JP3415761B2 - 組み立て成形品の構造 - Google Patents
組み立て成形品の構造Info
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Description
立てて形成する組み立て成形品の構造に関する。
形品では、スタイリング上の要望から成形品を一体成形
するのではなく、各部分ごとに個別に部材を成形し、こ
れら個別に成形された複数の部材を組み立てて形成する
ようにしたものが知られている。
較的大型の部材を個別に製造し、組み立てることによっ
て大型の成形品を形成する場合、各部材ごとに許容寸法
公差を厳しくしないと部材同士がぴったりあった状態で
組み立てることができない。
範囲に入る部材を製造するのに製造条件を厳しくする必
要があり、また一般的に許容寸法公差から外れる部材が
多くなって、公差から外れた物を別途の行程を追加して
修正するなどの作業が別途に必要となり、結果として製
造コストを押し上げ、コスト的に不利となってしまう。
立てて成形品を完成させるのに、各構成部材の許容寸法
公差を厳しくしなくても、少なくとも一方の部材がその
部材自身,又は他の部材の寸法のばらつきを吸収して、
両部材がぴったりとあった状態で組み立てることができ
る組み立て成形品の構造を提供するものである。
別に成形された複数の部材を組み立てて形成する組み立
て成形品の構造において、該組み立て成形品は、第1部
材,第2部材の少なくとも2つからなり、第1部材は、
被取り付け体への固着手段と、長手方向の両端側に第2
部材側に向けて該第2部材と対向して連結可能な第1連
結面とを有すると共に、第2部材は、弾性変形可能な材
料から全体の形状が略門型に形成され、長手方向に延び
る本体部分と該本体部分の両端側で曲折部を介して第1
部材の第1連結面側に向けて延びる脚部と、該脚部の先
端側に第1部材の第1連結面と対向して連結可能な第2
連結面とを有し、かつ、これら第1連結面と第2連結面
の少なくとも何れか一方に締結具を備えると共に、第1
連結面と第2連結面の何れか一方には凹状斜面を、他方
の連結面には前記凹状斜面に対応する凸状斜面を設け
て、これら凹状斜面と凸状斜面とを対向させて前記締結
具に係合する締結具で締め付けることにより両連結面を
面合わせさて、両部材を位置決めし固着するようにした
ことを特徴としている。
2部材の曲折部の肉厚を同部材の他の部分よりも薄肉に
形成して、この部分で局部的に弾性変形可能としたこと
を特徴としている。
の第2部材の本体部分にはその長手方向に沿って該本体
部分の湾曲変形を抑制する補強部を設けたことを特徴と
している。
の第2部材は熱可塑性合成樹脂によりブロー成形したこ
とを特徴としている。
の締結具はボルト・ナットを用いたことを特徴としてい
る。
の第1部材には、締結具の挿入位置に当たる部分に工具
挿入孔を形成してあることを特徴としている。
第1部材,第2部材の少なくとも2つからなり、第1部
材は、被取り付け体への固着手段と、長手方向の両端側
に第2部材側に向けて該第2部材と対向して連結可能な
第1連結面とを有すると共に、第2部材は、弾性変形可
能な材料から全体の形状が略門型に形成され、長手方向
に延びる本体部分と該本体部分の両端側で曲折部を介し
て第1部材の第1連結面側に向けて延びる脚部と、該脚
部の先端側に第1部材の第1連結面と対向して連結可能
な第2連結面とを有し、かつ、これら第1連結面と第2
連結面の少なくとも何れか一方に締結具を備えると共
に、第1連結面と第2連結面の何れか一方には凹状斜面
を、他方の連結面には前記凹状斜面に対応する凸状斜面
を設けて、これら凹状斜面と凸状斜面とを対向させて前
記締結具に係合する締結具で締め付けることにより両連
結面を面合わせて、両部材を位置決めし固着するように
してあるため、第1部材,第2部材に寸法のばらつきが
あっても、両部材の第1連結面,第2連結面を合わせて
締結具で締め付けるだけで、これら連結面に設けた凹凸
の傾斜面同士が滑り合わさって位置決めを行い、所定位
置で確実にこれら第1部材,第2部材を固着する事がで
きる。
つき吸収変形はその大部分が曲折部での角度変化にとど
まり、本体部分の変形は最小限に抑えられるので組み立
て後成形品の美観を損なうことがない。
て、第2部材の曲折部の肉厚を同部材の他の部分よりも
薄肉に形成してこの部分で局部的に弾性変形可能として
あるため、該第2部材による寸法のばらつき吸収変形の
際に他の部分に変形がおよぶのを少なくして、該曲折部
での変形を確実に行うことが出来る。
加えて、第2部材の本体部分にはその長手方向に沿って
該本体部分の湾曲変形を抑制する補強部を設けてあるの
で、本体部分の曲げに対する剛性を高め、第1部材と第
2部材とを連結する際の該本体部分の湾曲変形を抑制す
ることができる。
加えて、第2部材は熱可塑性合成樹脂によりブロー成形
してあるため、部材内部に中空部分を形成し、軽量化が
図れることはもちろん、曲折部では直管状のパリソンを
ブロー成形する際に延伸させて他の部分よりも薄肉部分
の形成が容易にできる。
加えて、締結具はボルト・ナットを用いるようにしてい
るため、第1部材,第2部材の固着時にナットを回転さ
せて徐々に締めていくだけで、連結面に設けた傾斜面の
滑り位置合わせ自然に行える。
加えて、第1部材には、締結具の挿入位置に当たる部分
に工具挿入孔を形成してあるため、締め付け作業を容易
にして、作業性の向上を図ることができる。
と共に詳述する。
スポイラーの構造を示している。
配設されるリヤスポイラーで、該リヤスポイラー1は被
取り付け体であるトランクリッドパネル21に対応する
座面2aを有し、この座面2aには後述するクリップ2
2を設け、このクリップ22で前記トランクリッドパネ
ル21に固着されるステー部分を構成する第1部材2
と、リヤスポイラーのウイング部分を構成する第2部材
3とから成っている。
第2部材をABS樹脂などの弾性を有する熱可塑性樹脂
から内部に空間を有するようにブロー成形してある。
ンクリッドパネル21への固着手段として第1部材2の
長手方向に沿って所定の間隙を保って複数個のクリップ
22と、長手方向の両端側に第2部材3側に向けて、該
第2部材3と対向して連結可能な第1連結面4を備えて
いる。
ロー成形する際にその頭部が一体的に第1部材2の座面
2a内に埋め込まれるように包み込まれて固着されてい
る。
可能な熱可塑性樹脂であるABS樹脂で正面から見て略
門型に形成してあって、長手方向に延びる本体部分5
と、該本体部分5の長手方向の両端側で曲折部6を介し
て第1部材2に向けて延びる脚部7と、該脚部7の端部
に第1部材2の第1連結面4と対向して連結可能な第2
連結面8を備えている。
結具として非円形の角状頭部が該第2連結面8内に埋め
込まれて固着された複数個(本実施形態では3個)のボ
ルト9b,9c,9dを回転不能に設けてある。
は、中央に位置するボルト9bに対応する一般面11,
12を平坦に形成してあると共に、第1連結面4の他の
ボルト9c,9dの配設位置周辺にはそれぞれ第1急斜
面13aと第1緩斜面13bとから成る凹状斜面13を
形成してある。
状斜面13に対応して、第2急斜面14aと第2緩斜面
14bとから成る凸状斜面14を形成してある。
9c,9dはそれぞれの軸が第1,第2緩斜面13b,
14bにそれぞれ直交し、それぞれの軸の延長線が第1
部材2の座面2aを貫通するように設けてある。
入孔17を第1部材2の座面2aに設けられるので、車
体への取り付け後には該工具挿入孔17を隠すことがで
き、外観上の美観を損なうのを防ぐことが出来る。
うに、先ず第2部材3の第2連結面8に設けたボルト9
b,9c,9dを、第1部材2の第1連結面4に設けた
それぞれのボルト孔18b,18c,18dに通して、
連結面同士を対向させこれら第1部材2と第2部材3と
を仮連結する。
入孔17からナット10を支持した工具をナット10と
共に挿入し、前記ボルト9b,9c,9dをワッシャ1
9を介してナット10で締め付けることによって、第1
部材2と第2部材3とを固着させる。
第2連結面4,8に設けた凹状斜面13と、凸状斜面1
4とが面合わさることによって連結面同士の位置決めが
行われる。
3の方が大きかった場合には、図5に示すように第1部
材2の凹状斜面13の第1急斜面13aと、第2部材の
凸状斜面14の第2急斜面14aが当接する。
付ける時の締め付け力により、第2部材3の曲折部6に
おいて曲がり角度θが小さい方向に弾性変形し、第2部
材3側の第2急斜面14aが第1部材2の第1急斜面1
3a上をスライド移動して、図6に示す所定位置にぴっ
たりとはまり込み、位置決めが行われる。
の方が小さかった場合は、第1部材2の凹状斜面13の
第1緩斜面13bと、第2部材の凸状斜面14の第2緩
斜面14bが当接する。
付ける時の締め付け力により、第2部材3の曲折部6に
おいて曲がり角度θが今度は広がる方向に弾性変形し、
第2部材3側の第2緩斜面14bが第1部材2の第1緩
斜面13b上をスライド移動して、図6に示す所定位置
にぴったりとはまり込み、位置決めが行われる。
8dにはボルト9b,9c,9dのスライド移動を許容
するための遊びが設けてあることは言うまでもない。
2部材3を締結固定した後に、カバー30を座面2aの
凹状に形成した下面に係着して前記工具挿入孔17を覆
うとともにカバー30の表面が座面2aと同一面になる
ようにしている。
は前述の第1部材に設けられた複数個のクリップ22に
よって車両本体のトランクリッド21に固着される。
部材3の曲折部6の肉厚tcを同部材の他の部分の肉厚
tu,tLよりも薄肉に形成してある。
向に沿ってほぼ全長にわたって設けられ第1,第2部材
2,3を組み立てる際、該本体部分5の湾曲変形を抑制
する補強部15を示している。
に包み込むように第2部材3と一体に成形されたリブ1
5bとから成っている。
4は第1部材2の後部幅方向中央に設けた凹部にランプ
サポート25を介して装着されるハイマウントストップ
ランプを示している。
第1部材2の成形時に一体的に埋め込んで固着されたナ
ット28にボルト27で締め付けて固着される一方、リ
ヤスポイラー1をトランクリッド21に取り付ける際
に、後端部下面をクッション性を有する両面粘着テープ
29によってトランクリッドパネル21に取り付けてあ
る。
2の第1連結面4の前記ボルト9の配設位置周辺には第
1急斜面13aと第1緩斜面13bとから成る凹状斜面
13を形成してある一方、第2連結面8には第1連結面
4のこれら凹状斜面13に対応して、第2急斜面14a
と第2緩斜面14bとから成る凸状斜面14を形成して
あるため、これら凹状斜面13と凸状斜面14とを対向
させてボルト9,ナット10で締め付けることにより両
部材を位置決めし固着するようにしてあるため、第1部
材2,第2部材3に寸法のばらつきがあっても、両部材
の第1連結面4,第2連結面8を合わせてボルト9b,
9c,9dをナット10で締め付けるだけで、これら連
結面に設けた凹凸の傾斜面同士が滑り合わさって位置決
めを行い、所定位置で確実にこれら第1部材2,第2部
材3を固着することができる。
らつき吸収変形はその大部分が曲折部6での角度変化に
とどまり、本体部分5の変形は最小限に抑えられるので
組み立て後の美観を損なうことがない。
材3の曲折部6の肉厚tcを同部材の他の部分の肉厚t
u,tLよりも薄肉に形成してあるため、該第2部材3に
よる寸法のばらつき吸収変形の際の曲折部6での変形を
確実に行うことが出来る。
あるABS樹脂によりブロー成形してあるため、その内
部に中空部分を形成し、軽量化が図れることはもちろ
ん、曲折部6では延伸させて薄肉部分の形成が容易にで
きる。
手方向に沿って該本体部分5の湾曲変形を抑制する補強
部15を設けてあるので、本体部分5の剛性を高め、第
1部材2と第3部材3とを連結する際に該本体部分5の
湾曲変形を抑制することができる。
ているため、第1部材2,第2部材3の固着時にナット
10を回転させて徐々に締めていくだけで、連結面に設
けた傾斜面の滑り位置合わせを自然に行える。
部分に工具挿入孔17を形成してあるため、締め付け作
業を容易にして、作業性の向上を図ることができる。
イラーの構造として利用した例を示したが複数の成形品
を組み立てて形成される、比較的大型の組立成形品全般
に応用できることは言うまでもない。
ることなく、第1,第2部材2,3の材質等は変更可能
であり、被取り付け体21への固着手段はボルトとナッ
トでもよい。
ナット10の配置は逆であってもよく、とくにボルト9
c,9dの代わりにナット10をそれぞれ第1,第2部
材2,3に埋め込むようにしてもよい。
Claims (6)
- 【請求項1】 個別に成形された複数の部材を組み立て
て自動車のスポイラーとして形成する組み立て成形品の
構造において、 該組み立て成形品は、第1部材2,第2部材3の少なく
とも2つからなり、 第1部材2は、被取り付け体への固着手段22と、長手
方向の両端側に第2部材3側に向けて該第2部材3と対
向して連結可能な第1連結面4とを有すると共に、 第2部材3は、弾性変形可能な材料から全体の形状が略
門型に形成され、長手方向に延びる本体部分5と該本体
部分の両端側で曲折部6を介して第1部材2の第1連結
面4側に向けて延びる脚部7と、該脚部7の先端側に第
1部材2の第1連結面4と対向して連結可能な第2連結
面8とを有し、かつ、 これら第1連結面4と第2連結面8の少なくとも何れか
一方に締結具を備えると共に、 第1連結面4と第2連結面8の何れか一方には凹状斜面
13を、他方の連結面には前記凹状斜面13に対応する
凸状斜面14を設けて、 これら凹状斜面13と凸状斜面14とを対向させて前記
締結具に係合する締結具で締め付けることにより両連結
面を面合わせさせて、両部材を位置決めし固着するよう
にしたことを特徴とする組み立て成形品の構造。 - 【請求項2】 第2部材3の曲折部6の肉厚tcを同部
材の他の部分よりも薄肉に形成して、この部分で局部的
に弾性変形可能としたことを特徴とする請求項1に記載
の組み立て成形品の構造。 - 【請求項3】 第2部材3の本体部分5にはその長手方
向に沿って該本体部分の湾曲変形を抑制する補強部15
を設けたことを特徴とする請求項1,2の何れかに記載
の組み立て成形品の構造。 - 【請求項4】 第2部材3は熱可塑性合成樹脂によりブ
ロー成形したことを特徴とする請求項1〜3の何れかに
記載の組み立て成形品の構造。 - 【請求項5】 締結具はボルト9b,9c,9d・ナッ
ト10を用いたことを特徴とする請求項1〜4の何れか
に記載の組み立て成形品の構造。 - 【請求項6】 第1部材2には、締結具の挿入位置に当
たる部分に工具挿入孔17を形成してあることを特徴と
する請求項1〜5の何れかに記載の組み立て成形品の構
造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05378298A JP3415761B2 (ja) | 1998-03-05 | 1998-03-05 | 組み立て成形品の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05378298A JP3415761B2 (ja) | 1998-03-05 | 1998-03-05 | 組み立て成形品の構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11245850A JPH11245850A (ja) | 1999-09-14 |
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Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5251259B2 (ja) * | 2008-05-27 | 2013-07-31 | マツダ株式会社 | バックドア構造 |
-
1998
- 1998-03-05 JP JP05378298A patent/JP3415761B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| JPH11245850A (ja) | 1999-09-14 |
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