JP3758571B2 - ボトル缶の製造方法及びボトル缶の製造装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、キャップの取り付けられるボトル缶の開口部を形成するボトル缶の製造方法及びボトル缶の製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
アルミ材料からなる有底円筒状の缶胴を、絞り加工して得る所謂ボトル缶は、ボトルネック部の上端となる開口部の外周に、図7(a)に示すネジ部1を有する。このネジ部1には、ボトル缶内への製品の充填後に、円筒体をネジ部1に倣って押圧成形した図7(b)に示すキヤップ3が取り付けられる。キャップ3は、図7(c)に示すように、ボトル缶のネジ部1に倣ってキャップネジ部5を形成したキャップ本体7と、このキャップ本体7の下端に、破断部(所謂ブリッジ)9を介して連設した開口周縁部(所謂スカート)11とからなる。
【0003】
キャップ3の破断部9は、円周方向に複数の微小スリット13と、連結部15とを交互に配設してなり、キャップ本体7と開口周縁部11とに作用する相対回転方向のモーメントによって連結部15を破断して、キャップ3を、ボトル缶から離脱されるキャップ本体7と、ネック部に残される開口周縁部11とに分離可能としている。このキャップ3は、図7(b)に示すように、ボトル缶ネック部のネジ部1の下方に形成した膨出部17の下面側に開口周縁部11の端を折り曲げて取り付けられる。
【0004】
従来、このようなネジ部1と膨出部17とを有したボトル缶は、図8(a)に示すように、アルミ材料からなる有底円筒状の缶胴19の開口部を、図8(b)に示すように、一旦縮径した後、図8(c)に示すように、開口端から所定距離hを再び拡径し、更に図8(d)に示すように、開口端から一定の距離nにネジ部1を成形することでネジ部1の形成されない拡径部を膨出部17として残すことにより、ネジ部1及び膨出部17を形成していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来のボトル缶の製造方法は、一旦縮径したネック部を拡径し、この拡径部の開口部から一定の距離nにネジ部1を成形し、ネジ部1の形成されない拡径部を膨出部17としていたため、拡径加工やネジ形成加工、或いは材料の異方性によって、膨出部の形成位置や形状にバラツキの生じる問題があった。例えば図9に示す膨出部17の高さhが大きくなる方向にバラツクと、キャップの開口周縁部を折り曲げる際に、ブリッジに過剰な力が働き、ブリッジ切れを発生する原因となる。また、膨出部17の下面角度θが小さくなると、開口周縁部の折り曲げ時に座屈が生じ易くなる一方、角度θが大きくなると、キャップの開栓時に開口周縁部がキヤップ本体とともまわりし、ブリッジ切れが困難となった。更に、角度θが大きくなると、キャップの膨出部に対する保持力が弱くなり、缶内圧が高い場合に、キャップが軸線方向上方へ押し上げられ、密閉性を損ねる虞が生じた。これらの不具合は、膨出部円周方向の異なる位置における断面形状が、図10に示すように、不均一となる場合においてもその発生が顕著となった。
本発明は上記状況に鑑みてなされたもので、円周方向の任意な位置の断面形状が均一となる膨出部を、所定の位置に形成することができるボトル缶の製造方法及びボトル缶の製造装置を提供し、もって、キャップのブリッジ切れ、座屈、ともまわり、密封性低下の防止を図ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明に係る請求項1記載のボトル缶の製造方法は、有底円筒状の缶胴の開口部を一旦縮径した後、開口端から所定距離を再び拡径し、更に開口端から一定の距離にネジを成形することでネジの形成されない拡径部を膨出部として残すボトル缶の製造方法において、前記ネジを成形した後に、所定の外周形状を有する再成形ローラを前記膨出部の外周面に転動させて該膨出部を再成形することを特徴とする。
【0007】
このボトル缶の製造方法では、所定の外周形状を有する再成形ローラを膨出部の外周面に転動させて膨出部を再成形するので、円周方向の任意な位置の断面形状が均一である膨出部を、所定の位置に形成することができ、これにより、キャップの開口周縁を所望の折り曲げ量・折り曲げ角度で均一に膨出部へ巻き締めることが可能になり、ブリッジ切れ、曲げ部の座屈、キャップのともまわり、密封性の低下が生じなくなる。
【0008】
請求項2記載のボトル缶の製造方法は、請求項1記載のボトル缶の製造方法において、前記開口端から所定距離を拡径するに際し、前記膨出部の形成位置より再成形代を見込んだ分前記所定距離を延長した位置まで拡径を行うことを特徴とする。
【0009】
このボトル缶の製造方法では、開口端から所定距離を拡径するに際し、膨出部の形成位置より再成形代を見込んだ分、所定距離を延長した位置まで拡径が行われる。これにより、拡径加工やネジ形成加工の精度、或いは素材の異方性によって拡径部の形状・位置がバラツキ、膨出部が所定より浅くなる場合であっても、再成形時に、再成形代を再成形ローラによって潰して、膨出部を所定の位置に成形し直すことが可能となる。
【0010】
請求項3記載のボトル缶の製造方法は、請求項1又は2記載のボトル缶の製造方法において、三つ以上の前記再成形ローラを、円周方向等間隔で同時に押し当てて再成形を行うことを特徴とする。
【0011】
このボトル缶の製造方法では、膨出部が同時に三つ以上の再成形ローラに押し当てられ、膨出部の中心と、再成形ローラ配設円の中心との芯ずれが防止され、膨出部が高い真円度で再成形される。
【0012】
請求項4記載のボトル缶の製造装置は、有底円筒状の缶胴の開口部を縮径する縮径機と、縮径した開口部を開口端から所定距離で拡径する拡径機と、開口端から一定の距離で拡径部にネジを成形すると共にネジの形成されない拡径部を膨出部として残すネジ形成機とを備えたボトル缶の製造装置において、缶胴の軸線と同方向の軸回りに回動自在な再成形ローラを膨出部の外周面に押圧して転動させる再成形機を備えたことを特徴とする。
【0013】
このボトル缶の製造装置では、ネジを成形した後に、再成形ローラを膨出部の外周面に転動させて、膨出部を再成形でき、拡径加工、ネジ形成加工、素材の異方性によって生じた膨出部形状や位置のバラツキが是正可能になる。
【0014】
請求項5記載のボトル缶の製造装置は、請求項4記載のボトル缶の製造装置において、前記再成形機は、少なくとも三つ以上の前記再成形ローラを円周方向等間隔に配設したことを特徴とする。
【0015】
このボトル缶の製造装置では、三つ以上の再成形ローラを、膨出部の外周に同時に押し当てることができ、膨出部の中心と、再成形ローラ配設円の中心との芯ずれが防止可能になる。
【0016】
請求項6記載のボトル缶の製造装置は、請求項4又は5記載のボトル缶の製造装置において、前記再成形ローラは、軸線方向一端側の外周に膨出部再成形部を有し、軸線方向他端側の外周に該膨出部再成形部より大外径とならない逃がし部を有することを特徴とする。
【0017】
このボトル缶の製造装置では、膨出部を再成形したときに生じる歪みが、膨出部再成形部より大外径とならないように形成した逃がし部によって、比較的精度の要求されない膨出部上部へ逃がされることになり、再成形後のスプリングバックによる膨出部下部の歪みが防止されることになる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るボトル缶の製造方法及びボトル缶の製造装置の好適な実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
図1は本発明に係るボトル缶の製造装置における再成形機を表す構成図、図2は図1のA−A矢視図、図3は図1に示した再成形ローラの要部拡大図、図4は図1の再成形機を備えたボトル缶の製造装置の構成図である。
【0019】
本実施の形態によるボトル缶の製造装置は、後述する縮径機、拡径機、ネジ形成機等の従来よりある機構に加えて図1に示す再成形機31を備えたことを特徴としている。再成形機31は、ヘッド支持ロッド33の外側に固定された支持ブロック35を介してヘッド支持ロッド33に固定されている。支持ブロック35は、図2に示すように、膨出部37の軸線Oを中心とする円周上等間隔に、3本の支持軸39を回転自在に保持している。この支持軸39は、下部にそれぞれ支持アーム41を固定し、上部にはそれぞれ支持部材43を固定している。
【0020】
更に支持軸39には、トーションスプリング(付勢部材)45がはめられている。このトーションスプリング45は、その下端部45aを支持軸39に固定し、上端部45bを支持ブロック35に固定することにより、再成形ローラ47を軸線Oに接近させる方向に常時支持軸39(支持アーム41、支持部材43)を回動付勢するねじりバネとなっている。つまり、再成形機31は、回動自在な三つの再成形ローラ47を膨出部37の外周面に同時に圧接して転動させることができる。
【0021】
支持アーム41は、図2に示すように、長手方向の一端部で、缶胴の軸線と同方向の軸49を介して再成形ローラ47を回転自在に支持し、他端部で膨出部37の軸線Оに沿って設けた支持軸39に固定されて、支持軸39の回転とともに、再成形ローラ47を膨出部37に対して接近あるいは離間させるように回動する。なお、本実施の形態では、三つの再成形ローラ47を膨出部37に同時に押圧可能とする構造を例に説明するが、再成形ローラ47は、少なくとも三つ以上を、円周方向等間隔に配設するものであればよい。
【0022】
このような押圧機構とすることで、膨出部37が同時に三つ以上の再成形ローラ47に押し当てられ、膨出部37の中心と、再成形ローラ配設円の中心との芯ずれが防止され、膨出部37が高い真円度で再成形可能になる。
【0023】
支持部材43には、一端部で軸線Oに沿って設けられたカム軸51を介して、カムローラ53が回動自在に支持されている。このカムローラ53は、ヘッド支持ロッド33に対して昇降自在に設けられた図示しないコーンカムに当接され、コーンカムが昇降することにより軸線Oに対する径方向位置が移動される。また、この支持部材43の他端部は支持軸39に係合されている。カムローラ53がコーンカムにより移動されると、支持部材43は支持軸39を中心として水平方向に回動され、支持軸39即ち支持アーム41を回動させて、再成形ローラ47を膨出部37に対して接近或いは離間させる。
【0024】
また、再成形ローラ47は、図3に示すように、軸線方向一端側(図3の下側)の外周に膨出部再成形部47aを有し、軸線方向他端側(図3の上側)の外周に膨出部再成形部47aより大外径とならない逃がし部47bを有している。膨出部再成形部47aは、下側に向かって徐々に大径となるテーパ状となり、このテーパの略中央部の傾斜面は、その断面の輪郭が直線となっている。この直線部55は、例えば水平線57との成す角が48度で形成される。膨出部再成形部47aは、このテーパ面を膨出部37の下面側に当接することで膨出部37を再成形する。
【0025】
また、逃がし部47bは、テーパ面に連続し、膨出部再成形部47aより大外径とならないように形成されている。即ち、膨出部再成形部47aと同一外径又は膨出部再成形部47aより小外径で形成されている。このような逃がし部47bを再成形ローラ47に設けておくことで、特に精度の要求される膨出部下部を再成形したときに生じる歪みが、膨出部再成形部47aから逃がし部47bへと逃がされることになり、再成形後のスプリングバックによる膨出部下部の歪みが防止されることになる。
【0026】
ボトル缶の製造装置61は、図4に示すように、水平方向の駆動軸を中心に回動する円筒状の保持筒63を本体フレーム62に備えている。保持筒63は、缶65を水平方向に収容して保持する複数の収容部67を円周方向に備えている。この保持筒63は、図示しない駆動部によって図4の反時計回りに回転する。本体フレーム62には、保持筒63の外周に、その外周の一部が重なるようにして、水平軸回りで回転する供給手段68を備えている。供給手段68には、供給ガイド68aによって供給された缶65を保持する把持部69を円周方向に複数備えている。供給手段68は、保持筒63と同期して回転することにより、把持部69に供給された缶65を、保持筒63の収容部67に順次供給できるようになっている。
【0027】
また、製造装置61は、供給手段68の近傍に、排出手段71を備えている。排出手段71は、保持筒63の外周に、その外周の一部が重なるようにして、水平軸回りで回転する。排出手段71は、保持筒63より排出された缶65を保持する把持部73を、円周方向に複数備え、把持部73に排出された缶65を、後工程へと順次供給するようになっている。
【0028】
この製造装置61には、保持筒63の円周方向に沿って、縮径機75、拡径機77、ネジ形成機79、カール加工機81、スロット加工機83等を、保持筒63の回転方向上流側から下流側に向けて順次配設している。縮径機75は、複数の絞り型を段階的に使用することで、有底円筒状の缶65の開口部を縮径する加工を行う。拡径機77は、縮径した缶65の開口部を開口端から所定距離で拡径する加工を行う。ネジ形成機79は、開口端から一定の距離で拡径部にネジを成形すると共にネジの形成されない拡径部を膨出部として残す加工を行う。上記した再成形機31は、ネジ形成機79の加工工程下流側に配設される。つまり、再成形機31は、ネジ形成機79によるネジ部及び膨出部37の加工完了の後の缶65に対して再成形を行うようになっている。
【0029】
次に、上記のように構成したボトル缶の製造装置61の動作を、ボトル缶の製造方法の手順と共に説明する。
図5は再成形機による再成形前の膨出部の拡大図、図6は図1の再成形機によって再成形した膨出部の円周方向の異なる位置における膨出部下面の輪郭を表す説明図である。
【0030】
ボトル缶の製造装置61は、前工程によって有底円筒状に形成された缶65が、供給ガイド68aに供給されると、その缶65を供給手段68の把持部69に、順次把持させる。供給手段68は、把持部69が保持筒63の収容部67に一致した時に、把持部69の缶65を収容部67内へと挿入する。この動作さが繰り返されることで、保持筒63の収容部67には順次缶65が供給されて行く。
【0031】
保持筒63が回転することにより、収容部67に保持した缶65が縮径機75に到達すると、縮径機75は、円筒状の缶65の開口部を縮径する加工(所謂ネックイン加工)を行う。この縮径加工工程において、油付け、絞り(縮径)、トリミング等を複数回繰返すことで実施される。
【0032】
保持筒63が回転することにより、縮径加工の完了した缶65が拡径機77に到達すると、拡径機77は、一旦縮径されたネック部を再び拡径する。この際、拡径加工は、図5に示す開口端85から所定距離を拡径するに際し、膨出部37の形成位置hより再成形代Δhを見込んだ分、所定距離を延長した位置Hまで拡径を行う。
【0033】
拡径加工の施された缶65は、次いでネジ形成機79に到達する。ネジ形成機79は、開口端85から一定の距離で拡径部にネジ部87を成形すると共にネジ部87の形成されない拡径部を膨出部37として残す加工を行う。
【0034】
ネジ部87、膨出部37の形成された缶65は、再成形機31に到達する。再成形機31は、ネジ形成機79によって既に形成された膨出部37を三つの再成形ローラ47で外周から押圧して転動させることで、再成形部Δhを潰して膨出部37を再成形する。
【0035】
このようにして膨出部37の再成形の完了した缶65は、カール加工機81に到達することで、開口端85を外方向に折り曲げられ、次いでスロット加工機83に到達することで、この折り曲げ部(カール部)89を潰して缶65のネックイン加工工程、ネジ部・膨出部形成工程を終了する。
【0036】
このように、上記のボトル缶の製造方法によれば、所定の外周形状を有する再成形ローラ47を膨出部37の外周面に転動させて膨出部37を再成形するので、図6に示すように、円周方向の任意な位置の断面形状が均一となる膨出部37を、所定の位置に形成することができる。これにより、キャップの開口周縁を所望の折り曲げ量・折り曲げ角度で均一に膨出部へ巻き締めることが可能になり、ブリッジ切れ、曲げ部の座屈、キャップのともまわり、密封性の低下が生じなくなる。
【0037】
また、開口端から所定距離を拡径するに際し、膨出部37の形成位置より再成形代Δhを見込んだ分、所定距離を延長した位置Hまで拡径を行うので、拡径加工やネジ形成加工の精度、或いは素材の異方性によって拡径部の形状・位置がバラツキ、膨出部37が所定より浅くなる場合であっても、再成形時に、再成形代Δhを再成形ローラ47によって潰して、膨出部37を所定の位置に成形し直すことができる。
【0038】
そして、ボトル缶の製造装置61によれば、ネジ部87を成形した後に、再成形ローラ47を膨出部37に転動させて、膨出部37を再成形でき、拡径加工、ネジ形成加工、素材の異方性によって生じた膨出部37の形状や位置のバラツキを是正することができる。
【0039】
【発明の効果】
以上詳細に説明したように、本発明に係るボトル缶の製造方法によれば、開口端から一定の距離にネジを成形することでネジの形成されない拡径部を膨出部として残した後に、所定の外周形状を有する再成形ローラを膨出部の外周面に転動させて膨出部を再成形するので、円周方向の任意な位置の断面形状が均一となる膨出部を、所定の位置に形成することができる。この結果、キャップの開口周縁を所望の折り曲げ量・折り曲げ角度で均一に膨出部へ巻き締めることができ、ブリッジ切れ、曲げ部の座屈、キャップのともまわり、密封性の低下を確実に防止できる。
そして、開口端から所定距離を拡径するに際し、膨出部の形成位置より再成形代を見込んだ分所定距離を延長した位置まで拡径を行うので、拡径加工やネジ形成加工の精度によって拡径部の形状・位置がバラツキ、膨出部が所定より浅くなる場合であっても、再成形時に、再成形代を再成形ローラによって潰して、膨出部を所定の位置に成形し直すことができるようになる。
また、三つ以上の再成形ローラを、円周方向等間隔で同時に押し当てて再成形を行うので、膨出部の中心と、再成形ローラ配設円の中心との芯ずれを防止して、膨出部を高い真円度で再成形できる。
【0040】
本発明に係るボトル缶の製造装置によれば、缶胴の軸線と同方向の軸回りに回動自在な再成形ローラを膨出部の外周面に押圧して転動させる再成形機を備えたので、ネジを成形した後に、再成形ローラを膨出部の外周面に転動させて、膨出部を再成形することができ、拡径加工、ネジ形成加工、素材の異方性によって生じた膨出部形状や位置のバラツキを是正することができる。
また、再成形機は、少なくとも三つ以上の再成形ローラを円周方向等間隔に配設したので、再成形ローラを、膨出部の円周方向等間隔で同時に押し当てて再成形を行うことができ、膨出部の中心と、再成形ローラ配設円の中心との芯ずれを防止できる。
更に、再成形ローラは、軸線方向一端側の外周に膨出部再成形部を有し、軸線方向他端側の外周に、この膨出部再成形部より大外径とならない逃がし部を有するので、特に精度の要求される膨出部下部を再成形したときに生じる歪みを、比較的精度の要求されない膨出部上部へ逃がすことができ、再成形後のスプリングバックによる膨出部下部の歪みを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るボトル缶の製造装置における再成形機を表す構成図である。
【図2】 図1のA−A矢視図である。
【図3】 図1に示した再成形ローラの要部拡大図である。
【図4】 図1の再成形機を備えたボトル缶の製造装置の構成図である。
【図5】 再成形機による再成形前の膨出部の拡大図である。
【図6】 図1の再成形機によって再成形した膨出部の円周方向の異なる位置における膨出部下面の輪郭を表す説明図である。
【図7】 従来のボトル缶の製造方法によってネジ部、膨出部を形成したボトル缶及びそれに取り付けられるキャップの説明図である。
【図8】 従来のボトル缶の製造方法の概略手順を表す説明図である。
【図9】 従来のボトル缶の製造方法によって形成した膨出部の拡大図である。
【図10】 従来のボトル缶の製造方法によって形成した膨出部の円周方向の異なる位置における膨出部下面の輪郭を表す説明図である。
【符号の説明】
31…再成形機
35…缶
37…膨出部
47…再成形ローラ
47a…膨出部再成形部
47b…逃がし部
49…軸
61…ボトル缶の製造装置
75…縮径機
77…拡径機
79…ネジ形成機
85…開口端
87…ネジ
Δh…再成形代
Claims (6)
- 有底円筒状の缶胴の開口部を一旦縮径した後、開口端から所定距離を再び拡径し、更に開口端から一定の距離にネジを成形することでネジの形成されない拡径部を膨出部として残すボトル缶の製造方法において、
前記ネジを成形した後に、所定の外周形状を有する再成形ローラを前記膨出部の外周面に転動させて該膨出部を再成形することを特徴とするボトル缶の製造方法。 - 請求項1記載のボトル缶の製造方法において、
前記開口端から所定距離を拡径するに際し、
前記膨出部の形成位置より再成形代を見込んだ分前記所定距離を延長した位置まで拡径を行うことを特徴とするボトル缶の製造方法。 - 請求項1又は2記載のボトル缶の製造方法において、
三つ以上の前記再成形ローラを、円周方向等間隔で同時に押し当てて再成形を行うことを特徴とするボトル缶の製造方法。 - 有底円筒状の缶胴の開口部を縮径する縮径機と、縮径した開口部を開口端から所定距離で拡径する拡径機と、開口端から一定の距離で拡径部にネジを成形すると共にネジの形成されない拡径部を膨出部として残すネジ形成機とを備えたボトル缶の製造装置において、
缶胴の軸線と同方向の軸回りに回動自在な再成形ローラを膨出部の外周面に押圧して転動させる再成形機を備えたことを特徴とするボトル缶の製造装置。 - 請求項4記載のボトル缶の製造装置において、
前記再成形機は、
少なくとも三つ以上の前記再成形ローラを円周方向等間隔に配設したことを特徴とするボトル缶の製造装置。 - 請求項4又は5記載のボトル缶の製造装置において、
前記再成形ローラは、
軸線方向一端側の外周に膨出部再成形部を有し、
軸線方向他端側の外周に該膨出部再成形部より大外径とならない逃がし部を有することを特徴とするボトル缶の製造装置。
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2001
- 2001-12-26 JP JP2001393623A patent/JP3758571B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009196713A (ja) * | 2001-12-28 | 2009-09-03 | Universal Seikan Kk | ボトル缶体およびボトル |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2003191014A (ja) | 2003-07-08 |
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