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JP3579561B2 - 鉄系焼結合金製バルブシート - Google Patents

鉄系焼結合金製バルブシート Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関のバルブシートに好適に用いられる鉄系焼結合金製バルブシート、更に詳しくは、バルブ当接層とバルブシート本体層の2層からなる鉄系焼結合金製バルブシートに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
内燃機関を構成するバルブシートは、バルブが密着する相手側の円錘面部であり、シリンダまたはヘッド鋳物材を仕上げるものと別製のリングを嵌めるものとが知られているが、いずれにせよ、バルブシートには、熱伝導率、潤滑特性および高温強度の向上が要求されている。
【0003】
従来、これらの要求に対して、鉄系焼結合金中に銅・鉛を溶浸したバルブシートが適用され、その製造方法としては、通常の粉末冶金法により鉄系焼結合金製のバルブシートを製造した後、更に別工程として鉄系焼結合金中の空孔全体に銅または鉛を溶浸することによって熱伝導性、潤滑特性および高温強度に優れた鉄系焼結合金製銅・鉛溶浸バルブシートが製造されていた。
【0004】
しかし、このような鉄系焼結合金製銅・鉛溶浸バルブシートの製造方法は、焼結工程と溶浸工程とが別工程で行われるため、製造コストが高くなるという問題があった。
【0005】
そこで、従来のバルブシートと同等の性質を持たせ、尚且つ製造コストを安くするため、特公平2−35125号公報には、銅・鉛を含有するバルブシート本体層部分と銅・鉛を含有しないバルブ当接層部分とからなる2層圧粉体を焼結することにより、銅・鉛の溶浸処理工程を必要とすることなく、焼結と同時にバルブシート本体層中の銅・鉛をバルブ当接層へ溶浸させることによって、バルブに当接するバルブ当接層の特性を確保するという鉄系焼結合金製2層バルブシートの製造方法が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した従来技術には、次のような問題がある。すなわち、従来技術は、焼結と同時にバルブシート本体層中の銅・鉛が毛細管現象によってバルブシート当接層の空孔内に溶浸するため、焼結後のバルブ当接層では焼結前に存在する空孔が減少して気密化した銅・鉛溶浸層となるため優れた性質を有するが、バルブシート本体層では銅・鉛が溶浸により移動するため、バルブシート本体層内に空隙が生じ、強度が低下するとともに、バルブシート全体としての強度も低下するという問題があった。
【0007】
また、特に鉛を用いる場合には、環境への悪影響も考えられる。
【0008】
本発明の目的は、バルブ当接層とバルブシート本体層からなる2層バルブシートにおいて、上述した問題を解決し、強度と耐摩耗性に優れた鉄系焼結合金製バルブシートを提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、バルブ当接層とバルブシート本体層とからなる鉄系焼結合金製バルブシートであって、あらかじめ銅粉末または銅含有粉末を配合して前記バルブ当接層の銅含有量が7〜17%の鉄系圧粉体および前記バルブシート本体層の銅含有量が7〜20%の鉄系圧粉体からなる2層圧粉体を形成した後、焼結してなることに特徴を有する鉄系焼結合金製バルブシートである。
【0011】
請求項2記載の発明は、前記バルブ当接層の銅含有量と前記バルブシート本体層の銅含有量との差が5重量%以下であることに特徴を有する請求項2に記載の鉄系焼結合金製バルブシートである。
【0012】
このように、本発明では、あらかじめバルブ当接層とバルブシート本体層の各々の圧粉体中に銅粉末を配合しているので、銅の溶浸工程を行う必要がない。さらに、焼結工程におけるバルブシート本体層からバルブ当接層への銅の溶浸が従来のように起こらないため、当該各層の密度の変化が小さく、バルブシート本体層の強度の低下も起こらない。
【0013】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の鉄系焼結合金製バルブシートについて具体的に説明する。
【0014】
本発明のバルブシートは、焼結用粉末として、先ず、主要成分となる鉄系粉末中に、銅粉末または銅含有粉末およびその他必要な粉末を所定の割合で配合して、バルブ当接層用の原料粉末とバルブシート本体層用の原料粉末とをそれぞれ用意し、これらの原料粉末に潤滑剤等を添加した焼結用粉末を調製する。その後、バルブ当接層用の焼結用粉末とバルブシート本体層用の焼結用粉末を用い、バルブ当接層部とバルブシート本体層部とからなる2層圧粉体を加圧により成形した後、脱ろう処理を行い、次いで、焼結処理を行った後、焼き戻し処理を行うことにより本発明の鉄系焼結合金製バルブシートを得ることができる。
【0015】
焼結用粉末中の銅粉末または銅含有粉末には電解銅粉末等が用いられ、熱伝導性および高温強度を向上させる目的で配合する。配合した粉末中の銅含有量は、バルブ当接層で3〜20重量%、バルブシート本体層で5〜25重量%とすることが望ましく、更に望ましくはバルブ当接層で7〜15重量%、バルブシート本体層で8〜18重量%である。
【0016】
この銅含有量がバルブ当接層で3重量%未満またはバルブシート本体層で5重量%未満では、他方の層の含有量が前記範囲内であっても、もう一方の層の銅がほぼ完全に固溶するために、前記範囲内にある層から銅の移動が顕著になり、組織中に粗大な空孔が見られるようになる。そのため、熱伝導性または強度等の特性が低下する。バルブ当接層で20重量%を超えまたはバルブシート本体層で25重量%を超えると、他方の層の含有量が前記範囲内であっても、組織中の銅の層が粗大になるため、十分な耐摩耗性が得られない。さらに、バルブシートの寸法精度も悪くなる。また、それぞれの層の銅含有量が下限値未満の組み合わせ、即ちバルブ当接層が3重量%未満およびバルブシート本体層が5重量%未満のときは、バルブシートの組織中に銅を残すことができず、熱伝導性等の特性が低下する。一方、それぞれの層の銅含有量が上限値を超える組み合わせ、即ちバブル当接層が20重量%を超えおよびバブルシート本体層も25重量%を超えるときは、焼結後にバルブシート中の残留銅量が多くなりすぎて強度と耐摩耗性の低下が起こる。
【0017】
更に、バルブ当接層とバルブシート本体層との銅含有量の差を5重量%以下にすることがより望ましい。その差が、5重量%を超えると、いずれか一方の層から他方の層へ銅の過度の溶浸が起こり、相対密度の減少による強度の低下等の特性の変化が起こるためである。
【0018】
その他必要な粉末としては、炭素(黒鉛)、クロム、モリブデン、ニッケル、コバルト等の粉末またはそれら成分を含有する粉末等を使用することができる。これらのうち、炭素は焼結性および強度維持等のために添加され、クロム、モリブデン、ニッケル、コバルト等は耐摩耗性および強度向上等のために添加され、主に硬質粒子として存在する。
【0019】
原料粉末には、金型成形時の型抜けを良くするために、例えばステアリン酸亜鉛等の潤滑剤が添加される。
【0020】
焼結処理における焼結温度は1100〜1200℃、好ましくは1150〜1180℃である。なお、焼結時間は通常15〜45分間程度である。
【0021】
焼き戻し処理は、得られる焼結合金の硬さを調整するとともに、高温において特性変化を起こしにくくするために行う。この焼き戻し処理温度は通常600〜700℃であり、処理時間は通常2〜3時間程度である。
【0022】
バルブ当接層とバルブシート本体層との厚さの比は、通常、1:1の比としているが、バルブシート全体の強度、耐摩耗性等を考慮して適宜設定することができる。
【0023】
このような本発明で得られる鉄系焼結合金製バルブシートは、熱伝導率、高温強度および耐摩耗性において優れた特性を有している。
【0024】
【実施例】
次に、本発明の実施例および比較例を挙げ、本発明について更に具体的に説明する。
【0025】
実施例1
黒鉛(C)粉末1.0重量%、クロム(Cr)粉末3.0重量%、モリブデン(Mo)粉末9.5重量%、電解銅(Cu)粉末(−325メッシュ)7重量%および残部鉄(Fe)粉末からなるバルブ当接層用の原料粉末(配合組成No.1)と、黒鉛(C)粉末1.0重量%、モリブデン(Mo)粉末0.8重量%、電解銅(Cu)粉末(−325メッシュ)7重量%および残部鉄(Fe)粉末からなるバルブシート本体層用の原料粉末(配合組成No.4)とを調製した。
【0026】
原料粉末の組成を表1に示す。
【0027】
【表1】
Figure 0003579561
次いで、これらの原料粉末に金型成形時の型抜けを良くするための潤滑剤としてステアリン酸亜鉛を0.75重量%添加して焼結用粉末を調製した。
【0028】
得られたバルブ当接層用の焼結用粉末とバルブシート本体層用の焼結用粉末とにより各々の層の厚さを同一にした2層圧粉体を8t/cmの成形圧力にて加圧成形し、450℃で30分間の脱ろう処理を行い、次いで、1160℃で30分間の焼結処理を行った後、640℃で2時間の焼き戻し処理を行うことにより本発明の鉄系焼結合金製バルブシートを得た。
【0029】
この試料について、バルブ当接層とバルブシート本体層とを合わせた2層密度、バルブシート摩耗量およびバルブ摩耗量を測定した。得られた結果を表2に示す。
【0030】
【表2】
Figure 0003579561
なお、バルブシート摩耗量およびバルブ摩耗量の測定は、図1に示すバルブシート摩耗試験機を使用して下記の条件で排気バルブおよびバルブシートの摩耗を測定することにより行った。ここで、図1に示したバルブシート摩耗試験機において、10は熱源、20はバルブ、30はバルブシートである。
【0031】
摩耗試験の条件
バルブ材質 :SUH−35
バルブシート着座面温度:300℃
カム回転数 :3000rpm
バルブ回転数 :20rpm
バルブリフト量:7mm
スプリング荷重:セット時18.9kgf、リフト時38.5kgf
試験時間 :4.5時間
実施例2〜12
他の実施例においては、表1に示す配合組成を有するバルブ当接層用の実施例用原料粉末(配合組成No.1〜3)とバルブシート本体層用の実施例用原料粉末(配合組成No.4〜7)を組み合わせた。ここで、バルブ当接層用の配合組成は、No.1からNo.3になるにしたがってクロムを減少させ、銅を増加させた。また、バルブシート本体層用の配合組成は、No.4からNo.7になるにしたがって銅を増加させた。
【0032】
前記したように配合組成を変えた原料粉末を組み合わせ、前記実施例1と同様にして鉄系焼結合金製バルブシートを作製し、各試料について前記実施例1と同様にして2層密度、バルブシート摩耗量およびバルブ摩耗量を測定した。得られた結果を表2に示す。
【0033】
なお、実施例1、実施例2および実施例8で得られたバルブシートの当接層側と本体層側の金属組織の顕微鏡写真(200倍、ナイタル腐食)をそれぞれ図2、図3および図4に示す。また、図6、図7および図8はそれぞれの金属組織を模式的に示す説明図であり、1は残留銅、2は硬質粒子である。これらの図面において、(a)は当接層側の金属組織、(b)は本体層側の金属組織を示している。
【0034】
比較例1
表1に示すように、銅成分を含まない配合組成No.8のバルブ当接層用の原料粉末と、黒鉛(C)粉末1.0重量%と残部鉄(Fe)粉末のみからなる配合組成No.11のバルブシート本体層用の原料粉末とを、前記実施例1と同様にして鉄系焼結合金製バルブシートを作製し、前記実施例1と同様にして2層密度、バルブシート摩耗量およびバルブ摩耗量を測定した。得られた結果を表2に示す。
【0035】
比較例2
表1に示すように、黒鉛(C)粉末1.4重量%、ニッケル(Ni)粉末2.0重量%、コバルト(Co)粉末6.0重量%、クロム(Cr)粉末7.0重量%および残部鉄(Fe)粉末からなるバルブ当接層用の原料粉末(配合組成No.9)と、黒鉛(C)粉末1.0重量%と残部鉄(Fe)粉末のみからなる配合組成No.11のバルブシート本体層用の原料粉末とを調製し、実施例1と同様に、潤滑剤を添加して焼結用粉末を調製した。
【0036】
次いで、実施例1と同様に、これらを加圧成形、脱ろう処理し、1130℃で30分間の焼結処理を行った後、焼き戻し処理を行わずに比較例2の鉄系焼結合金製バルブシートを得た。
【0037】
この試料について、前記実施例1と同様にして2層密度、バルブシート摩耗量およびバルブ摩耗量を測定した。得られた結果を表2に示す。
【0038】
比較例3
比較例2で得られた鉄系焼結合金製バルブシートに、1130℃で30分間の銅の溶浸処理を行うことによって、比較例3の鉄系焼結合金製バルブシートを得た。
【0039】
この試料について、前記実施例1と同様にして2層密度、バルブシート摩耗量およびバルブ摩耗量を測定した。得られた結果を表2に示す。
【0040】
なお、得られたバルブシートの金属組織の顕微鏡写真(200倍、ナイタル腐食)を図5に示す。また、図9はこの金属組織を模式的に示す説明図であり、1は残留銅、2は硬質粒子である。
【0041】
結果の検討
表2から明らかなように、実施例1〜12のバルブシートは、溶浸していない比較例1〜2のバルブシートと比べて何れもバルブシート摩耗量および相手材であるバルブ摩耗量が減少していることから、耐摩耗性が大幅に向上していることがわかる。また、比較例3の溶浸したバルブシートと同等の優れた耐摩耗性を有していた。
【0042】
これより、本発明の鉄系焼結合金製バルブシートは、あらかじめ銅粉末を配合して焼結することにより、溶浸処理を行わなくても銅溶浸処理を行った焼結合金製バルブシートと同等の優れた耐摩耗性を有していることが確認された。
【0043】
本発明に係る図6〜図8の金属組織の模式図において、バルブ当接層(図6(a)、図7(a)および図8(a))には、粒状の硬質粒子2と糸状の残留銅1とが、従来のバルブシート(図9)と同様に、均一に存在しているのが確認できる。また、バルブシート本体層(図6(b)、図7(b)および図8(b))には、糸状の残留銅1が均一に存在しているのが確認でき、従来の焼結工程で生じるバルブシート本体層からバルブ当接層への銅の溶浸に起因する空隙が無い。このため、バルブシート当接層のの耐摩耗性と強度は従来と同等であり、尚且つ、従来のようなバルブシート本体層の強度低下が起こらないため、バルブシート全体の強度、耐摩耗性が向上する。
【0044】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、あらかじめバルブ当接層とバルブシート本体層の各々の圧粉体中に銅粉末を配合することにより、溶浸処理を行わなくても銅溶浸処理を行った焼結合金と同等の優れた耐摩耗性を付与することができる。さらに、溶浸処理を必要としない従来の2層バルブシートの製造時に生じていたバルブシート本体層からバルブ当接層への銅の溶浸が起こらないため、バルブシート本体層の強度を低下させずに十分な耐摩耗性を有する鉄系焼結合金製バルブシートを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例および比較例で使用した摩耗試験機の概略を示す説明図である。
【図2】実施例1で得られた鉄系焼結合金製バルブシートの当接層と本体層の金属組織を示す図面代用写真である。
【図3】実施例2で得られた鉄系焼結合金製バルブシートの当接層と本体層の金属組織を示す図面代用写真である。
【図4】実施例8で得られた鉄系焼結合金製バルブシートの当接層と本体層の金属組織を示す図面代用写真である。
【図5】比較例3で得られた鉄系焼結合金製バルブシートの金属組織を示す図面代用写真である。
【図6】実施例1で得られた鉄系焼結合金製バルブシートの当接層と本体層の金属組織を模式的に示す説明図である。
【図7】実施例2で得られた鉄系焼結合金製バルブシートの当接層と本体層の金属組織を模式的に示す説明図である。
【図8】実施例8で得られた鉄系焼結合金製バルブシートの当接層と本体層の金属組織を模式的に示す説明図である。
【図9】比較例3で得られた鉄系焼結合金製バルブシートの金属組織を模式的に示す説明図である。
【符号の説明】
1・・・残留銅
2・・・硬質粒子
10・・・熱源
20・・・バルブ
30・・・バルブシート

Claims (2)

  1. バルブ当接層とバルブシート本体層とからなる鉄系焼結合金製バルブシートであって、
    あらかじめ銅粉末または銅含有粉末を配合して、前記バルブ当接層の銅含有量が7〜17%の鉄系圧粉体および前記バルブシート本体層の銅含有量が7〜20%の鉄系圧粉体からなる2層圧粉体を形成した後、焼結してなることを特徴とする鉄系焼結合金製バルブシート。
  2. 前記バルブ当接層の銅含有量と前記バルブシート本体層の銅含有量との差が5重量%以下である請求項1に記載の鉄系焼結合金製バルブシート。
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