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JP3361113B2 - バルブシートおよびバルブ - Google Patents

バルブシートおよびバルブ

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JP3361113B2
JP3361113B2 JP33835791A JP33835791A JP3361113B2 JP 3361113 B2 JP3361113 B2 JP 3361113B2 JP 33835791 A JP33835791 A JP 33835791A JP 33835791 A JP33835791 A JP 33835791A JP 3361113 B2 JP3361113 B2 JP 3361113B2
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titanium
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勇 高山
靖夫 塚原
義勝 中村
輝夫 高橋
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Nippon Piston Ring Co Ltd
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Nippon Piston Ring Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はバルブシートおよびバル
ブに関し、さらに詳しくは、特に高性能エンジンに好適
に用いられるバルブシートおよびチタン(Ti)合金製
のバルブに関する。
【0002】
【従来の技術】例えばレース用2輪車、レース用4輪車
には、小型・軽量でしかも高出力の高性能エンジンが搭
載されている。
【0003】ところで、エンジンの構成部品のなかで
も、バルブについては、軽量化がエンジンの性能向上に
直接結び付くことから、特に高性能エンジンにおいては
従来の鋼製バルブフェース部に代えてチタン(Ti)合
金からなるバルブフェース部を有するバルブが用いられ
るに至っている。そして、上記のチタン(Ti)合金と
しては、Ti−6%Al−4%Vが一般に用いられてい
る。
【0004】一方、このようなチタン(Ti)合金製の
バルブフェース部を有する従来の高性能エンジンにおい
て、バルブシートにはCu−Be系の材料からなるもの
が用いられている。
【0005】このようにTi−6%Al−4%Vにより
形成されてなるバルブフェース部を有するバルブと、C
u−Be系の材料からなるバルブシートとが組み合わさ
れて構成されたエンジンにおいては、バルブ材料にチタ
ン合金(Ti−6%Al−4%V)が用いられているた
め、従来の鋼製バルブに比較してバルブ重量が6割程度
になり、軽量化が達成され、その結果、高回転化による
出力の向上、低フリクション化による燃費の向上等が図
られることになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
Ti−6%Al−4%Vが用いられてなるバルブはチタ
ン(Ti)元素特有の焼付き易さを解消したものではな
く、また、上記のCu−Be系の材料からなるバルブシ
ートは、鉄(Fe)系バルブシートと比較して塑性変形
や摩耗が生じ易いという欠点があった。したがって、従
来のチタン合金(Ti−6%Al−4%V)製バルブと
Cu−Be系の材料からなるバルブシートとが組み合わ
されて構成されているエンジンは耐久性に乏しいという
問題があった。このため、このようなバルブとバルブシ
ートとの組み合わせは市販車に適用されるまでには至っ
ていない。
【0007】本発明は、かかる事情に基づいてなされた
ものであり、本発明の目的は、軽量化による高回転化お
よび低フリクション化を達成し得るとともに焼付きが発
生しにくいバルブと、このバルブと組み合わされて用い
られても塑性変形や摩耗が生じにくく、上記のバルブと
好適に組み合わせ使用可能なバルブシートとを提供する
ことにより、長期耐久性に優れた高性能エンジンを実現
することのできるバルブシートおよびバルブを提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の構成は、内燃機関用のバルブシートとバル
ブの組合せであって、該バルブシートが、炭素(C)
0.4〜1.5重量%ならびに銅(Cu)、コバルト
(Co)およびニッケル(Ni)よりなる群から選択さ
れる少なくとも1種の元素0.5〜10.0重量%を含
有し、残部が実質的に鉄(Fe)であるとともにビッカ
ース硬度Hvが170〜350の範囲に調整された鉄
(Fe)合金からなり、該バルブが、コバルト(Co)
もしくはニッケル(Ni)7〜13重量%またはコバル
ト(Co)とニッケル(Ni)との合計7〜13重量
%、アルミニウム(Al)3〜7重量%を含有するとと
もにビッカース硬度Hvが350〜550の範囲に調整
されたチタン(Ti)合金からなるバルブフェース部を
有することを特徴とする内燃機関用のバルブシートとバ
ルブであり、 前記バルブシートが、さらに硬質粒子を
0.5〜10.0重量%の割合で含有する上記の内燃機
関用のバルブシートとバルブであり、 前記バルブシート
が、さらに鉛(Pb)を5.0〜20.0重量%の割合
で含有する上記の内燃機関用のバルブシートとバルブで
あり、 前記バルブシートが、さらに硫化物を0.5〜
5.0重量%の割合で含有する上記の内燃機関用のバル
ブシートとバルブであり、 前記バルブのバルブフェース
部を構成するチタン(Ti)合金が、さらにその他の元
素を5重量%以下の割合で含有する上記の内燃機関用の
バルブシートとバルブである。
【0009】以下に本発明のバルブシートおよびバルブ
のそれぞれについて、形成材料の構成成分等を説明す
る。 −バルブシート− 本発明のバルブシートは、炭素(C)および銅(Cu)
を含有し、残部が実質的に鉄(Fe)である鉄(Fe)
合金により形成されている。ここで、残部が実質的にと
は、製造工程において不可避的に混入する微量成分を排
除しない意味である。
【0010】この鉄(Fe)合金における上記の炭素
(C)成分は、焼結性およびバルブシートとしての強度
を維持する作用を有している。このような作用を有する
炭素(C)成分の含有割合は0.4重量%〜1.5重量
%、好ましくは0.6重量%〜1.3重量%である。こ
の含有割合が0.4重量%未満であると、焼結性および
バルブシートとしての強度が維持されなくなることがあ
る。一方、1.5重量%を超えると、セメンタイトの析
出が発生してバルブシートの脆化が著しくなる。
【0011】また、本発明のバルブシートを形成する鉄
(Fe)合金は、上記の炭素(C)成分とともに銅(C
u)成分、コバルト(Co)成分およびニッケル(N
i)成分よりなる群から選択される少なくとも1種の元
素を含有している。
【0012】銅(Cu)成分、コバルト(Co)成分お
よびニッケル(Ni)成分よりなる群から選択される1
種または2種以上の成分は、パーライト基地を安定させ
るとともに基地を強化させて耐摩耗性を向上させる作用
を有している。
【0013】上記の鉄(Fe)合金における銅(Cu)
成分、コバルト(Co)成分およびニッケル(Ni)成
分よりなる群から選択される少なくとも1種の元素の含
有割合は0.5重量%〜10重量%、好ましくは2.0
重量%〜5.0重量%である。この含有割合が0.5重
量%未満であると、上記の作用が充分に奏されないこと
がある。一方、10重量%を超えると、焼結性および強
度の点で実用的なものではなくなることがある。
【0014】このバルブシートを形成する上記の鉄(F
e)合金は、上記の炭素(C)成分ならびに銅(Cu)
成分、コバルト(Co)成分およびニッケル(Ni)成
分よりなる群から選択される少なくとも1種の元素とと
もに硬質粒子を含有していてもよい。この硬質粒子は基
地中に分散されて耐摩耗性を向上させる作用を有する。
ここで、硬質粒子としては、たとえばステライト合金
(W−Cr−Co−C、W−Cr−Co−C−Fe)、
イートナイト系合金、Mo−Fe、各種セラミックス
(炭化物、酸化物、窒化物等)などの化合物の粒子粉が
挙げられる。また、この硬質粒子のビッカース硬度Hv
は、通常、800以上である。
【0015】このような硬質粒子の含有割合は0.5重
量%〜10重量%、好ましくは3.0重量%〜8.0重
量%である。この含有割合が0.5重量%未満である
と、耐摩耗性を向上させるという上記の作用が充分に奏
されないことがある。一方、10重量%を超えると、相
手バルブの摩耗を促進してしまうことがある。
【0016】また、上記の鉄(Fe)合金は、上記の炭
素(C)成分ならびに銅(Cu)成分、コバルト(C
o)成分およびニッケル(Ni)成分よりなる群から選
択される少なくとも1種の元素と、必要に応じて添加さ
れることのある上記の硬質粒子とともに、さらに鉛(P
b)または硫化物を含有していてもよい。
【0017】ここで、鉛(Pb)または硫化物は、いず
れもバルブシートを形成する鉄(Fe)合金に自己潤滑
性を付与して耐摩耗性を向上させる作用を有している。
このような鉛(Pb)の含有割合は5.0重量%〜20
重量%、好ましくは10.0重量%〜15.0重量%で
ある。この含有割合が5.0重量%未満であると、バル
ブシートに自己潤滑性を付与して耐摩耗性を向上させる
という上記の作用が充分に奏されないことがある。一
方、20重量%を超えると、スケルトン密度が低すぎて
強度不足を招くことがある。
【0018】バルブシートに自己潤滑性を付与して耐摩
耗性を向上させるために上記の硫化物を用いる場合、こ
の硫化物の含有割合は0.5重量%〜5.0重量%、好
ましくは1.0重量%〜3.0重量%である。この含有
割合が0.5重量%未満であると、自己潤滑性を付与し
て耐摩耗性を向上させるという上記の作用が充分に奏さ
れないことがある。一方、5.0重量%を超えると、粒
子間結合強度が低下して強度不足を招くことがある。こ
こで、硫化物としては、たとえばMnS、MoS2 、W
2 、FeSなどが挙げられる。
【0019】上記の各成分を含有し、バルブシートの形
成材料に用いられる鉄(Fe)合金は、そのビッカース
硬度Hvが170〜350の範囲に調整されている。ビ
ッカース硬度Hvを上記の範囲とするのは、後に詳述す
るバルブと組合わされて使用された場合の摩耗や塑性変
形を防止するためである。
【0020】このバルブシートは、チタン(Ti)合金
製のバルブフェース部を有するバルブと好適に組合わせ
使用可能であり、次に詳述する本発明のバルブとは特に
好適に組合わせて使用可能である。
【0021】−バルブ− 図1に示す本発明のバルブ1は、コバルト(Co)もし
くはニッケル(Ni)またはこれら両者とアルミニウム
(Al)とを含有するチタン合金からなるバルブフェー
ス部2を有している。
【0022】ここで、上記のコバルト(Co)もしくは
ニッケル(Ni)またはこれら両者は、Ti2 Co系金
属間化合物もしくはTi2 Ni系金属間化合物またはこ
れら両者を析出させてバルブフェースの焼き付きを生じ
にくくするとともに、耐摩耗性を向上させる作用を有し
ている。
【0023】バルブフェース部2を形成するチタン(T
i)合金におけるコバルト(Co)もしくはニッケル
(Ni)またはコバルト(Co)とニッケル(Ni)と
の合計の含有割合は7重量%〜13重量%である。この
含有割合が7重量%未満であると、Ti2 Co系金属間
化合物もしくはTi2 Ni系金属間化合物またはこれら
両者の析出が減少し、バルブフェースの焼き付きを生じ
にくくするとともに耐摩耗性を向上させるという上記の
作用が充分に奏されなくなることがある。一方、上記の
チタン(Ti)合金におけるコバルト(Co)、ニッケ
ル(Ni)またはこれら両者の含有割合が13重量%を
超えると、バルブフェース部2の脆化を招く。
【0024】また、このチタン(Ti)合金に含有され
るアルミニウム(Al)は、母相と前記のTi2 Co系
金属間化合物、Ti2 Ni系金属間化合物またはこれら
両者を強化して耐摩耗性の向上を図る作用を有する。
【0025】バルブフェース部2を形成するチタン(T
i)合金における上記のアルミニウム(Al)の含有割
合は3重量%〜7重量%である。この含有割合が3重量
%未満であると、上記の作用が充分に奏されないことが
ある。一方、7重量%を超えると、バルブフェース部2
の脆化を招く。
【0026】このようにコバルト(Co)もしくはニッ
ケル(Ni)またはこれら両者を7重量%〜13重量%
の割合で含有するとともにアルミニウム(Al)を3重
量%〜7重量%の割合で含有する上記のチタン(Ti)
合金は、さらにその他の成分元素を5重量%以下の割合
で含有していてもよい。
【0027】その他の成分元素は、上記のチタン(T
i)合金を肉盛り施工する場合には、バルブ素材成分か
らの希釈による混入等により含有されるものであり、そ
のような元素としては、たとえばバナジウム(V)、ク
ロム(Cr)、モリブデン(Mo)、すず(Sn)、ジ
ルコニウム(Zr)、酸素(O)、窒素(N)などが挙
げられる。ただし、このようなその他の成分元素の含有
割合が5重量%を超えると、場合によってはバルブフェ
ース部2の脆化を招く。また特に、酸素(O)、窒素
(N)については、バルブフェース部2の脆化を避ける
ために0.5重量%以下に抑えることが望ましい。
【0028】このチタン(Ti)合金は、そのビッカー
ス硬度Hvが350〜550の範囲に調整されている。
ビッカース硬度Hvを上記の範囲とするのは充分な靭性
を確保するためである。したがって、上記のチタン(T
i)合金のビッカース硬度Hvが上記の範囲を外れる
と、バルブフェース部2の靭性が充分ではなくなる。
【0029】このバルブは鉄(Fe)合金からなるバル
ブシートと好適に組合わせ使用可能であり、ビッカース
硬度Hvが170〜350の範囲に調整された鉄(F
e)合金からなるバルブシートとは特に好適に組合わせ
使用が可能である。
【0030】
【実施例】次に、本発明の実施例および比較例を挙げ、
本発明についてさらに具体的に説明する。 (実施例1)チタン合金(Ti)粉末(Co:10重量
%、Al:6重量%、V:4重量%、O:0.1重量
%、残部Ti)を、チタン合金(Ti−6%Al−4%
V)からなる吸気バルブ母材に肉盛りしてバルブフェー
ス部を形成し、さらに熱処理を行なって吸気バルブを作
製した。
【0031】一方、鉄(Fe)合金粉末(C:1.5重
量%、Cu:1.0重量%、残部Fe)をバルブシート
の形状に圧縮成形し、その後、得られた圧縮成形品の焼
結処理を行なってから冷却することによりバルブシート
母材を作成した。なお、焼結処理にはAXガス炉を使用
し、温度1160℃で45分間焼結した。また、冷却速
度は、16℃/分とした。このようにして得られたバル
ブシート母材に鉛(Pb)含浸法により鉛(Pb)を含
浸させて鉄(Fe)合金(C:1.5重量%、Cu:
1.0重量%、Pb:10重量%、残部Fe)からなる
バルブシートを作製した。
【0032】次に、上記のようにして得られた吸気バル
ブおよびバルブシートのそれぞれについてビッカース硬
度Hvを測定するとともに摩耗性試験を行なって吸気バ
ルブの摩耗量およびバルブシートの摩耗量を測定した。
【0033】形成材料の合金の組成および測定結果を表
1および表2に示す。なお、ビッカース硬度Hvは次の
ようにして測定し、また摩耗性試験は次のようにして行
なった。
【0034】ビッカース硬度Hvの測定;吸気バルブの
バルブフェース部およびバルブシートのそれぞれについ
てマイクロビッーカースにより硬度を測定した。
【0035】摩耗性試験;図2に示した弁座摩耗試験機
を使用して下記の条件で吸気バルブおよびバルブシート
の摩耗を測定した。なお、図2に示した弁座摩耗試験機
において、10は熱源、20はバルブシートである。
【0036】試験温度:250℃(シート面温度) カム回転数:3,000r.p.m バルブローテーション:10r.p.m バルブリフト:7.5mm スプリング荷重:24kgf(着座時) コンタクト数:8×105
【0037】
【表1】
【0038】
【表2】 (実施例2〜10)前記実施例1において、同例で用い
たチタン(Ti)合金粉末に代えて表1に示した組成の
チタン(Ti)合金粉末を用いたほかは前記実施例1に
準じて吸気バルブを作製するとともに前記実施例1で用
いた鉄(Fe)合金粉末に代えて表1に示した組成の鉄
(Fe)合金粉末を用いたほかは前記実施例1に準じて
バルブシートを作製し、得られた吸気バルブおよびバル
ブシートのそれぞれについて前記実施例1と同様にして
ビッカース硬度Hvおよび摩耗量を測定した。
【0039】形成材料の合金の組成および測定結果を表
1および表2に示す。 (比較例1)前記実施例1において、同例で用いたチタ
ン(Ti)合金粉末に代えて表1に示した組成の鉄(F
e)合金粉末を用いたほかは前記実施例1に準じて吸気
バルブを作製するとともに前記実施例1で用いた鉄(F
e)合金粉末に代えて表1に示した組成の鉄(Fe)合
金粉末を用いたほかは前記実施例1に準じてバルブシー
トを作製し、得られた吸気バルブおよびバルブシートの
それぞれについて前記実施例1と同様にしてビッカース
硬度Hvおよび摩耗量を測定した。
【0040】形成材料の合金の組成および測定結果を表
3および表4に示す。
【0041】
【表3】
【0042】
【表4】 (比較例2〜11)前記実施例1において、同例で用い
たチタン(Ti)合金粉末に代えて表1に示した組成の
チタン(Ti)合金粉末を用いたほかは前記実施例1に
準じて吸気バルブを作製するとともに前記実施例1で用
いた鉄(Fe)合金粉末に代えて表1に示した組成の合
金粉末を用いたほかは前記実施例1に準じてバルブシー
トを作製し、得られた吸気バルブおよびバルブシートの
それぞれについて前記実施例1と同様にしてビッカース
硬度Hvおよび摩耗量を測定した。なお、比較例2〜4
においては、吸気バルブのバルブフェース部の熱処理を
行なわなかった。
【0043】形成材料の合金の組成および測定結果を表
3および表4に示す。 −結果の検討− 表1乃至表4から明らかなように、実施例の吸気バルブ
およびバルブシートの組み合わせでは比較例の組み合わ
せに比較して吸気バルブのバルブフェース部の摩耗量お
よびバルブシートの摩耗量が減少しており、耐摩耗性が
大巾に向上しているとともに、バルブシートの塑性変形
も生じなかったことから本発明のバルブおよびバルブシ
ートは高出力エンジンの構成部品に好適に利用可能であ
り、長期耐久性に優れていることが確認された。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、以上の構成としたの
で、軽量でしかも焼き付きを生じにくく、耐摩耗性にも
優れたバルブと、このバルブと好適に組合わせ使用可能
であって耐摩耗性に優れ、塑性変形を生じることのない
バルブシートとを提供することができる。これらのバル
ブシートおよびバルブは高回転・高出力型のいわゆる高
性能エンジンを実現するものであり、しかも長期耐久性
にも優れていることから例えばレース用の高性能エンジ
ンのみならず一般市販車の用途にも好適に利用可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のバルブの一例の概略を示す側面図であ
る。
【図2】実施例および比較例で使用した摩耗試験機の概
略を示す説明図である。
【符号の説明】
1…バルブ 2…バルブフェース部 10…熱源 20…バルブシート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 輝夫 栃木県下都賀郡野木町野木1111番地 日 本ピストンリング株式会社栃木工場内 (56)参考文献 特開 昭62−164868(JP,A) 特開 昭63−171858(JP,A) 特開 昭58−71355(JP,A) 特開 平3−13546(JP,A) 特開 昭62−96662(JP,A) 特開 昭61−179857(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F01L 3/02 C22C 14/00 C22C 38/00 304

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関用のバルブシートとバルブの組
    合せであって、 該バルブシートが、 炭素(C)0.4〜1.5重量%な
    らびに銅(Cu)、コバルト(Co)およびニッケル
    (Ni)よりなる群から選択される少なくとも1種の元
    素0.5〜10.0重量%を含有し、残部が実質的に鉄
    (Fe)であるとともにビッカース硬度Hvが170〜
    350の範囲に調整された鉄(Fe)合金からなり、 該バルブが、コバルト(Co)もしくはニッケル(N
    i)7〜13重量%またはコバルト(Co)とニッケル
    (Ni)との合計7〜13重量%、アルミニウム(A
    l)3〜7重量%を含有するとともにビッカース硬度H
    vが350〜550の範囲に調整されたチタン(Ti)
    合金からなるバルブフェース部を有することを特徴とす
    る内燃機関用のバルブシートとバルブ
  2. 【請求項2】 前記バルブシートが、さらに硬質粒子を
    0.5〜10.0重量%の割合で含有する請求項1記載
    内燃機関用のバルブシートとバルブ
  3. 【請求項3】 前記バルブシートが、さらに鉛(Pb)
    を5.0〜20.0重量%の割合で含有する請求項1ま
    たは請求項2記載の内燃機関用のバルブシートとバル
  4. 【請求項4】 前記バルブシートが、さらに硫化物を
    0.5〜5.0重量%の割合で含有する請求項1または
    請求項2記載の内燃機関用のバルブシートとバルブ
  5. 【請求項5】 前記バルブのバルブフェース部を構成す
    るチタン(Ti)合金が、さらにその他の元素を5重量
    %以下の割合で含有する請求項1乃至請求項4のいずれ
    かに記載の内燃機関用のバルブシートとバルブ
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