JP3309025B2 - リラクタンス型レゾルバ - Google Patents
リラクタンス型レゾルバInfo
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- JP3309025B2 JP3309025B2 JP29548394A JP29548394A JP3309025B2 JP 3309025 B2 JP3309025 B2 JP 3309025B2 JP 29548394 A JP29548394 A JP 29548394A JP 29548394 A JP29548394 A JP 29548394A JP 3309025 B2 JP3309025 B2 JP 3309025B2
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- Japan
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- rotor
- reluctance
- permeance
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- Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モータ等に備え付けら
れ回転軸等の角度検出に利用されるリラクタンス型レゾ
ルバに関する。
れ回転軸等の角度検出に利用されるリラクタンス型レゾ
ルバに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のリラクタンス型レゾルバの例を図
4に示す。回転軸7の中心Oに対して円形ロータ2はX0
だけ偏心しており、その中心が中心O1である。さらに回
転軸7と円形ロータ2の周囲には、軸中心Oにて直交す
る2方向(図中のX方向、Y方向)に磁極4a、4b、
4c、4dを有するステータコア4が配置されている。
各々の磁極には励磁コイル5a、5b、5c、5d、お
よび検出コイル6a、6b、6c、6dが設けられてい
る。また、円形ロータ2とステータコア4は磁性体から
なるものである。円形ロータ2は回転軸7の中心Oに対
して偏心しているため、回転軸7が回転すると円形ロー
タ2とステータコア4とのギャップが変化する。
4に示す。回転軸7の中心Oに対して円形ロータ2はX0
だけ偏心しており、その中心が中心O1である。さらに回
転軸7と円形ロータ2の周囲には、軸中心Oにて直交す
る2方向(図中のX方向、Y方向)に磁極4a、4b、
4c、4dを有するステータコア4が配置されている。
各々の磁極には励磁コイル5a、5b、5c、5d、お
よび検出コイル6a、6b、6c、6dが設けられてい
る。また、円形ロータ2とステータコア4は磁性体から
なるものである。円形ロータ2は回転軸7の中心Oに対
して偏心しているため、回転軸7が回転すると円形ロー
タ2とステータコア4とのギャップが変化する。
【0003】そのため、図8のように接続されている励
磁コイル5a、5b、5c、5dを交流電圧によって励
磁すると、検出コイル6a、6b、6c、6dにはリラ
クタンスの変動に比例して磁束が変化することにより、
理想的には回転角度に応じて正弦波、あるいは余弦波に
振幅変調された出力波形を得ることができる。すなわ
ち、励磁コイル5aと5c、5bと5d、および検出コ
イル6aと6c、6bと6dは各々対をなしている。そ
して、検出コイル対6a、6cと6b、6dの各々の差
動出力をもって出力波形としている。さらに、正弦波、
余弦波の前記出力波形から内挿演算することで、回転軸
7の角度位置を求めることができる。また、図4の装置
は前記正弦波、余弦波の周期が回転軸7の1回転に相当
する、いわゆる軸倍角1Xのレゾルバである。
磁コイル5a、5b、5c、5dを交流電圧によって励
磁すると、検出コイル6a、6b、6c、6dにはリラ
クタンスの変動に比例して磁束が変化することにより、
理想的には回転角度に応じて正弦波、あるいは余弦波に
振幅変調された出力波形を得ることができる。すなわ
ち、励磁コイル5aと5c、5bと5d、および検出コ
イル6aと6c、6bと6dは各々対をなしている。そ
して、検出コイル対6a、6cと6b、6dの各々の差
動出力をもって出力波形としている。さらに、正弦波、
余弦波の前記出力波形から内挿演算することで、回転軸
7の角度位置を求めることができる。また、図4の装置
は前記正弦波、余弦波の周期が回転軸7の1回転に相当
する、いわゆる軸倍角1Xのレゾルバである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、磁極4
a、4b、4c、4dは周方向に所定の長さを有してお
り、また磁束の漏れなどもあるため、検出コイルからの
出力波形は、理想の波形である正弦波、あるいは余弦波
に高調波ひずみを含んだ波形となる。この高調波ひずみ
がパーミアンス誤差である。このパーミアンス誤差は、
内挿演算により回転軸7の角度位置を求めるときに角度
誤差を生じる原因となる。このパーミアンス誤差の含ま
れる割合は、ロータとステータ磁極のギャップによって
異なる。図4に示される偏心量X0は一定で、直径の異な
る2つのロータ2、3にて得られる出力波形を図5に示
す。
a、4b、4c、4dは周方向に所定の長さを有してお
り、また磁束の漏れなどもあるため、検出コイルからの
出力波形は、理想の波形である正弦波、あるいは余弦波
に高調波ひずみを含んだ波形となる。この高調波ひずみ
がパーミアンス誤差である。このパーミアンス誤差は、
内挿演算により回転軸7の角度位置を求めるときに角度
誤差を生じる原因となる。このパーミアンス誤差の含ま
れる割合は、ロータとステータ磁極のギャップによって
異なる。図4に示される偏心量X0は一定で、直径の異な
る2つのロータ2、3にて得られる出力波形を図5に示
す。
【0005】すなわち、ロータ2の場合のようにロータ
とステータ磁極間のギャップが狭ければ、出力波形は図
6に示すようにパーミアンス誤差を多く含むが、一方で
基本波(交流成分)の振幅の大きい信号となる。反対
に、ロータ3の場合のようにロータとステータ磁極間の
ギャップが広ければ、図7のように出力にはパーミアン
ス誤差の少ない正弦波が得られるが、一方で基本波成分
の振幅は低下してしまう。このように、出力波形の基本
波成分の振幅を増大させることと、パーミアンス誤差を
減少させることとは相反しており、双方を良好なレベル
とすることができないという問題があった。また、ロー
タとステータ磁極間のギャップを広げることは、出力信
号のS/N比が悪化し、高精度な角度検出ができなくな
る欠点があり、実際にはロータとステータ磁極間のギャ
ップを必要以上に広げることは実用的ではない。
とステータ磁極間のギャップが狭ければ、出力波形は図
6に示すようにパーミアンス誤差を多く含むが、一方で
基本波(交流成分)の振幅の大きい信号となる。反対
に、ロータ3の場合のようにロータとステータ磁極間の
ギャップが広ければ、図7のように出力にはパーミアン
ス誤差の少ない正弦波が得られるが、一方で基本波成分
の振幅は低下してしまう。このように、出力波形の基本
波成分の振幅を増大させることと、パーミアンス誤差を
減少させることとは相反しており、双方を良好なレベル
とすることができないという問題があった。また、ロー
タとステータ磁極間のギャップを広げることは、出力信
号のS/N比が悪化し、高精度な角度検出ができなくな
る欠点があり、実際にはロータとステータ磁極間のギャ
ップを必要以上に広げることは実用的ではない。
【0006】そこで、本発明の目的は、ロータの偏心量
は一定に保ちつつ、ロータとステータ磁極間のギャップ
を狭め、出力波形の基本波成分の振幅を増大させようと
したときでも、パーミアンス誤差の少ない正弦波が得ら
れるようにすることにある。
は一定に保ちつつ、ロータとステータ磁極間のギャップ
を狭め、出力波形の基本波成分の振幅を増大させようと
したときでも、パーミアンス誤差の少ない正弦波が得ら
れるようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、本発明のリラクタンス型レゾルバは、回転軸に対
して所定量偏心して設けられたロータと、前記ロータの
周囲に固定配置され複数の検出コイルを含むステータと
を有し、前記ロータの移動量を当該ロータとステータの
間のリラクタンスの変化として検出し、回転軸の回転位
置を検出するリラクタンス型レゾルバとし、前記ロータ
の外周形状を、検出波形のパーミアンス誤差を打ち消す
ように、真円に対して前記偏心量よりも小さな複数箇所
の凹部、凸部を設けた形状としている。さらに、前記複
数の検出コイルは検出波形の180°の位相をもって配
置された複数の検出コイル対を形成し、この対をなす検
出コイルの差動値としてリラクタンスの変化が検出さ
れ、前記ロータの外周形状は奇数次成分のパーミアンス
誤差を打ち消すように、真円に対して凹部、凸部を設け
た形状とするものであってもよい。また、前記ロータの
外周形状は3次成分のパーミアンス誤差を打ち消すよう
に、真円に対して凹部および凸部を各々3箇所、計6箇
所設けた形状とするものであってもよい。
めに、本発明のリラクタンス型レゾルバは、回転軸に対
して所定量偏心して設けられたロータと、前記ロータの
周囲に固定配置され複数の検出コイルを含むステータと
を有し、前記ロータの移動量を当該ロータとステータの
間のリラクタンスの変化として検出し、回転軸の回転位
置を検出するリラクタンス型レゾルバとし、前記ロータ
の外周形状を、検出波形のパーミアンス誤差を打ち消す
ように、真円に対して前記偏心量よりも小さな複数箇所
の凹部、凸部を設けた形状としている。さらに、前記複
数の検出コイルは検出波形の180°の位相をもって配
置された複数の検出コイル対を形成し、この対をなす検
出コイルの差動値としてリラクタンスの変化が検出さ
れ、前記ロータの外周形状は奇数次成分のパーミアンス
誤差を打ち消すように、真円に対して凹部、凸部を設け
た形状とするものであってもよい。また、前記ロータの
外周形状は3次成分のパーミアンス誤差を打ち消すよう
に、真円に対して凹部および凸部を各々3箇所、計6箇
所設けた形状とするものであってもよい。
【0008】
【作用】本発明によれば、出力波形のパーミアンス誤差
の主成分を打ち消すように、ロータに備えられた複数箇
所の凹部と凸部の形状作用により、出力波形には基本波
成分の振幅を増大させ、かつ、正弦波により近く、パー
ミアンス誤差の少ない特長を両立させることができる。
の主成分を打ち消すように、ロータに備えられた複数箇
所の凹部と凸部の形状作用により、出力波形には基本波
成分の振幅を増大させ、かつ、正弦波により近く、パー
ミアンス誤差の少ない特長を両立させることができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明にかかる軸倍角1Xのリラクタ
ンス型レゾルバの好適な実施例を図1、および図2、図
3、図6により説明する。図1には本実施例のリラクタ
ンス型レゾルバが示されており、図4の従来装置と同一
の構成に対しては同一符号を付し、その説明を省略す
る。本実施例において特徴的なことは、回転軸7の中心
Oに対し偏心しているパーミアンス誤差補正ロータ1
(以下、変形ロータ1という)の形状が、円形(図中、
破線2で示される)からずれている点にある。従来装置
と同様、回転軸7が回転すると、変形ロータ1は回転軸
7の中心Oに対してX0だけ偏心しているため、変形ロー
タ1とステータ4の磁極4a、4b、4c、4dとのギ
ャップが変化する。したがって、従来例と同じく図8の
ように接続されている励磁コイル5a、5b、5c、5
dを交流電圧によって励磁すると、検出コイル6a、6
b、6c、6dにはリラクタンスの変動により、回転角
度に応じて正弦波、あるいは余弦波に振幅変調された出
力波形を得ることができる。
ンス型レゾルバの好適な実施例を図1、および図2、図
3、図6により説明する。図1には本実施例のリラクタ
ンス型レゾルバが示されており、図4の従来装置と同一
の構成に対しては同一符号を付し、その説明を省略す
る。本実施例において特徴的なことは、回転軸7の中心
Oに対し偏心しているパーミアンス誤差補正ロータ1
(以下、変形ロータ1という)の形状が、円形(図中、
破線2で示される)からずれている点にある。従来装置
と同様、回転軸7が回転すると、変形ロータ1は回転軸
7の中心Oに対してX0だけ偏心しているため、変形ロー
タ1とステータ4の磁極4a、4b、4c、4dとのギ
ャップが変化する。したがって、従来例と同じく図8の
ように接続されている励磁コイル5a、5b、5c、5
dを交流電圧によって励磁すると、検出コイル6a、6
b、6c、6dにはリラクタンスの変動により、回転角
度に応じて正弦波、あるいは余弦波に振幅変調された出
力波形を得ることができる。
【0010】ここで、従来の円形ロータ2での出力波形
のパーミアンス誤差の成分を示している図6において、
奇数次成分の中で主成分となっている3次成分を減少さ
せるように、変形ロータ1の外周形状を決める。手段と
しては、出力波形に含まれる3次成分のパーミアンス誤
差が最大となる位置で、変形ロータ1に凹部を付加する
ような形状にする。なお、ここでは位相が180゜ずれ
たコイル出力との差動出力によって内挿演算をおこない
角度検出をする場合には、偶数次成分のパーミアンス誤
差は原理上、打ち消されることを考慮して、奇数次成分
に注目している。いま、変形ロータ1が回転軸7の中心
Oに対し、X軸方向にX0だけ偏心しているとする。偏心
前の変形ロータ1の外周形状は、回転軸方向の図心から
の距離Rと偏心方向(本実施例ではX軸方向)を基準と
する角度θによって次式に定義される。
のパーミアンス誤差の成分を示している図6において、
奇数次成分の中で主成分となっている3次成分を減少さ
せるように、変形ロータ1の外周形状を決める。手段と
しては、出力波形に含まれる3次成分のパーミアンス誤
差が最大となる位置で、変形ロータ1に凹部を付加する
ような形状にする。なお、ここでは位相が180゜ずれ
たコイル出力との差動出力によって内挿演算をおこない
角度検出をする場合には、偶数次成分のパーミアンス誤
差は原理上、打ち消されることを考慮して、奇数次成分
に注目している。いま、変形ロータ1が回転軸7の中心
Oに対し、X軸方向にX0だけ偏心しているとする。偏心
前の変形ロータ1の外周形状は、回転軸方向の図心から
の距離Rと偏心方向(本実施例ではX軸方向)を基準と
する角度θによって次式に定義される。
【数1】R(θ)= R0 +R3 cos(3 θ+α) R0:真円の半径 R3:3次成分のパーミアンス誤差を減少させるために真
円に対して付加する凹部と凸部の大きさ、ただし R3≦
X0/2 α:位相角
円に対して付加する凹部と凸部の大きさ、ただし R3≦
X0/2 α:位相角
【0011】半径R0の真円に対して、上式で示されるよ
うな角度において、凹部および凸部を外周全体で各々3
箇所、計6箇所備えた偏心前の変形ロータ1を、X軸方
向にX0だけ偏心させることで、その出力波形は図2に示
すように、従来の円形ロータ2と同程度の大きな基本波
成分の振幅を得ることができ、さらに図3のように3次
成分のパーミアンス誤差を著しく減少させることができ
る。結果として、出力波形は基本波成分の振幅を増大さ
せ、かつ、正弦波により近く、パーミアンス誤差の少な
い波形を得ることができる。
うな角度において、凹部および凸部を外周全体で各々3
箇所、計6箇所備えた偏心前の変形ロータ1を、X軸方
向にX0だけ偏心させることで、その出力波形は図2に示
すように、従来の円形ロータ2と同程度の大きな基本波
成分の振幅を得ることができ、さらに図3のように3次
成分のパーミアンス誤差を著しく減少させることができ
る。結果として、出力波形は基本波成分の振幅を増大さ
せ、かつ、正弦波により近く、パーミアンス誤差の少な
い波形を得ることができる。
【0012】上記のように構成した本実施例によれば、
ロータとステータ磁極間のギャップを狭くし、出力波形
の基本波成分の振幅を増大させようとしたときでも、変
形ロータ1の外周に備えられた複数箇所の凹部と凸部の
作用によって、パーミアンス誤差の少ない正弦波が得る
ことができる。そのため、出力波形のS/N比を良好に
することもでき、高精度な角度検出が実現できる。
ロータとステータ磁極間のギャップを狭くし、出力波形
の基本波成分の振幅を増大させようとしたときでも、変
形ロータ1の外周に備えられた複数箇所の凹部と凸部の
作用によって、パーミアンス誤差の少ない正弦波が得る
ことができる。そのため、出力波形のS/N比を良好に
することもでき、高精度な角度検出が実現できる。
【0013】また、本実施例では変形ロータ1を3次成
分のパーミアンス誤差が減少するような外周形状として
いるが、他のパーミアンス誤差成分を減少させる場合に
も同様の手段を適応することができる。例えば、3次成
分に加え、5次成分と2次成分のパーミアンス誤差につ
いても減少させようとする場合、前記実施例と同様の条
件において、偏心前の変形ロータ1の外周形状は次式に
定義される。
分のパーミアンス誤差が減少するような外周形状として
いるが、他のパーミアンス誤差成分を減少させる場合に
も同様の手段を適応することができる。例えば、3次成
分に加え、5次成分と2次成分のパーミアンス誤差につ
いても減少させようとする場合、前記実施例と同様の条
件において、偏心前の変形ロータ1の外周形状は次式に
定義される。
【数2】R(θ)=R0+R2 cos(2 θ+α)+R3 cos
(3 θ+β)+R5 cos(5 θ+γ) R0:真円の半径 R2、R3、R5:それぞれ2次、3次、5次成分のパーミア
ンス誤差を減少させるために真円に対して付加する凹部
と凸部の大きさ、ただし R2≦X0/2、R3≦X0/2、R5
≦X0/2 α、β、γ:位相角
(3 θ+β)+R5 cos(5 θ+γ) R0:真円の半径 R2、R3、R5:それぞれ2次、3次、5次成分のパーミア
ンス誤差を減少させるために真円に対して付加する凹部
と凸部の大きさ、ただし R2≦X0/2、R3≦X0/2、R5
≦X0/2 α、β、γ:位相角
【0014】上式で示されるような角度において、凹部
および凸部を備えた変形ロータ1を偏心位置O1に配置す
ることで、基本波成分の振幅を増大させ、さらにパーミ
アンス誤差の少ない出力波形を得ることができる。一般
に、出力波形の基本波成分の振幅は、ロータの偏心量、
そしてロータとステータ磁極間の最小ギャップで決ま
り、パーミアンス誤差は出力波形の基本波の振幅よりも
小さいため、付加する凹部と凸部の大きさは、必ず偏心
量よりも小さくなる。上式での定数Rx(Xは次数)は有
限要素法などの磁場解析によって決定することが効果的
である。この場合、上述のように定数Rxは偏心量よりも
小さな値から絞り込んでいくことを考慮しなければなら
ない。この実施例のように複数の次数を減少させるとき
には、定数RxはR2を最初に、次にR3、そしてR5のよう
に、低次から順に決めていく必要がある。
および凸部を備えた変形ロータ1を偏心位置O1に配置す
ることで、基本波成分の振幅を増大させ、さらにパーミ
アンス誤差の少ない出力波形を得ることができる。一般
に、出力波形の基本波成分の振幅は、ロータの偏心量、
そしてロータとステータ磁極間の最小ギャップで決ま
り、パーミアンス誤差は出力波形の基本波の振幅よりも
小さいため、付加する凹部と凸部の大きさは、必ず偏心
量よりも小さくなる。上式での定数Rx(Xは次数)は有
限要素法などの磁場解析によって決定することが効果的
である。この場合、上述のように定数Rxは偏心量よりも
小さな値から絞り込んでいくことを考慮しなければなら
ない。この実施例のように複数の次数を減少させるとき
には、定数RxはR2を最初に、次にR3、そしてR5のよう
に、低次から順に決めていく必要がある。
【0015】なお、リラクタンス型レゾルバのステータ
コイルの例を図8に示したが、このコイルの方式に限定
されるものではなく、種々のコイルの方式にも適用する
ことができる。例えば、励磁コイルと検出コイルとを兼
用した形式のコイルについても、本発明は適用が可能で
ある。
コイルの例を図8に示したが、このコイルの方式に限定
されるものではなく、種々のコイルの方式にも適用する
ことができる。例えば、励磁コイルと検出コイルとを兼
用した形式のコイルについても、本発明は適用が可能で
ある。
【0016】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明のリラク
タンス型レゾルバによれば、従来の偏心させた円形ロー
タの外周形状を、パーミアンス誤差を減少させるよう
に、複数箇所の凹部と凸部を備えた形状に変形すること
により、出力波形はパーミアンス誤差の少ない、正弦波
により近い波形を得ることができるので、結果としてレ
ゾルバの角度検出の精度を向上させることができる。
タンス型レゾルバによれば、従来の偏心させた円形ロー
タの外周形状を、パーミアンス誤差を減少させるよう
に、複数箇所の凹部と凸部を備えた形状に変形すること
により、出力波形はパーミアンス誤差の少ない、正弦波
により近い波形を得ることができるので、結果としてレ
ゾルバの角度検出の精度を向上させることができる。
【図1】 本発明にかかる好適な実施例である軸倍角1
Xのリラクタンス型レゾルバの構成図である。
Xのリラクタンス型レゾルバの構成図である。
【図2】 本実施例のパーミアンス誤差補正ロータによ
る出力波形と円形ロータによる出力波形とを比較した図
である。
る出力波形と円形ロータによる出力波形とを比較した図
である。
【図3】 本実施例の出力波形のパーミアンス誤差成分
を示す図である。
を示す図である。
【図4】 従来の軸倍角1Xのリラクタンス型レゾルバ
の構成図である。
の構成図である。
【図5】 従来の異なる直径を有する2種の円形ロータ
における出力波形を示す図である。
における出力波形を示す図である。
【図6】 従来装置の出力波形のパーミアンス誤差成分
を示す図であり、特にロータとステータ磁極のギャップ
が小さい場合の図である。
を示す図であり、特にロータとステータ磁極のギャップ
が小さい場合の図である。
【図7】 従来装置の出力波形のパーミアンス誤差成分
を示す図であり、特にロータとステータ磁極のギャップ
が大きい場合の図である。
を示す図であり、特にロータとステータ磁極のギャップ
が大きい場合の図である。
【図8】 本実施例、および従来例での励磁コイルと検
出コイルの接続図である。
出コイルの接続図である。
1 パーミアンス誤差補正ロータ、2 円形ロータ、4
ステータコア、4a,4b,4c,4d ステータ磁
極、5a,5b,5c,5d 励磁コイル、6a,6
b,6c,6d 検出コイル、7 回転軸
ステータコア、4a,4b,4c,4d ステータ磁
極、5a,5b,5c,5d 励磁コイル、6a,6
b,6c,6d 検出コイル、7 回転軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01D 5/00 - 5/62 H02K 24/00 G01B 7/00 - 7/34
Claims (3)
- 【請求項1】 回転軸に対して所定量偏心して設けられ
たロータと、前記ロータの周囲に固定配置され複数の検
出コイルを含むステータとを有し、前記ロータの移動量
を当該ロータとステータの間のリラクタンスの変化とし
て検出し、回転軸の回転位置を検出するリラクタンス型
レゾルバであって、 前記ロータの外周形状を、検出波形のパーミアンス誤差
を打ち消すように、真円に対して前記偏心量よりも小さ
な複数箇所の凹部、凸部を設けた形状としたことを特徴
とする軸倍角1Xのリラクタンス型レゾルバ。 - 【請求項2】 請求項1記載のリラクタンス型レゾルバ
であって、前記複数の検出コイルは検出波形の180°
の位相をもって配置された複数の検出コイル対を形成
し、この対をなす検出コイルの差動値としてリラクタン
スの変化が検出され、前記ロータの外周形状は奇数次成
分のパーミアンス誤差を打ち消すように、真円に対して
凹部、凸部を設けた形状としたことを特徴とするリラク
タンス型レゾルバ。 - 【請求項3】 請求項2記載のリラクタンス型レゾルバ
であって、前記ロータの外周形状は3次成分のパーミア
ンス誤差を打ち消すように、真円に対して凹部および凸
部を各々3箇所、計6箇所設けた形状としたことを特徴
とするリラクタンス型レゾルバ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29548394A JP3309025B2 (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | リラクタンス型レゾルバ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29548394A JP3309025B2 (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | リラクタンス型レゾルバ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08163847A JPH08163847A (ja) | 1996-06-21 |
| JP3309025B2 true JP3309025B2 (ja) | 2002-07-29 |
Family
ID=17821198
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP29548394A Expired - Fee Related JP3309025B2 (ja) | 1994-11-30 | 1994-11-30 | リラクタンス型レゾルバ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
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1994
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