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JP3599001B2 - 自動利得制御回路およびその方法、並びにそれらを用いた復調装置 - Google Patents

自動利得制御回路およびその方法、並びにそれらを用いた復調装置 Download PDF

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JP3599001B2
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  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)
  • Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、無線通信システムの受信機等に適用される自動利得制御回路、およびその方法、並びにそれを用いた復調装置に係り、特に、たとえば直交周波数分割多重(OFDM:Orthogonal Frequency Division Multiplexing)変調方式で変調され、この変調パケット信号の先頭にプリアンブル信号を含むバースト信号が付加された無線信号を受信する無線通信システム等に適用される自動利得制御回路およびその方法、並びにそれを用いた復調装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ディジタル復調装置では、アナログ信号をディジタル信号に変換するアナログ/ディジタル(A/D)コンバータのダイナミックレンジには限りがある。
このため、A/Dコンバータのダイナミックレンジを越えてA/D変換されたディジタル信号は、信号歪みを含んだ形態で出力されることになる。
また、無線LANシステム等の無線通信システムのように、多数の機器間での通信が行われるシステムでは、個別機器の送信出力および機器間の距離により、受信信号レベルが大きく異なる。
したがって、無線通信システムにおいては、受信信号レベルをA/Dコンバータのダイナミックレンジ内に調整する必要がある。このために、無線通信システムの同期復調装置には、受信信号レベルをA/Dコンバータのダイナミックレンジ内に調整するための回路として、自動利得制御(AGC:Automatic Gain Control)回路が搭載されている。
【0003】
また、無線通信システムにおいては、変調信号の先頭にプリアンブル信号と呼ばれるバースト信号を挿入して送信している。
そして、同期復調装置に搭載されるAGC回路は、このバースト信号の期間内にタイミング同期をとる一方、バースト信号の受信レベルに基づいて増幅利得の制御を行う。
このように、いわゆるバースト同期を用いた無線通信システムに適用可能なAGC回路として、様々な回路が提案されている。
【0004】
図20は、バースト同期を用いた無線通信システムに適用可能な従来のAGC回路を搭載した復調装置の構成例を示すブロック図である。
【0005】
図20の装置は、特開平11−205278号公報に開示されているものである。
この復調装置10は、図20に示すように、自動利得制御増幅部(AGCAMP)101、A/Dコンバータ(ADC)102、OFDM復調部(DEMOD)103、遅延部(DLY)104、バースト検出部(BDT)105、パケット検出部(PDT)106、および増幅利得制御部(AGCTL)107により構成されている。
【0006】
このような構成を有する復調装置10においては、図示しないアンテナにより受信されたOFDM受信信号RSが、自動利得制御増幅部101に入力される。
自動利得制御増幅部101では、受信信号RSが自動利得制御され、最適な信号レベルとしてA/Dコンバータ102に出力される。なお、自動利得制御増幅部101では、増幅利得制御部107による制御信号S107により自動利得制御を行場合と制御利得を固定する場合が制御される。
A/Dコンバータ102においては、入力された受信信号がアナログ信号からディジタル信号に変換されて、ディジタル受信信号S102がOFDM復調部103、遅延部104、およびバースト検出部105に出力される。
【0007】
OFDM復調部103では、ディジタル受信信号S102がバースト検出部105の出力に基づいて離散フーリエ変換されてOFDM信号が復調され、この復調信号S103がパケット検出部106および次段の処理回路に出力される。
遅延部104では、ディジタル受信信号S102がバースト周期分遅延され、信号S104としてバースト検出部105に出力される。
【0008】
バースト検出部105におていは、ディジタル受信信号S102とその遅延信号S104との相関がとられ、通信システムの定めた周期のバースト信号が検出され、検出結果が信号S105としてOFDM復調部103および増幅利得制御部107に出力される。
【0009】
また、パケット検出部106では、OFDM復調部103による復調信号S103からパケット先頭のユニークワードが検出され、パケットが正確に復調されたか否かが検出され、また、パケットの終了時刻の検出が行われ、検出結果が信号S106として増幅利得制御部107に出力される。
【0010】
増幅利得制御部107においては、バースト検出部105による出力信号S105およびパケット検出部106の出力信号S106に基づいて、自動利得制御増幅部101の自動利得制御を固定にするか否かの判別が行われ、判別結果が制御信号S107として自動利得制御増幅部101に出力される。
【0011】
このように図20の復調装置は、バースト同期系においてバースト同期が確立したか否かにより自動利得制御増幅部101における制御利得を固定または変動させるもので、バースト同期のタイミングとデータ・パケットのタイミングを時分割して通信するバースト同期通信システムに適している。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、OFDM変調方式は、一次変調(QPSK,16ASAM等)を行った送信信号シンボルを、2のn乗個まとめて逆フーリエ変換することで、周波数軸上にそれぞれ直交する2のn乗本のサブキャリアを構成する変調方式である。
OFDM変調方式によるOFDM変調信号は、複数の変調波の合成信号であることから、平均振幅に対するピーク振幅の比が大きく振幅変動が大きい。
【0013】
したがって、上述した従来の自動利得制御回路を、OFDM受信信号のようなデータの変化の激しい通信システムに適用する場合には、個々のデータ変化に追従した利得引き込みによる回路歪の発生を抑圧するために、自動利得制御回路の時定数を長くしている。
そのため、従来の自動利得制御回路では、バースト同期の期間が短いと最適利得への引き込みが行えなくなる。
その結果として、何回かのパケットにわたって徐々に最適利得に引き込んでいくようになり、先頭パケットでの誤りが発生し、データの再送等による通信効率の劣化を招くという不利益がある。
【0014】
また、無線LANシステムのように、多数の機器間での通信が行われるシステムでは、個別機器の送信出力および機器間の距離により、受信信号レベルが大きく異なるため、長い時定数による自動利得制御回路では、それぞれのパケットに最適な利得ではなく、全てのパケットの最適利得の平均利得に引き込まれてしまい、システムが崩壊してしまう可能性がある。
【0015】
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、高速かつ正確なレベル捕捉を実現でき、ひいては、誤りの発生を防止でき、システムの崩壊を防止できる自動利得制御回路およびその方法、並びにそれを用いた復調装置を提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の第1の観点は、データ信号の先頭部に少なくともプリアンブル信号を含むバースト部が付加された受信信号の増幅利得の制御を行う自動利得制御回路であって、入力した受信信号レベルを利得制御信号に応じた利得をもって増幅する自動利得制御増幅部と、上記受信信号の電力を検出する受信信号電力観測部と、上記自動利得制御増幅部の出力を一定時間遅延させる遅延部と、上記自動利得制御増幅部の出力信号と上記遅延部の出力信号の相関演算に基づいてバースト検出を行いバースト同期検出信号を出力するバースト検出部と、バースト検出開始を示すトリガ信号を受けると、あらかじめ設定した第1の利得をもって増幅するように上記利得制御信号を上記自動利得制御増幅部に出力し、上記受信信号電力観測部で受信信号電力が検出されると、検出された受信信号電力値に基づいて第2の利得を計算し、当該第2の利得をもって増幅するように上記利得制御信号を上記自動利得制御増幅部に出力し、第2の利得で増幅された上記自動利得制御増幅部の出力信号を受けて受信信号電力値を求め、上記バースト検出部によりバースト同期検出信号を受けると、当該求めた受信信号電力値に基づいて第3の利得を計算し、当該第3の利得をもって増幅するように上記利得制御信号を上記自動利得制御増幅部に出力する増幅利得制御部とを有する。
【0017】
また、本発明の第2の観点は、データ信号の先頭部に少なくともプリアンブル信号を含むバースト部が付加され、かつ当該プリアンブル信号が前半区間と後半区間の2段階に分けられている受信信号の増幅利得の制御を行う自動利得制御回路であって、入力した受信信号レベルを利得制御信号に応じた利得をもって増幅する自動利得制御増幅部と、上記受信信号の電力を検出する受信信号電力観測部と、上記自動利得制御増幅部の出力を一定時間遅延させる遅延部と、上記自動利得制御増幅部の出力信号と上記遅延部の出力信号の相関演算に基づいてバースト検出を行い、上記プリアンブル信号の前半区間を検出すると第1のバースト同期検出信号を出力し、後半区間を検出する第2のバースト同期検出信号を出力するバースト検出部と、バースト検出開始を示すトリガ信号を受けると、あらかじめ設定した第1の利得をもって増幅するように上記利得制御信号を上記自動利得制御増幅部に出力し、上記バースト検出部により第1のバースト同期検出信号を受けると、上記受信信号電力観測部で検出された受信信号電力値に基づいて第2の利得を計算し、当該第2の利得をもって増幅するように上記利得制御信号を上記自動利得制御増幅部に出力し、第2の利得で増幅された上記自動利得制御増幅部の出力信号を受けて受信信号電力値を求め、上記バースト検出部により第2のバースト同期検出信号を受けると、当該求めた受信信号電力値に基づいて第3の利得を計算し、当該第3の利得をもって増幅するように上記利得制御信号を上記自動利得制御増幅部に出力する増幅利得制御部とを有する。
【0018】
また、本発明の第1または第2の観点では、上記増幅利得制御部は、第3の利得を設定後、次のバースト検出開始まで、上記自動利得制御増幅部の利得を当該第3の利得に固定する。
【0019】
また、本発明の第1または第2の観点では、上記バースト信号は、プリアンブル信号に後続するリファレンス信号を含み、上記バースト検出部の相関演算結果を受けて上記リファレンス信号を検出し、上記第2のバースト同期検出信号または第3のバースト同期検出信号を上記増幅利得制御部に出力するタイミング制御部をさらに有し、上記増幅利得制御部は、上記第2のバースト同期検出信号または第3のバースト同期検出信号を受けると上記トリガ信号の待ち受けモードに移行し、次のトリガ信号の入力まで上記自動利得制御増幅部の利得を当該第3の利得に固定する。
【0020】
また、本発明の第1または第2の観点では、上記受信信号電力観測部は、バースト検出開始毎にリセットされ、リセット後の受信信号電力を検出する。
【0021】
また、本発明の第1または第2の観点では、上記受信信号電力観測部は、受信信号のピーク値を検出する。
【0022】
また、本発明の第1または第2の観点では、受信信号のバースト部に続くデータ信号区間に、リファレンス信号が挿入されており、上記増幅利得制御部は、リファレンス信号区間中に上記第3の利得の値の微調整を行う。
【0023】
また、本発明の第1または第2の観点では、上記増幅利得制御部は、リファレンス信号区間における受信信号電力値を求め、前回のリファレンス信号区間における受信信号電力値に基づいて上記第3の利得の値を微調整する。
【0024】
また、本発明の第3の観点は、データ信号の先頭部に少なくともプリアンブル信号を含むバースト部が付加された受信信号の増幅利得の制御を行う自動利得制御回路であって、入力した受信信号レベルを利得制御信号に応じた利得をもって増幅する自動利得制御増幅部と、上記自動利得制御増幅部の出力信号をアナログ信号からディジタル信号に変換するアナログ/ディジタルコンバータと、上記受信信号の電力を検出する受信信号電力観測部と、上記自動利得制御増幅部の出力を一定時間遅延させる遅延部と、上記アナログ/ディジタルコンバータのディジタル出力信号と上記遅延部の出力信号の相関演算に基づいてバースト検出を行いバースト同期検出信号を出力するバースト検出部と、バースト検出開始を示すトリガ信号を受けると、あらかじめ設定した第1の利得をもって増幅するように上記利得制御信号を上記自動利得制御増幅部に出力し、上記受信信号電力観測部で受信信号電力が検出されると、少なくとも検出された受信信号電力値に基づいて第2の利得を計算し、当該第2の利得をもって増幅するように上記利得制御信号を上記自動利得制御増幅部に出力し、第2の利得で増幅された上記アナログ/ディジタルコンバータのディジタル出力信号を受けて積分し受信信号電力値を求め、上記バースト検出部によりバースト同期検出信号を受けると、当該求めた受信信号電力値に基づいて第3の利得を計算し、当該第3の利得をもって増幅するように上記利得制御信号を上記自動利得制御増幅部に出力する増幅利得制御部とを有する。
【0025】
また、本発明の第4の観点は、データ信号の先頭部に少なくともプリアンブル信号を含むバースト部が付加され、かつ当該プリアンブル信号が前半区間と後半区間の2段階に分けられている受信信号の増幅利得の制御を行う自動利得制御回路であって、入力した受信信号レベルを利得制御信号に応じた利得をもって増幅する自動利得制御増幅部と、上記自動利得制御増幅部の出力信号をアナログ信号からディジタル信号に変換するアナログ/ディジタルコンバータと、上記受信信号の電力を検出する受信信号電力観測部と、上記自動利得制御増幅部の出力を一定時間遅延させる遅延部と、上記アナログ/ディジタルコンバータのディジタル出力信号と上記遅延部の出力信号の相関演算に基づいてバースト検出を行い、上記プリアンブル信号の前半区間を検出すると第1のバースト同期検出信号を出力し、後半区間を検出する第2のバースト同期検出信号を出力するバースト検出部と、バースト検出開始を示すトリガ信号を受けると、あらかじめ設定した第1の利得をもって増幅するように上記利得制御信号を上記自動利得制御増幅部に出力し、上記バースト検出部により第1のバースト同期検出信号を受けると、上記受信信号電力観測部で検出された受信信号電力値に基づいて第2の利得を計算し、当該第2の利得をもって増幅するように上記利得制御信号を上記自動利得制御増幅部に出力し、第2の利得で増幅された上記アナログ/ディジタルコンバータのディジタル出力信号を受けて積分し受信信号電力値を求め、上記バースト検出部により第2のバースト同期検出信号を受けると、当該求めた受信信号電力値に基づいて第3の利得を計算し、当該第3の利得をもって増幅するように上記利得制御信号を上記自動利得制御増幅部に出力する増幅利得制御部とを有する。
【0026】
また、本発明の第3または第4の観点では、上記増幅利得制御部は、第2の利得を上記受信信号電力観測部による受信信号電力値に加えて上記アナログ/ディジタルコンバータを歪ませない基準信号電力値に基づいて計算する。
【0027】
また、本発明の第3または第4の観点では、上記増幅利得制御部は、第3の利得を求めた受信信号電力値に加えて利得制御後受信信号電力を最適化した基準信号電力値に基づいて計算する。
【0028】
また、本発明の第3または第4の観点では、上記増幅利得制御部は、第2の利得を上記受信信号電力観測部による受信信号電力値に加えて上記アナログ/ディジタルコンバータを歪ませない第1の基準信号電力値に基づいて計算し、第3の利得を求めた受信信号電力値に加えて利得制御後受信信号電力を最適化した第2の基準信号電力値に基づいて計算する。
【0029】
また、本発明の第3または第4の観点では、上記増幅利得制御部は、第3の利得を設定後、次のバースト検出開始まで、上記自動利得制御増幅部の利得を当該第3の利得に固定する。
【0030】
また、本発明の第3または第4の観点では、上記バースト信号は、プリアンブル信号に後続するリファレンス信号を含み、上記バースト検出信号の相関演算結果を受けて上記リファレンス信号を検出し、第2のバースト同期検出信号または第3の同期検出信号を上記増幅利得制御部に出力するタイミング制御部をさらに有し、上記増幅利得制御部は、上記第2のバースト同期検出信号または第3の同期検出信号を受けると上記トリガ信号の待ち受けモードに移行し、次のトリガ信号の入力まで上記自動利得制御増幅部の利得を当該第3の利得に固定する。
【0031】
また、本発明の第3または第4の観点では、上記受信信号電力観測部は、バースト検出開始毎にリセットされ、リセット後の受信信号電力を検出する。
【0032】
また、本発明の第3または第4の観点では、上記受信信号電力観測部は、受信信号のピーク値を検出する。
【0033】
また、本発明の第3または第4の観点では、受信信号のバースト部に続くデータ信号区間に、リファレンス信号が挿入されており、上記増幅利得制御部は、リファレンス信号区間中に上記第3の利得の値の微調整を行う。
【0034】
また、本発明の第3または第4の観点では、上記増幅利得制御部は、リファレンス信号区間における受信信号電力値を求め、前回のリファレンス信号区間における受信信号電力値に基づいて上記第3の利得の値を微調整する。
【0035】
また、本発明の第5の観点は、データ信号の先頭部に少なくともプリアンブル信号を含むバースト部が付加された受信信号の増幅利得の制御を行う自動利得制御方法であって、バースト検出を開始するに際して、あらかじめ設定した第1の利得をもって増幅するように上記増幅利得を設定し、バースト検出が開始されると、受信信号を第1の利得をもって増幅し、これと並行して上記受信信号の電力を検出し、検出した受信信号電力値に基づいて第2の利得を計算し、当該第2の利得をもって増幅するように上記増幅利得を設定し、上記第2の利得で増幅された受信信号の電力値を求め、上記第2の利得で増幅された受信信号および当該受信信号の遅延信号の相関演算に基づいてバースト検出を行い、バーストが検出されると上記求めた第2の利得で増幅された受信信号電力値に基づいて第3の利得を計算し、当該第3の利得をもって増幅するように上記増幅利得を設定する。
【0036】
また、本発明の第6の観点は、データ信号の先頭部に少なくともプリアンブル信号を含むバースト部が付加され、かつ当該プリアンブル信号が前半区間と後半区間の2段階に分けられている受信信号の増幅利得の制御を行う自動利得制御方法であって、バースト検出を開始するに際して、あらかじめ設定した第1の利得をもって増幅するように上記増幅利得を設定し、バースト検出が開始されると、受信信号を第1の利得をもって増幅し、これと並行して上記受信信号の電力を検出し、上記第1の利得で増幅された受信信号および当該受信信号の遅延信号の相関演算に基づいて上記プリアンブル信号の前半区間のバースト検出を行い、前半区間でのバーストが検出されると検出した受信信号電力値に基づいて第2の利得を計算し、当該第2の利得をもって増幅するように上記増幅利得を設定し、上記第2の利得で増幅された受信信号の電力値を求め、上記第2の利得で増幅された受信信号および当該受信信号の遅延信号の相関演算に基づいて上記プリアンブル信号の後半区間のバースト検出を行い、後半区間でのバーストが検出されると上記求めた第2の利得で増幅された受信信号電力値に基づいて第3の利得を計算し、当該第3の利得をもって増幅するように上記増幅利得を設定する。
【0037】
また、本発明の第5または第6の観点では、上記第3の利得を設定後、次のバースト検出開始まで、上記増幅利得を当該第3の利得に固定する。
【0038】
また、本発明の第5または第6の観点では、上記バースト信号は、プリアンブル信号に後続するリファレンス信号を含み、上記バースト検出時の相関演算結果を受けて上記リファレンス信号を検出し、上記リファレンス信号が検出されるとバースト検出開始指令の待ち受けモードに移行し、次のバースト検出開始指令を受けるまで上記増幅利得を上記第3の利得に固定する。
【0039】
また、本発明の第5または第6の観点では、受信信号のバースト部に続くデータ信号区間に、リファレンス信号が挿入されており、上記リファレンス信号区間中に上記第3の利得の値の微調整を行う。
【0040】
また、本発明の第5または第6の観点では、上記リファレンス信号区間における受信信号電力値を求め、前回のリファレンス信号区間における受信信号電力値に基づいて上記第3の利得の値を微調整する。
【0041】
また、本発明の第7の観点は、データ信号の先頭部に少なくともプリアンブル信号を含むバースト部が付加された受信信号の増幅利得の制御を行い、増幅後の受信信号を復調する復調装置であって、入力した受信信号レベルを利得制御信号に応じた利得をもって増幅する自動利得制御増幅部と、上記受信信号の電力を検出する受信信号電力観測部と、上記自動利得制御増幅部の出力を一定時間遅延させる遅延部と、上記自動利得制御増幅部の出力信号と上記遅延部の出力信号の相関演算に基づいてバースト検出を行いバースト同期検出信号を出力するバースト検出部と、バースト検出開始を示すトリガ信号を受けると、あらかじめ設定した第1の利得をもって増幅するように上記利得制御信号を上記自動利得制御増幅部に出力し、上記受信信号電力観測部で受信信号電力が検出されると、検出された受信信号電力値に基づいて第2の利得を計算し、当該第2の利得をもって増幅するように上記利得制御信号を上記自動利得制御増幅部に出力し、第2の利得で増幅された上記自動利得制御増幅部の出力信号を受けて受信信号電力値を求め、上記バースト検出部によりバースト同期検出信号を受けると、当該求めた受信信号電力値に基づいて第3の利得を計算し、当該第3の利得をもって増幅するように上記利得制御信号を上記自動利得制御増幅部に出力する増幅利得制御部とを有する自動利得制御回路を含む。
【0042】
また、本発明の第8の観点は、データ信号の先頭部に少なくともプリアンブル信号を含むバースト部が付加され、かつ当該プリアンブル信号が前半区間と後半区間の2段階に分けられている受信信号の増幅利得の制御を行い、増幅後の受信信号を復調する復調装置であって、入力した受信信号レベルを利得制御信号に応じた利得をもって増幅する自動利得制御増幅部と、上記受信信号の電力を検出する受信信号電力観測部と、上記自動利得制御増幅部の出力を一定時間遅延させる遅延部と、上記自動利得制御増幅部の出力信号と上記遅延部の出力信号の相関演算に基づいてバースト検出を行い、上記プリアンブル信号の前半区間を検出すると第1のバースト同期検出信号を出力し、後半区間を検出する第2のバースト同期検出信号を出力するバースト検出部と、バースト検出開始を示すトリガ信号を受けると、あらかじめ設定した第1の利得をもって増幅するように上記利得制御信号を上記自動利得制御増幅部に出力し、上記バースト検出部により第1のバースト同期検出信号を受けると、上記受信信号電力観測部で検出された受信信号電力値に基づいて第2の利得を計算し、当該第2の利得をもって増幅するように上記利得制御信号を上記自動利得制御増幅部に出力し、第2の利得で増幅された上記自動利得制御増幅部の出力信号を受けて受信信号電力値を求め、上記バースト検出部により第2のバースト同期検出信号を受けると、当該求めた受信信号電力値に基づいて第3の利得を計算し、当該第3の利得をもって増幅するように上記利得制御信号を上記自動利得制御増幅部に出力する増幅利得制御部とを有する自動利得制御回路を含む。
【0043】
また、本発明の第9の観点は、データ信号の先頭部に少なくともプリアンブル信号を含むバースト部が付加された受信信号の増幅利得の制御を行い、増幅後の受信信号を復調する復調装置であって、入力した受信信号レベルを利得制御信号に応じた利得をもって増幅する自動利得制御増幅部と、上記自動利得制御増幅部の出力信号をアナログ信号からディジタル信号に変換するアナログ/ディジタルコンバータと、上記受信信号の電力を検出する受信信号電力観測部と、上記自動利得制御増幅部の出力を一定時間遅延させる遅延部と、上記アナログ/ディジタルコンバータのディジタル出力信号と上記遅延部の出力信号の相関演算に基づいてバースト検出を行いバースト同期検出信号を出力するバースト検出部と、バースト検出開始を示すトリガ信号を受けると、あらかじめ設定した第1の利得をもって増幅するように上記利得制御信号を上記自動利得制御増幅部に出力し、上記受信信号電力観測部で受信信号電力が検出されると、少なくとも検出された受信信号電力値に基づいて第2の利得を計算し、当該第2の利得をもって増幅するように上記利得制御信号を上記自動利得制御増幅部に出力し、第2の利得で増幅された上記アナログ/ディジタルコンバータのディジタル出力信号を受けて積分し受信信号電力値を求め、上記バースト検出部によりバースト同期検出信号を受けると、当該求めた受信信号電力値に基づいて第3の利得を計算し、当該第3の利得をもって増幅するように上記利得制御信号を上記自動利得制御増幅部に出力する増幅利得制御部とを有する自動利得制御回路を含む。
【0044】
本発明の第10の観点は、データ信号の先頭部に少なくともプリアンブル信号を含むバースト部が付加され、かつ当該プリアンブル信号が前半区間と後半区間の2段階に分けられている受信信号の増幅利得の制御を行い、増幅後の受信信号を復調する復調装置であって、入力した受信信号レベルを利得制御信号に応じた利得をもって増幅する自動利得制御増幅部と、上記自動利得制御増幅部の出力信号をアナログ信号からディジタル信号に変換するアナログ/ディジタルコンバータと、上記受信信号の電力を検出する受信信号電力観測部と、上記自動利得制御増幅部の出力を一定時間遅延させる遅延部と、上記アナログ/ディジタルコンバータのディジタル出力信号と上記遅延部の出力信号の相関演算に基づいてバースト検出を行い、上記プリアンブル信号の前半区間を検出すると第1のバースト同期検出信号を出力し、後半区間を検出する第2のバースト同期検出信号を出力するバースト検出部と、バースト検出開始を示すトリガ信号を受けると、あらかじめ設定した第1の利得をもって増幅するように上記利得制御信号を上記自動利得制御増幅部に出力し、上記バースト検出部により第1のバースト同期検出信号を受けると、上記受信信号電力観測部で検出された受信信号電力値に基づいて第2の利得を計算し、当該第2の利得をもって増幅するように上記利得制御信号を上記自動利得制御増幅部に出力し、第2の利得で増幅された上記アナログ/ディジタルコンバータのディジタル出力信号を受けて積分し受信信号電力値を求め、上記バースト検出部により第2のバースト同期検出信号を受けると、当該求めた受信信号電力値に基づいて第3の利得を計算し、当該第3の利得をもって増幅するように上記利得制御信号を上記自動利得制御増幅部に出力する増幅利得制御部とを有する自動利得制御回路を含む。
【0045】
また、本発明の第7、第8、第9、または第10の観点では、上記受信信号は、直交周波数分割多重変調方式に基づいて変調されている。
【0046】
本発明によれば、バースト検出を開始するに際して、増幅利得制御部より利得制御信号が自動利得制御増幅部に出力されて、自動利得制御増幅部の増幅利得があらかじめ設定した値、たとえば最大値の第1の利得に設定される。
この状態において、受信信号の入力待ち状態となる。
このような状態において、まず、受信信号の先頭のプリアンブル信号が自動利得制御増幅部に入力される。
自動利得制御増幅部では、たとえば受信信号のプリアンブル信号の前半区間が第1の利得(最大利得)をもって増幅され、たとえばA/Dコンバータに出力される。
これと並行して、受信信号のプリアンブル信号が受信信号電力観測部に入力される。受信信号電力観測部において、受信信号の電力が観測されてたとえばピーク電圧が測定され、入力される受信信号レベルに応じた値をとる受信信号電力値が増幅利得制御部に供給される。
【0047】
A/Dコンバータでは、受信信号のプリアンブル信号部分がアナログ信号からディジタル信号に変換され増幅利得制御部、遅延部、およびバースト検出部に供給される。
このとき、A/Dコンバータの出力信号は歪んでしまうが、データ信号では無いので受信信号品質の劣化は招かない。
【0048】
遅延部では、ディジタル受信信号が、バースト検出のためにバースト周期分遅延されてバースト検出部に出力される。
バースト検出部では、A/Dコンバータによるディジタル受信信号と遅延部による遅延信号との相関(自己相関および相互相関)演算が行われる。
そして、たとえば自己相関結果に基づいて、通信システムの定めた周期のバースト信号の検出が行われ、まず、プリアンブル信号の前半X区間を検出したことを示す第1の同期検出信号が生成されて、増幅利得制御部に出力される。
なお、プリアンブル信号が歪んでいても、バースト検出部に自己相関回路を用いていることから、検出率を低下させることなくバースト検出が可能である。
【0049】
増幅利得制御部では、バースト検出部による第1のバースト同期検出信号を受けて、受信信号観測部で検出された受信信号電力値およびA/Dコンバータを歪ませない適切な値に基づいて利得が計算されて、利得制御信号が計算値に設定される。
この利得制御信号は、自動利得制御増幅部に供給される。自動利得制御増幅部では、利得制御信号を受けて、利得が計算値である第2の利得に設定される。
ただし、このときに自動利得制御増幅部の利得は、受信信号電力の尖頭値の算出過程にアナログ信号処理を含んでおり、若干のバラツキが含まれており、荒い利得制御となっている。
【0050】
自動利得制御増幅部では、たとえば受信信号のプリアンブル信号の残りの前半区間および後半区間が受信信号レベルに応じた利得をもって増幅され、A/Dコンバータに出力される。
A/Dコンバータでは、受信信号のプリアンブル信号部分がアナログ信号からディジタル信号に変換され増幅利得制御部、遅延部、およびバースト検出部に供給される。
このとき、A/Dコンバータの入力信号はA/Dコンバータを歪ませない適切な値に基づいた利得で増幅されていることから、A/Dコンバータの出力信号には歪み発生しない。
【0051】
遅延部では、ディジタル受信信号が、バースト検出のためにバースト周期分遅延されてバースト検出部に出力される。
バースト検出部では、A/Dコンバータによるディジタル受信信号と遅延部による遅延信号との相関(自己相関および相互相関)演算が行われる。
そして、たとえば自己相関結果に基づいて、通信システムの定めた周期のバースト信号の検出が行われ、プリアンブル信号の前半X区間を検出したことを示す第2の同期検出信号が生成されて、増幅利得制御部に出力される。
【0052】
増幅利得制御部においては、受信信号電力に基づく利得でA/Dコンバータを無歪みで通した信号を受けて、たとえば受信信号のディジタル値が積分されて正確な信号電力値が測定される。
また、増幅利得制御部では、バースト検出部による第2のバースト同期検出信号を受けて、A/Dコンバータを無歪みで通した受信信号のディジタル積分値およびA/Dコンバータを歪ませない最適な値に基づいて利得が計算されて、利得制御信号が計算値に設定される。
この利得制御信号は、自動利得制御増幅部に供給される。自動利得制御増幅部では、利得制御信号を受けて、利得が最適な計算値である第3の利得に設定される。
【0053】
自動利得制御増幅部では、受信信号のプリアンブル信号の残りの後半のY区間およびリファレンス信号やデータ信号が受信信号レベルに応じた利得をもって増幅され、A/Dコンバータに出力される。
A/Dコンバータでは、受信信号のリファレンス信号やデータ部分がアナログ信号からディジタル信号に変換され、増幅利得制御部、遅延部、およびバースト検出部に供給される。
このとき、A/Dコンバータの入力信号はA/Dコンバータを歪ませない最適な値に基づいた利得で増幅されていることから、A/Dコンバータの出力信号には歪み発生しない。
【0054】
遅延部では、ディジタル受信信号が、バースト検出のためにバースト周期分遅延されてバースト検出部に出力される。
バースト検出部では、A/Dコンバータによるディジタル受信信号と遅延部による遅延信号との相関(自己相関および相互相関)演算が行われる。
そして、たとえば相互相関結果である相互相関電力がタイミング制御部に供給され、これに基づきたとえばピークタイミングが観測され、このピークタイミングから所定時間後に第3の同期検出信号が増幅利得制御部に出力される。
第3の同期検出信号を受けた増幅利得制御部では、初期モード、すなわちトリガ信号の待ち受けモードに戻る。
以降、最適化された利得値はその後データ信号が終了し、次のバースト検出開始まで固定される。
【0055】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明に係る自動利得制御回路を適用したバースト同期復調装置の一実施形態を示すブロック構成図である。
【0056】
本バースト同期復調装置20は、図1に示すように、自動利得制御増幅部(AGCAMP)201、受信信号電力観測部202、A/Dコンバータ(ADC)203、ディジタル/アナログ(D/A)コンバータ(DAC)204、A/Dコンバータ(ADC)205、受信信号処理部(RXPRC)206、OFDM復調部(DEMOD)207、遅延部(DLY)208、バースト検出部(BDT)209、タイミング制御部(TMG)210、および増幅利得制御部(AGCTL)211を主構成要素として有している。
【0057】
以下、本実施形態において採用するバースト同期通信システムに本発明に係る自動利得制御回路が必要な理由、送信(受信)信号、および図1のバースト復調装置20の各構成要素の具体的な構成および機能について、順を追って説明する。
【0058】
本実施形態では、バースト同期通信方式の例として、5GHz帯無線LANシステムのバースト同期復調装置の自動利得制御システムについて説明する。
【0059】
5GHz帯無線LANシステムは、広帯域にわたって優れた通信性能を実現するため、OFDM変調方式が採用されている。
OFDM変調方式は、ゴーストおよびマルチパスに対する強度が大きい反面、回路のノンリニアリティ(非線形性)に対する強度が弱い。
このため、A/Dコンバータ等の歪が生じると、受信信号品質の著しい劣化を招いてしまう。
このため、5GHz帯無線LANシステムでは、変調信号の先頭にプリアンブル信号と呼ばれる10〜20μ秒のバースト信号を挿入し、この区間内でタイミング同期をとる一方、A/Dコンバータ203に入力される信号の電圧振幅を歪みの生じない信号許容範囲内にレベル補足する必要がある。
【0060】
また、プリアンブル信号の後半の数μ秒には、レファレンス信号と呼ばれる伝送路の周波数特性を観測し、プリアンブル信号に続くデータ信号(実際の通信データ)を補正するための基準信号が入っており、レファレンス信号とデータ信号では、A/Dコンバータ203から出力されたディジタル信号のレベルを変動することは許されず、自動利得制御増幅部201の利得を一定に保つ必要がある。
したがって、5GHz帯無線LANシステムでは、10μ秒の時間で、歪みの生じない信号許容範囲内にレベル補足する高速かつ高性能の自動利得増幅方式が必要となる。
本実施形態では、後述するように、上記のプリアンブル区間内で行う関する高速かつ高性能なレベル補足を実現するため、3段階のレベル補足を行う。
【0061】
5GHz帯無線LANシステムとしては、代表的なものに次の3つのシステムがある。
▲1▼ IEEE 802. 11a、
▲2▼ BRAN、
▲3▼ Wireless 1394。
【0062】
図2はIEEE802. 11aシステムの代表的なプリアンブル信号を含むバースト信号部を示す図、図3はBRANシステムの代表的なプリアンブル信号を含むバースト信号部を示す図、図4はWireless1394システムの代表的なプリアンブル信号を含むバースト信号部を示す図である。
【0063】
図2〜図4に示す各システムのプリアンブル信号において、A16、B16等は、パターンの識別とバースト周期を表し、IA16は、A16の位相反転したパターンを表している。
また、C64はリファレンス信号を表しており、C16およびC32はこのガードインターバル部を示している。
【0064】
IEEE802. 11aでは、パターンB16が10回繰り返されているのに対して、BRANでは最初の5周期が異なる(A16,IA16,A16,IA16,IA16)。
また、、Wireless1394では10周期全てが異なるパターンとなっている。具体的には、A16,IA16,A16,IA16,A16,A16,IA16,A16,IA16,IA16のパターンとなっている。
【0065】
また、Wireless1394システムでは、同期転送モードをサポートしているため、映像信号などの連続した信号を通信することができる。
しかしながら、長期間におよぶデータ信号を通信しているとマルチパス環境下では受信信号先頭のプリアンブル信号でのリファレンス信号の受信時の伝送特性から伝送特性が変化してしまい、受信性能が劣化しています。
このため、一定期間以上のデータ信号区間には、図5に示すように、リファレンス信号REFを挿入している。これにより、このリファレンス信号ごとに伝送特性を測定し直し、受信性能の劣化を防いでいる。
【0066】
以上のように変調信号の先頭にプリアンブル信号と呼ばれる10〜20μ秒の信号を含むバースト信号部が挿入されて受信信号を復調する復調装置の各要素は、以下のような構成および機能を有する。
【0067】
自動利得制御増幅部201は、図示しないアンテナで受信された受信信号RSをDAC204を介して供給される増幅利得制御部211による利得制御信号Vagc のレベルに基づいて自動利得制御し、所望レベルの信号RXをとしてA/Dコンバータ203に出力する。なお、自動利得制御増幅部201では、増幅利得制御部211による利得制御信号Vagc により自動利得制御を行う場合と制御利得を固定する場合に制御される。
【0068】
図6は、自動利得制御増幅部201の具体的な構成を示す回路図である。
自動利得制御増幅部201は、図6に示すように、利得制御増幅器(GCA)2011、局部発振器2012、乗算器2013、増幅器2014、および帯域幅が数十MHzの帯域通過フィルタ(BPF)2015を有する。
これらの構成要素のうち局部発振器2012および乗算器2013により周波数変換回路が構成されている。局部発振器2012は、たとえばキャリア周波数fCWの信号e〔j2πfCWt〕を乗算器2013に出力する。ただし、〔 〕はeのべき乗を示している。
【0069】
図6の自動利得制御増幅部201では、受信信号(IF入力信号)RSは、利得制御増幅器2011により利得制御信号Vagc により定まる利得をもって増幅し、局部発振器2012および乗算器2013からなる周波数変換回路により周波数変換した後、BPF2015で帯域制限して、出力信号(IF出力)RXを得る。
【0070】
また、図7は、図6の利得制御増幅器2011の利得制御特性を示す図である。
図7において、横軸が利得制御信号Vagc を、縦軸が利得をそれぞれ示している。
この例では、図7に示すように、利得制御増幅器2011は、利得制御信号Vagc が0V〜1Vの範囲で利得は0〜80dBまでリニア(線形)に変化している。
すなわち、この例では、制御利得範囲は80dBである。
【0071】
受信信号電力観測部202は、図6に示すように尖頭値検波回路としてのピーク検出回路(Peak Det)2021を含み、受信信号RSのピーク電圧を測定し、入力される受信信号レベルに応じた値をとる電圧信号である電界強度信号RSSIに変換してA/Dコンバータ205に出力する。
ここでは、急激な信号変化に対応するため、平均値ではなく尖頭値を検波する。なお、バースト検出開始時にリセット信号を与え、ピーク検出回路(Peak Det)2021をリセットし、それ以降の最大ピーク値を観測するようにする。
【0072】
図8は、受信信号の入力レベルに対する受信信号電力観測部202の出力特性を示す図である。
図8において、横軸が入力レベルを、縦軸が電界強度信号RRSIの電圧をそれぞれ示している。
この例では、図8に示すように、入力レベルが−70dBv〜−20dBvの範囲で電界強度信号RSSIの電圧は0V〜2Vまでリニア(線形)に変化している。
【0073】
A/Dコンバータ203は、自動利得制御増幅器201から出力されたアナログ受信信号RXをディジタル信号に変換し、ディジタル受信信号RXDとして受信信号処理部206に出力する。
【0074】
D/Aコンバータ204は、増幅利得制御部210で発生される利得制御信号Vagc をディジタル信号からアナログ信号に変換して自動制御利得増幅部201に出力する。
【0075】
A/Dコンバータ205は、受信信号電力観測部202から出力された電界強度信号RSSIをアナログ信号からディジタル信号RSSIDに変換して増幅利得制御部210に出力する。
【0076】
受信信号処理部206は、ディジタル受信信号RXDをベースバンド信号bb re(実部)およびbb im(虚部)に変換し、ベースバンド信号のサンプリング周波数を低い周波数に変換し(ダウンサンプリングを行い)、バースト検出部209による誤差検出周波数Δfに基づいて複素乗算を行って周波数オフセットの補正を行って、信号S206(sy reおよびsy im)を生成し、OFDM復調部207、遅延部208、およびバースト検出部209に出力する。
【0077】
図9は、図1の受信信号処理部206の具体的な構成例を示す回路図である。
本受信信号処理部206は、図9に示すように、ベースバンド変換回路2061、ディジタルローパスフィルタ(LPF)2062,2063、ダウンコンバート回路2064,2065、および周波数オフセット補正回路2066により構成されている。
【0078】
ベースバンド変換回路2061は、局部発振器20611および乗算器20612,20613により構成されている。
ベースバンド変換回路2061では、受信信号RXD(if)に乗算器20612,20613においてキャリア周波数fCWを乗算することで、式(1)に示すように、入力受信信号RXD(if)がベースバンド信号bb re,bb imに変換され、それぞれLPF2062、2063に供給される。
【0079】
【数1】
bb re=if×cos( 2πfCWt)
bb im=if×sin( 2πfCWt) …(1)
【0080】
LPF2062および2063は、たとえば直線位相FIR(Finite ImpulseResponse: 有限インパルス応答)のトランスバーサル型回路構成を有する。
【0081】
LPF2062は、ベースバンド信号bb reの入力ラインに対して縦続接続されシフトレジスタを構成する(n−1)個の遅延器1re−1〜1re−n−1 と、入力されたベースバンド信号bb reおよび各遅延器1re−1〜1re−n−1 の出力信号に対してそれぞれフィルタ係数h(0)〜h(n−1)を乗算するn個の乗算器2re−1〜2re−nと、n個の乗算器2re−1〜2re−nの出力信号を加算してダウンコンバート回路2064に出力する加算器3reにより構成されている。
【0082】
LPF2063は、ベースバンド信号bb imの入力ラインに対して縦続接続されシフトレジスタを構成する(n−1)個の遅延器1im−1〜1im−n−1 と、入力されたベースバンド信号bb imおよび各遅延器1im−1〜1im−n−1 の出力信号に対してそれぞれフィルタ係数h(0)〜h(n−1)を乗算するn個の乗算器2im−1〜2im−nと、n個の乗算器2im−1〜2im−nの出力信号を加算してダウンコンバート回路2064に出力する加算器3imにより構成されている。
【0083】
これらLPF2062,2063、およびダウンコンバート回路2064,2065によりベースバンド信号bb re,bb imのサンプリング周波数を、たとえば100MHzから25MHzの信号dc reに変換する。
このときLPF2062,2063は、ベースバンド信号bb re,bb imの帯域を制限して隣接キャリアが折り返らないようにしている。
また、ダウンコンバート回路2064,2065におけるダウンサンプリングのタイミングは、信号Enの供給を受けてをクロックを間引いている。
【0084】
周波数オフセット補正回路2066は、局部発振器2061、乗算器2062〜20665、および加算器20666,20667により構成されている。
【0085】
周波数オフセット補正回路2066は、バースト検出部209より与えられる誤差検出周波数Δfを局部発振器2061の発振出力に反映させ、この発振出力と信号dc reとを乗算器20662,20665で複素乗算し、発振出力と信号dc imとを乗算器20663,20664で複素乗算し、加算器20666で乗算器20662と乗算器20663の出力を加算し、加算器20667で乗算器20664と乗算器20665の出力を加算することにより、下記式(2),(3)に示すような、信号sy reおよびsy imを生成し、OFDM復調部207、遅延部208、およびバースト検出部209に出力する。
【0086】
【数2】
Figure 0003599001
【0087】
【数3】
Figure 0003599001
【0088】
OFDM復調部207では、受信信号処理部206の出力信号S206、すなわち信号sy reおよびsy imをタイミング制御部210により供給されるFFTタイミング信号TFFTに同期して高速離散フーリエ変換してOFDM信号を復調し、次段の処理回路に出力する。
【0089】
遅延部208は、受信信号処理部206の出力信号S206、すなわち信号sy reおよびsy imを、バースト検出のためにバースト周期分遅延させ、信号S208としてバースト検出部209に出力する。
なお、IEEE802. 11aシステムのバースト検出では、遅延部208の遅延量を16クロックとして、16クロック周期のバーストを検出する。
BRANシステムのバースト検出では、遅延部208の遅延量を32クロックとして前半5周期分のバースト検出を行い、遅延部208の遅延量を16クロック遅延とすることで後半5周期分のバースト検出を行えるが、遅延量の異なる遅延手段を2つ必要とする。
Wireless1394システムのバースト検出では、遅延部208の遅延量を32クロックとすることで前半5周期分のバーストを検出できる他、同じ遅延量で後半の5周期分のバースト検出も行うことができる。
【0090】
バースト検出部209は、受信信号処理部206による信号S206(sy reおよびsy im)と遅延部208による遅延信号S208との相関をとり、通信システムの定めた周期のバースト信号を検出し、パケットおよびフレーム構造に関するパラメータを検出し、タイミング制御部210によるタイミング信号TMNG(X,Y,C)に同期して同期タイミング窓信号としての第1および第2の同期検出信号S209W(xpulse,ypulse)を生成し、増幅利得制御部211に出力する。
また、バースト検出部209は、所定の相関結果並びにタイミング信号出力の基準となるバリッド信号S209Cをタイミング制御部210に出力する。
また、バースト検出部209は、相関結果に基づいて受信信号の実部と虚部の位相差から誤差周波数を算出して誤差検出周波数Δfを生成し、受信信号処理部206に出力する。
【0091】
タイミング制御部210は、トリガ信号rxwndwをトリガとしてバースト検出部209による第1および第2の同期検出信号S209W(xpulse,ypulse)を生成するためのタイミング信号TMNG(X,Y,C)をバースト検出部209に出力する。
また、タイミング制御部210は、バースト検出部209による相関結果からピークタイミングを観測し、このピークタイミングから所定時間後に第3の同期検出信号S210(cpulse)を増幅利得制御部211に出力し、FFTタイミング信号TFFTをOFDM復調部207に出力する。
【0092】
図10は、図1のバースト検出部209およびタイミング制御部210の具体的な構成例を示す回路図である。
【0093】
バースト検出部209は、自己相関回路20901、相互相関回路20902、係数テーブル20903、遅延量が32クロック分に設定された遅延部20904,20905、遅延量が48クロック分に設定された遅延部20906〜20909、移動平均回路20910〜20915、絶対値計算回路20916〜20918、しきい値回路20919,20920、比較回路20921,20922、タイミング窓X回路20923、タイミング窓Y回路20924、タイミング窓C回路20925、周波数誤差検出回路20926、およびラッチ回路20927を有している。
また、タイミング制御部210は、ピークサーチ回路21001、およびタイミングカウンタ21002を有している。
【0094】
受信信号処理回路206から供給された信号sy reおよびsy imは、自己相関回路20901、相互相関回路20902、および絶対値計算回路20916に入力される。
また、信号sy reは遅延部208reで16クロック分だけ遅延されて自己相関回路20901に入力される。同様に、信号sy imは遅延部208imで16クロック分だけ遅延されて自己相関回路20901に入力される。
【0095】
図11は、自己相関回路の構成例を示す回路図である。
自己相関回路20901は、図11に示すように、乗算器11〜14、および加算器15,16により構成されている。
【0096】
自己相関回路20901は、受信信号の先頭に付加されたプリアンブル信号の前半のX区間およびY区間が16クロックの周期関数であることを利用して、入力信号sy reおよびsy imと16クロックの遅延部208re,208imの出力sy re およびsy im とを共役複素乗算して自己相関出力acreおよびacimを得、遅延部20904〜20907および移動平均回路20910〜20913に出力する。
【0097】
具体的には、入力信号sy reと遅延信号sy re とを乗算器11で複素乗算し、入力信号sy reと遅延信号sy im とを乗算器12で複素乗算し、入力信号sy imと遅延信号sy re とを乗算器13で複素乗算し、入力信号sy imと遅延信号sy im とを乗算器14で複素乗算し、加算器15で乗算器11の出力と乗算器15の出力とを加算することにより自己相関出力信号acreを得、加算器16で乗算器12の出力と乗算器14の出力とを加算することにより自己相関出力信号acimを得る。
【0098】
相互相関回路20902は、図12に示すように、信号sy reの入力ラインに対して縦続接続されシフトレジスタを構成する(m−1)個の遅延器21re−1〜21re−m−1 と、入力された信号sy reおよび各遅延器21re−1〜21re−m−1 の出力信号に対してそれぞれ係数テーブル20903に設定されている係数を乗算するm個の乗算器22re−1〜22re−mと、m個の乗算器22re−1〜22re−mの出力信号を加算して相互相関出力信号cc reを絶対値計算回路回路20918に出力する加算器23reとを有している。
さらに相互相関回路20902は、図12に示すように、信号sy imの入力ラインに対して縦続接続されシフトレジスタを構成する(m−1)個の遅延器21im−1〜21im−m−1 と、入力された信号sy imおよび各遅延器21im−1〜21im−m−1 の出力信号に対してそれぞれ係数テーブル20903に設定されている係数を乗算するm個の乗算器22im−1〜22im−mと、m個の乗算器22im−1〜22im−mの出力信号を加算して相互相関出力信号cc imを絶対値計算回路回路20918に出力する加算器23imとを有している。
【0099】
相互相関回路20902は、入力信号sy reおよびsy imをシフトレジスタに順次書き込んでおき、各タップの値を係数テーブル20903の値と各乗算器22re−1〜22re−m、22im−1〜22im−mで乗算して相互相関出力cc reおよびcc imを得る。
なお、本実施形態では、たとえばシフトレジスタのタップ数を32とし、係数テーブルはプリアンブル信号の後半のC64区間の前32クロックのデータ値を格納している。
【0100】
自己相関回路20901の出力信号acreは、移動平均回路20912に直接および遅延部20906を介して48クロック分遅延されて入力され、平均化されて(積分されて)、絶対値計算回路20917に入力される。
同様に、自己相関回路20901の出力信号acimは、移動平均回路20913に直接および遅延部20907を介して48クロック分遅延されて入力され、平均化されて(積分されて)、絶対値計算回路20917に入力される。
そして、絶対計算回路20917で実部reと虚部imを2乗して絶対値(re +im )を計算することにより、自己相関電力ACPが得られ、比較回路20921に出力される。
【0101】
また、自己相関回路20901の出力信号acreは、移動平均回路20910に直接および遅延部20904を介して32クロック分遅延されて入力され、平均化されて(積分されて)、周波数誤差検出回路20926に入力される。
同様に、自己相関回路20901の出力信号acimは、移動平均回路20911に直接および遅延部20905を介して32クロック分遅延されて入力され、平均化されて(積分されて)、周波数誤差検出回路20926に入力される。
【0102】
相互相関回路20902の出力信号cc reおよびcc imは、絶対計算回路20918で実部reと虚部imを2乗して絶対値(re +im )を計算することにより、自己相関電力CCPが得られ、比較回路20922およびタイミング制御部210のピークサーチ回路21001に出力される。
【0103】
また、入力信号sy reおよびsy imは、絶対計算回路20916で実部reと虚部imを2乗して絶対値(re +im )が計算され、さらに、移動平均回路20914に直接および遅延部20908を介して48クロック分遅延されて入力され、平均化されて(積分されて)、しきい値回路20919に入力される。
また、絶対値計算回路20916の出力信号は、移動平均回路20915に直接および遅延部20909を介して32クロック分遅延されて入力され、平均化されて(積分されて)、しきい値回路20930に入力される。
【0104】
しきい値回路20919は、自己相関のしきい値th acが規定され、比較回路20921に供給される。
また、しきい値回路20920は、相互相関のしきい値th ccが規定され、比較回路20922に供給される。
【0105】
比較回路20921では、自己相関電力ACPと自己相関しきい値しきい値th acとが比較され、その結果がタイミング窓X回路20923およびタイミング窓Y回路20924に出力される。
【0106】
また、タイミング制御部210では、ピークサーチ回路21001によりバースト検出部209による相互相関電力CCPのピークタイミングが観測され、そのタイミングがタイミングカウンタ21002に出力される。
タイミングカウンタ21002は、トリガ信号rxwndwの入力をトリガとしてカウンタをアップしていき、所定のタイミングでタイミング信号TX,TYTCがバースト検出部209のタイミング窓X回路20923、タイミング窓Y回路20924、タイミング窓C回路20925にそれぞれ出力される。
これにより、比較回路20923,20924,20925の比較結果にタイミング窓を掛けて、タイミング窓X回路20923から第1の同期検出信号xpulseが、タイミング窓Y回路20924から第2の同期検出信号ypulseが増幅利得制御部211に出力される。
また、タイミング制御部210では、ピークサーチ回路21001により相互相関電力CCPのピークタイミングを受けて、タイミングカウンタ21002では、ピークタイミングから一定時間後に第3の同期検出信号cpulseが増幅利得制御部211に出力され、FFTタイミング信号TFFTがOFDM復調部207に出力される。
【0107】
図13は、バースト検出部の自己相関処理から同期検出信号xpulseおよびypulseを出力するまでのタイミングチャートを示す図である。
図13において、(A)は入力信号S206(sy re,sy im)のプリアンブルおよびリファレンスの部分を示し、(B)は遅延部208により信号S206を遅延した遅延信号S208を示し、(C)は自己相関電力ACPを示す、(D)はタイミング窓Xを示し、(E)はタイミング窓Yを示し、(F)は第1の同期検出信号xpulseを示し、(G)が第2の同期検出信号ypulseを示している。
【0108】
Wireless1394のプリアンブル信号は、図13(A)および(B)に示すように、16クロック周期のX区間およびY区間がそれぞれ5周期あり、図13(C)に示すように、各XおよびY区間にて自己相関電力ACPが上昇する。
したがって、図13(A),(B),(D)に示すように、前半のX区間にタイミング窓Xを掛け、図13(A),(B),(E)に示すように、後半のY区間にタイミング窓Yを掛けることで、図13(F),(G)に示すように、各区間の到来を検出して第1の同期検出信号xpulseおよび第2の同期検出信号ypulseを出力できる。
【0109】
図14は、バースト検出部の相互相関処理から第3の同期検出信号cpulseおよびFFTタイミング信号TFFTを出力するまでのタイミングチャートを示す図である。
図14において、(A)は入力信号S206(sy re,sy im)を示し、(B)は相互相関電力CCPを示す、(C)はタイミング窓Cを示し、(D)はタイミング窓回路20925から出力されるバリッド信号ccvalidを示し、(E)は第3の同期検出信号cpulseを示し、(F)がFFTタイミング信号TFFTを示している。
【0110】
本実施形態では、相互相関の係数テーブル20903として、C64区間の前32クロック分のデータ値を用いるので、図14(B)に示すように、C64区間の32クロック目に相互相関電力CCPが最大となる。
図14(C)に示すように、相互相関電力CCPが最大となるタイミングの前後にタイミング窓Cを設定しておくことで、より正確なピーク検出ができる。
このようにして検出したピークタイミングより32クロック後に、図14(E)および(F)に示すように、第3の同期検出信号cpulseおよびFFTタイミング信号TFFTを出力する。
その後、図14(F)に示すように、FFTタイミング信号TFFTを64クロック後に出力し、その後は72クロック周期で繰り返し出力する。
【0111】
周波数誤差検出回路20926では、自己相関出力信号の実部と虚部から位相差を求め、ここから次式(4)に示すように、誤差周波数Δfを算出する。
【0112】
【数4】
Figure 0003599001
【0113】
増幅利得制御部210は、受信信号処理部206からの自動利得制御増幅部201による利得制御後のディジタル受信信号S206、A/Dコンバータ205による受信信号電力観測部202の受信信号RSのピークレベルを示すディジタル電界強度信号RSSID、バースト検出部209からの同期タイミング窓信号としての第1および第2の同期検出信号S209W(xpulse,ypulse)、並びにタイミング制御部210による第3の同期検出信号S210(cpulse)に基づいて、以下に詳述するように、同期バースト検出タイミングに合わせて、自動利得制御増幅部201の利得を制御するための制御利得電圧Vagc を変化させて利得制御を行っ受信信号が最適な信号レベルとなるよう制御して、利得制御信号Vagc をD/Aコンバータ204を介して自動利得制御増幅部201に出力する。
【0114】
以下、増幅利得制御210の利得制御動作について、図15、図16、および図17のフローチャートに関連付けて詳述する。
本実施形態では、受信信号のプリアンブル区間内で、高速かつ高性能なレベル補足を実現するため、3段階のレベル補足を行う。
【0115】
第1段階として、バースト検出開始時(ST1)には、増幅利得制御部211より利得制御信号Vagc を最大値で出力し(ST2)、自動利得制御増幅部201の利得を最大(第1の利得)に設定し(ST3)、遅延部208とバースト検出部209の組み合わせによりバースト検出を行う。
このとき、A/Dコンバータ203の出力信号は歪んでしまうが、データ信号では無いので受信信号品質の劣化は招かない。
また、プリアンブル信号が歪んでいても、バースト検出部209に自己相関回路20901を用いていることから、検出率を低下させることなくバースト検出が可能である。
【0116】
このようにして、受信信号RSの先頭のプリアンブル信号の到来を待つ(ST4)。
これと並行して、受信信号電力観測部202にて受信信号電力を観測し、受信信号電力信号である電界強度信号RSSIをA/Dコンバータ205を介してディジタル信号RSSIDとして入力する(ST5)。
ここでは、前述したように、急激な信号変化に対応するため、平均値ではなく尖頭値(ピーク値)を検波する。なお、バースト検出開始時にリセット信号を与え、尖頭値検波回路をリセットし、それ以降の最大尖頭値を観測する。
【0117】
第2段階として、バースト検出時(ST6)には、バースト検出部209による第1の同期検出信号S209W(xpulse)を受けて(ST7)、ディジタル電界強度信号RSSIDのレベルに基づいて利得を計算し(ST8)、利得制御信号Vagc を計算値CV1に設定し(ST9)、D/Aコンバータ204を介して自動利得制御増幅部201の利得を計算値CV1(第2の利得)に設定する(ST10)。
【0118】
このときの制御利得CG1は、次式に基づいて計算される。
【0119】
【数5】
CG1〔dB〕=VRSSI〔dBv〕−Vref1〔dBv〕 …(5)
【0120】
ここでVRSSIは受信信号電力観測部202で観測された受信信号電力値を、Vref1はA/Dコンバータ203を歪ませない適切な値である第1の基準信号電力値をそれぞれ示している。
【0121】
ただし、このときに自動利得制御増幅部201の利得は、受信信号電力の尖頭値の算出過程にアナログ信号処理を含んでおり、若干のバラツキが含まれており、荒い利得制御となる。
このため、この利得でA/Dコンバータ203を無歪みで通した後に、増幅利得制御部211にて受信信号のディジタル値を積分して正確な信号電力を測定しておく(ST11)。
【0122】
第3段階として、第2段階にてある程度時間が経過した後、バースト検出部209による第2の同期検出信号S209W(ypulse)を受けて(ST12)、A/Dコンバータ203を無歪みで通した受信信号S206のディジタル積分値に基づいて利得を計算し(ST13)、利得制御信号Vagc を計算値CV2に設定し(ST14)、D/Aコンバータ204を介して自動利得制御増幅部201の利得を計算値CV2(第3の利得)に設定し、最適化する(ST15)。
【0123】
このときの制御利得CG2は、次式に基づいて計算される。
【0124】
【数6】
CG2〔dB〕=VI〔dBv〕−Vref2〔dBv〕 …(6)
【0125】
ここでVIは増幅利得制御部211にて積分したA/Dコンバータ203を通過後の受信信号電力値を、Vref2は第2の基準信号電力値で、利得制御後の受信信号電力の最適値をそれぞれ示している。
【0126】
こうして、最適化された利得値はその後データ信号が終了し、次のバースト検出開始まで固定する(ST16)。
【0127】
そして、タイミング制御部210による第3の同期検出信号S210(cpulse)が入力されると、上記ステップST1の処理に移行する。
なお、バースト検出を開始することになるため、受信信号電力観測部202にリセット信号を与え、ピーク検出回路2021をリセットし、それ以降の最大ピーク値を観測する。
【0128】
以上により、最適な利得値への高速かつ正確なレベル補足が実現できる。
【0129】
図18は、図1の増幅利得制御部211の具体的な構成例を示す回路図である。
【0130】
増幅利得制御部211は、図18に示すように、初期利得テーブル21101、RSSI調整テーブル21102、乗算器21103,21104、加算器21105〜21108、遅延量が48クロック分の遅延部21109、遅延器21110、対数変換部21111、ステートマシーン回路21112、利得選択回路21113、および制御利得調整テーブル21114を有している。
【0131】
この増幅利得制御部211は、同期検出のタイミングパルス、すなわちトリガ信号rxwndw、バースト検出部209による第1の同期検出信号xpulseおよび第2の同期検出信号ypulse、並びにタイミング制御部210による第3の同期検出信号cpulseに基づくステートマシン構成をとっており、各ステート0〜3において異なる自動利得制御増幅部201のゲインagcが出力されるように制御している。
【0132】
図19は、図18の増幅利得制御部の動作を説明するためのタイミングチャートを示す図である。
図19において、(A)は入力信号S206(sy re,sy im)を示し、(B)はトリガ信号rxwndwを示し、(C)は第1の同期検出信号xpulseを示し、(D)は第2の同期検出信号ypulseを示し、(E)は第3の同期検出信号cpulseを示し、(F)はステートを示し、(G)は利得制御信号Vagc を示し、(H)は自動利得制御増幅部201から出力される受信信号RXを示している。
【0133】
以下、図18の増幅利得制御部における各ステートにおける動作を図19に関連付けて説明する。
【0134】
ステート0(初期モード、 rxwndw 待ち受けモード)
フラグ信号StationID に基づき初期利得テーブル21101から適切な利得を選択する。本実施形態では、最大利得となるように初期利得テーブル21101が設定されている。
そして、図19(B),(F),(G)に示すように、トリガ信号rxwndwの立ち上がりタイミングでこれを利得選択回路21113を通し、制御利得調整テーブル21114から利得制御信号Vagc として出力し、ステート1に移行する。
【0135】
ステート1(xpulse待ち受けモード)
図19(F),(G)に示すように、利得制御信号Vagc として、初期F利得テーブル21101で定まる初期利得(最大利得)を出力する。
A/Dコンバータ205を介して電界強度信号RSSIを受けて受信信号電力に基づくRSSI利得gain rssiを加算器21108において式(6)のように算出する。そして、図19(C),(F),(G)に示すように、第1の同期検出信号xpulseの入力タイミングで、利得選択回路21113の選択利得を初期利得から加算器21108によるRSSI利得gain rssiに切り替えて、制御利得調整テーブル21114から利得制御信号Vagc として出力し、ステート2に移行する。
【0136】
【数7】
gain rssi = rssiref − rssi + 40 …(6)
【0137】
ここで、rssiref はRSSI基準値でビット幅を8ビットにする関係上あらかじめ40減算した値としており、ゲイン計算時に40を加算して補正している。
【0138】
ステート2(ypulse待ち受けモード)
図19(F),(G)に示すように、利得制御信号Vagc として、RSSI利得gain rssiを出力する。
乗算器21103で入力信号sy reを二乗し、乗算器21104で入力信号sy imを二乗し、これらを加算器21105で加算することにより入力受信信号の振幅を求め、さらに、加算器21106、遅延部21109、および遅延器2110を通してディジタル積分値を求め、対数変換部21111において受信信号レベルadssiを式(7)のように算出する。
【0139】
【数8】
adssi=4×10log(log(re +im ) …(7)
【0140】
そして、受信信号レベルadssiと利得制御後の受信信号電力の最適値adssiref、および今選択しているRSSI利得gain rssiを用いて、adssi利得gain rssiを式(8)のように算出する。そして、図19(D),(F),(G)に示すように、第2の同期検出信号ypulseの入力タイミングで、利得選択回路21112の選択利得をRSSI利得gain rssiから加算器21107によるadssi利得gain rssiに切り替えて、制御利得調整テーブル21114から利得制御電圧信号Vagc として出力し、ステート3に移行する。
【0141】
【数9】
gain adssi = adssiref − adssi + gain rssi …(8)
【0142】
ステート3(cpulse待ち受けモード)
図19(F),(G)に示すように、利得制御信号Vagc として、adssi利得gain rssiを出力する。
そして、図19(E),(F)に示すように、第3の同期検出信号cpulseの入力タイミングでステート0に移行する。
ただし,得制御電圧信号Vagc は、adssi利得gain rssiを保持する。
【0143】
次に、図1の構成による動作を説明する。
【0144】
まず、バースト検出を開始するに際して、増幅利得制御部211よりトリガ信号rxwndwをトリガとして利得制御信号Vagc が最大値に設定されて出力される。この利得制御信号Vagc は、D/Aコンバータ204でアナログ信号に変換されて自動利得制御増幅部201に供給される。
自動利得制御増幅部201では、アナログ信号である利得制御信号Vagc を受けて、利得が最大の第1の利得に設定される。
この状態において、受信信号RSの入力待ち状態となる。
【0145】
このような状態において、まず、受信信号RSの先頭のプリアンブル信号が自動利得制御増幅部201に入力される。
自動利得制御増幅部201では、受信信号RSのプリアンブル信号の前半の略X区間が最大利得をもって増幅され、信号RXとしてA/Dコンバータ203に出力される。
これと並行して、受信信号RSのプリアンブル信号が受信信号電力観測部202に入力される。受信信号電力観測部202において、受信信号RSの電力が観測されてピーク電圧が測定され、入力される受信信号レベルに応じた値をとる電圧信号である電界強度信号RSSIに変換されてA/Dコンバータ205に出力される。
この受信信号電力信号である電界強度信号RSSIは、A/Dコンバータ205を介してディジタル信号RSSIDとして増幅利得制御部211に入力される。
【0146】
A/Dコンバータ203では、受信信号RSのプリアンブル信号部分がアナログ信号からディジタル信号に変換され信号RXDとして受信信号処理部206に供給される。
このとき、A/Dコンバータ203の出力信号は歪んでしまうが、データ信号ではないので受信信号品質の劣化は招かない。
【0147】
受信信号処理部206においては、入力したディジタル受信信号RXDがベースバンド信号bb re(実部)およびbb im(虚部)に変換され、ベースバンド信号のサンプリング周波数が低い周波数に変換される。
そして、このときはバースト検出部209による誤差検出周波数Δfが供給されていないことから、周波数オフセットの補正は行われず、信号S206(sy reおよびsy im)が生成され、OFDM復調部207、遅延部208、およびバースト検出部209に出力される。
【0148】
遅延部208では、受信信号処理部206の出力信号S206、すなわち信号sy reおよびsy imが、バースト検出のためにバースト周期分遅延されて、信号S208としてバースト検出部209に出力される。
バースト検出部209では、受信信号処理部206による信号S206(sy reおよびsy im)と遅延部208による遅延信号S208との自己相関および相互相関がとられる。
そして、自己相関結果に基づいて、通信システムの定めた周期のバースト信号の検出が行われ、まず、プリアンブル信号の前半X区間を検出したことを示す第1の同期検出信号S209W(xpulse)が生成されて、増幅利得制御部211に出力される。
なお、プリアンブル信号が歪んでいても、バースト検出部209に自己相関回路を用いていることから、検出率を低下させることなくバースト検出が可能である。
【0149】
また、バースト検出部209では、自己相関結果に基づいて受信信号の実部と虚部の位相差から誤差周波数が算出され誤差検出周波数Δfが生成されて、受信信号処理部206に出力される。
【0150】
増幅利得制御部211では、バースト検出部209によるバースト同期検出信号S209W(xpulse)を受けて、ディジタル電界強度信号RSSIDのレベルに基づいて利得が計算されて、利得制御信号Vagc が計算値CV1に設定される。
この利得制御信号Vagc は、D/Aコンバータ204でアナログ信号に変換されて自動利得制御増幅部201に供給される。
自動利得制御増幅部201では、アナログ信号である利得制御信号Vagc を受けて、利得が計算値の第2の利得に設定される。
ただし、このときに自動利得制御増幅部201の利得は、受信信号電力の尖頭値の算出過程にアナログ信号処理を含んでおり、若干のバラツキが含まれており、荒い利得制御となっている。
【0151】
自動利得制御増幅部201では、受信信号RSのプリアンブル信号の残りのX区間および後半のY区間が受信信号レベルに応じた第2の利得をもって増幅され、信号RXとしてA/Dコンバータ203に出力される。
A/Dコンバータ203では、受信信号RSのプリアンブル信号部分がアナログ信号からディジタル信号に変換され信号RXDとして受信信号処理部206に供給される。
このとき、A/Dコンバータ203の入力信号はA/Dコンバータ203を歪ませない適切な値に基づいた利得で増幅されていることから、A/Dコンバータ203の出力信号には歪み発生しない。
【0152】
受信信号処理部206においては、入力したディジタル受信信号RXDがベースバンド信号bb re(実部)およびbb im(虚部)に変換され、ベースバンド信号のサンプリング周波数が低い周波数に変換される。
そして、バースト検出部209による誤差検出周波数Δfに基づいて周波数オフセットの補正が行わて、信号S206(sy reおよびsy im)が生成され、OFDM復調部207、遅延部208、およびバースト検出部209に出力される。
【0153】
遅延部208では、受信信号処理部206の出力信号S206、すなわち信号sy reおよびsy imが、バースト検出のためにバースト周期分遅延されて、信号S208としてバースト検出部209に出力される。
バースト検出部209では、受信信号処理部206による信号S206(sy reおよびsy im)と遅延部208による遅延信号S208との自己相関および相互相関がとられる。
そして、自己相関結果に基づいて、通信システムの定めた周期のバースト信号の検出が行われ、プリアンブル信号の後半Y区間を検出したことを示す同期検出信号S209W(ypulse)が生成されて、増幅利得制御部211に出力される。
【0154】
また、バースト検出部209では、自己相関結果に基づいて受信信号の実部と虚部の位相差から誤差周波数が算出され誤差検出周波数Δfが生成されて、受信信号処理部206に出力される。
【0155】
増幅利得制御部211においては、受信信号電力に基づく利得でA/Dコンバータ203を無歪みで通したの信号S206を受けて、受信信号のディジタル値が積分されて正確な信号電力が測定される。
また、増幅利得制御部211では、バースト検出部209による第2の同期検出信号S209W(ypulse)を受けて、A/Dコンバータ203を無歪みで通した受信信号S206のディジタル積分値に基づいて利得が計算されて、利得制御信号Vagc が計算値CV2に設定される。
【0156】
この利得制御信号Vagc は、D/Aコンバータ204でアナログ信号に変換されて自動利得制御増幅部201に供給される。
自動利得制御増幅部201では、アナログ信号である利得制御信号Vagc を受けて、利得が最適な計算値の第3の利得に設定される。
【0157】
自動利得制御増幅部201では、受信信号RSのプリアンブル信号の残りのY区間およびC16以降のリファレンスC64やデータが受信信号レベルに応じた第3の利得をもって増幅され、信号RXとしてA/Dコンバータ203に出力される。
A/Dコンバータ203では、受信信号RSのリファレンスC64やデータ部分がアナログ信号からディジタル信号に変換され信号RXDとして受信信号処理部206に供給される。
このとき、A/Dコンバータ203の入力信号はA/Dコンバータ203を歪ませない最適な値に基づいた利得で増幅されていることから、A/Dコンバータ203の出力信号には歪み発生しない。
【0158】
受信信号処理部206においては、入力したディジタル受信信号RXDがベースバンド信号bb re(実部)およびbb im(虚部)に変換され、ベースバンド信号のサンプリング周波数が低い周波数に変換される。
そして、バースト検出部209による誤差検出周波数Δfに基づいて周波数オフセットの補正が行わて、信号S206(sy reおよびsy im)が生成され、OFDM復調部207、遅延部208、およびバースト検出部209に出力される。
【0159】
遅延部208では、受信信号処理部206の出力信号S206、すなわち信号sy reおよびsy imが、バースト検出のためにバースト周期分遅延されて、信号S208としてバースト検出部209に出力される。
バースト検出部209では、受信信号処理部206による信号S206(sy reおよびsy im)と遅延部208による遅延信号S208との自己相関および相互相関がとられる。
そして、相互相関結果である相互相関電力がタイミング制御部210に供給され、これに基づきピークタイミングが観測され、このピークタイミングから所定時間後に第3の同期検出信号S210(cpulse)が増幅利得制御部211に出力され、FFTタイミング信号TFFTがOFDM復調部207に出力される。
第3の同期検出信号S210(cpulse)を受けた増幅利得制御部211では、初期モード、すなわちトリガ信号rxwndwの待ち受けモードに戻る。
以降、最適化された利得値はその後データ信号が終了し、次のバースト検出開始まで固定される。
【0160】
OFDM復調部207では、受信信号処理部206の出力信号S206、すなわち信号sy reおよびsy imがタイミング制御部210により供給されるFFTタイミング信号TFFTに同期して高速離散フーリエ変換されてOFDM信号が復調される。
【0161】
以上説明したように、本実施形態によれば、入力した受信信号レベルを利得制御信号に応じた利得をもって増幅する自動利得制御増幅部201と、自動利得制御増幅部201の出力信号をアナログ信号からディジタル信号に変換するA/Dコンバータ203と、受信信号の電力を検出する受信信号電力観測部202と、自動利得制御増幅部の出力を一定時間遅延させる遅延部208と、ディジタル受信信号と遅延部の出力信号の相関演算に基づいてバースト検出を行い、プリアンブル信号の前半区間を検出すると第1のバースト同期検出信号を出力し、後半区間を検出する第2のバースト同期検出信号を出力するバースト検出部209と、バースト検出開始を示すトリガ信号を受けると、最大値もって増幅するように利得制御信号を自動利得制御増幅部に出力し、バースト検出部により第1のバースト同期検出信号を受けると、受信信号電力観測部で検出された受信信号電力値に基づいて第2の利得を計算し、当該第2の利得をもって増幅するように利得制御信号を自動利得制御増幅部に出力し、第2の利得で増幅されたディジタル受信信号を受けて積分し受信信号電力値を求め、バースト検出部により第2のバースト同期検出信号を受けると、求めた受信信号電力値に基づいて第3の利得を計算し、当該第3の利得をもって増幅するように利得制御信号を自動利得制御増幅部に出力する増幅利得制御部211とを設けたので、以下の効果を得ることできる。
【0162】
高速かつ正確なレベル補足を行うことが可能となる。その結果、無線LAN等のバースト同期型通信システムにおいて、高性能な受信品質を実現できる利点がある。
【0163】
また、プリアンブル信号が2段階に分けてバースト検出できる場合には、最初のバースト検出時に荒い利得制御を、次のバースト検出時に精密な利得制御を行うことで、最初のバースト検出のタイミングを誤った場合のリカバリーを行うことができる。
また、ディジタル積分される信号のパターンを特定でき、より正確なレベル補足ができる。
また、最初のバースト検出が誤りであった場合でも、2回目のバースト検出ができるか否かで判別ができ、誤ったタイミングでのレベル補足を回避できる。
【0164】
なお、1回目のバースト検出の後、一定時間たっても2回目のバースト検出がなされなかった場合には、レベル補足をリセットして、レベル補足の第1段階に戻るようにすることで、次に来るバースト信号をより高確率で検出可能とすることができる。
【0165】
また、Wireless1394システムでは、同期転送モードをサポートするために、一定間隔でデータ信号中にリファレンス信号が挿入されている。
このリファレンス信号のタイミングで、増幅利得制御部211からの利得制御信号を変化させることでレベル補足の微調整ができ、同期転送モードでの受信性能を高品質に保つことが可能となる。
なお、リファレンス信号のタイミングで増幅利得制御部211からの出力する利得制御信号は、前回のリファレンス信号のC64区間でのディジタル積分値を元に上記(6)を用いて計算することができる。
【0166】
このように、同期転送モードをサポートしていて、データ信号中に一定期間ごとにリファレンス信号を挿入してある場合には、リファレンス信号ごとにレベル補足の微調整を行うことで、マルチパス環境下でのレベル補足をより正確に実現できることができる利点がある。
【0167】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、高速かつ正確なレベル補足を行うことが可能となる。その結果、無線LAN等のバースト同期型通信システムにおいて、高性能な受信品質を実現できる利点がある。
【0168】
また、プリアンブル信号が2段階に分けてバースト検出できる場合には、最初のバースト検出時に荒い利得制御を、次のバースト検出時に精密な利得制御を行うことで、最初のバースト検出のタイミングを誤った場合のリカバリーを行うことができる。
【0169】
また、Wireless1394システムのように、同期転送モードをサポートしていて、データ信号中に一定期間ごとにリファレンス信号を挿入してある場合には、リファレンス信号ごとにレベル補足の微調整を行うことで、マルチパス環境下でのレベル補足をより正確に実現できることができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動利得制御回路を適用したバースト同期復調装置の一実施形態を示すブロック構成図である。
【図2】IEEE802. 11aシステムの代表的なプリアンブル信号を含むバースト信号部を示す図である。
【図3】BRANシステムの代表的なプリアンブル信号を含むバースト信号部を示す図である。
【図4】Wireless1394システムの代表的なプリアンブル信号を含むバースト信号部を示す図である。
【図5】Wireless1394システムにおいて一定期間以上のデータ信号区間にリファレンス信号REFを挿入している信号形態を示す図である。
【図6】図1の自動利得制御増幅部の具体的な構成を示す回路図である。
【図7】図6の利得制御増幅器の利得制御特性例を示す図である。
【図8】受信信号の入力レベルに対する受信信号電力観測部の出力特性を示す図である。
【図9】図1の受信信号処理部の具体的な構成例を示す回路図である。
【図10】図1のバースト検出部およびタイミング制御部の具体的な構成例を示す回路図である。
【図11】図10の自己相関回路の構成例を示す回路図である。
【図12】図10の相互相関回路の構成例を示す回路図である。
【図13】バースト検出部の自己相関処理から同期検出信号xpulseおよびypulseを出力するまでのタイミングチャートを示す図である。
【図14】バースト検出部の相互相関処理から同期検出信号cpulseおよびFFTタイミング信号TFFTを出力するまでのタイミングチャートを示す図である。
【図15】本発明に係る増幅利得制御部における利得制御動作の第1段階を説明するためのフローチャートである。
【図16】本発明に係る増幅利得制御部における利得制御動作の第2段階を説明するためのフローチャートである。
【図17】本発明に係る増幅利得制御部における利得制御動作の第3段階を説明するためのフローチャートである。
【図18】図1の増幅利得制御部の具体的な構成例を示す回路図である。
【図19】図18の増幅利得制御部の動作を説明するためのタイミングチャートを示す図である。
【図20】バースト同期を用いた無線通信システムに適用可能な従来のAGC回路を搭載した復調装置の構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
20…バースト同期復調装置、201…自動利得制御増幅部(AGCAMP)、202…受信信号電力観測部、203…A/Dコンバータ(ADC)、204…ディジタル/アナログ(D/A)コンバータ(DAC)、205…A/Dコンバータ(ADC)、206…受信信号処理部、207…OFDM復調部(DEMOD)、208…遅延部(DLY)、209…バースト検出部(BDT)、210…タイミング制御部(TMG)、211…増幅利得制御部(AGCTL)。

Claims (56)

  1. データ信号の先頭部に少なくともプリアンブル信号を含むバースト部が付加された受信信号の増幅利得の制御を行う自動利得制御回路であって、
    入力した受信信号レベルを利得制御信号に応じた利得をもって増幅する自動利得制御増幅部と、
    上記受信信号の電力を検出する受信信号電力観測部と、
    上記自動利得制御増幅部の出力を一定時間遅延させる遅延部と、
    上記自動利得制御増幅部の出力信号と上記遅延部の出力信号の相関演算に基づいてバースト検出を行いバースト同期検出信号を出力するバースト検出部と、
    バースト検出開始を示すトリガ信号を受けると、あらかじめ設定した第1の利得をもって増幅するように上記利得制御信号を上記自動利得制御増幅部に出力し、上記受信信号電力観測部で受信信号電力が検出されると、検出された受信信号電力値に基づいて第2の利得を計算し、当該第2の利得をもって増幅するように上記利得制御信号を上記自動利得制御増幅部に出力し、第2の利得で増幅された上記自動利得制御増幅部の出力信号を受けて受信信号電力値を求め、上記バースト検出部によりバースト同期検出信号を受けると、当該求めた受信信号電力値に基づいて第3の利得を計算し、当該第3の利得をもって増幅するように上記利得制御信号を上記自動利得制御増幅部に出力する増幅利得制御部と
    を有する自動利得制御回路。
  2. 上記増幅利得制御部は、第3の利得を設定後、次のバースト検出開始まで、上記自動利得制御増幅部の利得を当該第3の利得に固定する
    請求項1記載の自動利得制御回路。
  3. 上記バースト信号は、プリアンブル信号に後続するリファレンス信号を含み、
    上記バースト検出部の相関演算結果を受けて上記リファレンス信号を検出し、第2のバースト同期検出信号を上記増幅利得制御部に出力するタイミング制御部をさらに有し、
    上記増幅利得制御部は、上記第2のバースト同期検出信号を受けると上記トリガ信号の待ち受けモードに移行し、次のトリガ信号の入力まで上記自動利得制御増幅部の利得を当該第3の利得に固定する
    請求項1記載の自動利得制御回路。
  4. 上記受信信号電力観測部は、バースト検出開始毎にリセットされ、リセット後の受信信号電力を検出する
    請求項1記載の自動利得制御回路。
  5. 上記受信信号電力観測部は、受信信号のピーク値を検出する
    請求項1記載の自動利得制御回路。
  6. 上記受信信号電力観測部は、受信信号のピーク値を検出する
    請求項4記載の自動利得制御回路。
  7. 受信信号のバースト部に続くデータ信号区間に、リファレンス信号が挿入されており、
    上記増幅利得制御部は、リファレンス信号区間中に上記第3の利得の値の微調整を行う
    請求項1記載の自動利得制御回路。
  8. 上記増幅利得制御部は、リファレンス信号区間における受信信号電力値を求め、前回のリファレンス信号区間における受信信号電力値に基づいて上記第3の利得の値を微調整する
    請求項7記載の自動利得制御回路。
  9. データ信号の先頭部に少なくともプリアンブル信号を含むバースト部が付加され、かつ当該プリアンブル信号が前半区間と後半区間の2段階に分けられている受信信号の増幅利得の制御を行う自動利得制御回路であって、
    入力した受信信号レベルを利得制御信号に応じた利得をもって増幅する自動利得制御増幅部と、
    上記受信信号の電力を検出する受信信号電力観測部と、
    上記自動利得制御増幅部の出力を一定時間遅延させる遅延部と、
    上記自動利得制御増幅部の出力信号と上記遅延部の出力信号の相関演算に基づいてバースト検出を行い、上記プリアンブル信号の前半区間を検出すると第1のバースト同期検出信号を出力し、後半区間を検出する第2のバースト同期検出信号を出力するバースト検出部と、
    バースト検出開始を示すトリガ信号を受けると、あらかじめ設定した第1の利得をもって増幅するように上記利得制御信号を上記自動利得制御増幅部に出力し、上記バースト検出部により第1のバースト同期検出信号を受けると、上記受信信号電力観測部で検出された受信信号電力値に基づいて第2の利得を計算し、当該第2の利得をもって増幅するように上記利得制御信号を上記自動利得制御増幅部に出力し、第2の利得で増幅された上記自動利得制御増幅部の出力信号を受けて受信信号電力値を求め、上記バースト検出部により第2のバースト同期検出信号を受けると、当該求めた受信信号電力値に基づいて第3の利得を計算し、当該第3の利得をもって増幅するように上記利得制御信号を上記自動利得制御増幅部に出力する増幅利得制御部と
    を有する自動利得制御回路。
  10. 上記増幅利得制御部は、第3の利得を設定後、次のバースト検出開始まで、上記自動利得制御増幅部の利得を当該第3の利得に固定する
    請求項9記載の自動利得制御回路。
  11. 上記バースト信号は、プリアンブル信号に後続するリファレンス信号を含み、
    上記バースト検出部の相関演算結果を受けて上記リファレンス信号を検出し、第3のバースト同期検出信号を上記増幅利得制御部に出力するタイミング制御部をさらに有し、
    上記増幅利得制御部は、上記第3のバースト同期検出信号を受けると上記トリガ信号の待ち受けモードに移行し、次のトリガ信号の入力まで上記自動利得制御増幅部の利得を当該第3の利得に固定する
    請求項9記載の自動利得制御回路。
  12. 上記受信信号電力観測部は、バースト検出開始毎にリセットされ、リセット後の受信信号電力を検出する
    請求項9記載の自動利得制御回路。
  13. 上記受信信号電力観測部は、受信信号のピーク値を検出する
    請求項9記載の自動利得制御回路。
  14. 上記受信信号電力観測部は、受信信号のピーク値を検出する
    請求項12記載の自動利得制御回路。
  15. 受信信号のバースト部に続くデータ信号区間に、リファレンス信号が挿入されており、
    上記増幅利得制御部は、リファレンス信号区間中に上記第3の利得の値の微調整を行う
    請求項9記載の自動利得制御回路。
  16. 上記増幅利得制御部は、リファレンス信号区間における受信信号電力値を求め、前回のリファレンス信号区間における受信信号電力値に基づいて上記第3の利得の値を微調整する
    請求項15記載の自動利得制御回路。
  17. データ信号の先頭部に少なくともプリアンブル信号を含むバースト部が付加された受信信号の増幅利得の制御を行う自動利得制御回路であって、
    入力した受信信号レベルを利得制御信号に応じた利得をもって増幅する自動利得制御増幅部と、
    上記自動利得制御増幅部の出力信号をアナログ信号からディジタル信号に変換するアナログ/ディジタルコンバータと、
    上記受信信号の電力を検出する受信信号電力観測部と、
    上記自動利得制御増幅部の出力を一定時間遅延させる遅延部と、
    上記アナログ/ディジタルコンバータのディジタル出力信号と上記遅延部の出力信号の相関演算に基づいてバースト検出を行いバースト同期検出信号を出力するバースト検出部と、
    バースト検出開始を示すトリガ信号を受けると、あらかじめ設定した第1の利得をもって増幅するように上記利得制御信号を上記自動利得制御増幅部に出力し、上記受信信号電力観測部で受信信号電力が検出されると、少なくとも検出された受信信号電力値に基づいて第2の利得を計算し、当該第2の利得をもって増幅するように上記利得制御信号を上記自動利得制御増幅部に出力し、第2の利得で増幅された上記アナログ/ディジタルコンバータのディジタル出力信号を受けて積分し受信信号電力値を求め、上記バースト検出部によりバースト同期検出信号を受けると、当該求めた受信信号電力値に基づいて第3の利得を計算し、当該第3の利得をもって増幅するように上記利得制御信号を上記自動利得制御増幅部に出力する増幅利得制御部と
    を有する自動利得制御回路。
  18. 上記増幅利得制御部は、第2の利得を上記受信信号電力観測部による受信信号電力値に加えて上記アナログ/ディジタルコンバータを歪ませない基準信号電力値に基づいて計算する
    請求項17記載の自動利得制御回路。
  19. 上記増幅利得制御部は、第3の利得を求めた受信信号電力値に加えて利得制御後受信信号電力を最適化した基準信号電力値に基づいて計算する
    請求項17記載の自動利得制御回路。
  20. 上記増幅利得制御部は、第2の利得を上記受信信号電力観測部による受信信号電力値に加えて上記アナログ/ディジタルコンバータを歪ませない第1の基準信号電力値に基づいて計算し、第3の利得を求めた受信信号電力値に加えて利得制御後受信信号電力を最適化した第2の基準信号電力値に基づいて計算する
    請求項17記載の自動利得制御回路。
  21. 上記増幅利得制御部は、第3の利得を設定後、次のバースト検出開始まで、上記自動利得制御増幅部の利得を当該第3の利得に固定する
    請求項17記載の自動利得制御回路。
  22. 上記バースト信号は、プリアンブル信号に後続するリファレンス信号を含み、
    上記バースト検出部の相関演算結果を受けて上記リファレンス信号を検出し、第2のバースト同期検出信号を上記増幅利得制御部に出力するタイミング制御部をさらに有し、
    上記増幅利得制御部は、上記第2のバースト同期検出信号を受けると上記トリガ信号の待ち受けモードに移行し、次のトリガ信号の入力まで上記自動利得制御増幅部の利得を当該第3の利得に固定する
    請求項17記載の自動利得制御回路。
  23. 上記受信信号電力観測部は、バースト検出開始毎にリセットされ、リセット後の受信信号電力を検出する
    請求項17記載の自動利得制御回路。
  24. 上記受信信号電力観測部は、受信信号のピーク値を検出する
    請求項17記載の自動利得制御回路。
  25. 上記受信信号電力観測部は、受信信号のピーク値を検出する
    請求項23記載の自動利得制御回路。
  26. 受信信号のバースト部に続くデータ信号区間に、リファレンス信号が挿入されており、
    上記増幅利得制御部は、リファレンス信号区間中に上記第3の利得の値の微調整を行う
    請求項17記載の自動利得制御回路。
  27. 上記増幅利得制御部は、リファレンス信号区間における受信信号電力値を求め、前回のリファレンス信号区間における受信信号電力値に基づいて上記第3の利得の値を微調整する
    請求項26記載の自動利得制御回路。
  28. データ信号の先頭部に少なくともプリアンブル信号を含むバースト部が付加され、かつ当該プリアンブル信号が前半区間と後半区間の2段階に分けられている受信信号の増幅利得の制御を行う自動利得制御回路であって、
    入力した受信信号レベルを利得制御信号に応じた利得をもって増幅する自動利得制御増幅部と、
    上記自動利得制御増幅部の出力信号をアナログ信号からディジタル信号に変換するアナログ/ディジタルコンバータと、
    上記受信信号の電力を検出する受信信号電力観測部と、
    上記自動利得制御増幅部の出力を一定時間遅延させる遅延部と、
    上記アナログ/ディジタルコンバータのディジタル出力信号と上記遅延部の出力信号の相関演算に基づいてバースト検出を行い、上記プリアンブル信号の前半区間を検出すると第1のバースト同期検出信号を出力し、後半区間を検出する第2のバースト同期検出信号を出力するバースト検出部と、
    バースト検出開始を示すトリガ信号を受けると、あらかじめ設定した第1の利得をもって増幅するように上記利得制御信号を上記自動利得制御増幅部に出力し、上記バースト検出部により第1のバースト同期検出信号を受けると、上記受信信号電力観測部で検出された受信信号電力値に基づいて第2の利得を計算し、当該第2の利得をもって増幅するように上記利得制御信号を上記自動利得制御増幅部に出力し、第2の利得で増幅された上記アナログ/ディジタルコンバータのディジタル出力信号を受けて積分し受信信号電力値を求め、上記バースト検出部により第2のバースト同期検出信号を受けると、当該求めた受信信号電力値に基づいて第3の利得を計算し、当該第3の利得をもって増幅するように上記利得制御信号を上記自動利得制御増幅部に出力する増幅利得制御部と
    を有する自動利得制御回路。
  29. 上記増幅利得制御部は、第2の利得を上記受信信号電力観測部による受信信号電力値に加えて上記アナログ/ディジタルコンバータを歪ませない基準信号電力値に基づいて計算する
    請求項28記載の自動利得制御回路。
  30. 上記増幅利得制御部は、第3の利得を求めた受信信号電力値に加えて利得制御後受信信号電力を最適化した基準信号電力値に基づいて計算する
    請求項28記載の自動利得制御回路。
  31. 上記増幅利得制御部は、第2の利得を上記受信信号電力観測部による受信信号電力値に加えて上記アナログ/ディジタルコンバータを歪ませない第1の基準信号電力値に基づいて計算し、第3の利得を求めた受信信号電力値に加えて利得制御後受信信号電力を最適化した第2の基準信号電力値に基づいて計算する
    請求項28記載の自動利得制御回路。
  32. 上記増幅利得制御部は、第3の利得を設定後、次のバースト検出開始まで、上記自動利得制御増幅部の利得を当該第3の利得に固定する
    請求項28記載の自動利得制御回路。
  33. 上記バースト信号は、プリアンブル信号に後続するリファレンス信号を含み、
    上記バースト検出信号の相関演算結果を受けて上記リファレンス信号を検出し、第3のバースト同期検出信号を上記増幅利得制御部に出力するタイミング制御部をさらに有し、
    上記増幅利得制御部は、上記第3のバースト同期検出信号を受けると上記トリガ信号の待ち受けモードに移行し、次のトリガ信号の入力まで上記自動利得制御増幅部の利得を当該第3の利得に固定する
    請求項28記載の自動利得制御回路。
  34. 上記受信信号電力観測部は、バースト検出開始毎にリセットされ、リセット後の受信信号電力を検出する
    請求項28記載の自動利得制御回路。
  35. 上記受信信号電力観測部は、受信信号のピーク値を検出する
    請求項28記載の自動利得制御回路。
  36. 上記受信信号電力観測部は、受信信号のピーク値を検出する
    請求項34記載の自動利得制御回路。
  37. 受信信号のバースト部に続くデータ信号区間に、リファレンス信号が挿入されており、
    上記増幅利得制御部は、リファレンス信号区間中に上記第3の利得の値の微調整を行う
    請求項28記載の自動利得制御回路。
  38. 上記増幅利得制御部は、リファレンス信号区間における受信信号電力値を求め、前回のリファレンス信号区間における受信信号電力値に基づいて上記第3の利得の値を微調整する
    請求項37記載の自動利得制御回路。
  39. データ信号の先頭部に少なくともプリアンブル信号を含むバースト部が付加された受信信号の増幅利得の制御を行う自動利得制御方法であって、
    バースト検出を開始するに際して、あらかじめ設定した第1の利得をもって増幅するように上記増幅利得を設定し、
    バースト検出が開始されると、受信信号を第1の利得をもって増幅し、これと並行して上記受信信号の電力を検出し、
    検出した受信信号電力値に基づいて第2の利得を計算し、当該第2の利得をもって増幅するように上記増幅利得を設定し、
    上記第2の利得で増幅された受信信号の電力値を求め、
    上記第2の利得で増幅された受信信号および当該受信信号の遅延信号の相関演算に基づいてバースト検出を行い、
    バーストが検出されると上記求めた第2の利得で増幅された受信信号電力値に基づいて第3の利得を計算し、当該第3の利得をもって増幅するように上記増幅利得を設定する
    自動利得制御方法。
  40. 上記第3の利得を設定後、次のバースト検出開始まで、上記増幅利得を当該第3の利得に固定する
    請求項39記載の自動利得制御方法。
  41. 上記バースト信号は、プリアンブル信号に後続するリファレンス信号を含み、
    上記バースト検出時の相関演算結果を受けて上記リファレンス信号を検出し、
    上記リファレンス信号が検出されるとバースト検出開始指令の待ち受けモードに移行し、次のバースト検出開始指令を受けるまで上記増幅利得を上記第3の利得に固定する
    請求項40記載の自動利得制御方法。
  42. 受信信号のバースト部に続くデータ信号区間に、リファレンス信号が挿入されており、
    上記リファレンス信号区間中に上記第3の利得の値の微調整を行う
    請求項40記載の自動利得制御方法。
  43. 上記リファレンス信号区間における受信信号電力値を求め、前回のリファレンス信号区間における受信信号電力値に基づいて上記第3の利得の値を微調整する
    請求項42記載の自動利得制御方法。
  44. データ信号の先頭部に少なくともプリアンブル信号を含むバースト部が付加され、かつ当該プリアンブル信号が前半区間と後半区間の2段階に分けられている受信信号の増幅利得の制御を行う自動利得制御方法であって、
    バースト検出を開始するに際して、あらかじめ設定した第1の利得をもって増幅するように上記増幅利得を設定し、
    バースト検出が開始されると、受信信号を第1の利得をもって増幅し、これと並行して上記受信信号の電力を検出し、
    上記第1の利得で増幅された受信信号および当該受信信号の遅延信号の相関演算に基づいて上記プリアンブル信号の前半区間のバースト検出を行い、
    前半区間でのバーストが検出されると検出した受信信号電力値に基づいて第2の利得を計算し、当該第2の利得をもって増幅するように上記増幅利得を設定し、
    上記第2の利得で増幅された受信信号の電力値を求め、
    上記第2の利得で増幅された受信信号および当該受信信号の遅延信号の相関演算に基づいて上記プリアンブル信号の後半区間のバースト検出を行い、
    後半区間でのバーストが検出されると上記求めた第2の利得で増幅された受信信号電力値に基づいて第3の利得を計算し、当該第3の利得をもって増幅するように上記増幅利得を設定する
    自動利得制御方法。
  45. 上記第3の利得を設定後、次のバースト検出開始まで、上記増幅利得を当該第3の利得に固定する
    請求項44記載の自動利得制御方法。
  46. 上記バースト信号は、プリアンブル信号に後続するリファレンス信号を含み、
    上記バースト検出時の相関演算結果を受けて上記リファレンス信号を検出し、
    上記リファレンス信号が検出されるとバースト検出開始指令の待ち受けモードに移行し、次のバースト検出開始指令を受けるまで上記増幅利得を上記第3の利得に固定する
    請求項44記載の自動利得制御方法。
  47. 受信信号のバースト部に続くデータ信号区間に、リファレンス信号が挿入されており、
    上記リファレンス信号区間中に上記第3の利得の値の微調整を行う
    請求項44記載の自動利得制御方法。
  48. 上記リファレンス信号区間における受信信号電力値を求め、前回のリファレンス信号区間における受信信号電力値に基づいて上記第3の利得の値を微調整する
    請求項47記載の自動利得制御方法。
  49. データ信号の先頭部に少なくともプリアンブル信号を含むバースト部が付加された受信信号の増幅利得の制御を行い、増幅後の受信信号を復調する復調装置であって、
    入力した受信信号レベルを利得制御信号に応じた利得をもって増幅する自動利得制御増幅部と、
    上記受信信号の電力を検出する受信信号電力観測部と、
    上記自動利得制御増幅部の出力を一定時間遅延させる遅延部と、
    上記自動利得制御増幅部の出力信号と上記遅延部の出力信号の相関演算に基づいてバースト検出を行いバースト同期検出信号を出力するバースト検出部と、
    バースト検出開始を示すトリガ信号を受けると、あらかじめ設定した第1の利得をもって増幅するように上記利得制御信号を上記自動利得制御増幅部に出力し、上記受信信号電力観測部で受信信号電力が検出されると、検出された受信信号電力値に基づいて第2の利得を計算し、当該第2の利得をもって増幅するように上記利得制御信号を上記自動利得制御増幅部に出力し、第2の利得で増幅された上記自動利得制御増幅部の出力信号を受けて受信信号電力値を求め、上記バースト検出部によりバースト同期検出信号を受けると、当該求めた受信信号電力値に基づいて第3の利得を計算し、当該第3の利得をもって増幅するように上記利得制御信号を上記自動利得制御増幅部に出力する増幅利得制御部と
    を有する自動利得制御回路
    を含む復調装置。
  50. 上記受信信号は、直交周波数分割多重変調方式に基づいて変調されている
    請求項49記載の復調装置。
  51. データ信号の先頭部に少なくともプリアンブル信号を含むバースト部が付加され、かつ当該プリアンブル信号が前半区間と後半区間の2段階に分けられている受信信号の増幅利得の制御を行い、増幅後の受信信号を復調する復調装置であって、
    入力した受信信号レベルを利得制御信号に応じた利得をもって増幅する自動利得制御増幅部と、
    上記受信信号の電力を検出する受信信号電力観測部と、
    上記自動利得制御増幅部の出力を一定時間遅延させる遅延部と、
    上記自動利得制御増幅部の出力信号と上記遅延部の出力信号の相関演算に基づいてバースト検出を行い、上記プリアンブル信号の前半区間を検出すると第1のバースト同期検出信号を出力し、後半区間を検出する第2のバースト同期検出信号を出力するバースト検出部と、
    バースト検出開始を示すトリガ信号を受けると、あらかじめ設定した第1の利得をもって増幅するように上記利得制御信号を上記自動利得制御増幅部に出力し、上記バースト検出部により第1のバースト同期検出信号を受けると、上記受信信号電力観測部で検出された受信信号電力値に基づいて第2の利得を計算し、当該第2の利得をもって増幅するように上記利得制御信号を上記自動利得制御増幅部に出力し、第2の利得で増幅された上記自動利得制御増幅部の出力信号を受けて受信信号電力値を求め、上記バースト検出部により第2のバースト同期検出信号を受けると、当該求めた受信信号電力値に基づいて第3の利得を計算し、当該第3の利得をもって増幅するように上記利得制御信号を上記自動利得制御増幅部に出力する増幅利得制御部と
    を有する自動利得制御回路
    を含む復調装置。
  52. 上記受信信号は、直交周波数分割多重変調方式に基づいて変調されている
    請求項51記載の復調装置。
  53. データ信号の先頭部に少なくともプリアンブル信号を含むバースト部が付加された受信信号の増幅利得の制御を行い、増幅後の受信信号を復調する復調装置であって、
    入力した受信信号レベルを利得制御信号に応じた利得をもって増幅する自動利得制御増幅部と、
    上記自動利得制御増幅部の出力信号をアナログ信号からディジタル信号に変換するアナログ/ディジタルコンバータと、
    上記受信信号の電力を検出する受信信号電力観測部と、
    上記自動利得制御増幅部の出力を一定時間遅延させる遅延部と、
    上記アナログ/ディジタルコンバータのディジタル出力信号と上記遅延部の出力信号の相関演算に基づいてバースト検出を行いバースト同期検出信号を出力するバースト検出部と、
    バースト検出開始を示すトリガ信号を受けると、あらかじめ設定した第1の利得をもって増幅するように上記利得制御信号を上記自動利得制御増幅部に出力し、上記受信信号電力観測部で受信信号電力が検出されると、少なくとも検出された受信信号電力値に基づいて第2の利得を計算し、当該第2の利得をもって増幅するように上記利得制御信号を上記自動利得制御増幅部に出力し、第2の利得で増幅された上記アナログ/ディジタルコンバータのディジタル出力信号を受けて積分し受信信号電力値を求め、上記バースト検出部によりバースト同期検出信号を受けると、当該求めた受信信号電力値に基づいて第3の利得を計算し、当該第3の利得をもって増幅するように上記利得制御信号を上記自動利得制御増幅部に出力する増幅利得制御部と
    を有する自動利得制御回路
    を含む復調装置。
  54. 上記受信信号は、直交周波数分割多重変調方式に基づいて変調されている
    請求項53記載の復調装置。
  55. データ信号の先頭部に少なくともプリアンブル信号を含むバースト部が付加され、かつ当該プリアンブル信号が前半区間と後半区間の2段階に分けられている受信信号の増幅利得の制御を行い、増幅後の受信信号を復調する復調装置であって、
    入力した受信信号レベルを利得制御信号に応じた利得をもって増幅する自動利得制御増幅部と、
    上記自動利得制御増幅部の出力信号をアナログ信号からディジタル信号に変換するアナログ/ディジタルコンバータと、
    上記受信信号の電力を検出する受信信号電力観測部と、
    上記自動利得制御増幅部の出力を一定時間遅延させる遅延部と、
    上記アナログ/ディジタルコンバータのディジタル出力信号と上記遅延部の出力信号の相関演算に基づいてバースト検出を行い、上記プリアンブル信号の前半区間を検出すると第1のバースト同期検出信号を出力し、後半区間を検出する第2のバースト同期検出信号を出力するバースト検出部と、
    バースト検出開始を示すトリガ信号を受けると、あらかじめ設定した第1の利得をもって増幅するように上記利得制御信号を上記自動利得制御増幅部に出力し、上記バースト検出部により第1のバースト同期検出信号を受けると、上記受信信号電力観測部で検出された受信信号電力値に基づいて第2の利得を計算し、当該第2の利得をもって増幅するように上記利得制御信号を上記自動利得制御増幅部に出力し、第2の利得で増幅された上記アナログ/ディジタルコンバータのディジタル出力信号を受けて積分し受信信号電力値を求め、上記バースト検出部により第2のバースト同期検出信号を受けると、当該求めた受信信号電力値に基づいて第3の利得を計算し、当該第3の利得をもって増幅するように上記利得制御信号を上記自動利得制御増幅部に出力する増幅利得制御部と
    を有する自動利得制御回路
    を含む復調装置。
  56. 上記受信信号は、直交周波数分割多重変調方式に基づいて変調されている
    請求項55記載の復調装置。
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