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JP3170628U - 熱転写成形装置 - Google Patents

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JP3170628U
JP3170628U JP2011004052U JP2011004052U JP3170628U JP 3170628 U JP3170628 U JP 3170628U JP 2011004052 U JP2011004052 U JP 2011004052U JP 2011004052 U JP2011004052 U JP 2011004052U JP 3170628 U JP3170628 U JP 3170628U
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勝市 菊池
勝市 菊池
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安田工機株式会社
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Abstract

【課題】スタンパ等のパターン形成手段を用いた熱転写成形において、被加工材を均一に押圧して安定的かつ高精度な熱転写を実施することができる熱転写成形装置を提供する。【解決手段】固定側枠体25と、これと合着する可動側枠体35によって形成されるチャンバ40と、固定側枠体に配置され固定熱板21を有する固定側部材20と、固定熱板と対向配置された可動熱板31を有する可動側部材30と、固定熱板の上部に配置されチャンバを固定側チャンバ41と可動側チャンバ46に区画し表裏にパターン形成手段Sが配置された被加工材Mが載置されるダイヤフラム部材50と、固定熱板とダイヤフラム部材との間に介在される金属製の網状部材55と、固定側チャンバ内を減圧する固定側減圧手段60と、固定側チャンバ内を加圧する加圧手段65と、可動側チャンバ内を減圧する可動側減圧手段70とを備える。【選択図】図2

Description

本考案は、スタンパと称されるパターン形成手段を用いて被加工材に対し型面を熱転写する熱転写成形装置に関する。
一般に、熱可塑性樹脂等からなる被加工材に対してパターン形成手段によって熱転写成形する場合、まず、固定熱板を有する固定側部材上に被加工材が載置される。次に、固定側部材に対して可動熱板を有する可動側部材が前進して被加工材を加熱加圧する。こうして熱転写成形は行われる。このような熱転写成形を行う装置として、例えば、可動側部材の前進時に真空チャンバを形成し、この真空チャンバ内を減圧した状態で被加工材を加熱加圧する構成の成形装置が提案されている(例えば、特許文献1等参照)。
前述の成形装置において熱転写が行われる熱可塑性樹脂等からなる被加工材は、材料段階の成型ロットごとに板厚にばらつきが生じる。1枚の樹脂板内においても厚さのばらつきが生じる等のため、板厚の約±5〜10%程度の厚さの精度となる。そのため、固定側部材や可動側部材の精度を向上させたとしても、被加工材に対して均一に押圧することは決して容易ではない。
このように、上記の不均一な押圧状態による熱転写成形では、被加工材が必要以上に変形することがあり、製品の品質が低下することが問題となる。逆に、被加工材を変形させないように加圧力を抑えて調整すると、転写自体が不安定となり、品質のばらつきが問題であった。これらの問題は、被加工材が大型になるほど板厚のばらつきも大きくなるため、より大きな影響を及ぼすことが懸念されている。
特開2003−1705号公報
本考案は前記の点に鑑みなされたものであり、スタンパ等のパターン形成手段を用いた熱転写成形において、被加工材を均一に押圧して安定的かつ高精度な熱転写を実施することができる熱転写成形装置を提供するものである。
すなわち、請求項1の考案は、固定側枠体と、該固定側枠体と合着する可動側枠体とによって形成されるチャンバと、前記固定側枠体に配置され、固定熱板を有する固定側部材と、前記固定側部材に対して進退し、前記固定熱板と対向配置された可動熱板を有する可動側部材と、前記固定熱板の上部に配置され、前記チャンバを固定側チャンバと可動側チャンバとに区画するとともに表裏にパターン形成手段が配置された被加工材が載置されるダイヤフラム部材と、前記固定熱板と前記ダイヤフラム部材との間に介在される金属製の網状部材と、前記固定側枠体に設けられ、前記固定側チャンバ内を減圧する固定側減圧手段と、前記固定側枠体に設けられ、前記固定側チャンバ内を加圧する加圧手段と、前記可動側枠体に設けられ、前記可動側チャンバ内を減圧する可動側減圧手段とを備えたことを特徴とする熱転写成形装置に係る。
請求項2の考案は、前記被加工材の外周を包囲する成形枠部材が前記ダイヤフラム部材に配置されている請求項1に記載の熱転写成形装置に係る。
請求項1の考案に係る熱転写成形装置によると、固定側枠体と、該固定側枠体と合着する可動側枠体とによって形成されるチャンバと、前記固定側枠体に配置され、固定熱板を有する固定側部材と、前記固定側部材に対して進退し、前記固定熱板と対向配置された可動熱板を有する可動側部材と、前記固定熱板の上部に配置され、前記チャンバを固定側チャンバと可動側チャンバとに区画するとともに表裏にパターン形成手段が配置された被加工材が載置されるダイヤフラム部材と、前記固定熱板と前記ダイヤフラム部材との間に介在される金属製の網状部材と、前記固定側枠体に設けられ、前記固定側チャンバ内を減圧する固定側減圧手段と、前記固定側枠体に設けられ、前記固定側チャンバ内を加圧する加圧手段と、前記可動側枠体に設けられ、前記可動側チャンバ内を減圧する可動側減圧手段とを備えたため、被加工材を均一に押圧して安定的かつ高精度な熱転写を実施することができる熱転写成形装置を実現することができる。そこで、製品の品質の低下を防止するとともに、被加工材に対する転写を精度よくかつ安定して実施することができる。
請求項2の考案に係る熱転写成形装置によると、請求項1の考案において、前記被加工材の外周を包囲する成形枠部材が前記ダイヤフラム部材に配置されているため、成形枠部材がダイヤフラム部材の押し上げを規制して被加工材の角部への過剰な押圧を抑制し被加工材の変形を防止できる。また、成形枠部材を配置することによって、ダイヤフラム部材の持ち上がりを規制してダイヤフラム部材の無理な引き延ばしを抑制することができる。
本考案の一実施例に係る熱転写成形装置の要部断面図である。 加工前の固定側枠体と可動側枠体の開放状態の主要部断面図である。 固定側枠体と可動側枠体の合着状態の主要部断面図である。 被加工材の加圧時の主要部断面図である。 被加工材の加熱及び冷却加圧時の主要部断面図である。 図5の固定側チャンバ付近の部分拡大図である。 固定側枠体と可動側枠体の合着解除時の主要部断面図である。 加工後の固定側枠体と可動側枠体の開放状態の主要部断面図である。
図1は本考案の一実施例に係る熱転写成形装置10の概観の要部断面図である。熱転写成形装置10において、例えば、PMMAやポリカーボネート等の熱可塑性樹脂からなる被加工材Mはその表層から加熱されて可塑化し、スタンパと称されるパターン形成手段Sの型面パターンが加圧により被加工材Mの表層に押し当てられて熱転写成形される。この実施例の熱可塑性樹脂からなる被加工材Mは、例えば液晶テレビジョン、液晶ディスプレイ等の各種表示装置に装着されるバックライト用の導光板として加工される。むろん、被加工材Mはその他の材料を用い、各種用途に加工することは可能である。
図1を用い請求項1の考案に規定する熱転写成形装置10の主要構成を説明する。加工対象となる被加工材Mはパターン形成手段S(スタンパ)とともに固定熱板21を有する固定側部材20側に載置される。この固定側部材20に対して進退し、固定熱板21と対向配置された可動熱板31を有する可動側部材30が備えられる。そして、被加工材Mは可動側部材30側からの押圧を受ける。固定側部材20は固定側枠体(下枠体)25の内部に配置され、これと対応して可動側部材30も可動側枠体(上枠体)35の内部に配置される。固定側枠体25と、この固定側枠体25と合着する可動側枠体35によってチャンバ40が形成される。チャンバ40は熱転写成形装置10に減圧状態(真空状態)を維持する区画である。後出の図3等が参照される。
固定熱板21の上部にダイヤフラム部材50が配置され、チャンバ40はダイヤフラム部材50を境に下方の固定側チャンバ41と上方の可動側チャンバ46に区画される。そして、被加工材Mの上下両面にパターン形成手段Sが配置され、ダイヤフラム部材50上に載置される。実施例では厚さ約3mmの耐熱ゴムのシートが用いられる。
実施例の熱転写成形装置10では、固定熱板21とダイヤフラム部材50との間に金属製の網状部材55が介在される。網状部材55は固定熱板21からの熱伝導性等を考慮して1インチ当たり300ないし600メッシュの網目のステンレス鋼の金網とした。
この実施例では、チャンバ40(固定側チャンバ41と可動側チャンバ46)内の加圧並びに減圧を行う給気、脱気のための部材が備えられる。固定側チャンバ41内を減圧する固定側減圧手段60は固定側枠体25に設けられる。そして固定側チャンバ41内を加圧する加圧手段65は固定側枠体25に設けられる。また、可動側チャンバ46内を減圧する可動側減圧手段70は可動側枠体35に設けられる。
加えて、請求項2の考案に規定するように、被加工材Mの外周を包囲する成形枠部材29はダイヤフラム部材50上に配置される。成形枠部材29は枠形状(口の字形状)の部材として構成され、その内部に被加工材Mと同一形状の開口部分が設けられる。開口部分の大きさは、板状の被加工材よりもごくわずか、例えば0.5mm程度大きく形成される。この成形枠部材29では、開口部分に被加工材Mとパターン形成手段Sが収納されるため、被加工材Mとパターン形成手段Sとの位置関係を一定に保持することができる。なお、後述する成形工程の説明からも明らかであるように、成形枠部材29の高さは、パターン形成手段S、被加工材M、パターン形成手段Sの3枚積層体よりも幾分低く設定される。また、成形枠部材29の内面側は鏡面仕上げされている。理由として、成形時に被加工材を構成する樹脂が熱膨張したとき、被加工材の端面部分が成形枠部材に接触する。そうすると、成形枠部材の内面粗さが被加工材に転写される。このため、鏡面仕上げとすることにより余計な転写を防ぐ必要があるためである。
図1において、符号11は機台、11Aは機台11の下板部材、11Bは機台11の上板部材、12は可動部材30を進退させるための作動機構、13は作動機構12に形成された作動シリンダ部、13a,13bは作動シリンダ部13に接続された作動流体のための流出入部、14は下板部材11Aと上板部材11Bとを連結するロッド部、15はロッド部14に進退自在に配置されたスライド部材、34は作動ピストン、36はばね等の弾性部材である。
また、図1中の符号80は作動シリンダ部13に作動流体を供給するポンプ、81は作動流体が貯留されたタンク、82はポンプ80を作動させるサーボモータ、83は流出入部13a,13bに配置された圧力センサ、84は可動部材30の位置を検知するためにスライド部材15に配置された位置検知手段、85は圧力センサ83及び位置検知手段84に基づいてサーボモータ82を制御するコントローラ、86はそのサーボアンプである。各部材の構成から把握されるように、可動部材30(可動側枠体35)の降下と上昇の進退動作は公知のPLC等からなるコントローラ85に従い適式に制御される。
図1とともに図2以降の主要部断面図を含め熱転写成形装置10の主要構造を説明する。図1参照の機台11の下板部材11A上に設置された固定側枠体25の内部に固定側部材20が収容される。固定側部材20の上部に固定熱板21が配置される。固定側部材20と固定熱板21の間に断熱板22が介装され、固定側部材20が受ける熱の影響が緩和される。固定熱板21には複数の温調流体流路21aが形成され、加熱用流体または冷却用流体が温調流体流路21a内を流通することにより固定熱板21は所定温度に加熱もしくは冷却される。固定熱板21の温度は同固定熱板内に組み込まれた温度センサ23により測定される。
可動側部材30は、図1参照のスライド部材15と締結され、作動機構12に形成された作動シリンダ部13に嵌挿される作動ピストン34と一体に形成される。可動側枠体35は弾性部材36を介してスライド部材15に懸架されており、可動側部材30は作動機構12による油圧制御を受けたスライド部材15の進退に連動して作動される。その結果、可動側部材30は固定側部材20に対して進退動作可能となる。可動側枠体35と可動側部材30の間にパッキン等からなるシール部材37が装着され、可動側部材30の側面は可動側枠体35から圧接される。
可動側部材30には、直下の固定熱板21と対向配置された可動熱板31が装着される。可動側部材30と可動熱板31の間に断熱板32が介装され、可動側部材30が受ける熱の影響が緩和される。可動熱板31にも複数の温調流体流路31aが形成され、加熱用流体または冷却用流体が温調流体流路31aを流通することにより可動熱板31は所定温度に加熱もしくは冷却される。可動熱板31の温度は同可動熱板内に組み込まれた温度センサ33により測定される。
特に図3等に開示するように、チャンバ40は、可動側部材30の前進(降下)に伴い可動側枠体35が前進することにより、可動側枠体35が固定側枠体25を圧接して形成される。実施例における被加工材Mとパターン形成手段Sの配置例では、被加工材Mの一面側と固定側部材20の固定熱板21との間に配置される第1パターン形成手段S1と、被加工材Mの他面側と可動側部材30の可動熱板31との間に配置される第2パターン形成手段S2からなる。この「(固定側部材20側)|(S1)|(M)|(S2)|(可動側部材30側)」とする配置により、被加工材Mの両面に所定の型面パターンが熱転写形成される。なお、被加工材Mの表面を平滑に仕上げたい場合には、鏡面仕上げのパターン形成手段S(スタンパ)が用いられる。
ダイヤフラム部材50は固定熱板21の上部に配置され、同ダイヤフラム部材50によりチャンバ40は固定側チャンバ41と可動側チャンバ46に区画される。ダイヤフラム部材50上に第1パターン形成手段S1とともに被加工材Mが載置される。さらに、固定熱板21の直上かつダイヤフラム部材50の直下に金属製の網状部材55が介在される。ダイヤフラム部材50及び金属製の網状部材55は固定シール枠26を介して固定側枠体25に気密性を確保するように固定される。また、図示の例では、可動側枠体35が固定側枠体25(固定シール枠26)を圧接した際のチャンバ40内の気密性を高めるため、パッキン等からなる当接シール部材38が備えられる。
固定側減圧手段60は固定側枠体25に設けられ、同固定側枠体内の通気孔62、切換バルブ61を介して図示しない真空ポンプに接続される。当該固定側減圧手段60により固定側チャンバ41内の脱気に伴う減圧とその停止が行われる。加圧手段65は固定側枠体25に設けられ、同固定側枠体内の通気孔67、切換バルブ66を介して図示しないコンプレッサーに接続される。当該加圧手段65により固定側チャンバ41内の給気に伴う加圧とその停止が行われる。可動側減圧手段70は可動側枠体35に設けられ、同可動側枠体内の通気孔72、切換バルブ71を介して図示しない真空ポンプに接続される。当該可動側減圧手段70により可動側チャンバ46内の脱気に伴う減圧とその停止が行われる。当該熱転写成形装置10の固定側チャンバ41と可動側チャンバ46には、それぞれ各チャンバ41,46内の圧力を検出するための圧力センサ(図示せず)が設けられている。
次に、図2ないし図9を用い本考案の熱転写成形装置10による被加工材Mに対する熱転写成形を説明する。
図2は熱転写成形装置10の可動側部材30の後退時であり、固定側枠体25と可動側枠体35の開放状態の主要部断面図である。前述のとおり、ダイヤフラム部材50上の所定位置に第1パターン形成手段S1、この上に位置合わせした被加工材M、さらに第2パターン形成手段S2が載置される。被加工材Mやパターン形成手段Sの取り付けに際し、熱転写成形装置10外で固定側部材20に被加工材M等が載置された後、これらは公知の搬送装置(図示せず)等を用いて所定位置まで移動されて、機台11の下板部材11A上に設置される。あるいは、機台11上に固定された固定側部材20へ直接被加工材M及びパターン形成手段S(S1,S2)を載置してもよい。図2の状態において、加圧手段65の給気は停止して固定側減圧手段60により脱気されるため、固定側チャンバ41内の減圧は進む。
あらかじめ固定側チャンバ41内を減圧することにより、次に示す図3の可動側チャンバ46の減圧時にダイヤフラム部材50が引き寄せられるような不用意な変形を防ぐことができる。
図3は固定側枠体25と可動側枠体35の合着状態の主要部断面図である。機台11の下板部材11A上に固定側部材20が設置されると、作動機構12の作動シリンダ部13によって可動側部材30はスライド部材15とともに固定側部材20に向けて前進する。図3に示すように、固定側部材20の固定側枠体25と可動側部材30の可動側枠体35は接触後に圧接して、ダイヤフラム部材50により固定側チャンバ41と可動側チャンバ46とに区画されたチャンバ40が形成される。図3の状態において、加圧手段65の給気は停止中で固定側減圧手段60の脱気により固定側チャンバ41内の減圧は進む。同時に可動側減圧手段70の脱気により可動側チャンバ46内の減圧も進む。
図4は被加工材Mの加圧時の主要部断面図である。チャンバ40の形成後、可動側部材30の前進(降下)は一旦停止され、固定側減圧手段60により脱気中の固定側チャンバ41が所定の圧力まで減圧されたことが適宜圧力センサにより確認され、固定側チャンバ41の脱気を継続させた状態で可動側減圧手段70により可動側チャンバ46の脱気も継続して行われる。チャンバ40(41,46)内の減圧がある程度進んだ時点でそして、可動側部材30の前進(降下)が始まり被加工材M並びにパターン形成手段S(S1,S2)に対する設定した圧力の押圧が維持される。
図5は被加工材Mの加熱及び冷却加圧時の主要部断面図である。図4と比較して、可動側チャンバ46では可動側減圧手段70による脱気が継続する。固定側チャンバ41では固定側減圧手段60による脱気が停止し加圧手段65からの給気が始まり、同固定側チャンバ41の内圧が高められる。同図のチャンバの状態において固定熱板21(温調流体流路21a)及び可動熱板31(温調流体流路31a)への水蒸気あるいはシリコーンオイル等の熱流体の供給により、固定熱板21及び可動熱板31の調温が始まり、同時に可動側部材30による設定した圧力の押圧が続けられる。あらかじめ設定された適宜の制御プログラムに基づいて被加工材Mに対する加圧力や加熱温度等が制御され、最適な加熱状態が維持される。
そして、一定時間の加熱及び加圧が行われた後に熱流体の供給は停止する。続いて、同じ固定熱板21及び可動熱板31の温調流体流路21a,31a内へ冷水等の流体が供給され、冷却が始まる。こうして所定温度に調温されて被加工材Mの両表層にパターン形成手段S1,S2によるパターンが熱転写成形される。熱転写成形終了後、固定熱板21及び可動熱板31の加熱、冷却による成形は終了する。
図示から自明なように、固定側部材20にダイヤフラム部材50や網状部材55が設けられているため、固定熱板21からの熱伝導効率は低下する。そこで、固定熱板21側を可動熱板31側よりも高温とするべく最適に温度制御される。
図6は図5の各チャンバ状態におけるダイヤフラム部材50と金属製網状部材55の部分拡大図である。図6を用いダイヤフラム部材50及び金属製網状部材55の作用、さらに成形枠部材29の作用を説明する。図5の各チャンバ状態から把握されるように、固定側チャンバ41では加圧手段65から流入する給気により内圧が高められる。このため、可撓性を有するダイヤフラム部材50は、固定側チャンバ41内の空気を受けて上方へ押し上げられる。図中の金属製網状部材55に付した太矢印が参照される。
ここで、網状部材55を省略してダイヤフラム部材50のみ配されていた場合を仮定する。この場合、図2ないし図4の固定側チャンバ41の脱気時では、ダイヤフラム部材50が減圧により撓むため、固定側チャンバ41内の空気の逃げ道がダイヤフラム部材50により塞がれ、空気がダイヤフラム部材50と固定熱板21との間に所々残存してしまう。そのため、残存した空気に起因してパターン形成手段S1の変形が不可避となる。つまり、パターン形成手段S1と被加工材Mとの圧着に不均一な部分が生じ、出来上がる被加工材製品の成形精度を下げてしまうおそれがある。そこで、固定熱板21とダイヤフラム部材50との間に網状部材55を介在させることにより、網状部材55の網目構造によりダイヤフラム部材50と固定熱板21との間の空気の逃げ道を確保することができる。結果として、ダイヤフラム部材50と固定熱板21との間の空気は残留しなくなり、ダイヤフラム部材50の全面を固定熱板21に均一に密着させることができる。
また、図5及び図6の固定側チャンバ41の給気時では、網状部材55の網目構造により、固定側チャンバ41内の空気が網状部材55を介してダイヤフラム部材50の下部側全面を押し上げることができる。そのため、可動熱板31によりパターン形成手段S(S1,S2)と被加工材Mとをダイヤフラム部材50を介して固定熱板21側に押圧した状態で、固定熱板21から熱を受けながら被加工材Mを可動熱板31側へ均等に押し付けることができる。
次に、成形枠部材29を省略した場合を仮定する。図5及び図6の固定側チャンバ41の給気時では、ダイヤフラム部材50の全面が押し上げられた際、被加工材M(加えてパターン形成手段S)の角部(外周部)はダイヤフラム部材50により押圧されてしまう。このような場合、各熱板21,31により加熱されると、ダイヤフラム部材50の圧力で被加工材Mの角部が変形し、出来上がる被加工材製品の精度を下げてしまうおそれがある。そこで、被加工材Mの外周を包囲するように成形枠部材29を配置することによって、成形枠部材29がダイヤフラム部材50の押し上げを規制して被加工材Mの角部への過剰な押圧を抑制する。そこで、被加工材Mの外周を包囲することにより被加工材Mの角部の変形が防止される。
また、成形枠部材29を省略した場合、固定側チャンバ41の給気時では、押し上げられたダイヤフラム部材50が被加工材Mの角部に引っかかる。その状態から被加工材M、パターン形成手段Sと接触していない部分のダイヤフラム部材50がさらに持ち上がり大きく伸ばされることがある。このような場合、ダイヤフラム部材50は過剰な引き延ばしにより損傷する恐れがある。そこで、成形枠部材29を配置することによって、成形枠部材29はダイヤフラム部材50の押し上げを規制し、ダイヤフラム部材50の被加工材Mの角部による無理な引き延ばしが抑制される。従って、固定側チャンバ41の給気時にダイヤフラム部材50が損傷する恐れがない。
図7は固定側枠体と可動側枠体の合着解除時の主要部断面図である。加圧手段65からの給気は停止中であり、固定側減圧手段60により脱気は継続し固定側チャンバ41は減圧状態となる。そして、可動側減圧手段70では、脱気停止後に切換バルブ71を減圧から大気圧開放に切り換え可動側チャンバ46内に大気が導入される。可動側チャンバ46の内圧上昇により可動側部材30の後退(上昇)は比較的容易に始まる。こうして、被加工材Mに対する熱転写成形は完了する。
図8は熱転写成形装置10の可動側部材30の後退時であり、固定側枠体25と可動側枠体35の開放状態の主要部断面図である。同図の時点において、熱転写成形し終えた被加工材Mやパターン形成手段S2等が装置内から取り外される。なお、加圧手段65の給気は停止して固定側減圧手段60により脱気されるため、固定側チャンバ41内の減圧は進む。そこで、ダイヤフラム部材50が不用意に持ち上がる等の変形が回避される。そして、前出の図2等にて説明したように、再び新たに未加工の被加工材やパターン成形手段が所定位置に載置され、これまでに図3ないし図7にて説明した熱転写成形が繰り返される。
10 熱転写成形装置
20 固定側部材
21 固定熱板
25 固定側枠体
29 成形枠部材
30 可動側部材
31 可動熱板
35 可動側枠体
40 チャンバ
41 固定側チャンバ
46 可動側チャンバ
50 ダイヤフラム部材
55 金属製の網状部材
60 固定側減圧手段
65 加圧手段
70 可動側減圧手段
M 被加工材
S(S1,S2) パターン形成手段

Claims (2)

  1. 固定側枠体と、該固定側枠体と合着する可動側枠体とによって形成されるチャンバと、
    前記固定側枠体に配置され、固定熱板を有する固定側部材と、
    前記固定側部材に対して進退し、前記固定熱板と対向配置された可動熱板を有する可動側部材と、
    前記固定熱板の上部に配置され、前記チャンバを固定側チャンバと可動側チャンバとに区画するとともに表裏にパターン形成手段が配置された被加工材が載置されるダイヤフラム部材と、
    前記固定熱板と前記ダイヤフラム部材との間に介在される金属製の網状部材と、
    前記固定側枠体に設けられ、前記固定側チャンバ内を減圧する固定側減圧手段と、
    前記固定側枠体に設けられ、前記固定側チャンバ内を加圧する加圧手段と、
    前記可動側枠体に設けられ、前記可動側チャンバ内を減圧する可動側減圧手段
    とを備えたことを特徴とする熱転写成形装置。
  2. 前記被加工材の外周を包囲する成形枠部材が前記ダイヤフラム部材に配置されている請求項1に記載の熱転写成形装置。
JP2011004052U 2011-07-13 2011-07-13 熱転写成形装置 Expired - Fee Related JP3170628U (ja)

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