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JP3239074U - 医療用のハサミ - Google Patents

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JP3239074U
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JP2022002339U
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理佐 黒田
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Abstract

Figure 0003239074000001
【課題】看護師が遭遇する様々な場面に対応できる、医療用のハサミを提供する。
【解決手段】医療用のハサミSは、一対の刃1、2と、一対の刃1、2のそれぞれの刃先11、21と反対側に前記刃と一体に形成される、一体のハンドル3、4と、一対の刃1、2及びハンドル3、4を互いに回転可能に軸支する要5と、を備えており、いずれか一方の刃1の表面には、峰線13に沿うようにして、長さを計測するための目盛50が設けられている。このため、例えば、刃1、2の表面の目盛50を傷にあてがうことによって、傷の大きさを正確に計測することができる。
【選択図】図2

Description

本考案は、主にナースが使用する、医療用のハサミに関するものである。
従来から、ハサミは、刃とハンドルを有する一対のハサミ片を、刃とハンドルとの間の位置において、互いに回動可能に連結した構造となっている。また、医療用途でも、様々な形態のハサミが用いられている。
例えば、特許文献1には、刃体およびグリップ部を含む一対の鋏片と、一対の鋏片を回動可能に連結する軸体と、を備えた医療用鋏において、一対の鋏片および軸体は、常温において、非磁性もしくは弱磁性特性を示す材料によって形成されていることを特徴とする医療用のハサミが開示されている。
特開2010-172572号公報
しかしながら、特許文献1を含む従来の医療用のハサミは、ハサミとして1つの用途(すなわちカットする機能)には対応できるものの、看護師が遭遇する様々な場面に対応することができなかった。
そこで、本考案は、看護師が遭遇する様々な場面に対応することのできる、医療用のハサミを提供することを目的としている。
前記目的を達成するために、本考案の医療用のハサミは、一対の刃と、一対の前記刃のそれぞれの刃先と反対側に前記刃と一体に形成される、一体のハンドルと、一対の前記刃及び前記ハンドルを互いに回転可能に軸支する要と、を備え、いずれか一方の前記刃の表面には、峰線に沿うようにして、長さを計測するための目盛が設けられている。
このように、本考案の医療用のハサミは、一対の刃と、これと一体のハンドルと、一対の刃及びハンドルを互いに回転可能に軸支する要と、を備え、いずれか一方の刃の表面には、峰線に沿うようにして、長さを計測するための目盛が設けられている。このため、刃の表面の目盛を傷にあてがうことによって、傷の大きさを正確に計測することができる。
医療用のハサミの平面図である。 医療用のハサミの底面図である。 瞳孔の大きさを測る機能の説明図である。 マーカを用いたディバイダ機能の説明図である。
以下、本考案の実施の形態について図面を参照して説明する。ただし、以下の実施例に記載されている構成要素は例示であり、本考案の技術範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
(構成)
まず、図1、図2を用いて、本考案の医療用のハサミSの全体構成を説明する。医療用のハサミSは、図1、図2に示すように、全体としては一般的なハサミと同様に、一対の刃1、2と、一対の刃1、2のそれぞれの刃先11、21と反対側に刃1、2と一体に形成される、一体のハンドル3、4と、一対の刃1、2及びハンドル3、4を互いに回転可能に軸支する要5と、を備えている。すなわち、第1の刃1の基端部には、第1のハンドル3が一体に設けられ、第2の刃2の基端部には、第2のハンドル4が一体に設けられている。
したがって、医療用のハサミSは、一対のハンドル3、4に指を入れて、相対的に揺動移動させることによって、一対の刃1、2によって、各種テープや包帯をカットできるようになっている(基本となる切断機能)。
(目盛(長さ計測機能))
そして、図2に示すように、第1の刃1の表面には、峰線13に沿うようにして、長さを計測するための目盛50が設けられている。具体的に言うと、目盛50は、刃先11側を0として1mm刻みの目盛りである。さらに、1cmごとに数値が描かれており、最大4cmまでの大きさを、1mm単位で計測できるようになっている。すなわち、第1の刃1の美祢線13を傷等に沿うように近づけて、長さを計測することができる。
(瞳孔計(瞳孔の大きさ計測機能))
また、図1に示すように、目盛50が設けられていない、第2の刃2の表面には、峰線23に沿うようにして、複数の大きさの半円が大きさの順に並んで描かれており、瞳孔計60として機能する。具体的に言うと、瞳孔計60として、直径2mmから直径7mmまで6つの半円形が、半円の直線部(直径)が峰線23と重なるように描かれている。より詳しく言うと、半円は刃先21側から大きい順に7mm、6mm、5mm、4mm、3mm、2mmと描かれている。
したがって、図3に示すように、医療用のハサミSを患者の目の近傍に近づけることによって、瞳孔の大きさを正確に計測できる。この場合、峰線23に沿って医療用のハサミSを少しずつスライド移動させることで、比較しやすくなり、瞳孔の大きさを正確に計測することができる。すなわち、瞳孔の大きさは、一般に、直径3mm~4mmが正常値とされているところ、瞳孔の大きさをきわめて正確に計測できる。
(マーカ(ディバイダ機能))
そして、図1、図2に示すように、第1の刃1の刃先11の表面に、第1のマーカ70aが設けられるとともに、第2の刃2の刃先21の裏面に、第2のマーカ70bが設けられている。したがって、ディバイダのように、2つのマーカ70a、70b間の距離を特定できる。同様に、第2の刃2の刃先21の表面に、第1のマーカ70cが設けられるとともに、第1の刃1の刃先11の裏面に、第2のマーカ70dが設けられている。したがって、ディバイダのように、2つのマーカ70c、70d間の距離を特定できる。
このため、図4に示すように、心電図の波形を読む際に、P-P間隔、R-R間隔の不整や、脈の脱落、早期収縮等の異常を見分けやすくなる。すなわち、従来は、専用のコンパス型のディバイダを用いたり、ペンと指を用いたりして、概算の長さ(距離)を測っていたところ、マーカ70a、70b(70c、70d)の位置を波形の山に合わせることで、簡易に正確なピッチを一時的に記憶・特定できるようになる。
(角度計(分度器機能))
さらに、図2に示すように、第2の刃2の要5に隣接する裏面には、要5より少し刃先21側に、一対の刃の刃線22、12の間のなす角度を示す角度目盛80が設けられている。具体的に言うと、角度目盛80は、30度、45度、60度の3つの角度を示している。したがって、ベッドの角度を簡易的に計測することができる。すなわち、それぞれ30°:セミファーラー位、45°:ファーラー位、60°:看護必要度 背上げ角度目安に対応している。
(凹凸形状(チューブ外し機能))
また、図1、図2に示すように、一対のハンドル3、4の要5に隣接する内向きの側面には、連続した凹凸形状31、41が設けられている。これによって、外しにくいチューブ類の接続部分を凹凸形状31、41によってしっかり把持して、回転させつつ取り外すことができるようになる。
(安全ガード(防護機能))
さらに、図1、図2に示すように、一対の刃1、2の刃先11、21には、刃先11、21を覆うために、合成樹脂製の安全ガード90、90が取り付けられていることが好ましい。すなわち、安全ガード90によって刃先11(21)を覆うことで、刃先11(21)によって他人を傷つけたり、看護師自身が傷ついたりすることを防止できる。
(作用・効果)
次に、実施例の医療用のハサミSの奏する作用・効果について説明する。
(1)上述してきたように、医療用のハサミSは、一対の刃1、2と、一対の刃1、2のそれぞれの刃先11、21と反対側に前記刃と一体に形成される、一体のハンドル3、4と、一対の刃1、2及びハンドル3、4を互いに回転可能に軸支する要5と、を備えており、いずれか一方の刃1の表面10には、峰線13に沿うようにして、長さを計測するための目盛50が設けられている。このため、例えば、刃1、2の表面の目盛50を傷にあてがうことによって、傷の大きさを正確に計測することができる。
(2)また、一方の刃1の刃先11の表面に、第1のマーカ70aが設けられるとともに、他方の刃2の刃先21の裏面に、第2のマーカ70bが設けられていることで、刃先11、21をディバイダのように用いて、心電図を正確に読み取ることができる。
(3)さらに、目盛50が設けられていない、いずれか他方の刃2の表面には、峰線23に沿うようにして、複数の大きさの半円が並んで描かれて、瞳孔計60として機能するようになっている。したがって、図3に示すように、医療用のハサミSを患者の目の近傍に近づけることによって、瞳孔の大きさを正確に計測できる。
(4)また、いずれか一方の刃2の要5に隣接する裏面には、一対の刃1、2の刃線12、22の間のなす角度を示す角度目盛80が設けられている。したがって、ベッドの角度を簡易的に計測することができる。
(5)さらに、一対のハンドル3、4の要5に隣接する内向きの側面には、連続した凹凸形状31、41が設けられている。このため、外しにくいチューブ類の接続部分をしっかり把持して、取り外すことができるようになる。
(6)そして、一対の刃1、2の刃先11、21には、刃先11、21を覆うための安全ガード90が取り付けられている。すなわち、安全ガード90によって刃先11(21)を覆うことで、刃先11(21)によって他人を傷つけたり、看護師自身が傷ついたりすることを防止できる。
このように、本実施例の医療用のハサミSは、1つの医療用のハサミSにおいて複数の機能をまとめて具現化しているため、看護師が個別の機能を有する器具を1つずつ別個に保持することを必要としない。すなわち、本実施例の医療用のハサミSのみを保持していれば、一刻を争う事態の最中においても、上述したすべての機能を実現することができる。
以上、図面を参照して、本考案の実施例を詳述してきたが、具体的な構成は、この実施例に限らず、本考案の要旨を逸脱しない程度の設計的変更は、本考案に含まれる。
例えば、実施例では、特に説明しなかったが、マーカ70a、70bは、両面に描画することが好ましい。また、ハンドル3、4の内向きの側面に設けられる凹凸形状31、41は、なくてもよい。同様に、各要素(目盛、ディバイダ(マーカ)、瞳孔計、角度目盛、凹凸形状)は、必ずしもすべてが必要なものではなく、いくつかの要素のみを選択して備えるものであってもよい。他にも、看護師に必要な機能を追加することも、もちろん可能である。
S 医療用のハサミ
1 刃(第1の刃)
11 刃先
12 刃線
13 峰線
2 刃(第2の刃)
21 刃先
22 刃線
23 峰線
3 ハンドル
31 凹凸形状
4 ハンドル
41 凹凸形状
50 目盛
60 瞳孔計
70 マーカ
80 角度目盛
90 安全ガード

Claims (6)

  1. 医療用のハサミであって、
    一対の刃と、
    一対の前記刃のそれぞれの刃先と反対側に前記刃と一体に形成される、一体のハンドルと、
    一対の前記刃及び前記ハンドルを互いに回転可能に軸支する要と、を備え、
    いずれか一方の前記刃の表面には、峰線に沿うようにして、長さを計測するための目盛が設けられている、医療用のハサミ。
  2. 一方の前記刃の前記刃先の表面に、第1のマーカが設けられるとともに、他方の前記刃の前記刃先の裏面に、第2のマーカが設けられている、請求項1に記載された、医療用のハサミ。
  3. 前記目盛が設けられていない、いずれか他方の刃の表面には、峰線に沿うようにして、複数の大きさの半円が並んで描かれている、請求項1又は請求項2に記載された、医療用のハサミ。
  4. いずれか一方の前記刃の前記要に隣接する裏面には、一対の前記刃の刃線の間のなす角度を示す角度目盛が設けられている、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載された、医療用のハサミ。
  5. 一対の前記ハンドルの前記要に隣接する内向きの側面には、連続した凹凸形状が設けられている、請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載された、医療用のハサミ。
  6. 一対の前記刃の前記刃先には、前記刃先を覆うための安全ガードが取り付けられている、請求項1乃至請求項5のいずれか一項に記載された、医療用のハサミ。
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