JP3762236B2

JP3762236B2 - Silence structure of lock

Info

Publication number: JP3762236B2
Application number: JP2001047335A
Authority: JP
Inventors: 一男中村; 宏直小西
Original assignee: 株式会社日中製作所
Priority date: 2001-02-22
Filing date: 2001-02-22
Publication date: 2006-04-05
Anticipated expiration: 2021-02-22
Also published as: JP2002242492A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、ドア枠の縦框に設けられた係合凹部に挿入されてドアを閉鎖状態に保持するラッチボルトを備えた錠前の消音構造に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
ドアに取り付けられる錠前として、実開昭６０−１２１０７３号公報に開示されたものがある。
この錠前は、図１１に示すように、ドア３１内に収納状として設けられた錠ケース３２と、この錠ケース３２から出退自在に突出してドア枠の縦框３３に設けられた係合凹部３４に挿入されてドア３１を閉鎖状態に保持するラッチボルト３５とを備えている。
【０００３】
錠ケース３２の正面側（図１１の左側）には、フロントライナー３６が錠ケース３２から上下に突出状として設けられ、このフロントライナー３６の正面側には、ラッチフロント３７が重ね合わせ状として備えられ、これらラッチフロント３７及びフロントライナー３６を貫通してドア３１の端面側のネジ孔に、ねじ込まれるネジによって、錠ケース３２がドア３１に取り付けられている。
ラッチボルト３５は、錠ケース３２内において係合凹部３４に対して進退自在に支持された軸体３８の前端側に固定されていると共に、該ラッチボルト３５は、錠ケース３２の正面壁３２Ａ、フロントライナー３６及びラッチフロント３７に亘って連通状に形成された開口３９から出退自在とされている。
【０００４】
また、軸体３８には、ラッチボルト３５を突出方向に付勢するバネ体４０が外嵌され、ラッチボルト３５の後端側には、接当部材４１が設けられ、この接当部材４１の前方側には、回動アーム４２が設けられ、この回動アーム４２に接当部材４１が緩衝体４３を介して係合することにより、軸体３８及びラッチボルト３５の突出方向（図１１の左方）の移動が規制されるようになっている。
回動アーム４２は、基部４２Ａ側に形成された角孔４４に挿通される角軸等を介してドアノブに連動連結されており、ドアノブを操作して回動アーム４２を、図１１の時計方向に回動させると、回動アーム４２が緩衝体４３を介して接当部材４１を後方（図１１の右方）に押動し、ラッチボルト３５がバネ体４０の付勢力に抗して開口３９から突出しない位置まで引き戻されるようになっている。
【０００５】
また、ドアノブの操作力を解除すると、回動アーム４２の係合部４２Ｂに係合する戻しバネ４５の付勢力によって、係合部４２Ｂがストッパ４６に接当するまで、回動アーム４２が戻されると共に、バネ体４０の付勢力によってラッチボルト３５が開口３９から突出する。
前記ストッパ４６の外面は、係合部４２Ｂがストッパ４６に衝当することにより生じる衝突音を吸収緩和させるために、合成樹脂、ゴム、フエルトからなるシート状の緩衝体４７によって被覆されている。
【０００６】
また、ドア３１を閉める際にあっては、ラッチボルト３５がドア枠の縦框３３に設けた受け板４８に接当することによりラッチボルト３５がバネ体４０の付勢力に抗して押し戻され、軸体３８及び接当部材４１は回動アーム４２に対して相対的に後方移動する。
そして、ラッチボルト３５がドア枠の縦框３３に設けられた係合凹部３４に対向する位置にくると、バネ体４０の付勢力によってラッチボルト３５が突出して係合凹部３４に挿入されるが、このとき、接当部材４１が緩衝体４３を介して回動アーム４２に接当するので（緩衝体４３に接当するので）、接当部材４１が回動アーム４２に衝当することで生じていた衝突音が吸収緩和されると記載されている。
【０００７】
前記接当部材４１と回動アーム４２との間に介在される緩衝体４３は、図１２に示すように、ゴム、合成樹脂等の金属以外の弾性板材を２つ折り状にして形成されていて、軸体３８の後端側に相対移動自在に外嵌されており、接当部材４１が回動アーム４２から離れることで、緩衝体４３がＶ字状に開き、接当部材４１が回動アーム４２に接近することで、緩衝体４３が閉じるようになっている。
なお、錠前として、ラッチボルトにストッパー部を設け、ラッチフロントの開口からラッチボルトが突出する際に、前記ラッチボルトのストッパー部を、ラッチフロントの背面側に接当させることで、ラッチボルトの突出方向の移動が規制されるようにしたものもある。
【０００８】
【発明が解決しようとする課題】
前記従来の構成の錠前において、ラッチボルト３５が突出方向に移動して、接当部材４１が緩衝体４３に接当する際に、接当部材４１の衝突荷重を良好に吸収して、衝突音を吸収するには、緩衝体４３が適度な弾力を備えていることが必要であるが、前記従来の緩衝体４３は、ゴム又は合成樹脂からなる板材によって形成されていることから、比較的柔らかい材質のものによって形成すると、弾力が弱く、接当部材４１の衝突荷重を良好に吸収することができず、接当部材４１が緩衝体４３を介して回動アーム４２に衝突して、衝突音が生じる（衝突音を消せない）。
【０００９】
そこで、緩衝体４３を、弾力を強くするために、比較的硬い材質の、ゴム又は合成樹脂の板材によって形成すると、今度は、接当部材４１が緩衝体４３に接当することによる衝突音が発生するという問題が生じ、緩衝体４３をゴム又は合成樹脂からなる板材によって形成したものでは、衝突音を良好に消せないという問題がある。
また、ゴム又は合成樹脂からなる緩衝体４３では、耐久性も悪く、比較的短期間の使用で緩衝体４３の弾力が弱くなってしまうという問題もある。
【００１０】
また、回動アーム４２の回動規制をするストッパ４６を、合成樹脂、ゴム、フエルトからなるシート状の緩衝体４７で被覆するようにしたものにあっても、該緩衝体４７の厚みをあまり厚く採ることができないので、衝突音は、ある程度低下するが、良好に消せない。
なお、ラッチボルトのストッパー部をラッチフロントの背面側に接当させることにより、ラッチボルトの突出方向の移動を規制するようにした錠前にあっては、前記ストッパー部がラッチフロントの背面側に衝当することにより生じる衝突音を消すために、ストッパー部とラッチフロントの背面側との間に、緩衝体が設けられるが、このストッパー部とラッチフロントの背面側との間に、前述した、ゴム又は合成樹脂等の金属以外の材料からなる緩衝体４３，４７を介在させるようにすると、前記と同様、衝突音を良好に消せない。
【００１１】
そこで、本発明は、前記問題点に鑑みて、錠前の、ラッチボルトや回動アーム等の可動体に備えた接当部が、該可動体の動きを規制する被接当部に衝当することによって生じていた衝突音を良好に消音することができる錠前の消音構造を提供することを目的とする。
【００１２】
【課題を解決するための手段】
本発明が技術的課題を解決するために講じた技術的手段は、錠ケースの正面側に配置されたラッチフロントの開口からラッチボルトが突出する際に、ラッチボルト側の接当部が、ラッチフロントの背面側の被接当部に接当することで、ラッチボルトの突出方向の移動が規制されるようにした錠前において、
前記接当部又は被接当部の一方を、被接当部に対する接当部の衝突荷重を吸収すべく、接当部又は被接当部の一方から他方に向かう方向に対して傾斜状となる金属製の板バネによって構成し、ラッチフロントの開口からラッチボルトが突出する際に、この板バネの先端側に前記接当部又は被接当部の他方が接当するように構成されていることを特徴とする。
また、他の技術的手段は、錠ケースと、この錠ケースの正面側から出退自在に突出するラッチボルトと、前記錠ケースの正面側に配置されたラッチフロントとを備え、ラッチフロントにはラッチボルトを突出させる開口が形成され、このラッチフロントの開口からラッチボルトが突出する際に、ラッチボルト側に備えられたストッパー部が、ラッチフロントの背面側に接当することで、ラッチボルトの突出方向の移動が規制されるようにした錠前において、
前記ラッチフロントの背面側に、該ラッチフロントの背面側からストッパー部に向かう方向に対して傾斜状となるように、金属製のバネ板材の一部を折曲してなる板バネを設け、ラッチフロントの開口からラッチボルトが突出する際に、この板バネの先端側にストッパー部が接当するように構成されていることを特徴とする。
【００１３】
また、ラッチフロントの開口には、ラッチボルトが挿通される挿通孔が形成されたスリーブが嵌め込まれ、このスリーブには、ラッチフロントの正面側及び背面側に係合してスリーブの抜け止めをする抜止め部が設けられており、バネ板材をラッチフロントの背面と、該背面に係合するスリーブの抜止め部とで挟み込むことにより、板バネが固定されるように構成されているのがよい。
また、ストッパー部はラッチボルトの上下に設けられ、板バネは上下の各ストッパー部に対して左右一対設けられ、左右の板バネは左右方向外端側が固定端とされると共に、左右方向中央側が自由端とされ、且つ左右各板バネは左右方向外端側から左右方向中央側に向かうにしたがってストッパー部側に移行する傾斜状に切り起こされて形成されているのがよい。
【００１４】
また、バネ板材には、ラッチフロントの開口に略一致する開口が形成され、この開口を介してスリーブがラッチフロントの開口に嵌め込まれているのがよい。
また、板バネは、ばね鋼によって構成されているのがよい。
【００１５】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図２において、１は、ドア枠の縦框２に対向するドア３の端面側に設けられる錠前である。
なお、錠前１の縦框２に対向する側を正面側（又は前部側）といい、その反対側を背面側（又は後部側）という。
この錠前１は、ドア３内に収納状として設けられる錠ケース５と、この錠ケース５の正面側から出退自在に突出するラッチボルト（可動体）４と、錠ケース５の正面側に設けられていて錠ケース５をドア３に取り付けるためのラッチフロント７とを備えている。
【００１６】
前記錠ケース５内には、従来と同様の機能を有する機構が収納されていて、ラッチボルト４は、バネによって突出方向（図２の左方）に付勢されており、ドア３を閉める際にあっては、ラッチボルト４の正面側に形成された傾斜面４Ａ（図１参照）がドア枠の縦框２の受け板に接当することで、ラッチボルト４がバネの付勢力に抗して反突出方向（図２の右方）に押し戻され、ラッチボルト４がドア枠の縦框２に設けた係合凹部１１に対向する位置にきたときに、バネの付勢力によって、ラッチボルト４が突出して係合凹部１１に挿入するように構成されている。
【００１７】
さらに、ラッチボルト４は、従来と同様に、ドアノブの操作によって反突出方向に引き戻され、ドアノブの操作力を解除すると、バネの付勢力によって突出するように構成されている。
前記錠ケース５は、ドア３に設けられる収納部内に収納されており、この錠ケース５の正面側には、該錠ケース５の側壁部から一体的に延設されたフロントライナー６が、錠ケース５から上下に突出するように設けられており、このフロントライナー６によって、錠ケース５の正面壁部が構成されている。
【００１８】
なお、フロントライナー６は、錠ケース５とは別体として形成されて錠ケース５の正面壁部に固定されるものであってもよい。
前記ラッチフロント７は平板状の板材から形成され、フロントライナー６の正面側に配置されている。
このラッチフロント７の上下には、ネジ挿通部８が後方突出状に形成され、フロントライナー６の上下には、ネジ挿通部８を挿通する挿通孔９が形成され、ネジ挿通部８を挿通してドア３側に設けられたネジ孔に螺合されるネジ１０によって、錠ケース５がドア３に取り付けられている。
【００１９】
また、フロントライナー６の挿通孔８の周囲は前方に膨出状とされてラッチフロント５の背面側に接当していて、ラッチフロント５の背面側と、フロントライナー６の正面側との間に隙間が設けられている。
また、フロントライナー６及びラッチフロント５には、ラッチボルト４が出退方向（前後方向）に移動自在に（出退自在に）挿通される開口１２，１３が形成され、この開口１２，１３を介してラッチボルト４が錠ケース５から出退自在とされている。
【００２０】
図４〜図６に示すように、ラッチフロント７の開口１３は矩形状に形成され、この開口１３には、合成樹脂等によって形成されたスリーブ１４が嵌め込まれている。
このスリーブ１４は、ラッチフロント７の開口１３の形状に略一致した四角筒状に形成されていて、開口１３に挿通されたスリーブ本体１６と、このスリーブ本体１６が開口１３から抜け出ないようにラッチフロント７の正面及び背面に係合する抜止め部１７，１８Ａ，１８Ｂとを備えている。
【００２１】
このスリーブ本体１６の内側は、ラッチボルト４を出退方向移動自在に挿通する挿通孔１６Ａ（ラッチボルト４を出退方向移動自在に案内するガイド孔）とされている。
スリーブ１４の正面側の抜止め部１７は、スリーブ本体１６の側壁部１６Ｂの正面側の端部から、ラッチフロント７の正面に沿って左右方向に延出されている。
また、スリーブ１４の背面側の抜止め部１８Ａ，１８Ｂは、スリーブ本体１６の上壁部１６Ｃの背面側の端部からラッチフロント７の背面に沿って上方に延びる左右一対の抜止め部１８Ａ、及び、スリーブ本体１６の下壁部１６Ｄの背面側の端部からラッチフロント７の背面に沿って下方に延びる左右一対の抜止め部１８Ｂで構成されている。
【００２２】
また、この背面側の抜止め部１８Ａ，１８Ｂは、ラッチフロント７とフロントライナー６との間に挟み込まれていて、フロントライナー６の正面側に接当している。
また、スリーブ本体１６の左右の側壁１６Ｂの背面側は、背面側の抜止め部１８Ａ，１８Ｂよりも後方に突出状とされ、フロントライナー６に形成された開口１２から錠ケース５内に挿入状とされている。
前述したスリーブ１４は、例えば、以下のようにして、ラッチフロント７の開口１３に嵌め込まれる。
【００２３】
先ず、正面側の抜止め部１７が開口１３を通過できるようにスリーブ本体１６を弾性変形させ、この状態で、スリーブ本体１６をラッチフロント７の背面側から開口１３に挿通させる。
そして、正面側の抜止め部１７が開口１３を通過すると、スリーブ本体１６が復元し、正面側の抜止め部１７がラッチフロント７の正面側に係合し、スリーブ１４の嵌め込みが完了する。
前記ラッチボルト４の上面側及び下面側には、ラッチフロント７の背面側（本実施の形態では、スリーブ本体１６の上壁部１６Ｃ及び下壁部１６Ｄの背面側で且つ左右の抜止め部１８Ａ，１８Ｂの間）に接当して、ラッチボルト４の突出方向の移動を規制するストッパー部（接当部）１９が設けられている。
【００２４】
なお、このストッパー部１９は、フロントライナー６に形成された開口１２から錠ケース５内に挿入可能とされている。
また、前記上下各ストッパー部１９と、ラッチフロント７の背面側（すなわち、スリーブ本体１６の上壁部１６Ｃ及び下壁部１６Ｄの背面側の左右抜止め部１８Ａ，１８Ｂ間）との間には、ラッチボルト４が開口１３から突出する際において、ストッパー部１９が衝当することで、ラッチボルト４の突出方向の移動（動き）を規制する被接当部が設けられている。
【００２５】
また、この被接当部は、該被接当部に対するストッパー部１９の衝突荷重を吸収して、ストッパー部１９がラッチフロント７の背面側に衝当することにより生じていた衝突音を吸収緩和すべく、金属製の板バネ（緩衝体）２２によって構成されている。
この板バネ２２は、図１〜図８に示すように、金属製のバネ板材２１の一部を切り起こす（バネ板材２１を所定形状に打ち抜いて、折曲する）ことで形成されている。
【００２６】
この板バネ２２を形成するバネ板材２１は、金属製の弾性を有する材料で形成されており、本実施の形態のバネ板材２１は、特に、ＳＵＳ製のばね鋼によって形成されている。
また、バネ板材２１は、スリーブ１４の背面側の抜止め部１８Ａ，１８Ｂと、ラッチフロント７の背面との間に介在可能で且つ、板バネ２２がストッパー部１９の衝突荷重を吸収するのに十分な厚さ（例えば、０．０８ｍｍ）の板厚に形成されている。
【００２７】
バネ板材２１には、ラッチフロント７の開口１３と略一致する（スリーブ本体１６を挿通可能な）開口２３が形成されており、この開口２３を介してスリーブ１４がラッチフロント７の開口１３に嵌め込まれている。
例えば、バネ板材２１の開口２３にスリーブ本体１６を挿通しておき、この状態で、スリーブ１４をラッチフロント７の開口１３に嵌め込むことで、バネ板材２１が、ラッチフロント７の背面と、スリーブ１４の背面側の抜止め部１８Ａ，１８Ｂとの間に挟み込まれて、ラッチフロント７に固定されるようになっており、バネ板材２１（板バネ２２）を、ラッチフロント７に容易に取り付けることができる同時に、バネ板材２１の位置決めがなされ、且つバネ板材２１が容易に離脱しないようになっている。
【００２８】
なお、バネ板材２１に形成される開口２３は、ラッチフロント７に形成された開口１３より多少大きくてもかまわない。
前記板バネ２２は、上側の左右の抜止め部１８Ａ間、及び下側の左右の抜止め部１８Ｂ間に、左右一対設けられている。
各板バネ２２は、左右方向外方側が固定端とされ、左右方向中央側が自由端とされ、左右方向外端側（固定端）から中央部側（自由端）に向かうにしたがって背面側（後方）に移行する（ラッチフロント７の背面から離反する、またはストッパー部１９側に移行する）傾斜状となるように形成されている（換言すると、ラッチフロント７の背面側からストッパー部１９に向かう方向に対して傾斜状となるように形成されている）。
【００２９】
また、各板バネ２２は、スリーブ本体１６の背面側に延設状とされており、本実施の形態では、この延設部分２２ａに前記ストッパー部１９が接当するように構成されている。
前記構成の錠前１にあっては、ドア３を閉めるときにおいて、ラッチボルト４がラッチフロント７の開口１３から突出して係合凹部１１に挿入される際、又はドアノブを操作してラッチボルト４を退避させた状態からラッチボルト４が突出する際において、図１及び図３に示すように、ストッパー部１９が板バネ２２の先端側に衝当することで、ラッチボルト４の突出方向の移動が規制されるが、このとき、板バネ２２がストッパー部１９を受け止めて弾性変形することにより、ストッパー部１９の板バネ２２に対する衝突荷重を吸収し、ストッパー部１９が衝突音を発しないようになっている。
【００３０】
前記板バネ２２は、１つのストッパー部１９に対して左右一対あるので、板厚の薄いバネ板材２１を切り起こすことによって形成されたものであっても、十分にストッパー部１９を受け止めることができる。
本発明は、前記実施の形態のものに限定されることはなく、板バネ２２は、例えば、図９及び図１０に示すように、切り起こされて形成されていてもよい。
すなわち、図９及び図１０に示すものでは、上側の板バネ２２は、上端側が固定端とされ、下端側が自由端とされており、下方に向かうにしたがって背面側に移行する傾斜状となるように切り起こされており、下側の板バネ２２は、下端側が固定端とされ、上端側が自由端とされており、上方に向かうにしたがって背面側に移行する傾斜状となるように切り起こされており、板バネ２２の先端側２２ａに、ストッパー部１９が接当する。
【００３１】
また、本実施の形態では、バネ板材２１を、ラッチフロント７の背面と、スリーブ１４の背面側の抜止め部１８Ａ，１８Ｂとの間に挟み込むことによりバネ板２２の固定をしているが、バネ板材２１をラッチフロント７の背面に接着剤又は両面テープ等によって固定するようにしてもよい。
また、本実施の形態では、被接当部を板バネ２２によって構成しているが、ストッパー部１９側に板バネを設け、この板バネをラッチボルト７の背面側に衝当させるようにしてもよく、この場合、接当部が板バネによって構成され、被接当部がラッチフロント７の背面側によって構成されている。
【００３２】
また、従来のように、ラッチボルトを支持する軸体の後端に設けた接当部材が、ドアノブの操作によってラッチボルトを退避させる回動アームに接当することにより、ラッチボルトの突出方向の移動が規制されるように構成されている錠前にあっては、接当部材と回動アームとの間に板バネが設けられる。
また、本実施の形態では、可動体として、ラッチボルトを例示しているが、これに限定されることはなく、可動体としては、ドアノブの操作によってラッチボルトを退避させる回動アームであってもよく、この場合、回動アームの係合部と、この係合部が衝当して、該回動アームの回動規制をするストッパとの間に板バネが設けられる。
【００３３】
【発明の効果】
本発明によれば、錠ケースの正面側に配置されたラッチフロントの開口からラッチボルトが突出する際に、ラッチボルト側の接当部が、ラッチフロントの背面側の被接当部に接当することで、ラッチボルトの突出方向の移動が規制されるようにした錠前において、
前記接当部又は被接当部の一方を、被接当部に対する接当部の衝突荷重を吸収すべく、接当部又は被接当部の一方から他方に向かう方向に対して傾斜状となる金属製の板バネによって構成し、ラッチフロントの開口からラッチボルトが突出する際に、この板バネの先端側に前記接当部又は被接当部の他方が接当するように構成されていることにより、ラッチボルト側の接当部が被接当部に接当することによって生じていた衝突音を良好に吸収緩和して、該衝突音を消音させることができると共に、耐久性に優れた錠前の消音構造を提供することができる。
【００３４】
また、錠ケースと、この錠ケースの正面側から出退自在に突出するラッチボルトと、前記錠ケースの正面側に配置されたラッチフロントとを備え、ラッチフロントにはラッチボルトを突出させる開口が形成され、このラッチフロントの開口からラッチボルトが突出する際に、ラッチボルト側に備えられたストッパー部が、ラッチフロントの背面側に接当することで、ラッチボルトの突出方向の移動が規制されるようにした錠前において、
前記ラッチフロントの背面側に、該ラッチフロントの背面側からストッパー部に向かう方向に対して傾斜状となるように、金属製のバネ板材の一部を折曲してなる板バネを設け、ラッチフロントの開口からラッチボルトが突出する際に、この板バネの先端側にストッパー部が接当するように構成されていることにより、ラッチボルトのストッパー部がラッチフロントの背面側に衝当することで生じていた衝突音を良好に吸収緩和して、該衝突音を消音させることができると共に、耐久性に優れた錠前の消音構造を提供することができ、しかも、前記衝突音を吸収緩和する緩衝体を、ラッチフロントの背面側からストッパー部に向かう方向に対して傾斜状となるように、金属製のバネ板材の一部を折曲してなる板バネによって構成することにより、緩衝体をラッチボルトのストッパー部とラッチフロントの背面側との間の狭い所に良好に設けることができる。
【００３５】
また、ラッチフロントの開口には、ラッチボルトが挿通される挿通孔が形成されたスリーブが嵌め込まれ、このスリーブには、ラッチフロントの正面側及び背面側に係合してスリーブの抜け止めをする抜止め部が設けられており、バネ板材をラッチフロントの背面と、該背面に係合するスリーブの抜止め部とで挟み込むことにより、板バネが固定されるように構成されていることにより、板バネをラッチフロントに容易に取り付けることができる。
また、ストッパー部はラッチボルトの上下に設けられ、板バネは上下の各ストッパー部に対して左右一対設けられ、左右の板バネは左右方向外端側が固定端とされると共に、左右方向中央側が自由端とされ、且つ左右各板バネは左右方向外端側から左右方向中央側に向かうにしたがってストッパー部側に移行する傾斜状に切り起こされて形成されていることにより、薄いバネ板材によって板バネが形成されていても、ストッパー部の衝撃荷重を良好に受け止めることができる。
【００３６】
また、バネ板材には、ラッチフロントの開口に略一致する開口が形成され、この開口を介してスリーブがラッチフロントの開口に嵌め込まれていることにより、バネ板材をラッチフロントに容易に取り付けることができると共に、バネ板材の位置決め及び離脱防止も容易になされる。
【図面の簡単な説明】
【図１】図２のＡ−Ａ線矢示断面図である。
【図２】ラッチボルトが突出している状態の錠前の側面図である。
【図３】ラッチボルトの動作を示す側面図である。
【図４】ラッチフロントの背面図である。
【図５】要部の拡大背面図である。
【図６】図５のＢ−Ｂ線矢示断面図である。
【図７】バネ板材の背面図である。
【図８】バネ板材の斜視図である。
【図９】板バネの他の実施形態を示す背面図である。
【図１０】板バネの他の実施形態を示す斜視図である。
【図１１】従来の錠前の構造を示す側面断面図である。
【図１２】従来の錠前の消音構造を示す側面断面図である。
【符号の説明】
４ラッチボルト
５錠ケース
７ラッチフロント
１３開口
１４スリーブ
１６Ａ挿通孔
１７抜止め部
１８Ａ抜止め部
１８Ｂ抜止め部
１９ストッパー部
２１バネ板材
２２板バネ
２３開口[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a silencer structure for a lock provided with a latch bolt that is inserted into an engagement recess provided in a vertical frame of a door frame and holds the door in a closed state, for example.
[0002]
[Prior art]
As a lock attached to the door, there is one disclosed in Japanese Utility Model Publication No. 60-121073.
As shown in FIG. 11, the lock includes a lock case 32 provided as a storage shape in the door 31, and an engagement recess provided in the vertical frame 33 of the door frame that protrudes from the lock case 32 so as to be freely retractable. And a latch bolt 35 which is inserted into the door 34 and holds the door 31 in a closed state.
[0003]
On the front side of the lock case 32 (left side in FIG. 11), a front liner 36 is provided so as to protrude vertically from the lock case 32. On the front side of the front liner 36, a latch front 37 is provided in an overlapping manner. The lock case 32 is attached to the door 31 by a screw that passes through the latch front 37 and the front liner 36 and is screwed into a screw hole on the end face side of the door 31.
The latch bolt 35 is fixed to the front end side of a shaft body 38 that is supported in the lock case 32 so as to be able to advance and retreat with respect to the engaging recess 34, and the latch bolt 35 is connected to the front wall 32 A of the lock case 32. The front liner 36 and the latch front 37 can be withdrawn and retracted from an opening 39 formed in communication.
[0004]
Further, a spring body 40 that urges the latch bolt 35 in the protruding direction is externally fitted to the shaft body 38, and a contact member 41 is provided on the rear end side of the latch bolt 35. A rotating arm 42 is provided on the front side, and a contact member 41 is engaged with the rotating arm 42 via a buffer 43 so that the shaft body 38 and the latch bolt 35 are protruded (see FIG. 11). (Left) movement is restricted.
The rotating arm 42 is interlocked and connected to the door knob via a square shaft or the like inserted through a square hole 44 formed on the base 42A side, and the door arm is operated to move the rotating arm 42 clockwise in FIG. , The pivot arm 42 pushes the contact member 41 rearward (to the right in FIG. 11) via the buffer 43, and the latch bolt 35 opens against the urging force of the spring body 40. It is pulled back to a position that does not protrude from 39.
[0005]
When the operation force of the door knob is released, the rotating arm 42 is returned until the engaging portion 42B comes into contact with the stopper 46 by the urging force of the return spring 45 engaged with the engaging portion 42B of the rotating arm 42. At the same time, the latch bolt 35 protrudes from the opening 39 by the biasing force of the spring body 40.
The outer surface of the stopper 46 is covered with a sheet-like buffer body 47 made of synthetic resin, rubber, and felt in order to absorb and relieve a collision sound generated when the engaging portion 42B hits the stopper 46.
[0006]
When the door 31 is closed, the latch bolt 35 is pushed back against the urging force of the spring body 40 by coming into contact with the receiving plate 48 provided on the vertical frame 33 of the door frame. The shaft body 38 and the contact member 41 move backward relative to the rotating arm 42.
When the latch bolt 35 comes to a position facing the engagement recess 34 provided in the vertical frame 33 of the door frame, the latch bolt 35 protrudes and is inserted into the engagement recess 34 by the urging force of the spring body 40. At this time, the contact member 41 contacts the rotating arm 42 via the buffer 43 (because it contacts the buffer 43), so that the contact member 41 contacts the rotating arm 42. It is described that the collision sound that has occurred is absorbed and relaxed.
[0007]
As shown in FIG. 12, the buffer body 43 interposed between the contact member 41 and the rotating arm 42 is formed by folding an elastic plate material other than metal such as rubber or synthetic resin into two. The shaft body 38 is externally fitted to the rear end side so as to be relatively movable. When the contact member 41 is separated from the rotation arm 42, the buffer body 43 is opened in a V shape, and the contact member 41 is rotated. The buffer 43 is closed by approaching the arm 42.
As a lock, a latch bolt is provided with a stopper, and when the latch bolt protrudes from the opening of the latch front, the latch bolt is brought into contact with the rear side of the latch front so that the latch bolt protrudes. Some have been restricted from moving in the direction.
[0008]
[Problems to be solved by the invention]
In the lock having the conventional configuration, when the latch bolt 35 moves in the protruding direction and the contact member 41 comes into contact with the buffer 43, the collision load of the contact member 41 is absorbed well, and the collision sound is obtained. In order to absorb water, it is necessary for the buffer body 43 to have an appropriate elasticity. However, since the conventional buffer body 43 is formed of a plate material made of rubber or synthetic resin, it is relatively soft. If formed of a material, the elasticity is weak, and the collision load of the contact member 41 cannot be absorbed well, and the contact member 41 collides with the rotating arm 42 via the buffer 43 to cause a collision sound. (The collision sound cannot be erased).
[0009]
Therefore, if the buffer body 43 is formed of a relatively hard material, such as a rubber or synthetic resin plate, in order to increase elasticity, a collision sound caused by the contact of the contact member 41 with the buffer body 43 will be generated. When the buffer 43 is formed of a plate made of rubber or synthetic resin, there is a problem that the collision sound cannot be satisfactorily erased.
Further, the buffer body 43 made of rubber or synthetic resin has poor durability, and there is a problem that the elasticity of the buffer body 43 becomes weak after a relatively short period of use.
[0010]
Even if the stopper 46 for restricting the rotation of the rotation arm 42 is covered with a sheet-like buffer 47 made of synthetic resin, rubber, or felt, the thickness of the buffer 47 is not so great. Since it cannot be taken thickly, the collision sound is reduced to some extent, but cannot be erased well.
When the latch bolt is in contact with the back side of the latch front to lock the latch bolt in the protruding direction, the stopper portion is against the back side of the latch front. A buffer is provided between the stopper portion and the back side of the latch front in order to eliminate the collision sound generated by hitting, but the rubber described above is provided between the stopper portion and the back side of the latch front. Alternatively, if the buffer bodies 43 and 47 made of a material other than a metal such as a synthetic resin are interposed, the collision noise cannot be satisfactorily eliminated as described above.
[0011]
Accordingly, in the present invention, in view of the above-described problems, a contact portion provided on a movable body such as a latch bolt or a rotating arm, which is a lock, strikes a contacted portion that regulates the movement of the movable body. It is an object of the present invention to provide a lock silencer structure that can satisfactorily mute a collision sound that has occurred.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
The technical means taken by the present invention to solve the technical problem is that when the latch bolt protrudes from the opening of the latch front disposed on the front side of the lock case, the contact portion on the latch bolt side is latched. In the lock so that the movement of the latch bolt in the protruding direction is restricted by contacting the contacted part on the back side of the front ,
One of the contact part or the contact part is inclined with respect to a direction from one of the contact part or the contact part toward the other so as to absorb a collision load of the contact part against the contact part. When the latch bolt protrudes from the opening of the latch front, the other of the contact part or the contacted part is in contact with the leading end side of the leaf spring. and said that you are.
Another technical means includes a lock case, a latch bolt that protrudes from the front side of the lock case, and a latch front disposed on the front side of the lock case. An opening for projecting the latch bolt is formed, and when the latch bolt projects from the opening on the latch front, the stopper provided on the latch bolt side contacts the back side of the latch front, so that the latch bolt In the lock so that movement in the protruding direction is restricted,
A leaf spring formed by bending a part of a metal spring plate material is provided on the rear side of the latch front so as to be inclined with respect to the direction from the rear side of the latch front toward the stopper portion. When the latch bolt protrudes from the front opening, the stopper is in contact with the front end side of the leaf spring.
[0013]
A sleeve having an insertion hole through which the latch bolt is inserted is fitted into the opening of the latch front, and the sleeve is engaged with the front side and the back side of the latch front to prevent the sleeve from coming off. A retaining portion is provided, and it is preferable that the leaf spring is fixed by sandwiching the spring plate material between the back surface of the latch front and the retaining portion of the sleeve engaged with the back surface. .
The stoppers are provided on the top and bottom of the latch bolt, and the leaf springs are provided on the left and right sides of the upper and lower stoppers. It is preferable that the left and right leaf springs are formed as a free end and are cut and raised in an inclined shape that shifts to the stopper portion side from the outer end in the left-right direction toward the center in the left-right direction.
[0014]
Further, the spring plate material is preferably formed with an opening substantially coinciding with the opening of the latch front, and the sleeve is fitted into the opening of the latch front through this opening.
The leaf spring is preferably made of spring steel.
[0015]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
In FIG. 2, reference numeral 1 denotes a lock provided on the end face side of the door 3 that faces the vertical fence 2 of the door frame.
Note that the side of the lock 1 facing the downarm 2 is referred to as the front side (or front side), and the opposite side is referred to as the back side (or rear side).
The lock 1 is provided on the front side of the lock case 5, a lock case 5 provided as a storage shape in the door 3, a latch bolt (movable body) 4 protruding from the front side of the lock case 5, and a lock bolt 5. And a latch front 7 for attaching the lock case 5 to the door 3.
[0016]
In the lock case 5, a mechanism having the same function as in the prior art is housed, and the latch bolt 4 is urged in a protruding direction (left side in FIG. 2) by a spring, and the door 3 is closed. In this case, the inclined surface 4A (see FIG. 1) formed on the front side of the latch bolt 4 contacts the receiving plate of the vertical frame 2 of the door frame, so that the latch bolt 4 resists the biasing force of the spring. Then, when the latch bolt 4 is pushed back in the anti-projection direction (right side in FIG. 2) and comes to a position facing the engagement recess 11 provided in the vertical frame 2 of the door frame, the latch bolt is urged by the biasing force of the spring. 4 protrudes and is inserted into the engaging recess 11.
[0017]
Further, the latch bolt 4 is configured so as to be pulled back in the anti-projection direction by the operation of the door knob, and to protrude by the biasing force of the spring when the operation force of the door knob is released, as in the conventional case.
The lock case 5 is stored in a storage portion provided in the door 3, and a front liner 6 integrally extending from the side wall portion of the lock case 5 is provided on the front side of the lock case 5. The front liner 6 is provided so as to protrude vertically from the case 5, and the front wall portion of the lock case 5 is configured by the front liner 6.
[0018]
The front liner 6 may be formed separately from the lock case 5 and fixed to the front wall portion of the lock case 5.
The latch front 7 is formed of a flat plate material and is disposed on the front side of the front liner 6.
A screw insertion portion 8 is formed on the top and bottom of the latch front 7 so as to protrude rearward, and an insertion hole 9 through which the screw insertion portion 8 is inserted is formed on the top and bottom of the front liner 6, and the screw insertion portion 8 is inserted therethrough. The lock case 5 is attached to the door 3 with screws 10 screwed into screw holes provided on the door 3 side.
[0019]
The periphery of the insertion hole 8 of the front liner 6 is bulged forward and is in contact with the back side of the latch front 5, and between the back side of the latch front 5 and the front side of the front liner 6. A gap is provided in
In addition, the front liner 6 and the latch front 5 are formed with openings 12 and 13 through which the latch bolt 4 is inserted so as to be movable in and out (front and rear direction). Accordingly, the latch bolt 4 can be withdrawn from and retracted from the lock case 5.
[0020]
As shown in FIGS. 4 to 6, the opening 13 of the latch front 7 is formed in a rectangular shape, and a sleeve 14 formed of synthetic resin or the like is fitted into the opening 13.
The sleeve 14 is formed in a rectangular tube shape that substantially matches the shape of the opening 13 of the latch front 7, and is latched so that the sleeve body 16 inserted through the opening 13 and the sleeve body 16 do not come out of the opening 13. There are retaining portions 17, 18 A, 18 B that engage with the front surface and the rear surface of the front 7.
[0021]
An inner side of the sleeve body 16 is an insertion hole 16A (a guide hole for guiding the latch bolt 4 so as to be movable in the retracting direction).
The retaining portion 17 on the front side of the sleeve 14 extends in the left-right direction along the front surface of the latch front 7 from the front end portion of the side wall portion 16 B of the sleeve body 16.
Further, the retaining portions 18A and 18B on the back side of the sleeve 14 are a pair of left and right retaining portions 18A extending upward along the back surface of the latch front 7 from the back side end portion of the upper wall portion 16C of the sleeve body 16. The sleeve body 16 includes a pair of left and right retaining portions 18 B that extend downward along the back surface of the latch front 7 from the back surface side end portion of the lower wall portion 16 D of the sleeve body 16.
[0022]
Further, the rear side retaining portions 18 A and 18 B are sandwiched between the latch front 7 and the front liner 6 and are in contact with the front side of the front liner 6.
Further, the back side of the left and right side walls 16B of the sleeve body 16 protrudes rearward from the back side retaining portions 18A, 18B, and is inserted into the lock case 5 from the opening 12 formed in the front liner 6. It is said that.
The sleeve 14 described above is fitted into the opening 13 of the latch front 7 as follows, for example.
[0023]
First, the sleeve body 16 is elastically deformed so that the retaining portion 17 on the front side can pass through the opening 13, and in this state, the sleeve body 16 is inserted into the opening 13 from the back side of the latch front 7.
When the front-side retaining portion 17 passes through the opening 13, the sleeve main body 16 is restored, and the front-side retaining portion 17 is engaged with the front side of the latch front 7, so that the fitting of the sleeve 14 is completed.
On the upper surface side and lower surface side of the latch bolt 4, on the back side of the latch front 7 (in this embodiment, on the back side of the upper wall portion 16C and the lower wall portion 16D of the sleeve body 16 and the left and right retaining portions 18A. , 18B), and a stopper portion (contact portion) 19 for restricting the movement of the latch bolt 4 in the protruding direction is provided.
[0024]
The stopper portion 19 can be inserted into the lock case 5 through the opening 12 formed in the front liner 6.
Further, between the upper and lower stopper portions 19 and the back side of the latch front 7 (that is, between the left and right retaining portions 18A and 18B on the back side of the upper wall portion 16C and the lower wall portion 16D of the sleeve body 16). When the latch bolt 4 protrudes from the opening 13, a contact portion that restricts movement (movement) of the latch bolt 4 in the protruding direction is provided by the stopper portion 19 hitting.
[0025]
In addition, the contacted part absorbs the collision load of the stopper part 19 against the contacted part, and absorbs and reduces the impact sound generated by the stopper part 19 hitting the back side of the latch front 7. The metal plate spring (buffer body) 22 is preferably used.
As shown in FIGS. 1 to 8, the plate spring 22 is formed by cutting and raising a part of a metal spring plate material 21 (punching and bending the spring plate material 21 into a predetermined shape).
[0026]
The spring plate material 21 forming the plate spring 22 is made of a metal elastic material, and the spring plate material 21 of the present embodiment is particularly made of SUS spring steel.
Further, the spring plate 21 can be interposed between the retaining portions 18A and 18B on the back side of the sleeve 14 and the back surface of the latch front 7, and the leaf spring 22 absorbs the collision load of the stopper portion 19. It is formed to have a sufficient thickness (for example, 0.08 mm).
[0027]
The spring plate 21 is formed with an opening 23 that substantially coincides with the opening 13 of the latch front 7 (through which the sleeve body 16 can be inserted), and the sleeve 14 is fitted into the opening 13 of the latch front 7 through the opening 23. It is.
For example, the sleeve main body 16 is inserted into the opening 23 of the spring plate material 21, and in this state, the sleeve 14 is fitted into the opening 13 of the latch front 7, so that the spring plate material 21 is connected to the back surface of the latch front 7 and the sleeve. 14 is fixed to the latch front 7 by being sandwiched between the back-side retaining portions 18A and 18B of FIG. 14, and the spring plate material 21 (plate spring 22) is easily attached to the latch front 7. At the same time, the spring plate material 21 is positioned and the spring plate material 21 is not easily detached.
[0028]
The opening 23 formed in the spring plate 21 may be slightly larger than the opening 13 formed in the latch front 7.
A pair of left and right leaf springs 22 are provided between the upper left and right retaining portions 18A and the lower left and right retaining portions 18B.
Each leaf spring 22 has a fixed end on the outer side in the left-right direction, a free end on the center side in the left-right direction, and a rear side (rear side) from the outer end side (fixed end) in the left-right direction toward the center side (free end). ) (Moving away from the back surface of the latch front 7 or moving toward the stopper portion 19) (in other words, the direction from the back surface side of the latch front 7 toward the stopper portion 19) To be inclined with respect to).
[0029]
Further, each leaf spring 22 extends from the back side of the sleeve body 16, and in the present embodiment, the stopper portion 19 is in contact with the extended portion 22a.
In the lock 1 having the above-described structure, when the door 3 is closed, the latch bolt 4 protrudes from the opening 13 of the latch front 7 and is inserted into the engagement recess 11 or the door knob is operated to remove the latch bolt 4. When the latch bolt 4 protrudes from the retracted state, as shown in FIGS. 1 and 3, the stopper portion 19 strikes the tip side of the leaf spring 22, so that the latch bolt 4 moves in the protruding direction. At this time, the leaf spring 22 receives the stopper portion 19 and elastically deforms to absorb the collision load of the stopper portion 19 against the leaf spring 22, so that the stopper portion 19 does not emit a collision sound. ing.
[0030]
Since the leaf spring 22 has a pair of left and right with respect to one stopper portion 19, even if it is formed by cutting and raising the thin spring plate material 21, the stopper portion 19 can be received sufficiently. .
The present invention is not limited to the embodiment described above, and the leaf spring 22 may be cut and raised as shown in FIGS. 9 and 10, for example.
That is, in the one shown in FIGS. 9 and 10, the upper leaf spring 22 has an inclined shape in which the upper end side is a fixed end and the lower end side is a free end, and is shifted to the back side as it goes downward. The lower plate spring 22 is cut and raised so that the lower end side is a fixed end and the upper end side is a free end, and is inclined so as to move upward as it goes upward. The stopper portion 19 is in contact with the distal end side 22 a of the leaf spring 22.
[0031]
In this embodiment, the spring plate 22 is fixed by sandwiching the spring plate 21 between the back surface of the latch front 7 and the retaining portions 18A and 18B on the back side of the sleeve 14. The spring plate material 21 may be fixed to the back surface of the latch front 7 with an adhesive or a double-sided tape.
In the present embodiment, the contact portion is constituted by the leaf spring 22, but a leaf spring is provided on the stopper portion 19 side, and this leaf spring is abutted against the back side of the latch bolt 7. In this case, the contact portion is constituted by a leaf spring, and the contact portion is constituted by the back side of the latch front 7.
[0032]
Further, as in the prior art, the contact member provided at the rear end of the shaft body that supports the latch bolt contacts the pivot arm that retracts the latch bolt by operating the door knob, so that the latch bolt protrudes in the protruding direction. In the lock configured to be restricted in movement, a leaf spring is provided between the contact member and the rotating arm.
In the present embodiment, the latch bolt is exemplified as the movable body. However, the present invention is not limited to this, and the movable body is a rotating arm that retracts the latch bolt by operating the door knob. In this case, a leaf spring is provided between the engaging portion of the rotating arm and the stopper that abuts the engaging portion and restricts the rotation of the rotating arm.
[0033]
【The invention's effect】
According to the present invention, when the latch bolt protrudes from the opening of the latch front disposed on the front side of the lock case, the contact portion on the latch bolt side contacts the contacted portion on the back side of the latch front. In the lock so that the movement of the latch bolt in the protruding direction is restricted ,
One of the contact part or the contact part is inclined with respect to a direction from one of the contact part or the contact part toward the other so as to absorb a collision load of the contact part against the contact part. When the latch bolt protrudes from the opening of the latch front, the other of the contact part or the contacted part is in contact with the leading end side of the leaf spring. Therefore, it is possible to satisfactorily absorb and mitigate the collision sound generated by the contact part on the latch bolt side coming into contact with the contacted part, to mute the collision sound, and to be excellent in durability. It is possible to provide a silencing structure for a lock.
[0034]
The lock case includes a lock case, a latch bolt that protrudes from the front side of the lock case, and a latch front disposed on the front side of the lock case. The latch front has an opening for protruding the latch bolt. When the latch bolt protrudes from the opening of the latch front, the stopper part provided on the latch bolt side contacts the back side of the latch front, so that the movement of the latch bolt in the protruding direction is restricted. In the lock
A leaf spring formed by bending a part of a metal spring plate material is provided on the rear side of the latch front so as to be inclined with respect to the direction from the rear side of the latch front toward the stopper portion. When the latch bolt protrudes from the front opening, the stopper part of the latch bolt abuts against the back side of the latch front by being configured so that the stopper part comes into contact with the tip side of this leaf spring. It is possible to satisfactorily absorb and mitigate the collision sound generated in step 1, to mute the collision sound, and to provide a lock silencer structure with excellent durability, and to absorb and mitigate the collision sound. By configuring the shock absorber with a leaf spring formed by bending a part of a metal spring leaf so that it is inclined with respect to the direction from the back side of the latch front toward the stopper. It can be satisfactorily provided a cushioning member at narrow between the rear side of the stopper portion and the latch front of the latch bolt.
[0035]
Further, a sleeve having an insertion hole through which the latch bolt is inserted is fitted into the opening of the latch front, and the sleeve is engaged with the front side and the back side of the latch front to prevent the sleeve from coming off. A retaining portion is provided, and the leaf spring is configured to be fixed by sandwiching the spring plate material between the back surface of the latch front and the retaining portion of the sleeve engaged with the back surface, The leaf spring can be easily attached to the latch front.
The stoppers are provided on the top and bottom of the latch bolt, and the leaf springs are provided on the left and right sides of the upper and lower stoppers. The left and right leaf springs are formed as a free end, and are formed by being cut and raised in an inclined shape that moves to the stopper portion side from the left and right outer end sides toward the left and right center side. Even if the spring is formed, the impact load of the stopper portion can be satisfactorily received.
[0036]
Further, the spring plate material is formed with an opening substantially coinciding with the opening of the latch front, and the sleeve is fitted into the opening of the latch front through this opening, so that the spring plate material can be easily attached to the latch front. In addition, the spring plate material can be easily positioned and prevented from being detached.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a cross-sectional view taken along line AA in FIG.
FIG. 2 is a side view of a lock with a latch bolt protruding.
FIG. 3 is a side view showing the operation of the latch bolt.
FIG. 4 is a rear view of the latch front.
FIG. 5 is an enlarged rear view of a main part.
6 is a cross-sectional view taken along line BB in FIG.
FIG. 7 is a rear view of the spring plate material.
FIG. 8 is a perspective view of a spring plate material.
FIG. 9 is a rear view showing another embodiment of the leaf spring.
FIG. 10 is a perspective view showing another embodiment of a leaf spring.
FIG. 11 is a side sectional view showing the structure of a conventional lock.
FIG. 12 is a side cross-sectional view showing a conventional silencing structure of a lock.
[Explanation of symbols]
4 Latch Bolt 5 Lock Case 7 Latch Front 13 Opening 14 Sleeve 16A Insertion Hole 17 Retaining Part 18A Retaining Part 18B Retaining Part 19 Stopper Part 21 Spring Plate Material 22 Plate Spring 23 Opening

Claims

When the latch bolt protrudes from the opening of the latch front arranged on the front side of the lock case, the latch bolt side contact portion comes into contact with the contact portion on the back side of the latch front, so that the latch bolt in lock the movement of the projecting direction is to be regulated,
One of the contact part or the contact part is inclined with respect to a direction from one of the contact part or the contact part toward the other so as to absorb a collision load of the contact part against the contact part. When the latch bolt protrudes from the opening of the latch front, the other of the contact part or the contacted part is in contact with the leading end side of the leaf spring. muffling structure of lock, characterized in that there.

A lock case, a latch bolt that protrudes from the front side of the lock case, and a latch front that is disposed on the front side of the lock case. The latch front has an opening that projects the latch bolt. When the latch bolt protrudes from the opening of the latch front, the stopper provided on the latch bolt side comes into contact with the back side of the latch front so that the movement of the latch bolt in the protruding direction is restricted. In the lock
A leaf spring formed by bending a part of a metal spring plate material is provided on the rear side of the latch front so as to be inclined with respect to the direction from the rear side of the latch front toward the stopper portion. A silencer structure for a lock, wherein a stopper is brought into contact with the distal end side of the leaf spring when a latch bolt protrudes from a front opening.

A sleeve formed with an insertion hole through which the latch bolt is inserted is fitted into the opening of the latch front, and the sleeve is engaged with the front and back sides of the latch front to prevent the sleeve from coming off. And a leaf spring is fixed by sandwiching the spring plate material between the back surface of the latch front and the retaining portion of the sleeve engaged with the back surface. The silencing structure for a lock according to claim 2.

The stoppers are provided on the top and bottom of the latch bolt, and the leaf springs are provided on the left and right sides of the upper and lower stoppers. The left and right leaf springs are fixed at the left and right ends and the free ends at the center in the left and right direction. 4. The left and right leaf springs are formed by being cut and raised in an inclined shape that shifts toward the stopper portion side from the outer end side in the left-right direction toward the center side in the left-right direction. The silencing structure of the lock described in 2.

5. The silencer for a lock according to claim 3 or 4, wherein the spring plate material has an opening substantially coinciding with the opening of the latch front, and the sleeve is fitted into the opening of the latch front through the opening. Construction.

The silencing structure for a lock according to any one of claims 1 to 5, wherein the leaf spring is made of spring steel.