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JP3470801B2 - 吊具旋回振れ止め装置 - Google Patents

吊具旋回振れ止め装置

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Publication number
JP3470801B2
JP3470801B2 JP2000400285A JP2000400285A JP3470801B2 JP 3470801 B2 JP3470801 B2 JP 3470801B2 JP 2000400285 A JP2000400285 A JP 2000400285A JP 2000400285 A JP2000400285 A JP 2000400285A JP 3470801 B2 JP3470801 B2 JP 3470801B2
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JP
Japan
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sheave
trolley
carriage
steady rest
lifting
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP2000400285A
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English (en)
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JP2002193583A (ja
Inventor
正富 芝本
晴雄 菊田
Original Assignee
川鉄マシナリー株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 川鉄マシナリー株式会社 filed Critical 川鉄マシナリー株式会社
Priority to JP2000400285A priority Critical patent/JP3470801B2/ja
Publication of JP2002193583A publication Critical patent/JP2002193583A/ja
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Publication of JP3470801B2 publication Critical patent/JP3470801B2/ja
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  • Control And Safety Of Cranes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吊具をワイヤロー
プを介してトロリに昇降操作自在に吊支させてあるコン
テナクレーン等のクレーンにおける吊具旋回振れ止め装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、コンテナクレーンは、図5に示
す如く、岸壁1に設置された架台2と、架台2の上端部
に水平支持されて前後方向に延び、先端部分(ブーム)
3aを起伏可能に構成したガーダ3と、ガーダ3に設け
た横行レール3bに支持されて前後方向に横行するトロ
リ4と、トロリ4に吊具昇降用ワイヤロープ5を介して
昇降操作自在に懸吊された吊具(スプレッダ)6とを具
備して、トロリ4の横行操作及び吊具6の昇降操作によ
り、岸壁1に係留したコンテナ船7と岸壁1上の所定場
所との間でコンテナ8の積み卸し作業(荷役作業)を行
いうるように構成されている。
【0003】而して、かかるコンテナクレーンにあって
は、トロリ4の横行速度の急激な変化や吊具6により移
送させるコンテナ8に対する風等の外乱による影響やコ
ンテナ8内の荷物の重心位置の偏り等により吊具6に旋
回振れ(スキュウ振れ)を生じ、荷役作業を効率よく行
い難い場合がある。
【0004】そこで、本発明者は、このような問題を解
決すべく、図6及び図7に示す如く、吊具6の旋回振れ
を可及的に防止することができる吊具旋回振れ止め装置
10を開発した。
【0005】すなわち、この吊具旋回振れ止め装置10
にあっては、図6に示す如く、トロリ4に、各々吊具昇
降用ワイヤロープ5(図5参照)が巻き掛けられた複数
のシーブ11を支持する左右一対のシーブ台車12a,
12bを、トロリ横行方向(前後方向)に往復動自在に
設けてある。両シーブ台車12a,12bは、トロリ4
の左右端部に設けた前後方向に延びるレール4a,4b
に支持されて、前後方向たるトロリ横行方向に往復動で
きるようになっている。右側(図6における上側)のシ
ーブ台車12aには、吊具6の右端部を吊支する吊具昇
降用ワイヤロープが巻き掛けられた複数のシーブ11が
回転自在に支持されており、左側(同図における下側)
のシーブ台車12bには、吊具6の左端部を吊支する吊
具昇降用ワイヤロープが巻き掛けられた複数のシーブ1
1が回転自在に支持されている。
【0006】このような構成としておけば、両シーブ台
車12a,12bが前後方向にズレを生じることなく直
対向する中立位置(図6に実線で示す位置)に位置され
た状態においては、吊具6が前後方向及び左右方向に偏
倚しない適正位置(同図に破線で示す位置)に位置され
るが、両シーブ台車12a,12bを中立位置から逆方
向に移動させることにより、吊具6に旋回力F,fを付
与させることができる。すなわち、右側のシーブ台車1
2aを中立位置から前方(図6における左方向)に移動
させると共に左側のシーブ台車12bを中立位置から後
方(同図における右方向)に移動させると、図6に一点
鎖線で示すように、吊具6にはこれを適正位置から反時
計方向に旋回させる旋回力(以下「反時計方向旋回力」
という)Fが付与されることになり、逆に、右側のシー
ブ台車12aを中立位置から後方に移動させると共に左
側のシーブ台車12bを前方に移動させると、同図に二
点鎖線で示すように、吊具6にはこれを適正位置から時
計方向に旋回させる旋回力(以下「時計方向旋回力」と
いう)fが付与されることになる。したがって、吊具6
に旋回振れが生じた場合、その振れ方向と逆方向の旋回
力F,fを付与させるべく両シーブ台車12a,12b
を逆方向に移動させることにより、吊具6の旋回振れを
防止することができ、上記した問題は生じない。
【0007】而して、このような吊具6の旋回振れを良
好に防止するためには、両シーブ台車12a,12bを
逆方向に同時に同速度で同一量移動させるシーブ台車移
動手段を設けておく必要があり、本発明者は、当初、両
シーブ台車12a,12bを各別の駆動モータにより逆
方向に移動させるシーブ台車移動手段を考案したが、か
かるシーブ台車移動手段によっては、両駆動モータを同
期させることが困難であり、両シーブ台車12a,12
bの移動を同時に開始することができず、旋回振れの効
果的な防止を行い得なかった。
【0008】そこで、本発明者は、図7に示す如く、両
シーブ台車12a,12bを一つの駆動モータ14によ
り逆方向に走行させるロープ連結式シーブ台車移動手段
13を検討した。
【0009】すなわち、このシーブ台車移動手段13
は、シーブ台車12a,12b間に設置した一つの駆動
モータたる正逆転モータ14と、正逆転モータ14の出
力軸に取り付けられた巻取りドラム15と、各々一端部
を巻き取りドラム15に巻き付けられており、他端部を
シーブ台車12a,12bの後端部に連結されたワイヤ
ロープ16a,16bと、両シーブ台車12a,12b
の前端部間を連結するワイヤロープ16cと、各ワイヤ
ロープ16a,16b,16cをガイドするガイドロー
ラ17とからなり、巻取りドラム15を正逆転させるこ
とにより、両シーブ台車12a,12bが逆方向に同時
に同一速度で同一量移動されるように構成されている。
すなわち、巻取りドラム15を正転させると、図7に二
点鎖線で示す如く、一方のワイヤロープ16aが巻き取
られて、これに連結された右側のシーブ台車12aが中
立位置(図6及び図7において実線で示す位置)から後
方へと移動され、同時に、シーブ台車12aにワイヤロ
ープ16cを介して連結された左側のシーブ台車12b
が前方へと同一速度で同一量移動されて、吊具6に時計
方向旋回力fを付与することができる。逆に、巻取りド
ラム15を逆転させると、図7に一点鎖線で示す如く、
他方のワイヤロープ16bが巻き取られて、これに連結
された左側のシーブ台車12bが中立位置から後方へと
移動され、同時に、シーブ台車12bにワイヤロープ1
6cを介して連結された右側のシーブ台車12aが前方
へと同一速度で同一量移動されて、吊具6に反時計方向
旋回力Fを付与することができる。
【0010】したがって、上記構成のシーブ台車移動手
段13を備えた吊具旋回振れ止め装置10によれば、吊
具6に図6に一点鎖線で示す如き反時計方向の旋回振れ
が生じた場合には、巻取りドラム15を正転させて吊具
6に時計方向旋回力fを付与することにより、吊具6の
旋回振れを抑制,防止することができる。逆に、吊具6
図6に二点鎖線で示す如き時計方向の旋回振れが生じ
た場合には、巻取りドラム15を逆転させて吊具6に反
時計方向旋回力Fを付与することにより、吊具6の旋回
振れを抑制,防止することができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図6及び図7
に示す吊具旋回振れ止め装置10は、理論的には、上記
した如く吊具6の旋回振れを効果的に防止することがで
きるものであるが、次のような問題が生じることから、
到底実用できないものであった。
【0012】すなわち、両シーブ台車12a,12bの
移動を可撓性部材であるワイヤロープ16a,16b,
16cの張力によって行っているために、ワイヤロープ
16a,16b,16cに伸びが発生して、同時移動が
適正に行われず、長期に亘って良好な旋回振れ止め機能
を発揮することができない。すなわち、ワイヤロープ1
6a,16b,16cが伸びによって弛んだ分だけ両シ
ーブ台車12a,12bの移動のタイミングが微妙にず
れるため、緻密且つ時間の制約のある旋回振れ止め制御
を予定通り行なうことが困難である。したがって、ワイ
ヤロープ16a,16b,16cの伸びを吸収するテン
ション機構を設けておくことが必要であり、トロリ4が
大型化する。また、このようなテンション機構を設ける
と、テンション機構によるテンション調整が困難である
ばかりでなく、それが出来たとしても、まず両シーブ台
車12a,12bの絶対位置(トロリ4における基準位
置)が時間(月日)とともに変位・増幅していくことは
避け難く、スプレッダ6のツイストロックピンがコンテ
ナの隅金具の穴からずれてしまう(通常、振れが止まれ
ばスプレッダ6のツイストロックピンはコンテナ8の隅
金具の穴に合う筈である)。両シーブ台車12a,12
bが前後方向にずれた場合は、トロリ4とスプレッダ6
との相対位置がずれることになり、別途に設けられてい
る横行位置決め制御装置や横行振れ止め制御に支障を来
たす。この問題に加えて、絶対位置からの両シーブ台車
ずれ量が変わってくるため、このずれ量のための余分な
移動スペースがトロリ4上に必要となり、トロリ4の大
型化が更に増大すると共に、ずれ量を補正するための定
期的なワイヤロープの長さ調整作業が必要となる。
【0013】一方のシーブ台車12a(又は12b)は
巻取りドラム15によるワイヤロープ巻取り作用により
直接的に移動されるが、他方のシーブ台車12b(又は
12a)はワイヤロープ16cを介して一方のシーブ台
車12a(又は12b)に牽引移動される。一方のシー
ブ台車12a(又は12b)の移動により他方のシーブ
台車12b(又は12a)をワイヤロープ16cにより
牽引させる構成をなしているため、シーブ台車12a,
12bの移動領域の両側に更にワイヤロープ手段(移動
領域の後側に配置されるワイヤロープ16a,16b及
びその前側に配置されるワイヤロープ16c)の領域が
存在し、それに上述した問題が加わるので、シーブ台車
移動手段13の設置スペースが大きくなり、トロリ4全
体が大型化する。その結果、これを支持するガーダ3を
含むクレーン全体が必要以上に大型化し、実用上問題で
ある。
【0014】本発明は、従来装置における上記した問題
を解決して、吊具の旋回振れを効果的に防止することが
できる実用的な吊具旋回振れ止め装置を提供するもので
ある。
【0015】
【課題を解決するための手段】この課題を解決した本発
明の吊具旋回振れ止め装置は、前後方向に横行するトロ
リに、吊具昇降用ワイヤロープが巻き掛けられたシーブ
を支持する左右一対のシーブ台車を、トロリ横行方向に
往復動自在に設けると共に、トロリと両シーブ台車との
間に、両シーブ台車を逆方向に移動させるシーブ台車移
動手段を介装してなるものであり、シーブ台車移動手段
が、一つの駆動源とその出力を各シーブ台車の移動力に
変換する剛体部材のみからなる出力変換機構とで構成さ
れているものであって、具体的には(1)又は(2)の
ように構成される。(1)前記駆動源が正逆転モータで
あり、前記出力変換機構が、各シーブ台車に設けられた
ナット部材と、トロリに設けられて各ナット部材に螺合
挿通されたねじ軸と、両ねじ軸と正逆転モータの出力軸
とを連動連結する動力伝達機構とを具備するものであ
り、この動力伝達機構が、トロリに回転自在に支持され
て左右方向に延びる伝達軸と、伝達軸の中間部と正逆転
モータの出力軸とを連動連結するベベルギヤと、伝達軸
の両端部を夫々各ねじ軸と連動連結するベベルギヤとを
具備するものであり、正逆転モータを正転駆動又は逆転
駆動させることにより、両シーブ台車を逆方向に同一速
度で同一量移動させるように構成される。(2)前記駆
動源が油圧シリンダであり、出力変換機構がリンク構造
をなすものであって、中間部をトロリに揺動自在に枢支
されたアームと、各シーブ台車に設けられた連結ケース
と、アームの各端部に水平回転自在にピン連結されたス
ライダと、各連結ケースにスライダをシーブ台車の移動
方向に直交する方向にのみ水平スライド自在に支持する
複数のローラとを具備するものであり、アームをこれに
連結した油圧シリンダの伸縮により揺動させることによ
り、両シーブ台車を逆方向に同一速度で同一量移動させ
るように構成される。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の構成を図1〜図4
に示す各実施の形態に基づいて具体的に説明する。
【0017】図1及び図2は第1の実施の形態を示して
おり、図3及び図4は第2の実施の形態を示している。
これらの実施の形態は、何れも、本発明を図5に示すコ
ンテナクレーンにおける吊具6の旋回振れを防止する吊
具旋回振れ止め装置に適用した例に係るものである。な
お、以下の説明において、前,後とは図1〜図4におけ
る左,右をいい、左,右とは図1〜図4における下,上
をいうものとする。
【0018】第1の実施の形態における吊具旋回振れ止
め装置(以下「第1旋回振れ止め装置」という)10a
及び第2の実施の形態における吊具旋回振れ止め装置
(以下「第2旋回振れ止め装置」という)10cにあっ
ては、夫々、図1〜図4に示す如く、左右一対のシーブ
台車12a,12bがトロリ4に前後方向に往復動自在
に支持されている。かかる構成は、図6に示すものと同
一であり、右側のシーブ台車12aはトロリ4の右端部
に設けたレール4aに支持されており、吊具6(図5
図6参照)の右端部を吊支する吊具昇降用ワイヤロー
プが巻き掛けられた複数のシーブ11を回転自在に支持
しており、左側のシーブ台車12bはトロリ4の左端部
に設けたレール4aに支持されており、吊具6の左端部
を吊支する吊具昇降用ワイヤロープが巻き掛けられた複
数のシーブ11を回転自在に支持している。
【0019】さらに、各旋回振れ止め装置10a,10
にあっては、図1〜図4に示す如く、両シーブ台車1
2a,12bとトロリ4との間に、両シーブ台車を逆方
向に移動させるシーブ台車移動手段13a,13cが介
装されており、各シーブ台車移動手段13a,13c
は、一つの駆動源14a,14cとその出力を各シーブ
台車12a,12bの移動力に変換する剛体部材のみか
らなる出力変換機構とで構成されている。
【0020】すなわち、第1旋回振れ止め装置10aの
シーブ台車移動手段13aにあっては、図1及び図2に
示す如く、駆動源が正逆転モータ14aであり、出力変
換機構が、各シーブ台車12a,12bに設けられたナ
ット部材20a,20bと、トロリ4に適当数の軸受2
2により回転自在に支持されて前後方向に延びており、
各ナット部材20a,20bに螺合挿通されたねじ軸2
1a,21bと、両ねじ軸21a,21bと正逆転モー
タ14aの出力軸24とを連動連結する動力伝達機構2
5,26,27,28,29,30,31とからなる。
【0021】両ナット部材20a,20b及びねじ軸2
1a,21bは、夫々、ねじ方向及びねじピッチ等のね
じ形態を同一とする共通部材であり、両ねじ軸21a,
21bを逆方向に同速回転させることにより、両シーブ
台車12a,12bは逆方向に同速度で同一量移動され
る。
【0022】動力伝達機構は、左右方向に延びる伝達軸
25と、伝達軸25の中間部と正逆転モータ14aの出
力軸24とを連動連結するベベルギヤ26,27と、伝
達軸25の右端部と一方のねじ軸21aの後端部とを連
動連結するベベルギヤ28,29と、伝達軸25の左端
部と他方のねじ軸21bの後端部とを連動連結するベベ
ルギヤ30,31とからなり、ベベルギヤ28,29の
噛合形態及びベベルギヤ30,31の噛合形態は伝達軸
25の回転により両ねじ軸21a,21bが逆方向に回
転されるように設定してある。なお、伝達軸25は、適
当数の軸受32及びベベルギヤ26,27,28,2
9,30,31を収納するギヤボックス33,34,3
5によりトロリ4に回転自在に支持されている。
【0023】而して、両シーブ台車12a,12bが前
後方向にズレを生じることなく直対向する中立位置(図
1に実線で示す位置)に位置された状態においては、吊
具6が前後方向及び左右方向に偏倚しない適正位置(
に破線で示す位置)に位置される。そして、この状態
から正逆転モータ14aを正転駆動させると、伝達軸2
5を介して両ねじ軸21a,21bが逆方向に回転され
て、図2に実線で示す如く、右側のシーブ台車12aが
前方へ移動されると共に左側のシーブ台車12bが後方
へと移動される。このとき、両シーブ台車12a,12
bの移動速度及び移動量は同一である。したがって、正
逆転モータ14aを正転駆動させることにより、吊具6
には、これを図6に一点鎖線で示す如く反時計方向に旋
回させる反時計方向旋回力Fが付与されることになる。
一方、正逆転モータ14aを逆転駆動させると、伝達軸
25を介して両ねじ軸21a,21bが逆方向に回転さ
れて、図2に鎖線で示す如く、右側のシーブ台車12a
が後方へ移動されると共に左側のシーブ台車12bが前
方へと同一速度で同一量移動され、吊具6には、これを
図6に二点鎖線で示す如く時計方向に旋回させる時計方
向旋回力fが付与されることになる。
【0024】したがって、第1旋回振れ止め装置10a
によれば、吊具6に反時計方向(図2における反時計方
向)の旋回振れが生じた場合には、正逆転モータ14a
を逆転駆動させて吊具6に時計方向旋回力fを付与する
ことにより、吊具6の旋回振れを抑制,防止することが
できる。また、吊具6に時計方向(図2における時計方
向)の旋回振れが生じた場合には、正逆転モータ14a
を正転駆動させて、吊具6に反時計方向旋回力Fを付与
することにより、吊具6の旋回振れを抑制,防止するこ
とができる。
【0025】そして、第1旋回振れ止め装置10aにあ
っては、駆動源(正逆転モータ)14aの出力を各シー
ブ台車12a,12bの移動力に変換する出力変換機構
が剛体部材(ナット部材20a,20b、ねじ軸21
a,21b、伝達軸25及びベベルギヤ26,27,2
8,29,30,31)のみで構成されているから、可
撓性部材(ワイヤロープ)を使用する従来装置と異なっ
て、同時移動が適正に行われ、長期に亘って安定した振
れ止め制御を行うことができる。また、従来装置のよう
に両シーブ台車12a,12b間を相互牽引すべく連結
する手段(ワイヤロープ16c)を必要とせず、ワイヤ
ロープ緊張装置(テンション機構)も不要となり、シー
ブ台車のずれもなくなることから、シーブ台車移動手段
13aの設置スペースが小さくなり、トロリ4が小型化
される。その結果、これを支持するガーダ3を含むクレ
ーン全体を小型化させることができる。
【0026】また、トロリ4がその発進,停止等のため
急激に加減速された場合、両シーブ台車12a,12b
を同一方向(前方又は後方)に移動させようとする大き
な慣性力が作用するが、かかる場合にもモータ出力軸2
4に負荷が作用することがなく、正逆転モータ14aの
耐久性向上等を図ることができる。両シーブ台車12
a,12bにこれらを同一方向に移動させようとする力
が作用すると、ナット部材20a,20bを介してねじ
軸21a,21bには逆方向の回転力が作用することに
なる。その結果、伝達軸25の両端には逆方向の回転力
が付与されて、伝達軸25の回転は阻止される。したが
って、ねじ軸21a,21bから伝達軸25を経て出力
軸24に回転力が伝達されることがなく、出力軸24に
は何らの負荷も作用しない。
【0027】
【0028】
【0029】
【0030】また、第2旋回振れ止め装置10cのシー
ブ台車移動手段13cにあっては、図3及び図4に示す
如く、駆動源が油圧シリンダ14cであり、出力変換機
構がリンク構造をなしている。
【0031】すなわち、出力変換機構は、中間部をトロ
リ4に揺動自在に枢支41されたアーム42と、各シー
ブ台車12a,12bに設けられた連結ケース43と、
アーム42の各端部に水平回転自在にピン連結46され
たスライダ47と、各連結ケース43にスライダ47を
シーブ台車12a,12bの移動方向に直交する方向
(左右方向)にのみ水平スライド自在に支持する複数の
ローラ48…とからなり、アーム42をこれに連結45
した油圧シリンダ14cの伸縮により揺動させることに
より、両シーブ台車12a,12bを逆方向に同一速度
で同一量移動させるようになっている。なお、油圧シリ
ンダ14cは、トロリ4に揺動自在に枢支44されてい
る。
【0032】第2旋回振れ止め装置10cによれば、第
1旋回振れ止め装置10aと同様に、吊具6に図6に二
点鎖線で示す如き時計方向の旋回振れが生じた場合に
は、油圧シリンダ14cを伸長動作させて、両シーブ台
車12a,12bを図3に示す中立位置から図4に実線
で示す位置へと移動させることにより、吊具6に反時計
方向旋回力Fを付与して、吊具6の旋回振れ止めを行う
ことができる。また、吊具6に図6に一点鎖線で示す如
き反時計方向の旋回振れが生じた場合には、油圧シリン
ダ14cを縮小動作させて、両シーブ台車12a,12
bを中立位置から図4に鎖線で示す位置へと移動させる
ことにより、吊具6に時計方向旋回力fを付与して、吊
具6の旋回振れ止めを行うことができる。なお、第2
回振れ止め装置10cにあっても、構造上、第1旋回振
れ止め装置10aと同様の効果が奏せられる。すなわ
ち、出力変換機構が剛体部材のみで構成されているか
ら、同時移動が適正に行われ、長期に亘って安定した振
れ止め制御を行うことができる。また、シーブ台車移動
手段13cの設置スペースが小さくなり、トロリ4及び
これを支持するガーダ3を含むクレーン全体を小型化さ
せることができると共に、両シーブ台車12a,12b
を同一方向に移動させようとするトロリ4の加減速によ
る大きな慣性力はアーム42で打ち消され、従って油圧
シリンダ14cに負荷が作用することがない。
【0033】なお、本発明は上記した各実施の形態に限
定されるものではなく、本発明の基本原理を逸脱しない
範囲において、適宜に改良,変更することができ、特に
出力変換機構を構成するベベルギヤ手段(図1)又はリ
ンク手段(図3)については、公知技術又はこれに基づ
いて当業者が着想しうる種々の形態を採用することが可
能である。また、本発明は上記したコンテナクレーン以
外の橋形クレーン、その他のクレーン等にも好適に適用
することができ、トロリ4は自走式のものであると否と
を問わない。
【0034】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明の吊具旋回振れ止め装置によれば、従来装置における
問題を生じることなく、吊具の旋回振れを効果的に防止
することができ、コンテナクレーン等のクレーン作業
(荷役作業)を極めて効率良く行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施の形態における吊具旋回振れ止め装
置を示す平面図である。
【図2】図1と異なる作用状態を示す図1相当の平面図
である。
【図3】第2の実施の形態における吊具旋回振れ止め装
置を示す平面図である。
【図4】図3と異なる作用状態を示す図3相当の平面図
である。
【図5】コンテナクレーンの一例を示す側面図である。
【図6】シーブ台車の移動による吊具旋回振れ止め作用
の基本原理を示す平面図である。
【図7】従来装置を示す平面図である。
【符号の説明】
4…トロリ、5…吊具昇降用ワイヤロープ、6…吊具、
10a,10c…吊具旋回振れ止め装置、11…シー
ブ、12a,12b…シーブ台車、13a,13c…シ
ーブ台車移動手段、14a…正逆転モータ(駆動源)、
14c…油圧シリンダ(駆動源)、20a,20b…ナ
ット部材(出力変換機構)、21a,21b…ねじ軸
(出力変換機構)、24…出力軸、25…伝達軸(出力
変換機構,動力伝達機構)、26,27,28,29,
30,31…ベベルギヤ(出力変換機構,動力伝達機
構)、42…アーム(出力変換機構)、47…スライダ
(出力変換機構)。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B66C 13/08 B66C 13/22

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後方向に横行するトロリに、吊具昇降
    用ワイヤロープが巻き掛けられたシーブを支持する左右
    一対のシーブ台車を、トロリ横行方向に往復動自在に設
    けると共に、トロリと両シーブ台車との間に、両シーブ
    台車を逆方向に移動させるシーブ台車移動手段を介装し
    てなり、シーブ台車移動手段が、一つの駆動源とその出
    力を各シーブ台車の移動力に変換する剛体部材のみから
    なる出力変換機構とで構成されている吊具旋回振れ止め
    装置であって、 前記駆動源が正逆転モータであり、 前記出力変換機構が、各シーブ台車に設けられたナット
    部材と、トロリに設けられて各ナット部材に螺合挿通さ
    れたねじ軸と、両ねじ軸と正逆転モータの出力軸とを連
    動連結する動力伝達機構とを具備するものであり、 この動力伝達機構が、トロリに回転自在に支持されて左
    右方向に延びる伝達軸と、伝達軸の中間部と正逆転モー
    タの出力軸とを連動連結するベベルギヤと、伝達軸の両
    端部を夫々各ねじ軸と連動連結するベベルギヤとを具備
    するものであり、 正逆転モータを正転駆動又は逆転駆動させることによ
    り、両シーブ台車を逆方向に同一速度で同一量移動させ
    るように構成されている ことを特徴とする吊具旋回振れ
    止め装置。
  2. 【請求項2】 前後方向に横行するトロリに、吊具昇降
    用ワイヤロープが巻き掛けられたシーブを支持する左右
    一対のシーブ台車を、トロリ横行方向に往復動自在に設
    けると共に、トロリと両シーブ台車との間に、両シーブ
    台車を逆方向に移動させるシーブ台車移動手段を介装し
    てなり、シーブ台車移動手段が、一つの駆動源とその出
    力を各シーブ台車の移動力に変換する剛体部材のみから
    なる出力変換機構とで構成されている吊具旋回振れ止め
    装置であって、 前記駆動源が油圧シリンダであり、 出力変換機構がリンク構造をなすものであって、中間部
    をトロリに揺動自在に枢支されたアームと、各シーブ台
    車に設けられた連結ケースと、アームの各端部に水平回
    転自在にピン連結されたスライダと、各連結ケースにス
    ライダをシーブ台車の移動方向に直交する方向にのみ水
    平スライド自在に支持する複数のローラ とを具備するも
    のであり、 アームをこれに連結した油圧シリンダの伸縮により揺動
    させることにより、両シーブ台車を逆方向に同一速度で
    同一量移動させるように構成されていることを特徴とす
    吊具旋回振れ止め装置。
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