JP3628183B2 - 電磁式弁駆動装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明はエンジンのバルブを電磁力を用いて開閉制御する電磁式弁駆動装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の電磁式弁駆動装置としては、特開平7−332044号公報に開示されているようなものがあり、弁と駆動用ソレノイドにはさまれたアーマチャが一体に連結されているものであるが、エンジンヘッドに対しこの装置の組み付け性が悪いという問題があった。
【0003】
また、組み付けの容易な構成の電磁式弁駆動装置として、すでに特願平9−79788を出願したが、この先願では、プッシュロッドの分割による組み付け性の向上がなされているものの、バルブステム部の他に2か所の摺動部を持つため、フリクションによる動力ロスがあり、スムースな作動が困難であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本案は、前記の課題を解決するため、フリクションを大幅に低減でき、かつ、組み付け調整の容易さをそこなわない電磁式弁駆動装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記課題を解決するため、請求項1ではバルブを閉弁方向へ付勢するロアスプリングと、
前記バルブを開弁方向へ押し下げるプッシュロッドと、
該プッシュロッドにより略中心部を摺動自在に貫通されると共に、前記プッシュロッドに一体的に結合されたアーマチャを吸引して前記バルブの開弁状態を保持するロアソレノイドと、
バルブリフトを調整するスペーサを介して前記ロアソレノイドに対向するように設けられ、前記アーマチャを吸引して、前記バルブの閉弁状態を保持するアッパソレノイドとを備え、
前記プッシュロッドを押し下げ、前記ロアスプリングと同荷重のアッパスプリングを前記ロアソレノイドの下部に配置し、
上部リテーナを含む上部をハウジング内に一体化してユニット部とし、
前記ユニット部はさらにアッパハウジングとロアハウジングにユニット化され、
前記ロアハウジング内には前記プッシュロッドに上部リテーナで固定された前記アッパスプリングを備え、前記ロアハウジングの上部には前記ロアソレノイドが配置され、前記アーマチャは前記アッパスプリングにより下方へ付勢され、また前記アッパスプリングは前記ロアソレノイドの上面に前記スペーサを介してアッパソレノイドを取り付ける構成を採用する。
請求項1記載の発明によれば、フリクションを大幅に低減でき、かつ組み付け調整の容易さをそこなわない電磁式弁駆動装置を提供することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
図1は本発明の実施形態の電磁式弁駆動装置の中心軸に沿った横断面図である。図1の実施形態に基づいて発明の詳細を説明する。
図1において、公知のエンジンヘッド1に吸気口21が設けられ、この吸気口21を開閉するバルブ2がエンジンヘッド1に圧入されたガイド3と上下に摺動自在に挿入されている。また、バルブ2は弁棒部2Bを有する。
【0009】
また、ロアスプリング4により、バルブ2が着座方向へ付勢されている。この部分は公知のバルブ構造と同一である。
つまり、本実施形態の電磁式弁駆動装置は、従来のカム駆動の動弁系に対しては、ロアハウジング5及びアッパハウジング11内の構成部品がユニット化されユニット部30を形成しているため組み付けと調整が容易であり、またエンジンヘッド1、バルブ2、ロアスプリング4は従来のカム駆動の動弁系の構成をそのまま用いることが可能であるため、汎用性が非常に高い。
【0010】
また、この動弁系の構成は、吸気弁、排気弁を問わず使用することが可能である。
特に、近年の4弁化により、吸気系2弁、排気系2弁のようなエンジンが増加してきており、そのためには外径の細い、コンパクトな電磁式弁駆動装置が要求される。
【0011】
図2は従来からのカム駆動式の公知のエンジンヘッドの吸気バルブの中心軸に沿った横断面図である。図2において、公知のエンジンヘッド1に吸気口21があり、カム駆動式の弁駆動装置に用いられているのと同様のバルブ2がロアスプリング4により上方へ付勢されている。ロアスプリング4は、カム駆動式の弁駆動装置と同様にバルブ2に下部リテーナ25で固定され、コッタ20によりリテーナ25は固定されている。ロアスプリング4のセット荷重は、ロアシム22の厚さを変えてセットすることにより調整可能な構成となっている。
【0012】
図3および図4は本発明の電磁式弁駆動装置の上部のユニット部30の組み付けを示した中心軸に沿う横断面図であり、図3はユニット部30の下半分の組み付け断面図、図4はユニット部全体の組み付け断面図である。
図3において、ロアハウジング5内にアッパスプリング6が、プッシュロッド13に、ロアスプリング4と同様にコッタ20により上部リテーナ24で固定されている。アッパスプリング6の上部にはアッパシム14が挿入され、アッパスプリング6のセット荷重の調整を行う。
【0013】
ロアハウジング5の上部には、ロアソレノイド9が設置され、アーマチャ8はアッパスプリング6により下方へ付勢されている。
次に図4に示すようにスペーサ12、アッパソレノイド10を組み込み、アッパハウジング11により締付けて、ユニット部30が完成する。
この図4に示したユニット部30を図2の公知のエンジンヘッド1に固定ボルト40により組み付けると図1に示すような電磁式弁駆動装置が完成する。
【0014】
ここで、中心に設けられたプッシュロッド13はバルブ2の上面2Aとプッシュロッド13の下面13Aとの間で球面で接触する構成としてあるため、ユニット部30とバルブ2の軸ずれを吸収できる。
また、ユニット部30はそのままの状態で容易に移動可能である。また、この状態で、リフト、スプリング力を再調整可能である。調整は、スペーサ12、ソレノイドシム15、アッパシム14の入れ替えにて容易に可能である。
【0015】
最終的に固定ボルト40による固定が完了すると、図1に示した様にバルブ2は開弁と閉弁のちょうど中間の中立の位置にアッパスプリング6とロアスプリング4のセット荷重により保持される。
本発明の電磁式弁駆動装置の構成とすることで、コンパクトで公知のカム駆動式のエンジンヘッド1を大幅に改造することなく搭載でき、エンジンヘッド1への組み付けと調整が容易な電磁式弁駆動装置を提供できる。
【0016】
また更に、本発明の構成の大きな特徴は、摺動部はバルブガイド部51の他にはロアソレノイド9のガイド部50のみであり、作動時のフリクションを大幅に低減可能なことである。なお、プッシュロッド13にはまり合う穴は円筒形のままで、プッシュロッド13を円筒状でなく、その側面を二面、あるいは三面などの面取りを施すと当接する部分は穴の内面とプッシュロッド側面の弧の部分のみになり接触面積が減るので、更にフリクション低減に効果がある。
【0017】
次に作動について、簡単に説明する。
このような構成の作動の基本となるのは、スプリング−質量系の運動であり、可動部の質量をm〔g〕、上下のスプリングの合成バネ定数をK〔N/mm〕とすると、この固有振動の周期fは、
【0018】
【数1】
なる式で決まり、開弁から閉弁までの周期はこれで決定されている。
【0019】
図1に示した電磁式弁駆動装置の状態は、どのソレノイド9、10に対しても通電していない無通電の状態である。
この時、アッパスプリング6とロアスプリング4の力はほぼ等しいため、磁性体で構成された円盤状のアーマチャ8は、アッパソレノイド10とロアソレノイド9のちょうど中立の位置に静止している。
【0020】
この図1に示す状態から、エンジン始動前にいったん全ての気筒のバルブ2を閉とする制御を行う必要がある。
この起動制御は、このシステムの可動部のマス(質量)とバネで決まるバネ−マス系の固有振動を利用し、アッパソレノイド10とロアソレノイド9へ固有振動数に相当する共振周波数にて交互に通電する。しばらく起動制御を行うとバルブ2が振動し始め、振幅が大きくなっていき、やがてアッパソレノイド10とロアソレノイド9で規制されるような最大リフトまで作動するようになる。
【0021】
ここで、アッパソレノイド10にアーマチャ8が吸引された状態で保持することで、バルブ2が閉の状態が保持でき、起動制御が終了する。
この後エンジンを始動し、エンジンからの各センサ出力(回転数、気筒判別等)をもとに吸気弁及び排気弁を任意のタイミングで開閉制御する。開弁と閉弁の切り換えは、アッパソレノイド10とロアソレノイド9の通電の切り換えにより行う。
【0022】
以上に説明したように、本発明によれば、フリクションを大幅に低減でき、かつ、組み付け調整の容易さをそこなわない電磁式弁駆動装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の電磁式弁駆動装置の中心軸に沿った横断面図である。
【図2】従来からのカム駆動式の公知のエンジンヘッドの吸気バルブの中心軸に沿った横断面図である。
【図3】本発明の電磁式弁駆動装置の上部のユニット部30の組み付けを示した中心軸に沿うユニット部30の下半分の組み付け断面図である。
【図4】本発明の電磁式弁駆動装置の上部のユニット部30の組み付けを示した中心軸に沿うユニット部30全体の組み付け断面図である。
【符号の説明】
2 バルブ
4 ロアスプリング
5、11 ハウジング
6 アッパスプリング
8 アーマチャ
9 ロアソレノイド
10 アッパソレノイド
12 スペーサ
13 プッシュロッド
24 上部リテーナ
30 ユニット部
Claims (1)
- バルブを閉弁方向へ付勢するロアスプリングと、
前記バルブを開弁方向へ押し下げるプッシュロッドと、
該プッシュロッドにより略中心部を摺動自在に貫通されると共に、前記プッシュロッドに一体的に結合されたアーマチャを吸引して前記バルブの開弁状態を保持するロアソレノイドと、
バルブリフトを調整するスペーサを介して前記ロアソレノイドに対向するように設けられ、前記アーマチャを吸引して、前記バルブの閉弁状態を保持するアッパソレノイドとを備え、
前記プッシュロッドを押し下げ、前記ロアスプリングと同荷重のアッパスプリングを前記ロアソレノイドの下部に配置し、
上部リテーナを含む上部をハウジング内に一体化してユニット部とし、
前記ユニット部はさらにアッパハウジングとロアハウジングにユニット化され、
前記ロアハウジング内には前記プッシュロッドに上部リテーナで固定された前記アッパスプリングを備え、前記ロアハウジングの上部には前記ロアソレノイドが配置され、前記アーマチャは前記アッパスプリングにより下方へ付勢され、また前記アッパスプリングは前記ロアソレノイドの上面に前記スペーサを介してアッパソレノイドを取り付ける構成であることを特徴とする電磁式弁駆動装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22203598A JP3628183B2 (ja) | 1998-08-05 | 1998-08-05 | 電磁式弁駆動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22203598A JP3628183B2 (ja) | 1998-08-05 | 1998-08-05 | 電磁式弁駆動装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000055227A JP2000055227A (ja) | 2000-02-22 |
| JP3628183B2 true JP3628183B2 (ja) | 2005-03-09 |
Family
ID=16776074
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22203598A Expired - Fee Related JP3628183B2 (ja) | 1998-08-05 | 1998-08-05 | 電磁式弁駆動装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3628183B2 (ja) |
-
1998
- 1998-08-05 JP JP22203598A patent/JP3628183B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JP2000055227A (ja) | 2000-02-22 |
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