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JP3270985B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

半導体装置の製造方法

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Publication number
JP3270985B2
JP3270985B2 JP05936095A JP5936095A JP3270985B2 JP 3270985 B2 JP3270985 B2 JP 3270985B2 JP 05936095 A JP05936095 A JP 05936095A JP 5936095 A JP5936095 A JP 5936095A JP 3270985 B2 JP3270985 B2 JP 3270985B2
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JP
Japan
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nickel
film
forming
silicon
gate electrode
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JP05936095A
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ひろみ 轟原
英生 三浦
朝雄 西村
則夫 安藤
裕二 藤井
昌洋 藤田
芳久 小林
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Publication date
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  • Physical Deposition Of Substances That Are Components Of Semiconductor Devices (AREA)
  • Insulated Gate Type Field-Effect Transistor (AREA)
  • Physical Vapour Deposition (AREA)
  • Electrodes Of Semiconductors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体装置の製造方法に
係り、特に、シリコンウエハに接してニッケルシリサイ
ド層が形成される半導体装置において、シリコンウエハ
と電極との間における機械的および電気的接続を良好に
した半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、大電流を処理する半導体装置、
例えば、パワーMOSトランジスタなどにおいて、電子
回路がシリコンウエハ表面に作り込まれており、その裏
面に形成されている金属電極が、金属からなる固定部材
としてのヘッダに、半田溶融法によって接続されてい
る。
【0003】前記金属電極は、例えば特開平6−252
091号公報に記載されているように、複数の金属層か
らなり、シリコンに接着しやすい層と、半田の侵入を阻
止する層と、半田にぬれやすい層とから構成されてい
る。シリコンと接着しやすい層としては、従来、チタン
(Ti)、クロム(Cr)、あるいはバナジウム(V)等の
遷移金属からなる金属層が採用されている。また、半田
を食い止める層としては、従来、ニッケル(Ni)薄膜
が採用され、半田と濡れやすい層としては、従来、銀
(Ag)層あるいは金(Au)層が採用されている。ま
た、シリコンウエハ表面の配線にはアルミニウム(A
l)材料が採用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例の、パワー
MOSトランジスタなどでは、その動作特性である
on、すなわち、on抵抗の値が低いことが要求されて
いる。この要求に応ずるためには、シリコンウエハと金
属電極との良好なオーミック接続を実現することが重要
な要素になっている。
【0005】しかし、パワーMOSトランジスタでは、
その構造上、シリコンウエハの不純物濃度が低いため、
上記チタン等の遷移金属との間では通常ショットキー接
続が形成される。このため、シリコンウエハと金属層間
の接触抵抗値が高くなるのが一般的である。
【0006】これらの対策として、シリコンと金属膜と
の界面に中間層として金属シリサイド層を形成する方法
がある。ただし、シリコンウエハ裏面に形成された各種
皮膜のうちで、耐熱性が最も低く、耐熱温度が450℃
を限度とするアルミニウム膜からなる電気配線にも、悪
影響を及ぼさないためには、金属シリサイド層を形成す
る温度が450℃以下であることが望ましい。このよう
な低温でシリサイドを形成する材料として、ニッケルシ
リサイドが考えられる。
【0007】しかし、ニッケルシリサイドは、図5のニ
ッケル堆積時のウエハ温度と反応率との関係グラフに示
すように、シリコンウエハ裏面にニッケル膜を堆積する
際のウエハ温度によっては、シリサイド反応が阻害され
る、あるいは、未反応のニッケル膜に割れが入る、など
の問題が生じる場合がある。
【0008】そこで本発明の目的は、シリコンウエハと
ニッケルとのシリサイド反応が阻害されることなく、安
定なニッケルシリサイド層を形成し、金属電極との間の
機械的および電気的接続が良好である半導体装置の製造
方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の半導体装置の製造方法は、シリコン基板の
素子分離領域に酸化膜を形成する工程と、素子形成領域
に酸化膜を形成する工程と、前記酸化膜上に不純物を含
む多結晶シリコン膜を形成する工程と、前記酸化膜およ
び多結晶シリコン膜をパターンニングして、ゲート酸化
膜およびゲート電極を形成する工程と、前記ゲート電極
およびその周囲の領域上に絶縁膜を形成し、ゲート電極
の側面の前記絶縁膜を除いて前記絶縁膜を除去してサイ
ドウォールを形成する工程と、前記シリコン基板にn型
不純物をイオン注入してソースおよびドレインを形成す
る工程と、前記ゲート電極、ソースおよびドレインを有
するシリコン基板上に、前記基板温度を100〜300
℃にしてニッケル膜を堆積する工程と、前記ニッケル膜
が形成された基板を窒素雰囲気中で300〜450℃で
加熱処理して、前記ゲート電極、ソースおよびドレイン
にニッケルシリサイド層を形成する工程と、を有する
とを特徴とする
【0010】なお、好ましくは、前記ニッケル膜を堆積
するときのシリコンウエハ温度は、150℃〜280℃
がより望ましい。さらに、ニッケルシリサイド層を形成
する際の加熱処理温度は300℃〜450℃が望まし
い。
【0011】
【作用】上記構成によれば、ニッケル膜をゲート電極、
サイドウォール、ソース、ドレインに堆積するときのウ
エハ温度を、100℃〜300℃にすることで、ゲート
電極やソースドレイン上に緻密なニッケル膜を形成する
ことができるため、加熱処理によってニッケルシリサイ
ド層を形成する際、反応を阻害されることなくシリサイ
ド反応が進行し、接着性のよい安定なニッケルシリサイ
ド層を形成することができる。
【0012】図5に、ニッケル膜を堆積するときのウエ
ハ温度とシリサイド反応の反応率との関係を示す。すな
わち、(1)ニッケル膜を堆積する際のウエハ加熱が不
十分である場合には、形成されるニッケル膜構造は粗に
なり、シリサイド形成のための加熱処理過程で、ニッケ
ル膜自身が大きく収縮し、大きな応力を発生するため、
シリサイド反応の進行を阻害し、膜表面には割れが発生
してしまう。さらに、未反応のニッケル膜のもつ応力が
大きくなり、シリサイド膜とニッケル膜との接着力より
大きくなると電極が剥離する恐れがある。
【0013】一方、(2)ニッケル膜堆積時のシリコン
ウエハを、ニッケルシリサイド層の形成開始温度の30
0℃より高い温度にした場合には、ニッケル膜が堆積さ
れると同時にシリサイド反応が進行し、かつ、ニッケル
膜内の収縮も起きるため、反応が一様に進行せず、ニッ
ケルとシリコンとの界面には不安定なシリサイド層が形
成されるため、接着性が劣化してしまう。
【0014】そこで、上記構成のように、ニッケル膜が
緻密に堆積でき、かつ、シリサイド反応が生じない10
0℃〜300℃の温度範囲でニッケル膜を堆積すること
で、(1)、(2)の理由によって、シリサイド反応が
阻害されることがなく、安定なニッケルシリサイド層を
形成し、金属電極との間の機械的および電気的接続が良
好になる。また、ウエハ温度を150℃〜280℃に制
御することによって、より安定にシリサイドを形成でき
る。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面を参照して説
明する。図1は、本発明の一実施例であるパワーMOS
トランジスタの要部拡大縦断面図、図2は、図1のもの
の製法における一工程を説明するための断面図、図3
は、パワーMOSトランジスタを示す正面断面図であ
り、図4は、パワーMOSトランジスタを示す封止樹脂
を取除いて示した平面図である。
【0016】図3および図4に示すように、パワーMO
Sトランジスタ1は、電子回路としてのトランジスタ回
路が作り込まれているペレット11と、該ペレット11
が半田層12を介して接着されている金属からなる固定
部材としてのヘッダ2と、前記ペレット11に対向する
ように配設されている3本のインナーリード3、3a
と、各インナーリード3、3aにそれぞれ一体的に連結
されているアウターリード4、4aとを備えている。
【0017】2本のインナーリード3aは、ペレット1
1の後述するゲート電極21およびソース23にそれぞ
れ電気的に接続している各アルミニウム配線28、29
(図1参照)に、それぞれワイヤ13を介して接続され
ており、残りの1本のインナーリード3は、ヘッダ2と
一体的に連続するように形成されている。そして、前記
ペレット11、前記ヘッダ2の一部、インナーリード
3、3a群およびワイヤ13群は、封止樹脂14によっ
て樹脂封止されている。
【0018】以下、図1および図2により、パワーMO
Sトランジスタ1におけるペレット11の部分を詳細に
説明する。ペレット11はシリコン基板20に形成され
るトランジスタ回路によって構成されている。シリコン
基板20には、ゲート酸化膜22を介して、ポリシリコ
ンによるゲート電極21が形成されている。シリコン基
板20におけるゲート電極21の外側に対応するシリコ
ン基板20の内部には、半導体拡散層部としてのソース
23が形成され、シリコン基板20の下部にはドレイン
24が形成されている。
【0019】シリコン基板20には、化学気相蒸着法に
よるCVD(Chemical Vapor Depo
sition)酸化膜等からなる絶縁膜25が、ゲート
電極21およびソース23を被覆するように形成されて
おり、この絶縁膜25にはゲート用コンタクトホール2
6およびソース用コンタクトホール27が、ゲート電極
21およびソース23に対向して、これらに貫通するよ
うにそれぞれ開けられている。さらに、絶縁膜25、ソ
ース23、および、ゲート電極21上には、アルミニウ
ムがスパッタ蒸着等の適当な手段により被着されて、リ
ソグラフィー処理によりアルミニウム配線28、29が
形成されている。
【0020】一方、シリコン基板20の裏面にはドレイ
ン24用の金属電極32が形成されており、この金属電
極32は複数の金属層によって形成されている。これら
の金属層は、シリコン基板20側から、順次、ニッケル
シリサイド層33、チタンからなる金属層34、ニッケ
ルからなる金属層35、および銀からなる金属層36と
から構成されている。
【0021】ここで、銀からなる金属層36は、金属か
らなる固定部材としてのヘッダ2にペレット11裏面の
金属電極32を半田溶融法によって接続する際の半田濡
れ性を良好にするものである。チタンからなる金属層3
4は加熱処理によるニッケルシリサイド形成時に、活性
化したシリコン基板20の中のシリコンが、銀からなる
金属層36の表面まで拡散して半田の濡れ性を劣化させ
るのを防ぐものである。また、銀からなる金属層36と
チタンからなる金属層34との間に形成されるニッケル
からなる金属層35は、半田の拡散を食い止める層であ
る。
【0022】以下に、前記構成に係るパワーMOSトラ
ンジスタ1の製造工程中の金属電極32の形成方法を説
明する。 (1)シリコン裏面は、例えばアンチモン(Sb)を不
純物としてn型に形成されており、所定の工程によりト
ランジスタ回路等が作り込まれた後、このシリコンウエ
ハ70の裏面に金属電極32が以下の工程により形成さ
れる。
【0023】(2)まず、シリコンウエハ70の裏面
が、研削加工され、400μmの厚さに仕上げられる。
仕上がり面の砥石粒度は4000番で、表面粗さは0.
1μmである。 (3)この研削仕上げされたシリコンウエハ70の裏面
が、フッ化水素酸:水が1:100の溶液で30秒間処
理され、シリコン酸化膜が除去される。
【0024】(4)次に、ニッケル、チタン、銀の3種
類の金属膜の蒸着が可能な真空蒸着装置を使用して、ま
ず、図2に示すように、シリコンウエハ70の裏面にニ
ッケル層33aが400nm、電子ビーム蒸着法によっ
て形成される。このときの、ウエハ70裏面の蒸着面温
度は100℃〜300℃である。
【0025】(5)次いで、図2に示すように、シリコ
ンウエハ70の裏面に、チタン層34が150nm、ニ
ッケル層35が400nm、銀層36が1.3μmが、
順次蒸着される。なお、各チタン層34、ニッケル層3
5、銀層36の膜厚は前記膜厚に限定されるものではな
く、任意に変更しても構わない。また、銀層36の代わ
りに金層を形成してもよい。チタン層34はニッケルシ
リサイド反応時にシリコンと反応しない材質であれば、
特にチタンに限定されるものではない。
【0026】(6)そして、上記のようにして複数の金
属層が裏面に形成されたシリコンウエハ70が真空容器
から取り出され、次に、窒素雰囲気の石英管熱処理炉に
おいて、420℃で、60分間加熱処理される。この加
熱処理により、シリコンウエハ70のシリコンと、これ
に隣接している金属層32のニッケル33a(図2)と
が相互拡散して、ニッケルシリサイド層33(図1)が
形成される。
【0027】ここで、工程(4)に示したように、ニッ
ケル膜33aをシリコンウエハ70裏面に堆積するとき
のシリコンウエハ70の温度を、100℃〜300℃に
することで、シリコンウエハ70の裏面に緻密なニッケ
ル膜33aを形成することができるため、加熱処理によ
ってニッケルシリサイド層33を形成する際、反応を阻
害されることなくシリサイド反応が進行し、安定なニッ
ケルシリサイド層33を形成することができる。
【0028】図5に、ニッケル膜33aを堆積するとき
のウエハ70の温度と、ニッケルシリサイド33を形成
するシリサイド反応の反応率との関係を示す。図5に示
すように、20℃のウエハ温度でニッケルを堆積した場
合には、加熱処理を行っても40%前後しかシリサイド
反応は進行しない。しかもこの値にはバラツキがある。
また、300℃よりも高い温度でニッケル膜を堆積した
場合にもシリサイド反応が阻害されることが分かってい
る。ニッケルを堆積するときのウエハ温度が100℃以
上の場合には、シリサイド反応は90%以上進行し、1
50℃以上では反応は100%進行するため、150℃
以上に加熱することがより望ましい。
【0029】一方、ニッケル堆積時のウエハ温度を30
0℃よりも高い温度にした場合にも、シリサイド反応は
阻害され、350℃以上では、反応率は40%以下に低
下してしまう。この場合、ニッケル層が堆積されると同
時にシリサイド反応が進行し、かつニッケル膜内の収縮
も起きるため、反応が一様に進行せずニッケルとシリコ
ンとの界面には不安定なシリサイド層が形成されるた
め、接着性が劣化してしまう。
【0030】ニッケル膜堆積時のウエハ温度を100℃
〜300℃に制御することにより、安定なニッケルシリ
サイド層を形成でき、これによって、シリコンウエハと
電極との間における抵抗が低下するとともに、金属電極
のシリコンウエハに対する接着性も良好になる。なお、
シリサイド反応を100%進行させるために、ニッケル
堆積時のウエハ温度を150℃〜280℃に制御するこ
とがより望ましい。
【0031】また、上記ニッケルシリサイド層33は、
350℃〜450℃の加熱処理によって形成することが
できるため、シリコン基板20の表面に形成された各種
皮膜のうち、最も耐熱性が低く、耐熱温度が450℃を
限度とするアルミニウム配線28、29に悪影響を及ぼ
すことなく、また、ペレット11をヘッダ2に半田溶融
法によって接続する際の半田付け温度250℃〜340
℃に影響されない利点を有している。
【0032】以上の方法によって、裏面に電極を構成す
る複数の金属層を形成したシリコンウエハ70は複数個
のペレット11に切り出され、パワーMOSトランジス
タの金属からなる固定部材としてのヘッダ2に組み付け
られる。ペレット11とヘッダ2とは、ペレット11の
裏面に形成されている電極32の最下層の銀からなる金
属層36が、半田溶融法によって形成された半田層12
を介して、ヘッダ2に接続されている。
【0033】以上の実施例では、n型パワーMOSトラ
ンジスタについて具体的に説明したが、本発明は前記実
施例に限定されるものではなく、p型パワーMOSトラ
ンジスタにも適用することができる。また、前記実施例
における金属電極形成工程中、前記(5)の金属膜蒸着
工程において、チタン、ニッケル、および銀、の三層を
形成する代わりに、銀または金からなる金属層のみを形
成してもよい。
【0034】本実施例においては、シリコンウエハ裏面
に安定なニッケルシリサイド層を形成することができる
ので、パワーMOSトランジスタの信頼性向上、あるい
は、量産歩留まりの向上が達成されるという効果があ
る。
【0035】以上の実施例では、シリコンウエハの裏面
にニッケルシリサイドを形成する場合について具体的に
説明した。次に、本発明の他の実施例として、シリコン
ウエハの接合部、または、ゲート電極にニッケルシリサ
イドを形成する場合について、図面を参照して説明す
る。
【0036】図6ないし図8は、本発明の他の実施例に
係るMOS型半導体装置の製造工程の一部を示す断面図
である。図6に示す工程では、p型のシリコン基板20
の素子分離領域に、公知の選択酸化技術によりフィール
ド酸化膜40を形成する。次に、前記シリコン基板20
の素子形成領域に、酸化膜を形成する。次いで、前記酸
化膜上に、多結晶シリコン膜を形成し、これに低抵抗化
のための不純物を添加する。次いで、前記不純物が添加
された多結晶シリコンおよび前記酸化膜をパターニング
して、ゲート電極21およびゲート酸化膜22を形成す
る。
【0037】次に、前記シリコン基板20、ゲート電極
21、および、ゲート酸化膜22全面に、シリコン酸化
膜などの絶縁膜を形成し、絶縁膜の異方性エッチングを
行うことにより、前記ゲート電極21の側面にのみ絶縁
膜を残し、サイドウォール41を形成する。次に、前記
サイドウォール41およびゲート電極21をマスクとし
て、前記シリコン基板20中にn型不純物を高濃度でイ
オン注入し、ソース23およびドレイン24を形成す
る。
【0038】次に図7に示す工程では、図6に示す工程
で得られたゲート電極21、サイドウォール41、およ
び露出したシリコンウエハ表面に、ニッケル膜42を形
成する。ここで、前記ニッケル膜42を形成するときの
前記シリコン基板20の温度は、100℃〜300℃の
範囲の所定温度に制御されている。前記ニッケル膜42
を形成するときの前記シリコン基板20の温度を、10
0℃以上にすることにより緻密なニッケル膜を形成する
ことができ、300℃以下にすることにより、ニッケル
シリサイドのシリサイド反応を併発することがないた
め、安定で緻密なニッケル膜を形成することができる。
【0039】次いで、図8に示す工程では、図7に示す
工程でえられたニッケル膜42が形成されたシリコン基
板20を、窒素雰囲気中で、400℃、1分間程度の加
熱処理を行い、この加熱処理により、ゲート電極21、
ソース23およびドレイン24上に自己整合的にニッケ
ルシリサイド層33を形成する。
【0040】ここで、図7に示した工程で説明したよう
に、ゲート電極21、サイドウォール41、および露出
したシリコンウエハ裏面全面に、ニッケル膜42を形成
するときの前記シリコン基板20の温度を、100℃〜
300℃の範囲の所定温度に制御することによって、緻
密なニッケル膜42が形成され、加熱処理の際に反応が
阻害されることなく、安定なニッケルシリサイド層を形
成することが可能である。
【0041】なお、シリサイド反応を100%進行させ
るため、150℃〜280℃に制御することがより望ま
しい。このニッケルシリサイド層によって、接合部にお
ける電気抵抗が低下するとともに、接着性も良好にな
る。この後、未反応のニッケルを選択的に除去する。そ
の後、所望の工程を行い、MOS型半導体装置を完成す
る。
【0042】本実施例においては、シリコンウエハ表面
に安定なニッケルシリサイド層を形成することができる
ので、MOS型半導体装置の信頼性向上、あるいは、量
産歩留まりの向上が達成されるという効果がある。
【0043】以上の説明では、主として本発明によって
なされた発明を、その背景となった利用分野であるパワ
ーMOSトランジスタに適用した場合、および、その他
のMOS型半導体装置に適用した場合ついて説明した
が、本発明はこれらに限定されるものではなく、シリコ
ンウエハに接してニッケル膜を堆積する工程と、加熱処
理によってニッケルシリサイド膜を形成する工程とを含
む製造方法で作られた半導体装置であれば、他の構造を
有する半導体装置の製造方法に応用してもよい。サイリ
スタ、大容量ダイオード、パワーICシリコンデバイス
等の半導体装置全般に適用することができる。
【0044】次に、本発明による、ニッケル膜をウエハ
に堆積するときのウエハ温度を100℃〜300℃に制
御することが可能な成膜装置を、図面を用いて説明す
る。図9に、本発明が適用されるスパッタリング装置を
示している。本実施例のスパッタリング装置は、ベルジ
ャ50内にホルダー支持柱52によって支持されたウエ
ハホルダー51を備えており、該ウエハホルダー51に
シリコンウエハ70が設置され、該シリコンウエハ70
に対向する位置に、ニッケルのターゲット53が設置さ
れた構造となっている。
【0045】さらに前記ウエハホルダー51には、熱的
に接するようにシリコンウエハ70を加熱するための加
熱装置55が備えられている。該加熱装置55は温度制
御装置57と電気配線56により接続されており、該温
度制御装置57によって加熱温度を100℃〜300℃
に制御することができる。そして、前記ベルジャ50に
は、該ベルジャ50内の気体を排気するための排気管5
4が接続されている。
【0046】図10に、本発明が適用される電子ビーム
蒸着装置を示す。本実施例の電子ビーム蒸着装置は、ベ
ルジャ50内にホルダー支持柱52によって支持された
ウエハホルダー51を備えており、該ウエハホルダー5
1にシリコンウエハ70が設置され、該シリコンウエハ
70に対向する位置に、ホルダ58に入ったニッケル蒸
着材59が設置され、電子線発生源60によって電子線
を発生する構造となっている。
【0047】さらに前記ウエハホルダー51には、熱的
に接するようにシリコンウエハ70を加熱するための加
熱装置55が備えられている。該加熱装置55は温度制
御装置57と電気配線56により接続されており、該温
度制御装置57によって加熱温度を100℃〜300℃
に制御することができる。そして、前記ベルジャ50に
は、該ベルジャ50内の気体を排気するための排気管5
4が接続されている。
【0048】ここでは、電子線加熱型の蒸着装置につい
て説明したが、本発明はこれに限定されるものではな
く、抵抗加熱型の蒸着装置でもよい。また、図9および
図10には、ウエハホルダー51に1枚のシリコンウエ
ハ70を設置した場合を示したが、これに限定されるも
のではなく、複数枚のシリコンウエハ70を設置しても
よい。また、シリコンウエハを加熱するための加熱装置
55は、加熱方式が限定されるものではなく、抵抗加熱
方式でも加熱されたガスによる加熱方式でもよい。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、ニッケル膜をゲート電
極、サイドウォール、ソース、ドレインに堆積するとき
のウエハ温度を、100℃〜300℃にすることで、
ート電極やソースドレイン上に緻密なニッケル膜を形成
することができるため、加熱処理によってニッケルシリ
サイド層を形成する際、反応を阻害されることなくシリ
サイド反応が進行し、接着性のよいニッケルシリサイド
層を形成することができる。このため、電極との間の機
械的および電気的接続が良好になり、本製造方法を使用
して製造した半導体装置の信頼性向上、あるいは、量産
歩留まりの向上が達成されるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるパワーMOSトランジ
スタを示す要部拡大縦断面図である。
【図2】本実施例の製法における一工程を説明するため
の縦断面図である。
【図3】本発明の一実施例であるパワーMOSトランジ
スタを示す縦断面図である。
【図4】本発明の一実施例であるパワーMOSトランジ
スタを示す封止樹脂を取除いて示した平面図である。
【図5】ニッケル堆積時のウエハ温度と反応率との関係
を示すグラフである。
【図6】本発明の他の実施例であるMOS型半導体装置
の製造工程の一部を示す断面図である。
【図7】本発明の他の実施例であるMOS型半導体装置
の製造工程の他の一部を示す断面図である。
【図8】本発明の他の実施例であるMOS型半導体装置
の製造工程のさらに他の一部を示す断面図である。
【図9】本発明のさらに他の実施例であるスパッタリン
グ装置の断面図である。
【図10】本発明のさらに他の実施例である電子ビーム
蒸着装置の断面図である。
【符号の説明】
1 パワーMOSトランジスタ 2 ヘッダ 3、3a インナーリード 4、4a アウターリード 11 ペレット 12 半田層 13 ワイヤ 14 封止樹脂 20 シリコン基板 21 ゲート電極 22 ゲート酸化膜 23 ソース 24 ドレイン 25 絶縁膜 26 ゲート用コンタクトホール 27 ソース用コンタクトホール 28、29 アルミニウム配線 30 ゲート用コンタクト部 31 ソース用コンタクト部 32 金属電極 33 ニッケルシリサイド層 33a ニッケル膜 34 チタンからなる金属層 35 ニッケルからなる金属層 36 銀からなる金属層 40 フィールド酸化膜 41 サイドウォール 42 ニッケル膜 50 ベルジャ 51 ウエハホルダー 52 ホルダー支持柱 53 ターゲット 54 排気管 55 加熱装置 56 電気配線 57 加熱制御装置 58 ホルダー 59 ニッケル蒸着材 60 電子線発生装置 70 シリコンウエハ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西村 朝雄 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株式会社 日立製作所 半導体事業部内 (72)発明者 安藤 則夫 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株式会社 日立製作所 半導体事業部内 (72)発明者 藤井 裕二 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株式会社 日立製作所 半導体事業部内 (72)発明者 藤田 昌洋 東京都小平市上水本町五丁目20番1号 株式会社 日立製作所 半導体事業部内 (72)発明者 小林 芳久 東京都青梅市藤橋三丁目3番2号 日立 東京エレクトロニクス株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−252091(JP,A) 特開 平7−38104(JP,A) 特開 昭62−211916(JP,A) 特開 昭62−286236(JP,A) 特開 昭60−213058(JP,A) 特開 昭61−226922(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/28 301 H01L 21/336 H01L 29/78

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導体装置の製造方法であって、 シリコン基板の素子分離領域に酸化膜を形成する工程
    と、 素子形成領域に酸化膜を形成する工程と、 前記酸化膜上に不純物を含む多結晶シリコン膜を形成す
    る工程と、 前記酸化膜および多結晶シリコン膜をパターンニングし
    て、ゲート酸化膜およびゲート電極を形成する工程と、 前記ゲート電極およびその周囲の領域上に絶縁膜を形成
    し、ゲート電極の側面の前記絶縁膜を除いて前記絶縁膜
    を除去してサイドウォールを形成する工程と、 前記シリコン基板にn型不純物をイオン注入してソース
    およびドレインを形成する工程と、 前記ゲート電極、ソースおよびドレインを有するシリコ
    ン基板上に、前記基板温度を100〜300℃にしてニ
    ッケル膜を堆積する工程と、 前記ニッケル膜が形成された基板を窒素雰囲気中で30
    0〜450℃で加熱処理して、前記ゲート電極、ソース
    およびドレインにニッケルシリサイド層を形成する工程
    と、 を有する ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の半導体の製造方法にお
    いて、 前記ニッケル膜の堆積方法が、スパッタリング法または
    蒸着法からなる堆積方法である半導体装置の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の半導体の製造
    方法により製造された半導体装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、2または3に記載の半導体の
    製造方法により半導体装置を製造する半導体装置の製造
    装置。
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