JP3260041B2 - 超音波モータの駆動方法とその駆動回路 - Google Patents
超音波モータの駆動方法とその駆動回路Info
- Publication number
- JP3260041B2 JP3260041B2 JP16812094A JP16812094A JP3260041B2 JP 3260041 B2 JP3260041 B2 JP 3260041B2 JP 16812094 A JP16812094 A JP 16812094A JP 16812094 A JP16812094 A JP 16812094A JP 3260041 B2 JP3260041 B2 JP 3260041B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ultrasonic motor
- driving
- output
- voltage
- power
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧電体により励振され
た弾性振動を駆動力とする超音波モータの駆動方法とそ
の駆動回路に関するものである。
た弾性振動を駆動力とする超音波モータの駆動方法とそ
の駆動回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、圧電セラミック等の圧電体と金属
等の弾性基板を張り合わせて構成された振動体を交流電
圧で駆動して弾性振動を励振し、これを駆動力とする超
音波モータが注目されている。以下に、図面を参照しな
がら従来の超音波モータについて説明する。
等の弾性基板を張り合わせて構成された振動体を交流電
圧で駆動して弾性振動を励振し、これを駆動力とする超
音波モータが注目されている。以下に、図面を参照しな
がら従来の超音波モータについて説明する。
【0003】図4は従来の超音波モータの縦断面図であ
り、弾性基板1の一面に、圧電体2を貼り合わせて振動
体3を構成している。また前記弾性基板1の他方の面に
は、突起体1aが設置されている。4は弾性体、5は耐
摩耗性材料よりなる摩擦材であり、互いに貼り合わせて
移動体6を構成している。7は、外部に前記移動体6の
回転力を伝達する出力伝達軸であり、移動体6の回転を
安定に効率よく出力伝達軸7に伝達するために突起部7
aが設けられており、出力伝達部7bより外部に回転力を
取り出す。8は、出力伝達軸7の異常振動等を吸収補正
し、移動体6の回転を安定に効率よく出力伝達軸7に伝
えるために設置された摩擦係数の大きな弾性部材であ
る。9は振動体3の振動を阻害することなく振動体3を
支持する支持部材、10はベアリング、11は皿バネであ
る。12は加圧力調整手段であり、前記移動体6は、摩擦
材5を介して振動体3に皿バネ11により加圧接触させら
れている。13は超音波モータを支持するベース部であ
る。ベアリング10は、このベース部13に設置されてお
り、出力伝達軸7の位置規制を行っている。
り、弾性基板1の一面に、圧電体2を貼り合わせて振動
体3を構成している。また前記弾性基板1の他方の面に
は、突起体1aが設置されている。4は弾性体、5は耐
摩耗性材料よりなる摩擦材であり、互いに貼り合わせて
移動体6を構成している。7は、外部に前記移動体6の
回転力を伝達する出力伝達軸であり、移動体6の回転を
安定に効率よく出力伝達軸7に伝達するために突起部7
aが設けられており、出力伝達部7bより外部に回転力を
取り出す。8は、出力伝達軸7の異常振動等を吸収補正
し、移動体6の回転を安定に効率よく出力伝達軸7に伝
えるために設置された摩擦係数の大きな弾性部材であ
る。9は振動体3の振動を阻害することなく振動体3を
支持する支持部材、10はベアリング、11は皿バネであ
る。12は加圧力調整手段であり、前記移動体6は、摩擦
材5を介して振動体3に皿バネ11により加圧接触させら
れている。13は超音波モータを支持するベース部であ
る。ベアリング10は、このベース部13に設置されてお
り、出力伝達軸7の位置規制を行っている。
【0004】図5は前記図4に示す従来例の超音波モー
タにおける圧電体2の電極構造を示す平面図であり、振
動体3の周方向に4波の曲げ振動を励振するように構成
している。同図において、A0,B0は、それぞれ振動体
3上に励振される進行波の2分の1の波長相当の小領域
からなる駆動電極である。C0は振動体3上に励振され
る進行波の4分の1の波長相当の長さの電極、D0は励
振される進行波の4分の3の波長相当の長さの電極であ
る。したがって、駆動電極A0と駆動電極B0とは互い
に、位置的に進行波の4分の1波長(=90度)の位相差を
持つ。
タにおける圧電体2の電極構造を示す平面図であり、振
動体3の周方向に4波の曲げ振動を励振するように構成
している。同図において、A0,B0は、それぞれ振動体
3上に励振される進行波の2分の1の波長相当の小領域
からなる駆動電極である。C0は振動体3上に励振され
る進行波の4分の1の波長相当の長さの電極、D0は励
振される進行波の4分の3の波長相当の長さの電極であ
る。したがって、駆動電極A0と駆動電極B0とは互い
に、位置的に進行波の4分の1波長(=90度)の位相差を
持つ。
【0005】また、駆動電極A0,B0内の隣り合う2分
の1の波長相当の各小電極部は、厚みの方向に交互に反
対方向に分極されている。圧電体2の弾性基板1との接
着面は、図5に示された面と反対側の面であり、電極は
全面電極である。使用時には斜線で示したように、駆動
電極A0と駆動電極B0を構成する小領域は、それぞれ短
絡して用いられる。この駆動電極A0,B0に(数1),
(数2)で表されるような、時間的位相が90度異なる電圧
V1およびV2をそれぞれ印加すれば、振動体3には(数
3)で表される円周方向に進行する曲げ振動の進行波が
励振される。
の1の波長相当の各小電極部は、厚みの方向に交互に反
対方向に分極されている。圧電体2の弾性基板1との接
着面は、図5に示された面と反対側の面であり、電極は
全面電極である。使用時には斜線で示したように、駆動
電極A0と駆動電極B0を構成する小領域は、それぞれ短
絡して用いられる。この駆動電極A0,B0に(数1),
(数2)で表されるような、時間的位相が90度異なる電圧
V1およびV2をそれぞれ印加すれば、振動体3には(数
3)で表される円周方向に進行する曲げ振動の進行波が
励振される。
【0006】
【数1】V1=V0×sin(ωt)
【0007】
【数2】V2=V0×cos(ωt)
【0008】
【数3】 ξ=ξ0×{cos(ωt)×cos(kx)+sin(ωt)×sin(kt)} =ξ0cos(ωt−kx) ただし、V0は印加電圧の最大値、ωは印加電圧の角周
波数、tは時間、ξは曲げ振動の振幅値、ξ0は曲げ振
動の振幅の最大値、kは波数、xは位置を示す。
波数、tは時間、ξは曲げ振動の振幅値、ξ0は曲げ振
動の振幅の最大値、kは波数、xは位置を示す。
【0009】図6は図4の移動体6の動作状態を説明す
る原理図である。同図は、振動体3に進行波を励振する
ことによって、振動体3の表面の点は、長軸w,短軸u
の楕円運動をし、振動体3に加圧して設置された移動体
6は摩擦材5を介して、振動体3の表面の任意の点が描
く楕円の頂点A近傍で接触し、摩擦力により波の進行方
向(矢印a)とは逆方向(矢印b)に(数4)で表される速度
vで移動体6が運動する。
る原理図である。同図は、振動体3に進行波を励振する
ことによって、振動体3の表面の点は、長軸w,短軸u
の楕円運動をし、振動体3に加圧して設置された移動体
6は摩擦材5を介して、振動体3の表面の任意の点が描
く楕円の頂点A近傍で接触し、摩擦力により波の進行方
向(矢印a)とは逆方向(矢印b)に(数4)で表される速度
vで移動体6が運動する。
【0010】
【数4】v=ω×w 図7は振動体3の駆動端子からみた等価回路であり、電
気的容量(Ce)14,電気系−機械系変換トランス(変換係
数N)15,機械的弾性定数(Cm)16,質量(Lm)17,機械
的損失(Rm)18とで表される。圧電体2に電圧Vを印加
すると、その周波数,絶対値に応じた総電流(i)19が流
れる。この総電流(i)19は、圧電体2の電気的容量
(Ce)14に流れる電流である電気腕電流(ie)20と電気系
−機械系変換トランス15に流れる電流である機械腕電流
(im)21とからなる。この機械腕電流(im)21が、電気系
−機械系変換トランス15により(数5)で表される変位速
度vdに変換される。
気的容量(Ce)14,電気系−機械系変換トランス(変換係
数N)15,機械的弾性定数(Cm)16,質量(Lm)17,機械
的損失(Rm)18とで表される。圧電体2に電圧Vを印加
すると、その周波数,絶対値に応じた総電流(i)19が流
れる。この総電流(i)19は、圧電体2の電気的容量
(Ce)14に流れる電流である電気腕電流(ie)20と電気系
−機械系変換トランス15に流れる電流である機械腕電流
(im)21とからなる。この機械腕電流(im)21が、電気系
−機械系変換トランス15により(数5)で表される変位速
度vdに変換される。
【0011】
【数5】vd=dξ/dt したがって、総電流(i)19、あるいは機械腕電流(im)2
1によって、変位ξを求めることができる。
1によって、変位ξを求めることができる。
【0012】これらのことより移動体6の回転速度は、
振動体3の曲げ振動の振幅の瞬時値に比例し、曲げ振動
の振幅の瞬時値は振動体3を構成する圧電体2に流れる
機械腕電流(im)21に比例する。故に、圧電体2を流れ
る機械腕電流(im)21を検出することにより超音波モー
タの回転速度情報として利用できる。
振動体3の曲げ振動の振幅の瞬時値に比例し、曲げ振動
の振幅の瞬時値は振動体3を構成する圧電体2に流れる
機械腕電流(im)21に比例する。故に、圧電体2を流れ
る機械腕電流(im)21を検出することにより超音波モー
タの回転速度情報として利用できる。
【0013】図8は従来例の超音波モータの駆動回路で
ある。電圧制御発振器22から、超音波モータの目標回転
速度に対応する周波数を有するパルス信号が発生され
る。ここで、前記パルス信号は2分割され、一方は90度
位相器23を通り、電力増幅器24によってDC−DCコン
バータ25より供給される直流電力により電力増幅され
る。また、他方は電力増幅器26によって、DC−DCコ
ンバータ25より供給される直流電力により電力増幅され
る。
ある。電圧制御発振器22から、超音波モータの目標回転
速度に対応する周波数を有するパルス信号が発生され
る。ここで、前記パルス信号は2分割され、一方は90度
位相器23を通り、電力増幅器24によってDC−DCコン
バータ25より供給される直流電力により電力増幅され
る。また、他方は電力増幅器26によって、DC−DCコ
ンバータ25より供給される直流電力により電力増幅され
る。
【0014】さらに、電力増幅器24から発せられた信号
はコイル27を通って、圧電体2上の2組の駆動電極の一
方の駆動電極28に印加されるとともに、この駆動電極28
下の圧電体2の静電容量と等価な静電容量を有するキャ
パシタ29に印加される。同様に、電力増幅器26から発せ
られた信号は、コイル30を通って圧電体2上の2組の駆
動電極の他方の駆動電極31に印加されるとともに、この
駆動電極31下の圧電体2と等価な静電容量を有するキャ
パシタ32に印加される。
はコイル27を通って、圧電体2上の2組の駆動電極の一
方の駆動電極28に印加されるとともに、この駆動電極28
下の圧電体2の静電容量と等価な静電容量を有するキャ
パシタ29に印加される。同様に、電力増幅器26から発せ
られた信号は、コイル30を通って圧電体2上の2組の駆
動電極の他方の駆動電極31に印加されるとともに、この
駆動電極31下の圧電体2と等価な静電容量を有するキャ
パシタ32に印加される。
【0015】このとき、図4に示す振動体3上には周方
向に進行する曲げ振動が励振され、摩擦材5と振動体3
の突起体1aの間に作用する摩擦力により、移動体6が
曲げ振動の進行波の進行方向と逆向きに駆動される。ま
た、圧電体2には、前述したように、駆動電圧の周波
数、その絶対値に応じた総電流(i)19が流れ、この総電
流(i)19は抵抗33により電圧信号に変換され、減算器34
の一方の入力端子に印加される。また、キャパシタ29と
キャパシタ32にも印加電圧の絶対値およびその周波数に
応じた圧電体2上の2組の駆動電極28,31を流れる電気
腕電流(ie)20と等価な電流が流れ、それぞれを加え合
わせたものが抵抗35により電圧信号に変換され、減算器
34の他方の入力端子に印加される。
向に進行する曲げ振動が励振され、摩擦材5と振動体3
の突起体1aの間に作用する摩擦力により、移動体6が
曲げ振動の進行波の進行方向と逆向きに駆動される。ま
た、圧電体2には、前述したように、駆動電圧の周波
数、その絶対値に応じた総電流(i)19が流れ、この総電
流(i)19は抵抗33により電圧信号に変換され、減算器34
の一方の入力端子に印加される。また、キャパシタ29と
キャパシタ32にも印加電圧の絶対値およびその周波数に
応じた圧電体2上の2組の駆動電極28,31を流れる電気
腕電流(ie)20と等価な電流が流れ、それぞれを加え合
わせたものが抵抗35により電圧信号に変換され、減算器
34の他方の入力端子に印加される。
【0016】したがって、減算器34の出力は、圧電体2
を流れる総電流(i)19から圧電体2を流れる電気腕電流
(ie)20を差し引いた電流に比例した電圧信号、すなわ
ち2組の駆動電極28,31を流れる総機械腕電流に比例し
た電圧信号であり、前述したように、これは超音波モー
タの移動体の回転速度に比例したものである。この後、
減算器34の出力は整流器36により直流電圧に変換された
後、2分割され差動増幅器37とコンパレータ38の入力端
子に入力される。
を流れる総電流(i)19から圧電体2を流れる電気腕電流
(ie)20を差し引いた電流に比例した電圧信号、すなわ
ち2組の駆動電極28,31を流れる総機械腕電流に比例し
た電圧信号であり、前述したように、これは超音波モー
タの移動体の回転速度に比例したものである。この後、
減算器34の出力は整流器36により直流電圧に変換された
後、2分割され差動増幅器37とコンパレータ38の入力端
子に入力される。
【0017】差動増幅器37の他方の入力端子には速度設
定値39が入力されており、差動増幅器37は整流器36より
の入力と速度設定値39を比較して目標回転速度に対する
誤差訂正量を算出し、減算器40の一方の入力端子に出力
する。またコンパレータ38の他方の入力端子には、抵抗
41と抵抗42により電源電圧(Vcc)43を分圧した電圧値
(Vk)44が加えられている。
定値39が入力されており、差動増幅器37は整流器36より
の入力と速度設定値39を比較して目標回転速度に対する
誤差訂正量を算出し、減算器40の一方の入力端子に出力
する。またコンパレータ38の他方の入力端子には、抵抗
41と抵抗42により電源電圧(Vcc)43を分圧した電圧値
(Vk)44が加えられている。
【0018】図9は超音波モータの駆動周波数Fと回転
速度信号(機械腕電流等)Sの関係を示しており、この図
から判るように回転速度信号Sは、超音波モータが駆動
可能領域を超えると駆動可能領域内でフィードバックさ
れている回転速度信号よりも小さい信号となる。このこ
とより電圧値(Vk)44は、超音波モータが駆動可能領域
を超えたとき回転速度信号Sとしてフィードバックされ
る信号と駆動可能領域でフィードバックされる信号の最
小値のほぼ中間値に設定されており、超音波モータが駆
動可能領域を外れた場合には、コンパレータ38の出力は
ハイレベルとなる。コンパレータ38の出力は、減算器40
の他方の入力端子に入力されており、定常駆動時には差
動増幅器37の出力が減算器40の出力となるが、超音波モ
ータが過負荷等により駆動可能領域を超えた場合には、
コンパレータ38の出力がハイレベルとなるため、減算器
40の電圧出力は定常駆動状態に比較して小さくなる。
速度信号(機械腕電流等)Sの関係を示しており、この図
から判るように回転速度信号Sは、超音波モータが駆動
可能領域を超えると駆動可能領域内でフィードバックさ
れている回転速度信号よりも小さい信号となる。このこ
とより電圧値(Vk)44は、超音波モータが駆動可能領域
を超えたとき回転速度信号Sとしてフィードバックされ
る信号と駆動可能領域でフィードバックされる信号の最
小値のほぼ中間値に設定されており、超音波モータが駆
動可能領域を外れた場合には、コンパレータ38の出力は
ハイレベルとなる。コンパレータ38の出力は、減算器40
の他方の入力端子に入力されており、定常駆動時には差
動増幅器37の出力が減算器40の出力となるが、超音波モ
ータが過負荷等により駆動可能領域を超えた場合には、
コンパレータ38の出力がハイレベルとなるため、減算器
40の電圧出力は定常駆動状態に比較して小さくなる。
【0019】ここで電圧制御発振器22は、図10のように
印加電圧Vに対して発振周波数fは直線的に減少するよ
うに設定されており、超音波モータが駆動可能領域を超
える度に減算器40の出力が小さくなり、電圧制御発振器
22の発振周波数fは超音波モータの振動体3の共振周波
数より十分高い側に移行され、超音波モータは再起動さ
れる。
印加電圧Vに対して発振周波数fは直線的に減少するよ
うに設定されており、超音波モータが駆動可能領域を超
える度に減算器40の出力が小さくなり、電圧制御発振器
22の発振周波数fは超音波モータの振動体3の共振周波
数より十分高い側に移行され、超音波モータは再起動さ
れる。
【0020】図11は駆動周波数F,回転数n,超音波モ
ータへの供給電力Pの関係を表しており、×が駆動可能
限界点を表している。この図からわかるように、超音波
モータへ供給される電力Pにより駆動可能領域は異な
る。
ータへの供給電力Pの関係を表しており、×が駆動可能
限界点を表している。この図からわかるように、超音波
モータへ供給される電力Pにより駆動可能領域は異な
る。
【0021】また、図12は超音波モータの回転数nとト
ルクTの関係を示しており、直線は無制御時(a)の関係
を、曲線は制御時(b)の関係を表しており、この図の制
御時(b)の関係から判るように、回転力を取り出すため
には、超音波モータの負荷の増大に伴い、制御時(b)に
は無制御時(a)の無負荷回転数で、より大きな回転数n
の駆動状態に移行する必要がある。
ルクTの関係を示しており、直線は無制御時(a)の関係
を、曲線は制御時(b)の関係を表しており、この図の制
御時(b)の関係から判るように、回転力を取り出すため
には、超音波モータの負荷の増大に伴い、制御時(b)に
は無制御時(a)の無負荷回転数で、より大きな回転数n
の駆動状態に移行する必要がある。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図8の
超音波モータの駆動回路では低消費電力駆動を実現する
ために2つの電力増幅器24,26の直流電源であるDC−
DCコンバータ25の供給電力は、無負荷時における目標
最高回転数で駆動可能な最小供給電力となっており、こ
の供給電力による超音波モータの駆動領域には限界があ
り、負荷が増大した場合にこの供給電力により制限され
る以上に、駆動周波数を下げて回転力増大の方向に移行
することができず、必要とされる回転力を取り出すこと
が困難であるという課題を有していた。
超音波モータの駆動回路では低消費電力駆動を実現する
ために2つの電力増幅器24,26の直流電源であるDC−
DCコンバータ25の供給電力は、無負荷時における目標
最高回転数で駆動可能な最小供給電力となっており、こ
の供給電力による超音波モータの駆動領域には限界があ
り、負荷が増大した場合にこの供給電力により制限され
る以上に、駆動周波数を下げて回転力増大の方向に移行
することができず、必要とされる回転力を取り出すこと
が困難であるという課題を有していた。
【0023】また、駆動力を増大するためにDC−DC
コンバータの供給電力を初期より大きくした場合には、
駆動回路の消費電力が常に大きくなるという課題を有し
ていた。
コンバータの供給電力を初期より大きくした場合には、
駆動回路の消費電力が常に大きくなるという課題を有し
ていた。
【0024】本発明は、上記課題を解決し、超音波モー
タへの負荷が増大しても超音波モータの回転駆動がで
き、かつ低消費電力駆動が可能な超音波モータの駆動方
法とその駆動回路の提供を目的とするものである。
タへの負荷が増大しても超音波モータの回転駆動がで
き、かつ低消費電力駆動が可能な超音波モータの駆動方
法とその駆動回路の提供を目的とするものである。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、本発明の駆動方法を実施する駆動回路の
主要部は、超音波モータが駆動可能領域内で駆動されて
いるか、または駆動可能領域外となっているかを判断す
るコンパレータと、駆動可能領域内外の判断基準である
電圧値と、速度誤差信号よりコンパレータ出力を減算し
て超音波モータの振動体の共振周波数より十分高い側に
駆動周波数を移行させる減算器と、前記コンパレータ出
力がハイレベルになる度に、ある割合で出力パルスのデ
ューティ比が増加するパルス幅変調器と、このパルス幅
変調器よりの駆動パルスのデューティ比が大きくなると
それに応じて出力電力が増大するDC−DCコンバータ
よりなる。
成するために、本発明の駆動方法を実施する駆動回路の
主要部は、超音波モータが駆動可能領域内で駆動されて
いるか、または駆動可能領域外となっているかを判断す
るコンパレータと、駆動可能領域内外の判断基準である
電圧値と、速度誤差信号よりコンパレータ出力を減算し
て超音波モータの振動体の共振周波数より十分高い側に
駆動周波数を移行させる減算器と、前記コンパレータ出
力がハイレベルになる度に、ある割合で出力パルスのデ
ューティ比が増加するパルス幅変調器と、このパルス幅
変調器よりの駆動パルスのデューティ比が大きくなると
それに応じて出力電力が増大するDC−DCコンバータ
よりなる。
【0026】
【作用】本発明の駆動方法では、駆動初期状態において
は、パルス幅変調器の出力パルスのデューティ比は、D
C−DCコンバータの出力電力により超音波モータが無
負荷状態では目標最高回転数に到達できるように設定さ
れている。超音波モータへの負荷の増大にともない駆動
回路は、超音波モータの回転力を増大させるために駆動
周波数を下げ、超音波モータの回転力が増大する方向に
動作する。
は、パルス幅変調器の出力パルスのデューティ比は、D
C−DCコンバータの出力電力により超音波モータが無
負荷状態では目標最高回転数に到達できるように設定さ
れている。超音波モータへの負荷の増大にともない駆動
回路は、超音波モータの回転力を増大させるために駆動
周波数を下げ、超音波モータの回転力が増大する方向に
動作する。
【0027】ここで、DC−DCコンバータよりの供給
電力が超音波モータを駆動するのに必要とされる電力よ
り小さい場合には、必要とされる回転力に到達する前に
超音波モータは停止状態となり、超音波モータの回転速
度信号より得られる直流電圧値が、駆動可能領域外の判
断基準である電圧値より小さくなることにより、コンパ
レータの出力はハイレベルとなり、この出力により電圧
制御発振器の発振周波数は超音波モータの振動体の共振
周波数より十分高い側に移行され超音波モータは再起動
されるとともに、パルス幅変調器の出力パルスのデュー
ティ比もある割合で増加させられ、DC−DCコンバー
タより超音波モータに供給される電力もこのデューティ
比の増加に応じて増大する。
電力が超音波モータを駆動するのに必要とされる電力よ
り小さい場合には、必要とされる回転力に到達する前に
超音波モータは停止状態となり、超音波モータの回転速
度信号より得られる直流電圧値が、駆動可能領域外の判
断基準である電圧値より小さくなることにより、コンパ
レータの出力はハイレベルとなり、この出力により電圧
制御発振器の発振周波数は超音波モータの振動体の共振
周波数より十分高い側に移行され超音波モータは再起動
されるとともに、パルス幅変調器の出力パルスのデュー
ティ比もある割合で増加させられ、DC−DCコンバー
タより超音波モータに供給される電力もこのデューティ
比の増加に応じて増大する。
【0028】この動作を繰り返すことにより、必要とさ
れる回転力を超音波モータより取り出すことができると
ともに、低消費電力駆動が可能な超音波モータの駆動方
法と駆動回路を提供することができる。
れる回転力を超音波モータより取り出すことができると
ともに、低消費電力駆動が可能な超音波モータの駆動方
法と駆動回路を提供することができる。
【0029】
【実施例】図1は本発明方法を実施するための超音波モ
ータの駆動回路のブロック図である。この駆動回路の構
成は、電圧制御発振器22の交流出力が2分割され、一方
は直接、電力増幅器26に、他方は90度位相器23により90
度移相して電力増幅器24に入力されるように接続されて
いる。電力増幅器26の電力供給端子49にはDC−DCコ
ンバータ48の出力端子が接続されており、電力増幅器26
の出力はコイル30を介して圧電体2上に設けられた駆動
電極31に印加されるとともに、この駆動電極31下の圧電
体2の静電容量と等価な静電容量を有するキャパシタ32
に印加されるように接続される。
ータの駆動回路のブロック図である。この駆動回路の構
成は、電圧制御発振器22の交流出力が2分割され、一方
は直接、電力増幅器26に、他方は90度位相器23により90
度移相して電力増幅器24に入力されるように接続されて
いる。電力増幅器26の電力供給端子49にはDC−DCコ
ンバータ48の出力端子が接続されており、電力増幅器26
の出力はコイル30を介して圧電体2上に設けられた駆動
電極31に印加されるとともに、この駆動電極31下の圧電
体2の静電容量と等価な静電容量を有するキャパシタ32
に印加されるように接続される。
【0030】電力増幅器24の電力供給端子50にはDC−
DCコンバータ48の出力端子が接続されており、電力増
幅器24の出力はコイル27を介して圧電体2上に設けられ
た駆動電極28に印加されるとともに、この駆動電極28下
の圧電体2の静電容量と等価な静電容量を有するキャパ
シタ29に印加されるように接続される。そして、キャパ
シタ32とキャパシタ29の出力側は、それぞれ抵抗35の一
端に接続され、抵抗35の他端は接地されている。また、
圧電体2には抵抗33が接続されており、抵抗33の他端は
接地されている。
DCコンバータ48の出力端子が接続されており、電力増
幅器24の出力はコイル27を介して圧電体2上に設けられ
た駆動電極28に印加されるとともに、この駆動電極28下
の圧電体2の静電容量と等価な静電容量を有するキャパ
シタ29に印加されるように接続される。そして、キャパ
シタ32とキャパシタ29の出力側は、それぞれ抵抗35の一
端に接続され、抵抗35の他端は接地されている。また、
圧電体2には抵抗33が接続されており、抵抗33の他端は
接地されている。
【0031】ここで、抵抗35と抵抗33の抵抗値は互いに
等しく設定されている。抵抗35のキャパシタ32およびキ
ャパシタ29に接続されている側、および抵抗33の圧電体
2に接続されている側は、減算器34の入力端子にそれぞ
れ接続されており、減算器34の出力は整流器36に入力さ
れるように接続されている。整流器36の出力は2分割さ
れ、一方は差動増幅器37の入力端子に、他方はコンパレ
ータ45の入力端子にそれぞれ入力されるように接続され
ている。差動増幅器37の他方の入力端子には、速度設定
値39が接続されており、差動増幅器37の出力端子は減算
器46の入力端子に接続されている。
等しく設定されている。抵抗35のキャパシタ32およびキ
ャパシタ29に接続されている側、および抵抗33の圧電体
2に接続されている側は、減算器34の入力端子にそれぞ
れ接続されており、減算器34の出力は整流器36に入力さ
れるように接続されている。整流器36の出力は2分割さ
れ、一方は差動増幅器37の入力端子に、他方はコンパレ
ータ45の入力端子にそれぞれ入力されるように接続され
ている。差動増幅器37の他方の入力端子には、速度設定
値39が接続されており、差動増幅器37の出力端子は減算
器46の入力端子に接続されている。
【0032】また、コンパレータ45の他方の入力端子に
は電源電圧(Vcc)43を抵抗42と抵抗41で分圧した電圧値
(Vk)44が印加されるように接続されており、コンパレ
ータ45の出力は2分割され、一方はパルス幅変調器47の
カウンタの入力端子に、他方は減算器46の他方の入力端
子にそれぞれ入力されるように接続されており、減算器
46の出力は電圧制御発振器22の周波数制御端子に入力さ
れるように接続されている。またパルス幅変調器47の出
力は、DC−DCコンバータ48の電力制御端子に入力さ
れるように接続されている。
は電源電圧(Vcc)43を抵抗42と抵抗41で分圧した電圧値
(Vk)44が印加されるように接続されており、コンパレ
ータ45の出力は2分割され、一方はパルス幅変調器47の
カウンタの入力端子に、他方は減算器46の他方の入力端
子にそれぞれ入力されるように接続されており、減算器
46の出力は電圧制御発振器22の周波数制御端子に入力さ
れるように接続されている。またパルス幅変調器47の出
力は、DC−DCコンバータ48の電力制御端子に入力さ
れるように接続されている。
【0033】以上のように構成された超音波モータの駆
動回路を用いた駆動方法の動作を説明する。
動回路を用いた駆動方法の動作を説明する。
【0034】電圧制御発振器22から、超音波モータの目
標回転速度に対応する周波数のパルス信号が発生され
る。ここで前記パルス信号は2分割され、一方は90度位
相器23を通り、電力増幅器24によってDC−DCコンバ
ータ48から電力供給端子50を介して供給される直流電力
に応じて超音波モータを駆動するのに必要な電力を有す
る信号に増幅される。また、他方は電力増幅器26によっ
て、DC−DCコンバータ48から電力供給端子49を介し
て供給される直流電力により、超音波モータを駆動する
のに必要な電力を有する信号に増幅される。
標回転速度に対応する周波数のパルス信号が発生され
る。ここで前記パルス信号は2分割され、一方は90度位
相器23を通り、電力増幅器24によってDC−DCコンバ
ータ48から電力供給端子50を介して供給される直流電力
に応じて超音波モータを駆動するのに必要な電力を有す
る信号に増幅される。また、他方は電力増幅器26によっ
て、DC−DCコンバータ48から電力供給端子49を介し
て供給される直流電力により、超音波モータを駆動する
のに必要な電力を有する信号に増幅される。
【0035】駆動初期時において、DC−DCコンバー
タ48より電力増幅器26,24に供給される電力は、超音波
モータを無負荷時に目標最高回転数で駆動することが可
能な最小電力である。また、電力増幅器26から発せられ
た駆動電圧は、コイル30を通って圧電体2上に設けられ
た駆動電極31に印加されるとともに、この駆動電極31下
の圧電体2の静電容量と等価な静電容量を有するキャパ
シタ32に印加される。同様に電力増幅器24から発せられ
た駆動電圧は、コイル27を通って圧電体2上に設けられ
た他方の駆動電極28に印加されるとともに、この駆動電
極28下の静電容量と等価な静電容量を有するキャパシタ
29に印加される。
タ48より電力増幅器26,24に供給される電力は、超音波
モータを無負荷時に目標最高回転数で駆動することが可
能な最小電力である。また、電力増幅器26から発せられ
た駆動電圧は、コイル30を通って圧電体2上に設けられ
た駆動電極31に印加されるとともに、この駆動電極31下
の圧電体2の静電容量と等価な静電容量を有するキャパ
シタ32に印加される。同様に電力増幅器24から発せられ
た駆動電圧は、コイル27を通って圧電体2上に設けられ
た他方の駆動電極28に印加されるとともに、この駆動電
極28下の静電容量と等価な静電容量を有するキャパシタ
29に印加される。
【0036】このとき、圧電体2の2組の駆動電極には
印加された電圧の絶対値、および周波数に応じた総電流
(i)19(図7参照)が流れ、抵抗33によりこの総電流(i)
19は電圧信号に変換され、減算器34の一方の入力端子に
入力される。また、キャパシタ32とキャパシタ29にも印
加電圧の絶対値、およびその周波数に応じた圧電体2上
の2組の駆動電極28,31を流れる電気腕電流(ie)20(図
7参照)と等価な電流が流れ、それぞれを加え合わせた
ものが抵抗35により電圧信号に変換され、減算器34の他
方の入力端子に入力される。
印加された電圧の絶対値、および周波数に応じた総電流
(i)19(図7参照)が流れ、抵抗33によりこの総電流(i)
19は電圧信号に変換され、減算器34の一方の入力端子に
入力される。また、キャパシタ32とキャパシタ29にも印
加電圧の絶対値、およびその周波数に応じた圧電体2上
の2組の駆動電極28,31を流れる電気腕電流(ie)20(図
7参照)と等価な電流が流れ、それぞれを加え合わせた
ものが抵抗35により電圧信号に変換され、減算器34の他
方の入力端子に入力される。
【0037】減算器34の出力は、圧電体2を流れる総電
流(i)19より得られる電圧値から、圧電体2を流れる電
気腕電流(ie)20と等価な電流より得られる電圧値を差
し引いたもので、これは圧電体2を流れる総機械腕電流
に比例した電圧値であり、これは超音波モータの回転速
度に比例した信号である。減算器34の出力は、整流器36
により整流され直流電圧信号に変換され2分割後、一方
は差動増幅器37に印加され速度設定値39と比較処理さ
れ、回転速度誤差信号が減算器46の一方の入力端子に供
給される。
流(i)19より得られる電圧値から、圧電体2を流れる電
気腕電流(ie)20と等価な電流より得られる電圧値を差
し引いたもので、これは圧電体2を流れる総機械腕電流
に比例した電圧値であり、これは超音波モータの回転速
度に比例した信号である。減算器34の出力は、整流器36
により整流され直流電圧信号に変換され2分割後、一方
は差動増幅器37に印加され速度設定値39と比較処理さ
れ、回転速度誤差信号が減算器46の一方の入力端子に供
給される。
【0038】また整流器36より出力された他方の信号
は、コンパレータ45の一方の入力端子に印加される。コ
ンパレータ45の他方の入力端子には、電源電圧(Vcc)43
を抵抗42と抵抗41で分圧した電圧値(Vk)44が印加され
ており、電圧値(Vk)44は、前記図9に示されているよ
うに、超音波モータが駆動可能領域を超えた場合に、超
音波モータよりフィードバックされる回転速度信号の電
圧値と駆動可能領域内の最小電圧値のほぼ中間値に設定
されている。
は、コンパレータ45の一方の入力端子に印加される。コ
ンパレータ45の他方の入力端子には、電源電圧(Vcc)43
を抵抗42と抵抗41で分圧した電圧値(Vk)44が印加され
ており、電圧値(Vk)44は、前記図9に示されているよ
うに、超音波モータが駆動可能領域を超えた場合に、超
音波モータよりフィードバックされる回転速度信号の電
圧値と駆動可能領域内の最小電圧値のほぼ中間値に設定
されている。
【0039】ここで、例えば超音波モータに過負荷等が
かかり、駆動周波数がDC−DCコンバータ48より供給
されている電力で駆動可能な領域を外れた場合には、コ
ンパレータ45の出力レベルがハイレベルとなり、減算器
46は出力電圧を小さくする。これにより、電圧制御発振
器22の発振周波数は超音波モータの振動体3の共振周波
数より十分高い周波数で発振し始め、これにより超音波
モータを再起動することが可能となる。
かかり、駆動周波数がDC−DCコンバータ48より供給
されている電力で駆動可能な領域を外れた場合には、コ
ンパレータ45の出力レベルがハイレベルとなり、減算器
46は出力電圧を小さくする。これにより、電圧制御発振
器22の発振周波数は超音波モータの振動体3の共振周波
数より十分高い周波数で発振し始め、これにより超音波
モータを再起動することが可能となる。
【0040】また、コンパレータ45の出力はパルス幅変
調器47のカウンタにより立ち上がりエッジをカウントさ
れており、パルス幅変調器47の出力パルスはカウンタの
値Cに比例した図2のようなデューティ比Dを有するパ
ルスを出力する。また、DC−DCコンバータ48の出力
は、電力制御端子に印加されるパルスのデューティ比D
の増加に応じて、図3のように電力Pを供給できるよう
に構成されており、また超音波モータは、供給される電
力により駆動可能領域が先に示した図11のようになって
いる。
調器47のカウンタにより立ち上がりエッジをカウントさ
れており、パルス幅変調器47の出力パルスはカウンタの
値Cに比例した図2のようなデューティ比Dを有するパ
ルスを出力する。また、DC−DCコンバータ48の出力
は、電力制御端子に印加されるパルスのデューティ比D
の増加に応じて、図3のように電力Pを供給できるよう
に構成されており、また超音波モータは、供給される電
力により駆動可能領域が先に示した図11のようになって
いる。
【0041】これらにより負荷が大きくなり超音波モー
タが最大駆動可能点を超える度に、超音波モータを再起
動状態とするとともにDC−DCコンバータ48より超音
波モータに供給される電力を増大させることにより、最
小電力で必要とされる回転力を超音波モータより取り出
すことが可能となる。
タが最大駆動可能点を超える度に、超音波モータを再起
動状態とするとともにDC−DCコンバータ48より超音
波モータに供給される電力を増大させることにより、最
小電力で必要とされる回転力を超音波モータより取り出
すことが可能となる。
【0042】以上のように本発明の超音波モータの駆動
方法とその駆動回路によって、その時点での供給電力で
駆動可能な領域を超えた場合、駆動周波数を超音波モー
タの振動体の共振周波数より十分高い側に持っていくこ
とにより、超音波モータを再起動状態にするとともに、
また超音波モータへの供給電力を駆動可能領域を超える
度にあるステップで増大させることにより、低消費電力
でかつ必要な回転力を超音波モータより取り出すことが
可能となる。
方法とその駆動回路によって、その時点での供給電力で
駆動可能な領域を超えた場合、駆動周波数を超音波モー
タの振動体の共振周波数より十分高い側に持っていくこ
とにより、超音波モータを再起動状態にするとともに、
また超音波モータへの供給電力を駆動可能領域を超える
度にあるステップで増大させることにより、低消費電力
でかつ必要な回転力を超音波モータより取り出すことが
可能となる。
【0043】なお、上記実施例ではDC−DCコンバー
タの駆動パルスのデューティ比により超音波モータへの
電力供給を調整しているが、例えば駆動パルスのデュー
ティ比一定でその周波数を変える等により、電力供給を
調整する場合にも有効であることは勿論である。
タの駆動パルスのデューティ比により超音波モータへの
電力供給を調整しているが、例えば駆動パルスのデュー
ティ比一定でその周波数を変える等により、電力供給を
調整する場合にも有効であることは勿論である。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の超音波モ
ータの駆動方法とその駆動回路によって、全駆動領域で
低消費電力駆動が可能でかつ必要な回転力を超音波モー
タより取り出すことが可能である。
ータの駆動方法とその駆動回路によって、全駆動領域で
低消費電力駆動が可能でかつ必要な回転力を超音波モー
タより取り出すことが可能である。
【図1】本発明の超音波モータの駆動方法を実施するた
めの駆動回路のブロック図である。
めの駆動回路のブロック図である。
【図2】図1のパルス幅変調器のカウンタの値と出力パ
ルスのデューティ比の関係図である。
ルスのデューティ比の関係図である。
【図3】図1のDC−DCコンバータの駆動パルスのデ
ューティ比と供給電力の関係図である。
ューティ比と供給電力の関係図である。
【図4】従来例における超音波モータの縦断面図であ
る。
る。
【図5】従来例における超音波モータにおける圧電体の
電極構造を示す平面図である。
電極構造を示す平面図である。
【図6】従来例における超音波モータの動作状態を説明
する原理図である。
する原理図である。
【図7】従来例における振動体の駆動端子からみた等価
回路図である。
回路図である。
【図8】従来例における超音波モータの駆動回路図であ
る。
る。
【図9】超音波モータの駆動可能領域の最小回転速度信
号と駆動領域外の回転速度信号の関係図である。
号と駆動領域外の回転速度信号の関係図である。
【図10】電圧制御発振器の特性図である。
【図11】超音波モータへの供給電力と駆動限界点の関
係図である。
係図である。
【図12】超音波モータの回転数とトルクの関係図であ
る。
る。
22…電圧制御発振器、 23…90度位相器、 24,26…電
力増幅器、 27,30…コイル、 28,31…駆動電極、
29,32…キャパシタ、 33,35,41,42…抵抗、34,46
…減算器、 36…整流器、 37…差動増幅器、 39…速
度設定値、 43…電源電圧(Vcc)、 44…分圧電圧(V
k)、 45…コンパレータ、 47…パルス幅変調器、 48
…DC−DCコンバータ、 49,50…電力供給端子。
力増幅器、 27,30…コイル、 28,31…駆動電極、
29,32…キャパシタ、 33,35,41,42…抵抗、34,46
…減算器、 36…整流器、 37…差動増幅器、 39…速
度設定値、 43…電源電圧(Vcc)、 44…分圧電圧(V
k)、 45…コンパレータ、 47…パルス幅変調器、 48
…DC−DCコンバータ、 49,50…電力供給端子。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西倉 孝弘 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 川▲崎▼ 修 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 武田 克 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 今田 勝巳 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−178774(JP,A) 特開 平1−107681(JP,A) 特開 平6−153540(JP,A) 特開 平5−184171(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02N 2/00
Claims (3)
- 【請求項1】 圧電体を交流電圧で駆動し、前記圧電体
と弾性体とから構成される振動体に弾性進行波を励振す
ることにより、前記振動体上に接触して設置された移動
体を移動させる超音波モータの駆動方法において、 駆動初期時には無負荷状態で目標最高回転数に到達可能
な最小電力を供給するとともに、駆動可能最大点を超え
る度に前記超音波モータの振動体の共振点より十分高い
周波数側から駆動周波数を移行するとともに、前記超音
波モータへの供給電力をあるステップ幅で増大させるこ
とを特徴とする超音波モータの駆動方法。 - 【請求項2】 超音波モータへの供給電力増大方法とし
て、昇圧型DC−DCコンバータの駆動パルスのデュー
ティ比を増加させることを特徴とする請求項1記載の超
音波モータの駆動方法。 - 【請求項3】 圧電体を交流電圧で駆動し、前記圧電体
と弾性体とから構成される振動体に弾性進行波を励振す
ることにより、前記振動体上に接触して設置された移動
体を移動させる超音波モータの駆動回路において、 超音波モータが駆動可能領域内で駆動されているか駆動
可能領域外となっているかを判断するコンパレータと、
駆動可能領域内外の判断基準である電圧値と、速度誤差
信号より前記コンパレータの出力を減算して超音波モー
タの振動体の共振周波数より十分高い側に駆動周波数を
移行させる減算器と、前記コンパレータの出力がハイレ
ベルになる度に、ある割合で出力パルスのデューティ比
が増加するパルス幅変調器と、前記パルス幅変調器より
の駆動パルスのデューティ比が大きくなるとそれに応じ
て出力電力が増大するDC−DCコンバータを有するこ
とを特徴とする超音波モータの駆動回路。
Priority Applications (7)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16812094A JP3260041B2 (ja) | 1994-07-20 | 1994-07-20 | 超音波モータの駆動方法とその駆動回路 |
| US08/503,512 US5644199A (en) | 1994-07-20 | 1995-07-18 | Method for driving an ultrasonic motor |
| DE69516908T DE69516908T2 (de) | 1994-07-20 | 1995-07-19 | Antriebsverfahren für einen Ultraschallmotor |
| EP95111336A EP0693821B1 (en) | 1994-07-20 | 1995-07-19 | A method for driving an ultrasonic motor |
| EP97118035A EP0831540B1 (en) | 1994-07-20 | 1995-07-19 | A method for driving an ultrasonic motor |
| DE69506187T DE69506187T2 (de) | 1994-07-20 | 1995-07-19 | Antriebsverfahren für einen Ultraschallmotor |
| KR1019950021837A KR100228610B1 (ko) | 1994-07-20 | 1995-07-20 | 초음파 모터를 구동하는 방법 및 초음파 모터용 구동 회로 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16812094A JP3260041B2 (ja) | 1994-07-20 | 1994-07-20 | 超音波モータの駆動方法とその駆動回路 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0833366A JPH0833366A (ja) | 1996-02-02 |
| JP3260041B2 true JP3260041B2 (ja) | 2002-02-25 |
Family
ID=15862227
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16812094A Expired - Fee Related JP3260041B2 (ja) | 1994-07-20 | 1994-07-20 | 超音波モータの駆動方法とその駆動回路 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3260041B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19825210C2 (de) * | 1998-04-23 | 2003-09-25 | Gsg Elektronik Gmbh | Schaltungsanordnung zur dynamischen Ansteuerung von keramischen Festkörperaktoren |
| JP4882279B2 (ja) * | 2005-05-26 | 2012-02-22 | 株式会社ニコン | 振動波モータ |
| JP5874462B2 (ja) * | 2012-03-16 | 2016-03-02 | 株式会社ニコン | 振動アクチュエータの駆動装置、レンズ鏡筒 |
| CN113001003B (zh) * | 2021-04-16 | 2022-06-14 | 东莞声索电子有限公司 | 一种超声波电源非线性输出功率装置 |
-
1994
- 1994-07-20 JP JP16812094A patent/JP3260041B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0833366A (ja) | 1996-02-02 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP0693821B1 (en) | A method for driving an ultrasonic motor | |
| US5130619A (en) | Drive control apparatus for an ultrasonic motor | |
| US4888514A (en) | Driving apparatus for ultrasonic motor | |
| CA1190953A (en) | Piezoelectric motor | |
| EP0602635B1 (en) | A method and an apparatus for controlling a moving velocity of an ultrasonic motor | |
| JP3260041B2 (ja) | 超音波モータの駆動方法とその駆動回路 | |
| JPH09163765A (ja) | 超音波モータの駆動方法およびその駆動回路 | |
| US5859490A (en) | Vibration actuator and driving apparatus | |
| JP2558709B2 (ja) | 超音波モ−タ駆動装置 | |
| JPH07123750A (ja) | 超音波モータの駆動回路 | |
| JP2794692B2 (ja) | 超音波モータの駆動回路 | |
| JP2506895B2 (ja) | 超音波モ―タの制御装置 | |
| JP3263245B2 (ja) | 超音波モータの速度信号調整方法および速度制御回路 | |
| JP2574293B2 (ja) | 超音波モ−タの駆動方法 | |
| JPH07131986A (ja) | 超音波モータの駆動方法 | |
| JPH06121554A (ja) | 超音波モータ | |
| JP2636280B2 (ja) | 超音波モータの駆動法 | |
| JP2563351B2 (ja) | 超音波モ−タ駆動方法 | |
| JP3618930B2 (ja) | 振動波モータの駆動制御装置および振動波モータを駆動源とする装置 | |
| JP2543106B2 (ja) | 超音波モ―タ駆動装置 | |
| JPH0847269A (ja) | 超音波モータの駆動方法 | |
| JPH09163764A (ja) | 超音波モータの駆動方法およびその駆動回路 | |
| JP3141525B2 (ja) | 超音波モータの駆動制御方法 | |
| JP2532516B2 (ja) | 超音波モ―タの駆動装置 | |
| JP2506896B2 (ja) | 超音波モ―タ駆動装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071214 Year of fee payment: 6 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081214 Year of fee payment: 7 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |