JP3640095B2 - クラッチディスク - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、摩擦クラッチ用のクラッチディスクに関するものであり、特に許容トルク又は捩じれ角度を大きくすることの出来るクラッチディスクに関する。
【0002】
【従来技術】
自動車等に用いられている摩擦クラッチは、マニュアルトランスミッション用として乾式クラッチが採用されており、乾式クラッチには、クラッチディスクとプレッシャプレートの組み合わせが一組である乾式単板クラッチと、複数の組合わせからなる乾式多板クラッチがある。
【0003】
クラッチディスク90は、図20に示すように、出力軸(変速機の入力軸)に連結されたクラッチハブ91と、クラッチフェーシング92を装着したディスクスプリング93(サブプレート931)と、クラッチハブ91とディスクスプリング93との間に介設されたダンパ装置94とを有する。図20において、符号99は、ディスクスプリング93とダンパ装置94を連結するリベットである。
【0004】
ダンパ装置94は、クラッチハブ91とディスクスプリング93(サブプレート931)との間にトルクを伝達し、捩じれ特性を付与する。捩じれ特性は、ダンパ装置94の相対的な捩じれによる捩じれ剛性を単段階又は多段階に変化させ、またクラッチハブ91とディスクスプリング93(サブプレート931)の接触面にフリクション部材を挿入する等の方法によりヒステリシス特性を付与する(後述する図15参照)。
【0005】
ダンパ装置は、他にコイルスプリングやトーションゴムを用いるものが知られているが、図21に示すようにスパイラル状にスリット96を形成したダンパプレート95を用いるものも知られている。図21において、符号991は、前記リベットピン99(図19)を挿通させるリベット穴である。
【0006】
また、図22に示すように、二枚のダンパプレート951,952を180°反転させてクラッチハブ910とディスクスプリング930との間に対称形に配置し一組とするものも知られている。図22において、符号990はクラッチハブ910とダンパプレート951,952とを連結するリベットである。
更に、図23に示すように、上記ダンパプレート951,952の組を二組設けて捩じれ特性を二段特性とするものが知られている。
【0007】
【解決しようとする課題】
しかしながら、ダンパプレートを用いる従来のダンパ装置には、次のような問題がある。
それは、ダンパプレート(ダンパ装置)の捩じれ角度や許容トルクを大きくしようとすると、ダンパプレートが大型化または重量が増加することである。
例えば、最大捩じれ角度θm を大きくしようとすると、図21のダンパプレートのスリットの幅ws を大きくする必要があるが、その結果、渦巻き状のプレート部(肉部)950の総面積が減少し、その結果、最大許容トルクTm が減少する。
【0008】
そして、許容トルクTm は、スリットによって区切られた渦巻き状のプレート部950の幅wp と板厚によって決まり、許容捩り角度θm は、幅wp と渦巻き状のプレート950の長さLによって決まるから、捩じれ角度θm を大きくし且つ許容トルクTm を確保しようとすると、ダンパプレート全体の径を大きくしなければならなくなる。
そして、同一板厚で同一サイズのままで、最大許容トルクTm と許容捩り角度θm を大きくしようとして帯状の弾性体950の幅wp と長さLを大きくすると、スリット96の幅ws を狭くする必要があり、捩りを加えた時の幅wp の半径方向への移動で、隣接部が干渉してしまい、結果として、最大捩じれ角度θm が減少する(第一の問題点)。
【0009】
また、ダンパプレート95に加えられた力によって生ずる応力は、スリット96の内外周端部において最も大きくなる(図21,22の符号961参照)。即ち、図3に示すように、応力Sは、スリット96の端部961の矢印Y部に集中する。このスリット端部961に応力が集中しないようにするためには、応力Sの方向に沿ったスリット端部961境界線の曲率の比を小さくする、すなわち、スリット端部の大きさを大きくする必要があり、そのような形状にしようとするとスリット96の幅が大きくなり、これに伴ってプレートの幅wp が減少するために許容トルクTm も減少するという問題がある(第二の問題点)。
【0010】
また、図22に示すように、内周円側にリベット990用の挿通穴959を設けたダンパプレート951,952において、同一外径のまま、前記帯状の弾性体の幅wp と長さLの積を大きくするためには、ダンパプレート951,952の内周円におけるリベット990を配置する円C1 の径を小さくする必要が生ずるが、一方、リベット990及びリベット穴959近傍のプレートの強度を確保する関係上リベット990の径を余り小さく出来ないから、上記リベットの配置円C1 の径及びダンパプレート951,952の内周円径を小さくすることには限度があり、最大捩じれ角度θm 、許容トルクTm を制限する一つの要因となっている(第三の問題点)。
【0011】
また、前記のように、捩じれ特性にヒステリシス特性を付与するためには、ダンパプレートとクラッチハブ又はディスクスプリングとの間に摩擦力を発生させるフリクション部材が別個に必要となり、これによって重量が増加しコストアップとなるという問題がある(第四の問題点)。
一方、捩じれ特性が多段である場合には、低トルク領域にはヒステリシス特性を付与する必要がなく、むしろ無い方が好ましい。しかしながら、上記フリクシュン部材を間に設けると低トルク領域においても、必然的にヒステリシスが発生してしまうという問題がある(上記第四の問題点に付帯する問題点)。
本発明は、かかる従来の問題点に鑑みてなされたものであり、同一体積や同一重量において、許容トルクや捩じれ角度を相対的に大きくすることが出来る、性能の優れたクラッチディスクを提供しようとするものである。
【0012】
【課題の解決手段】
本願の第一発明は、摩擦クラッチを構成するクラッチディスクであって、このクラッチディスクは、出力軸に連結されるクラッチハブと、クラッチフェーシングを外周側に装着したディスクスプリングと、上記クラッチハブとディスクスプリングとの間に介設され、捩じれ特性を付与するダンパ装置とを有しており、
上記ダンパ装置は、単一又は複数の弾性変形可能なダンパプレートを有しており、このダンパプレートは、クラッチ軸心に垂直な板面を有する円環形状の板状弾性体によって形成されていると共に、上記円環の内周円側から外周円側に向かって遠心スパイラル状に形成された弧状スリットが設けられており、
上記弧状スリットには、外周円側の端部近傍において遠心方向に向かって同心円半径に近接する如く湾曲すると共に当該弧状スリットの外周円側の端部近傍の曲率よりも小さな曲率で湾曲した湾曲部、及び内周円側の端部近傍において同心円の中心方向に向かって同心円半径に近接する如く湾曲すると共に当該弧状スリットの内周円側の端部近傍の曲率よりも小さな曲率で湾曲した湾曲部が形成されており、
上記弧状スリットは、全長に渡って同一の幅を有していると共に、上記ダンパプレートに複数形成されていることを特徴とするクラッチディスクにある。
【0013】
第一発明において、最も注目すべきことは、ダンパプレートに設けた弧状スリットは、外周円側の端部近傍において、遠心方向に向かって同心円半径に近接する如く湾曲され、内周円側の端部近傍において、同心円の中心方向に向かって同心円半径に近接する如く湾曲されていることである。
【0014】
なお、ダンパプレートとクラッチハブ及びディスクスプリングとがリベットピンによって連結されている場合、即ち、ダンパプレートは、前記クラッチハブへ固定するためのリベットを挿通させる第一リベット穴がその円環の内周円近傍に設けられ、また前記ディスクスプリングへ固定するためのリベットを挿通させる第二リベット穴が外周円近傍に設けられており、かつそれぞれのリベット穴は同心円上に間隔を設けて複数配置されている場合には、前記弧状スリットの内又は外の端部は、互いに隣接する上記リベット穴の略中間位置における同心円半径に近接するが如く湾曲されていることが好ましい。
このようにリベット穴を配置することにより、一般的に、プレートの応力に対するリベット穴近傍の強度を均一化することが出来ると考えられるからである。
【0015】
次に、本願の第二発明は、摩擦クラッチを構成するクラッチディスクであって、このクラッチディスクは、出力軸に連結されたクラッチハブと、クラッチフェーシングを外周側に装着したディスクスプリングと、上記クラッチハブとディスクスプリングとの間に介設され、捩じれ特性を付与するダンパ装置とを有しており、
上記ダンパ装置は、単一又は複数の弾性変形可能なダンパプレートを有しており、このダンパプレートは、クラッチ軸心に垂直な板面を有する円環形状の板状弾性体によって形成され、上記円環の内周円側から外周円側に向かって遠心スパイラル状に形成された弧状スリットが設けられ、上記円環の内周円近傍には前記クラッチハブへ固定するためのリベットを挿通させる第一リベット穴が、複数配置されており、
上記第一リベット穴及びリベットは、内周円近傍における上記弧状スリットに対して並進するが如く円心との距離を漸増させて遠心スパイラル状に複数配置され、クラッチ軸心との距離が近い程その穴径rが小さく、クラッチ軸心との距離が遠い程その穴径rが大きくなるように形成されていることを特徴とするクラッチディスクにある。
【0016】
第二発明において、最も注目すべきことは、内周円側に位置する第一リベット穴及びリベットは、上記弧状スリットに対して並進するが如く遠心スパイラル状に複数配置され、クラッチ軸心との距離が近い程その穴径rが小さく、クラッチ軸心との距離が遠い程その穴径rが大きくなるように形成されていることである。
なお、第二発明にかかる構成は第一発明にかかる摩擦クラッチに適用することができ、両発明の効果を合わせて得ることができる。
【0017】
次に、本願の第三発明は、摩擦クラッチを構成するクラッチディスクであって、このクラッチディスクは、出力軸に連結されたクラッチハブと、クラッチフェーシングを外周側に装着したディスクスプリングと、上記クラッチハブとディスクスプリングとの間に介設され、捩じれ特性を付与するダンパ装置とを有しており、
上記ダンパ装置は、単一又は複数の弾性変形可能なダンパプレートを有しており、このダンパプレートは、クラッチ軸心に垂直な板面を有する円環形状の変形可能な板状体に、上記円環の内周円側から外周円側に向かって遠心スパイラル状に弧状の切れ目又は弧状スリットを設けた後、上記円環の内周円と外周円との間に軸心と平行方向の位置ずれを生じせしめて上記弧状の切れ目又は弧状スリットにより得られる隣接した遠心スパイラル状板体加工物が軸方向に位置ずれを生じ、円周方向の捩りを受けた際に生じる上記板体加工物の半径方向位置ずれが発生しても、互いの切れ目又はスリット面が干渉しない形状を有しており、且つその構造体は弾性変形可能な部材によって形成されており、
上記ダンパプレートの内周側に位置する上記内周円としての内周プレートと、外周側に位置する上記外周円としての外周プレートとは、軸心に垂直な板面を有していることを特徴とするクラッチディスクにある。
【0018】
第三発明において最も注目すべきことは、ダンパ装置は、単一又は複数の弾性変形可能なダンパプレートを有しており、このダンパプレートは、クラッチ軸心に垂直な板面を有する円環形状の変形可能な板状体に、上記円環の内周円側から外周円側に向かって遠心スパイラル状に弧状の切れ目又は弧状スリットを設けた後、上記円環の内周円と外周円との間に軸心と平行方向の位置ずれを生じせしめて軸方向に対する厚みを形成し、上記切れ目又は弧状スリットの隙間を拡大することによって得られる板体加工物と同一の形状を有していることであり、且つその構造体は弾性変形可能な部材によって形成されていることである。
【0019】
なお、第三発明において、更に、上記ダンパプレートは、上記ストッパプレートとクラッチハブとの間にスラスト荷重を付与するために、円環の内周円部と外周円部との間に軸方向の弾性復元力を付勢させることが好ましい。
上記スラスト荷重を付与することにより、捩じれ特性にヒステリシスを持たせることが可能となり、別個にフリクション部材を設ける必要がなくなり、重量低減とコストダウンが可能となるからである。
なお、第三発明にかかる構成は第一発明または第二発明にかかる摩擦クラッチに適用することができ、両発明の効果を合わせて得ることができる。
【0020】
次に、本願の第四発明は、摩擦クラッチを構成するクラッチディスクであって、このクラッチディスクは、出力軸に連結されたクラッチハブと、クラッチフェーシングを外周側に装着したディスクスプリングと、上記クラッチハブとディスクスプリングとの間に介設され、捩じれ特性を付与するダンパ装置とを有しており、
上記ダンパ装置は、単一又は複数の弾性変形可能なダンパプレートを有しており、このダンパプレートは、軸心に垂直な板面を有する円環形状の変形可能な板状体に、上記円環の内周円側から外周円側に向かって遠心スパイラル状に弧状の切れ目又は弧状スリットを設けた後、隣接する上記切れ目又は弧状スリットの間に形成されるクラッチ軸心に垂直な帯状板体を軸心に対して傾斜させ、上記切れ目又は弧状スリットで形成された対向する面の位置を上記帯状板体の板厚以上に軸方向に離間した形状を有しており、且つその構造体は弾性変形可能な部材によって形成されていることを特徴とするクラッチディスクにある。
【0021】
第四発明において最も注目すべきことは、ダンパ装置は、単一又は複数の弾性変形可能なダンパプレートを有しており、このダンパプレートは、軸心に垂直な板面を有する円環形状の変形可能な板状体に、上記円環の内周円側から外周円側に向かって遠心スパイラル状に弧状の切れ目又は弧状スリットを設けた後、隣接する上記切れ目又は弧状スリットの間に形成されるクラッチ軸心に垂直な帯状板体を軸心に対して傾斜させ、対向する切れ目又はスリット面を軸方向に板厚以上に位置ずれを与える事により、円周方向に捩りを受けた際に生じる帯状板体の半径方向の位置ずれが発生しても互いに干渉しない形状を有していることであり、且つその構造体は弾性変形可能な部材によって形成されていることである。
【0022】
なお、第四発明にかかる構成は第一発明または第二発明にかかる摩擦クラッチに適用することができ、両発明の効果を合わせて得ることができる。
そして、上記第一発明から第四発明におけるダンパプレートの弧状スリットは、単一設けてもよく、また複数設けてもよい。
【0023】
次に、本願の第五発明は、摩擦クラッチを構成するクラッチディスクであって、このクラッチディスクは出力軸に連結されたクラッチハブと、クラッチフェーシングを外周側に装着したディスクスプリングと、上記クラッチハブとディスクスプリングの間に介設され、捩れ特性を付与するダンパ装置と、上記ディスクスプリング又は上記クラッチハブの一方に固定されたストッパプレートと、ストッパプレート非固定側のディスクスプリング又はクラッチハブに固定されたストッパ部材とを有しており、
上記ダンパ装置は単一又は複数の弾性変形可能なダンパプレートを有しており上記ストッパプレートの非固定側には上記ダンパ装置の捩れ角度がゼロのときには非固定側に固定されたストッパ部材との間に一定以上の間隔を有し、上記ダンパ装置の捩れ角度が所定値に達したときに上記ストッパ部材に縁部を当接する遊び間隔付き切り欠き部又は遊び間隔付きの係合穴を設けてあることを特徴とするクラッチディスクにある。
【0024】
第五発明において最も注目すべきことは、ディスクスプリング又はクラッチハブの一方に固定されたストッパプレートと、ストッパプレート非固定側のディスクスプリング又はクラッチハブに固定されたストッパ部材が設けられていること、上記ダンパ装置は、単一又は複数の弾性変形可能なダンパプレートを有していることであり、上記ストッパプレートの非固定側には、上記ダンパ装置の捩じれ角度がゼロのときには上記ストッパ部材との間に一定以上の間隙を有し、上記ダンパ装置の捩じれ角度が所定値に達したときに上記ストッパ部材に縁部を当接する遊び間隔付きの切り欠き部又は遊び間隔付きの係合穴を設けてあることである。
なお、第五発明にかかる構成は第一発明から第四発明にかかる摩擦クラッチに適用することができ、両発明の効果を合わせて得ることができる。
【0025】
次に、本願の第六発明は、摩擦クラッチを構成するクラッチディスクであって、このクラッチディスクは、出力軸に連結されたクラッチハブと、クラッチフェーシングを外周側に装着したディスクプレートと、上記クラッチハブとディスクプレートとの間に介設され、捩じれ特性を付与するダンパ装置と、上記クラッチハブとダンパ装置とを固定する第一リベットと、上記ディスクプレートとダンパ装置とを固定する第二リベットとを有しており、
上記ダンパ装置は、低トルク領域を分担するダンパプレートと高トルク領域を分担するダンパプレートとからなる複数のダンパプレートが並設されており、最低トルク領域を分担する最低域ダンパプレートを除く中高域ダンパプレートは、クラッチハブ又はディスクスプリングの一方に固定されておらず、またこの中高域ダンパプレートの非固定側において互いに隣接するトルク領域のダンパプレートの一方にストッパピンが設けられ、他方にこのストッパピンに係合する遊び間隔付き切り欠き部又は遊び間隔付きの係合穴が設けられており、
低トルク側のダンパプレートが所定の捩じれ角度だけ捩じられた場合にのみ、上記ストッパピンは上記遊び間隔付き切り欠き部又は遊び間隔付きの係合穴の縁部に当接するよう構成してあることを特徴とするクラッチディスクにある。
【0026】
第六発明において最も注目すべきことは、ダンパ装置は、低トルク領域を分担するダンパプレートと高トルク領域を分担するダンパプレートとからなる複数のダンパプレートが並設されており、最低トルク領域を分担する最低域ダンパプレートを除く中高域ダンパプレートは、クラッチハブ又はディスクスプリングの一方に固定されておらず、また隣接するトルク領域のダンパプレートの間には、一方にストッパピンが設けられ、他方にこのストッパピンに係合する遊び間隔付き切り欠き部又は遊び間隔付きの係合穴が設けられていることである。
そして、低トルク側のダンパプレートが所定の捩じれ角度だけ捩じられた場合にのみ、上記ストッパピンは上記遊び間隔付き切り欠き部又は遊び間隔付きの係合穴の縁部に当接するよう構成してあることである。
【0027】
次に、本願の第七発明は、摩擦クラッチを構成するクラッチディスクであって、このクラッチディスクは、出力軸に連結されたクラッチハブと、クラッチフェーシングを外周側に装着したディスクスプリングと、上記クラッチハブとディスクスプリングとの間に介設され、捩じれ特性を付与するダンパ装置とを有しており、
上記ダンパ装置は、低トルク領域を分担するダンパプレートと高トルク領域を分担するダンパプレートとからなる複数のダンパプレートを有しており、低トルク領域における捩じれ特性を付与するダンパプレートは、上記ディスクスプリングと一体に形成されていることを特徴とするクラッチディスクにある。
【0028】
第七発明において、最も注目すべきことは、ダンパ装置は、弾性変形可能な複数のダンパプレートを有しており、低トルク領域における捩じれ特性を付与するダンパプレートは、上記ディスクスプリングと一体に形成されていることである。
なお、第七発明にかかる上記構成は、第一発明から第六発明の摩擦クラッチにおいても適用することができ、両発明の効果を合わせて得ることができる。
【0029】
【作用効果】
第一発明のクラッチディスクにおいては、ダンパプレートに設けた弧状スリットは、外周円側の端部近傍において、例えば図3(b)の符号31に示すように、遠心方向に向かって同心円半径Rに近接する如く湾曲され、内周円側の端部近傍においては、例えば図3(a)の符号31に示すように、同心円の中心方向に向かって同心円半径Rに近接する如く湾曲されている。
【0030】
その結果、ダンパプレートに加えられた力によって生ずる応力Sが、スリットの端部に集中しないようになる。即ち、例えば、図3のA部、B部における曲率はY部における曲率よりも小さくなることから知られるように、スリットの内外端部において応力Sの方向に沿ったスリットの曲率の比が小さくなり、スリット端部における応力が一か所に集中しなくなる。その結果、スリットの大きさ(幅)を同一としたまま、ダンパプレートの許容トルクTm を増大させることが出来、あるいは最大捩じれ角度θm を大きくすることが出来る。
上記のように、第一発明によれば、同一体積や同一重量において、許容トルクや捩じれ角度を相対的に大きくすることが出来る、性能の優れたクラッチディスクを提供することが出来る。
【0031】
次に、第二発明のクラッチディスクにおいては、内周円側に位置する第一リベット穴は、例えば図4の符号254〜257に示すように、内周円近傍の弧状スリット31に対して並進するが如く遠心スパイラル状に複数配置され、クラッチ軸心Cとの距離が近い程その穴径rが小さく、クラッチ軸心Cとの距離が遠い程その穴径rが大きくなるように形成されている。
その結果、ダンパプレートの内周円の径r0 が同一でもスリット長さをΔL、Δθ分だけ長くすることができ、スリットに挟まれたプレートが長くなって許容最大捩れ角度θm を大きくすることが出来る。
【0032】
即ち、従来のダンパプレートのようにリベット穴径を同一の大きさとし、且つリベットピ穴を同心円状に回転対称形に配置した場合には、図4の二点鎖線で示す符号911のようになり、このままでは同図から知られるようにスリットとの間に強度確保のために必要なプレート肉部が得られなくなる。そのため、二点鎖線で示す符号96のようにスリットの最小径を大きくし、かつスリット96の長Lを短くしなければならなくなる。同図のΔLはスリットの減少値を、Δθは捩れ角度の減少値を示す。
上記のように、第二発明によれば、同一体積や同一重量において、許容トルクや捩じれ角度を相対的に大きくすることが出来る、性能の優れたクラッチディスクを提供することが出来る。
【0033】
次に、第三発明のクラッチディスクのダンパ装置は、単一又は複数の弾性変形可能なダンパプレートを有しており、このダンパプレートは、クラッチ軸心に垂直な板面を有する円環形状の変形可能な板状体に、上記円環の内周円側から外周円側に向かって遠心スパイラル状に弧状の切れ目又は弧状スリットを設けた後、上記円環の内周円と外周円との間に軸心と平行方向の位置ずれを生じせしめて軸方向に対する厚みを形成し、上記切れ目又は弧状スリットの隙間を拡大することによって得られる板体加工物と同一の形状を有しており、且つその構造体は弾性変形可能な部材によって形成されている。
【0034】
このように、ダンパプレートの形状を、平板ではなく厚みを持った形状とすることにより、加工時のスリット幅が狭くても、ダンパプレートが捩られた時に、図6に示すように半径方向の移動に対し、隣接するダンパプレート同士の干渉が防止できるので、スリット幅を狭くした分だけダンパプレートの幅の拡大、またはダンパプレートの長さを長くできるので、許容トルク又は捩れ角の一方あるいは両方を拡大することができる。
その結果、ダンパプレートの大きさ(径)が同一でもスリットの幅を狭くした分、ダンパプレートの幅を大きくすれば許容トルクTm が増大し、ダンパプレートの幅を同一にすればスリット幅を狭くした分だけダンパプレートの長さが長くなり、許容トルクが同一で捩れ角θm を大きくすることができる。
【0035】
上記のように、第三発明によれば、同一体積や同一重量において、許容トルクや捩じれ角度を相対的に大きくすることが出来る、性能の優れたクラッチディスクを提供することが出来る。
【0036】
次に第四発明のクラッチディスクにおいては、ダンパ装置は、単一又は複数の弾性変形可能なダンパプレートを有しており、このダンパプレートは、軸心に垂直な板面を有する円環形状の変形可能な板状体に、上記円環の内周円側から外周円側に向かって遠心スパイラル状に弧状の切れ目又は弧状スリットを設けた後、隣接する上記切れ目の間又は弧状スリットの間に形成されるクラッチ軸心に垂直な帯状板体を軸心に対して傾斜させ、上記切れ目又は弧状スリットで形成された対向する面の位置を上記帯状板体の板厚以上に軸方向に離間した形状を有しており、且つその構造体は弾性変形可能な部材によって形成されている。
【0037】
その結果、第三発明と同様に、図7(b)に示すように、上記帯状板体を軸心に垂直な面に対して傾斜させることにより,隣接する帯状板体の間に間隔gを生じさせて,スリットの幅bを縮小しても帯状板体の半径方向移動可能領域を間隔gに拡大することができる。
【0038】
その結果、ダンパプレートの大きさ(径)が同一且つ許容トルクTm が同一のままダンパプレートの最大捩じれ角度θm を大きくすることが出来る。
上記のように、第四発明によれば、同一体積や同一重量において、許容トルクや捩じれ角度を相対的に大きくすることが出来る、性能の優れたクラッチディスクを提供することが出来る。
【0039】
次に第五発明のクラッチディスクにおいては、そのストッパプレートに、捩じれ角度がゼロのときには第一リベットとの間に一定以上の間隙を有し、捩じれ角度が所定値θm に達したときに上記第一リベットに縁部を当接する遊び間隔付きの切り欠き部又は遊び間隔付きの係合穴を設けてある。
その結果、ダンパプレートが最大捩じれ角度θm に達した時、第一リベットは、ストッパプレートの上記切り欠き部または係合穴の縁部に当接する。そして、第一リベットを介してその時の値Tm を越えるトルクはストッパプレートにかかるようになり、ダンパプレートにかかるトルクはθm に対応する許容最大トルクTm に限定される。
【0040】
それ故、ダンパプレートに対して過剰な強度を持たせる必要がなくなり、ダンパプレートを小形化し軽量化することが出来る。
上記のように、第五発明によれば、同一体積や同一重量において、許容トルクや捩じれ角度を相対的に大きくすることが出来る、性能の優れたクラッチディスクを提供することが出来る。
【0041】
次に第六発明のクラッチディスクにおいては、ダンパ装置は、低トルク領域を分担するダンパプレートと高トルク領域を分担するダンパプレートとからなる複数のダンパプレートが並設されており、最低トルク領域を分担する最低域ダンパプレートを除く中高域ダンパプレートは、クラッチハブ又はディスクスプリングの一方に固着されていない。そして、隣接するトルク領域のダンパプレートの間には、一方にストッパピンが設けられ、他方にこのストッパピンに係合する遊び間隔付き切り欠き部又は遊び間隔付きの係合穴が設けられている。
【0042】
即ち、例えば、図13に示すように、他方のダンパプレートの遊び間隔付きの係合穴271(または遊び間隔付きの切り欠き部、以下同じ)の縁部とストッパピンとの間には、低トルク時(一方のダンパプレートの捩じれ角度ゼロ時)はギャップδ''があり、上記他方のダンパプレートには、ストッパピンを介した捩じれトルクが働かない。そして、一方のダンパプレートに働くトルクが増大して、図14に示すように、上記ギャップδ''を埋めるだけの捩じれが生じた時に、始めて他方のダンパプレートに捩じれ力が働くようになる。
【0043】
このようにして、低トルク領域を分担する一方(前段)のダンパプレートに一定値以上の捩じれが生じた場合にのみ、高トルク領域を分担する他方(次段)のダンパプレートに捩じれか生ずることとなり、複数のダンパプレートの捩じれ特性が次々と加算され、全体の許容トルク及び捩じれ角度θm を大きくすることが出来ると共に、例えば図15に示すような多段の捩じれ特性とすることが出来る。
このようにして、本発明によれば、例えば図15に示すような、O−A,A−B及びB−Cからなる許容トルク及び捩じれ角度の大きい三段の捩じれ特性を有するクラッチディスクを得ることが出来る。
【0044】
次に第七発明のクラッチディスクにおいては、ダンパ装置は、弾性変形可能な複数のダンパプレートを有しており、低トルク領域における捩じれ特性を付与するダンパプレートは、上記ディスクスプリングと一体に形成されている。
即ち、低トルク領域における捩じれ特性を付与するダンパプレートとディスクスプリングとは一体に形成されており、クラッチディスクがヒステリシス特性を必要とし、そのために前記フリクション部材が介設されていても、上記低トルク域のダンパプレートとディスクスプリングとの間にはフリクションが発生しない。従って、第七発明にかかるクラッチディスクによれば、低トルク領域において不必要なヒステリシスを完全に無くすことが出来る。
なお、前記のように、上記各発明におけるそれぞれの構成は、適宜組み合わせて用いることが可能である。
【0045】
【実施例】
実施例1
本例は、第一発明の実施例にかかるクラッチディスクである。
本例は、図2に示すように、摩擦クラッチを構成するクラッチディスク10であって、出力軸に連結されるクラッチハブ11と、クラッチフェーシング16を外周側に装着したディスクスプリング15と、クラッチハブ11とディスクスプリング15との間に介設され、捩じれ特性を付与するダンパ装置20とを有している。
ダンパ装置20は、単一又は複数の弾性変形可能なダンパプレート21を有しており、ダンパプレート21は、図1に示すように、クラッチ軸心Cに垂直な板面を有する円環形状の板状弾性体によって形成されていると共に、上記円環の内周円側から外周円側に向かって遠心スパイラル状に形成された弧状スリット31が設けられている。
弧状スリット31は、外周円側の端部近傍において、遠心方向に向かって同心円半径に近接する如く湾曲され(図3(b)参照)、内周円側の端部近傍において、同心円の中心方向に向かって同心円半径に近接する如く湾曲されている(図3(a)参照)。
【0046】
ダンパプレート21は、クラッチハブ11へ固定するためのリベット13を挿通させる第一リベット穴251がその円環の内周円近傍に設けられ、また前記ディスクスプリングへ固定するためのリベット12(図2)を挿通させる第二リベット穴252が外周円近傍に設けられており、それぞれのリベット穴251,252は同心円上に間隔を設けて複数配置されており、弧状スリット31の内又は外の端部311,312(図3)は、互いに隣接するリベット穴251又は252の略中間位置における同心円半径に近接するが如く湾曲されている。
なお、図1において符号418,419は、ディスクスプリング15とクラッチフェーシング16とを固定するためのリベットフェーシングである。
【0047】
本例のクラッチディスク10においては、ダンパプレート21に設けた弧状スリット31は、外周円側の端部312近傍において、図3(b)に示すように、遠心方向に向かって同心円半径Rに近接する如く湾曲され、内周円側の端部311近傍においはて、図3(a)に示すように、同心円の中心方向に向かって同心円半径Rに近接する如く湾曲されている。
【0048】
その結果、ダンパプレート21に加えられた力によって生ずる応力Sが、スリットの端部Aに集中しないようになる。即ち、端部311,312が湾曲することによってA部、B部は応力の低い位置へ移動する結果となり、従来のスリット96の端部961の最大応力発生部位での集中応力に対し、端部311,312における応力の集中度が小さくなる。その結果、スリット31の大きさ(幅)を同一(捩じれ角度同一)しとたまま、ダンパプレートの許容トルクTm を増大させることが出来。あるいは、許容トルクTm を同一にして、最大捩じれ角度θm を大きくすることが出来る(前記第二の問題点の解決)。
上記のように、本例によれば、同一体積や同一重量において、許容トルクや捩じれ角度を相対的に大きくすることが出来る、性能の優れたクラッチディスク10を提供することが出来る。
【0049】
実施例2
本例は、第二発明にかかるクラッチディスクの実施例である。
即ち、実施例1において、本例のダンパプレート22は、図4に示すように、第一リベット(図示せず)及び第一リベット穴254〜257は、内周円近傍における弧状スリット31に対して並進するが如く円心Cとの距離を漸増させて遠心スパイラル状に複数配置され、クラッチ軸心Cとの距離が近い程その穴径rが小さく、クラッチ軸心Cとの距離が遠い程その穴径rが大きくなるように形成されている。
【0050】
即ち、従来のダンパプレートのリベット穴991が、図4の二点鎖線に示すように同一穴径で全く同一間隔に形成されているのに対し、本例の第一リベット穴254〜257は、穴径rを漸増させ且つ穴径rが大きいほど軸心Cから遠ざかるように配置されている。
その結果、従来のダンパプレートにおけるスリット96よりも、本例のスリット31はスリットの長さが長くなり軸心Cにより近い半径位置まで延設することができる(図4のΔLは従来のスリット96に対して延びた長さ、Δθは増大した捩じれ角度を示す)。その結果、最大捩じれ角度θm を大きくすることが可能となる(前記第三の問題点の解決)。
【0051】
その他については、実施例1と同様である。
上記のように、本例によれば、同一体積や同一重量において、許容トルクや捩じれ角度を一段と大きくすることが出来る、性能の優れたクラッチディスクを提供することが出来る。
【0052】
実施例3
本例は、第三発明にかかるクラッチディスクの実施例である。
即ち、実施例2において、本例のダンパプレート23は、図5(a),(b)に示すように、クラッチ軸心Cに垂直な板面を有する円環形状の変形可能な板状体に、上記円環の内周円側から外周円側に向かって遠心スパイラル状に弧状の切れ目32又は弧状スリット31を設けた後、上記円環の内周円と外周円との間に軸心Cと平行方向の位置ずれdを生じせしめて軸方向に対する厚みを形成し、上記切れ目32又は弧状スリット31の隙間を立体的に拡大することによって得られる板体加工物と同一の形状を有している。そして、ダンパプレート23は弾性変形可能な部材、例えばバネ鋼板等によって形成されている。
【0053】
ダンパプレート23の内周側に位置する内周プレート231と、外周側に位置する外周プレート232との間には、図5(b)に示すように、軸心Cと平行方向の位置ずれdが設けられている。そして、リベットによって固定される内外周に位置するプレー231,232は軸心Cに垂直な板面を有しているが、中間位置するその他のプレート233は上記位置ずれdのために僅かな傾きαを持つて軸方向に渦巻き状に変位する。
【0054】
このように、ダンパプレート23の形状を、平板ではなく厚みを持った形状とすることにより、ダンパプレート23のプレート肉部231〜233のトータル面積を同一としてままスリット31又は切れ目32の幅だけをを立体的に拡大することが出来る。即ち、図5(a)の平面図に示すように、平面的には存在しないスリット31又は切れ目32の間隙(例えば矢印f)が、図5(b)に示すように、側面から見れば軸方向への間隙gを有している。
そして、ダンパプレート23に対して捩れトルクを加えれば、図6に示すように、中間に位置するプレート233は、同図の一定鎖線の位置から実線の位置に、即ち軸心Cの方向に向かって変形することができる。
【0055】
その結果、ダンパプレート23の大きさ(径)を同一とし且つ許容トルクTm が同一のままダンパプレートの最大捩じれ角度θm だけをを大きくすることが出来る(前記第一の問題点の解決)。
その他については、実施例2と同様である。
上記のように、本例によれば、同一体積や同一重量において、許容トルクや捩じれ角度を一段と大きくすることが出来る、性能の優れたクラッチディスクを提供することが出来る。
【0056】
実施例4
本例は、第四発明にかかるクラッチディスクの実施例である。
即ち、実施例2において、本例のダンパプレート24は、図7(a),(b)に示すように、軸心Cに垂直な板面を有する円環形状の変形可能な板状体に、上記円環の内周円側から外周円側に向かって遠心スパイラル状に弧状の切れ目32又は弧状スリット31を設けた後、隣接する切れ目32の間又は弧状スリット31の間に形成されるクラッチ軸心Cに垂直な帯状板体243を軸心Cに対して傾斜させ、切れ目32又は弧状スリット31の隙間を拡大することによって得られる板体加工物と同一の形状を有しており、且つその構造体は弾性変形可能な部材、例えばバネ鋼板等によって形成されている。
【0057】
ダンパプレート24の内周側に位置する内周プレート241と、外周側に位置する外周プレート242との間には、図7(b)に示すように、軸心Cに垂直な水平面に対して傾きβを有する傾斜プレート243が設けられている。即ち、リベットによって固定される内外周に位置するプレー241,242は軸心Cに垂直な板面を有しているが、中間位置する傾斜プレート243は、傾きβを有する。
【0058】
このように、ダンパプレート24の形状を、平板ではなく厚みを持った形状とすることにより、ダンパプレート24のプレート肉部241〜243のトータル面積を同一としてままスリットの幅gだけをを立体的に拡大することが出来る。即ち、図7(a)の平面図に示すように、平面的には存在しないスリット31又は切れ目32の間隙(例えば矢印f)が、図7(b)に示すように、側面から見れば軸方向への間隙gを有するようになり、捩りを加えても斜プレート243は半径方向にgだけ移動可能となる。
【0059】
その結果、ダンパプレート24の大きさ(径)を同一とし且つ許容トルクTm が同一のままダンパプレートの最大捩じれ角度θm だけをを大きくすることが出来る(前記第一の問題点の解決)。
その他については、実施例2と同様である。
上記のように、本例によれば、同一体積や同一重量において、許容トルクや捩じれ角度を一段と大きくすることが出来る、性能の優れたクラッチディスクを提供することが出来る。
【0060】
実施例5
本例は、第五発明の実施例にかかるクラッチディスクである。
即ち、本例は、図8、図9に示すように、摩擦クラッチを構成するクラッチディスク10であって、このクラッチディスク10は、出力軸に連結されたクラッチハブ11と、クラッチフェーシング16を外周側に装着したディスクスプリング150と、クラッチハブ11とディスクスプリング150との間に介設され、捩じれ特性を付与するダンパ装置20と、ディスクスプリング150及びダンパ装置20に固定されたストッパプレート41と、クラッチハブ11とダンパ装置20とを固定する第一リベット131〜134と、ディスクスプリング150とダンパ装置20とを固定する第二リベット14とを有している。
【0061】
図8において符号429は、ストッパプレート41とダンパプレート25の間に介設されたスラストライニングである。
ダンパ装置20は、180°反転させて対称形に配置された弾性変形可能な部材を持つダンパプレート25、26を有している。ダンパプレート25の弾性変形可能な部材25′(図9の破線で示す)は、ダンパプレート26の弾性変形可能な部材26′(図9の実線で示す)に対して幅は広く、長さは短く設定してあり、高トルク域を分担している。
【0062】
上記設定の場合、ダンパプレート25は大きな負担トルクに耐えうるが、許容捩れ角はダンパプレート26より小さいため、図9に示すようにダンパプレート25に設けた第2リベット14に対する係合穴253には遊び間隔δ′が設けられており、このδ′分だけダンパプレート25の捩れ角はダンパプレート26より小さくなるように設定してある。すなわち、低トルク域ではダンパプレート26のみが捩られ、ダンパプレート26外周部に固着された第2リベットが上記δ′だけ移動した後にダンパプレート25がダンパプレート26と共に捩れ、図15に示す区間0からBの如く捩れ特性を付与する。
【0063】
そして本実施例のクラッチディスク10においては、外周部がダンパプレート26外周部に固着され、内周部においては図10に示すようにダンパプレート25、26の捩れ角が0のときに第1リベット131〜134との間に一定以上の間隔δを有し、捩れ角が所定のθm に達したときに第1リベット131〜134に縁を当接する遊び間隔付きの係合穴411〜414を設けたストッパプレート41が配置されている。
【0064】
その結果、ダンパプレート25、26が各々の最大捩じれ角度θm 、θm ′に達した時、第一リベット131〜134は、ストッパプレート41の係合穴411〜414の縁部に当接する。そして、第一リベット131〜134を介してそれ以上のトルクはストッパプレート41にかかるようになり、ダンパプレート25,26にかかるトルクは上記θm に対応する許容最大トルクTm に限定される。
【0065】
それ故、ダンパプレート25,26に対しては、クラッチディスク10に発生しうる過剰な強度に対応する必要がなくなる。その結果、ダンパプレート25,26を小形化し軽量化することが出来る。
上記のように、本例によれば、同一体積や同一重量において、許容トルクや捩じれ角度を相対的に大きくすることが出来る、性能の優れたクラッチディスク10を提供することが出来る。
【0066】
実施例6
本例は、実施例5において、図15に示すように、捩れ特性を3段特性としたもう1つの実施例である。
即ちダンパ装置20は図11、図12に示すように低トルク領域を分担するダンパプレート25と、中トルク領域を分担するダンパプレート26と、高トルク領域を分担するダンパプレート27とからなる3枚のダンパプレート25,26,27が並設されている。
【0067】
そして低トルク領域を分担するダンパプレート25は外周にフェーシング16を装着したディスクスプリング150が連結され(図示せず)、内周部は第1リベット13により前記クラッチハブ11に固着されている。更に図13に示すように捩れ角がゼロの時には、第2リベット14との間に一定以上の間隔δ′を有し、上記低トルク領域を分担するダンパプレートの捩れ角が所定値に達したときに、図14に示すように、第2リベット14に縁部を当接するギャップδ′付きの係合穴253を有している。
【0068】
そして中トルク領域を分担するダンパプレート26は内周部を第1リベット13により前記クラッチハブ11に固着され、外周部は第2リベット14でストッパプレート41と連結している。
そして高トルク領域を分担するダンパプレート27は中トルク領域を分担するダンパプレート26の捩れ角がゼロのときには第2リベット14との間に一定以上の間隔δ′′を有し、上記低、中領域を分担するダンパプレート25,26の捩れ角が所定値に達した時に、図14に示すように、第2リベット14に縁部を当接するギャップδ′′付きの係合穴271を有している。
【0069】
その結果、図15の捩れ区間O−A間においては第2リベット14はダンパプレート25の係合穴253に当接せず、従ってダンパプレート26,27は捩れ特性に寄与せず、ダンパプレート25のみがクラッチディスク10の捩れ特性に寄与する。
次に、図15の捩れ角がAを越えた区間A−B間において第2リベット14はダンパプレート25の係合穴253に当接するが、ダンパプレート27の係合穴271に当接せず、従ってダンパプレート27は捩れ特性に寄与せず、ダンパプレート25及び第2リベット14を介してダンパプレート26が同時に捩られる結果、ダンパプレート25,26のみがクラッチディスク10の捩れ特性に寄与する。
【0070】
次に図15の捩れ角がBを越えた区間B−Cでは、第2リベット14は係合穴253と係合穴271が当接し、ダンパプレート25及び第2リベット14を介してダンパプレート26,27が同時に捩られる結果、ダンパプレート25,26,27全てがクラッチディスク10の捩れ特性に寄与する。尚、図13におけるδ′は図15の捩れ角Aを示す。
【0071】
図13におけるδ′は図15の捩れ角O−A間では図11のストッパプレート41とスラストライニング429間に滑りが生じない為、ヒステリシスは小さくなり、図15の捩れ角A−Cでストッパプレート41とスラストライニング429間で滑り摩擦が生じる為、ヒステリシスは大きくなり、車輛からの要求特性にも合致した性能が得られる(車輛要求特性は、低トルク領域のヒステリシスは小さいほうがよく、中高トルク領域は静振作用の為のヒステリシスを必要とする)。
実施例6では、図11に示すように第2リベット14にパイプ状カラー40を設けて、第2リベット14をかしめる際のダンパプレート25,27の軸方向の圧着を防止している。
その他については、実施例5と同様である。
【0072】
なお、上記において、低トルク領域を分担するダンパプレート25とディスクスプリング150とを一体化することにより、ダンパプレート25とディスクスプリング150とを締結する部材が不要となり、またスペースを小さくすることが可能となり、一段と好適である。
【0073】
実施例7
本例は、図16、図17(a)に示すように、実施例6において、第二リベット18の形状を変更して、軸の中央部に大径胴部181を設け、低トルク領域を分担するダンパプレート25の係合穴253(図9)を大径胴部181に対応して大きくしたもう一つの実施例である。
なお,第二リベット18は,図17(b)に示す部材19の両端部191,192をかしめることによって形成されたものである。
その他については、実施例6と同様である。
【0074】
実施例8
本例は、図18に示すように、実施例6において、ダンパプレート28,29を、実施例3の図5で示した軸方向の厚み付きの形状としたもう一つの実施例である。
そして,ダンパプレート28,29の間、ストッパプレート41とクラッチハブ11のフランジ部111の間、及びダンパプレート28とクラッチハブ11のフランジ部111間には、ヒステリシス特性を与え、またダンパプレート28,29間の接触を回避するためのスラストライニング421、422、423が介設されている。
尚、高トルク領域を分担するダンパプレート28の第1リベット穴は、実施例6の第2リベットとの関係に相当するギャップ付係合穴が設けられており2段特性を有している。
【0075】
既に実施例3で示したように、ダンパプレート28,29を軸方向の厚み付きの形状とすることにより、ダンパプレート23の大きさ(径)を同一とし且つ許容トルクTm が同一のままダンパプレートの最大捩じれ角度θm をより大きくすることが出来る。
なお、図19は、捩じれ角が増加した場合のスリツト31、第一リベット131〜133、及びストッパプレート41の係合穴414,413の変化の態様を破線及び鎖線によって図示したものである。
その他については実施例6と同様である。
【0076】
実施例9
本例は、実施例8において、ダンパプレート28,29によって、ストッパプレート41とクラッチハブ11との間にスラスト荷重を付与するために、ダンパプレート28,29の内周円部と外周円部との間に軸方向に対する弾性復元力を付勢したもう一つの実施例である。
【0077】
即ち、実施例8のダンパプレート28,29は、図18に示す形状において平衡状態にあり、この状態から変形した場合においてのみ弾性復元力が働く。一方、本例のダンパプレート28,29は、図18に示す形状の時に軸方向の厚みd(図5)を減少させる方向の弾性復元力が働いており,クラッチハブ11との間に摩擦力を生じさせる。
そのため、ヒステリシス特性を付加するためのフリクション部材が別個に不要となり、軽量化とコストダウンが可能である。
その他については、実施例8と同様である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1のクラッチディスクの正面断面図(図2のX−X矢視線断面図)。
【図2】実施例1のクラッチディスクの左側面断面図。
【図3】 実施例1のスリットの形状を従来のスリットと比較して図示した図。
【図4】 実施例2のダンパプレートの正面図。
【図5】 実施例3のダンパプレートの正面図(a)と左側面断面図(b)。
【図6】実施例3のダンパプレートの左側面図要部の拡大断面図(捩れを付加した場合の図5(b)の変化図)。
【図7】実施例4のダンパプレートの正面図(a)と左側面断面図(b)。
【図8】実施例5のクラッチディスクの側面断面図。
【図9】実施例5のクラッチディスクの右正面部分破断図。
【図10】実施例5のストッパプレートの係合穴と第一リベットの間の間隔を示す図。
【図11】実施例6のクラッチディスクの側面断面図。
【図12】実施例6のクラッチディスクの右正面部分破断図。
【図13】実施例6のダンパプレートの係合穴の第二リベットの間の間隙を示す図(その一)。
【図14】実施例6のダンパプレートの係合穴の第二リベットの間の間隙を示す図(その二)。
【図15】実施例6のダンパ装置の捩じれ特性図。
【図16】実施例7のクラッチディスクの側面断面図。
【図17】実施例7の第二リベットの斜視図。
【図18】実施例8のクラッチディスクの側面断面図。
【図19】実施例8のクラッチディスクの右正面部分破断図。
【図20】従来のクラッチディスクの側面断面図。
【図21】従来のダンパプレートの正面図。
【図22】従来のクラッチディスクの他のダンパプレートの正面図。
【図23】従来の他のクラッチディスクの側面断面図。
【符号の説明】
10...クラッチディスク,
11...クラッチハブ,
15,150...ディスクスプリング,
151,155...ディスクプレート,
21,22,23,24,25,26,27,28,29,30...ダンパプレート,
31...スリット,
251,254〜256...第一リベット穴,
252,253,261,271...第二リベット穴,
Claims (5)
- 摩擦クラッチを構成するクラッチディスクであって、このクラッチディスクは、出力軸に連結されるクラッチハブと、クラッチフェーシングを外周側に装着したディスクスプリングと、上記クラッチハブとディスクスプリングとの間に介設され、捩じれ特性を付与するダンパ装置とを有しており、
上記ダンパ装置は、単一又は複数の弾性変形可能なダンパプレートを有しており、このダンパプレートは、クラッチ軸心に垂直な板面を有する円環形状の板状弾性体によって形成されていると共に、上記円環の内周円側から外周円側に向かって遠心スパイラル状に形成された弧状スリットが設けられており、
上記弧状スリットには、外周円側の端部近傍において遠心方向に向かって同心円半径に近接する如く湾曲すると共に当該弧状スリットの外周円側の端部近傍の曲率よりも小さな曲率で湾曲した湾曲部、及び内周円側の端部近傍において同心円の中心方向に向かって同心円半径に近接する如く湾曲すると共に当該弧状スリットの内周円側の端部近傍の曲率よりも小さな曲率で湾曲した湾曲部が形成されており、
上記弧状スリットは、全長に渡って同一の幅を有していると共に、上記ダンパプレートに複数形成されていることを特徴とするクラッチディスク。 - 請求項1において、前記ダンパプレートは、前記クラッチハブへ固定するためのリベットを挿通させる第一リベット穴がその円環の内周円近傍に設けられ、また前記ディスクスプリングへ固定するためのリベットを挿通させる第二リベット穴が外周円近傍に設けられており、それぞれのリベット穴は同心円上に間隔を設けて複数配置されており、前記弧状スリットの内又は外の端部は、互いに隣接する上記リベット穴の略中間位置における同心円半径に近接するが如く湾曲されていることを特徴とするクラッチディスク。
- 摩擦クラッチを構成するクラッチディスクであって、このクラッチディスクは、出力軸に連結されたクラッチハブと、クラッチフェーシングを外周側に装着したディスクスプリングと、上記クラッチハブとディスクスプリングとの間に介設され、捩じれ特性を付与するダンパ装置とを有しており、
上記ダンパ装置は、単一又は複数の弾性変形可能なダンパプレートを有しており、このダンパプレートは、クラッチ軸心に垂直な板面を有する円環形状の板状弾性体によって形成され、上記円環の内周円側から外周円側に向かって遠心スパイラル状に形成された弧状スリットが設けられ、上記円環の内周円近傍には前記クラッチハブへ固定するためのリベットを挿通させる第一リベット穴が、複数配置されており、
上記第一リベット穴及びリベットは、内周円近傍における上記弧状スリットに対して並進するが如く円心との距離を漸増させて遠心スパイラル状に複数配置され、クラッチ軸心との距離が近い程その穴径rが小さく、クラッチ軸心との距離が遠い程その穴径rが大きくなるように形成されていることを特徴とするクラッチディスク。 - 摩擦クラッチを構成するクラッチディスクであって、このクラッチディスクは、出力軸に連結されたクラッチハブと、クラッチフェーシングを外周側に装着したディスクスプリングと、上記クラッチハブとディスクスプリングとの間に介設され、捩じれ特性を付与するダンパ装置とを有しており、
上記ダンパ装置は、単一又は複数の弾性変形可能なダンパプレートを有しており、このダンパプレートは、クラッチ軸心に垂直な板面を有する円環形状の変形可能な板状体に、上記円環の内周円側から外周円側に向かって遠心スパイラル状に弧状の切れ目又は弧状スリットを設けた後、上記円環の内周円と外周円との間に軸心と平行方向の位置ずれを生じせしめて上記弧状の切れ目又は弧状スリットにより得られる隣接した遠心スパイラル状板体加工物が軸方向に位置ずれを生じ、円周方向の捩りを受けた際に生じる上記板体加工物の半径方向位置ずれが発生しても、互いの切れ目又はスリット面が干渉しない形状を有しており、且つその構造体は弾性変形可能な部材によって形成されており、
上記ダンパプレートの内周側に位置する上記内周円としての内周プレートと、外周側に位置する上記外周円としての外周プレートとは、軸心に垂直な板面を有していることを特徴とするクラッチディスク。 - 摩擦クラッチを構成するクラッチディスクであって、このクラッチディスクは、出力軸に連結されたクラッチハブと、クラッチフェーシングを外周側に装着したディスクスプリングと、上記クラッチハブとディスクスプリングとの間に介設され、捩じれ特性を付与するダンパ装置とを有しており、
上記ダンパ装置は、単一又は複数の弾性変形可能なダンパプレートを有しており、このダンパプレートは、軸心に垂直な板面を有する円環形状の変形可能な板状体に、上記円環の内周円側から外周円側に向かって遠心スパイラル状に弧状の切れ目又は弧状スリットを設けた後、隣接する上記切れ目又は弧状スリットの間に形成されるクラッチ軸心に垂直な帯状板体を軸心に対して傾斜させ、上記切れ目又は弧状スリットで形成された対向する面の位置を上記帯状板体の板厚以上に軸方向に離間した形状を有しており、且つその構造体は弾性変形可能な部材によって形成されていることを特徴とするクラッチディスク。
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