203の接続を参照すると、トランジスタ200は、そのドレインが+VBAT2信号に接続され、そのゲートが抵抗202の一端に接続され、そのソースがVBAT+端子に接続されている。寄生ダイオード201は、そのカソードがVBAT+端子に接続され、そのアノードが+VBAT2信号に接続されている。抵抗202の他端は、抵抗204の一端、抵抗206の一端、及び抵抗208の一端に接続されている。抵抗204の他端は、VBAT+端子に接続される。抵抗208の他端は、PNPバイポーラ・トランジスタ210のコレクタに接続されている。抵抗206の他端は、エンハンスメント・タイプのNチャンネルMOSFETトランジスタ212のドレインに接続されている。
【0026】
トランジスタ212のソースは、−VBAT1信号に接続され、トランジスタ212のゲートは、CHARGE信号に接続されている。トランジスタ210のエミッタは、VBAT+端子に接続され、トランジスタ210のベースは、抵抗214の一端と抵抗216の一端とに接続されている。抵抗214の他端は、VBAT+端子に接続されている。抵抗216の他端は、抵抗218の一端、コンデンサ220の一端、及びシャント・レギュレータ222のカソードに接続されている。抵抗218の他端は、コンデンサ224の一端に接続され、コンデンサ224の他端は、VREF信号に接続されている。コンデンサ220の他端は、VREF信号に接続されている。シャント・レギュレータ222の制御端子は、VREF信号に接続され、シャント・レギュレータ222のアノードは、抵抗226の一端とエンハンスメント・タイプのNチャンネルMOSFETトランジスタ228のドレインとに接続されている。トランジスタ228のゲートは、PWR2信号に接続され、トランジスタ228のソースは、−VBAT1信号に接続されている。抵抗226の他端は、VREF信号に接続されている。抵抗230の一端は、VREF信号に接続され、抵抗230の他端は、+VBAT5信号に接続されている。抵抗232は、PWR2信号と−VBAT信号との間に接続されている。抵抗234は、CHARGE信号と−VBAT信号との間に接続される。
【0027】
更に、図4には、過剰電圧保護回路235が示されており、該回路は、過剰電圧状態がバッテリ100の端子である+VBAT5及び−VBAT1に存在する場合には、それ以上の電荷がバッテリ100に加わることを防止するためのものである。PチャンネルMOSFETであるトランジスタ236のドレインは、+VBAT3端子に接続されている。トランジスタ236のゲートは、抵抗238の一端と抵抗240の一端とに接続されている。抵抗238の他端は、+VBAT2信号に接続されている。抵抗240の他端は、エンハンスメント・タイプのNチャンネルMOSFETであるトランジスタ242のゲートと、エンハンスメント・タイプのNチャンネルMOSFETであるトランジスタ244のゲートと、エンハンスメント・タイプのNチャンネルMOSFETであるトランジスタ246のドレインとに接続されている。トランジスタ242のゲートは、LATCHOUT信号に接続され、トランジスタ242のソースは、−VBAT1信号に接続されている。
【0028】
バッテリ100の端子電圧が所定の最大電圧を超えるときには、通常は高レベルであるLATCHOUT信号を否定状態、すなわち低レベルにすると、トランジスタ236がオフに切り換わる。これによって、バッテリ100の過剰充電が回避される。コンデンサ248は、LATCHOUT信号と−VBAT1信号との間に接続される。抵抗250は、+VBAT2信号とLATCHOUT信号との間に接続される。トランジスタ244のドレインは、LATCHOUT信号に接続され、そのソースは、−VBAT1信号に接続されている。トランジスタ246のゲートは、UNLATCH信号に接続され、そのソースは、−VBAT1信号に接続される。UNLATCH信号は、LATCHOUT信号が否定されてバッテリ100に過剰電圧条件が存在しなくなった後に供給され、トランジスタ236をオンさせる。抵抗252は、UNLATCH信号と+VREG信号との間に接続されている。
【0029】
図4には、また、電圧レギュレータ254が示されている。電圧レギュレータ254の出力ピンは、+5VREG信号を与える。電圧レギュレータ254の入力及び出力アース・ピンは、−VBAT1信号に接続されている。電圧レギュレータ254の入力ピンは、コンデンサ256の一端とPチャンネルMOSFETであるトランジスタ258のドレインとに接続されている。トランジスタ258は、ソースがVREF信号に接続され、そのゲートは、抵抗260の一端と、エンハンスメント・タイプのNチャンネルMOSFETであるトランジスタ262のドレインとに接続されている。抵抗260の他端は、VREF信号に接続されている。コンデンサ264は、+5VREG信号と−VBAT1信号との間に接続されている。トランジスタ262のゲートは、ENABLE信号に接続されている。ENABLE信号は、また、コンデンサ266の一端、抵抗268一端、ダイオード270のカソード、及びダイオード272のカソードにも、接続されている。トランジスタ262のソースは、−VBAT1信号に接続されている。コンデンサ266の他端は、−VBAT信号に接続されている。抵抗268の他端は、−VBAT信号に接続されている。ダイオード270のアノードは、BDAT1信号に接続されている。ダイオード272のアノードは、PWR1信号に接続されている。
【0030】
図4には、また、バッテリ100の放電を阻止又は許容する回路が示されている。エンハンスメント・タイプのNチャンネルMOSFETである主放電トランジスタ274は、ソースが−VBAT1信号に接続され、ゲートがPWR1信号に接続され、ドレインが抵抗276の一端に接続されている。抵抗278は、PWR1信号と−VBAT信号との間に接続されている。抵抗276の他端は、VBAT−端子に接続されている。エンハンスメント・タイプのNチャンネルMOSFETである微小充電トランジスタ280は、ソースが−VBAT1信号に接続され、ゲートがDISCH信号に接続され、ドレインがVBAT−端子に接続されている。ダイオード282は、カソードが−VBAT1信号に接続され、アノードがCURRENT信号に接続されている。CURRENT信号は、バッテリ100が充電しているときにはアサートされ、それ以外のときには否定状態にされる。抵抗284は、一端がCURRENT信号に接続され、他端はVBAT−端子に接続されている。抵抗286は、一端が−VBAT1信号に接続され、他端がDISCH信号に接続されている。
【0031】
更に、図4には、図1との関係で既に説明したバッテリ・パックBの電流感知回路が示されている。抵抗288、290は、+VBAT5ラインと+VBAT3ラインとの間に接続され、+VBAT4が、その接合点から供給される。従って、抵抗290の両端での電圧は、信号VBAT3及びVBAT4によって、電流感知を提供する。抵抗290は、+VBAT4信号と+VBAT3信号との間に接続されている。抵抗288、290は、小さな抵抗値を有する精密な(precision)抵抗である。
【0032】
次に、電力制御回路102の動作を説明するが、電源104とバッテリ100との正の端子VBAT+、+VBAT5の間に結合されているトランジスタ200によって、電源104(図1及び図2)が、バッテリ100を充電することが可能になる。ダイオード201が、バッテリ100のための放電経路を提供し、それによって、主放電トランジスタ280と微小放電トランジスタ274とのどちらか一方がオンであるときに、バッテリ100の放電が可能になる。トランジスタ200は、2つの機能を実行する。すなわち、トランジスタ200は、バッテリ100の充電を可能または不能にし、また、トランジスタ200は、電圧レギュレータ203に対するパス(pass)・トランジスタとしても機能する。好適実施例では、トランジスタ200は、0.02オームの低いRDS(ON)抵抗値(オン時のドレイン/ソース間の抵抗値)と、+/−20ボルトDCの高いゲート・ソース・ブレークダウン電圧とを有する。トランジスタ212は、トランジスタ200をオン又はオフし、よって、電圧レギュレータ203をオン又はオフする。トランジスタ212のゲートは、トランジスタ212のオン/オフのスイッチングを制御するCHARGE信号に接続される。
【0033】
CHARGE信号は、バッテリ・マイクロコントローラ300(図5に示されている)によって与えられ、従って、CHARGE信号をアサート又は否定することにより、バッテリ・マイクロコントローラ300は、トランジスタ200のオン/オフのスイッチングを制御し、よって、バッテリ100への充電を制御できる。ダイオード282は、トランジスタ200がオンであるときには、充電電流のための経路を与える。トランジスタ228は、バッテリ・パックBがホスト・コンピュータ・システムCから切り離された場合には、線形レギュレータ203が回路の別の部分から電流を与えることがないことを保証する。PWR2信号は、バッテリ・パックBがホスト・コンピュータ・システムCの中に存在しないときには、バッテリ・コントローラ300によってアサートされ、従って、線形レギュレータ203によるローディングを回避する。
【0034】
動作においては、トランジスタ200は、レギュレータ203を介しての充電を可能及び不能にすることに関して、CHARGE信号に応答するのではなく、レギュレータ203に対する直列通過素子として作用し、+VBAT5信号によって、バッテリ100への電圧を16.8ボルトに制限する。リチウム・イオン・セルは、それぞれが、4.2ボルトDCに制限された入力電圧を有していなければならない。その電圧制限が外れた場合には、結果的に、セルの故障が生じる。更に、リチウム・イオン・セルの容量は、端子電圧の関数であるから、このような厳密な電圧規制によれば、1つのパックから次のパックへの繰り返し可能な容量が得られる。
【0035】
バッテリ100への電圧を制限するためには、トランジスタ200は、+VBAT5が16.8ボルトに近づくにつれて、線形モードで動作し始める。特に、抵抗230、226は、+VBAT5が16.8ボルト、VREF信号が約2.5ボルトとなるように、分圧器を形成する。シャント・レギュレータ222は、フォードバック要素として動作し、VREFをその2.5ボルトに規制しようとする。VREFが2.5ボルトを超え始めると、シャント・レギュレータ222とそれに付随するディスクリートな安定化素子が、電流を抵抗216に流し始める。レギュレータ222が十分な電流を流すときには、抵抗214の両端の電圧降下によって、トランジスタ210がオンする。抵抗214は、好ましくは、+VBATが最小の16.8ボルトであるときには、3ミリアンペアのカソード電流が、シャント・レギュレータ222を流れるように、選択される。トランジスタ210が線形モードで動作し始めると、抵抗208と直列のトランジスタ210のインピーダンスが低下し、よって、トランジスタ200のゲート・ソース電圧が低下する。トランジスタ200のゲート・ソース電圧が低下すると、トランジスタ200のチャンネル・インピーダンスすなわちドレイン/ソース間抵抗RDSは増加し、それによって、トランジスタ200は、線形モードで動作し、従って、電圧を低下させる。好ましくは、トランジスタ200は、TO220パッケージにおいて選択されるので、過剰な電圧を低下させているときには、同時に熱を発散(dissipate)することがある。トランジスタ200は、バッテリ100がほぼ完全に充電されているときには、短い時間の間、そのようなパワーを発散させるだけである。
【0036】
更に、トランジスタ212がオンである場合には、抵抗204の両端の電圧が、バッテリ100が8ボルトの電圧まで低下するときであっても、少なくともトランジスタ200のゲート/ソース間のスレショルド電圧となるように、抵抗204、206が選択されることが好ましい。更に、VBAT+信号が19.5ボルトの最大の電圧に達するときには、抵抗204と並列の抵抗208とトランジスタ210とは、トランジスタ200のゲート/ソース間のスレショルド電圧以上の電圧を生じることがなく、それにより、トランジスタ200が線形モードで動作することが保証される。
このようにして、トランジスタ200は、CHARGE信号に応答する充電禁止トランジスタとして、また同時に、線形レギュレータ203に対するパス制御要素として、作用する。
【0037】
図4にはさらに、バッテリ100からの放電を制御する主放電トランジスタ280も示されている。トランジスタ280のゲートは、バッテリ・マイクロコントローラ300が与えるDISCH信号に接続され、これが、トランジスタ280のオン・オフを制御する。ダイオード201は、トランジスタ280がオンであるときには、放電経路を提供する。更に、図4には、トランジスタ200がオンであるときに充電経路を提供するダイオード282と抵抗284とが示されている。抵抗284は、後に更に詳細に説明するように、バッテリ100の充電を指示するCURRENT信号を提供する電流感知抵抗として機能する。図4には、また、制御信号PWR1によって付勢される微小放電トランジスタ274も示されている。抵抗276は、補助バッテリ114が空である場合に、電源マイクロコントローラ108が目覚め(wake-up)RAM/RTC112との通信を確立するのに十分な微小放電電流が流れるようにするためのものである。
【0038】
また、図4には、レギュレータ回路110が示されている。線形レギュレータ254は、バッテリ・マイクロコントローラ300に電力を供給する電源電圧+5VREGを与える。レギュレータ254は、バッテリ100の正の端子+VBAT5からの出力電圧+5VREGを提供する。トランジスタ258は、トランジスタ262によってオン/オフされるパス・トランジスタとして機能する。トランジスタ262は、PWR1信号とBDAT1信号とのどちらかによって、オンされる。図3に関して更に説明されるように、PWR1信号は、バッテリ・パックBがホスト・コンピュータ・システムCの外にあるときにアサートされ、それによって、トランジスタ262がオンになり、レギュレータ254が付勢される。BDAT1信号は、バッテリ・パックBがホスト・コンピュータ・システムCの中に挿入されているときには高レベルであるから(図5との関係で後に更に説明する)、バッテリ・パックBがホスト・コンピュータ・システムCの中にあれば、トランジスタ262は、BDAT1信号によってオンの状態に保たれる。ダイオード270、ダイオード272、抵抗268、及びコンデンサ266が、2つの入力PWR1、BDAT1を有するピーク回路を形成する。コンデンサ266からは電流がほとんど流れ出ないので、BDAT1などの通常は高レベルであるデータ信号(図5との関係で更に説明する)により、線形レギュレータ254の動作を維持することができることに注意すべきである。
【0039】
図4には、また、ラッチ回路235が示されており、該回路により、バッテリ100に過剰電圧状態が存在する場合に、バッテリ100に充電されることを阻止する。実施例では、該ラッチ回路235によって、バッテリ100の電圧が18ボルトDCを超えないことが保証される。これは、トランジスタ242のゲートに接続されるLATCHOUT信号によって達成される。LATCHOUT信号が低レベルであると、これは、バッテリ100の端子電圧が好ましくは18ボルトDCである最大バッテリ端子電圧を超えていることを示している。これが起こると、トランジスタ242は、LATCHOUT信号によってオフになり、それによって、トランジスタ236がオフになって、バッテリ・パックBにそれ以上の充電がされることが回避される。トランジスタ244がオンに切り換えられてラッチされることにより、トランジスタ242が再びオンに切り換わることが阻止され、従って、トランジスタ236はオフのままに保たれる。ラッチ回路235は、トランジスタ242とトランジスタ236とをオンさせるUNLATCH信号のパルス・アサート動作により、リセットされる。LATCHOUT信号の発生に関しては図6の説明の際に、UNLATCH信号の発生に関しては図5の説明の際に、更に詳細に論じる。
【0040】
図5は、バッテリ・マイクロコントローラ106の回路図を示している。この図5には、バッテリ・マイクロコントローラ300が示されている。コントローラ300のための電源電圧ピンは、+5VREG信号に接続され、コントローラ300の接地ピンは、−VBAT1信号に接続されている。マイクロコントローラ300のRA0_AIN0、RA1_AIN1、RA2_AIN2、RA3_AIN3、及びRA4_TOCKIピンは、マイクロコントローラ300の中にある多重化されたA/D変換器のへのアナログ入力である。VREF信号はRA1_AIN0ピンに与えられ、CGATE信号はRA1_AIN1ピンに接続され、DGATE信号はRA3_AIN3_VREFピンに接続され、THERM信号はRA4_TOCKIピンに接続されている。RB1ピンはUNLATCH信号に接続され、RB2ピンはCHARGE信号に接続され、RB3信号はDISCH信号に接続され、そして、RB4信号はPWR2信号に接続されている。OSC2_CLKOUTピンが、振動子302の一端とコンデンサ304の一端とに接続されている。OSC1_CLKINピンは、振動子302の他端とコンデンサ306の一端とに接続されている。コンデンサ306の他端は、−VBAT1信号に接続されている。コンデンサ304の他端は、−VBAT1信号に接続されている。
【0041】
マイクロコントローラ300のRB5出力ピンから、T50信号が供給され、この信号は、電力制御回路102がバッテリ・パックBに充電されることを阻止する際に、バッテリ100の充電終了を電源マイクロコントローラ108に指示するのに用いられる。RB5出力ピンは、エンハンスメント・タイプのNチャンネルMOSFETであるトランジスタ308のゲートと、抵抗310の一端とに接続されている。抵抗310の他端は、+5VREG信号に接続されている。トランジスタ308は、ソースが−VBAT1信号に接続され、ドレインがPチャンネルMOSFETであるトランジスタ312のゲートと抵抗314の一端とに接続されている。抵抗314の他端は、+5VREG信号に接続されている。トランジスタ312は、ソースが+VBAT5信号に接続され、ドレインがPWR1信号に接続されている。
【0042】
マイクロコントローラ300のRB6出力ピンは、T70信号を提供して温度信号T+及びT−を操作し、バッテリ100の過剰温度条件を電源マイクロコントローラ108に指示する。T70信号は、Nチャンネル・エンハンスメント・タイプのMOSFETであるトランジスタ316のゲートと抵抗318の一端とに接続されている。抵抗318の他端は、+5VREG信号に接続されている。トランジスタ316は、ドレインが、PチャンネルMOSFETであるトランジスタ320のゲートと抵抗322の一端とに接続され、ソースが、−VBAT1信号に接続されている。抵抗322の他端は、+VBAT5信号に接続されている。トランジスタ320は、ソースが+VBAT信号に接続され、ドレインがエンハンスメント・タイプのNチャンネルMOSFETであるトランジスタ324のゲートに接続されている。
【0043】
図5には、また、T+及びT−信号を操作する切り換え型(switched)抵抗ネットワークが示されている。トランジスタ324は、ソースがT−端子に接続され、ドレインが抵抗326の一端と抵抗328の一端とに接続されている。抵抗326の他端は、T+端子に接続されている。抵抗328の他端は、抵抗330の一端とエンハンスメント・タイプのNチャンネルMOSFETであるトランジスタ332のドレインとに接続されている。抵抗330の他端は、T−端子に接続されている。抵抗334は、PWR1信号とT−端子との間に接続されている。抵抗336は、一端が抵抗324のゲートに接続され、他端がT−端子に接続されている。
【0044】
BDAT信号によって、マイクロコントローラ300は、バッテリ・パックBがホスト・コンピュータ・システムCの中にあるかどうかが判断できる。BDAT信号は、エンハンスメント・タイプのNチャンネルMOSFETであるトランジスタ338のゲートと抵抗340の一端とに接続されている。抵抗340の他端は、T−端子に接続されている。トランジスタ338は、ソースがT−端子に接続され、ドレインがPチャンネルMOSFETであるトランジスタ342のゲートと抵抗344の一端とに接続されている。抵抗344の他端は、+VBAT5信号に接続されている。トランジスタ342は、ソースが+VBAT5信号に接続され、ドレインがBDAT1信号に接続されている。エンハンスメント・タイプのNチャンネルMOSFETであるトランジスタ346は、ドレインがマイクロコントローラ300の割り込みRB0_INTに接続され、ゲートがBDAT1信号に接続され、ソースが−VBAT1信号に接続されている。抵抗348は、BDAT1信号と−VBAT1信号との間に接続されている。抵抗350は、マイクロコントローラ300のRB0_INTピンと+5VREG信号との間に接続されている。
【0045】
マイクロコントローラ300のMCLR_VPP及びOSC2_CLKOUTピンが、マイクロコントローラ300のクロック周波数を設定する。マイクロコントローラ300のMCLR_VPPピンは、抵抗352の一端に接続され、抵抗352の他端は、抵抗354の一端、コンデンサ356の一端、及びダイオード358のアノードに接続されている。コンデンサ356の他端は、−VBAT信号に接続されている。抵抗354の他端は、+5VREG信号に接続されている。ダイオード358のカソードは、+5VREG信号に接続されている。ダイオード358、抵抗354、及び抵抗352は、マイクロコントローラ300をパワーアップするのに必要な回路を提供する。
【0046】
更に図5を参照すると、この図には、バッテリ100の温度をモニタする回路が示されている。マイクロコントローラ300のRA1_AIN1ピンは、サーミスタ360の一端、抵抗362の一端、及び抵抗364の一端に接続されている。サーミスタ360の他端は、+5VREG信号に接続されている。抵抗362の他端は、+5VREG信号に接続されている。抵抗364の他端は、エンハンスメント・タイプのNチャンネルMOSFETであるトランジスタ366のドレイン、ショットキー・ダイオード368のアノード、及びNPNトランジスタ370のコレクタに接続されている。ダイオード368のカソードは、LATCHOUT信号に接続されている。トランジスタ370のベースは、CURRENT信号に接続され、トランジスタ370のエミッタは、VBAT−端子に接続されている。トランジスタ366は、ゲートがコントローラ300のRB7ピンに接続され、ソースが−VBAT信号に接続されている。抵抗372は、コントローラ300のRB7ピンと−VBAT1信号との間に接続されている。コントローラ300のRB7ピンは、SAMPLE信号を供給する。
【0047】
次にバッテリ・マイクロコントローラ106の動作を説明する。BDAT信号がトランジスタ338に提供され、従って、電源マイクロコントローラ108がBDAT信号を高レベルにアサートすると、トランジスタ338のドレインは否定状態にされ、それによって、トランジスタ342がオンして、BDAT1信号をアサートする。図4に戻ると、BDAT1信号は、バッテリ・パックBがホスト・コンピュータ・システムCの中にインストールされているときは、レギュレータ110をイネーブル状態に保つ。通常は高レベルであるBDAT1信号は、コンデンサ266を充電状態に、ENABLE信号を高レベルに維持し、それによって、電圧レギュレータ254が動作可能(イネーブル)状態に保たれ、従って、バッテリ・マイクロコントローラ300のパワーアップを維持する。バッテリ・パックBがホスト・コンピュータ・システムCから取り外されると、BDAT信号は、もはや、電源マイクロコントローラ108には供給されず、従って、BDAT1信号は否定状態にされる。よって、マイクロコントローラ300は、別の信号PWR1をアサートしてレギュレータ254を動作可能状態に保つ。
【0048】
バッテリ・マイクロコントローラ300は、バッテリ・パックがホスト・コンピュータ・システムCから取り外されると、PWR1信号をアサートすることによりレギュレータ254をイネーブル状態に維持する。マイクロコントローラ300は、T50信号をアサートすることによってトランジスタ308と312とをオンし、それによって、PWR1信号とENABLE信号とをアサートする。T50信号は、マイクロコントローラ300がそれ自身がホスト・コンピュータ・システムCの中にあると判断したときに否定状態にされる。ホスト・コンピュータ・システムCの中にある場合は、BDAT信号は、レギュレータ254の機能を完全に維持し、よって、電力をマイクロコントローラ300に供給する。
【0049】
リチウム・イオン・バッテリの温度は充電の間にほとんど変動しないので、温度信号T+及びT−は、バッテリ100の異なる温度状態をエミュレートするためには、切り換え型抵抗回路によって、操作されなければならない。例えば、トランジスタ332がT50信号をアサートしているマイクロコントローラ300によってオンに切り換えられるときには、T+及びT−信号が、あたかもバッテリの温度が70℃であるかのように、提供される。マイクロコントローラ300は、T50信号をパルス化してバッテリ100の温度上昇をシミュレートする。バッテリ・パックBがホスト・コンピュータ・システムCの外にあるときには、PWR1信号がアサートされてレギュレータ254を動作可能にし、従って、トランジスタ332もまたPWR1に接続されているから、トランジスタ332がオンして、これにより、バッテリ100が50℃であるとする信号が現れる。しかし、バッテリ・パックBがホスト・コンピュータ・システムCの外にあるので、温度信号T+及びT−は不要である。マイクロコントローラ300により、バッテリ・パックBがホスト・コンピュータ・システムCの中にあると判断されると、PWR1信号はもはやアサートされず、従って、トランジスタ332が生じる50℃のT+及びT−信号は供給されないことになる。
【0050】
更に図5を参照すると、バッテリ・パックBが最初にホスト・コンピュータ・システムCの中に挿入されてBDAT信号が最初にアサートされるときには、トランジスタ346は、マイクロコントローラ300のRB0_INT入力ピンにおいて、立ち下がりエッジ信号を与え、それによって割り込みが生じる。これが生じると、マイクロコントローラ300は、制御をあるアルゴリズム(後に図9及び図10との関係で論じる)に移動させ、バッテリ・パックBがホスト・コンピュータ・システムCの中に挿入されているかどうかをチェックする。バッテリ・マイクロコントローラ300は、バッテリ・パックBがホスト・コンピュータ・システムCの中には挿入されていないと判断したときには、CHARGE信号とDISCH信号とが否定状態にされたまま維持され、従って、バッテリ・パックBのVBAT+及びVBAT−端子をブロックすることを保証する。バッテリ・パックBがホスト・コンピュータ・システムCの中に存在しない限り、バッテリ・マイクロコントローラ300は、PWR1信号をアサートし、それによって、レギュレータ254がパワーアップされた状態に保たれることが保証され、よって、マイクロコントローラ300がパワーアップされた状態に保たれることが保証される。
【0051】
更に図5の実施例においては、また、バッテリ100を構成するバッテリ・セルの電圧がモニタされ、それによって、バッテリ100の中の任意のセルの電圧が過剰放電スレショルド電圧よりも低下する場合には、バッテリ・パックBのVBAT+端子及びVBAT−端子がブロックされることが保証される。この過剰放電スレショルド電圧は、2.5ボルトから2.7ボルトの値を有し、製造業者によって変動する。この過剰放電スレショルド電圧の値は、この実施例では、2.7ボルトである。バッテリ100の中の任意の1つのセルの電圧がこの過剰放電スレショルド電圧よりも低下すると、マイクロコントローラ300は、DISCH信号が否定状態にされ、従って、バッテリが更に放電することはない。バッテリ100の中の1つのバッテリ・セルがこの過剰放電スレショルド電圧よりも低下する場合には、バッテリ・マイクロコントローラ300は、CHARGE信号をアサートし、バッテリ100が、いったん既知のシグニチャがマイクロコントローラ300によってBDAT信号上で検出されれば、充電することを可能にする。
【0052】
バッテリ100の任意の1つのセルのセル電圧がこの実施例では2.0ボルトである過剰放電スレショルド電圧よりも低下する場合には、これは、バッテリ100が過剰放電し、恒久的に動作不能にされていなければならないことを指示している。これが生じると、マイクロコントローラ300は、CHARGE及びDISCH信号が否定状態にされることを保証し、従って、バッテリ・パックBのVBAT+及びVBAT−端子が恒久的にブロックされたままで維持されることを保証し、これによって、バッテリ100が再び用いられないことが保証される。この状態が生じると、PWR1信号は、バッテリ・パックBがホスト・コンピュータ・システムCから取り外される場合には、もはやアサートされない。これによって、いったん過剰放電されたバッテリが検出されると、電圧レギュレータ254は動作不能にされ、従って、バッテリ・パックBがいったんホスト・コンピュータ・システムCから取り外されると、バッテリ・パックBの回路を恒久的にパワーダウンさせることが保証される。
【0053】
図4及び図5を参照すると、バッテリ・パックBがホスト・コンピュータ・システムCの中に存在しないときは常に、PWR1がアサートされる。従って、バッテリ・マイクロコントローラ300がバッテリ・パックBがホスト・コンピュータ・システムCの中にあると判断するまで、PWR1は、アサートされた状態に維持される。PWR1のアサートによって、トランジスタ274がオンして、それにより、微小放電電流が流される。この微小放電電流は、無効なシステムを損傷するほどには大きくないが、補助バッテリ114が動作しないときに、マイクロコントローラ108をパワーアップするには十分な電流である。微小放電電流は、抵抗284によって、制限される。従って、この微小放電の性質によって、補助バッテリ114が動作しないときでも、電源マイクロコントローラ108を動作させることができる。既に述べたように、いったんバッテリ・パックBがそれ自身がホスト・コンピュータ・システムCの外にあると判断すると、PWR1信号がアサートされ、従って、トランジスタ274をオンすることにより、微小充電電流を流すことを可能にする。
【0054】
バッテリ・パック100の中のセルの1つが過剰放電スレショルド電圧よりも低下した場合には、ほんの僅かな放電電流でも危険であり、その理由は、バッテリ100の中の1つのバッテリ・セルが過剰放電しているからである。従って、バッテリ100の中の任意のセルが、この実施例では2.0ボルトであるこの過剰放電スレショルド電圧よりも低下したときには、PWR1信号はもはやアサートされず、従って、微小放電電流が全く流れないことを保証することができる。
【0055】
サーミスタ360、抵抗362、トランジスタ366、及びトランジスタ370は、バッテリ100の温度をモニタするために用いられる。この回路は、バッテリ100の充電を許容する前にバッテリ100の周囲の温度をモニタしている間にバッテリ100が損傷を受けた場合には、警報を発する。抵抗362は、サーミスタ360を線形にするために用いられる。マイクロコントローラ300のRB7ピンによって与えられるSAMPLE信号は、バッテリ100の温度をサンプリングするときにだけ、この回路をマイクロコントローラ300が動作可能にするために供給され、それによって、電力が節約される。図4及び図5の両方を参照すると、バッテリ・パックBが充電しているときには、CURRENT信号がアサートされ、それによって、トランジスタ370がオンする。従って、バッテリ・パックBが充電している間は、この温度モニタ回路はオンのままにされ、過剰温度状態を連続的にモニタする。
【0056】
図6は、バッテリ・パックBのモニタ回路116の回路図を示している。図6のモニタ回路400は、好ましくは、モトローラ社によって製造されるリチウム充電制御型集積回路(LCCIC)である。モニタ回路400の電源電圧は、+VBAT5信号に接続され、アース端子は、−VBAT1信号に接続されている。回路400の電圧ロー(VL)ピンは、抵抗402の一端と抵抗404の一端とに接続されている。回路400の電圧ハイ(VH)ピンは、抵抗406の一端と抵抗402の他端とに接続されている。回路400のMUX+ピンは、抵抗404の他端に接続されている。回路400の基準アース(REF_GND)ピンは、抵抗406の他端に接続されている。
【0057】
回路400の過剰放電電流(OV_DISCH)ピンは、+VBAT4信号に接続されている。過剰充電電流(OV_CHAR)ピンは、+VBAT3信号に接続されている。回路400のV1+ピンは、+VBAT8信号に接続されている。回路400のV2+ピンは、+VBAT7信号に接続されている。回路400のV3+ピンは、+VBAT6信号に接続されている。回路400のPROG2ピンとPROG1ピンとは、−VBAT1信号に接続されている。回路400のTESTピンは、コンデンサ408の一端に接続されている。コンデンサ408の他端は、抵抗410の一端ととNチャンネルのエンハンスメント・タイプのMOSFETであるトランジスタ412のドレインとに接続されている。抵抗410の他端は、+VBAT5信号に接続されている。
【0058】
トランジスタ412は、ゲートがTEST信号に接続され、ソースが−VBAT1信号に接続されている。回路400のPACKピンは、−VBAT1信号に接続されている。回路400のCGATEピンは、エンハンスメント・タイプのNチャンネルMOSFETであるトランジスタ414のゲートに接続されている。トランジスタ414は、ドレインがCGATE信号に接続され、ソースが−VBAT1信号に接続されている。抵抗416は、CGATE信号と+5VREG信号との間に接続されている。回路400のDGATEピンは、エンハンスメント・タイプのNチャンネルMOSFETであるトランジスタ418のゲートに接続されている。トランジスタ418は、ドレインがDGATE信号に接続され、ソースが−VBAT1信号に接続されている。抵抗420は、DGATE信号と+5VREG信号との間に接続されている。回路400のTHERMピンは、THERM信号を与える。抵抗422は、THERM信号と+5VREG信号との間に接続されている。回路400のVPMPピンは、コンデンサ424の一端に接続され、コンデンサ424の他端は、−VBAT1信号に接続されている。
【0059】
図4には、バッテリ100のセルの過剰充電を防止する回路も示されている。図6には、リチウム・イオン・バッテリの充電コントローラ426が示されている。充電コントローラ426の入力は+VBAT5信号に接続され、充電コントローラ426の出力は、エンハンスメント・タイプのNチャンネルMOSFETであるトランジスタ428のゲートと抵抗430の一端とに接続されている。充電コントローラ426の接地入力は、−VBAT1信号に接続される。充電コントローラ426のCOMPピンは、抵抗432の一端に接続されている。抵抗432の他端は、−VBAT1信号に接続されている。トランジスタ428は、ソースが−VBAT1信号に接続され、ドレインがLATCHOUT信号に接続されている。
【0060】
充電コントローラ426によって、バッテリ100の電圧が所定の過剰電圧スレショルドを超えないことが保証される。この実施例では、このスレショルド電圧は18ボルトDCである。充電コントローラ426は、ナショナル・セミコンダクタ社の製造によるLM3420リチウム・イオン・バッテリ充電コントローラであることが好ましい。充電コントローラ426は、その入力ピンにおける電圧が所定の過剰電圧スレショルドを超えるときにオンになるトランジスタ248のゲートに接続されたオープン・エミッタ出力を有する。抵抗432は、充電コントローラ426の公称電圧レベルである16.8ボルトを、所定の過剰電圧スレショルドである18ボルトに調整するために用いられる。トランジスタ428のドレインは、バッテリ100の端子電圧がこの過剰電圧スレショルドを超えるときには、LATCHOUT信号を否定状態にする。
【0061】
LATCHOUT信号は、バッテリ100の充電の間に否定状態にされる場合には、その充電が終了するまで、再びアサートされることはない。図4及び図5を参照すると、バッテリ100の充電の間には、CURRENT信号が、抵抗284内の充電電流によってアサートされる。CURRENT信号のアサートによって、トランジスタ370がオンし、ダイオード368のアノードが低レベルになり、それにより、LATCHOUT信号がその通常の高レベルの電圧にリセットされることが阻止される。抵抗284に充電電流が存在しないならば、トランジスタ370は、オフになり、従って、LATCHOUT信号は、その通常の高レベルの電圧にリセットされる。
モニタ回路400は、バッテリ・パックBの電流と電圧とをモニタする。図6に示されているように、モニタ回路400は、バッテリ100を形成するセル・バンク100a、100b、100c、及び100dをモニタする。それぞれのセル・バンクには、2つの並列リチウム・イオン・セルが含まれている。回路400は、バッテリ100の状態についての情報、すなわちCGATE信号、DGATE信号、及びTHERM信号を、マイクロコントローラ300に供給する。
【0062】
図6及び図7において、バッテリ・パックBの通常の動作においては、THERM信号、DGATE信号、及びCGATE信号は、すべて高レベルである。モニタ回路400は、バンク100a、100b、100c、及び100dの電圧を、+VBAT6信号、+VBAT7信号、+VBAT8信号、及び+VBAT5信号により、それぞれモニタする。モニタ回路400は、バッテリ100のセルの間の等しくない電圧を検出した場合には、すべての過剰電圧のセルを放電させるための並列のMOSFETと抵抗とを用いて、セルの間での電圧を等しくさせる。従って、モニタ回路400は、セル・バンク100a、100b、100c、及び100dをモニタすることによって、すべてのセル上に同じ電圧が存在することを保証する。過剰電圧状態が生じると、モニタ回路400が、THERM信号を否定し、それにより、過剰電圧状態がバッテリ100に存在することをマイクロコントローラ300に知らせる。CGATE信号とDGATE信号とは、過剰電圧状態が生じても、否定状態にされない。モニタ回路116は、LATCHOUT信号を否定状態にすることにより、過剰電圧状態の間には、それ以上の充電がバッテリ100にされないことを保証する。
【0063】
図6及び図7において、モニタ回路400は、また、バッテリ100に過剰充電電流状態が存在するときには、警報を発する。モニタ回路400は、THERM信号とCGATE信号とを否定状態にすることによって、これを実現する。DGATE信号は、すべての他の条件が許せば、高レベルに保たれる。モニタ回路400は、CGATE信号を、過剰充電電流状態が少なくとも2から3秒存在するまで、否定状態にせず、それによって、バッテリ100を充電するのにパルス充電法が用いられている場合には、正の電流パルスが、モニタ回路400によって与えられる過剰充電電流保護メカニズムを始動させる(trip)ことが保証される。
モニタ回路400は、また、低電圧及び過剰放電電流保護の機能も提供する。バッテリ100に低電圧又は過剰放電電流状態のどちらかが存在する場合には、マイクロコントローラ400はDGATE信号を否定状態にする。バッテリ・マイクロコントローラ300は、以下で論じるが、その場合には、DGATE信号の否定状態がバッテリ100における低電圧又は過剰放電電流状態によってトリガされたのかどうかを判断しなければならない。
【0064】
低電圧及び過剰電圧スレショルドは、抵抗404、402、406によって設定される。この好適実施例においては、低電圧スレショルドは、バッテリ・セルが過剰放電されたことを示す2.0ボルトに設定され、過剰電圧スレショルドは、バッテリ・セルの過剰充電電圧状態を示す4.29ボルトに設定される。後に更に説明するように、バッテリ・マイクロコントローラ300は、VREF信号をモニタすることによって、低電圧又は過剰放電電流条件が存在するかどうかを判断する。
【0065】
次に、図8を参照すると、電源マイクロコントローラ108とRAM/RTC112との間で進まなければならない初期化手順が示されている。マイクロコントローラ108は、RAM/RTC112との通信を望んでいることを示すため、リセット・パルスをRAM/RTC112に送るが、そのためには、通常は高レベルであるBDAT信号を否定状態にしなければならない。図8のAに示されているように、マイクロコントローラ108は、時刻T0において、BDAT信号を否定する。次に、マイクロコントローラ108は、BDAT信号をリリースし、それによって、時刻T1において、BDAT信号は再び通常の高レベルの状態に戻る。リセット・パルスは、このように、時刻T0から時刻T1までの時間間隔として定義される。リセット・パルスは、長さが少なくとも480μs必要であり、しかし、960μsより長くてはならない。図8のAから分かるように、RAM/RTC112は、時刻T2まで待機してから、BDAT信号を否定状態にし、それによって、RAM/RTC112がリセット・パルスを認識し、マイクロコントローラ108と通信する準備ができていることをマイクロコントローラ108に示すための、存在(PRESENCE)パルスを提供する。RAM/RTC112は、次に、時刻T3までBDAT信号を否定状態にし、それにより、存在パルスの終了を示す。存在パルスは、長さが少なくとも60μsである必要があり、また240μsより長くてはならない。
【0066】
次に図8のBを参照すると、この図には、マイクロコントローラ108による、BDAT信号の「1」書き込み又は「1」読み出しの動作が図解されている。マイクロコントローラ108による読み出し動作では、マイクロコントローラ108は、時刻T0においてBDAT信号を否定状態にし、BDAT信号を時刻T1まで低レベルに保つ。これは、マイクロコントローラ108が、BDAT信号から1ビットを読み出す準備ができていることを示す。時刻T0からT1までの間隔は、1μsよりも大きくなければならない。次に、RAM/RTC112は、時刻T2において高レベルになるように、BDAT信号をアサートする。次に、マイクロコントローラ108は、時刻T3においてBDAT信号をサンプリングし、それによって、1を読み出す。マイクロコントローラ108は、1を読み出すには、時刻T0から15μs以上は経過していない時点で、BDAT信号をサンプリングしなければならない。従って、「1」読み出し動作のためには、T0からT3までの間隔は、15μsよりも短くなければならない。
【0067】
マイクロコントローラ108による「1」書き込みも、図8のBに示されているとうりである。RAM/RTC112に書き込み中断動作について知らせるために、マイクロコントローラ108は、時刻T0においてBDAT信号を否定状態にしなければならない。次に、マイクロコントローラ108は、1μsよりも長くなければならない時刻T1まで、BDAT信号を否定する。マイクロコントローラ108は、次に、T0から15μs以内に、BDAT信号をハイにアサートしなければならないが、その理由は、RAM/RTC112が、時刻T0から15μsから60μsだけ後に、書き込み動作を読み出すからである。
【0068】
図8のCには、マイクロコントローラ108による「0」書き込み又は「0」読み出しの動作が図解されている。「0」書き込み動作においては、マイクロコントローラ108は、時刻T0においてBDAT信号を否定状態にする。マイクロコントローラ108は、時刻T1まで、BDAT信号を否定状態にされた状態に維持しなければならない。マイクロコントローラ108は、「0」を示すために、BDAT信号を、最小で60μsの間、否定状態にしなければならない。よって、時刻T0から時刻T2は、少なくとも60μsでなければならない。従って、BDAT信号が、時刻T0から60μsより長く経過している時刻T1においてRAM/RTC112によってサンプリングされるときには、「0」がRAM/RTC112によって検出される。
マイクロコントローラ108は、「0」を読み出すためには、時刻T0においてBDAT信号を再び否定状態にしてBDAT信号を読み出す準備ができていることを示さなければならない。マイクロコントローラ108は、時刻T0から15μs以内である時刻T1において、BDAT信号をサンプリングしなければならない。
【0069】
マイクロコントローラ108は、バッテリ・パックBがホスト・コンピュータ・システムCの中に挿入された後で、最初にRAM/RTC112と通信する際には、RAM/RTC112に関して既に述べた初期化手順を実行する。すなわち、マイクロコントローラ108は、リセット・パルスを送信し、RAM/RTC112は、存在パルスを用いて応答する。この初期化シーケンスの後で、マイクロコントローラ108は、次に、RD_ROMコマンドを送信するが、これは、好ましくは、33hに等しい1と0とのバイナリ・シーケンスである。これによって、RAM/RTC112は、マイクロコントローラ108がRAM/RTC112のROMの中の8バイトのデータを読み出す準備ができていることを知る。RAM/RTC112によって送信されるROMの1番目のバイトは、バッテリ・パックBに対するファミリ・コードFAM_CDEである。
【0070】
次に、この好適実施例が用いられるBDAT信号のシグニチャ(signature)認識手順は、既に述べた、初期化手順プロトコルと送信されたコマンド及びデータとを求める。概略的にいえば、最初に、バッテリ・マイクロコントローラ300は、初期化手順に対するBDAT信号をモニタし、次に、バッテリ・マイクロコントローラ300は、RD_ROMコマンドに対するBDAT信号をモニタし、そして、最後に、バッテリ・マイクロコントローラ300は、送信されたファミリ・コードFAM_CDEに対するBDAT信号をモニタする。マイクロコントローラ300がこの通信シーケンスを検出すると、マイクロコントローラ106は、バッテリ・パックBがホスト・コンピュータ・システムCの中に挿入されていることを知ることができる。
【0071】
次に、BDAT信号の通信をモニタするマイクロコントローラ300のアルゴリズムを、図9を参照して説明する。図9は、バッテリ・パックBがホスト・コンピュータ・システムCの中にあるときに、バッテリ100のモニタリング・ルーチンPOLLを呼び出す(コールする)MAINルーチンを示すフローチャートである。図9では、動作はステップ500で開始され、そしてステップ502に移動し、TURNOFF_FLGがリセットされる。TURNOFF_FLGフラグは、バッテリ・パックBが恒久的にオフに切り換えられるべきとき、従ってバッテリ・セルが過剰放電しているときに、設定される。BDAT_FLGフラグもまた、リセットされる。BDAT_FLGフラグがセットされたときには、これは、バッテリ・パックBがホスト・コンピュータ・システムCの中にあることを示す。DGATE信号とCGATE信号とが共にリセットされ、マイクロコントローラ300がバッテリ・パックBがホスト・コンピュータ・システムCの中に挿入されているかどうかを判断する前に、トランジスタ200とトランジスタ280とをオフに切り換える。割り込みサービス・ルーチンのための割り込みであるSYS_CHKもまた、イネーブル状態にされる。
【0072】
マイクロコントローラ300のRB0_INT入力に負の勾配が現れるときには常に、割り込みが発生される。従って、BDAT信号パルスが高レベルであり、RB0_INT入力における負の勾配をトリガするときには、制御は、割り込みサービス・ルーチンSYS_CHKに移る。ステップ502では、CHK_FLGフラグもまた、リセットされる。このフラグは、バッテリ・パックBがホスト・コンピュータ・システムCからいつ取り出されたかを判断するのに用いられる。更に、ステップ502では、VMIN_FLGフラグが、リセットされる。VMIN_FLGフラグは、バッテリ100が放電状態になったときに常に設定される。
【0073】
制御は、次に、ステップ504に進み、ここでは、BDAT信号がテストされる。そして、制御は、ステップ506に進み、BDAT_FLGフラグがチェックされる。セットされていると、それは、バッテリ・パックBがホスト・コンピュータ・システムCの中にあることを示している。BDAT_FLGがセットされていない場合には、制御は、ステップ504に戻る。BDAT_FLGフラグがセットされている場合には、制御は、ステップ508に進み、そこで、TURNOFF_FLGがテストされる。セットされている場合には、これは、バッテリの過剰放電(すなわち、過剰に低電圧レベルに放電されたこと)を示すので、制御は、ステップ504に移動する。その理由は、マイクロコントローラ300は、マイクロコントローラ300が恒久的にパワーダウンするように、バッテリ・パックBがホスト・コンピュータ・システムCから取り外されるのを待機しているからである。TURNOFF_FLGがセットされていない場合には、制御は、ステップ510に移動し、そこでは、バッテリ・パックBのホスト・コンピュータ・システムCからの取り外しのチェックが始まる。
【0074】
ステップ510では、マイクロコントローラ300は、BDAT信号が低レベルであるかどうかを判断する。BDAT信号は、通常は高レベルであるから、960μsよりも長い時間低レベルに留まることはない。BDAT信号が低レベルである場合には、制御は、ステップ512に進み、CHK_FLGが増加される。BDATラインが再び高レベルになりRB0_INT入力において負の勾配を生じるときには常に、SYS_CHK割り込みサービス・ルーチンがCHK_FLGをリセットし(図10を参照のこと)、従って、CHK_FLGは、BDAT信号がどのくらい長く低レベルに留まるかをトラッキングするのに用いられる。
【0075】
制御は、次に、ステップ514に進み、このステップでは、マイクロコントローラ300が、BDAT信号が960μsよりも長く否定状態にされていたかどうかを判断する。そうであれば、バッテリ・パックBはホスト・コンピュータ・システムCから取り外されており、制御は、次に、ステップ516に進み、そこでは、TIMEOUT_BDATが呼び出される(図11を参照して説明する)。次に、制御は、ステップ517に進み、このステップでは、SYS_CHK割り込みルーチンのための割り込みがイネーブル状態にされ、CGATE信号がリセットされ、DGATE信号がリセットされ、BDAT_FLGフラグがリセットされ、CHK_FLGフラグがリセットされる。次に、制御は、ステップ504に戻る。バッテリ・パックBがホスト・コンピュータ・システムCから取り外されていないか、又はBDAT信号が高レベルである場合には、制御は、ステップ518に進み、CHK_FLGフラグがリセットされ、POLLルーチンが呼び出される。制御は、そして、ステップ504に戻る。
【0076】
図10のSYS_CHK割り込みサービス・ルーチンを参照すると、BDAT信号がアサートされるときは常に、制御は、ステップ610に進む。制御は、ステップ611に進み、CHK_FLGがリセットされる。制御は、次に、ステップ612に進み、そこで、マイクロコントローラ300が、BDAT_FLGフラグをテストする。設定されている場合には、これは、バッテリ・パックBがホスト・コンピュータ・システムCの中にあることを示しており、制御は、ステップ618に進む。BDAT_FLGが設定されていない場合には、制御は、ステップ614に進み、B_IDルーチンが呼び出され、このルーチンは、BDAT信号上の既知の通信シグニチャをチェックする。制御は、次に、ステップ614からステップ618に進む。ステップ618では、SYS_CHKルーチンに対する割り込みが再びイネーブル状態にされ、制御は、ステップ620に進み、割り込みサービス・ルーチンは終了する。
【0077】
図11は、BDAT信号が960μsよりも長く否定状態にされている場合に、MAINルーチンによって呼び出されるTIMEOUT_BDATルーチンを示している。制御は、ステップ624で開始し、ステップ626に移動し、そこで、バッテリ・マイクロコントローラ300が、TURNOFF_FLGかVMIN_FLGかのどちらかがセットされているかどうかをチェックする。どちらのフラグもがセットされている場合には、微小放電トランジスタ274は、オンされていない。そうでない場合には、制御は、ステップ628に進み、そこでは、T50信号がアサートされ、微小放電トランジスタ274をオンし、それによって、バッテリ・パックBからの微小電流が流れ、ENABLE信号がアサートされる。更に、PWR2信号が否定状態にされ、よって、不必要な回路を動作不能にする。DGATE及びCGATE信号の両方が否定状態にされ、それぞれ、主放電トランジスタ280と充電トランジスタ200とをオフにする。更に、BDAT_FLGがリセットされ、再び、バッテリ・パックBがホスト・コンピュータ・システムCの中にないことを示す。制御は、次に、ステップ630に進み、そこからMAINルーチンに戻る。TURNOFF_FLGがセットされている場合には、制御は、ステップ626からステップ630に移動する。
【0078】
図12は、SYS_CHKによってホスト・コンピュータ・システムCを識別するために呼び出されるB_IDルーチンを示している。制御は、ステップ650で開始して、ステップ652に進み、バッテリ・マイクロコントローラ300は、未知のシステムが検出されるときに設定されるUNK_SYSフラグをリセットする。更に、ステップ652では、BDAT信号信号に関する初期化手順をチェックするINT_CHKルーチンが呼び出される。初期化手順がマイクロコントローラ108とRAM/RTC112との間で検出されない場合には、UNK_SYSフラグがセットされる。制御は、ステップ654に進み、そこで、UNK_SYSフラグの状態がチェックされる。UNK_FLGが設定されていて未知のシステムであることを示している場合には、制御は、ステップ656に進み、SYS_CHK割り込みサービス・ルーチンに戻る。初期化手順が検出されている場合には、制御は、ステップ658に進み、図16との関係で論じられることになるREAD_BYTが呼び出され、BDAT信号から1バイトRBYTEを読み出す。次に、制御は、ステップ660に進み、再び、UNK_SYSフラグがチェックされる。
【0079】
未知のシステムが検出されていると、制御は、ステップ662に進み、SYS_CHKルーチンに戻る。しかし、未知のシステムが検出されていないと、制御は、ステップ664に進み、そこで、バッテリ・マイクロコントローラ300が、READ_BYTによって読み出されたバイトであるRBYTEがRD_ROMであるかどうかを判断する。そうでない場合には、制御は、ステップ662に戻り、SYS_CHKルーチンに戻る。RD_ROMが検出される場合には、制御は、ステップ666に進み、そこで、READ_BYTが再び呼び出される。次に、制御は、668に進み、バッテリ・パックBが未知のシステムの中にあるかどうかをチェックする。そうであれば、制御は、ステップ674に進み、SYS_CHKルーチンに戻る。そうでなければ、制御は、ステップ670に進み、RBYTEがファミリ・コードFAM_CODEであるかどうかをチェックする。そうでなければ、制御は、ステップ674に進み、BDAT_FLGフラグをセットすることなくSYS_CHKに戻る。RBYTEがファミリ・コードFAM_CODEである場合には、バッテリ・パックBは、ホスト・コンピュータ・システムCの中に置かれている。従って、制御は、ステップ672に進み、そこで、BDAT_FLGフラグがセットされ、バッテリ・パックBがホスト・コンピュータ・システムCの中にあることを指示し、次に、制御は、ステップ674に進み、SYS_CHKルーチンに戻る。
【0080】
図14及び図15は、初期化手順チェック・ルーチンINIT_CHKの流れ図を示しており、このルーチンは、マイクロコントローラ108とRAM/RTC112との間の任意の通信に続かなければならない、初期化手順をチェックする。初期化手順チェック・ルーチンINIT_CHKは、ステップ700で開始される。制御は、次に、ステップ702に進み、そこで、BDAT信号がテストされる。制御は、そして、ステップ704に進み、BDAT信号がその通常の状態である高レベルならば、制御は、ステップ702に戻る。BDAT信号が低レベルである場合には、制御は、ステップ706に進み、そこで、マイクロコントローラ300のプログラマブル・タイマが初期化され、タイマがオーバフローすると常に割り込みがトリガされる。図13との関係で説明する割り込みサービス・ルーチンTIMEOUT_IDが、割り込みを与える。BDAT信号が最初に否定状態にされるときには、BDATが否定状態にされてからアサートされるまでの時間は、リセット・パルスと一貫(consistent)していなければならない。
【0081】
次に、プログラマブル・タイマが初期化されて、リセット・パルスに対する最大許容時間の後に、割り込みが発生される。図13を参照すると、TIMEOUT_ID割り込みサービス・ルーチンが、これが生じるときに、UNK_SYSフラグをセットする。図14に戻ると、制御は、ステップ708に進み、そこで、BDATが再びテストされる。制御は、710に進み、そこで、UNK_SYSがセットされている場合には、制御は、ステップ712に進み、B_IDルーチンに戻る。そうでない場合には、制御は、ステップ714に進み、マイクロコントローラ300が、BDAT信号が高レベルであるかどうかを判断する。そうでなければ、制御は、ステップ708に戻る。BDAT信号が高レベルでありリセット・パルスの潜在的な検出を指示している場合には、制御は、ステップ716に進み、プログラマブル・タイマが読み出され、タイマ割り込みが動作不能にされる。制御は、次に、ステップ718に進み、そこで、タイマが評価され、電源マイクロコントローラ108がリセット・パルスを送信したかどうかを調べる。そうであれば、制御は、ステップ722に進む。リセット・パルスが検出されていない場合には、制御は、ステップ720に進み、UNK_SYSフラグがセットされて未知のシステムであることを示し、制御は712に進み、B_IDルーチンに戻る。
【0082】
制御が722に進む場合には、リセット・パルスが検出される。ステップ722(図15)では、BDAT信号が再びテストされる。制御は、ステップ724に進み、BDAT信号が高レベルである場合には、制御は、次に、ステップ722に戻り、再び、BDAT信号をテストする。BDAT信号が高レベルである場合には、制御は、ステップ726に進み、バッテリ・マイクロコントローラ300は、タイマを初期化して、タイマがオーバフローするときには、割り込みを発生する。タイマは、存在パルスに対する最大許容時間が経過したときにオーバフローする。TIMEOUT_IDルーチンは、タイマが発生する割り込みを与える。制御は、次に、ステップ728に進み、バッテリ・マイクロコントローラ300はBDAT信号をテストする。制御は、次に、ステップ730に進み、バッテリ・マイクロコントローラ300は、UNK_SYSをテストすることによって、道のシステムが検出されたかどうかを判断する。そうであれば、制御は、ステップ732に進み、B_IDルーチンに戻る。
【0083】
未知のシステムが検出されていない場合には、制御は、ステップ730からステップ734に進んで、BDAT信号が高レベルであるかどうかを判断し、そうでない場合には、制御は、ステップ728に戻り、そこで、BDAT信号が再びテストされる。ステップ734でBDAT信号が高レベルである場合には、制御は、ステップ736に進み、そこで、マイクロコントローラ300は、タイマの値を読み出す。制御は、次に、ステップ738に進み、存在パルスが検出される場合には、制御は、ステップ732に戻り、B_IDに戻る。存在パルスが検出されない場合には、制御は、ステップ740に進み、そこで、UNK_SYSフラグがセットされ、制御は、ステップ732に進む。
図13は、タイマ・オーバフロー割り込みを与える割り込みサービス・ルーチンとして機能することによって、UNK_SYSを設定するのに用いられるTIMEOUT_IDルーチンを示している。図13において、ステップ800が呼び出され、タイマによって発生された割り込みが与えられる。制御は、次に、ステップ802に進み、UNK_SYSフラグがセットされる。制御は、次に、ステップ804に進み、そこで、割り込みサービス・ルーチンが終了する。
【0084】
図16には、1バイトのデータであるRBYTEをBDAT信号から読み出すREAD_BYTルーチンが示されている。このルーチンは、ステップ850で開始して、そこで、READ_BYTルーチンがB_IDルーチンによって呼び出される。制御は、次に、ステップ852に進み、プログラマブル・タイマが初期化され、低レベルであるBDAT信号がある時間内に検出されない場合には、割り込みが発生される。TIMEOUT_ID割り込みサービス・ルーチンが、タイマ・オーバフロー割り込みを与える。BDAT信号を否定状態にすることは、電源マイクロコントローラ108が1ビットのデータを読み出すまたは書き込むことの準備ができていることを示す。第1の時間は、40秒に設定されるが、その理由は、電源マイクロコントローラ108は27秒以内に応答しなければならないからである。制御は、次に、ステップ854に進み、BDAT信号をテストする。制御は、次に、ステップ856に進み、BDAT信号が高レベルであるかどうかを評価し、そうであれば、制御は、ステップ858に進んで、マイクロコントローラ300は、割り込みサービス・ルーチンであるTIMEOUT_IDルーチンが呼び出されていることに起因してUNK_SYSがセットされているかどうかを判断する。バッテリ・パックBが未知のシステムの中にある場合には、制御は、ステップ860に進み、B_IDルーチンに戻る。バッテリ・パックBがホスト・コンピュータ・システムCの中にある場合には、制御は、ステップ852に戻る。ステップ856においてBDAT信号が低レベルである場合には、制御は、ステップ862に進み、遅延が発生されるが、その長さは、マイクロコントローラ108による書き込み又は読み出し動作が検出されるかどうかに依存する。
【0085】
図8のB及びCに関して既に述べたように、マイクロコントローラ108による1又は0の読み出しの検出のために、マイクロコントローラ300は、BDAT信号が最初に否定状態にされてから15μs以内に、BDAT信号をサンプリングしなければならない。「1」又は「0」の書き込みの検出のために、BDAT信号は、BDAT信号が最初に否定状態にされてから15μsから60μsの後に、サンプリングされなければならない。従って、ステップ862では、BDAT信号は、適切な時刻にサンプリングされて、RBYTEを形成する。制御は、次に、ステップ864に進み、そこで、マイクロコントローラ300は、8ビットが読み出されたかどうかを評価する。そうであれば、制御は、ステップ866に進み、B_IDに戻り、RBYTEを評価する。8ビットが読み出されていない場合には、制御は、ステップ852に進み、更なるビットを読み出す。
【0086】
図17には、バッテリ100の状態を調べ、充電トランジスタ200、微小放電トランジスタ274、及び主放電トランジスタ280をそれぞれオン・オフさせる、POLLルーチンが示されている。POLLルーチンは、ステップ900で開始する。制御は、ステップ902に進み、そこで、バッテリ・マイクロコントローラ300のA/D変換器が、VREF、CGATE、DGATE、THERM、及びTSENSE信号を読み出して、そのデジタル値を、それぞれ、VREF_SAM、CGATE_FLG、DGATE_FLG、THERM_FLG、及びTSENSE_SAMレジスタに記憶する。この好適実施例では、バッテリ100の状態は、回路400を、毎秒当たり約1μsの間モニタすることによって、測定される。制御は、ステップ904に進み、そこで、マイクロコントローラ300は、THERM_FLGがリセットされているかどうかを判断する。そうであれば、バッテリ100のバッテリ・セルに過剰電圧条件が存在するか、又は、バッテリ100に過剰充電電流条件が存在するかのどちらかである。モニタ回路400は、図5との関係で既に述べたように、CGATE信号をアサート又は否定状態にする。THERM_FLGがセットされている場合には、制御は、ステップ910に進み、そこで、UNLATCH信号が高レベルにパルス化される。これにより、充電コントローラ426がLATCHOUT信号をバッテリ100における瞬間的な過剰電圧状態の間に否定状態にされている場合には、トランジスタ236は、過剰電圧状態が現在存在しないならば、再びオンされることが保証される。
【0087】
制御は、次に、ステップ912に進み、そこで、バッテリ・マイクロコントローラ300は、DGATE_FLGフラグが低レベルであるかどうかをチェックする。そうであれば、バッテリ100が過剰に低電圧まで放電しているか、又は、バッテリ100に過剰放電電流が存在するか、のどちらかである。DGATE_FLGが低レベルである場合には、制御は、ステップ914に進み、そこで、マイクロコントローラ300が、VREF_SAMフラグがVDEEPよりも小さいかどうかを判断する。ここで、VDEEPは、バッテリ100のバッテリ・セルが過剰に低電圧まで放電しているときのVREFの値である。VREF_SAMがVDEEPよりも大きい場合には、バッテリ100のセルは、どれも過剰に低電圧まで放電しておらず、制御は、ステップ920に進む。過剰に低電圧まで放電したバッテリ・セルが存在する場合には、制御は、代わりに、ステップ916に進み、そこで、CGATE_FLGがリセットされ、TURNOFF_FLGがセットされ、よって、バッテリ・パックBのVBAT−及びVBAT+端子を恒久的にブロックする。制御は、次に、ステップ920に進む。ステップ920では、バッテリ・マイクロコントローラ300は、VREF_SAMは放電電圧スレショルドVMINよりも小さく、放電したバッテリを示しているかどうかを判断する。そうである場合には、制御は、ステップ922に進み、DGATE_FLGフラグがリセットされ、VMIN_FLGフラグがセットされる。制御は、次に、ステップ924に進む。VREF_FLGフラグがVMINよりも大きな場合には、制御は、ステップ920からステップ921に進み、そこで、VMIN_FLGフラグがリセットされる。制御は、次に、ステップ924に進む。
【0088】
ステップ924では、マイクロコントローラ300は、TSENSE_SAMが最大の温度スレショルドTMAXよりも大きく、従ってバッテリ100における過剰温度状態を指示しているかどうかが判断される。そうであれば、制御は、ステップ926に進み、CGATE_FLGフラグがリセットされ、T70信号がアサートされ、よって、電源マイクロコントローラ108に過剰温度状態を指示し、CHARGE信号が否定状態にされる。TSENSE_FLGがTMAXよりも小さい場合には、制御は、ステップ924からステップ928まで進み、マイクロコントローラ300は、CGATE_FLGがリセットされているかどうかを評価する。そうであれば、制御は、ステップ930に進み、そこで、マイクロコントローラ300は、CHARGE信号が低レベルであるかどうかを判断する。そうでなければ、制御は、ステップ932に進み、そこで、CHARGE信号が否定状態にされ、TEMPルーチンが呼び出され、このルーチンが、T50信号をパルス化し、電源マイクロコントローラ108に、充電が終了したことを通信する。電源マイクロコントローラ108は、次に、RAM/RTC112を更新し、適切な態様で充電を終了する。制御は、次に、ステップ932からステップ938に進む。
【0089】
CHARGE信号がステップ930において低レベルである場合には、制御は、ステップ938に移動する。ステップ928では、CGATE_FLGがセットされている場合には、制御は、ステップ934に進み、そこで、CHARGE信号が評価される。CHARGE信号が高レベルである場合には、制御は、ステップ938に進む。CHARGE信号が低レベルである場合には、制御は、ステップ934からステップ936に進み、そこで、バッテリ・マイクロコントローラ300がCHARGE信号をアサートし、パルス幅変調されたT50信号(図18及び図19との関係で後に論じる)を提供するのに用いられるタイマ割り込みを不能化(ディセーブル)し、T50信号を否定状態にする。これにより、バッテリ100が再び充電されることが保証される。制御は、次に、ステップ936からステップ938に進む。
【0090】
ステップ938では、DGATE_FLGがセットされている場合には、制御は、ステップ940に進み、DISCH信号がアサートされ、次に、制御は、ステップ944に進む。DGATE_FLGがリセットされている場合には、制御は、ステップ938からステップ942に進み、そこで、DISCH信号が否定状態にされ、制御は、ステップ944に進む。ステップ944では、制御は、MAINルーチンに戻る。
【0091】
図18及び図19は、TEMPルーチンとPWMルーチンとがそれぞれ示されている。これらのルーチンは、T50信号をパルス化し温度の上昇を指示するのに用いられ、これにより、電源マイクロコントローラ108が充電を適切な態様で終了し、それにより、RAM/RTC112への充電情報を更新することが可能になる。図18を参照すると、TEMPルーチンはステップ950で開始する。制御は、次に、ステップ952に進み、そこで、プログラマブルなタイマがパルス幅変調されたT50信号のオン時刻を用いて初期化され、タイマ・オーバフロー割り込みが動作可能(イネーブル)にされる。制御は、次に、ステップ952からステップ954に進み、そこで、T50信号がアサートされる。制御は、次に、ステップ956に進み、そこで、制御は、POLLルーチンに戻る。
【0092】
図19は、PWMルーチンは、タイマ・オーバフローによって発生される割り込みを与えるのに用いられる割り込みサービス・ルーチンを示している。最初に、プログラマブル・タイマがTEMPルーチンによって初期化され、PWMルーチンは、その後で、PWMルーチンにおいて与えられたものとしてのタイマ指示の結果として、タイマ・オーバフローによって呼び出される。PWMルーチンは、ステップ960で開始する。制御は、ステップ962に進み、そこで、T50信号がテストされる。制御は、次に、ステップ964に進み、そこではT50は高レベルであり、制御は、ステップ966に進み、そこで、プログラマブルなタイマがオフ時刻によって初期化され、タイマは、オーバフロー割り込みがイネーブルされ、T50信号が否定状態にされる。制御は、次に、ステップ966からステップ968に進み、そこで、PWMルーチンは、終了する。ステップ964では、T50信号が低レベルである場合には、制御は、ステップ970に進み、そこで、プログラマブル・タイマはオン時刻によって初期化され、オーバフロー割り込みがイネーブルされ、T50信号がアサートされる。制御は、次に、ステップ970からステップ968に進み、そこで、制御は、割り込みから戻る。
【0093】
本発明に関する以上の開示及び説明は、例示的なものである。サイズ、形状、材料、成分、回路素子、ワイヤ接続、及び接点、更には、図解した回路と構成、動作方法については、様々な変更が、本発明の発明思想から離れずに、可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるバッテリ・パックが既知のホスト・コンピュータ・システムの中に挿入されている様子を図解するブロック図である。
【図2】本発明によってリチウム・イオン及びニッケル・ベースのバッテリ・パックと共に用いられている図1の既知のホスト・コンピュータ・システムを図解するブロック図である。
【図3】図1の充電管理回路の回路図である。
【図4】図1の電力制御回路の回路図である。
【図5】図1の電源マイクロコントローラ回路の回路図である。
【図6】図1のモニタ回路の回路図である。
【図7】本発明によるモニタ回路の動作を図解する状態表を示す図である。
【図8】Aは、本発明による、バッテリ・パック・メモリと電源マイクロコントローラとの間で用いられる初期化プロトコルを図解するタイミング図である。Bは、本発明による、1のバッテリ・データ信号の書き込み又は読み出しのためのプロトコルを図解するタイミング図である。Cは、本発明による、0のバッテリ・データ信号の書き込み又は読み出しのためのプロトコルを図解するタイミング図である。
【図9】バッテリ・パックの既知のホスト・コンピュータ・システムへの挿入をチェックする主ルーチンのフローチャートである。
【図10】既知のホスト・コンピュータ・システムとバッテリ・パック・メモリとの間のバッテリ・データ通信の特性シグニチャをチェックするシステム・チェック・ルーチンのフローチャートである。
【図11】既知のホスト・コンピュータ・システムからのバッテリ・パックの取り外しをチェックするバッテリ・データ・タイムアウト・ルーチンのフローチャートである。
【図12】バッテリ・パック・メモリと既知のホスト・コンピュータ・システムとの間の通信に関する特性シグニチャを確認するバッテリ識別ルーチンのフローチャートである。
【図13】バッテリ・データの通信の初期化手順を確認するのに用いられるタイムアウト確認ルーチンのフローチャートである。
【図14】バッテリ・データ信号の初期化プロトコルをチェックする初期化プロトコル・チェック・ルーチンのフローチャートである。
【図15】バッテリ・データ信号の初期化プロトコルをチェックする初期化プロトコル・チェック・ルーチンのフローチャートである。
【図16】バッテリ・データ信号から1バイトを読み出す読み出しバイト・ルーチンのフローチャートである。
【図17】モニタ回路を用いてバッテリ・パックへの充電又はバッテリ・パックからの放電を制御するPOLLルーチンのフローチャートである。
【図18】バッテリ・パック・サーミスタ信号を操作して、既知のシステムへの充電オフを指示する温度ルーチンのフローチャートである。
【図19】バッテリ・パック・サーミスタ信号のパルス幅変調を制御するパルス幅変調ルーチンのフローチャートである。

Claims (1)

  1. バッテリ電力が供給されるシステムにおいて、
    一対のバッテリ・パック端子を有するリチウム・イオン・ベースのバッテリ・パックと ニッケル・ベースのバッテリ・パック及びリチウム・イオン・ベースのバッテリ・パックの少なくとも一方を電力供給用として受容する手段と、電力供給コントローラとからなる装置であって、前記電力供給コントローラが、受容したバッテリ・パックに対して、リチウム・イオン・ベースのバッテリ・パックが当該装置に使用可能であるかどうかを示すバッテリ・データを提供する、装置と
    からなり、
    前記リチウム・イオン・ベースのバッテリ・パックは、
    一対のバッテリ端子を有するバッテリと、
    前記バッテリ端子の一方と前記バッテリ・パック端子の一方との間に接続されたスイッチと、
    前記電力供給コントローラから前記バッテリ・データを受け取って、前記スイッチを制御するバッテリ・コントローラであって、(i)受け取ったバッテリ・データが、リチウム・イオン・ベースのバッテリ・パックを前記装置が使用可能であることを示している場合に、前記スイッチをオンにして前記装置にリチウム・イオン・ベースのバッテリ・パックから電力を供給するようにし、(ii)受け取ったバッテリ・データが、リチウム・イオン・ベースのバッテリ・パックを前記装置が使用不能であることを示している場合、又はバッテリ・データが存在しない場合に、前記スイッチをオフにして前記装置に前記リチウム・イオン・ベースのバッテリ・パックから電力を供給しないように
    制御するバッテリ・コントローラと
    からなることを特徴とするシステム。
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