JP3759639B2 - 22−チアビタミン▲d3▼誘導体 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は新規なビタミンD3誘導体に関する。さらに詳しくは22位が硫黄原子で置換されたビタミンD3誘導体およびその製造方法に関する。また、この化合物を製造するために有用な中間体およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
活性型ビタミンD3はカルシウム代謝調節作用の他、分化誘導作用、免疫調節作用など多くの生理活性を有することが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
近年ビタミンD類の生理活性が逐次明らかにされてきている。ビタミンD類、例えば、1α,25−ジヒドロキシビタミンD3はカルシウム代謝調節作用、腫瘍細胞などの増殖抑制作用や分化誘導作用、免疫調節作用など多岐にわたって生理活性を示すことが知られている。しかしながら1α,25−ジヒドロキシビタミンD3は、長期かつ連続的な投与により、高カルシウム血症を起こすという欠点を有しており、例えば抗腫瘍剤、抗リウマチ剤などとしての使用には適さない。このため、最近これらのビタミンD類の作用の分離を目的として数多くのビタミンD誘導体が合成され、その生理活性が検討されている。
【0004】
その中の一つとして、ビタミンD3の22位が酸素原子で置換された誘導体として、特開昭61−267550号に記載されている、1α,3β−ジヒドロキシ−20(S)−(3−ヒドロキシ−3−メチルブチルオキシ−9,10−セコプレグナ−5,7,10(19)−トリエンがある。本発明者らは、ビタミンD誘導体について検討をかさねた結果22位が硫黄原子で置換されているビタミンDが、強いケラチノサイトの増殖抑制作用を有することを見いだした。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は下記一般式(I)で表される22−チアビタミンD誘導体に関する。
【化20】
(式中R1は1以上の水酸基で置換されていてもよい炭素数1から10のアルキル基を示し、R2は水素原子または水酸基を示し、R3は水素原子または水酸基を示す。)
一般式(I)で表される化合物において、R3は水酸基であることが好ましい。また、R1は1以上の水酸基で置換されている炭素数1から10のアルキル基であることが好ましく、特に一般式(III)
【化21】
(式中R4,R5は同一または異なって水素原子または水酸基を示す。ただし同時に水酸基であることはない。mは1から4までの整数を、nは0から2までの整数を示す)で表される基であることが好ましい。ここでR4,R5は水素原子であることが特に好ましい。一般式(I)の立体配位は特に制限はないが、一般式(II)
【化22】
(式中R1は1以上の水酸基で置換されていてもよい炭素数1から10のアルキル基を示し、R2は水素原子または水酸基を示す)で表される配位のものが特に好ましい。
また、本発明は22位が硫黄原子で置換されたビタミンD3誘導体の製造方法に関する。すなわち一般式(XV)
【化23】
(式中、R25は1以上の水酸基で置換されていてもよい炭素数1から10のアルキル基を示し、R26,R27は同一または異なって水素原子または保護基を示し、R28は水素原子または水酸基を示す)で表される化合物を、光照射、熱異性化反応に付すことにより一般式(XVI)
【化24】
(式中、R25は1以上の水酸基で置換されていてもよい炭素数1から10のアルキル基を示し、R26,R27は同一または異なって水素原子または保護基を示し、R28は水素原子または水酸基を示す)で表される化合物を製造する方法に関する。
【0006】
また、本発明は、一般式(I)で表される化合物を製造するために有用な合成中間体およびその製造方法に関する。
合成中間体の代表的な例としては、たとえば一般式(VI)
【化25】
(式中、R6,R7は同一または異なって、水素原子または保護基を示し、R8は置換基を有していてもよい炭素数1から10のアルキル基を示す)、一般式(XI)
【化26】
(式中、R15,R16は同一または異なって、水素原子または保護基を示し、A1は−CHOH−または−CO−を示す)および一般式(XIII)
【化27】
(式中、R19,R20は水素原子または保護基を示し、R21は置換基を有していてもよい炭素数1から10のアルキル基を示し、A3は−CHOH−または−CO−を示す)で表される化合物などがあげられ、特に好ましい例として、一般式(X)
【化28】
(式中、R12,R13は同一または異なって、水素原子または保護基を示し、R14は置換基を有していてもよい炭素数1から10のアルキル基を示す)、一般式(XII)
【化29】
(式中、R17,R18は水素原子または保護基を示し、A2は−CHOH−または−CO−を示す)および一般式(XIV)
【化30】
(式中、R22,R23は水素原子または保護基を示し、R24は置換基を有していてもよい炭素数1から10のアルキル基を示し、A4は−CHOH−または−CO−を示す)で表される化合物などがあげられる。
ここで、R8,R11,R14,R21,R24の例としては、1以上の水酸基で置換されている炭素数1から10のアルキル基であることが好ましく、特に一般式(III)
【化31】
(式中R4,R5は同一または異なって水素原子または水酸基を示す。ただし同時に水酸基であることはない。mは1から4までの整数を、nは0から2までの整数を示す)で表される基であることが好ましい。ここでR4,R5は水素原子であることが特に好ましい。
本発明において、水酸基で置換されていてもよい炭素数1から10のアルキル基におけるアルキル基とは直鎖または分岐鎖状のアルキル基を示し、たとえばメチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基、n−ブチル基、i−ブチル基、s−ブチル基、t−ブチル基のほか、ペンチル基、ヘキシル基、ヘプチル基、オクチル基、ノニル基、デカニル基などが挙げられる。好ましくは、3−メチルブチル基、3−エチルペンチル基、4−メチルペンチル基、3−(n−プロピル)ヘキシル基、4−エチルヘキシル基、5−メチルヘキシル基、6−メチルヘプチル基、5−エチルヘプチル基、4−(n−プロピル)ヘプチル基などがあげられさらに好ましくは、3−メチルブチル基、3−エチルペンチル基、4−メチルペンチル基などがあげられる。
【0007】
また、1以上の水酸基で置換されていてもよい炭素数1から10のアルキル基において、置換している水酸基の数の例としては、たとえば0,1,2,3,などがあげられ、好ましくは1または2であり、さらに好ましくは1である。1以上の水酸基で置換されている炭素数1から10のアルキル基の例としては、3−ヒドロキシ−3−メチルブチル基、2−ヒドロキシ−3−メチルブチル基、4−ヒドロキシ−3−メチルブチル基、2,3−ジヒドロキシ−3−メチルブチル基、2,4−ジヒドロキシ−3−メチルブチル基、3,4−ジヒドロキシ−3−メチルブチル基、3−ヒドロキシ−3−エチルペンチル基、2−ヒドロキシ−3−エチルペンチル基、4−ヒドロキシ−3−エチルペンチル基、2,3−ジヒドロキシ−3−エチルペンチル基、2,4−ジヒドロキシ−3−エチルペンチル基、3,4−ジヒドロキシ−3−エチルペンチル基、4−ヒドロキシ−4−メチルペンチル基、3−ヒドロキシ−4−メチルペンチル基、5−ヒドロキシ−4−メチルペンチル基、3,4−ジヒドロキシ−4−メチルペンチル基、3,5−ジヒドロキシ−4−メチルペンチル基、4,5−ジヒドロキシ−4−メチルペンチル基、3−ヒドロキシ−3−(n−プロピル)ヘキシル基、4−ヒドロキシ−3−(n−プロピル)ヘキシル基、2−ヒドロキシ−3−(n−プロピル)ヘキシル基、2,3−ジヒドロキシ−3−(n−プロピル)ヘキシル基、3,4−ジヒドロキシ−3−(n−プロピル)ヘキシル基、2,4−ジヒドロキシ−3−(n−プロピル)ヘキシル基、3−ヒドロキシ−4−エチルヘキシル基、4−ヒドロキシ−4−エチルヘキシル基、5−ヒドロキシ−4−エチルヘキシル基、3,4−ジヒドロキシ−4−エチルヘキシル基、3,5−ジヒドロキシ−4−エチルヘキシル基、4,5−ジヒドロキシ−4−エチルヘキシル基、4−ヒドロキシ−5−メチルヘキシル基、5−ヒドロキシ−5−メチルヘキシル基、6−ヒドロキシ−5−メチルヘキシル基、4,5−ジヒドロキシ−5−メチルヘキシル基、4,6−ジヒドロキシ−5−メチルヘキシル基、5,6−ジヒドロキシ−5−メチルヘキシル基、5−ヒドロキシ−6−メチルヘプチル基、6−ヒドロキシ−6−メチルヘプチル基、7−ヒドロキシ−6−メチルヘプチル基、5,6−ジヒドロキシ−6−メチルヘプチル基、5,7−ジヒドロキシ−6−メチルヘプチル基、6,7−ジヒドロキシ−6−メチルヘプチル基、4−ヒドロキシ−5−エチルヘプチル基、5−ヒドロキシ−5−エチルヘプチル基、6−ヒドロキシ−5−エチルヘプチル基、4,5−ジヒドロキシ−5−エチルヘプチル基、4,6−ジヒドロキシ−5−エチルヘプチル基、5,6−ジヒドロキシ−5−エチルヘプチル基、3−ヒドロキシ−4−(n−プロピル)ヘプチル基、4−ヒドロキシ−4−(n−プロピル)ヘプチル基、5−ヒドロキシ−4−(n−プロピル)ヘプチル基、3,4−ジヒドロキシ−4−(n−プロピル)ヘプチル基、3,5−ジヒドロキシ−4−(n−プロピル)ヘプチル基、4,5−ジヒドロキシ−4−(n−プロピル)ヘプチル基などがあげられ、好ましくは3−ヒドロキシ−3−メチルブチル基、2,3−ジヒドロキシ−3−メチルブチル基、3,4−ジヒドロキシ−3−メチルブチル基、3−ヒドロキシ−3−エチルペンチル基、2,3−ジヒドロキシ−3−エチルペンチル基、3,4−ジヒドロキシ−3−エチルペンチル基、4−ヒドロキシ−4−メチルペンチル基、3,4−ジヒドロキシ−4−メチルペンチル基、4,5−ジヒドロキシ−4−メチルペンチル基などがあげられ、さらに好ましくは、3−ヒドロキシ−3−メチルブチル基、3−ヒドロキシ−3−エチルペンチル基、4−ヒドロキシ−4−メチルペンチル基などがあげられる。
【0008】
保護基とは、アシル基、置換シリル基、置換アルキル基などがあげられ、好ましくはアシル基、置換シリル基である。
アシル基とは、水素原子、置換基を有していてもよい低級アルキル基、置換基を有していてもよいアリール基、置換基を有していてもよいアラルキル基、置換基を有していてもよい低級アルキルオキシ基、置換基を有していてもよいアリールオキシ基または置換基を有していてもよいアラルキルオキシ基で置換されたカルボニル基などを意味し、好ましくは、ホルミル基、低級アルキルカルボニル基、置換基を有していてもよいフェニルカルボニル基、低級アルキルオキシカルボニル基、置換基を有していてもよいフェニルアルキルオキシカルボニル基などを示し、さらに好ましくは、ホルミル基、アセチル基、プロピオニル基、ブチリル基、ピバロイル基、ベンゾイル基、エトキシカルボニル基、t−ブトキシカルボニル基、ベンジルオキシカルボニル基等を示す。
置換シリル基とは、1以上の、置換基を有していてもよい低級アルキル基、置換基を有していてもよいアリール基などで置換されたシリル基を示し、好ましくは3置換されたシリル基を示す。置換シリル基の好ましい例としては、トリメチルシリル基、トリエチルシリル基、トリイソプロピルシリル基、t−ブチルジフェニルシリル基、t−ブチルジメチルシリル基などがあげられる。
置換アルキル基とは、1以上の置換基で置換されているアルキル基を示し、ここで置換基の好ましい例としては、置換基を有していてもよいアリール基や、置換基を有していてもよいアルキルオキシ基があげられ、特にアルキルオキシ基などの置換基を有していてもよいアルキルオキシ基が好ましい。アルキルオキシ基などの置換基を有していてもよいアルキルオキシ基の例としてはたとえば、メトキシメチル基、2−メトキシエトキシメチル基の他にテトラヒドロピラン−2−イル基なとがあげられる。
R6,R7,R12,R13の保護基としては酸性条件下で安定な基が好ましく、さらに好ましくはアシル基があげられ、特に好ましいものとしてアセチル基があげられる。R9,R10,R15,R16,R17,R18,R19,R20,R22,R23の保護基としては置換シリル基が好ましく、さらに好ましくはトリメチルシリル基、トリエチルシリル基、トリイソプロピルシリル基、t−ブチルジメチルシリル基、t−ブチルジフェニルシリル基などがあげられ、特に好ましいものとしてt−ブチルジメチルシリル基があげられる。
【0009】
還元条件下とは、反応系内に還元剤が存在することを示し、ここで用いられる還元剤としては、たとえばボラン、トリアルキルシランがあげられ、好ましくはトリアルキルシランがあげられ、さらに好ましくはトリエチルシランがあげられる。
塩基性条件下とは、反応系内に塩基が存在することを示し、ここで用いられる塩基としては、チオアルコラートを形成し得るものであればよく、たとえば水酸化カリウム、水酸化ナトリウム、四ホウ酸ナトリウムなどがあげられ、好ましくは四ホウ酸ナトリウムがあげられる。
【0010】
置換基としてはたとえば、ハロゲン原子、シアノ基、ニトロ基、水酸基、アルコキシ基、アミノ基、メルカプト基、アシルオキシ基等があげられる。
R8,R11,R14,R21,R24における置換基の特に好ましい例としてはたとえば、水酸基、アルコキシ基、アシルオキシ基などがあげられ、最も好ましいものとしては水酸基があげられる。
【0011】
本発明の化合物は、強いケラチノサイトの増殖抑制作用を有する。本発明の化合物の20位の立体配位、水酸基の立体配位はR,Sあるいはα,βの何れでもよい。
また、1位は水酸基で置換されているものが好ましく、その水酸基はα配位のものがより好ましい。
【0012】
本発明の化合物は何れも新規化合物でありたとえば以下のようにして合成される。
22位より先の側鎖の合成原料となるチオールは特表平5−505613号公報記載の方法または反応経路1
【化32】
(式中、Xはハロゲン原子を示し、jは0から2までの整数をkは2から5までの整数を示す)の方法により合成した。すなわち、ハロゲン化されたエステルを原料として、これに▲1▼チオ酢酸カリウムなどのチオカルボン酸の金属塩を作用させ、▲2▼グリニャール試薬を作用させることにより得られる。また▲2▼の反応を先に行った後に▲1▼の反応を行い、得られた化合物を還元またはアルカリ条件下で加水分解しても得ることができる。
【0013】
一般式(I)で示される化合物のうち、R2水素原子のものはたとえば以下のようにして合成される。(反応経路2)
【化33】
(式中、R29は置換基を有していてもよい炭素数1から10のアルキル基を示す)
【0014】
出発原料となる化合物(6)は、たとえばMurayamaらの方法(Bioorg.Med.Chem.Lett.2,1289(1992))により合成される。この化合物(6)の水酸基の保護基を脱保護した後、アシル基好ましくはアセチル基で再び保護することにより化合物(8)が得られる。この化合物(8)を還元的チオアルキル化反応に付すと化合物(9)が得られる。還元的チオアルキル化はたとえば、三フッ化ホウ素エーテル錯体または三フッ化ホウ素一水和物、およびトリエチルシランを作用させる方法、トリフルオロ酢酸−ボラン・ピリジン錯体を用いる方法などにより行われるが、好ましくは三フッ化ホウ素エーテル錯体およびトリエチルシランを作用させる方法で行われる。本反応に用いられる溶媒としてはたとえば、ハロゲン系溶媒、エーテル系溶媒、芳香族炭化水素系溶媒などが用いられ、好ましくは、ハロゲン系溶媒さらに好ましくはジクロロメタンなどがあげられる。反応温度は用いる化合物の種類、試薬などにより異なるが5,7−ジエン部分が異性化しない温度好ましくは−30℃から室温さらに好ましくは0℃付近であり、反応時間は用いる試薬、化合物の量などにより異なるが1から12時間好ましくは3から10時間さらに好ましくは5から7時間である。
【0015】
次に得られた化合物(9)は常法により脱保護し、必要に応じジアステレオマーを分離した後、常法により光照射、熱異性化反応を行うことにより化合物(12)が得られる。この工程においてジアステレオマーの分離が困難な場合は、必要に応じ、1位または3位またはその両方の水酸基の保護基を適当な保護基へ変換することにより分離可能となる。
【0016】
一般式(I)で示される化合物のうち、R2が水酸基のものはたとえば以下のようにして合成される。(反応経路3)
【化34】
出発原料となる化合物(13)はたとえば、Murayamaらの方法(Chem.Pharm.Bull.34、4410(1986))により合成される。まず化合物(13)の16位に酸素官能基を導入する。酸素官能基の導入法としては、たとえば塩基存在下、2−(フェニルスルホニル)−3−フェニルオキサジリジンを作用させる方法、16位にハロゲンを導入した後水酸基へと変換する方法などがあげられるが、好ましくは塩基存在下、2−(フェニルスルホニル)−3−フェニルオキサジリジンを作用させる方法があげられる。ここで用いられる塩基としては金属アルコキシド、金属アミド、金属水素化物などがあげられ、好ましくは金属アルコキシドがあげられ、さらに好ましくはカリウム−t−ブトキシドがあげられる。
【0017】
得られた化合物(14)にWittig型の反応を行うことにより、化合物(15)のE,Zの混合物を得、次いで酸化反応を行うことにより、化合物(16)へと導くことができる。本反応はクロム酸塩、ジメチルスルホキシドなどを用いる通常の酸化反応により行うことができるが、ジメチルスルホキシドによる酸化反応などが好ましい。この工程において、化合物(15)のE,Zの混合物を二酸化マンガンで酸化するとE体のみ反応が進行し、E体の化合物(16)が得られる。ここで未反応のZ体の化合物(15)はSwern酸化などにより、Z体の化合物(16)へと導くことができる。(反応経路4)
【化35】
【0018】
化合物(15)のE体は以下のようにしても合成できる。(反応経路5)
【化36】
出発原料の化合物(17)はたとえばMurayamaらの方法(Chem.Pharm.Bull.34、4410(1986))により合成できる。化合物(17)の5,7−ジエン部分をたとえば4−フェニル−1,2,4−トリアゾリン−3,5−ジオンなどの保護基で保護したのち、二酸化セレン、クロム酸、酢酸マンガン(III)などの酸化剤好ましくは二酸化セレンで酸化し、脱保護することにより化合物(15)のE体が得られる。
【0019】
以上のような方法により得られた化合物(16)に対し、種々のチオールを1,4付加させることにより、化合物(20)が得られる。この反応は通常のα,β−不飽和ケトンに対する1,4−付加反応の方法が適用できる。たとえば塩基性条件下で反応を行う方法などがあげられ、好ましくは水酸化ナトリウム、四ホウ酸ナトリウムを用いる方法なとがあげられ、さらに好ましくは四ホウ酸ナトリウムを用いる方法があげられる。ここで用いられる溶媒としては用いる試薬などにより異なるが四ホウ酸ナトリウムを用いる場合には、エーテル系の溶媒、アルコール系の溶媒などを単独または水と混合して用いられ、好ましくはエーテル系溶媒と水の混合溶媒などがあげられ、さらに好ましくはテトラヒドロフランと水の混合溶媒などがあげられる。
【0020】
反応温度は用いる試薬などにより異なるが−20から60℃好ましくは0から40℃さらに好ましくは15から25℃であり、反応時間は用いる試薬、化合物の量などにより異なるが3から24時間好ましくは9から15時間さらに好ましくは12から15時間である。
【0021】
得られた化合物(20)は常法により還元、脱保護、光照射、熱異性化することにより化合物(23)へと導くことができる。(反応経路6)
【化37】
(式中、R30は置換基を有していてもよい炭素数1から10のアルキル基を示す)
【0022】
【実施例】
以下に実施例により本発明をさらに詳細に説明する。
【0023】
【実施例1】
4−エチル−4−ヒドロキシ−1−ヘキサンチオール
アセトン(30ml)に4−ブロモブチリックアシッドエチルエステル(1.5ml,10.5mmol)及びチオ酢酸カリウム(1.8g,15.8mmol)を加え室温で30分間攪拌した後、濾過し固体をアセトンで洗浄した。濾液を濃縮後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル5:1)により精製し、4−アセチルチオブチリックアシッドエチルエステル(2.03g)を得た。次に、アルゴン雰囲気下、乾燥テトラヒドロフラン(8ml)にエチルマグネシウムブロミド(1.04Mテトラヒドロフラン溶液,31.3ml,32.6mmol)を加え0℃に冷却し、上で得られた化合物886mgの乾燥テトラヒドロフラン(4ml)溶液を滴下し室温で2時間攪拌した。反応後、飽和塩化アンモニウム水溶液でクエンチし、10%−塩酸で溶液を酸性にして酢酸エチルで抽出、抽出液を飽和食塩水で洗浄、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル4:1)により精製し、標記化合物(221mg,2step 29%)を得た。
【0024】
【実施例2】
5−ヒドロキシ−5−メチル−1−ヘキサンチオール
アルゴン雰囲気下、乾燥テトラヒドロフラン(80ml)にメチルマグネシウムブロミド(0.99M テトラヒドロララン溶液,70ml,69.3mmol)を加え、0℃に冷却しこれに5−ブロモ吉草酸エチル(3.66ml,23.1mmol)の乾燥テトラヒドロフラン(10ml)溶液を滴下し、室温で1.5時間攪拌した後、飽和塩化アンモニウム水溶液でクエンチ、水にあけ、酢酸エチルで抽出、抽出液を飽和食塩水で洗浄、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し粗6−ブロモ−2−メチル−2−ヘキサノール(5.28g)を得た。これをアセトン(80ml)に溶解しチオ酢酸カリウム(3.96g,34.7mmol)を加え、室温で1.5時間攪拌し、濾過後、濾液を減圧下濃縮した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル4:1)で精製し、6−アセチルチオ−2−メチル−2−ヘキサノール(3.75g)を得。得られた6−アセチルチオ−2−メチル−2−ヘキサノールをテトラヒドロフラン(130ml)に溶解し、0℃でリチウムアルミニウムハイドライド(2.24g,59.0mmol)を少しずつ加えた。この懸濁液を室温で1.5時間攪拌後、過剰のリチウムアルミニウムハイドライドを酢酸エチルで処理し、反応溶液を4N−塩酸で酸性にした。これを酢酸エチルで抽出し、有機層を飽和食塩水で洗浄、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下溶媒を除去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル4:1)で精製し、標記化合物(2.95g,3step 85%)を得た。
【0025】
【実施例3】
6−ヒドロキシ−6−メチル−1−ヘプタンチオール
実施例2の場合と同様操作により6−ブロモカプロン酸エチルから標記化合物を合成した。
【0026】
【実施例4】
3−ヒドロキシ−3−n−プロピル−1−ヘキサンチオール
実施例2の場合と同様操作により3−ブロモプロピオン酸エチルとn−プロピルマグネシウムブロミドから標記化合物を合成した。
【0027】
【実施例5】
1α,3β−ジヒドロキシ−20−オキソプレグナ−5,7−ジエン
アルゴン雰囲気下、1α,3β−ビス(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−20−オキソプレグナ−5,7−ジエン(4.10g,7.33mmol)を乾燥テトラヒドロフラン(80ml)に溶解し、テトラ−n−ブチルアンモニウムフルオライド(1M テトラヒドロフワン溶液、74ml、74.0mmol)を加えて16時間加熱還流後、水にあけ、酢酸エチルで抽出、10%−塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水の順で有機層を洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去した後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:エタノール15:1)で精製し、白色固体の標記化合物(1.68g,69%)を得た。
【0028】
【実施例6】
1α,3β−ジアセトキシ−20−オキソプレグナ−5,7−ジエン
実施例5で得られた化合物(1.68g,5.08mmol)をピリジン(60ml)に溶解し、無水酢酸(30ml)及び4−ジメチルアミノピリジン(DMAP,60mg)を加え、室温で4日間攪拌した。反応後、水にあけ、酢酸エチルで抽出、食塩水で洗浄、硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下で留去して得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル3:1)により精製して、白色固体の標記化合物(1.65g,78%)を得た。
281,292.
【0029】
【実施例7】
1α,3β−ジアセトキシ−20−(3−ヒドロキシ−3−メチルブチルチオ)プレグナ−5,7−ジエン(20位のR体,S体の混合物)
アルゴン雰囲気下、実施例6で得られた化合物(100mg,0.241mmol)及び3−メチル−3−ヒドロキシ−1−ブタンチオール(34.7mg,0.289mmol)の乾燥ジクロロメタン(0.5ml)溶液を0℃に冷却し、三フッ化ホウ素エーテル錯体(35.5μl,0.289mmol)を加え3分間攪拌後、トリエチルシラン(57.8μl,0.362mmol)を加えて0℃で5.5時間攪拌した。反応後、水にあけ、酢酸エチルで抽出、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥、減圧下溶媒を除去した。得られた残渣を分取用薄層クロマトグラフィー(2枚、ジクロロメタン:エタノール20:1、1回展開)により精製して、無色油状の標記化合物の混合物(55.7mg,45%)を得た。この際原料(43.3mg,35%)も回収した。
【0030】
【実施例8】
1α,3β−ジアセトキシ−20(S)−(4−エチル−4−ヒドロキシヘキシルチオ)プレグナ−5,7−ジエンと1α,3β−ジアセトキシ−20(R)−(4−エチル−4−ヒドロキシヘキシルチオ)プレグナ−5,7−ジエン
実施例6で得られた化合物(150mg,0.361mmol)、実施例1で得られた化合物(73.0mg,0.450mmol)、三フッ化ホウ素エーテル錯体(55.3μl,0.450mmol)、乾燥ジクロロメタン(1ml)、トリエチルシラン(201μl,1.26mmol)を用い、実施例7と同様操作後、分取用薄層クロマトグラフィー(4枚、ジクロロメタン:酢酸エチル9:1、1回展開)で精製し、無色油状の標記化合物の混合物(38.8mg,19%)及び回収9(89.4mg)を得た。さらに得られた混合物を分取用薄層クロマトグラフィー(4枚、ジクロロメタン:酢酸エチル25:1、5回展開)により精製して、標記化合物の20S体(8.6mg,4%)及び20R体(21.1mg,10%)を得た(いずれも無色油状)。
【0031】
【実施例9】
1α,3β−ジアセトキシ−20−(4−ヒドロキシ−4−メチルペンチルチオ)プレグナ−5,7−ジエン(20位のR体,S体の混合物)
実施例6で得られた化合物(200mg,0.482mmol)、4−ヒドロキシ−4−メチルペンタンチオール(77.6mg,0.578mmol)、三フッ化ホウ素エーテル錯体(71.0μl,0.578mmol)、乾燥ジクロロメタン(1ml)、トリエチルシラン(115μl,0.723mmol)を用い、実施例7と同様操作後、分取用薄層クロマトグラフィー(4枚、ヘキサン:酢酸エチル1:1、1回展開)で精製し、無色油状の標記化合物の混合物(93.3mg,36%)及び原料(133mg)を得た。
【0032】
【実施例10】
1α,3β−ジアセトキシ−20(S)−(3−エチル−3−ヒドロキシペンチルチオ)プレグナ−5,7−ジエンと1α,3β−ジアセトキシ−20(R)−(3−エチル−3−ヒドロキシペンチルチオ)プレグナ−5,7−ジエン
実施例6で得られた化合物(180mg,0.434mmol)、3−エチル−3−ヒドロキシペンチルチオール(85.7mg,0.578mmol)、三フッ化ホウ素エーテル錯体(71.0μl,0.578mmol)、乾燥ジクロロメタン(1ml)、トリエチルシラン(115μl,0.723mmol)を用い、実施例7と同様操作後、分取用薄層クロマトグラフィー(4枚、ジクロロメタン:酢酸エチル9:1、1回展開)で精製し、無色油状の標記化合物の混合物及び原料回収(50.1mg)を得た。さらに得られた混合物を分取用薄層クロマトグラフィー(4枚、ジクロロメタン:酢酸エチル30:1、5回展開)により精製して、標記化合物の20S体(12.5mg,5%)及び20R体(28.2mg,12%)を得た(いずれも無色油状)
【0033】
【実施例11】
1α,3β−ジアセトキシ−20(S)−(5−ヒドロキシ−5−メチルヘキシルチオ)プレグナ−5,7−ジエンと1α,3β−ジアセトキシ−20(R)−(5−ヒドロキシ−5−メチルヘキシルチオ)プレグナ−5,7−ジエン
実施例6で得られた化合物(200mg,0.482mmol)、実施例2で得られた化合物(85.7mg,0.578mmol)、三フッ化ホウ素エーテル錯体(71.0μl,0.578mmol)、乾燥ジクロロメタン(1ml)、トリエチルシラン(115μl,0.723mmol)を用い、実施例7と同様操作後、分取用薄層クロマトグラフィー(4枚、ジクロロメタン:酢酸エチル10:1、3回展開)で精製し、標記化合物のS体(10.6mg,4%)及びR体(37.8mg,14%)を得た(いずれも無色油状)。
【0034】
【実施例12】
1α,3β−ジアセトキシ−20(S)−(6−ヒドロキシ−6−メチルヘプチルチオ)プレグナ−5,7−ジエンと1α,3β−ジアセトキシ−20(R)−(6−ヒドロキシ−6−メチルヘプチルチオ)プレグナ−5,7−ジエン
実施例6で得られた化合物(200mg,0.482mmol)、実施例3で得られた化合物(93.8mg,0.578mmol)、三フッ化ホウ素エーテル錯体(71.0μl,0.578mmol)、乾燥ジクロロメタン(1ml)、トリエチルシラン(115μl,0.723mmol)を用い、実施例7と同様操作後、分取用薄層クロマトグラフィー(4枚、ジクロロメタン:酢酸エチル7:1、1回展開)で精製し、無色油状の標記化合物及び原料のチオールの混合物、及び原料回収(109mg)を得た。さらに得られた混合物を分取用薄層クロマトグラフィー(4枚、ジクロロメタン:酢酸エチル12:1,5回展開)により精製して、標記化合物の20S体と原料のチオールの混合物(33.9mg)及び標記化合物の20R体(26.4mg,10%)を得た(いずれも無色油状)。前者については混合物のまま次の反応を行った。
【0035】
【実施例13】
1α,3β−ジアセトキシ−20(S)−(3−ヒドロキシ−3−n−プロピルヘキシルチオ)プレグナ−5,7−ジエンと1α,3β−ジアセトキシ−20(R)−(3−ヒドロキシ−3−n−プロピルヘキシルチオ)プレグナ−5,7−ジエン
実施例6で得られた化合物(200mg,0.482mmol)、実施例4で得られた化合物(102mg,0.578mmol)、三フッ化ホウ素エーテル錯体(71.0μl,0.578mmol)、乾燥ジクロロメタン(1ml)、トリエチルシラン(115μl,0.723mmol)を用い、実施例7と同様操作後、分取用薄層クロマトグラフィー(4枚、ヘキサン:酢酸エチル:エタノール4:1:0.1、1回展開)で精製し、無色油状の標記化合物の混合物(134mg,48%)及び原料回収(48.1mg)を得た。さらに得られた混合物を分取用薄層クロマトグラフィー(4枚、ジクロロメタン:酢酸エチル30:1、4回展開)により精製して、標記化合物の20S体(23.6mg,9%)及び20R体(78.2mg,28%)を得た(いずれも無色油状)。
【0036】
【実施例14】
1α,ヒドロキシ−3β−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−20(S)−(4−ヒドロキシ−4−メチルペンチルチオ)プレグナ−5,7−ジエンと1α,ヒドロキシ−3β−(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−20(R)−(4−ヒドロキシ−4−メチルペンチルチオ)プレグナ−5,7−ジエン
アルゴン雰囲気下実施例9で得られた化合物(混合物)(93.3mg,0.175mmol)を乾燥テトラヒドロフラン(4ml)に溶解し、リチウムアルミニウムハイドライド(13.3mg,0.350mmol)を少しずつ加え、室温で30分間攪拌後、10%−水酸化ナトリウム水溶液でクエンチし、酢酸エチルで抽出、飽和食塩水で洗浄、硫酸マグネシウムで乾燥、減圧下溶媒を除去した。得られた残渣を分取用薄層クロマトグラフィー(2枚、ジクロロメタン:エタノール17:3、1回展開)で精製して、無色固体を40.1mg得た。これをアルゴン雰囲気下、ジメチルホルムアミド(2.6ml)に溶解し、t−ブチルジメチルシリルクロライド(72.5mg,0.481mmol)およびイミダゾール(65.5mg,0.962mmol)を加え、室温で2時間攪拌した。反応後水にあけ、ヘキサン:酢酸エチル3:1で抽出、食塩水で洗浄、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を除去した。得られた残渣を分取用薄層クロマトグラフィー(2枚、ヘキサン:酢酸エチル5:1、6回展開)により精製し、標記化合物の20S体(12.9mg,13%)及び20R体(23.7mg,24%)をそれぞれ得た(いずれも無色油状)。
【0037】
【実施例15】
1α,3β−ジヒドロキシ−20(S)−(3−ヒドロキシ−3−メチルブチルチオ)プレグナ−5,7−ジエンと1α,3β−ジヒドロキシ−20(R)−(3−ヒドロキシ−3−メチルブチルチオ)プレグナ−5,7−ジエン
アルゴン雰囲気下、実施例7で得られた化合物(混合物)(55.0mg,0.106mmol)を乾燥テトラヒドロフラン(2ml)溶解し、これにリチウムアルミニウムハイドライド(8.0mg,0.212mmol)を少しずつ加えた後、室温で30分間攪拌した。反応液を10%−水酸化ナトリウム水溶液でクエンチし、酢酸エチルで抽出、飽和食塩水で洗浄、硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下溶媒を除去した。得られた残渣を分取用薄層クロマトグラフィー(1枚、ジクロロメタン:エタノール17:1、8回展開)により精製し、標記化合物の20S体(10.1mg,22%)及び20R体(19.3mg,42%)をそれぞれ得た(いずれも無色油状)。
【0038】
【実施例16】
1α,3β−ジヒドロキシ−20(S)−(4−エチル−4−ヒドロキシヘキシルチオ)プレグナ−5,7−ジエン
実施例8で得られた20S体(8.6mg,15.3μmol)、乾燥テトラヒドロフラン(1.5ml)、リチウムアルミニウムハイドライド(1.7mg,46.0μmol)を用い、実施例15と同様操作により反応を行った後、分取用薄層クロマトグラフィー(1枚、ジクロロメタン:エタノール8:1、1回展開)により精製し、白色固体の標記化合物(5.7mg,78%)を得た。
【0039】
【実施例17】
1α,3β−ジヒドロキシ−20(R)−(4−エチル−4−ヒドロキシヘキシルチオ)プレグナ−5,7−ジエン
実施例8で得られた20R体(21.1mg,37.6μmol)、乾燥テトラヒドロフラン(2ml)、リチウムアルミニウムハイドライド(4.3mg,0.113mmol)を用い、実施例15と同様操作により反応を行った後、分取用薄層クロマトグラフィー(1枚、ジクロロメタン:エタノール8:1、1回展開)により精製し、白色固体の標記化合物(16.0mg,89%)を得た。
【0040】
【実施例18】
1α,3β−ジヒドロキシ−20(S)−(4−ヒドロキシ−4−メチルペンチルチオ)プレグナ−5,7−ジエン
アルゴン雰囲気下、実施例14で得られた20S体(12.9mg,22.9μmol)を乾燥テトラヒドロフラン(1.5ml)に溶解し、テトラ−n−ブチルアンモニウムフルオライド(1Mテトラヒドロフラン溶液,1ml)を加え、穏やかに16時間加熱還流した。反応終了後、水にあけ、酢酸エチルで抽出、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄、硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を除去した。得られた残渣を分取用薄層クロマトグラフィー(1枚、ジクロロメタン:エタノール9:1、1回展開)により精製し、無色油状の標記化合物(7.7mg,75%)を得た。
【0041】
【実施例19】
1α,3β−ジヒドロキシ−20(R)−(4−ヒドロキシ−4−メチルペンチルチオ)プレグナ−5,7−ジエン
実施例14で得られた20R体(23.7mg,42.1μmol)、乾燥テトラヒドロフラン(1.5ml)、テトラ−n−ブチルアンモニウムフルオライド(1Mテトラヒドロフラン溶液,1ml)を用い、実施例18の場合と同様な操作により、無色油状の標記化合物(10.0mg,53%)を得た。
【0042】
【実施例20】
1α,3β−ジヒドロキシ−20(S)−(3−エチル−3−ヒドロキシペンチルチオ)プレグナ−5,7−ジエン
実施例10で得られた20S体(12.5mg,22.9μmo1)、乾燥テトラヒドロフラン(1ml)、リチウムアルミニウムハイドライド(2.6mg,68.7μmol)を用い、実施例15の合成と同様操作により反応を行った後、分取用薄層クロマトグラフィー(1枚、ジクロロメタン:エタノール9:1、1回展開)により精製し、無色油状の標記化合物(8.2mg,77%)を得た。
【0043】
【実施例21】
1α,3β−ジヒドロキシ−20(R)−(3−エチル−3−ヒドロキシペンチルチオ)プレグナ−5,7−ジエン
実施例10で得られた20R体(28.2mg,51.6μmol)、乾燥テトラヒドロフラン(2ml)、リチウムアルミニウムハイドライド(5.9mg,0.155mmol)を用い、実施例15と同様操作により反応を行った後、分取用薄層クロマトグラフィー(1枚、ジクロロメタン:エタノール9:1、1回展開)により精製し、無色油状の標記化合物(8.2mg,77%)を得た。
【0044】
【実施例22】
1α,3β−ジヒドロキシ−20(S)−(5−ヒドロキシ−5−メチルヘキシルチオ)プレグナ−5,7−ジエン
実施例11で得られた20S体(10.6mg,19.4μmol)、乾燥テトラヒドロフラン(1ml)、リチウムアルミニウムハイドライド(2.5mg,65.8μmol)を用い、実施例15と同様操作により反応を行った後、分取用薄層クロマトグラフィー(1枚、ジクロロメタン:エタノール7:1、1回展開)により精製し、白色固体の標記化合物(6.1mg,68%)を得た。
【0045】
【実施例23】
1α,3β−ジヒドロキシ−20(R)−(5−ヒドロキシ−5−メチルヘキシルチオ)プレグナ−5,7−ジエン
実施例11で得られた20R体(36.5mg,69.1μmol)、乾燥テトラヒドロフラン(2ml)、リチウムアルミニウムハイドライド(7.9mg,0.207mmol)を用い、実施例15と同様操作により反応を行った後、分取用薄層クロマトグラフィー(1枚、ジクロロメタン:エタノール7:1、1回展開)により精製し、無色油状の標記化合物(25.0mg,78%)を得た。
【0046】
【実施例24】
1α,3β−ジヒドロキシ−20(S)−(6−ヒドロキシ−6−メチルヘプチルチオ)プレグナ−5,7−ジエン
実施例12で得られた20S体と原料のチオールの混合物(33.9mg、乾燥テトラヒドロフラン(1ml)、リチウムアルミニウムハイドライド(20.0mg,0.527mmol)を用い、実施例15と同様操作により反応を行った後、分取用薄層クロマトグラフィー(1枚、ジクロロメタン:エタノール7:1、1回展開)により精製し、無色油状の標記化合物(5.8mg)を得た。
【0047】
【実施例25】
1α,3β−ジヒドロキシ−20(R)−(6−ヒドロキシ−6−メチルヘプチルチオ)プレグナ−5,7−ジエン
実施例12で得られた20R体(26.4mg,47.1μmol)、乾燥テトラヒドロフラン(2ml)、リチウムアルミニウムハイドライド(5.4mg,0.141mmol)を用い、実施例15の合成と同様操作により反応を行った後、分取用薄層クロマトグラフィー(1枚、ジクロロメタン:エタノール7:1、1回展開)により精製し、無色油状の標記化合物(15.0mg,67%)を得た。
【0048】
【実施例26】
1α,3β−ジヒドロキシ−20(S)−(3−ヒドロキシ−3−n−プロピルヘキシルチオ)プレグナ−5,7−ジエン
実施例13で得られた20S体(35.9mg,62.4μmol)、乾燥テトラヒドロフラン(3ml)、リチウムアルミニウムハイドライド(7.1mg,0.187mmol)を用い、実施例15と同様操作により反応を行った後、分取用薄層クロマトグラフィー(1枚、ジクロロメタン:エタノール6:1、1回展開)により精製し、無色油状の標記化合物(21.4mg,70%)を得た。
【0049】
【実施例27】
1α,3β−ジヒドロキシ−20(R)−(3−ヒドロキシ−3−n−プロピルヘキシルチオ)プレグナ−5,7−ジエン
実施例13で得られた20R体(126mg,0.220mmol)、乾燥テトラヒドロフラン(10ml)、リチウムアルミニウムハイドライド(25mg,0.660mmol)を用い、実施例15と同様操作により反応を行った後、分取用薄層クロマトグラフィー(2枚、ジクロロメタン:エタノール6:1、1回展開)により精製し、白色固体の標記化合物(74.4mg,69%)を得た。
【0050】
【実施例28】
1α,3β−ジヒドロキシ−20(S)−(3−ヒドロキシ−3−メチルブチルチオ)−9,10−セコプレグナ−5,7,10(19)−トリエン
実施例15で得られた20S体(10.1mg,23.2μmol)をエタノール(200ml)に溶解し、0℃でアルゴンをバブリングしながら400W高圧水銀灯バイコールフィルター透過光により2分間光照射を行った後、2時間穏やかに加熱還流を行った。溶媒を除去し、分取用薄層クロマトグラフィー(1枚、ジクロロメタン:エタノール10:1、3回展開)により精製し、無色油状の標記化合物(1.7mg,17%)を得た。
【0051】
【実施例29】
1μ,3β−ジヒドロキシ−20(R)−(3−ヒドロキシ−3−メチルブチルチオ)−9,10−セコプレグナ−5,7,10(19)−トリエン
実施例15で得られた20R体(19.3mg,44.4μmol)を用いて実施例28と同様に反応を行った後(光照射3.75分間)、分取用薄層クロマトグラフィー(1枚ジクロロメタン:エタノール10:1、3回展開)により精製し、無色油状の標記化合物(1.6mg,8%)を得た。
【0052】
【実施例30】
1α,3β−ジヒドロキシ−20(S)−(4−エチル−4−ヒドロキシヘキシルチオ)−9,10−セコプレグナ−5,7,10(19)−トリエン
実施例16で得られた化合物(5.1mg,10.7μmol)を用いて実施例28と同様に反応を行った後(光照射1.5分間)、分取用薄層クロマトグラフィー(1枚、ジクロロメタン:エタノール9:1、2回展開)により精製し、無色油状の標記化合物(1.1mg,22%)を得た。
【0053】
【実施例31】
1α,3β−ジヒドロキシ−20(R)−(4−エチル−4−ヒドロキシヘキシルチオ)−9,10−セコプレグナ−5,7,10(19)−トリエン
実施例17で得られた化合物(16.0mg,33.6μmol)を用いて実施例28と同様に反応を行った後(光照射2.5分間)、分取用薄層クロマトグラフィー(1枚、ジクロロメタン:エタノール9:1、3回展開→さらに ヘキサン:酢酸エチル:エタノール5:5:0.3、3回展開)により精製し、無色油状の標記化合物(2.2mg,14%)を得た。
【0054】
【実施例32】
1α,3β−ジヒドロキシ−20(S)−(4−ヒドロキシ−4−メチルペンチルチオ)−9,10−セコプレグナ−5,7,10(19)−トリエン
実施例18で得られた化合物(7.7mg,17.2μmol)を用いて実施例28と同様に反応を行った後(光照射1.75分間)、分取用薄層クロマトグラフィー(1枚、ジクロロメタン:エタノール9:1、3回展開)により精製し、無色油状の標記化合物(2.0mg,26%)を得た。
【0055】
【実施例33】
1α,3β−ジヒドロキシ−20(R)−(4−ヒドロキシ−4−メチルペンチルチオ)−9,10−セコプレグナ−5,7,10(19)−トリエン
実施例19で得られた化合物(10.0mg,22.3μmol)を用いて実施例28と同様に反応を行った後(光照射1.25分間)、分取用薄層クロマトグラフィー(1枚、ジクロロメタン:エタノール9:1、3回展開)により精製し、無色油状の標記化合物(1.9mg,19%)を得た。
【0056】
【実施例34】
1α,3β−ジヒドロキシ−20(S)−(3−エチル−3−ヒドロキシペンチルチオ)−9,10−セコプレグナ−5,7,10(19)−トリエン
実施例20で得られた化合物(8.2mg,17.7μmol)を用いて実施例28の合成と同様に反応を行った後(光照射1.5分間)、分取用薄層クロマトグラフィー(1枚、ジクロロメタン:エタノール9:1、3回展開)により精製し、無色油状の標記化合物(1.7mg,21%)を得た。
【0057】
【実施例35】
1α,3β−ジヒドロキシ−20(R)−(3−エチル−3−ヒドロキシペンチルチオ)−9,10−セコプレグナ−5,7,10(19)−トリエン
実施例21で得られた化合物(20.9mg,45.2μmol)を用いて実施例28の合成と同様に反応を行った後(光照射3.25分間)、分取用薄層クロマトグラフィー(1枚、ジクロロメタン:エタノール9:1、3回展開→さらに ヘキサン:酢酸エチル:エタノール5:5:0.3、4回展開)により精製し、無色油状の標記化合物(2.3mg,11%)を得た。
【0058】
【実施例36】
1α,3β−ジヒドロキシ−20(S)−(5−ヒドロキシ−5−メチルヘキシルチオ)−9,10−セコプレグナ−5,7,10(19)−トリエン
実施例22で得られた化合物(6.1mg,13.2μmol)を用いて実施例28と同様に反応を行った後(光照射1.75分間)、分取用薄層クロマトグラフィー(1枚、ジクロロメタン:エタノール12:1、3回展開)により精製し、無色油状の標記化合物(1.2mg,20%)を得た。
【0059】
【実施例37】
1α,3β−ジヒドロキシ−20(R)−(5−ヒドロキシ−5−メチルヘキシルチオ)−9,10−セコプレグナ−5,7,10(19)−トリエン
実施例23で得られた化合物(25.0mg,54.0μmol)を用いて実施例28と同様に反応を行った後(光照射3.5分間)、分取用薄層クロマトグラフィー(1枚、ジクロロメタン:エタノール12:1、4回展開→さらにヘキサン:酢酸エチル:エタノール5:5:0.1、3回展開)により精製し、無色油状の標記化合物(2.3mg,9%)を得た。
【0060】
【実施例38】
1α,3β−ジヒドロキシ−20(S)−(6−ヒドロキシ−6−メチルヘプチルチオ)−9,10−セコプレグナ−5,7,10(19)−トリエン
実施例24で得られた化合物(5.8mg,12.2μmol)を用いて実施例28と同様に反応を行った後(光照射1.75分間)、分取用薄層クロマトグラフィー(1枚、ジクロロメタン:エタノール12:1、4回展開)により精製し、無色油状の標記化合物(0.99mg,17%)を得た。
【0061】
【実施例39】
1α,3β−ジヒドロキシ−20(R)−(6−ヒドロキシ−6−メチルヘプチルチオ)−9,10−セコプレグナ−5,7,10(19)−トリエン
実施例25で得られた化合物(15.0mg,31.5μmol)を用いて実施例28と同様に反応を行った後(光照射2.5分間)、分取用薄層クロマトグラフィー(1枚、ジクロロメタン:エタノール12:1、3回展開→さらにヘキサン:酢酸エチル:エタノール5:5:0.1、4回展開)により精製し、無色油状の標記化合物(2.0mg,13%)を得た。
【0062】
【実施例40】
1α,3β−ジヒドロキシ−20(S)−(3−ヒドロキシ−3−n−プロピルヘキシルチオ)−9,10−セコプレグナ−5,7,10(19)−トリエン
実施例26で得られた化合物(20.2mg,41.2μmol)を用いて実施例28と同様に反応を行った後(光照射3.5分間)、分取用薄層クロマトグラフィー(1枚、ジクロロメタン:エタノール10:1、3回展開→さらにヘキサン:酢酸エチル:エタノール6:4:0.5、3回展開)により精製し、無色油状の標記化合物(1.8mg,9%)を得た。
【0063】
【実施例41】
1α,3β−ジヒドロキシ−20(R)−(3−ヒドロキシ−3−n−プロピルヘキシルチオ)−9,10−セコプレグナ−5,7,10(19)−トリエン
実施例27で得られた化合物(41.3mg,84.2μmol)を用いて実施例28と同様に反応を行った後(光照射4.75分間)、分取用薄層クロマトグラフィー(2枚、ジクロロメタン:エタノール10:1、3回展開→さらに1枚、ヘキサン:酢酸エチル:エタノール6:4:0.5、3回展開)により精製し、無色油状の標記化合物(4.6mg,11%)を得た。
【0064】
【実施例42】
1α,3β−ビス(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−16α−ヒドロキシ−17−オキソアンドロスタ−5,7−ジエン
アルゴン雰囲気下、カリウム−t−ブトキシド(4.13g,36.8mmol)の乾燥テトラヒドロフラン(500ml)溶液を−78℃に冷却し、これに1α,3β−ビス(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−17−オキソアンドロスタ−5,7−ジエン(13.0g,24.5mmol)のテトラヒドロフラン(40ml)溶液を滴下しその温度で1時間攪拌後、2−(フェニルスルホニル)−3−フェニルオキサジリジン(9.62g,36.8mmol)のテトラヒドロフラン(40ml)溶液を滴下しさらに−78℃で1.5時間攪拌した。これを飽和塩化アンモニウム水溶液でクエンチし、水にあけ酢酸エチルで抽出、飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下、溶媒を濃縮し析出した固体を濾過後、濾液を再度濃縮し得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル:クロロホルム7:1:2)により精製し、白色固体の標記化合物(3.10g,23%)を得た。
【0065】
【実施例43】
1α,3β−ビス(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−16α−ヒドロキシプレグナ−5,7,17(E)−トリエンと1α,3β−ビス(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−16α−ヒドロキシプレグナ−5,7,17(Z)−トリエン
アルゴン雰囲気下、乾燥テトラヒドロフラン(50ml)にカリウム−t−ブトキシド(1.29g,11.4mmol)及びエチルトリフェニルホスホニウムブロミド(4.28g,11.4mmol)を加え、60℃で1.5時間攪拌後室温に戻し、実施例42で得られた化合物(2.10g,3.84mmol)のテトラヒドロフラン(20ml)溶液を加え、再び60℃で1時間攪拌した。これを水にあけ、酢酸エチルで抽出、飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル7:1)により精製し、標記化合物のE体(375mg,18%)、Z体(351mg,16%)およびこの2つの混合物(142mg,6%)を得た。
【0066】
【実施例44】
1α,3β−ビス(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−16−オキソプレグナ−5,7,17(E)−トリエン
アルゴン雰囲気下、クロロギ酸トリクロロメチル(118μl,0.68mmol)の乾燥ジクロロメタン(3ml)溶液を−78℃に冷却し、ジメチルスルホキシド(186μl,2.61mmol)を加え5分間攪拌し、これに実施例43で得られた化合物のE体(350mg,0.63mmol)の乾燥ジクロロメタン(2ml)溶液を滴下した。−78℃で15分間攪拌後、トリエチルアミン(435μl,3.10mmol)を加え、−78℃で15分間、室温で30分間攪拌した。反応終了後、反応溶液を水にあけ、ジクロロメタンで抽出、飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル50:3)で精製し、薄黄色固体の標記化合物(147mg,42%)を得た。
【0067】
【実施例45】
1α,3β−ビス(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−16−オキソプレグナ−5,7,17(Z)−トリエン
実施例43で得られた化合物のZ体(347mg,0.62mmol)の乾燥ジクロロメタン(2ml)溶液、クロロギ酸トリクロロメチル(118μl,0.68mmol)の乾燥ジクロロメタン(3ml)溶液、ジメチルスルホキシド(186μl,2.61mmol)、およびトリエチルアミン(435μl,3.10mmol)を用い、実施例44と同様操作により薄黄色固体の標記化合物(111mg,32%)を得た。
【0068】
【実施例46】
1α,3β−ビス(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−16−オキソプレグナ−5,7,17(E)−トリエン
実施例43で得られた化合物のE体とZ体の混合物(約1:1の混合物,1.76g,3.15mmol)をクロロホルム(150ml)に溶解し、二酸化マンガン(70g)を加え室温で1.5時間攪拌した。反応溶液をセライトで濾過し、濾液を濃縮後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル:クロロホルム84:6:1)により精製し、白色固体の標記化合物(879mg,50%)および原料のZ体(回収,560mg,32%)を得た。
【0069】
【実施例47】
1α,3β−ビス(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−16−オキソプレグナ−5,7,17(Z)−トリエン
実施例46で回収されたZ休(533mg,0.95mmol)の乾燥ジクロロメタン(1.5ml)溶液、ビス(トリクロロメチル)カーボネート(312mg,1.05mmol)の乾燥ジクロロメタン(3ml)溶液、ジメチルスルホキシド(284μl,4.00mmol)、およびトリエチルアミン(666μl,4.78mmol)を用い、実施例44と同様操作で反応を行った後、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル14:1)により精製し薄黄色固体の標記化合物(333mg,63%)を得た。
【0070】
【実施例48】
1α,3β−ビス(t−ブチルジメチルシリルオキシ)プレグナ−5,7,17(E)−トリエンの4−フェニル−1,2,4−トリアゾリン−3,5−ジオン付加体
1α,3β−ビス(t−ブチルジメチルシリルオキシ)プレグナ−5,7,17(E)−トリエン(1.00g,1.84mmol)のジクロロメタン(90ml)溶液に4−フェニル−1,2,4−トリアゾリン−3,5−ジオン(330mg,1.88mmol)のジクロロメタン(10ml)溶液を加え室温で30分間攪拌した後溶媒を留去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:酢酸エチル150:1)により精製し薄黄色固体の標記化合物(1.02g,77%)を得た。
【0071】
【実施例49】
1α,3β−ビス(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−16α−ヒドロキシプレグナ−5,7,17(E)−トリエンの4−フェニル−1,2,4−トリアゾリン−3,5−ジオン付加体
実施例48で得られた化合物(931mg,1.3mmol)をジクロロメタン(40ml)に溶解し、二酸化セレン(5.1mg,45.5μmol)、t−ブチルハイドロパーオキサイド(70%,422mg,4.68mmol)を加え、室温で27時間攪拌した。反応溶液をジクロロメタンで希釈し、飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去した。得られた残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(ジクロロメタン:酢酸エチル20:1)により精製し薄黄色固体標記化合物(885mg,92%)を得た。
【0072】
【実施例50】
1α,3β−ビス(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−16α−ヒドロキシプレグナ−5,7,17(E)−トリエン
実施例49で得られた化合物(80.0mg,109μmol)を1,3−ジメチル−2−イミダゾリジノン(6ml)に溶解し、140℃で16時間加熱攪拌した。これを水にあけ、酢酸エチルで抽出、飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を留去して得られた残渣を分取用薄層クロマトグラフィー(1枚、ヘキサン:酢酸エチル4:1、1回展開)により精製し、標記化合物(39.2mg,64%)を得た。
【0073】
【実施例51】
1α,3β−ビス(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−20(S)−(3−ヒドロキシ−3−メチルブチルチオ)−16−オキソプレグナ−5,7−ジエンと1α,3β−ビス(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−20(R)−(3−ヒドロキシ−3−メチルブチルチオ)−16−オキソプレグナ−5,7−ジエン
実施例44で得られた化合物(140mg,251μmol)をテトラヒドロフラン(4ml)に溶解し、0.1M−四ホウ酸ナトリウム(4ml)、3−ヒドロキシ−3−メチルブタンチオール(121μl)を加え、室温で12時間攪拌後、水を加えクロロホルムで抽出、飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去後、分取用薄層クロマトグラフィー(3枚、ヘキサン:酢酸エチル3:1、3回展開)により精製し、白色固体の標記化合物のS体(115.mg,68%)、及び無色油状のR体(52.0mg,31%)を得た。
【0074】
【実施例52】
1α,3β−ビス(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−20(S)−(3−ヒドロキシ−3−メチルブチルチオ)−16−オキソプレグナ−5,7−ジエンと1α,3β−ビス(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−20(R)−(3−ヒドロキシ−3−メチルブチルチオ)−16−オキソプレグナ−5,7−ジエン
実施例51と同様に実施例45で得られた化合物(80.0mg,144μmol)、0.1M−四ホウ酸ナトリウム(2.3ml)、3−ヒドロキシ−3−メチルブタンチオール(80μl)、テトラヒドロフラン(2.3ml)を用いて同様操作で反応後、分取用薄層クロマトグラフィー(2枚、ヘキサン:酢酸エチル3:1、3回展開)により精製し、標記化合物のS体(13.6mg,14%)、R体(62.5mg,64%)を得た。
【0075】
【実施例53】
1α,3β−ビス(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−20(S)−(4−エチル−4−ヒドロキシヘキシルチオ)−16−オキソプレグナ−5,7−ジエンと1α,3β−ビス(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−20(R)−(4−エチル−4−ヒドロキシヘキシルチオ)−16−オキソプレグナ−5,7−ジエン
実施例44で得られた化合物(110mg,197μmol、0.1M−四ホウ酸ナトリウム(3ml)、4−エチル−4−ヒドロキシヘキサンチオール(100μl)、テトラヒドロフラン(3ml)を用い、実施例51と同様操作により反応を行った後、分取用薄層クロマトグラフィー(2枚、ジクロロメタン:酢酸エチル:エタノール15:1:0.1、2回展開→さらに、2枚、ヘキサン:酢酸エチル4:1、5回展開)により精製し、標記化合物のS体(64.2mg,45%)NおよびR体(8.1mg,6%)を得た。また、実施例45で得られた化合物(90.0mg,162μmol)、0.1M−四ホウ酸ナトリウム(2.5ml)、4−エチル−4−ヒドロキシヘキサンチオール(90μl)、テトラヒドロフラン(2.5ml)を用い、実施例51と同様操作により反応を行った後、分取用薄層クロマトグラフィー(2枚、ジクロロメタン:酢酸エチル:エタノール15:1:0.1、2回展開)により精製し、標記化合物のS体(trace)、およびR体(49.9mg,45%)を得た。
【0076】
【実施例54】
1α,3β−ビス(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−20(S)−(4−ヒドロキシ−4−メチルペンチルチオ)−16−オキソプレグナ−5,7−ジエンと1α,3β−ビス(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−20(R)−(4−ヒドロキシ−4−メチルペンチルチオ)−16−オキソプレグナ−5,7−ジエン
実施例44で得られた化合物(100mg,180μmol)、0.1M−四ホウ酸ナトリウム(3ml)、4−ヒドロキシ−4−メチル−1−ペンタンチオール(100μl)、テトラヒドロフラン(3ml)を用い、実施例51と同様操作により反応を行った後、分取用薄層クロマトグラフィー(2枚、ヘキサン:酢酸エチル3:1、3回展開)により精製し、標記化合物のS体(85.8mg,69%)、およびR体(19.7mg,16%)を得た。また、実施例45で得られた化合物(80.0mg,144μmol)、0.1M−四ホウ酸ナトリウム(2.3ml)、4−ヒドロキシ−4−メチル−1−ペンタンチオール(100μl)、テトラヒドロフラン(2.3ml)を用い、実施例51と同様操作により反応を行った後、分取用薄層クロマトグラフィー(2枚、ヘキサン:酢酸エチル3:1、3回展開)により精製し、標記化合物のS体(trace)、およびR体(91.7mg,92%)を得た。
【0077】
【実施例55】
1α,3β−ビス(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−20(S)−(3−エチル−3−ヒドロキシペンチルチオ)−16−オキソプレグナ−5,7−ジエンと1α,3β−ビス(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−20(R)−(3−エチル−3−ヒドロキシペンチルチオ)−16−オキソプレグナ−5,7−ジエン
実施例44で得られた化合物(152mg,273μmol)、0.1M−四ホウ酸ナトリウム(4.2ml)、3−エチル−3−ヒドロキシ−1−ペンタンチオール(140μl)、テトラヒドロフラン(4.2ml)を用い、実施例51と同様操作により反応を行った後、分取用薄層クロマトグラフィー(2枚、ヘキサン:酢酸エチル3:1、3回展開→さらに、2枚、ジクロロメタン:酢酸エチル:エタノール15:1:0.1、2回展開)により精製し、標記化合物のS体(100mg,52%)、およびR体(17.7mg,9%)を得た。また、実施例45で得られた化合物(42.1mg,75.6μmol)、0.1M−四ホウ酸ナトリウム(1.2ml)、3−エチル−3−ヒドロキシ−1−ペンタンチオール(40μl)、テトラヒドロフラン(1.2ml)を用い、実施例51と同様操作により反応を行った後、分取用薄層クロマトグラフィー(1枚、ヘキサン:酢酸エチル4:1、3回展開)により精製し、標記化合物のS体(trace)、およびR体(34.3mg,64%)を得た。
【0078】
【実施例56】
1α,3β−ビス(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−20(S)−(3−ヒドロキシ−3−メチルブチルチオ)−16β−ヒドロキシプレグナ−5,7−ジエンと1α,3β−ビス(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−20(S)−(3−ヒドロキシ−3−メチルブチルチオ)−16α−ヒドロキシプレグナ−5,7−ジエン
実施例51で得られた化合物の20S体(113mg,167μmol)をテトラヒドロフラン(3.5ml)に溶解し、リチウムアルミニウムハイドライド(10.1mg,266μmol)を少しずつ加え室温で30分間攪拌した後、10%−水酸化ナトリウム水溶液でクエンチし、水を加え、酢酸エチルで抽出、有機層を飽和食塩水で洗浄、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去し得られた残渣を分取用薄層クロマトグラフィー(2枚、ヘキサン:酢酸エチル1:1、2回展開)により精製し、白色固体の標記化合物のβ体(73.4mg,65%)及び無色油状のα体(22.0mg,19%)を得た。
【0079】
【実施例57】
1α,3β−ビス(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−20(R)−(3−ヒドロキシ−3−メチルブチルチオ)−16β−ヒドロキシプレグナ−5,7−ジエンと1α,3β−ビス(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−20(R)−(3−ヒドロキシ−3−メチルブチルチオ)−16α−ヒドロキシプレグナ−5,7−ジエン
実施例51で得られた化合物の20R体(51.7mg,76.3μmol)、テトラヒドロフラン(1.5ml)、リチウムアルミニウムハイドライド(4.6mg,122μmol)を用い、実施例56と同様に反応を行った後、分取用薄層クロマトグラフィー(1枚、ヘキサン:酢酸エチル1:1、2回展開)により精製し、無色油状の標記化合物のβ体(13.2mg,25%)及び無色油状のα体(10.1mg,19%)を得た。
【0080】
【実施例58】
1α,3β−ビス(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−20(S)−(4−エチル−4−ヒドロキシヘキシルチオ)−16β−ヒドロキシプレグナ−5,7−ジエンと1α,3β−ビス(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−20(S)−(4−エチル−4−ヒドロキシヘキシルチオ)−16α−ヒドロキシプレグナ−5,7−ジエン
実施例53で得られた化合物の20S体(61.0mg,84.8μmol)、テトラヒドロフラン(2.4ml)、リチウムアルミニウムハイドライド(5.2mg,136μmol)を用い、実施例56と同様に反応を行った後、分取用薄層クロマトグラフィー(1枚、ヘキサン:酢酸エチル3:1、3回展開)により精製し、無色油状の標記化合物のβ体(40.4mg,66%)及び無色油状のα体(121mg,20%)を得た。
【0081】
【実施例59】
1α,3β−ビス(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−20(R)−(4−エチル−4−ヒドロキシヘキシルチオ)−16β−ヒドロキシプレグナ−5,7−ジエン
実施例53で得られた化合物の20R体(49.9mg,69.4μmol)、テトラヒドロフラン(2.0ml、リチウムアルミニウムハイドライド(4.2mg,111μmol)を用い、実施例56と同様に反応を行った後、分取用薄層クロマトグラフィー(2枚、ヘキサン:酢酸エチル3:1、3回展開)により精製し、無色油状の標記化合物(36.7mg,73%)を得た。
【0082】
【実施例60】
1α,3β−ビス(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−20(S)−(4−ヒドロキシ−4−メチルペンチルチオ)−16β−ヒドロキシプレグナ−5,7−ジエンと1α,3β−ビス(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−20(S)−(4−ヒドロキシ−4−メチルペンチルチオ)−16α−ヒドロキシプレグナ−5,7−ジエン
実施例54で得られた化合物の20S体(85.0mg,123μmol)、テトラヒドロフラン(2.5ml)、リチウムアルミニウムハイドライド(7.5mg,197μmol)を用い、実施例56と同様に反応を行った後、分取用薄層クロマトグラフィー(1枚、ヘキサン:酢酸エチル1:1、3回展開→1枚、ジクロロメタン:エタノール30:1、5回展開)により精製し、無色油状の標記化合物のβ体(58.3mg,68%)及び無色油状のα体(9.7mg,11%)を得た。
【0083】
【実施例61】
1α,3β−ビス(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−20(R)−(4−ヒドロキシ−4−メチルペンチルチオ)−16β−ヒドロキシプレグナ−5,7−ジエン
実施例54で得られた化合物の20R体(91.1mg,132μmol)、テトラヒドロフラン(2.5ml)、リチウムアルミニウムハイドライド(8.0mg,211μmol)を用い、実施例56の合成と同様に反応を行った後、分取用薄層クロマトグラフィー(2枚、ジクロロメタン:エタノール20:1、5回展開)により精製し、無色油状の標記化合物(57.0mg,62%)を得た。
【0084】
【実施例62】
1α,3β−ビス(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−20(S)−(3−エチル−3−ヒドロキシペンチルチオ)−16β−ヒドロキシプレグナ−5,7−ジエンと1α,3β−ビス(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−20(S)−(3−エチル−3−ヒドロキシペンチルチオ)−16α−ヒドロキシプレグナ−5,7−ジエン
実施例55で得られた化合物の20S体(98.8mg,140μmol)、テトラヒドロフラン(50ml)、リチウムアルミニウムハイドライド(8.5mg,224μmol)を用い、実施例56の合成と同様に反応を行った後、分取用薄層クロマトグラフィー(2枚、ヘキサン:酢酸エチル3:1、3回展開)により精製し、無色油状の標記化合物のβ体(42.6mg,43%)及び無色油状のα体(12.2mg,12%)を得た。
【0085】
【実施例63】
1α,3β−ビス(t−ブチルジメチルシリルオキシ)−20(R)−(3−エチル−3−ヒドロキシペンチルチオ)−16β−ヒドロキシプレグナ−5,7−ジエン
実施例55で得られた化合物の20R体(33.3mg,47.2mol)、テトラヒドロフラン(1.1ml)、リチウムアルミニウムハイドライド(2.9mg,75.2μmol)を用い、実施例56の合成と同様に反応を行った後、分取用薄層クロマトグラフィー(1枚、ヘキサン:酢酸エチル3:1、3回展開)により精製し、無色油状の標記化合物(18.2mg,55%)を得た。
【0086】
【実施例64】
20(S)−(3−ヒドロキシ−3−メチルブチルチオ)−1α,3β,16β−トリヒドロキシプレグナ−5,7−ジエン
アルゴン雰囲気下、実施例56で得られた化合物の16β体(70.1mg,103μmol)を乾燥テトラヒドロフラン(1.1ml)に溶解し、テトラ−n−ブチルアンモニウムフルオリド(1M−テトラヒドロフラン溶液、1.1ml)を加え16時間穏やかに加熱還流した。これを水にあけ、酢酸エチルで抽出、有機層を10%−塩酸、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水の順に洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下溶媒を留去した後、分取用薄層クロマトグラフィー(1枚、ジクロロメタン:エタノール5:1、1回展開)により精製して無色油状の標記化合物(41.1mg,89%)を得た。
【0087】
【実施例65】
20(S)−(3−ヒドロキシ−3−メチルブチルチオ)−1α,3β,16α−トリヒドロキシプレグナ−5,7−ジエン
実施例56で得られた化合物の16α体(22.0mg,32.4μmol)、乾燥テトラヒドロフラン(1.1ml)、テトラ−n−ブチルアンモニウムフルオリド(1M−テトラヒドロフラン溶液、1.1ml)を用い、実施例64と同様操作により反応を行った後、分取用薄層クロマトグラフィー(1枚、ジクロロメタン:エタノール5:1、1回展開)により精製し、無色油状の標記化合物(11.5mg,79%)を得た。
【0088】
【実施例66】
20(R)−(3−ヒドロキシ−3−メチルブチルチオ)−1α,3β,16β−トリヒドロキシプレグナ−5,7−ジエン
実施例57で得られた化合物の16β体(55.1mg,81.1μmol)乾燥テトラヒドロフラン(1.0ml)、テトラ−n−ブチルアンモニウムフルオリド(1M−テトラヒドロフラン溶液、1.0ml)を用い、実施例64と同様操作により反応を行った後、分取用薄層クロマトクラフィー(1枚、ジクロロメタン:エタノール5:1、1回展開)により精製し、無色油状の標記化合物(31.9mg,88%)を得た。
【0089】
【実施例67】
20(R)−(3−ヒドロキシー3−メチルブチルチオ)−1α,3β,16α−トリヒドロキシプレグナ−5,7−ジエン
実施例57で得られた化合物の16α体(15.8mg,23.3μmol)、乾燥テトラヒドロフラン(1.0ml)、テトラ−n−ブチルアンモニウムフルオリド(1M−テトラヒドロフラン溶液、0.8ml)を用い、実施例64と同様操作により反応を行った後、分取用薄層クロマトグラフィー(1枚、ジクロロメタン:エタノール5:1、1回展開)により精製し、無色油状の標記化合物(8.6mg,82:)を得た。
【0090】
【実施例68】
20(S)−(4−エチル−4−ヒドロキシヘキシルチオ)−1α,3β,16β−トリヒドロキシプレグナ−5,7−ジエン
実施例58で得られた化合物の16β体(36.5mg,50.6μmol)、乾燥テトラヒドフラン(1.0ml)、テトラ−n−ブチルアンモニウムフルオリド(1M−テトラヒドロフラン溶液、1.0ml)を用い、実施例64と同様操作により反応を行った後、分取用薄層クロマトグラフィー(1枚、ジクロロメタン:エタノール16:3、1回展開)により精製し、無色油状の標記化合物(21.3mg,86%)を得た。
【0091】
【実施例69】
20(S)−(4−エチル−4−ヒドロキシヘキシルチオ)−1α,3β,16α−トリヒドロキシプレグナ−5,7−ジエン
実施例58で得られた化合物の16α体(12.0mg,16.6μmol)、乾燥テトラヒドロフラン(1.0ml)、テトラ−n−ブチルアンモニウムフルオリド(1M−テトラヒドロフラン溶液、1.0ml)を用い、実施例64と同様操作により反応を行った後、分取用薄層クロマトグラフィー(1枚、ジクロロメタン:エタノール16:3、1回展開)により精製し、無色油状の標記化合物(6.3mg,77%)を得た。
【0092】
【実施例70】
20(R)−(4−エチル−4−ヒドロキシヘキシルチオ)−1α,3β,16β−トリヒドロキシプレグナ−5,7−ジエン
実施例59で得られた化合物(34.0mg,47.1mol)、乾燥テトラヒドロフラン(1.0ml)、テトラ−n−ブチルアンモニウムフルオリド(1M−テトラヒドロフラン溶液、1.0ml)を用い、実施例64と同様操作により反応を行った後、分取用薄層ロマトグラフィー(1枚、ジクロロメタン:エタノール16:3、1回展)により精製し、無色油状の標記化合物(12.1mg,52%)を得た。
【0093】
【実施例71】
20(S)−(4−ヒドロキシ−4−メチルペンチルチオ)−1α,3β,16β−トリヒドロキシプレグナ−5,7−ジエン
実施例60で得られた化合物の16β体(58.3mg,84.1μmol)、乾燥テトラヒドロフラン(1.0ml)、テトラ−n−ブチルアンモニウムフルオリド(1M−テトラヒドロフラン溶液、1.0ml)を用い、実施例64と同様操作により反応を行った後、分取用薄層クロマトグラフィー(1枚、ジクロロメタン:エタノール5:1、1回展開)により精製し、無色油状の標記化合物(22.9mg,59%)を得た。
【0094】
【実施例72】
20(S)−(4−ヒドロキシ−4−メチルペンチルチオ)−1α,3β,16α−トリヒドロキシプレグナ−5,7−ジエン
実施例60で得られた化合物の16α体(9.7mg,14.0μmol)、乾燥テトラヒドロフラン(1.0ml)、テトラ−n−ブチルアンモニウムフルオリド(1M−テトラヒドロフラン溶液、1.0ml)を用い、実施例64と同様操作により反応を行った後、分取用薄層クロマトグラフィー(1枚、ジクロロメタン:エタノール5:1、1回展開)により精製し、無色油状の標記化合物(4.6mg,71%)を得た。
【0095】
【実施例73】
20(R)−(4−ヒドロキシ−4−メチルペンチルチオ)−1α,3β,16β−トリヒドロキシプレグナ−5,7−ジエン
実施例61で得られた化合物(57.0mg,82.2μmol)、乾燥テトラヒドロフラン(1.0ml)、テトラ−n−ブチルアンモニウムフルオリド(1M−テトラヒドロフラン溶液、1.0ml)を用い、実施例64と同様操作により反応を行った後、分取用薄層クロマトグラフィー(1枚、ジクロロメタン:エタノール5:1、1回展開)により精製し、無色油状の標記化合物(30.4mg,80%)を得た。
【0096】
【実施例74】
20(S)−(3−エチル−3−ヒドロキシペンチルチオ)−1α,3β,16β−トリヒドロキシプレグナ−5,7−ジエン
実施例62で得られた化合物の16β体(42.6mg,60.2μmol)、乾燥テトラヒドロフラン(1.0ml)、テトラ−n−ブチルアンモニウムフルオリド(1M−テトラヒドロフラン溶液、1.2ml)を用い、実施例64と同様操作により反応を行った後、分取用薄層クロマトグラフィー(1枚、ジクロロメタン:エタノール5:1、1回展開)により精製し、無色油状の標記化合物(23.9mg,83%)を得た。
【0097】
【実施例75】
20(S)−(3−エチル−3−ヒドロキシペンチルチオ)−1α,3β,16α−トリヒドロキシプレグナ−5,7−ジエン
実施例62で得られた化合物の16α体(12.2mg,17.2μmol)、乾燥テトラヒドロフラン(1.0ml)、テトラ−n−ブチルアンモニウムフルオリド(1M−テトラヒドロフラン溶液、1.0ml)を用い、実施例64と同様操作により反応を行った後、分取用薄層クロマトグラフィー(1枚、ジクロロメタン:エタノール5:1、1回展開)により精製し、無色油状の標記化合物(6.3mg,77%)を得た。
【0098】
【実施例76】
20(R)−(3−エチル−3−ヒドロキシペンチルチオ)−1α,3β,16α−トリヒドロキシプレグナ−5,7−ジエン
実施例63で得られた化合物(18.0mg,25.5μmol)、乾燥テトラヒドロフラン(1.0ml)、テトラ−n−ブチルアンモニウムフルオリド(1M−テトラヒドロフラン溶液、1.0ml)を用い、実施例64と同様操作により反応を行った後、分取用薄層クロマトグラフィー(1枚、ジクロロメタン:エタノール5:1、1回展開)により精製し、無色油状の標記化合物(8.5mg,70%)を得た。
【0099】
【実施例77】
20(S)−(3−ヒドロキシ−3−メチルブチルチオ)−1α,3β,16β−トリヒドロキシ−9,10−セコプレグナ−5,7,10(19)−トリエン
実施例64で得られた化合物(40.2mg,89.2μmol)をエタノール(200ml)に溶解し、0℃でアルゴンをバブリングしながら400W高圧水銀灯バイコールフィルター透過光により2.5分間光照射を行った後、2時間穏やかに加熱還流を行った。溶媒を留去し、分取用薄層クロマトグラフィー(1枚、ジクロロメタン:エタノール5:1、3回展開)により精製し、無色油状の標記化合物(4.6mg,11%)を得た。
【0100】
【実施例78】
20(S)−(3−ヒドロキシー3−メチルブチルチオ)−1α,3β,16α−トリヒドロキシ−9,10−セコプレグナー5,7,10(19)−トリエン
実施例65で得られた化合物(11.5mg,25.5μmol)を用いて実施例77と同様に反応を行った後(光照射2.5分間)、分取用薄層クロマトグラフィー(1枚、ジクロロメタン:エタノール6:1、5回展開)により精製し、無色油状の標記化合物(0.7mg,6%)を得た。
【0101】
【実施例79】
20(R)−(3−ヒドロキシ−3−メチルブチルチオ)−1α,3β,16β−トリヒドロキシ−9,10−セコプレグナ−5,7,10(19)−トリエン
実施例66で得られた化合物(31.9mg,70.8μmol)を用いて実施例77と同様に反応を行った後(光照射2.5分間)、分取用薄層クロマトグラフィー(1枚、ジクロロメタン:エタノール6:1、2回展開)により精製し、無色油状の標記化合物(3.5mg,11%)を得た。
【0102】
【実施例80】
20(R)−(3−ヒドロキシ−3−メチルブチルチオ)−1α,3β,16α−トリヒドロキシ−9,10−セコプレグナ−5,7,10(19−トリエン
実施例67で得られた化合物(8.6mg,19.1μmol)を用いて実施例77と同様に反応を行った後(光照射2.0分間)、分取用薄層クロマトグラフィー(1枚、ジクロロメタン:エタノール6:1、5回展開)により精製し、無色油状の標記化合物(1.3mg,15%)を得た。
【0103】
【実施例81】
20(S)−(4−エチル−4−ヒドロキシヘキシルチオ)−1α,3β,16α−トリヒドロキシ−9,10−セコプレグナ−5,7,10(19)−トリエン
実施例68で得られた化合物(21.3mg,43.2μmol)用いて実施例77と同様に反応を行った後(光照射2.5分間)、分取用薄層クロマトグラフィー(1枚、ジクロロメタタン:エタノール10:1、3回展開)により精製し、無色油状の標記化合物(3.9mg,18%)を得た。
【0104】
【実施例82】
20(S)−(4−エチル−4−ヒドロキシヘキシルチオ)−1α,3β,16α−トリヒドロキシ−9,10−セコプレグナ−5,7,10(19)−トリエン
実施例69で得られた化合物(6.3mg,12.7μmol)を用いて実施例77と同様に反応を行った後(光照射1.75分間)、分取用薄層クロマトグラフィー(1枚、ジクロロメタン:エタノール10:1、5回展開)により精製し、無色油状の標記化合物(1.3mg,21%)を得た。
【0105】
【実施例83】
20(R)−(4−エチル−4−ヒドロキシヘキシルチオ)−1α,3β,16α−トリヒドロキシ−9,10−セコプレグナ−5,7,10(19)−トリエン
実施例70で得られた化合物(12.1mg,24.6μmol)を用いて実施例77と同様に反応を行った後(光照射1.75分間)、分取用薄層クロマトグラフィー(1枚、ジクロロメタン:エタノール10:1、3回展開)により精製し、無色油状の標記化合物(1.5mg,12%)を得た。
【0106】
【実施例84】
20(S)−(4−ヒドロキシ−4−メチルペンチルチオ)−1α,3β,16β−トリヒドロキシ−9,10−セコプレグナ−5,7,10(19)−トリエン
実施例71で得られた化合物(22.9mg,49.2μmol)を用いて実施例77と同様に反応を行った後(光照射2.5分間)、分取用薄層クロマトグラフィー(1枚、ジクロロメタン:エタノール10:1、7回展開)により精製し、無色油状の標記化合物(2.4mg,10%)を得た。
【0107】
【実施例85】
20(S)−(4−ヒドロキシ−4−メチルペンチルチオ)−1α,3β,16α−トリヒドロキシ−9,10−セコプレグナ−5,7,10(19)−トリエン
実施例72で得られた化合物(5.9mg,12.7μmol)を用いて実施例77と同様に反応を行った後(光照射1.25分間)、分取用薄層クロマトグラフィー(1枚、ジクロロメタン:エタノール10:1、5回展開)により精製し、無色油状の標記化合物(0.5mg,8%)を得た。
【0108】
【実施例86】
20(R)−(4−ヒドロキシ−4−メチルペンチルチオ)−1α,3β,16β−トリヒドロキシ−9,10−セコプレグナ−5,7,10(19)−トリエン
実施例73で得られた化合物(18.3mg,39.4μmol)用いて実施77と同様に反応を行った後(光照射2.25分間)、分取用薄層クロマトグラフィー(1枚、ジクロロメタン:エタノール10:1、5回展開)により精製し、無色油状の標記化合物(1.5mg,8%)を得た。
【0109】
【実施例87】
20(S)−(3−エチル−3−ヒドロキシペンチルチオ)−1α,3β,16β−トリヒドロキシ−9,10−セコプレグナ−5,7,10(19)−トリエン
実施例74で得られた化合物(23.9mg,49.9μmol)を用いて実施例77と同様に反応を行った後(光照射2.5分間)、分取用薄層クロマトグラフィー(1枚、ジクロロメタン:エタノール10:1、6回展開)により精製し、無色油状の標記化合物(4.3mg,18%)を得た。
【0110】
【実施例88】
20(S)−(3−エチル−3−ヒドロキシペンチルチオ)−1α,3β,16α−トリヒドロキシ−9,10−セコプレグナ−5,7,10(19)−トリエン
実施例75で得られた化合物(6.3mg,13.2μmol)を用いて実施例77と同様に反応を行った後(光照射1.5分間)、分取用薄層クロマトグラフィー(1枚、ジクロロメタン:メタノール10:1、8回展開)により精製し、無色油状の標記化合物(1.0mg,18%)を得た。
【0111】
【実施例89】
20(R)−(3−エチル−3−ヒドロキシペンチルチオ)−1α,3β,16β−トリヒドロキシ−9,10−セコプレグナ−5,7,10(19)−トリエン
実施例76で得られた化合物(8.5mg,17.8μmol)を用いて実施例77と同様に反応を行った後(光照射1.75分間)、分取用薄層クロマトグラフィー(1枚、ジクロロメタン:エタノール10:1、8回展開)により精製し、無色油状の標記化合物(1.1mg,13%)を得た。
【0112】
【試験例1】
ヒトケラチノサイトの増殖抑制実験
1)X線処理したJ2細胞をあらかしめプレーティングした96wellプレートに、ヒトケラチノサイトを2.4×103/well(0.32cm2)の細胞数でプレーティングし、その後、各濃度の薬剤を添加しKGM/DMEM(1:1)培地で3日間37℃,5%CO2,95%airで培養を行った。
2)最終濃度1μCi/mlになるように[3H]チミジンを添加し更に3日間培養した。
3)PBSにて2回洗浄した後、0.25%トリプシンで細胞をはがし、ベータプレート(pharmacia社製)を用いてDNAに取り込まれた[3H]チミジンの量を測定した。薬剤を加えない場合の[3H]チミジンの取り込み量を100%とし、これに対する薬剤各濃度における取り込み量の割合を図に示す。1α,25−ジヒドロキシビタミンD3および実施例88で得られた化合物の結果をそれぞれ図1、図2に示す。
【0113】
【試験例2】
1)96wellプレートに、ヒトケラチノサイトを2.2×103/well(0.32cm2)の細胞数でプレーティングし、その後各濃度の薬剤を添加しKGM/DMEM(1:1)倍地で1日間37℃,5%CO2,95%airで培養を行った。
2)最終濃度1μCi/mlになるように[3H]チミジンを添加し更に3日間培養した。
3)PBSにて2回洗浄した後、0.25%トリプシンで細胞をはがし、ベータプレート(pharmacia社製)を用いてDNAに取り込まれた[3H]チミジンの量を測定した剤を加えない場合の[3H]チミジンの取り込み量を100%とし、これに対する薬剤各濃度における取り込み量の割合を図に示す。1α,25−ジヒドロキシビタミンD3、実施例33で得られた化合物および実施例35で得られた化合物の結果をそれぞれ図3、図4、図5に示す。図1から図5のグラフにおいて、*は5%、**は1%、***は0.1%の危険率で有意差があることを示す。図1から図5から明らかなように、本発明の化合物は強いヒトケラチノサイト増殖抑制活性を有する。
【0114】
【発明の効果】
本発明の化合物である22位が硫黄原子で置換されているビタミンD誘導体は、強いケラチノサイトの増殖抑制作用を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】1α,25−ジヒドロキシビタミンD3の各濃度におけるヒトケラチノサイトの増殖抑制効果を示す。
【図2】実施例88の化合物の各濃度におけるヒトケラチノサイトの増殖抑制効果を示す。
【図3】1α,25−ジヒドロキシビタミンD3の各度におけるヒトケラチノサイト増殖抑制効果を示す。
【図4】実施例33の化合物の各濃度におけるヒトケラチノサイトの増殖抑制効果を示す。
【図5】実施例35の化合物の各濃度におけるヒトケラチノサイトの増殖抑制効果を示す。
Claims (31)
- R3が水酸基であることを特徴とする請求項1記載の化合物。
- R2が水素原子であることを特徴とする請求項1記載の化合物。
- R2が水素原子であることを特徴とする請求項4記載の化合物。
- R2が水酸基であることを特徴とする請求項1記載の化合物。
- R2が水酸基であることを特徴とする請求項2記載の化合物。
- R2が水酸基であることを特徴とする請求項3記載の化合物。
- R2が水酸基であることを特徴とする請求項4記載の化合物。
- 20位がR配位であることを特徴とする請求項4記載の化合物。
- 20位がR配位であることを特徴とする請求項7記載の化合物。
- 20位がR配位であることを特徴とする請求項10記載の化合物。
- 20位がS配位であることを特徴とする請求項4記載の化合物。
- 20位がS配位であることを特徴とする請求項7記載の化合物。
- 20位がS配位であることを特徴とする請求項10記載の化合物。
- 保護基がアシル基または置換シリル基であることを特徴とする請求項19記載の化合物。
- 保護基がアシル基または置換シリル基であることを特徴とする請求項22記載の化合物。
- 保護基が置換シリル基であることを特徴とする請求項24記載の化合物。
- 保護基が置換シリル基であることを特徴とする請求項27記載の化合物。
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