JP3420258B2 - イヌコロナウイルスサブユニットワクチン - Google Patents
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Description
する核酸配列、このような核酸配列を含む組換えベクタ
ーまたは組換えベクターウイルス、このような組換えベ
クターで形質転換したか若しくは組換えベクターウイル
スで感染した宿主細胞、並びにイヌのCCV感染に対す
るワクチンに関する。
ウイルス科の中でも独特のウイルスの1種である。この
属に属するウイルスは、ヒトを含む多くの動物に感染す
ることが公知である。これらは、胃腸炎(ブタ、七面
鳥、マウス、子牛、イヌ、ネコ及びヒト)、唾液腺感染
(げっ歯動物)、呼吸器疾患(ヒト、ブタ、トリ及びイ
ヌ)及び脳炎(幼豚)などの種々の疾病を引き起こす。
から単離され、伝染性が高く、感染し易いイヌの中では
急激に蔓延することが知見された。通常、CCVは、感
染性の排泄物によって汚染されたものから摂取される。
経口感染により、小腸の上皮細胞でウイルスが複製する
ので、CCVは腸リンパ節でも発見された。
吐、下痢、食欲不振、欝状態及び脱水症状を含む。症状
の持続及びその重さは、ストレス及び他のウイルス、寄
生虫またはバクテリアの存在に関与している。腸の症状
が優位であるが、鼻及び目の分泌物を含む呼吸器系の症
状も報告されている。
コ及びブタにCCVを接種しても、感染はするが、これ
らの種に於いてはCCVにより臨床的な疾病は起きな
い。ヒト、ウシ及びマウスはCCVに対し感染性である
という証拠はない。
に殆どまたは全く免疫を誘発しないことが明らかになっ
た。例えば、イヌを実験的にブタの伝染性胃腸炎ウイル
ス(TGEV)またはネコのネコ感染性腹膜炎ウイルス(FI
PV)で感染させても、続くCCV感染作用に対してイヌ
を防御しない。
からなるゲノムを含む、エンベロープをもつウイルス群
からなる。このゲノムは特に、3つの重要な構造蛋白
質:スパイク蛋白質(S)、膜蛋白質(M)及びヌクレ
オカプシド蛋白質(N)をコードする。グリコシル化ス
パイク蛋白質Soは分解して、幾つかのコロナウイルス
中にS1及びS2を形成する。S1及びS2の各々の2つま
たは3つのコピーは、特徴的なCCV表面構造、スパイ
ク即ちペプロマーを形成する。スパイク蛋白質及びその
構成ポリペプチドは、感染した動物中にウイルスを中和
する免疫応答を誘発することに於いて重要な役割を果た
す。
したウイルスワクチンまたは変性した生ウイルスワクチ
ンを包含する。しかしながら不活化ワクチンは、追加の
免疫が必要であり、不都合にもアジュバントを含んでお
り且つ製造が高価である。さらに、幾つかの感染性ウイ
ルス粒子が不活化工程でも生存し、動物に投与後発病さ
せ得る。
及び細胞性の両方の反応に基づいて免疫応答を喚起する
ので、このワクチンが好ましい。今日まで、CCV株を
ベースとしたこのようなワクチンは、組織培養物に病毒
性株を継代することによりのみ製造し得る。しかしなが
らこの処理により、未制御の突然変異体がウイルスのゲ
ノム中に導入され、その病毒性及び免疫特性に於いて異
種のウイルス粒子集団ができてしまう。さらに、このよ
うな在来の弱毒生ウイルスワクチンは、病毒性を取り戻
して、接種した動物を発病させ、他の動物にも病原体を
拡散させてしまう可能性がある。
病原体に対し免疫応答を誘発し得る必須且つ適切なCC
V免疫原性物質のみを含むか、または前記物質をコード
する遺伝情報を含み、且つ生ワクチン若しくは不活化ワ
クチンの上述の不都合を示さない改良ワクチンを構築し
得る。
るためのワクチンの製造に適用し得る、CCVスパイク
蛋白質の1種以上の免疫原性抗原決定基を有するポリペ
プチドをコードする単離且つ精製した核酸配列を提供す
る。
用語は、任意の長さのヌクレオチドのポリマー形であ
り、リボ核酸配列及びデオキシリボ核酸配列の両方を意
味する。大体に於いてこの用語は、分子の一次構造を意
味する。従ってこの用語は、二重及び一重鎖DNA、二
重及び一重鎖RNA並びにその変形物を含む。
物学的活性を備えたアミノ酸の分子鎖を指し、産生物の
特定の長さを指すのではなく、所望によりin vivoまた
はinvitroで修飾(例えば、グリコシル化、アミド化、
カルボキシル化またはリン酸化など)し得る。従ってペ
プチド、オリゴペプチド及び蛋白質が含まれる。
原性抗原決定基を有するポリペプチド」という用語は、
CCV感染または疾病に対しイヌに防御性免疫応答を誘
発し得る1種以上のエピトープを有するポリペプチドを
指す。
6に示されたアミノ酸配列を有するCCVスパイク蛋白
質の1種以上の免疫原性抗原決定基を有するポリペプチ
ドをコードする核酸配列を提供する。
または6に示されるポリペプチドの機能性変異体(func
tional variant)をコードする核酸配列も含み得る。こ
れらの機能性変異体は、SEQ ID No:2、4または6に
特定的に記載されたアミノ酸配列から誘導されたアミノ
酸配列を有するポリペプチドであるが、CCVスパイク
蛋白質の1種以上の免疫原性抗原決定基、即ちCCV感
染または疾病に対しイヌに防御性免疫応答を誘発し得る
1種以上のエピトープを保有している。
-1またはLiverpool C54株から誘導される特定のポリペ
プチドとしては、イヌコロナウイルスの個々のウイルス
間または株間の天然変異(natural variations)による
ものが存在し得ることが理解されよう。これらの変異
は、全配列内のアミノ酸の違いまたは、前記配列内での
アミノ酸の欠失、置換、挿入、逆位若しくは付加により
実施され得る。アミノ酸の置換は、報告されているよう
に、生物学的及び免疫学的活性を本質的に変えないと予
想され得る。関連するアミノ酸間でのアミノ酸の置換ま
たは進化中、頻発する置換としては、特に、Ser/Ala、S
er/Gly、Asp/Gly、Asp/Asn及びIle/Valが挙げられる[D
ayhof,M.D.,Atlas of protein sequence and structur
e,Nat.Biomed.Res.Found.,Washington D,C.,197
8,vol.5,suppl.3参照]。この情報をベースとして、L
ipman及びPearsonは、迅速且つ感度の高い蛋白質比較方
法(Science 227,1435〜1441,1985)を開発し、同種
ポリペプチド間での官能基の類似性を決定した。このよ
うな同種の機能性変異体をコードする核酸配列は、本発
明の範囲内に含まれる。さらに、これらの種々の機能性
変異体をコードする核酸配列を製造するために組換えD
NA技術を使用することも可能である。
CCV-6、Insavc-1(EP396,193)、CCV 1-71(ATC
C VR-809)またはCCV TN449(ATCC VR-2068)な
ど]の単離体から誘導し得る。
染に対しネコを防御するためのワクチンの製造に使用し
得る、上述の核酸配列を提供する。
り、当業者は、本明細書中に開示されたCCVスパイク
蛋白質に対応する免疫学的特性を有する上述の種々の機
能性変異体ポリペプチドをコードする核酸配列を単離且
つ識別し得る。通常適用されるサザンブロッティング法
またはコロニーハイブリダイゼーション法をその目的に
使用し得る[Experiments in Molecular Biology,ed.
R.J.Slater,Clifton,U.S.A.,1986;Singer-Sam,J.
ら.,Proc.Natl.Acad.Sci.80,802〜806,1983;Ma
niatis T.ら.,Molecular Cloning,A laboratory Manu
al,second edition,Cold Spring Harbor Laoboratory
Press,USA,1989]。例えば、特定のCCV株から誘
導したRNAまたはcDNAを電気泳動し、ニトロセル
ロースフィルターの上に移動させ、「ブロット」する。
特定の標識DNAフラグメントまたは「プローブ」即
ち、SEQ ID No:1、3または5に示されている核酸配
列の(合成)ポリ−若しくはオリゴヌクレオチド配列フ
ラグメントにハイブリッド形成することにより、フィル
タ上のCCVスパイク蛋白質核酸配列を識別することが
可能である。該フラグメントは、塩濃度及び温度の特定
的条件下でフィルタ上に存在する相同の核酸配列とハイ
ブリダイズする。フィルタを洗浄後、ハイブリダイズさ
れた物質をオートラジオグラフィーにより検出し得る。
対応するDNAフラグメントは、アガロースゲルから溶
離でき、SEQ ID No:2、4または6に開示のポリペプ
チドの機能性変異体の合成に使用することができる。
CCVスパイク蛋白質の1種以上の免疫原性抗原決定基
を含むポリペプチドであり且つSEQ ID No:1、3また
は5に示されたDNA配列にハイブリダイズする核酸配
列によりコードされる。
を、Huynhらにより記載の如くκgt11ファージ中にクロ
ーン化し[D.Glover(ed.),DNA Cloning:A Practica
l Approach,IRL Press Oxford,49〜78,1985]且つバ
クテリア宿主中で発現し得る。次いで、組換えファージ
は、SEQ ID No:2、4または6に開示された精製CC
Vスパイク蛋白質に対するポリクローナル血清を用いて
スクリーニングし得、変形体ポリペプチドの対応する免
疫学的領域の存在を決定する。CCVスパイク蛋白質に
対し誘発された本明細書中で使用すべきポリクローナル
血清の製造を、以下に記載する。
り、1つのコドン中の塩基が置換した結果他のコドンが
生ずるが、それでも同一アミノ酸をコードすることが可
能である。例えばアミノ酸のグルタミン酸用のコドン
は、GAT及びGAAの両方である。従って、SEQ ID N
o:2、4または6に示されているアミノ酸配列を有す
るポリペプチドを発現させるために、それぞれSEQ ID N
o:1、3または5示されている核酸配列とは異なる代
替のコドン組成を有する誘導体核酸配列を使用し得るの
は明らかである。
CVスパイク蛋白質またはその機能性変異体をコードす
る核酸配列のフラグメントも、本発明内に含まれる。
いう用語は、本発明の核酸配列またはポリペプチドのサ
ブ配列(subsequence)を含むDNAまたはアミノ酸配
列を指す。前記フラグメントは、CCVスパイク蛋白質
の1種以上の免疫原性抗原決定基を有するポリペプチド
であるか、またはこれをコードする。即ち、前記フラグ
メントは、イヌに於いて防御性免疫応答を誘発し得る1
種以上のエピトープを有する。使用可能なポリペプチド
フラグメントを決定する方法を、以下に概説する。フラ
グメントは、特に、DNA用の制限エンドヌクレアーゼ
及びポリペプチド用のプロテアーゼを使用して、前駆体
分子を酵素分解して製造し得る。他の方法としては、フ
ラグメントを化学合成したり、DNAフラグメントによ
りポリペプチドフラグメントを発現させることが挙げら
れる。
一般的な配列は、SEQ ID No:1、3及び5に示されて
いる。これらのcDNA配列は、各々約4328、4352及び4
358ヌクレオチドの長さであり、各々1443、1451及び145
3アミノ酸のポリペプチドをコードする。
SEQ ID No:1、3または5に開示されているDNA配
列の少なくとも1部を含むことを特徴とする。
単離し、ポリメラーゼ連鎖反応(PCR)方法を含む組換
えDNA技術により増殖し得るか、当業界で公知の方法
によりin vitroで化学的に合成し得る。
白質の1種以上の免疫原性抗原決定基を保有する限り、
あらゆる改変の結果得られた、特定的に例示したポリペ
プチドの上記機能性変異体は本発明の範囲内に含まれ
る。
と結合または連結していない種々の複製実施DNA配列
と連結して、好適な宿主の形質転換用に使用され得る所
謂組換えベクター分子となる。有用な組換えベクター分
子は、例えばプラスミド、バクテリオファージ、コスミ
ドまたはウイルスから誘導するのが好ましい。
用され得る特定のベクターまたはクローニングビヒクル
は、当業界では公知であり、特にプラスミドベクター
[例えば、pBR322、種々のpUC、pGEM及びBluescriptプ
ラスミドなど]、バクテリオファージ[例えば、κgt-W
es、Charon 28及びM13誘導ファージなど]またはウイ
ルスベクター[例えば、SV40、アデノウイルスまたはポ
リオーマウイルスなど]が挙げられる[Rordiquez,R.
L.及びD.T.Denhardt,ed.,Vectors:A survey ofmolec
ular cloning vectors and thier uses,Butterworth
s,1988;Lenstra,J.A.ら,Arch,Virol.110,1〜2
4,1990参照]。本発明の組換えベクター分子の構築に
使用される方法は、当業者には公知であり、特にManiat
is,Tらにより説明されている[Molecular Cloning A L
aboratory Manual,second edition;Cold Spring Harb
or Laboratory,1989]。
ベクターへの挿入は、その遺伝子と所望のクローニング
ビヒクルの両方を、相補的DNA末端(termini)を生
成する同一制限酵素で切断すると、容易に実施し得る。
は、好適なDNAポリメラーゼを用いてその一本鎖末端
に充填することにより、制限部位を改変して平滑末端化
することが必要である。続いて、酵素(例えば、T4 D
NAリガーゼなど)を用いて平滑末端の連結を実施し得
る。
結することにより任意の制限部位を形成し得る。このよ
うなリンカーは、制限部位配列をコードする特定のオリ
ゴヌクレオチド配列からなっていてもよい。制限酵素は
ベクターを切断し、核酸配列は、ホモポリマーをテイリ
ングすること(homopolymeric tailing)により改変さ
れ得る。
用語は、使用した方法、例えば、直接取り込みまたは形
質導入などに関係なく、異種核酸配列を宿主細胞に導入
することを指す。異種核酸配列は、自律複製を介して維
持され得るか、あるいは宿主ゲノム中に組み込まれ得
る。所望により、組換えベクター分子には、設計した宿
主と適合し得る好適な制御配列が備えられ、挿入した核
酸配列の発現を制御できる。微生物に加えて、多細胞生
物から誘導した細胞の培養物も宿主として使用し得る。
質転換細胞を選択するために使用さ得れる1種以上のマ
ーカー活性(例えば、pBR322中のアンピシリン及びテト
ラサイクリン耐性、pUC8中のアンピシリン耐性及びβ-
ガラクトシダーゼ活性など)を含むのが好ましい。
り、またはこのような核酸配列を含む組換えベクター分
子により形質転換され得且つ、所望により前記核酸配列
によりコードされた前記ポリペプチドを発現させるのに
使用され得る好適な宿主細胞は、微生物または細胞であ
る。宿主細胞は、原核生物起源[例えば、バクテリア
(Escherichia coli,Bacillus subtilis及びPseudomon
as種など)]または真核生物起源{例えば、酵母(サッ
カロミセス・セレビシアエ)または高等真核生物細胞
[昆虫、植物、若しくはHeLa細胞及びチャイニーズハム
スター卵巣(CHO)細胞を含む哺乳類細胞]など}であ
り得る。昆虫細胞としては、Spodoptera frugiperdaのS
f9細胞系が挙げられる(Luckowら、Bio-technology 6,
47〜55,1988)。真核細胞クローニング系に於ける本発
明の核酸配列のクローニング及び発現に関する情報は、
Esser,K.らにより知見されたものである(Plasmids of
Eukaryotes,Springer-Verlag,1986)。
には、通常、原核生物が好ましい。例えば、E.coli K12
株(DH5αまたはJM101)は特に好ましい。
発現ベクターに導入する。即ち、前記配列を発現制御配
列に操作可能に結合する。このような制御配列として
は、プロモーター、エンハンサー、オペレーター、イン
デューサー、リボソーム結合部位などが挙げられる。従
って、本発明は、形質転換した宿主細胞内でベクター内
に含まれるDNA配列を発現し得る、発現制御配列に操
作可能に結合したCCVスパイク蛋白質をコードする核
酸配列を含む組換えベクター分子を提供する。
部位に挿入されるヌクレオチド配列は、所望のポリペプ
チドの実際の構造遺伝子の部分と異なるヌクレオチドを
含んでいてもよく、または形質転換した宿主が、CCV
スパイク蛋白質の少なくとも1種以上の免疫原性抗原決
定基を有するポリペプチドを産生する限り所望の蛋白質
の完全構造遺伝子のフラグメントのみを含んでいてもよ
い。
発現制御配列としては、Trpプロモーター及びオペレー
ター(Goeddelら,Nucl.Acids Res.8,4057,198
0);lacプロモーター及びオペレーター(Changら,Nat
ure 275,615,1978):外膜蛋白質プロモーター(Naka
mura,K.及びInouge,M.,EMBO J.1,771〜775,198
2);バクテリオファージκプロモーター及びオペレー
ター(Remaut,E.ら.,Nucl.Acids Res.11,4677〜468
8,1983);α-アミラーゼ(B.subtilis)プロモーター
及びオペレーター、選択された宿主細胞と適合し得る終
結配列並びに他の発現促進及び制御配列が挙げられる。
宿主細胞が酵母であるとき、有用な発現制御配列として
は、例えば、α-接合因子が挙げられる。昆虫細胞に関
しては、バキュロウイルスのポリヘドリンまたはp10プ
ロモーターを使用し得る(Smith,G.E.ら.,Mol.Cell.Bi
ol.3,2156〜65,1983)。宿主細胞が哺乳類起源である
とき、有用な発現制御配列としては、例えば、SV-40プ
ロモーター(Berman,P.W.ら.,Science 222,524〜52
7,1983)またはメタロチオネインプロモーター(Brins
ter,R.L.,Nature 296,39〜42,1982)若しくはヒー
トショックプロモーター(Voellmyら.,Proc.Natl.Ac
ad.Sci.USA 82,4949〜53,1985)が挙げられる。遺
伝子発現を最大にするためには、Roberts及びLauerも参
照されたい(Methods inEnzymology 68,473,1979)。
CVスパイク蛋白質を産生し得る、上述の核酸配列また
は組換え発現ベクター分子で形質転換した宿主細胞も含
み得る。
的特性を表わす精製ポリペプチド(即ち、ポリペプチド
は、CCVスパイク蛋白質の1種以上の免疫原性抗原決
定基を有し、本質的に、通常該ポリペプチドと結合して
いるウイルス全体または他の蛋白質を含まない。)の製
造法も提供する。
は6に示されているアミノ酸配列の少なくとも1部また
はその機能性変異体を含むポリペプチドの製造法を提供
する。
作または診断目的に使用し得る、CCVスパイク蛋白質
の免疫原性フラグメントを実質的に含むポリペプチド
を、本発明により製造する。アミノ酸配列内のこのよう
に使用可能な免疫原性フラグメントを検出するために
は、種々の方法が公知である。
好適な免疫化学的に活性なポリペプチドフラグメント
は、特許出願WO86/06487号、Geysen,H.M.ら(Prod.Nat
l.Acad.Sci.81,3998〜4002,1984)、所謂pepscan法
をベースとするGeysen,H.M.ら(J.Immunol.Meth.10
2,259〜274,1987)中に記載された方法により見いだ
すことが可能であり、この方法では、興味の完全ポリペ
プチドの部分配列に対応する部分的に重なる一連のペプ
チドが合成され、それらと抗体との反応活性が研究され
る。
プチドの多くの領域は、理論的な考察及び今日公知のエ
ピトープと構造的に一致することに基づいてエピトープ
を設計し得る。これらの領域は、Hopp及びWoods(Pro
c.Natl.Acad.Sci.78,3824〜3828,1981)による親
水性の規準と、Chou及びFasman(Advances in Enzymolo
gy 47,45〜148,1987)による2次構造予測との組み合
わせをベースとして決定される。
えばBerzofskyの両親媒性(amphiphilicity)規準によ
り、同様に理論的な根拠に基づいて誘導し得る(Scienc
e 235,1059〜62,1987)。
上述の核酸配列によりコードされたアミノ酸配列を有す
るポリペプチドを使用する。
述の本発明により製造したポリペプチドを、所謂サブユ
ニットワクチンとして免疫学的に適切な情況下で動物に
投与して実施する。本発明のサブユニットワクチンは、
場合により医薬的に許容可能なキャリヤの存在下に、純
粋形のポリペプチドを含有していてもよい。ポリペプチ
ドは場合により、その融合産生物の精製に有用であり得
る関連のない蛋白質と共有結合し得る。これらの例とし
ては、β-ガラクトシダーゼ、プロテインA、プロキモ
シン、血液凝固因子Xaなどが挙げられる。
に対する中和抗体を生じさせる能力は低い。これらの免
疫原性を高めるために、小さなフラグメントをキャリヤ
分子に結合させるのが好ましい。この目的のために好適
なキャリヤは、巨大分子{例えば、天然ポリマー[アオ
ガイ(key hole limpet)ヘモシアニン、アルブミン、
毒素のような蛋白質]、ポリアミノ酸のような合成ポリ
マー(ポリリシン、ポリアラニン)など}またはサポニ
ンのような両親媒性化合物のミセルである。あるいはこ
れらのフラグメントは、これらのポリマー、好ましくは
直鎖状ポリマーとして提供され得る。
べきポリペプチドは、当業界で公知の方法、例えば、前
記ポリペプチドをCCVから単離したり、組換えDNA
技術または化学合成によって製造し得る。
のポリペプチドは、in vitroまたはin vivoで、例えば
グリコシル化、アミド化、カルボキシル化またはリン酸
化により修飾し得る。
ンは、生ベクターワクチンである。本発明の核酸配列
は、組換えDNA技術により微生物(例えば、バクテリ
アまたはウイルスなど)に、組換え微生物が複製でき、
これによって挿入した核酸配列によりコードされたポリ
ペプチドを発現させ且つ感染した宿主動物に免疫応答を
誘発し得るように導入し得る。
ターウイルスで感染した宿主細胞または宿主動物中でD
NA配列を発現し得る、上述の異種核酸配列を含む組換
えベクターウイルスである。「異種」という用語は、本
発明の核酸配列が、ベクターウイルス中に天然に通常存
在しないということを表す。
CCV蛋白質を産生し得る、組換えベクターウイルスで
感染した宿主細胞または培養細胞を包含する。
方法を使用して、異種核酸配列、例えば本発明の核酸配
列をベクターウイルスのゲノムに導入し得る。
感染または複製に必要な機能のようなベクターの本質的
な機能を壊さずに異種配列の取り込みに使用し得る領域
に対応するDNAフラグメントを、標準recDNA方法
によりクローニングベクターに挿入する。挿入領域は、
非常に多くの微生物に関して報告されている(例えば、
欧州特許第80,806号、同第110,385号、同第83,286号、
米国特許第4,769,330号及び同第4,722,848号など)。
組換えベクター分子中に存在する挿入領域に欠失を導入
し得る。これは、例えば好適なエンドヌクレアーゼIII
による消化または第1段階からの組換えベクター分子の
制限酵素処理により実施し得る。
えベクター分子中にある挿入領域に挿入するか、前記組
換えベクター分子から欠失されたDNAの代わりに挿入
する。挿入領域DNA配列は、ベクターゲノムと相同的
組換えが起きるように好適な長さのものであるべきであ
る。その後、好適な細胞を野生型ベクターウイルスで感
染させるか、好適なベクターDNA配列をフランキング
配置した挿入物を含む組換えベクター分子の存在下にベ
クターゲノムDNAで形質転換し、これによって、組換
えベクター分子の対応する領域とベクターゲノムとの間
に組換えが起きる。これで組換えベクター子孫が培養細
胞中に産生し得、且つそれらについて(例えば、ハイブ
リダイゼーションにより)遺伝子型または表現型選択が
でき、異種核酸が同時に組み込まれた遺伝子によりコー
ドされた酵素活性を検出したり、または組換えベクター
により発現された抗原性異種ポリペプチドを免疫学的に
検出し得る。
めにイヌに投与し、次いでしばらくの時間保持するか、
あるいは、接種動物体内で複製させ、本発明の挿入した
核酸配列によりコードされたポリペプチドをin vivoで
発現させて、接種動物の免疫系を刺激する。本発明の核
酸配列の取り込みに好適なベクターは、例えばポックス
ウイルス{例えばワクシニアウイルス(欧州特許第110,
385号、同第83,286号、米国特許第4,769,330号及び同第
4,722,848号)、ヘルペスウイルス[ネコヘルペスウイ
ルス、(イヌ)アデノウイルス(WO 91/11525)または
インフルエンザウイルスなど]}のウイルスまたはバク
テリア(E.Coliまたは特定のサルモネラ属など)から誘
導し得る。この種の組換え微生物を用いて、宿主中に合
成されたポリペプチドは、細胞表面抗原として露出され
得る。この関連に於いて、OMP蛋白質または例えばE.
coliの線毛蛋白質または生物により認識されるシグナル
及びアンカー配列の合成物(synthetic provision)と
前記ポリペプチドとの融合が考えられ得る。前記免疫原
性ポリペプチドが、所望により大きな全体の一部として
免疫されるべき動物内で放出されることが可能である。
これらの総ての場合に於いて、1種以上の免疫原性産生
物が発現し得、種々の病原体及び/または所与の病原体
の種々の抗原に対する防御を生じる。
含む組換えベクターウイルスで感染した宿主細胞を培養
し、その後、ウイルスを含む細胞及び/または細胞内で
増殖した組換えベクターウイルスを場合により精製形で
収集し、場合により凍結乾燥形でワクチンに形成するこ
とにより製造し得る。
た宿主細胞は、前記核酸配列によりコードされたポリペ
プチドの発現に好ましい条件下でも培養し得る。粗培養
物のサンプル、宿主細胞溶解物または宿主細胞抽出物を
使用してワクチンを製造し得るが、もう一つの実施態様
に於いては本発明のより精製したポリペプチドを、その
使用目的に応じてワクチンに製造し得る。産生したポリ
ペプチドを精製するために、本発明の組換えベクターで
形質転換した宿主細胞を好適な容量で培養し、産生した
ポリペプチドをこのような細胞から、または、蛋白質が
分泌されるならば培地から単離する。培地に分泌された
ポリペプチドは、標準方法(塩分画、遠心分離、限外濾
過、クロマトグラフィー、ゲル濾過または免疫アフィニ
ティークロマトグラフィー)により単離且つ精製し、一
方、細胞内ポリペプチドは、まず前記細胞を収集し、例
えば、超音波処理または他の機械的な破壊手段(例え
ば、フレンチプレス)により細胞を破砕し、次いで他の
細胞内成分から該ポリペプチドを分離することにより単
離し、ポリペプチドをワクチンに製造する。細胞の破砕
は、化学的(例えばEDTA処理など)または酵素的手段
(例えば、リゾチーム消化など)によっても実施し得
る。
方法:投与処方物と適合する方法で一回または繰り返し
投与したり、予防的及び/または治療的に有効で且つ免
疫原性であるような量、即ち、病毒性CCVによる抗原
投与に対しイヌに免疫を誘導する、抗原または前記抗原
を発現し得る組換え微生物を免疫感作する量で投与し得
る。免疫とは、ワクチン投与後、ワクチンを投与しなか
った群と比較して、イヌの集団への有意レベルの防御の
導入として定義される。
イヌ1匹当たりの用量は、105〜108pfuであり得る。
は、本発明のポリペプチド10μg〜1mgを含有する。
腹腔内、静脈内、経口または鼻腔内で実施し得る。
媒体または水も含んでいてもよく、活性を高めたり及び
/または貯蔵期間を延ばすために他の構成成分と混合す
ることもできる。これらの構成成分は、塩、pH緩衝液、
安定剤(例えば、スキムミルクまたはカゼイン加水分解
物など)、免疫応答を促進するための乳化剤アジュバン
ト(例えば、オイル、ムラミルジペプチド、水酸化アル
ミニウム、サポニン、ポリアニオン及び両性物質など)
及び防腐剤であってもよい。
関する免疫原も含んでいてもよく、または多価ワクチン
を製造するために、イヌパルボウイルス(CPV)、イヌ
ジステンパーウイルス、イヌアデノウイルスI、イヌア
デノウイルスII、イヌパラインフルエンザウイルス、イ
ヌロタウイルスまたはレプトスピラ・カニコーラのウイ
ルス抗原のようなこれらの免疫原をコードする核酸配列
を含んでいてもよい。
の調製 最小イーグル培地(MEM)のWellcome改良物及び10%ウシ
胎児血清を使用してプラスチック製組織培養フラスコ内
で増殖させた融合性A-72細胞をCCV(NationalVeterinar
y Service Laboratory,PO BOX 844,Ames,Iowa 5001
0,USAからのNVSLチャレンジウイルスCCV-6)で、約0.1
の感染多重度(MOI)で感染させた。24時間後、培養物
の上清を回収し、4℃に冷却し、細胞破片を遠心分離
(3000xg,15分)して除去した。ウイルスを、上清から
Beckman型19ローターでペレット化(53,000xg,2時
間)した。ペレットを、Dounceホモジナイザーを使用し
てTNE(10mM Tris-Cl,100mM NaCl,1mM EDTA,pH7.
5)5mlに再懸濁させ、次いでTNE中20〜60%蔗糖直線密
度勾配32ml上に重層した。ウイルスは、Beckman SW28ロ
ーター中遠心分離(100,000xg,一晩)して等密度的に
バンドを形成した。勾配液を分画し、画分のA280及び
密度を測定した。特徴的密度1.18g/ccにピークを識別し
た。このピーク画分をプールし、TNEで希釈し、推定上
のウイルスをBeckman SW28ローターで遠心分離(100,00
0xg,2時間)してペレット化した。RNAを、以下の
2つの方法を用いてウイルスペレットから単離した。
is-Cl pH8.0に再懸濁させ、プロテアーゼK20μg/mlで5
0℃、3時間消化させた。混合物を、TE(10mM Tris-Cl
1mM EDTA)で飽和させたフェノール:クロロホルム:
イソアミルアルコール(50:49:1)により除蛋白し、
核酸を2.5容量のエタノール/0.3M酢酸ナトリウム(pH
5.2)で沈澱させて回収した。この調製物を0.1%SDSを含
むTris-ホウ酸塩 EDTA1%アガロースゲル上で分析し、
高分子量RNAバンドを、コロナウイルスゲノムRNA
の特徴的移動度により識別した。
ジニウムイソチオシアネート/5mMクエン酸ナトリウ
ム(pH7.0)/0.1M メルカプトエタノール/0.5% N-
ラウロイルザルコシネートに均一化させ、各ホモジネー
ト2.5mlにCsCl1g/mlを添加した。混合物を、5.7M CsCl
/0.1M EDTAパッド上に重層し、20℃で遠心分離(108,00
0xg,12時間)した。RNAペレットを0.1%SDSを含むTE
に溶解させた。この調製物を上述の如く分析した。
ング 1Aに記載の如く調製したCCVゲノムRNA2μgからの
第1のストランド合成物を、20mM Tris-Cl(pH8.3,42
℃)、0.14M KCl、10mM MgCl2、1mM dNTP's、4mM ジ
チオスレイトール、ヒト胎盤リボヌクレアーゼ阻害剤 2
5ユニットを含む反応容量25μl中、AMV逆転写酵素40ユ
ニットを使用して、特異的オリゴヌクレオチド(5’T
TTTCAAATTGTCTTCTACTT3’)1ng
に組み込んだ。反応混合物を42℃で1時間インキュベー
トした。第2のストランド合成は、7.6mM MgCl2、0.109
M Tris-Cl pH7.4、16.3mM (NH4)2SO4、1000ユニット/
ml RNaseH、10,000ユニット/ml E.coli DNAポリメラ
ーゼ1を含む反応混合物46μlを第1のストランド反応
物に添加し、12℃で1時間インキュベートし、次いでさ
らに22℃で1時間インキュベートすることにより実施し
た。反応生成物を、TEで飽和させたフェノール:クロロ
ホルム:イソアミルアルコール(50:49:1)で2回抽出
して除蛋白し、2容量のエタノール/0.3M酢酸ナトリウ
ムpH5.2で沈澱させた。cDNAに、緩衝液及び製造業
者(Bethesda Research Laboratories,Gaithersburg,
Maryland 20877,USA)により供給された条件を使用し
て末端デオキシヌクレオチジル転移酵素を用いてC残基
をテイリングした。2mlセファクリルS-1000カラム上
でサイズ分画し、500塩基以上の大きさのcDNAをプ
ールし、エタノール沈澱させ、TEに溶解させた。このc
DNA50ngを、dG-テイル化PstI切断pUC119 250ngでア
ニールした。混合物をE.coli TG-1に形質転換させた。
アンピシリン耐性形質転換体を取り出し、CCVゲノムR
NAからの逆転写物をランダムプライマー処理すること
により調製したcDNAプローブを用いて、CCVcDN
A挿入物をスクリーニングした。陽性コロニーを、mini
-prepDNAのPstI消化によりcDNA挿入物のサイズ
をもとにスクリーニングした。挿入物間の関係を、制限
酵素分析により決定した。クローンpBH1を配列分析用
に選択した。pBH1挿入物(4.0kb)のサイズは、完全C
CVスパイクコード領域をカバーするのには不十分であ
ったので、cDNA合成及びクローニングをさらにもう
1回、別の特異的なプライマー(5’CTAGGTAG
TAACAC 3’)を使用して実施した。使用したR
NAを1Bの記載通りに単離した。cDNA合成は、製
造業者の説明に従ってBoehringer Mannheim(Boehringe
r Mannheim UK,Bell Lane,Lewes,East Sussex BN7 1
LG)cDNA合成キットを使用して実施した。概略する
と、第1のストランド合成をAMV逆転写酵素を使用し
て、第2のストランド合成をE.coli DNAポリメラー
ゼ1及びRNaseHの作用を使用して実施した。cDNA
を、T4 DNAポリメラーゼの作用により平滑末端化と
した。cDNAを、T4 DNAリガーゼを使用してSmaI-
切断ホスファターゼ処理pUC18に連結し、DNAをE.col
i TG1中に形質転換した。アンピシリン耐性クローンを
最初にX-gal(5-ブロモ-4-クロロ-3-インドリル-β-D-
ガラクトピラノシド)プレート上でブルー/ホワイト選
択を使用して挿入物をスクリーニングした。白いコロニ
ーを拾い出し、上述の通りCCV cDNA挿入物の存在を
スクリーニングした。クローンpBH2(サイズ2.8kb)を
配列分析用に選択した。CCV株CCV6に関する実施例1.
1.B及び1.2.に概略されたのと同一方法を、CCVC54
株のスパイク遺伝子の単離のために実施した。3つの重
複するクローン、pBH3、pBH4及びpBH11はその平滑末端
にスパイク遺伝子をカバーしていた。
NA挿入物を、サンガーのジデオキシ鎖終止方法を使用
して配列決定した。このショットガン法に補足して、必
要により二重鎖プラスミドDNA鋳型上の特異的オリゴ
ヌクレオチドプライマーからの配列決定を行った。ショ
ットガン分析するためには、挿入物DNAをベクター配
列から切り出し、環状化し、超音波処理し、アガロース
ゲル上でサイズ選択し、SmaI-切断ホスファターゼ処理M
13mp8にクローン化する。ショットガン配列データを、S
tadenのDBUTIL及びDBAUTOプログラムを使用して整理
し、StadenのANALSEQ/NIPパッケージを使用して解析し
た。VAX 8350及びマイクロVAX3100(Digital Equipment
Corporation)を使用した。配列データを、SEQ ID N
O:1及び5に示した。
S.を使用して、プラスチック製培養フラスコ内で増殖さ
せた融合性A-72細胞を、約0.1の感染多重度m.o.i.でCCV
株Insavc-1(Bert)(intervet Labs.)で感染させた。
48時間後、培養上清を回収し、4℃に冷却し、細胞破片
を遠心分離(3000xg,15分)して除去した。ウイルス
を、Beckman型19ローターで上清からペレット化(53000
xg,2時間)した。ウイルスペレットを、6M グアニジ
ニウムイソチオシアネート/5mMクエン酸ナトリウム(p
H7.0)、0.1M メルカプトエタノール、0.5% N-ラウロイ
ルザルコシネート3.5ml中でホモジナイズした。
上に重層し、18℃で遠心分離(108000g,18時間)し
た。RNAペレットを0.1%SDSを含むTEに溶解させ、2.5
容量のエタノール/0.3M NaOAc(pH5.2)で2回沈澱させ
た。この調製物を、0.1%SDSを含むTris-ホウ酸塩EDTA1
%アガロースゲル上で分析し、高分子量RNAバンドを
コロナウイルスゲノムRNAの特徴的移動度で識別し
た。
ローニング 上記の如く調製したCCVゲノムRNA2μgからの第1及
び第2のストランド合成物を、製造業者の説明書により
特定された条件下にBoehringercDNA合成キットのオ
リゴdT及びランダムペンタヌクレオチドを用いてプラ
イマー処理した。
をT4 DNAリガーゼを使用してSma1-切断ホスファタ
ーゼ処理pUC119に連結し、DNAをE.coli TG-1に形質
転換した。アンピシリン耐性クローンを、x-gal(5-ブ
ロモ-4-クロロ-3-インドリル-β-D-ガラクトピラノシ
ド)プレート上でブルー/ホワイト選択を用いて挿入物
についてまずスクリーニングした。白いコロニーを拾い
だし、プローブとしてランダムプライマー処理CCV RN
Aを使用してCCVcDNA挿入物の存在をスクリーニン
グした。5つの陽性クローンを識別した。
プラスミドpBH6を調製した。pBH5及びpBH7の末端の配列
情報により、プライマーBH7及びBH8の設計が可能であっ
た。クローニングを助長するために、Not1部位をオリ
ゴ体に取り込んだ。上述の如く第1のストランド反応物
約1ngを、TEで飽和させたフェノール:クロロホルム:
イソアミルアルコール(50:49:1)で2回抽出すること
により除蛋白し、G50スピンカラムを通し、2容量のエ
タノール/0.3M 酢酸ナトリウム(pH5.2)で沈澱させ
た。DNA:RNAハイブリッドを、TE 15μlに再懸濁
させた。PCR反応を、Techne programmable Dri-Block P
HC-1で実施した。
ノール/クロロホルム/エタノールで沈澱させ、TE 20μl
に再懸濁させた。DNAを、酵素製造業者により推奨さ
れた条件下でNot1で切断し、ゲル溶離した。Not1フラ
グメントを、T4 DNAリガーゼを用いてNot1切断ホス
ファターゼ処理ベクターと連結し、DNAをE.coliTG-1
中に形質転換した。挿入物を含むクローンを、上述の如
く識別した。
のcDNA挿入物を、Barrell及びBankier(Methods in
Enzymology 155,51〜93,1987)に記載のサンガーの
ジデオキシ鎖終止法を使用して配列決定した。このショ
ットガン方法に補足して、必要により二重鎖または一重
鎖(pUC119中のf1起源)プラスミドDNA上の特異的オ
リゴヌクレオチドプライマーからの配列決定を行った。
DNAをベクター配列から切り出し、自己連結し、超音
波処理し、末端を修復し、1%アガロースゲル上でサイ
ズ選択し、SmaI切断ホスファターゼ処理M13mp18中にク
ローン化した。ショットガン配列データを整理し、Stan
denのSAPプログラムを使用して解析した。Vax 8350及び
MicroVax 3100(Digital Equipment Corporations)を
使用した。配列データをSEQ ID NO:3に示した。
て CCV6のS遺伝子の完全長コード領域を、2つの重複cD
NAクローン、BH1及びBH2から再構築した。クローニン
グ方法を図1に示した。pBH1からの3.0kb挿入物は、S
及び1bを有している。Sを発現するために、ポリメラ
ーゼコード配列を除去すべきであった。開始メチオニン
の直接的5’配列、CTAAACTTTGGTAATC
ACTTGG TTAATGTGCC ATGを特定部位
の突然変異誘発により改変した。4つの塩基、ATCC
をTGGとTTA塩基の間でループ形成し、たった一つ
のBamHIサイト、GGATCCを作成した。変異株を制
限酵素消化によりスクリーニングした。突然変異誘発反
応に於いて使用したE.coliDNAポリメラーゼのクレノ
ウフラグメントは、非常に低い頻度で非特異的な変異を
導入し得るので、陽性のクローンをこのサイトにわたっ
て配列決定した。導入したBamHIサイトを有する変異株
を選択し、pBHI-bamを設計した。このプラスミドは、約
300bpだけpBH2と重複していた。たった一つのAflIIサイ
トをこの重複領域に配置した。1.5kb AflII-SphIフラグ
メントとして近位のSコード配列をpBH1-bamから単離
し、AflII-SphIで消化したpBH2と連結してpCCV6を作成
した。完全長Sコード配列を、4.4kb BamHIフラグメン
トとして単離し、トランスファーベクターRK19のBamHI
サイトに連結してpRKCCV6を形成した。遺伝子の正しい
向きは、制限酵素消化により確認した。このようにして
プラスミドRKCCV6は、4bプロモーターの下流にCCV6 S
遺伝子を含み、TKコード配列がフランキング配置してい
る。
構築した(Mackett&Smith,J.Gen.Virol.67,2067
〜2082,1986)。pRKCCV6を、ワクシニアウイルスで感
染させた細胞に形質転換し、次いで組換えウイルスを、
プローブとしてランダムプライマー処理32P標識CCV6ス
パイク遺伝子を使用して、ドット-ブロットハイブリダ
イゼーションにより識別した。プラークの精製及びスク
リーニングを3回繰り返して、貯蔵物を製造した。pRKC
CV6由来の組換体を、Vac4b-C6と名付けた。
造 2.2.1.CCV Insavc-1完全長スパイク蛋白質遺伝
子の組み立て Insavc-1(Bert)S遺伝子を、3つの重複するcDNA
クローンBH8、BH9及びBH10から組み立てた。クローニン
グ方法を、図2(a,b)に示す。S遺伝子の中間部に
かけてpBH8をPvuII及びHindIIIで消化し、フラグメント
1.4kbを製造した。このフラグメントをPvuII-HindIIIで
切断したベクター、pING14.2に連結し、pINGMSを形成し
た。このプラスミドをHindIIIで直線化し、ホスファタ
ーゼ処理し、次いでゲル溶出した。pBH10からの1.1kb H
indIIIフラグメントとして単離した3’S遺伝子コード
配列を、HindIIIで切断したpINGMSにサブクローン化し
てpINGGM'3を製造した。クローンしたHindIIIフラグメ
ントの正しい方向を、制限酵素消化により確認した。残
りのコード配列をpBH9から切り出す前に、たった一つの
BamHIサイトを、特定部位の突然変異誘発によりペプロ
マーAUG開始コドンの10bps上流に導入した(図2)。S
遺伝子の5’コード配列を1.9kb PvuIIフラグメントと
して単離し、pING3’Sからの2.5kb PvuII部分-EcoRI
フラグメントとして単離した残りのS遺伝子コード配列
を、2フラグメント連結して、BamHI-EcoRI消化pUC118
に連結した。完全S蛋白質遺伝子コード配列を、4.4kb
BamHIフラグメントとして単離し、BamHI切断トランスフ
ァーベクターpRK19にサブクローンしてpRKINSAVC-1を製
造する。この遺伝子の正しい向きを、制限酵素消化によ
り確認した。このようにしてプラスミドRKINSAVC-1
は、ワクシニア4bプロモーターの下流にCCV-INSAVC-1
S遺伝子を含み、TKコード配列がフランキング配置して
いる。
単離 プラスミドRKINSAVC-1を使用してS遺伝子コード配列
を、トランスフェクションによりワクシニアウイルスに
導入し、TK-組換体をMackett及びSmithの記載通りに選
択した(1986,上掲)。32P標識CCV6 S DNAプロー
ブを用いるドットブロットハイブリダイゼーションによ
り識別した組換えウイルス単離体を、3回のプラーク精
製にかけ、ウイルス貯蔵物を製造した。RKINSAVC-1か
ら誘導した組換体をVac4b-INと名付けた。
製造 2.3.1.CCV C54完全長S蛋白質遺伝子の組み立て C54 S遺伝子配列を、3つの重複するクローンpBH3、pB
H4及びpBH11から組み立てた。たった一つのBamHIサイ
トを、近位のクローンpBH3中の特定部位突然変異誘発に
よりペプロマーAUG開始コドンの10bps上流に形成してpB
H-bamを製造した(図3)。2.0kb AflII−EcoRIフラグ
メントをこのプラスミドから単離し、AflII-EcoRI消化p
BH4に連結してpBH5'MSを製造した。このプラスミドをHi
ndIIIで切断しホスファターゼ処理してゲル溶離した。
3’コード配列を、pBH11からの1.1kb HindIIIフラグメ
ントとして切り出し、HindIII消化pBH5'MSに連結してpH
C54を製造した。サブクローン化したHindIIIフラグメン
トの正しい向きを、制限酵素消化により決定した。完全
長C54 S遺伝子をBamHIで消化することによりpBHC54か
ら分離し、BamHI切断トランスファーベクターRK19に連
結してpRKC54を製造した。同様に、S遺伝子の向きを、
制限酵素消化により決定した。このようにしてプラスミ
ドRKC54は、4bプロモーターの下流にCCV C54 S遺伝子
を含み、TKコード配列がフランキング配置されている。
クローニング方法を図3に示す。
単離 プラスミドRKC54をワクシニアウイルスで感染させた細
胞にトランスフェクトした。TK-組換体をBUdRを使用し
て選択した(Mackett及びSmith,1986,上掲)。組換え
ウイルス単離体を、ドットブロットハイブリダイゼーシ
ョンで識別し、3回のプラーク精製にかけて貯蔵物を製
造した。pRKC54から誘導した組換体を、Vac4b-C54と名
付けた。
ロウイルス糖蛋白質gBを発現する組換えワクシニアウ
イルスである) (d)2匹のネコ−未接種 ワクチン接種前に総てのネコから採血した(採血A)。
接種3週間後、ネコから再び採血(採血B)し、続いて
上述の如く再びワクチン接種した。
(採血C)。
o.i.で感染させるか、またはmock-感染させ、16時間イ
ンキュベートし、1時間メチオニンを涸渇させた。感染
した細胞を35Sメチオニンで標識し、30分間インキュベ
ートし、洗浄し、続いてR.1.P.A.緩衝液中で溶解した。
1μlネコ抗血清(採血C)を放射標識した溶解物に添
加し、氷上で60分間インキュベートした。プロテインG
を添加し、氷上で60分間インキュベートした。プロテイ
ンGをR.1.P.A.緩衝液及びPBS緩衝液中で洗浄後、結合
蛋白質を2% SDS 2% 2-メルカプトエタノールを用いて回
収した。この蛋白質を10% SDS ポリアクリルアミドゲル
上で分離した。
合、採血Cからの血清はスパイク蛋白質を沈降させた。
このように、スパイク遺伝子を含むワクシニア組換えウ
イルスで免疫感作したネコは、スパイク遺伝子に対する
抗体と反応した。
クチン (iii)配列数:6 (v)コンピューター読取可能な形: (A)媒体型:フロッピーディスク (B)コンピューター:IBM PC コンパティブル (C)操作システム:PC-DOS/MS-DOS (D)ソフトウェア:PatentIn Release #1.0,Versio
n #1.25 (vii)先願データ: (A)出願番号:EP 91.303.737.0 (B)出願日:1991年4月25日 (C)分類: (2)SEQ ID NO:1の情報 (i)配列の特徴: (A)長さ:4500塩基対 (B)型:核酸 (C)鎖の数:一重鎖 (D)トポロジー:直鎖状 (ii)分子の型:cDNA (vi)起源: (A)生物名:イヌコロナウイルス (B)株名:CCV-6 (ix)特徴: (A)名前/記号:CDS (B)ロケーション:65..4393 (D)他の情報:/ラベル=CCV6 スパイク遺伝子 (xi)配列:SEQ ID NO:1:
伝子 (xi)配列:SEQ ID NO:3:
CV6を構築するためのクローニング方法を示す。
プラスミドpINGM3'Sを構築するためのクローニング方法
を示す。
のプラスミドpRKINSAVC-1を構築するためのクローニン
グ方法を示す。
らのプラスミドpRKC54を構築するためのクローニング方
法を示す。
Claims (7)
- 【請求項1】 配列番号2、4及び6からなる群から選
択されたアミノ酸配列からなるイヌコロナウイルススパ
イクタンパク質をコードする単離されたポリヌクレオチ
ド。 - 【請求項2】 配列番号1、3及び5からなる群から選
択された核酸配列であることを特徴とする、請求項1に
記載の単離されたポリヌクレオチド。 - 【請求項3】 請求項1または2に記載のポリヌクレオ
チドを含む組換えベクター分子。 - 【請求項4】 ポリヌクレオチドが発現制御配列に作動
的に連結されていることを特徴とする、請求項3に記載
の組換えベクター分子。 - 【請求項5】 請求項1または2に記載の外来核酸配列
を含有する組換えベクターウイルス分子。 - 【請求項6】 請求項1または2に記載のポリヌクレオ
チドまたは請求項3または4に記載の組換えベクター分
子で形質転換したかまたは、請求項5に記載の組換えベ
クターウイルスに感染した宿主細胞。 - 【請求項7】 (a)請求項6に記載の宿主細胞を核酸
配列が発現される条件下に培養し、 (b)培地からポリペプチドを単離する;ことを包含す
る、請求項1に記載のポリペプチドの製造方法。
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