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JP3640285B2 - 凝集沈殿装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、凝集剤、特にアルミニウム系等の無機凝集剤を原水に添加して原水中の懸濁物を凝集沈殿分離する凝集沈殿装置に関し、更に詳細には、従来の凝集沈殿装置に比べて、低い濁度の処理水を流出させると共に洗浄間隔を長くできる凝集沈殿装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
河川水などを原水とし、水処理して上水や工業用水を製造する場合、又は公共下水及び工場廃水等の排水を基準のレベルまで水処理する場合等に用いる水処理装置として、凝集沈殿性能及び濾過性能が高く、しかも運転が容易である等の理由から、いわゆる上昇流式凝集沈殿装置が採用されることが多い。
上昇流式凝集沈殿装置は、原水に凝集剤を添加する添加手段と、添加手段の下流に設けられ、空隙率の大きな小片接触材を集積させてなる接触材集積層を有し、接触材集積層内を上向流で原水を流して、原水中の懸濁物を凝集、沈殿させる凝集沈殿手段とから構成されている。
【0003】
ここで、図5を参照して、従来の上昇流式凝集沈殿装置の構成及び運転を説明する。図5は従来の上昇流式凝集沈殿装置の構成を示すフローシートである。
従来の上昇流式凝集沈殿装置10は、図5に示すように、原水槽12と、原水槽12から原水を汲み出し、送水する原水ポンプ14と、凝集剤添加装置16と、薬品混和槽18と、凝集沈殿槽20とを備えている。
凝集剤添加装置16は、原水の濁度を測定する濁度計22と、凝集剤槽24と、濁度計22の下流の原水供給管26に凝集剤槽24から凝集剤を注入する凝集剤ポンプ28とを備え、濁度計22の計測値に基づいて所要の凝集剤を原水に注入する。
薬品混和槽18は、攪拌機29を備えた容器であって、凝集剤が注入された原水を一次的に滞留させ、攪拌機29により原水を攪拌して、原水と凝集剤とを急速混和し、流入管30を介して原水を凝集沈殿槽20に流入させる。
【0004】
凝集沈殿槽20は、原水中の懸濁物が凝集剤によってフロック化した凝集フロックを凝集、濾過、分離する槽であって、図6に示すように、下から、順次、区画された原水の流入ゾーン32、接触材集積ゾーン34、集水ゾーン36とから構成されている。
接触材集積ゾーン34は、ゾーンの上部及び下部に設けられた目板状の流出防止板38、40で区画され、その間の領域に、空隙率の大きな小片接触材、例えば、図7に示すような短尺チューブ形状の比較的比重の小さいプラスチック製小片接触材42を多数収容し、原水の上向流により上部流出防止板38の下に接触材集積層44を形成するようになっている。
集水ゾーン36は、接触材集積ゾーン34を流過して処理された処理水を集水する領域であって、接触材集積ゾーン34の流出防止板38の直ぐ上に設けられた集水部46と、集水部46の上端から溢流する処理水を集める集水トラフ48と、集水トラフ48に接続されて、処理水を流出させる流出管50とから構成され、処理水を処理水槽52(図5参照)に送水する。
【0005】
流入ゾーン32には、薬品混和槽18から出た原水が流入管30を介して流入する。流入管30は、流入ゾーン32の中央に貫入して下向きの開口を先端に備えている。流入管30の開口の下方には、下向きに流入した原水の向きを上方に変えるために、傘を逆にした形状の変流板54が設けてある。また、流入管30には、アルカリ剤注入管56が接続され、必要に応じてアルカリ溶液を注入して原水のpHを調整するようになっている。
流入ゾーン32の底部、即ち変流板54の下方は、汚泥を集積するために逆円錐状の汚泥貯留ゾーン58になっていて、汚泥を排出する排泥管60がその最下部に接続されている。
また、流入ゾーン32の上部には、上方に向け空気を噴射する空気ノズルを多数備えた空気供給管62が設けられ、空気ブロアー64で送入された空気を噴出して、接触材集積ゾーン34の接触材42を攪拌洗浄するようになっている。
【0006】
凝集沈殿槽20では、凝集剤が添加された原水は、先ず、流入ゾーン32に流入する。流入ゾーン32では、原水中の懸濁物が凝集して形成されたフロックのうち比較的大きなフロックが、先ず、沈降分離する。
次いで、原水は接触材集積ゾーン34に流入する。そこでは、原水中の残りの微小フロックが、接触材と接触して接触材表面に付着したり、あるいは接触材と接触材との間隙に捕捉されたりし、分離される。一方、原水は、接触材の空隙、或いは接触材と接触材との間を流れて、空隙内或いは接触材間に形成されたフロック層により濾過されると共に、原水中の微小フロックがフロック層に捕捉される。
接触材42に付着した、あるいは接触材42間に捕捉されたフロックは、後続する微小フロックとの接触等によって徐々に成長し、フロック径が大きくなる。そして、原水の上昇流速より沈降速度が大きいフロックが形成されるにつれて、このフロックが、原水の流れによって接触材42から剥離し、更には原水の流れに逆らって沈降して、汚泥貯留ゾーン58に堆積し、次いで排泥管60により排出される。
このように、原水中の懸濁物は、懸濁物フロックの凝集作用、原水に対する濾過作用、フロックの分離及び沈殿作用等により、原水から分離され、汚泥貯留ゾーン58に沈殿する。一方、原水は、処理水となって上部の集水ゾーン36から処理水槽52に流出する。
【0007】
本上昇流式凝集沈殿装置は、粗大化した凝集フロックの密度が高く、大きな沈降速度を有することから、高速処理が可能になる。よって、設備がコンパクトになって、設備面積が小さくなり、しかも薬品使用量も少なく、発生汚泥の処理処分が容易であると評価されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上昇流式凝集沈殿装置は多数の利点を有するものの、更に、その処理効率の向上を図って種々の改良が図られている。
例えば、接触材集積層を構成する小片接触材に大きな寸法の接触材を使用して洗浄処理と洗浄処理との間の原水処理時間を長くすることも試みられているが、処理水の濁度が高くなるという問題がある。逆に、小さな寸法の接触材を使用して、処理水の濁度を低くしようとすると、接触材集積層の洗浄頻度が高くなって、原水処理時間が短くなるという問題が生じる。
【0009】
そこで、本発明の目的は、処理水を低い濁度に維持しつつ、洗浄操作の頻度を低くして原水処理時間を長くすることができる凝集沈殿装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明に係る凝集沈殿装置は、原水に凝集剤を添加する添加手段と、添加手段の下流に設けられた処理槽内に、空隙率の大きな小片接触材を集積させてなる接触材集積層を有し、接触材集積層内を上向流で原水を流して、原水中の懸濁物を凝集、沈殿させる凝集沈殿手段とからなる凝集沈殿装置において、
凝集沈殿手段と添加手段との間に、前処理手段として、凝集沈殿手段の接触材集積層中の空塔通水速度より高い空塔通水速度で原水を通水する接触材集積層を少なくとも一層有する前段凝集手段を備え、
前段凝集手段の接触材集積層内で凝集させた凝集フロックと共に一次処理水を前段凝集手段から流出させ、凝集沈殿手段に流入させるようにしたことを特徴としている。
【0011】
本発明では、前段凝集手段の接触材集積層中の空塔通水速度(通水流量を接触材集積層の横断面積で除した速度)は、凝集沈殿手段の接触材集積層の空塔通水速度(例えば150m〜800m/日、好ましくは300〜500m/日)より大きければ良く、例えば2倍程度にすることもできる。
【0012】
前段凝集手段及び凝集沈殿手段の接触材集積層を構成する小片接触材は、空隙率の大きな小片であって、集積して接触材集積層を形成できる限り、その形状、材質、材料の種類に制約はないが、小片の外観的な輪郭内に通水路として機能する空隙を例えば60%以上の大きな空隙率で有し、集積した時の接触材容量1m3 当たりの表面積が200cm2 以上、好ましくは300cm2 以上になるような大きな表面積を有するものが好ましい。
例えば、直径及び長さが共に4mm程度のプラスチック製のチューブ、内部中空の球体の球面に多数の孔を穿った充填材として使用されているもの、或いはテラレットパッキン等が好ましく使用されるが、特にこれらに限定されるものではない。
【0013】
本発明では、前段凝集手段の接触材集積層を構成する小片接触材は、その形状及び寸法が凝集沈殿手段の接触材集積層を構成する小片接触材と同じでも良く、また、前段凝集手段の接触材集積層を構成する小片接触材の形状及び寸法の少なくとも一方が、凝集沈殿手段の接触材集積層を構成する小片接触材のそれと異なっていても良い。
好適には、凝集沈殿手段の接触材集積層を構成する小片接触材は、形状が前段凝集手段の接触材集積層を構成する小片接触材と同じであって、寸法が前段凝集手段の接触材集積層を構成する小片接触材より小さいものを使用する。
【0014】
本発明の凝集沈殿装置で処理できる原水は、その水源、水質に制約はなく、例えば濁度が数度〜2000度の範囲にわたる原水に適用できる。尚、原水とは、凝集沈殿装置に導入される被処理水の意味であって、河川水、井戸水、湖沼水等の上水用の原水のみならず、公共下水及び工場排水を処理する凝集沈殿装置では、凝集沈殿装置に導入される排水を原水と言う。
【0015】
添加手段によって原水に添加する凝集剤は、原水中の懸濁物に対して凝集効果がある限り制約はなく、例えば硫酸アルミニウム、ポリ塩化アルミニウム(PAC)等のアルミニウム塩を好適に使用できる。
接触材集積層に通水する原水中に含まれる凝集フロックのうち100μm を越えるものの割合が多くなると、接触材に付着、成長したフロックの粘稠性が増大し、接触材からの剥離性や汚泥として回収した後の脱水性等が低下して望ましくない。従って、100μm を越えるフロックの割合は、出来るだけ少ないことが望まれ、5%を越えることがないように凝集剤の添加率を調整することが必要である。凝集剤の添加率は、その種類、原水の水質、濁度等により異なるので、予め実験等により好ましい値に設定する。
凝集剤としてアルミニウム系無機凝集剤を使用する場合に、その添加率は、原水の濁度によっても変わるが、一般的には、ALT比で0.1〜0.001、好ましくは0.5〜0.005である。この範囲のALT比により、原水中の懸濁物は、100μm 以下、好ましくは数μm 〜数10μm 程度の大きさの懸濁物の微小フロックを形成するように調整される。
【0016】
前段凝集手段を設け、前段凝集手段の接触材集積層中の空塔通水速度を凝集沈殿手段の接触材集積層中の空塔通水速度より高くすることにより、前段凝集手段では微小フロックを大きな寸法の粗大凝集フロックに成長させると共に粗大化した凝集フロックの大部分を接触材層中に留まらせることなく接触材層外に流出させることができ、後段の凝集沈殿手段では、この流出した粗大凝集フロックをできるだけ重力によって沈殿させて除去すると共に残部の微小フロックのみを接触材集積層中に導いて粗大フロックに成長させ、完全に捕捉することができる。
即ち、前段凝集手段で、原水への凝集剤の添加によって生成された微小フロックを粗大化し、粗大化した凝集フロックを後段の凝集沈殿手段で沈殿、分離させて、後段の凝集沈殿手段の接触材集積層内に流入する単位原水量当たりのフロック量を減少させることにより、後段の凝集沈殿手段の洗浄間隔を長くすることができる。
特に、凝集沈殿手段の接触材集積層を構成する小片接触材を、前段凝集手段の接触材集積層を構成する小片接触材と同じ形状であって、前段凝集手段の接触材集積層を構成する小片接触材より小さい寸法にすることにより、処理水の濁度を低減することができ、また、このような構成とすることにより、前段凝集手段では微小フロックを粗大化させはするが粗大化したフロックを接触材集積層内に留まらせることなくなるべく層外に流出させるようにし、後段の凝集沈殿手段の接触材集積層では前段凝集手段で粗大化されなかった微小フロックを確実に捕捉するというように、機能分担が一層明瞭になって、本発明の効果を向上させることができる。
【0017】
更に言えば、本発明では、微小フロックの相当量が前段凝集手段で大きな寸法の凝集フロックに成長し、後段の凝集沈殿手段に流入した初期の段階で沈殿分離される結果、後段の凝集沈殿手段の接触材集積層に流入する微小な凝集フロックの量が減少するので、凝集沈殿手段の接触材集積層の洗浄間隔を短くすることなく、従来に比べて小さな小片接触材を使用することができる。
そして、より小さな小片接触材の使用により、接触材集積層内に密に凝集フロックを保持させることが可能となり、凝集フロックと後続の微小フロック等との邂逅機会がより増加し、処理水の濁度を低減することができる。
【0018】
前段凝集手段の接触材集積層及び凝集沈殿手段の接触材集積層が、同じ処理槽内に下から上に順次に設けられ、原水及び一次処理水はそれぞれを上向流で流れるようにしても良い。この場合には、各接触材集積層は、それぞれの接触材集積層を構成する小片接触材が相互に混じり合わない目開きの多孔状仕切り板により間仕切りされる。
【0019】
また、前段凝集手段の接触材集積層及び凝集沈殿手段の接触材集積層が、同じ処理槽内に並置され、原水は前段凝集手段の接触材集積層を上向流又は下向流で流れ、一次処理水は凝集沈殿手段の接触材集積層を上向流で流れるようにしても良い。
更には、前段凝集手段の接触材集積層が、凝集沈殿手段の接触材集積層とは別の処理槽内に設けられ、原水が前段凝集手段の接触材集積層を上向流又は下向流で流れるようにしても良い。
【0020】
また、好適には、原水の濁度を測定する濁度検出手段と、濁度検出手段の検出手段に基づいて、添加手段によるアルミニウム塩の添加量をALT比で0.1〜0.001の範囲に制御する添加量制御手段を設ける。
更には、処理水の濁度検出手段の検出結果に基づいて、処理水の濁度が予め定めた濁度以上になった時点で、後段の凝集沈殿手段の接触材集積層を自動的に洗浄するようにすることもできる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下に、実施形態例を挙げ、添付図面を参照して、本発明の実施の形態を具体的かつ詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
実施形態例1
本実施形態例は、本発明に係る凝集沈殿装置の実施形態の一例であって、図1は本実施形態例の凝集沈殿装置の凝集沈殿槽の構成を示す模式図である。尚、図1及び以下の図2から図4の模式図に示したもののうち、図5から図7と同じものには同じ符号を付して説明を省略している。また、開閉弁、計器等の付属部品は、特に本発明に直接関連するものを除いて記載しない。
本実施形態例の凝集沈殿装置70は、凝集沈殿槽72の構成を除いて、図5に示す従来の上昇流式凝集沈殿装置10と同じ構成を備えている。
凝集沈殿槽72は、図1に示すように、従来の凝集沈殿槽20の接触材集積ゾーン34及び集水ゾーン36とそれぞれ同じ構成の第2の接触材集積ゾーン74及び集水ゾーン76を備え、第2の接触材集積ゾーン74の下に別の第1の接触材集積ゾーン78、更にその下に汚泥貯留ゾーン80を備えている。また、第1の接触材集積ゾーン78と第2の接触材集積ゾーン74との間には、単なる空間領域からなる分離ゾーン79を有する。
第1の接触材集積ゾーン78に形成される第1の接触材集積層82は前段凝集手段の接触材集積層として機能し、第2の接触材集積ゾーン74に形成される第2の接触材集積層84は後段の凝集沈殿手段の接触材集積層として機能する。
【0022】
第1の接触材集積ゾーン78には、円筒部86を上部に、円筒部86に連続して逆円錐状部88を下部に備えた容器81が設けられ、円筒部86は多数個の小片接触材(以下、簡単に接触材と言う)を収容し、原水の通水に伴い第1の接触材集積層82を形成する。なお、容器81は円筒状のものに限定されるものではなく、角型等の形状であってもよいことは勿論である。
円筒部86の上端部と下端部には、収容した接触材が原水と共に流出しないように、目板状の流出防止板90及び92が設けてある。逆円錐状部88は、底部で原水の流入管30と接続し、原水を円筒部86に一様に分散して導水するために設けてある。
【0023】
本実施形態例では、円筒部86内に形成される第1の接触材集積層82での空塔通水速度を第2の接触材集積層84での空塔通水速度より大きくなるように設定するために、円筒部86の直径は凝集沈殿槽72の直径より小さくなっている。また、第1の接触材集積層82を構成する接触材は、例えば図7に示した短尺チューブ等であって、その形状が第2の接触材集積層84を構成する接触材と同じであって、その寸法が大きいものが好ましいが、勿論、寸法が同じであってもよい。
第1及び第2接触材集積層を構成する接触材は、流出防止板90、92、38、40で囲まれているので、比重の大小を問わず、浮上性接触材及び沈降性接触材のいれずれでも使用できる。更に、真比重がほぼ1で、通水前は下部流出防止板92、40上に沈積し、150m/d以上の上向流で原水又は一次処理水を通水することによって浮上し、上部流出防止板90、38の下で接触材集積層を形成するような接触材を使用することもできる。
【0024】
分離ゾーン79は、凝集沈殿槽72と同じ直径の空間を設けることにより、第1の接触材集積層82から流出した一次処理水の流速を急激に低下させ、一次処理水に同伴された粗大な凝集フロックを流体力学的に一次処理水から分離する領域である。
分離ゾーン79の上部、流出防止板材40の下には、排水管94が設けてある。排水管94は、槽内では上半分の無い半割パイプ状の集水管となっている。また、流出防止板材40の下には、従来の凝集沈殿槽20と同様に、上方に向け空気を噴射する空気ノズルを多数備えた空気供給管62が設けられ、空気ブロアー64で送入された空気を噴出して、接触材集積ゾーン84の接触材を攪拌洗浄するようになっている。
汚泥貯留ゾーン80は、容器81と凝集沈殿槽72との環状領域及び容器81の下方領域であって、図6に示した従来の凝集沈殿槽20と同じように構成されている。
【0025】
以下に、本実施形態例の凝集沈殿装置70による水処理方法及び接触材集積層の機能を説明する。
先ず、凝集沈殿装置70に導入した原水に、ALT比が0.1から0.001となるようにアルミニウム系無機凝集剤を注入し、薬品混和槽18で急速混和した後、流入管30を介して原水を凝集沈殿槽72内に内蔵された容器81の逆円錐状部88に導入する。
【0026】
薬品混和槽18内及び流入管30内で、原水中の懸濁物は、凝結反応によって直径十〜数十ミクロン程度の微小フロックを形成する。
原水の通水開始当初は、容器81内に形成されている第1の接触材集積層82に流入した原水中の微小フロックは、接触材の「さえぎり」の効果によって、接触材の表面に付着して表面を覆うようにして捕捉されて行く。
一旦、接触材の表面に微小フロックが付着し始めると、後続する微小フロックは接触材の未付着面に付着して捕捉されることに加えて、付着した微小フロック自体が凝集付着力を持っているので、既に接触材の表面に付着した微小フロックに衝突した微小フロックは、その微小フロックに捕捉される。このようにして、微小フロック同士の邂逅が、加速度的に進み、接触材上のフロック層が成長して行く。
付着当初の微小フロックの接触材に対する付着力は、比較的強いために簡単に剥離することはないものの、後続する微小フロックを逐次吸着して次第に粗大化すると原水の水流による剪断力によって剥離する。また、それほど粗大化しないうちに剥離した微小フロックであっても、一定以上の寸法にまで成長した微小フロックは、第1の接触材集積層82内の水流の遅い所や、水流の影響の及ばない接触材の裏側又は内部空隙内に沈積するようになる。
【0027】
原水に対する凝集剤注入率が、従来の凝集沈殿法のALT比の0.1から0.4に比べて0.1から0.001と低いため、成長した微小フロックは、大きな密度とフロック強度を持ち、接触材から剥離する際にも解体することはなく、従って、大きな沈降速度を有する。
【0028】
このようにして、原水中の懸濁物の捕捉が進行すると、接触材表面に付着している微小フロックから大きな沈降速度を持つ粗大な凝集フロックまで多様なフロック群が第1の接触材集積層82内に包含されるようになる。フロックの堆積が進んで、一部では接触材内部及び接触材同士の間隙を閉塞するが、通過する原水流の圧力によって堆積フロック群が上方に噴出する。
フロック群の噴出現象は、噴出したフロック群を分級する効果を有する。すなわち、粗大化されていないフロック粒子は、原水の流速によって上部に巻き上げられるものの、上部の接触材に接触すると、そこに沈積する。一方、粗大な凝集フロックは、流れに逆らって、噴出した近傍の接触材上に留まる。
微小フロックの付着、成長が進行するにつれて、このようにして、第1の接触材集積層82内は、粗大化した凝集フロック群によって充満することになり、やがて、凝集フロック群は、一次処理水に伴われて第1の接触材集積層82を離れ、上部の流出防止板90から上方に流出する。
【0029】
第1の接触材集積層82から流出した一次処理水は、流出した直後には一定の流速を有しているものの、第2の接触材集積層84までの分離ゾーン79でその流速が急速に低下するので、粗大な粒子径と大きな密度を持つ凝集フロックは、一次処理水の流れから離れ、その大部分が静水状態の凝集沈殿槽72と容器81との間の空間を通過して沈降し、汚泥貯留ゾーン80に達して、沈殿汚泥として貯留される。
即ち、薬品混和槽18内及び流入管30内で形成された微小フロックは、そのうち相当の割合のものが粗大凝集フロックとなって汚泥貯留ゾーン80に沈降分離される。その結果、下流の第2の接触材集積層84に流入する一次処理水中の懸濁物の量は、大幅に減少すると共に流入する縣濁物自体も大部分が微小フロックということになる。
【0030】
第1の接触材集積層82内の空塔速度を速めているので、第1の接触材集積層82で粗大化した凝集フロックは、機械的な剥離手段を必要とすることなく、原水の水流により、随時、剥離、同伴される。
従って、特別の洗浄操作を行わなくとも、第1の接触材集積層82のフロック凝集吸着活性を常に高く保持することができ、また、接触材集積層82が目詰まりすることもほとんどない。
【0031】
一方、第2の接触材集積層84では、そこに流入する微小フロック量が大幅に減少しているので、従来より寸法の小さい接触材を第2の接触材集積層84の接触材として使用することができ、このように寸法の小さい接触材を使用した場合は、洗浄処理の間隔を短くすることなく、処理水の濁度を低下させることができる。
第2の接触材集積層84における微小フロックの捕捉メカニズムは、第1の接触材集積層82の捕捉メカニズムと同じであって、しかも、空塔通水速度が第1の接触材集積層82のそれよりも遅いため、一次処理水の流れによる凝集フロック群の崩壊、分級作用は、第1の接触材集積層82より緩やかであって、上方に運ばれる凝集フロックの粒子径は小さくなる。
その結果、通水開始当初は、微小フロックの流入する最下部の接触材の周囲で、凝集フロックの存在量が急激に増大してゆき、恰も、凝集濾過処理の表面濾過的なフロックの捕捉現象が見られ、徐々に閉塞が進行する。しかし、接触材集積層の最下部が完全閉塞に至る前に、一次処理水が圧力損失の少ない場所に集中して流れ、そこで、流れによる崩壊、分級作用が起こって行く。従って、このような微小フロックの捕捉領域は、一次処理水の通水時間の経過とともに第2の接触材集積層84の下部から上部へと拡大して行く。
【0032】
なお、第2の接触材集積層84が凝集フロックによって充満されて行っても、接触材が大きな表面積及び空隙率を持っているので、第2の接触材集積層84での損失水頭の増大は緩やかである。
また、第2の接触材集積層84のフロック負荷が小さくなっているので、洗浄処理の間隔が長くなる。
【0033】
上で述べたように、第2の接触材集積層84における凝集フロックの捕捉のメカニズムは、一次処理水の通水当初の段階で、表面濾過的に行われ、逐次、崩壊・分級作用によって体積濾過的に凝集フロックの捕捉が継続する。その結果、後続の凝集フロックは、密に存在する凝集フロック群の中を通過してゆくので、その強い付着作用とも相まって、確実に凝集フロック群に吸着される。
従って、たとえ原水濁度が急激に高くなったとしても、粗大フロック或いは微小フロックが第2の接触材集積層84から一気に流出することが無く、原水通水開始当初から洗浄操作の必要段階まで、常に、低濁度の処理水が安定して得られる。
【0034】
上述のように、第1の接触材集積層82内では、空塔通水速度が大であるため、粗大化した凝集フロックを含めて一次処理水と共に流出してゆくので、接触材の洗浄をほとんど行うことなく、長期の通水処理が可能である。
一方、第2の接触材集積層84では、上記第1の接触材集積層82内におけるよりも小さな空塔通水速度であって、凝集フロック粒子の剥離、沈殿が広く行われるものの、流入する微小フロックの大半は、第2の接触材集積層84内に捕捉されるような通水速度で通水されるため、接触材を定期的に洗浄することが必要である。第2の接触材集積層84で捕捉され、凝集フロックに成長したフロックは、従来の凝集剤過剰添加による粘稠なフロックと異なり、接触材から剥離し易い。そこで、一次処理水の通水を停止し、排水管94から排水して第2の接触材集積層84内の保留水を下向流で流すことにより、接触材から簡単に付着フロックを剥離し、同伴、除去して、接触材集積層の目詰まりを解消することができると共に接触材の付着活性を回復することができる。
なお、従来と同様に、通水を停止し、ブロワ64を起動して空気供給管62から圧縮空気を第2の接触材集積層84に送って接触材を撹拌洗浄し、次いで排水管94から排水するようにしても良い。
【0035】
汚泥貯留ゾーン80に貯留された沈殿汚泥は、排泥管60から排出される。本実施形態例では、沈殿汚泥は、少量の凝集剤注入によって凝集処理されたものであるから、濃縮性が良好であり、槽内で5〜15%と高濃度に濃縮できる。また得られた濃縮汚泥は、脱水性も極めて良好で、脱水装置が小さくて済み、更にケーキ含水率が低下するので処分費の低減が図れる。
また、本実施形態例では、槽内で5〜15%と高濃度に濃縮できるので、接触材集積層を有しない従来の高速凝集沈殿池のように、槽内での沈殿汚泥の濃度が1〜2%程度にしかならない低濃度の汚泥を頻繁に引き抜くことによる水損失を招くこともない。
【0036】
本実施形態例の凝集沈殿装置70について述べた以上の利点及び効果は、1)装置に導入した原水に必要最小限度の量の無機凝集剤を注入すること、2)大きな表面積及び空隙率を持つ多数個の接触材を集積した第1の接触材集積層82を前処理手段として設けたこと、3)第1の接触材集積層82から流出する粗大な凝集フロックを沈殿分離するために分離ゾーン79を設けたこと、及び、4)第2の接触材集積層84を単独洗浄できるようにしたことの四つの特長により、もたらされるものである。
【0037】
実施形態例2
本実施形態例は、実施形態例1の改変例であって、図2は実施形態例2の凝集沈殿装置の要部、即ち凝集沈殿槽の構成を示す模式図である。
実施形態例2の凝集沈殿槽100は、図2に示すように、凝集沈殿槽100の槽内に第2の接触材集積層102を備えていて、更に、第2の接触材集積層102の側方に、該第2の接触材集積層102の横断面積に比べて、横断面積の小さい第1の接触材集積層104を形成する容器106を備えている。
本実施形態例の第1の接触材集積層104及び第2の接触材集積層102は、それぞれ、実施形態例1の第1の接触材集積層82及び第2の接触材集積層84と同じ機能を果たし、第1の接触材集積層104から第2の接触材集積層102に到る凝集沈殿槽100の槽内領域107は、分離ゾーンとして機能する。
本実施形態例では、従来から使用されているスクレーパ付き汚泥掻き寄せ機108を凝集沈殿槽100の底部に設け、槽内領域107及び第2の接触材集積層102から沈殿した凝集フロックを汚泥掻き寄せ機108により汚泥貯留ゾーン110に集泥し、排出している。
【0038】
実施形態例3
本実施形態例は、実施形態例1の別の改変例であって、図3は実施形態例3の凝集沈殿装置の要部、即ち凝集沈殿槽の構成を示す模式図である。
実施形態例3の凝集沈殿槽112は、図3に示すように、一つの処理槽内を隔壁111で区画した各区画に、前段凝集手段として設けられた2層の接触材集積層113、114と、従来の凝集沈殿槽20と同じ構成を備えて、後段の凝集沈殿手段として設けられた後段凝集沈殿槽115とを備えており、接触材集積層113、114の横断面積は後段凝集沈殿槽115内の接触材集積層118の横断面積より小さく形成されている。
本実施形態例では、原水は接触材集積層113内を上向流で流れ、次いで接触材集積層114を下向流で流れ、後段凝集沈殿槽115内を上向流で流れる。凝集沈殿槽112は、接触材集積層113の下方に原水流入管30が接続され、また、凝集沈殿槽115の下部に設けられた汚泥貯留ゾーン80及び排泥管60Aに加えて、接触材集積層113、114の下部にも排泥管60B、Cを有する汚泥貯留ゾーン116、117を備えている。
なお、図示していないが、前段凝集手段として設けられた前記接触材集積層113及び114の下部に、これらの接触材集積層を洗浄するための空気供給管を付設してもよい。
【0039】
実施形態例4
本実施形態例は、本発明に係る凝集沈殿装置の実施形態の別の例であって、図4は本実施形態例の凝集沈殿装置の要部、即ち凝集沈殿槽の構成を示すフローシートである。
本実施形態例の凝集沈殿装置120は、その要部として、図4に示すように、前段凝集手段として第1の処理槽122内に形成された第1の接触材集積層124と、第1の処理槽122の下流に、該第1の処理槽122とは別の槽として形成された従来の凝集沈殿槽20と同じ構成の凝集沈殿槽126を備えており、第1の接触材集積槽124の横断面積は、後段の凝集沈殿槽126内の接触材集積層44の横断面積より小さく形成されている。
第1の処理槽122は、竪型の円筒槽であって、円筒槽の上部と下部に接触材の流出防止板128、130を備え、その間に接触材を収容し、原水の導入と共に第1の接触材集積層124を形成する。
原水は、第1の接触材集積層124内を下向流で流れる。原水中の微小フロックは、実施形態例1の第1の接触材集積層82と同じ凝集作用により凝集し、凝集したフロックは、一次処理水と共に一次処理水管132から凝集沈殿槽126に流入する。
尚、別法として、実施形態例1と同様に、原水が第1の接触材集積層124内を上向流で流れるようにしても良い。
【0040】
実施形態例5
本実施形態例は、実施形態例4の改変例であって、第1の処理槽122と、第1の処理槽122の下流に並列に配列された複数個の凝集沈殿槽126とを備えた例である。
この例では、少なくとも一つの凝集沈殿槽126を通水状態に維持し、他の凝集沈殿槽126を洗浄処理することにより、原水の通水及び処理水の導出を常に維持できる。
【0041】
実施形態例1の凝集沈殿装置の試験例
本発明に係る凝集沈殿装置の性能を評価するために、実施形態例1の凝集沈殿槽72と同じ構成の実験槽を以下の仕様で作製した。
Figure 0003640285
【0042】
原水濁度が15度程度の低濁度の河川表流水を原水として用い、ALT比が0.007となるようにPAC(ポリ塩化アルミニウム)を原水に添加して、低濁度の試料原水を調製した。また、これとは別に、同じ河川水に濁質としてカオリンを添加し、人工的に500度程度の高濁度カオリン原水を調製し、更に、ALT比が0.005となるようにPACを添加して高濁度の試料原水を調製した。そして、第2の接触材集積層に対する空塔通水速度(LV)=400m/d(従って、第1の接触材集積層に対する空塔通水速度(LV)=710m/d)で2通りの試料原水を実験槽にそれぞれ通水して除濁試験を行った。除濁試験で得た処理水濁度、濁度除去率、および汚泥貯留ゾーンからの引き抜き汚泥等の測定結果は、表1に示す通りであった。
【表1】
Figure 0003640285
【0043】
従来の凝集沈殿装置の試験例
また、従来の凝集沈殿装置10の凝集沈殿槽20と同じ構成の実験槽を以下の仕様で作製した。
Figure 0003640285
次いで、実施形態例1の凝集沈殿装置の試験例と同じようにして、除濁試験を行ったところ、除濁試験で得た処理水濁度、濁度除去率、および汚泥貯留ゾーンからの引き抜き汚泥等の測定結果は、表2に示す通りであった。
【表2】
Figure 0003640285
【0044】
表1及び表2から明らかな如く、実施形態例1では、濁度15度程度の低濁水をALT比=0.007という極めて低率の凝集剤添加率、しかもLV=400m/dという高い空塔通水速度の条件で、0.4度という低濁度の処理水を得ることができ、原水中の濁度を約97%以上の除去率で除去することができた。また、固形物濃度が約3.3%という比較的高い濃度で脱水性の良好な引抜き汚泥として得ることができた。
また、人工的に調製した高濁水であっても、低濁水の場合と同様に、原水中の濁度を約99%以上の除去率で除去することができた。また、固形物濃度が約8.5%という高濃度で脱水性の良好な引抜き汚泥として得ることができた。
一方、従来の凝集沈殿槽では、実施形態例1に比べて、運転継続時間が短く、また、処理水の濁度が著しく高かった。
【0045】
なお、以上の説明では、上水及び工業用水を得る浄水処理に本発明を適用した例を中心に述べてきたが、浄水処理に限らず、下水、排水処理等においても、本発明を適用することができ、使用する凝集剤としても、アルミニウム系のものに限らず、例えば鉄系無機凝集剤を用いることができる。この場合には、上述したALT比に代えてFeT比(原水濁度に対する鉄イオンの注入量比)、又はFeSS比(原水濁質濃度に対する鉄イオンの注入量比)を使用して、フロックの寸法を調整するようにする。
【0046】
【発明の効果】
本発明によれば、従来の凝集沈殿装置の凝集沈殿手段と添加手段との間に、前処理手段として、凝集沈殿手段の接触材集積層中の空塔通水速度より高い空塔通水速度で原水を通水する接触材集積層を少なくとも一層有する前段凝集手段を備え、該前段凝集手段の接触材集積層内で凝集させた粗大フロックと共に一次処理水を前段凝集手段から流出させ、後段の凝集沈殿手段に流入させることにより、従来の凝集沈殿装置に比べて、後段の凝集沈殿手段における接触材集積層の洗浄操作と洗浄操作との間の通水時間を長時間にすると共に濁度の低い処理水を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態例1の凝集沈殿槽の構成を示す模式図である。
【図2】実施形態例2の凝集沈殿槽の構成を示す模式図である。
【図3】実施形態例3の凝集沈殿槽の構成を示す模式図である。
【図4】実施形態例4の凝集沈殿槽の構成を示す模式図である。
【図5】従来の凝集沈殿装置の構成を示すフローシートである。
【図6】従来の凝集沈殿装置に設けた凝集沈殿槽の構成を示す模式図である。
【図7】接触材の一例を示す斜視図である。
【符号の説明】
10 従来の上昇流式凝集沈殿装置
12 原水槽
14 原水ポンプ
16 凝集剤添加装置
18 薬品混和槽
20 凝集沈殿槽
22 濁度計
24 凝集剤槽
26 原水供給管
28 凝集剤ポンプ
29 攪拌機
30 流入管
32 原水の流入ゾーン
34 接触材集積ゾーン
36 集水ゾーン
38、40 流出防止板
42 小片接触材
44 接触材集積層
46 集水部
48 集水トラフ
50 流出管
52 処理水槽
54 変流板
56 アルカリ剤注入管
58 汚泥貯留ゾーン
60 排泥管
62 空気供給管
64 空気ブロアー
70 実施形態例1の凝集沈殿装置
72 凝集沈殿槽
74 第2の接触材集積ゾーン
76 集水ゾーン
78 第1の接触材集積ゾーン
79 分離ゾーン
80 汚泥貯留ゾーン
81 容器
82 第1の接触材集積層
84 第2の接触材集積層
86 円筒部
88 逆円錐状部
90、92 流出防止板
94 排水管
100 実施形態例2の凝集沈殿槽
102 第2の接触材集積層
104 第1の接触材集積層
106 容器
108 スクレーパ付き汚泥掻き寄せ機
110 汚泥貯留ゾーン
112 実施形態例3の凝集沈殿槽
113、114 接触材集積層
115 後段凝集沈殿槽
116、117 汚泥貯留ゾーン
118 接触材集積層
120 実施形態例4の凝集沈殿装置
122 第1の処理槽
124 第1の接触材集積層
126 凝集沈殿槽
128、130 流出防止板
132 一次処理水管

Claims (6)

  1. 原水に凝集剤を添加する添加手段と、添加手段の下流に設けられた処理槽内に、空隙率の大きな小片接触材を集積させてなる接触材集積層を有し、接触材集積層内を上向流で原水を流して、原水中の懸濁物を凝集、沈殿させる凝集沈殿手段とからなる凝集沈殿装置において、
    凝集沈殿手段と添加手段との間に、前処理手段として、凝集沈殿手段の接触材集積層中の空塔通水速度より高い空塔通水速度で原水を通水する接触材集積層を少なくとも一層有する前段凝集手段を備え、
    前段凝集手段の接触材集積層内で凝集させた凝集フロックと共に一次処理水を前段凝集手段から流出させ、凝集沈殿手段に流入させるようにしたことを特徴とする凝集沈殿装置。
  2. 前段凝集手段の接触材集積層を構成する小片接触材の形状及び寸法の少なくとも一方が、凝集沈殿手段の接触材集積層を構成する小片接触材のそれと異なることを特徴とする請求項1に記載の凝集沈殿装置。
  3. 凝集沈殿手段の接触材集積層を構成する小片接触材は、形状が前段凝集手段の接触材集積層を構成する小片接触材と同じであって、寸法が前段凝集手段の接触材集積層を構成する小片接触材より小さいことを特徴とする請求項2に記載の凝集沈殿装置。
  4. 前段凝集手段の接触材集積層及び凝集沈殿手段の接触材集積層が、同じ処理槽内に下から上に順次に設けられ、原水及び一次処理水はそれぞれを上向流で流れることを特徴とする請求項1から3のうちのいずれか1項に記載の凝集沈殿装置。
  5. 前段凝集手段の接触材集積層及び凝集沈殿手段の接触材集積層が、同じ処理槽内に並置され、原水は前段凝集手段の接触材集積層を上向流又は下向流で流れ、一次処理水は凝集沈殿手段の接触材集積層を上向流で流れることを特徴とする請求項1から3のうちのいずれか1項に記載の凝集沈殿装置。
  6. 前段凝集手段の接触材集積層が、凝集沈殿手段の接触材集積層とは別の処理槽内に設けられ、原水が前段凝集手段の接触材集積層を上向流又は下向流で流れることを特徴とする請求項1から3のうちのいずれか1項に記載の凝集沈殿装置。
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