JP3678162B2 - 放射線検出装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、医療分野、工業分野、さらには原子力分野などに用いられる直接変換タイプの放射線検出装置に係り、特に放射線感応型の半導体膜の耐環境性改善と、印加したバイアス電圧による沿面放電を抑えるための技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
X線等の放射線の検出装置には、放射線をまず光に変換し、その変換光をさらに光電変換で電気信号へ変換される間接変換タイプの装置と、入射放射線が放射線感応型の半導体膜のように直接電気信号に変換する直接変換タイプの装置とがある。
【0003】
後者の直接変換タイプの装置は、放射線感応型の半導体膜の表面に形成された電圧印加電極に所定のバイアス電圧を印加するとともに、半導体膜の裏面に形成されたキャリア収集電極で放射線照射に伴って生成したキャリアを収集して放射線検出信号として取り出すことにより放射線の検出を行う構成となっている。
【0004】
また、従来の直接変換タイプの放射線検出装置の中でも、アモルファス・セレンのようなアモルファス半導体厚膜を放射線感応型の半導体膜として用いる場合、アモルファス半導体は真空蒸着等の方法によって簡単に厚くて広い膜を形成できるので、大面積厚膜が必要な2次元アレイ型放射線検出装置を構成するのに適している。
【0005】
従来の2次元アレイ方式の放射線検出装置は、図8に示すように、電荷蓄積用のコンデンサCaと、薄膜トランジスタなどにより形成された電荷読み出し用のスイッチ素子88(通常時オフ(OFF)状態)とが縦・横式2次元マトリックス状配列で複数個形成された絶縁性の基板86と、複数個の電荷蓄積用コンデンサCaにそれぞれ電気的に接続されると共に複数個のキャリア収集電極87を介して絶縁性の基板86上に形成され、放射線が入射することにより電荷移動媒体(キャリア)が生成されるアモルファス半導体厚膜81と、アモルファス半導体厚膜81の表面に形成された電圧印加電極82とから構成されている。なお、キャリア収集電極87毎に電荷蓄積用のコンデンサCa及び電荷読み出し用のスイッチ素子88がそれぞれ各1個ずつ設けられており、それぞれが、放射線検出ユニットである検出素子DUを形成している。
【0006】
ここで、電圧印加電極82にバイアス電圧が印加された状態で、放射線が照射されると、アモルファス半導体厚膜81で電荷が形成され、電荷蓄積用コンデンサCaに蓄積されるが、蓄積された電荷は、スイッチ素子88をオン(ON)状態とすることによって放射線検出信号として読み出される。
【0007】
図8の2次元アレイ構成の放射線検出装置を、例えばX線透視撮影装置の透過X線像の検出に用いた場合、放射線検出装置から出力される放射線検出信号に基づきX線透視画像が得られることになる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の放射線検出装置では、アモルファス半導体厚膜81の熱膨張係数が大きく、基板86との熱膨張係数差を原因とする温度変化による反りが生じる危険性がある。反りが生じた場合、アモルファス半導体厚膜81に亀裂が入る可能性があり、かかる場合、画像上の欠陥となって現れたり、亀裂部分で放電破壊を起こし、動作不能状態となり得る。
【0009】
また、従来の放射線検出装置では、図8に示すように、電圧印加電極82の端縁82aからアモルファス半導体厚膜81の端縁81aの表面に沿って、読み出しライン810、ゲートライン811や接地ライン812が絶縁基板86上でむき出しになっている部分810a、811a、812aに至る間で絶縁破壊が起こることで沿面放電が生じる危険性がある。そして、沿面放電が起こると、例えばX線透視画像の場合、放射線検出信号のノイズとなって画質の低下を招くこととなる。これに対して、バイアス電圧を低めにすることで、沿面放電を抑えられるが、かかる場合、アモルファス半導体はキャリア走行特性が単結晶半導体に比べて劣っているので、十分な検出感度が得られないという不都合が生じる。
【0010】
なお、温度変化による反り等の耐環境性の問題に対処するため、図9に示すように、絶縁性基板96上に形成されたアモルファス半導体厚膜91と電圧印加電極92の最上層表面に、前記絶縁性基板96と同程度の熱膨張係数を持つ絶縁性の板材95を、高耐圧の硬化性合成樹脂94によって、最上層表面全体を覆うように固定形成した構成の放射線検出装置Aが提案されている。
【0011】
しかし、かかる放射線検出装置Aでは、高耐圧の硬化性合成樹脂94の溶剤成分によって、アモルファス半導体厚膜91の表面が変質し、沿面放電が発生して耐圧が低下するという実験結果が得られている(図7の実験結果比較用1)。
【0012】
また、沿面放電を防止するため、図10に示すように、変質しやすいアモルファス半導体厚膜101の表面全体を覆うように、Sb2S3等のキャリア選択性の高抵抗膜103をアモルファス半導体厚膜101と電圧印加電極102との間に形成した構成の放射線検出装置Bが提案されている(特願平11−240026)。
【0013】
しかし、かかる放射線検出装置Bでは、Sb2S3等のキャリア選択性の高抵抗膜103が引っ張り強度に劣るため、温度変化によるアモルファス半導体厚膜101の反りに耐え切れず亀裂が生じやすいという問題点があり、また、キャリア選択性の高抵抗膜103だけでは沿面放電を防止するのに十分な厚さを形成することは困難となる。なお、図10において、スイッチ素子108、及びキャリア収集電極107は、図8におけるスイッチ素子88、及びキャリア収集電極87と同様の構成を有する。
【0014】
さらに、沿面放電を防止するため、図11に示すように、絶縁性基板116上に形成されたアモルファス半導体厚膜111と電圧印加電極112の最上層表面に、シリコン樹脂やエポキシ樹脂等の高耐圧の絶縁物質からなる放電防止膜110を形成した構成の放射線検出装置Cが提案されている(特願2000−191167)。
【0015】
しかし、かかる放射線検出装置Cでは、シリコン樹脂やエポキシ樹脂等の高耐圧の絶縁物質からなる放電防止膜110は、絶縁性基板116と熱膨張係数が異なること、比較的表面強度が劣ることから、やはり同じく、温度変化による反りが生じ、樹脂そのものや、アモルファス半導体厚膜111と電圧印加電極112の間に挟んだ中間層113に亀裂が入り、沿面放電耐圧が不十分となる(図7の実験結果比較用2)。
【0016】
本発明は、上記の事情に鑑み、温度変化等の耐環境性に優れ、しかも、放射線感応型の半導体膜に印加したバイアス電圧による沿面放電を阻止でき、十分な検出感度が得られる放射線検出装置の提供を目的とする。
【0017】
なお、図11において、スイッチ素子118、及びキャリア収集電極117は、図8におけるスイッチ素子88、及びキャリア収集電極87と同様の構成を有する。
【0018】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、電荷蓄積用のコンデンサと電荷読み出し用のスイッチ素子とが形成された絶縁性の基板と、前記絶縁性の基板上に形成され、前記電荷蓄積用コンデンサと電気的に接続されたキャリア収集電極と、前記キャリア収集電極上に形成され、放射線の入射により電荷移動媒体(キャリア)が生成する放射線感応型のアモルファス半導体厚膜と、前記アモルファス半導体厚膜の表面に形成された電圧印加電極からなり、放射線照射により前記アモルファス半導体厚膜で生成され、前記電荷蓄積用コンデンサに蓄積された電荷が、前記スイッチ素子を経由して放射線検出信号として読み出されるよう構成された放射線検出装置において、前記アモルファス半導体厚膜と電圧印加電極との間に、前記アモルファス半導体厚膜の表面全体を覆うように耐溶剤性かつキャリア選択性の高抵抗膜が形成され、温度変化によってさらに、アモルファス半導体厚膜に反りが生じないように、前記電圧印加電極上に、前記絶縁性の基板と同程度の熱膨張係数を持つ絶縁性の補助板材が、高耐圧の硬化性合成樹脂によって固定形成されていることを特徴とする。
【0019】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の放射線検出装置において、キャリア収集電極を2次元マトリックス状に複数個形成し、各キャリア収集電極毎に電荷蓄積用のコンデンサおよび電荷読み出し用のスイッチ素子をそれぞれ設けることにより2次元アレイ構成としたことを特徴とする。
【0020】
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の放射線検出装置において、耐溶剤性かつキャリア選択性の高抵抗膜が、0.05μmから10μmの厚さのSb2S3膜であることを特徴とする。
【0021】
請求項4記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の放射線検出装置において、高耐圧の硬化性合成樹脂がエポキシ樹脂であることを特徴とする。
【0022】
請求項5記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の放射線検出装置において、前記補助板材が、原子番号15以上の元素の含有量が1原子%以下の材料で構成されていることを特徴とする。
【0023】
請求項6記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の放射線検出装置において、前記補助板材が、放射線有感領域に位置する部分の厚さを非有感領域に位置する部分の厚さより薄くした構造をもつことを特徴とする。
【0024】
請求項7記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の放射線検出装置において、前記補助板材が、放射線有感領域に位置する部分のみを開口した構造をもつことを特徴とする。
【0025】
請求項8記載の発明は、請求項1から請求項7に記載の放射線検出装置において、前記補助板材と前記絶縁性の基板とのギャップ調整用のスペーサーを設けたことを特徴とする。
【0026】
請求項9記載の発明は、請求項8に記載の放射線検出装置において、前記絶縁性の基板と、前記補助板材との貼り合せギャップが、2mmから4mmの間であることを特徴とする。
【0027】
次に、この発明に係る各放射線検出装置における作用を説明する。
この発明の放射線検出装置により放射線検出を行う場合、放射線感応型のアモルファス半導体厚膜の表面側に形成された電圧印加電極にバイアス電圧を印加しておいて、検出対象の放射線を入射させる。そうすると、放射線の入射によりアモルファス半導体厚膜に生成した電荷移動媒体(キャリア)に相応してキャリア収集電極に電気的に接続された電荷蓄積コンデンサに電荷が蓄積されるとともに、電荷読み出し用のスイッチ素子のオン状態への移行に伴って蓄積電荷がスイッチ素子経由で放射線検出信号として読み出される。
【0028】
そして、この発明の放射線検出装置の場合、アモルファス半導体厚膜と電圧印加電極の間に、アモルファス半導体厚膜の表面全体を覆うように耐溶剤性かつキャリア選択性の高抵抗膜が形成されているため、高耐圧の硬化性合成樹脂の溶剤成分によって、アモルファス半導体厚膜の表面が変質し、沿面放電が発生して耐圧が低下するというような現象は起こらず、また暗電流の増加を抑制される。
【0029】
さらに、アモルファス半導体厚膜・耐溶剤性かつキャリア選択性の高抵抗膜・電圧印加電極が形成された最上層表面に、前記補助板材が、高耐圧の硬化性合成樹脂によって、最上層表面を覆うように固定形成されているため、比較的引っ張り強度に劣るアモルファス半導体厚膜・耐溶剤性かつキャリア選択性の高抵抗膜・電圧印加電極が、熱膨張係数のほぼ等しい絶縁性の板材によって挟み込まれたように固定されることになり、温度変化による反り、亀裂等が激減する。
【0030】
また、アモルファス半導体厚膜そのものの破壊以外に絶縁破壊が起こると想定される経路は、電圧印加電極上の高耐圧の硬化性合成樹脂の膜中を抜け、高耐圧の硬化性合成樹脂と補助板材の界面に沿って、読み出しライン、ゲートラインや接地ラインが絶縁基板上でむき出しになっている部分に至る経路か、または、補助板材の表面上に帯電した電荷との再結合に至る経路だけであるので、高耐圧の硬化性合成樹脂の膜厚をバイアス電圧に絶えうる程度に十分厚く形成しておけば絶縁破壊は起こらない。
【0031】
しかも、アモルファス半導体厚膜・耐溶剤性かつキャリア選択性の高抵抗膜・電圧印加電極が形成された最上層表面に、前記補助板材が、高耐圧の硬化性合成樹脂によって、最上層表面を覆うように固定形成された構造は、比較的耐環境性に劣るアモルファス半導体厚膜の保護膜としても機能する。
【0032】
また、請求項2の放射線検出装置の場合、2次元マトリックス状に複数個形成されている各キャリア収集電極毎に電荷蓄積用のコンデンサおよび電荷読み出し用のスイッチ素子がそれぞれ設けられていて、放射線検出ユニットがマトリックス状に並ぶ2次元アレイ構成となっており、各放射線検出ユニット毎に局所的な放射線検出が行われる。
【0033】
請求項3の放射線検出装置の場合、耐溶剤性かつキャリア選択性の高抵抗膜が、0.05μmから10μmの厚さのSb2S3膜であり、高耐圧の硬化性合成樹脂の溶剤成分によって、アモルファス半導体厚膜の表面が変質し、沿面放電が発生して耐圧が低下することを防ぐ作用と、暗電流の増加を防ぐ作用の2つを兼ね備えた働きをする。
【0034】
請求項4の放射線検出装置の場合、高耐圧の硬化性合成樹脂がエポキシ樹脂であり、硬化後の強度に優れ、樹脂中の溶剤成分のアモルファス半導体厚膜に対する反応性が小さいことが特徴である。
【0035】
請求項5の放射線検出装置の場合、前記補助板材を、原子番号が15以上の元素の含有量が1原子%以下の材料で構成したため、入射放射線の減衰を抑えることができる。
【0036】
請求項6の放射線検出装置の場合、前記補助板材の放射線有感領域に位置する部分の厚さを、非有感領域に位置する部分の厚さより薄くした構造にしたため、温度変化によるアモルファス半導体厚膜の反り、亀裂に対する強度を保ちながら、入射放射線の減衰をさらに抑えることができる。
【0037】
請求項7の放射線検出装置の場合、前記補助板材の放射線有感領域に位置する部分のみを開口したため、温度変化によるアモルファス半導体厚膜の反り、亀裂に対する強度を保ちながら、入射放射線の減衰を最小限に抑えることができる。
【0038】
請求項8の放射線検出装置の場合、前記補助板材の周辺部に、絶縁性の基板との貼り合せギャップ調整用のスペーサーを設けたため、貼り合せギャップの制御が容易になり、入射放射線の減衰ムラによる感度ムラを抑えることができる。
【0039】
請求項9の放射線検出装置の場合、絶縁性の基板と、補助板材との貼り合せギャップを2mm以上にしたため、アモルファス半導体厚膜そのものの破壊以外に絶縁破壊が起こると想定される経路のうち、電圧印加電極上の高耐圧の硬化性合成樹脂の膜中を抜け、高耐圧の硬化性合成樹脂と絶縁性の板材の界面に沿って、読み出しライン、ゲートラインや接地ラインが絶縁基板上でむき出しになっている部分に至る経路が長くなることと、絶縁性の板材の表面と電圧印加電極との距離が長くなることで絶縁性の板材の表面上に帯電する電荷量が減少することから、30kV以上の高耐圧を得ることができる。また、貼り合せギャップを4mm以下にしたため、硬化性合成樹脂による入射放射線の減衰を最小限に抑えることができる。
【0040】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態を図面を参照しながら説明する。図1は本実施形態に係わる放射線検出装置の放射線センサ部の構成を示す概略断面図、図2は本実施形態の放射線検出装置の変形実施例1を示す概略断面図、図3は本実施形態の放射線検出装置の変形実施例2を示す概略断面図、図4は本実施形態の放射線検出装置の放射線センサ部の平面図、図5は本実施形態の放射線検出装置の全体構成を示すブロック図、そして図6は本実施形態の放射線検出装置の放射線検出ユニットの検出動作を説明するための図である。
【0041】
本実施形態の放射線検出装置は、図1に示すように、 SiO2層等からなるコンデンサCaに蓄積された電荷を取り出すための通常時オフ(遮断)の電荷取り出し用のスイッチ素子8、例えば、トランジスタ(TFT)とが形成されたガラス基板等の絶縁性の基板6と、電荷蓄積用コンデンサCaと電気的に接続され、キャリア収集電極7を介して絶縁性の基板6上に形成された、放射線が入射することにより電荷移動媒体(キャリア)が生成されるアモルファス半導体厚膜1と、アモルファス半導体厚膜1の放射線入射側表面に設けられた電圧印加電極2とを放射線センサ部として備えている。
【0042】
また、本実施形態の放射線検出装置は、電圧印加電極2にバイアス電圧を印加するバイアス電圧供給部(電源部)Veを有し、電圧印加電極2にバイアス電圧が印加された状態で放射線が照射された場合、それに伴って生成したキャリアがキャリア収集電極7からコンデンサCaに送り込まれて蓄積されるとともに、読み出しタイミングになった時にゲートライン11からオン信号が送り込まれてスイッチ素子8がオン(接続)となって蓄積電荷が放射線検出信号として読み出しライン10から読み出される構成になっている。以下、各部の構成を具体的に説明する。
【0043】
本実施形態の放射線検出装置の場合、アモルファス半導体厚膜1は比抵抗109Ωcm以上(好ましくは1011Ωcm以上)であって、膜厚み0.5mm前後〜1.5mm前後の高純度アモルファス・セレン(a−Se)厚膜である。このa−Se厚膜は特に検出エリアの大面積化に対する適性に優れる。アモルファス半導体厚膜1は、もし薄いと放射線が素通りするようなかたちになって放射線を十分に吸収できなくなることから、0.5mm前後〜1.5mm前後の厚めの膜が用いられる。
【0044】
電圧印加電極2およびキャリア収集電極7は、Au,Pt,Ni,In等の中の適当な金属やITOなどで形成される。もちろん、アモルファス半導体厚膜の材料や、電極の材料は上に例示のものに限らない。
【0045】
そして、本実施形態の放射線検出装置においては、特徴的な構成として、図1に示すように、アモルファス半導体厚膜1と電圧印加電極2の間に、アモルファス半導体厚膜1の表面全体を覆うように耐溶剤性かつキャリア選択性の高抵抗膜3であるSb2S3膜が約1μmの厚さで形成され、さらに、前記Sb2S3膜の上に電圧印加電極2が形成されている。これらの最上層表面には、前記絶縁性の基板6と同程度の熱膨張係数を持つ絶縁性の補助板材5が、高耐圧の硬化性合成樹脂であるエポキシ樹脂4によって、最上層表面を覆うように固定形成されている。
【0046】
なお、キャリア選択性の高抵抗膜は、正バイアスで使用される場合、n型(正孔注入阻止型)の選択膜が、負バイアスで使用される場合、P型(電子注入阻止型)の選択膜が使用される。
【0047】
絶縁性の基板6と同程度の熱膨張係数を持つ絶縁性の補助板材5は、原子番号15以上の元素の含有量が1原子%以下の材料で構成され、放射線の減衰が少ないものであれば特に材質は選ばない。例えば、パイレックスガラス、石英ガラス等が挙げられる。厚さは0.5mmから1.5mm位が適当である。
【0048】
また、補助板材5について、放射線の減衰が比較的大きい材質であっても、図2の変形実施例1に示すように、放射線有感領域に位置する部分の厚さを非有感領域に位置する部分の厚さより薄くした構造にすることによって、強度を保ちながら、放射線の減衰を抑えることができる。さらに、図3の変形実施例2に示すように、放射線有感領域に位置する部分のみを開口した構造にすれば、放射線の減衰を最小限に抑えることができる。
【0049】
なお、前記絶縁性の基板6と同程度の熱膨張係数を持つ絶縁性の補助板材5は、アモルファス半導体厚膜1に反りが生じないように形成するのであれば、上述した実施形態に限らず、どのような実施形態を採用してもよい。
【0050】
以上述べた、本実施形態の放射線検出装置と、その変形実施例1、変形実施例2において、耐溶剤性かつキャリア選択性の高抵抗膜3の例として、Sb2S3膜を挙げたが、Sb2S3以外にも、CdS、SbTe、ZnTe、CdTe等の無機半導体膜や、キャリア移動材を添加したポリカーボネート等の有機膜材料が使用可能である。これらの膜厚は、キャリアの選択性、耐溶剤性、アモルファス半導体厚膜1との付着性によって異なるが、0.01μmから10μmが望ましく、また、0.05μmから10μmの範囲で選択してもよい。
【0051】
また、高耐圧の硬化性合成樹脂4の例として、エポキシ樹脂を挙げたが、樹脂中の溶剤成分とアモルファス半導体厚膜1との反応性が小さい材料であれば、アクリル樹脂、フッ素樹脂等も使用可能である。ただし、アモルファス半導体厚膜1にa−Seを使用する場合は、a−Seが熱によって変性しやすいので、常温で硬化するタイプの樹脂を選択する必要がある。これらの樹脂の形成厚は、薄すぎると絶縁耐圧が低下し、厚すぎると入射放射線が減衰してしまうので、絶縁性の基板6と絶縁性の補助板材5とのギャップが1mmから5mm、可能であれば2mmから4mmになるようにするのが望ましい。
【0052】
かかるギャップを確実に形成するため、図1に示した本実施形態の放射線検出装置と、図2に示したその変形実施例1、及び図3に示した変形実施例2では、このギャップの値を容易に調整できるように、絶縁性の基板6の周辺部に、ABS樹脂等からなるスペーサー9を設けている。
【0053】
さらに、本実施形態装置の放射線センサ部においては、図1、図4、及び図5に示すように、キャリア収集電極7は2次元マトリックス状に多数個形成されているとともに、各キャリア収集電極7毎に電荷蓄積用のコンデンサCaおよび電荷読み出し用スイッチ素子8がそれぞれ各1個ずつ設けられていて、放射線検出ユニットである検出素子DUがX,Y方向に沿って多数配列(例えば1024×1024)された2次元アレイ構成のフラットパネル型放射線センサ(面センサ)となっている。なお、図4は、図1の放射線センサ部の平面図であり、図5は、その内部構成を模式的に示した図である。
【0054】
すなわち、図5において、電圧印加電極2は全検出素子DUの共通電極として全面的に形成されているが、キャリア収集電極7は個別電極として2次元マトリックス状に各検出素子DU毎に分離形成されているとともに、キャリア収集電極7毎に電荷蓄積用コンデンサCaおよび電荷読み出し用スイッチ素子8がそれぞれ1個ずつ接続されていて、各放射線検出ユニット毎に局所的な放射線検出が行える構成となっている結果、放射線強度の2次元分布測定が可能となる。
【0055】
また、本実施形態装置の放射線センサ部では、図5に示すように、検出素子DUのスイッチ素子8用薄膜トランジスタのゲートが横(X)方向のゲートライン11に接続され、ソースが縦(Y)方向の読出しライン10に接続されている。読出しライン10は電荷−電圧変換器群(プリアンプ群)13を介してマルチプレクサ15に接続されているとともに、ゲートライン11はゲートドライバ14に接続されている。なお、本実施形態では、1本の読出しライン10に対して、電荷−電圧変換器13が1個それぞれ接続されている。
【0056】
そして、本実施形態の放射線検出装置の放射線センサ部の場合、マルチプレクサ15およびゲートドライバ14への信号取り出し用の走査信号が送り込まれることになる。放射線センサ部の検出素子DUの特定は、X方向・Y方向の配列に沿って各検出素子DUへ順番に割り付けられているアドレス(例えば0〜1023)に基づいて行われるので、取り出し用の走査信号は、それぞれX方向アドレスまたはY方向アドレスを指定する信号となる。
【0057】
Y方向の走査信号に従ってゲートドライバ14からX方向のゲートライン11に対し取り出し用の電圧が印加されるのに伴い、各検出素子DUが行単位で選択される。そして、X方向の走査信号に従ってマルチプレクサ15が切替えられることにより、選択された行の検出素子DUのコンデンサCaに蓄積された電荷が、電荷−電圧変換器群13…13およびマルチプレクサ15を順に経て外部に送り出されることになる。
【0058】
本実施形態の放射線検出装置が、例えばX線透視撮影装置のX線検出器として用いられた場合、各検出素子DUの検出信号がマルチプレクサ15から画素信号として順に取り出された後、画像処理部DT部でノイズ処理等の必要な信号処理が行われてから画像処理部MTで2次元画像(X線透視画像)として表示されることになる。
【0059】
上記のことから、本実施形態の放射線センサ部における検出信号の取り出し方式は、概ね通常のTVカメラなどの映像機器に類似の構成であると言える。本実施形態の場合、放射線センサ部に電荷−電圧変換器群13およびマルチプレクサ15やゲートドライバ14さらには必要に応じてAD変換器(図示省略)なども設置され、一段と集積化が図られた構成となっている。しかし、電荷−電圧変換器群13およびマルチプレクサ15やゲートドライバ14あるいはAD変換器などの全部または一部が別体設置である構成であってもかまわない。
【0060】
また、本実施形態装置の放射線センサ部を作成する場合は、絶縁基板6の表面に、各種真空成膜法による薄膜形成技術やフォトリソグラフ法によるパターン化技術を利用して、スイッチ素子8用の薄膜トランジスタおよびコンデンサCa、キャリア収集電極7、アモルファス半導体厚膜1、キャリア選択性の高抵抗膜3、電圧印加電極2などが順に積層形成される。
【0061】
次に本実施形態の放射線検出装置による放射線検出動作を図6を参照しながら説明する。本実施形態装置により放射線検出を行う場合、図6に示すように、アモルファス半導体厚膜1の表面側の電圧印加電極2にバイアス電圧が印加された状態で検出対象の放射線を入射させる。放射線の入射によって生成する電荷移動媒体(キャリア)である電子・正孔は、バイアス電圧によって電圧印加電極2とキャリア収集電極7に移動し、生成した数に相応してキャリア収集電極7側の電荷蓄積用コンデンサCaに電荷が蓄積されるとともに、電荷読出し用スイッチ素子8のオン状態への移行に伴って蓄積電荷がスイッチ8経由で放射線検出信号として読み出された後、電荷−電圧変換器13で電圧信号に変換される。
【0062】
さらに、本実施形態の放射線検出装置の場合、アモルファス半導体厚膜1と電圧印加電極2の間に、アモルファス半導体厚膜1の表面全体を覆うように耐溶剤性かつキャリア選択性の高抵抗膜3が形成されているため、高耐圧の硬化性合成樹脂4の溶剤成分によって、アモルファス半導体厚膜1の表面が変質し、沿面放電が発生して耐圧が低下するというような現象は起こらない。
【0063】
また、アモルファス半導体厚膜1・耐溶剤性かつキャリア選択性の高抵抗膜3・電圧印加電極2が形成された最上層表面に、絶縁性の基板6と同程度の熱膨張係数を持つ絶縁性の補助板材5が、高耐圧の硬化性合成樹脂4によって、最上層表面を覆うように固定形成されているため、比較的引っ張り強度に劣るアモルファス半導体厚膜1・耐溶剤性かつキャリア選択性の高抵抗膜3・電圧印加電極2が、熱膨張係数のほぼ等しい絶縁性の補助板材5によって挟み込まれたように固定されることになり、温度変化による反り、亀裂等が激減する。
【0064】
また、アモルファス半導体厚膜1そのものの破壊以外に絶縁破壊が起こると想定される経路は、電圧印加電極2上の高耐圧の硬化性合成樹脂4の膜中を抜け、高耐圧の硬化性合成樹脂4と絶縁性の補助板材5の界面に沿って、読み出しライン10、ゲートライン11や接地ライン12が絶縁基板6上でむき出しになっている部分に至る経路か、または、絶縁性の補助板材5の表面上に帯電した電荷との再結合に至る経路だけであるので、高耐圧の硬化性合成樹脂4の膜厚をバイアス電圧に絶えうる程度に十分厚く形成しておけば絶縁破壊は起こらない。
【0065】
しかも、アモルファス半導体厚膜1・耐溶剤性かつキャリア選択性の高抵抗膜3・電圧印加電極2が形成された最上層表面に、絶縁性の基板6と同程度の熱膨張係数を持つ絶縁性の補助板材5が、高耐圧の硬化性合成樹脂4によって、最上層表面を覆うように固定形成された構造は、比較的耐環境性に劣るアモルファス半導体厚膜の保護膜としても機能する。
【0066】
【実施例】
次に、本実施形態装置で、高耐圧の硬化性合成樹脂4の溶剤成分によって、アモルファス半導体厚膜1の表面が変質することなく、耐圧が改善されることを実際に確かめるために、本実施形態の放射線検出装置に準じた構成の試験用放射線検出装置を作製した。
【0067】
すなわち、アモルファス半導体厚膜1は厚さ1mmのa−Se膜、耐溶剤性かつキャリア選択性の高抵抗膜3は厚さ0.3μm前後のSb2S3膜、高耐圧の硬化性合成樹脂4はエポキシ樹脂、絶縁性の基板6と同程度の熱膨張係数を持つ絶縁性の補助板材5は厚さ0.7mmのパイレックスガラスであり、絶縁性基板6とパイレックスガラス(補助板材5)とのギャップは3mmになるようにABS樹脂製スペーサー9を設けた。
【0068】
一方、Sb2S3膜(高抵抗膜3)を有しないことを除いて試験用放射線検出装置と同様の構成である比較用放射線検出装置(1)と、パイレックスガラス(補助板材5)を用いずに、最表面にエポキシ樹脂だけを形成した他は試験用放射線検出装置と同様の構成である比較用放射線検出装置(2)の、2つの比較用放射線検出装置も作製した。
【0069】
そして、試験用・比較用(1)・比較用(2)の3つの放射線検出装置の電圧印加電極2にそれぞれ4kVのバイアス電圧を印加するとともに、印加後1分放置したのち、10秒間放射線(X線)の照射を続けながら読み出しライン10の検出出力(電流値)を測定した。この時、測定精度を上げるために、すべてのゲートライン11に常時ON信号を与えてスイッチ素子8を常時ONにし、読み出しライン10には常時検出出力が送られるようにした。ついで、バイアス電圧を1kVきざみで上げながら同様の測定を繰り返した。試験用放射線検出装置の場合は30kVのバイアス電圧まで測定を行い、比較放射線検出装置の場合は絶縁破壊が起こるまで測定を行った。測定結果を図7に示す。
【0070】
試験用放射線検出装置と、パイレックスガラス(補助板材5)を用いなかった比較用(2)の放射線検出装置の場合は、30kVのバイアス電圧を印加しても絶縁破壊が起こらないのに対し、Sb2S3膜(高抵抗膜3)を使用していない比較用(1)の放射線検出装置の場合は5kVで絶縁破壊を起こした。実際、比較用(1)の放射線検出装置のa−Se膜の表面は、エポキシ樹脂4中の溶剤成分と反応が進み、赤変していた。
【0071】
このことから、本実施形態の放射線検出装置のように、アモルファス半導体厚膜1と電圧印加電極2の間に、アモルファス半導体厚膜1の表面全体を覆うように耐溶剤性かつキャリア選択性の高抵抗膜3を、高耐圧の硬化性合成樹脂4の溶剤成分によってアモルファス半導体厚膜の表面が変質することを防ぐに十分な厚さで形成すれば、30kV以上の高耐圧が得られることが分かる。
【0072】
次に、試験用放射線検出装置と、パイレックスガラス5を用いなかった比較用(2)の放射線検出装置を、40℃の恒温槽で100時間放置後、室温にもどして同様な測定を行った。
【0073】
試験用放射線検出装置は、30kVのバイアス電圧を印加しても絶縁破壊が起こらず、信号電流の値も40℃放置前とほぼ同じであるのに対し、比較用(2)の放射線検出装置の場合は信号電流が急上昇して8kVで絶縁破壊を起こした。実際、比較用(2)の放射線検出装置は、40℃放置中に反りが生じ、室温にもどした後のa−Se膜の表面では、Sb2S3膜にひび割れが生じていた。
【0074】
このことから、本実施形態の放射線検出装置のように、アモルファス半導体厚膜1・耐溶剤性かつキャリア選択性の高抵抗膜3・電圧印加電極2が形成された最上層表面に、絶縁性の基板6と同程度の熱膨張係数を持つ絶縁性の補助板材5を、高耐圧の硬化性合成樹脂4によって、最上層表面を覆うように固定形成すれば、周囲温度の変化によって生ずるアモルファス半導体厚膜1・耐溶剤性かつキャリア選択性の高抵抗膜3・電圧印加電極2の反りや、反りによる亀裂等を防止できることがわかる。
【0075】
この発明は、上記実施の形態に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。
(1)上記実施の形態の場合、アモルファス半導体厚膜1が高純度a−Se厚膜であったが、この発明におけるアモルファス半導体厚膜1は、結晶化阻止作用のあるAsまたはTeをドープしたa−Se厚膜や、Se系化合物のアモルファス半導体厚膜であってもよい。
(2)また、上記実施の形態では、キャリア収集電極7とアモルファス半導体厚膜1の間には中間層を設けなかったが、Sb2S3膜やSe系化合物膜等のキャリア選択性のある中間層を設けてもよい。
(3)さらに、上記実施の形態では、多数個の検出素子DUが縦横に配列された2次元アレイ構成であったが、複数個の検出素子DUが縦または横に1列だけ並んでいるラインセンサの構成の装置や、検出素子DUが1個だけの構成の装置も、変形例としてあげられる。
(4)なお、本発明の放射線検出装置が検出対象とする放射線も、X線に限らずあらゆる放射線を対象とするものである。
【0076】
【発明の効果】
請求項1に記載の放射線検出装置によれば、大面積化適性を有する放射線感応型アモルファス半導体厚膜と電圧印加電極の間に、アモルファス半導体厚膜の表面全体を覆うように耐溶剤性かつキャリア選択性の高抵抗膜を形成し、さらに、アモルファス半導体厚膜・耐溶剤性かつキャリア選択性の高抵抗膜・電圧印加電極が形成された最上層表面に、絶縁性の基板と同程度の熱膨張係数を持つ絶縁性の板材を、高耐圧の硬化性合成樹脂によって、最上層表面を覆うように固定形成したため、アモルファス半導体厚膜表面の変質、温度変化による反り、亀裂等による絶縁破壊が阻止され、高いバイアス電圧をかけて十分な検出感度を得ることができる。さらに、絶縁性の基板と同程度の熱膨張係数を持つ絶縁性の補助板材が、高耐圧の硬化性合成樹脂によって、最上層表面を覆うように固定形成された構造は、比較的耐環境性に劣るアモルファス半導体厚膜の保護膜としても機能するため、長期の信頼性を確保することができる。
【0077】
請求項2の放射線検出装置によれば、2次元マトリックス状に多数個形成されている各キャリア収集電極毎に電荷蓄積用のコンデンサおよび電荷読み出し用のスイッチ素子がそれぞれ設けられていて、放射線検出ユニットがマトリックス状に並ぶ2次元アレイ構成となっており、各放射線検出ユニット毎に局所的な放射線検出が行えるので、高いバイアス電圧をかけて高精度な放射線強度の2次元分布測定が可能となる。
【0078】
請求項3の放射線検出装置によれば、耐溶剤性かつキャリア選択性の高抵抗膜が、0.05μmから10μmの厚さのSb2S3膜であるため、高耐圧の硬化性合成樹脂の溶剤成分によって、アモルファス半導体厚膜の表面が変質することを防ぐだけでなく、暗電流の増加を防ぐ効果があり、高いバイアス電圧をかけても暗電流の増加が少なく、高感度な検出特性を得ることができる。
【0079】
請求項4の放射線検出装置によれば、高耐圧の硬化性合成樹脂がエポキシ樹脂であるため、硬化後の強度に優れ、樹脂中の溶剤成分のアモルファス半導体厚膜に対する反応性が小さいので、より耐環境性が増し、長期の信頼性を得ることができる。。
【0080】
請求項5から請求項7に記載の放射線検出装置によれば、入射する放射線の減衰を最低限に抑えることができるため、さらに高い検出感度を得ることができる。
【0081】
請求項8から請求項9に記載の放射線検出装置によれば、絶縁性の基板と絶縁性の補助板材の貼り合せギャップを精度良く調節できるため、入射放射線の減衰や感度ムラを防止しながら、30kV以上の高耐圧を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である放射線センサ部の構成を示す概略断面図である。
【図2】本発明の一実施形態の変形実施例1である放射線センサ部の構成を示す概略断面図である。
【図3】本発明の一実施形態の変形実施例2である放射線センサ部の構成を示す概略断面図である。
【図4】本発明の一実施形態である放射線センサ部の平面図である。
【図5】本発明の一実施形態である放射線検出装置の全体構成を示すブロック図である。
【図6】本発明の一実施形態である放射線検出ユニットの検出動作状況を示す説明図である。
【図7】試験用・比較用(1)・比較用(2)の3つの放射線検出装置の耐圧測定の結果を示すグラフである。
【図8】従来の放射線検出装置の要部構成を示す概略断面図である。
【図9】従来の改良型の放射線検出装置の要部構成を示す概略断面図である。
【図10】従来の改良型の放射線検出装置Bの要部構成を示す概略断面図である。
【図11】従来の改良型の放射線検出装置Cの要部構成を示す概略断面図である。
【符号の説明】
1…アモルファス半導体厚膜
2…電圧印加電極
3…耐溶剤性かつキャリア選択性の高抵抗膜
4…高耐圧の硬化性合成樹脂
5…絶縁性基板6と同程度の熱膨張係数を持つ絶縁性の板材
6…絶縁性基板
7…キャリア収集電極
8…スイッチ素子
9…スペーサー
10…読み出しライン
11…ゲートライン
12…接地ライン
13…電荷−電圧変換器
14…ゲートドライバ
15…マルチプレクサ
Ca…電荷蓄積用コンデンサ
Ve…バイアス電圧供給部
Claims (9)
- 電荷蓄積用のコンデンサと電荷読み出し用のスイッチ素子とが形成された絶縁性の基板と、
前記絶縁性の基板上に形成され、前記電荷蓄積用コンデンサと電気的に接続されたキャリア収集電極と、
前記キャリア収集電極上に形成され、放射線の入射により電荷移動媒体(キャリア)が生成する放射線感応型のアモルファス半導体厚膜と、
前記アモルファス半導体厚膜の表面に形成された電圧印加電極からなり、
放射線照射により前記アモルファス半導体厚膜で生成され、前記電荷蓄積用コンデンサに蓄積された電荷が、前記スイッチ素子を経由して放射線検出信号として読み出されるよう構成された放射線検出装置において、
前記アモルファス半導体厚膜と電圧印加電極との間に、前記アモルファス半導体厚膜の表面全体を覆うように耐溶剤性かつキャリア選択性の高抵抗膜が形成され、
温度変化によってさらに、前記アモルファス半導体厚膜に反りが生じないように、前記電圧印加電極上に、前記絶縁性の基板と同程度の熱膨張係数を持つ絶縁性の補助板材が、高耐圧の硬化性合成樹脂によって固定形成されていることを特徴とする放射線検出装置。 - 請求項1に記載の放射線検出装置において、キャリア収集電極を2次元マトリックス状に複数個形成し、各キャリア収集電極毎に電荷蓄積用のコンデンサおよび電荷読み出し用のスイッチ素子をそれぞれ設けることにより2次元アレイ構成としたことを特徴とする放射線検出装置。
- 請求項1または請求項2に記載の放射線検出装置において、耐溶剤性かつキャリア選択性の高抵抗膜が、0.05μmから10μmの厚さのSb2S3膜であることを特徴とする放射線検出装置。
- 請求項1または請求項2に記載の放射線検出装置において、高耐圧の硬化性合成樹脂がエポキシ樹脂であることを特徴とする放射線検出装置。
- 請求項1または請求項2に記載の放射線検出装置において、前記補助板材が、原子番号15以上の元素の含有量が1原子%以下の材料で構成されていることを特徴とする放射線検出装置。
- 請求項1または請求項2に記載の放射線検出装置において、前記補助板材が、放射線有感領域に位置する部分の厚さを非有感領域に位置する部分の厚さより薄くした構造をもつことを特徴とする放射線検出装置。
- 請求項1または請求項2に記載の放射線検出装置において、前記補助板材が、放射線有感領域に位置する部分のみを開口した構造をもつことを特徴とする放射線検出装置。
- 請求項1から請求項7に記載の放射線検出装置において、前記補助板材と前記絶縁性の基板とのギャップ調整用のスペーサーを設けたことを特徴とする放射線検出装置。
- 請求項8に記載の放射線検出装置において、前記絶縁性の基板と、前記補助板材との貼り合せギャップが、2mmから4mmの間であることを特徴とする放射線検出装置。
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