JP3401871B2 - 廃液再生処理方法及びその装置 - Google Patents
廃液再生処理方法及びその装置Info
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- JP3401871B2 JP3401871B2 JP28180493A JP28180493A JP3401871B2 JP 3401871 B2 JP3401871 B2 JP 3401871B2 JP 28180493 A JP28180493 A JP 28180493A JP 28180493 A JP28180493 A JP 28180493A JP 3401871 B2 JP3401871 B2 JP 3401871B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、廃液から不純物金属イ
オンを除去して液を再生する廃液再生処理方法及びその
装置に関するものである。
オンを除去して液を再生する廃液再生処理方法及びその
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】廃液から不純物金属イオンを除去して液
を再生する方法としては、例えば、特公昭57−614
77号に開示された再生廃液の処理方法がある。図5は
上述した再生廃液の処理方法の原理を示す説明図であ
り、この再生方法では、槽1内を陽イオン交換膜3(カ
チオン膜)で陽極室5と陰極室7との2つの室に仕切
り、陽極室5にナトリウムイオン(Na+ )を含んだ再
生廃液9を入れて陽極板11を浸し、陰極室7には、苛
性ソーダ(NaOH)溶液13を入れて陰極板15を浸
し、直流電源17により陽極板11と陰極板15との間
に直流電圧を印加して電流を流している。これにより、
陰極室7の苛性ソーダ溶液13中では、水の分解反応で
水素イオン(H+ )が発生して水酸イオン(OH- )が
でき、一方、陽極室5の再生廃液9中のナトリウムイオ
ンは、陽イオン交換膜3を通して陰極室7に移動し、陰
極室7の水酸イオンと反応して苛性ソーダとして回収さ
れ、陽極室5の再生廃液9中のナトリウムイオンが除去
されて液が再生される。
を再生する方法としては、例えば、特公昭57−614
77号に開示された再生廃液の処理方法がある。図5は
上述した再生廃液の処理方法の原理を示す説明図であ
り、この再生方法では、槽1内を陽イオン交換膜3(カ
チオン膜)で陽極室5と陰極室7との2つの室に仕切
り、陽極室5にナトリウムイオン(Na+ )を含んだ再
生廃液9を入れて陽極板11を浸し、陰極室7には、苛
性ソーダ(NaOH)溶液13を入れて陰極板15を浸
し、直流電源17により陽極板11と陰極板15との間
に直流電圧を印加して電流を流している。これにより、
陰極室7の苛性ソーダ溶液13中では、水の分解反応で
水素イオン(H+ )が発生して水酸イオン(OH- )が
でき、一方、陽極室5の再生廃液9中のナトリウムイオ
ンは、陽イオン交換膜3を通して陰極室7に移動し、陰
極室7の水酸イオンと反応して苛性ソーダとして回収さ
れ、陽極室5の再生廃液9中のナトリウムイオンが除去
されて液が再生される。
【0003】従って、陽極室5に、再生廃液9の代わり
に金属イオンを含んだ廃液を入れ、陰極室7には、苛性
ソーダ溶液13の代わりに硫酸(H2 SO4 )等の強酸
の水溶液を入れて、直流電源17により陽極板11及び
陰極板15間に通電すれば、廃液中の金属イオンを陽イ
オン交換膜3を通して陰極室7に回収し、酸の水溶液を
再生することができる。
に金属イオンを含んだ廃液を入れ、陰極室7には、苛性
ソーダ溶液13の代わりに硫酸(H2 SO4 )等の強酸
の水溶液を入れて、直流電源17により陽極板11及び
陰極板15間に通電すれば、廃液中の金属イオンを陽イ
オン交換膜3を通して陰極室7に回収し、酸の水溶液を
再生することができる。
【0004】上述した再生方法を用いて再生処理する廃
液としては、例えば、多層プリント基板の黒化処理後の
表面処理で用いる酸の水溶液が挙げられる。多層プリン
ト基板の製造工程において、基板材料の積層時において
接着層との密着力を高め、後段のメッキ工程におけるメ
ッキ液中での耐性を向上させるために、内層配線となる
べき銅箔に対して黒化処理と呼ばれる処理を行い、さら
に、酸による表面処理を行うことがある。
液としては、例えば、多層プリント基板の黒化処理後の
表面処理で用いる酸の水溶液が挙げられる。多層プリン
ト基板の製造工程において、基板材料の積層時において
接着層との密着力を高め、後段のメッキ工程におけるメ
ッキ液中での耐性を向上させるために、内層配線となる
べき銅箔に対して黒化処理と呼ばれる処理を行い、さら
に、酸による表面処理を行うことがある。
【0005】前記黒化処理とは、内層配線となるべき銅
箔の表面に、アルカリ性酸化処理液を用いて酸化銅(C
u2 O又はCuO)等からなる針状結晶を生成させ、こ
の針状結晶により銅箔の表面に凹凸を生じさせる粗面化
処理のことを言い、アルカリ性酸化処理液としては、ア
ルカリ性亜塩素酸ナトリウム水溶液等が用いられる。ま
た、前記酸による表面処理とは、黒化処理処理後の銅箔
の表面から針状結晶を溶解除去し、表面をより微細に粗
面化する処理のことを言い、この処理には、酢酸(CH
3 COOH)、クエン酸(C(CH2 COOH)2 (O
H)COOH)、酒石酸(C4 H6 O4 )、フマル酸等
の水溶液を用いることができる。例えば酢酸の水溶液を
表面処理に用いた場合、酢酸が酸化銅を溶解する際の反
応は、2CH3 COOH+CuO→(CH3 COO)2
+H2 Oとなり、また、クエン酸を用いた場合の反応は
[化1]に示すようになり、表面処理後には、酢酸やク
エン酸の水溶液に酸化銅中の銅イオン(例えばCu2+)
が溶け込んで廃液となる。
箔の表面に、アルカリ性酸化処理液を用いて酸化銅(C
u2 O又はCuO)等からなる針状結晶を生成させ、こ
の針状結晶により銅箔の表面に凹凸を生じさせる粗面化
処理のことを言い、アルカリ性酸化処理液としては、ア
ルカリ性亜塩素酸ナトリウム水溶液等が用いられる。ま
た、前記酸による表面処理とは、黒化処理処理後の銅箔
の表面から針状結晶を溶解除去し、表面をより微細に粗
面化する処理のことを言い、この処理には、酢酸(CH
3 COOH)、クエン酸(C(CH2 COOH)2 (O
H)COOH)、酒石酸(C4 H6 O4 )、フマル酸等
の水溶液を用いることができる。例えば酢酸の水溶液を
表面処理に用いた場合、酢酸が酸化銅を溶解する際の反
応は、2CH3 COOH+CuO→(CH3 COO)2
+H2 Oとなり、また、クエン酸を用いた場合の反応は
[化1]に示すようになり、表面処理後には、酢酸やク
エン酸の水溶液に酸化銅中の銅イオン(例えばCu2+)
が溶け込んで廃液となる。
【0006】
【化1】
【0007】そして、酢酸やクエン酸の水溶液は、酸化
銅を溶解する際にpHの変動が少ないので、上述した表
面処理に酢酸やクエン酸の水溶液を用いることは、安定
した処理を行う上で好ましい。
銅を溶解する際にpHの変動が少ないので、上述した表
面処理に酢酸やクエン酸の水溶液を用いることは、安定
した処理を行う上で好ましい。
【0008】ところが、酢酸やクエン酸の水溶液では、
1リットル当たり2グラム程度の銅しか溶解できず、一
般に、酸が溶解できる銅の量には限りがあるため、プリ
ント基板の製造ラインのように大量の酸化銅を溶解する
場合には、廃液を新しい酸の水溶液と頻繁に交換する必
要があり、非常に手間がかかる。また、廃液を新しい酸
の水溶液と頻繁に交換するには、大量の酸の水溶液が必
要となり、液のコストが高く付く。そこで、プリント基
板の製造工程ラインにおいては、廃液から銅イオンを除
去して酸の水溶液を再生し表面処理に再利用することが
望まれている。このような背景から、廃液から金属イオ
ンを除去して再生するに当たっては、如何にして大量の
廃液を効率よく再生処理するかが重要な問題となる。
1リットル当たり2グラム程度の銅しか溶解できず、一
般に、酸が溶解できる銅の量には限りがあるため、プリ
ント基板の製造ラインのように大量の酸化銅を溶解する
場合には、廃液を新しい酸の水溶液と頻繁に交換する必
要があり、非常に手間がかかる。また、廃液を新しい酸
の水溶液と頻繁に交換するには、大量の酸の水溶液が必
要となり、液のコストが高く付く。そこで、プリント基
板の製造工程ラインにおいては、廃液から銅イオンを除
去して酸の水溶液を再生し表面処理に再利用することが
望まれている。このような背景から、廃液から金属イオ
ンを除去して再生するに当たっては、如何にして大量の
廃液を効率よく再生処理するかが重要な問題となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図5に
示す再生廃液の処理方法を利用して、金属イオンを含ん
だ廃液を再生処理する場合、上述した銅イオンのよう
に、廃液中の金属イオンのイオン化傾向が水素イオンよ
り小さいときには、金属イオンが陰極板15に触れてこ
れと結合し、陰極板15の回りに金属が析出して付着す
るため、陰極板15を交換する必要が生じ、大量の廃液
を処理する場合には効率が悪くなるという不具合があ
る。また、陽極室5に、例えば上述したような酢酸やク
エン酸等、有機酸系の廃液を入れると、その廃液に浸さ
れた陽極板11で有機酸の成分が消費されて電極反応
(酸化反応)が発生し、これにより、陽極室5で再生さ
れた酸の水溶液が変質してしまうという不具合がある。
本発明は上述の問題に鑑みてなされたもので、本発明の
目的は、金属イオンを含んだ廃液から効率よく金属イオ
ンを除去でき、しかも、再生された液の変質を防ぐこと
ができる廃液再生処理方法及びその装置を提供すること
にある。
示す再生廃液の処理方法を利用して、金属イオンを含ん
だ廃液を再生処理する場合、上述した銅イオンのよう
に、廃液中の金属イオンのイオン化傾向が水素イオンよ
り小さいときには、金属イオンが陰極板15に触れてこ
れと結合し、陰極板15の回りに金属が析出して付着す
るため、陰極板15を交換する必要が生じ、大量の廃液
を処理する場合には効率が悪くなるという不具合があ
る。また、陽極室5に、例えば上述したような酢酸やク
エン酸等、有機酸系の廃液を入れると、その廃液に浸さ
れた陽極板11で有機酸の成分が消費されて電極反応
(酸化反応)が発生し、これにより、陽極室5で再生さ
れた酸の水溶液が変質してしまうという不具合がある。
本発明は上述の問題に鑑みてなされたもので、本発明の
目的は、金属イオンを含んだ廃液から効率よく金属イオ
ンを除去でき、しかも、再生された液の変質を防ぐこと
ができる廃液再生処理方法及びその装置を提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1乃至請求項4記
載の本発明は、金属イオンを含んだ廃液を再生する方法
であって、請求項5乃至請求項12記載の本発明は、そ
の装置に関するものである。請求項1記載の本発明は、
第1室に酸の水溶液を収容し、前記第1室に連設された
第2室に前記廃液を収容し、酸の水溶液を収容した第3
室及び第4室を前記第2室に連設し、前記第1室の酸の
水溶液に直流電圧が印加された陽極を接触させると共
に、前記第4室の酸の水溶液に直流電圧が印加された陰
極を接触させ、前記第1室の水素イオンを前記第2室に
導き、前記金属イオンを第2室から第3室に排出させる
ようにしたことを特徴とする。
載の本発明は、金属イオンを含んだ廃液を再生する方法
であって、請求項5乃至請求項12記載の本発明は、そ
の装置に関するものである。請求項1記載の本発明は、
第1室に酸の水溶液を収容し、前記第1室に連設された
第2室に前記廃液を収容し、酸の水溶液を収容した第3
室及び第4室を前記第2室に連設し、前記第1室の酸の
水溶液に直流電圧が印加された陽極を接触させると共
に、前記第4室の酸の水溶液に直流電圧が印加された陰
極を接触させ、前記第1室の水素イオンを前記第2室に
導き、前記金属イオンを第2室から第3室に排出させる
ようにしたことを特徴とする。
【0011】請求項2記載の本発明は、前記酸として強
酸を用いるものとした。請求項3記載の本発明は、前記
強酸として硫酸又は塩酸を用いるものとした。請求項4
記載の本発明は、前記第4室の酸の水溶液と、前記第1
室の酸の水溶液とを同濃度で且つ同じ質に維持するよう
にした。
酸を用いるものとした。請求項3記載の本発明は、前記
強酸として硫酸又は塩酸を用いるものとした。請求項4
記載の本発明は、前記第4室の酸の水溶液と、前記第1
室の酸の水溶液とを同濃度で且つ同じ質に維持するよう
にした。
【0012】請求項5記載の本発明は、酸の水溶液が収
容された第1室と、金属イオンを含んだ廃液が収容され
前記第1室に陽イオン交換膜を介して連設された第2室
と、酸の水溶液が収容され前記第2室に陽イオン交換膜
を介して連設された第3室と、酸の水溶液が収容され前
記第3室に陰イオン交換膜を介して連設された第4室
と、前記酸の水溶液に接触させて前記第1室に配設され
た陽極と、前記酸の水溶液に接触させて前記第4室に配
設された陰極と、前記陽極及び陰極間に直流電圧を印加
する電源とを備えることを特徴とする。
容された第1室と、金属イオンを含んだ廃液が収容され
前記第1室に陽イオン交換膜を介して連設された第2室
と、酸の水溶液が収容され前記第2室に陽イオン交換膜
を介して連設された第3室と、酸の水溶液が収容され前
記第3室に陰イオン交換膜を介して連設された第4室
と、前記酸の水溶液に接触させて前記第1室に配設され
た陽極と、前記酸の水溶液に接触させて前記第4室に配
設された陰極と、前記陽極及び陰極間に直流電圧を印加
する電源とを備えることを特徴とする。
【0013】請求項6記載の本発明は、前記第2室に前
記廃液を供給する廃液供給手段と、前記金属イオンが除
去された前記第2室の再生液を該第2室外に排出する再
生液排出手段とをさらに備えるものとした。請求項7記
載の本発明は、前記第2室に仕切り板が配設され、該仕
切り板により第2室内に流路が形成されているものとし
た。請求項8記載の本発明は、前記第3室に仕切り板が
配設され、該仕切り板により第3室内に流路が形成さ
れ、前記第2室の酸の水溶液が流れる方向と前記第3室
の酸の水溶液が流れる方向とは互いに逆方向であるもの
とした。請求項9記載の本発明は、前記第1室及び第4
室に仕切り板がそれぞれ配設され、該仕切り板により第
1室内及び第4室内に流路がそれぞれ形成され、前記第
1室の酸の水溶液が流れる方向と前記第2室の酸の水溶
液が流れる方向とは互いに逆方向であり、且つ、前記第
3室の酸の水溶液が流れる方向と前記第4室の酸の水溶
液が流れる方向とは互いに逆方向であるものとした。
記廃液を供給する廃液供給手段と、前記金属イオンが除
去された前記第2室の再生液を該第2室外に排出する再
生液排出手段とをさらに備えるものとした。請求項7記
載の本発明は、前記第2室に仕切り板が配設され、該仕
切り板により第2室内に流路が形成されているものとし
た。請求項8記載の本発明は、前記第3室に仕切り板が
配設され、該仕切り板により第3室内に流路が形成さ
れ、前記第2室の酸の水溶液が流れる方向と前記第3室
の酸の水溶液が流れる方向とは互いに逆方向であるもの
とした。請求項9記載の本発明は、前記第1室及び第4
室に仕切り板がそれぞれ配設され、該仕切り板により第
1室内及び第4室内に流路がそれぞれ形成され、前記第
1室の酸の水溶液が流れる方向と前記第2室の酸の水溶
液が流れる方向とは互いに逆方向であり、且つ、前記第
3室の酸の水溶液が流れる方向と前記第4室の酸の水溶
液が流れる方向とは互いに逆方向であるものとした。
【0014】請求項10記載の本発明は、前記第1室と
第4室との酸の水溶液を両室間で環流させる環流手段を
さらに備えるものとした。請求項11記載の本発明は、
前記環流手段は、前記第1室及び第4室間で環流される
酸の水溶液の一部が貯留されるリザーブタンクと、該リ
ザーブタンク内の酸の濃度を測定する濃度測定手段とを
含んで構成されているものとした。請求項12記載の本
発明は、前記第1室、第2室、第3室、及び第4室で構
成される処理槽を複数連設し、隣接する一方の処理槽の
第4室と他方の処理槽の前記第1室とを共用し、連設さ
れた処理槽の一方の端部に位置する第1室にのみ前記陽
極を配設し、連設された処理槽の他方の端部に位置する
第4室にのみ前記陰極を配設するものとした。
第4室との酸の水溶液を両室間で環流させる環流手段を
さらに備えるものとした。請求項11記載の本発明は、
前記環流手段は、前記第1室及び第4室間で環流される
酸の水溶液の一部が貯留されるリザーブタンクと、該リ
ザーブタンク内の酸の濃度を測定する濃度測定手段とを
含んで構成されているものとした。請求項12記載の本
発明は、前記第1室、第2室、第3室、及び第4室で構
成される処理槽を複数連設し、隣接する一方の処理槽の
第4室と他方の処理槽の前記第1室とを共用し、連設さ
れた処理槽の一方の端部に位置する第1室にのみ前記陽
極を配設し、連設された処理槽の他方の端部に位置する
第4室にのみ前記陰極を配設するものとした。
【0015】
【作用】本発明によれば、第1室の水素イオンが第2室
に導かれ、これにより金属イオンが第2室から第3室に
排出されるため、第2室の廃液から金属イオンが除去さ
れて廃液が再生されると共に、直流電圧が印加された陽
極が廃液に接触しないため、第2室で再生された液が電
極反応を起こすことがなく、しかも、直流電圧が印加さ
れた陰極が第3室の酸の水溶液に接触しないため、廃液
から除去され回収された金属イオンが例え水素イオンよ
りイオン化傾向の小さいものであっても、その金属イオ
ンが陰極に触れてこれと結合し、陰極の回りに金属が析
出して付着することがない。従って、金属イオンを含ん
だ廃液から効率よく金属イオンを除去して廃液を再生で
き、しかも、再生された液の変質を防ぐことができる。
に導かれ、これにより金属イオンが第2室から第3室に
排出されるため、第2室の廃液から金属イオンが除去さ
れて廃液が再生されると共に、直流電圧が印加された陽
極が廃液に接触しないため、第2室で再生された液が電
極反応を起こすことがなく、しかも、直流電圧が印加さ
れた陰極が第3室の酸の水溶液に接触しないため、廃液
から除去され回収された金属イオンが例え水素イオンよ
りイオン化傾向の小さいものであっても、その金属イオ
ンが陰極に触れてこれと結合し、陰極の回りに金属が析
出して付着することがない。従って、金属イオンを含ん
だ廃液から効率よく金属イオンを除去して廃液を再生で
き、しかも、再生された液の変質を防ぐことができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明の一実施例による廃液再生処理装置
の概略構成を示す説明図である。図1において21は処
理槽であり、この処理槽21の内部には、図中左から順
に2枚の陽イオン交換膜23と1枚の陰イオン交換膜2
5とが配設され、これらイオン交換膜23,23,25
により、処理槽21の内部は図中左から順に、第1乃至
第4の4つの室27,29,31,33に仕切られてい
る。ここで、陽イオン交換膜23及び陰イオン交換膜2
5には耐酸性のものを用いることが好ましく、具体的に
は、陽イオン交換膜23として旭硝子(株)製の商品名
「セレミオンCMV」を用いることができ、陰イオン交
換膜25として同社製の商品名「セレミオンAMV」を
用いることができる。
する。図1は本発明の一実施例による廃液再生処理装置
の概略構成を示す説明図である。図1において21は処
理槽であり、この処理槽21の内部には、図中左から順
に2枚の陽イオン交換膜23と1枚の陰イオン交換膜2
5とが配設され、これらイオン交換膜23,23,25
により、処理槽21の内部は図中左から順に、第1乃至
第4の4つの室27,29,31,33に仕切られてい
る。ここで、陽イオン交換膜23及び陰イオン交換膜2
5には耐酸性のものを用いることが好ましく、具体的に
は、陽イオン交換膜23として旭硝子(株)製の商品名
「セレミオンCMV」を用いることができ、陰イオン交
換膜25として同社製の商品名「セレミオンAMV」を
用いることができる。
【0017】前記第1室27及び第4室33の底部側箇
所には供給管35がそれぞれ接続され、上部側箇所には
回収管37がそれぞれ接続され、これら供給管35及び
回収管37はそれぞれリザーブタンク39に導かれてい
る。第1室27、第4室33、及びリザーブタンク39
には硫酸の水溶液41が入れられており、この硫酸の水
溶液41は、前記供給管35及び回収管37を経て、リ
ザーブタンク39と第1室27との間、及びリザーブタ
ンク39と第4室33との間でそれぞれ環流され、これ
により、第1室27、第4室33、及びリザーブタンク
39の硫酸の水溶液41は常に同じ濃度に維持される。
前記供給管35及び回収管37には、流量調節用のバル
ブ43やポンプ45がそれぞれ介設され、前記リザーブ
タンク39には、内部の硫酸の水溶液41の濃度を監視
するため濃度測定器49が配設されている。尚、本実施
例では、前記供給管35、回収管37、リザーブタンク
39、バルブ43、ポンプ45、及び濃度測定器49に
より環流手段が構成されている。
所には供給管35がそれぞれ接続され、上部側箇所には
回収管37がそれぞれ接続され、これら供給管35及び
回収管37はそれぞれリザーブタンク39に導かれてい
る。第1室27、第4室33、及びリザーブタンク39
には硫酸の水溶液41が入れられており、この硫酸の水
溶液41は、前記供給管35及び回収管37を経て、リ
ザーブタンク39と第1室27との間、及びリザーブタ
ンク39と第4室33との間でそれぞれ環流され、これ
により、第1室27、第4室33、及びリザーブタンク
39の硫酸の水溶液41は常に同じ濃度に維持される。
前記供給管35及び回収管37には、流量調節用のバル
ブ43やポンプ45がそれぞれ介設され、前記リザーブ
タンク39には、内部の硫酸の水溶液41の濃度を監視
するため濃度測定器49が配設されている。尚、本実施
例では、前記供給管35、回収管37、リザーブタンク
39、バルブ43、ポンプ45、及び濃度測定器49に
より環流手段が構成されている。
【0018】また、前記第1室27には陽極板51が硫
酸の水溶液41に一部浸して配設され、第4室33には
陰極板53が硫酸の水溶液41に一部浸して配設されて
おり、これら陽極板51と陰極板53との間には、直流
電源55からの直流電圧が印加される。前記陽極板51
及び陰極板53は、溶解されて前記第1室27や第4室
33の硫酸の水溶液41中に溶け出さないように、不溶
性のものを用いることが望ましく、本実施例では、陽極
板51としてチタン(Ti)に白金(Pt)をコートし
た板材を用い、陰極板53として銅板を用いている。前
記陽極板51としては、チタンに白金をコートした板材
に限らず他の板材を用いることができ、好ましくは、白
金、ニッケル(Ni)、並びに市販のカーボン電極等を
用いることができる。同様に、前記陰極板53として
は、銅板に限らず他の板材を用いることができ、好まし
くは、ニッケルやチタンの板材を用いることができる。
酸の水溶液41に一部浸して配設され、第4室33には
陰極板53が硫酸の水溶液41に一部浸して配設されて
おり、これら陽極板51と陰極板53との間には、直流
電源55からの直流電圧が印加される。前記陽極板51
及び陰極板53は、溶解されて前記第1室27や第4室
33の硫酸の水溶液41中に溶け出さないように、不溶
性のものを用いることが望ましく、本実施例では、陽極
板51としてチタン(Ti)に白金(Pt)をコートし
た板材を用い、陰極板53として銅板を用いている。前
記陽極板51としては、チタンに白金をコートした板材
に限らず他の板材を用いることができ、好ましくは、白
金、ニッケル(Ni)、並びに市販のカーボン電極等を
用いることができる。同様に、前記陰極板53として
は、銅板に限らず他の板材を用いることができ、好まし
くは、ニッケルやチタンの板材を用いることができる。
【0019】前記第2室29の上部開口には供給管57
が配設され、この供給管57は廃液タンク59に接続さ
れている。また、第2室29の底部には回収管61が接
続され、この回収管61は再生液タンク63に導かれて
いる。前記廃液タンク59には廃液に相当する酢酸銅の
水溶液65が入れられており、この酢酸銅の水溶液65
は前記供給管57を経て前記第2室29に供給される。
第2室29の酢酸銅の水溶液65は、後述する再生処理
により銅イオンが除去されて、酢酸の水溶液に近い液に
再生され、再生された液は、前記第2室29から前記回
収管61を経て前記再生液タンク63に回収される。前
記供給管57及び回収管61には流量調節用のバルブ6
7がそれぞれ介設されている。尚、本実施例では、前記
供給管57、廃液タンク59、及びバルブ67により廃
液供給手段が構成され、また、回収管61、再生液タン
ク63、及びバルブ67により再生液排出手段が構成さ
れている。
が配設され、この供給管57は廃液タンク59に接続さ
れている。また、第2室29の底部には回収管61が接
続され、この回収管61は再生液タンク63に導かれて
いる。前記廃液タンク59には廃液に相当する酢酸銅の
水溶液65が入れられており、この酢酸銅の水溶液65
は前記供給管57を経て前記第2室29に供給される。
第2室29の酢酸銅の水溶液65は、後述する再生処理
により銅イオンが除去されて、酢酸の水溶液に近い液に
再生され、再生された液は、前記第2室29から前記回
収管61を経て前記再生液タンク63に回収される。前
記供給管57及び回収管61には流量調節用のバルブ6
7がそれぞれ介設されている。尚、本実施例では、前記
供給管57、廃液タンク59、及びバルブ67により廃
液供給手段が構成され、また、回収管61、再生液タン
ク63、及びバルブ67により再生液排出手段が構成さ
れている。
【0020】また、前記第3室31の上部開口には供給
管69が配設され、この供給管69は液タンク71に接
続されている。また、第3室31の底部には回収管73
が接続され、この回収管73は銅イオン回収用の液タン
ク74に導かれている。前記液タンク71には、前記リ
ザーブタンク39と同じ濃度の硫酸の水溶液41が入れ
られており、この硫酸の水溶液41は前記供給管69を
経て前記第3室31に供給される。第3室31には、後
述する再生処理により前記酢酸銅の水溶液65中の銅イ
オンが回収され、回収された銅イオンを含んだ第3室3
1の硫酸の水溶液41は、前記回収管73を経て前記液
タンク74に回収される。前記供給管69及び回収管7
3には流量調節用のバルブ75がそれぞれ介設されてい
る。
管69が配設され、この供給管69は液タンク71に接
続されている。また、第3室31の底部には回収管73
が接続され、この回収管73は銅イオン回収用の液タン
ク74に導かれている。前記液タンク71には、前記リ
ザーブタンク39と同じ濃度の硫酸の水溶液41が入れ
られており、この硫酸の水溶液41は前記供給管69を
経て前記第3室31に供給される。第3室31には、後
述する再生処理により前記酢酸銅の水溶液65中の銅イ
オンが回収され、回収された銅イオンを含んだ第3室3
1の硫酸の水溶液41は、前記回収管73を経て前記液
タンク74に回収される。前記供給管69及び回収管7
3には流量調節用のバルブ75がそれぞれ介設されてい
る。
【0021】また、前記第1室27、第3室31、第4
室33、リザーブタンク39、及び液タンク71には、
硫酸の水溶液41以外の酸の水溶液をを入れてもよい
が、強酸の水溶液が好ましく、費用や取扱の点からし
て、硫酸の水溶液41か或は塩酸の水溶液を用いること
が望ましく、特に、前記陽イオン交換膜23や陰イオン
交換膜25との適性を考慮した液を用いることが望まし
い。さらに、前記第1室27、第3室31、第4室3
3、リザーブタンク39、及び液タンク71の液は、前
記第2室29の酢酸銅の水溶液65と電気抵抗が同じ程
度となるような濃度や質とすることが望ましい。また、
前記第1室27、第4室33、及びリザーブタンク39
の液と、前記第3室31及び液タンク71の液とは、濃
度や質が互いに異なっていてもよいが、液の管理を行い
易くする等の点からして、並びに、第1室27、第3室
31、及び第4室33の各室内の液にかかる電圧がばら
つくのを避けるために、同じ濃度及び質であることが望
ましい。
室33、リザーブタンク39、及び液タンク71には、
硫酸の水溶液41以外の酸の水溶液をを入れてもよい
が、強酸の水溶液が好ましく、費用や取扱の点からし
て、硫酸の水溶液41か或は塩酸の水溶液を用いること
が望ましく、特に、前記陽イオン交換膜23や陰イオン
交換膜25との適性を考慮した液を用いることが望まし
い。さらに、前記第1室27、第3室31、第4室3
3、リザーブタンク39、及び液タンク71の液は、前
記第2室29の酢酸銅の水溶液65と電気抵抗が同じ程
度となるような濃度や質とすることが望ましい。また、
前記第1室27、第4室33、及びリザーブタンク39
の液と、前記第3室31及び液タンク71の液とは、濃
度や質が互いに異なっていてもよいが、液の管理を行い
易くする等の点からして、並びに、第1室27、第3室
31、及び第4室33の各室内の液にかかる電圧がばら
つくのを避けるために、同じ濃度及び質であることが望
ましい。
【0022】次に、上述した構成の廃液再生処理装置に
よる再生処理動作について説明する。まず、前記第1室
27、第3室31、及び第4室33に硫酸の水溶液41
を満たすと共に、前記第2室29に酢酸銅の水溶液65
を満たす。次に、前記ポンプ45を作動させると共に前
記バルブ43,67,75を開き、前記第1室27及び
第3室31で硫酸の水溶液41を底部から上部に向けて
それぞれ流し、前記第2室29及び第4室で酢酸銅の水
溶液65や硫酸の水溶液41を上部から底部に向けてそ
れぞれ流す。続いて、前記直流電源55により前記陽極
板51と陰極板53との間に直流電圧を印加し、再生処
理動作を開始する。
よる再生処理動作について説明する。まず、前記第1室
27、第3室31、及び第4室33に硫酸の水溶液41
を満たすと共に、前記第2室29に酢酸銅の水溶液65
を満たす。次に、前記ポンプ45を作動させると共に前
記バルブ43,67,75を開き、前記第1室27及び
第3室31で硫酸の水溶液41を底部から上部に向けて
それぞれ流し、前記第2室29及び第4室で酢酸銅の水
溶液65や硫酸の水溶液41を上部から底部に向けてそ
れぞれ流す。続いて、前記直流電源55により前記陽極
板51と陰極板53との間に直流電圧を印加し、再生処
理動作を開始する。
【0023】まず、前記第1室27では、硫酸の水溶液
41中の硫酸が、陽イオンである水素イオン(H+ )
と、陰イオンである硫酸イオン(SO4 2- )とに電離し
ており、また、微量の水(H2 O)が、陽イオンである
水素イオン(H+ )と、陰イオンである水酸イオン(O
H- )とに電離している。そして、前記直流電源55に
よる通電で硫酸イオンは、陽極板51に電子を移すと同
時に水と化合して硫酸と酸素(O2 )になり、できた酸
素は泡状となって硫酸の水溶液41の液面から第1室2
7外に出て行く。また、微量の水酸イオンは、陽極板5
1に電子を移すと同時に互いに結合して水(H2 O)と
なり、余った酸素(O2 )は泡状となって硫酸の水溶液
41の液面から第1室27外に出て行く。
41中の硫酸が、陽イオンである水素イオン(H+ )
と、陰イオンである硫酸イオン(SO4 2- )とに電離し
ており、また、微量の水(H2 O)が、陽イオンである
水素イオン(H+ )と、陰イオンである水酸イオン(O
H- )とに電離している。そして、前記直流電源55に
よる通電で硫酸イオンは、陽極板51に電子を移すと同
時に水と化合して硫酸と酸素(O2 )になり、できた酸
素は泡状となって硫酸の水溶液41の液面から第1室2
7外に出て行く。また、微量の水酸イオンは、陽極板5
1に電子を移すと同時に互いに結合して水(H2 O)と
なり、余った酸素(O2 )は泡状となって硫酸の水溶液
41の液面から第1室27外に出て行く。
【0024】即ち、第1室では、2H2 O→4e- +4
H+ +O2 ↑の反応が生じるので、第1室27に水素イ
オンが余り、電荷がプラス側に片寄る。このため、プラ
ス側に片寄った電荷を元に戻すような作用が生じ、第1
室27が隣接する第2室29と陽イオン交換膜23で仕
切られていることから、水素イオンが第1室27から陽
イオン交換膜23を通って第2室29に移動する。尚、
第1室27の硫酸の水溶液41の組成は、直流電源55
による通電の前後を通じて、硫酸イオン、水素イオン、
水、及び微量の水酸イオンのまま変わらず、硫酸の水溶
液41の濃度は殆ど変化しない。
H+ +O2 ↑の反応が生じるので、第1室27に水素イ
オンが余り、電荷がプラス側に片寄る。このため、プラ
ス側に片寄った電荷を元に戻すような作用が生じ、第1
室27が隣接する第2室29と陽イオン交換膜23で仕
切られていることから、水素イオンが第1室27から陽
イオン交換膜23を通って第2室29に移動する。尚、
第1室27の硫酸の水溶液41の組成は、直流電源55
による通電の前後を通じて、硫酸イオン、水素イオン、
水、及び微量の水酸イオンのまま変わらず、硫酸の水溶
液41の濃度は殆ど変化しない。
【0025】次に、前記第2室29では、第1室27か
ら水素イオンが移動してくるため、電荷がプラス側に片
寄り、これを元に戻すような作用が生じる。第2室29
は、隣接する第1室27及び第3室31と陽イオン交換
膜23でそれぞれ仕切られており、第1室27からは上
述のように水素イオンが移動してくるため、プラス側に
片寄った電荷を元に戻すために、第2室29の陽イオン
が陽イオン交換膜23を通って第3室31に移動するこ
ととなる。ここで、第2室29の酢酸銅の水溶液65の
組成は、酢酸イオン(CH3 COO- )、酢酸、水素イ
オン、銅イオン、及び水であり、このうち陽イオンは銅
イオン及び水素イオンであるため、第2室29からは、
銅イオン及び水素イオンが陽イオン交換膜23を通って
第3室31に移動する。そのため、第2室29の酢酸銅
の水溶液65中に含まれる銅イオンの量は、通電中に銅
イオンが第3室31に移動するのに伴って次第に微量と
なり、従って、第2室29の酢酸銅の水溶液65は、時
間の経過と共に酢酸の水溶液に近い液に再生される。
ら水素イオンが移動してくるため、電荷がプラス側に片
寄り、これを元に戻すような作用が生じる。第2室29
は、隣接する第1室27及び第3室31と陽イオン交換
膜23でそれぞれ仕切られており、第1室27からは上
述のように水素イオンが移動してくるため、プラス側に
片寄った電荷を元に戻すために、第2室29の陽イオン
が陽イオン交換膜23を通って第3室31に移動するこ
ととなる。ここで、第2室29の酢酸銅の水溶液65の
組成は、酢酸イオン(CH3 COO- )、酢酸、水素イ
オン、銅イオン、及び水であり、このうち陽イオンは銅
イオン及び水素イオンであるため、第2室29からは、
銅イオン及び水素イオンが陽イオン交換膜23を通って
第3室31に移動する。そのため、第2室29の酢酸銅
の水溶液65中に含まれる銅イオンの量は、通電中に銅
イオンが第3室31に移動するのに伴って次第に微量と
なり、従って、第2室29の酢酸銅の水溶液65は、時
間の経過と共に酢酸の水溶液に近い液に再生される。
【0026】続いて、前記第4室33では、硫酸の水溶
液41中の硫酸が、陽イオンである水素イオン(H+ )
と、陰イオンである硫酸イオン(SO4 2- )とに電離し
ており、また、微量の水(H2 O)が、陽イオンである
水素イオン(H+ )と、陰イオンである水酸イオン(O
H- )とに電離している。そして、前記直流電源55に
よる通電で水素イオンは、陰極板53から電子から電子
を受け取ると同時に互いに結合して水素(H2 )とな
り、泡状となって硫酸の水溶液41の液面から第4室3
3外に出て行く。
液41中の硫酸が、陽イオンである水素イオン(H+ )
と、陰イオンである硫酸イオン(SO4 2- )とに電離し
ており、また、微量の水(H2 O)が、陽イオンである
水素イオン(H+ )と、陰イオンである水酸イオン(O
H- )とに電離している。そして、前記直流電源55に
よる通電で水素イオンは、陰極板53から電子から電子
を受け取ると同時に互いに結合して水素(H2 )とな
り、泡状となって硫酸の水溶液41の液面から第4室3
3外に出て行く。
【0027】このため、第4室33では、4e- +4H
+ →2H2 ↑の反応が生じ、第4室33に硫酸イオン及
び微量の水酸イオンが余り、電荷がマイナス側に片寄っ
て、マイナス側に片寄った電荷を元に戻すような作用が
生じる。そして、第4室33は、隣接する第3室31と
陰イオン交換膜25で仕切られていることから、硫酸イ
オン及び微量の水酸イオンが第4室33から陰イオン交
換膜25を通って第3室31に移動する。尚、第4室3
3の硫酸の水溶液41の組成は、直流電源55による通
電の前では、硫酸イオン、水素イオン、水、及び微量の
水酸イオンであり、通電後には、水素イオンが水素とな
って第4室33外に出て行くことから、硫酸イオン、
水、及び微量の水酸イオンに変化する。また、第4室3
3の硫酸の水溶液41中に含まれる硫酸イオンの量は、
通電中に硫酸イオンが第3室31に移動するのに伴って
次第に微量となり、従って、第4室33の硫酸の水溶液
41は、時間の経過と共に水に近づく。
+ →2H2 ↑の反応が生じ、第4室33に硫酸イオン及
び微量の水酸イオンが余り、電荷がマイナス側に片寄っ
て、マイナス側に片寄った電荷を元に戻すような作用が
生じる。そして、第4室33は、隣接する第3室31と
陰イオン交換膜25で仕切られていることから、硫酸イ
オン及び微量の水酸イオンが第4室33から陰イオン交
換膜25を通って第3室31に移動する。尚、第4室3
3の硫酸の水溶液41の組成は、直流電源55による通
電の前では、硫酸イオン、水素イオン、水、及び微量の
水酸イオンであり、通電後には、水素イオンが水素とな
って第4室33外に出て行くことから、硫酸イオン、
水、及び微量の水酸イオンに変化する。また、第4室3
3の硫酸の水溶液41中に含まれる硫酸イオンの量は、
通電中に硫酸イオンが第3室31に移動するのに伴って
次第に微量となり、従って、第4室33の硫酸の水溶液
41は、時間の経過と共に水に近づく。
【0028】最後に、前記第3室31では、第2室27
から銅イオン及び水素イオンが移動してくると共に、第
4室33から硫酸イオン及び微量の水酸イオンが移動し
てくる。そして、第3室31は、隣接する第2室29と
陽イオン交換膜23で仕切られていることから、第4室
33から移動してきた硫酸イオン及び微量の水酸イオン
は第3室31の硫酸の水溶液41中に留まる。また、第
3室31は、隣接する第4室33と陰イオン交換膜25
で仕切られていることから、第4室33から移動してき
た銅イオン及び水素イオンも、硫酸イオン及び微量の水
酸イオンと同様に、第3室31の硫酸の水溶液41中に
留まる。従って、第3室31の硫酸の水溶液41の組成
は、直流電源55による通電前では、硫酸イオン、水素
イオン、水、及び微量の水酸イオンであるのに対し、通
電後には、硫酸イオン、銅イオン、水素イオン、水、及
び微量の水酸イオンに変化し、第3室31の硫酸の水溶
液41は、時間の経過と共に、硫酸+硫酸銅の水溶液に
近付く。
から銅イオン及び水素イオンが移動してくると共に、第
4室33から硫酸イオン及び微量の水酸イオンが移動し
てくる。そして、第3室31は、隣接する第2室29と
陽イオン交換膜23で仕切られていることから、第4室
33から移動してきた硫酸イオン及び微量の水酸イオン
は第3室31の硫酸の水溶液41中に留まる。また、第
3室31は、隣接する第4室33と陰イオン交換膜25
で仕切られていることから、第4室33から移動してき
た銅イオン及び水素イオンも、硫酸イオン及び微量の水
酸イオンと同様に、第3室31の硫酸の水溶液41中に
留まる。従って、第3室31の硫酸の水溶液41の組成
は、直流電源55による通電前では、硫酸イオン、水素
イオン、水、及び微量の水酸イオンであるのに対し、通
電後には、硫酸イオン、銅イオン、水素イオン、水、及
び微量の水酸イオンに変化し、第3室31の硫酸の水溶
液41は、時間の経過と共に、硫酸+硫酸銅の水溶液に
近付く。
【0029】以上のようにして、前記第2室29の酢酸
銅の水溶液65が酢酸の水溶液に近い液に再生され、こ
の再生された酢酸の水溶液に近い液は、前記回収管61
を経て第2室29から前記再生液タンク63に回収され
る。また、第2室29の酢酸銅の水溶液65から除去さ
れた銅イオンは前記第3室31の硫酸の水溶液41中に
移動し、この銅イオンを含んだ硫酸の水溶液41は、前
記回収管73を経て第3室31から前記液タンク74に
回収される。
銅の水溶液65が酢酸の水溶液に近い液に再生され、こ
の再生された酢酸の水溶液に近い液は、前記回収管61
を経て第2室29から前記再生液タンク63に回収され
る。また、第2室29の酢酸銅の水溶液65から除去さ
れた銅イオンは前記第3室31の硫酸の水溶液41中に
移動し、この銅イオンを含んだ硫酸の水溶液41は、前
記回収管73を経て第3室31から前記液タンク74に
回収される。
【0030】このように、本実施例では、銅イオンが回
収される第3室31に入れられた硫酸の水溶液41中に
陰極板55を浸さない構成としたので、銅イオンが陰極
板55に析出して付着することがなく、よって、陰極板
55を交換する必要をなくし、大量の廃液を効率よく処
理することができる。即ち、本実施例では、銅イオンの
ような水素イオンよりもイオン化傾向が小さい金属イオ
ンを含んだ廃液であっても、陰極板55への金属の析
出、付着を防ぎ、効率よく再生処理を行うことができ
る。
収される第3室31に入れられた硫酸の水溶液41中に
陰極板55を浸さない構成としたので、銅イオンが陰極
板55に析出して付着することがなく、よって、陰極板
55を交換する必要をなくし、大量の廃液を効率よく処
理することができる。即ち、本実施例では、銅イオンの
ような水素イオンよりもイオン化傾向が小さい金属イオ
ンを含んだ廃液であっても、陰極板55への金属の析
出、付着を防ぎ、効率よく再生処理を行うことができ
る。
【0031】また、本実施例では、第2室29に入れら
れた酢酸銅の水溶液65中に陽極板53を浸さない構成
としたので、酢酸銅の水溶液65が陽極板53に触れる
ことがなく、よって、酢酸銅中の有機酸の成分が消費さ
れて電極反応(酸化反応)が発生し、第2室29で再生
された酢酸の水溶液に近い液が変質するのを防ぐことが
できる。さらに、本実施例では、前記第2室29に供給
管57を介して廃液タンク59に接続し、且つ、第2室
29に回収管61を介して再生液タンク63を接続し
て、廃液タンク59から第2室に酢酸銅の水溶液65を
供給すると共に、第2室29で再生された酢酸の水溶液
に近い液を前記再生液タンク63に回収する構成とした
ので、酢酸銅の水溶液65を第2室29で連続的に再生
処理することができ、酢酸銅の水溶液65から酢酸の水
溶液への再生を高効率で行うことができる。
れた酢酸銅の水溶液65中に陽極板53を浸さない構成
としたので、酢酸銅の水溶液65が陽極板53に触れる
ことがなく、よって、酢酸銅中の有機酸の成分が消費さ
れて電極反応(酸化反応)が発生し、第2室29で再生
された酢酸の水溶液に近い液が変質するのを防ぐことが
できる。さらに、本実施例では、前記第2室29に供給
管57を介して廃液タンク59に接続し、且つ、第2室
29に回収管61を介して再生液タンク63を接続し
て、廃液タンク59から第2室に酢酸銅の水溶液65を
供給すると共に、第2室29で再生された酢酸の水溶液
に近い液を前記再生液タンク63に回収する構成とした
ので、酢酸銅の水溶液65を第2室29で連続的に再生
処理することができ、酢酸銅の水溶液65から酢酸の水
溶液への再生を高効率で行うことができる。
【0032】尚、本実施例の廃液再生処理装置では、前
記第4室33の硫酸の水溶液41が時間の経過と共に水
に近づくのにつれて、第4室33と共に前記リザーブタ
ンク39を介して第4室33と連通する前記第1室27
の硫酸の水溶液41の濃度が下がる。このため、前記濃
度測定器49によりリザーブタンク39の硫酸の水溶液
41の濃度を監視し、必要に応じてリザーブタンク39
に硫酸を補給して、第1室27、第4室33、及びリザ
ーブタンク39の硫酸の水溶液41の濃度を、当初の濃
度に維持することが望ましい。
記第4室33の硫酸の水溶液41が時間の経過と共に水
に近づくのにつれて、第4室33と共に前記リザーブタ
ンク39を介して第4室33と連通する前記第1室27
の硫酸の水溶液41の濃度が下がる。このため、前記濃
度測定器49によりリザーブタンク39の硫酸の水溶液
41の濃度を監視し、必要に応じてリザーブタンク39
に硫酸を補給して、第1室27、第4室33、及びリザ
ーブタンク39の硫酸の水溶液41の濃度を、当初の濃
度に維持することが望ましい。
【0033】また、本発明の廃液再生処理方法及びその
装置は、実施例で示した構成に限定されない。例えば、
前記第1乃至第4室27,29,31,33に、図2
(a),(b)に示すような仕切り板77を、前記陽イ
オン交換膜23や陰イオン交換膜25に対して垂直の向
きで各室同じように設ければ、それら第1乃至第4室2
7,29,31,33を流れる液の流路が確定するた
め、前記酢酸銅の水溶液65から酢酸の水溶液に近い液
を再生する際の効率を高める上で有利である。
装置は、実施例で示した構成に限定されない。例えば、
前記第1乃至第4室27,29,31,33に、図2
(a),(b)に示すような仕切り板77を、前記陽イ
オン交換膜23や陰イオン交換膜25に対して垂直の向
きで各室同じように設ければ、それら第1乃至第4室2
7,29,31,33を流れる液の流路が確定するた
め、前記酢酸銅の水溶液65から酢酸の水溶液に近い液
を再生する際の効率を高める上で有利である。
【0034】さらに、例えば図3に示すように、前記第
3室31について、前記供給管69を第3室31の底部
に接続し、前記回収管73を第3室31の上部液面箇所
に配設すると共に、前記第4室33について、前記回収
管37を第4室33の底部に接続し、前記供給管35を
第4室33の上部開口に配設する等して、隣接する室同
士で液の流れる方向を上下逆にすることも、再生効率を
高める上で有利である。
3室31について、前記供給管69を第3室31の底部
に接続し、前記回収管73を第3室31の上部液面箇所
に配設すると共に、前記第4室33について、前記回収
管37を第4室33の底部に接続し、前記供給管35を
第4室33の上部開口に配設する等して、隣接する室同
士で液の流れる方向を上下逆にすることも、再生効率を
高める上で有利である。
【0035】そのように構成すれば、例えば前記第2室
29と第3室31との底部側箇所では、第2室29から
再生液タンク63に回収される直前の、銅イオンを大量
に含んだ酢酸銅の水溶液65が、前記液タンク71から
供給管69を介して第3室31に供給されたばかりの硫
酸の水溶液41に、陽イオン交換膜23を介して接す
る。このため、第2室29と第3室31との底部側箇所
で、銅イオンが大まかに第3室31の硫酸の水溶液41
に吸収され、第2室29での酢酸の水溶液の再生効率を
高めることができる。
29と第3室31との底部側箇所では、第2室29から
再生液タンク63に回収される直前の、銅イオンを大量
に含んだ酢酸銅の水溶液65が、前記液タンク71から
供給管69を介して第3室31に供給されたばかりの硫
酸の水溶液41に、陽イオン交換膜23を介して接す
る。このため、第2室29と第3室31との底部側箇所
で、銅イオンが大まかに第3室31の硫酸の水溶液41
に吸収され、第2室29での酢酸の水溶液の再生効率を
高めることができる。
【0036】また、前記処理槽21を複数並べて大量の
廃液処理を行えるようにしてもよく、その場合には、隣
接する処理槽21の第4室33と第1室27との仕切り
を無くして連通させ、例えば図4に示す処理槽ユニット
21Aのように、図中左から順に、第1室27、第2室
29、第3室31、第4室33(第1室兼用)、第2室
29、第3室31、第4室33(第1室兼用)、第2室
29、第3室31、第4室33といった具合に各室を画
成してもよい。そのようにすれば、一部の第1室27を
第4室33と兼用できる分、槽の規模を小さくでき、し
かも、硫酸の水溶液41の供給回収路の数や硫酸の水溶
液41の使用量を減らすことができる。
廃液処理を行えるようにしてもよく、その場合には、隣
接する処理槽21の第4室33と第1室27との仕切り
を無くして連通させ、例えば図4に示す処理槽ユニット
21Aのように、図中左から順に、第1室27、第2室
29、第3室31、第4室33(第1室兼用)、第2室
29、第3室31、第4室33(第1室兼用)、第2室
29、第3室31、第4室33といった具合に各室を画
成してもよい。そのようにすれば、一部の第1室27を
第4室33と兼用できる分、槽の規模を小さくでき、し
かも、硫酸の水溶液41の供給回収路の数や硫酸の水溶
液41の使用量を減らすことができる。
【0037】さらに、本実施例では、廃液に含まれた金
属イオンが銅イオンである場合について説明したが、本
発明方法及び装置は、その他の金属イオンを含んだ廃液
を再生する場合にも広く適用可能であることは言うまで
もなく、特に、水素イオンよりもイオン化傾向が小さい
金属イオンを含んだ廃液の再生処理に用いて好適であ
る。
属イオンが銅イオンである場合について説明したが、本
発明方法及び装置は、その他の金属イオンを含んだ廃液
を再生する場合にも広く適用可能であることは言うまで
もなく、特に、水素イオンよりもイオン化傾向が小さい
金属イオンを含んだ廃液の再生処理に用いて好適であ
る。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、金
属イオンを含んだ廃液を再生する方法であって、第1室
に酸の水溶液を収容し、前記第1室に連設された第2室
に前記廃液を収容し、酸の水溶液を収容した第3室及び
第4室を前記第2室に連設し、前記第1室の酸の水溶液
に直流電圧が印加された陽極を接触させると共に、前記
第4室の酸の水溶液に直流電圧が印加された陰極を接触
させ、前記第1室の水素イオンを前記第2室に導き、前
記金属イオンを第2室から第3室に排出させるようにし
たので、陰極への金属の析出を防いで、金属イオンを含
んだ廃液から効率よく金属イオンを除去でき、しかも、
再生された液の変質を防ぐことができる。
属イオンを含んだ廃液を再生する方法であって、第1室
に酸の水溶液を収容し、前記第1室に連設された第2室
に前記廃液を収容し、酸の水溶液を収容した第3室及び
第4室を前記第2室に連設し、前記第1室の酸の水溶液
に直流電圧が印加された陽極を接触させると共に、前記
第4室の酸の水溶液に直流電圧が印加された陰極を接触
させ、前記第1室の水素イオンを前記第2室に導き、前
記金属イオンを第2室から第3室に排出させるようにし
たので、陰極への金属の析出を防いで、金属イオンを含
んだ廃液から効率よく金属イオンを除去でき、しかも、
再生された液の変質を防ぐことができる。
【0039】以下、実験例により、本発明の効果をさら
に具体的に説明するが、本発明は、以下の実験例に限定
して解釈されるものではない。 [実験例]前記酢酸銅の水溶液65に0.02A/dm
2 の電流密度で電流が流れるように、前記直流電源55
により前記陽極板51と陰極板53との間に直流電圧を
印加し、前記陽イオン交換膜23や陰イオン交換膜25
において、1dm2 の膜面積当たり1時間で0.05リ
ットルの液が通過するように、前記第1乃至第4室2
7,29,31,33での各液の流量を、前記バルブ4
3,67,75の開度の調節によりコントロールした。
に具体的に説明するが、本発明は、以下の実験例に限定
して解釈されるものではない。 [実験例]前記酢酸銅の水溶液65に0.02A/dm
2 の電流密度で電流が流れるように、前記直流電源55
により前記陽極板51と陰極板53との間に直流電圧を
印加し、前記陽イオン交換膜23や陰イオン交換膜25
において、1dm2 の膜面積当たり1時間で0.05リ
ットルの液が通過するように、前記第1乃至第4室2
7,29,31,33での各液の流量を、前記バルブ4
3,67,75の開度の調節によりコントロールした。
【0040】その上で、再生処理前の前記酢酸銅の水溶
液65中に含まれる銅イオンと、再生処理後に前記第2
室29から前記再生液タンク63に回収された酢酸の水
溶液に近い液中に含まれる銅イオンとの量を比較したと
ころ、再生処理後には、再生処理前の95%の銅イオン
が除去されていることが確認された。
液65中に含まれる銅イオンと、再生処理後に前記第2
室29から前記再生液タンク63に回収された酢酸の水
溶液に近い液中に含まれる銅イオンとの量を比較したと
ころ、再生処理後には、再生処理前の95%の銅イオン
が除去されていることが確認された。
【図1】本発明の一実施例による廃液再生処理装置の概
略構成を示す説明図である。
略構成を示す説明図である。
【図2】本発明の変形例に係り、図2(a),(b)
は、図1中の第1乃至第4室に仕切り板を設けた状態を
示す説明図である。
は、図1中の第1乃至第4室に仕切り板を設けた状態を
示す説明図である。
【図3】本発明の他の変形例に係り、処理槽内の隣接す
る室同士で液の流れる方向が上下逆になるように構成し
た場合の説明図である。
る室同士で液の流れる方向が上下逆になるように構成し
た場合の説明図である。
【図4】本発明の他の変形例に係り、図1に示す処理槽
を複数並べた処理槽ユニットの概略構成図である。
を複数並べた処理槽ユニットの概略構成図である。
【図5】銅イオンを含んだ廃液から酸の水溶液を再生す
るのに利用できる従来の再生廃液の処理方法の原理を示
す説明図である。
るのに利用できる従来の再生廃液の処理方法の原理を示
す説明図である。
21 処理槽
23 陽イオン交換膜
25 陰イオン交換膜
27 第1室
29 第2室
31 第3室
33 第4室
35 供給管(環流手段)
37 回収管(環流手段)
39 リザーブタンク(環流手段)
41 硫酸の水溶液(酸の水溶液)
43 バルブ(環流手段)
45 ポンプ(環流手段)
47 濃度測定器(環流手段、濃度測定手段)
51 陽極板
53 陰極板
55 直流電源
57 供給管(廃液供給手段)
59 廃液タンク(廃液供給手段)
61 回収管(再生液排出手段)
63 再生液タンク(再生液排出手段)
65 酢酸銅の水溶液(廃液)
67 バルブ(廃液供給手段、再生液排出手段)
77 仕切り板
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名)
C02F 1/461
Claims (12)
- 【請求項1】 金属イオンを含んだ廃液を再生する方法
であって、 第1室に酸の水溶液を収容し、 前記第1室に連設された第2室に前記廃液を収容し、 酸の水溶液を収容した第3室及び第4室を前記第2室に
連設し、 前記第1室の酸の水溶液に直流電圧が印加された陽極を
接触させると共に、前記第4室の酸の水溶液に直流電圧
が印加された陰極を接触させ、 前記第1室の水素イオンを前記第2室に導き、前記金属
イオンを第2室から第3室に排出させるようにした、 ことを特徴とする廃液再生処理方法。 - 【請求項2】 前記酸として強酸を用いたことを特徴と
する請求項1記載の廃液再生処理方法。 - 【請求項3】 前記強酸として硫酸又は塩酸を用いたこ
とを特徴とする請求項2記載の廃液再生処理方法。 - 【請求項4】 前記第4室の酸の水溶液と、前記第1室
の酸の水溶液とを同濃度で且つ同じ質に維持するように
したことを特徴とする請求項1、2又は3記載の廃液再
生処理方法。 - 【請求項5】 酸の水溶液が収容された第1室と、 金属イオンを含んだ廃液が収容され前記第1室に陽イオ
ン交換膜を介して連設された第2室と、 酸の水溶液が収容され前記第2室に陽イオン交換膜を介
して連設された第3室と、 酸の水溶液が収容され前記第3室に陰イオン交換膜を介
して連設された第4室と、 前記酸の水溶液に接触させて前記第1室に配設された陽
極と、 前記酸の水溶液に接触させて前記第4室に配設された陰
極と、 前記陽極及び陰極間に直流電圧を印加する電源と、 を備えることを特徴とする廃液再生処理装置。 - 【請求項6】 前記第2室に前記廃液を供給する廃液供
給手段と、前記金属イオンが除去された前記第2室の再
生液を該第2室外に排出する再生液排出手段とをさらに
備えることを特徴とする請求項5記載の廃液再生処理装
置。 - 【請求項7】 前記第2室に仕切り板が配設され、該仕
切り板により第2室内に流路が形成されていることを特
徴とする請求項6記載の廃液再生処理装置。 - 【請求項8】 前記第3室に仕切り板が配設され、該仕
切り板により第3室内に流路が形成され、前記第2室の
酸の水溶液が流れる方向と前記第3室の酸の水溶液が流
れる方向とは互いに逆方向であることを特徴とする請求
項7記載の廃液再生処理装置。 - 【請求項9】 前記第1室及び第4室に仕切り板がそれ
ぞれ配設され、該仕切り板により第1室内及び第4室内
に流路がそれぞれ形成され、前記第1室の酸の水溶液が
流れる方向と前記第2室の酸の水溶液が流れる方向とは
互いに逆方向であり、且つ、前記第3室の酸の水溶液が
流れる方向と前記第4室の酸の水溶液が流れる方向とは
互いに逆方向であることを特徴とする請求項8記載の廃
液再生処理装置。 - 【請求項10】 前記第1室と第4室との酸の水溶液を
両室間で環流させる環流手段をさらに備えることを特徴
とする請求項5、6、7、8又は9記載の廃液再生処理
装置。 - 【請求項11】 前記環流手段は、前記第1室及び第4
室間で環流される酸の水溶液の一部が貯留されるリザー
ブタンクと、該リザーブタンク内の酸の濃度を測定する
濃度測定手段とを含んで構成されていることを特徴とす
る請求項10記載の廃液再生処理装置。 - 【請求項12】 前記第1室、第2室、第3室、及び第
4室で構成される処理槽を複数連設し、隣接する一方の
処理槽の第4室と他方の処理槽の前記第1室とを共用
し、連設された処理槽の一方の端部に位置する第1室に
のみ前記陽極を配設し、連設された処理槽の他方の端部
に位置する第4室にのみ前記陰極を配設したことを特徴
とする請求項5、6、7、8、9、10及び11記載の
廃液再生処理装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28180493A JP3401871B2 (ja) | 1993-10-14 | 1993-10-14 | 廃液再生処理方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28180493A JP3401871B2 (ja) | 1993-10-14 | 1993-10-14 | 廃液再生処理方法及びその装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07108276A JPH07108276A (ja) | 1995-04-25 |
| JP3401871B2 true JP3401871B2 (ja) | 2003-04-28 |
Family
ID=17644219
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28180493A Expired - Fee Related JP3401871B2 (ja) | 1993-10-14 | 1993-10-14 | 廃液再生処理方法及びその装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3401871B2 (ja) |
-
1993
- 1993-10-14 JP JP28180493A patent/JP3401871B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07108276A (ja) | 1995-04-25 |
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| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |