JP3755655B2 - 内燃機関のバルブタイミング制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、内燃機関の運転条件に応じて吸気バルブや排気バルブの開閉タイミング(バルブタイミング)を調整するための内燃機関のバルブタイミング制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、内燃機関(エンジン)の吸気バルブまたは排気バルブのバルブタイミングを変更可能とする装置が様々提案されており、そのバルブタイミング制御装置を有する内燃機関の構成図を図18に示す。
【0003】
図18においては、内燃機関1101が吸入する空気を浄化するエアクリーナ1102と、吸入する空気量を計量するエアフローセンサ1103と、吸気管1104と、吸入する空気量を調節し、内燃機関1101の出力をコントロールするスロットルバルブ1105と、吸入した空気量に見合った燃料を供給するインジェクタ1106とを示している。
【0004】
また、内燃機関1101の燃焼室内の混合気を燃焼させる火花を発生する点火プラグ1111と、点火プラグ1111に高電圧エネルギを供給する点火コイル1110と、燃焼した排気ガスを排出する排気管1107と、排気ガス内の残存酸素量を検出するO2センサ1108と、排気ガス内の有害ガスであるTHC、CO、NOxを同時に浄化することのできる三元触媒1109とを示している。
【0005】
また、所定位置に突起(図示なし)が設けられ、クランクシャフトに取り付けられて、クランクシャフトと一体で回転するクランク角検出用のセンサプレート1116と、センサプレート1116の突起(図示なし)がクランク角センサ1115を横切る時に信号を発してクランク角を検出する(クランクシャフトの位置を検出する)クランク角センサ1115とを示している。
【0006】
また、クランクシャフトに対するカムシャフトの相対角度を変化させるカム位相アクチュエータ1113と、クランク角センサ同様、カム角検出用センサプレート(図示なし)の突起によりパルス信号を発生し、カム角を検出するカム角センサ1112とを示している。
【0007】
また、カム位相アクチュエータ1113への供給油圧を調整して、クランクシャフトに対するカムシャフトの相対角度(カム位相)を制御するオイルコントロールバルブ(油圧調整手段)1114と、カム位相の制御を行うと共に、内燃機関1101の制御を行うECU(演算手段)1117とを示している。
【0008】
また、カム位相アクチュエータ1113を駆動する油圧を発生すると共に、内燃機関1101の機構部品の潤滑油を各部に圧送するオイルポンプ1118と、オイルポンプ1118からオイルコントロールバルブ1114へ圧送されるオイルの油圧を検出する油圧センサ1119とを示している。
【0009】
また、オイルポンプ1118からオイルコントロールバルブ1114へ圧送されるオイルの温度を検出する油温センサ1120と、内燃機関1101を冷却する冷却水1121と、冷却水1121の温度を検出する水温センサ1122とを示している。
【0010】
従来の内燃機関1101のバルブタイミング制御装置(カム位相アクチュエータ)1113としては、例えば、図19〜図23に示すものが知られている。図19は、従来のベーン式バルブタイミング制御装置の内部構成を示す図であり、図20は、図19のA−A線で断面視した縦断面図である。
【0011】
また、図21は、従来のベーン式バルブタイミング制御装置のロック・ロック解除機構の要部を拡大した斜視図であり、図22および図23は、ロック・ロック解除機構の縦断面図である。
【0012】
次に、図19〜図23を参照しながら、従来のバルブタイミング制御装置1113について説明する。
【0013】
カム位相アクチュエータ(バルブタイミング制御装置)1113は、エンジンの出力軸であるクランクシャフト(図示せず)等を介して連結されてクランクシャフトと同期回転する第1の回転体1を備えている。
【0014】
この第1の回転体1は、クランクシャフトと一体に回転するスプロケット2と、内周部から突出して複数の油圧室を構成する複数の突起形状のシュー3aを有するケース3と、ケース3のシュー3aにより構成される油圧室を塞ぐカバー4とをボルト等の締結部材5により一体化してなるものである。
【0015】
ケース3の内側には第1の回転体1と相対回動可能なロータ(第2の回転体)6が配設されており、このロータ6は、吸気バルブあるいは排気バルブの開閉に関与するカムシャフト7にボルト等の締結部材8により一体固定されている。このロータ6はケース3のシュー3aにより複数構成される油圧室を進角側油圧室9と遅角側油圧室10とに区分する複数のベーン6aを有している。
【0016】
なお、カムシャフト7内には、進角側油圧室9への油圧を給排する第1の油路(圧力室供給通路)11と、遅角側油圧室10への油圧を給排する第2の油路(圧力室供給通路)12が設けられている。
【0017】
ケース3のシュー3aの先端部およびロータ6のベーン6aの先端部には、進角側油圧室9と遅角側油圧室10との間の油漏洩を防止するシール手段13がそれぞれ配設されている。
【0018】
ロータ6の1つのベーン6aには、後述するロックピンを収納する収納孔14が設けられており、この収納孔14には第1の回転体1と第2の回転体との相対回動を規制する略円筒状のストレートピンであるロックピン(ロック部材、ロック機構)15が配設されている。
【0019】
ロックピン15は、カム位相アクチュエータ内に油圧力がないエンジンの始動時に、カムシャフト7に一体固定されたカム(図示せず)反力により、ロータ6が回転方向に振動し、この振動によりロータ6が第1の回転体1に対し当接および分離を繰り返すことから生じる打音(異音)の発生を抑制するためのものである。
【0020】
このため、ロックピン15は収納孔14内の後方壁とロックピン15との間に配設されたコイルばね等の付勢手段(ロック手段)16により第1の回転体1に向けて常に付勢され、後述する係合孔内に係合可能である。
【0021】
また、収納孔14には、ロックピン15の背圧を装置外へ排出するための排出孔(ロック解除機構)17が形成されている。
【0022】
一方、第1の回転体としてのスプロケット2には、第2の回転体としてのロータ6が第1の回転体1に対して最も遅角側である最遅角位置に位置したときに、ロックピン15の嵌入を受ける位置に係合孔(ロック機構)18が形成されている。
【0023】
係合孔18の内壁とロックピン15の外壁との間には、ロック解除油圧室18aが形成されている。
【0024】
収納孔14を有するベーン6aには進角側油圧室9および遅角側油圧室10のうち圧力の高い方を選択して切り返し、その圧力をロックピン15が係合された係合孔18内に供給してロックピン15による係合孔18への係合(ロック)を解除するチェックバルブ(ロック解除機構)19が設けられている。
【0025】
このチェックバルブ19は、ロータ6のベーン6a内に形成された第1ロック解除油圧供給路(ロック解除機構)20およびスプロケット2に形成された第2ロック解除油圧供給路(ロック解除機構)21を経由して係合孔18内に連通している。
【0026】
また、チェックバルブ19と進角側油圧室9とは、進角側圧力分配通路(ロック解除機構)22を経由して連通しており、チェックバルブ19と遅角側油圧室10とは遅角側圧力分配通路(ロック解除機構)23を経由して連通している。
【0027】
遅角側油圧室10と収納孔14の背圧部14aとは、パージ通路24を経由して連通している。
【0028】
次に、従来のバルブタイミング制御装置の動作について説明する。
【0029】
ECU1117は、内燃機関1101の運転状態により目標位相角を算出する。また、クランク角センサ1115で検出したクランク角と、カム角センサ1112で検出したカム角とによりバルブタイミングである検出位相角を算出し、目標位相角と検出位相角との偏差を算出する。
【0030】
また、検出位相角と目標位相角との偏差に基づいて、検出位相角を目標位相角に一致させるようにオイルコントロールバルブ1114の通電電流値もしくはDuty比(デューティー比)を算出する。
【0031】
オイルコントロールバルブ1114は、算出値に基づいてカム位相アクチュエータ1113に対するオイルの油路を選択し、供給油圧を調整することにより、バルブタイミングを制御する。
【0032】
内燃機関1101の始動時、オイルコントロールバルブ1114は、カム位相アクチュエータ1113の遅角側油圧室10にオイルが供給されるように制御される。
【0033】
一方、内燃機関1101の停止時には、カム位相アクチュエータ1113内およびオイルポンプ1118からカム位相アクチュエータ1113までの油路内のオイルはオイルパンに落ちる可能性があり、その場合、始動時には、油路内のエアもしくはエアを含んだオイルを遅角側油圧室10に導入させ、パージ通路24、背圧部14a、排出孔17を通ってカム位相アクチュエータ外に排出させる。
【0034】
内燃機関1101の始動後、遅角側圧力分配通路23からの油圧がロック解除油圧室18aにも導入されるが、付勢手段16の付勢力によりロックピン15は係合孔18から抜けない状態で保持され、始動時にロックピン15が係合孔18から抜けてロータ6がばたつくことによる異音の発生を抑制している。
【0035】
始動時には、オイルポンプ1118からの油圧が遅角側油圧室10に供給される途中、遅角側油圧室10中のエアはパージ通路24を経て、排出孔17から装置外へ排出される。エアが排出されると背圧部14a内に供給された油により残油圧が発生し、解除油圧を高めてロック解除を阻止している。
【0036】
内燃機関1101の始動後、例えば運転者がアクセルペダルを踏み込むことにより進角側への指令が出た場合、ECU1117は、進角側油圧室9へ油圧を導入するようにオイルコントロールバルブ1114を制御する。
【0037】
進角側油圧室9のオイルは、進角側圧力分配通路22を通ってロック解除油圧室18aに導入され、ロック解除油圧室18aに導入されたオイルの油圧は、付勢手段16の付勢力のみに抗してロックピン15の先端を解除方向に押圧する。
【0038】
オイルコントロールバルブ1114は、遅角側油圧室10のオイルを排出する位置に制御されるため、遅角側油圧室10のオイルはオイルコントロールバルブ1114を通ってオイルパンに排出される。
【0039】
よって、ロックピン15は、係合孔18から抜けてロック解除される。ロータ6は稼動可能となり、進角側油圧室9の油圧によりロータ6が進角側に動作することにより、進角制御がなされる。
【0040】
【発明が解決しようとする課題】
従来の内燃機関のバルブタイミング制御装置は以上のように、バルブタイミングを制御する場合、内燃機関1101の始動直後や回転速度の異常低下による油圧低下等による急激な運転状態の変化等により、ロックピン15が係合孔18に係合する位置から目標位相角が急変すると、係合孔18に入っているロックピン15が係合孔18から抜けるよりもロータ6の動作が早くなり、ロックピン15が係合孔18から抜けずにこじれた状態となって、ロータ6を所望の方向に動作できないという問題点があった。
【0041】
例えば、ロックピン15が進角側の油圧でのみロック状態を解除できる油路構造であり、ロックピン15の係合孔18が最遅角位置にあって、ロックピン15がロックされている状態から運転状態が変化して、ロータ6を急激に進角方向へ動作させる場合に、ロックピン15が係合孔18から抜けずにこじれた状態となり、ロータ6が進角方向に動作できないという問題点があった。
【0042】
さらに、ロックピン15がこじれることによって、バルブタイミングを目標位相角に制御できない場合、ドライバビリティ、燃費および排ガスなどの悪化を招いてしまうという問題点があった。
【0043】
この発明は上記のような問題点を解決するためになされたもので、ロックピン15のこじれによる進角制御不良を無くし、排ガス、燃費およびドライバビリティの悪化を改善することのできる内燃機関のバルブタイミング制御装置を得ることを目的とする。
【0044】
【課題を解決するための手段】
この発明に係る内燃機関のバルブタイミング制御装置は、内燃機関のクランクシャフトと同期回転する第1の回転体と、内燃機関のカムシャフトに固定された第2の回転体と、第1の回転体に対して第2の回転体をロックするロック機構とを有するカム位相アクチュエータと、内燃機関の油圧を発生するオイルポンプと、第1の相対角度でのロック状態を解除して、第2の相対角度に変更するための油圧に対応した電流値を算出する演算手段と、電流値に応じて、第2の回転体のカム位相を調整するための油圧を供給する油圧調整手段とを備え、演算手段は、第1の相対角度から変化を開始する前に、カム位相アクチュエータを第2の相対角度で保持するための保持電流値に基づいて、ロック状態を解除させる第1の油圧を発生させる第1の電流値を算出し、油圧調整手段に所定時間の間、第1の電流値を供給するものである。
【0046】
また、この発明に係る内燃機関のバルブタイミング制御装置の演算手段は、内燃機関の運転中に、第2の相対角度の目標値および検出値の相対角度偏差に基づいて更新される第1の学習値と、第1の学習値よりも更新周期が長く、第1の学習値に基づいて更新される第2の学習値とに基づいて、保持電流値を更新するものである。
【0047】
また、この発明に係る内燃機関のバルブタイミング制御装置の演算手段は、油圧調整手段に対して、第1の油圧よりもロック状態を解除しない油圧値に対応する初期電流値から所定割合で増加させることにより、第1の相対角度によるロック状態を解除するものである。
【0048】
また、この発明に係る内燃機関のバルブタイミング制御装置の演算手段は、内燃機関の運転状態を示すパラメータに基づいて所定割合を設定するものである。
【0049】
また、この発明に係る内燃機関のバルブタイミング制御装置の演算手段は、内燃機関の油圧に基づいて所定割合を設定するものである。
【0050】
また、この発明に係る内燃機関のバルブタイミング制御装置の演算手段は、内燃機関の回転速度に基づいて所定割合を設定するものである。
【0051】
また、この発明に係る内燃機関のバルブタイミング制御装置の演算手段は、内燃機関の油温に基づいて所定割合を設定するものである。
【0052】
さらに、この発明に係る内燃機関のバルブタイミング制御装置は、内燃機関の冷却水温に基づいて所定割合を設定するものである。
【0053】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、図面を参照しながら、この発明の実施の形態1について詳細に説明する。
【0054】
なお、この発明の実施の形態1を示す構成は、前述(図18〜図23参照)と同一であり、一部異なるECU1117の動作以外については、詳述を省略する。
【0055】
以下では、クランクシャフトに対する吸気カムシャフトの相対角度(バルブタイミング)を制御するものとし、ロックピン15が進角側の油圧でのみロック状態を解除できる油路構造で、ロックピン15の係合孔18が最遅角位置にあるものとする。
【0056】
図1は、オイルコントロールバルブ1114に供給する電流(オイルコントロールバルブ電流)とオイルコントロールバルブ下流の油圧との関係を示す特性図である。
【0057】
オイルコントロールバルブ1114の上流には、一定の油圧が供給されている。図1において、オイルコントロールバルブ1114への供給電流(OCV電流)が最小値の場合、カム位相アクチュエータ1113の遅角側には、最大の油圧が供給される。
【0058】
一方、供給電流が最大値の場合、カム位相アクチュエータ1113の進角側には、最大の油圧が供給される。供給電流が最小値と最大値の略中間の場合、オイルコントロールバルブ下流への油圧は遮断される。
【0059】
このように、ECU1117は、オイルコントロールバルブ1114の供給電流を変更し、オイルコントロールバルブ1114は、オイルコントロールバルブ1114の下流に配設されたカム位相アクチュエータ1113に対して進角側あるいは遅角側のいずれかの油路を選択し、かつ供給する油圧を調整する。
【0060】
次に、オイルコントロールバルブ電流とカム位相アクチュエータ1113とにおけるロックピン解除油圧およびロータ作動油圧の関係を説明する。
【0061】
図2はオイルコントロールバルブ電流と進角側油圧室9に供給される油圧との関係を示す図である。
【0062】
図2において、「P1」はロックピン15が解除方向へ動き始める油圧を示し、「P2」は完全にロックピン15を解除できる油圧を示す。「P1」および「P2」は、いずれもロックピン15のロック解除油圧室18aに面する受圧面積と付勢手段16のバネ定数の組合せにより任意の値に設定可能である。また、「P3」は、ロータ6が作動する油圧を示す。
【0063】
前述(図22、図23参照)のように、ロック解除時には、付勢手段16の付勢力に抗してロックピン15の先端を解除方向に押圧してロック解除するため、オイルコントロールバルブ1114は、カム位相アクチュエータ1113の進角側油路に対して油圧を供給し、ロック状態を解除させる。
【0064】
内燃機関1101の運転中において、カムシャフトは吸気バルブの開閉を伴いながら回転するため、ロータ6はケース3に対して、平均的に常に遅角側へ回される力(カム反力)が働く。
【0065】
また、一般的に、オイルコントロールバルブ1114からカム位相アクチュエータ1113までの間の油路は、密閉されておらず、多少のオイルの漏れを伴う配管構造となっていることが多いため、ロータ6を進角側に作動させるためには、進角側に対してオイルの漏れ分を補償する必要がある。
【0066】
したがって、カム反力とオイル漏れとを補償しつつ、ロータ6を任意の角度位置で保持するために、オイルコントロールバルブ1114の供給電流値(保持電流値)Icは、オイルコントロールバルブ1114の下流油圧が遮断される電流値よりも進角側の値となる。
【0067】
また、ロータ6の作動開始前にロックピン15が解除されるように、ロックピン15の解除油圧P2はロータ作動油圧P3よりも小さく設定されるため、保持電流値Icは、カム位相アクチュエータ1113の進角側油圧室9に解除油圧P2を発生させる供給電流値Ibよりも、後述する定数「Iu」だけ大きな値となる。
【0068】
図3および図4は、目標位相角θtと検出位相角θaとの一般的な位相フィードバック制御(PID制御)において、ロックピン15がこじれてロータ6が進角方向に動作できない場合の目標位相角θtと検出位相角θaとオイルコントロールバルブ電流Ioutとの関係を示すタイムチャートである。
【0069】
図3および図4においては、内燃機関1101の運転状態が変化して目標位相角θtが最遅角位置から進角側へ急激に変化する場合を示しており、図4において、目標位相角θtの変化タイミングTaでは、オイルコントロールバルブ電流Ioutが急激に変化している。
【0070】
前述(図22および図23参照)のように、ロックピン15をロック状態から解除状態にするためには、付勢手段16の付勢力に抗してストローク量Lsだけロックピン15を移動させる必要がある。
【0071】
変化タイミングTaにおいて、ロックピン15が移動している間にオイルコントロールバルブ電流Ioutが急激に変化し、カム位相アクチュエータ1113の進角側油圧室9へ過大な油圧が供給されると、ロックピン15が解除される前にロータ6が進角方向に回転作動を始めてしまう。
【0072】
この結果、ロックピン15と係合孔18との係合位置でロックピン15がこじれてしまい、ロータ6が進角側に動作できなくなって、検出位相角θaが目標位相角に近づかず(図3参照)、オイルコントロールバルブ電流Ioutが保持電流値Icに収束しない(図4参照)。
【0073】
したがって、ロックピン15を係合孔18からこじれることなくロック解除するためには、ロータ6が進角側へ回転作動する前に、予めストローク量Lsだけロックピン15を移動させてロックピン15を解除する動作が必要となる。
【0074】
次に、図5を参照しながら、この発明の実施の形態1による動作について説明する。図5は、ECU1117におけるクランクシャフトに対するカムシャフトの位相フィードバック制御前のロックピン解除のためのオイルコントロールバルブ電流制御動作を示すフローチャートである。
【0075】
また、図6および図7は、この発明の実施の形態1を示す目標位相角θtと検出位相角θaとオイルコントロールバルブ電流とのタイムチャートである。
【0076】
図5において、まず、ピン解除時間カウンタCPを「0」にリセットする(ステップS501)。
【0077】
次に、ロックピン15がロック状態であるか否かを判定する(ステップS502)。
【0078】
ステップS502において、ロックピン15がロック状態の場合(すなわち、YES)、目標位相角θtが最遅角位置(すなわち、0[deg.CA])ではないことを判定する(ステップS503)。一方、ステップS502において、ロックピン15がロック状態でない場合(すなわち、NO)、ステップS503からステップS506をスキップして、図5におけるオイルコントロールバルブ電流制御の処理ルーチンを終了し、通常の位相フィードバック制御に移行する。
【0079】
ステップS503において、目標位相角θtが最遅角位置(すなわち、0[deg.CA])ではない場合(すなわち、YES)、オイルコントロールバルブ電流値Ioutを所定値Ibに設定する(ステップS504)。所定値Ibは、ECU1117において、以下の式(1)により算出される。
【0080】
Ib=Ic−Iu ・・・ (1)
【0081】
式(1)において、保持電流値Icは、目標位相角θtと検出位相角θaとの通常の位相フィードバック制御中に適宜更新され、ECU1117に記憶されている。また、定数Iuは、予め実験的に求められた定数であり、保持電流値Icと同様にECU1117に記憶されている。
【0082】
ステップS503において、目標位相角θtが最遅角位置(0[deg.CA])の場合(すなわち、NO)、ステップS504〜ステップS506をスキップして、図5におけるオイルコントロールバルブ電流制御の処理ルーチンを終了し、通常の位相フィードバック制御に移行する。
【0083】
ステップS504において、オイルコントロールバルブ電流値Ioutを設定後、ピン解除時間カウンタCPを処理周期分(例えば25[msec])だけ増加させる(ステップS505)。
【0084】
続いて、ピン解除時間カウンタCPが、付勢手段16の付勢力に抗して、ロックピン15をストローク量Lsだけ移動させるのに要する時間Tp(例えば1000[msec])を超過したか(すなわち、CP≧Tpか)を判定する(ステップS506)。この時間Tpは予め実験的に求められた定数であり、ECU1117に記憶されている。
【0085】
ステップS506において、ピン解除時間カウンタCPが時間Tp以上である場合(すなわち、YES)、ロックピン15の解除を完了したと判定して、図5における処理ルーチンを終了し、通常の位相フィードバック制御に移行する。
【0086】
また、ピン解除時間カウンタCPが時間Tpより小さい場合(すなわち、NO)、ロックピン15の解除を継続するために、ステップS502に戻る。
【0087】
以上のような制御動作を行うことにより、図6および図7において、検出位相角θaが目標位相角θtに近づき、適正に位相フィードバック制御を行うことができ(図6参照)、オイルコントロールバルブ電流値Ioutを保持電流値Icに収束させることができる(図7参照)。
【0088】
このように、ロックピン15がロック状態にあり、目標位相角θtがロックピン15の係合する角度位置から変化する場合、目標位相角θtと検出位相角θaとの位相フィードバック制御を実施する前に、ロータ作動油圧P3よりも低い油圧を発生するオイルコントロールバルブ電流値Ibを保持電流値Icから算出して所定時間Tpの間供給することにより、ロータ6が回転作動を始める前にロック状態を解除することができる。
【0089】
したがって、ロックピン15がこじれることなく、目標位相角θtに対してバルブタイミングを適正に制御することができるので、ドライバビリティ、燃費、排ガスの悪化を防止することが可能となる。
【0090】
実施の形態2.
なお、上記実施の形態1では、単一のパラメータより成立する保持電流値Icを用いてオイルコントロールバルブ電流値Ioutを算出したが、更新周期の異なる2つの学習値の和として構成された保持電流値Icを用いてもよい。
【0091】
この発明の実施の形態2を示す構成は、前述(図18〜図23参照)と同一であり、一部異なるECU1117の動作以外については、詳述を省略する。
【0092】
保持電流値Icは、バルブタイミング制御装置の構成部品の製造バラツキや内燃機関1101の運転状態によって刻々と変化する。例えば、オイルコントロールバルブ1114からカム位相アクチュエータ1113までの間の油路は、前述の通り一般的に密閉されておらず、多少のオイルの漏れを伴う配管構造となっている。
【0093】
オイル漏れ量の大小は、オイル配管の接続面に生じる微小なクリアランスの製造バラツキに依存している。また、カム位相アクチュエータ1113へ供給するオイルに内燃機関1101の潤滑オイルを用いる場合、内燃機関1101の運転状態によって油温が変化し、オイルの粘度が変化する。
【0094】
このため、オイルポンプ1118による吐出圧が変化したり、配管の接続面に生じる微小なクリアランスから漏れる量が変化する。保持電流値Icはカム反力とオイル漏れを補償しつつ、ロータ6を任意の角度位置に保持するオイルコントロールバルブ電流値であるため、オイルの漏れ量が変化すると保持電流値Icは変化する。
【0095】
例えば、オイルコントロールバルブ1114からカム位相アクチュエータ1113までの間の油路におけるオイル漏れ量が多い場合には、遅角側へ常時働くカム反力に抗してロータ6を任意の角度位置で保持するために、オイルコントロールバルブ電流を大きくして、進角側油圧室9への供給油圧を高くする必要がある。
【0096】
次に、この発明の実施の形態2による動作について説明する。図8は、位相フィードバック制御中のECU1117における保持電流値Icを構成する学習値の更新動作の一例を示すフローチャートである。
【0097】
図8において、主としてバルブタイミング制御装置の構成部品の製造バラツキに起因する保持電流値Icのバラツキを補正するために設けられた更新周期の長い学習値(ロングタイム学習値)を「IL」で示す。
【0098】
また、内燃機関1101の運転状態の変化に起因する保持電流値Icのバラツキを補正するために設けられた更新周期の短い学習値(リアルタイム学習値)を「Ir」で示す。
【0099】
保持電流値Icは、以下の式(2)のように、更新周期の異なる2つの学習値の和で構成される。
【0100】
Ic=IL+Ir ・・・ (2)
【0101】
図8において、目標位相角θtが所定量(例えば5[degCA])以上か否かを判定する(ステップS801)。
【0102】
ステップS801において、目標位相角θtが所定量以上である場合(すなわち、YES)、目標位相角θtと検出位相角θaとの偏差θeを算出し(ステップS802)、目標位相角θtが所定量より小さい場合(すなわち、NO)、ステップS802からステップS808までをスキップして、ステップS809に進む。
【0103】
続いて、偏差θeが「0」でないか否かを判定し(ステップS803)、「0」でない場合(すなわち、YES)、偏差θeが「0」よりも大きいか否かにより、偏差θeの発生方向(進角側、あるいは遅角側)を判定する(ステップS804)。
【0104】
また、ステップS803において、偏差θeが「0」である場合(すなわち、NO)、偏差が生じない、すなわち、目標位相角θtと検出位相角θaが一致している状態のため、ステップS804〜ステップS808によるリアルタイム学習値Irの更新は行わず、ステップS809に進む。
【0105】
ステップS804において、偏差θeが「0」よりも大きい、すなわち、目標位相角θtより検出位相角θaの方が大きい場合(すなわち、YES)、バルブタイミングは所望の状態よりも進角側に進み過ぎていると判定し、保持電流値Icは実際の値よりも大きく学習していると判定できるため、リアルタイム学習値Irの値を所定量Δだけ減少させる(ステップS805)。なお、所定量Δは予め実験的に決められた定数である。
【0106】
一方、ステップS804において、偏差θeが「0」以下の場合(すなわち、NO)、保持電流値Icは実際の値よりも小さく学習していると判定できるため、リアルタイム学習値Irの値を所定量△だけ増加させる(ステップS806)。
【0107】
続いて、以下の式(3)により、偏差θeに対応した電流値Ipを算出する(ステップS807)。
【0108】
Ip=f(θe)=K×θe ・・・ (3)
【0109】
式(3)において、関数f(θe)は、偏差θeの大きさに応じて比例的にオイルコントロールバルブ電流値Ioutを調整する値Ipを算出する関数であり、定数Kは、偏差θeを電流量に変換する値を示す。
【0110】
続いて、オイルコントロールバルブ1114に供給する電流量Ioutを以下の式(4)により算出し、算出された電流量に対応する電流をオイルコントロールバルブ1114に供給する(ステップS808)。
【0111】
Iout=Ip+(IL+Ir) ・・・ (4)
【0112】
続いて、キーオフが行われたか否かを判定し(ステップS809)、キーオフが行われた場合(すなわち、YES)、内燃機関1101の運転を停止し、ロングタイム学習値ILの更新を行う(ステップS810)。一方、キーオフが行われていない場合(すなわち、NO)、継続してリアルタイム学習値Irの更新要否を判定するために、ステップS801に戻る。
【0113】
なお、ステップS810において、以下の式(5)でリアルタイム学習値Irの更新を行うことにより、リアルタイム学習値Irは次回運転時のロングタイム学習値ILに反映される。
【0114】
IL=IL+Ir ・・・ (5)
【0115】
続いて、ECU1117のメイン電源を遮断して図8の処理ルーチンを終了する(ステップS811)。
【0116】
ロングタイム学習値ILは、ECU1117のメイン電源が遮断されても記憶内容を保持し続けるバックアップメモリ(図示せず)に記憶される。また、リアルタイム学習値Irは、メイン電源の遮断と共に記憶内容が消去される通常のメモリ(図示せず)に記憶される。したがって、次回の運転時には、ロングタイム学習値ILに前回運転時にステップS810で更新された値が格納され、リアルタイム学習値Irに「0」が格納されている。
【0117】
なお、一般的に、バルブタイミング制御装置の構成部品の製造バラツキは、内燃機関1101の運転状態の変化よりも保持電流値Icに与える影響が大きいため、ロングタイム学習値ILをキーオフ時に記憶することにより、次回の運転時には内燃機関始動後すぐに適正な保持電流値Icが得られる。
【0118】
また、内燃機関1101の運転状態の変化に対して、早い周期でリアルタイム学習値Irを更新して保持電流値Icの更新を行うため、いかなる運転状態においても正確な保持電流値Icを得ることができる。
【0119】
さらに、ロングタイム学習値ILにリアルタイム学習値Irを反映して次回の運転に備えるため、配管の接続面の摩耗等によるオイル漏れ量の経時的な変化を反映することができる。
【0120】
なお、実施の形態2ではロングタイム学習値ILをキーオフ時に更新しているが、リアルタイム学習値Irよりも更新周期が充分長ければ、ロングタイム学習値ILは内燃機関1101の運転中に更新しても構わない。
【0121】
このように保持電流値Icを更新周期の異なる2つの学習値で構成することにより、バルブタイミング制御装置の製造バラツキや運転状態の変化に対して、迅速かつ正確に保持電流値Icを算出することができ、保持電流値から算出されるロック解除油圧に対応したオイルコントロールバルブ電流値Ibも正確に算出することができるので、確実にロックピン15を解除することができる。
【0122】
したがって、ロックピン15がこじれることなく、目標位相角θtに対してバルブタイミングを適正に制御することができ、ドライバビリティ、燃費、排ガスの悪化を防止することが可能となる。
【0123】
実施の形態3.
なお、上記実施の形態1では、保持電流値Icおよび定数Iuを用いて、ロック解除油圧に対応するオイルコントロールバルブ電流値の算出したが、保持電流値Icよりもロック状態を解除しない方向にオイルコントロールバルブ電流値の初期値を設定し、ロック状態を解除する方向にオイルコントロールバルブ電流値Ioutを所定の割合で変化させてもよい。
【0124】
この発明の実施の形態3を示す構成は、前述(図18〜図23参照)と同一であり、一部異なるECU1117の動作以外については、詳述を省略する。
【0125】
次に、図9〜図12を参照しながら、この発明の実施の形態3について説明する。
【0126】
図9は、ロック解除のためのECU1117によるオイルコントロールバルブ電流値Ioutの制御動作を示すフローチャートであり、図10および図11は、ロック解除時におけるオイルコントロールバルブ電流値Ioutのタイムチャートである。
【0127】
また、図12はロック解除時のオイルコントロールバルブ電流値Ioutの初期値とオイルコントロールバルブ下流の油圧との関係を示す図である。
【0128】
保持電流値Icは、前述の通り、内燃機関1101の運転状態の変化に応じて変化するため、前述(実施の形態2)の方法であっても、ロックピン15の解除時点では、ECU1117で記憶されている値と微妙にズレが生じる恐れがある。
【0129】
例えば、図8のステップS801の場合、リアルタイム学習値Irが更新できる機会は目標位相角θtが5[deg.CA]以上の場合であり、低い油温でリアルタイム学習値Irが更新された後にアイドリング状態(目標位相角θtは0[deg.CA])が長時間継続し、油温が高くなった場合では、リアルタイム学習値Irは更新されず、ECU1117に格納されているリアルタイム学習値Irと実際の値とは油温が異なる(オイル漏れ量が変化する)事に起因してズレを生じる恐れがある。
【0130】
前述(図2参照)のように、本来、ロックピン15を解除するために供給すべきオイルコントロールバルブ電流値Ioutは、ロックピン15を完全に解除できる油圧P2を発生させる電流値Ib以上、かつ、保持電流値Ic以下であるが、例えば、前述のズレによって、電流値Ibや保持電流値Icが不正確となり、この範囲外の電流をオイルコントロールバルブ1114に供給してもロックピン15は解除することができない。
【0131】
このため、ロックピン15を解除する場合には、オイルコントロールバルブ1114の供給電流の初期値を、ロック解除油圧P2に対応する電流値Ibよりもロック状態を解除しない方向(遅角側)の値に設定する(図11、図12参照)。
【0132】
さらに、供給電流の初期値から所定時間の間、供給電流値Ioutを、ロック機構を解除する方向(進角側)に所定の割合(増加率)で増加させながら、オイルコントロールバルブ1114に電流を供給し(図11参照)、ロック解除させる。
【0133】
次に、ECU1117によるロックピン解除の制御動作について説明する。
【0134】
なお、図9において、ステップS901〜ステップS903、ステップS905、ステップS906は、図5のステップS501〜ステップS503、ステップS505、ステップS506と対応しており、詳述を省略する。
【0135】
図9において、ピン解除時間カウンタCPを「0」にリセットし(ステップS901)、ロックピン15が係合状態であるか否かを判定する(ステップS902)。
【0136】
ロックピン15が係合状態である場合には、目標位相角θtが最遅角位置ではないことを判定する(ステップS903)。また、係合状態でない場合には、図9におけるロックピン解除の処理ルーチンを終了し、通常の位相フィードバック制御に移行する。
【0137】
ステップS903において、目標位相角θtが最遅角位置(すなわち、0[deg.CA])ではない場合(すなわち、YES)、式(6)により、オイルコントロールバルブ電流値Ioutを設定する(ステップS904)。
【0138】
Iout=(IL+Ir)+A×CP−Iofs・・・ (6)
【0139】
式(6)において、「A」はオイルコントロールバルブ電流の増加率(割合)(例えば0.1[mA/msec])を示し、「Iofs」はオイルコントロールバルブ電流値Ioutの初期値を遅角側に設定するための値(例えば200[mA])を示す。
【0140】
ステップS903において、目標位相角θtが最遅角位置(すなわち、0[deg.CA])である場合(すなわち、NO)、図9におけるロックピン解除の処理ルーチンを終了し、通常の位相フィードバック制御に移行する。
【0141】
続いて、ピン解除時間カウンタCPを処理周期分(例えば25[msec])加算し(ステップS905)、ピン解除時間カウンタCPが時間Tp’(例えば1500[msec])を超過したか否かを判定する(ステップS906)。
【0142】
ステップS906において、ピン解除カウンタCPが時間Tp’を超過した場合(すなわち、YES)、ロックピン15の解除が完了したと判定して、図9の処理ルーチンを終了し、通常の位相フィードバック制御に移行する。
【0143】
また、ステップS906において、ピン解除カウンタCPが時間Tp’を超過していない場合(すなわち、NO)、ロックピン15の解除を継続するためにステップS902に戻る。
【0144】
オイルコントロールバルブ電流の増加率Aは、オイルコントロールバルブ電流値Ioutが、ロック解除電流値Ibから保持電流値Icに変化する間に、ロックピン15を付勢手段16の付勢力に抗してストローク量Lsだけ移動する時間Tpを確保できる値を設定する。
【0145】
また、所定値Iofsには、ロックピン15が解除可能な電流範囲(Ic−Ib)と、内燃機関1101の運転状態の変化に対するリアルタイム学習値Irの変化範囲R(Ir)との和、すなわち、式(7)の算出値を設定する。
Iofs=(Ic−lb)+R(Ir)・・・ (7)
【0146】
なお、式(7)において、(Ic−Ib)とR(Ir)とは、いずれも予め実験的に求められた定数である(図11、図12参照)。
【0147】
このように、ロックピン15が係合している状態において、目標位相角θtがロックピン15の係合する角度位置から変化する場合、オイルコントロールバルブ1114の供給電流値Ioutの初期値を、保持電流値Icよりもロック状態を解除しない方向に設定し、ロック状態を解除する方向に所定の増加率で変化させることにより、ロックピン15を確実に解除することができる。
【0148】
したがって、ロックピン15がこじれることなく、目標位相角θtに対してバルブタイミングを適正に制御することができ(図10参照)、ドライバビリティ、燃費、排ガスの悪化を防止することが可能となる。
【0149】
実施の形態4.
なお、上記実施の形態3では、不変的な単一の定数を増加率Aに用いたが、内燃機関1101の運転状態に応じた値を用いてもよい。
【0150】
この発明の実施の形態4を示す構成は、前述(図18〜図23参照)と同一であり、一部異なるECU1117の動作以外については、詳述を省略する。
【0151】
次に、図13を参照しながら、この発明の実施の形態4について説明する。
【0152】
図13は、オイルコントロールバルブ上流の油圧が異なる場合の、オイルコントロールバルブ電流と進角側油圧室9に供給される油圧との関係を示す特性図である。
【0153】
オイルコントロールバルブ1114における油路の絞り開度は、オイルコントロールバルブ1114への供給電流値に対して一意的に決まるため、例えば、オイルコントロールバルブ電流値が同一であれば、オイルコントロールバルブ上流の油圧の高い方がカム位相アクチュエータ1113へ供給する油圧は高くなる。
【0154】
すなわち、オイルコントロールバルブ電流とオイルコントロールバルブ下流への供給油圧との関係は、オイルコントロールバルブ上流の油圧に依存することとなる。
【0155】
また、クランクシャフトの回転によって駆動されるオイルポンプ1118を有するバルブタイミング制御装置において、オイルコントロールバルブ上流の油圧は、内燃機関1101の回転速度に依存する。例えば、回転速度が上昇するとオイルコントロールバルブ上流油圧は高くなり、さらに油温が変化するとオイルの粘度が変化するので、オイルポンプ1118の吐出効率が変化する。
【0156】
例えば、油温が高い場合は、オイルの粘度が低下するのでオイルポンプ1118の吐出効率が低下し、オイルコントロールバルブ上流の油圧は低下する。
【0157】
したがって、完全にロックピン15を解除できる油圧P2およびロータ作動油圧P3を進角側油圧室9へ供給するためのオイルコントロールバルブ電流値IbおよびIcは、内燃機関1101の回転速度や油温によって影響を受ける。
【0158】
図13の特性図では、ある代表的な運転状態において進角側油圧室9に供給される油圧を実線で示している。また、油圧P2、P3にそれぞれ対応するオイルコントロールバルブ電流値はIb、Icと示している。
【0159】
一方、オイルコントロールバルブ上流の油圧が高い場合の進角側油圧室9に供給される油圧を一点鎖線で示している。同様に油圧P2、P3にそれぞれ対応するオイルコントロールバルブ電流はIb’、Ic’と示している。
【0160】
図13において、ロックピン15が解除可能な電流範囲(P2〜P3)は、(Ic−Ib)よりも(Ic’−Ib’)の方が狭いことが判る。
【0161】
したがって、同一の電流増加率Aでオイルコントロールバルブ電流を増加させた場合、オイルコントロールバルブ上流油圧の高い方は、ロックピン15を解除可能な電流範囲を短時間で通過してしまい、ロックピン15をストローク量Lsだけ移動させる時間を確保できないことがある。
【0162】
そこで、ロックピン15をストローク量Lsだけ移動させる時間を確保するために、油圧が高い場合は電流増加率Aを小さくする。
【0163】
図14は、内燃機関1101の油圧に対する電流増加率の設定値を示す説明図である。前述の通り、油圧が高い場合は電流増加率Aが小さくなる様に設定されている。
【0164】
この図14の電流増加率AをECU1117に記憶させておき、オイルコントロールバルブ上流の油圧を油圧センサ1119で検出し、前述の図9のステップS904で対応する電流増加率Aを用いて、オイルコントロールバルブ電流値Ioutを算出する。
【0165】
図15は、内燃機関1101の回転速度に対する電流増加率Aの設定値を示す説明図である。前述の通り、油圧が高い場合は電流増加率Aを小さくする必要があるので、油圧が上昇する条件、すなわち、内燃機関1101の回転速度が上昇する条件において、電流増加率Aが小さくなる様に設定されている。
【0166】
この図15の電流増加率AをECU1117に記憶させておき、オイルコントロールバルブ上流の油圧を検出する代わりに、図9のステップS904では、内燃機関1101の回転速度に対応する電流増加率Aを用いて、オイルコントロールバルブ電流値Ioutを算出する。
【0167】
この場合、油圧や油温を計測する必要が無いため、油圧センサ1119と油温センサ1120とを省略することができ、システムの簡略化が可能で、コストダウンを図ることができる。
【0168】
図16は、内燃機関1101の油温に対する電流増加率Aの設定値を示す説明図である。前述の通り、油圧が高い場合は電流増加率Aを小さくする必要があるので、油圧が上昇する条件、すなわち、オイルポンプ1118の吐出効率が高い、油温が低い状態において電流増加率Aが小さくなる様に設定されている。
【0169】
図16の電流増加率AをECU1117に記憶させておき、オイルコントロールバルブ上流の油圧を検出する代わりに、油温センサ1120でオイルコントロールバルブ上流の油温を検出し、図9のステップS904では、検出された油温に対応する電流増加率Aを用いて、オイルコントロールバルブ電流値Ioutを算出する。
【0170】
したがって、油圧を計測する必要がないため、油圧センサ1119を省略することができ、システムの簡略化が可能で、コストダウンを図ることができる。
【0171】
図17は内燃機関1101の冷却水温に対する電流増加率Aの設定値を示す説明図である。前述の通り、油圧が高い場合は電流増加率Aを小さくする必要があるので、油圧が上昇する条件、すなわち、オイルポンプ1118の吐出効率が高い、油温が低い状態を冷却水温で推定し、冷却水温が低い条件において電流増加率Aが小さくなる様に設定されている。
【0172】
図17の電流増加率AをECU1117に記憶させておき、オイルコントロールバルブ上流の油圧を検出する代わりに、水温センサ1122で内燃機関1101の冷却水温を検出し、図9のステップS904では、検出された冷却水温に対応する電流増加率Aを用いて、オイルコントロールバルブ電流値Ioutを算出する。
【0173】
したがって、油圧や油温を計測する必要がないため、油圧センサ1119と油温センサ1120とを省略することができ、システムの簡略化が可能で、コストダウンを図ることができる。
【0174】
なお、オイルコントロールバルブ上流油圧を検出する代わりに、内燃機関1101の回転速度、油温および冷却水温のパラメータのうちの1つのパラメータを用いているが、内燃機関1101の回転速度、油温および冷却水温は、それぞれオイルコントロールバルブ上流油圧に対する相関性が高いため、オイルコントロールバルブ上流油圧の推定の精度向上を目的として、これらのパラメータを複数組み合わせてもよい。
【0175】
このように、ロックピン15が係合している状態において、目標位相角θtがロックピン15の係合する角度位置から変化する場合には、オイルコントロールバルブ電流値Ioutの初期値を保持電流値Icよりもロック状態を解除しない方向に設定し、内燃機関1101の運転状態に応じて電流増加率を決定し、ロック状態を解除する方向にオイルコントロールバルブ電流値を変化させることにより、ロックピン15を確実に解除することができる。
【0176】
したがって、ロックピン15がこじれることなく、目標位相角θtに対してバルブタイミングを適正に制御することができ、ドライバビリティ、燃費、排ガスの悪化を防止することが可能となる。
【0177】
【発明の効果】
以上のように、この発明によれば、内燃機関のクランクシャフトと同期回転する第1の回転体と、内燃機関のカムシャフトに固定された第2の回転体と、第1の回転体に対して第2の回転体をロックするロック機構とを有するカム位相アクチュエータと、内燃機関の油圧を発生するオイルポンプと、第1の相対角度でのロック状態を解除して、第2の相対角度に変更するための油圧に対応した電流値を算出する演算手段と、電流値に応じて、第2の回転体のカム位相を調整するための油圧を供給する油圧調整手段とを備え、演算手段は、第1の相対角度から変化を開始する前に、カム位相アクチュエータを第2の相対角度で保持するための保持電流値に基づいて、ロック状態を解除させる第1の油圧を発生させる第1の電流値を算出し、油圧調整手段に所定時間の間、第1の電流値を供給するので、ロータが回転作動を始める前にロック状態を解除し、ロックピンがこじれることなく、目標位相角に対してバルブタイミングを適正に制御し、ドライバビリティ、燃費、排ガスの悪化を防止することのできるが内燃機関のバルブタイミング装置が得られる効果がある。
【0179】
また、この発明によれば、演算手段は、内燃機関の運転中に、第2の相対角度の目標値および検出値の相対角度偏差に基づいて更新される第1の学習値と、第1の学習値よりも更新周期が長く、第1の学習値に基づいて更新される第2の学習値とに基づいて保持電流値を更新するので、バルブタイミング制御装置の製造バラツキや運転状態の変化に対して、迅速かつ正確に保持電流値を算出し、確実にロックピンを解除し、ロックピンがこじれることなく、目標位相角に対してバルブタイミングを適正に制御し、ドライバビリティ、燃費、排ガスの悪化を防止することのできる内燃機関のバルブタイミング制御装置が得られる効果がある。
【0180】
また、この発明によれば、演算手段は、油圧調整手段に対して、第1の油圧よりもロック状態を解除しない油圧値に対応する初期電流値から所定割合で増加させることにより、第1の相対角度によるロック状態を解除するので、ロックピンを確実に解除し、ロックピンがこじれることなく、目標位相角に対してバルブタイミングを適正に制御し、ドライバビリティ、燃費、排ガスの悪化を防止することのできる内燃機関のバルブタイミング制御装置が得られる効果がある。
【0181】
また、この発明によれば、演算手段は、内燃機関の運転状態を示すパラメータに基づいて所定割合を設定するので、内燃機関の運転状態に応じて電流増加率を決定してロックピンを確実に解除し、ロックピンがこじれることなく、目標位相角に対してバルブタイミングを適正に制御し、ドライバビリティ、燃費、排ガスの悪化を防止することのできる内燃機関のバルブタイミング制御装置が得られる効果がある。
【0182】
また、この発明によれば、演算手段は、内燃機関の油圧に基づいて所定割合を設定するので、オイルコントロールバルブ上流の油圧に応じて電流増加率を決定し、ロックピンを確実に解除することのできる内燃機関のバルブタイミング制御装置が得られる効果がある。
【0183】
また、この発明によれば、演算手段は、内燃機関の回転速度に基づいて所定割合を設定するので、油圧センサと油温センサを省略することができ、システムの簡略化を図ることのできる内燃機関のバルブタイミング制御装置が得られる効果がある。
【0184】
また、この発明によれば、演算手段は、内燃機関の油温に基づいて所定割合を設定するので、油圧センサを省略することができ、システムの簡略化を図ることのできる内燃機関のバルブタイミング制御装置が得られる効果がある。
【0185】
さらに、この発明によれば、演算手段は、内燃機関の冷却水温に基づいて、所定割合を設定するので、油圧センサと油温センサを省略することができ、システムの簡略化を図ることのできる内燃機関のバルブタイミング制御装置が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 オイルコントロールバルブ電流とオイルコントロールバルブ下流の油圧との関係を示す特性図である。
【図2】 オイルコントロールバルブ電流と進角側油圧室に供給される油圧との関係を示す特性図である。
【図3】 目標位相角と検出位相角との関係を示すタイムチャートである。
【図4】 オイルコントロールバルブ電流を示すタイムチャートである。
【図5】 この発明の実施の形態1による動作を示すフローチャートである
【図6】 目標位相角と検出位相角との関係を示すタイムチャートである。
【図7】 オイルコントロールバルブ電流を示すタイムチャートである。
【図8】 この発明の実施の形態2による動作を示すフローチャートである。
【図9】 この発明の実施の形態3による動作を示すフローチャートである。
【図10】 目標位相角と検出位相角との関係を示すタイムチャートである。
【図11】 オイルコントロールバルブ電流のタイムチャートである。
【図12】 オイルコントロールバルブ電流の初期値とオイルコントロールバルブ下流の油圧の関係を示す図である。
【図13】 オイルコントロールバルブ電流と進角側油圧室に供給される油圧との関係を示す図である。
【図14】 内燃機関の油圧に対する電流増加率の設定値を示す説明図である。
【図15】 内燃機関の回転速度に対する電流増加率の設定値を示す説明図である。
【図16】 内燃機関の油温に対する電流増加率の設定値を示す説明図である。
【図17】 内燃機関の冷却水温に対する電流増加率の設定値を示す説明図である。
【図18】 バルブタイミング制御装置を有する内燃機関の構成図である。
【図19】 従来のベーン式バルブタイミング調整装置の内部構成を示す横断面図である。
【図20】 従来のバルブタイミング制御装置を断面視した縦断面図である。
【図21】 従来のバルブタイミング制御装置におけるロック・ロック解除機構の要部を拡大した斜視図である。
【図22】 ロック・ロック解除機構の縦断面図である。
【図23】 ロック・ロック解除機構の縦断面図である。
Claims (8)
- 内燃機関のクランクシャフトと同期回転する第1の回転体と、前記内燃機関の吸気バルブまたは排気バルブを開閉駆動するカムシャフトに固定された第2の回転体と、前記第1の回転体に対して前記第2の回転体を第1の相対角度でロックするロック機構とを有するカム位相アクチュエータと、
前記内燃機関の油圧を発生するオイルポンプと、
前記第1の相対角度でのロック状態を解除して、第2の相対角度に変更するための油圧に対応した電流値を算出する演算手段と、
前記電流値に応じて、前記第2の回転体のカム位相を調整するための油圧を供給する油圧調整手段とを備え、
前記演算手段は、
前記第1の相対角度から変化を開始する前に、前記カム位相アクチュエータを前記第2の相対角度で保持するための保持電流値に基づいて、前記第1の相対角度でのロック状態を解除させる第1の油圧を発生させる第1の電流値を算出し、前記油圧調整手段に所定時間の間、前記第1の電流値を供給することを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。 - 前記演算手段は、
前記内燃機関の運転中に、前記第2の相対角度の目標値および検出値の相対角度偏差に基づいて更新される第1の学習値と、前記第1の学習値よりも更新周期が長く、前記第1の学習値に基づいて更新される第2の学習値とに基づいて、前記保持電流値を更新することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置。 - 前記演算手段は、
前記油圧調整手段に対して、前記第1の油圧よりも前記ロック状態を解除しない油圧値に対応する初期電流値から所定割合で増加させることにより、前記第1の相対角度によるロック状態を解除することを特徴とした請求項1に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置。 - 前記演算手段は、
前記内燃機関の運転状態を示すパラメータに基づいて前記所定割合を設定することを特徴とする請求項3に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置。 - 前記演算手段は、
前記内燃機関の油圧に基づいて前記所定割合を設定することを特徴とする請求項4に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置。 - 前記演算手段は、
前記内燃機関の回転速度に基づいて前記所定割合を設定することを特徴とする請求項4に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置。 - 前記演算手段は、
前記内燃機関の油温に基づいて前記所定割合を設定することを特徴とする請求項4に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置。 - 前記演算手段は、
前記内燃機関の冷却水温に基づいて前記所定割合を設定することを特徴とする請求項4に記載の内燃機関のバルブタイミング制御装置。
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