JP3502332B2 - 溶融金属めっき浴用部材およびその製造方法 - Google Patents
溶融金属めっき浴用部材およびその製造方法Info
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Description
理において浴中で用いられる各種の機器用部材およびそ
の製造方法に関する。
めっき鋼板の品質を決定する主要設備のひとつに溶融金
属めっき浴がある。このめっき浴内には、種々の機器が
浸漬配設されている。そうした鋼帯の浸漬型の溶融金属
めっき装置に配設されている浴中機器としては、鋼帯を
案内し走行させるための各種のロールがある。例えば、
図1に溶融金属めっき装置の典型例を示すように、溶融
金属めっき浴1の内部には、鋼帯2の入り側から順に、
シンクロール3、サポートロール4およびスタビライザ
ーロール5が配置され、さらにめっき浴1の上方にはタ
ッチロール6が配置されている。その他、浴中機器とし
てスナウト7があり、めっき浴1上にはワイピングノズ
ル8が配置されている。
り、中でも浴中において鋼帯と直接接触して搬送を司る
シンクロールやサポートロールなどのロール類には、次
のような種々の特性が要求される。すなわち、寸法精
度の経年変化が十分に小さいこと、特に母線真直性に優
れること、溶融金属めっき浴と直接接触するために溶
融金属によって浸食されないこと、つまりロール表面が
めっき浴と濡れにくく溶融金属との反応性が低いこと、
めっき浴中で生成したFe−ZnやFe−Al−Zn
金属間化合物がロール表面に固着、さらには成長し難い
こと、表面の形状精度が維持できること、などであ
る。
合金皮膜、酸化物セラミックス皮膜または炭化物サーメ
ット皮膜などが溶射法をはじめとする、種々の工法で被
覆されている。この被覆層の材質は、めっき鋼板の種類
や品質要求度に応じて使い分けられている。
膜で1〜2mm程度、酸化物セラミックス皮膜で0.3
〜0.8mm程度および炭化物サーメット皮膜で0.0
4〜0.2mm程度のものが実用に供されている。
特公昭58−7386号公報には、WC、CrCおよび
TiCの1種または2種以上を含み残部が熱間耐食性金
属またはその酸化物からなる、0.1〜2.4mm厚さ
の皮膜を形成したロールが、開示されている。また、炭
化物サーメット薄膜については、特許第1771297
号公報に、WC−Coを気孔率1.8%、厚さ0.04
0〜0.10mmの溶射皮膜を備えたロールが提案され
ている。さらに、酸化物セラミックスについては、特許
第2955625号公報に、炭化物を0.08〜0.1
0mm厚で被覆したのち、SiO2などを含む酸化物セ
ラミックスを0.25〜0.30mm厚で被覆すること
が、開示されている。
表面のめっき浴成分との反応、いわゆる合金化を軽減し
てロール基材を保護することのほか、めっき浴成分の付
着,成長を抑制するための保護層として機能させるもの
であるが、被覆層のみでは十分な保護機能が得られない
場合があった。
基材の保護層として相応の性能を有するが、この種のロ
ールに要求される、上記の〜の表面特性に対して
は、なお克服すべき課題を残している。例えば、めっき
鋼板の表面外観は主要な品質要素として、益々要求度が
高くなってきているため、必然的にめっき鋼板と直接接
触するロール基材に要求される表面特性、とりわけ上記
したの特性に対する要求は益々厳密になってきてい
る。
な接触面積を小さくするために、ロール表面に微小溝を
形成することが提案され、その効果も認められている
が、かようなロールの表面に皮膜を形成した場合、溝形
状精度が低下するという問題をかかえていた。
炭化物サーメットの単独適用を除いて、概してその厚さ
が0.1mmを越えており、ロール表面の微細形状を保
持することが困難であり、皮膜の被覆によって予めロー
ル基材に設けた微小溝を忠実に再現することが困難であ
った。
気めっき、化学めっきまたは気相成長法によって成膜可
能であるが、溶融金属めっき処理において使用するロー
ルの大きさの被加工物には、これらの手法を工業的手段
で適用することは極めて難しい。
わない薄膜として、WC−12Co炭化物サーメットが
一部で実用に供されている。しかし、この技術は、Al
濃度が例えば3%より少ない亜鉛めっき浴では問題はな
いとしても、55%Al−Zn合金めっき浴などに対し
ては、WC−12Co成分中の金属あるいは複炭化物成
分が浴中のAlと反応する結果、ロール表面に合金層を
生成することがあるため、適用範囲が限られていた。
な問題点を解決するためになされたものであり、薄膜で
あって、耐久性、耐摩耗性、耐溶融金属性並びに浴中金
属間化合物付着抑制性に優れた皮膜を有する、溶融金属
めっき浴用部材と、それの有利な製造方法について提案
することを目的とする。
発した本発明の要旨構成は、次のとおりである。溶融金
属めっき処理に用いる浴用部材であって、その基材の表
面に、SiO2−Cr2O3−Al2O3からなる複合
セラミックス層とその表層部に形成されているクロム酸
化物含浸層とからなる複合皮膜を有することを特徴とす
る溶融金属めっき浴用部材。
3複合セラミックス層は、SiO2:60〜70mass%、Cr
2O3:20〜30mass%およびAl2O3:1〜10mass%の組成
になることが好ましい。本発明において、複合被膜の厚
さは30〜70μmであることが好ましい。本発明におい
て、溶融金属めっき処理に用いる部材がロールであっ
て、そのロール基材の表面には、深さ0.03〜0.3mmおよ
び幅0.05mm以上でロール周方向に延びる条溝を、ロール
軸方向に1.0mm以上のピッチで設けたものを用いること
が好ましい。
る浴用部材の製造に当たって、部材の基材表面に、Si
O2−Cr2O3−Al2O3からなる複合セラミック
スを被覆し、次いでその複合セラミックスの層中に含ク
ロム酸水溶液を含浸させたのち焼成することにより、ク
ロム酸化物含浸層を形成することを特徴とする溶融金属
めっき浴用部材の製造方法を提案する。
被覆層の形成に当たっては、SiO 2−Cr2O3−A
l2O3複合酸化物粉末をプラズマ炎またはガス燃焼炎
を用いて溶射することが好ましい。また、本発明方法に
おいて、基材の表面に、SiO2−Cr2O3−Al2
O 3を含むスラリーを、塗布、噴霧または浸漬によって
付与したのち、焼成することが好ましい。さらに本発明
方法においては、基材の表面に微小溝を形成したのち、
平均粒子径がメディアン径で15μm以下の微粉を用い
て、表面粗さが算術平均粗さで2.0μm以下の酸化物
皮膜にて、該基材の表面を被覆したものを用いることが
好ましい。
鋼帯とその鋼帯を案内し走行する機能を司る部材、例え
ばロールの表面とは、基本的には直接接触することなく
溶融浴成分を介在して接触していることが好ましい。こ
のことから、ロール表面と鋼帯との真の接触面積を小さ
くするため、ロール表面には種々の溝を形成することが
提案され、一部で実用化されている。しかし、ロール表
面が鋼板の通過によって、溶融金属と速い相対速度で接
触して早期に溶損し、ロール表面の微小溝が形状変化
し、鋼板とロールとの接触面積が増大するのが問題にな
っていることは、上述したとおりである。
材料による数10μm厚さの皮膜にて、微小溝が形成さ
れたロール基材の表面を被覆することによって、ロール
表面形状が維持され得るため、この皮膜を溶射して形成
することを前提に、皮膜の緻密性をSiO2、耐摩粋性
をCr2O3および耐熱性をA12O3で分担させるこ
とを所期して、SiO2−Cr2O3−A12O3系セ
ラミック皮膜に的を絞り、その成分組成について鋭意検
討した。すなわち、SiO2−A12O3を基本組成と
して、その混合比およびこれに添加するCr2O3の量
を、めっき浴との反応性および室温から浴温度までの熱
履歴に対する皮膜の耐剥離性に基づいて決定した。その
結果、SiO2:60〜80mass%、Cr2O3:20
〜30mass%およびA12O3:1〜10mass%が適切
な組成であることを見出したのである。
の皮膜の耐溶融金属に対する溶損性を調べるために、各
種の皮膜を形成した試験片を、めっき浴内で使用される
シンクロールの側端部に取付け、浴中で回転させる動的
浸漬試験を実施した。この試験結果を、表1に示す。な
お、試験片は直径30mmおよび長さ100mmのSU
S316L材であり、皮膜はA12O3、Cr2O3お
よびA12O3−TiO2の各セラミックス、WC−1
2Co炭化物サーメット並びに本発明のSiO 2−Cr
2O3−A12O3複合被覆層を有する部材である。
3およびA12O3−TiO2の各セラミックスはいず
れも、部分的に皮膜の剥離が発生し、その剥離部分はロ
ール基材である鋼がめっき浴成分によって浸食され合金
層が生成していた。なお、皮膜残存部は浸食はなく、め
っき浴成分との合金化は認められなかった。これらのセ
ラミックスは、基本的には浴成分との反応性は低いもの
の、その被覆厚さに起因するロール基材との熱膨張特性
差によって熱応力が発生した結果、部分的なロール基材
からの剥離を抑制することができなかったものと考えら
れる。
は、皮膜全面に浴成分との反応と見られる薄い合金層の
生成が観察された。すなわち、皮膜剥離はないものの、
浴成分によって合金化が発生することがわかる。
O3−A12O3複合セラミックス被覆部材は、皮膜の
部分剥離はなく、表面に浴金属成分が付着したのみで合
金化の傾向は見られなかった。薄膜が実用上十分な基材
に対する密着性を示し、溶融金属に対する耐溶損性も発
揮されていることがわかった。
形成する皮膜としては、SiO2−Cr2O3−A12
O3からなる、とりわけSiO2:60〜80mass%、
Cr 2O3:20〜30mass%およびA12O3:1〜
10mass%の組成になる、複合セラミックスが適当であ
ることが判明した。なぜなら、Al2O3、SiO2お
よびCr2O3の3成分で構成された皮膜は溶融金属と
の接触角が大きく、めっき浴との濡れ性が低く、さらに
酸化物セラミックスからなるために、ロールの鋼基材に
比較し極めて耐摩耗性に富むからである。
ともその表層部には、クロム酸化物による封孔処理を施
して複合被覆層とすることが、肝要である。なぜなら、
かかる封孔処理は、特開昭63−126682号公報などに開示
されているような方法であって、基材表面に形成した上
記複合セラミックス層の微細気孔,クラック中もしくは
さらにその表面に、クロム酸溶液または可溶性クロム化
合物溶液、例えば無水クロム酸、重クロム酸アンモニウ
ム、硫酸クロム、塩化クロム、硝酸クロム、酢酸クロ
ム、クロム酸マグネシウム、クロム酸ナトリウム等を塗
布して含浸させ、次いで、これらが酸化クロム微粒子と
なり得る温度、例えば300 〜450 ℃に加熱し(これらの
操作は通常2〜15回程度を繰り返して行う)、微粒子状
の酸化クロムを生じさせ、前記複合セラミックス層中の
微細な気孔およびクラック中に微粒子状の酸化クロムを
生じさせ、微細な気孔およびクラック中に充填封入する
処理である。
れたクロム酸は加熱焼成されることにより、気孔および
クラック中に酸化クロム微粒子を析出して充填される。
その結果、複合セラミックス層はより一層緻密化される
と同時に、皮膜断面硬度もHv 400 〜500 からHv 600
〜800 へと高くなり、優れた耐摩耗性ならびに耐溶融金
属性、金属間化合物付着抑制性などの特性を示すように
なる。
することが好ましい。すなわち、複合被覆層を30〜7
0μmの厚さにすると、例えばロール基材が、多用され
ているオーステナイト系ステンレス鋼である場合に、熱
膨張特性差によるせん断応力の影響が小さくなり、皮膜
剥離を実用上問題のないレベルに抑制することができ
る。その上、粒子積層構造体である皮膜に特有の内部残
留応力を低減することが可能であり、この範囲の厚さを
有する複合被覆層は、当初のロール基材被覆面の形状精
度を変化させることが少なく、従ってロール基材に微小
溝が形成されている場合に、その溝形状機能を十分に再
現することが可能である。
ように、ロール基材の表面に、深さ0.03〜0.3m
mおよび幅0.05mm以上でロール周方向に延びる条
溝10を、ロール軸方向に1.0mm以上のピッチPで
設けることが有利である。なぜなら、めっき鋼板製品に
有害な欠陥をもたらす、めっき浴中金属間化合物粒子の
平均的な大きさは300μm以上であることに鑑み、こ
れらを捕捉しない深さに溝形状を規制する必要があるか
らである。
該セラミックスの原料粉末を、プラズマ炎やガス燃焼炎
を用いた溶射法、あるいはSiO2−Cr2O3−A1
2O 3を含むスラリーを塗布、噴霧または浸漬する方法
によって付与したのち焼成することによって、形成でき
る。
iO2−Cr2O3−A12O3複合材材料を皮膜形成
時の表面粗さを小さくするため、通常のプラズマ溶射皮
膜で用いられる粉末に比較して粒度を小さく、とりわけ
メディアン径を15μm以下とすることが好ましい。か
ように粒度を調整して皮膜を形成することによって、得
られる皮膜の表面粗さを最術平均粗さで2.0μm以下
にすることができる。
径225mmおよびロール面の軸長1600mmで、表
面に深さ0.08mmおよび幅0.05mmの周溝をピ
ッチ1mmで形成して成る、ロール基材を準備した。そ
して、皮膜の形成に先立つか同時に行う前処理として、
被覆面の粗面化処理を行った。この粗面化は通常の金属
基材に対するものに比べ軽度とした。すなわち、白色ア
ルミナ質人造研削材WA#60を用い、駆動空気圧を
0.2〜0.3MPa、ブラスト距離を500〜600
mmにて行った。このときのロール基材の表面粗さは算
術平均粗さ(Ra)で2μmであった。
O2:70mass%、Cr2O3:24mass%およびA1
2O3:6mass%の組成になる粉末材料を、ロール基材
の表面に0.05〜0.06mmの厚さに被覆した。そ
の後、無水クロム酸を用いて作製したクロム酸水溶液を
含浸してから470℃で焼成する工程を、3回線り返し
て被覆層をCr酸化物で封孔した。この処理後の被覆層
表面の算術平均粗さは1.5μmRa以下であった。
ートロールを、普通亜鉛めっき鋼板製造用のめっき浴に
浸漬し、供用したところ、表2に示す供用寿命が得ら
れ、ロール基材の保護効果が認められた。特に、皮膜の
部分剥離による供用寿命の低下を著しく改善できた。
径225mmおよびロール面の軸長1600mmで、表
面に深さ0.08mmおよび幅0.05mmの周溝をピ
ッチ1mmで形成して成る、ロール基材を準備した。そ
して、皮膜の被覆に先立つ前処理として、被覆面の粗面
化処理を行った。この粗面化は通常の金属基材に対する
ものに比べ軽度とした。すなわち、白色アルミナ質人造
研削材WA#60を用い、駆動空気圧を0.2〜0.3
MPa、ブラスト距離を500〜600mmにて行っ
た。このときのロール基材の表面粗さは算術平均粗さ
(Ra)で2μmであった。
O2:70mass%、Cr2O3:24mass%およびA1
2O3:6mass%の組成になる粉末材料を、ロール基材
の表面に0.05〜0.06mmの厚さに被覆した。そ
の後、無水クロム酸を用いて作製したクロム酸水溶液を
含浸してから470℃で焼成する工程を、3回線り返し
て被覆層をCr酸化物で封孔した。この処理後の被覆層
表面の算術平均粗さは1.5μmRa以下であった。
ートロールを、ガルバリウムめっき(55%Al−Z
n)鋼板製造用のめっき浴に浸漬し、供用したところ、
表2に示す供用寿命が得られ、ロール基材の保護効果が
認められた。特に、皮膜の部分剥離による供用寿命低下
を著しく改善できた。
径225mmおよびロール面の軸長1600mmのロー
ル基材を準備した。このロール基材の表面には、溝を形
成することなく1μmRaの研削面とした。そして、皮
膜の被覆に先立つ前処理として、被覆面の粗面化処理を
行った。この粗面化は通常の金属基材に対するものに比
べ軽度とした。すなわち、白色アルミナ質人造研削材W
A#60を用い、駆動空気圧を0.2〜0.3MPa、
ブラスト距離を500〜600mmにて行った。このと
きのロール基材の表面粗さは算術平均粗さ(Ra)で2
μmであった。
O2:70mass%、Cr2O3:24mass%およびA1
2O3:6mass%の組成になる粉末材料を、ロール基材
の表面に0.05〜0.06mmの厚さに被覆した。そ
の後、無水クロム酸を用いて作製したクロム酸水溶液を
含浸してから470℃で焼成する工程を、3回線り返し
て被覆層をCr酸化物で封孔した。
ートロールを、ガルバリウムめっき(55%Al−Z
n)鋼板製造用のめっき浴に浸漬し、供用したところ、
表3に示す供用寿命が得られ、ロール基材の保護効果が
認められた。特に、皮膜の部分剥離による供用寿命低下
を著しく改善できた。
20mm、面長1600mmおよび奥行400mmでS
US316L鋼からなる基材を準備した。そして、皮膜
の被覆に先立つ前処理として、被覆面の粗面化処理を行
った。この粗面化は通常の金属基材に対するものに比べ
軽度とした。すなわち、白色アルミナ質人造研削材WA
#60を用い、駆動空気圧を0.4〜0.5MPa、ブ
ラスト距離を350〜400mmにて行った。このとき
のロール基材の表面粗さは算術平均粗さ(Ra)で2μ
mであった。
O2:70mass%、Cr2O3:24mass%およびA1
2O3:6mass%の組成になる粉末材料を、スナウト基
材の表面に0.05〜0.06mmの厚さに被覆した。
その後、無水クロム酸を用いて作製したクロム酸水溶液
を含浸してから470℃で焼成する工程を、3回線り返
して被覆層をCr酸化物で封孔した。
ウトを、ガルバリウムめっき(55%Al−Zn)鋼板
製造用のめっき浴に浸漬し、供用したところ、表4に示
す供用寿命が得られ、基材の保護効果が認められた。特
に、皮膜の部分剥離による供用寿命低下を著しく改善で
きた。
用スナウト部材をガルバリウムめっき鋼板製造用浴に浸
漬し、供用した。その結果、表3に示す供用寿命が得ら
れ、スナウト基材の保護に効果が認められた。すなわ
ち、基材のめっき浴による溶損が軽減でき、供用寿命低
下が著しく改善できた。
溶融金属性並びに浴中金属間化合物付着抑制性に優れた
薄い皮膜で基材の周面が被覆されるから、剥離し難く、
耐用寿命の長いめっき用の機器を提供できる。また、基
材の表面に溝を形成した場合は、その溝形状を損なうこ
となく表面をセラミックス化できる利点もある。
図である。
Claims (5)
- 【請求項1】溶融金属めっき処理に用いる浴用部材であ
って、その基材の表面に、Si O 2 : 60 〜 70mass %、 Cr 2 O
3 : 20 〜 30mass %および Al 2 O 3 :1〜 10mass %の組成を
有するSiO2−Cr2O3−Al2 O 3 複合セラミックス層と、
その表層部に形成されているクロム酸化物含浸層とから
なる厚さが 30 〜 70 μmの複合皮膜を有することを特徴と
する溶融金属めっき浴用部材。 - 【請求項2】請求項1において、溶融金属めっき処理に
用いる部材がロールであって、そのロール基材の表面
に、深さ0.03〜0.3mmおよび幅0.05mm以上でロール
周方向に延びる条溝を、ロール軸方向に1.0mm以上の
ピッチで設けたことを特徴とする溶融金属めっき用部
材。 - 【請求項3】溶融金属めっき処理に用いる浴用部材の基
材表面に、Si O 2 : 60 〜 70mass %、 Cr 2 O 3 : 20 〜 30mass
%および Al 2 O 3 :1〜 10mass %の組成を有するSiO2−C
r2O3−Al2 O 3 複合セラミックスを被覆し、次いでその
複合セラミックスの層中に、クロム含有水溶液を含浸さ
せたのち焼成することによりクロム酸化物含浸層を形成
し、厚さが 30 〜 70 μmの複合皮膜とすることを特徴とす
る溶融金属めっき浴用部材の製造方法。 - 【請求項4】請求項3において、基材の表面に複合セラ
ミックス皮膜を形成するに当たっては、平均粒子径がメ
ディアン径で 15 μm以下のSiO2−Cr2O3−Al2O3複合
酸化物の粉末をプラズマ炎またはガス燃焼炎を用いて溶
射し、表面粗さが算術平均粗さで 2.0 μm以下の酸化物
皮膜にて被覆することを特徴とする溶融金属めっき浴用
部材の製造方法。 - 【請求項5】請求項3において、基材の表面に複合セラ
ミックス皮膜を形成するに当たっては、SiO2−Cr2O3
−Al2O3を含むスラリーを、塗布、噴霧または浸漬によ
って付与したのち、焼成することを特徴とする溶融金属
めっき浴用部材の製造方法。
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| JP2000192366A JP3502332B2 (ja) | 2000-06-27 | 2000-06-27 | 溶融金属めっき浴用部材およびその製造方法 |
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| JP2002004016A JP2002004016A (ja) | 2002-01-09 |
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