JP3592980B2 - 送信回路及び無線送信装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、送信出力利得を制御する必要のある送信回路及び無線送信装置に係り、例えば符合分割多重接続(code division multiple access:CDMA)方式の携帯電話機などに好適なディジタル方式の送信回路及び無線送信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
CDMA方式は、大容量化が可能な信号変調方式として注目を集めている。このCDMA方式による無線送信装置、例えば携帯電話機では、基地局からの要求に応じて送信出力利得を制御する必要がある。
【0003】
図12は、CDMA方式の携帯電話機における従来の送信装置のブロック図である。
【0004】
図示しないデータ処理回路から出力されるスペクトラム拡散処理が施されたI相の送信データ信号I−DATA及びQ相の送信データ信号Q−DATAが変調器51に入力される。この変調器51は直交変調器であり、この変調器51により、TX−IF局部発振器52から出力される中間周波数の局部発振信号が上記直交送信データ信号I−DATA及びQ−DATAデータに応じて変調される。
【0005】
上記変調器51の出力はIF−AGCアンプ(中間周波利得制御増幅器)53に入力される。IF−AGCアンプ53では、例えば基地局からの利得調整要求信号に応じて携帯電話機内部で形成された利得調整信号TX AGC ADJ1で定まる利得で、入力された変調信号が増幅される。このIF−AGCアンプ53の出力はアップコンバータ(周波数変換器)54に入力される。
【0006】
上記アップコンバータ54には、また、TX−RF局部発振器55から出力される局部発振信号が入力されており、アップコンバータ54で中間周波数帯域の変調信号が伝送路周波数帯域の信号にアップコンバート(周波数変換)される。
【0007】
伝送路周波数帯域に変換された変調信号(RF信号)は、バンドパスフィルタ回路(BPF)56によって不要成分が除去された後、パワーコントロールアンプ(PC−AMP)57に入力される。パワーコントロールアンプ57では、利得調整信号TX AGC ADJ1 とともに形成された利得調整信号TX AGC ADJ2によって定まる利得で、入力された変調信号が増幅される。パワーコントロールアンプ57の出力はパワーアンプ(PA)58に入力される。パワーアンプ58では、パワーコントロールアンプ57から出力される変調信号(RF信号)が電力増幅される。そして、このパワーアンプ58で電力増幅された信号は、図示しない送受信共用アンテナに送られて空間に放射される。
【0008】
なお、図12において、変調器51及びIF−AGCアンプ53からなる回路は、同じ集積回路内に集積されている。
【0009】
ところで、従来の送信装置において、IF−AGCアンプ53のみで送信利得を制御しようとすると、パワーアンプ58からの出力電力が最小の時、アップコンバータ54のNF(Noise Figure:雑音指数)は15dB前後と大きく、またその電力利得も10dB程度あるために、アップコンバータ54の出力信号のS/N比が悪くなり、波形品質ρ(信号成分+ノイズ成分に対する信号成分の比:ρ=S/(S+N))が悪くなる。このような問題を解決するために、図12の回路では、パワーコントロールアンプ57の利得を可変にして、利得調整信号TX AGC ADJ2に応じてその利得を下げるようにしている。
【0010】
一般に、パワーコントロールアンプ57のNFは6dB程度なので、その利得を小さくし、送信装置において支配的であるアップコンバータ54のノイズを抑えながら全体の出力利得を調整すれば、波形品質の劣化を防ぐことができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、パワーコントロールアンプ57の利得を制御できるようにした場合、パワーコントロールアンプ57の構成が複雑となり、携帯電話機の製造価格が上昇する上に、部品点数が増えるために外形寸法が大型化するという問題が生じる。
【0012】
また、利得調整用の制御線が2本必要になり、この制御線を1本にしようとすると、今度は別の回路が必要となり、これによりさらに部品点数が増えて回路の面積が大きくなってしまう。
【0013】
また、パワーコントロールアンプ57で増幅される変調信号の周波数が高いことと、出力電力が大きいことのために、このパワーコントロールアンプ57を他のIF−AGCアンプ53などと一緒に1つの集積回路として構成することは技術的に困難である。
【0014】
この発明は上記のような事情を考慮してなされたものであり、その目的は、安価に製造でき、外形寸法も大型化せず、かつ大きな利得調整を行っても波形品質の良い送信出力を得ることができる送信回路及び無線送信装置を提供することにある。
【0015】
さらにこの発明は、広い利得可変幅を容易に得ることができる周波数変換回路を提供することを別の目的としている。
【0016】
【課題を解決するための手段】
この発明の送信回路は、送信用データ信号を受け、このデータ信号に応じて中間周波数信号を変調する変調回路と、上記変調回路の出力を受け、この変調回路の出力を増幅すると共に第1の制御信号に応じて利得が制御される中間周波増幅回路と、上記中間周波増幅回路の出力を受け、この中間周波増幅回路の出力を伝送路周波数に上昇させると共に第2の制御信号に応じて利得が制御される周波数変換回路とを具備し、前記周波数変換回路は、前記第2の制御信号に応じて利得が制御される少なくとも1個の第1の変換回路と、実質的に一定の利得を有する第2の変換回路とを有して構成される。
【0017】
さらに、この発明の無線装置装置は、中間周波数信号を生成する中間周波数信号生成回路と、送信用データ信号及び上記中間周波数信号を受け、上記中間周波数信号を上記送信用データ信号に応じて変調する変調回路と、上記変調回路の出力を受け、この変調回路の出力を増幅すると共に第1の制御信号に応じて利得が制御される中間周波増幅回路と、局部発振信号を生成する局部発振信号生成回路と、上記中間周波増幅回路の出力及び上記局部発振信号を受け、上記中間周波増幅回路の出力を伝送路周波数に上昇させると共に第2の制御信号に応じて利得が制御される周波数変換回路と、上記周波数変換回路の出力から不要成分を除去するフィルタ回路と、上記フィルタ回路の出力を増幅する利得が実質的に一定の電力増幅回路とを具備し、前記周波数変換回路は、前記第2の制御信号に応じて利得が制御される少なくとも1個の第1の変換回路と、実質的に一定の利得を有する第2の変換回路とを有して構成される。
【0018】
また、この発明の周波数変換回路は、第1の入力信号の周波数を第2の入力信号を用いて変換する周波数変換回路において、前記第2の入力信号が供給される第1、第2の入力端子に制御端子がそれぞれ接続された第1、第2のトランジスタ及び第3、第4のトランジスタを含んで構成された第1の周波数変換部と、前記第1、第3のトランジスタの一端に共通接続された第5のトランジスタ、前記第2、第4のトランジスタの一端に共通接続された第6のトランジスタおよび前記第5、第6のトランジスタに接続された第1の電流可変回路とを含んで構成され、前記第1の入力信号が前記第5、第6のトランジスタの制御端子に供給される利得可変の第1の増幅回路と、前記第1の電流可変回路に電流制御信号を供給する第1の電流可変回路制御回路と、前記第2の入力信号が供給される第1、第2の入力端子に制御端子がそれぞれ接続された第7、第8のトランジスタ及び第9、第10のトランジスタを含んで構成された第2の周波数変換部と、前記第7、第9のトランジスタの一端に共通接続された第11のトランジスタ、前記第8、第10のトランジスタの一端に共通接続された第12のトランジスタおよび前記第11、第12のトランジスタに接続された電流源とを含んで構成され、前記第1の入力信号が前記第11、第12のトランジスタの制御端子に供給される利得一定の第2の増幅回路とを具備し、前記第2、第3、第8、第9のトランジスタの他端の共通接続部を出力部として出力が取り出されることを特徴として構成される。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照してこの発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0020】
図1は、この発明をCDMA方式の携帯電話機に適用した第1の実施の形態による送信装置のブロック図である。
【0021】
携帯電話機内の図示しないデータ処理回路から出力されるスペクトラム拡散処理が施された直交関係にあるI相の送信データ信号I−DATA及びQ相の送信データ信号Q−DATAが変調器11に入力される。また、この変調器11には、TX−IF局部発振器(中間周波数信号生成回路)12から出力される中間周波数の局部発振信号が入力される。
【0022】
上記変調器11により、TX−IF局部発振器12から出力される中間周波数の局部発振信号が、上記直交送信データ信号I−DATA及びQ−DATAデータに応じて変調される。
【0023】
上記変調器11の出力はIF−AGCアンプ(中間周波利得制御増幅器、即ち中間周波増幅回路)13に入力される。IF−AGCアンプ13では、利得調整信号GC−ADJ1で定まる利得で入力された変調信号が増幅される。このIF−AGCアンプ13の出力は周波数変換回路であるアップコンバータ14に入力される。
【0024】
上記アップコンバータ14には、また、TX−RF局部発振器15(局部発振信号生成回路)から出力される局部発振信号が入力されている。そして、このアップコンバータ14では、中間周波数帯域の変調信号が伝送路周波数帯域の信号にアップコンバート(周波数変換)されると共に、利得調整信号GC−ADJ2で定まる利得で増幅される。
【0025】
伝送路周波数帯域にアップコンバートされた変調信号(RF信号)は、バンドパスフィルタ回路(BPF)16によって不要成分が除去された後、パワーアンプ(PA)17に入力される。パワーアンプ17では、バンドパスフィルタ回路16から出力される変調信号(RF信号)が一定の利得で電力増幅される。そして、このパワーアンプ17で電力増幅された送信信号は、図示しない送受信共用アンテナに送られて空間に放射される。
【0026】
上記利得調整信号GC−ADJ1及びGC−ADJ2はゲインコントロール回路(制御信号発生回路)18から出力される。このゲインコントロール回路18には例えば基地局から送信されて来た利得調整指令に基づいて携帯電話機内で形成された利得制御信号TX Gain contが入力される。ゲインコントロール回路18は、この利得制御信号TX Gain contの電圧レベルに対して2つの閾値V1、V2が設定されており、信号TX Gain contの電圧レベルに応じて上記2つの利得調整信号GC−ADJ1及びGC−ADJ2を出力する。
【0027】
なお、図1において、破線で囲まれた領域に含まれる変調器11、IF−AGCアンプ13、アップコンバータ14及びゲインコントロール回路18は、同じ集積回路19内に集積されている。
【0028】
次に、上記のような構成でなる送信装置の動作を、図2の特性図を参照して説明する。
【0029】
まず、ゲインコントロール回路18に入力される利得制御信号TX Gain contの電圧レベルが、V0から一方の閾値V1まで変化するときは、ゲインコントロール回路18は、IF−AGCアンプ13の利得AGC−Gainが図2(a)に示すようにG0からG1までの間でリニアに増加(単調増加)するように一方の利得調整信号GC−ADJ1を発生すると共に、アップコンバータ14の利得UC−Gainが図2(b)に示すようにG2で一定となるように他方の利得調整信号GC−ADJ2を発生する。
【0030】
さらに、ゲインコントロール回路18に入力される利得制御信号TX Gain contの電圧レベルが、一方の閾値V1から他方の閾値V2まで変化するときは、ゲインコントロール回路18は、IF−AGCアンプ13の利得AGC−Gainが図2(a)に示すようにG1で一定となるように一方の利得調整信号GC−ADJ1を発生すると共に、アップコンバータ14の利得UC−Gainが図2(b)に示すようにG2からG3までの間でリニアに増加(単調増加)するように他方の利得調整信号GC−ADJ2を発生する。
【0031】
またさらに、ゲインコントロール回路18に入力される利得制御信号TX Gain contの電圧レベルが、他方の閾値V2からそれ以上の値に変化するときは、ゲインコントロール回路18は、IF−AGCアンプ13の利得AGC−Gainが図2(a)に示すようにG1からリニアに増加(単調増加)するように一方の利得調整信号GC−ADJ1を発生すると共に、アップコンバータ14の利得UC−Gainが図2(b)に示すようにG3で一定となるように他方の利得調整信号GC−ADJ2を発生する。
【0032】
ここで、送信装置全体の利得AGC+UC−GainはIF−AGCアンプ13とアップコンバータ14の利得を合成したものとなり、図2(c)に示すように、利得制御信号TX Gain contの電圧レベルの上昇に伴なってリニアに増加(単調増加)する。
【0033】
上記実施の形態によれば、アップコンバータ14において、最小の利得G2ができるだけ小さくなるように設計しておくことにより、アップコンバータ14の出力信号のS/Nを向上させることができ、波形品質の良い送信出力を得ることができる。
【0034】
また、従来のようにパワーコントロールアンプを設けかつその利得を制御するようにはしていないので、構成が複雑なパワーコントロールアンプが不要となり、携帯電話機の製造価格の上昇を防止することができると共に部品点数が増えることによる外形寸法の大型化も防止できる。
【0035】
さらに、集積回路19に入力される利得調整用信号の制御線が利得制御信号TX Gain contの制御線1本で済むので、集積回路19における外部端子の数を少なくすることができ、これによりさらに外形寸法の小型化と製造価格の低減を図ることができる。
【0036】
次に、この発明の第2の実施の形態について説明する。
【0037】
この第2の実施の形態による送信装置のブロック構成は図1に示すものと同様であり、ゲインコントロール回路18における利得調整信号GC−ADJ1及びGC−ADJ2の発生方法が図1の場合とは異なる。従って、図1と異なる点のみについて図3を参照して以下に説明する。
【0038】
まず、ゲインコントロール回路18に入力される利得制御信号TX Gain contの電圧レベルがV0から他方の閾値V2まで変化するときは、ゲインコントロール回路18は、IF−AGCアンプ13の利得AGC−Gainが図3(a)に示すようにG0からG6を通過し、G4までの間でリニアに増加(単調増加)するように一方の利得調整信号GC−ADJ1を発生すると共に、アップコンバータ14の利得UC−Gainが図3(b)に示すようにG8で一定となるように他方の利得調整信号GC−ADJ2を発生する。
【0039】
次に、ゲインコントロール回路18に入力される利得制御信号TX Gain contの電圧レベルが他方の閾値V2に達すると、ゲインコントロール回路18は、IF−AGCアンプ13の利得AGC−Gainが図3(a)に示すようにG4からそれよりも小さいG5に直ちに降下するように一方の利得調整信号GC−ADJ1を発生すると共に、アップコンバータ14の利得UC−Gainが図3(b)に示すようにG8からそれよりも大きいG9に直ちに上昇するよう他方の利得調整信号GC−ADJ2を発生する。
【0040】
そして、ゲインコントロール回路18に入力される利得制御信号TX Gain contの電圧レベルが他方の閾値V2よりも大きくなるように変化すると、ゲインコントロール回路18は、IF−AGCアンプ13の利得AGC−Gainが図3(a)に示すようにG5からリニアに増加(単調増加)するように一方の利得調整信号GC−ADJ1を発生すると共に、アップコンバータ14の利得UC−Gainが図3(b)に示すようにG9で一定となるように他方の利得調整信号GC−ADJ2を発生する。
【0041】
他方、ゲインコントロール回路18に入力される利得制御信号TX Gain contの電圧レベルが他方の閾値V2のレベルからV1に向かって小さくなるように変化すると、ゲインコントロール回路18は、IF−AGCアンプ13の利得AGC−Gainが図3(a)に示すようにG5を通過して先のG6よりも小さいG7になるまでリニアに減少(単調減少)するように一方の利得調整信号GC−ADJ1を発生すると共に、アップコンバータ14の利得UC−Gainが図3(b)に示すようにG9で一定となるように他方の利得調整信号GC−ADJ2を発生する。
【0042】
そして、ゲインコントロール回路18に入力される利得制御信号TX Gain contの電圧レベルが低下して一方の閾値V1に到達すると、ゲインコントロール回路18は、IF−AGCアンプ13の利得AGC−Gainが図3(a)に示すようにG7からG6に直ちに上昇するように一方の利得調整信号GC−ADJ1を発生すると共に、アップコンバータ14の利得UC−Gainが図3(b)に示すようにG9からG8に直ちに下降するように他方の利得調整信号GC−ADJ2を発生する。
【0043】
この後、ゲインコントロール回路18に入力される利得制御信号TX Gain contの電圧レベルが一方の閾値V1からさらに低下すると、ゲインコントロール回路18は、IF−AGCアンプ13の利得AGC−Gainが図3(a)に示すようにG6からリニアに減少(単調減少)するように一方の利得調整信号GC−ADJ1を発生すると共に、アップコンバータ14の利得UC−Gainが図3(b)に示すようにG8で一定となるように他方の利得調整信号GC−ADJ2を発生する。
【0044】
ここで、送信装置全体の利得AGC+UC−GainはIF−AGCアンプ13とアップコンバータ14の利得を合成したものとなり、この実施の形態の場合にも、図3(c)に示すように、利得制御信号TX Gain contの電圧レベルの上昇に伴なってリニアに増加(単調増加)する。
【0045】
そして、この第2の実施の形態の場合にも、アップコンバータ14において、最小の利得G8ができるだけ小さくなるように設計しておくことにより、アップコンバータ14の出力信号のS/Nを向上させることができ、波形品質の良い送信出力を得ることができる。
【0046】
また、第1の実施の形態の場合と同様に、従来のようにパワーコントロールアンプを設けかつその利得を制御するようにはしていないので、構成が複雑なパワーコントロールアンプが不要となり、携帯電話機の製造価格の上昇を防止することができると共に部品点数が増えることによる外形寸法の大型化も防止できる。さらに、集積回路19に入力される利得調整用信号の制御線が利得制御信号TX Gain contの制御線1本で済むので、集積回路19における外部端子の数を少なくすることができ、これによりさらに外形寸法の小型化と製造価格の低減を図ることができるという効果も得ることができる。
【0047】
図4は、第1及び第2の実施の形態の送信装置で使用されるアップコンバータ14の具体的な構成の一例を示す回路図である。
【0048】
このアップコンバータ14には第1、第2及び第3のアップコンバータ回路21、22、23が設けられている。第1のアップコンバータ回路21は、トランジスタQ1〜Q4からなる変換部と、トランジスタQ5,Q6、可変電流源CS1、CS2及び抵抗R1からなる増幅部とから構成されている。第2のアップコンバータ回路22は、トランジスタQ7〜Q10からなる変換部と、トランジスタQ11,Q12、電流源CS3、CS4及び抵抗R2からなる増幅部とから構成されている。第3のアップコンバータ回路23は、トランジスタQ13〜Q16からなる変換部と、トランジスタQ17,Q18、可変電流源CS5、CS6及び抵抗R3からなる増幅部とから構成されている。
【0049】
また、アップコンバータ14には、先のゲインコントロール回路18から出力される利得調整信号GC−ADJ2に基づいて上記可変電流源CS1、CS2及びCS5、CS6の動作を制御する制御信号を生成する可変電流源制御回路24が設けられている。
【0050】
上記第1、第2及び第3のアップコンバータ回路21、22、23では、IF−AGCアンプ13から出力される変調信号(IF信号入力)が、それぞれの増幅部に設けられたトランジスタQ5とQ6、Q11とQ12、Q17とQ18の各ベース相互間に供給される。また、TX−RF局部発振器15から出力される伝送路周波数の局部発振信号(TX−RF局発入力)が、それぞれの変換部に設けられたトランジスタQ1とQ2の各ベース相互間及びQ3とQ4の各ベース相互間、Q7とQ8の各ベース相互間及びQ9とQ10の各ベース相互間、Q13とQ14の各ベース相互間及びQ15とQ16の各ベース相互間にそれぞれ供給される。
【0051】
さらに、上記第1及び第2のアップコンバータ回路21、22は出力端子(変換部のトランジスタQ2とQ4、Q8とQ10の各コレクタ)が共通に接続されており、この共通出力端子から伝送路周波数帯域にアップコンバートされた変調信号(MIX OUT)が出力される。
【0052】
また、上記第3のアップコンバータ回路23はダミーとして設けられており、このアップコンバータ回路23の出力端子(変換部のトランジスタQ14とQ16のコレクタ)は変調信号の出力端子ではなく、電源電圧VCCの供給ノードに接続されている。
【0053】
ここで、第1、第2及び第3のアップコンバータ回路21、22、23における中間周波利得はそれぞれの増幅部内の可変電流源CS1,CS2;電流源CS3,CS4および可変電流源CS5,CS6に流れる電流値に比例したものとなる。また、第1のアップコンバータ回路21における可変電流源CS1とCS2の電流値ICS1とICS2との間にはICS1=ICS2なる関係が成立し、かつ第3のアップコンバータ回路23における可変電流源CS5とCS6の電流値ICS5とICS6の値との間にはICS5=ICS6なる関係が成立するものとする。さらに、ICS1+ICS2+ICS5+ICS6の値がほぼ一定値となるように、可変電流源CS1とCS2及びCS5とCS6の動作が可変電流源制御回路24から出力される制御信号によって制御される。
【0054】
このような構成の回路において、利得制御信号TX Gain contの電圧レベルが先の一方の閾値V1よりも低い領域では、利得調整段としての第1のアップコンバータ回路21では増幅部における可変電流源CS1とCS2の電流値ICS1とICS2が最小値となるように制御される。また、第2のアップコンバータ回路22では増幅部における電流源CS3とCS4にそれぞれ一定の電流が流れ、これにより例えば図2(b)に示すようにアップコンバータ14全体の利得がG2で一定となる。第3のアップコンバータ回路23はダミー回路であり、第1のアップコンバータ回路21に対する周波数変動の補償回路として動作する。
【0055】
ここで、図4に示すアップコンバータ14において、第1のアップコンバータ回路21では利得を可変にし、第2のアップコンバータ回路22では利得を一定としている。このような構成とすることにより、以下のような効果が得られる。
【0056】
即ち図5は、トランジスタのコレクタ電流Ic(A)と遷移周波数fT(Hz)との関係を示しており、遷移周波数fTは短絡エミッタ接地電流利得の絶対値が1となる周波数の値によって決めることが多く、トランジスタの実用的な周波数応答能力として、トランジスタが増幅器として使用される時の最大周波数fTmaxの指標となる。
【0057】
図4では、アップコンバータ14を実質的に第1、第2のアップコンバータ回路21,22でなる2つのブロック(第3のアップコンバータ回路23の出力信号はアップコンバートされる変調信号(MIX OUT)の利得には寄与しない)に分けている。
【0058】
このように、2つのブロックに分けないで構成した場合、アップコンバータの利得を変化させるには電流(コレクタ電流Ic)を減らさなければならず、そうすると図5から分かるように、遷移周波数fTが下がってしまうので、思うような特性を得ることが難しくなる。
【0059】
図4のアップコンバータ14では、閾値V1以下の領域でも利得が一定の第2のアップコンバータ回路22では電流量が変化せず、遷移周波数が常に一定なので、この第2のアップコンバータ回路22を図5中、遷移周波数fTがほぼリニアに変わるコレクタ電流Icの領域Aで使用すれば所望の周波数特性を確保することができる。
【0060】
次に、利得制御信号TX Gain contの電圧レベルが一方の閾値V1を越えると、第1のアップコンバータ回路21の増幅部における可変電流源CS1とCS2に流れる電流の値ICS1とICS2が順次増加していき、これにより例えば図2(b)に示すようにアップコンバータ14全体の利得UC−GainがG2から単調に増加していく。
【0061】
そして、利得制御信号TX Gain contの電圧レベルが他方の閾値V2を越えると、第1のアップコンバータ回路21の増幅部における可変電流源CS1とCS2に流れる電流値ICS1とICS2が最大値となるように制御され、これにより例えば図2(b)に示すようにアップコンバータ14全体の利得UC−GainがG3で一定となる。
【0062】
一方、第1のアップコンバータ回路21の増幅部における可変電流源CS1とCS2の電流値ICS1とICS2が順次増加していく際に、第3のアップコンバータ回路23の増幅部における可変電流源CS5とCS6の電流値ICS5とICS6は順次減少して行く。なお、この第3のアップコンバータ回路23の変換部の出力端子は、第1及び第2のアップコンバータ回路21、22の変換部の出力端子とは接続されていないので、この第3のアップコンバータ回路23の出力信号はアップコンバートされる変調信号(MIX OUT)の利得変化には寄与しない。
【0063】
ところで、アップコンバータ14内の第1のアップコンバータ回路21の利得を制御する際に、利得制御信号TX Gain contがゲインコントロール回路を介して供給される変換部では、その増幅部に流れる電流の変動によりTX−RF局発入力端子の負荷変動が引き起こされる。即ちTR−RF局部発振器15の負荷変動が起こると、局部発振信号(TX−RF局発入力)を発生しているTX−RF局部発振器15がその影響を受け、発振周波数がずれて、送信ができなくなる場合が生じる。
【0064】
そこで、図4の回路では、第3のアップコンバータ回路23をダミーのアップコンバータ回路として設け、第1のアップコンバータ回路21の増幅部に流れる電流が増加するときは第3のアップコンバータ回路23の増幅部に流れる電流が減少するように制御し、逆に第1のアップコンバータ回路21の増幅部に流れる電流が減少するときは第3のアップコンバータ回路23の増幅部に流れる電流が増加し、互いの電流値が相補的に変化するように制御して、全ての増幅部に流れる電流値が略一定となるようにしている。
【0065】
このようにすることにより、第1、第3のアップコンバータ回路21、23それぞれの増幅部に流れる電流の値が個々に変動しても、3個のアップコンバータ回路21−23の増幅部に流れるトータルの電流値は変動せず、常に一定値となるので、第1、第2及び第3のアップコンバータ回路21、22、23の3個の変換部の全てがつながっているTX−RF局発入力端子の負荷変動を小さく抑えることができる。この結果、局部発振信号(TX−RF局発入力)を発生しているTX−RF局部発振器15で発振周波数がずれる恐れがなくなり、送信ができなくなる事態を避けることができる。
【0066】
なお、図4に示した回路において、利得制御信号TX Gain contの電圧レベルの閾値V1,V2の間でアップコンバータ14の利得UC−Gainが先の図2(b)に示すように単調に変化する場合について説明したが、第2の実施の形態の場合には、利得制御信号TX Gain contの電圧レベルの閾値V1,V2の間で利得UC−Gainが先の図3(b)に示すように段階的に変化するように、可変電流源制御回路24から制御信号を出力させる。ただし、負荷変動(TX−RF局発入力端子)を考えた場合、図3(b)のようにアップコンバータ14の利得UC−Gainを段階的に変化させるよりも図2(b)に示すように単調に変化させた方が有利である。すなわち、アップコンバータ14の利得UC−Gainが段階的に動かないために、TX−RF局発入力端子の負荷変動が起こりにくくなる。また、ヒステリシスを持たないため、IF−AGCアンプ33との利得制御特性に不連続な部分が絶対に生じなくなる。
【0067】
一方、上記の第1、第2の実施の形態におけるアップコンバータ14において、図5中のコレクタ電流IcとトランジスタのfTの特性に示されるように、必要とされる利得可変幅と対応する電流量の変化範囲内で、トランジスタのfTを十分確保できる場合には特に問題がないが、より広い利得可変範囲を得ようとした場合、電流を少なくして利得を絞ろうとしたときに遷移周波数fTが大きく下がってしまうことがある。この結果、最大周波数fTmaxが非常に大きく、高価なプロセスが必要なトランジスタを使用しなければ所定の送信周波数による送信ができなくなるなど、目標とした送信回路の特性を満たすことが難しくなる。
【0068】
そこで、第3の実施の形態では、所定値以下の利得可変幅を持つアップコンバータ回路をアップコンバータ内に複数段設け、夫々のアップコンバータ回路へ供給される制御電圧を互いに違う電圧範囲に設定して異なる利得制御領域を設定する。これにより、各アップコンバータ回路においてトランジスタのコレクタ電流Icを極端に小さく絞る必要がなくなり、図5のリニアな範囲Aでトランジスタを駆動できるので、遷移周波数fTによる局部発振信号TX−RFの周波数変移が生じることなく、利得の調整が容易になる。たとえば、個々のアップコンバータ回路の利得可変範囲を6dB以内に設定しつつ、全体として18dB程度の利得可変幅を得ることが可能になるように構成できる。
【0069】
即ち、アップコンバータで安定に利得を変化させようとする場合、図5のAの領域に示されるような、コレクタ電流Icに対してfTがリニアに変化する領域を使う必要がある。この際、Icとアップコンバータの利得との関係がリニアであると、例えばIcが半分になればfTも約半分になるという関係になることは明らかである。
【0070】
ここで、図4の実施の形態におけるアップコンバータ回路21のトランジスタQ1−Q4により構成された周波数の変換部に関し、その利得を可変とした場合を検証する。
【0071】
一般に、トランジスタのエミッタ抵抗reは、re=α0/gm (α0:電流増幅率、gm:相互コンダクタンス)で表される。α0?1と近似でき、又、
gm=Ic/VT(VT:熱電圧(thermal voltage)?26mV)であることから、re=VT/Icの関係がある。
【0072】
アップコンバータ回路21の場合、出力信号の歪低減が必要なので、トランジスタQ5,Q6のベース間入力電圧に対する線形処理可能範囲を広げるために、負帰還用抵抗R1を挿入することが多い。
【0073】
一方、変換部(トランジスタQ1−Q4)のゲインAは、エミッタ抵抗reと負帰還用抵抗R1との関係として、A∝1/(2re+R1)と表される。
【0074】
例えば、利得可変幅が−6dB(約1/2倍)である変換部を考える。最大利得時の可変電流源CS1、CS2に流れる電流をICS1=ICS2=2.6mAとすると、re=10Ωである。
【0075】
R1=50Ωとした場合、
1/(2re+R1):1/(2re’+R1)=1:1/2
より、re’=45Ωとなる。このとき、ICS1’=ICS2’?0.58mAとなり、元の電流2.6mAに対して約1/4.5倍の電流が必要となる。
【0076】
このことから、ICS1’=ICS2’?0.58mAのとき、例えば1GHzで周波数の変換部(Q1−Q4)を動作させる場合を考えると、fT=4.5GHzで構成できることから、fTmax=10GHz程度あれば、十分な線形利得特性を得ることができる。
【0077】
このことは、勿論、後で説明する図11のような図4のアップコンバータ回路21の変形例回路のような歪低減を必要としない場合の回路でも、同様の手法で電流の変化範囲幅及び必要なfTを算出することができる。
【0078】
次に、同様に、ICS1=ICS2=2.6mAで、re=10Ω、
R1=50Ωのとき、利得を−18dB(約1/8倍)に変化させようとすると、
1/(2re+R1):1/(2re’+R1)=1:1/8
より、re’=255Ωとなり、このときICS1”=ICS2”=0.1mAと、元の電流2.6mAに対して約1/26倍しなければならない。
【0079】
ここで、上記計算で示されたICS1”=ICS2”=0.1mAのとき、例えば
1GHzで周波数の変換部(Q1−Q4)を動作させる場合を考えると、トランジスタのfTは約26倍、つまり、fT?26GHzの特性を持つトランジスタが必要となることになり、実際には、fTmax?30GHzという高価なプロセスが必要となる。
【0080】
そこで、この発明では、利得可変幅を広げた場合でもfTmax=10GHz程度という安価なプロセスで構成するために、図6に示すように複数個の利得可変のアップコンバータ回路即ち周波数の変換部を複数個(図6では3個)並べるという構成とする。
【0081】
以下、本発明の第3の実施の形態の具体的な回路構成を図6に示すブロック図を参照して説明する。
【0082】
図6の回路は図1に示した実施の形態におけるアップコンバータ14の部分を変更した回路であり、他の構成は図1に示した実施の形態と同じであるため、この変更部分のみ示している。
【0083】
図6のアップコンバータ30は、出力端子MIX OUTに対して出力部が共通に接続された4個のアップコンバータ回路31、32、33、34と、負荷変動に対する補償用のダミーのアップコンバータ回路35を有し、さらにこれらのうち、アップコンバータ回路31−33と、ダミーのアップコンバータ回路35の可変電流源CS1−CS6およびCS9,CS10に制御信号を供給するための可変電流源制御回路36,37,38を含んで構成されている。
【0084】
図示しないゲインコントロール回路へは外部、例えば基地局からの送信利得制御信号TX Gain contが供給され、その出力として、例えば図1の実施の形態のIF−AGCアンプ13へ供給されるものと同等の利得調整信号GC‐ADJ1が得られるとともに、図6の可変電流源制御回路36、37、38への利得調整信号GC−ADJ21、GC‐ADJ22、GC−ADJ23が出力される。これらの可変電流源制御回路36−38からは、複数(ここでは4個)のアップコンバータ回路31−33、35の可変電流源CS1−CS6、CS9,CS10へ供給される電流信号である制御信号Ictrl1,Ictrl2, Ictrl3、Ictrl1’が発生される。
【0085】
即ち、このアップコンバータ30には第1、第2、第3、第4、第5のアップコンバータ回路31、32、33、34、35が設けられている。第1のアップコンバータ回路31は、トランジスタQ1〜Q4からなる変換部と、トランジスタQ5,Q6、可変電流源CS1、CS2及び抵抗R1からなる増幅部とから構成されている。第2のアップコンバータ回路32は、トランジスタQ7〜Q10からなる変換部と、トランジスタQ11,Q12、可変電流源CS3、CS4及び抵抗R2からなる増幅部とから構成されている。第3のアップコンバータ回路33は、トランジスタQ13〜Q16からなる変換部と、トランジスタQ17,Q18、可変電流源CS5、CS6及び抵抗R3からなる増幅部とから構成されている。第4のアップコンバータ回路34は、トランジスタQ19〜Q22からなる変換部と、トランジスタQ23,Q24、電流源CS7、CS8及び抵抗R4からなる増幅部とから構成されている。第5のアップコンバータ回路35は、トランジスタQ25〜Q28からなる変換部と、トランジスタQ29、Q30、可変電流源CS9、CS10及び抵抗R5からなる増幅部とから構成されている。
【0086】
また、アップコンバータ30には、ゲインコントロール回路から出力される利得調整信号GC−ADJ21乃至GC−ADJ23に基づいて、上記可変電流源CS1、CS2、CS3、CS4、CS5、CS6、CS9、CS10の動作を制御する制御信号Ictrl1−Ictrl3,Ictrl1’を生成する可変電流源制御回路36−38が設けられている。なお、この実施の形態では、可変電流源CS1、CS2、CS3、CS4、CS5、CS6、CS9、CS10はそれぞれカレントミラー回路を用いて構成されており、制御信号Ictrl1−Ictrl3,Ictrl1’はいずれも電流信号であり、後で説明するが、たとえば図8に示す特性を持っている。
【0087】
上記第1乃至第5のアップコンバータ回路31−35では、IF−AGCアンプ13から出力される変調信号(IF信号入力)が、それぞれの増幅部に設けられたトランジスタQ5とQ6、Q11とQ12、Q17とQ18、Q23とQ24、 Q29とQ30の各ベース相互間に供給される。
【0088】
また、TX−RF局部発振器15から出力される伝送路周波数の局部発振信号(TX−RF局発入力)が、それぞれの変換部に設けられたトランジスタQ1とQ2の各ベース相互間及びQ3とQ4の各ベース相互間、Q7とQ8の各ベース相互間、およびQ9とQ10の各ベース相互間、Q13とQ14の各ベース相互間、およびQ15とQ16の各ベース相互間、Q19とQ20の各ベース相互間、およびQ21とQ22の各ベース相互間、Q25とQ26の各ベース相互間、およびQ27とQ28の各ベース相互間にそれぞれ供給される。
【0089】
さらに、上記第1乃至第4のアップコンバータ回路31−34は出力端子(変換部のトランジスタQ2とQ4、Q8とQ10、Q14とQ16、Q20とQ22の各コレクタ)が共通に接続されており、この共通出力端子から伝送路周波数帯域にアップコンバートされた変調信号(MIX OUT)が出力される。
【0090】
また、上記第5のアップコンバータ回路35はダミーとして設けられており、このアップコンバータ回路35の出力端子(変換部のトランジスタQ26とQ28のコレクタ)は変調信号の出力端子ではなく、電源電圧VCCの供給ノードに接続されている。
【0091】
ここで、第1乃至第3及び第5のアップコンバータ回路31、32、33、35における中間周波利得はそれぞれの増幅部内の可変電流源CS1、CS2;CS3、CS4;CS5、CS6;及びCS9、CS10に流れる電流値に比例したものとなる。
【0092】
また、第1乃至第3のアップコンバータ回路31−33における可変電流源CS1とCS2、CS3とCS4、CS5とCS6の電流値ICS1とICS2、ICS3とICS4、ICS5とICS6との間にはそれぞれICS1=ICS2、ICS3=ICS4、ICS5=ICS6なる関係が成立し、かつ第5のアップコンバータ回路35における可変電流源CS9とCS10の電流値ICS9とICS10の値との間にもICS9=ICS10なる関係が成立するものとする、さらに、ICS1+ICS2+ICS9+ICS10の値がほぼ一定値となるように、可変電流源CS1とCS2及びCS9とCS10の動作が可変電流源制御回路36から出力される2種の制御信号Ictrl1、Ictrl1’によって制御される。
【0093】
ここで、図7を参照して、第3の実施の形態におけるゲインコントロール回路の内部構成の一例を説明する。このゲインコントロール回路は、基準電圧源41と接地端子GNDとの間に抵抗R12−R16が直列接続された構成を持ち、抵抗R12とR13、抵抗R13とR14、抵抗R14とR15、抵抗R15とR16の夫々の接続ノードから夫々差動増幅器DA1とDA2とDA3とDA4の一方の入力端に、分圧された基準電圧が供給される。また、抵抗R13とR14、抵抗R14とR15、抵抗R15とR16の夫々の接続ノードは、更に3個の差動増幅器DA5とDA6とDA7の一方の入力端に接続される。
【0094】
これらの差動増幅器DA1−DA4の他方の入力端には、基地局からの利得調整指令に基づいて形成された図1の利得制御信号TX Gain contが抵抗R18、R19による分圧回路により分圧され、バッファBを介して共通に供給されている。バッファBからの出力は更に3個の差動増幅器DA5−DA7の他方の入力端に供給される。
【0095】
利得制御信号TX Gain contに基づいてバッファBから生成された電圧信号が差動増幅器DA1とDA2とDA3とDA4に供給され、抵抗R11−R17により分圧された夫々の基準電圧と比較される。そして、利得制御信号TX Gain contの値に応じて差動増幅器DA1−DA4から4個の出力が形成され、これが第1の利得制御信号GC−ADJ1として図1のIF−AGCアンプ13に供給される。
【0096】
また、差動増幅器DA5−DA7からは利得制御信号TX Gain contの値に応じて3個の出力が形成され、これらが第2の利得制御信号GC−ADJ21、GC−ADJ22、GC−ADJ23として図6の可変電流源制御回路36−38に夫々供給される。
【0097】
このようにゲインコントロール回路40を構成することにより、IF−AGCアンプとアップコンバータに対して基準電圧源41を共通に使用しながら第1、第2の利得調整信号GC−ADJ1およびGC−ADJ21−GC−ADJ23を形成することができる。また、抵抗R11−R17による分圧回路を基準電圧源として差動増幅器DA1−DA7に対して共通に用いるようにしたので、回路構成が簡単になり、IF−AGCアンプ13とアップコンバータ14とともに一つの集積回路内に構成する際に小型化に寄与することができる。
【0098】
図6は、18dBの利得可変幅に対してそれぞれ6dBの利得可変幅を持つアップコンバータ回路を3個並べた例である。最初のアップコンバータ回路31は最大利得時から6dBだけ利得を絞るためのものであり、次のアップコンバータ回路32は更に6dB利得を絞るためのものであり、3つめのアップコンバータ回路33はその状態から更に6dB利得を絞るためのものである。4つめのアップコンバータ回路34は最小利得を保つための利得固定の周波数変換回路である。
【0099】
即ち、夫々のアップコンバータ回路31−33の可変電流源CS1、CS2、CS3、CS4、CS5、CS6の駆動電流ICS1−ICS6には、ICS1=ICS2、ICS3=ICS4、ICS5=ICS6の関係がある。ここで、負帰還抵抗R1−R3の抵抗値を、R1:R2:R3=1:2:4の関係を持たせておけば、
駆動電流ICS1:ICS3:ICS5=4:2:1とすることによって、
A∝1/(2re+R1)の関係より、アップコンバータ回路31−33において利得を夫々6dBずつ順に変化させることができる。なお、各アップコンバータ回路31−33を構成するトランジスタの面積比も各駆動電流比に合わせておく必要がある。
【0100】
また、図11に示す構成のアップコンバータ回路21をこの図6のアップコンバータ回路31−33として用いることもできる。この場合は、アップコンバータ回路31−33の可変電流源を夫々図6の一方の可変電流源CS1、CS3、CS5のみとすることになる。その場合には、夫々の駆動電流の比を、
ICS1:ICS3:ICS5=4:2:1としておけばよい。
【0101】
さらに、図8に示すとおり、可変電流源CS1、CS3、CS5の制御信号として、外部からの利得制御信号TX Gain contによって互いに等しい電流量の変化範囲で変化する電流I(=Ictrl 1,2,3)を用いて、可変電流源CS1に4nI、CS3に2nI、CS5にnI(nは正の数)の電流がそれぞれ流れるように構成している。
【0102】
この構成にした場合、6dB利得を絞ってアップコンバータ回路31の変換部Q1−Q4に電流が流れていない時にも、アップコンバータ回路32,33,34の変換部の各トランジスタQ7−Q10,Q13−Q16,Q19−Q22には最大利得時と同じ電流が流れているので、fTの影響を受けない。また、同様に、アップコンバータ回路32で6dB利得を絞ってもアップコンバータ回路33,34の変換部の各トランジスタQ13−Q16,Q19−Q22はfTの影響を受けず、さらに、アップコンバータ回路33で6dB利得を絞ってもアップコンバータ回路34の変換部ではその各トランジスタQ19−Q22はfTの影響を受けない周波数変換回路が実現できる。
【0103】
つまり、一つのアップコンバータ回路で利得を可変とする場合より、個々の変換部において電流量の変化範囲を抑えることができるので、低いfTのトランジスタで広い利得可変の周波数変換回路を実現できる。
【0104】
なお、ここでは、利得固定のアップコンバータ回路34を並列に設けているが、アップコンバータ回路33の可変電流源CS5、CS6に対し固定電流源を並列に設けることでも同じ効果が得られる。ただ、利得固定のアップコンバータ回路34を入れることにより、最小利得時のトランジスタのfTを高くするという効果が得られる。
【0105】
図8は図6の回路における可変電流源制御回路36−38から出力される電流源制御信号Ictrl1、Ictrl2、Ictrl3(A)と送信利得制御信号TX Gain cont(V)との関係を示すグラフである。尚、電流は夫々における最小電流値を0とし、最大値を100として示している。
【0106】
図8において、曲線I1はアップコンバータ回路31の可変電流源CS1,CS2に夫々与えられる制御信号Ictrl1の電流量を示し、曲線I2はアップコンバータ回路32の可変電流源CS3,CS4に夫々与えられる制御信号Ictrl2の電流量を示し、曲線I3はアップコンバータ回路33の可変電流源CS5,CS6に夫々与えられる制御信号Ictrl3の電流量を示す。曲線I1’はダミーのアップコンバータ回路35の電流源CS9,CS10に供給される制御信号Ictrl1’の電流量を示す。
【0107】
図8から明らかなように、送信利得制御信号TX Gain contの電圧が0の場合には、アップコンバータ回路31−33の電流源CS1−CS6には殆ど制御電流が供給されない。一方、ダミーとしてのアップコンバータ回路35の電流源CS9,CS10には夫々最大の制御電流が供給され、曲線I1−I3における最小の制御電流量と相殺してバランスを保つようになっている。
【0108】
送信利得制御信号TX Gain contの電圧が増加してくると、まず、アップコンバータ回路33の電流源CS5,CS6への制御電流I3が増加し始める。
【0109】
電流I3が最大値に近づくと、次のアップコンバータ回路32への制御電流I2が立ち上がる。電流I2が最大値に近づくと、つぎのアップコンバータ回路31の制御電流I1が立ち上がると同時にダミーのアップコンバータ回路35への制御電流I1’が立ち下がり始め、電流I1とI1’とは電流が最大値の半分になるスケール50の位置で互いにほぼ等しくなる。電流I1が最大値になると、ダミー電流I1’はゼロとなる。
【0110】
このように、アップコンバータ回路31は送信利得制御信号TX Gain contの電圧が大きくなる範囲、即ち利得変化が生じるのがアップコンバータ30の高利得側であるため、制御電流の変化量が同じでも可変電流源の駆動電流が最も大きく変化する領域で駆動されるように設定されており(たとえばICS1:ICS3:ICS5=4:2:1)、アップコンバータ回路31における利得変化の際に図1のTX RF局部発信器15の発振周波数に対する負荷変動の影響が最も大きい。従って、ダミーのアップコンバータ回路35でその影響が最大限に相殺されるように、電流曲線I1とI1’とは互いに電流値50%の位置で対称形となっている。
【0111】
以下、図9を参照して図6の回路の動作を詳細に説明する。図9は図6に示したアップコンバータ(周波数変換回路)30の利得制御信号TX Gain contの電圧レベルVGCに対する各アップコンバータ回路31,32,33における利得変化の様子を示す図であり、さらにこれらを合成したアップコンバータ30としての利得が単調増加するように制御する場合を示している。
【0112】
図9(a),(b),(c)は、図6における各アップコンバータ回路33,32,31につき利得制御信号TX Gain contの電圧VCGに対する利得変化の様子を示す図であり、図9(d)はアップコンバータ30全体の利得制御信号TX Gain contに対する利得変化の様子を示す図である。
【0113】
図6の例では、アップコンバータ回路31,32,33のそれぞれが、可変電流源制御回路36−38から制御信号を供給されて利得が変化する構成となっている。アップコンバータ回路34のみが固定の電流源CS7,CS8による一定の利得を有する。したがって、トータルで4つのアップコンバータ回路31−34を合わせた出力がMIX‐OUT端子から出力される。前述したように、アップコンバータ回路35はアップコンバータ31の負荷変動に対応したダミーの回路であり、このダミーのアップコンバータ回路35は負荷変動に対するICの特性が満足できるのであれば、削除することができる。なお、ダミーのアップコンバータ回路35に対する制御信号は図6の例では可変電流源制御回路36から供給しているが、他の可変電流源制御回路37或いは38から供給してもよい。図6の例ではアップコンバータ回路31で最も大きな駆動電流の変動を生じるので、周波数変動の影響を最も受けやすく、そのためダミーのアップコンバータ回路35の制御信号を可変電流源制御回路36から取り出すようにしている。
【0114】
次に、図6の構成でなるアップコンバータ30の動作を、図9の特性図を参照して説明する。
【0115】
まず、ゲインコントロール回路40に入力される利得制御信号TX Gain contの電圧レベルが、V0から第1の閾値V1まで変化するときは、ゲインコントロール回路40は、アップコンバータ回路(UC)31−33の利得UC31−Gain、UC32‐Gain,UC33‐Gainが図9(c),(b),(a)に示すように夫々利得G2で一定となるように利得調整信号GC−ADJ23、GC−ADJ22、GC−ADJ21を発生する。
【0116】
さらに、ゲインコントロール回路40に入力される利得制御信号TX Gain contの電圧レベルが、第1の閾値V1から第2の閾値V2まで変化するときは、ゲインコントロール回路40は、アップコンバータ回路33の利得UC33−Gainが図9(a)に示すようにG1からG2までの間でリニアに増加(単調増加)するように利得調整信号GC−ADJ23を発生する。このとき、他のアップコンバータ回路(UC)31、32の利得UC31−Gain、UC32‐Gainが図9(c),(b)に示すように夫々利得G1で一定となるように利得調整信号GC−ADJ22、GC−ADJ21を発生する。
【0117】
またさらに、ゲインコントロール回路40に入力される利得制御信号TX Gain contの電圧レベルが、第2の閾値V2から第3の閾値V3に変化するときは、ゲインコントロール回路40は、アップコンバータ回路32の利得UC32−Gainが図9(b)に示すようにG1からG2までの間でリニアに増加(単調増加)するように利得調整信号GC−ADJ22を発生する。このとき、他のアップコンバータ回路(UC)31、33の利得UC31−Gain、UC33‐Gainは図9(c),(a)に示すように夫々利得G1,G2で一定となるように利得調整信号GC−ADJ23、GC−ADJ21を発生する。
【0118】
またさらに、ゲインコントロール回路40に入力される利得制御信号TX Gain contの電圧レベルが、第3の閾値V3から第4の閾値V4に変化するときは、ゲインコントロール回路40は、アップコンバータ回路31の利得UC31−Gainが図9(c)に示すようにG1からG2までの間でリニアに増加(単調増加)するように利得調整信号GC−ADJ21を発生する。このとき、他のアップコンバータ回路(UC)32、33の利得UC32−Gain、UC33‐Gainは図9(b),(a)に示すように夫々利得G2で一定となるように利得調整信号GC−ADJ22、GC−ADJ23を発生する。
【0119】
即ち、ゲインコントロール回路40に入力される利得制御信号TX Gain contの電圧レベルが第4の閾値V4に達した段階では、アップコンバータ30全体の利得UC total−Gainは4個のアップコンバータ回路31−34の利得を合成したものとなる。こうして図9(d)に示すように、利得制御信号TX Gain contのV0からV4への電圧レベルの上昇に伴なって、全体の利得UC total−Gain はG1からG3までリニアに増加(単調増加)する。
【0120】
なお、このようにゲインコントロール回路40に入力される利得制御信号TX Gain contの電圧レベルが第1の閾値V1から第4の閾値V4まで達するまでの制御は、図1のアップコンバータ14における利得調整では、例えば図2(b)に示すように閾値V1−V2まで単調増加となる制御が行われたことに対応する。
【0121】
図9(d)は図6の実施の形態におけるすべてのアップコンバータ回路31−35の出力利得を総合して示している。図9(d)から明らかなように、利得制御信号TX Gain contの電圧レベルがV1からV4まで達するまで直線的に増加する利得特性を示し、夫々のアップコンバータ回路31−33により利得調整範囲を分割したにもかかわらず、各利得制御の切り替わり点での不連続な特性は見られない。しかも、個々のアップコンバータ回路で狭い利得可変範囲とすることで、大きな利得変化による周波数の変移がなく、広い利得可変範囲にわたって波形品質の良い送信出力を得ることができる。
【0122】
このように、図6に示した実施の形態のような回路構成により、図4の実施の形態の場合よりfTによる特性劣化を抑えながらアップコンバータ全体の利得可変範囲を広く取ることができ、結果として、図4のアップコンバータ回路21のように利得可変ブロックを1段だけ構成するのに比べ、波形品質が向上する事は明白である。
【0123】
従って、図2(b)に示した利得特性を持つアップコンバータの代わりに図9(d)に示した利得特性を持つアップコンバータを、例えば図2(a)と同様所定の閾値間でフラットな利得特性を示すIF AGCアンプと組み合わせて送信回路の利得制御回路を構成すると、上記のように全体の利得制御範囲を広く取ることができ、fTによる特性劣化を押さえることができる。ただし、図2(a)のように閾値V1,V2(或いはV4)間でフラットな利得特性を持つ回路と図2(b)或いは図9(d)のような利得特性を持つ回路とを組み合わせた場合は、夫々の回路の利得特性が閾値V1,V2(或いはV4)の位置で直線性を持たないため、回路を構成する素子特性のばらつきによって製造された回路によっては直線性が損なわれ、例えば図2(c)に示したようなきちんとした直線性を示さず、閾値V1,V2(或いはV4)の位置で利得特性曲線に変曲点が生じることがある。
【0124】
これを回避するためにIF AGCアンプの利得特性として図10(a)に示すものを用いることが考えられる。
【0125】
以下、図1のIF−AGCアンプ13として図10(a)に示した利得特性を持つものを用い、アップコンバータ14については図2(b)もしくは図9(d)に示す利得特性を持つ場合の利得制御の方法を図10を参照して説明する。
【0126】
この場合、IF−AGCアンプ13の利得特性は図10(a)に示したように、利得制御信号TX Gain cont のすべての変化範囲で利得の変化率が連続的に単調増加となり、中途でフラットな利得特性を示すことがない。
【0127】
一方、アップコンバータ14の利得特性は、図10(b)に示すように、閾値V0−V1の間と、V2以上の領域で一定、V1−V2の間で単調増加となる特性である。
【0128】
これらの利得特性を合成した利得特性は図10(c)に示すものとなり、単調増加の2つの特性を組み合わせたために、閾値V1−V2の間で傾きが急になる。
【0129】
また、図10(a)に示した利得特性を持つIF−AGCアンプ13と図6の構成を有するアップコンバータ30の利得を合成した場合も、図10(c)に示した場合と同様に、電圧レベルがV0−V1までとV4以上の領域ではIF−AGCアンプ13の利得特性の傾き、V1−V4までの領域ではIF−AGCアンプ13の利得特性とアップコンバータ30の利得特性とを合成した利得特性となり、傾きが急になる。
【0130】
しかしながら、これらの場合、携帯電話機のシステムでは、図示しないが、この領域では利得調整ステップが他の領域より細かくなるようにシステムが構成されており、大幅な利得調整による周波数変動に起因する通話の中断などの不具合を回避するようにできる。
【0131】
一方、前記したように、図10(a)の利得特性は閾値V1,V2の間で変曲点がないので、回路を構成する素子特性のばらつきがあったとしても、利得制御の直線性が損なわれることがなく、高品質の通話が可能となる。
【0132】
ここで、図1のTX−RF局部発振器15の発振周波数がアップコンバータ14における例えば図6の実施の形態の利得可変のアップコンバータ回路31−33の利得可変動作により受ける影響について説明する。
【0133】
例えばアップコンバータ回路31では電流を変化させて高い利得領域を可変とさせるため、TX−RF局部発振器15側から見ると、トランジスタQ1−Q4の電流が変化しているように見えることになる。そのため、TX−RF局部発振器15から入力される負荷の容量が変動しているように見え、TX−RF局部発振器15の周波数が1GHzなどの高周波になると、その容量変動が無視できない場合がある。そのために、アップコンバータ回路35をダミー回路としておき、例えば可変電流源CS1、CS9の駆動電流ICS1+ICS9=一定とすることにより、トランジスタQ1,Q2とトランジスタQ25,Q26に対する電流総量を変化させないようにし、アップコンバータ回路31の入力の負荷容量変動を抑えることができる。
【0134】
但し、携帯電話機のシステムでは、利得をこの携帯電話機のシステムの全体で直線的に変化させるため、前述したように、例えば図10(a)のIF−AGCアンプのみで利得を可変させている区間(V0−V1およびV2より上の区間)に比べて区間V1−V2では利得制御電圧のステップが細かくなるように制御される。
【0135】
たとえば、携帯電話機のシステムの全体の利得を一定量変化させようとした場合、IF−AGCアンプとアップコンバータの利得制御曲線の傾きが1:1であれば、図10の区間V1−V2では夫々半分の利得変化量で良いことになる。この方法によりアップコンバータの利得の傾きを小さくしていけば、相対的にアップコンバータの利得変化量を抑えることができる。
【0136】
このことは、アップコンバータの電流変化量を抑えることにつながり、局部発振器入力の負荷容量変動を小さくすることができるので、図6に示した実施の形態で用いられたダミー回路35などを用いなくても良い場合があることを意味する。
【0137】
以上説明したように、図6の実施の形態では、アップコンバータ回路を複数段に分けることによって1段あたりの利得可変範囲を狭くすることにより、アップコンバータ全体の利得可変範囲を大きくとっても電流量が著しく少なくなってfTが下がるようなことが無く、利得制御の精度をあげることができる。
【0138】
また、アップコンバータとIF−AGC回路とを制御するゲインコントロール回路を単一のユニット回路として集積化可能としたので、回路規模を小さく押さえることができ、例えば携帯電話機の小型化が可能となる。
【0139】
さらに、携帯電話機などの通信端末のトータルの利得特性を図10で説明したようにシステム構成において直線にする場合、IF−AGCアンプとアップコンバータとで全体の利得を分担して同じ外部制御信号に基づいて別々に制御することができるので、アップコンバータ(UC)の分担利得はシステムトータル利得(IF AGC利得+UC利得)分の1となり、分担する利得の大きさを小さくできるので、利得を可変した場合にアップコンバータに生じる負荷変動による影響を少なく押さえ、通信波形を高品位に保つことができる。
【0140】
なお、図4、図6の実施の形態では、たとえばアップコンバータ回路21、31のいずれにおいても増幅部を構成するトランジスタQ5、Q6をそれぞれ可変電流源CS1、CS2で駆動する構成となっているが、これらのトランジスタQ5、Q6に対して一つの可変電流源を共通に用いることも可能である。
【0141】
図11はその一例の回路図を示し、トランジスタQ5、Q6のエミッタ同士を直接単一の可変電流源CS1に共通接続した構成とした。従って、図4、図6ではトランジスタQ5、Q6のエミッタ間を抵抗R1で接続していたが、図11ではこの抵抗R1は省略されている。トランジスタQ1−Q4で構成される周波数変換部を含むその他の構成は図4、図6の実施の形態におけるアップコンバータ回路21、31と同様であり、同一の参照符号を付して詳細な説明は省略する。
【0142】
また、図4の実施の形態におけるアップコンバータ回路23及び、図6の実施の形態におけるアップコンバータ回路31以外の利得可変の他のアップコンバータ回路32,33、35についても、全く同様に夫々の一対の可変電流源を一つにまとめることができる。さらに、利得固定のアップコンバータ回路22,34の電流源を同様に一つにまとめることも可能である。
【0143】
このように、図11のような構成の周波数変換回路を用いることにより、(可変)電流源の数を減らすことができるので、更に回路構成を簡単化でき、製造コストの低減が可能となる。なお、この発明の周波数変換回路は、アップコンバータに限らず、例えば、周波数を下降させる場合にも同様の効果を有することは勿論である。
【0144】
【発明の効果】
以上説明したようにこの発明によれば、安価に製造でき、外形寸法も大型化せず、かつ広い利得可変範囲にわたって波形品質の良い送信出力を得ることができる送信回路及び無線送信装置を提供することができる。
【0145】
また、遷移周波数fTが低く安価なプロセスで製造できるトランジスタを使用しながら、広い利得可変幅を有する周波数変換回路を容易に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明をCDMA方式の携帯電話機に実施した第1の実施の形態による送信装置のブロック図。
【図2】この発明の第1の実施の形態による送信装置のゲインコントロール回路における利得の制御例を説明するための特性図。
【図3】この発明の第2の実施の形態による送信装置のゲインコントロール回路における利得の制御例を説明するための特性図。
【図4】第1及び第2の実施の形態の送信装置で使用されるアップコンバータの具体的な構成の一例を示す回路図。
【図5】トランジスタのコレクタ電流と遷移周波数との関係を示す特性図。
【図6】第3の実施の形態の送信装置で使用されるアップコンバータの具体的な構成を示す回路図。
【図7】ゲインコントロール回路の具体例を示すブロック図。
【図8】利得制御信号とアップコンバータ回路の可変電流源に対する制御信号との関係を示すグラフ。
【図9】第3の実施の形態による送信装置のゲインコントロール回路における利得の制御例を説明するための特性図。
【図10】更に他の実施の形態による送信装置のゲインコントロール回路における利得の制御例を説明するための特性図。
【図11】図4、図6に示した周波数変換回路の更に他の例を示す回路図。
【図12】CDMA方式の携帯電話機の従来の送信系回路のブロック図。
【符号の説明】
11…変調器、
12…TX−IF局部発振器(中間周波数信号生成回路)、
13…IF−AGCアンプ(中間周波利得制御増幅器)、
14、30…アップコンバータ、
15…TX−RF局部発振器(局部発振信号生成回路)、
16…バンドパスフィルタ回路(BPF)、
17…パワーアンプ(PA)、
18、40…ゲインコントロール回路(制御信号発生回路)、
19…集積回路、
21、31…第1のアップコンバータ回路、
22、32…第2のアップコンバータ回路、
23、33…第3のアップコンバータ回路、
24、36,37,38…可変電流源制御回路。
Claims (19)
- 送信用データ信号を受け、このデータ信号に応じて中間周波数信号を変調する変調回路と、
上記変調回路の出力を受け、この変調回路の出力を増幅すると共に第1の制御信号に応じて利得が制御される中間周波増幅回路と、
上記中間周波増幅回路の出力を受け、この中間周波増幅回路の出力を伝送路周波数に上昇させると共に第2の制御信号に応じて利得が制御される周波数変換回路とを具備し、
前記周波数変換回路は、前記第2の制御信号に応じて利得が制御される少なくとも1個の第1の変換回路と、
実質的に一定の利得を有する第2の変換回路とを有して構成されることを特徴とする送信回路。 - 前記周波数変換回路は、前記第2の制御信号に応じて利得が単調変化する領域を有する利得特性を持つように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の送信回路。
- 前記周波数変換回路は、前記第2の制御信号に応じて利得が段階的に変化し、かつ前記第2の制御信号に対してヒステリシスを有する利得特性を持つように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の送信回路。
- 前記少なくとも1個の第1の変換回路は少なくとも2個の第1の変換回路を含み、
一方の第1の変換回路は出力端子が前記第2の変換回路の出力端子に接続され、前記第2の制御信号に応じて利得が制御され、
他方の第1の変換回路は出力端子が前記第2の変換回路の出力端子に接続されずかつ前記第2の制御信号に応じて上記一方の第1の変換回路に対しその駆動電流が相補的に制御されることを特徴とする請求項1に記載の送信回路。 - 送信用データ信号を受け、このデータ信号に応じて中間周波数信号を変調する変調回路と、
上記変調回路の出力を受け、この変調回路の出力を増幅すると共に第1の制御信号に応じて利得が制御される中間周波増幅回路と、
上記中間周波増幅回路の出力を受け、この中間周波増幅回路の出力を伝送路周波数に上昇させると共に第2の制御信号に応じて利得が制御される周波数変換回路とを具備し、
前記周波数変換回路は、前記第2の制御信号に応じて利得が順次制御される複数の第1の変換回路を有し、
前記複数の第1の変換回路は、それぞれの出力端子が共通に接続され、前記第2の制御信号に応じて利得が制御される2個以上の第1の変換回路を含み、
さらに、出力端子が前記2個以上の第1の変換回路の共通の出力端子に接続されず、かつ前記第2の制御信号に応じてこれら2個以上の第1の変換回路のうちの1個の第1の変換回路に対しその駆動電流が相補的に制御されるダミー回路を有して構成されることを特徴とする送信回路。 - 前記ダミー回路の駆動電流が相補的に制御される1個の第1の変換回路は、前記2個以上の第1の変換回路の中で最も大きくその駆動電流が変化することを特徴とする請求項5に記載の送信回路。
- 外部制御信号を受けて前記第1及び第2の制御信号を発生する単一の回路ユニットとして構成された制御信号発生回路をさらに具備したことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の送信回路。
- 中間周波数信号を生成する中間周波数信号生成回路と、
送信用データ信号及び上記中間周波数信号を受け、上記中間周波数信号を上記送信用データ信号に応じて変調する変調回路と、
上記変調回路の出力を受け、この変調回路の出力を増幅すると共に第1の制御信号に応じて利得が制御される中間周波増幅回路と、
局部発振信号を生成する局部発振信号生成回路と、
上記中間周波増幅回路の出力及び上記局部発振信号を受け、上記中間周波増幅回路の出力を伝送路周波数に上昇させると共に第2の制御信号に応じて利得が制御される周波数変換回路と、
上記周波数変換回路の出力から不要成分を除去するフィルタ回路と、
上記フィルタ回路の出力を増幅する利得が実質的に一定の電力増幅回路
とを具備し、
前記周波数変換回路は、前記第2の制御信号に応じて利得が制御される少なくとも1個の第1の変換回路と、
実質的に一定の利得を有する第2の変換回路とを有して構成されることを特徴とする無線送信装置。 - 前記周波数変換回路は、前記第2の制御信号に応じて利得が単調変化する領域を有する利得特性を持つように構成されていることを特徴とする請求項8に記載の無線送信装置。
- 前記周波数変換回路は、前記第2の制御信号に応じて利得が段階的に変化し、かつ前記第2の制御信号に対してヒステリシスを有する利得特性を持つように構成されていることを特徴とする請求項8に記載の無線送信装置。
- 前記中間周波増幅回路及び周波数変換回路は、前記第1及び第2の制御信号に応じて夫々の利得可変範囲で利得が連続的に単調変化する利得特性を持ち、これらを合成したとき前記周波数変換回路の利得可変範囲で単調変化の傾きが急となる利得特性を持つように構成されていることを特徴とする請求項8に記載の無線送信装置。
- 前記少なくとも1個の第1の変換回路は少なくとも2個の第1の変換回路を含み、
一方の第1の変換回路は出力端子が前記第2の変換回路の出力端子に接続され、前記第2の制御信号に応じて利得が制御され、
他方の第1の変換回路は出力端子が前記第2の変換回路の出力端子に接続されずかつ前記第2の制御信号に応じて上記一方の第1の変換回路に対しその駆動電流が相補的に制御されることを特徴とする請求項8に記載の無線送信装置。 - 中間周波数信号を生成する中間周波数信号生成回路と、
送信用データ信号及び上記中間周波数信号を受け、上記中間周波数信号を上記送信用データ信号に応じて変調する変調回路と、
上記変調回路の出力を受け、この変調回路の出力を増幅すると共に第1の制御信号に応じて利得が制御される中間周波増幅回路と、
局部発振信号を生成する局部発振信号生成回路と、
上記中間周波増幅回路の出力及び上記局部発振信号を受け、上記中間周波増幅回路の出力を伝送路周波数に上昇させると共に第2の制御信号に応じて利得が制御される周波数変換回路と、
上記周波数変換回路の出力から不要成分を除去するフィルタ回路と、
上記フィルタ回路の出力を増幅する利得が実質的に一定の電力増幅回路
とを具備し、
前記周波数変換回路は、前記第2の制御信号に応じて利得が順次制御される複数の第1の変換回路を有し、
前記複数の第1の変換回路は、それぞれの出力端子が共通に接続され、前記第2の制御信号に応じて利得が制御される2個以上の第1の変換回路を含み、
さらに、出力端子が前記2個以上の第1の変換回路の共通の出力端子に接続されず、かつ前記第2の制御信号に応じてこれら2個以上の第1の変換回路のうちの1個の第1の変換回路に対しその駆動電流が相補的に制御されるダミー回路を有して構成されることを特徴とする無線送信装置。 - 前記ダミー回路の駆動電流が相補的に制御される1個の第1の変換回路は、前記2個以上の第1の変換回路の中で最も大きくその駆動電流が変化することを特徴とする請求項13に記載の無線送信装置。
- 前記変調回路、中間周波増幅回路及び周波数変換回路が同じ集積回路内に集積されていることを特徴とする請求項8乃至14のいずれか1項に記載の無線送信装置。
- 外部制御信号を受けて前記第1及び第2の制御信号を発生する制御信号発生回路が単一の回路ユニットとして前記集積回路内にさらに集積されていることを特徴とする請求項15に記載の無線送信装置。
- 第1の入力信号の周波数を第2の入力信号を用いて変換する周波数変換回路において、
前記第2の入力信号が供給される第1、第2の入力端子に制御端子がそれぞれ接続された第1、第2のトランジスタ及び第3、第4のトランジスタを含んで構成された第1の周波数変換部と、前記第1、第3のトランジスタの一端に共通接続された第5のトランジスタ、前記第2、第4のトランジスタの一端に共通接続された第6のトランジスタおよび前記第5、第6のトランジスタに接続された第1の電流可変回路とを含んで構成され、前記第1の入力信号が前記第5、第6のトランジスタの制御端子に供給される利得可変の第1の増幅回路と、前記第1の電流可変回路に電流制御信号を供給する第1の電流可変回路制御回路と、前記第2の入力信号が供給される第1、第2の入力端子に制御端子がそれぞれ接続された第7、第8のトランジスタ及び第9、第10のトランジスタを含んで構成された第2の周波数変換部と、前記第7、第9のトランジスタの一端に共通接続された第11のトランジスタ、前記第8、第10のトランジスタの一端に共通接続された第12のトランジスタおよび前記第11、第12のトランジスタに接続された電流源とを含んで構成され、前記第1の入力信号が前記第11、第12のトランジスタの制御端子に供給される利得一定の第2の増幅回路とを具備し、前記第2、第3、第8、第9のトランジスタの他端の共通接続部を出力部として出力が取り出されることを特徴とする周波数変換回路。 - 更に、前記第2の入力信号が供給される第1、第2の入力端子に制御端子がそれぞれ接続された第13、第14のトランジスタ及び第15、第16のトランジスタを含んで構成された第3の周波数変換部と、前記第13、第15のトランジスタの一端に共通接続された第17のトランジスタ、前記第14、第16のトランジスタの一端に共通接続された第18のトランジスタおよび前記第17、第18のトランジスタに接続された第2の電流可変回路とを含んで構成され、前記第1の入力信号が前記第17、第18のトランジスタの制御端子に供給される利得可変の第3の増幅回路と、前記第2の電流可変回路に電流制御信号を供給する第2の電流可変回路制御回路とを少なくとも具備し、
第2、第3、第8、第9、第14、第15のトランジスタの他端の共通接続部を出力部として出力が取り出されることを特徴とする請求項17に記載の周波数変換回路。 - 更に、前記第2の入力信号が供給される第1、第2の入力端子に制御端子がそれぞれ接続された第19、第20のトランジスタ及び第21、第22のトランジスタを含んで構成された第4の周波数変換部と、前記第19、第21のトランジスタの一端に共通接続された第23のトランジスタ、前記第20、第22のトランジスタの一端に共通接続された第24のトランジスタおよび前記第23、第24のトランジスタに接続された第3の電流可変回路とを含んで構成され、前記第1の入力信号が前記第23、第24のトランジスタの制御端子に供給される利得可変の第4の増幅回路とを具備し、
前記第20、第21のトランジスタの他端の共通接続部は出力部に接続されず、前記第3の電流可変回路は前記第1の電流可変回路制御回路により、その駆動電流が前記第1の電流可変回路に対し相補的に制御されることを特徴とする請求項17および請求項18のいずれか1項に記載の周波数変換回路。
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