JP3560371B2 - バッテリ保持構造 - Google Patents
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- Battery Mounting, Suspending (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、バッテリの保持構造に関し、一層詳細には、例えば、電動車両に備えられているバッテリボックス中の個々のバッテリを固定保持するのに好適なバッテリ保持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
電気自動車に代表される電動車両は、一般に蓄電池(バッテリ)で駆動される。そのために、車体にバッテリボックスを取り付け、このバッテリボックスに多数のバッテリを収納している。バッテリ、例えば、鉛蓄電池は、その重量がかなり大きいことから、一般的に電動車両に用いられるバッテリボックスは頑丈に構成する必要がある。
【0003】
図18に示すように、従来技術に係るバッテリボックス1では、内部に5個ずつ、計10個のバッテリ2を並列に収納配置し、それぞれの列のバッテリ2に対して両端部が屈曲したストレートバー3a、3bを配置し、このストレートバー3a、3bに複数本のスタッド4a、4bを挿通し、バッテリボックス1の底部でナットにより緊締してそれぞれの列のバッテリ2を位置決め保持している。すなわち、スタッド4a、4bに対する緊締力をバッテリ2に付与してそれぞれの列の個々のバッテリ2の移動変位を阻止している。
【0004】
他の従来技術によれば、図19に示すように、バッテリ5の列に対してインナカバー6を被せ、このインナカバー6はバッテリボックス用リッド7によって覆われる。バッテリボックス用リッド7とバッテリボックス8とは、ボルトとナットを用いて緊締される。インナカバー6の内側には、隣接するバッテリ間の間隙に進入する突片9が設けられ、この突片9がバッテリ5の列方向の相互の移動を阻止するよう構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記の如き、従来の鉛蓄電池からなるバッテリ2では、数mmの範囲でその高さ方向にばらつきがあることが確認された。従って、図18に示すストレートバー3a、3bによってバッテリ2を位置決め固定をしようとしても、直接バッテリに当接するほどまで高さがないストレートバー3a、3bはバッテリに対して何ら緊締力をもたず、結局、電気自動車が走行中に、該高さのないバッテリが移動して隣接するバッテリに衝撃的に当接してしまうという不都合があった。
【0006】
しかも、図19に示すように、たとえ、インナカバー6およびこのインナカバー6に突片9を設けたにせよ、リッド7とバッテリボックス8とを直接緊締する方式であるために、個々のバッテリの位置決めが困難であり、さらに列をなすバッテリ相互の間に若干の隙間があるために当該バッテリが走行中に移動し、この結果、バッテリ自体が損傷してしまうという難点も指摘されている。
【0007】
本発明は前記の不都合を克服すべくなされたものであって、たとえ、複数のバッテリのそれぞれに高さの相違があったにせよ、押圧力をもって個々のバッテリを十分に固定し、この結果、バッテリボックス内で当該バッテリをしっかりと固定保持してバッテリ自体の移動を阻止することが可能なバッテリ保持構造を提供することにある。
【0008】
本発明の他の目的は、きわめて簡単な構成でかつ廉価に製作することが可能なバッテリ保持構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するために、本発明は、複数のバッテリを少なくとも二列収納するバッテリボックスにおいて、前記バッテリボックスには前記複数のバッテリの列間に立設されたセンタフレームと、前記各々のバッテリを押圧する保持手段とを設け、
前記保持手段は中央保持手段と、第1の端部保持手段と第2の端部保持手段とからなり、前記中央保持手段は前記センタフレームに植設された係止ピンに係合して両バッテリ列を構成する各々のバッテリの中央側端部を保持し、第1端部保持手段は一方のバッテリ列を構成する各々のバッテリの外側端部を保持し、第2端部保持手段は他方のバッテリ列を構成する各々のバッテリの外側端部を保持することを特徴とする。
【0010】
ここで、バッテリボックスは第1と第2の端部側フレームを有し、それぞれの端部側フレームは第1の係止ピン列と第2の係止ピン列とを備え、前記第1端部側フレームの第1係止ピン列に第1の端部保持手段を係合させて一方のバッテリ列の各々のバッテリ外側端部を保持し、前記第2端部側フレームの第2係止ピン列に第2の端部保持手段を係合させて他方のバッテリ列の各々のバッテリの外側端部を保持すると好適である。
【0011】
なお、係止ピンは前記センタフレームに複数個立設され、前記中央保持手段は前記複数の係止ピンが係合する複数の孔部を画成した保持バーからなり、該保持バーは二つのバッテリ列を構成する各々のバッテリの中央側端部に圧接される弾性体を有する。
【0012】
また、保持バーの弾性体は該保持バーに設けられた所定厚のゴム材か、または金属製の脚部からなり、前記脚部には長手方向に沿って複数のスリットが形成されている。
【0013】
しかも、係止ピンは前記センタフレームに複数個立設され、前記中央保持手段は前記複数の係止ピンにそれぞれ係着される揺動自在な一組の揺動板を有し、前記それぞれの揺動板によって二つのバッテリ列を構成する各々のバッテリの中央側端部を保持するとよい。
【0014】
また、中央保持手段は中央保持体を有し、揺動板は前記中央保持体に対しヒンジ機構によって揺動自在に保持されていてもよく、さらに、中央保持体はその端部に保持するバッテリに係合する舌片を有し、前記舌片は中央保持体を緊締する際の回り止めとして利用されると好適である。
【0015】
【作用】
バッテリボックスを構成するセンタフレームの両側に二列、複数のバッテリで構成されるバッテリ列を収納する。前記センタフレームの係止ピンに中央保持手段を係合させてこの中央保持手段によりバッテリ列を構成する各々のバッテリの中央側端部を押圧保持するとともに第1端部保持手段と第2端部保持手段とにより各々のバッテリの両外側端部を堅牢に保持する。
【0016】
【実施例】
次に、本発明に係るバッテリ保持構造について好適な実施例を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
【0017】
図1によって本発明のバッテリ保持構造が組み込まれるバッテリボックスを概略的に説明する。図において、バッテリボックス10は、ボックス外板12とインナフレーム14とセンタフレーム16とから基本的に構成される。前記ボックス外板12は、底板18、前壁20a、後壁20b、左壁20c、右壁20dによって基本的に構成されている。インナフレーム14は、前ストレートフレーム22a、後ストレートフレーム22b、左ストレートフレーム22c、右ストレートフレーム22dと、それぞれのストレートフレーム22a〜22dの隣接する隅角部を連結するコーナーフレーム24a〜24dで構成されている。この場合、コーナーフレーム24a、左ストレートフレーム22c、コーナーフレーム24bにかけて等間隔に係止ピン25a〜25fが、また、コーナーフレーム24d、右ストレートフレーム22d、コーナーフレーム24cにかけて等間隔に係止ピン27a〜27fが立設されている。
【0018】
センタフレーム16は、2つのハーフフレーム26aと26bを連結して構成されている。それぞれのストレートフレーム22a〜22dとコーナーフレーム24a〜24dとは、例えば、互いに組み込まれた後、スポット溶接等で固着して矩形状に形成される。なお、図1中、参照符号28a、28bは、該バッテリボックス10を電気自動車の車体フレームに固定するためのサポートフレームを示す。
【0019】
図2および図3を用いて、センタフレーム16について詳細に説明する。
【0020】
図2において、センタフレーム16を構成するハーフフレーム26aは、中央の折曲部30aに対して一方側に三角形状の孔部32aが複数個打ち抜き形成され、その他方側に矩形状の孔部32bが複数個打ち抜き形成されている。ハーフフレーム26bには一方側に比較的大きな矩形状の孔部32cが複数個打ち抜き形成され、その他方側に三角形状の孔部32dがそれぞれ折曲部30bを中心として下側に打ち抜き形成されている。図2から容易に諒解される通り、ハーフフレーム26bはハーフフレーム26aを180°回転させた形状であり、両者は点対称の関係にある。一つの金型で作成できる利点があるからである。従って、ハーフフレーム26a、26bはそれぞれ折曲部30a、30bを中心に2つ折りした後、例えば、その接合部を溶接等で一体的に結合すれば、前記センタフレーム16が一体化して形成されることになる。この場合、図3に示すように、センタフレーム16は逆U字断面形状を呈し、且つこのセンタフレーム16の高さは概ねバッテリの高さと同じになるように選択されている。
【0021】
ハーフフレーム26aの端部には、互いに異なる方向へと延在する一対のフランジ34a、34bが設けられ、また、当該ハーフフレーム26aの底部にも、図3において下方へと膨出したフランジ36が設けられる。フランジ34a、34bは、図1に示すインナフレーム14の前ストレートフレーム22aに溶接等によって連結され、フランジ36は前記ボックス外板12の底部18に溶接等によって固着される(図3参照)。ハーフフレーム26bにもフランジ34a、34bに対応するフランジが、また、フランジ36に対応するフランジが設けられていることはいうまでもない。
【0022】
次に、本実施例では、前記センタフレーム16の逆U字状の頂部、すなわち、折曲部30a、30bに所定間隔離間して係止ピン38a〜38fが設けられる。好適には、当該係止ピン38a〜38fは前記センタフレーム16にスポット溶接等によって固着される。
【0023】
図4は、以上のようにして構成されたセンタフレーム16をボックス外板12内に配置されているインナフレーム14に固着した状態の縦断面図であり、図5は、前記図4に示すバッテリボックス10に対して断熱材を装填した状態の縦断面図である。
【0024】
ここで、ボックス外板12の底板18の上面に下部断熱材40、40を敷き、インナフレーム14の内側に側部断熱材42、42を取り付ける。なお、図5において、その左の側部断熱材42は、インナフレーム14との間に排気通路44を画成している。参照符号46で示されるインナフレーム切り起こし部は当該側部断熱材42をその端部で取り付けるための加工部位である。
【0025】
センタフレーム16にも中央断熱材48を取り付ける。この中央断熱材の充填に際して、センタフレーム16には、既に説明した複数個の孔部32a〜32dが設けられているために、この孔部32a〜32dを利用して該中央断熱材48を押し込め、前記三角形状の孔部32a、32d、矩形状の孔部32b、32cに当て止めすればよい。これによってボックス外板12はその下部と側部とが断熱され、インナフレーム14はその中央部が断熱されることになる。なお、図5に示すように、ボックス外板12の底板18と下部断熱材40との間には、後述するバッテリの相互の間で数mm幅のスリット49が設けられている。これらのスリット49はバッテリに対する冷却空気を通過させるための通路として活用される。
【0026】
次に、以上のような構成のバッテリボックス10に収納され、その高さ方向に若干の差異のある複数のバッテリを固定位置決めするための本発明に係るバッテリ保持構造について詳細に説明する。
【0027】
図6および図7は、ストレートバータイプのバッテリ保持構造を示す。センタフレーム16の長さと実質的に同一の長さを有し、且つ前記センタフレーム16に設けられた係止ピン38a〜38fに対応する孔部54a〜54fを画成した弾性力に富む金属製の中央の保持バー50は、図7に示すように、その中央部位52が、図において上方へと膨出形成され、該中央部位52から延在して脚部56a、56bが互いに反対方向へと延在し、この脚部56a、56bに合成ゴムからなる弾性部材58a、58bが、例えば、約8mmの厚さで接着剤等により装着されている。前記中央部位52から脚部56a、56bに剛性を高めるための三角形状の大小の膨出部60a、凹部60bが前記中央保持バー50の軸線に沿って複数個、等間隔に形成されている。
【0028】
図8および図9は、インナフレーム14を構成する左ストレートフレーム22bに植設された係止ピン25a〜25fに係合する左保持バー62を示す。図8から明らかな通り、この左保持バー62は屈曲されることによりバッテリ押さえ部64と係止部68を形成した金属製板体からなり、バッテリ押さえ部64の下面並びに側面にそれぞれ合成ゴムからなる弾性部材66a、66bが直角に配置されている。バッテリ押さえ部64から屈曲して下方に延在する係止部68には、前記係止ピン25a〜25fが嵌入する係止用孔部70a〜70fが穿設されている。なお、この左保持バー62の強度を増加するために、中央保持バー50と同様に、三角形状の膨出部72が該左保持バー62の長手方向に沿って膨出形成されている。インナフレーム14を構成する右ストレートフレーム22dに植設された係止ピン27a〜27fに係合される右保持バー80は、実質的に左保持バー62と対称に構成されるものであるために、その詳細な説明を省略する。
【0029】
以上のような中央保持バー50、左保持バー62、右保持バー80を用いてバッテリボックス10にバッテリを固定する作用について説明する。
【0030】
図10は、本実施例に係るバッテリボックス10の全体組立断面図であり、ボックス外板12の底板18の下面にエアダクト81を取り付け、左壁20cにクロスフローファン82を取り付けるとともに、右壁20dに排気翼84、フード86からなる排気口88を取り付ける。センタフレーム16によって二分されたインナフレーム14内に左右二列にわたってバッテリ列90a、90bが収納され、これらのバッテリ列90a、90bの上部隙間にパッキンを兼ねた帯状断熱材92が取り付けられる。この帯状断熱材92の上部にリッド94が被せられる。前記リッド94の内側に上部断熱材96が設けられている。
【0031】
ところで、以上のような構成における本実施例では、先ず、センタフレーム16の係止ピン38a〜38fに中央保持バー50の孔部54a〜54fが嵌合し(図1および図7参照)、該中央保持バー50から上方へと露呈する当該係止ピン38a〜38fの先端部にそれぞれナットを螺入して緊締する。一方、左ストレートフレーム22cの係止ピン25a〜25fに左保持バー62の係止用孔部70a〜70fが嵌合され(図1および図9参照)、前記係止ピン25a〜25fの先端部にナットが螺入され緊締される。同様に、右ストレートフレーム22dの係止ピン27a〜27fに右保持バー80の係止用孔部70a〜70fが嵌合され(図1および図9参照)、前記係止ピン27a〜27fの先端部にナットが螺入され緊締される。
【0032】
以上のように、中央保持バー50がセンタフレーム16に対して緊締されると、バッテリ列90aと90bのそれぞれ内側端部が脚部56a、56bに固着された弾性部材58aと58bによって弾力的に締め付けられ、垂直方向の動きが弾性部材58a、58bによって阻止される。また、左保持バー62が左ストレートフレーム22cに対して締め付けられると、バッテリ列90aの個々のバッテリの外側隅角部が弾性部材66a、66bによって締め付けられ、垂直方向の動きが弾性部材66aによって阻止される一方、水平方向の動きが弾性部材66bによって阻止されることになる。同様に、バッテリ列90bに対しても、右保持バー80を右ストレートフレーム22dに対して緊締することによって、バッテリ列90aと同様な緊締状態が得られる。
【0033】
このように、たとえ、バッテリ列90a、90bを構成する個々のバッテリに高さ方向の差異があったとしても、前記中央保持バー50の脚部56a、56bに固着された弾性部材58a、58bおよび左保持バー62、右保持バー80の弾性部材66aによってその高さ方向の押さえが達成されるとともに、水平方向の変位もこの押さえ作用によって阻止することができる。このようにして組み込まれたバッテリボックス10は、サポートフレーム28a、28bによって車体フレーム110a、110bに複数本のボルト112を用いて固定されることになる。
【0034】
前記の通り、バッテリボックス10は鉛蓄電池を複数個収納した時、非常に大きな重さになる。従って、堅牢に当該バッテリボックス10を車体フレーム110a、110bに保持しなければならない。この場合、ボルト112をその脱落から阻止するために、このバッテリボックス10に対してボルト脱落防止ステイ120a、120bが前記バッテリボックス10の対角線上に設けられている(図11参照)。前記のように、脱落防止ステイ120a、120bをバッテリボックス10の対角線に配置したために、たとえ、該バッテリボックス10が脱落しそうになっても、これによって生じる回転力は対角線上に配置された脱落防止ステイ120a、120bによりキャンセルされる。このため、従来に比較して脱落防止ステイ120a、120b自体の強度を小さく設定でき、従って、さほどにこのステイ120a、120bを大きく構成することなく強度に保持が可能となる。
【0035】
そこで、図10において、走行中にバッテリ列90a、90bを構成する個々のバッテリを冷却する必要がある場合、クロスフローファン82を始動する。前記クロスフローファン82は、矢印の如く、吸入した空気を加圧してエアダクト81に送る。エアダクト81を通り抜けた空気は、矢印に示すように、ボックス外板12の底板18を貫通してスリット49を通りエアをバッテリに対して吹き上げる。このエアはそれぞれバッテリ列90a、90bの各前後と両側面を冷却した後、ほぼ水平流となって、図10において、左側へと流れ、排気通路44に至り、その後、排気翼84を介してフード86から外部へと放出される。この場合、前記したように、バッテリ列90a、90bは中央保持バー50、左保持バー62、右保持バー80にそれぞれ固着された弾性部材58a、58b、66a、66bによってしっかりと長手方向中央部と、左右の端部が保持されているために、たとえ、走行中に当該電気自動車に微細な、もしくは多大な振動があったにせよ、その位置がしっかりと保持され、特に、バッテリ相互にその高さ方向の差異があったにせよ、前記弾性部材58a、58b、66a、66bによって吸収され、一部のバッテリが変位する等の不都合から回避されるという効果がある。しかも、図6および図8から容易に諒解されるように、中央保持バー50、左保持バー62、右保持バー80は、プレス加工で容易に形成することができるために、さほどにバッテリボックス10自体の製造単価を高騰させることもない。
【0036】
図12に本発明に係るバッテリ保持構造の第2の実施例を掲げる。この第2の実施例は、前記した第1の実施例の弾性部材58a、58b、66a、66bに代えて、それぞれの中央保持バー、左保持バー、右保持バー自体に弾性機能を設けたものである。すなわち、図12および図13は、中央保持バー200を示し、中央部位202からそれぞれ反対方向へと脚部204a、204bが延在している。該脚部204a、204bはその端部が湾曲部205a、205bとして形成されている。図12から容易に諒解される通り、当該脚部204aに複数のスリット206aがほぼ等間隔に離間して設けられ、一方、脚部204bにも同様に、スリット206bが設けられている。中央部位202には所定間隔離間してセンタフレーム16から突出している係止ピン38a〜38fが嵌入する係止用孔部208a〜208f(図には208c、208fのみ示す)が設けられている。
【0037】
図14および図15はインナフレーム14の左ストレートフレーム22cから突出する係止ピン25a〜25fと係合する左保持バー210を示す。図14から容易に諒解される通り、前記左保持バー210は水平方向に延在する係止部212から一旦実質的に垂直方向上方へと延在し、次いで水平方向へと延在する押さえ部214を有する。前記押さえ部214には脚部216が若干斜め下方へと延在するように設けられているとともに、その先端部には、湾曲部218が形成されている。押さえ部214にはインナフレーム14の左ストレートフレーム22cから上方へと突出する係止ピン25a〜25fに係合する係止用孔部220a〜220fが所定間隔離間して設けられ、一方、脚部216には前記中央保持バー200のスリット206a、206bと等間隔にスリット222が複数個設けられている。右保持バー223は、前記左保持バー210と対称的に形成されるため、その詳細な説明を省略する。
【0038】
以上のような構成において、センタフレーム16の係止ピン38a〜38fに中央保持バー200の係止用孔部208a〜208fを係合させ、ナット98でこれを締め付ける。同様に、左ストレートフレーム22cから突出する係止ピン25a〜25fに左保持バー210の係止用孔部220a〜220fを嵌合せしめ、ナット100でこれを締め付ける。右保持バー223についても同様に締め付け動作を行う。この結果、スリット206a、206bによって所定間隔離間した脚部204a、204bは、その弾性力をもってバッテリ列90a、90bの互いに隣接する中央端部をしっかりと保持し、一方、バッテリ列90a、90bのそれぞれ互いに離間した側部は左保持バー210の脚部216、右保持バー223の脚部によって弾力的に保持されることになる。第1の実施例に比べて、この第2の実施例では弾性部材58a、58b、66a、66bを用いることがないために、より一層製造コストを引き下げることができる。
【0039】
図16並びに図17に第3の実施例を示す。この実施例は、ヒンジ機構を用いることによってバッテリ列90a、90bを構成するそれぞれのバッテリの中央部分を保持しようとするものである。従って、特に、バッテリ列90a、90bのそれぞれのバッテリの高さが相違したとしても、十分にその高さの差異を吸収して個々のバッテリを保持することができる。
【0040】
図16にそのヒンジ機構を備えた保持構造300を示す。保持構造300は、中央保持体302と、前記中央保持体302にヒンジ構造によって係止される第1の揺動体304と第2の揺動体306とから基本的に構成される。中央保持体302は、水平部位308と、第1の垂直部位310と、前記第1垂直部位310よりも若干長尺で且つ前記第1垂直部位310に平行にかつ前記水平部位308と一体的に形成された第2の垂直部位312とを含む。水平部位308には、その長手方向に沿って下方へと湾曲する第1湾曲部314aと第2湾曲部314bとが形成され、前記第1湾曲部314aと第2湾曲部314bの間には、水平な部位に前記センタフレーム16の係止ピン38a〜38fのいずれか1本が嵌入するための係止用孔部316が形成されている。第2垂直部位312には、その両端部に第1の舌片318aと第2の舌片318bとが垂直方向下方へと延在している。図17に示すように、第1揺動体304は、水平部位320を有し、前記水平部位320から互いに反対方向へ下降する傾斜部位322a、322bが設けられている。水平部位320並びに前記傾斜部位322a、322bと一体的に垂直方向上方へと延在する立ち上がり部324a、324bが設けられ、前記立ち上がり部324a、324bにはそれぞれ水平方向にあって、互いに相対する舌片326a、326bが設けられている。前記舌片326a、326bは前記中央保持体302に設けられた第1湾曲部314aの湾曲底部に嵌合する。前記第2揺動体306も第1揺動体304と同様に形成されるため、その詳細な説明を省略する。従って、第1揺動体304、第2揺動体306は、前記舌片326a、326bの第1湾曲部314a、第2湾曲部314bへ係合することによってこの湾曲部の底部を中心にして、図17の矢印に示すように、揺動可能であることが容易に諒解されよう。
【0041】
以上のような構成において、先ず、並列に設けられたバッテリ列90a、90bに対し前記保持構造300の係止用孔部316をセンタフレーム16の係止ピン38a〜38fに挿入する。そして、ナット98をその係止ピン38a〜38fのいずれか一つに螺合すれば、第1揺動体304は互いに前記センタフレーム16を挟んで併設されているバッテリの端部に橋架されることになり、しかも、前記第1揺動体304は第1湾曲部314aを中心に揺動自在であるために、たとえ、バッテリ列90a、90b間で個々のバッテリの間に高さ方向の差異があったにせよ、それを十分に吸収して堅固に両バッテリを位置決め固定することができる。その際、バッテリ列90a、90bの左側端部、右側端部は、それぞれ既に説明した第1実施例および第2実施例の左保持バー、右保持バーを適宜選択的に選んで固定すればよい。そして、前記ナット98の螺入作用は該保持構造300を回転させようとするが、舌片318a、318bが隣接するバッテリの側壁に当接するために、回り止め作用が営まれる。
【0042】
このように、ヒンジ機構を利用した保持構造300を使えば、第1実施例、第2実施例に示す保持バーよりもさらに段差のあるバッテリを相互に且つ十分に固定できるという利点がある。
【0043】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、バッテリボックスに収納されたバッテリ列を構成するバッテリ相互の間で、たとえ、高さ方向での段差があったにせよ、それを十分に位置決め保持することができる。従って、例えば、このバッテリボックスを電動車両に搭載した際において、走行中に個々のバッテリ若しくはバッテリ列が移動することはなく、バッテリ相互の接触によってバッテリ自体が損傷する等の不都合から回避できる利点がある。
【0044】
しかも、それぞれの実施例に示された通り、この保持構造は極めて簡単な構成であるために、さほどに製造コストを上昇させる懸念もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るバッテリ保持構造が適用されるバッテリボックスの分解斜視説明図である。
【図2】図1に組み込まれるセンタフレームの展開図である。
【図3】図2に示すセンタフレームの一部省略斜視説明図である。
【図4】図1に示すバッテリボックスの縦断説明図である。
【図5】図4に示すバッテリボックスに断熱材を挿入した状態の縦断説明図である。
【図6】バッテリ保持構造を構成する第1の実施例の中央保持バーの一部省略斜視説明図である。
【図7】図6に示す中央保持バーの平面図である。
【図8】本発明の第1の実施例の左保持バーの一部省略斜視説明図である。
【図9】図8に示す左保持バーの一部省略平面図である。
【図10】本実施例のバッテリ保持構造を装着した状態のバッテリボックスの縦断面図である。
【図11】本実施例に組み込まれるバッテリの脱落防止ステイの配置状態の平面説明図である。
【図12】本発明のバッテリ保持構造の第2の実施例の一部省略斜視説明図である。
【図13】図12に示す中央保持バーの平面図である。
【図14】第2の実施例の左保持バーの一部省略斜視説明図である。
【図15】図14に示す左保持バーの平面図である。
【図16】本発明の第3の実施例に係るバッテリ保持構造の斜視説明図である。
【図17】図16に示すバッテリ保持構造の分解斜視説明図である。
【図18】従来技術に係るバッテリ保持構造の斜視説明図である。
【図19】他の従来技術に係るバッテリ保持構造の斜視説明図である。
【符号の説明】
10…バッテリボックス 12…ボックス外板
14…インナフレーム 16…センタフレーム
50…中央保持バー
56a、56b、204a、204b…脚部
58a、58b、66a、66b…弾性部材
62、210…左保持バー 90a、90b…バッテリ列
110a、110b…車体フレーム 200…中央保持バー
300…保持構造 302…中央保持体
304、306…揺動体
【産業上の利用分野】
本発明は、バッテリの保持構造に関し、一層詳細には、例えば、電動車両に備えられているバッテリボックス中の個々のバッテリを固定保持するのに好適なバッテリ保持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
電気自動車に代表される電動車両は、一般に蓄電池(バッテリ)で駆動される。そのために、車体にバッテリボックスを取り付け、このバッテリボックスに多数のバッテリを収納している。バッテリ、例えば、鉛蓄電池は、その重量がかなり大きいことから、一般的に電動車両に用いられるバッテリボックスは頑丈に構成する必要がある。
【0003】
図18に示すように、従来技術に係るバッテリボックス1では、内部に5個ずつ、計10個のバッテリ2を並列に収納配置し、それぞれの列のバッテリ2に対して両端部が屈曲したストレートバー3a、3bを配置し、このストレートバー3a、3bに複数本のスタッド4a、4bを挿通し、バッテリボックス1の底部でナットにより緊締してそれぞれの列のバッテリ2を位置決め保持している。すなわち、スタッド4a、4bに対する緊締力をバッテリ2に付与してそれぞれの列の個々のバッテリ2の移動変位を阻止している。
【0004】
他の従来技術によれば、図19に示すように、バッテリ5の列に対してインナカバー6を被せ、このインナカバー6はバッテリボックス用リッド7によって覆われる。バッテリボックス用リッド7とバッテリボックス8とは、ボルトとナットを用いて緊締される。インナカバー6の内側には、隣接するバッテリ間の間隙に進入する突片9が設けられ、この突片9がバッテリ5の列方向の相互の移動を阻止するよう構成されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記の如き、従来の鉛蓄電池からなるバッテリ2では、数mmの範囲でその高さ方向にばらつきがあることが確認された。従って、図18に示すストレートバー3a、3bによってバッテリ2を位置決め固定をしようとしても、直接バッテリに当接するほどまで高さがないストレートバー3a、3bはバッテリに対して何ら緊締力をもたず、結局、電気自動車が走行中に、該高さのないバッテリが移動して隣接するバッテリに衝撃的に当接してしまうという不都合があった。
【0006】
しかも、図19に示すように、たとえ、インナカバー6およびこのインナカバー6に突片9を設けたにせよ、リッド7とバッテリボックス8とを直接緊締する方式であるために、個々のバッテリの位置決めが困難であり、さらに列をなすバッテリ相互の間に若干の隙間があるために当該バッテリが走行中に移動し、この結果、バッテリ自体が損傷してしまうという難点も指摘されている。
【0007】
本発明は前記の不都合を克服すべくなされたものであって、たとえ、複数のバッテリのそれぞれに高さの相違があったにせよ、押圧力をもって個々のバッテリを十分に固定し、この結果、バッテリボックス内で当該バッテリをしっかりと固定保持してバッテリ自体の移動を阻止することが可能なバッテリ保持構造を提供することにある。
【0008】
本発明の他の目的は、きわめて簡単な構成でかつ廉価に製作することが可能なバッテリ保持構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記の目的を達成するために、本発明は、複数のバッテリを少なくとも二列収納するバッテリボックスにおいて、前記バッテリボックスには前記複数のバッテリの列間に立設されたセンタフレームと、前記各々のバッテリを押圧する保持手段とを設け、
前記保持手段は中央保持手段と、第1の端部保持手段と第2の端部保持手段とからなり、前記中央保持手段は前記センタフレームに植設された係止ピンに係合して両バッテリ列を構成する各々のバッテリの中央側端部を保持し、第1端部保持手段は一方のバッテリ列を構成する各々のバッテリの外側端部を保持し、第2端部保持手段は他方のバッテリ列を構成する各々のバッテリの外側端部を保持することを特徴とする。
【0010】
ここで、バッテリボックスは第1と第2の端部側フレームを有し、それぞれの端部側フレームは第1の係止ピン列と第2の係止ピン列とを備え、前記第1端部側フレームの第1係止ピン列に第1の端部保持手段を係合させて一方のバッテリ列の各々のバッテリ外側端部を保持し、前記第2端部側フレームの第2係止ピン列に第2の端部保持手段を係合させて他方のバッテリ列の各々のバッテリの外側端部を保持すると好適である。
【0011】
なお、係止ピンは前記センタフレームに複数個立設され、前記中央保持手段は前記複数の係止ピンが係合する複数の孔部を画成した保持バーからなり、該保持バーは二つのバッテリ列を構成する各々のバッテリの中央側端部に圧接される弾性体を有する。
【0012】
また、保持バーの弾性体は該保持バーに設けられた所定厚のゴム材か、または金属製の脚部からなり、前記脚部には長手方向に沿って複数のスリットが形成されている。
【0013】
しかも、係止ピンは前記センタフレームに複数個立設され、前記中央保持手段は前記複数の係止ピンにそれぞれ係着される揺動自在な一組の揺動板を有し、前記それぞれの揺動板によって二つのバッテリ列を構成する各々のバッテリの中央側端部を保持するとよい。
【0014】
また、中央保持手段は中央保持体を有し、揺動板は前記中央保持体に対しヒンジ機構によって揺動自在に保持されていてもよく、さらに、中央保持体はその端部に保持するバッテリに係合する舌片を有し、前記舌片は中央保持体を緊締する際の回り止めとして利用されると好適である。
【0015】
【作用】
バッテリボックスを構成するセンタフレームの両側に二列、複数のバッテリで構成されるバッテリ列を収納する。前記センタフレームの係止ピンに中央保持手段を係合させてこの中央保持手段によりバッテリ列を構成する各々のバッテリの中央側端部を押圧保持するとともに第1端部保持手段と第2端部保持手段とにより各々のバッテリの両外側端部を堅牢に保持する。
【0016】
【実施例】
次に、本発明に係るバッテリ保持構造について好適な実施例を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細に説明する。
【0017】
図1によって本発明のバッテリ保持構造が組み込まれるバッテリボックスを概略的に説明する。図において、バッテリボックス10は、ボックス外板12とインナフレーム14とセンタフレーム16とから基本的に構成される。前記ボックス外板12は、底板18、前壁20a、後壁20b、左壁20c、右壁20dによって基本的に構成されている。インナフレーム14は、前ストレートフレーム22a、後ストレートフレーム22b、左ストレートフレーム22c、右ストレートフレーム22dと、それぞれのストレートフレーム22a〜22dの隣接する隅角部を連結するコーナーフレーム24a〜24dで構成されている。この場合、コーナーフレーム24a、左ストレートフレーム22c、コーナーフレーム24bにかけて等間隔に係止ピン25a〜25fが、また、コーナーフレーム24d、右ストレートフレーム22d、コーナーフレーム24cにかけて等間隔に係止ピン27a〜27fが立設されている。
【0018】
センタフレーム16は、2つのハーフフレーム26aと26bを連結して構成されている。それぞれのストレートフレーム22a〜22dとコーナーフレーム24a〜24dとは、例えば、互いに組み込まれた後、スポット溶接等で固着して矩形状に形成される。なお、図1中、参照符号28a、28bは、該バッテリボックス10を電気自動車の車体フレームに固定するためのサポートフレームを示す。
【0019】
図2および図3を用いて、センタフレーム16について詳細に説明する。
【0020】
図2において、センタフレーム16を構成するハーフフレーム26aは、中央の折曲部30aに対して一方側に三角形状の孔部32aが複数個打ち抜き形成され、その他方側に矩形状の孔部32bが複数個打ち抜き形成されている。ハーフフレーム26bには一方側に比較的大きな矩形状の孔部32cが複数個打ち抜き形成され、その他方側に三角形状の孔部32dがそれぞれ折曲部30bを中心として下側に打ち抜き形成されている。図2から容易に諒解される通り、ハーフフレーム26bはハーフフレーム26aを180°回転させた形状であり、両者は点対称の関係にある。一つの金型で作成できる利点があるからである。従って、ハーフフレーム26a、26bはそれぞれ折曲部30a、30bを中心に2つ折りした後、例えば、その接合部を溶接等で一体的に結合すれば、前記センタフレーム16が一体化して形成されることになる。この場合、図3に示すように、センタフレーム16は逆U字断面形状を呈し、且つこのセンタフレーム16の高さは概ねバッテリの高さと同じになるように選択されている。
【0021】
ハーフフレーム26aの端部には、互いに異なる方向へと延在する一対のフランジ34a、34bが設けられ、また、当該ハーフフレーム26aの底部にも、図3において下方へと膨出したフランジ36が設けられる。フランジ34a、34bは、図1に示すインナフレーム14の前ストレートフレーム22aに溶接等によって連結され、フランジ36は前記ボックス外板12の底部18に溶接等によって固着される(図3参照)。ハーフフレーム26bにもフランジ34a、34bに対応するフランジが、また、フランジ36に対応するフランジが設けられていることはいうまでもない。
【0022】
次に、本実施例では、前記センタフレーム16の逆U字状の頂部、すなわち、折曲部30a、30bに所定間隔離間して係止ピン38a〜38fが設けられる。好適には、当該係止ピン38a〜38fは前記センタフレーム16にスポット溶接等によって固着される。
【0023】
図4は、以上のようにして構成されたセンタフレーム16をボックス外板12内に配置されているインナフレーム14に固着した状態の縦断面図であり、図5は、前記図4に示すバッテリボックス10に対して断熱材を装填した状態の縦断面図である。
【0024】
ここで、ボックス外板12の底板18の上面に下部断熱材40、40を敷き、インナフレーム14の内側に側部断熱材42、42を取り付ける。なお、図5において、その左の側部断熱材42は、インナフレーム14との間に排気通路44を画成している。参照符号46で示されるインナフレーム切り起こし部は当該側部断熱材42をその端部で取り付けるための加工部位である。
【0025】
センタフレーム16にも中央断熱材48を取り付ける。この中央断熱材の充填に際して、センタフレーム16には、既に説明した複数個の孔部32a〜32dが設けられているために、この孔部32a〜32dを利用して該中央断熱材48を押し込め、前記三角形状の孔部32a、32d、矩形状の孔部32b、32cに当て止めすればよい。これによってボックス外板12はその下部と側部とが断熱され、インナフレーム14はその中央部が断熱されることになる。なお、図5に示すように、ボックス外板12の底板18と下部断熱材40との間には、後述するバッテリの相互の間で数mm幅のスリット49が設けられている。これらのスリット49はバッテリに対する冷却空気を通過させるための通路として活用される。
【0026】
次に、以上のような構成のバッテリボックス10に収納され、その高さ方向に若干の差異のある複数のバッテリを固定位置決めするための本発明に係るバッテリ保持構造について詳細に説明する。
【0027】
図6および図7は、ストレートバータイプのバッテリ保持構造を示す。センタフレーム16の長さと実質的に同一の長さを有し、且つ前記センタフレーム16に設けられた係止ピン38a〜38fに対応する孔部54a〜54fを画成した弾性力に富む金属製の中央の保持バー50は、図7に示すように、その中央部位52が、図において上方へと膨出形成され、該中央部位52から延在して脚部56a、56bが互いに反対方向へと延在し、この脚部56a、56bに合成ゴムからなる弾性部材58a、58bが、例えば、約8mmの厚さで接着剤等により装着されている。前記中央部位52から脚部56a、56bに剛性を高めるための三角形状の大小の膨出部60a、凹部60bが前記中央保持バー50の軸線に沿って複数個、等間隔に形成されている。
【0028】
図8および図9は、インナフレーム14を構成する左ストレートフレーム22bに植設された係止ピン25a〜25fに係合する左保持バー62を示す。図8から明らかな通り、この左保持バー62は屈曲されることによりバッテリ押さえ部64と係止部68を形成した金属製板体からなり、バッテリ押さえ部64の下面並びに側面にそれぞれ合成ゴムからなる弾性部材66a、66bが直角に配置されている。バッテリ押さえ部64から屈曲して下方に延在する係止部68には、前記係止ピン25a〜25fが嵌入する係止用孔部70a〜70fが穿設されている。なお、この左保持バー62の強度を増加するために、中央保持バー50と同様に、三角形状の膨出部72が該左保持バー62の長手方向に沿って膨出形成されている。インナフレーム14を構成する右ストレートフレーム22dに植設された係止ピン27a〜27fに係合される右保持バー80は、実質的に左保持バー62と対称に構成されるものであるために、その詳細な説明を省略する。
【0029】
以上のような中央保持バー50、左保持バー62、右保持バー80を用いてバッテリボックス10にバッテリを固定する作用について説明する。
【0030】
図10は、本実施例に係るバッテリボックス10の全体組立断面図であり、ボックス外板12の底板18の下面にエアダクト81を取り付け、左壁20cにクロスフローファン82を取り付けるとともに、右壁20dに排気翼84、フード86からなる排気口88を取り付ける。センタフレーム16によって二分されたインナフレーム14内に左右二列にわたってバッテリ列90a、90bが収納され、これらのバッテリ列90a、90bの上部隙間にパッキンを兼ねた帯状断熱材92が取り付けられる。この帯状断熱材92の上部にリッド94が被せられる。前記リッド94の内側に上部断熱材96が設けられている。
【0031】
ところで、以上のような構成における本実施例では、先ず、センタフレーム16の係止ピン38a〜38fに中央保持バー50の孔部54a〜54fが嵌合し(図1および図7参照)、該中央保持バー50から上方へと露呈する当該係止ピン38a〜38fの先端部にそれぞれナットを螺入して緊締する。一方、左ストレートフレーム22cの係止ピン25a〜25fに左保持バー62の係止用孔部70a〜70fが嵌合され(図1および図9参照)、前記係止ピン25a〜25fの先端部にナットが螺入され緊締される。同様に、右ストレートフレーム22dの係止ピン27a〜27fに右保持バー80の係止用孔部70a〜70fが嵌合され(図1および図9参照)、前記係止ピン27a〜27fの先端部にナットが螺入され緊締される。
【0032】
以上のように、中央保持バー50がセンタフレーム16に対して緊締されると、バッテリ列90aと90bのそれぞれ内側端部が脚部56a、56bに固着された弾性部材58aと58bによって弾力的に締め付けられ、垂直方向の動きが弾性部材58a、58bによって阻止される。また、左保持バー62が左ストレートフレーム22cに対して締め付けられると、バッテリ列90aの個々のバッテリの外側隅角部が弾性部材66a、66bによって締め付けられ、垂直方向の動きが弾性部材66aによって阻止される一方、水平方向の動きが弾性部材66bによって阻止されることになる。同様に、バッテリ列90bに対しても、右保持バー80を右ストレートフレーム22dに対して緊締することによって、バッテリ列90aと同様な緊締状態が得られる。
【0033】
このように、たとえ、バッテリ列90a、90bを構成する個々のバッテリに高さ方向の差異があったとしても、前記中央保持バー50の脚部56a、56bに固着された弾性部材58a、58bおよび左保持バー62、右保持バー80の弾性部材66aによってその高さ方向の押さえが達成されるとともに、水平方向の変位もこの押さえ作用によって阻止することができる。このようにして組み込まれたバッテリボックス10は、サポートフレーム28a、28bによって車体フレーム110a、110bに複数本のボルト112を用いて固定されることになる。
【0034】
前記の通り、バッテリボックス10は鉛蓄電池を複数個収納した時、非常に大きな重さになる。従って、堅牢に当該バッテリボックス10を車体フレーム110a、110bに保持しなければならない。この場合、ボルト112をその脱落から阻止するために、このバッテリボックス10に対してボルト脱落防止ステイ120a、120bが前記バッテリボックス10の対角線上に設けられている(図11参照)。前記のように、脱落防止ステイ120a、120bをバッテリボックス10の対角線に配置したために、たとえ、該バッテリボックス10が脱落しそうになっても、これによって生じる回転力は対角線上に配置された脱落防止ステイ120a、120bによりキャンセルされる。このため、従来に比較して脱落防止ステイ120a、120b自体の強度を小さく設定でき、従って、さほどにこのステイ120a、120bを大きく構成することなく強度に保持が可能となる。
【0035】
そこで、図10において、走行中にバッテリ列90a、90bを構成する個々のバッテリを冷却する必要がある場合、クロスフローファン82を始動する。前記クロスフローファン82は、矢印の如く、吸入した空気を加圧してエアダクト81に送る。エアダクト81を通り抜けた空気は、矢印に示すように、ボックス外板12の底板18を貫通してスリット49を通りエアをバッテリに対して吹き上げる。このエアはそれぞれバッテリ列90a、90bの各前後と両側面を冷却した後、ほぼ水平流となって、図10において、左側へと流れ、排気通路44に至り、その後、排気翼84を介してフード86から外部へと放出される。この場合、前記したように、バッテリ列90a、90bは中央保持バー50、左保持バー62、右保持バー80にそれぞれ固着された弾性部材58a、58b、66a、66bによってしっかりと長手方向中央部と、左右の端部が保持されているために、たとえ、走行中に当該電気自動車に微細な、もしくは多大な振動があったにせよ、その位置がしっかりと保持され、特に、バッテリ相互にその高さ方向の差異があったにせよ、前記弾性部材58a、58b、66a、66bによって吸収され、一部のバッテリが変位する等の不都合から回避されるという効果がある。しかも、図6および図8から容易に諒解されるように、中央保持バー50、左保持バー62、右保持バー80は、プレス加工で容易に形成することができるために、さほどにバッテリボックス10自体の製造単価を高騰させることもない。
【0036】
図12に本発明に係るバッテリ保持構造の第2の実施例を掲げる。この第2の実施例は、前記した第1の実施例の弾性部材58a、58b、66a、66bに代えて、それぞれの中央保持バー、左保持バー、右保持バー自体に弾性機能を設けたものである。すなわち、図12および図13は、中央保持バー200を示し、中央部位202からそれぞれ反対方向へと脚部204a、204bが延在している。該脚部204a、204bはその端部が湾曲部205a、205bとして形成されている。図12から容易に諒解される通り、当該脚部204aに複数のスリット206aがほぼ等間隔に離間して設けられ、一方、脚部204bにも同様に、スリット206bが設けられている。中央部位202には所定間隔離間してセンタフレーム16から突出している係止ピン38a〜38fが嵌入する係止用孔部208a〜208f(図には208c、208fのみ示す)が設けられている。
【0037】
図14および図15はインナフレーム14の左ストレートフレーム22cから突出する係止ピン25a〜25fと係合する左保持バー210を示す。図14から容易に諒解される通り、前記左保持バー210は水平方向に延在する係止部212から一旦実質的に垂直方向上方へと延在し、次いで水平方向へと延在する押さえ部214を有する。前記押さえ部214には脚部216が若干斜め下方へと延在するように設けられているとともに、その先端部には、湾曲部218が形成されている。押さえ部214にはインナフレーム14の左ストレートフレーム22cから上方へと突出する係止ピン25a〜25fに係合する係止用孔部220a〜220fが所定間隔離間して設けられ、一方、脚部216には前記中央保持バー200のスリット206a、206bと等間隔にスリット222が複数個設けられている。右保持バー223は、前記左保持バー210と対称的に形成されるため、その詳細な説明を省略する。
【0038】
以上のような構成において、センタフレーム16の係止ピン38a〜38fに中央保持バー200の係止用孔部208a〜208fを係合させ、ナット98でこれを締め付ける。同様に、左ストレートフレーム22cから突出する係止ピン25a〜25fに左保持バー210の係止用孔部220a〜220fを嵌合せしめ、ナット100でこれを締め付ける。右保持バー223についても同様に締め付け動作を行う。この結果、スリット206a、206bによって所定間隔離間した脚部204a、204bは、その弾性力をもってバッテリ列90a、90bの互いに隣接する中央端部をしっかりと保持し、一方、バッテリ列90a、90bのそれぞれ互いに離間した側部は左保持バー210の脚部216、右保持バー223の脚部によって弾力的に保持されることになる。第1の実施例に比べて、この第2の実施例では弾性部材58a、58b、66a、66bを用いることがないために、より一層製造コストを引き下げることができる。
【0039】
図16並びに図17に第3の実施例を示す。この実施例は、ヒンジ機構を用いることによってバッテリ列90a、90bを構成するそれぞれのバッテリの中央部分を保持しようとするものである。従って、特に、バッテリ列90a、90bのそれぞれのバッテリの高さが相違したとしても、十分にその高さの差異を吸収して個々のバッテリを保持することができる。
【0040】
図16にそのヒンジ機構を備えた保持構造300を示す。保持構造300は、中央保持体302と、前記中央保持体302にヒンジ構造によって係止される第1の揺動体304と第2の揺動体306とから基本的に構成される。中央保持体302は、水平部位308と、第1の垂直部位310と、前記第1垂直部位310よりも若干長尺で且つ前記第1垂直部位310に平行にかつ前記水平部位308と一体的に形成された第2の垂直部位312とを含む。水平部位308には、その長手方向に沿って下方へと湾曲する第1湾曲部314aと第2湾曲部314bとが形成され、前記第1湾曲部314aと第2湾曲部314bの間には、水平な部位に前記センタフレーム16の係止ピン38a〜38fのいずれか1本が嵌入するための係止用孔部316が形成されている。第2垂直部位312には、その両端部に第1の舌片318aと第2の舌片318bとが垂直方向下方へと延在している。図17に示すように、第1揺動体304は、水平部位320を有し、前記水平部位320から互いに反対方向へ下降する傾斜部位322a、322bが設けられている。水平部位320並びに前記傾斜部位322a、322bと一体的に垂直方向上方へと延在する立ち上がり部324a、324bが設けられ、前記立ち上がり部324a、324bにはそれぞれ水平方向にあって、互いに相対する舌片326a、326bが設けられている。前記舌片326a、326bは前記中央保持体302に設けられた第1湾曲部314aの湾曲底部に嵌合する。前記第2揺動体306も第1揺動体304と同様に形成されるため、その詳細な説明を省略する。従って、第1揺動体304、第2揺動体306は、前記舌片326a、326bの第1湾曲部314a、第2湾曲部314bへ係合することによってこの湾曲部の底部を中心にして、図17の矢印に示すように、揺動可能であることが容易に諒解されよう。
【0041】
以上のような構成において、先ず、並列に設けられたバッテリ列90a、90bに対し前記保持構造300の係止用孔部316をセンタフレーム16の係止ピン38a〜38fに挿入する。そして、ナット98をその係止ピン38a〜38fのいずれか一つに螺合すれば、第1揺動体304は互いに前記センタフレーム16を挟んで併設されているバッテリの端部に橋架されることになり、しかも、前記第1揺動体304は第1湾曲部314aを中心に揺動自在であるために、たとえ、バッテリ列90a、90b間で個々のバッテリの間に高さ方向の差異があったにせよ、それを十分に吸収して堅固に両バッテリを位置決め固定することができる。その際、バッテリ列90a、90bの左側端部、右側端部は、それぞれ既に説明した第1実施例および第2実施例の左保持バー、右保持バーを適宜選択的に選んで固定すればよい。そして、前記ナット98の螺入作用は該保持構造300を回転させようとするが、舌片318a、318bが隣接するバッテリの側壁に当接するために、回り止め作用が営まれる。
【0042】
このように、ヒンジ機構を利用した保持構造300を使えば、第1実施例、第2実施例に示す保持バーよりもさらに段差のあるバッテリを相互に且つ十分に固定できるという利点がある。
【0043】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、バッテリボックスに収納されたバッテリ列を構成するバッテリ相互の間で、たとえ、高さ方向での段差があったにせよ、それを十分に位置決め保持することができる。従って、例えば、このバッテリボックスを電動車両に搭載した際において、走行中に個々のバッテリ若しくはバッテリ列が移動することはなく、バッテリ相互の接触によってバッテリ自体が損傷する等の不都合から回避できる利点がある。
【0044】
しかも、それぞれの実施例に示された通り、この保持構造は極めて簡単な構成であるために、さほどに製造コストを上昇させる懸念もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るバッテリ保持構造が適用されるバッテリボックスの分解斜視説明図である。
【図2】図1に組み込まれるセンタフレームの展開図である。
【図3】図2に示すセンタフレームの一部省略斜視説明図である。
【図4】図1に示すバッテリボックスの縦断説明図である。
【図5】図4に示すバッテリボックスに断熱材を挿入した状態の縦断説明図である。
【図6】バッテリ保持構造を構成する第1の実施例の中央保持バーの一部省略斜視説明図である。
【図7】図6に示す中央保持バーの平面図である。
【図8】本発明の第1の実施例の左保持バーの一部省略斜視説明図である。
【図9】図8に示す左保持バーの一部省略平面図である。
【図10】本実施例のバッテリ保持構造を装着した状態のバッテリボックスの縦断面図である。
【図11】本実施例に組み込まれるバッテリの脱落防止ステイの配置状態の平面説明図である。
【図12】本発明のバッテリ保持構造の第2の実施例の一部省略斜視説明図である。
【図13】図12に示す中央保持バーの平面図である。
【図14】第2の実施例の左保持バーの一部省略斜視説明図である。
【図15】図14に示す左保持バーの平面図である。
【図16】本発明の第3の実施例に係るバッテリ保持構造の斜視説明図である。
【図17】図16に示すバッテリ保持構造の分解斜視説明図である。
【図18】従来技術に係るバッテリ保持構造の斜視説明図である。
【図19】他の従来技術に係るバッテリ保持構造の斜視説明図である。
【符号の説明】
10…バッテリボックス 12…ボックス外板
14…インナフレーム 16…センタフレーム
50…中央保持バー
56a、56b、204a、204b…脚部
58a、58b、66a、66b…弾性部材
62、210…左保持バー 90a、90b…バッテリ列
110a、110b…車体フレーム 200…中央保持バー
300…保持構造 302…中央保持体
304、306…揺動体
Claims (7)
- 複数のバッテリを少なくとも二列収納するバッテリボックスのバッテリ保持構造において、
前記複数のバッテリの列間に立設されたセンタフレームと、
前記複数のバッテリの列の外側両端部に立設された第1端部側フレームおよび第2端部側フレームと、
前記センタフレームに植設された係止ピンに係合して両バッテリ列を構成する各々のバッテリの中央側端部を保持する中央保持手段と、
前記第1端部側フレームに植設された係止ピンに係合して一方のバッテリ列を構成する各々のバッテリの外側端部を保持する第1端部保持手段と、
前記第2端部側フレームに植設された係止ピンに係合して他方のバッテリ列を構成する各々のバッテリの外側端部を保持する第2端部保持手段と、
を備えることを特徴とするバッテリ保持構造。 - 複数のバッテリを少なくとも二列収納するバッテリボックスのバッテリ保持構造において、
前記複数のバッテリの列間に立設されたセンタフレームと、
前記センタフレームに植設された複数の係止ピンに係合して両バッテリ列を構成する各々のバッテリの中央側端部を保持する中央保持手段と、
一方のバッテリ列を構成する各々のバッテリの外側端部を保持する第1端部保持手段と、
他方のバッテリ列を構成する各々のバッテリの外側端部を保持する第2端部保持手段と、
を備え、
前記中央保持手段は前記複数の係止ピンが係合する複数の孔部を画成した保持バーからなり、該保持バーは二つのバッテリ列を構成する各々のバッテリの中央側端部に圧接される弾性体を有することを特徴とするバッテリ保持構造。 - 請求項2記載の構造において、
前記保持バーの弾性体は該保持バーに設けられた所定厚のゴム材であることを特徴とするバッテリ保持構造。 - 請求項2記載の構造において、
前記保持バーの弾性体は金属製の脚部からなり、前記脚部には長手方向に沿って複数のスリットが形成されていることを特徴とするバッテリ保持構造。 - 複数のバッテリを少なくとも二列収納するバッテリボックスのバッテリ保持構造において、
前記複数のバッテリの列間に立設されたセンタフレームと、
前記センタフレームに植設された複数の係止ピンに係合して両バッテリ列を構成する各々のバッテリの中央側端部を保持する中央保持手段と、
一方のバッテリ列を構成する各々のバッテリの外側端部を保持する第1端部保持手段と、
他方のバッテリ列を構成する各々のバッテリの外側端部を保持する第2端部保持手段と、
を備え、
前記中央保持手段は前記複数の係止ピンにそれぞれ係着される揺動自在な一組の揺動板を有し、前記それぞれの揺動板によって二つのバッテリ列を構成する各々のバッテリの中央側端部を保持することを特徴とするバッテリ保持構造。 - 請求項5記載の構造において、
前記中央保持手段は中央保持体を有し、前記揺動板は前記中央保持体に対しヒンジ機構によって揺動自在に保持されていることを特徴とするバッテリ保持構造。 - 請求項6記載の構造において、
中央保持体はその端部に保持するバッテリに係合する舌片を有し、前記舌片は中央保持体を緊締する際の回り止めとして利用されることを特徴とするバッテリ保持構造。
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