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JP3248995B2 - ディーゼルエンジン用排気浄化装置 - Google Patents

ディーゼルエンジン用排気浄化装置

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Publication number
JP3248995B2
JP3248995B2 JP22118893A JP22118893A JP3248995B2 JP 3248995 B2 JP3248995 B2 JP 3248995B2 JP 22118893 A JP22118893 A JP 22118893A JP 22118893 A JP22118893 A JP 22118893A JP 3248995 B2 JP3248995 B2 JP 3248995B2
Authority
JP
Japan
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temperature
catalyst
supply
diesel engine
sensor
Prior art date
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Application number
JP22118893A
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English (en)
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JPH0777032A (ja
Inventor
重樹 大道
猪頭  敏彦
清則 関口
義通 伊藤
信也 広田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Soken Inc
Original Assignee
Nippon Soken Inc
Toyota Motor Corp
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Publication date
Application filed by Nippon Soken Inc, Toyota Motor Corp filed Critical Nippon Soken Inc
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Application granted granted Critical
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Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B3/00Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
    • F02B3/06Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition

Landscapes

  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ディーゼルエンジン用
の排気浄化装置に係り、特に、排気に含まれている窒素
酸化物(NOx)を触媒によって浄化する装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】特開平4−175416号公報には、ゼ
オライトに遷移金属或いは貴金属を担持させた触媒(以
下これを「ゼオライト系触媒」という)によって内燃機
関の排気中に含まれるNOxを還元する排気浄化装置に
おいて、ゼオライト系触媒のNOx浄化率が触媒温度に
よって変化するだけでなく、触媒温度が上昇しつつある
過渡的状態において、触媒温度が一定の場合に比して触
媒がより高いNOx浄化率をもたらすという性質がある
ことを見いだし、その性質を利用してゼオライト系触媒
のNOx浄化率を高めるために、触媒が活性を示す触媒
温度の範囲内で、まず触媒を何らかの手段によって冷却
させ、次にその冷却を停止して昇温させるという冷却・
昇温サイクル制御を繰り返して実行させる発明(第1の
従来技術)が開示されている。
【0003】第1の従来技術においては、触媒温度の冷
却・昇温サイクル制御を繰り返して実行させるための触
媒の冷却手段として、ゼオライト系触媒にバイパス通路
を設けて内燃機関の排気を触媒に流したり或いは切り替
えて排気をバイパス通路に流したりするもの、ゼオライ
ト系触媒をペレット状のものとすると共に、それを冷却
チャンバへ循環的に移動させて順次冷却するもの、ゼオ
ライト系触媒の上流側へエアポンプによって二次空気を
断続的に供給して触媒を冷却するもの、複数個のゼオラ
イト系触媒を並列に設けて、排気をそれらの触媒に交互
に供給することにより供給しない側の触媒を冷却するも
の、等が実施例として示されている。
【0004】なお、第1の従来技術のように触媒の温度
をサイクル的に低下・上昇させることによって触媒のN
Ox浄化率を改善しようとするものではないが、特開平
4−214919号公報には、NOx浄化のための後処
理触媒としてゼオライト系触媒を使用する場合に、還元
剤としての燃料のような炭化水素(HC)を触媒の上流
側の排気通路へ供給すると、HCの酸化による発熱によ
ってゼオライト系触媒の温度が上昇するということ(第
2の従来技術)が記載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】特開平4−17541
6号公報に記載された第1の従来技術をディーゼルエン
ジンに適用する場合に考えられる問題は、一般にディー
ゼルエンジンの排気の温度はガソリンエンジンに比べて
低いのが通例であるから、第1の従来技術のようにゼオ
ライト系還元触媒の触媒温度の冷却・昇温サイクル制御
を実行する際に、触媒の冷却が過度になる可能性があ
り、それによって触媒の温度が所謂温度ウインドウ、即
ち、触媒が活性を維持し得る温度範囲の下限を越えて低
下することにより、触媒のNOx浄化率が極端に低下し
てしまう恐れがあることである。
【0006】本発明は、ゼオライト系触媒のようなNO
x還元用触媒によってディーゼルエンジンのNOx浄化
を行う場合に懸念されるこの問題をきわめて簡単な手段
によって解消し、ディーゼルエンジンにおいてもNOx
還元用触媒の温度過渡特性を利用して、高いNOx浄化
率をあげると共に、ディーゼルエンジンの優れた燃費率
がその手段の実施によって悪化することがないようする
ことを発明の目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】ディーゼルエンジンの場
合は、ガソリンエンジンに比べて排気の中に残留してい
るHCが少ないので、ゼオライト系の還元触媒によって
NOxを浄化するためには、還元剤として燃料のような
HCを触媒の上流側の排気通路へ強制的に供給する必要
がある。しかし、ディーゼルエンジンの排気通路に設け
られたゼオライト系触媒の上流側にHCを定常的に供給
して触媒温度を一定の高さに保持しようとする場合、そ
れによってディーゼルエンジンの優れた燃費率が多少と
も悪化することは言うまでもないことであり、そればか
りではなく、前述の第1の従来技術の複数の発明者のう
ちの一人を含む本発明者らの実験によれば、HCを定常
的に供給して一定温度を保持した場合には、NOx浄化
率が必ずしも十分に改善されないことが判った。
【0008】そこで、本発明者等は実験によって、ゼオ
ライト系触媒にHCを供給してその触媒温度を触媒活性
下限温度から上限温度に向かって上昇させる場合に、温
度上昇速度が20°C/min以上の急勾配であって、
しかもHC供給前と供給後の温度差が10°C以上とな
った状態で更にHCが供給されていると、そのときに供
給されたのと同じ量のHCが平均されて定常的に供給さ
れた場合よりも、確実に高いNOx浄化率pが得られる
ことを見出した。
【0009】本発明は、この実験結果を積極的に利用す
ることによってなされたもので、前記の課題を解決する
ための手段として、ディーゼルエンジンの排気通路に設
けられたNOx還元用触媒と、前記触媒の上流側の前記
排気通路に設けられたHC供給装置と、前記触媒の温度
を検出する温度センサと、前記ディーゼルエンジンの運
転状態を検出する少なくとも1個のセンサと、前記温度
センサ及び前記運転状態を検出するセンサが出力する信
号を受けて作動する制御回路とを有し、該制御回路が触
媒活性下限温度においてHC供給を開始させる信号を発
生する一方、上限設定温度においてHC供給を停止させ
る信号を発生することによって、前記HC供給装置が前
記触媒に対してHCを断続的に供給するように設定され
ていることを特徴とするディーゼルエンジン用排気浄化
装置を提供する。
【0010】
【作用】触媒の温度を検出する温度センサが出力する信
号によって、触媒温度が触媒活性下限温度から上限設定
温度までの範囲のような所定の温度域内にあり、しかも
ディーゼルエンジンの運転状態を検出するセンサが出力
する信号によって、触媒にHCを供給してもよい状態に
あると制御回路が判断したとき、制御回路は供給装置に
HC供給信号を発する。それによって制御回路は触媒の
上流側の排気通路にHCを噴射し、噴射されたHCはデ
ィーゼルエンジンの排気に混入して触媒に供給される。
触媒はHCの供給を受けることによって排気中のNOx
を還元して浄化すると共に、HCの酸化反応によって発
生する熱によって温度上昇するが、触媒の昇温過渡特性
によって触媒のNOx浄化率が向上し、HCを定常的に
供給する場合よりも効率よくNOxを還元して浄化する
ことが可能になる。
【0011】短時間のHCの供給が行われた後で、温度
センサが出力する信号によって、触媒温度が上限設定温
度に達したことを制御回路が感知したときHC供給信号
は停止され、供給装置から触媒に対するHCの供給が中
断する。そして例えば触媒活性下限温度に達するまで触
媒温度の降下が行われ、再びHCを供給して触媒温度を
上昇させるというHC供給装置ON−OFF制御が行わ
れる。このようにHCを触媒に対して断続的に供給する
ことによって、触媒の昇温過渡特性を活用することがで
き、しかもHCの消費を抑えることができる。
【0012】
【実施例】図1に本発明の実施例装置の概略を示す。1
は図示しないディーゼルエンジンの排気通路に接続され
る排気管であって、図中の矢印は排気の流れる方向を示
している。排気管1の一部にはゼオライト系の還元触媒
2が収容されており、その触媒床の温度、即ち触媒温度
が例えば熱電対のような温度センサ3によって検出され
るようになっている。温度センサ3は、例えば触媒2を
収容している触媒容器4に設けられた孔に取り付けて、
触媒2の比較的外表面に近い部分の温度を検出してもよ
いし、触媒2の内部に埋め込んで中心部の温度を検出す
るようにしてもよい。触媒2内の各部の温度の間には一
定の関係があるから、一箇所の温度を検出すれば他の箇
所の温度は推定することができる。
【0013】5は排気管1の触媒2よりも上流側の位置
に穿孔を施す等して取り付けられるHC供給装置であっ
て、その構造は例えばソレノイドによって電磁的に開閉
作動される弁体を備えた通常のストップ弁或いは燃料噴
射弁と同様なものであり、電気的信号を受けて開弁した
ときには、適度に加圧されたHC、この例では軽油のよ
うな炭化水素系の燃料を開弁時間に応じた量だけ、先端
の噴口から排気管1内に噴射し、そのHCが触媒2に供
給されてNOxの還元反応に使用される。
【0014】供給装置5を開弁駆動するための制御信号
であるHC供給信号sは、マイクロコンピュータを含む
電子式の制御回路6が内蔵されているプログラムを実行
することにより、断続的に出力されて供給装置5に供給
される。制御回路6には、前述の温度センサ3から触媒
の温度を示す温度信号tが入力されている他に、ディー
ゼルエンジンの運転状態を示すパラメータとして、アク
セルペダルの踏み込み量、即ちエンジンの負荷の大きさ
を示すアクセル開度信号aが、図示しないアクセルペダ
ルに付設されたアクセル開度センサ7から入力されてお
り、また、エンジンの回転速度を示す回転数信号nが、
図示しないエンジンのカムシャフト等に取り付けられた
回転数センサ8から入力されている。その他のエンジン
の運転パラメータが必要に応じて制御回路6に入力され
ることは言うまでもない。制御回路6はプログラムに従
って、入力されたセンサ類の検出信号と内蔵しているマ
ップに基づいて演算を行い、HC供給信号sを出力す
る。
【0015】制御回路6によって判定されるHCの供給
条件を図2の線図に例示する。実施例の場合、図2と同
様な内容のマップが制御回路6内のROM(リードオン
リメモリ)に予め設定されている訳である。この線図で
は縦軸にエンジン負荷としてアクセル開度aをとり、横
軸にエンジンの回転数nをとると共に、斜線によって示
した領域をHC噴射領域Iと定めている。このHC噴射
領域Iは、例えば、エンジン負荷、即ちこの場合はアク
セル開度aが高いほど触媒2の温度が高くなることか
ら、エンジン回転数nが所定のアイドリング回転数以上
である運転状態において、触媒2に触媒活性下限温度以
上の触媒温度を発生させるアクセル開度aの特性曲線c
よりも上の範囲として定められる。
【0016】触媒には使用可能な温度の範囲があるが、
図3には触媒2の使用温度域tabが示されている。図3
の線図において横軸には触媒温度tをとっており、触媒
活性下限温度ta と上限設定温度tb との間が使用温度
域tabとなっている。即ち、使用温度域tabというの
は、前述の「温度ウインドウ」のことで、触媒2がNO
xを還元するための活性を維持することができると共
に、高温による劣化を招く恐れがない程度の温度範囲と
いうことである。図3は触媒温度tに応じたNOx浄化
率pの変化を示しているが、この線図から理解されるよ
うに、NOx浄化率pには触媒温度tによって最大値が
あり、使用温度域tab内であっても最大値の前後ではN
Ox浄化率pが低下する。実施例においては触媒温度t
が使用温度域tabの範囲内にあるときに、制御回路6が
HC供給信号sを発生して供給装置5を開弁させる。そ
れによって供給装置5はディーゼルエンジンの燃料をH
Cとして、或いは別途に用意された他種のHCを排気管
1内に噴射し、HCは排気と共に触媒2に供給される。
【0017】触媒2へ供給されたHCは、良く知られて
いるように次のような還元反応と酸化反応(燃焼反応)
とを同時に行うことにより、排気中のNOxを還元して
無害化すると共に、酸化熱(燃焼熱)を発生して触媒2
の温度を上昇させる。 還元反応: CX Y +zNO → Z/22 +xCO
2 Y/22 O 酸化反応: CX Y +wO2 → xCO2 Y/2
2 O 図4に、この状態におけるHC供給信号sの発生及び消
滅(ON−OFF)とそれに伴う触媒温度tの変化、更
にNOx浄化率pの変化の様子を、それらの相関関係が
判るように横軸に経過時間Tをとって同時に示してい
る。
【0018】図4(a)に示すように、時間T1 におい
て制御回路6によってHC供給信号sがONとなると、
HCが供給装置5から排気管1内に噴射されて排気に乗
って触媒2へ供給される。そのHCと排気によって触媒
2内では前述のような還元反応と酸化反応が同時に起こ
って、触媒2の温度tが図4(b)のように上昇し、時
間T3 において上限設定温度tb に達する。温度センサ
3が検出する温度信号tによってそれを感知した制御回
路6は、その時点T3 でHC供給信号sをOFFとす
る。それによって触媒温度tは降下して、時間T4 にお
いて触媒活性下限温度ta に戻る。それ以上に触媒温度
tが低下するのを許すと、やがて触媒2が活性を失って
NOxの浄化能力がなくなるので、温度センサ3によっ
て触媒温度tを監視している制御回路6は、時間T4
おいて再びHC供給信号sをONとして、触媒温度tを
上昇に転じさせるように作動する。
【0019】一方、NOx浄化率pは、図4(c)に示
すように、触媒温度tの上昇と共に時間T1 から急速に
高くなって時間T2 において最大のNOx浄化率pmax
に到達するが、それ以上に触媒温度tが上昇すると却っ
て低下する傾向を示す。この現象は、先に説明した図3
の線図に示されているゼオライト系触媒の特性から容易
に理解することができる。そして、時間T3 においてH
C供給信号sがOFFとなり、HCの供給が停止されて
触媒温度tが低下し始めると、それに伴って触媒2のN
Ox浄化率pも更に低下するが、時間T4 において再び
HC供給信号sがONとされ触媒温度tが上昇すると、
時間T1 からの立ち上がりと同様に、最大のNOx浄化
率pmax に向かって急速にNOx浄化率が回復する。以
下同様に制御回路6による供給装置5のON−OFF制
御によって、このような触媒温度tとNOx浄化率pの
変化がサイクル的に繰り返して行われることになる。
【0020】本発明の実施例におけるこのようなHCの
断続的供給に対して、従来から行われているように、H
Cを一定の噴射率で定常的に供給した場合のNOx浄化
率を図4(c)にpe として示している。最大のNOx
浄化率pmax は定常供給におけるNOx浄化率pe に比
べて遙かに高くなることが、本発明者等の実験によって
確認された。図5に示すように、HCの断続的供給によ
って触媒2の昇温過渡時に観測される高いNOx浄化特
性を活用した本発明の実施例の場合Aは、従来技術によ
って同じ時間内に同じ量のHCを一定の噴射率で定常的
に供給した場合Bに比べると、NOx浄化率pに大きな
差が生じる。
【0021】このように本発明の実施例のようにHCを
断続的に供給した場合AのNOx浄化率pが、従来技術
のように同じ量のHCを定常的に供給した場合Bにおけ
るNOx浄化率pe よりも高くなる時間は、例えば図6
に示すように、およそ数分程度も持続させることが可能
である。図6において、曲線Aと直線Bとによって囲ま
れる斜線の領域Gは、本発明の実施例によるNOx浄化
率pの利得分である。そして結果的に、本発明による場
合Aと従来技術による場合Bとの間には、図7に示すよ
うにNOx浄化率pにおいて大きな差dが生じることに
なる。
【0022】本発明者等は更に研究を進めて、HCを断
続的に供給する場合のインターバルの長さがNOx浄化
率pに及ぼす影響を調べた。検討にあたって、図8に示
すように、供給装置5に対するHC供給信号sのONの
期間に対応するHCの供給期間をFsec とすると共に、
OFFの期間に対応するインターバルの期間をSsecと
して、供給期間比Rを次のように定義する。 R=F/(F+S)
【0023】図9は、このように定義した供給期間比R
が0.5の場合における、インターバルの期間SとNO
x浄化率pとの関係について実験によって確かめた結果
を示したものである。この線図から判るように、特定の
インターバルの期間Sの値に対してNOx浄化率pが極
大値をとることが見出された。具体的には、従来技術に
よる定常的なHC供給の場合BのNOx浄化率pe が3
0%であるのに対し、本発明の実施例の場合Aの最大の
NOx浄化率pmax は36%であって、それをもたらし
たインターバルの期間Sはおよそ20sec であった。つ
まり、供給期間比が0.5のときの最適インターバルは
20sec ということである。なお、これはインターバル
の期間Sが360sec 以下の場合である。
【0024】次に、本発明によるHCの断続的供給にお
ける供給期間比RとNOx浄化率pとの関係について調
べた結果が図10に示されている。線図の横軸にとって
いる供給期間比Rの定義は先に述べた通りである。この
実験においては、本発明によってHCを断続的に供給す
る場合Aにおける平均的なHC濃度CA ppm と、従来技
術によって定常的にHCを供給する場合BにおけるHC
濃度CB ppm とを等しくするために、 CA =CB ・(F+S)/F とした。なお、この実験例では供給期間Fとインターバ
ルの期間Sとの和を40sec としている。
【0025】図10に示す実験結果から明らかなよう
に、最大のNOx浄化率pmax 36%が得られたのは供
給期間比Rが0.5の場合であって、これは供給期間F
とインターバルの期間Sとが等しい場合である。つま
り、最適の供給期間比Rは0.5であるということが判
る。供給期間比Rが0.5から離れている場合にNOx
浄化率pが低下する主な理由としては次のようなことが
考えられる。まず、供給期間比Rが0.5よりも小さい
ときは、供給されるHCの濃度は高くなるが、供給期間
が短くなるので、昇温過渡特性が利用される前にHCの
供給が終わってしまうためである。反対に、供給期間比
Rが0.5よりも大きいときは、供給されるHCの濃度
が従来技術による定常的なHCの供給の場合に近くなる
ので、触媒2の昇温速度が低下し、十分な昇温過渡特性
が得られないうちにHCの供給期間が終わってしまうた
めである。
【0026】ここで、以上の説明を纏める意味で、マイ
クロコンピュータを含む制御回路6が実行する制御プロ
グラムを図11のフローチャートに例示する。このプロ
グラムはディーゼルエンジンのイグニッションキーがO
Nとされた時から、短時間毎に繰り返して実行される。
まず、ステップ101でディーゼルエンジンの運転状態
を示すアクセル開度信号a及び回転数信号nから、運転
状態がHC供給条件に適合しているか否かを判定する。
即ち、これらのデータをROMに内蔵されている図2に
示したような内容のマップに当てはめたときに、その運
転状態が図2のなかに斜線領域として示されたHC噴射
領域I内にあれば供給条件に適合していると判定され
る。
【0027】運転状態がHC供給条件に適合していると
判定されると、ステップ102に進んで、供給継続時間
を示すタイマーTをリセットする。更にステップ103
では温度センサ3によって検出される触媒温度tが上限
設定温度tb 以下であるか否かを判定する。上限設定温
度tb 以下であればステップ104に進んでHC供給信
号sを発生し、それによって供給装置5をONとして開
弁させ、HCを排気管1へ供給する。それによって触媒
2の温度が上昇し、NOx浄化率pの昇温過渡特性が活
用されてNOxを効率よく浄化する。次にステップ10
5ではタイマーに1を加えた値T=T+1が最適インタ
ーバル期間よりも小さいか否かを判定する。小さいとき
は未だ所定のHC供給期間が終了していないので、ステ
ップ103に戻って以下のプログラムを反復実行する。
【0028】ステップ101,103及び105のいず
れかにおける判定がNOであれば、HC供給期間ではな
いということであるから、ステップ106に進んでHC
供給信号sを遮断する。それによって供給装置5をOF
Fとして閉弁させ、排気管1従って触媒2へのHCの供
給を停止する。HCの供給を停止することによってディ
ーゼルエンジンの燃費率がその分だけ向上することはい
うまでもない。その結果、触媒2の温度が下降の方向に
転じるので、ステップ101に戻って以下のプログラム
を反復実行する。
【0029】
【発明の効果】本発明によれば、ディーゼルエンジンの
排気中のNOxを簡単な手段によって効率よく浄化する
ことが可能になり、しかもディーゼルエンジンの優れた
燃費率を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例装置の概略を示すシステム構成
図である。
【図2】HC供給条件を示す線図である。
【図3】触媒の使用温度域を示す線図である。
【図4】HC供給信号、触媒温度、NOx浄化率の関係
を示す線図である。
【図5】本発明の効果を示す線図である。
【図6】触媒の昇温過渡特性を示す線図である。
【図7】本発明の効果を示す図である。
【図8】供給期間比を定義するための図である。
【図9】インターバルの最適値を示す線図である。
【図10】供給期間比の最適値を示す線図である。
【図11】制御プログラムを例示するフローチャートで
ある。
【符号の説明】
1…排気管 2…ゼオライト系NOx還元触媒 3…温度センサ 5…HC供給装置 6…制御回路 7…アクセル開度センサ 8…回転数センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 関口 清則 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式 会社日本自動車部品総合研究所内 (72)発明者 伊藤 義通 愛知県西尾市下羽角町岩谷14番地 株式 会社日本自動車部品総合研究所内 (72)発明者 広田 信也 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自 動車株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−229914(JP,A) 特開 平5−222927(JP,A) 実開 平4−87333(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F01N 3/08 ZAB F01N 3/18 ZAB

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディーゼルエンジンの排気通路に設けら
    れたNOx還元用触媒と、前記触媒の上流側の前記排気
    通路に設けられたHC供給装置と、前記触媒の温度を検
    出する温度センサと、前記ディーゼルエンジンの運転状
    態を検出する少なくとも1個のセンサと、前記温度セン
    サ及び前記運転状態を検出するセンサが出力する信号を
    受けて作動する制御回路とを有し、該制御回路が触媒活
    性下限温度においてHC供給を開始させる信号を発生す
    る一方、上限設定温度においてHC供給を停止させる信
    号を発生することによって、前記HC供給装置が前記触
    媒に対してHCを断続的に供給するように設定されてい
    ることを特徴とするディーゼルエンジン用排気浄化装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、前記触媒の温度を触
    媒活性下限温度から上限温度に向かって上昇させる場合
    に、温度上昇速度が20°C/min以上の勾配となる
    ように設定されていることを特徴とするディーゼルエン
    ジン用排気浄化装置。
  3. 【請求項3】 ディーゼルエンジンの排気通路に設けら
    れたNOx還元用触媒と、前記触媒の上流側の前記排気
    通路に設けられたHC供給装置と、前記触媒の温度を検
    出する温度センサと、前記ディーゼルエンジンの運転状
    態を検出する少なくとも1個のセンサと、前記温度セン
    サが出力する信号によって前記触媒温度が触媒活性下限
    温度から上限設定温度までの所定の温度域内にあり、し
    かも前記運転状態を検出するセンサが出力する信号によ
    って前記触媒にHCを供給してもよい状態にあると判断
    したときに、前記HC供給装置が前記触媒に対してHC
    を供給するためのHC供給信号を発生し、また、前記温
    度センサが出力する信号によって前記触媒温度が前記上
    限設定温度に達したことを感知したときには前記HC供
    給信号を停止する制御回路とより構成されていると共
    に、前記制御回路は、前記触媒温度が前記上限設定温度
    に達して前記HC供給信号を停止した後に前記触媒温度
    が前記下限温度まで降下すると、再び前記HC供給装置
    が前記HC供給信号を発するように設定されていること
    を特徴とするディーゼルエンジン用排気浄化装置。
JP22118893A 1993-09-06 1993-09-06 ディーゼルエンジン用排気浄化装置 Expired - Lifetime JP3248995B2 (ja)

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