[go: up one dir, main page]

JP3463671B2 - 摩擦撹拌を用いた接合方法及び装置 - Google Patents

摩擦撹拌を用いた接合方法及び装置

Info

Publication number
JP3463671B2
JP3463671B2 JP2001097279A JP2001097279A JP3463671B2 JP 3463671 B2 JP3463671 B2 JP 3463671B2 JP 2001097279 A JP2001097279 A JP 2001097279A JP 2001097279 A JP2001097279 A JP 2001097279A JP 3463671 B2 JP3463671 B2 JP 3463671B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tool
rotary tool
rotary
joining
rotating
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2001097279A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2002292480A (ja
Inventor
士嘉 村上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP2001097279A priority Critical patent/JP3463671B2/ja
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to PCT/JP2002/002172 priority patent/WO2002078893A2/en
Priority to CNB028009681A priority patent/CN1257036C/zh
Priority to DE60206893T priority patent/DE60206893T2/de
Priority to EP02703940A priority patent/EP1372899B1/en
Priority to ES02703940T priority patent/ES2250616T3/es
Priority to KR1020027016205A priority patent/KR20030005428A/ko
Priority to US10/296,715 priority patent/US6789722B2/en
Publication of JP2002292480A publication Critical patent/JP2002292480A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3463671B2 publication Critical patent/JP3463671B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Pressure Welding/Diffusion-Bonding (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、鋳物や板材等の金
属部材を摩擦により溶融及び撹拌する接合方法及び装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の接合技術は、板材や予め3次元形
状にプレス成形された金属部材を重ね合わせ、電気抵抗
溶接やアーク溶接、接着剤、ボルト締結、リベット等に
よって接合している。
【0003】そして、金属部材が複雑な3次元形状の場
合、複数点在する接合部分に対して局所的に接合できる
スポット溶接が用いられる。
【0004】また、他の接合技術として、非溶融の状態
で摩擦撹拌する接合方法が特許第2712838号公報
に開示されている。この接合技術は、2つの部材を突き
合わせた接合面にプローブと呼ばれる突出部を回転させ
ながら挿入及び並進させ、接合面近傍の金属組織を摩擦
熱により可塑化させて結合するものである。
【0005】また、特開平10−183316号公報及
び特開2000−15426には、シリンダヘッドのシ
リンダブロックに対する合わせ面などの鋳物の表面処理
において、先端のショルダ部に突出部を設けた回転ツー
ルを回転させながら圧入して、熱により非溶融の状態で
撹拌する表面処理方法が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記非溶融状態での摩
擦撹拌接合では、ツール回転数やツール押し込み量、ツ
ール進行速度などを必要以上に高め過ぎると、接合が不
完全になったり、接合部分が溶融してしまう。このた
め、加工時間の短縮には限界があった。
【0007】本発明は、上記課題に鑑みてなされ、その
目的は、従来の溶接に比して溶接に要する電流などが不
要となり、接合時間を短縮できる摩擦撹拌を用いた接合
方法及び装置を提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決し、目
的を達成するために、本発明の摩擦撹拌を用いた接合方
法は、第1ツール部と、この第1ツール部より小さい面
積で、当該第1ツール部の先端部から突出する第2ツー
ル部とを備える回転ツールを回転させて、第1部材と第
2部材とを重ね合わせた接合部分を局所的に摩擦により
撹拌させて接合する摩擦撹拌を用いた接合方法におい
て、前記重ね合わせた第1及び第2部材を前記回転ツー
ルとで挟むように、前記回転ツールに対向して配置さ
れ、前記回転ツールに対向する先端部に前記第1ツール
部の断面積より小さい面積の受け面を有した固定ツール
を、当該回転ツールとの離間距離が可変となるように設
け、前記固定ツールの受け面で前記重ね合わせた第1及
び第2部材を受け、前記回転ツールを回転させた状態
で、前記第1部材及び第2部材に対して前記回転ツール
を前記第2ツール部から押圧して圧入し、前記回転ツー
ルを前記圧入した部材内で回転させることにより、前記
回転ツールの周囲にある部材を切削し、前記切削した部
材を前記第1ツール部及び第2ツール部により前記部材
内部で摩擦により撹拌して溶融させると共に、前記溶融
させる領域の周辺部を塑性流動させて、前記第1部材と
第2部材とを接合し、前記接合終了後に、前記回転ツー
ルを回転した状態で前記部材から退避させる。また、好
ましくは、前記固定ツールの受け面を、前記回転ツール
の第2ツール部の先端部と略同面積に形成した。
【0009】
【0010】また、本発明の摩擦撹拌を用いた接合方法
は、第1ツール部と、この第1ツール部より小さい面積
で、当該第1ツール部の先端部から突出する第2ツール
部とを備える回転ツールを回転させて、第1部材と第2
部材とを重ね合わせた接合部分を局所的に摩擦により撹
拌させて接合する摩擦撹拌を用いた接合方法において、
前記重ね合わせた第1及び第2部材を前記回転ツールと
で挟むように、前記回転ツールに対向して配置され、前
記回転ツールに対向する先端部に前記第1ツール部の断
面積より小さい面積の受け面を有し、且つ当該受け面か
ら反回転ツール側になるほど断面積が拡大するテーパ状
に形成された拡径部を有した固定ツールを、当該回転ツ
ールとの離間距離が可変となるように設け、前記固定ツ
ールの受け面で前記重ね合わせた第1及び第2部材を受
け、前記回転ツールを回転させた状態で、前記第1部材
及び第2部材に対して前記回転ツールを前記第2ツール
部から押圧して圧入し、前記回転ツールを前記圧入した
部材内で回転させることにより、前記回転ツールの周囲
にある部材を前記第1ツール部及び第2ツール部により
摩擦により撹拌して前記第1部材と第2部材とを接合
し、前記接合終了後に、前記回転ツールを回転した状態
で前記部材から退避させる。また、好ましくは、前記固
定ツールの受け面の面積は、前記回転ツールの第1ツー
ル部の断面積と略同等もしくはそれ以下に設定されてい
る。
【0011】また、本発明の摩擦撹拌を用いた接合装置
は、第1ツール部と、この第1ツール部より小さい面積
で、当該第1ツール部の先端部から突出する第2ツール
部とを備える回転ツールを回転させて、第1部材と第2
部材とを重ね合わせた接合部分を局所的に摩擦により撹
拌させて接合する摩擦撹拌を用いた接合装置において、
前記重ね合わせた第1及び第2部材を前記回転ツールと
で挟むように、前記回転ツールに対向して配置され、前
記回転ツールに対向する先端部に前記第1ツール部の断
面積より小さい面積の受け面を有し、当該回転ツールと
の離間距離が可変となるように設けられた固定ツール
と、前記固定ツールの受け面で前記重ね合わせた第1及
び第2部材を受け、前記回転ツールを回転させた状態
で、前記第1部材及び第2部材に対して前記回転ツール
を前記第2ツール部から押圧して圧入し、前記回転ツー
ルを前記圧入した部材内で回転させることにより、前記
回転ツールの周囲にある部材を切削し、前記切削した部
材を前記第1ツール部及び第2ツール部により前記部材
内部で摩擦により撹拌して溶融させると共に、前記溶融
させる領域の周辺部を塑性流動させて、前記第1部材と
第2部材とを接合し、前記接合終了後に、前記回転ツー
ルを回転した状態で前記部材から退避させるツール制御
手段とを備える。また、好ましくは、前記固定ツールの
受け面を、前記回転ツールの第2ツール部の先端部と略
同面積に形成した。また、本発明の摩擦撹拌を用いた接
合装置は、第1ツール部と、この第1ツール部より小さ
い面積で、当該第1ツール部の先端部から突出する第2
ツール部とを備える回転ツールを回転させて、第1部材
と第2部材とを重ね合わせた接合部分を局所的に摩擦に
より撹拌させて接合する摩擦撹拌を用いた接合装置にお
いて、前記重ね合わせた第1及び第2部材を前記回転ツ
ールとで挟むように、前記回転ツールに対向して配置さ
れ、前記回転ツールに対向する先端部に前記第1ツール
部の断面積より小さい面積の受け面を有し、且つ当該受
け面から反回転ツール側になるほど断面積が拡大するテ
ーパ状に形成された拡径部を有し、当該回転ツールとの
離間距離が可変となるように設けられた固定ツールと、
前記固定ツールの受け面で前記重ね合わせた第1及び第
2部材を受け、前記回転ツールを回転させた状態で、前
記第1部材及び第2部材に対して前記回転ツールを前記
第2ツール部から押圧して圧入し、前記回転ツールを前
記圧入した部材内で回転させることにより、前記回転ツ
ールの周囲にある部材を前記第1ツール部及び第2ツー
ル部により摩擦により撹拌して前記第1部材と第2部材
とを接合し、前記接合終了後に、前記回転ツールを回転
した状態で前記部材から退避させるツール制御手段とを
備える。また、好ましくは、前記固定ツールの受け面の
面積は、前記回転ツールの第1ツール部の断面積と略同
等もしくはそれ以下に設定されている。
【0012】
【発明の効果】以上説明のように、本発明によれば、固
定ツールの受け面で重ね合わせた第1及び第2部材を受
け、回転ツールを回転させた状態で、第1部材及び第2
部材に対して回転ツールを第2ツール部から押圧して圧
入し、回転ツールを圧入した部材内で回転させることに
より、回転ツールの周囲にある部材を切削し、切削した
部材を第1ツール部及び第2ツール部により部材内部で
摩擦により撹拌して溶融させると共に、その溶融させる
領域の周辺部を塑性流動させて、第1部材と第2部材と
を接合することにより、従来の溶接に比して溶接に要す
る電流などが不要となり、接合時間を短縮できる。特
に、請求項1,2,5,6の発明によれば、固定ツール
における受け面を回転ツールの第1ツール部の断面積よ
り小さくしたことにより、接合部分の放熱を抑制し、蓄
熱効率を高めて溶融状態を生じやすくできる。
【0013】
【0014】請求項2、4の発明によれば、第1及び第
2部材を回転ツールとで挟むように、回転ツールに対向
して配置され、回転ツールとの離間距離が可変となるよ
うに固定ツールが設けられ、固定ツールにおける回転ツ
ールに対向する先端部を、回転ツールの第2ツール部の
先端部と略同面積に形成したことにより、接合部分の放
熱を抑え、接合時間を短縮して接合強度を高めることが
できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の実施の形態につ
いて、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0016】尚、以下に説明する実施の形態は、本発明
の実現手段としての一例であり、本発明は、その趣旨を
逸脱しない範囲で下記実施形態を修正又は変形したもの
に適用可能である。 [摩擦撹拌による接合方法]図1は、本発明に係る実施
形態の摩擦撹拌による接合方法を説明する概念図であ
る。
【0017】図1に示すように、本実施形態で例示する
接合方法は、例えば、アルミニウム合金などの板状の部
材同士の接合に適用され、少なくとも2枚の部材を重ね
合わせて、最外表面の第1部材W1に回転ツール1をそ
の軸心まわりに回転(旋回)させながら加圧して圧入す
ることにより、その重ね合わされた第1及び第2部材W
1、W2間の部材組織を摩擦熱により溶融及び撹拌して
接合するものである。
【0018】そして、第1及び第2部材W1、W2を回
転ツール1とで挟むように、回転ツール1に対向して配
置され、回転ツール1との離間距離が可変となるように
固定ツール10が設けられている。
【0019】回転ツール1は、部材よりも硬度の高い鋼
材(超硬合金等)で形成された非摩耗型工具であるが、
部材は回転ツール1より軟質の材質であれば、アルミニ
ウム合金に限定されない。また、固定ツール10は、例
えば、鋼材や銅材などから形成される。
【0020】詳しくは、回転ツール1はその先端の第1
ショルダ部2から突出する突出部3を備え、回転ツール
1と固定ツール10とで第1及び第2部材W1、W2を
挟むように、設定された回転数で回転ツール1を回転さ
せながら突出部2を所定の加圧力で第1及び第2部材W
1、W2に圧入し、これら部材内部において突出部3が
回転することによりその周辺部分の部材組織を切削して
発熱させる。更に、突出部3により切削された切子が両
ツール1,10により部材内部に留められて撹拌されて
周辺の部材組織や突出部3に衝突することにより発熱さ
せ、また、第1ショルダ部2を所定の加圧力で圧入して
回転させることにより発熱させて切子を溶融させ、その
周辺部の部材組織の塑性流動を促進させつつ、所定の加
圧力及び回転数で所定時間保持することで単位面積当た
りの加圧力を高めて塑性流動容積を増加させ、回転ツー
ル1を回転させたまま部材から抜くことで塑性流動して
いた部材組織が冷却されて接合される。
【0021】更に、この接合処理を連続して行うこと
で、前サイクルで突出部3の周辺部分に付着した部材組
織が溶融して、次サイクルの撹拌で材料として供給され
る。
【0022】このとき、固定ツール10の受け面11の
面積を小さくすることで加圧力を高めつつ、固定ツール
10への放熱を抑え、塑性流動容積を増加させて部材の
結合力を高めている。
【0023】本実施形態の接合方法は、予め3次元形状
にプレス成形された自動車鋼板などの重ね継ぎ手(例え
ば、後部ドアのアウタパネルとレインフォースメント)
の局所的な接合に適している。即ち、プレス成形により
部材が複雑な3次元形状を有し、回転ツール1を連続し
て移動できないような複数点在する接合部分に対して、
本実施形態の接合方法を用いることにより局所的に接合
でき、プレス成形後であっても接合可能となる。
【0024】この接合方法によれば、従来のスポット溶
接に用いられていた溶接電流、冷却水、エアなどが一切
不要になり、接合に要するエネルギ消費を大幅に低減す
ることができる。また、上述のようなエネルギ源として
の装置や設備が不要となるため、大幅な設備投資の低減
を図ることができる。
【0025】また、従来のスポット溶接に用いる溶接ガ
ンを流用でき、接合部材の制約、接合強度や生産効率の
いずれについても従来と同等以上の能力を容易に達成す
ることができる。
【0026】図2は、従来の摩擦撹拌による非溶融の接
合方法を説明する概念図である。
【0027】図2に示す従来の接合方法は、第1及び第
2部材W1、W2を回転ツール1と固定ツール10’と
で挟むように配置し、最外表面の第1部材W1に回転ツ
ール1をその軸心まわりに回転させながら加圧して圧入
する手順は本発明と同様であるが、その重ね合わされた
第1及び第2部材W1、W2間の部材組織を摩擦熱によ
り非溶融の状態で撹拌して接合する点で異なるものであ
る。
【0028】ここで、非溶融で攪拌する状態とは、母材
に含有される各成分或いは共晶化合物の中で最も融点が
低いものよりもさらに低い温度下で摩擦熱により金属組
織を軟化させて攪拌することを意味する。
【0029】そして、従来の接合方法では、非溶融で撹
拌するので、電気抵抗溶接等で発生する熱歪み等の問題
を解消するというメリットがある。
【0030】その反面、非溶融での摩擦撹拌のために回
転ツール1の回転数や加圧力をむやみに上げられないこ
と、固定ツール10’における第2部材W2に当接する
受け面11’の面積が回転ツール1の先端部から突出す
る突出部3の面積に比べて大きいため、加圧力が受け面
11’の全面に分散されること、回転ツール1の回転に
よる摩擦熱が受け面11’の全面に放熱されてしまうこ
となどにより、接合に時間(例えば、2〜3秒)を要す
るというデメリットがある。
【0031】これに対して、本発明では、溶融状態での
摩擦撹拌のために回転ツール1の回転数や加圧力を上げ
ることができるようにし、更に、固定ツール10におけ
る受け面11を少なくとも回転ツール1の突出部3の断
面積より小さく形成して、放熱を抑えて部材内部の蓄熱
効率を高めており、これにより切子の溶融や塑性流動を
促進して接合に要する時間(例えば、0.3〜0.5
秒)を短縮できるというメリットがある。
【0032】加えて、回転ツール1の突出部3は、図3
に示すように、部材の重ね合わせ枚数が多くなるほど部
材の総厚が大きくなるため、重ね合わせ枚数に応じて長
くしていく必要があるが、例えば、図4に示すように、
2枚の重ね合わせ接合用の長さの突出部3を持つ回転ツ
ール1を3枚の重ね合わせ接合に適用した場合、接合時
間を短くすると中間部材W2と下部材W3の撹拌量が不
足して強度が確保できなくなり(図4(a)参照)、逆
に接合時間を長くすると上部材W1の板厚減少量が大き
くなりすぎて上部材W1と中間部材W2との間の強度が
確保できなくなり(図4(b)参照)、いずれの場合で
も部材の重ね合わせ枚数の少ないときに用いるツールを
枚数の多い接合に用いることはできない。
【0033】そこで、本発明では、図5及び図6に示す
ように、回転ツール1の先端部から突出部3に向かっ
て、同心で且つ少なくとも1つの段差を形成するように
小径となる第2及び第3ショルダ部4,5を設けること
により、突出部3の長さは2枚の重ね合わせ用のまま
で、3枚以上或いは総板厚の大きいの重ね合わせ接合を
可能としている。
【0034】また、接合時における固定ツール10から
の加圧状態を考察すると、図7に示す受け面11がフラ
ットのものでは、その角部12に応力が集中して固定ツ
ール10の部材Wへの沈み込み量が増加する。このた
め、本発明では、図8に示すように、固定ツール10の
受け面11を曲面状にして角部12を滑らかに形成した
ことで、部材Wへの応力集中と沈み込みの低減を図って
いる。また、受け面11を曲面状に形成することで部材
Wに対して当接する角度が多少ずれたとしても点や線で
はなく面で受けを作るように構成できるので、接合強度
のバラツキを抑え、安定した接合品質を容易に確保する
ことができる。[接合に用いる回転ツール]図9及び図
10は、本発明に係る実施形態の摩擦撹拌接合に用いる
回転ツールの外観図である。図11は、本発明に係る実
施形態の摩擦撹拌接合に用いる固定ツールの正面図であ
る。
【0035】図9に示す回転ツールは、重ね合わせ枚数
が2枚程度で、総厚が比較的小さい接合に用いられるも
ので、円筒状の第1ショルダ部2(第1ツール部に相当
する)と、この第1ショルダ部2より小径(或いは、小
さい断面積)で、当該第1ショルダ2の先端部2aから
同一軸心で突出する円筒状の突出部3(第2ツール部に
相当する)とを備える。
【0036】また、図10に示す回転ツールは、重ね合
わせ枚数が3枚以上で、総厚が大きい接合に用いられる
もので、円筒状の第1ショルダ部2と、この第1ショル
ダ部2より小径(或いは、小さい断面積)で、当該第1
ショルダ部2の先端部2aから同一軸心で突出する円筒
状の突出部3と、当該第1ショルダ部2から突出部3に
向かって、同心で且つ段差を形成するように徐々に小径
となる円筒状の第2及び第3ショルダ部4,5を備え
る。
【0037】図9に示す回転ツールにおいて、第1ショ
ルダ部2の直径φは5〜13mm程度、突出部3の直径
φは2〜5mm程度に設定される。
【0038】図10に示す回転ツールにおいて、第1シ
ョルダ部2の直径φは13〜16mm程度、第2ショル
ダ部4の直径φは10〜13mm程度、第3ショルダ部
5の直径φは5〜10mm程度、突出部3の直径φは2
〜5mm程度に設定される。
【0039】尚、より切削性及び撹拌性を向上させるた
めに、突出部3の外周面に螺旋状或いは平行な溝を形成
してもよい。螺旋状溝の場合には、部材内部に部材組織
を押し込む方向に溝を形成すればよい。
【0040】図11に示す固定ツール10は、受け面1
1から反回転ツール側になるほど断面積が拡大するよう
にテーパ状に形成された拡径部13を備え、受け面11
(I部)は、突出部2との加圧作用点のずれを吸収でき
るようにR30〜50mm程度の曲面状に形成されてい
る。
【0041】上記図10に示すように、回転ツールを構
成することで、様々な重ね合わせ枚数や総板厚の接合に
おいてもツールを交換せずに行うことができ、従来のツ
ール交換により発生していた接合時間のロスを削減する
ことができる。また、使用するツールの種類も低減され
るので、ツール購入/加工費や維持管理費などのコスト
が削減できる。
【0042】図11に示すように、固定ツール10にお
いて、受け面11の直径φは7〜13mm程度、拡径部
13の大径部分の直径φは13〜16mm程度、小径部
分のの直径φは、受け面11から拡径部13に向かっ
て、夫々の寸法に従ってテーパ状に拡大している。
【0043】図12は、回転ツール及び当該回転ツール
の取り付けブラケットを示す正面図である。
【0044】図12に示すように、回転ツール1の反突
出部2側の端面には先細りのテーパ穴6が形成され、そ
のテーパ穴6の周囲に等間隔(例えば、軸心まわりに9
0°ごと)に回り止めガイド溝7が形成されている。ま
た、取り付けブラケット20の回転ツール1側の端面は
先細りのテーパ状に形成され、そのテーパ面21の周囲
に上記回り止めガイド溝7に嵌り合う回り止めガイド2
2が突設されている。
【0045】そして、回転ツール1のテーパ穴6と回り
止めガイド溝7とが、取り付けブラケット20のテーパ
面21と回り止めガイド22に夫々嵌り合うことで両者
が固定され、回り止めガイド溝7とガイド22とが嵌り
合うことにより互いに相対回転しないように構成され
る。
【0046】取り付けブラケット20は、回転ツール1
が固定された状態で略同径φ13〜16mm程度の一体
的な軸状になるように形成され、その長さは接合する部
材に適した長さに設定される。また、取り付けブラケッ
ト20の反回転ツール側の端面には、直径φが10〜1
3mm程度のロボット装着部23が延設され、このロボ
ット装着部23を不図示の多関節ロボットのモータ軸に
ホルダなどを介して取り付けることで回転ツール1と共
に回転駆動される。
【0047】図13は、回転ツールを固定及び駆動する
多関節ロボットの概略図である。
【0048】図13に示すように、多関節ロボット30
は、ベース31に設けられた関節32に連結されてy軸
中心に揺動すると共に、関節33でz軸中心に回転する
第1アーム34と、関節35を介して第1アーム34に
連結されてy軸中心に揺動すると共に、関節36でx軸
中心に回転する第2アーム37と、関節38を介して第
2アーム37に連結されてy軸中心に揺動する第3アー
ム39とを有する。
【0049】第3アーム39の先端部には、接合ガン5
0が取り付けられている。この接合ガン50には、回転
ツール1が回転可能に取り付けられると共に、回転ツー
ル1を回転駆動するモータ51と、回転ツール1に対向
するように固定ツール10が取り付けられる。回転ツー
ル1と固定ツール10の間隔はアクチュエータ52によ
り可変となっており、接合時の部材に対する加圧力やツ
ール回転数を制御して3枚以上の重ね合わせ接合にも適
用できるように構成されている。
【0050】多関節ロボット30の各アーム、モータ、
アクチュエータの動作は、予めティーチングされて動力
/制御ケーブル61を介してロボット制御部60がコン
トロールする。
【0051】図14は、図13に示す接合ガンの詳細図
である。
【0052】図14に示すように、接合ガン50は、ガ
ンアーム55の下端部から横方向に延びる下端アーム5
6に取り付けブラケット57を介して固定ツール10が
取り付けられている。
【0053】また、ガンアーム55の上端部には、回転
ツール1を回転及び上下方向に駆動する駆動ユニット5
8が取り付けられている。駆動ユニット58は、上下駆
動モータ52を駆動源とするボールネジ機構54により
上下方向にガイドされるガイドテーブル53を備え、ガ
イドテーブル53には回転駆動モータ51が固定されて
いる。回転ツール1は、この回転駆動モータ51の回転
軸51aにホルダなどを介して取り付けられ、固定ツー
ル10と対向するように配置される。
【0054】そして、回転ツール1は、上下駆動モータ
52及びボールネジ機構54によるガイドテーブル53
の移動により上下方向に可動し、回転駆動モータ51に
より回転駆動される。
【0055】本実施形態では、上記接合設備(接合ガ
ン、回転駆動モータ、上下駆動モータ、回転ツールな
ど)の制御パラメータから設備異常が要因となって発生
する接合不具合を防止し、接合する部材の動摩擦係数や
部材に与える負荷(加圧力、回転数、ツール接触径な
ど)から発熱量を算出し、この発熱量と回転ツールの部
材への押し込み量(板厚減少量)との関係から接合中に
接合品質を判定するように構成され、全ての接合につい
て非破壊にて検査が行え、製造ライン(インライン)内
での品質保証の判定が可能となっている。 [接合制御]次に、本実施形態の摩擦撹拌による接合制
御方法について説明する。
【0056】図15は、本実施形態の摩擦撹拌による接
合制御方法を説明するフローチャートである。
【0057】図15に示すように、ステップS1では、
接合する素材の組み合わせや板厚に基づいて、回転ツー
ルの回転数、加圧力、接合時間などの接合条件を予め実
験などにより設定したデータベースから好適な接合条件
を算出する。
【0058】ステップS3では、回転ツールを回転駆動
を開始する。
【0059】ステップS5で回転ツールが設定された回
転数に到達するのを待ち、到達したならば、ステップS
7に進み、回転ツールを下降させて部材への加圧を開始
する。ツール回転数は、回転駆動モータのエンコーダ値
から算出される。また、加圧力は、上下駆動モータのフ
ィードバック電流値から算出される。更に、予め実験な
どにより設定されたガンアームたわみ補正テーブルと上
下駆動モータのエンコーダ値から回転ツールと固定ツー
ルのツール間距離を算出する。
【0060】ステップS9で回転ツールが設定された加
圧力に到達し、上記ツール間距離から回転ツールの突出
部の部材への圧入完了を検出したならば、回転ツールの
ショルダ部が部材に接触した状態で回転して発熱する。
【0061】ステップS11では、突出部2の部材に対
するツール先端位置(押し込み量)を算出すると共に、
ステップS13で回転ツールに加わる負荷を算出する。
【0062】上記回転ツールのツール先端位置(押し込
み量)は、上記ツール間距離から算出される。また、回
転ツールに加わる負荷は、回転駆動モータのフィードバ
ック電流値から算出される。
【0063】ステップS15では、上記ツール間距離を
監視しながら上部材の板厚減少量を算出し、所定の基準
値を超えたときに接合条件(加圧力、回転数)を補正或
いは変更することにより接合不具合(接合強度低下)を
招くような板厚減少を低減する。また、ステップS13
で算出された回転ツールのツール先端位置に適するよう
に接合条件(加圧力、回転数)を補正或いは変更する。
【0064】ステップS17では、ステップS15で補
正(変更)された接合条件で、ステップS1で設定され
た接合時間に到達するまでステップS13〜S17まで
の接合処理を保持し、この接合時間経過後に接合を完了
する。
【0065】上記加圧力は、ツール先端での加圧力とそ
のときに必要な上下駆動モータの電流値の関係を予めテ
ーブルに設定しておき、このテーブルにより加圧力補正
式を算出することにより制御されている。そして、加圧
時の上下駆動モータのフィードバック電流を検出し、こ
のフィードバック電流値と加圧力補正式から加圧力が算
出できる。
【0066】上記回転ツールのツール先端位置(押し込
み量)は、図19に示すように、上記欠損確認時の基準
位置における上下駆動モータのエンコーダ値と、現在回
転ツールがある位置での同モータのエンコーダ値とを比
較して算出される。また、ツール間距離は、図19に示
すように、予め加圧力とガンアームたわみ量の関係をテ
ーブルに設定しておき、このテーブルからたわみ補正式
を求め、接合時に発生する加圧力を上下駆動モータのフ
ィードバック電流値とたわみ補正式により算出し、この
加圧力により加圧したときのガンアームのたわみ量をた
わみ補正式から算出する。そして、このガンアームたわ
み量と上記回転ツールのツール先端位置の関係からツー
ル間距離が算出される。
【0067】尚、上記制御において、接合時間は回転ツ
ールに加わる負荷に応じて変更してもよい。
【0068】上記実施形態によれば、ツール先端位置と
負荷から接合状態を検出し、この接合状態に適した接合
条件(加圧力、回転数、接合時間)の制御を行うこと
で、接合する素材の組み合わせや板厚に適した塑性流動
を発生させて接合不具合を低減し、安定した接合品質を
確保できる。[品質保証方法]次に、本実施形態の摩擦
撹拌による接合方法における品質保証方法ついて説明す
る。
【0069】図16は、本実施形態の摩擦撹拌接合方法
における品質保証方法を説明するフローチャートであ
る。
【0070】図16に示すように、ステップS21で
は、実際の接合に入る前に、部材を介在させないで回転
ツール1の突出部2が部材に当接する位置を算出する。
【0071】ステップS23では、上記ステップS21
で算出された当接位置と予め決められた基準位置と比較
して、回転ツール1における突出部2の磨耗による欠損
確認を実行する。
【0072】基準位置は、欠損のない新品の回転ツール
1を用い、この回転ツール1が固定ツール10に接触し
て所定加圧力になった時の位置とする。そして、当接位
置が基準位置を所定量超えたときに欠損ありと判定され
る。
【0073】ステップS23で、突出部2が欠損してい
ると判定されると、ステップS25に進んで、異常とし
てその後のロボット動作が停止される。
【0074】上記ステップS23の欠損確認により欠損
なしと判定されると、ステップS27で本プログラムを
起動して、接合処理を開始する。
【0075】ステップS29では、回転ツールを回転駆
動を開始する。
【0076】ステップS33で回転駆動モータのエンコ
ーダ値から回転ツールが設定された回転数に到達したな
らば、ステップS37に進み、回転ツール1を下降させ
て部材への加圧を開始する。また、所定時間経過しても
設定された回転数に到達しないならば、ステップS35
で異常としてその後のロボット動作が停止される。
【0077】ステップS39で回転ツールが設定された
加圧力に到達したならば、回転ツールのショルダ部が部
材に接触した状態で回転して発熱を開始し、ステップS
43で突出部2の部材に対するツール先端位置(押し込
み量)を算出すると共に、ステップS45で回転ツール
に加わる負荷を算出する。また、所定時間経過しても設
定された加圧力に到達しないならば、ステップS41で
異常としてその後のロボット動作が停止される。
【0078】上記加圧力は、ツール先端での加圧力とそ
のときに必要な上下駆動モータの電流値の関係を予めテ
ーブルに設定しておき、このテーブルにより加圧力補正
式を算出することにより制御されている。そして、加圧
時の上下駆動モータのフィードバック電流を検出し、こ
のフィードバック電流値と加圧力補正式から加圧力が算
出できる。
【0079】上記回転ツールのツール先端位置(押し込
み量)は、図19に示すように、上記欠損確認時の基準
位置における上下駆動モータのエンコーダ値と、現在回
転ツールがある位置での同モータのエンコーダ値とを比
較して算出される。また、ツール間距離は、図19に示
すように、予め加圧力とガンアームたわみ量の関係をテ
ーブルに設定しておき、このテーブルからたわみ補正式
を求め、接合時に発生する加圧力を上下駆動モータのフ
ィードバック電流値とたわみ補正式により算出し、この
加圧力により加圧したときのガンアームのたわみ量をた
わみ補正式から算出する。そして、このガンアームたわ
み量と上記回転ツールのツール先端位置の関係からツー
ル間距離が算出される。
【0080】また、回転ツールに加わる負荷は、無負荷
状態での回転駆動モータのフィードバック電流値と、回
転駆動モータのエンコーダで検出される回転数の関係か
ら各回転数ごとの基準電流を予めテーブルに設定してお
き、このテーブルから基準電流算出式を求め、この基準
電流算出式から求めた基準電流と、接合時の回転駆動モ
ータのフィードバック電流値の下記の関係式1から算出
される。 (式1) 接合時の負荷=接合時の回転駆動モータのフィードバッ
ク電流値−基準電流 ステップS47では、上記回転ツールのツール先端位置
と予め記憶された接合特性ファイル(図18参照)から
加圧による部材の板厚減少量を算出する。
【0081】ステップS49では、上記負荷若しくは加
圧力、ツール回転数、部材の表面抵抗(動摩擦係数)及
びツール接触径から摩擦撹拌による発熱量を算出する。
【0082】ステップS51では、上記板厚減少量と発
熱量とを監視しながら接合品質を判定し、接合完了時に
品質保証不可と判定されたならば、オペレータに接合不
具合を警報して手直しを行う。上記板厚減少量は接合強
度の大小を決定する要因となる。なぜならば、接合後の
残存板厚の大小が接合強度に大きく影響するからであ
る。
【0083】上記板厚減少量は、総板厚からツール間距
離を引いた値が総板厚減少量となり、この総板厚減少量
に板厚減少比率(上部材の板厚減少量/総板厚減少量)
を乗じることにより上部材の板厚減少量を算出する。ま
た、総板厚減少量から上部材の板厚減少量を引くことで
下部材の板厚減少量を算出する(下記の関係式2〜4参
照)。板厚減少比率は、予め実験などにより求めた比率
を設定しておく。 (式2) 総板厚減少量=総板厚−ツール間距離 (式3) 上部材の板厚減少量=総板厚減少量×板厚減少比率(上
部材の板厚減少量/総板厚減少量) (式4) 下部材の板厚減少量=総板厚減少量−上部材の板厚減少
量 図18は加圧力と接合強度との関係を示し、接合条件
A,B,Cにおいて接合強度が下限値を超えた場合に品
質保証可、下回る場合に品質保証不可と判定する。 [接合品質判定方法]次に、上記ステップS51での接
合品質判定方法について説明する。
【0084】図17は、本実施形態の摩擦撹拌接合方法
における品質保証方法を説明するフローチャートであ
る。
【0085】図17に示すように、ステップS55で
は、ステップS49で算出された発熱量を実験などによ
り予め求めた発熱量と接合部面積(若しくは、直径な
ど)の算出式に代入して接合部面積を算出する。同時
に、ステップS53では、ステップS47で算出された
板厚減少量が予め設定された基準値内であるか判定し、
当該基準値内であれば、ステップS57で接合部面積の
強度判定を行い、基準値を超えるならば接合強度の確保
が難しいとして品質保証不可と判定して、オペレータに
接合不具合を警報して手直しを行う。
【0086】ステップS57の接合部面積の強度判定で
は、予め記憶された接合特性ファイル(図18参照)か
ら接合部面積が基準値内か判定し、当該基準値内であれ
ば品質保証可と判定して接合を完了し、基準値を超える
ならば接合強度の確保が難しいとして品質保証不可と判
定して、オペレータに接合不具合を警報して手直しを行
う。
【0087】図18からわかるように、加圧力を大きく
していくと、ある地点Pから接合強度が低下していく。
これは、板厚減少量が大きくなって接合強度に影響を及
ぼすからであり、この接合強度が低下する地点Pを基準
値として接合条件(加圧力、回転数)が決定される。
【0088】上記実施形態によれば、上記接合設備(接
合ガン、回転駆動モータ、上下駆動モータ、回転ツール
など)の制御パラメータから設備異常が要因となって発
生する接合不具合を検出できる。また、接合する部材の
動摩擦係数や部材に与える負荷(加圧力、回転数、ツー
ル接触径など)から発熱量を算出し、この発熱量と回転
ツールの部材への押し込み量(板厚減少量)との関係か
ら接合中に接合品質を判定することにより、全ての接合
について非破壊にて検査が行え、製造ライン(インライ
ン)内での品質保証の判定が可能となる。
【0089】
【0090】尚、図15乃至図17に示すフローチャー
トに対応する接合制御方法、接合保証方法、接合品質判
定方法を実行するためのコンピュータプログラムや当該
プログラムコードが格納された記憶媒体を、コンピュー
タに供給して、当該コンピュータが記憶媒体に格納され
たプログラムコードを読み出して、上記実施形態の処理
を実行するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施形態の摩擦撹拌による接合方
法を説明する概念図である。
【図2】従来の摩擦撹拌による非溶融の接合方法を説明
する概念図である。
【図3】3枚の重ね合わせ接合用の長さの突出部を持つ
回転ツールでの接合の様子を示す図である。
【図4】2枚の重ね合わせ接合用の長さの突出部を持つ
回転ツールで3枚の重ね合わせ接合を時間を変化させて
行った場合の接合の様子を示す図である。
【図5】本発明に係る実施形態の回転ツールで2枚の重
ね合わせ接合を行った場合の接合の様子を示す図であ
る。
【図6】本発明に係る実施形態の回転ツールで3枚の重
ね合わせ接合を行った場合の接合の様子を示す図であ
る。
【図7】受け面がフラットの固定ツールの加圧による部
材への影響を示す図である。
【図8】受け面が曲面状の固定ツールの加圧による部材
への影響を示す図である。
【図9】本発明に係る実施形態の摩擦撹拌接合に用いる
回転ツールの外観図である。
【図10】本発明に係る実施形態の摩擦撹拌接合に用い
る回転ツールの外観図である。
【図11】本発明に係る実施形態の摩擦撹拌接合に用い
る固定ツールの正面図である。
【図12】回転ツール及び当該回転ツールの取り付けブ
ラケットを示す正面図である。
【図13】回転ツールを固定及び駆動する多関節ロボッ
トの概略図である。
【図14】図13に示す接合ガンの詳細図である。
【図15】本実施形態の摩擦撹拌による接合制御方法を
説明するフローチャートである。
【図16】本実施形態の摩擦撹拌接合方法における品質
保証方法を説明するフローチャートである。
【図17】本実施形態の摩擦撹拌接合方法における品質
保証方法を説明するフローチャートである。
【図18】加圧力と接合強度との関係を示す図である。
【図19】ツール先端位置とツール間距離とガンアーム
たわみ量の関係を説明する図である。
【符号の説明】
1 回転ツール 3 突出部 10 固定ツール 30 多関節ロボット W1〜W3 部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23K 20/12

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1ツール部と、この第1ツール部より
    小さい面積で、当該第1ツール部の先端部から突出する
    第2ツール部とを備える回転ツールを回転させて、第1
    部材と第2部材とを重ね合わせた接合部分を局所的に摩
    擦により撹拌させて接合する摩擦撹拌を用いた接合方法
    において、 前記重ね合わせた第1及び第2部材を前記回転ツールと
    で挟むように、前記回転ツールに対向して配置され、前
    記回転ツールに対向する先端部に前記第1ツール部の断
    面積より小さい面積の受け面を有した固定ツールを、当
    該回転ツールとの離間距離が可変となるように設け、 前記固定ツールの受け面で前記重ね合わせた第1及び第
    2部材を受け、前記回転ツールを回転させた状態で、前
    記第1部材及び第2部材に対して前記回転ツールを前記
    第2ツール部から押圧して圧入し、 前記回転ツールを前記圧入した部材内で回転させること
    により、前記回転ツールの周囲にある部材を切削し、 前記切削した部材を前記第1ツール部及び第2ツール部
    により前記部材内部で摩擦により撹拌して溶融させると
    共に、前記溶融させる領域の周辺部を塑性流動させて、
    前記第1部材と第2部材とを接合し、 前記接合終了後に、前記回転ツールを回転した状態で前
    記部材から退避させることを特徴とする摩擦撹拌を用い
    た接合方法。
  2. 【請求項2】 前記固定ツールの受け面を、前記回転ツ
    ールの第2ツール部の先端部と略同面積に形成したこと
    を特徴とする請求項1に記載の摩擦撹拌を用いた接合方
    法。
  3. 【請求項3】 第1ツール部と、この第1ツール部より
    小さい面積で、当該第1ツール部の先端部から突出する
    第2ツール部とを備える回転ツールを回転させて、第1
    部材と第2部材とを重ね合わせた接合部分を局所的に摩
    擦により撹拌させて接合する摩擦撹拌を用いた接合方法
    において、 前記重ね合わせた第1及び第2部材を前記回転ツールと
    で挟むように、前記回転ツールに対向して配置され、前
    記回転ツールに対向する先端部に前記第1ツール部の断
    面積より小さい面積の受け面を有し、且つ当該受け面か
    ら反回転ツール側になるほど断面積が拡大するテーパ状
    に形成された拡径部を有した固定ツールを、当該回転ツ
    ールとの離間距離が可変となるように設け、 前記固定ツールの受け面で前記重ね合わせた第1及び第
    2部材を受け、前記回転ツールを回転させた状態で、前
    記第1部材及び第2部材に対して前記回転ツールを前記
    第2ツール部から押圧して圧入し、 前記回転ツールを前記圧入した部材内で回転させること
    により、前記回転ツールの周囲にある部材を前記第1ツ
    ール部及び第2ツール部により摩擦により撹拌して前記
    第1部材と第2部材とを接合し、 前記接合終了後に、前記回転ツールを回転した状態で前
    記部材から退避させることを特徴とする摩擦撹拌を用い
    た接合方法。
  4. 【請求項4】 前記固定ツールの受け面の面積は、前記
    回転ツールの第1ツール部の断面積と略同等もしくはそ
    れ以下に設定されていることを特徴とする請求項に記
    載の摩擦撹拌を用いた接合方法。
  5. 【請求項5】 第1ツール部と、この第1ツール部より
    小さい面積で、当該第1ツール部の先端部から突出する
    第2ツール部とを備える回転ツールを回転させて、第1
    部材と第2部材とを重ね合わせた接合部分を局所的に摩
    擦により撹拌させて接合する摩擦撹拌を用いた接合装置
    において、 前記重ね合わせた第1及び第2部材を前記回転ツールと
    で挟むように、前記回転ツールに対向して配置され、前
    記回転ツールに対向する先端部に前記第1ツール部の断
    面積より小さい面積の受け面を有し、当該回転ツールと
    の離間距離が可変となるように設けられた固定ツール
    と、 前記固定ツールの受け面で前記重ね合わせた第1及び第
    2部材を受け、前記回転ツールを回転させた状態で、前
    記第1部材及び第2部材に対して前記回転ツールを前記
    第2ツール部から押圧して圧入し、前記回転ツールを前
    記圧入した部材内で回転させることにより、前記回転ツ
    ールの周囲にある部材を切削し、前記切削した部材を前
    記第1ツール部及び第2ツール部により前記部材内部で
    摩擦により撹拌して溶融させると共に、前記溶融させる
    領域の周辺部を塑性流動させて、前記第1部材と第2部
    材とを接合し、前記接合終了後に、前記回転ツールを回
    転した状態で前記部材から退避させるツール制御手段と
    を備えることを特徴とする摩擦撹拌を用いた接合装置。
  6. 【請求項6】 前記固定ツールの受け面を、前記回転ツ
    ールの第2ツール部の先端部と略同面積に形成したこと
    を特徴とする請求項に記載の摩擦撹拌を用いた接合装
    置。
  7. 【請求項7】 第1ツール部と、この第1ツール部より
    小さい面積で、当該第1ツール部の先端部から突出する
    第2ツール部とを備える回転ツールを回転させて、第1
    部材と第2部材とを重ね合わせた接合部分を局所的に摩
    擦により撹拌させて接合する摩擦撹拌を用いた接合装置
    において、 前記重ね合わせた第1及び第2部材を前記回転ツールと
    で挟むように、前記回転ツールに対向して配置され、前
    記回転ツールに対向する先端部に前記第1ツール部の断
    面積より小さい面積の受け面を有し、且つ当該受け面か
    ら反回転ツール側になるほど断面積が拡大するテーパ状
    に形成された拡径部を有し、当該回転ツールとの離間距
    離が可変となるように設けられた固定ツールと、 前記固定ツールの受け面で前記重ね合わせた第1及び第
    2部材を受け、前記回転ツールを回転させた状態で、前
    記第1部材及び第2部材に対して前記回転ツールを前記
    第2ツール部から押圧して圧入し、前記回転ツールを前
    記圧入した部材内で回転させることにより、前記回転ツ
    ールの周囲にある部材を前記第1ツール部及び第2ツー
    ル部により摩擦により撹拌して前記第1部材と第2部材
    とを接合し、前記接合終了後に、前記回転ツールを回転
    した状態で前記部材から退避させるツール制御手段とを
    備えることを特徴とする摩擦撹拌を用いた接合装置。
  8. 【請求項8】 前記固定ツールの受け面の面積は、前記
    回転ツールの第1ツール部の断面積と略同等もしくはそ
    れ以下に設定されていることを特徴とする請求項に記
    載の摩擦撹拌を用いた接合装置。
JP2001097279A 2001-03-29 2001-03-29 摩擦撹拌を用いた接合方法及び装置 Expired - Lifetime JP3463671B2 (ja)

Priority Applications (8)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001097279A JP3463671B2 (ja) 2001-03-29 2001-03-29 摩擦撹拌を用いた接合方法及び装置
CNB028009681A CN1257036C (zh) 2001-03-29 2002-03-08 利用摩擦搅动的连接方法及设备
DE60206893T DE60206893T2 (de) 2001-03-29 2002-03-08 Drehendes reibungschweissverfahren und vorrichtung
EP02703940A EP1372899B1 (en) 2001-03-29 2002-03-08 Joining method and apparatus using frictional agitation
PCT/JP2002/002172 WO2002078893A2 (en) 2001-03-29 2002-03-08 Friction stir welding method and apparatus
ES02703940T ES2250616T3 (es) 2001-03-29 2002-03-08 Metodo y aparato de union que utilizan agitacion con rozamiento.
KR1020027016205A KR20030005428A (ko) 2001-03-29 2002-03-08 마찰 교반을 이용한 접합 장치 및 접합 방법
US10/296,715 US6789722B2 (en) 2001-03-29 2002-03-08 Joining method and apparatus using frictional agitation

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001097279A JP3463671B2 (ja) 2001-03-29 2001-03-29 摩擦撹拌を用いた接合方法及び装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002292480A JP2002292480A (ja) 2002-10-08
JP3463671B2 true JP3463671B2 (ja) 2003-11-05

Family

ID=18951083

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001097279A Expired - Lifetime JP3463671B2 (ja) 2001-03-29 2001-03-29 摩擦撹拌を用いた接合方法及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3463671B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3498086B1 (ja) * 2003-05-14 2004-02-16 川崎重工業株式会社 摩擦撹拌接合方法および摩擦撹拌接合装置
JP4542795B2 (ja) * 2004-02-05 2010-09-15 本田技研工業株式会社 摩擦撹拌接合方法及びその治具
JP4517760B2 (ja) * 2004-07-29 2010-08-04 マツダ株式会社 摩擦点接合方法及びその装置
JP2006043720A (ja) * 2004-08-03 2006-02-16 Mazda Motor Corp 摩擦点接合方法およびその装置
JP4804011B2 (ja) * 2005-02-02 2011-10-26 住友軽金属工業株式会社 摩擦攪拌点接合方法
JP4690812B2 (ja) * 2005-07-29 2011-06-01 住友軽金属工業株式会社 摩擦撹拌点接合方法
JP4939829B2 (ja) * 2006-03-31 2012-05-30 日野自動車株式会社 摩擦撹拌接合方法
JP2010188367A (ja) * 2009-02-17 2010-09-02 Honda Motor Co Ltd 摩擦撹拌接合のツール挿入方法
JP5435468B2 (ja) * 2009-10-16 2014-03-05 古河電気工業株式会社 摩擦攪拌接合装置、及び摩擦攪拌接合方法

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19731638A1 (de) 1997-07-23 1999-01-28 Andreas Schaaf Neuartiges Verfahren zur Herstellung punktförmiger Schweißverbindungen mittels eines Reibbolzens
JP2001314982A (ja) 2000-05-08 2001-11-13 Kawasaki Heavy Ind Ltd スポット接合方法およびスポット接合装置
JP2002137067A (ja) 2000-10-30 2002-05-14 Kawasaki Heavy Ind Ltd 摩擦攪拌接合装置
JP2002178168A (ja) 2000-12-13 2002-06-25 Kawasaki Heavy Ind Ltd 摩擦攪拌接合装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19731638A1 (de) 1997-07-23 1999-01-28 Andreas Schaaf Neuartiges Verfahren zur Herstellung punktförmiger Schweißverbindungen mittels eines Reibbolzens
JP2001314982A (ja) 2000-05-08 2001-11-13 Kawasaki Heavy Ind Ltd スポット接合方法およびスポット接合装置
JP2002137067A (ja) 2000-10-30 2002-05-14 Kawasaki Heavy Ind Ltd 摩擦攪拌接合装置
JP2002178168A (ja) 2000-12-13 2002-06-25 Kawasaki Heavy Ind Ltd 摩擦攪拌接合装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2002292480A (ja) 2002-10-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6789722B2 (en) Joining method and apparatus using frictional agitation
JP4050478B2 (ja) 摩擦撹拌を用いた加工制御方法、並びに当該方法を実行するコンピュータプログラム並びに当該コンピュータプログラムを格納した記憶媒体
JP3400409B2 (ja) 接合方法及び接合装置
US7401723B2 (en) Advanced friction stir welding tools
KR100525625B1 (ko) 회전식 마찰 용접 방법 및 장치
US7028880B2 (en) Friction agitation joining method, method for manufacturing joined butted members and friction agitation joining apparatus
US7255258B2 (en) System and associated friction stir welding (FSW) assembly, controller and method for performing a friction stir welding operation
CA2182719C (en) Friction stir welding
US5975406A (en) Method to repair voids in aluminum alloys
JP3463671B2 (ja) 摩擦撹拌を用いた接合方法及び装置
JP3401499B2 (ja) 摩擦撹拌を用いた接合装置
JP4671523B2 (ja) 摩擦撹拌を用いた加工管理方法及び加工管理装置
KR102524024B1 (ko) 마찰 요소 용접 장치 및 방법
JP2002283070A (ja) 異種金属材料の摩擦撹拌接合方法
JPH11104860A (ja) 摩擦撹拌接合法及び摩擦撹拌接合装置
JP2002263864A (ja) 摩擦撹拌接合法及び摩擦撹拌接合装置
JP2000094156A (ja) 摩擦撹拌接合法及び摩擦撹拌接合装置
JP2003181656A (ja) 摩擦撹拌接合装置及び摩擦撹拌接合方法
JP4768418B2 (ja) 摩擦撹拌接合方法
JP2004050234A (ja) 摩擦攪拌接合用回転工具の制御方法とその制御装置
WO2023021945A1 (ja) 固相接合方法、固相接合継手、固相接合構造体及び固相接合装置
JP2006159217A (ja) 摩擦点接合装置
JP2001340975A (ja) 摩擦撹拌接合法
JP2002248581A (ja) 摩擦攪拌接合における接合幅修正方法及びその装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030526

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20030722

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3463671

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080822

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090822

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090822

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100822

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110822

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120822

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120822

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130822

Year of fee payment: 10

EXPY Cancellation because of completion of term