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JP3121114U - ナットが固着された鋼材 - Google Patents

ナットが固着された鋼材 Download PDF

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JP3121114U
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JP2006000666U
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公洋 藤本
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Osaka Steel Co Ltd
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Osaka Steel Co Ltd
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Abstract

【課題】鋼材にナットを接合する際に溶接作業を施すことなく、ナットと鋼材を一体化し、現場での作業工数を削減することができ、ひいてはコスト低減を実現するナットが固着された鋼材を提供すること。
【解決手段】接合部を備えたナットが該接合部を介して固着された鋼材であって、前記接合部が鋼材に穿設された開口部に嵌入され、かつ当該開口部の半径方向に圧接されてなる
ことを特徴としている。
【選択図】図3

Description

本考案は、建設現場などで鋼材と鋼材を接続する際に接続部材として用いられるナットが固着された鋼材に関する。さらに詳しくは、ナットに設けられた接合部を介して鋼材にナットが固着されてなるナットが固着された鋼材であって、接合部が、鋼材に設けられた開口部に嵌入され、平面視で開口部の中心から離れる方向に圧接されてなるナットが固着された鋼材に関する。
従来より、建設用の鉄骨などを接続するために、接続部材としてナットを固着した鋼材が用いられている。
また、特許文献1には、溶接しようとするナットを簡便かつ確実に鋼材の円形孔の中心に合わせて仮止め固定する治具を提案しており、その中で、一対のハンドルを握り締めるだけでナットを溶接する位置を決めて、確実にナットを鋼材に仮止め固定する。これにより、ナットを鋼材へ溶接する作業が効率よく施される、という技術である。
このように、ナットを鋼材に固着させる場合には、溶接により固着させるということが前提となっていた。
特開平8−57772号公報
上述した従来の技術では、建設現場において、溶接によりナットを鋼材に固着していた。そのため、鉄骨の形状や、作業現場の状況により、作業者の手の届かない位置に接合部材が設けられている場合には、ナットを熔接固着させてから接続部材を接続位置に配置する必要があり、ナットを固着する作業が厄介である。さらに、ナットはメッキ具の上に溶接されるため、後にサラエルと称する工程(すなわちナットのねじ山に熔接時に溶接カスが付着した場合にねじ山を修正する工程)が必要になる。
すなわち、従来の技術では、溶接によりナットを固着する場合には、作業工数が多く、それに伴いコストが高くなってしまうという問題がある。
本考案は、上記従来の問題に鑑み、鋼材にナットを接合する際に溶接作業を施すことなく、ナットと鋼材を一体化し、現場での作業工数を削減することができ、ひいてはコスト低減を実現するナットが固着された鋼材を提供することを目的とするものである。
本考案のナットが固着された鋼材は、接合部を備えたナットが該接合部を介して固着された鋼材であって、
前記接合部が鋼材に穿設された開口部に嵌入され、かつ当該開口部の半径方向に圧接されてなる
ことを特徴としている。
また、前記接合部は前記ナットの軸心方向に平行に延びる筒状を呈していることが好ましい。
また、前記開口部の周縁にテーパが形成されていることが好ましい。
また、前記開口部の周縁には複数の溝が放射状に設けられていることが好ましい。
本考案のナットが固着された鋼材によれば、本考案のナットが固着された鋼材は工場で製造することができ、ナットに設けられた接合部を鋼材に圧接することにより、ナットが鋼材に固着されているので、現場で鋼材にナットを溶接接合する必要がない。これにより、現場での作業工数を削減することができ、建設コストの削減を図ることができる。また、本考案のナットが固着された鋼材は現場ではなく工場で製造することができるので、ナットの材質、形状を適宜変更することによりナットを所望の強度で固着することができる。
本考案のナットが固着された鋼材はナットに設けられた接合部を介して鋼材にナットが固着されてなるナットが固着された鋼材であって、接合部が、鋼材に設けられた開口部に嵌入され、平面視で開口部の中心から離れる方向に圧接されている。
以下で図面を用いて本考案のナットが固着された鋼材について詳細に説明する。
図1は、本考案のナットが固着された鋼材の正面図である。図2は、本考案のナットが固着された鋼材の端面図である。図3は、本考案のナットが固着された鋼材におけるナットを取り付けた状態のナット断面を示す断面図である。図4(a)〜図4(h)は、本考案のナットが固着された鋼材の製造工程を示す図である。図4(a)は、開口部を形成する前の鋼材の初期状態である。図4(b)は、鋼材に開口部を形成する工程を示している。図4(c)は、本考案のナットが固着された鋼材の製造に使用するテーパ部形成用型を示す図である。図4(d)は、鋼材に設けられた開口部にテーパ部を形成する工程を示す図である。図4(e)は、鋼材に設けられた開口部にテーパ部および溝が形成された状態の鋼材を示す図である。図4(f)は、鋼材に設けられた開口部にナットの接合部を嵌入する工程を示す図である。図4(g)は、鋼材にもうけられた開口部に接合部を嵌入させた状態を示す図である。図4(h)は、接合部をテーパ部に圧接させた状態を示す図である。図5(a)は、本考案のナットが固着された鋼材の使用状態を示す端面図である。図5(b)は、本考案のナットが固着された鋼材の使用状態を示す正面図である。図6は、本考案のナットが固着された鋼材を取り付ける際の状態を示す斜視図である。
実施の形態1
図1および図2において、ナットが固着された鋼材1はコの字型の鋼材2とナット3とから構成される。鋼材2には、ボルトを貫通させるための円形孔の開口部21が設けられている。また、図4(f)に示すようにナット3には接合部3aがナット3の軸心方向に平行に、かつ、少なくともナット3の一端面側から突設するように設けられ、鋼材に形成された開口部21の側面に内接するように設けられている。すなわち、接合部3aはナット3の少なくとも一端面側から延びる筒状の形状である。この接合部3aは鋼材2の開口部21に嵌入され、さらに、接合部3aが開口部21の中心から離れる方向に圧接されることにより、ナット3を鋼材2に固着する。
また、開口部21には図4(e)に示すように、接合部3aを圧接するためのテーパ部2aと、ナット3の共回りを防ぐための円弧状の溝2bが4箇所に形成されている。このテーパ部2aは、鋼材2において開口部21を形成している部分の縦断面に形成され、ボルトの頭が接する面に向かって広がるように形成されたテーパ状の部分である。すなわち、鋼材2において、開口部21の周縁にテーパが形成されている。
また、共回りを防ぐための溝2bについて説明すると、開口部21の周縁には複数の溝2bが放射状に設けられている。すなわち、テーパ部2aに複数の溝2bが平面視で開口部の中心から離れる方向に設けられ、接合部3aを圧接した際に、この溝2bに接合部3aが食い込む。よって、ボルトを締め付ける際に、接合部3aが溝2bに引っかかることで、ボルトの回転と共にナット3が回転するのを防ぐことができる。
上記構成により、以下で本考案のナットが固着された鋼材1の製造方法について図面を用いて説明する。
まず、図4(a)に示すような断面を有する鋼材2に特殊形状のパンチを用いてプレスすることにより開口部21を形成する。
つぎに、接合部3aが圧接される部分であるテーパ部2aおよびナットの供回りを防止するための溝2bを形成するため、図4(c)に示すようなテーパ部形成用型4を用いてプレス加工する。テーパ部形成用型4の形状は、円とこの円の4方向に円弧状の突出部4aを有した底面を有する錐体を底面に平行な面で切断した形状である。このテーパ部2aおよび溝2bを形成するためのプレス工程を図4(d)に示している。このようにして形成された開口部21、テーパ部2aおよび溝2bを図4(e)に示す。
つぎに、図4(f)に示すように、鋼材2に形成された開口部21にナット3の接合部3aを嵌入する。ナット3の接合部3aが鋼材2の開口部21に嵌入された状態の図を図4(g)に示す。
つぎに、接合部3aを開口部21の中心から離れるようにパンチを用いて加圧する。このパンチの形状は、円錐面と円錐の底面に平行な2面からなる立体である(図示せず)。このようにして、接合部3aを鋼材2に形成されたテーパ部2aおよび溝2bに圧接する。図4(h)に接合部3aを鋼材2に圧接した状態のナット3を示す。
本考案のナットが固着された鋼材1は上述したような工程を経て工場で製造され、現場に運んで使用される。
ここで、本考案のナットが固着された鋼材1を鉄骨の接続に用いた場合について図5(a)、図5(b)および図6を用いて説明する。これらの図に示すように、本考案のナットが固着された鋼材1は接続部材として機能し、鉄骨5aと鉄骨5bとをボルト6を介して接続する。鉄骨の形状がコの字状や複雑な形状で、施工の際に作業者の手が届きにくい位置に接合部材を設けける場合であっても、接合部材として本考案のナットが固着された鋼材1を用いればナットを溶接する作業が不要であるので、現場での工数削減につながる。
以上により、本考案のナットが固着された鋼材1は、工場で製造され、ナット3に設けられた接合部3aを介して鋼材2にナット3が固着されてなるナットが固着された鋼材1であって、接合部3aが、鋼材2に設けられた開口部21に嵌入され、平面視で開口部21の中心から離れる方向に圧接されているので現場で鋼材2にナット3を溶接接合する必要がない。これによりナットと鋼材が既に一体化されているので、現場での作業工数を削減することができ、建設コストの削減を図ることができる。また、本考案のナットが固着された鋼材1は現場ではなく工場で製造することができるので、ナットの材質、形状を適宜変更することによりナットを所望の強度で固着することができる。
なお、本実施の形態では、コの字型のナットが固着された鋼材1について説明したが、これに限らず本考案のナットが固着された鋼材1は板状であってもよい。
さらに、本実施の形態では、ナットが固着された鋼材1に2つのナット3が取り付けられている場合について説明したが、これに限らず、本考案のナットが固着された鋼材には4つ、6つあるいはそれ以上の数のナットが取り付けられていてもよい。
さらに、本実施の形態では、ナットが固着された鋼材1に2つのナット3が1列に並んで取り付けられている場合について説明したが、これに限らず、本考案のナットが固着された鋼材1には複数のナット3が複数列で並んで取り付けられていてもよい。
さらに、本実施の形態では、ナット3の共回りを防止するための溝2bを一つの開口部21に4箇所形成する場合について説明したが、これに限らず、ナット3の共回りを防止するための溝2bは一つの開口部21に複数個所形成されていればよい。
さらに、本実施の形態では、ナット3の一方の側の端面から接合部3aが突設している場合について説明したが、これに限らず、接合部3aはナット3の両方の側の端面から突設していてもよい。
本考案のナットが固着された鋼材の正面図である。 本考案のナットが固着された鋼材の端面図である。 本考案のナットが固着された鋼材におけるナットを取り付けた状態のナット断面を示す断面図である。 本考案のナットが固着された鋼材の製造工程を示す図である。 本考案のナットが固着された鋼材の製造工程を示す図である。(開口部形成工程) 本考案のナットが固着された鋼材の製造に使用するテーパ部形成用型を示す図である。 本考案のナットが固着された鋼材の製造工程を示す図である。(テーパ部形成工程) 本考案のナットが固着された鋼材の製造工程を示す図である。(テーパ部および溝が形成された状態の鋼材) 本考案のナットが固着された鋼材の製造工程を示す図である。(接合部嵌入工程) 本考案のナットが固着された鋼材の製造工程を示す図である。(接合部を嵌入させた状態) 本考案のナットが固着された鋼材の製造工程を示す図である。(接合部をテーパ部に圧接させた状態) 本考案のナットが固着された鋼材の使用状態を示す端面図である。 本考案のナットが固着された鋼材の使用状態を示す正面図である。 本考案のナットが固着された鋼材を取り付ける際の状態を示す斜視図である。
符号の説明
1 ナットが固着された鋼材
2 鋼材
2a テーパ部
2b 溝
21 開口部
3 ナット
3a 接合部
4 テーパ部形成用型
4a 溝形成部
5、5a、5b 鉄骨
6 ボルト

Claims (4)

  1. 接合部を備えたナットが該接合部を介して固着された鋼材であって、
    前記接合部が鋼材に穿設された開口部に嵌入され、かつ当該開口部の半径方向に圧接されてなる
    ことを特徴とするナットが固着された鋼材。
  2. 前記接合部がナットの軸心方向に平行に延びる筒状を呈している請求項1記載の鋼材。
  3. 前記開口部の周縁にテーパが形成されている請求項2記載のナットが固着された鋼材。
  4. 前記開口部の周縁に複数の溝が放射状に設けられてなる請求項3記載のナットが固着された鋼材。
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