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JP3564718B2 - ヒートスプレッダー用接着材料 - Google Patents

ヒートスプレッダー用接着材料 Download PDF

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    • HELECTRICITY
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    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/38Improvement of the adhesion between the insulating substrate and the metal
    • H05K3/386Improvement of the adhesion between the insulating substrate and the metal by the use of an organic polymeric bonding layer, e.g. adhesive

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  • Adhesive Tapes (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
  • Die Bonding (AREA)
  • Formation Of Insulating Films (AREA)

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は耐熱性接着材料に関するものであり、更に詳しくは高い接着力を有する高品位な耐熱性接着材料に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
電子機器のより小型、高性能化が進む中で半導体実装分野でも、小型、薄型、軽量、高密度のパッケージが求められてきている。
【0003】
この半導体実装技術のなかで、部品同志を接合するための高性能の耐熱性接着テープの開発が求めらるようになってきた。
【0004】
例えば、リードフレーム上にICチップを両面接着テープで固定するLOC(lead on chip)用接着テープ、またICチップの放熱のためICチップと金属の放熱板を接着するヒートスプレッダー用接着テープなどである。
【0005】
現在この接着テープは、ポリイミドフィルムの両面にエポキシ系の熱硬化性接着剤を塗工したものが使用されている。
【0006】
例えば、このテープを使用しヒートスプレッダーパッケージを製造する工程の一例は次の(1)から(12)のとおりである。すなわち、
(1)金属板をヒートスプレッダーのサイズに打ち抜く
(2)接着テープをヒートスプレッダー用金属板のサイズにあわせ打ち抜く
(3)打ち抜き時の「パンチング屑」を除去する
(4)打ち抜いた金属板と接着テープを重ね合わせる
(5)加熱接着する
(6)(5)で得た接着品と所定のリードフレームを接着する
(7)所定条件でキュアをする
(8)ICをヒートスプレッダー上に接着固定する
(9)必要に応じ、所定条件でキュアをする
(10)ICとリードフレームをワイヤボンディングする
(11)樹脂封止する
(12)キュアする
【0007】
ここで、接着テープを用いずに金属板の上に「パンチング屑」の発生しない接着剤、つまり「切れ」が良く、キュア不要の耐熱接着剤を有する材料、すなわち耐熱接着剤つき金属箔材料を用いれば、上記工程の(2)、(3)、(4),および(5)の4工程が省略でき、短時間かつ経済的に製造できることを本発明者らは見出だした。この技術を実用化すべく鋭意検討を行なった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
すなわち、本発明の目的とするところは、半導体実装用パッケージを製造するに際し、工程を大幅に簡略化でき、短時間かつ経済的に製造が可能になる耐熱性接着材料を提供するところにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
すなわち本発明は、金属箔の少なくとも片面に耐熱性接着剤を有する積層体該耐熱性接着剤がポリイミド系樹脂であり、該ポリイミド系樹脂が、芳香族テトラカルボン酸と、シロキサン系ジアミンを70モル%以上含むジアミン成分とを反応させて得られるポリアミック酸をイミド化した薄膜からなり、該積層体をヒートスプレッダーの形状に合わせて打ち抜くことを特徴とするヒートスプレッダーの製造方法により達成される。
【0010】
本発明における金属箔とは、半導体実装材料として、一般に使用されるものであれば良い。例えば、銅系のものおよび42アロイなどが好ましいが、アルミ、ステンレスなどでもよい。
【0011】
また、本発明における耐熱性接着剤は、Tgが150 ℃以下のポリイミド系樹脂であることが好ましい。また、ポリイミドフィルム、ポリフェニレンスルファイドフィルムなどの耐熱性樹脂フィルムの上に本接着剤が積層されていても良い。Tgが150 ℃をこえる場合には、接着可能温度が200 ℃以下にはなりにくい。接着可能温度が200 ℃をこえる場合には、金属箔として銅箔を用いた場合に銅箔の表面酸化が問題になるため好ましくない。
【0012】
本発明における接着可能温度とは、接着剤つき金属箔を、幅10mm、長さ100mmに切断したあと、同じサイズの厚み0.2mmの銅箔を、重ね合わせた後、熱圧着し、幅5mmに切断後、テンシロンにて、引張り速度50mm/分で90度剥離強さが、0.5kg/cm以上になる温度をいう。
【0013】
本発明において好ましく用いられるポリイミド樹脂は、芳香族テトラカルボン酸と、シロキサン系ジアミンを70モル%以上含むジアミン成分とを反応させて得られるポリアミック酸をイミド化した薄膜である。ジアミン成分がシロキサン系ジアミン以外の場合には、パンチング時に「パンチング屑」が発生し易く、シロキサン系ジアミンが70モル%以下の場合には接着可能温度が200 ℃以下にはなりにくいので好ましくない。接着性の点からは80モル%以上が好ましい。
【0014】
本発明において用いられる芳香族テトラカルボン酸としては、3,3´,4,4´−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、2,2´,3,3´−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、2,2´,3,3´−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、ピロメリット酸二無水物、3,3´,4,4´−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、2,2´,3,3´−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物、2,2−ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)プロパン二無水物、2,2−ビス(2,3−ジカルボキシフェニル)プロパン二無水物、ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)エ−テル二無水物、ビス(3,4−ジカルボキシフェニル)スルホン二無水物、1,1−ビス(2,3−ジカルボキシフェニル)エタン二無水物、ビス(2,3−ジカルボキシフェニル)メタン二無水物、2,3,6,7−ナフタレンテトラカルボン酸二無水物、1,4,5,8−ナフタレンテトラカルボン酸二無水物、1,2,5,6−ナフタレンテトラカルボン酸二無水物、1,2,3,4−ベンゼンテトラカルボン酸二無水物、3,4,9,10−ペリレンテトラカルボン酸二無水物、2,3,6,7−アントラセンテトラカルボン酸二無水物、1,2,7,8−フェナントレンテトラカルボン酸二無水物、などが用いられる。これらは単独あるいは2種以上混合して用いられる。
【0015】
本発明において使用されるシロキサン系ジアミンとしては、次の一般式[I]で表されるものが挙げられる。
【0016】
【化2】
Figure 0003564718
(ただし、式中nは1以上の整数を示す。またRおよびRは、それぞれ同一または異なって、低級アルキレン基またはフェニレン基を示し、R、R、RおよびRは、それぞれ同一または異なって、低級アルキル基、フェニル基またはフェノキシ基を示す。)
一般式[I]で表されるシロキサン系ジアミンの具体例としては、1,1,3,3−テトラメチル−1,3−ビス(4−アミノフェニル)ジシロキサン、1,1,3,3−テトラフェノキシ−1,3−ビス(4−アミノエチル)ジシロキサン、1,1,3,3,5,5−ヘキサメチル−1,5−ビス(4−アミノフェニル)トリシロキサン、1,1,3,3−テトラフェニル−1,3−ビス(2−アミノエチル)ジシロキサン、1,1,3,3−テトラフェニル−1,3−ビス(3−アミノプロピル)ジシロキサン、1,1,5,5−テトラフェニル−3,3−ジメチル−1,5−ビス(3−アミノプロピル)トリシロキサン、1,1,5,5−テトラフェニル−3,3−ジメトキシ−1,5−ビス(4−アミノブチル)トリシロキサン、1,1,5,5−テトラフェニル−3,3−ジメトキシ−1,5−ビス(5−アミノペンチル)トリシロキサン、1,1,3,3−テトラメチル−1,3−ビス(2−アミノエチル)ジシロキサン、1,1,3,3−テトラメチル−1,3−ビス(3−アミノプロピル)ジシロキサン、1,1,3,3−テトラメチル−1,3−ビス(4−アミノブチル)ジシロキサン、1,3−ジメチル−1,3−ジメトキシ−1,3−ビス(4−アミノブチル)ジシロキサン、1,1,5,5−テトラメチル−3,3−ジメトキシ−1,5−ビス(2−アミノエチル)トリシロキサン、1,1,5,5−テトラメチル−3,3−ジメトキシ−1,5−ビス(4−アミノブチル)トリシロキサン、1,1,5,5−テトラメチル−3,3−ジメトキシ−1,5−ビス(5−アミノペンチル)トリシロキサン、1,1,3,3,5,5−ヘキサメチル−1,5−ビス(3−アミノプロピル)トリシロキサン、1,1,3,3,5,5−ヘキサエチル−1,5−ビス(3−アミノプロピル)トリシロキサン、1,1,3,3,5,5−ヘキサプロピル−1,5−ビス(3−アミノプロピル)トリシロキサン、などが挙げられるが好ましくは、1,1,3,3−テトラメチル−1,3−ビス(3−アミノプロピル)ジシロキサンである。上記シロキサン系ジアミンは、単独あるいは二種以上混合して用いられる。
【0017】
シロキサン系ジアミン以外のジアミン成分としては、4,4´−ジアミノジフェニルエーテル、4,4´−ジアミノジフェニルメタン、4,4´−ジアミノジフェニルスルホン、パラフェニレンジアミン等の公知のものを使用しうる。
【0018】
上記芳香族テトラカルボン酸とジアミンとの反応は、従来公知の方法に準じて行うことができる。例えば、略化学量論量の酸成分とジアミン成分とを、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、N−メチル−2ピロリドン等の有機溶媒中で、0〜80℃の温度で反応させれば良い。これらの溶媒は、単独あるいは2種以上混合して用いられ、ポリアミック酸が折出しない程度であれば、ベンゼン、トルエン、ヘキサン、シクロヘキサン、テトラヒドロフラン、メチルエチルケトン等を加えても良い。
【0019】
ポリアミック酸ワニス濃度は、特に限定されないが、通常5〜60重量%が好ましく10〜40重量%がとくに好ましい。
【0020】
本発明の耐熱性接着材料は、加熱温度100〜300℃において発生するガス量が1000ppm以下の条件を満足することが重要である。発生ガス量が1000ppm以下であれば金属箔、耐熱樹脂、リードフレームなどと接着した場合の発泡は無いが、好ましくは200ppm以下さらに好ましくは100ppm以下が良い。
【0021】
ここで、耐熱接着材料の加熱温度100〜300℃において発生するガス量とは該耐熱接着材料のサンプルについて後述するTG・DTG−MS法
「TG :Thermogravimetric Analysis (熱重量分析)
DTG:Derivative ThermogravimetricAnalysis (微分熱重量分析)
MS :Mass Spectormetry (質量分析) 」
により測定して求めたものである。
【0022】
このような諸特性を満足する本発明の耐熱性接着材料を得る方法としては、例えば、次の方法があげられる。
【0023】
すなわち金属箔上に、上記ポリアミック酸ワニスを10〜40重量%含む溶媒溶液を製膜用スリットから吐出させて均一に塗工する。この塗工方法としてはロールコータ、ナイフコータ、密封コータ、コンマコータ、ドクターブレードフロートコータなどによるものが挙げられる。次に上記のように耐熱性樹脂フィルムに塗工した溶液の溶媒を、通常60℃以上190℃程度の温度で連続的または断続的に10〜60分間で加熱除去した後、さらにイミド化するための加熱処理を行なう。イミド化するための加熱処理としては200〜350℃の範囲で1〜15分程度の加熱処理を行なうことが好ましい。
【0024】
このようにして金属箔上に3〜30μmのポリアミック酸のイミド化した薄膜を形成する。その後、汚染防止、キズ防止などの必要に応じ厚み15〜60μmのポリエステルフィルム、ポリプロピレンなどの保護フィルムをイミド化せしめた薄膜上に張り合わせておくことが好ましい。
【0025】
本発明品の使用例の一部として、金属との積層、例えば耐熱樹脂フィルムとの積層するフレキシプリント基板用途、TAB用キャリアテープおよびリードフレーム固定用接着テープ、ヒートスプレッダー用接着テープ、LOC用接着テープなどのリードフレーム周辺材料など種々あげられる。
【0026】
具体例としてLOC用接着テープに使用する場合には、本発明品を使用目的の幅にスリットしたあと、吸着水分を除去後リードフレームと重ね合わせ150℃以上300℃で加熱圧着し、さらにICチップを接着固定すれば良い。接着力向上のためにはさらに加熱キュアを施したほうが好ましい。圧着の温度、圧力および加熱キュアの条件は樹脂の組成、膜厚、などによって適宜選定すればよい。また、加熱圧着の方法は、ヒートプレス、加熱ロールなど製造工程によって好ましく選定すれば良い。
【0027】
【実施例】
以下、本発明を実施例に基づいて詳細に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。なお、以下の説明で発泡、加熱時の発生ガス量および接着力はそれぞれ次の方法で評価および測定したものである。
【0028】
[発泡]
銅箔をエッチング除去後、接着剤表面を光学顕微鏡によって観察した。
[発生ガス量]
イミド化した薄膜を有する試料約100mgを精密科学天秤で秤量後、DT・DTG−MS法によって測定した。
【0029】
DT・DTG−MS法とは、TG装置にMS装置を直結して、重量変化と同時に、加熱時に試料から発生するガスの濃度変化を温度の関数として追跡する手法である。測定機および測定条件はつぎのとおりである。
【0030】
測定機 ;島津制作所(株)製TG(マクロ天秤)−MS同時測定装置
データ処理;東レリサーチセンター製データ処理システム“THADAP−TGMS”
測定精度 ;10ppm
測定モード;試料を白金製容器に入れてあらかじめ50℃で6時間真空乾燥した後、TG装置にセット後、乾燥ヘリウムを50ml/分で12時以上流してから、10℃/分で昇温を開始し、400℃までのTG−MS曲線を測定し、150℃から300℃の発生ガスの総量を求めた。
【0031】
[接着力]
*LOC用およびヒートスプレッダー用接着テープ
接着剤つき金属箔を、幅10mm、長さ100mmに切断したあと、同じサイズの厚み0.2mmの銅箔を、図1に示すように接着面積が1cmになるように重ね合わせた後、熱圧着し、雰囲気温度190℃に2分おいたあと、剪断応力をテンシロンにて、引張り速度50mm/分で測定した。実用的は、1.0kg/cm以上の接着力が必要とされる。
【0032】
[パンチング性]
金型で接着剤つき金属箔を、図2に示す形状にパンチングしたあと、エッジを実態顕微鏡(NIKON (株)NSMZ−10;倍率13.2〜80倍)で観察し「バリ」などの異物の有無をみた。
【0033】
実施例1
温度計、攪拌装置、還流コンデンサおよび乾燥N吹込口を供えた300mlの4口フラスコにN,N−ジメチルアセトアミド175g入れ窒素気流下でビス(3−アミノプロピル)テトラメチルジシロキサン14.11g(92mol%)および4、4´−ジアミノジフェニルエーテル0.99g(8mol%)を溶解したあと、3,3´,4,4´−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物19.89g(100mol%)を加え、10℃で1時間攪拌を続けた。その後50℃で3時間攪拌して反応させポリアミック酸ワニスを得た。
【0034】
該ワニスを、厚み0.20mmの銅箔上に乾燥後の厚みが10μmになるように塗工し、窒素雰囲気中で130℃で10分乾燥し、さらに、200℃で2分乾燥し、さらに、240℃で5分加熱処理し、100℃以下になってから取り出した。該塗工品の発生ガス量を測定したところ、50ppm以下であった。
【0035】
上記作製接着剤つき金属箔を図1に示すヒートスプレッダー用の形状にパンチングしたところ、「バリ」および「屑」の発生はなかった。さらに、該塗工品と,厚み0.200mmの銅箔とを重ね合わせ、表面温度190℃に加熱したロールラミネータで線圧7kg/cm、速度0.5m/分で張り合わせた。発泡は認められず、接着力(剪断応力)を測定したところ、10kg/cmであり、LOC用およびヒートスプレッダー用接着テープとして、実用レベルを満足する値であった。
【0036】
実施例2
実施例1と同様の反応装置にN,N−ジメチルアセトアミド146g入れ窒素気流下でビス(3−アミノプロピル)テトラメチルジシロキサン14.33g(90mol%)およびパラフェニレンジアミン0.69g(10mol%)を溶解したあと、3,3´,4,4´−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物18.58g(90mol%)およびピロメリット酸二無水物1.40g(10mol%)を加え、10℃で1時間攪拌を続けた。その後50℃で3時間攪拌して反応させポリアミック酸ワニスを得た。
【0037】
該ワニスを実施例1と同じ金属箔上に、乾燥後の厚みが7μmになるように塗工し、実施例1と同じ条件で窒素雰囲気中で乾燥、熱処理し、試料を作製した。
該塗工品の発生ガス量を測定したところ、50ppm以下であった。
【0038】
上記作製接着剤つき金属箔を、図1に示すヒートスプレッダー用の形状にパンチングしたところ、「バリ」および「屑」の発生はなかった。さらに、該塗工品と銅箔とを重ね合わせ、表面温度190℃に加熱したロールラミネータで線圧7kg/cm、速度0.5m/分で張り合わせた。発泡は認められず、接着力(剪断応力)を測定したところ、10kg/cmであり、LOC用およびヒートスプレッダー用接着テープとして、実用レベルを満足する値であった。
【0039】
実施例3
実施例2と同じ条件で作製した、接着剤つき銅箔と銅箔を張り合わせた試料を、イナート(窒素ガス雰囲気)オーブン中で加熱処理し、接着力を測定した結果、実施例2よりも接着力がさらに向上し、15kg/cmであり、LOC用およびヒートスプレッダー用接着テープとして、実用レベルを十分満足する値であった。
【0040】
実施例4
実施例2で得たポリアミック酸ワニスを、両面を低温プラズマ処理した6μmのポリフェニレンスルファイド樹脂フィルム(“トレリナ”(東レ(株)製))に乾燥後の膜厚が、それぞれ6μmになるように塗工し、80℃で10分乾燥し、さらに、120℃で10分乾燥、さらに、150℃で15分乾燥した。該塗工品をイミド化のため、230℃で5分加熱処理を施した。該フィルムの発生ガス量を測定したところ60ppm以下であった。
【0041】
上記作製フィルムの接着剤樹脂塗工面と、0.2mmの銅箔とを重ね合わせ表面温度220℃に加熱したロールラミネータで線圧7kg/cm、速度1m/分で張り合わせ、積層体を得た。該積層体を厚み0.2mmの銅フレーム材と重ね合わせ、表面温度190℃に加熱したロールラミネータで線圧7kg/cm、速度0.5m/分で張り合わせた。発泡は認められず、接着力(剪断応力)を測定したところ、10kg/cmであり、LOC用およびヒートスプレッダー用接着テープとして、実用レベルを満足する値であった。
【0042】
【発明の効果】
本発明は上述のごとく構成したので、金属、耐熱性樹脂などと接着が容易に可能なうえ、パンチング時に「屑」の発生がなく、さらに張り合わせ後の発泡がなく、接着性、耐熱性、および電気特性が優れる耐熱性接着材料を確実に得ることができる。また、半導体実装用パッケージを製造するに際し、工程を大幅に簡略化でき、短時間かつ経済的に製造が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の耐熱性接着材料の剪段応力(接着力)を測定するための試料を表す図である。
【図2】本発明の耐熱性接着材料のパンチング形状の一例を表す図である。

Claims (6)

  1. 金属箔の少なくとも片面に耐熱性接着剤を有する積層体該耐熱性接着剤がポリイミド系樹脂であり、該ポリイミド系樹脂が、芳香族テトラカルボン酸と、シロキサン系ジアミンを70モル%以上含むジアミン成分とを反応させて得られるポリアミック酸をイミド化した薄膜からなり、該積層体をヒートスプレッダーの形状に合わせて打ち抜くことを特徴とするヒートスプレッダーの製造方法
  2. 該ポリイミド系樹脂のガラス転移点が150℃以下であることを特徴とする請求項1記載のヒートスプレッダーの製造方法
  3. シロキサン系ジアミンが次の一般式[I]で表されるものであることを特徴とする請求項記載のヒートスプレッダーの製造方法
    Figure 0003564718
    (ただし、式中nは1以上の整数を示す。またRおよびRは、それぞれ同一または異なっていてもよく、低級アルキレン基またはフェニレン基を示し、R、R、RおよびRは、それぞれ同一または異なっていてもよく、低級アルキル基、フェニル基またはフェノキシ基を示す。)
  4. 前記耐熱性接着剤が有する接着可能温度が200℃以下であることを特徴とする請求項1記載のヒートスプレッダーの製造方法
  5. 前記積層体の加熱温度100℃以上300℃以下における発生ガス量が1000ppm以下であることを特徴とする請求項1記載のヒートスプレッダーの製造方法
  6. 金属箔の少なくとも片面に、芳香族テトラカルボン酸と、シロキサン系ジアミンを70モル%以上含むジアミン成分とを反応させて得られるポリアミック酸を有する耐熱性接着剤組成物を塗布、乾燥した後、180〜270℃で熱処理することを特徴とするヒートスプレッダー用材料の製造方法。
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