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JP3195501B2 - 液体柔軟仕上剤組成物 - Google Patents

液体柔軟仕上剤組成物

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JP3195501B2
JP3195501B2 JP26008094A JP26008094A JP3195501B2 JP 3195501 B2 JP3195501 B2 JP 3195501B2 JP 26008094 A JP26008094 A JP 26008094A JP 26008094 A JP26008094 A JP 26008094A JP 3195501 B2 JP3195501 B2 JP 3195501B2
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JP
Japan
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compound
group
component
iii
viii
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JP26008094A
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JPH08120568A (ja
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裕史 坂田
淳一 猪腰
宇一郎 西本
徹 加藤
ホセ ベルメホ オセース マリア
和彦 岡部
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Kao Corp
Original Assignee
Kao Corp
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Publication date
Application filed by Kao Corp filed Critical Kao Corp
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Priority to EP04009337A priority patent/EP1445303A3/en
Priority to ES95116186T priority patent/ES2227535T3/es
Priority to EP19950116186 priority patent/EP0707059B1/en
Priority to DE69533466T priority patent/DE69533466T2/de
Publication of JPH08120568A publication Critical patent/JPH08120568A/ja
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  • Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種繊維に対し、優れ
た柔軟性、帯電防止性及び吸水性を付与することができ
る、洗濯すすぎ浴中で使う衣料用の液体柔軟仕上剤組成
物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】衣料は
着用及び洗濯を繰り返し行う間に、繊維処理剤が洗い落
とされたり、あるいは繊維自体の劣化によって硬くなっ
たりして、好ましくない風合いを生じる。そのため、近
年、多くの家庭において、繊維に柔軟性、帯電防止性を
付与することができる柔軟仕上剤が使用されている。こ
れら柔軟仕上剤による柔軟効果は、繊維表面上に吸着し
た基剤分子中の親油性部位による潤滑効果によって繊維
表面の摩擦係数が下がり、発現するものであるが、優れ
た柔軟効果を有する柔軟基剤は、どうしても処理衣料布
にGreasyな感じを与えてしまう。このGreasy感の程度
は、繊維の種類とか編み方等により異なるが、直接肌に
接するアンダーウェアー、例えば木綿メリヤス編肌着、
ナイロン・トリコット・スリップ、あるいは手が直接触
れ、その風合いが敏感に感じとられるタオルなどでは、
柔軟処理によりGreasyになる、あるいはべたついた感じ
がするなどといった問題があった。また、柔軟仕上剤の
処理濃度が高くなると柔軟効果は増すものの、このGrea
sy感が一層増してきてしまい、従来の柔軟仕上剤組成物
では柔軟効果とGreasy感は相関関係にあるものと考えら
れてきた。
【0003】このような状況のもとで、分子内にエステ
ル基及びアミド基を有するアミン化合物の中和物もしく
は4級化物と、脂肪酸誘導体アルキレンオキシド付加物
を含む衣料用柔軟仕上剤(特開平6−57632号公
報);アルコキシ化天然油脂を含む洗濯後のすすぎ時に
用いられる柔軟仕上剤(特開平6−10263号公
報);第4級アンモニウム塩と、脂肪酸誘導体アルキレ
ンオキシド付加物を含む衣料用柔軟仕上剤(特開平6−
116864号公報、特開昭61−194274号公
報);第4級アンモニウム塩と脂肪酸誘導体のアルキレ
ンオキシド付加物と、水を含む柔軟仕上剤(特開昭60
−231870号公報、特公昭60−47384号公
報)等が提案されている。しかしながら、これらの柔軟
仕上剤組成物で布を処理すると、優れた柔軟性が認めら
れない場合と、柔軟性は優れているが、好ましからざる
Greasy感を呈する場合があり、満足できる柔軟仕上剤は
得られていない。
【0004】従って、本発明が解決しようとする課題
は、Greasy感を呈することなく、布に優れた柔軟性を付
与することができる、洗濯槽におけるすすぎ浴中で使用
する液体柔軟仕上剤組成物を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは上記課題を
解決するため鋭意検討の結果、極めて選択された成分を
組み合わせることにより、上記目的を達成し得ることを
見出し、本発明を完成した。即ち本発明は、下記柔軟基
剤(1)又は柔軟基剤(2)、及び水を含有することを
特徴とする液体柔軟仕上剤組成物を提供する。
【0006】〔柔軟基剤(1)〕下記一般式(I)で表
される化合物(以下、化合物(I)と言う)、下記一般
式(II)で表される化合物(以下、化合物(II) と言
う) 、下記一般式(III)で表される化合物(以下、化合
物(III) と言う) 及び下記一般式(IV)で表される化合
物(以下、化合物(IV) と言う) の混合物。(但し、化
合物(I)、化合物(II)、化合物(III)及び化合物
(IV) の混合比率は、重量比にて、 〔化合物(I)〕/〔化合物(I)、(II) 、(III) 及
び (IV) の合計重量〕=0.040 〜0.327 〔化合物(II)〕/〔化合物(I)、(II) 、(III) 及
び(IV)の合計重量〕=0.298 〜0.469 〔化合物(III)〕/〔化合物(I)、(II) 、(III) 及
び(IV)の合計重量〕=0.173 〜0.661 〔化合物(IV)〕/〔化合物(I)、(II) 、(III) 及
び(IV)の合計重量〕=0.001 〜0.077 であり、且つ化合物(I)、(II) 、(III) 及び(IV)
の混合物のGriffin のHLBは5〜12である。)
【0007】
【化17】
【0008】〔式中、 A1,A2,A3: RCO基又は H原子を示す。但し、A1基、A2
基、A3基のうち1個はRCO 基であり、他の2個は H原子
である。ここで、R 基は直鎖又は分岐鎖の炭素数7〜23
のアルキル基又はアルケニル基を示す。 Q :炭素数2〜3のアルキレン基を示し、炭素数2のア
ルキレン基と炭素数3のアルキレン基は混合していても
よい。 a, b, c:0以上の数を示し、a+b+cは平均値と
して4〜18である。〕
【0009】
【化18】
【0010】〔式中、 B1, B2, B3: RCO基又は H原子を示す。但し、B1基、B2
基、B3基のうち2個はRCO基であり、他の1個は H原子
である。ここで、R基は前記の意味を示す。 Q, a, b, c:前記の意味を示す。〕
【0011】
【化19】
【0012】〔式中、 D1, D2, D3: RCO基を示す。ここで、R基は前記の意味
を示す。 Q, a, b, c:前記の意味を示す。〕
【0013】
【化20】
【0014】〔式中、 Q, a, b, c:前記の意味を示す。〕 〔柔軟基剤(2)〕下記(A)成分及び(B)成分の混
合物。但し、混合割合は重量比にて〔(A)成分〕/
〔(B)成分〕=2/1〜1/9である。
【0015】<(A)成分>下記一般式(V)で表され
る化合物(以下、化合物(V)と言う)、下記一般式
(VI)で表される化合物(以下、化合物(VI) と言
う)、下記一般式(VII)で表される化合物(以下、化合
物(VII)と言う) 及び下記一般式(VIII)で表される化合
物(以下、化合物(VIII) と言う) の混合物。(但し、
化合物(V)、化合物(VI)、化合物(VII)及び化合物
(VIII)の混合比率は、重量比にて、 〔化合物(V)〕/〔化合物(V)、(VI) 、(VII) 及
び(VIII)の合計重量〕=0.040 〜0.527 〔化合物(VI)〕/〔化合物(V)、(VI) 、(VII) 及
び(VIII)の合計重量〕=0.133 〜0.469 〔化合物(VII)〕/〔化合物(V)、(VI) 、(VII) 及
び(VIII)の合計重量〕=0.013 〜0.661 〔化合物(VIII)〕/〔化合物(V)、(VI) 、(VII) 及
び(VIII)の合計重量〕=0.001 〜0.417 であり、且つ化合物(V)、(VI) 、(VII) 及び(V
III)の混合物のGriffin のHLBが5〜15である混合物
より、柔軟基剤(1)に該当する部分を除いた混合物)
【0016】
【化21】
【0017】〔式中、 A1,A2,A3, Q :前記の意味を示す。 x, y, z:0以上の数を示し、x+y+zは平均値と
して1〜50である。〕
【0018】
【化22】
【0019】〔式中、 B1, B2, B3, Q, x, y, z:前記の意味を示す。〕
【0020】
【化23】
【0021】〔式中、 D1, D2, D3, Q, x, y, z:前記の意味を示す。〕
【0022】
【化24】
【0023】〔式中、 Q, x,y,z:前記の意味を示す。〕 <(B)成分>下記(B−1)成分及び(B−2)成分
からなる群より選ばれる少なくとも1種。 <<(B−1)成分>>下記一般式(X)で表される化合
物。
【0024】
【化25】
【0025】〔式中、 R2, R3:同一又は異なって、直鎖又は分岐鎖の炭素数7
〜23のアルキル基又はアルケニル基を示す。 R4, R5:炭素数1〜4のアルキル基を示す。 X-:ハロゲンイオン又は R4SO4 - を示す。ここでR4は前
記の意味を示す。〕 <<(B−2)成分>>下記一般式(XI) で表される化合
物。
【0026】
【化26】
【0027】〔式中、 E1, E2, E3:R7CO基又は H原子を示す。但し、E1基、E2
基、E3基のうち少なくとも1個はR7CO基である。ここ
で、R7は直鎖又は分岐鎖の炭素数7〜23のアルキル基又
はアルケニル基である。 R6:炭素数1〜4のアルキル基を示す。 Y-:ハロゲンイオン又は R6SO4 - を示す。ここでR6は前
記の意味を示す。〕 また、本発明は、上記柔軟基剤(1)、及び上記柔軟基
剤(2)における(B)成分を含有し、これらの混合割
合が重量比にて、〔柔軟基剤(1)〕/〔柔軟基剤
(2)における(B)成分〕=2/1〜1/9である液
体柔軟仕上剤組成物をも提供する。
【0028】以下、本発明について詳細に説明する。 〔柔軟基剤(1)〕本発明にて使用される柔軟基剤
(1)において、化合物(I)、(II)、(III)及び
(IV) の混合比率は、重量比にて、〔化合物(I)〕/
〔化合物(I)、(II) 、(III) 及び (IV) の合計重
量〕が 0.040〜0.327 、好ましくは0.040 〜0.317 であ
り、〔化合物(II)〕/〔化合物(I)、(II) 、(II
I) 及び (IV)の合計重量〕が 0.298〜0.469 、好ましく
は 0.298〜0.469 であり、〔化合物(III) 〕/〔化合物
(I)、(II) 、(III) 及び (IV) の合計重量〕が 0.1
73〜0.661 、好ましくは 0.183〜0.661 であり、〔化合
物(IV)〕/〔化合物(I)、(II) 、(III) 及び (I
V) の合計重量〕が 0.001〜0.077 、好ましくは 0.001
〜0.067 である。該混合比率が、上記に規定する最も広
い範囲を外れる場合、柔軟仕上剤組成物の安定性が低下
する。この現象についての理由は必ずしも明確でない
が、該混合比率が、この範囲内の場合は、柔軟基剤
(1)の結晶度は下がり、柔軟仕上剤組成物中における
柔軟基剤(1)の析出が抑制され、その結果、柔軟仕上
剤組成物の増粘、ゲル化や外観の変化が起きないものと
推定される。
【0029】一般式(I)、(II)、(III)及び(IV)
において、a+b+cは平均値として4〜18、好ましく
は4〜12である。a+b+cが平均値として4未満の場
合、安定な柔軟仕上剤組成物が得られず、18より大きい
場合、本発明が所望する柔軟効果が得られない。
【0030】柔軟基剤(1)の GriffinのHLBは5〜
12、好ましくは 5.6〜12であることが重要である。HL
Bが5未満の場合、安定な柔軟仕上剤組成物が得られ
ず、12より大きい場合、十分な柔軟効果が得られない。
ここで、多価アルコールの脂肪酸エステルについて、 G
riffinのHLBは次式により計算される。
【0031】GriffinのHLB=20×(1−S/A) 〔式中、 S:多価アルコールの脂肪酸エステルの鹸化価(mg-KOH
/g)を示す。 A:多価アルコールの脂肪酸エステルを構成する脂肪酸
の酸価(mg-KOH/g)を示す。〕 一般式(I)〜一般式(III) において、 R基としては、
牛脂脂肪酸由来のアルキル基、硬化牛脂脂肪酸由来のア
ルキル基、パームステアリン酸由来のアルキル基及び硬
化パームステアリン酸由来のアルキル基からなる群より
選ばれる少なくとも1種が例示される。
【0032】柔軟基剤(1)は、例えば次の合成方法
(i)〜(iv) により得られる。合成方法(i) グリセリンを脂肪酸でエステル化し、その後エチレンオ
キシド、プロピレンオキシド又はその両者の付加を行
い、柔軟基剤(1)を得る。エチレンオキシドとプロピ
レンオキシドの双方を付加させる場合、その順序はどち
らが先でもよく、その双方を同時に付加させてもよい
が、プロピレンオキシド付加後にエチレンオキシド付加
を行うことが好ましく、またプロピレンオキシドの付加
モル数はグリセリン骨格に対して3モル以下であること
が好ましい。
【0033】本合成方法(i)におけるエステル化条件
としては、無触媒でもよいが、硫酸、塩酸、パラトルエ
ンスルホン酸等の酸触媒を使用してもよい。この場合に
おいて使用される脂肪酸は、例えばカプリン酸、ラウリ
ン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、オレイン酸、ステ
アリン酸、イソステアリン酸、アラキジン酸、ベヘン酸
や、ヤシ油、パーム核油、未硬化もしくは硬化の牛脂、
豚脂、パーム油、菜種油、魚油、パームステアリン、硬
化パームステアリン等から得られる脂肪酸等が挙げら
れ、これらの単独又は混合物が用いられる。これらの中
で好ましくは、ヤシ油脂肪酸、パーム核油脂肪酸、パー
ム油脂肪酸、未硬化もしくは硬化の牛脂脂肪酸、未硬化
もしくは硬化のパームステアリン酸の単独もしくは混合
物である。アルキレンオキシド付加条件としては、反応
触媒としてNaOH、KOH 、NaOCH3、KOCH3 又は脂肪酸のア
ルカリ金属塩等を使用するが、エステル化のときに用い
た酸触媒を中和する分だけ過剰に加えることが好まし
い。
【0034】合成方法(ii) グリセリンを脂肪酸エステルとエステル交換反応させ、
その後アルキレンオキシド付加を行い、柔軟基剤(1)
を得る。本合成方法(ii)における、エステル交換反応
に用いられる反応触媒としては、NaOH、KOH 、NaOCH3
KOCH3 等が挙げられる。本合成方法(ii)において使用
される脂肪酸エステルとしては、例えば合成方法(i)
において記載した脂肪酸のメタノールエステル、エタノ
ールエステル、プロパノールエステル、ブタノールエス
テル、エチレングリコールエステル、グリセリンエステ
ル、エリスリトールエステル、ペンタエリスリトールエ
ステル、キシリトールエステル、ソルビトールエステ
ル、ソルビタンエステル等が使用される。このうち、以
下のものが好ましい。
【0035】
【化27】
【0036】合成方法(ii)におけるアルキレンオキシ
ド付加条件としては、反応触媒として、NaOH、KOH 、Na
OCH3、KOCH3 又は脂肪酸のアルカリ金属塩等を使用する
が、エステル交換反応の時に用いた触媒を引続き用いて
もよい。アルキレンオキシドの種類及び付加順序は合成
方法(i)の記載条件に準じる。
【0037】合成方法(iii) グリセリンにアルキレンオキシド付加を行い、その後に
脂肪酸によるエステル化を行い、柔軟基剤(1)を得
る。本合成方法(iii)におけるアルキレンオキシド付
加、エステル化の反応条件は、合成方法(i)の記載に
準じる。合成方法(iii)におけるエステル化に用いる脂
肪酸は、合成方法(i)に記載したものである。
【0038】合成方法(iv) グリセリンにアルキレンオキシド付加を行い、その後に
脂肪酸エステルとエステル交換反応を行い、柔軟基剤
(1)を得る。合成方法(iv) におけるアルキレンオキ
シド付加、エステル交換の反応条件は、合成方法(ii)
の記載の条件に準じる。合成方法(iv) におけるエステ
ル交換に用いる脂肪酸エステルとしては、以下のものが
挙げられる。
【0039】R-COOCH3、 R-COOCH2CH3 〔式中、 Rは前記の意味を示す。〕 ここで、柔軟基剤(1)の具体例としては、グリセリン
の牛脂脂肪酸エステルとグリセリンの混合物のアルキレ
ンオキシド付加物、グリセリンの部分硬化牛脂脂肪酸エ
ステルとグリセリンの混合物のアルキレンオキシド付加
物、グリセリンのパームステアリン酸エステルとグリセ
リンの混合物のアルキレンオキシド付加物、グリセリン
の硬化パームステアリン酸エステルとグリセリンの混合
物のアルキレンオキシド付加物、グリセリンのラウリン
酸エステルとグリセリンの混合物のアルキレンオキシド
付加物、グリセリンのパーム核油脂肪酸エステルとグリ
セリンの混合物のアルキレンオキシド付加物、グリセリ
ンのヤシ油脂肪酸エステルとグリセリンの混合物のアル
キレンオキシド付加物、グリセリンのパーム油脂肪酸エ
ステルとグリセリンの混合物のアルキレンオキシド付加
物等が挙げられる。これらのアルキレンオキシド付加物
において、エチレンオキシド付加物が好ましい。
【0040】〔柔軟基剤(2)〕本発明において、柔軟
基剤(2)として、上記(A)成分及び(B)成分の混
合物が使用される。この場合において、(A)成分と
(B)成分の混合比率は重量比にて、〔(A)成分〕/
〔(B)成分〕=2/1〜1/9、好ましくは1/1〜
1/9、さらに好ましくは1/2〜1/9である。該比
率が2/1を超える場合は、本発明が所望する柔軟効果
が得られず、一方、1/9未満の場合は、この基剤を使
用した柔軟仕上剤組成物で処理した衣料は、消費者にと
って好ましくないGreasy感を呈する。
【0041】<(A)成分>本発明における(A)成分
として、上記化合物(V)、(VI) 、(VII)及び(VIII)
の混合物(但し、柔軟基剤(1)に該当する部分を除い
た混合物)が使用される。この場合において、化合物
(V)、(VI) 、(VII)及び(VIII)の混合比率(但し、
柔軟基剤(1)に該当する部分を除く)は重量比にて、
〔化合物(V)〕/〔化合物(V)、(VI)、(VII)及
び(VIII)の合計重量〕が 0.040〜0.527、好ましくは 0.
047〜0.346 、さらに好ましくは 0.163〜0.346 であ
り、〔化合物(VI)〕/〔化合物(V)、(VI)、(VI
I)及び(VIII)の合計重量〕が0.133〜0.469 、好ましく
は 0.310〜0.458 、さらに好ましくは 0.404〜0.458 で
あり、〔化合物(VII)〕/〔化合物(V)、(VI)、
(VII)及び(VIII)の合計重量〕が 0.013〜0.661 、好ま
しくは 0.154〜0.641 、さらに好ましくは 0.154〜0.37
5 であり、〔化合物(VIII)〕/〔化合物(V)、(V
I)、(VII)及び(VIII)の合計重量〕が 0.001〜0.417
、好ましくは 0.002〜0.096 、さらに好ましくは0.017
〜0.096 である。該混合比率が、上記に規定する最も
広い範囲を外れる場合、柔軟仕上剤組成物の安定性が低
下する。この現象についての理由は必ずしも明確でない
が、該混合比率が、この範囲内の場合は、柔軟基剤
(2)の(A)成分の結晶度は下がり、柔軟仕上剤組成
物中における柔軟基剤(2)の(A)成分の析出が抑制
され、その結果、柔軟仕上剤組成物の増粘、ゲル化や外
観の変化が起きないものと推定される。
【0042】一般式(V)、(VI)、(VII) 及び(VIII)
において、x+y+zは平均値として1〜50、好ましく
は3〜50、さらに好ましくは3〜40である。x+y+z
が平均値として1未満の場合、安定な柔軟仕上剤組成物
が得られず、50より大きい場合、本発明が所望する柔軟
効果が得られない。柔軟基剤(2)の(A)成分のGrif
fin のHLBは5〜15である。HLBが5未満の場合、
安定な柔軟仕上剤組成物が得られず、15より大きい場
合、十分な柔軟効果が得られない。
【0043】一般式(V)〜(VII) において、 R基とし
ては、ヤシ油脂肪酸由来のアルキル基、パーム核油脂肪
酸由来のアルキル基、パーム油脂肪酸由来のアルキル
基、パームステアリン酸由来のアルキル基、硬化パーム
ステアリン酸由来のアルキル基、牛脂脂肪酸由来のアル
キル基、及び硬化牛脂脂肪酸由来のアルキル基からなる
群より選ばれる少なくとも1種が例示される。柔軟基剤
(2)の(A)成分は柔軟基剤(1)と同様の方法で合
成される。一般式(V)、(VI) 、(VII)及び(VIII)で
表されるアルキレンオキシド付加物において、エチレン
オキシド付加物が好ましい。
【0044】<(B)成分>本発明における(B)成分
として、一般式(X)で表される化合物(B−1)及び
一般式(XI) で表される化合物(B−2)からなる群よ
り選ばれる少なくとも1種が使用される。
【0045】<<(B−1)成分>>一般式(X) におい
て、 X- としては、ハロゲンイオン(Cl- , Br- 等) 又
はCH3SO4 -、C2H5SO4 - 、C3H7SO4 - 等が例示される。
(B−1)成分として使用される第4級アンモニウム塩
(X) は、例えば次の反応式によって製造される。
【0046】
【化28】
【0047】〔上記式中、 R2, R3, R4, R5及び X- :前記の意味を示す。 E :ハロゲン原子又はR5-SO4 - を示す。ここで R5 は前
記の意味を示す。〕 即ち、先ずN−(2−アミノエチル)エタノールアミン
(XX)と脂肪酸(XXI)とを反応させイミダゾリン
(XXII)を得る。この場合において、N−(2−ア
ミノエチル)エタノールアミン(XX)/脂肪酸(XXI) の
モル比は 1.0〜2.0 、好ましくは 1.1〜1.5 であり、反
応温度は 150〜250 ℃、好ましくは 180〜230 ℃であ
り、脱水効率を高めるため反応系を常圧から5Torr程度
まで徐々に真空にすることが望ましい。ここで使用され
る脂肪酸(XXI) としては、ヤシ油、パーム油、牛脂、ナ
タネ油、魚油等の天然油脂由来のものが一般的である
が、化学的に合成した炭素数8〜24の脂肪酸でも良い。
【0048】このようにして得られたイミダゾリン(XXI
I)を、触媒として例えばNaOHを用い、又は無触媒で、水
/エタノール等の混合溶媒中又は水中で加水分解し、開
環物(XXIII) を得る。この場合において水はイミダゾリ
ン(XXII)に対し1〜10倍モル、好ましくは2〜5倍モ
ル、エタノールはイミダゾリン(XXII)と水の合計重量の
0〜50重量%、好ましくは10〜30重量%程度使用する。
NaOHはイミダゾリン(XXII)に対し0〜10モル%、好まし
くは0〜5モル%使用する。このようにして得られた開
環物(XXIII) について通常の条件にてホルムアルデヒ
ド、アセトアルデヒド等のアルデヒド(XXIV)を使用して
Leukart(ロイカルト)反応、又は還元アルキル化反応
(開環物(XXIII) とアルデヒド(XXIV)とを反応させた
後、水素化触媒存在下、水素化する)を行い、アミド化
第3級アミン(XXV)を得る。ついでこのアミド化第3級
アミン(XXV) について、脂肪酸(XXVI)によりエステル化
反応を行ない、アミドエステル化第3級アミン(XXVII)
を得る。ここで使用される脂肪酸(XXVI)としては、ヤシ
油、パーム油、牛脂、ナタネ油、魚油等の天然油脂由来
のものが一般的であるが、化学的に合成した炭素数8〜
24の脂肪酸でも良い。
【0049】このようにして得られた、アミドエステル
化第3級アミン(XXVII) を公知の方法により、4級化剤
(XXVIII)により第4級化反応を行ない、第4級アンモニ
ウム塩を得、必要に応じその対イオンを交換し、第4級
アンモニウム塩(X)を得る。4級化剤(XXVIII)として
は、アルキルハライド(例えばメチルクロリド、エチル
クロリド、メチルブロミド等)、ジアルキル硫酸(例え
ばジメチル硫酸、ジエチル硫酸等)等が用いられる。4
級化反応のとき、溶剤として、エタノール、イソプロパ
ノール、ブタノールなどの低級アルコールや、本発明の
柔軟基剤(1)、もしくは本発明の柔軟基剤(2)の
(A)成分又はそれらの混合物を用いてもよい。このよ
うにして得られた第4級アンモニウム塩 (X) は必要に
応じてイオン交換樹脂等を用いてその対イオンを交換す
ることができる。ここで、(B−1)成分を以下に例示
する。
【0050】
【化29】
【0051】〔上記一連の式中、 R2-1及びR3-1:硬化牛脂脂肪酸由来のアルキル基を示
す。 R2-2及びR3-2:硬化パーム油脂肪酸由来のアルキル基を
示す。〕 <(B−2)成分>本発明における(B−2)成分とし
て、一般式(XI) で表される化合物が使用される。一般
式(XI) において、 Y- としては、ハロゲンイオン (Cl
- , Br- 等) 又はCH3SO4 - 、C2H5SO4 - 、C3H7SO4 - 等が
例示される。(B−2)成分を以下に例示する。
【0052】
【化30】
【0053】(B−2)成分は、例えばトリエタノール
アミンを脂肪酸でエステル化し、このエステル化物につ
いて第4級化反応を行うことにより得られる。第4級化
反応における溶媒としてエタノール、イソプロパノー
ル、ブタノール等の低級アルコール、本発明の柔軟基剤
(1)もしくは本発明の柔軟基剤(2)の(A)成分又
はこれらの混合物を用いることができる。
【0054】〔柔軟仕上剤組成物〕本発明組成物は、上
記柔軟基剤(1)又は柔軟基剤(2)、及び水を含有す
る。また、柔軟基剤(1)は柔軟基剤として単独にて使
用することができるが、本発明の柔軟基剤(2)の
(B)成分と併用することもできる。柔軟基剤(1)
と、柔軟基剤(2)における(B)成分を併用する場
合、これらの混合割合は、重量比にて、〔柔軟基剤
(1)〕/〔柔軟基剤(2)における(B)成分〕が、
好ましくは2/1〜1/9、さらに好ましくは1/1〜
1/9、特に好ましくは1/2〜1/9であり、この場
合、特に良好な柔軟効果が得られる。
【0055】本発明において、柔軟基剤(1)もしくは
(2)、又は柔軟基剤(1)及び(2)(以下、本発明
の柔軟基剤と言う)の配合量は、3〜40重量%、好まし
くは5〜30重量%、さらに好ましくは5〜25重量%であ
る。該配合量が3重量%未満の場合、本発明が所望する
柔軟効果が得られず、40重量%を超える場合、組成物の
粘度が増大し、ボトルから出にくい等の不都合が生じ
る。
【0056】更に本発明の柔軟仕上剤組成物において、
本発明の柔軟基剤を高濃度に配合した場合における組成
物の保存時における増粘傾向抑制のため、更に(C)成
分として、活性水素を3個以上有する化合物への炭素数
2〜3のアルキレンオキシド付加体(但し、(C)成分
の分子中、オキシエチレン基部分の合計重量が55重量%
以上である)であり、平均分子量が 5,000〜2,000,000
のポリエーテル化合物又はその誘導体を配合することが
できる。
【0057】(C)成分を得るための出発物質である活
性水素を3個以上有する化合物としては次のものが例示
される。多価アルコールとして、トリメチロールプロパ
ン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、グリ
セリン、ペンタエリスリトール、ソルビトール、蔗糖、
ポリグリセリン、ポリビニルアルコール、ポリ酢酸ビニ
ルの部分ケン化物等が例示される。多価フェノール類と
して、フェノール樹脂やアルキルフェノールのホルマリ
ン縮合物等が例示される。ポリアミン化合物として、エ
チレンジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレン
テトラミン、テトラエチレンペンタミン、ペンタエチレ
ンヘキサミン等のポリエチレンイミン等が例示される。
またこれらのポリアミン化合物の誘導体である部分アミ
ド化物やN−アルキル化物も、活性水素の数が3個以上
残存するものであれば使用し得る。
【0058】(C)成分の製造は、活性水素を3個以上
有する化合物に通常の方法によりエチレンオキシドを必
須として含むアルキレンオキシドを付加することにより
得られる。そのうち、特にエチレンオキシド単独又はエ
チレンオキシドとプロピレンオキシドとのブロック又は
一部ブロック状の付加体が好ましく、その付加の順序は
いずれが先でも良いが、プロピレンオキシド(以下、P
Oと略記)を先に付加させた後、エチレンオキシド(以
下、EOと略記)を付加させたものが、組成物中、本発
明の柔軟基剤を高濃度に使用したときの組成物の保存時
における増粘傾向抑制のため好ましい。
【0059】(C)成分の分子量は 5,000〜2,000,000
であり、好ましくは10,000〜100,000の範囲である。ま
たオキシエチレン基(EO鎖)の部分の合計の重量は全
分子量の55重量%以上であり、好ましくは80重量%以上
である。この場合において、(C)成分の分子量が 5,0
00未満の場合、柔軟仕上剤組成物の保存時における増粘
を抑制する効果が低く、一方、2,000,000 を超える場
合、柔軟仕上剤組成物の粘度が著しく増大し、ボトルか
ら出しにくい等の不都合が生じる。また、(C)成分の
分子量中、オキシエチレン基の合計重量が55重量%未満
の場合、柔軟仕上剤組成物の保存時における増粘を抑制
する効果が低い。
【0060】(C)成分のポリエーテル化合物の誘導体
としてはイソシアネート基を有する化合物等による架橋
反応物やポリエーテル化合物の末端水酸基の硫酸化物、
リン酸化物、カルボキシアルキル化物、脂肪酸エステル
化物あるいは窒素原子の一部をカチオン化したものが挙
げられる。その中でも特に脂肪酸エステル化物とカチオ
ン化物が好ましい。脂肪酸エステル化物の場合、用いる
脂肪酸としては炭素数7〜23個であることが好ましい
が、二重結合の数、枝分かれなどは性能上大きい影響は
ない。カチオン化物としては、ポリエーテル化合物をジ
アルキル硫酸やハロゲン化アルキル等によりカチオン化
した化合物や酢酸、アルキルベンゼンスルホン酸等によ
り中和したカチオン化物が挙げられる。
【0061】かかる(C)成分の配合は、その配合量が
柔軟仕上剤組成物中、 0.5〜5重量%、好ましくは1〜
3重量%、(C)成分と本発明の柔軟基剤との配合割合
が重量比にて〔(C)成分〕/〔本発明の柔軟基剤〕=
1/100 〜1/2.5 、好ましくは1/50〜1/5、且つ
本発明の柔軟基剤と(C)成分の合計配合量が組成物中
3.5〜45重量%、好ましくは11〜40重量%、更に好まし
くは14〜35重量%となるように調整することが、本発明
が所望する水準の柔軟性能を達成し、同時に組成物保存
時における増粘傾向を抑制するために望ましい。
【0062】更に本発明の柔軟仕上剤組成物の柔軟性能
及び保存安定性を向上させるために、(D)成分とし
て、直鎖又は分岐鎖の炭素数8〜24の飽和脂肪酸又は不
飽和脂肪酸を配合することができる。(D)成分の配合
量は、(D)成分と本発明の柔軟基剤の重量比にて
〔(D)成分〕/〔本発明の柔軟基剤〕= 0.5/100 〜
1/1が好ましく、1/100 〜1/2が更に好ましい。
また、本発明の柔軟基剤と(D)成分の合計配合量は組
成物中4〜50重量%であることが好ましい。ここで用い
られる脂肪酸の例としては、カプリン酸、ラウリン酸、
ミリスチン酸、パルミチン酸、オレイン酸、ステアリン
酸、イソステアリン酸、アラキジン酸、ベヘン酸、ヤシ
油、パーム核油、未硬化もしくは硬化の牛脂、豚脂、パ
ーム油、菜種油、魚油、パームステアリン、硬化パーム
ステアリン等から得られる脂肪酸、及びこれらの混合物
などが挙げられる。
【0063】更に本発明においては、以下に示される一
般式(XXX-1) 〜(XXX-3) で表される柔軟仕上剤基剤を配
合することができる。この場合、一般式(XXX-1) 〜(XXX
-3)で表される柔軟仕上剤基剤の配合量は組成物中0〜1
5重量%である。
【0064】
【化31】
【0065】〔式中、 R10, R11:炭素数1〜4のアルキル基を示す。 R12:直鎖又は分岐鎖の炭素数7〜23のアルキル基又はア
ルケニル基を示す。 Z-:ハロゲンイオン又はR8SO4 -基を示す。ここで、R8
炭素数1〜4のアルキル基を示す。尚、Z- は前記のX-
と同一でもよいし、又は異なっていてもよい。〕
【0066】
【化32】
【0067】〔式中、 R12:前記の意味を示す。 R13:直鎖又は分岐鎖の炭素数7〜23のアルキル基又はア
ルケニル基を示す。〕
【0068】
【化33】
【0069】〔式中、 R12, R13:前記の意味を示す。 R14:直鎖又は分岐鎖の炭素数7〜23のアルキル基又はア
ルケニル基を示す。〕 また、本発明組成物は、本発明の目的を損なわない範囲
で、従来公知の柔軟基剤を使用することを防げない。ま
た、本発明組成物において、組成物の粘度調整のため、
NaCl、CaCl2、MgCl2、N−メチル−N,N,N−トリエ
タノールアンモニウム塩等の電解質を配合することがで
きる。この場合、無機電解質の配合量は組成物中0〜5
重量%、好ましくは0.01〜2重量%である。
【0070】本発明の柔軟仕上剤組成物において、更に
組成物のpHを調整するために酸又はアルカリ性の物質を
添加することができる。この場合、pHを 1.5〜6.5 の範
囲に調整することが組成物の粘度、保存安定性の点から
望ましい。本発明の柔軟仕上剤組成物は、長期保存に対
して安定性は高いが、更に過酷な保存条件下での安定化
のために、ポリオキシエチレン(5〜50モル)アルキル
又はアルケニル(C12 〜C24 )エーテルや、ポリオキシ
エチレン(5〜50モル)アルキル又はアルケニル(C12
〜C24 )アミン等のノニオン界面活性剤、エチレングリ
コールやプロピレングリコール、グリセリン又は尿素な
どのハイドロトロープ剤、エタノール、イソプロピルア
ルコールなどの低級アルコールなどを配合しても良い。
また、本発明の組成物の外観向上のために顔料または染
料を、すすぎ時の消泡のためにシリコーンを、使用時及
び仕上がり後の趣向を良くするために香料を配合するこ
ともできる。本発明の柔軟仕上剤組成物の必須成分及び
任意成分を除いた残部は水である。
【0071】本発明の柔軟仕上剤組成物を調製する方法
の一例を以下に述べるが、本発明はこの製法に限定され
るものではない。本発明の柔軟基剤とその他の成分(但
し(C)成分を除く)との混合物を溶融し、この溶融物
を、攪拌下60℃に加温したイオン交換水の中に徐々に滴
下する。その後必要に応じて、このようにして生成した
エマルジョンの中へ(C)成分を添加してもよい。更に
あらかじめ水中にノニオン性界面活性剤を添加しておい
てもよいし、本発明の柔軟基剤とその他の成分の添加の
後に粘度を調節するために無機塩を添加してもよい。
【0072】
【発明の効果】本発明の柔軟仕上剤組成物は、布に対し
てGreasy感を呈することなく、優れた柔軟性及び吸水性
を付与することができる。また、生分解性にも優れ、自
然環境に対し優しく、保存安定性(保存後ゲル化又は増
粘しないこと)も極めて良好である。
【0073】
【実施例】以下、本発明の実施例を示し、本発明をさら
に詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定さ
れるものではない。尚、例中の%は特記しない限り重量
%であり、残部は水である。
【0074】実施例1〜41 表1及び表2に示す柔軟基剤(1)、表3に示す柔軟基
剤(2)の(A)成分、表4に示す柔軟基剤(2)の
(B−1)成分、表5に示す柔軟基剤(2)の(B−
2)成分、表6に示す(C)成分、表7に示す(D)成
分、表8に示すその他の成分を用いて、表9〜表12に
示す組成の本発明の液体柔軟仕上剤組成物を調製した。
【0075】比較例1 表1に示す柔軟基剤(1−6)と表8に示すその他の成
分(E−5)との混合物(特開平6−57632号公報
の実施例12の混合物)を用いて、表13に示す組成の
液体柔軟仕上剤組成物を調製した。
【0076】比較例2 表5に示す柔軟基剤(B−2−3)と表8に示すその他
の成分(E−6)との混合物(特開平6−10263号
公報の実施例4の混合物)を用いて、表13に示す組成
の液体柔軟仕上剤組成物を調製した。
【0077】比較例3〜16 表3に示す柔軟基剤(2)の(A)成分、表4に示す柔
軟基剤(2)の(B−1)成分、表5に示す柔軟基剤
(2)の(B−2)成分、及び表8に示すその他の成分
を用いて、表13及び表14に示す組成の液体柔軟仕上
剤組成物を調製した。
【0078】実施例1〜41及び比較例1〜16で得ら
れた液体柔軟仕上剤組成物を用いて、以下の方法により
柔軟性、Greasy感の評価を行った。また、以下の方法に
より保存安定性の評価を行った。結果を表9〜14に示
す。
【0079】<柔軟性及びGreasy感の評価>市販の木綿
タオル、アクリル繊維、ポリエステル繊維を市販洗剤
“アタック”(花王株式会社製、登録商標)にて5回繰
り返し洗濯をし、布についている洗剤を除去した後、上
記で調製した液体柔軟仕上剤組成物を布の重量の 0.5%
投入し、25℃、浴比1/10で3分間攪拌下で処理した
後、室内で風乾後、20℃、65%RHの恒温恒湿室にて24
時間放置した。これらの布について柔軟性及びGreasy感
の評価を行った。柔軟性及びGreasy感の評価は、比較例
16の柔軟仕上剤組成物で処理した布を対照にして一対
比較を行った。評価は次のように表す。
【0080】柔軟性: +2 対照より柔らかい +1 対照よりやや柔らかい 0 対照と同じ −1 対照の方がやや柔らかい −2 対照の方が柔らかい Greasy感: +2 対照の方がGreasyである +1 対照の方がややGreasyである 0 対照と同じ −1 対照よりややGreasyである −2 対照よりGreasyである <保存安定性の評価方法>上記で調製した液体柔軟仕上
剤組成物を密封して、20℃にて20日間保存し、密閉条件
での外観及び流動性を目視にて観察した。その結果、外
観及び流動性において変化が認められなかったものを良
好とし、状態の変化が認められたものはその旨明記し
た。
【0081】<吸水性の評価方法〔バイレックス法〕>
柔軟性及びGreasy感の評価方法と同様に処理を行った布
を、25℃、65%RHの恒温恒湿室にて24時間放置した。
このうち、木綿タオルを吸水性の評価に用いた。木綿タ
オルのパイル織でない部分を、25cm×2cmの長方形に切
る。一方、上記恒温恒湿室に、25℃の水を用意し、布片
を鉛直に保持したまま下から2cmが水中に没するように
つけ、水を吸わせ、15分後に上昇した水の高さを測定す
る。
【0082】
【表1】
【0083】
【表2】
【0084】注) *1:EOはエチレンオキシドを表す。 *2:半硬化牛脂は、牛脂/硬化牛脂=1/1(重量比)
である。 *3:半硬化パームステアリン酸メチルエステルは、パー
ムステアリン酸メチルエステル/硬化パームステアリン
酸メチルエステル=1/1(重量比)である。
【0085】
【表3】
【0086】
【表4】
【0087】
【表5】
【0088】注) *1:R22-1 は硬化牛脂脂肪酸由来のアルキル基を示す。 *2:R22-2 は未硬化牛脂脂肪酸と硬化牛脂脂肪酸との混
合脂肪酸(重量比にて〔前者〕/〔後者〕=75/25)由
来のアルキル基を示す。
【0089】
【表6】
【0090】
【表7】
【0091】
【表8】
【0092】
【表9】
【0093】
【表10】
【0094】
【表11】
【0095】
【表12】
【0096】
【表13】
【0097】
【表14】
【0098】注)表9〜14中、( )内の数字は組成物
中の配合量を示し、単位は重量%である。またバランス
は水である。
【0099】以上の結果より、本発明の柔軟仕上剤組成
物は、布に対してGreasy感を呈することなく、優れた柔
軟性及び吸水性を付与することができ、保存安定性も良
好であることがわかる。
フロントページの続き (72)発明者 マリア ホセ ベルメホ オセース スペイン国バルセロナ08210,ベルベラ ー デル バジェス,プーチ デルス ツドンス,10,カオウ コーポレイショ ン ソシエダッド アノニマ内 (72)発明者 岡部 和彦 スペイン国バルセロナ08210,ベルベラ ー デル バジェス,プーチ デルス ツドンス,10,カオウ コーポレイショ ン ソシエダッド アノニマ内 (56)参考文献 特開 平4−363351(JP,A) 特開 昭63−295764(JP,A) 特開 昭59−223368(JP,A) 特開 平6−57632(JP,A) 特開 平6−10263(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06M 13/00 - 13/535

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記柔軟基剤(1)又は柔軟基剤
    (2)、及び水を含有することを特徴とする液体柔軟仕
    上剤組成物。 〔柔軟基剤(1)〕下記一般式(I)で表される化合物
    (以下、化合物(I)と言う)、下記一般式(II)で表
    される化合物(以下、化合物(II) と言う) 、下記一般
    式(III)で表される化合物(以下、化合物(III) と言
    う) 及び下記一般式(IV)で表される化合物(以下、化
    合物(IV) と言う) の混合物。(但し、化合物(I)、
    化合物(II)、化合物(III)及び化合物(IV) の混合比
    率は、重量比にて、 〔化合物(I)〕/〔化合物(I)、(II) 、(III) 及
    び (IV) の合計重量〕=0.040 〜0.327 〔化合物(II)〕/〔化合物(I)、(II) 、(III) 及
    び(IV)の合計重量〕=0.298 〜0.469 〔化合物(III)〕/〔化合物(I)、(II) 、(III) 及
    び(IV)の合計重量〕=0.173 〜0.661 〔化合物(IV)〕/〔化合物(I)、(II) 、(III) 及
    び(IV)の合計重量〕=0.001 〜0.077 であり、且つ化合物(I)、(II) 、(III) 及び(IV)
    の混合物のGriffin のHLBは5〜12である。) 【化1】 〔式中、 A1,A2,A3: RCO基又は H原子を示す。但し、A1基、A2
    基、A3基のうち1個はRCO 基であり、他の2個は H原子
    である。ここで、R 基は直鎖又は分岐鎖の炭素数7〜23
    のアルキル基又はアルケニル基を示す。 Q :炭素数2〜3のアルキレン基を示し、炭素数2のア
    ルキレン基と炭素数3のアルキレン基は混合していても
    よい。 a, b, c:0以上の数を示し、a+b+cは平均値と
    して4〜18である。〕 【化2】 〔式中、 B1, B2, B3: RCO基又は H原子を示す。但し、B1基、B2
    基、B3基のうち2個はRCO基であり、他の1個は H原子
    である。ここで、R基は前記の意味を示す。 Q, a, b, c:前記の意味を示す。〕 【化3】 〔式中、 D1, D2, D3: RCO基を示す。ここで、R基は前記の意味
    を示す。 Q, a, b, c:前記の意味を示す。〕 【化4】 〔式中、 Q, a, b, c:前記の意味を示す。〕 〔柔軟基剤(2)〕下記(A)成分及び(B)成分の混
    合物。但し、混合割合は重量比にて〔(A)成分〕/
    〔(B)成分〕=2/1〜1/9である。 <(A)成分>下記一般式(V)で表される化合物(以
    下、化合物(V)と言う)、下記一般式(VI)で表され
    る化合物(以下、化合物(VI) と言う)、下記一般式
    (VII)で表される化合物(以下、化合物(VII)と言う)
    及び下記一般式(VIII)で表される化合物(以下、化合物
    (VIII) と言う) の混合物。(但し、化合物(V)、化
    合物(VI)、化合物(VII)及び化合物(VIII)の混合比率
    は、重量比にて、 〔化合物(V)〕/〔化合物(V)、(VI) 、(VII) 及
    び(VIII)の合計重量〕=0.040 〜0.527 〔化合物(VI)〕/〔化合物(V)、(VI) 、(VII) 及
    び(VIII)の合計重量〕=0.133 〜0.469 〔化合物(VII)〕/〔化合物(V)、(VI) 、(VII) 及
    び(VIII)の合計重量〕=0.013 〜0.661 〔化合物(VIII)〕/〔化合物(V)、(VI) 、(VII) 及
    び(VIII)の合計重量〕=0.001 〜0.417 であり、且つ化合物(V)、(VI) 、(VII) 及び(VIII)
    の混合物のGriffin のHLBが5〜15である混合物よ
    り、柔軟基剤(1)に該当する部分を除いた混合物) 【化5】 〔式中、 A1,A2,A3, Q :前記の意味を示す。 x, y, z:0以上の数を示し、x+y+zは平均値と
    して1〜50である。〕 【化6】 〔式中、 B1, B2, B3, Q, x, y, z:前記の意味を示す。〕 【化7】 〔式中、 D1, D2, D3, Q, x, y, z:前記の意味を示す。〕 【化8】 〔式中、 Q, x,y,z:前記の意味を示す。〕 <(B)成分>下記(B−1)成分及び(B−2)成分
    からなる群より選ばれる少なくとも1種。 <<(B−1)成分>>下記一般式(X)で表される化合
    物。 【化9】 〔式中、 R2, R3:同一又は異なって、直鎖又は分岐鎖の炭素数7
    〜23のアルキル基又はアルケニル基を示す。 R4, R5:炭素数1〜4のアルキル基を示す。 X-:ハロゲンイオン又は R4SO4 - を示す。ここでR4は前
    記の意味を示す。〕 <<(B−2)成分>>下記一般式(XI) で表される化合
    物。 【化10】 〔式中、 E1, E2, E3:R7CO基又は H原子を示す。但し、E1基、E2
    基、E3基のうち少なくとも1個はR7CO基である。ここ
    で、R7は直鎖又は分岐鎖の炭素数7〜23のアルキル基又
    はアルケニル基である。 R6:炭素数1〜4のアルキル基を示す。 Y-:ハロゲンイオン又は R6SO4 - を示す。ここでR6は前
    記の意味を示す。〕
  2. 【請求項2】 柔軟基剤(1)が、化合物(I)、(I
    I)、(III)及び(IV)の混合物であり、化合物(I)、
    化合物(II)、化合物(III)及び化合物(IV)の混合比
    率が、重量比にて、 〔化合物(I)〕/〔化合物(I)、(II) 、(III) 及
    び (IV) の合計重量〕=0.040 〜0.317 〔化合物(II)〕/〔化合物(I)、(II) 、(III) 及
    び(IV)の合計重量〕=0.298 〜0.469 〔化合物(III)〕/〔化合物(I)、(II) 、(III) 及
    び(IV)の合計重量〕=0.183 〜0.661 〔化合物(IV)〕/〔化合物(I)、(II) 、(III) 及
    び(IV)の合計重量〕=0.001 〜0.067 であり、一般式(I)〜一般式 (IV) において、a+b
    +cは平均値として4〜12である、請求項1記載の液体
    柔軟仕上剤組成物。
  3. 【請求項3】 柔軟基剤(2)における(A)成分が、
    化合物(V)、(VI)、(VII)及び(VIII)の混合物であ
    り、その混合比率が重量比にて、 〔化合物(V)〕/〔化合物(V)、(VI) 、(VII) 及
    び(VIII)の合計重量〕=0.047 〜0.346 〔化合物(VI)〕/〔化合物(V)、(VI) 、(VII) 及
    び(VIII)の合計重量〕=0.310 〜0.458 〔化合物(VII)〕/〔化合物(V)、(VI) 、(VII) 及
    び(VIII)の合計重量〕=0.154 〜0.641 〔化合物(VIII)〕/〔化合物(V)、(VI) 、(VII) 及
    び(VIII)の合計重量〕=0.002 〜0.096 であり、一般式(V)〜一般式(VIII)において、x+y
    +zは平均値として3〜50である混合物より柔軟基剤
    (1)に該当する部分を除く混合物である、請求項1記
    載の液体柔軟仕上剤組成物。
  4. 【請求項4】 柔軟基剤(2)における(A)成分が、
    化合物(V)、(VI)、(VII)及び(VIII)の混合物であ
    り、その混合比率が重量比にて、 〔化合物(V)〕/〔化合物(V)、(VI) 、(VII) 及
    び(VIII)の合計重量〕=0.163 〜0.346 〔化合物(VI)〕/〔化合物(V)、(VI) 、(VII) 及
    び(VIII)の合計重量〕=0.404 〜0.458 〔化合物(VII)〕/〔化合物(V)、(VI) 、(VII) 及
    び(VIII)の合計重量〕=0.154 〜0.375 〔化合物(VIII)〕/〔化合物(V)、(VI) 、(VII) 及
    び(VIII)の合計重量〕=0.017 〜0.096 であり、一般式(V)〜一般式(VIII)において、x+y
    +zは平均値として3〜40である混合物より柔軟基剤
    (1)に該当する部分を除く混合物である、請求項1記
    載の液体柔軟仕上剤組成物。
  5. 【請求項5】 下記柔軟基剤(1)、及び柔軟基剤
    (2)における(B)成分を含有し、これらの混合割合
    が重量比にて、〔柔軟基剤(1)〕/〔柔軟基剤(2)
    における(B)成分〕=2/1〜1/9である液体柔軟
    仕上剤組成物。 〔柔軟基剤(1)〕下記一般式(I)で表される化合物
    (以下、化合物(I)と言う)、下記一般式(II)で表
    される化合物(以下、化合物(II) と言う) 、下記一般
    式(III)で表される化合物(以下、化合物(III) と言
    う) 及び下記一般式(IV)で表される化合物(以下、化
    合物(IV) と言う) の混合物。(但し、化合物(I)、
    化合物(II)、化合物(III)及び化合物(IV) の混合比
    率は、重量比にて、 〔化合物(I)〕/〔化合物(I)、(II) 、(III) 及
    び (IV) の合計重量〕=0.040 〜0.327 〔化合物(II)〕/〔化合物(I)、(II) 、(III) 及
    び(IV)の合計重量〕=0.298 〜0.469 〔化合物(III)〕/〔化合物(I)、(II) 、(III) 及
    び(IV)の合計重量〕=0.173 〜0.661 〔化合物(IV)〕/〔化合物(I)、(II) 、(III) 及
    び(IV)の合計重量〕=0.001 〜0.077 であり、且つ化合物(I)、(II) 、(III) 及び(IV)
    の混合物のGriffin のHLBは5〜12である。) 【化11】 〔式中、 A1,A2,A3: RCO基又は H原子を示す。但し、A1基、A2
    基、A3基のうち1個はRCO 基であり、他の2個は H原子
    である。ここで、R 基は直鎖又は分岐鎖の炭素数7〜23
    のアルキル基又はアルケニル基を示す。 Q :炭素数2〜3のアルキレン基を示し、炭素数2のア
    ルキレン基と炭素数3のアルキレン基は混合していても
    よい。 a, b, c:0以上の数を示し、a+b+cは平均値と
    して4〜18である。〕 【化12】 〔式中、 B1, B2, B3: RCO基又は H原子を示す。但し、B1基、B2
    基、B3基のうち2個はRCO基であり、他の1個は H原子
    である。ここで、R基は前記の意味を示す。 Q, a, b, c:前記の意味を示す。〕 【化13】 〔式中、 D1, D2, D3: RCO基を示す。ここで、R基は前記の意味
    を示す。 Q, a, b, c:前記の意味を示す。〕 【化14】 〔式中、 Q, a, b, c:前記の意味を示す。〕 〔柔軟基剤(2)〕 <(B)成分>下記(B−1)成分及び(B−2)成分
    からなる群より選ばれる少なくとも1種。 <<(B−1)成分>>下記一般式(X)で表される化合
    物。 【化15】 〔式中、 R2, R3:同一又は異なって、直鎖又は分岐鎖の炭素数7
    〜23のアルキル基又はアルケニル基を示す。 R4, R5:炭素数1〜4のアルキル基を示す。 X-:ハロゲンイオン又は R4SO4 - を示す。ここでR4は前
    記の意味を示す。〕 <<(B−2)成分>>下記一般式(XI) で表される化合
    物。 【化16】 〔式中、 E1, E2, E3:R7CO基又は H原子を示す。但し、E1基、E2
    基、E3基のうち少なくとも1個はR7CO基である。ここ
    で、R7は直鎖又は分岐鎖の炭素数7〜23のアルキル基又
    はアルケニル基である。 R6:炭素数1〜4のアルキル基を示す。 Y-:ハロゲンイオン又は R6SO4 - を示す。ここでR6は前
    記の意味を示す。〕
  6. 【請求項6】 一般式(I)〜一般式(III) において、
    R基が牛脂脂肪酸由来のアルキル基、硬化牛脂脂肪酸由
    来のアルキル基、パームステアリン酸由来のアルキル基
    及び硬化パームステアリン酸由来のアルキル基からなる
    群より選ばれる少なくとも1種である、請求項1、2又
    は5記載の液体柔軟仕上剤組成物。
  7. 【請求項7】 一般式(V)〜一般式(VII)において、
    R基がヤシ油脂肪酸由来のアルキル基、パーム核油脂肪
    酸由来のアルキル基、パーム油脂肪酸由来のアルキル
    基、パームステアリン酸由来のアルキル基、硬化パーム
    ステアリン酸由来のアルキル基、牛脂脂肪酸由来のアル
    キル基、及び硬化牛脂脂肪酸由来のアルキル基からなる
    群より選ばれる少なくとも1種である、請求項1、3、
    4又は5記載の液体柔軟仕上剤組成物。
  8. 【請求項8】 一般式(I)〜一般式(IV) において、
    Q基が-CH2CH2-である、請求項1、2、5又は6記載の
    液体柔軟仕上剤組成物。
  9. 【請求項9】 一般式(V)〜一般式(VIII) におい
    て、 Q基が-CH2CH2-である、請求項1,3,4,5又は
    7記載の液体柔軟仕上剤組成物。
  10. 【請求項10】 柔軟基剤(1)もしくは(2)、又は
    柔軟基剤(1)及び(2)(以下、本発明の柔軟基剤と
    言う)の配合量が組成物中3〜40重量%である、請求項
    1〜9のいずれか一項に記載の液体柔軟仕上剤組成物。
  11. 【請求項11】 下記(C)成分を更に含有し、(C)
    成分の配合量が組成物中 0.5〜5重量%であり、(C)
    成分と本発明の柔軟基剤との配合割合が重量比にて、
    〔(C)成分〕/〔本発明の柔軟基剤〕=1/100 〜1
    /2.5 で、且つ本発明の柔軟基剤と(C)成分の合計配
    合量が組成物中 3.5〜45重量%である、請求項1〜10
    のいずれか一項に記載の液体柔軟仕上剤組成物。 〔(C)成分〕活性水素を3個以上有する化合物への炭
    素数2〜3のアルキレンオキシド付加体(但し、(C)
    成分の分子中、オキシエチレン基部分の合計重量が55重
    量%以上である)であり、平均分子量が 5,000〜2,000,
    000 のポリエーテル化合物又はその誘導体。
  12. 【請求項12】 (D)成分として、直鎖又は分岐鎖の
    炭素数8〜24の飽和又は不飽和の脂肪酸を更に含有し、
    (D)成分と本発明の柔軟基剤の配合割合が重量比に
    て、〔(D)成分〕/〔本発明の柔軟基剤〕= 0.5/10
    0 〜1/1で、且つ(D)成分と本発明の柔軟基剤の合
    計配合量が組成物中4〜50重量%である、請求項1〜1
    1のいずれか一項に記載の液体柔軟仕上剤組成物。
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