JP3106765B2 - 可逆感熱記録材料 - Google Patents
可逆感熱記録材料Info
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- JP3106765B2 JP3106765B2 JP05054548A JP5454893A JP3106765B2 JP 3106765 B2 JP3106765 B2 JP 3106765B2 JP 05054548 A JP05054548 A JP 05054548A JP 5454893 A JP5454893 A JP 5454893A JP 3106765 B2 JP3106765 B2 JP 3106765B2
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- thermosensitive recording
- recording
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、加熱により可逆的に記
録、消去が可能な可逆感熱記録材料に関するものであ
る。本発明は、定期券、切符、回数券などプリペイドカ
ードとして用いられる書換え可能な表示機能付きメモリ
ーカードや、ICカード、ファクシミリ用記録紙、光デ
ィスク、調光膜,OHPシートなどに利用されるとき最
もその特徴を発揮する。
録、消去が可能な可逆感熱記録材料に関するものであ
る。本発明は、定期券、切符、回数券などプリペイドカ
ードとして用いられる書換え可能な表示機能付きメモリ
ーカードや、ICカード、ファクシミリ用記録紙、光デ
ィスク、調光膜,OHPシートなどに利用されるとき最
もその特徴を発揮する。
【0002】
【従来の技術】従来の可逆感熱記録材料には、ロイコ染
料と顕色剤および消色剤との組合せにより可逆的に発色
・消色させる感熱染料系の記録材料と、マトリクスポリ
マ中の有機結晶粒子の融解・凝固挙動を利用して、その
凝固条件によって記録材料の透明性の変化を利用する可
逆感熱記録材料、およびおもにコレステリック液晶等の
液晶ポリマによりその分子配列の熱的挙動を利用して透
明性を変える方法等がある。
料と顕色剤および消色剤との組合せにより可逆的に発色
・消色させる感熱染料系の記録材料と、マトリクスポリ
マ中の有機結晶粒子の融解・凝固挙動を利用して、その
凝固条件によって記録材料の透明性の変化を利用する可
逆感熱記録材料、およびおもにコレステリック液晶等の
液晶ポリマによりその分子配列の熱的挙動を利用して透
明性を変える方法等がある。
【0003】本発明は、マトリクスポリマ中の有機結晶
粒子の融解・凝固挙動を利用して、その凝固条件によっ
て記録材料の透明性が変化することを利用する可逆感熱
記録材料に関するもので、熱によって微粒子を融解させ
再び固化しその条件によって凝固形態(多結晶状態、単
結晶状態、無定形状態、非晶質状態など)の透明性に違
いを生じさせて記録する。この可逆感熱記録材料は例え
ば特開昭54−119377に開示されているように、
マトリクスポリマと次のような有機分子との組合せによ
り構成され、きわめて多様な記録材料を構成できる。
粒子の融解・凝固挙動を利用して、その凝固条件によっ
て記録材料の透明性が変化することを利用する可逆感熱
記録材料に関するもので、熱によって微粒子を融解させ
再び固化しその条件によって凝固形態(多結晶状態、単
結晶状態、無定形状態、非晶質状態など)の透明性に違
いを生じさせて記録する。この可逆感熱記録材料は例え
ば特開昭54−119377に開示されているように、
マトリクスポリマと次のような有機分子との組合せによ
り構成され、きわめて多様な記録材料を構成できる。
【0004】ここに開示された有機分子としては、脂肪
族、芳香族のアルコール、カルボン酸、アミン、アミド
および、これらのハロゲン化物、硫化物などがある。ま
た一方、マトリクスポリマとしては、ポリエステル、ポ
リアミド、ポリアクリル酸、スチロール、シリコーン、
ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリアクリロニ
トリル等の一般的なポリマが開示されている。
族、芳香族のアルコール、カルボン酸、アミン、アミド
および、これらのハロゲン化物、硫化物などがある。ま
た一方、マトリクスポリマとしては、ポリエステル、ポ
リアミド、ポリアクリル酸、スチロール、シリコーン、
ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリアクリロニ
トリル等の一般的なポリマが開示されている。
【0005】また、これを改良してカーボンブラックや
酸化防止剤をさらに加えた記録材料が、特開昭57−8
2087や、特開昭57−82088に開示されてい
る。
酸化防止剤をさらに加えた記録材料が、特開昭57−8
2087や、特開昭57−82088に開示されてい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来多くの有機結晶粒
子が開示されているが、有機結晶粒子の結晶性とマトリ
クスポリマとの相溶性・分散性等との関係や、それにと
もなう記録特性との関係がはっきりしておらず、コント
ラストに優れた記録が得られないという課題があった。
子が開示されているが、有機結晶粒子の結晶性とマトリ
クスポリマとの相溶性・分散性等との関係や、それにと
もなう記録特性との関係がはっきりしておらず、コント
ラストに優れた記録が得られないという課題があった。
【0007】また、透明化温度は数十℃であるため記録
の保存安定性に劣り、かつその範囲は数゜Cと狭いため
記録条件に余裕度がないという課題もあった。例えば、
従来の代表的なベヘン酸(融点80℃)と塩化ビニル・
酢酸ビニル共重合ポリマの組合せによる可逆感熱記録材
料では、透明化温度領域が約68℃〜74℃であり、そ
の幅が約6℃と狭く、安定な記録を行い難かった。
の保存安定性に劣り、かつその範囲は数゜Cと狭いため
記録条件に余裕度がないという課題もあった。例えば、
従来の代表的なベヘン酸(融点80℃)と塩化ビニル・
酢酸ビニル共重合ポリマの組合せによる可逆感熱記録材
料では、透明化温度領域が約68℃〜74℃であり、そ
の幅が約6℃と狭く、安定な記録を行い難かった。
【0008】そこで、本発明は、コントラストが高く、
透明化温度範囲の広い新規な可逆感熱記録材料系を提供
することを目的としている。
透明化温度範囲の広い新規な可逆感熱記録材料系を提供
することを目的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、有機結晶粒子
である炭素数10以上の炭化水素基を有する脂肪族エス
テルアミドが、マトリクスポリマ中に分散された高分子
組成物よりなる可逆感熱記録材料によって、課題を克服
した。
である炭素数10以上の炭化水素基を有する脂肪族エス
テルアミドが、マトリクスポリマ中に分散された高分子
組成物よりなる可逆感熱記録材料によって、課題を克服
した。
【0010】
【作用】可逆感熱記録材料に要請される要素としては、
可逆感熱記録性と記録特性の有無とが挙げられ、この材
料を応用した可逆感熱記録媒体に要請される要素として
は、保存安定性、繰り返し特性およびコントラスト等が
挙げられる。従って、可逆感熱記録材料としてもこれら
全ての要素を満足する必要がある。
可逆感熱記録性と記録特性の有無とが挙げられ、この材
料を応用した可逆感熱記録媒体に要請される要素として
は、保存安定性、繰り返し特性およびコントラスト等が
挙げられる。従って、可逆感熱記録材料としてもこれら
全ての要素を満足する必要がある。
【0011】このような従来の課題を解決するために、
可逆感熱記録材料の有機結晶粒子として多くの有機化合
物を検討した結果、可逆記録性および記録特性の有無、
その性能あるいはコントラストに関して、有機結晶粒子
の融点、有機結晶粒子の構成化合物、その溶媒可溶性、
および有機結晶粒子とマトリクスポリマとの間の相互作
用が重要であることが判明した。
可逆感熱記録材料の有機結晶粒子として多くの有機化合
物を検討した結果、可逆記録性および記録特性の有無、
その性能あるいはコントラストに関して、有機結晶粒子
の融点、有機結晶粒子の構成化合物、その溶媒可溶性、
および有機結晶粒子とマトリクスポリマとの間の相互作
用が重要であることが判明した。
【0012】特に、良好な記録特性およびコントラスト
を得るためには、水素結合性基の種類および白色度(光
散乱度、光隠ぺい力)が重要であった。また、可逆感熱
記録材料を調製するに当たって、有機結晶粒子の溶媒可
溶性も重要であった。
を得るためには、水素結合性基の種類および白色度(光
散乱度、光隠ぺい力)が重要であった。また、可逆感熱
記録材料を調製するに当たって、有機結晶粒子の溶媒可
溶性も重要であった。
【0013】本発明の可逆感熱記録材料に供される有機
結晶粒子は、炭素数10以上の炭化水素基を有する脂肪
族エステルアミドを有する。
結晶粒子は、炭素数10以上の炭化水素基を有する脂肪
族エステルアミドを有する。
【0014】すなわち本発明の有機結晶粒子は、これら
は水素結合性アミド基と長鎖炭化水素鎖部分の他に、新
たにエステル部分を有する。
は水素結合性アミド基と長鎖炭化水素鎖部分の他に、新
たにエステル部分を有する。
【0015】水素結合性アミド基が、アミド構造の活性
水素によって分子間で強い会合を示し、高融点、高結晶
性を付与する働きがある。一方、このエステル部分や芳
香族基は、有機結晶粒子の溶媒可溶性を増す働きと、理
由は定かではないが、光学活性をとり易い構造が寄与す
るか、または有機結晶粒子の構造を微妙に乱すため白色
度をいっそう高める働きをする。
水素によって分子間で強い会合を示し、高融点、高結晶
性を付与する働きがある。一方、このエステル部分や芳
香族基は、有機結晶粒子の溶媒可溶性を増す働きと、理
由は定かではないが、光学活性をとり易い構造が寄与す
るか、または有機結晶粒子の構造を微妙に乱すため白色
度をいっそう高める働きをする。
【0016】
【実施例】本発明に供される有機結晶粒子は、炭素数1
0以上の炭化水素基を有する脂肪族エステルアミド(以
下単に脂肪族エステルアミドと称する)を有し、70℃
以上、150℃以下の間に融点を有する。これらの化合
物は、例えば樹脂の滑剤、ブロッキング防止剤、感熱記
録紙の増感剤などとして工業的に使用される材料で、毒
性も低く消費者に直接触れる用途の記録材料にも適した
ものである。本発明におけるこれらの酸アミド化合物の
代表的な構造式としては、例えば次の(化1)に示す脂
肪族エステルアミドがある。
0以上の炭化水素基を有する脂肪族エステルアミド(以
下単に脂肪族エステルアミドと称する)を有し、70℃
以上、150℃以下の間に融点を有する。これらの化合
物は、例えば樹脂の滑剤、ブロッキング防止剤、感熱記
録紙の増感剤などとして工業的に使用される材料で、毒
性も低く消費者に直接触れる用途の記録材料にも適した
ものである。本発明におけるこれらの酸アミド化合物の
代表的な構造式としては、例えば次の(化1)に示す脂
肪族エステルアミドがある。
【0017】
【化1】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】中でも、本発明の脂肪族エステルアミド
と、炭素数10以上の炭化水素基を有する脂肪族アミド
化合物との混合物は、何れも酸アミドであるため混じり
易く、共晶あるいは混晶を形成させて、70℃以上、1
50℃以下の範囲の融点調整、およびマトリクスポリマ
中への分散性等の物性調整が可能であり、安定した広い
範囲の透明化温度域を与えるという特徴がある。
と、炭素数10以上の炭化水素基を有する脂肪族アミド
化合物との混合物は、何れも酸アミドであるため混じり
易く、共晶あるいは混晶を形成させて、70℃以上、1
50℃以下の範囲の融点調整、およびマトリクスポリマ
中への分散性等の物性調整が可能であり、安定した広い
範囲の透明化温度域を与えるという特徴がある。
【0023】さらに、有機結晶粒子の分子中の炭化水素
鎖に不飽和基が存在する場合には、マトリクスポリマと
の分散の際に、有機溶剤に対する溶解性が特に良好であ
り、水素結合性成分を含むマトリクスポリマとの相溶性
も適しており、融解・結晶化挙動が明瞭であって良好な
記録のコントラストが得られる。
鎖に不飽和基が存在する場合には、マトリクスポリマと
の分散の際に、有機溶剤に対する溶解性が特に良好であ
り、水素結合性成分を含むマトリクスポリマとの相溶性
も適しており、融解・結晶化挙動が明瞭であって良好な
記録のコントラストが得られる。
【0024】本発明に供されるマトリクスポリマとして
は、可逆感熱記録を行うため、加える熱により構造変化
を伴う熱可塑性樹脂で、しかも光に対して透明であるこ
とが好ましく、無色が望ましい。
は、可逆感熱記録を行うため、加える熱により構造変化
を伴う熱可塑性樹脂で、しかも光に対して透明であるこ
とが好ましく、無色が望ましい。
【0025】これらのマトリクスポリマとしては例えば
ポリエステル、ポリアクリル酸エステル、ポリ塩化ビニ
ル、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体、酢酸セルロー
ス、ポリビニルブチラール、ポリスチレン、スチレン・
ブタジエン共重合体などが挙げられる。
ポリエステル、ポリアクリル酸エステル、ポリ塩化ビニ
ル、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体、酢酸セルロー
ス、ポリビニルブチラール、ポリスチレン、スチレン・
ブタジエン共重合体などが挙げられる。
【0026】また、本発明の可逆感熱記録材料の記録特
性は、有機結晶粒子の特性のみならず、有機結晶粒子の
マトリクスポリマとの相互作用によっても大きく融解・
結晶化挙動を異にする。
性は、有機結晶粒子の特性のみならず、有機結晶粒子の
マトリクスポリマとの相互作用によっても大きく融解・
結晶化挙動を異にする。
【0027】マトリクスポリマとしては、適度に有機結
晶粒子と相溶性を有するものが適するが、相溶性が大き
すぎて有機結晶粒子を大量に溶解する組合せは、コント
ラストを低減するため本発明には適さない。
晶粒子と相溶性を有するものが適するが、相溶性が大き
すぎて有機結晶粒子を大量に溶解する組合せは、コント
ラストを低減するため本発明には適さない。
【0028】本発明における脂肪族エステルアミドは、
水素結合性アミド基、長鎖炭化水素鎖、エステル部分ま
たは芳香族基のバランスによって、上述した要請を満足
させる化合物を適宜選択することができる。
水素結合性アミド基、長鎖炭化水素鎖、エステル部分ま
たは芳香族基のバランスによって、上述した要請を満足
させる化合物を適宜選択することができる。
【0029】この有機結晶粒子の結晶化挙動は、マトリ
クスポリマとの界面を通して進行するため、マトリクス
ポリマは水素結合性基を有する熱可塑性樹脂が適してい
る。
クスポリマとの界面を通して進行するため、マトリクス
ポリマは水素結合性基を有する熱可塑性樹脂が適してい
る。
【0030】特に、塩化ビニル繰り返し単位と酢酸ビニ
ル繰り返し単位とを含む共重合樹脂では、その共重合の
比率の違いによって透明化する温度領域を制御すること
ができる上、酢酸ビニル成分を部分ケン化したり、ビニ
ルアルカノールアミンを同時に共重合したりして3成分
共重合体にすること等により、マトリクスポリマの水素
結合性基の割合を制御できるため、特に適している。
ル繰り返し単位とを含む共重合樹脂では、その共重合の
比率の違いによって透明化する温度領域を制御すること
ができる上、酢酸ビニル成分を部分ケン化したり、ビニ
ルアルカノールアミンを同時に共重合したりして3成分
共重合体にすること等により、マトリクスポリマの水素
結合性基の割合を制御できるため、特に適している。
【0031】また、本発明の記録材料には、可塑剤、レ
ベリング剤、分散剤等の添加剤を必要に応じて混入して
も良いこと勿論である。
ベリング剤、分散剤等の添加剤を必要に応じて混入して
も良いこと勿論である。
【0032】なお、可逆感熱記録層を構成する有機結晶
粒子のマトリクスポリマに対する添加量は、5〜50%
の範囲で加えることができるが、15〜30%の添加が
望ましい。
粒子のマトリクスポリマに対する添加量は、5〜50%
の範囲で加えることができるが、15〜30%の添加が
望ましい。
【0033】有機結晶粒子の比率がこれ以上になると、
結着力が弱まり記録層として均質なコーティングも困難
になる。逆に、マトリクスポリマの比率が高くなると、
有機結晶粒子の量が少なくなるため不透明化が困難にな
り、記録のコントラストが悪くなる。
結着力が弱まり記録層として均質なコーティングも困難
になる。逆に、マトリクスポリマの比率が高くなると、
有機結晶粒子の量が少なくなるため不透明化が困難にな
り、記録のコントラストが悪くなる。
【0034】図1は、本発明の可逆感熱記録材料を記録
層3として用いた可逆感熱記録媒体の一実施例の構成を
示す概念断面図である。反射層2を形成した高分子シー
ト1上に、記録層3を形成している。その記録層3の上
にさらに耐摩耗性の表面コート層4が形成されている。
層3として用いた可逆感熱記録媒体の一実施例の構成を
示す概念断面図である。反射層2を形成した高分子シー
ト1上に、記録層3を形成している。その記録層3の上
にさらに耐摩耗性の表面コート層4が形成されている。
【0035】記録層3は、本発明の酸アミド化合物より
なる有機結晶粒子をマトリクスポリマ中に含有し、2つ
の加熱・放冷過程に応じて、それぞれ常温で透明な状態
と不透明な状態(光散乱状態)の二状態をとり、これが
それぞれ消去と記録に相当する。
なる有機結晶粒子をマトリクスポリマ中に含有し、2つ
の加熱・放冷過程に応じて、それぞれ常温で透明な状態
と不透明な状態(光散乱状態)の二状態をとり、これが
それぞれ消去と記録に相当する。
【0036】透明化温度域は広い程、記録システムの制
御が容易である。本発明では、1つの化合物からなる有
機結晶粒子とマトリクスポリマの組合せで構成した場合
でも、高いコントラストと広い透明化温度領域を示し、
その幅が10℃以上の優れた記録・消去特性を得ること
ができる。
御が容易である。本発明では、1つの化合物からなる有
機結晶粒子とマトリクスポリマの組合せで構成した場合
でも、高いコントラストと広い透明化温度領域を示し、
その幅が10℃以上の優れた記録・消去特性を得ること
ができる。
【0037】記録層3の製造方法としては、記録層材料
の溶液あるいは分散液を例えばグラビア塗布法、ワイヤ
バー塗布法、ブレード塗布法、スクリーン塗布法等通常
の塗布法によって作製できる。
の溶液あるいは分散液を例えばグラビア塗布法、ワイヤ
バー塗布法、ブレード塗布法、スクリーン塗布法等通常
の塗布法によって作製できる。
【0038】また、図1に示した耐摩耗性の表面コ−ト
層4は、記録媒体としての特性上では必須ではないが、
記録層3に例えば傷等の損傷を防ぐ要請から一般には形
成される。
層4は、記録媒体としての特性上では必須ではないが、
記録層3に例えば傷等の損傷を防ぐ要請から一般には形
成される。
【0039】この表面コ−ト層4の材質としては、透明
な樹脂が適応されるが、熱もしくは光硬化性の樹脂が記
録層3を保護する目的には好ましい。
な樹脂が適応されるが、熱もしくは光硬化性の樹脂が記
録層3を保護する目的には好ましい。
【0040】
【0041】
【0042】
【0043】
【0044】(実施例1) 記録材料として、ラウリル酸エチルエステルオレイン酸
アミド(C17H33CONHC2H4OCOC11H23)1g
と、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体(共重合比率は塩
化ビニル/酢酸ビニル=87/13)3gとを、トルエ
ン・メチルエチルケトン混合液(混合比トルエン/メチ
ルエチルケトン=1/1)15gに溶解し、図1に示す
アルミ蒸着層2を形成した0.2mmのポリエチレンテ
レフタレート製高分子シート1上に、記録層3として1
0μmの厚さで形成した。
アミド(C17H33CONHC2H4OCOC11H23)1g
と、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体(共重合比率は塩
化ビニル/酢酸ビニル=87/13)3gとを、トルエ
ン・メチルエチルケトン混合液(混合比トルエン/メチ
ルエチルケトン=1/1)15gに溶解し、図1に示す
アルミ蒸着層2を形成した0.2mmのポリエチレンテ
レフタレート製高分子シート1上に、記録層3として1
0μmの厚さで形成した。
【0045】この記録層3の上に、さらに耐摩耗性の表
面コート層4として、紫外線硬化形アクリル樹脂のプレ
ポリマを20μmコーティング後、紫外線照射して硬化
させた。
面コート層4として、紫外線硬化形アクリル樹脂のプレ
ポリマを20μmコーティング後、紫外線照射して硬化
させた。
【0046】この記録媒体の透明化温度領域は約80〜
95℃で、その幅は約15℃であった。
95℃で、その幅は約15℃であった。
【0047】こうしてできた可逆感熱記録シートに感熱
ヘッドによって、書き込みをおこなったところ、鮮明な
記録が得られた。
ヘッドによって、書き込みをおこなったところ、鮮明な
記録が得られた。
【0048】
【0049】
【0050】
【0051】
【0052】
【0053】
【0054】
【0055】
【0056】
【0057】
【0058】
【0059】
【0060】
【0061】
【発明の効果】以上のように本発明は、有機結晶粒子と
して炭素数10以上の炭化水素基を有する脂肪族エステ
ルアミドを有することによって、透明化温度範囲が広
く、かつコントラストに優れ、信頼性の高い記録特性を
有する感熱記録材料を得る効果がある。
して炭素数10以上の炭化水素基を有する脂肪族エステ
ルアミドを有することによって、透明化温度範囲が広
く、かつコントラストに優れ、信頼性の高い記録特性を
有する感熱記録材料を得る効果がある。
【0062】上記の本発明の有機結晶粒子が、高い溶媒
可溶性を有することも本発明の可逆感熱記録材料を調製
する上で好適に選択することができ、この面からも本発
明の効果は大きい。
可溶性を有することも本発明の可逆感熱記録材料を調製
する上で好適に選択することができ、この面からも本発
明の効果は大きい。
【0063】また、本発明の可逆感熱記録材料を、高分
子シートやガラスなどの基材上に形成した記録媒体は、
感熱記録ヘッドやレーザで書き込み・消去する可逆感熱
記録材料として広く利用できるものである。このように
本発明は工業的価値の大なるものである。
子シートやガラスなどの基材上に形成した記録媒体は、
感熱記録ヘッドやレーザで書き込み・消去する可逆感熱
記録材料として広く利用できるものである。このように
本発明は工業的価値の大なるものである。
【図1】本発明の可逆感熱記録材料を記録媒体に用いた
一実施例の構成を示す概念断面図
一実施例の構成を示す概念断面図
【図2】本発明の可逆感熱記録材料を光記録媒体に用い
た別の実施例の構成を示す概念断面図
た別の実施例の構成を示す概念断面図
1 高分子シート 2 反射層 3 記録層 4 表面コート層 5 ガラス基板 6 記録層 7 光吸収発熱層 8 反射層 9 レンズ 10 レーザ光
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−24348(JP,A) 特開 平4−363294(JP,A) 特開 平5−139047(JP,A) 特開 昭62−225392(JP,A) 特開 平6−8658(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41M 5/36
Claims (4)
- 【請求項1】融点が70℃以上、150℃以下の有機結
晶粒子がマトリクスポリマ中に分散された高分子組成物
よりなる記録材料であって、前記有機結晶粒子が、炭素
数10以上の炭化水素基を有する脂肪族エステルアミド
を有することを特徴とする可逆感熱記録材料。 - 【請求項2】有機結晶粒子が、炭素数10以上の炭化水
素基を有する脂肪族エステルアミドと、炭素数10以上
の炭化水素基を有する脂肪族アミド化合物との混合物で
あることを特徴とする、請求項1記載の可逆感熱記録材
料。 - 【請求項3】マトリクスポリマが、水素結合基を有する
熱可塑性透明ポリマであることを特徴とする、請求項1
もしくは2何れかに記載の可逆感熱記録材料。 - 【請求項4】マトリクスポリマが、塩化ビニル繰り返し
単位と酢酸ビニル繰り返し単位とを含む共重合樹脂であ
ることを特徴とする、請求項1もしくは3何れかに記載
の可逆感熱記録材料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05054548A JP3106765B2 (ja) | 1993-03-16 | 1993-03-16 | 可逆感熱記録材料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP05054548A JP3106765B2 (ja) | 1993-03-16 | 1993-03-16 | 可逆感熱記録材料 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06262851A JPH06262851A (ja) | 1994-09-20 |
| JP3106765B2 true JP3106765B2 (ja) | 2000-11-06 |
Family
ID=12973739
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
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-
1993
- 1993-03-16 JP JP05054548A patent/JP3106765B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
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