JP3298151B2 - 車両用空気調和装置 - Google Patents
車両用空気調和装置Info
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- JP3298151B2 JP3298151B2 JP15651592A JP15651592A JP3298151B2 JP 3298151 B2 JP3298151 B2 JP 3298151B2 JP 15651592 A JP15651592 A JP 15651592A JP 15651592 A JP15651592 A JP 15651592A JP 3298151 B2 JP3298151 B2 JP 3298151B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は車両用空気調和装置、特
に冷却手段と加熱手段を用いて吹き出し空気の温度を調
節し、車室内温度を制御する空気調和装置に関する。
に冷却手段と加熱手段を用いて吹き出し空気の温度を調
節し、車室内温度を制御する空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両用空気調和装置は、室内や室外ある
いは両方の空気を取り込み、冷却機や加熱器により取り
込まれた空気の温度や湿度を調節し、この空気を車室内
の送風し、車室内温度・湿度を制御するものである。前
記冷却機は冷媒ガスの気化熱を利用したいわゆる冷却サ
イクルを利用したものであるが、従来この冷却サイクル
に用いられる圧縮機はその吐出容量が一定であった。こ
のような吐出容量一定の圧縮機を車両用空気調和装置に
使用した場合、冷却能力の調整はできず、圧縮機は全負
荷で最大冷却する一方で、一旦冷却した空気をその後加
熱器で必要な温度まで加熱して温度を制御するか、ある
いは全負荷と無負荷の繰り返しである圧縮機のオン・オ
フで室内温度を制御することになる。
いは両方の空気を取り込み、冷却機や加熱器により取り
込まれた空気の温度や湿度を調節し、この空気を車室内
の送風し、車室内温度・湿度を制御するものである。前
記冷却機は冷媒ガスの気化熱を利用したいわゆる冷却サ
イクルを利用したものであるが、従来この冷却サイクル
に用いられる圧縮機はその吐出容量が一定であった。こ
のような吐出容量一定の圧縮機を車両用空気調和装置に
使用した場合、冷却能力の調整はできず、圧縮機は全負
荷で最大冷却する一方で、一旦冷却した空気をその後加
熱器で必要な温度まで加熱して温度を制御するか、ある
いは全負荷と無負荷の繰り返しである圧縮機のオン・オ
フで室内温度を制御することになる。
【0003】前者の場合は必要以上に冷却して加熱する
というエネルギを無駄に使うことで圧縮機の動力を必要
以上に増加させている。後者の場合は、圧縮機のオン・
オフの繰り返しのため、室内温度は設定温度を中心に上
昇・下降を繰り返し乗員に不快感を与える。
というエネルギを無駄に使うことで圧縮機の動力を必要
以上に増加させている。後者の場合は、圧縮機のオン・
オフの繰り返しのため、室内温度は設定温度を中心に上
昇・下降を繰り返し乗員に不快感を与える。
【0004】この問題を解決するために、吐出容量を変
化させることのできる可変容量型圧縮機が開発されてお
り、これを用いた空気調和装置が特公平1−33364
号公報に示されている。この空気調和装置では、車室内
温度を設定値にするために要求される吹出し空気の温度
である目標温度に応じて、圧縮機の容量を変化させるこ
とにより冷却機の能力を調整し、また加熱器の加熱能力
も調整し、所望の温度に制御する。つまり、目標温度が
低い場合は冷却機の能力を大きくし、目標温度が上昇す
るにつれて冷却機の能力を低くし、加熱器の能力を上昇
させ、温度制御を行っている。
化させることのできる可変容量型圧縮機が開発されてお
り、これを用いた空気調和装置が特公平1−33364
号公報に示されている。この空気調和装置では、車室内
温度を設定値にするために要求される吹出し空気の温度
である目標温度に応じて、圧縮機の容量を変化させるこ
とにより冷却機の能力を調整し、また加熱器の加熱能力
も調整し、所望の温度に制御する。つまり、目標温度が
低い場合は冷却機の能力を大きくし、目標温度が上昇す
るにつれて冷却機の能力を低くし、加熱器の能力を上昇
させ、温度制御を行っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記公報に開
示されるものでは、気温が低い場合冷却機の能力を低く
制御され、冷媒温度が高くなり除湿作用が減退する。気
温が低くかつ湿度が高い場合は前述のように除湿作用が
減退するために、車室内の湿度が低下せず窓ガラスなど
に結露する可能性がある。このような気温が低く湿度が
高い状態は雨天時に発生しやすい。そして、雨天時にお
いては雨滴の吹き込みを防ぐために窓も閉められている
ことが多く、これもまた車室内湿度の上昇の要因とな
る。
示されるものでは、気温が低い場合冷却機の能力を低く
制御され、冷媒温度が高くなり除湿作用が減退する。気
温が低くかつ湿度が高い場合は前述のように除湿作用が
減退するために、車室内の湿度が低下せず窓ガラスなど
に結露する可能性がある。このような気温が低く湿度が
高い状態は雨天時に発生しやすい。そして、雨天時にお
いては雨滴の吹き込みを防ぐために窓も閉められている
ことが多く、これもまた車室内湿度の上昇の要因とな
る。
【0006】このように従来装置によれば、要求される
冷却能力は低く、かつ要求される除湿作用が高い雨天時
などの場合、十分な除湿が行われず窓ガラスが曇る場合
が生じてしまうという問題があった。
冷却能力は低く、かつ要求される除湿作用が高い雨天時
などの場合、十分な除湿が行われず窓ガラスが曇る場合
が生じてしまうという問題があった。
【0007】本発明は上記のような問題を解消するため
になされたもので、乗員の不快感の解消はもとより雨天
時などの要求される冷却能力が低い時にも、十分な除湿
作用を維持し、窓ガラスが曇らないうえ必要以上の冷却
を押さえることで省エネルギを図るものである。
になされたもので、乗員の不快感の解消はもとより雨天
時などの要求される冷却能力が低い時にも、十分な除湿
作用を維持し、窓ガラスが曇らないうえ必要以上の冷却
を押さえることで省エネルギを図るものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに、本発明にかかる車両用空気調和装置は、加熱能力
を制御可能な加熱手段と、冷却能力を制御可能な冷却手
段と、外気温度センサと車室内温度センサと日射センサ
のうち少なくともひとつのセンサからの情報に基づき、
予め設定された設定温度に車室内温度を制御すべく吹出
し空気温度の目標値を算出する目標温度算出手段と、前
記外気温度センサと前記車室内温度センサとから窓ガラ
スの温度を推定するガラス面温度算出手段と、前記推定
されたガラス面温度を露点とする湿度に基づき要求され
る吹出し空気の湿度を算出し、この算出された湿度の空
気の露点温度を算出する吹出し空気要求温度算出手段
と、前記吹出し空気の目標温度と要求温度を比較して、
低い方の温度を制御温度とする制御温度算出手段と、前
記制御温度に基づき前記冷却能力の制御を行う冷却制御
手段と、前記制御温度と前記目標温度に基づき前記加熱
能力の制御を行う加熱制御手段と有している。
めに、本発明にかかる車両用空気調和装置は、加熱能力
を制御可能な加熱手段と、冷却能力を制御可能な冷却手
段と、外気温度センサと車室内温度センサと日射センサ
のうち少なくともひとつのセンサからの情報に基づき、
予め設定された設定温度に車室内温度を制御すべく吹出
し空気温度の目標値を算出する目標温度算出手段と、前
記外気温度センサと前記車室内温度センサとから窓ガラ
スの温度を推定するガラス面温度算出手段と、前記推定
されたガラス面温度を露点とする湿度に基づき要求され
る吹出し空気の湿度を算出し、この算出された湿度の空
気の露点温度を算出する吹出し空気要求温度算出手段
と、前記吹出し空気の目標温度と要求温度を比較して、
低い方の温度を制御温度とする制御温度算出手段と、前
記制御温度に基づき前記冷却能力の制御を行う冷却制御
手段と、前記制御温度と前記目標温度に基づき前記加熱
能力の制御を行う加熱制御手段と有している。
【0009】
【作用】本発明の車両用空気調和装置においては、各種
のセンサにより窓ガラスの表面温度を推定し、このガラ
ス表面温度で結露しない車室内湿度になるような吹出し
空気の湿度を算出する。この算出された湿度を示す空気
における露点温度を算出する。車室内温度を設定温度に
制御するために必要な吹出し空気の目標温度と前述の露
点温度との低い方を冷却機の制御温度として冷却機の制
御を行い、それ以下の温度までは冷却することはない。
のセンサにより窓ガラスの表面温度を推定し、このガラ
ス表面温度で結露しない車室内湿度になるような吹出し
空気の湿度を算出する。この算出された湿度を示す空気
における露点温度を算出する。車室内温度を設定温度に
制御するために必要な吹出し空気の目標温度と前述の露
点温度との低い方を冷却機の制御温度として冷却機の制
御を行い、それ以下の温度までは冷却することはない。
【0010】前述の露点温度は、言い換えれば窓ガラス
が曇らないだけの除湿能力を得るための目標温度の上限
であり、これを越えた目標温度で冷却機を運転した場合
十分な除湿能力が得られない。たとえば、吹き出し空気
の目標温度が前記の露点温度以上であった場合、この空
気の飽和時の絶対湿度は露点温度の空気の絶対湿度より
高く、したがってこれら各々の条件の吹き出し空気によ
り制御された車室内湿度も露点温度より高い目標温度で
制御された場合のほうが高くなり、窓ガラス表面では飽
和量を越えてしまう。吹き出し空気が常に飽和水蒸気圧
に近いとは限らないので、露点温度以上の目標温度に基
づき制御を行っても常に窓ガラスが曇るとは限らない
が、少なくとも露点温度以下の目標温度で制御されれば
結露は起こらない。しかも、圧縮機は全負荷よりも小さ
い能力で作動する。
が曇らないだけの除湿能力を得るための目標温度の上限
であり、これを越えた目標温度で冷却機を運転した場合
十分な除湿能力が得られない。たとえば、吹き出し空気
の目標温度が前記の露点温度以上であった場合、この空
気の飽和時の絶対湿度は露点温度の空気の絶対湿度より
高く、したがってこれら各々の条件の吹き出し空気によ
り制御された車室内湿度も露点温度より高い目標温度で
制御された場合のほうが高くなり、窓ガラス表面では飽
和量を越えてしまう。吹き出し空気が常に飽和水蒸気圧
に近いとは限らないので、露点温度以上の目標温度に基
づき制御を行っても常に窓ガラスが曇るとは限らない
が、少なくとも露点温度以下の目標温度で制御されれば
結露は起こらない。しかも、圧縮機は全負荷よりも小さ
い能力で作動する。
【0011】窓ガラスが曇りうる条件の下では、演算さ
れたガラス面温度から求められた吹出空気の露点温度の
演算値まで冷却してウィンドウの曇りを防止するが、従
来のように、圧縮機の全負荷まで冷却することはなく、
圧縮機の負荷を低減する。この場合、冷却した空気は一
部加熱器で加熱して室温を設定温度にすることができ
る。これにより窓ガラスは曇らず、省エネルギを達成す
ることができる。
れたガラス面温度から求められた吹出空気の露点温度の
演算値まで冷却してウィンドウの曇りを防止するが、従
来のように、圧縮機の全負荷まで冷却することはなく、
圧縮機の負荷を低減する。この場合、冷却した空気は一
部加熱器で加熱して室温を設定温度にすることができ
る。これにより窓ガラスは曇らず、省エネルギを達成す
ることができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を図に基づいて
説明する。図1は、本実施例の車両用空気調和装置のブ
ロック図である。本実施例は特に内燃機関により動力を
得る自動車に用いられた例であり、加熱手段として内燃
機関の冷却水を利用した加熱器が、また冷却手段として
はエンジンにより駆動される可変容量型コンプレッサに
より冷媒を圧縮し、これを膨脹・気化させることにより
冷凍サイクルを行う冷却機が用いられている。
説明する。図1は、本実施例の車両用空気調和装置のブ
ロック図である。本実施例は特に内燃機関により動力を
得る自動車に用いられた例であり、加熱手段として内燃
機関の冷却水を利用した加熱器が、また冷却手段として
はエンジンにより駆動される可変容量型コンプレッサに
より冷媒を圧縮し、これを膨脹・気化させることにより
冷凍サイクルを行う冷却機が用いられている。
【0013】本実施例の車両用空気調和装置は、通風ダ
クト10と、ファン11と、電動機12と、内外気切り
替えダンパ13,14と、アクチュエータ15,16
と、吹出口切り替えダンパ17,18と、車室内空気取
入れ口21,22と、外気取入れ口23,24と、ベン
ト吹出口25と、ヒータ吹出口26と、デフロスタ吹出
口27と、ヒータコア30と、エアミックスダンパ31
と、エバポレータ32と、コンデンサ33と、可変容量
コンプレッサ34と、エキスパンションバルブ35と、
ファン速度制御装置36と、エアミックスダンパ・アク
チュエータ37と、制御装置40と、外気温度センサ4
1と、車室内温度センサ42と、日射センサ43と、コ
ンデンサ圧センサ45と、エバポレータ圧センサ46
と、コンプレッサ吸入温度センサ47と、回転センサ4
8と、温度設定装置49とから構成されている。
クト10と、ファン11と、電動機12と、内外気切り
替えダンパ13,14と、アクチュエータ15,16
と、吹出口切り替えダンパ17,18と、車室内空気取
入れ口21,22と、外気取入れ口23,24と、ベン
ト吹出口25と、ヒータ吹出口26と、デフロスタ吹出
口27と、ヒータコア30と、エアミックスダンパ31
と、エバポレータ32と、コンデンサ33と、可変容量
コンプレッサ34と、エキスパンションバルブ35と、
ファン速度制御装置36と、エアミックスダンパ・アク
チュエータ37と、制御装置40と、外気温度センサ4
1と、車室内温度センサ42と、日射センサ43と、コ
ンデンサ圧センサ45と、エバポレータ圧センサ46
と、コンプレッサ吸入温度センサ47と、回転センサ4
8と、温度設定装置49とから構成されている。
【0014】次に動作について説明する。上記の通り構
成される車両用空気調和装置において、通風ダクト10
は一端に空気取入れ口21,22,23,24を有し、
前記空気取入れ口21,22,23,24の直後にはフ
ァン11が配置され、他端の空気吹き出し口25,2
6,27に向けて送風している。ファン11は電動機1
2によって回転させられ、電動機12は制御装置40か
ら指令を受けたファン速度制御装置36により回転速度
が制御される。この場合、ファン速度制御装置36はト
ランジスタで構成してもよく、その時においてはファン
速度はデューティ制御となる。
成される車両用空気調和装置において、通風ダクト10
は一端に空気取入れ口21,22,23,24を有し、
前記空気取入れ口21,22,23,24の直後にはフ
ァン11が配置され、他端の空気吹き出し口25,2
6,27に向けて送風している。ファン11は電動機1
2によって回転させられ、電動機12は制御装置40か
ら指令を受けたファン速度制御装置36により回転速度
が制御される。この場合、ファン速度制御装置36はト
ランジスタで構成してもよく、その時においてはファン
速度はデューティ制御となる。
【0015】前記空気取入れ口21,22,23,24
は車室内の空気を取り入れる車室内空気取入れ口21,
22と、外気を取り入れる外気取入れ口23,24とに
分類され、空気取入れ口21,22と、23,24とは
内外気切り替えダンパ13,14によって切り替えるこ
とによって、車室内空気取入あるいは外気取入にするこ
とができる。また、空気取入れ口21,22,23,2
4は内外気切り替えダンパ13が空気取入れ口21を開
き、空気取入れ口23を閉じ、かつ内外気切り替えダン
パ14が空気取入れ口24を開き、空気取入れ口22を
閉じることで車室内気と外気の両方を取り入れることが
できる。すなわち、内外気混合ができるようになってい
る。
は車室内の空気を取り入れる車室内空気取入れ口21,
22と、外気を取り入れる外気取入れ口23,24とに
分類され、空気取入れ口21,22と、23,24とは
内外気切り替えダンパ13,14によって切り替えるこ
とによって、車室内空気取入あるいは外気取入にするこ
とができる。また、空気取入れ口21,22,23,2
4は内外気切り替えダンパ13が空気取入れ口21を開
き、空気取入れ口23を閉じ、かつ内外気切り替えダン
パ14が空気取入れ口24を開き、空気取入れ口22を
閉じることで車室内気と外気の両方を取り入れることが
できる。すなわち、内外気混合ができるようになってい
る。
【0016】内外気切り替えダンパ13,14は制御装
置40の指令に基づきアクチュエータ15,16によっ
て動かされる。また、ファン11の下流には冷却用熱交
換器であるエバポレータ32が通風ダクト10の横断面
の全面にわたって配置され、通過した空気を冷却する。
さらに、下流には加熱用熱交換器であるヒータコア30
が通風ダクト10の横断面の一部を占めるように配置さ
れ、ヒータコア30の一端にはエアミックスダンパ31
の回転軸が配置され、エアミックスダンパ31の回転角
度を変えることで通風ダクト10を流れる空気について
ヒータコア30を通過する空気とこれをバイパスする空
気の割合を0〜100パーセントまで変えることができ
る。エアミックスダンパ31の最大回転角度に対する現
在の角度をエアミックスダンパ31の開度と呼ぶ(ヒー
タコア30を全閉した場合を開度0という)。この開度
を変えることでも吹出空気温度を変えることができる。
エアミックスダンパ31は制御装置40からの指令に基
づき、エアミックスダンパ・アクチュエータ37によっ
て動作させられる。
置40の指令に基づきアクチュエータ15,16によっ
て動かされる。また、ファン11の下流には冷却用熱交
換器であるエバポレータ32が通風ダクト10の横断面
の全面にわたって配置され、通過した空気を冷却する。
さらに、下流には加熱用熱交換器であるヒータコア30
が通風ダクト10の横断面の一部を占めるように配置さ
れ、ヒータコア30の一端にはエアミックスダンパ31
の回転軸が配置され、エアミックスダンパ31の回転角
度を変えることで通風ダクト10を流れる空気について
ヒータコア30を通過する空気とこれをバイパスする空
気の割合を0〜100パーセントまで変えることができ
る。エアミックスダンパ31の最大回転角度に対する現
在の角度をエアミックスダンパ31の開度と呼ぶ(ヒー
タコア30を全閉した場合を開度0という)。この開度
を変えることでも吹出空気温度を変えることができる。
エアミックスダンパ31は制御装置40からの指令に基
づき、エアミックスダンパ・アクチュエータ37によっ
て動作させられる。
【0017】さらにその下流側ではベント吹出口25
と、ヒータ吹出口26と、デフロスタ吹出口27とを有
し、ベント吹出口25は主に乗員の上半身に向けて吹き
出し、ヒータ吹出口26は主に乗員の足元に向けて吹き
出し、デフロスタ吹出口27はフロントウインドウに向
けて吹き出す。ベント吹出口25とデフロスタ吹出口2
7は切り替えダンパ17によって切り替えられ、ヒータ
吹出口26は切り替えダンパ18によって切り替えられ
る。そして、エバポレータ32と、コンデンサ33と、
コンプレッサ34と、エキスパンションバルブ35によ
って冷凍サイクルが構成される。なお、コンプレッサ3
4は可変容量コンプレッサである。
と、ヒータ吹出口26と、デフロスタ吹出口27とを有
し、ベント吹出口25は主に乗員の上半身に向けて吹き
出し、ヒータ吹出口26は主に乗員の足元に向けて吹き
出し、デフロスタ吹出口27はフロントウインドウに向
けて吹き出す。ベント吹出口25とデフロスタ吹出口2
7は切り替えダンパ17によって切り替えられ、ヒータ
吹出口26は切り替えダンパ18によって切り替えられ
る。そして、エバポレータ32と、コンデンサ33と、
コンプレッサ34と、エキスパンションバルブ35によ
って冷凍サイクルが構成される。なお、コンプレッサ3
4は可変容量コンプレッサである。
【0018】すなわち、ドライブシャフトにワッブルプ
レートを設け、このワッブルプレートの傾き角度を自由
に変化させることによりピストンストロークを変えて吐
出量を制御する構造をとればよい。もちろん、これと別
の構造のものを使用してもよい。
レートを設け、このワッブルプレートの傾き角度を自由
に変化させることによりピストンストロークを変えて吐
出量を制御する構造をとればよい。もちろん、これと別
の構造のものを使用してもよい。
【0019】次に、制御装置40は、外気温度センサ4
1が検出した外気温度Toと、車室内温度センサ42が
検出した車室内温度Trと、日射センサ43が検出した
日射量STと、温度設定装置49からの設定温度Tse
tとを入力し、それらの情報から車室内温度を設定温度
Tsetにするために必要な目標吹出空気温度Taoを
式(1)で求める。
1が検出した外気温度Toと、車室内温度センサ42が
検出した車室内温度Trと、日射センサ43が検出した
日射量STと、温度設定装置49からの設定温度Tse
tとを入力し、それらの情報から車室内温度を設定温度
Tsetにするために必要な目標吹出空気温度Taoを
式(1)で求める。
【0020】 Tao=k1 ・Tset−k2 ・Tr−k3 ・To−k4 ・ST+c1 …(1) ここで、Tset・・・温度設定装置49からの設定温
度 Tr・・・・・車室内温度センサ42が検出した車室内
温度 To・・・・・外気温度センサ41が検出した外気温度 ST・・・・・日射センサ43が検出した日射量 k1 ,k2 ,k3 ,k4 ,c1 は定数である。
度 Tr・・・・・車室内温度センサ42が検出した車室内
温度 To・・・・・外気温度センサ41が検出した外気温度 ST・・・・・日射センサ43が検出した日射量 k1 ,k2 ,k3 ,k4 ,c1 は定数である。
【0021】次に、窓ガラスのガラス面温度をTgを式
(2)で算出する。
(2)で算出する。
【0022】 Tg=k5 ・To+k6 ・Tr+k7 ・ST …(2) k5 ,k6 ,k7 は定数 もしくは、窓ガラスの曇りが問題となるのは雨天時など
日射が弱い時であるからTgを式(2´)にて算出して
もよい。
日射が弱い時であるからTgを式(2´)にて算出して
もよい。
【0023】 Tg=k5'・To+k6'・Tr …(2´) k5',k6'は定数 なお、各定数は車室の容積、吹出し口の配置、冷却機お
よび加熱器の能力などの違いにより、車種ごとに設定さ
れることが望ましい。また、車速や吹出し空気の風速に
より変化させてもよい。すなわち車速や吹出し空気の風
速の関数として変化させてもよい。
よび加熱器の能力などの違いにより、車種ごとに設定さ
れることが望ましい。また、車速や吹出し空気の風速に
より変化させてもよい。すなわち車速や吹出し空気の風
速の関数として変化させてもよい。
【0024】算出されたガラス面温度Tgを露点とする
絶対湿度Xgを式(3)で求める。車室内の絶対湿度が
Xgより小さければガラス面は曇らないので余裕を持た
せてXg−ΔXgを車室内の目標湿度とすると、車室内
をこの目標湿度Xg−ΔXgにするための目標吹出空気
湿度(絶対湿度)Xaoは式(4)で求めることができ
る。式(4)は車室内湿度センサを設置して車室内湿度
でフィードバックをかけた場合に適用される算出式であ
るが、車室内湿度センサがなくフィードバックをかける
ことができない場合は、目標吹出空気湿度Xaoは式
(5)で求める。 Xg =F1 (Tg) …(3) ここで、F(x)は関数である。 Xao=kh1・Xrset−kh2(Xr−Xrset)+c2 …(4) ここで、Xrset・・・車室内目標湿度 Xr・・・・・・車室内湿度センサが検出した車室内湿
度 kh1,kh2,c2 は定数である。 Xao=kh1・Xrset+c3 …(5) ここで、kh1,c3 は定数である。
絶対湿度Xgを式(3)で求める。車室内の絶対湿度が
Xgより小さければガラス面は曇らないので余裕を持た
せてXg−ΔXgを車室内の目標湿度とすると、車室内
をこの目標湿度Xg−ΔXgにするための目標吹出空気
湿度(絶対湿度)Xaoは式(4)で求めることができ
る。式(4)は車室内湿度センサを設置して車室内湿度
でフィードバックをかけた場合に適用される算出式であ
るが、車室内湿度センサがなくフィードバックをかける
ことができない場合は、目標吹出空気湿度Xaoは式
(5)で求める。 Xg =F1 (Tg) …(3) ここで、F(x)は関数である。 Xao=kh1・Xrset−kh2(Xr−Xrset)+c2 …(4) ここで、Xrset・・・車室内目標湿度 Xr・・・・・・車室内湿度センサが検出した車室内湿
度 kh1,kh2,c2 は定数である。 Xao=kh1・Xrset+c3 …(5) ここで、kh1,c3 は定数である。
【0025】なお、目標吹出空気湿度Xaoの算出につ
いては式(4),(5)のいずれを用いても良いが、式
(4)を用いれば制御精度はよくなるが車室内湿度セン
サが必要となり、また逆に式(5)を用いれば制御精度
は悪くなるが車室内湿度センサが不要となる利点があ
る。
いては式(4),(5)のいずれを用いても良いが、式
(4)を用いれば制御精度はよくなるが車室内湿度セン
サが必要となり、また逆に式(5)を用いれば制御精度
は悪くなるが車室内湿度センサが不要となる利点があ
る。
【0026】次に、絶対湿度Xgから求められた目標吹
出空気湿度Xaoの空気の露点温度Tdを式(6)で求
める。そして、露点温度Tdと、目標吹出空気温度Ta
oを比較し、小さい方をエバポレータ通過後の空気とす
ればウインドウは曇らない。すなわち、エバポレータ通
過後の空気の温度をTeaとすれば,Teaを式(7)
で求めるのである。
出空気湿度Xaoの空気の露点温度Tdを式(6)で求
める。そして、露点温度Tdと、目標吹出空気温度Ta
oを比較し、小さい方をエバポレータ通過後の空気とす
ればウインドウは曇らない。すなわち、エバポレータ通
過後の空気の温度をTeaとすれば,Teaを式(7)
で求めるのである。
【0027】すなわち、エバポレータ通過後の空気温度
をTea以下とするように冷却機を運転すれば、目標吹
出し湿度をXaoとするに十分な除湿能力を得られる。
よって、室内の湿度はXrset以下となりガラスが曇
ることがない。
をTea以下とするように冷却機を運転すれば、目標吹
出し湿度をXaoとするに十分な除湿能力を得られる。
よって、室内の湿度はXrset以下となりガラスが曇
ることがない。
【0028】次に、エバポレータ通過後の空気温度がT
eaとなるエバポレータ冷媒温度Terを式(8)によ
り求める。そして、エバポレータの冷媒温度がTerと
なるエバポレータの冷媒圧力Pesetを式(9)によ
り求める。これが、エバポレータ目標冷媒圧力Pese
tである。式(10)において、関数F2 (x)は冷媒
の圧力と蒸発温度の関係から求まる。
eaとなるエバポレータ冷媒温度Terを式(8)によ
り求める。そして、エバポレータの冷媒温度がTerと
なるエバポレータの冷媒圧力Pesetを式(9)によ
り求める。これが、エバポレータ目標冷媒圧力Pese
tである。式(10)において、関数F2 (x)は冷媒
の圧力と蒸発温度の関係から求まる。
【0029】 Td=g(Xao) …(6) ここで、g(x)は関数で、g(x)=F1 -1(x)で
ある。F1 -1(x)は逆関数である。kh1,kh2,c2
は定数である。 Tao≧Td ならば Tea=Td …(7) Tao<Td ならば Tea=Tao Ter=Tea−Δtea …(8) ここで、Δteaは一定値である。 Peset=F2 (Ter) …(9) 次に、冷媒圧力とエンタルピの関係を示す図2のP−i
線図よりIV点のエンタルピi4 を求める。IV点のエンタ
ルピi4 はIII 点のエンタルピに等しいから式(10)
により求まる。
ある。F1 -1(x)は逆関数である。kh1,kh2,c2
は定数である。 Tao≧Td ならば Tea=Td …(7) Tao<Td ならば Tea=Tao Ter=Tea−Δtea …(8) ここで、Δteaは一定値である。 Peset=F2 (Ter) …(9) 次に、冷媒圧力とエンタルピの関係を示す図2のP−i
線図よりIV点のエンタルピi4 を求める。IV点のエンタ
ルピi4 はIII 点のエンタルピに等しいから式(10)
により求まる。
【0030】 i4 =FL (Pc)−C・ΔTc …(10) ここで、Pc・・コンデンサ圧センサ45が検出したコ
ンデンサ圧 FL (x)・・飽和液線のエンタルピと圧力の関係式 c・・・・・・冷媒液の比熱 ΔTc・・・・サブクールであり、例えば5℃(一定) 次に、コンプレッサ吸入冷媒(P−i線図のI点)のエ
ンタルピi1 を式(11)により求める。式(11)に
おいて、エバポレータ冷媒温度Terは前記(8)式よ
り求まる。あるいは、式(12)により求めてもよい。
ンデンサ圧 FL (x)・・飽和液線のエンタルピと圧力の関係式 c・・・・・・冷媒液の比熱 ΔTc・・・・サブクールであり、例えば5℃(一定) 次に、コンプレッサ吸入冷媒(P−i線図のI点)のエ
ンタルピi1 を式(11)により求める。式(11)に
おいて、エバポレータ冷媒温度Terは前記(8)式よ
り求まる。あるいは、式(12)により求めてもよい。
【0031】 i1 =FV (Peset)+Cpr・Δter …(11) ここで、 Δter=Te−Terである。 また、 Te・・・・・コンプレッサ吸入冷媒温度セン
サが検出したコンプレッサ吸入冷媒温度 FV (x)・・飽和蒸気線のエンタルピと圧力の関係式 Cpr・・・・冷媒の定圧比熱 Δter・・・コンプレッサ吸入冷媒の過熱度 Ter=G2 (Peset) …(12) ここで、G2 (x)=F2 -1(x)である。G2 (x)
は関数で、冷媒の圧力と蒸発温度の関係式F2 -1(x)
は前記F2 (x)の逆関数である。従って、冷媒側から
みた冷房能力は式(13)で示される。 Qr=G(i1 −i4 ) …(13) ここで、Gは冷媒吐出量である。
サが検出したコンプレッサ吸入冷媒温度 FV (x)・・飽和蒸気線のエンタルピと圧力の関係式 Cpr・・・・冷媒の定圧比熱 Δter・・・コンプレッサ吸入冷媒の過熱度 Ter=G2 (Peset) …(12) ここで、G2 (x)=F2 -1(x)である。G2 (x)
は関数で、冷媒の圧力と蒸発温度の関係式F2 -1(x)
は前記F2 (x)の逆関数である。従って、冷媒側から
みた冷房能力は式(13)で示される。 Qr=G(i1 −i4 ) …(13) ここで、Gは冷媒吐出量である。
【0032】これに対し空気側からみた冷房能力は次の
ように求める。すなわち、まず吸入空気のエンタルピを
求めることになるが、この場合空気取入れが外気取入れ
口の場合は外気のエンタルピ、車室内空気取入れ口の場
合は車室内空気のエンタルピを求め、内外気混合の場合
は内外気混合割合から求める。従って、車室外空気のエ
ンタルピは式(14)により求め、車室内空気のエンタ
ルピは式(15)により求めることができる。式(1
4),(15)においてXo(外気の絶対湿度)、Xr
(車室内の絶対湿度)は車室内、車室外に湿度センサを
設置して求めてもよいし、車室内、車室外の相対湿度を
一定、例えば50% として、そのときの絶対湿度を求め
てもよい。内外気混合の場合のエンタルピは式(16)
により求める。
ように求める。すなわち、まず吸入空気のエンタルピを
求めることになるが、この場合空気取入れが外気取入れ
口の場合は外気のエンタルピ、車室内空気取入れ口の場
合は車室内空気のエンタルピを求め、内外気混合の場合
は内外気混合割合から求める。従って、車室外空気のエ
ンタルピは式(14)により求め、車室内空気のエンタ
ルピは式(15)により求めることができる。式(1
4),(15)においてXo(外気の絶対湿度)、Xr
(車室内の絶対湿度)は車室内、車室外に湿度センサを
設置して求めてもよいし、車室内、車室外の相対湿度を
一定、例えば50% として、そのときの絶対湿度を求め
てもよい。内外気混合の場合のエンタルピは式(16)
により求める。
【0033】 if=Cpa・To+(Cwv・To+L)・Xo …(14) ir=Cpa・Tr+(Cwv・Tr+L)・Xr …(15) ここで、L・・・・・・水の蒸発潜熱 Xo・・・・・外気の絶対湿度 Xr・・・・・車室内の絶対湿度 Cpa・・・・空気の定圧比熱 Cwv・・・・水蒸気の定圧比熱 ifr=ir×Rm/100+if×(100−Rm)/100 …(16) ここで、Rmは車室内空気の混合率である。
【0034】次に、エバポレータ通過後の空気のエンタ
ルピieaを式(17)により求める。式(17)にお
いてエバポレータ通過後の空気の温度Teaは前記の通
り、式(18)により求める。式(17)においてエバ
ポレータ通過後の空気の絶対湿度Xeaは式(19)に
より求まる。式(19)において目標吹出空気温度Ta
oを露点とする絶対湿度Xdは、Xd=F1 (Tao)
により求まり、吸入空気の絶対湿度をXsとしてエバポ
レータ通過後の空気の絶対湿度Xeaを求めている。
ルピieaを式(17)により求める。式(17)にお
いてエバポレータ通過後の空気の温度Teaは前記の通
り、式(18)により求める。式(17)においてエバ
ポレータ通過後の空気の絶対湿度Xeaは式(19)に
より求まる。式(19)において目標吹出空気温度Ta
oを露点とする絶対湿度Xdは、Xd=F1 (Tao)
により求まり、吸入空気の絶対湿度をXsとしてエバポ
レータ通過後の空気の絶対湿度Xeaを求めている。
【0035】 iea=Cpa・Tea+(Cwv・Tea+L)・Xea …(17) Tao≧Td ならば Tea=Td …(18) Tao<Td ならば Tea=Tao Tao≧Td ならば Xea=Xao …(19) Tao<Td において Xs≧Xd ならば Xea=Xd Xs<Xd ならば Xea=Xs ここで、Xsは空気取入れ口が車室内空気取入れ口なら
Xs=Xr 外気取入れ口ならXs=Xo 内外気混合なら Xs=(Xr×Rm)/100+{Xo×(100−Rm)/100} 次に、空気調和装置の風量すなわちエバポレータを通過
する風量を求める。空気調和装置の風量は多くの場合ブ
ロワモータに印加する電圧を目標吹出空気温度Taoで
一義的に決めている。一例として、この第一実施例の場
合について説明する。まず、目標吹出空気温度Taoと
印加電圧の対応関係は図3に示される。また印加電圧と
空気調和装置の風量の対応関係は図4に示される。従っ
て、図3から目標吹出空気温度Taoの特定の値に対す
る印加電圧の値を求め、その印加電圧の値に対応する空
気調和装置の風量の値を図4から求めることによって空
気調和装置の風量を決定するのである。
Xs=Xr 外気取入れ口ならXs=Xo 内外気混合なら Xs=(Xr×Rm)/100+{Xo×(100−Rm)/100} 次に、空気調和装置の風量すなわちエバポレータを通過
する風量を求める。空気調和装置の風量は多くの場合ブ
ロワモータに印加する電圧を目標吹出空気温度Taoで
一義的に決めている。一例として、この第一実施例の場
合について説明する。まず、目標吹出空気温度Taoと
印加電圧の対応関係は図3に示される。また印加電圧と
空気調和装置の風量の対応関係は図4に示される。従っ
て、図3から目標吹出空気温度Taoの特定の値に対す
る印加電圧の値を求め、その印加電圧の値に対応する空
気調和装置の風量の値を図4から求めることによって空
気調和装置の風量を決定するのである。
【0036】これにより空気側からみた冷房能力が求め
られる。これを式(20)に示す。空気側からみた冷房
能力と冷媒側からみた冷房能力は等しいから式(21)
が成立し、式(21)より式(22)が導かれる。式
(23)のi1 ,i4 に式(10)(11)を代入し、
式(23)を得る。式(23)により得られる冷媒吐出
量Gに基づいて、可変容量コンプレッサ容量Vcを式
(24)により求めることができる。式(24)におい
て、V11は冷媒のコンプレッサ吸い込み時における比
体積であり、式(25)により求めることができる。ま
た、式(24)におけるηvは体積効率であり式(2
6)により求めることができる。式(26)においてn
cはコンプレッサ回転数であり、回転センサをコンプレ
ッサに付加することにより検出してもよいし、エンジン
の回転数より求めてもよい。
られる。これを式(20)に示す。空気側からみた冷房
能力と冷媒側からみた冷房能力は等しいから式(21)
が成立し、式(21)より式(22)が導かれる。式
(23)のi1 ,i4 に式(10)(11)を代入し、
式(23)を得る。式(23)により得られる冷媒吐出
量Gに基づいて、可変容量コンプレッサ容量Vcを式
(24)により求めることができる。式(24)におい
て、V11は冷媒のコンプレッサ吸い込み時における比
体積であり、式(25)により求めることができる。ま
た、式(24)におけるηvは体積効率であり式(2
6)により求めることができる。式(26)においてn
cはコンプレッサ回転数であり、回転センサをコンプレ
ッサに付加することにより検出してもよいし、エンジン
の回転数より求めてもよい。
【0037】 (is−iea)×V×Υa …(20) ここで、is・・・吸入空気のエンタルピ 車室内空気ならis=ir、外気ならis=if、内外
気混合ならis=ifrである。 V・・・・風量 車室内空気ならVr、外気ならVf、内外気混合ならV
frである。(図4を参照) Υa・・・空気の比重量 G(i1 −i4 )=(is−iea)×V×Υa …(21) G={(is−iea)・V・Υa}/(i1 −i4 ) …(22) G={(is−iea)・V・Υa}/ [FV (Peset)+Cp・Δte−{FL (Pc)−C・ΔTc}] …(23) Vc=G/(ηv×nc×v11 ) …(24) V11=R・Te/Peset …(25) ここで、R・・・・・冷媒のガス定数 T・・・・・273+Te Te・・・・コンプレッサ吸入温度センサが検出したコ
ンプレッサ吸入冷媒温度 ηv=f1 (nc,Pc/Peset) …(26) ここで、f1 (x)は関数である。
気混合ならis=ifrである。 V・・・・風量 車室内空気ならVr、外気ならVf、内外気混合ならV
frである。(図4を参照) Υa・・・空気の比重量 G(i1 −i4 )=(is−iea)×V×Υa …(21) G={(is−iea)・V・Υa}/(i1 −i4 ) …(22) G={(is−iea)・V・Υa}/ [FV (Peset)+Cp・Δte−{FL (Pc)−C・ΔTc}] …(23) Vc=G/(ηv×nc×v11 ) …(24) V11=R・Te/Peset …(25) ここで、R・・・・・冷媒のガス定数 T・・・・・273+Te Te・・・・コンプレッサ吸入温度センサが検出したコ
ンプレッサ吸入冷媒温度 ηv=f1 (nc,Pc/Peset) …(26) ここで、f1 (x)は関数である。
【0038】次に、可変容量コンプレッサの容量Vcを
求める式(24)において、コンプレッサ容量制御が目
標値からずれた時のフィードバックのためのフィードバ
ック項と、誤差を考慮した誤差項を加味して式(27)
により可変容量コンプレッサの容量Vcを求めるように
する。
求める式(24)において、コンプレッサ容量制御が目
標値からずれた時のフィードバックのためのフィードバ
ック項と、誤差を考慮した誤差項を加味して式(27)
により可変容量コンプレッサの容量Vcを求めるように
する。
【0039】 Vc={G/(ηv×nc×v11 )} −K(Peset−Pe)+C …(27) ここで、Pe・・・・エバポレータ圧センサ46が検出
したエバポレータ冷媒圧 次に、エバポレータ通過後の空気の温度Teaが目標吹
出空気温度Taoと等しい場合、すなわちTao<Td
となる場合は、コンプレッサ容量を式(24)により制
御してエアミックスダンパ31を全閉して通風ダクト1
0を流れる空気をすべてヒータコア30をバイパスする
ように流す。
したエバポレータ冷媒圧 次に、エバポレータ通過後の空気の温度Teaが目標吹
出空気温度Taoと等しい場合、すなわちTao<Td
となる場合は、コンプレッサ容量を式(24)により制
御してエアミックスダンパ31を全閉して通風ダクト1
0を流れる空気をすべてヒータコア30をバイパスする
ように流す。
【0040】一方、Tea=Tdの場合、すなわちTa
o≧Tdとなる場合は、吹出空気温度を目標吹出空気温
度Taoにして車室内温度Trを車室内設定温度にする
必要がある。従って、エアミックスダンパ31の開度を
制御して吹出空気温度を目標吹出空気温度Taoまであ
げる必要がある。この場合、吹出空気温度を目標吹出空
気温度Taoにするために、エアミックスダンパ31に
よるヒータコア30で加熱した温風とヒータコア30を
バイパスした冷風の混合割合Υamを式(28)により
求める。式(28)においてThはヒータコア直後の空
気の温度でセンサで検出してもよいし、エンジンの冷却
水温から式(29)により求めてもよい。但し、エンジ
ンの冷却水温はセンサで検出する必要がある。
o≧Tdとなる場合は、吹出空気温度を目標吹出空気温
度Taoにして車室内温度Trを車室内設定温度にする
必要がある。従って、エアミックスダンパ31の開度を
制御して吹出空気温度を目標吹出空気温度Taoまであ
げる必要がある。この場合、吹出空気温度を目標吹出空
気温度Taoにするために、エアミックスダンパ31に
よるヒータコア30で加熱した温風とヒータコア30を
バイパスした冷風の混合割合Υamを式(28)により
求める。式(28)においてThはヒータコア直後の空
気の温度でセンサで検出してもよいし、エンジンの冷却
水温から式(29)により求めてもよい。但し、エンジ
ンの冷却水温はセンサで検出する必要がある。
【0041】 Υam=(Tao−Td)/(Th−Td) …(28) ここで、混合割合Υamは全風量中の温風の割合であ
る。 Th=A・Tw+(1−A)Td …(29) ここで、Tw・・・・エンジンの冷却水温 A・・・・・定数(0≦A≦1) 制御装置40はエアミックスダンパ31を、混合割合Υ
amが式(28)で示されるような値になるように制御
することで、吹出空気温度を目標吹出空気温度Taoに
することができる。
る。 Th=A・Tw+(1−A)Td …(29) ここで、Tw・・・・エンジンの冷却水温 A・・・・・定数(0≦A≦1) 制御装置40はエアミックスダンパ31を、混合割合Υ
amが式(28)で示されるような値になるように制御
することで、吹出空気温度を目標吹出空気温度Taoに
することができる。
【0042】上記実施例ではコンプレッサ吸入冷媒の過
熱度ΔTeは、コンプレッサ吸入温度センサ47が検出
した冷媒温度を利用して求めたが、コンプレッサ吸入温
度センサ47を用いることなく、コンプレッサ吸入冷媒
の過熱度ΔTeを一定に、例えば10゜Cに設定するこ
とにしてもよい。コンデンサ圧センサ、エバポレータ圧
センサは温度センサを用いてもよい。冷媒の蒸発温度と
圧力は互いに変換できるからである。
熱度ΔTeは、コンプレッサ吸入温度センサ47が検出
した冷媒温度を利用して求めたが、コンプレッサ吸入温
度センサ47を用いることなく、コンプレッサ吸入冷媒
の過熱度ΔTeを一定に、例えば10゜Cに設定するこ
とにしてもよい。コンデンサ圧センサ、エバポレータ圧
センサは温度センサを用いてもよい。冷媒の蒸発温度と
圧力は互いに変換できるからである。
【0043】また、エバポレータ通過後の空気温度がT
eaとなるエバポレータ冷媒温度Terを上記実施例で
は式(8)で求めたが式(30)、あるいは式(31)
で求めてもよい。
eaとなるエバポレータ冷媒温度Terを上記実施例で
は式(8)で求めたが式(30)、あるいは式(31)
で求めてもよい。
【0044】 Tea−Ter=Kv・Vb …(30) Tea−Ter=Kt・Vd (Tr−Tao) …(31) ここで、Kv,b 、Kt、d は定数である。
【0045】また、上記実施例において可変容量コンプ
レッサ34の容量を式(27)に示すVcにする場合、
コンプレッサのピストンストロークと容量は比例関係に
あり、ストロークセンサを用いて、式(27)のVcの
容量にするためのストロークが容易に求められ、そのス
トロークになるようにストロークセンサで検出しながら
ストロークを制御することにより所望の容量とすること
ができるのである。
レッサ34の容量を式(27)に示すVcにする場合、
コンプレッサのピストンストロークと容量は比例関係に
あり、ストロークセンサを用いて、式(27)のVcの
容量にするためのストロークが容易に求められ、そのス
トロークになるようにストロークセンサで検出しながら
ストロークを制御することにより所望の容量とすること
ができるのである。
【0046】図5及び図6に示すフローチャートに基づ
いて、さらに詳細に説明していく。本発明の第一実施例
の車両用空気調和装置では、制御装置40は外気温セン
サ41、車室内温度センサ42、日射センサ43等各種
センサから入力を読み込む(ステップ101)。次に、
制御装置40は、各種センサが検出した外気温度To、
車室内温度Tr、日射量ST、設定温度Tsetから車
室内温度を設定温度にするために必要な目標吹出空気温
度Taoを式(1)で求める(ステップ102)。
いて、さらに詳細に説明していく。本発明の第一実施例
の車両用空気調和装置では、制御装置40は外気温セン
サ41、車室内温度センサ42、日射センサ43等各種
センサから入力を読み込む(ステップ101)。次に、
制御装置40は、各種センサが検出した外気温度To、
車室内温度Tr、日射量ST、設定温度Tsetから車
室内温度を設定温度にするために必要な目標吹出空気温
度Taoを式(1)で求める(ステップ102)。
【0047】また、外気温To、車室内温度Tr、日射
量STからウインドウのガラス面温度を式(2)で求め
る(ステップ103)。
量STからウインドウのガラス面温度を式(2)で求め
る(ステップ103)。
【0048】次に、式(2)で算したガラス面温度Tg
を露点とする絶対湿度Xgを式(3)で求める(ステッ
プ104)。
を露点とする絶対湿度Xgを式(3)で求める(ステッ
プ104)。
【0049】次に、車室内の目標湿度Xg−ΔXgを演
算する(ステップ105)。次に、車室内を目標湿度X
g−ΔXgにするための目標吹出空気湿度Xaoを式
(4)で求める(ステップ106)。次に、絶対湿度X
gから求められた目標吹出空気湿度Xaoの空気の露点
温度Tdを式(6)で求める(ステップ107)。
算する(ステップ105)。次に、車室内を目標湿度X
g−ΔXgにするための目標吹出空気湿度Xaoを式
(4)で求める(ステップ106)。次に、絶対湿度X
gから求められた目標吹出空気湿度Xaoの空気の露点
温度Tdを式(6)で求める(ステップ107)。
【0050】次に、露点温度Tdと、目標吹出空気温度
Taoを比較する(ステップ108)。比較の結果、T
aoがTdより小さい場合には、ステップ109の処理
に移る。ステップ109ではエバポレータ通過後の空気
の温度をTeaとするエバポレータ冷媒温度Terを式
(8)により求め、さらにエバポレータの冷媒温度がT
erとなるエバポレータの冷媒圧力Pesetを式
(9)により求める。
Taoを比較する(ステップ108)。比較の結果、T
aoがTdより小さい場合には、ステップ109の処理
に移る。ステップ109ではエバポレータ通過後の空気
の温度をTeaとするエバポレータ冷媒温度Terを式
(8)により求め、さらにエバポレータの冷媒温度がT
erとなるエバポレータの冷媒圧力Pesetを式
(9)により求める。
【0051】次に、エバポレータ入口の冷媒のエンタル
ピi4 を式(10)により求める(ステップ110)。
次に、エバポレータ出口の冷媒のエンタルピi1 を式
(11)により求める(ステップ111)。次に、吸入
空気のエンタルピisを求める(ステップ112)。こ
こで、空気取入れが外気から行なわれる場合には、車室
外空気のエンタルピifを式(14)により求め、この
ifをisに代入する。一方、空気取入れが外気から行
なわれる場合には、エンタルピirを式(15)により
求め、このirをisに代入する。また内外気混合の場
合のエンタルピifrは式(16)により求め、このi
frをisに代入する。
ピi4 を式(10)により求める(ステップ110)。
次に、エバポレータ出口の冷媒のエンタルピi1 を式
(11)により求める(ステップ111)。次に、吸入
空気のエンタルピisを求める(ステップ112)。こ
こで、空気取入れが外気から行なわれる場合には、車室
外空気のエンタルピifを式(14)により求め、この
ifをisに代入する。一方、空気取入れが外気から行
なわれる場合には、エンタルピirを式(15)により
求め、このirをisに代入する。また内外気混合の場
合のエンタルピifrは式(16)により求め、このi
frをisに代入する。
【0052】次に、エバポレータ通過後の空気のエンタ
ルピieaを式(17)により求める(ステップ11
3)。ここでこの場合のエバポレータ通過後の空気の温
度Teaは目標吹出空気温度Taoであり、また、エバ
ポレータ通過後の空気のエンタルピieaは目標吹出空
気温度Taoの空気のエンタルピiaoとなるので、エ
ンタルピieaは式(17)により求めることができ
る。なお、この場合においてエバポレータ通過後の空気
の絶対湿度Xeaは、式(19)により求まり、式(1
9)における目標吹出空気温度Taoを露点とする絶対
湿度Xdは、Xd=F1 (Tao)より求まる。
ルピieaを式(17)により求める(ステップ11
3)。ここでこの場合のエバポレータ通過後の空気の温
度Teaは目標吹出空気温度Taoであり、また、エバ
ポレータ通過後の空気のエンタルピieaは目標吹出空
気温度Taoの空気のエンタルピiaoとなるので、エ
ンタルピieaは式(17)により求めることができ
る。なお、この場合においてエバポレータ通過後の空気
の絶対湿度Xeaは、式(19)により求まり、式(1
9)における目標吹出空気温度Taoを露点とする絶対
湿度Xdは、Xd=F1 (Tao)より求まる。
【0053】次に、空気調和装置の風量、すなわちエバ
ポレータを通過する風量を求める(ステップ114)。
この場合においては、図3から目標吹出空気温度Tao
の特定の値に対する印加電圧の値を求め、その印加電圧
の値に対応する空気調和装置の風量の値を図4から求め
ることによって空気調和装置の風量を決定する。そし
て、これにより空気側からみた冷房能力を式(20)に
より求める(ステップ115)。次に、冷媒吐出量Gを
式(23)により求め(ステップ116)、式(23)
により求められた冷媒吐出量Gにから可変容量コンプレ
ッサ容量Vcを求める(ステップ117)。なお、可変
容量コンプレッサ容量Vcは式(27)により求めるこ
とができる。
ポレータを通過する風量を求める(ステップ114)。
この場合においては、図3から目標吹出空気温度Tao
の特定の値に対する印加電圧の値を求め、その印加電圧
の値に対応する空気調和装置の風量の値を図4から求め
ることによって空気調和装置の風量を決定する。そし
て、これにより空気側からみた冷房能力を式(20)に
より求める(ステップ115)。次に、冷媒吐出量Gを
式(23)により求め(ステップ116)、式(23)
により求められた冷媒吐出量Gにから可変容量コンプレ
ッサ容量Vcを求める(ステップ117)。なお、可変
容量コンプレッサ容量Vcは式(27)により求めるこ
とができる。
【0054】次に、上記可変容量コンプレッサ容量Vc
をコンプレッサ可変容量機構へ出力する(ステップ11
8)。
をコンプレッサ可変容量機構へ出力する(ステップ11
8)。
【0055】ここでは、エバポレータ通過後の空気の温
度Teaが目標吹出空気温度Taoと等しい場合、すな
わちTao<Tdとなる場合であり、コンプレッサ容量
を式(27)により制御してエアミックスダンパ31を
全閉して通風ダクト10を流れる空気をすべてヒータコ
ア30をバイパスするように流す(ステップ119)。
一方、ステップ107の比較においてTea=Tdの場
合、すなわちTao≧Tdとなる場合は、エバポレータ
通過後の空気の温度を露点温度Tdとするエバポレータ
目標冷媒圧力Pesetを求める(ステップ120)。
この場合エバポレータ通過後の空気の温度Teaに露点
温度Tdを代入し(Tea=Td)、式(9)の演算を
行う。すなわち、エバポレータ通過後の空気の温度Te
aが露点温度Tdとなるエバポレータ冷媒温度Terを
式(8)により求め、さらにエバポレータの冷媒温度が
Terとなるエバポレータの冷媒圧力Pesetを式
(9)により求める。
度Teaが目標吹出空気温度Taoと等しい場合、すな
わちTao<Tdとなる場合であり、コンプレッサ容量
を式(27)により制御してエアミックスダンパ31を
全閉して通風ダクト10を流れる空気をすべてヒータコ
ア30をバイパスするように流す(ステップ119)。
一方、ステップ107の比較においてTea=Tdの場
合、すなわちTao≧Tdとなる場合は、エバポレータ
通過後の空気の温度を露点温度Tdとするエバポレータ
目標冷媒圧力Pesetを求める(ステップ120)。
この場合エバポレータ通過後の空気の温度Teaに露点
温度Tdを代入し(Tea=Td)、式(9)の演算を
行う。すなわち、エバポレータ通過後の空気の温度Te
aが露点温度Tdとなるエバポレータ冷媒温度Terを
式(8)により求め、さらにエバポレータの冷媒温度が
Terとなるエバポレータの冷媒圧力Pesetを式
(9)により求める。
【0056】次に、エバポレータ入口の冷媒のエンタル
ピi4 を式(10)により求める(ステップ121)。
次に、エバポレータ出口の冷媒のエンタルピi1 を式
(11)により求める(ステップ122)。次に、吸入
空気のエンタルピisを求める(ステップ123)。こ
のときに、空気取入れが外気取入れの場合には車室外空
気のエンタルピifを式(14)により求め、ここで得
られたifをisに代入する。一方、車室内空気の場合
には車室内空気のエンタルピirを式(15)により求
め、このirをisに代入する。内外気混合の場合のエ
ンタルピifrは式(16)により求め、このifrを
isに代入する。
ピi4 を式(10)により求める(ステップ121)。
次に、エバポレータ出口の冷媒のエンタルピi1 を式
(11)により求める(ステップ122)。次に、吸入
空気のエンタルピisを求める(ステップ123)。こ
のときに、空気取入れが外気取入れの場合には車室外空
気のエンタルピifを式(14)により求め、ここで得
られたifをisに代入する。一方、車室内空気の場合
には車室内空気のエンタルピirを式(15)により求
め、このirをisに代入する。内外気混合の場合のエ
ンタルピifrは式(16)により求め、このifrを
isに代入する。
【0057】次に、エバポレータ通過後の空気のエンタ
ルピieaを式(17)により求める(ステップ12
4)。この場合、エバポレータ通過後の空気の温度Te
aは露点温度Tdであり、また、エバポレータ通過後の
空気のエンタルピieaは露点温度Tdの空気のエンタ
ルピitdとなるのでエバポレ−タ通過後空気のエンタ
ルピieaは(17)により求めることができる。この
場合においてエバポレータ通過後の空気の絶対湿度Xe
aは式(19)により求まり、この場合においててTa
o≧Tdであるので、エバポレータ通過後の空気の絶対
湿度Xea=Xaoである。
ルピieaを式(17)により求める(ステップ12
4)。この場合、エバポレータ通過後の空気の温度Te
aは露点温度Tdであり、また、エバポレータ通過後の
空気のエンタルピieaは露点温度Tdの空気のエンタ
ルピitdとなるのでエバポレ−タ通過後空気のエンタ
ルピieaは(17)により求めることができる。この
場合においてエバポレータ通過後の空気の絶対湿度Xe
aは式(19)により求まり、この場合においててTa
o≧Tdであるので、エバポレータ通過後の空気の絶対
湿度Xea=Xaoである。
【0058】次に、空気調和装置の風量すなわちエバポ
レータを通過する風量を求める(ステップ125)。こ
の場合、図3から目標吹出空気温度Taoの特定の値に
対する印加電圧の値を求め、その印加電圧の値に対応す
る空気調和装置の風量の値を図4から求めることによっ
て空気調和装置の風量を決定する。ここで空気取入れが
外気取入れの場合はVFを求め、車室内空気の場合はV
Rを求め、内外気混合の場合はVF,Rを図4により求
める。そして、これらを基にして空気側からみた冷房能
力を式(20)により求め(ステップ126)、次に、
冷媒吐出量Gを式(23)により求める(ステップ12
7)。そして式(23)により求められた冷媒吐出量G
により、可変容量コンプレッサ容量Vcを求める(ステ
ップ128)。なお、可変容量コンプレッサ容量Vc
は、式(27)から求めることができる。
レータを通過する風量を求める(ステップ125)。こ
の場合、図3から目標吹出空気温度Taoの特定の値に
対する印加電圧の値を求め、その印加電圧の値に対応す
る空気調和装置の風量の値を図4から求めることによっ
て空気調和装置の風量を決定する。ここで空気取入れが
外気取入れの場合はVFを求め、車室内空気の場合はV
Rを求め、内外気混合の場合はVF,Rを図4により求
める。そして、これらを基にして空気側からみた冷房能
力を式(20)により求め(ステップ126)、次に、
冷媒吐出量Gを式(23)により求める(ステップ12
7)。そして式(23)により求められた冷媒吐出量G
により、可変容量コンプレッサ容量Vcを求める(ステ
ップ128)。なお、可変容量コンプレッサ容量Vc
は、式(27)から求めることができる。
【0059】次に、上記可変容量コンプレッサ容量Vc
をコンプレッサ可変容量機構へ出力し(ステップ12
9)、ここで、次に、Tea=Tdの場合、すなわちT
ao≧Tdとなる場合は、吹出空気温度を目標吹出空気
温度Taoにして車室内温度Trを車室内設定温度にす
る必要がある。従って、エアミックスダンパ31の開度
を制御して吹出空気温度を目標吹出空気温度Taoまで
あげる必要がある。この場合、吹出空気温度を目標吹出
空気温度Taoにするために、エアミックスダンパ31
によるヒータコア30で加熱した温風とヒータコア30
をバイパスした冷風の混合割合Υamを式(28)によ
り求める(ステップ130)。
をコンプレッサ可変容量機構へ出力し(ステップ12
9)、ここで、次に、Tea=Tdの場合、すなわちT
ao≧Tdとなる場合は、吹出空気温度を目標吹出空気
温度Taoにして車室内温度Trを車室内設定温度にす
る必要がある。従って、エアミックスダンパ31の開度
を制御して吹出空気温度を目標吹出空気温度Taoまで
あげる必要がある。この場合、吹出空気温度を目標吹出
空気温度Taoにするために、エアミックスダンパ31
によるヒータコア30で加熱した温風とヒータコア30
をバイパスした冷風の混合割合Υamを式(28)によ
り求める(ステップ130)。
【0060】なお、制御装置40は、エアミックスダン
パ31を混合割合Υamが式(28)で示されるような
値になるように制御することで吹出空気温度を目標吹出
空気温度Taoにすることができる(ステップ13
1)。その後、ステップ132に進み、ステップ100
からの処理を繰り返す。
パ31を混合割合Υamが式(28)で示されるような
値になるように制御することで吹出空気温度を目標吹出
空気温度Taoにすることができる(ステップ13
1)。その後、ステップ132に進み、ステップ100
からの処理を繰り返す。
【0061】なお、本実施例においては、冷却機は、可
変容量型圧縮機の容量変更によりその冷却能力を変更し
たが、これに限らず、実施例に示した加熱器のようにエ
アミックスダンパー等により、エバポレータを通過する
空気の割合を変化させることにより能力変更をすること
あるいはコンプレッサとエンジンの連結を切り離してモ
ータ等により別駆動とし、コンプレッサ回転数を制御し
て冷却能力を変えることも可能である。
変容量型圧縮機の容量変更によりその冷却能力を変更し
たが、これに限らず、実施例に示した加熱器のようにエ
アミックスダンパー等により、エバポレータを通過する
空気の割合を変化させることにより能力変更をすること
あるいはコンプレッサとエンジンの連結を切り離してモ
ータ等により別駆動とし、コンプレッサ回転数を制御し
て冷却能力を変えることも可能である。
【0062】さらに加熱器についても、ヒータコアに流
す温水の温度を制御して、加熱能力を変更することも可
能である。
す温水の温度を制御して、加熱能力を変更することも可
能である。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の車両用空
気調和装置によれば、圧縮機をオン・オフすることはな
く乗員の不快感を解消することはもとより窓ガラスが曇
りうる条件の下でも演算されたガラス面温度から求めら
れた吹出空気の露点温度の演算値まで冷却して、ウィン
ドウの曇りを防止するが、従来のように、圧縮機の全負
荷まで冷却することなく、圧縮機の負荷を低減する。
気調和装置によれば、圧縮機をオン・オフすることはな
く乗員の不快感を解消することはもとより窓ガラスが曇
りうる条件の下でも演算されたガラス面温度から求めら
れた吹出空気の露点温度の演算値まで冷却して、ウィン
ドウの曇りを防止するが、従来のように、圧縮機の全負
荷まで冷却することなく、圧縮機の負荷を低減する。
【0064】また、窓ガラス面の温度は、車室内温度、
外気温度、日射量から推定算出しているため新たなセン
サを設ける必要がなく、既存の装置のソフト変更のみで
本発明を実施できる。
外気温度、日射量から推定算出しているため新たなセン
サを設ける必要がなく、既存の装置のソフト変更のみで
本発明を実施できる。
【図1】本発明にかかる実施例を示す車両用空気調和装
置のブロック図である。
置のブロック図である。
【図2】冷媒圧力とエンタルピの関係を示すP−i線図
である。
である。
【図3】目標吹出空気温度Taoと印加電圧の対応関係
を示す図である。
を示す図である。
【図4】印加電圧と空気調和装置の風量の対応関係を示
す図である。
す図である。
【図5】本実施例の車両用空気調和装置の制御内容(前
半)を示すフローチャートである。
半)を示すフローチャートである。
【図6】本実施例の車両用空気調和装置の制御内容(後
半)を示すフローチャートである。
半)を示すフローチャートである。
10 通風ダクト 11 ファン 12 電動機 13,14 内外気切り替えダンパ 15,16 アクチュエータ 17,18 吹出口切り替えダンパ 21,22 車室内空気取入れ口 23,24 外気取入れ口 25 ベント吹出口 26 ヒータ吹出口 27 デフロスタ吹出口 30 ヒータコア 31 エアミックスダンパ 32 エバポレータ 33 コンデンサ 34 可変容量コンプレッサ 35 エキスパンションバルブ 36 ファン速度制御装置 37 エアミックスダンパ・アクチュエータ 40 制御装置 41 外気温度センサ 42 車室内温度センサ 43 日射センサ 45 コンデンサ圧センサ 46 エバポレータ圧センサ 47 コンプレッサ吸入温度センサ 48 回転センサ 49 温度設定装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60H 3/00 B60H 1/00 101
Claims (1)
- 【請求項1】 加熱能力を制御可能な加熱手段と、 冷却能力を制御可能な冷却手段と、 外気温度センサと車室内温度センサと日射センサのうち
少なくともひとつのセンサからの情報に基づき、予め設
定された設定温度に車室内温度を制御すべく吹出し空気
温度の目標値を算出する目標温度算出手段と、 前記外気温度センサと前記車室内温度センサとから窓ガ
ラスの温度を推定するガラス面温度算出手段と、 前記推定されたガラス面温度を露点とする湿度に基づき
要求される吹出し空気の湿度を算出し、この算出された
湿度の空気の露点温度を算出する吹出し空気要求温度算
出手段と、 前記吹出し空気の目標温度と要求温度を比較して、低い
方の温度を制御温度とする制御温度算出手段と、 前記制御温度に基づき前記冷却能力の制御を行う冷却制
御手段と、 前記制御温度と前記目標温度に基づき前記加熱能力の制
御を行う加熱制御手段と、を有することを特徴とする車
両用空気調和装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15651592A JP3298151B2 (ja) | 1992-06-16 | 1992-06-16 | 車両用空気調和装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15651592A JP3298151B2 (ja) | 1992-06-16 | 1992-06-16 | 車両用空気調和装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH05345515A JPH05345515A (ja) | 1993-12-27 |
| JP3298151B2 true JP3298151B2 (ja) | 2002-07-02 |
Family
ID=15629467
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15651592A Expired - Fee Related JP3298151B2 (ja) | 1992-06-16 | 1992-06-16 | 車両用空気調和装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3298151B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2403794B (en) | 2003-07-07 | 2005-07-20 | Keihin Corp | A vehicle air conditioner device and method of preventing a window from fogging by controlling the air temperature and humidity within the vehicle |
| JP2005186919A (ja) | 2003-12-04 | 2005-07-14 | Keihin Corp | 車両用空調装置 |
| KR100835226B1 (ko) * | 2007-11-14 | 2008-06-05 | 중앙대학교 산학협력단 | 차량의 습기제거 시스템 |
| JP5254634B2 (ja) * | 2008-02-08 | 2013-08-07 | 三菱重工業株式会社 | 車両用空調装置 |
| CN115214310A (zh) * | 2022-08-12 | 2022-10-21 | 浙江吉利控股集团有限公司 | 车辆控制方法及装置 |
-
1992
- 1992-06-16 JP JP15651592A patent/JP3298151B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH05345515A (ja) | 1993-12-27 |
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