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JP3624321B2 - 電動機の回転子 - Google Patents

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JP3624321B2
JP3624321B2 JP19729094A JP19729094A JP3624321B2 JP 3624321 B2 JP3624321 B2 JP 3624321B2 JP 19729094 A JP19729094 A JP 19729094A JP 19729094 A JP19729094 A JP 19729094A JP 3624321 B2 JP3624321 B2 JP 3624321B2
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JP
Japan
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rotor
rotating body
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peripheral surface
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JP19729094A
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JPH08237895A (ja
Inventor
祐介 菊地
政之 西岡
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日本電産シバウラ株式会社
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  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
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  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
電動機の回転子に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、エアコンまたは、洗濯機等の家電製品に用いられる電動機は、振動、騒音の少ない電動機が求められている。そこで、電動機より発生する振動を防止するためにさまざまな方法がとられてきた。従来における振動の伝達を減衰させるための回転子を使用した電動機についてブラシレスDCモータを例に、図4〜図8を用いて説明する。図4は、第一の従来例の回転子の斜視図である。図5は、図4における回転子のB−B断面図である。図6は、第二の従来例の回転子の斜視図である。図7は、図6における回転子のC−C断面図である。図8は、第一の従来例の回転子を使用したブラシレスDCモータの側断面図である。
【0003】
図4、図5において、回転子35は、ドーナツ状の鉄板を積層して、筒状に形成された回転子鉄心36と、この回転子鉄心36の内周に固着された筒状のゴム37と、このゴム37の内周に固着されたシャフト38と、回転子鉄心36の外周に固着されたマグネット39とで構成されている。
【0004】
図6、図7において、第一の回転子鉄心40aは、ドーナツ状の鉄板を積層して筒状に形成されている。第二の回転子鉄心40bは、ドーナツ状の鉄板を積層して筒状に形成されている。また、第二の回転子鉄心40bの外周の径は、第一の回転子鉄心40aの内周の径よりも小さくすることにより、第一の回転子鉄心40aと第二の回転子鉄心40bを同軸上に配設したときに、第一の回転子鉄心40aの内周と第二の回転子鉄心40bの外周に隙間を設ける。そして、この隙間に筒状のゴム42を挿入し、このゴム42により、第一の回転子鉄心40aと第二の回転子鉄心40bを固着する。そして、第二の回転子鉄心40bの内周にシャフト43を固着する。そして、第一の回転子鉄心40aの外周にマグネット44を固着する。以上のように回転子41を構成する。
【0005】
図8において、ブラシレスDCモータ55は、固定子50をプリミックス56でモールド形成したフレーム57と、このフレーム57の内部に取り付けられた回転子35で構成されている。
【0006】
上述したブラシレスDCモータに電力が通電されると、固定子と回転子が対向している面の隙間に回転子を回転させるための力が一定した回転トルクが発生する。この回転トルクは、回転子鉄心、シャフトを経由して、負荷に伝達される。
【0007】
また、このブラシレスDCモータにおいては、駆動回路にトランジスタを用いているため、各巻線に流れる電流の切り替え時に発生するトランジスタのスイッチングノイズにより、また、マグネットを着磁する際の着磁ピッチのずれにより、力の方向が時間とともに変化する振動トルクが発生する。この振動トルクにより、振動が発生し、上述した回転トルクと合成されて、回転子鉄心、シャフトを経由して、負荷たとえば、ファン等に伝達される経路と、固定子を介して取付板等に伝達する経路に分かれ、それぞれ共振等により騒音となる。
【0008】
そこで、第一の従来例および第二の従来例においては、回転子鉄心、シャフトを経由して伝達される振動の防止を目的としたものである。つまり、回転子鉄心の内周とこの内周に固着されるシャフトの外周の間にゴムを挿入することにより、また、回転子鉄心の内部にゴムを挿入することにより、振動をゴムにより吸収させて、振動の防止を行うことができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この第一の従来例および第二の従来例の回転子においては、回転子鉄心とシャフトの間または回転子鉄心間にゴムが設けてあるため、このゴムの収縮運動により、また、ゴムの劣化により、回転子鉄心が大きく偏心して、アンバランスになり、逆に振動を助長してしまう可能性がある。また、回転子とこの回転子と対向する固定子との隙間がなくなり、回転子と固定子が接触して回転子がロックする不具合を発生する。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、電動機の回転子において、中央部に貫通した孔を有する回転体と
、この回転体の孔に挿入されたシャフトと、前記シャフトに挿入された軸受と、前記軸受の回転体側側面に配したワッシャと、前記回転体と軸受の間に配設されたスプリングワッシャとを備え、前記シャフトの任意の場所に配設されたワッシャ固定装置とを備え、前記回転体の孔をシャフトの外周よりも大きくすることにより、回転体の内周面と、この内周面に対向するシャフトの外周面にわずかな隙間を設け、この隙間は、シャフトに対する回転体の偏心を最小限に押さえ、かつ、前記回転体が円周方向にわずかに移動でき、かつ、回転体が軸方向上に自由に移動できる隙間を形成し、また、前記ワッシャを介した前記軸受と前記回転体の端面で前記スプリングワッシャを押圧することにより、前記回転体を前記シャフトに保持したことを特徴とする電動機の回転子を提供する。
【0011】
【作用】
電動機に電力が通電されると、回転体に、回転子を所定の方向に回転させるための力の方向が一定で、力の大きさがほぼ一定した回転トルクとともに、前述したトランジスタのスイッチングノイズ等により、力の方向が時間とともに回転方向が変化する振動トルクが発生する。
【0012】
そして、この回転トルクおよび振動トルクは、回転体からシャフトを経由して負荷に伝達される。
【0013】
その際、回転トルクは、その力が一定しているため、回転体が任意の方向に回転すると、回転体の内周面の一部がシャフトの外周面の一部に接触し回転体からシャフトに回転トルクが伝達される。一方、振動トルクは、その力の方向が時間とともに変化するため、回転体が回転トルクを伝達する回転方向と反対方向に回転すると回転体とシャフトは、非接触となり、振動トルクを伝達しない。よってシャフトから負荷には回転トルクのみが伝達される。
【0014】
【実施例】
本発明の実施例を図1〜図3を用いて説明する。図1は、本発明における回転子の部分断面図である。図2は、図1における回転子のA−A部の断面図である。図3は、本発明における回転子を使用したブラシレスDCモータの側断面図である。
【0015】
図1、図2において、回転体1は、ドーナツ状の鉄板を積層して、筒状に形成された回転子鉄心2と、この回転子鉄心2の外周に固着されたマグネット3とで構成されている。回転子鉄心2の中央部の孔2aはD字状に形成されている。シャフト3は、両端部の外径が中央部の外径より小さく形成されており、両端部と中央部の境目に、それぞれ、段付き4a、4bが形成されている。また、シャフト3の中央部は、回転子鉄心2の孔2aに対応するようにD字状に形成されている。
【0016】
そして、回転子鉄心2の孔2aにシャフト4を挿入し、シャフト4の中央部に回転体1を仮固定する。また、回転子鉄心2の内径をシャフト5の外径よりも大きくすることにより、回転子鉄心2の内周面と、この内周面に対向するシャフト5の外周面にわずかな隙間Sを設ける。この隙間Sは、シャフト4に対する回転体1の偏心を最小限に押さえることのできる程度で、かつ、回転体1が円周方向にわずかに移動でき、かつ、回転体1が軸方向上に自由に移動できる程度の隙間にする。そして、シャフト4の両端からそれぞれスプリングワッシャ6a、6bを挿入する。そして、シャフト4の両端から段付き4a、4bまで軸受7a、7bをそれぞれ挿入することにより、スプリングワッシャ6a、6bが、軸受7a、7bと回転体1の両端面との間で押圧されるようにする。また、軸受の変わりにワッシャ固定装置として止め輪等を用いてもよい。そして、スプリングワッシャ6a、6bの間に回転体1を固定する。以上のように回転子5が構成されている。
【0017】
図3において、ブラシレスDCモータ10は、固定子11をプリミックス12でモールド形成したフレーム13と、このフレーム13の内部に取り付けられた回転子5で構成されている。
【0018】
上述したブラシレスDCモータ10に電力が通電されると、回転体1に、回転子5を所定の方向に回転させるための力の方向が一定で、力の大きさがほぼ一定した回転トルクとともに、前述したトランジスタのスイッチングノイズ等により、力の方向が時間とともに回転方向が変化する振動トルクが発生する。そして、この回転トルクおよび振動トルクは、回転体1からシャフト4を経由して負荷に伝達される。
【0019】
その際、回転トルクは、その力が一定しているため、回転体1が任意の方向に回転すると、回転子鉄心2の内周面の一部がシャフトの外周面の一部に接触し、回転体1からシャフト4に回転トルクが伝達される。一方、振動トルクは、その力の方向が時間とともに変化するため、回転体1が回転トルクを伝達する回転方向と反対方向に回転すると、回転体1とシャフト4は、非接触状態となり、振動トルクを伝達しない。よってシャフト4から負荷には、回転トルクのみが伝達される。さらに、マグネットスキュー等による軸方向上の振動が発生した場合においても、スプリングワッシャ6a、6bにより、振動を減衰させて、負荷に伝達させることができる。また、スプリングワッシャを回転子鉄心の一方の端面のみに配設し、他方の端面は、止め輪等を用いることにより、回転体を固定してもよい。
【0020】
また、回転子鉄心2の孔2aおよびシャフト4の中央部の形状は、D字状の他に多角形状または鍵孔状でもよい。つまり、円周方向にわずかに移動できる自由度があり、かつ、回転体1が回転するとシャフト4に回転トルクが伝達できるようにする。
【0021】
本実施例においては、ブラシレスDCモータについて述べたが、回転子とこの回転子に対向する固定子の隙間に振動トルクが発生する他の電動機においても同様の効果を得ることができる。
【0022】
【発明の効果】
本発明によれば、回転子鉄心が偏心することなく、負荷に伝達する振動を減衰させ、共振などのよる騒音を減少させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における回転子を軸方向より見た正面図。
【図2】図1における回転子のA−A部の断面図。
【図3】本発明における回転子を使用したブラシレスDCモータの側断面図。
【図4】第一の従来例の回転子の斜視図。
【図5】図4における回転子のB−B断面図。
【図6】第二の従来例の回転子の斜視図。
【図7】図6における回転子のC−C断面図。
【図8】第一の従来例の回転子を使用したブラシレスDCモータの側断面図。
【符号の説明】
1 ・・・回転体
2、36 ・・・回転子鉄心
3、39、44・・・マグネット
4、38、43・・・シャフト
5、35、41・・・回転子
6a、6b ・・・スプリングワッシャ
7a、7b ・・・軸受
10、55 ・・・ブラシレスDCモータ
11、50 ・・・固定子
12、56 ・・・プリミックス
13、57 ・・・フレーム
37、42 ・・・ゴム

Claims (1)

  1. 電動機の回転子において、
    中央部に貫通した孔を有する回転体と、
    この回転体の孔に挿入されたシャフトと、
    前記シャフトに挿入された軸受と、
    前記軸受の回転体側側面に配したワッシャと、
    前記回転体と軸受の間に配設されたスプリングワッシャとを備え、
    前記シャフトの任意の場所に配設されたワッシャ固定装置とを備え、
    前記回転体の孔をシャフトの外周よりも大きくすることにより、回転体の内周面と、この内周面に対向するシャフトの外周面にわずかな隙間を設け、この隙間は、シャフトに対する回転体の偏心を最小限に押さえ、かつ、前記回転体が円周方向にわずかに移動でき、かつ、回転体が軸方向上に自由に移動できる隙間を形成し、また、前記ワッシャを介した前記軸受と前記回転体の端面で前記スプリングワッシャを押圧することにより、前記回転体を前記シャフトに保持したことを特徴とする電動機の回転子。
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