JP3578601B2 - ダイナミックダンパー及びフライホイール組立体 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、ダイナミックダンパー及びフライホイール組立体、特にトランスミッションの入力軸に連動して振動を制振するダイナミックダンパーに関する。
【0002】
【従来の技術】
本件出願人は、この種のダイナミックダンパー及びフライホイール組立体について、特公平6−48031等の先行技術を開発している。
【0003】
これらの先行技術では、質量部である第2フライホイールをクラッチディスクが第1フライホイールに圧接されている時だけ捩りダンパー機構を介して駆動伝達系に連結させ、駆動伝達系の捩り振動を制振している。これにより、ニュートラルの状態におけるトランスミッションのギアの歯打音(中立音)や走行時におけるトランスミッションの振動及び異音を抑えつつ、クラッチ切断時におけるトランスミッションの変速動作の阻害を抑えている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記の先行技術では、第2フライホイールの駆動伝達系への連結及び連結解除を摩擦材を有する摩擦係合式のサブクラッチ(摩擦減衰機構)によって行っている。ここでは、摩擦係合する部分を内周部分に配置するとトルク伝達容量が確保できないため、サブクラッチをある程度トランスミッションの入力軸(駆動伝達系)から径方向に離れた位置に配置している。
【0005】
しかし、このサブクラッチの存在により、エンジンのクランク軸からトランスミッションの入力軸にトルクを伝達する連結機構が大型化する。
【0006】
本発明の課題は、連結機構においてダイナミックダンパーを採用した場合における連結機構の大型化を抑えることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載のダイナミックダンパーは、連結機構においてトランスミッションの入力軸に従動可能なダイナミックダンパーであって、入力部と、質量部と、サブクラッチと、弾性部とを備えている。連結機構は、エンジンのクランク軸とトランスミッションの入力軸とを連結する機構であって、クラッチディスク組立体を有するメインクラッチを含んでいる。入力部は、クラッチディスク組立体とエンジンのクランク軸との間に配置され、環状円板部を含む。質量部は、入力部の外周側に配置され、トランスミッションの入力軸の回転と連動して回転し得る。弾性部は入力部と質量部とを弾性的に連結する。サブクラッチは、クラッチディスク組立体と入力部との間に配置され、メインクラッチによってエンジンのクランク軸とトランスミッションの入力軸とが連結しているときにトランスミッションの入力軸と入力部とを連結し、メインクラッチによってエンジンのクランク軸とトランスミッションの入力軸の連結が解除されるときにトランスミッションの入力軸と入力部との連動を解除するクラッチである。また、サブクラッチは、本体と、リターンスプリングとを有している。本体は、トランスミッションの入力軸に対して軸方向に移動可能かつ相対回転不能に係合するとともに外周側に形成された第1ギアを有し、クラッチディスク組立体のエンジン側の移動に連動してエンジン側に移動する。リターンスプリングは本体をトランスミッション側に付勢する。そして、入力部の環状円板部の内周端には本体の第1ギアと噛み合い可能な第2ギアが形成されている。
【0008】
このダイナミックダンパーを備えた連結機構では、エンジンのクランク軸から入力されたトルクはメインクラッチを介してトランスミッションの入力軸に伝達される。メインクラッチが接続状態であるときには、サブクラッチによってトランスミッションの入力軸の回転にダイナミックダンパーが連動する状態となる。したがって、トランスミッションのニュートラル時の中立音や走行時の異音はダイナミックダンパーにより制振される。ここでは、単にイナーシャを付加して共振を回避するイナーシャダンパーではなくダイナミックダンパーを使用しているため、部分回転域でのトランスミッションの入力軸の振動を制振することができる。このため、イナーシャダンパーでは低減できないレベルまで振動を低減させることもできる。
【0009】
また、本請求項に記載のダイナミックダンパーのサブクラッチは、摩擦係合式のものに較べて一般にトルク伝達容量が大きいギア噛み合い式のクラッチを採用している。このため、サブクラッチを小型化することができ、また、サブクラッチを連結機構の内周部分に配置することが可能となる。これにより、トランスミッションの入力軸に断続するダイナミックダンパーを採用する連結機構の大型化が抑えられる。
【0010】
また、ここでは、ダイナミックダンパーにおける質量部の慣性が大きくなるように質量部を弾性部の外周側に配置している。サブクラッチは、第1ギアと第2ギアとを噛み合わせることによって、トランスミッションの入力軸と質量部とを入力部及び弾性部を介して連動させる。
【0011】
請求項2に記載のダイナミックダンパーは、請求項1に記載のものにおいて、サブクラッチは、本体に対して回転不能であり入力部に摩擦係合可能な摩擦面が形成されているシンクロブロックをさらに含んでいる。
【0012】
ここでは、回転速度の異なるトランスミッションの入力軸と質量部とのサブクラッチによる連動をスムースにするため、シンクロブロックを用いて第1及び第2ギアの噛み合いを同期させている。すなわち、第1及び第2ギアを噛み合わせる前に、まずトランスミッションの入力軸と同じ回転速度で回転しているシンクロブロックを入力部と摩擦面を介して接触させる。これにより、トランスミッションの入力軸と弾性部を介して入力部と連動する質量部との回転速度差が小さくなる。そして、この後に第1及び第2ギアを噛み合わせる。
【0013】
このように、シンクロブロックをサブクラッチに採用したことで、第1及び第2ギアを噛み合わせるときのトランスミッションの入力軸と質量部との回転速度差が小さくなり、第1及び第2ギアの噛み合いがスムースとなる。また、第1及び第2ギアの損傷も抑えられる。
【0014】
請求項3に記載のフライホイール組立体は、フライホイールと、ダイナミックダンパーとを備えている。フライホイールはエンジンのクランク軸に回転不能に連結されている。ダイナミックダンパーは、請求項1から3のいずれかに記載のダイナミックダンパーである。
【0015】
ここでは、ダイナミックダンパーをフライホイールとともにフライホイール組立体に組み込んでいる。このため、エンジンのクランク軸、あるいはクラッチディスク組立体やトランスミッションの入力軸と合体させるときに組み付けが容易となる。
【0016】
請求項4に記載のフライホイール組立体は、請求項3に記載のものにおいて、プレート部材をさらに備えている。プレート部材は、内周部がエンジンのクランク軸に固定され、外周部がフライホイールに固定されている。このプレート部材は、所定の剛性を有しており、回転軸に沿った振動を吸収する。
【0017】
ここでは、エンジンのクランク軸とフライホイールとの間にプレート部材を挿入しているので、フライホイール組立体によって軸方向の振動をも減少させることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態におけるダイナミックダンパーを含むフライホイール組立体の縦断面を図1に示す。ダイナミックダンパー10は、エンジンのクランク軸8とトランスミッションの入力軸9との接続及び接続解除を行う連結機構1に含まれるものであって、サブクラッチ13によってトランスミッションの入力軸9に接続されてトランスミッションの振動を制振する役割を果たす。
【0019】
連結機構1は、主として、ダイナミックダンパー10を含むフライホイール組立体2と、クラッチカバー組立体4及びクラッチディスク組立体5から成るメインクラッチ3とにより構成されている。この連結機構1の回転軸は、図1の軸O−Oである。
【0020】
フライホイール組立体2は、エンジンのクランク軸8に回転不能に連結されるものであり、主として、フライホイール2aと、フレキシブルプレート組立体2bと、ダイナミックダンパー10とから構成される。図7に、フライホイール組立体2の組立分解図を示す。フライホイール2aとフレキシブルプレート組立体2bとは、図1に示すように、互いの外周部にて連結されている。フレキシブルプレート組立体2bは、厚肉の円板の内周部分に薄肉のフレキシブルプレート2cの一端が固定される構造となっており、フレキシブルプレート2cの他端は、円周方向に等間隔に配置された7つのボルト8aによって、エンジンのクランク軸8に固定されている。ダイナミックダンパー10については後述する。
【0021】
メインクラッチ3のクラッチカバー組立体4は、主として、クラッチカバー4aと、環状のダイヤフラムスプリング4bと、ダイヤフラムスプリング4bによってエンジン側(図1の左側)に付勢されるプレッシャープレート4cとから構成されている。クラッチカバー4aは、外周部がフライホイール2aのトランスミッション側(図1の右側)の端部に固定されている。クラッチカバー4aの内周部は、図示しないワイヤリングを介してダイヤフラムスプリング4bの径方向中間部分を支持している。プレッシャープレート4cは、ダイヤフラムスプリング4bの外周部等によりクラッチカバー4a内に保持されている。このプレッシャープレート4cは、ダイヤフラムスプリング4bの内周端を図示しないレリーズベアリングで回転軸O−Oに沿った方向(以下、軸方向という。)に移動させて、ダイヤフラムスプリング4bで付勢させる、あるいはそのダイヤフラムスプリング4bの付勢を解除させることにより、軸方向に移動する。このクラッチカバー組立体4は、フライホイール2aに対してプレッシャープレート4cを付勢することで、クラッチディスク組立体5をフライホイール2aとプレッシャープレート4cとの間に挟持して、フライホイール組立体4とクラッチディスク組立体5とを摩擦係合させる役割を果たす。
【0022】
メインクラッチ3のクラッチディスク組立体5は、主として、摩擦フェーシング5aを有する摩擦係合部と、内周部がトランスミッションの入力軸9とスプライン係合しているスプラインハブ5cと、摩擦係合部とスプラインハブ5cとを回転方向に弾性的に連結するコイルスプリング5bとから構成されている。
【0023】
次に、ダイナミックダンパー10の構造について詳述する。ダイナミックダンパー10は、主として、質量体(質量部)11と、弾性部組立体(弾性部)12と、入力プレート(入力部)14と、サブクラッチ13とから構成される。
【0024】
質量体11は、図1及び図2に示すように、断面が概ね外周側に開く三角形状である環状の質量体本体部11aの内周側に環状の円板部11bが一体に形成されたものである。円板部11bには、図2に示すように、円周方向に等間隔に配置される円孔11cが10個設けられている。
【0025】
弾性部組立体12は、図1及び図3に示すように、質量体11と入力プレート14とを弾性的に連結するものである。この弾性部組立体12は、図3〜図5に示すように、筒状のゴム部材21と、ゴム部材21の外周面に固定される外周側筒状部材22と、ゴム部材21の内周面に固定される内周側筒状部材23とから構成される。外周側筒状部材22及び内周側筒状部材23は鋼製の部材である。
【0026】
ゴム部材21は、本体部(第1ゴム部)21aと、本体部21aの外周側(図3の上側)かつトランスミッション側(図3の右側)に位置する外周突起部21bとが一体に形成されたものである。また、ゴム部材21には、図4及び図5に示すように、本体部21aを軸方向に貫通する空洞21cが2つ設けられている。図4及び図5において、方向R1及びR2は円周方向に沿った方向を表し、方向D1は径方向に沿った方向を表している。空洞21cは、図4に示すように、径方向に長い概ね長円形の空洞であり、円周方向の長さ(以下、隙間という。)がそれぞれsである。
【0027】
内周側筒状部材23は、ゴム部材21の軸方向の長さに等しい長さの筒形状の部材である。
【0028】
外周側筒状部材22は、軸方向の長さが内周側筒状部材23の軸方向の長さよりも短い概ね筒形状の部材であり、筒状部22aと、筒状部22aのトランスミッション側端部から外周側に延びる折れ曲がり部22bとから構成される。折れ曲がり部22bのトランスミッション側の面は外周突起部21bのエンジン側の面に接着されている。
【0029】
上記の弾性部組立体12は、図1及び図7に示すように、質量体11の円孔11c内に配置される。そして、弾性部組立体12は、外周側筒状部材22の筒状部22aの外周面が円孔11cの内周面に固定され、内周側筒状部材23がピン16を介して入力プレート14の外周部に連結されることで、質量体11と入力プレート14とを円周方向、軸方向、及び径方向に弾性的に連結する。
【0030】
弾性部組立体12の円周方向の弾性は、質量体11と入力プレート14との間のトルク伝達量が小さいときには、主として、ゴム部材21の本体部21aのうち内周側筒状部材23の径方向両側の部分の曲げ剛性によって決まる。また、質量体11と入力プレート14との間のトルク伝達量が大きくなると質量体11と入力プレート14とが回転方向に相対移動して一方の空洞21cの隙間sが消滅して(図12参照)、弾性部組立体12の円周方向の弾性は、主として、ゴム部材21の本体部21aのうち内周側筒状部材23の円周方向側部の部分であって隙間sが消滅した空洞21c側の部分の圧縮剛性によって決まる。図12からわかるように、一方の空洞21cの隙間sが消滅した後は、質量体11と入力プレート14とは、殆ど弾性的にではなく、およそ剛に連結された状態となる。
【0031】
弾性部組立体12の軸方向の弾性は、主として、ゴム部材21の外周突起部21bの軸方向の圧縮剛性によって決まる(図3参照)。
【0032】
弾性部組立体12の径方向の弾性は、主として、ゴム部材21の本体部21aのうち内周側筒状部材23の径方向両側の部分の径方向の圧縮剛性によって決まる(図3〜図5参照)。
【0033】
入力プレート14は、図1、図7、及び図8に示すように、環状円板部14aと、コーン部14bと、円筒部14cと、凹部14dとを有しており、一体に形成される。この入力プレート14は、内周部がボールベアリング(軸受)6の内輪6bに固定されている。このボールベアリング6の外輪6aがエンジンのクランク軸8に固定されているので、入力プレート14は、エンジンのクランク軸8に対して、軸方向及び径方向に移動不能に、回転方向に回転自在に支持される状態となる。
【0034】
環状円板部14aの外周部には、図3及び図7に示すように、ピン16の回転方向及び径方向の移動を規制する孔14fと、ピン16の頭16aのエンジン側への移動を規制する切欠き14gとが設けられている。弾性部組立体12は、ピン16の頭16aのエンジン側(図3の左側)への移動規制によって、エンジン側への移動が規制される。また、弾性部組立体12は、内周側筒状部材23のトランスミッション側端部及び外周突起部21bのトランスミッション側の面が環状円板部14aのエンジン側の面と当接することによって、トランスミッション側への移動が規制される。
【0035】
コーン部14bは、環状円板部14aの内周端から、内周側に且つエンジン側に斜めに延びている。コーン部14bの内周面には、図8に示すように、歯14e(第2ギア)が形成されている。
【0036】
円筒部14cは、コーン部14bの内周端から、概ね軸O−Oに沿ってエンジン側に向かって延びている。この円筒部14cの内周面は、トランスミッション側からエンジン側に向かうに従って径が小さくなるような傾斜を有している。
【0037】
凹部14dは、円筒部14cの内周側に配置され、底面中央に芯部材15を貫通させ固定するための孔及び切欠きが設けられている。この凹部14dの外周面とボールベアリング6の内輪6bとは固定されている(図8参照)。
【0038】
このように、質量体11は弾性部組立体12に、弾性部組立体12は入力プレート14に連結されており、入力プレート14はエンジンのクランク軸8に支持されているので、3者(質量体11,弾性部組立体12,入力プレート14)はエンジンのクランク軸8に回転自在に支持されている状態にある。
【0039】
サブクラッチ13は、上記3者(質量体11,弾性部組立体12,入力プレート14)をトランスミッションの入力軸9に接続及び接続解除するクラッチ機構であって、ギア噛み合い式のものである。このサブクラッチ13は、主として、シンクロギア組立体30と、シンクロブロック41と、リターンスプリング42と、スナップリング43とから構成される(図7参照)。
【0040】
シンクロギア組立体30は、図6及び図8に示すように、主として、本体31と、減力機構33と、ワンウェイ係止部材34と、ワイヤリング39とから成り、位置補正機構32を備えている。
【0041】
本体31は、主として、円筒状の大筒部31aと、大筒部31aのエンジン側端から外周側に延びた部分に形成されたシンクロギア(第1ギア)31bと、大筒部31aのエンジン側端から内周側に延びた部分からエンジン側に延びる小筒部31cとから構成される。
【0042】
大筒部31aの内周面にはトランスミッションの入力軸9とスプライン係合するスプライン溝31fが形成されており(図6参照)、本体31はトランスミッションの入力軸9とスプライン係合してトランスミッションの入力軸9に対して軸方向に移動可能にかつ回転方向に回転不能な状態にある。大筒部31aの外周面には、図6に示すように、ワンウェイ溝31dが設けられている。ワンウェイ溝31dのエンジン側(図6の左側)の面は、回転軸O−Oに概ね直交している。ワンウェイ溝31dのトランスミッション側(図6の右側)の面は、外周端よりも内周端のほうがトランスミッション側に位置する傾斜を有している。
【0043】
シンクロギア31bは、入力プレート14のコーン部14bの歯14eに対向しており、サブクラッチ13が接続解除の状態(図8の状態)のときには歯14eとの間にわずかな隙間を有しており、サブクラッチ13が接続状態(図10の状態)のときには歯14eと噛み合った状態となる。
【0044】
小筒部31cは、大筒部31aの径よりも小さい径を有する円筒形状であって、内周面が芯部材15と軸方向に移動自在に当接している。小筒部31cの外周面のエンジン側(図8の左側)には歯が形成されており、小筒部31cの外周面のトランスミッション側(図8の右側)には環状の溝31eが形成されている。溝31eは、その両側面によって、ワイヤリング39の本体31に対する軸方向の移動を規制する。また、溝31eの内周面の径はワイヤリング39の内径よりも小さく設定されており、溝31e内におけるワイヤリング39の内周側への弾性変形が許容される。
【0045】
減力機構33は、スプラインハブ5cから入力される軸方向に沿った力を所定の値に落として本体31に伝える機構である。この減力機構33は、図6に示すように、伝達部材35と、スプリング36と、スプリング保持部材37と、リング38とから構成されている。伝達部材35のトランスミッション側の端部は、図1に示すように、スプラインハブ5cのエンジン側の端面に当接する。スプリング保持部材37は、図6に示すように、筒状の内周保持部37aと、内周保持部37aのエンジン側端から外周側に延びる軸方向規制部37bとから成っている。また、内周保持部37aの外周面のトランスミッション寄りの部分には、リング38を固定する溝37cが形成されている。スプリング36は、内径が内周保持部37aの外径とほぼ等しい2枚の環状の皿ばねであり、伝達部材35のエンジン側の端面と軸方向規制部37bのトランスミッション側の端面との間に保持される。リング38は、溝37cに固定され、伝達部材35のトランスミッション側への移動を規制する。
【0046】
ワンウェイ係止部材34は、環状の円板であって、減力機構33と本体31との軸方向の力の伝達を仲介する部材であり、かつ、本体31のワンウェイ溝31dとともに位置補正機構32を構成する部材である。ワンウェイ係止部材34の内周面は、トランスミッション側端の径がエンジン側端の径よりも小さくなる傾斜を有している。なお、このワンウェイ係止部材34の内周面の傾斜は、ワンウェイ溝31dのトランスミッション側の面の傾斜とほぼ等しい傾斜である。ワンウェイ係止部材34のトランスミッション側の面は減力機構33のスプリング保持部材37の軸方向規制部37bに当接している。また、ワンウェイ係止部材34は、所定の弾性を有しており、内周面にかかる径方向外側への力によって径方向外側に膨らむように弾性変形をする。
【0047】
位置補正機構32は、ワンウェイ係止部材34とワンウェイ溝31dと(一対のワンウェイ噛み合い部)の噛み合い、及びワンウェイ係止部材34の弾性変形を利用した機構である(図6参照)。この位置補正機構32は、減力機構33と本体31との間の軸方向の力の伝達量が所定の値(F1)以下の場合には減力機構33と本体31との軸方向の相対移動をさせず、減力機構33と本体31との間の軸方向の力の伝達量が(F1)以上になった場合には減力機構33の本体31に対する位置をエンジン側にずらすものである。減力機構33と本体31との間の軸方向の力の伝達量が(F1)以下の場合、減力機構33をエンジン側に移動させようとする力は、ワンウェイ係止部材34の内周面とワンウェイ溝31dのトランスミッション側の面との当接部分を介して本体31に伝わる。これにより、減力機構33の移動量とほぼ同じだけ本体31が移動する。これに対し、減力機構33と本体31との間の軸方向の力の伝達量が(F1)を超えた場合、ワンウェイ係止部材34の内周面とワンウェイ溝31dのトランスミッション側の面との当接部分におけるワンウェイ係止部材34と本体31とに互いに作用する径方向に沿った反力が所定値(F2)を超える。すると、ワンウェイ係止部材34が(F2)によって弾性変形をして、ワンウェイ係止部材34の内径がワンウェイ溝31dのトランスミッション側の面の外径よりも大きくなる。これにより、減力機構33と本体31とを軸方向に連結していたワンウェイ係止部材34とワンウェイ溝31dとの噛み合いがはずれ、すなわち、減力機構33と本体31との連結が一時的に解除され、減力機構33が本体31に対してエンジン側に移動する。そして、ワンウェイ係止部材34とワンウェイ溝31dとは再び新たな位置で噛み合う状態となる。
【0048】
ワイヤリング39は、断面が円形で、所定の弾性を有するリングであって、図8に示すように、溝31eに配置されている。
【0049】
シンクロブロック41は、内周部がシンクロギア組立体30の本体31の小筒部31cとスプライン係合しており、本体31に回転不能かつ軸方向の移動が可能に支持されている。このシンクロブロック41は、一端がワイヤリング39の外径よりも大きな径を有し他端がワイヤリング39の外径よりも小さな径を有しておりエンジン側にいくに従って径の小さくなるコーン状斜面41aを有している(図8参照)。このコーン状斜面41aは、ワイヤリング39と当接し、ワイヤリング39との間で力のやりとりを行う。シンクロブロック41の外周面には摩擦材45が貼り付けられている。このシンクロブロック41の外周面及び摩擦材45の外面(摩擦面)は、入力プレート14の円筒部14cの内周面とほぼ同じ傾斜を有しており、サブクラッチ13を接続状態とするときに円筒部14cの内周面と摩擦係合する。
【0050】
リターンスプリング42は、4枚の環状の皿ばねであって、内周端が芯部材15の外周面と当接している。このリターンスプリング42は、エンジン側端が入力プレート14の凹部14dと当接し、トランスミッション側端がシンクロギア組立体30の本体31の小筒部31cと当接しており、シンクロギア組立体30の本体31をトランスミッション側に付勢している。
【0051】
スナップリング43は、断面が長方形のリングであり、入力プレート14の円筒部14cの内周面のトランスミッション側端に設けられた溝にはめ込まれる。このスナップリング43は、シンクロブロック41のトランスミッション側端の外周部分と当接して、シンクロブロック41の軸方向のトランスミッション側への移動を規制する。
【0052】
次に、連結機構1及びダイナミックダンパー10の動作について説明する。エンジンのクランク軸8の回転はフライホイール組立体2及びメインクラッチ3を介してトランスミッションの入力軸9に伝達される。
【0053】
メインクラッチ3が接続解除の状態、すなわちクラッチディスク組立体5がフライホイール2a及びプレッシャープレート4cと摩擦係合していないときには、スプラインハブ5cは図1に示すような軸方向の位置にあり、サブクラッチ13は図8に示す状態(接続解除の状態)にある。図8に示すサブクラッチ13は、シンクロギア31bが歯14eと噛み合っておらず、シンクロブロック41の摩擦材45も入力プレート14の円筒部14cと摩擦係合していない。したがって、シンクロギア組立体30やシンクロブロック41はトランスミッションの入力軸9と共に回転しているが、入力プレート14、弾性部組立体12、及び質量体11はトランスミッションの入力軸9の動きとは無関係な状態にある。
【0054】
メインクラッチ3を接続させるときには、ダイヤフラムスプリング4bの付勢力によりプレッシャープレート4cをフライホイール2a側に移動させて、クラッチディスク組立体5をフライホイール2aとプレッシャープレート4cとの間に挟持させる。これにより、エンジンのクランク軸8とトランスミッションの入力軸9とが連結される。このとき、周知のように、フレキシブルプレート組立体2bのフレキシブルプレート2cがエンジンのクランク軸8の軸方向の振動を吸収し、クラッチディスク組立体5のコイルスプリング5bなどがトルク変動を減衰・吸収する。
【0055】
メインクラッチ3を接続状態とすると、クラッチディスク組立体5のスプラインハブ5cが軸方向に沿ってエンジン側に移動する。すると、このスプラインハブ5cが伝達部材35をエンジン側に押し、スプリング36が所定量だけ圧縮される(図9参照)。この図9の状態になるまでの間は、スプリング36の反力により本体31がエンジン側に力を受ける。しかし、シンクロブロック41のコーン状斜面41aによりワイヤリング39の軸方向の移動が規制されているため、本体31は殆ど軸方向に移動しない。ただし、スプリング36の反力が大きくなるに従って、ワイヤリング39は内周側に径が小さくなるような弾性変形をする。そして、ワイヤリング39の弾性反力により、シンクロブロック41は、径方向外側に力を受け、入力プレート14の円筒部14cに押し付けられていく。このようにして、図9の状態になるまでに、シンクロブロック41の摩擦材45と入力プレート14の円筒部14cとの摩擦により、だんだんとトランスミッションの入力軸9と入力プレート14との回転数が同期していく。
【0056】
図9に示すよりも更にスプリング36が圧縮されていくと、スプリング36の反力及びワイヤリング39の弾性変形量が大きくなり、変形したワイヤリング39の外径がコーン状斜面41aの内径よりも小さくなる。すると、ワイヤリング39がシンクロブロック41から受ける力がシンクロブロック41の内周面との摩擦抵抗による力だけになり、この力はスプリング36の反力に較べて十分に小さいため、スプリング36が伸長し、本体31が軸方向に沿ってエンジン側に移動し、リターンスプリング42が圧縮され、シンクロギア31bが歯14eと噛み合う(図10参照)。このとき、図9の状態において既にある程度トランスミッションの入力軸9と入力プレート14との回転が同期しているため、シンクロギア31bと歯14eとの噛み合いがスムースとなる。これ以降は、主としてシンクロギア31bと歯14eとの噛み合いによってトランスミッションの入力軸9とダイナミックダンパー10とが連結されるため、十分なトルク伝達容量が確保される。
【0057】
ダイナミックダンパー10がトランスミッションの入力軸9に連結されると、トランスミッションのニュートラル時の中立音や走行時の異音がダイナミックダンパー10により制振される。特に部分回転域でのトランスミッションの振動がダイナミックダンパー10によりアクティブに制振される。
【0058】
この連結機構1が長期間使用されると、メインクラッチ3のクラッチディスク組立体5の摩擦フェーシング5aが摩耗して軸方向の厚さが減少する。すると、スプラインハブ5cの軸方向の移動量が従前よりも大きくなる。この場合、図10に示す状態から更に減力機構33がエンジン側に移動する。しかし、本体31は完全に圧縮されたリターンスプリング42を介して入力プレート14の凹部14dによってエンジン側への移動ができない状態にあるので、本体31と減力機構33との間に大きな反力が発生する。この反力は、本体31のワンウェイ溝31dのトランスミッション側の面を介してワンウェイ係止部材34を径方向外側に押し出す。これにより、ワンウェイ係止部材34が径方向外側に膨らむような弾性変形をして、ワンウェイ係止部材34とワンウェイ溝31dとの係止が解除され、本体31に対して減力機構33がエンジン側にずれる(図11参照)。このようにして、摩擦フェーシング5aの摩耗に対応して本体31と減力機構33との軸方向の位置関係が補正され、本体31のトランスミッション側端と伝達部材35のトランスミッション側端との距離が図10に示すmから図11に示すnとなる。
【0059】
また、サブクラッチ13のシンクロブロック41の摩擦材45が摩耗すると、ワイヤリング39がシンクロブロック41のコーン状斜面41aを押す力のうち軸方向に沿った分力によってシンクロブロック41がトランスミッション側に移動する。すると、図11に示すように、シンクロブロック41と入力プレート14との軸方向の相対位置がずれて、入力プレート14の円筒部14cの内周面の傾きにより摩擦材45の摩耗分が補填される。なお、図11では、シンクロブロック41と入力プレート14との相対位置のずれ量はpであり、スナップリング43とシンクロブロック41との間には長さpの隙間が空く。
【0060】
メインクラッチ3が解除されスプラインハブ5cがトランスミッション側に移動すると、リターンスプリング42の反力によりサブクラッチ13の各構成部品もトランスミッション側に移動して、サブクラッチ13が接続解除の状態となる。
【0061】
次に、本実施形態の構造を採ることによる効果について説明する。
第1に、質量体11を質量体11の内周側において径方向及び軸方向に支持している。すなわち、トランスミッションの入力軸9に接続される入力プレート14と質量体11とをゴム部材21を含む弾性部組立体12によって連結することにより、質量体11の入力プレート14に対する回転方向、径方向、及び軸方向の位置の保持の役割を弾性部組立体12に集中させる構造を採っている。このため、質量体11の外周側等に別個の支持機構などを配置する必要がなく、この分だけ質量体11の質量を増大させることが可能となってダンパー特性の設定範囲が拡大している。また、弾性部組立体12が異方性を有しているため、ダンパー特性に対応する弾性部組立体12の回転方向の弾性設定と、他の部材との干渉回避等のために質量体11の支持に必要な弾性部組立体12の径方向の弾性設定とが両立させることができている。
【0062】
第2に、ダイナミックダンパー10は、ゴム部材21を弾性部組立体12に採用したため、弾性部組立体12は回転方向及び軸方向に弾性を有することとなり、軸方向の振動に対しても作用して軸方向の振動をも制振する。また、トランスミッションの捩り振動に対する固有振動数と軸方向の振動に対する固有振動数とが異なることから捩り振動を特に制振したい周波数領域と軸方向の振動を特に制振したい周波数領域とは異なるが、回転方向及び軸方向に弾性を有するゴム部材21に外周突起部21bを設けているため弾性部の回転方向の弾性と弾性部の軸方向の弾性とを別々に設定することが可能となり、捩り振動を特に制振したい周波数領域での捩り振動及び軸方向の振動を特に制振したい周波数領域での軸方向の振動をそれぞれ効率よく低減できる。
【0063】
第3に、本実施形態のダイナミックダンパー10では、ゴム部材21の劣化を抑えることができる。すなわち、ダイナミックダンパー10には、メインクラッチ3が接続してトランスミッションの入力軸9が回転し始めるときなどに、大きなトルクが作用する。このようなトルクが作用すると、ゴム部材に強度上許容されない過剰な応力がかかりゴム部材が劣化する原因となる。しかし、ここでは、ゴム部材21に所定の隙間sを持った空洞21cを設けている。これにより、トランスミッションの入力軸9に接続された入力プレート14と質量体11との間に大きなトルクが作用しても、ゴム部材21の所定の変形の後には、空洞21cの隙間sが消滅して入力プレート14と質量体11とはほぼ剛に連結された状態となり、ゴム部材21の大部分には隙間sがなくなる所定の変形に対応する力以上の力は作用しなくなる。したがって、ダイナミックダンパー10にゴム部材21を採用した場合においても、ゴム部材21の強度を確保することができる。また、ここでは、外周側筒状部材22と内周側筒状部材23との間のゴム部材21の形状を筒状としているので、円周方向に力が作用するときのゴム部材21における応力集中が抑えられる。
【0064】
第4に、複数の弾性部組立体12により入力プレート14と質量体11とを連結する構造を採っているため、弾性部組立体12の円周方向両側に入力プレート14の連結部分及び質量体11の連結部分を配置することができ、入力プレート14から質量体11へと伝達される力は、ゴム部材21の剪断ではなく主としてゴム部材21の圧縮及び曲げを介して伝わる。このように、ゴム部材21においては、剪断変形が抑えられ、主として剪断変形に対して比較的許容範囲の広い曲げ変形や圧縮変形が発生する。したがって、主としてゴム部材21の剪断を介して入力プレート14と質量体11とを連結する場合に較べて、ゴム部材21の材質を上げることなく、あるいはダンパー特性を犠牲にしてゴム部材21の剛性をあげることなく、ゴム部材21、弾性部組立体12、入力プレート14との連結部分、及び質量体11との連結部分などに作用する応力が低減している。
【0065】
第5に、サブクラッチ13に摩擦係合式のものに較べて一般にトルク伝達容量が大きいギア噛み合い式のクラッチを採用しているため、サブクラッチ13が小型化しており、サブクラッチ13を連結機構1の内周部分に配置することができ、連結機構1の大型化が抑えられている。また、シンクロブロック41をサブクラッチ13に採用したことで、シンクロギア31bと入力プレート14の歯14eとの噛み合いがスムースとなり、また、シンクロギア31b及び入力プレート14の歯14eの損傷も抑えられる。
【0066】
第6に、サブクラッチ13が位置補正機構32を有しているため、メインクラッチ3の摩擦フェーシング5aが摩耗したときにも、サブクラッチ13の接続及び接続解除の動作に対する悪影響が抑えられている。すなわち、摩擦フェーシング5aが摩耗しても、摩耗する前と同様に、ダイナミックダンパー10は有効に作動し、トランスミッションの振動が制振される。
【0067】
第7に、この連結機構1では、ボールベアリング6の外輪6aをエンジンのクランク軸8に固定し、ボールベアリング6の内輪6bをダイナミックダンパー10の入力プレート14に固定している。これにより、従来無駄になっていたボールベアリングの内周側のスペースを有効に利用することが可能となり、ここでは、ボールベアリング6の内周側のスペースを利用してサブクラッチ13を配置している。このようにサブクラッチ13を連結機構1の内周部分に配置しているため、連結機構1の大型化が抑えられている。
【0068】
【発明の効果】
本発明では、ダイナミックダンパーのサブクラッチに、摩擦係合式のものに較べて一般にトルク伝達容量が大きいギア噛み合い式のクラッチを採用している。このため、サブクラッチを小型化することができ、また、サブクラッチを連結機構の内周部分に配置することが可能となり、トランスミッションの入力軸に断続するダイナミックダンパーを採用する連結機構の大型化が抑えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態におけるフライホイール組立体の縦断面図。
【図2】質量体の平面図。
【図3】弾性部組立体の縦断面図。
【図4】弾性部組立体の正面図(エンジン側より見る)。
【図5】弾性部組立体の裏面図(トランスミッション側より見る)。
【図6】減力機構周辺の断面拡大図。
【図7】フライホイール組立体の組立分解図。
【図8】サブクラッチの状態断面図。
【図9】サブクラッチの状態断面図。
【図10】サブクラッチの状態断面図。
【図11】サブクラッチの状態断面図。
【図12】弾性部組立体の状態平面図。
【符号の説明】
1 連結機構
2 フライホイール組立体
2a フライホイール
2c フレキシブルプレート(プレート部材)
3 メインクラッチ
4 クラッチカバー組立体
5 クラッチディスク組立体
8 エンジンのクランク軸
9 トランスミッションの入力軸
10 ダイナミックダンパー
11 質量体(質量部)
12 弾性部組立体(弾性部)
13 サブクラッチ
14 入力プレート(入力部)
14e 歯(第2ギア)
21 ゴム部材
31b シンクロギア(第1ギア)
41 シンクロブロック
Claims (4)
- クラッチディスク組立体を有するメインクラッチを含みエンジンのクランク軸とトランスミッションの入力軸とを連結する連結機構において、前記トランスミッションの入力軸に従動可能なダイナミックダンパーであって、
前記クラッチディスク組立体とエンジンのクランク軸との間に配置され、環状円板部を含む入力部と、
前記入力部の外周側に配置され、前記トランスミッションの入力軸の回転と連動して回転し得る質量部と、
前記入力部と前記質量部とを弾性的に連結する弾性部と、
前記クラッチディスク組立体と前記入力部との間に配置され、前記メインクラッチによって前記エンジンのクランク軸と前記トランスミッションの入力軸とが連結しているときに前記トランスミッションの入力軸と前記入力部とを連結し、前記メインクラッチによって前記エンジンのクランク軸と前記トランスミッションの入力軸の連結が解除されるときに前記トランスミッションの入力軸と前記入力部との連動を解除するサブクラッチとを備え、
前記サブクラッチは、
前記トランスミッションの入力軸に対して軸方向に移動可能かつ相対回転不能に係合するとともに外周側に形成された第1ギアを有し、前記クラッチディスク組立体のエンジン側の移動に連動してエンジン側に移動する本体と、
前記本体を前記トランスミッション側に付勢するリターンスプリングとを有し、
前記入力部の環状円板部の内周端には前記本体の第1ギアと噛み合い可能な第2ギアが形成されている、
ダイナミックダンパー。 - 前記サブクラッチは、前記本体に対して回転不能であり前記入力部に摩擦係合可能な摩擦面が形成されているシンクロブロックをさらに含んでいる、請求項1に記載のダイナミックダンパー。
- エンジンのクランク軸に回転不能に連結されたフライホイールと、
請求項1から3のいずれかに記載のダイナミックダンパーと、
を備えたフライホイール組立体。 - 内周部が前記エンジンのクランク軸に固定され、外周部が前記フライホイールに固定される、所定の剛性を有し回転軸に沿った振動を吸収するプレート部材をさらに備えた、請求項4に記載のフライホイール組立体。
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