JP3359395B2 - 液体の散布装置 - Google Patents
液体の散布装置Info
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Description
置に関するものである。
栽培する畑や蔬菜園、ビニルハウス、果樹園、芝生や草
花等が植えられた公園や庭園等の灌水、或いは道路等の
散水等に用いられる散水装置としてスプリンクラーが知
られている。
る散水領域の中心部に立設され、回転自在に設けられた
本体に形成されたノズル(孔)から水を噴射すると共
に、上記本体に取り付けられた羽根にノズルから噴射さ
れた水を当て、その衝撃力で一定方向に回転しながら同
心円状に広範囲に散水するようになっている。そして、
上記の衝撃力を充分に得るために、スプリンクラーのノ
ズルは、通常、直径が2mm以上に形成されている。
来の散水装置であるスプリンクラーは、散水領域がスプ
リンクラーを中心とした同心円状(ドーナツ型)にな
る。従って、例えば散水を所望する散水領域が長方形や
正方形等の矩形の場合には、これら領域の隅部に散水す
ることができない。また、スプリンクラーは、広範囲に
散水可能ではあるが、スプリンクラー近傍に散水できな
いという問題点を有している。
るためには、散水領域の一部を互いに重ねるようにして
複数のスプリンクラーを設置しなければならないので、
スプリンクラーを効率的に設置できないという別の問題
点を生じる。
クラーは、ノズルの直径を2mm以上に形成しているの
で、散水される水滴が大きくなってしまう。このため、
上記の水滴によって散水領域表面が受ける衝撃が大きく
なり、水滴が跳ね返る等して穏やかに散水することがで
きない。このように散水領域表面を叩きつけるようにし
て散水すると、例えば播種した種が流出したり、或いは
根が露出したりして植物の生育が阻害されるという問題
点も有している。
域の全面にわたってほぼ均一に隈無く、しかも液体を穏
やかに散布することができる液体の散布装置が求められ
ている。
体の散布装置は、上記の課題を解決するために、液体を
散布可能な複数の孔が形成され、上記孔の直径および仰
角と、孔にかかる液圧とを組み合わせることにより、散
布領域の形状や大きさに応じて液体の飛距離を自在に設
定可能な散液頭部を有する立ち上がり管が、上記液体の
散布を所望する散布領域の任意の位置に立設されている
ことを特徴としている。
上記の課題を解決するために、請求項1記載の液体の散
布装置において、孔の仰角が20°以上、90°以下に設定
されていることを特徴としている。
上記の課題を解決するために、請求項1または2記載の
液体の散布装置において、孔の直径が 0.1mm以上、1mm
以下に形成されていることを特徴としている。
上記の課題を解決するために、請求項1、2または3記
載の液体の散布装置において、液圧を所定範囲内で任意
に変更させることが可能な液圧変更手段を備えているこ
とを特徴としている。
な複数の孔が形成された散液頭部を有する立ち上がり管
が、液体の散布を所望する散布領域の任意の位置に立設
され、上記散液頭部は、上記孔の直径および仰角と、孔
にかかる液圧とを組み合わせることにより、散布領域の
形状や大きさに応じて液体の飛距離を自在に設定可能と
なっている。
び仰角と、孔にかかる液圧とを組み合わせることにより
自在に設定することができるので、例えば散布領域の形
状や大きさに応じて液体の飛距離を変化させることが可
能となる。これにより、任意の形状および大きさの散布
領域の全面にわたって液体をほぼ均一に隈無く散布する
ことが可能となる。
20°以上、90°以下に設定されているので、孔にかかる
液圧によって孔から散布される液体が散布領域表面に叩
きつけられることはない。従って、液体の跳ね返り等を
生じることなく、液体を穏やかに散布することが可能と
なる。
0.1mm以上、1mm以下に形成されているので、孔から散
布される液体の液滴が小さくなると共に、上記液滴によ
って散布領域表面が受ける衝撃が小さくなる。従って、
液体の跳ね返り等を生じることなく、液体を穏やかに散
布することが可能となる。
範囲内で任意に変更させることが可能な液圧変更手段を
備えているので、例えば散布領域の形状や大きさに応じ
て液体の飛距離を変化させる際の、孔の直径および仰角
の組み合わせの自由度が大きくなる。従って、より一層
隈無く、任意の形状および大きさの散布領域の全面にわ
たって液体をほぼ均一に散布することが可能となる。
に基づいて説明すれば、以下の通りである。尚、以下の
説明においては、散布装置によって散布される液体が水
である場合、即ち、散布装置を散水装置として使用する
場合を例に挙げることとする。
置は、通水管より導水される立ち上がり管(図示せず)
を備えている。上記の立ち上がり管は、散水を所望する
土壌等(散布領域)の任意の位置に立設されている。立
ち上がり管の散水頭部(散液頭部)には、散水可能な複
数の孔が形成されており、これら孔の直径および仰角
と、孔にかかる水圧とを組み合わせることにより、水滴
の飛距離を自在に設定可能となっている。尚、立ち上が
り管は土壌等の任意の位置に固定可能であるが、孔の直
径および仰角と、孔にかかる水圧との組み合わせの設定
が容易となるように、土壌等の中央部若しくは隅部等に
固定することが好ましい。
はないが、耐候性や耐衝撃性、耐薬品性等に優れた材料
が好ましい。例えば金属や合成樹脂が好適である。ま
た、上記孔の形成方法は、特に限定されるものではない
が、例えばいわゆるレーザ穿孔機等を用いて形成すれば
よい。
が、 0.1mm以上、1mm以下に形成することが好ましい。
孔の直径を上記の大きさに形成することにより、孔から
散水される水滴が小さくなると共に、上記水滴によって
散水領域表面が受ける衝撃が小さくなる。従って、水滴
の跳ね返り等を生じることなく、穏やかに散水すること
が可能となる。孔の直径が 0.1mmよりも小さいと、孔か
ら散水される水滴が小さくなり過ぎ、霧状となる割合が
大きくなるので遠くに飛ばなくなる。また、単位面積あ
たりの散水量が小さくなり過ぎるので、散水領域に充分
に散水することができなくなる。一方、孔の直径が1mm
よりも大きいと、水滴が大きくなり過ぎ、上記水滴によ
って散水領域表面が受ける衝撃が大きくなると共に、水
滴の跳ね返り等が生じ、穏やかに散水することができな
くなる。
が、20°以上、90°以下に設定することが好ましい。孔
の仰角を上記の角度に設定することにより、孔にかかる
水圧によって孔から散水される水滴が散水領域表面に叩
きつけられることはない。従って、水滴の跳ね返り等を
生じることなく、穏やかに散水することが可能となる。
孔の仰角が20°よりも小さいと、孔にかかる水圧によっ
て孔から散水される水滴が散水領域表面に叩きつけられ
るようになるので、上記表面が受ける衝撃が大きくなる
と共に、水滴の跳ね返り等が生じ、穏やかに散水するこ
とができなくなる。
力を受けて空気中を飛ぶことが判っており、従って、孔
から散水される水滴は、水圧および孔の直径が一定の場
合、孔の仰角を凡そ30°に設定したときに最も遠くまで
飛ぶ。また、水滴の飛距離は、水圧および孔の直径が一
定の場合、孔の仰角を30°に設定したときの飛距離をY
1 、60°に設定したときの飛距離をY2 とすると、Y1
/Y2 = 1.4〜1.5 の関係が成立する。さらに、水滴
は、水圧および孔の仰角が一定の場合、孔の直径が大き
くなるに従い拡散する割合が小さくなるので遠くまで飛
ぶ。
拡散するので、その散水面積が広がる。即ち、水圧およ
び孔の直径が一定の場合、孔の仰角が大きくなるに従い
散水面積が狭くなるので、単位面積当たりの散水量が多
くなる。従って、単位面積当たりの散水量をほぼ一定と
するためには、例えば仰角を60°に設定した孔の直径
を、仰角を30°に設定した孔の直径よりも小さくする必
要がある。
のではない。例えば、散水装置、即ち立ち上がり管を一
般の水道管(通水管)に直結した場合には、上記水圧は
凡そ1kg/cm2〜2kg/cm2程度になる。また、水圧を所定
範囲内、例えば1kg/cm2〜2kg/cm2の範囲内で任意に変
更させることが可能なポンプ、減圧弁、止水栓等(液圧
変更手段)を用いることにより、孔にかかる水圧を適宜
変更してもよい。
滴の飛距離および方向を孔の直径、仰角および後述の扇
角と、孔にかかる水圧とを組み合わせることにより自在
に設定することができるので、例えば散水領域の形状や
大きさに応じて水滴の飛距離を変化させることが可能と
なっており、これにより、任意の形状および大きさの散
水領域の全面にわたってほぼ均一に隈無く散水すること
が可能となっている。
を変更すると、例えば散水領域の形状や大きさに応じて
水滴の飛距離および方向を変化させる際の、孔の直径、
仰角および扇角の組み合わせの自由度が大きくなる。従
って、より一層隈無く、任意の形状および大きさの散水
領域の全面にわたってほぼ均一に散水することが可能と
なる。
よび実験により設定する際の設定手順について、具体例
を挙げて説明する。尚、設定の条件として、図6に示す
ように、散水を所望する土壌1を10m四方の正方形と
し、この土壌1の中心部に立ち上がり管を立設して土壌
1に隈無く散水する場合を想定した。また、散水頭部の
孔にかかる水圧を2kg/cm2とした。そして、上記土壌1
の 1/8の領域、即ち、同図中、三角形OABで示される
領域全域に散水することが可能な孔の直径(以下、孔径
と称する)および仰角を求めた。これは、上記三角形O
ABで示される領域に隈無く散水することができる孔径
および仰角を求めれば、同様にして簡単に、他の領域、
即ち土壌1全域に隈無く散水することができる孔径およ
び仰角を求めることができるためである。
する場合を考慮する。例えば、6つの孔を用いて辺AB
付近に散水するには、図7に示すように、線分ABを5
等分し、各地点A・B・C・D・E・F付近に各孔から
それぞれ散水されるように設定すればよい。そして、立
ち上がり管が設置されている中心部である原点Oから各
地点A〜Fまでの距離は、それぞれ、距離OA=5√2
≒7m、距離OB=5m、距離OC≒ 6.4m、距離OD
≒ 5.8m、距離OE≒ 5.4m、距離OF≒ 5.1mであ
る。また、∠AOB=45°、∠AOC≒6°、∠AOD
≒14°、∠AOE≒23°、∠AOF≒34°である。尚、
以下の説明においては、線分OAを基準線とし、上記線
分OAと他の線分とがなす上記角度を扇角と称すること
とする。
(以下、順に孔a、孔b、孔c、孔d、孔e、孔fと記
す)の仰角を計算した。上述したように、孔から散水さ
れる水滴は、水圧が一定の場合、仰角が30°のときに最
も遠くまで飛ぶので、原点Oから最も遠い地点Aに散水
する孔aの仰角を30°に設定した。そして、このように
孔aの仰角を30°に設定し、孔aの直径を求める実験を
行ったところ、直径を 0.7mmに形成したときに地点A付
近に散水可能であることがわかった。
に設定したときの水滴の飛距離は、60°に設定したとき
の水滴の飛距離の 1.4倍〜1.5 倍となることが判ってお
り、一方、距離OA/距離OB=7/5=1.4 であるの
で、地点Bに散水する孔bの直径を 0.7mmに形成し、仰
角を60°に設定した。
仰角を設定すると、仰角が30°のときの水滴の飛距離が
7m、仰角が60°のときの水滴の飛距離が5mであり、
7−5=2mであるから、孔径が一定の場合、仰角が30
°変化すると、飛距離が2m変化することになる。即
ち、上記の条件にて水滴の飛距離が7m〜5mの範囲内
においては、飛距離を10cm縮めるには、仰角を 1.5°増
加させればよいことがわかった。例えば、距離OC(≒
6.4m)は、距離OA(≒7m)よりも 0.6m短いの
で、地点Cに散水する孔cの仰角は、30+6×1.5 =39
°となる。同様にして孔d〜孔fの仰角を算出すると、
順に48°、54°、58.5°となる。尚、孔c〜孔fの直径
は、 0.7mmに形成した。また、これら孔a〜孔fの直
径、扇角および仰角の値を表1にも示した。
び仰角を設定し、散水頭部として、ポリフェニレンエー
テル(PPE)およびポリアミドからなるポリマアロイ
にタルクを20wt%混入したエンジニアリング・プラスチ
ックからなる材料を使用して散水実験を行った。
OABで示される領域に、底面が16cm四方で高さが 3.5
cmの升形状の測定箱を隙間なく並べ、散水頭部から10分
間散水することにより行った。そして、散水後、上記各
測定箱に溜まった 256 cm2当たりの水の深さを測定し
た。尚、以下の説明においては、1時間当りの水量に換
算した水深を散水強度と称することとする。例えば、1
時間当り、測定箱に溜まった水の深さが10mmの場合に
は、散水強度は10mmである。
散水強度の分布図として図2に示した。この散水強度の
分布図から明らかなように、例えば孔aから散水される
水滴は、線分OAを中心線として幅が凡そ50cmの細長い
領域に散水されることがわかる。また、孔a〜孔fから
散水される水滴により、辺AB付近に散水強度が凡そ5
mm〜40mmの範囲で隈無く散水可能であることがわかる。
fによって散水されない領域、即ち、三角形OABにお
ける原点Oに近い領域に散水する場合を考慮する。上記
の散水実験から、例えば線分OAに沿った領域を例に挙
げると、孔aから散水される水滴により、原点Oから凡
そ5m以上離れた領域には隈無く散水されているが、原
点Oから5m以内の領域には散水されないことがわか
る。
するには、図8に示すように、原点Oから距離5mの地
点Gから線分ABに平行な平行線GHを引き、この平行
線GHと、∠AOC、∠COD、∠DOE、∠EOF、
∠FOBの二等分線との交点である地点I・J・K・L
・M付近に各孔からそれぞれ散水されるように設定すれ
ばよい。そして、立ち上がり管が設置されている原点O
から各地点I〜Mまでの距離は、それぞれ、距離OI≒
4.8m、距離OJ≒ 4.3m、距離OK≒ 3.9m、距離O
L≒ 3.7m、距離OM≒ 3.6mである。また、扇角AO
I≒3°、扇角AOJ≒10°、扇角AOK≒19°、扇角
AOL≒29°、扇角AOM≒40°である。
(以下、順に孔i、孔j、孔k、孔l、孔mと記す)の
仰角を計算した。上述したように、孔から散水される水
滴は、水圧および孔の直径が一定の場合、孔の仰角が大
きくなるに従い散水面積が狭くなるので、散水強度をほ
ぼ一定とするために、孔i〜孔mの直径を孔a〜孔fの
直径( 0.7mm)よりも小さい 0.6mmに形成した。そし
て、このように孔iの直径を 0.6mmに設定し、孔iの仰
角を求める実験を行ったところ、仰角を50°に設定した
ときに地点I付近に散水可能であることがわかった。ま
た、孔mの直径を 0.6mmに設定し、孔Mの仰角を求める
実験を行ったところ、仰角を70°に設定したときに地点
M付近に散水可能であることがわかった。
仰角を設定すると、仰角が50°のときの水滴の飛距離が
4.8m、仰角が70°のときの水滴の飛距離が 3.6mであ
り、4.8− 3.6= 1.2mであるから、仰角が20°変化す
ると、飛距離が 1.2m変化することになる。即ち、上記
の条件にて水滴の飛距離が 4.8m〜 3.6mの範囲内にお
いては、飛距離を10cm縮めるには、仰角を 1.7°増加さ
せればよいことがわかった。例えば、距離OJ(≒ 4.3
m)は、距離OI(≒ 4.8m)よりも 0.5m短いので、
地点Jに散水する孔jの仰角は、50+5×1.7 ≒58°と
なる。同様にして孔k・孔lの仰角を算出すると、順に
65°、68°となる。尚、これら孔i〜孔mの直径、扇角
および仰角の値を表1にも示した。
び仰角を設定し、前記と同様の条件にて散水実験を行っ
た結果を、散水強度の分布図として図3に示した。この
散水強度の分布図から明らかなように、例えば孔iから
散水される水滴は、線分OIを中心線として幅が凡そ50
cmの細長い領域に散水されることがわかる。また、孔i
〜孔mから散水される水滴により、平行線GH付近に散
水強度が凡そ5mm〜40mmの範囲で隈無く散水可能である
ことがわかる。
の散水強度の分布図(図2)と、孔i〜孔mを用いて行
った散水実験の散水強度の分布図(図3)とを重ね合わ
せて作成した散水強度の分布図を図4に示した。尚、測
定箱、即ち散水強度の分布が重なる箇所は、両者の水深
を加算した値を散水強度とした。この散水強度の分布図
から明らかなように、孔a〜孔mから散水される水滴に
より、原点Oから凡そ3m以上離れた領域には、散水強
度が凡そ5mm〜40mmの範囲で隈無く散水可能であること
がわかる。
mによって散水されない領域、即ち、三角形OABにお
ける原点O近傍の領域に散水する場合を考慮する。上述
した方法と同様の方法により孔径、扇角および仰角を求
める実験を行ったところ、孔n・孔p〜孔sの直径、扇
角および仰角を表1に示す値に設定したときに原点O近
傍の領域に散水可能であることがわかった。
角および仰角を設定し、前記と同様の条件にて散水実験
を行った結果を、孔a〜孔mを用いて行った散水実験の
散水強度の分布図(図4)と重ね合わせて、散水強度の
分布図として図1および図5に示した。これら散水強度
の分布図から明らかなように、上記孔a〜孔sの合計16
個の孔から散水される水滴により、三角形OABに、散
水強度が凡そ5mm〜40mmの範囲で隈無く散水可能である
ことがわかった。即ち、上記孔a〜孔sから散水される
水滴により、土壌1の 1/8の領域に隈無く、しかも穏や
かに散水可能となる。
白となっている領域がごく一部存在するが、この領域
は、実験時に散水強度を単に測定していないだけであ
り、勿論、上記領域にも隈無く散水されている。また、
水滴は、散水された領域に滲み込む一方、その一部は土
壌1表面を流れる。従って、上述のように三角形OAB
に隈無く散水することにより、個々の地点の散水強度に
多少のばらつきが存在しても、実質的には、土壌1の 1
/8の領域にほぼ均一に散水していることになる。
a〜孔sの直径、扇角および仰角を、土壌1の残りの 7
/8の領域に当てはめることにより、同様にして簡単に、
土壌1全域に散水することができる孔径、扇角および仰
角を求めることができる。但し、三角形OABの線分O
A、OBは、隣合う三角形と共通であり、図1から明ら
かなように、孔aおよび孔bから散水される水滴によ
り、隣合う三角形の線分OA、OB近傍にも充分に散水
可能であるから、これら線分OA、OB近傍に散水する
孔は、何れか一方を省略する必要がある。従って、土壌
1全域にほぼ均一に隈無く散水するためには、孔を16×
8−8=120 個形成すればよい。これにより、土壌1全
域、即ち、原点O近傍から隅部まで、ほぼ均一に隈無く
散水可能となる。
するとより遠くに飛び、逆に水圧を2kg/cm2よりも低く
すると飛ばなくなる。従って、水圧を所定範囲内、例え
ば1kg/cm2〜2kg/cm2の範囲内で任意に変更させること
が可能なポンプ等を用いることにより、孔にかかる水圧
を適宜変更し、上記水圧の変化により水滴の飛距離を自
在に設定することも可能である。
の土壌1に隈無く散水する場合を例に挙げたが、散水可
能な土壌の形状は、勿論、上記の正方形に限定されるも
のではなく、例えば、長方形やその他の多角形、円形、
楕円形等、任意の形状とすることができる。また、散水
可能な土壌の大きさも任意の大きさとすることができ
る。さらに、孔a〜孔sにおける直径と仰角との組み合
わせは、上記設定手順により設定された組み合わせに限
定されるものではなく、例えば単位面積当たりの散水量
等を考慮して、他の組み合わせにすることも可能であ
る。
即ち土壌1の 1/8の領域に隈無く散水するための孔の個
数を16個に設定したが、孔の個数は、特に限定されるも
のではない。例えば、三角形OABの辺AB付近に散水
する場合を例に挙げて、他の具体例を以下に説明する。
に、7つの孔を用いて辺AB付近に散水するには、図9
に示すように、線分ABを6等分し、各地点A・B・T
・U・V・W・X付近に各孔からそれぞれ散水されるよ
うに設定すればよい。そして、立ち上がり管が設置され
ている原点Oから各地点A・B・T〜Xまでの距離は、
それぞれ、距離OA≒7m、距離OB=5m、距離OT
≒ 6.5m、距離OU≒6.0m、距離OV≒ 5.6m、距離
OW≒ 5.3m、距離OX≒ 5.1mである。また、扇角A
OB=45°、扇角AOT≒4°、扇角AOU≒11°、扇
角AOV≒18°、扇角AOW≒27°、扇角AOX≒36°
である。
能な孔(以下、順に孔a’、孔b’、孔t、孔u、孔
v、孔w、孔xと記す)の仰角を上記と同様の方法によ
り計算したところ、孔a’・孔b’・孔t〜孔xの仰角
は、この順に30°、60°、37.5°、45°、51°、55.5
°、58.5°となる。尚、孔a’・孔b’・孔t〜孔xの
直径は、 0.7mmに形成した。また、これら孔a’・孔
b’・孔t〜孔xの直径、扇角および仰角の値を表2に
も示した。
の直径、扇角および仰角を設定し、前記と同様の条件に
て散水実験を行った結果を、散水強度の分布図として図
10に示した。この散水強度の分布図から明らかなよう
に、孔a’・孔b’・孔t〜孔xから散水される水滴に
より、辺AB付近に散水強度が凡そ5mm〜40mmの範囲で
隈無く散水可能であることがわかる。但し、孔の個数
は、散水頭部を有する立ち上がり管、即ち散水装置の生
産性等を考慮した場合には、より少ない方が好ましい。
径、扇角および仰角を実験等により個々に設定する代わ
りに、例えば、孔径、仰角および水圧を種々変化させた
データをコンピュータに入力し、水滴の飛距離に対する
これら三者の関係を予め解析することにより最適の孔
径、扇角および仰角を設定することも可能である。この
ように、いわゆるコンピュータ・シュミレーションによ
ると、一々実験を行わなくても任意の形状および大きさ
の散水領域に応じた孔の個数や孔径、仰角および水圧を
容易に求めることが可能となる。
草花等を露地栽培する畑や蔬菜園、ビニルハウス、果樹
園、芝生や草花等が植えられた公園や庭園等の灌水、或
いは道路等の散水等に好適に用いられる。
散水装置として使用する場合を例に挙げて説明したが、
本発明にかかる散布装置により散布される液体は、勿
論、上記の水に限定されるものではない。例えば、散布
装置を農業や施設園芸等に供することにより、殺虫剤や
殺菌剤等の農薬、液体肥料等を好適に散布することがで
きる。また、散水することにより散布装置を、塩害の防
除設備や、茶園等の凍霜害の防除設備としても使用可能
である。
は、以上のように、液体を散布可能な複数の孔が形成さ
れ、上記孔の直径および仰角と、孔にかかる液圧とを組
み合わせることにより、散布領域の形状や大きさに応じ
て液体の飛距離を自在に設定可能な散液頭部を有する立
ち上がり管が、上記液体の散布を所望する散布領域の任
意の位置に立設されている構成である。
ることができるので、例えば散布領域の形状や大きさに
応じて液体の飛距離を変化させることが可能となり、任
意の形状および大きさの散布領域の全面にわたって液体
をほぼ均一に隈無く散布することが可能となるという効
果を奏する。
は、以上のように、孔の仰角が20°以上、90°以下に設
定されている構成である。
ら散布される液体が散布領域表面に叩きつけられること
はないので、液体の跳ね返り等を生じることなく、液体
を穏やかに散布することが可能となるという効果を奏す
る。
は、以上のように、孔の直径が 0.1mm以上、1mm以下に
形成されている構成である。
が小さくなると共に、上記液滴によって散布領域表面が
受ける衝撃が小さくなるので、液体の跳ね返り等を生じ
ることなく、液体を穏やかに散布することが可能となる
という効果を奏する。
は、以上のように、液圧を所定範囲内で任意に変更させ
ることが可能な液圧変更手段を備えている構成である。
さに応じて液体の飛距離を変化させる際の、孔の直径お
よび仰角の組み合わせの自由度が大きくなるので、より
一層隈無く、任意の形状および大きさの散布領域の全面
にわたって液体をほぼ均一に散布することが可能となる
という効果を奏する。
水装置を用いて行った散水実験の結果を示す散水強度の
分布図である。
布図である。
布図である。
布図である。
布図である。
る。
る。
る。
る。
分布図である。
Claims (4)
- 【請求項1】液体を散布可能な複数の孔が形成され、上
記孔の直径および仰角と、孔にかかる液圧とを組み合わ
せることにより、散布領域の形状や大きさに応じて液体
の飛距離を自在に設定可能な散液頭部を有する立ち上が
り管が、上記液体の散布を所望する散布領域の任意の位
置に立設されていることを特徴とする液体の散布装置。 - 【請求項2】孔の仰角が20°以上、90°以下に設定され
ていることを特徴とする請求項1記載の液体の散布装
置。 - 【請求項3】孔の直径が 0.1mm以上、1mm以下に形成さ
れていることを特徴とする請求項1または2記載の液体
の散布装置。 - 【請求項4】液圧を所定範囲内で任意に変更させること
が可能な液圧変更手段を備えていることを特徴とする請
求項1、2または3記載の液体の散布装置。
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| GB9421905A GB2283441B (en) | 1993-11-02 | 1994-10-31 | Liquid sprinkler |
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-
1993
- 1993-11-02 JP JP27467393A patent/JP3359395B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07124501A (ja) | 1995-05-16 |
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