JP3222781B2 - 表面性状に優れた鋼板の製造方法 - Google Patents
表面性状に優れた鋼板の製造方法Info
- Publication number
- JP3222781B2 JP3222781B2 JP25173096A JP25173096A JP3222781B2 JP 3222781 B2 JP3222781 B2 JP 3222781B2 JP 25173096 A JP25173096 A JP 25173096A JP 25173096 A JP25173096 A JP 25173096A JP 3222781 B2 JP3222781 B2 JP 3222781B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roll
- steel sheet
- height
- crimping
- surface properties
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Controlling Rewinding, Feeding, Winding, Or Abnormalities Of Webs (AREA)
- Metal Rolling (AREA)
- Coating With Molten Metal (AREA)
Description
低炭素材の厚物の外観不良(腰折れ)及び「しぼり」を
防止する溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法に関する。ここ
で低炭素又はセミ極低炭素材とは、数百ないし数十pp
m程度のCを含有する鋼材を言い、厚物とは、板厚1m
m以上の鋼板を言う。
ながら通板する時に、特定通板速度に調整して速度規制
を行い、鋼板に腰折れが発生するのを抑制する技術とし
て特開昭55−136510号公報が知られている。
ける腰折れの発生防止をするための通板速度調整は、溶
融亜鉛めっき等のように、良好なめっき性状を得るため
のめっき条件によってライン速度が規制される場合、腰
折れ防止のための通板速度とすることが困難であり、腰
折れを防止することが容易でなかった。
度の規制のもとで比較的厚い鋼板(板厚1mm以上)の
スキンパス圧延時に起る、腰折れ発生を防止すると共に
「しぼり」を防止した表面性状に優れた鋼板の製造方法
を提供することを目的とする。
高Cで板厚の厚い鋼板で起こり易い腰折れといった前記
問題点を解消するためになされたもので、数百ppm程
度のCを含有する低炭素又は数十ppm程度のCを含有
するセミ極低炭素材の厚物(板厚1mm以上)につい
て、板厚別にアンチクリンピングロールの高さを設定し
てスキンパス条件を定め、腰折れ発生を防止しかつ「し
ぼり」を防止しつつ圧延することを特徴とする表面性状
に優れた鋼板の製造方法を提供するものである。すなわ
ち本発明は低炭素又はセミ極低炭素材の厚物を、縦歪み
(ε)と弾性限界歪み(ε y )との比(λ)が1.60
〜1.99となるように、アンチクリンピングロールの
高さを調節してスキンパス圧延することを特徴とする表
面性状に優れた鋼板の製造方法である。ここで降伏比を
1.60〜1.99としたのは、縦歪み(ε)と弾性限
界歪み(ε y )との比(λ)2.0未満(1.99以
下)とすることにより腰折れを防止することができ、縦
歪み(ε)と弾性限界歪み(ε y )との比(λ)1.6
以上とすることで「しぼり」を防止することができるか
らである。
なく、腰折れを防止することができる。また「しぼり」
を防止することができる。
て、以下が挙げられる。 (1)ロールと板の巻付角が大きいこと (2)ロール径が小さいこと (3)張力が大きいこと 従って、鋼板の板厚や組成等に応じて、巻付角やロール
径、張力を調節すれば腰折れを防止することができる
が、ロール径を変更するのは、設備及び操業上困難であ
り、また、張力を下げることも、鋼板の蛇行やスキンパ
ス圧延の条件上好ましくない。本発明者は、アンチクリ
ンピングロール高さを調節することによって巻付角を調
節することができることに想到し、本発明では、板厚別
アンチクリンピングロール腰折れ限界高さをもとにして
アンチクリンピングロールの高さを調節してスキンパス
圧延するようにしたので、腰折れ発生を防止することが
できるようになった。
鋼板1は矢印2方向に走行し、スキンパス圧延される。
上ワークロール3、下ワークロール4は、それぞれバッ
クアップロール5、6に支持されて鋼板1を圧下する。
鋼板の進入パスを定める入側デフレクタロール7の後流
にアンチクリンピングロール8が配設され、鋼板を高さ
Hだけ持ち上げている。ワークロール3、4の後流側
に、アンチクロスブレーキロール9、出側デフレクタロ
ール10が配置されている。ワークロール3、4とアン
チクリンピングロール8との中心距離はP1 、アンチク
リンピングロール8と入側デフレクタロール7と中心距
離はP2 である。ここで、アンチクリンピングロール8
は、鋼板に適当な張力を与えると共に、鋼板をワークロ
ールに対し真直に導き、蛇行を防止するものであり、ア
ンチクリンピングロール8の高さHが小さいと鋼板の蛇
行やスキンパス後の鋼板表面にしわ状の欠陥である「し
ぼり」が生じる。
果を示した。使用ロールは、入側デフレクタロールφ3
00mm、アンチクリンピングロールφ300mm、ワ
ークロール520mmであり、ロール間隔は入側デフレ
クタロールとアンチクリンピングロール間P2 は107
5mm、アンチクリンピングロールとワークロール間P
1 は400mmである。C濃度300ppm、降伏応力
35kgf/mm2 の鋼板について、板厚1.0〜2.
0mmの範囲でアンチクリンピングロールの高さH(図
4参照)を油圧シリンダ11により変化させてスキンパ
ス圧延を行い、腰折れ判定を行った。結果を表1〜6及
び図1〜3に示した。図1は板厚とアンチクリンピング
ロールの腰折れ限界高さとの関係を示すものである。表
1〜表6はそれぞれ板厚2.0mm、1.8mm、1.
6mm、1.4mm、1.2mm、1.0mmに対する
もので、表1、2の結果を図2、3にプロットして示し
た。表1、2中、高さHは、アンチクリンピングロール
8の入側デフレクタロール7、ワークロール3に対する
高さ(図4参照)であり、また、角度θ1 、θ2 、θ
は、それぞれ、入側デフレクタロール7、ワークロール
3、アンチクリンピングロール8(図4参照)の鋼板巻
付角度であって、θ=θ1 +θ2 である。
パス入側張力は、ユニット1.90kg/mm2 に設定
した。つまり、板厚2.0mm材でアンチクリンピング
ロール高さ70mm、板厚1.8mm材で高さ75mm
にすることにより、腰折れ発生を防止することができ
た。板厚1.6mm、1.4mmではユニット張力2.
9kgf/mm2 、板厚1.2mm、1.0mmではユ
ニット張力3.7kgf/mm2 とした。図1に示すよ
うに、腰折れ限界高さは、2.0mmでΔH=73m
m、1.8mmでΔH=81mmであるからそれを下回
る設定とした。表1〜6中の腰折れ判定は、腰折れを生
じたものをNG、腰折れを生じないものをOKと表示し
た。また、「しぼり」の判定は目視で行い、「しぼり」
の生じたものをNG、生じないものをOKと表示した。
アンチクリンピングロール高さ(H)を調節することに
よって、腰折れ及び「しぼり」を防止することができ
た。特に縦歪み(ε)と弾性限界歪み(ε y )との比
(λ)2.0未満とすることで腰折れを防止することが
でき、縦歪み(ε)と弾性限界歪み(ε y )との比
(λ)1.6以上とすることで「しぼり」を防止するこ
とができた。また、表3〜6に板厚1.0〜1.6mm
のときのアンチクリンピングロール高さHと腰折れ及び
しぼりの関係を示したように、アンチクリンピングロー
ル高さを調節することで腰折れとしぼりをなくすことが
できる。
高さHを調節し、縦歪み(ε)と弾性限界歪み(ε y )
との比(λ)を1.60〜1.99とすることが好まし
くこれによって、腰折れ、「しぼり」を防止することが
できる。
張力、巻付角すなわちロール高さ)を規制するようにし
たから、外観致命欠陥である腰折れ発生を確実に防止す
ると共に「しぼり」の発生を防止できるようになった。
また、ラインスピード調整を行う必要がない。
係を示すグラフである。
限界歪み(ε y )との比(λ)の関係を示すグラフであ
る。
限界歪み(ε y )との比(λ)の関係を示すグラフであ
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 低炭素又はセミ極低炭素材の厚物を、縦
歪み(ε)と弾性限界歪み(ε y )との比(λ)が1.
60〜1.99となるように、アンチクリンピングロー
ルの高さを調節してスキンパス圧延することを特徴とす
る表面性状に優れた鋼板の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25173096A JP3222781B2 (ja) | 1996-09-24 | 1996-09-24 | 表面性状に優れた鋼板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25173096A JP3222781B2 (ja) | 1996-09-24 | 1996-09-24 | 表面性状に優れた鋼板の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1094803A JPH1094803A (ja) | 1998-04-14 |
| JP3222781B2 true JP3222781B2 (ja) | 2001-10-29 |
Family
ID=17227113
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25173096A Expired - Fee Related JP3222781B2 (ja) | 1996-09-24 | 1996-09-24 | 表面性状に優れた鋼板の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3222781B2 (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4712203B2 (ja) * | 2001-02-28 | 2011-06-29 | 日新製鋼株式会社 | 腰折れ欠陥のない連続溶融めっき鋼板の製造方法 |
| JP5092562B2 (ja) * | 2007-06-15 | 2012-12-05 | Jfeスチール株式会社 | 鋼板の調質圧延方法 |
| KR101045611B1 (ko) | 2011-02-17 | 2011-06-30 | 한국엠테크(주) | 압연장치의 안티크림핑롤 장치 |
| DE102015101580B3 (de) * | 2015-02-04 | 2016-06-02 | Hydro Aluminium Rolled Products Gmbh | Verfahren und Vorrichtung zum Prägewalzen eines Bandes |
| CN104923574B (zh) * | 2015-07-02 | 2017-01-04 | 首钢总公司 | 一种带钢平整控制方法 |
| JP7501464B2 (ja) * | 2021-07-19 | 2024-06-18 | 株式会社Tmeic | プロセスライン制御システム |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6120375B2 (ja) | 2013-06-20 | 2017-04-26 | ドクター エンジニール ハー ツェー エフ ポルシェ アクチエンゲゼルシャフトDr. Ing. h.c. F. Porsche Aktiengesellschaft | 自動車用の支持フレーム |
| JP6258804B2 (ja) | 2014-07-18 | 2018-01-10 | 株式会社コロナ | 複合熱源ヒートポンプ装置 |
-
1996
- 1996-09-24 JP JP25173096A patent/JP3222781B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP6120375B2 (ja) | 2013-06-20 | 2017-04-26 | ドクター エンジニール ハー ツェー エフ ポルシェ アクチエンゲゼルシャフトDr. Ing. h.c. F. Porsche Aktiengesellschaft | 自動車用の支持フレーム |
| JP6258804B2 (ja) | 2014-07-18 | 2018-01-10 | 株式会社コロナ | 複合熱源ヒートポンプ装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH1094803A (ja) | 1998-04-14 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4033165A (en) | Apparatus for controlling flatness of metal sheet during rolling | |
| JP3222781B2 (ja) | 表面性状に優れた鋼板の製造方法 | |
| US20040025558A1 (en) | Hot rolling thin strip | |
| EP0065930A1 (en) | Rolling mill | |
| JP6922873B2 (ja) | 調質圧延方法、調質圧延装置および鋼板の製造方法 | |
| US6668610B2 (en) | Method for continuous tension leveling of aluminum strip | |
| JP2944311B2 (ja) | 摺動性の良い合金化溶融亜鉛めっき鋼板の製造方法 | |
| JP3290616B2 (ja) | 調質圧延方法 | |
| JPH0847720A (ja) | 金属板や帯金のくせ取りをするためのくせ取り機 | |
| JP7512946B2 (ja) | 金属帯ばたつき抑制装置 | |
| JP5092562B2 (ja) | 鋼板の調質圧延方法 | |
| JP2519103B2 (ja) | 電磁鋼板の冷間圧延方法 | |
| JP3329130B2 (ja) | 鋼帯の形状矯正装置及びその形状矯正方法 | |
| JP3300174B2 (ja) | 調質圧延方法 | |
| JP4712203B2 (ja) | 腰折れ欠陥のない連続溶融めっき鋼板の製造方法 | |
| JP3728893B2 (ja) | 金属板の調質圧延方法 | |
| JPH03238103A (ja) | 極薄材の圧延方法及び装置 | |
| JP2002113503A (ja) | 金属帯の連続式調質圧延における溶接継手部通過時の荷重制御方法 | |
| JPH03204110A (ja) | ピンチロールにおける蛇行防止方法 | |
| JP3311331B2 (ja) | 12段圧延機 | |
| JPH0687005A (ja) | 冷間圧延方法 | |
| JPH09263923A (ja) | Fe−Ni−O 系皮膜を有する合金化溶融亜鉛メッキ鋼板の製 造方法 | |
| JP2002053995A (ja) | 金属ストリップの電気めっき方法 | |
| JP2021146392A (ja) | 金属板の圧延方法 | |
| JPH11277103A (ja) | 金属材の圧延方法および圧延設備 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20010807 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070817 Year of fee payment: 6 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080817 Year of fee payment: 7 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080817 Year of fee payment: 7 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090817 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090817 Year of fee payment: 8 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100817 Year of fee payment: 9 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110817 Year of fee payment: 10 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120817 Year of fee payment: 11 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120817 Year of fee payment: 11 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130817 Year of fee payment: 12 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |