JP3385871B2 - エアバッグ装置 - Google Patents
エアバッグ装置Info
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- JP3385871B2 JP3385871B2 JP24212296A JP24212296A JP3385871B2 JP 3385871 B2 JP3385871 B2 JP 3385871B2 JP 24212296 A JP24212296 A JP 24212296A JP 24212296 A JP24212296 A JP 24212296A JP 3385871 B2 JP3385871 B2 JP 3385871B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車室内側部などに
展開されるエアバッグ装置に関する。
展開されるエアバッグ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のエアバッグ装置としては、例え
ば、図29(特開平6−24749号公報参照)に示す
ものや、図30及び図31に示すものがある。これら図
29〜図30に示すものは、エアバッグ作動状態を示し
たもので、図29に示すものは、エアバッグ装置のエア
バッグ体1が乗員Pの頭部側方に位置している。図3
0,図31に示すものでは、乗員Pの頭部側方にエアバ
ッグ体1が位置する他に、上半身側方にエアバッグ体3
が位置している。
ば、図29(特開平6−24749号公報参照)に示す
ものや、図30及び図31に示すものがある。これら図
29〜図30に示すものは、エアバッグ作動状態を示し
たもので、図29に示すものは、エアバッグ装置のエア
バッグ体1が乗員Pの頭部側方に位置している。図3
0,図31に示すものでは、乗員Pの頭部側方にエアバ
ッグ体1が位置する他に、上半身側方にエアバッグ体3
が位置している。
【0003】これらエアバッグ体1,3は、乗員Pが着
座するシート5のヘッドレスト7、シートバック8に格
納されて、例えば車幅方向の衝撃力検知によってインフ
レータが作動し、エアバッグ体1は図示しないウインド
ウパネルに沿って展開され、エアバッグ体3はドア内面
に沿って展開される。従って、乗員Pはエアバッグ体
1、更にはエアバッグ体3によって車幅方向の衝撃力に
対して支えられ、安全性を向上させることができる。
座するシート5のヘッドレスト7、シートバック8に格
納されて、例えば車幅方向の衝撃力検知によってインフ
レータが作動し、エアバッグ体1は図示しないウインド
ウパネルに沿って展開され、エアバッグ体3はドア内面
に沿って展開される。従って、乗員Pはエアバッグ体
1、更にはエアバッグ体3によって車幅方向の衝撃力に
対して支えられ、安全性を向上させることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなエアバッグ装置では、例えば、エアバッグ体1が
ウインドウパネル10の面に摺接しながら展開する状態
となるため、エアバッグ体1とウインドウパネルの面と
の間の摩擦力が大きい場合には、エアバッグ体1の展開
に大きなエネルギを必要とし、インフレータの作動によ
ってエアバッグ体1内に導入される流体量を大きなもの
とせざるを得ず、インフレータの大型化を招くという問
題があった。
ようなエアバッグ装置では、例えば、エアバッグ体1が
ウインドウパネル10の面に摺接しながら展開する状態
となるため、エアバッグ体1とウインドウパネルの面と
の間の摩擦力が大きい場合には、エアバッグ体1の展開
に大きなエネルギを必要とし、インフレータの作動によ
ってエアバッグ体1内に導入される流体量を大きなもの
とせざるを得ず、インフレータの大型化を招くという問
題があった。
【0005】一方、エアバッグ体1とウインドウパネル
との間の摩擦力を小さくするようにエアバッグ体1の材
質などを選択するようにすれば、エアバッグ体1の展開
に要するエネルギを小さくすることができ、インフレー
タの小型化を図ることができる。しかし、エアバッグ体
1がウインドウパネルに対し乗員の頭部を支える時に、
ウインドウパネルに対しエアバッグ体1が反展開方向へ
ずれる等の動きを生じないように安定させる必要があ
り、両者間の摩擦力をそれ程小さくすることはできず、
インフレータの小型化に限界がある。
との間の摩擦力を小さくするようにエアバッグ体1の材
質などを選択するようにすれば、エアバッグ体1の展開
に要するエネルギを小さくすることができ、インフレー
タの小型化を図ることができる。しかし、エアバッグ体
1がウインドウパネルに対し乗員の頭部を支える時に、
ウインドウパネルに対しエアバッグ体1が反展開方向へ
ずれる等の動きを生じないように安定させる必要があ
り、両者間の摩擦力をそれ程小さくすることはできず、
インフレータの小型化に限界がある。
【0006】そこで、本発明は、エアバッグ体の展開に
要するエネルギを小さくして、インフレータの小型化を
図りながら、エアバッグ体を乗員に対して安定して作用
させることのできるエアバッグ装置の提供を課題とす
る。
要するエネルギを小さくして、インフレータの小型化を
図りながら、エアバッグ体を乗員に対して安定して作用
させることのできるエアバッグ装置の提供を課題とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、車体
側の面に沿って展開されるエアバッグ体を備えたエアバ
ッグ装置において、前記エアバッグ体又は車体側の面の
少なくとも一方に前記エアバッグ体の展開方向と反展開
方向とで異なる摩擦係数を有した異方向特性摩擦係数部
を設け、該異方向特性摩擦係数部の前記展開方向の摩擦
係数を前記反展開方向の摩擦係数に対して相対的に小さ
く、前記反展開方向の摩擦係数を前記展開方向の摩擦係
数に対して相対的に大きくしたことを特徴とする。
側の面に沿って展開されるエアバッグ体を備えたエアバ
ッグ装置において、前記エアバッグ体又は車体側の面の
少なくとも一方に前記エアバッグ体の展開方向と反展開
方向とで異なる摩擦係数を有した異方向特性摩擦係数部
を設け、該異方向特性摩擦係数部の前記展開方向の摩擦
係数を前記反展開方向の摩擦係数に対して相対的に小さ
く、前記反展開方向の摩擦係数を前記展開方向の摩擦係
数に対して相対的に大きくしたことを特徴とする。
【0008】従って、エアバッグ体が車体側の面に沿っ
て展開する時、異方向特性摩擦係数部により、エアバッ
グ体の展開方向に対しエアバッグ体と車体側の面との摺
接の摩擦力を相対的に小さくし、同反展開方向で相対的
に大きくすることができる。
て展開する時、異方向特性摩擦係数部により、エアバッ
グ体の展開方向に対しエアバッグ体と車体側の面との摺
接の摩擦力を相対的に小さくし、同反展開方向で相対的
に大きくすることができる。
【0009】請求項2の発明は、請求項1記載のエアバ
ッグ装置であって、前記異方向特性摩擦係数部は、前記
エアバッグ体を展開方向に沿う摩擦係数の小さな横糸及
び展開交差方向に沿う摩擦係数の小さな縦糸で形成し、
前記縦糸を断面楕円形状とし、該縦糸の断面長径方向を
前記車体側の面に向けて配置し、該縦糸の断面短径方向
の反展開方向側に摩擦係数を増大させる材料を付着した
ものであることを特徴とする。
ッグ装置であって、前記異方向特性摩擦係数部は、前記
エアバッグ体を展開方向に沿う摩擦係数の小さな横糸及
び展開交差方向に沿う摩擦係数の小さな縦糸で形成し、
前記縦糸を断面楕円形状とし、該縦糸の断面長径方向を
前記車体側の面に向けて配置し、該縦糸の断面短径方向
の反展開方向側に摩擦係数を増大させる材料を付着した
ものであることを特徴とする。
【0010】従って、請求項1の発明の作用に加え、エ
アバッグ体の展開時は縦糸が展開方向前方に傾き、断面
短径方向の面のうち摩擦係数の大きい材料を付着してな
い側が車体側の面に摺接するため、展開時のエアバッグ
体と車体側の面との間の摩擦力を相対的に小さくするこ
とができる。エアバッグ体が作用する時に、エアバッグ
体が反展開方向側へ移動しようとすると、縦糸が車体側
の面に対する摺接によって逆方向へ回転し、断面短径方
向の摩擦係数の大きい材料を付着した側の面が車体側の
面に摺接する状態となり、相対的に大きな摩擦力を発揮
することができる。
アバッグ体の展開時は縦糸が展開方向前方に傾き、断面
短径方向の面のうち摩擦係数の大きい材料を付着してな
い側が車体側の面に摺接するため、展開時のエアバッグ
体と車体側の面との間の摩擦力を相対的に小さくするこ
とができる。エアバッグ体が作用する時に、エアバッグ
体が反展開方向側へ移動しようとすると、縦糸が車体側
の面に対する摺接によって逆方向へ回転し、断面短径方
向の摩擦係数の大きい材料を付着した側の面が車体側の
面に摺接する状態となり、相対的に大きな摩擦力を発揮
することができる。
【0011】請求項3の発明は、請求項1記載のエアバ
ッグ装置であって、前記異方向特性摩擦係数部は、前記
エアバッグ体を摩擦係数の小さな表地で形成し、該エア
バッグ体の少なくとも車体側の面側に前記表地に対して
両縁部を固定した裏地を設け、前記両縁部間で前記表地
を前記裏地よりも大きくとり、且つ裏地の伸び特性を表
地の伸び特性に対して大きくし、前記表地に複数個の孔
を設けると共に、裏地に前記表地の孔に対向する摩擦係
数を増大させる材料を付着したものであることを特徴と
する。
ッグ装置であって、前記異方向特性摩擦係数部は、前記
エアバッグ体を摩擦係数の小さな表地で形成し、該エア
バッグ体の少なくとも車体側の面側に前記表地に対して
両縁部を固定した裏地を設け、前記両縁部間で前記表地
を前記裏地よりも大きくとり、且つ裏地の伸び特性を表
地の伸び特性に対して大きくし、前記表地に複数個の孔
を設けると共に、裏地に前記表地の孔に対向する摩擦係
数を増大させる材料を付着したものであることを特徴と
する。
【0012】従って、請求項1の発明の作用に加え、エ
アバッグ体が展開する時には、車体側の面に対し摩擦係
数の小さな表地が摺接し、エアバッグ体と車体側の面と
の間の摩擦力を相対的に小さくすることができる。又、
エアバッグ体が作用する時にはエアバッグ体の内圧の増
大によって表地が張り状態となり、これによって裏地の
縁部が引張られ伸びる。この裏地の伸びによって裏地の
摩擦係数の大きな材料が表地の孔から突出し、車体側の
面に接して摩擦力を相対的に大きくすることができる。
アバッグ体が展開する時には、車体側の面に対し摩擦係
数の小さな表地が摺接し、エアバッグ体と車体側の面と
の間の摩擦力を相対的に小さくすることができる。又、
エアバッグ体が作用する時にはエアバッグ体の内圧の増
大によって表地が張り状態となり、これによって裏地の
縁部が引張られ伸びる。この裏地の伸びによって裏地の
摩擦係数の大きな材料が表地の孔から突出し、車体側の
面に接して摩擦力を相対的に大きくすることができる。
【0013】請求項4の発明は、請求項1記載のエアバ
ッグ装置であって、前記異方向特性摩擦係数部は、前記
エアバッグ体を摩擦係数の小さな繊維で形成し、該エア
バッグ体の少なくとも車体側の面側の表面に、複数個の
閉断面袋状の襞部を設け、且つ襞部内に粘着剤を充填し
たものであることを特徴とする。
ッグ装置であって、前記異方向特性摩擦係数部は、前記
エアバッグ体を摩擦係数の小さな繊維で形成し、該エア
バッグ体の少なくとも車体側の面側の表面に、複数個の
閉断面袋状の襞部を設け、且つ襞部内に粘着剤を充填し
たものであることを特徴とする。
【0014】従って、請求項1の発明の作用に加え、エ
アバッグ体の展開時は襞部が閉断面袋状であるため、エ
アバッグ体と車体側の面との間の摩擦係数は小さく、摩
擦力を相対的に小さくすることができる。エアバッグ体
の作用時は内圧によって襞部が開かれて粘着剤が露出
し、車体側の面に接する。従って、摩擦力を相対的に大
きくすることができる。
アバッグ体の展開時は襞部が閉断面袋状であるため、エ
アバッグ体と車体側の面との間の摩擦係数は小さく、摩
擦力を相対的に小さくすることができる。エアバッグ体
の作用時は内圧によって襞部が開かれて粘着剤が露出
し、車体側の面に接する。従って、摩擦力を相対的に大
きくすることができる。
【0015】請求項5の発明は、請求項1記載のエアバ
ッグ装置であって、前記異方向特性摩擦係数部は、前記
エアバッグ体を、展開方向に沿う摩擦係数の小さな横糸
及び展開交差方向に沿う縦糸で形成し、該縦糸を摩擦係
数の小さなものと摩擦係数の大きなものとに分けて形成
し、且つ該摩擦係数の小さな縦糸を該摩擦係数の大きな
縦糸に対して太くすることを特徴とする。
ッグ装置であって、前記異方向特性摩擦係数部は、前記
エアバッグ体を、展開方向に沿う摩擦係数の小さな横糸
及び展開交差方向に沿う縦糸で形成し、該縦糸を摩擦係
数の小さなものと摩擦係数の大きなものとに分けて形成
し、且つ該摩擦係数の小さな縦糸を該摩擦係数の大きな
縦糸に対して太くすることを特徴とする。
【0016】従って、請求項1の発明の作用に加え、エ
アバッグ体の展開時は摩擦係数の小さな横糸及び摩擦係
数の小さな縦糸が車体側の面に接し、摩擦力を相対的に
小さくすることができる。エアバッグ体の作用時は内圧
によって横糸が引張られて摩擦係数の大きな縦糸が車体
側の面に接し、摩擦力を相対的に大きくすることができ
る。
アバッグ体の展開時は摩擦係数の小さな横糸及び摩擦係
数の小さな縦糸が車体側の面に接し、摩擦力を相対的に
小さくすることができる。エアバッグ体の作用時は内圧
によって横糸が引張られて摩擦係数の大きな縦糸が車体
側の面に接し、摩擦力を相対的に大きくすることができ
る。
【0017】請求項6の発明は、請求項1記載のエアバ
ッグ装置であって、前記異方向特性摩擦係数部は、前記
エアバッグ体の車体側の面側の表面に、前記反展開方向
に傾く多数の起毛で形成したものであることを特徴とす
る。
ッグ装置であって、前記異方向特性摩擦係数部は、前記
エアバッグ体の車体側の面側の表面に、前記反展開方向
に傾く多数の起毛で形成したものであることを特徴とす
る。
【0018】従って、請求項1の発明の作用に加え、エ
アバッグ体の展開時は起毛が反展開方向に傾きをもって
いることから、摩擦力を相対的に小さくすることができ
る。エアバッグ体の作用時は、エアバッグ体が反展開方
向に移動しようとすると起毛が立上がり、摩擦力を相対
的に大きくすることができる。
アバッグ体の展開時は起毛が反展開方向に傾きをもって
いることから、摩擦力を相対的に小さくすることができ
る。エアバッグ体の作用時は、エアバッグ体が反展開方
向に移動しようとすると起毛が立上がり、摩擦力を相対
的に大きくすることができる。
【0019】請求項7の発明は、請求項1記載のエアバ
ッグ装置であって、前記異方向特性摩擦係数部は、車体
側の面に設けられたことを特徴とする。
ッグ装置であって、前記異方向特性摩擦係数部は、車体
側の面に設けられたことを特徴とする。
【0020】従って、請求項1と同様な展開作用を奏す
ることができる。
ることができる。
【0021】請求項8の発明は、請求項7記載のエアバ
ッグ装置であって、前記車体側の面は、車体側に収納さ
れて前記エアバッグ体の展開時に展開するスクリーンで
形成したことを特徴とする。
ッグ装置であって、前記車体側の面は、車体側に収納さ
れて前記エアバッグ体の展開時に展開するスクリーンで
形成したことを特徴とする。
【0022】従って、請求項7の発明の作用に加え、エ
アバッグ体が展開しないときは、スクリーンを車体側に
収納し、エアバッグ体が展開するときはスクリーンを展
開させて車体側の面を形成することができる。
アバッグ体が展開しないときは、スクリーンを車体側に
収納し、エアバッグ体が展開するときはスクリーンを展
開させて車体側の面を形成することができる。
【0023】請求項9の発明は、請求項7又は8記載の
エアバッグ装置であって、前記異方向特性摩擦係数部
は、前記展開方向に傾く多数の起毛で形成したことを特
徴とする。
エアバッグ装置であって、前記異方向特性摩擦係数部
は、前記展開方向に傾く多数の起毛で形成したことを特
徴とする。
【0024】従って、請求項7又は8の発明の作用に加
え、エアバッグ体の展開時は車体側の面の起毛が展開方
向に傾きをもっていることから、摩擦力を相対的に小さ
くすることができる。エアバッグ体の作用時にエアバッ
グ体が反展開方向に移動しようとすると起毛が立上が
り、摩擦力を相対的に大きくすることができる。
え、エアバッグ体の展開時は車体側の面の起毛が展開方
向に傾きをもっていることから、摩擦力を相対的に小さ
くすることができる。エアバッグ体の作用時にエアバッ
グ体が反展開方向に移動しようとすると起毛が立上が
り、摩擦力を相対的に大きくすることができる。
【0025】請求項10の発明は、請求項6又は9記載
のエアバッグ装置であって、前記起毛に、傾き前側に摩
擦係数を増大させる材料を付着させたことを特徴とす
る。
のエアバッグ装置であって、前記起毛に、傾き前側に摩
擦係数を増大させる材料を付着させたことを特徴とす
る。
【0026】従って、請求項6又は9に記載の発明の作
用に加え、より摩擦力を増大させることができる。
用に加え、より摩擦力を増大させることができる。
【0027】請求項11の発明は、請求項1〜10のい
ずれかに記載のエアバッグ装置であって、前記車体側の
面は、ウインドウパネルの車室内側の面であることを特
徴とする。
ずれかに記載のエアバッグ装置であって、前記車体側の
面は、ウインドウパネルの車室内側の面であることを特
徴とする。
【0028】従って、請求項1〜10のいずれかの発明
の作用に加え、ウインドウパネルに対してエアバッグ体
を円滑に展開させ、車室内乗員に対して安定して作用さ
せることができる。
の作用に加え、ウインドウパネルに対してエアバッグ体
を円滑に展開させ、車室内乗員に対して安定して作用さ
せることができる。
【0029】請求項12の発明は、請求項1〜10のい
ずれかに記載のエアバッグ装置であって、前記車体側の
面は、車体フードの上面であることを特徴とする。
ずれかに記載のエアバッグ装置であって、前記車体側の
面は、車体フードの上面であることを特徴とする。
【0030】従って、請求項1〜10のいずれかの発明
の作用に加え、車体前部の上面に対してエアバッグ体を
円滑に展開させ、歩行者等に対して安定して作用させる
ことができる。
の作用に加え、車体前部の上面に対してエアバッグ体を
円滑に展開させ、歩行者等に対して安定して作用させる
ことができる。
【0031】
【発明の効果】請求項1の発明では、エアバッグ体の展
開時に相対的に小さな摩擦力によって展開に必要とする
エネルギを小さくすることができ、インフレータを小型
化することができる。又、エアバッグ体の作用時は相対
的に大きな摩擦力によってエアバッグ体を安定して作用
させることができる。
開時に相対的に小さな摩擦力によって展開に必要とする
エネルギを小さくすることができ、インフレータを小型
化することができる。又、エアバッグ体の作用時は相対
的に大きな摩擦力によってエアバッグ体を安定して作用
させることができる。
【0032】請求項2の発明では、請求項1の発明の効
果に加え、縦糸を楕円形状として摩擦係数の大きい材料
を付着させるだけであるため、構造が簡単である。
果に加え、縦糸を楕円形状として摩擦係数の大きい材料
を付着させるだけであるため、構造が簡単である。
【0033】請求項3の発明では、請求項1の発明の効
果に加え、内圧によって表地の孔から裏地の摩擦係数の
大きな材料を突出させるため、エアバッグ体作用当初か
ら瞬時にエアバッグ体を安定させることができ、確実な
作用を行なわせることができる。
果に加え、内圧によって表地の孔から裏地の摩擦係数の
大きな材料を突出させるため、エアバッグ体作用当初か
ら瞬時にエアバッグ体を安定させることができ、確実な
作用を行なわせることができる。
【0034】請求項4の発明では、請求項1の発明の効
果に加え、襞部に粘着剤を充填するだけであるため、構
造が極めて簡単である。又、内圧によって粘着剤が車体
側の面に接する構成であるため、エアバッグ体作用当初
からエアバッグ体を安定させることができ、確実な作用
を行なわせることができる。
果に加え、襞部に粘着剤を充填するだけであるため、構
造が極めて簡単である。又、内圧によって粘着剤が車体
側の面に接する構成であるため、エアバッグ体作用当初
からエアバッグ体を安定させることができ、確実な作用
を行なわせることができる。
【0035】請求項5の発明では、請求項1の発明の効
果に加え、縦糸そのものを部分的に摩擦係数の大きなも
のとするため、構造が更に簡単となり、製造も容易であ
る。又、内圧によって摩擦係数の大きな縦糸が車体側の
面に接するため、エアバッグ作用当初からエアバッグ体
を安定させることができ、確実な作用を行なわせること
ができる。
果に加え、縦糸そのものを部分的に摩擦係数の大きなも
のとするため、構造が更に簡単となり、製造も容易であ
る。又、内圧によって摩擦係数の大きな縦糸が車体側の
面に接するため、エアバッグ作用当初からエアバッグ体
を安定させることができ、確実な作用を行なわせること
ができる。
【0036】請求項6の発明では、請求項1の発明の効
果に加え、起毛によって反展開方向の摩擦力を確実に増
大させることができ、エアバッグ体の作用を確実に安定
させることができる。
果に加え、起毛によって反展開方向の摩擦力を確実に増
大させることができ、エアバッグ体の作用を確実に安定
させることができる。
【0037】請求項7の発明では、エアバッグ体は通常
のものを使用することができる。
のものを使用することができる。
【0038】請求項8の発明では、スクリーンによって
車体側に種々の摩擦特性の面を確実に形成することがで
きる。
車体側に種々の摩擦特性の面を確実に形成することがで
きる。
【0039】請求項9の発明では、請求項7又は8の発
明の効果に加え、起毛によって反展開方向の摩擦力を確
実に増大させることができ、エアバッグ体の作用を確実
に安定させることができる。
明の効果に加え、起毛によって反展開方向の摩擦力を確
実に増大させることができ、エアバッグ体の作用を確実
に安定させることができる。
【0040】請求項10の発明では、請求項6又は9の
発明の効果に加え、起毛の摩擦係数を増大させる材料に
よって、起毛による摩擦力増大をさらに確実に行なわせ
ることができ、エアバッグ体の作用をより安定して行な
わせることができる。
発明の効果に加え、起毛の摩擦係数を増大させる材料に
よって、起毛による摩擦力増大をさらに確実に行なわせ
ることができ、エアバッグ体の作用をより安定して行な
わせることができる。
【0041】請求項11の発明では、請求項1〜10の
いずれかの発明の効果に加え、ウインドウパネルの車室
内側の面でエアバッグ体を小さなエネルギで展開させ、
且つ安定させることができ、乗員の頭部等を確実に保護
することができる。
いずれかの発明の効果に加え、ウインドウパネルの車室
内側の面でエアバッグ体を小さなエネルギで展開させ、
且つ安定させることができ、乗員の頭部等を確実に保護
することができる。
【0042】請求項12の発明では、請求項1〜10の
いずれかの発明の効果に加え、車体前部の上面でエアバ
ッグ体を小さなエネルギで展開することができると共
に、エアバッグ体を安定して作用させることができ、歩
行者などに対しエアバッグ体を確実に作用させることが
できる。
いずれかの発明の効果に加え、車体前部の上面でエアバ
ッグ体を小さなエネルギで展開することができると共
に、エアバッグ体を安定して作用させることができ、歩
行者などに対しエアバッグ体を確実に作用させることが
できる。
【0043】
(第1実施形態)図1は本発明の第1実施形態に係るエ
アバッグ装置を示し、例えば左ハンドル車の運転席のシ
ート5と、エアバッグ体1との関係を示している。
アバッグ装置を示し、例えば左ハンドル車の運転席のシ
ート5と、エアバッグ体1との関係を示している。
【0044】エアバッグ体1は、シート5のヘッドレス
ト7側面から車体側の面である運転席左側のドアのウイ
ンドウパネルの面(図示せず)に沿って車体前方へ展開
されたものである。尚、エアバッグ体1はセンサが車幅
方向の衝撃力を検知するとインフレータが作動し、瞬時
に膨張展開するようになっている。
ト7側面から車体側の面である運転席左側のドアのウイ
ンドウパネルの面(図示せず)に沿って車体前方へ展開
されたものである。尚、エアバッグ体1はセンサが車幅
方向の衝撃力を検知するとインフレータが作動し、瞬時
に膨張展開するようになっている。
【0045】図2は、前記ヘッドレスト7と展開状態の
エアバッグ体1との関係の拡大斜視図である。該エアバ
ッグ体1は車幅方向外側から見て矩形状を呈し、その大
きさは乗員の頭部をウインドウパネルに対して確実に支
える程度のものである。又、エアバッグ体3は車幅方向
に一定した厚みを有している。
エアバッグ体1との関係の拡大斜視図である。該エアバ
ッグ体1は車幅方向外側から見て矩形状を呈し、その大
きさは乗員の頭部をウインドウパネルに対して確実に支
える程度のものである。又、エアバッグ体3は車幅方向
に一定した厚みを有している。
【0046】前記エアバッグ体1がウインドウパネルと
対向する側の面には異方向特性摩擦係数部9が設けられ
ている。該異方向特性摩擦係数部9はエアバッグ体1と
車体側の面であるウインドウパネルの面との摺接の摩擦
力を該エアバッグ体1の展開方向(矢印A方向)で相対
的に小さく、反展開方向(矢印B方向)で相対的に大き
くする摩擦係数を有している。
対向する側の面には異方向特性摩擦係数部9が設けられ
ている。該異方向特性摩擦係数部9はエアバッグ体1と
車体側の面であるウインドウパネルの面との摺接の摩擦
力を該エアバッグ体1の展開方向(矢印A方向)で相対
的に小さく、反展開方向(矢印B方向)で相対的に大き
くする摩擦係数を有している。
【0047】本実施形態では、エアバッグ体1のウイン
ドウパネルに対向する面の布地11を図3のように展開
方向に沿う摩擦係数の小さな横糸13及び展開交差方向
に沿う摩擦係数の小さな縦糸15で形成し、縦糸15を
断面楕円形状とし、該縦糸15の断面長径方向をウイン
ドウパネルの面に向けて配置し、同縦糸15の断面短径
方向の反展開方向側の面に摩擦係数を増大させる材料、
例えばゴム17を付着したものである。ゴム17は、縦
糸15の長さ方向全体に付着させているが、必要箇所の
み部分的に付着させるものでもよい。
ドウパネルに対向する面の布地11を図3のように展開
方向に沿う摩擦係数の小さな横糸13及び展開交差方向
に沿う摩擦係数の小さな縦糸15で形成し、縦糸15を
断面楕円形状とし、該縦糸15の断面長径方向をウイン
ドウパネルの面に向けて配置し、同縦糸15の断面短径
方向の反展開方向側の面に摩擦係数を増大させる材料、
例えばゴム17を付着したものである。ゴム17は、縦
糸15の長さ方向全体に付着させているが、必要箇所の
み部分的に付着させるものでもよい。
【0048】次に作用を説明する。車両側面衝突時に、
センサが衝撃力を検知するとインフレータが作動し、エ
アバッグ体1がヘッドレスト7から膨張し、図4(a)
のようにウインドウパネル19の面19aに沿って矢印
A方向に展開する。この時、縦糸15が面19aと干渉
して傾き、短径側のゴム17は面19aと接しないた
め、縦糸15及び横糸13の低い摩擦係数により面19
aとエアバッグ体1との間の摩擦力は相対的に小さくな
り、エアバッグ体1は車両前方へ矢印Aのように容易に
展開移動することができる。
センサが衝撃力を検知するとインフレータが作動し、エ
アバッグ体1がヘッドレスト7から膨張し、図4(a)
のようにウインドウパネル19の面19aに沿って矢印
A方向に展開する。この時、縦糸15が面19aと干渉
して傾き、短径側のゴム17は面19aと接しないた
め、縦糸15及び横糸13の低い摩擦係数により面19
aとエアバッグ体1との間の摩擦力は相対的に小さくな
り、エアバッグ体1は車両前方へ矢印Aのように容易に
展開移動することができる。
【0049】次に、エアバッグ体1が完全に展開膨張
し、且つ乗員の頭部が当って荷重を受け、図4(b)の
ように反展開方向の矢印B方向へ戻ろうとすると、縦糸
15がウインドウパネル19の面19aとの干渉などに
よって逆方向へ傾き、短径側のゴム17が面19aと接
し、大きな摩擦力を発生する。従って、エアバッグ体1
は車両後方へは移動せず、膨張した状態でその位置にと
どまることができる。このため、図5のようにエアバッ
グ体1をウインドウパネル19に対し展開した状態を安
定させることができ、乗員Pの頭部をウインドウパネル
19に対して確実に支えることができる。
し、且つ乗員の頭部が当って荷重を受け、図4(b)の
ように反展開方向の矢印B方向へ戻ろうとすると、縦糸
15がウインドウパネル19の面19aとの干渉などに
よって逆方向へ傾き、短径側のゴム17が面19aと接
し、大きな摩擦力を発生する。従って、エアバッグ体1
は車両後方へは移動せず、膨張した状態でその位置にと
どまることができる。このため、図5のようにエアバッ
グ体1をウインドウパネル19に対し展開した状態を安
定させることができ、乗員Pの頭部をウインドウパネル
19に対して確実に支えることができる。
【0050】又、ウインドウパネル19がドア内に下降
されて乗員Pの側方に存在せず、外側に図6のように電
柱21が位置するような場合でもエアバッグ体1の異方
向特性摩擦係数部9が干渉し、大きな摩擦力によってエ
アバッグ体1が電柱21から外れることがなく、乗員P
の頭部が電柱21に干渉することを防止し、クッション
の役目を確実に果たすことができる。
されて乗員Pの側方に存在せず、外側に図6のように電
柱21が位置するような場合でもエアバッグ体1の異方
向特性摩擦係数部9が干渉し、大きな摩擦力によってエ
アバッグ体1が電柱21から外れることがなく、乗員P
の頭部が電柱21に干渉することを防止し、クッション
の役目を確実に果たすことができる。
【0051】しかも、本実施形態では、縦糸15の形状
を変えてゴム17を付着させるだけであるため、構造が
極めて簡単である。
を変えてゴム17を付着させるだけであるため、構造が
極めて簡単である。
【0052】以下、他の実施形態を説明する。尚、第1
実施形態と対応する構成部分には同符号を付して説明
し、また重複した説明は省略する。
実施形態と対応する構成部分には同符号を付して説明
し、また重複した説明は省略する。
【0053】(第2実施形態)図7〜図9は第2実施形
態を示している。図7は、シート5とエアバッグ体1と
の関係の斜視図、図8は図7のVIII−VIII線矢
視拡大断面図、図9はエアバッグ体と電柱との関係を示
し、(a)は断面図、(b)は(a)のb部の拡大断面
図である。
態を示している。図7は、シート5とエアバッグ体1と
の関係の斜視図、図8は図7のVIII−VIII線矢
視拡大断面図、図9はエアバッグ体と電柱との関係を示
し、(a)は断面図、(b)は(a)のb部の拡大断面
図である。
【0054】本実施形態では、異方向特性摩擦係数部9
が以下のように形成されている。即ち、エアバッグ体1
の表地23を摩擦係数の小さな繊維で形成し、該エアバ
ッグ体1のウインドウパネル9側に表地23に対して裏
地25を設けている。裏地25はウインドウパネル19
側の面に略全体に設けられている。裏地25の前後両縁
部25a,25b、及び上下方向の両縁部は表地23に
対して縫い合わせなどによって固定されている。表地2
3は裏地25の前後両縁部25a,25b間、及び上下
両縁部間で裏地25よりも若干大きく形成され、且つ裏
地25の伸び特性を表地23の伸び特性に対して大きく
形成している。又、前記表地23の複数の孔27に対向
して裏地25には摩擦係数を増大させる材料として複数
のゴムの突起29が付着して設けられている。突起29
は孔27を貫通して表地23の表面に露出し得る大きさ
に形成されている。
が以下のように形成されている。即ち、エアバッグ体1
の表地23を摩擦係数の小さな繊維で形成し、該エアバ
ッグ体1のウインドウパネル9側に表地23に対して裏
地25を設けている。裏地25はウインドウパネル19
側の面に略全体に設けられている。裏地25の前後両縁
部25a,25b、及び上下方向の両縁部は表地23に
対して縫い合わせなどによって固定されている。表地2
3は裏地25の前後両縁部25a,25b間、及び上下
両縁部間で裏地25よりも若干大きく形成され、且つ裏
地25の伸び特性を表地23の伸び特性に対して大きく
形成している。又、前記表地23の複数の孔27に対向
して裏地25には摩擦係数を増大させる材料として複数
のゴムの突起29が付着して設けられている。突起29
は孔27を貫通して表地23の表面に露出し得る大きさ
に形成されている。
【0055】そして、エアバッグ体1が図8のようにA
方向へ展開している時には、エアバッグ体1の内圧が比
較的低いため、裏地25に対向している表地23は伸び
きらずに突起29が孔27から突出することがない。従
って、エアバッグ体1は、表地23の部分でウインドウ
パネル19の面19aに接し、低い摩擦係数によって摺
接の摩擦力を小さくすることができ、矢印A方向の車両
前方へ容易に展開することができる。
方向へ展開している時には、エアバッグ体1の内圧が比
較的低いため、裏地25に対向している表地23は伸び
きらずに突起29が孔27から突出することがない。従
って、エアバッグ体1は、表地23の部分でウインドウ
パネル19の面19aに接し、低い摩擦係数によって摺
接の摩擦力を小さくすることができ、矢印A方向の車両
前方へ容易に展開することができる。
【0056】エアバッグ体1が展開すると、更には、乗
員の頭部などがエアバッグ体1に当たると、エアバッグ
体1の内圧が高くなり、表地23によって裏地25の両
縁部25a,25bなどが引かれ、裏地25の伸びによ
って突起29が孔27から突出し、ウインドウパネル1
9の面19aに接する。これによって大きな摩擦力が発
生し、エアバッグ体1を乗員に対し安定して作用させる
ことができる。
員の頭部などがエアバッグ体1に当たると、エアバッグ
体1の内圧が高くなり、表地23によって裏地25の両
縁部25a,25bなどが引かれ、裏地25の伸びによ
って突起29が孔27から突出し、ウインドウパネル1
9の面19aに接する。これによって大きな摩擦力が発
生し、エアバッグ体1を乗員に対し安定して作用させる
ことができる。
【0057】又、図9(a),(b)のようにウインド
ウパネルが存在せず、エアバッグ体1が電柱21に接す
る場合にも同様に突起29が大きな摩擦力を発生し、安
定した作用によって乗員Pの頭部を確実に受け止めるこ
とができる。
ウパネルが存在せず、エアバッグ体1が電柱21に接す
る場合にも同様に突起29が大きな摩擦力を発生し、安
定した作用によって乗員Pの頭部を確実に受け止めるこ
とができる。
【0058】従って、第2実施形態においても第1実施
形態と略同様な作用効果を奏することができる。又、本
実施形態では、突起29によって摩擦力を確実に増大さ
せることができ、且つエアバッグ体1の作用当初から瞬
時に安定させることができる。
形態と略同様な作用効果を奏することができる。又、本
実施形態では、突起29によって摩擦力を確実に増大さ
せることができ、且つエアバッグ体1の作用当初から瞬
時に安定させることができる。
【0059】(第3実施形態)図10〜図12は第3実
施形態を示している。図10は、シート5とエアバッグ
体1との関係の斜視図、図11(a)は図10のXI−
XI線矢視拡大断面図、図11(b)は図11(a)の
b部の拡大断面図、図12はエアバッグ体と電柱との関
係を示す断面図である。
施形態を示している。図10は、シート5とエアバッグ
体1との関係の斜視図、図11(a)は図10のXI−
XI線矢視拡大断面図、図11(b)は図11(a)の
b部の拡大断面図、図12はエアバッグ体と電柱との関
係を示す断面図である。
【0060】本実施形態では異方向特性摩擦係数部9を
以下のように形成している。即ち、エアバッグ体1を摩
擦係数の小さな繊維で形成し、該エアバッグ体1の少な
くともウインドウパネル19の面19a側の表面に複数
個の閉断面袋状の襞部31を上下方向に沿って形成し、
車体前後方向へ複数本、例えば7本備えたものである。
該襞部31内には粘着剤33が充填されている。粘着剤
33は、ある程度弾力を持って固化している。固化の程
度は、摩擦力が増大できるに十分なものであればよい。
以下のように形成している。即ち、エアバッグ体1を摩
擦係数の小さな繊維で形成し、該エアバッグ体1の少な
くともウインドウパネル19の面19a側の表面に複数
個の閉断面袋状の襞部31を上下方向に沿って形成し、
車体前後方向へ複数本、例えば7本備えたものである。
該襞部31内には粘着剤33が充填されている。粘着剤
33は、ある程度弾力を持って固化している。固化の程
度は、摩擦力が増大できるに十分なものであればよい。
【0061】従って、エアバッグ体1の展開等の内圧の
低い状態では、粘着剤33の粘着力により襞部31は開
かず、低い摩擦力によってエアバッグ体1は矢印Aの車
両前方へ容易に展開する。エアバッグ体1の内圧が高く
なると、襞部31が伸びて粘着剤33が露出し、乗員に
対し安定して確実に作用させることができる。
低い状態では、粘着剤33の粘着力により襞部31は開
かず、低い摩擦力によってエアバッグ体1は矢印Aの車
両前方へ容易に展開する。エアバッグ体1の内圧が高く
なると、襞部31が伸びて粘着剤33が露出し、乗員に
対し安定して確実に作用させることができる。
【0062】又、図12のように、電柱21に干渉する
場合にも粘着剤33の露出によって摩擦力が大きくな
り、エアバッグ体1を乗員Pに対して確実に作用させる
ことができる。
場合にも粘着剤33の露出によって摩擦力が大きくな
り、エアバッグ体1を乗員Pに対して確実に作用させる
ことができる。
【0063】従って、本実施形態においても第1実施形
態と略同様な作用効果を奏することができる。
態と略同様な作用効果を奏することができる。
【0064】又、本実施形態では、粘着剤によって摩擦
力を確実に増大させることができ、且つエアバッグ体1
の作用当初から瞬時に安定させることができる。
力を確実に増大させることができ、且つエアバッグ体1
の作用当初から瞬時に安定させることができる。
【0065】(第4実施形態)図13,図14は第4実
施形態に係り、図13はヘッドレスト7とエアバッグ体
1との関係の斜視図、図14は図13のXIV−XIV
線矢視断面における作用説明図であり、(a)は内圧が
低い場合、(b)は内圧が高い場合を示している。
施形態に係り、図13はヘッドレスト7とエアバッグ体
1との関係の斜視図、図14は図13のXIV−XIV
線矢視断面における作用説明図であり、(a)は内圧が
低い場合、(b)は内圧が高い場合を示している。
【0066】本実施形態において、異方向特性摩擦係数
部9は以下のように形成されている。即ち、エアバッグ
体1が展開方向である車体前後方向に沿う摩擦係数の小
さな横糸35及び展開交差方向である車体上下方向に沿
う縦糸37で形成されている。又、該縦糸37を摩擦係
数の小さなもの37aと、摩擦係数の大きなもの37b
とに分けて形成している。且つ、該摩擦係数の小さな縦
糸37aを該摩擦係数の大きな縦糸37bに対して太く
形成している。本実施形態において、摩擦係数の大きな
縦糸37bは横糸35と略同一の太さであり、摩擦係数
の小さな縦糸37aはこれらよりも太く形成されてい
る。
部9は以下のように形成されている。即ち、エアバッグ
体1が展開方向である車体前後方向に沿う摩擦係数の小
さな横糸35及び展開交差方向である車体上下方向に沿
う縦糸37で形成されている。又、該縦糸37を摩擦係
数の小さなもの37aと、摩擦係数の大きなもの37b
とに分けて形成している。且つ、該摩擦係数の小さな縦
糸37aを該摩擦係数の大きな縦糸37bに対して太く
形成している。本実施形態において、摩擦係数の大きな
縦糸37bは横糸35と略同一の太さであり、摩擦係数
の小さな縦糸37aはこれらよりも太く形成されてい
る。
【0067】従って、エアバッグ体1の展開中などの内
圧が低い時には摩擦係数の大きな縦糸37bは摩擦係数
の小さな縦糸37aに対して細いため、図14(a)の
ようにウインドウパネルの面19aに接触することがな
く、低い摩擦力によって容易に展開することができる。
又、内圧が高くなると、横糸35、縦糸37が伸びるこ
とによって、図14(b)のように摩擦係数の大きな縦
糸37bが外側に押し出され、ウインドウパネルの面1
9aに接する。このため、エアバッグ体1とウインドウ
パネル19との間の摩擦力を大きくすることができ、エ
アバッグ体1を安定させ、乗員に安定して作用させるこ
とができる。
圧が低い時には摩擦係数の大きな縦糸37bは摩擦係数
の小さな縦糸37aに対して細いため、図14(a)の
ようにウインドウパネルの面19aに接触することがな
く、低い摩擦力によって容易に展開することができる。
又、内圧が高くなると、横糸35、縦糸37が伸びるこ
とによって、図14(b)のように摩擦係数の大きな縦
糸37bが外側に押し出され、ウインドウパネルの面1
9aに接する。このため、エアバッグ体1とウインドウ
パネル19との間の摩擦力を大きくすることができ、エ
アバッグ体1を安定させ、乗員に安定して作用させるこ
とができる。
【0068】従って、本実施形態においても第1実施形
態と同様な作用効果を奏することができる。又、本実施
形態においては、部品数が少なく構造が簡単である。
態と同様な作用効果を奏することができる。又、本実施
形態においては、部品数が少なく構造が簡単である。
【0069】(第5実施形態)図15〜図18は第5実
施形態を示している。図15はヘッドレスト7とエアバ
ッグ体1との関係の斜視図、図16は図15のXVI−
XVI線における要部断面図、図17は作用説明図であ
り、(a)は展開時の断面図、(b)は膨張展開後の断
面図であり、図18は図17のXVIII−XVIII
部における拡大断面図である。
施形態を示している。図15はヘッドレスト7とエアバ
ッグ体1との関係の斜視図、図16は図15のXVI−
XVI線における要部断面図、図17は作用説明図であ
り、(a)は展開時の断面図、(b)は膨張展開後の断
面図であり、図18は図17のXVIII−XVIII
部における拡大断面図である。
【0070】本実施形態において、異方向特性摩擦係数
部9は、エアバッグ体1の車体側の面であるウインドウ
パネル19の面19a側の表面全体に起毛39を設けた
ものである。起毛39はエアバッグ体1の反展開方向で
ある矢印Bに対し傾きをもたせている。
部9は、エアバッグ体1の車体側の面であるウインドウ
パネル19の面19a側の表面全体に起毛39を設けた
ものである。起毛39はエアバッグ体1の反展開方向で
ある矢印Bに対し傾きをもたせている。
【0071】従って、エアバッグ体1の展開時は図17
(a)のようにウインドウパネル19の面19aに対し
起毛39は面19aに倣うように倒れやすく、摩擦力が
小さくなり、展開を容易に行なわせることができる。
又、展開後はエアバッグ体1が反展開方向の矢印Bへ戻
ろうとすると、図17(b)のように起毛39が立上が
り、大きな摩擦力を発生する。従って、エアバッグ体1
を安定させ、乗員に対し確実に作用させることができ
る。
(a)のようにウインドウパネル19の面19aに対し
起毛39は面19aに倣うように倒れやすく、摩擦力が
小さくなり、展開を容易に行なわせることができる。
又、展開後はエアバッグ体1が反展開方向の矢印Bへ戻
ろうとすると、図17(b)のように起毛39が立上が
り、大きな摩擦力を発生する。従って、エアバッグ体1
を安定させ、乗員に対し確実に作用させることができ
る。
【0072】尚、図18のように各起毛39に摩擦係数
の高い材料、例えばゴム41を付着させると、より確実
に摩擦力を大きくすることができ、より安定良く作用さ
せることができる。
の高い材料、例えばゴム41を付着させると、より確実
に摩擦力を大きくすることができ、より安定良く作用さ
せることができる。
【0073】従って、本実施形態においても第1実施形
態と略同様な作用効果を奏することができる。又、本実
施形態では起毛によって摩擦力を確実に増大させること
ができる。
態と略同様な作用効果を奏することができる。又、本実
施形態では起毛によって摩擦力を確実に増大させること
ができる。
【0074】(第6実施形態)図19〜図23は第6実
施形態を示している。図19は異方向特性摩擦係数部9
をスクリーン43で形成した車体側の面に設けた状態を
示す斜視図、図20はスクリーン43の収納状態を示す
断面図、図21はスクリーンを示し、(a)は折り畳み
傾向にある状態の要部側面図、(b)は展開した状態の
要部側面図、(c)は展開した状態の概略全体斜視図、
図22は、スクリーンとエアバッグ体との関係の平面
図、図23は作用説明図である。
施形態を示している。図19は異方向特性摩擦係数部9
をスクリーン43で形成した車体側の面に設けた状態を
示す斜視図、図20はスクリーン43の収納状態を示す
断面図、図21はスクリーンを示し、(a)は折り畳み
傾向にある状態の要部側面図、(b)は展開した状態の
要部側面図、(c)は展開した状態の概略全体斜視図、
図22は、スクリーンとエアバッグ体との関係の平面
図、図23は作用説明図である。
【0075】スクリーン43は樹脂などの可撓の材質で
形成され、一面側43aがフラットに形成されて車体側
の面を構成する。他面側43bには車体前後方向に沿っ
た突条部43cが上下方向に複数形成されたものであ
る。スクリーン43の略中央にはパイプ状のバッグ部4
3dが設けられ、インフレータ43eに接続されてい
る。そして、スクリーン43は一面側43aが内側とな
るように図20のように巻かれて、インフレータ43e
と共に例えばルーフサイドレール45内に収納され、イ
ンフレータ43e側がルーフサイドレール45内に支持
されている。ルーフサイドレール45にはスクリーン4
3を展開させるための開口45aが形成されており、開
口45aは通常はガーニッシュなどで覆われ、ガーニッ
シュには開口45aからスクリーン43が展開した時破
断する易破断部などが設けられている。前記スクリーン
43の一面側43aには異方向特性摩擦係数部9とし
て、エアバッグ体1の展開方向である車体前方側へ傾く
多数の起毛39が設けられている。
形成され、一面側43aがフラットに形成されて車体側
の面を構成する。他面側43bには車体前後方向に沿っ
た突条部43cが上下方向に複数形成されたものであ
る。スクリーン43の略中央にはパイプ状のバッグ部4
3dが設けられ、インフレータ43eに接続されてい
る。そして、スクリーン43は一面側43aが内側とな
るように図20のように巻かれて、インフレータ43e
と共に例えばルーフサイドレール45内に収納され、イ
ンフレータ43e側がルーフサイドレール45内に支持
されている。ルーフサイドレール45にはスクリーン4
3を展開させるための開口45aが形成されており、開
口45aは通常はガーニッシュなどで覆われ、ガーニッ
シュには開口45aからスクリーン43が展開した時破
断する易破断部などが設けられている。前記スクリーン
43の一面側43aには異方向特性摩擦係数部9とし
て、エアバッグ体1の展開方向である車体前方側へ傾く
多数の起毛39が設けられている。
【0076】そして、エアバッグ体1が展開する時、イ
ンフレータ43eの作動によりバッグ部43dが伸びて
スクリーン43が開口45aから車室内側部に展開され
る。展開状態では、突条部43cが上下に突き当たるこ
とによってスクリーン43の剛性が保持され、ウインド
ウパネルが下げられていても、スクリーン43はそれ自
体で形状保持し、エアバッグ体1を支えて、乗員に作用
させることができる。
ンフレータ43eの作動によりバッグ部43dが伸びて
スクリーン43が開口45aから車室内側部に展開され
る。展開状態では、突条部43cが上下に突き当たるこ
とによってスクリーン43の剛性が保持され、ウインド
ウパネルが下げられていても、スクリーン43はそれ自
体で形状保持し、エアバッグ体1を支えて、乗員に作用
させることができる。
【0077】エアバッグ体1が展開する時には、起毛3
9が反展開方向に容易に傾くことができ、摩擦力を小さ
くして、エアバッグ体1の展開を容易に行なわせること
ができる。又、エアバッグ体が膨張展開した後は、エア
バッグ体1の反展開方向への移動に対して起毛39が立
上がり、摩擦力を大きくしてエアバッグ体1を安定させ
ることができる。従って、エアバッグ体1を乗員に対し
て確実に作用させることができる。
9が反展開方向に容易に傾くことができ、摩擦力を小さ
くして、エアバッグ体1の展開を容易に行なわせること
ができる。又、エアバッグ体が膨張展開した後は、エア
バッグ体1の反展開方向への移動に対して起毛39が立
上がり、摩擦力を大きくしてエアバッグ体1を安定させ
ることができる。従って、エアバッグ体1を乗員に対し
て確実に作用させることができる。
【0078】尚、起毛39に図18と同様に摩擦係数を
増大させるゴム41などを付着させることができ、この
場合は摩擦力をより大きくしてより安定させてエアバッ
グ体1を作用させることができる。
増大させるゴム41などを付着させることができ、この
場合は摩擦力をより大きくしてより安定させてエアバッ
グ体1を作用させることができる。
【0079】従って、本実施形態においても第1実施形
態と略同様な作用効果を奏することができる。又、本実
施形態においてはスクリーン43によって、車体側に種
々の摩擦特性の面を確実に形成することができる。さら
に、エアバッグ体1として通常のものを使用することが
でき、構造が簡単となる。
態と略同様な作用効果を奏することができる。又、本実
施形態においてはスクリーン43によって、車体側に種
々の摩擦特性の面を確実に形成することができる。さら
に、エアバッグ体1として通常のものを使用することが
でき、構造が簡単となる。
【0080】尚、本実施形態において第1実施形態,第
2実施形態,第3実施形態,第4実施形態と同様な異方
向特性摩擦係数部9を構成することもできる。この場
合、スクリーン43自体をエアバッグ体1と同様な構造
にすると効果的である。又、第2実施形態を適用する場
合は、スクリーン43をエアバッグ体構造にすることな
く、スクリーン43の表面に多数のゴムなどの突起を形
成し、この突起に対向した孔を有する摩擦係数の低い布
地をスクリーンの面に二重に設け、エアバッグ体1から
押圧力を受けた時に突起が孔から露出する構成にしても
効果的な作用を得ることは可能である。
2実施形態,第3実施形態,第4実施形態と同様な異方
向特性摩擦係数部9を構成することもできる。この場
合、スクリーン43自体をエアバッグ体1と同様な構造
にすると効果的である。又、第2実施形態を適用する場
合は、スクリーン43をエアバッグ体構造にすることな
く、スクリーン43の表面に多数のゴムなどの突起を形
成し、この突起に対向した孔を有する摩擦係数の低い布
地をスクリーンの面に二重に設け、エアバッグ体1から
押圧力を受けた時に突起が孔から露出する構成にしても
効果的な作用を得ることは可能である。
【0081】(第7実施形態)図24〜図26は第7実
施形態を示し、図24はエアバッグ体展開時の車体前部
を示す斜視図、図25は同概略側面図、図26は作用説
明図であり、(a)は展開時の概略図、(b)は干渉時
の概略図である。
施形態を示し、図24はエアバッグ体展開時の車体前部
を示す斜視図、図25は同概略側面図、図26は作用説
明図であり、(a)は展開時の概略図、(b)は干渉時
の概略図である。
【0082】本実施形態では、車体側の面を車体前部の
上面、即ちエンジンフード47の上面47aとしたもの
である。エアバッグ体1はエンジンルーム内前方部に格
納されており、グリル部49の易破断部を突き破って展
開するようになっている。
上面、即ちエンジンフード47の上面47aとしたもの
である。エアバッグ体1はエンジンルーム内前方部に格
納されており、グリル部49の易破断部を突き破って展
開するようになっている。
【0083】尚、上記構造に代えてエンジンフード47
先端部に開口を形成し、該開口を容易に破断する部材で
閉塞する構造とし、該開口からエアバッグ体1を展開す
る構造にすることもできる。
先端部に開口を形成し、該開口を容易に破断する部材で
閉塞する構造とし、該開口からエアバッグ体1を展開す
る構造にすることもできる。
【0084】エアバッグ体1の構造としては、例えば第
3実施形態と同様な構造とされ、襞部31と粘着剤33
とで構成されている。但し、他の実施形態のものを適用
することも可能である。例えば、第6実施形態のものを
適用する場合は、スクリーン43をフード前端側、或い
は後端側から上面47a上に展開するように構成するこ
とができる。
3実施形態と同様な構造とされ、襞部31と粘着剤33
とで構成されている。但し、他の実施形態のものを適用
することも可能である。例えば、第6実施形態のものを
適用する場合は、スクリーン43をフード前端側、或い
は後端側から上面47a上に展開するように構成するこ
とができる。
【0085】そして、図26の(a)のようにエアバッ
グ体1が展開する時には、摩擦力を低くして展開を容易
とし、膨張展開後は(b)のように粘着剤33が露出し
て摩擦力を大きくし、エアバッグ体1を歩行者P1に対
して安定して確実に作用させることができる。従って、
本実施形態においても第1実施形態と略同様な作用効果
を奏することができる。又、本実施形態においては、歩
行者に対してもエアバッグ体1を安定して作用させるこ
とができるという効果を奏する。
グ体1が展開する時には、摩擦力を低くして展開を容易
とし、膨張展開後は(b)のように粘着剤33が露出し
て摩擦力を大きくし、エアバッグ体1を歩行者P1に対
して安定して確実に作用させることができる。従って、
本実施形態においても第1実施形態と略同様な作用効果
を奏することができる。又、本実施形態においては、歩
行者に対してもエアバッグ体1を安定して作用させるこ
とができるという効果を奏する。
【0086】尚、上記各実施形態では、エアバッグ体1
の重量分布を一様のものとしてあるが、図27,図28
のように構成することもできる。即ち、エアバッグ体1
は、例えばヘッドレスト7に格納されたインフレータ5
1部に折り畳まれて収納され、インフレータ51の作用
によって図27のようにウインドウパネル19の面19
aに沿って展開する。この場合、図27、28におい
て、重量分布を斜線で区分して示すように、エアバッグ
体1の重量分布をウインドウパネル19側の部分1aを
小さくし、乗員Pの頭部側の部分1bを大きくし、その
比を1:10から1:15程度としている。このように
すると、インフレータ51からのガスの放出によって同
一の力に対し軽い部分は重い部分より大きな加速度を生
じるため早く展開し、逆に重い部分は軽い部分より小さ
な加速度のため遅れて展開する。その結果、エアバッグ
体1は乗員Pの頭部に向かって図27のような形状で展
開する。これにより、寄り掛かり姿勢にある乗員を含む
乗員Pの頭部に対し正しい状態でエアバッグ体1を位置
させることができる。
の重量分布を一様のものとしてあるが、図27,図28
のように構成することもできる。即ち、エアバッグ体1
は、例えばヘッドレスト7に格納されたインフレータ5
1部に折り畳まれて収納され、インフレータ51の作用
によって図27のようにウインドウパネル19の面19
aに沿って展開する。この場合、図27、28におい
て、重量分布を斜線で区分して示すように、エアバッグ
体1の重量分布をウインドウパネル19側の部分1aを
小さくし、乗員Pの頭部側の部分1bを大きくし、その
比を1:10から1:15程度としている。このように
すると、インフレータ51からのガスの放出によって同
一の力に対し軽い部分は重い部分より大きな加速度を生
じるため早く展開し、逆に重い部分は軽い部分より小さ
な加速度のため遅れて展開する。その結果、エアバッグ
体1は乗員Pの頭部に向かって図27のような形状で展
開する。これにより、寄り掛かり姿勢にある乗員を含む
乗員Pの頭部に対し正しい状態でエアバッグ体1を位置
させることができる。
【図1】第1実施形態に係るエアバッグ体とシートの関
係の斜視図である。
係の斜視図である。
【図2】第1実施形態に係るエアバッグ体とヘッドレス
トとの関係の斜視図である。
トとの関係の斜視図である。
【図3】図2のIII−III線矢視における要部拡大
断面図である。
断面図である。
【図4】作用説明図であり、(a)は展開時の要部拡大
断面図、(b)は膨張展開後の要部拡大断面図である。
断面図、(b)は膨張展開後の要部拡大断面図である。
【図5】乗員とエアバッグ及びウインドウパネルとの関
係の説明図である。
係の説明図である。
【図6】乗員とエアバッグ及び電柱との関係の説明図で
ある。
ある。
【図7】第2実施形態に係るエアバッグ体とシートとの
関係の斜視図である。
関係の斜視図である。
【図8】図7のVIII−VIII線矢視で示したエア
バッグ体とウインドウパネルとの関係の説明図である。
バッグ体とウインドウパネルとの関係の説明図である。
【図9】乗員とエアバッグ体と電柱との関係の説明図で
あり、(a)は全体図、(b)は(a)のb部における
要部拡大図である。
あり、(a)は全体図、(b)は(a)のb部における
要部拡大図である。
【図10】第3実施形態に係るエアバッグ体とシートと
の関係の斜視図である。
の関係の斜視図である。
【図11】図10のXI−XI線矢視におけるエアバッ
グ体とウインドウパネルとの関係の説明図であり、
(a)は全体図、(b)は(a)のb部の拡大図であ
る。
グ体とウインドウパネルとの関係の説明図であり、
(a)は全体図、(b)は(a)のb部の拡大図であ
る。
【図12】第3実施形態に係る乗員とエアバッグ体と電
柱との関係の説明図である。
柱との関係の説明図である。
【図13】第4実施形態に係るエアバッグ体とヘッドレ
ストとの関係の斜視図である。
ストとの関係の斜視図である。
【図14】図13のXIV−XIV線矢視における作用
説明図であり、(a)は展開時の拡大断面図、(b)は
膨張展開後の拡大断面図である。
説明図であり、(a)は展開時の拡大断面図、(b)は
膨張展開後の拡大断面図である。
【図15】第5実施形態に係るエアバッグ体とヘッドレ
ストとの関係の斜視図である。
ストとの関係の斜視図である。
【図16】図15のXVI−XVI線矢視における要部
拡大断面図である。
拡大断面図である。
【図17】作用説明図であり、(a)は展開時の断面
図、(b)は膨張展開後の断面図である。
図、(b)は膨張展開後の断面図である。
【図18】起毛にゴムを付した状態を示す要部拡大図で
ある。
ある。
【図19】第6実施形態に係る斜視図である。
【図20】スクリーンの格納状態を示す概略図である。
【図21】スクリーンを示し、(a)は折り畳み傾向の
状態を示す側面図、(b)は展開形態を示す側面図、
(c)は展開形態を示す全体斜視図である。
状態を示す側面図、(b)は展開形態を示す側面図、
(c)は展開形態を示す全体斜視図である。
【図22】第6実施形態に係るスクリーンとエアバッグ
体との関係の平面図である。
体との関係の平面図である。
【図23】作用説明図であり、(a)は展開時の説明
図、(b)は膨張展開後の説明図である。
図、(b)は膨張展開後の説明図である。
【図24】第7実施形態に係る斜視図である。
【図25】第7実施形態に係る側面図である。
【図26】作用説明図であり、(a)は展開時の説明
図、(b)は膨張展開後の説明図である。
図、(b)は膨張展開後の説明図である。
【図27】エアバッグ体の変形例を示す平面図である。
【図28】エアバッグ体の変形例を示し、(a)は側面
図、(b)は正面図である。
図、(b)は正面図である。
【図29】従来例に係るエアバッグ体とシートなどとの
関係の説明図である。
関係の説明図である。
【図30】他の従来例に係るエアバッグ体とシートなど
との関係の斜視図である。
との関係の斜視図である。
【図31】他の従来例に係るエアバッグ体とシートなど
との関係の説明図である。
との関係の説明図である。
1 エアバッグ体
9 異方向特性摩擦係数部
13 横糸
15 縦糸
17 ゴム(摩擦係数を増大させる材料)
19 ウインドウパネル
19a 面(車体側の面)
23 表地
25 裏地
25a,25b 前後両縁部(両縁部)
27 孔
29 突起
31 襞部
33 粘着剤
35 横糸
37 縦糸
37a 摩擦係数の小さな縦糸
37b 摩擦係数の大きな縦糸
39 起毛
41 ゴム(摩擦係数を増大させる材料)
43 スクリーン
47a 上面(車体前部の上面)
Claims (12)
- 【請求項1】 車体側の面に沿って展開されるエアバッ
グ体を備えたエアバッグ装置において、 前記エアバッグ体又は車体側の面の少なくとも一方に前
記エアバッグ体の展開方向と反展開方向とで異なる摩擦
係数を有した異方向特性摩擦係数部を設け、該異方向特性摩擦係数部の前記展開方向の摩擦係数を前
記反展開方向の摩擦係数に対して相対的に小さく、前記
反展開方向の摩擦係数を前記展開方向の摩擦係数に対し
て相対的に大きくし たことを特徴とするエアバッグ装
置。 - 【請求項2】 請求項1記載のエアバッグ装置であっ
て、 前記異方向特性摩擦係数部は、前記エアバッグ体を展開
方向に沿う摩擦係数の小さな横糸及び展開交差方向に沿
う摩擦係数の小さな縦糸で形成し、前記縦糸を断面楕円
形状とし、該縦糸の断面長径方向を前記車体側の面に向
けて配置し、該縦糸の断面短径方向の反展開方向側に摩
擦係数を増大させる材料を付着したものであることを特
徴とするエアバッグ装置。 - 【請求項3】 請求項1記載のエアバッグ装置であっ
て、 前記異方向特性摩擦係数部は、前記エアバッグ体を摩擦
係数の小さな表地で形成し、該エアバッグ体の少なくと
も車体側の面側に前記表地に対して両縁部を固定した裏
地を設け、前記両縁部間で前記表地を前記裏地よりも大
きくとり、且つ裏地の伸び特性を表地の伸び特性に対し
て大きくし、前記表地に複数個の孔を設けると共に、裏
地に前記表地の孔に対向する摩擦係数を増大させる材料
を付着したものであることを特徴とするエアバッグ装
置。 - 【請求項4】 請求項1記載のエアバッグ装置であっ
て、 前記異方向特性摩擦係数部は、前記エアバッグ体を摩擦
係数の小さな繊維で形成し、該エアバッグ体の少なくと
も車体側の面側の表面に、複数個の閉断面袋状の襞部を
設け、且つ襞部内に粘着剤を充填したものであることを
特徴とするエアバッグ装置。 - 【請求項5】 請求項1記載のエアバッグ装置であっ
て、 前記異方向特性摩擦係数部は、前記エアバッグ体を、展
開方向に沿う摩擦係数の小さな横糸及び展開交差方向に
沿う縦糸で形成し、該縦糸を摩擦係数の小さなものと摩
擦係数の大きなものとに分けて形成し、且つ該摩擦係数
の小さな縦糸を該摩擦係数の大きな縦糸に対して太くす
ることを特徴とするエアバッグ装置。 - 【請求項6】 請求項1記載のエアバッグ装置であっ
て、 前記異方向特性摩擦係数部は、前記エアバッグ体の車体
側の面側の表面に、前記反展開方向に傾く多数の起毛で
形成したものであることを特徴とするエアバッグ装置。 - 【請求項7】 請求項1記載のエアバッグ装置であっ
て、 前記異方向特性摩擦係数部は、車体側の面に設けられた
ことを特徴とするエアバッグ装置。 - 【請求項8】 請求項7記載のエアバッグ装置であっ
て、 前記車体側の面は、車体側に収納されて前記エアバッグ
体の展開時に展開するスクリーンで形成したことを特徴
とするエアバッグ装置。 - 【請求項9】 請求項7又は8記載のエアバッグ装置で
あって、 前記異方向特性摩擦係数部は、前記エアバッグ体の展開
方向に傾く多数の起毛で形成したことを特徴とするエア
バッグ装置。 - 【請求項10】 請求項6又は9記載のエアバッグ装置
であって、 前記起毛に、傾き前側に摩擦係数を増大させる材料を付
着させたことを特徴とするエアバッグ装置。 - 【請求項11】 請求項1〜10のいずれかに記載のエ
アバッグ装置であって、 前記車体側の面は、ウインドウパネルの車室内側の面で
あることを特徴とするエアバッグ装置。 - 【請求項12】 請求項1〜10のいずれかに記載のエ
アバッグ装置であって、 前記車体側の面は、車体前部の上面であることを特徴と
するエアバッグ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24212296A JP3385871B2 (ja) | 1996-09-12 | 1996-09-12 | エアバッグ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24212296A JP3385871B2 (ja) | 1996-09-12 | 1996-09-12 | エアバッグ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1086785A JPH1086785A (ja) | 1998-04-07 |
| JP3385871B2 true JP3385871B2 (ja) | 2003-03-10 |
Family
ID=17084632
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24212296A Expired - Fee Related JP3385871B2 (ja) | 1996-09-12 | 1996-09-12 | エアバッグ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3385871B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3586391B2 (ja) * | 1999-06-28 | 2004-11-10 | 一良 阿原 | 列車の人身事故防止装置 |
| US7364185B2 (en) | 2002-07-29 | 2008-04-29 | Toyoda Gosei Co., Ltd. | Occupant protecting device and air bag device for rear-end collision mounted on vehicle |
| KR101355594B1 (ko) * | 2011-12-07 | 2014-01-29 | 현대자동차주식회사 | 차량용 듀얼 챔버 사이드에어백 장치 |
-
1996
- 1996-09-12 JP JP24212296A patent/JP3385871B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH1086785A (ja) | 1998-04-07 |
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