JP3164081B2 - 変速比無限大無段変速機 - Google Patents
変速比無限大無段変速機Info
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- JP3164081B2 JP3164081B2 JP29511498A JP29511498A JP3164081B2 JP 3164081 B2 JP3164081 B2 JP 3164081B2 JP 29511498 A JP29511498 A JP 29511498A JP 29511498 A JP29511498 A JP 29511498A JP 3164081 B2 JP3164081 B2 JP 3164081B2
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両などに採用さ
れる変速比無限大無段変速機の改良に関するものに関す
る。
れる変速比無限大無段変速機の改良に関するものに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から車両の変速機として、ベルト式
やトロイダル型の無段変速機が知られており、このよう
な無段変速機の変速領域をさらに拡大するために、無段
変速機に一定変速機と遊星歯車機構を組み合わせて変速
比を無限大まで制御可能とする変速比無限大無段変速機
が知られており、例えば、特開昭63−219956号
公報などがある。
やトロイダル型の無段変速機が知られており、このよう
な無段変速機の変速領域をさらに拡大するために、無段
変速機に一定変速機と遊星歯車機構を組み合わせて変速
比を無限大まで制御可能とする変速比無限大無段変速機
が知られており、例えば、特開昭63−219956号
公報などがある。
【0003】これは、エンジンに連結される変速比無限
大無段変速機のユニット入力軸に変速比を連続的に変更
可能な無段変速機と、ギア列から構成される一定変速機
(減速機)とを並列的に連結するとともに、これらの出
力軸を遊星歯車機構で結合したもので、無段変速機の出
力歯車はチェーンを介して遊星歯車機構のサンギアに、
一定変速機の出力軸は動力循環モードクラッチを介して
遊星歯車機構のキャリアにそれぞれ連結される。
大無段変速機のユニット入力軸に変速比を連続的に変更
可能な無段変速機と、ギア列から構成される一定変速機
(減速機)とを並列的に連結するとともに、これらの出
力軸を遊星歯車機構で結合したもので、無段変速機の出
力歯車はチェーンを介して遊星歯車機構のサンギアに、
一定変速機の出力軸は動力循環モードクラッチを介して
遊星歯車機構のキャリアにそれぞれ連結される。
【0004】サンギアと連結した無段変速機出力軸は、
直結モードクラッチを介して変速比無限大無段変速機の
出力軸であるユニット出力軸に結合される一方、遊星歯
車機構のリングギアもユニット出力軸に結合される。
直結モードクラッチを介して変速比無限大無段変速機の
出力軸であるユニット出力軸に結合される一方、遊星歯
車機構のリングギアもユニット出力軸に結合される。
【0005】このような変速比無限大無段変速機では、
動力循環モードクラッチを接続する一方、直結モードク
ラッチを遮断することにより、無段変速機と一定変速機
の変速比の差に応じて、総減速比を負の値から正の値ま
で無限大(ギアードニュートラルという)を含んでほぼ
連続的に変速制御を行う動力循環モードと、動力循環モ
ードクラッチを遮断する一方、直結モードクラッチを接
続して無段変速機の変速比とチェーン伝動による変速比
の積に応じた変速比となる直結モードを選択的に使用す
ることができる。
動力循環モードクラッチを接続する一方、直結モードク
ラッチを遮断することにより、無段変速機と一定変速機
の変速比の差に応じて、総減速比を負の値から正の値ま
で無限大(ギアードニュートラルという)を含んでほぼ
連続的に変速制御を行う動力循環モードと、動力循環モ
ードクラッチを遮断する一方、直結モードクラッチを接
続して無段変速機の変速比とチェーン伝動による変速比
の積に応じた変速比となる直結モードを選択的に使用す
ることができる。
【0006】また、上記無段変速機としては、特開平9
−310745号公報に開示されるように、トロイダル
型無段変速機が知られている。
−310745号公報に開示されるように、トロイダル
型無段変速機が知られている。
【0007】これは、入力トルクに応じてパワーローラ
を挟持押圧するためのローディングカム装置と、エンジ
ン側に結合された入力軸を、相互に設けた爪を回転方向
で係合させることで連結している。
を挟持押圧するためのローディングカム装置と、エンジ
ン側に結合された入力軸を、相互に設けた爪を回転方向
で係合させることで連結している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の変速比無限大無段変速機に、上記トロイダル型無段
変速機を採用した場合、ユニット入力軸に固設された一
定変速機のギアは、ユニット出力軸側のカウンタギアと
歯合することでエンジンの駆動力を動力循環モードクラ
ッチ側へ分岐させているが、これらギアの反力によっ
て、ユニット入力軸にはラジアル方向の力が加わり、さ
らに、はすば歯車を使用した場合には、ユニット入力軸
にスラスト方向のモーメントが加わるため、ラジアル荷
重とモーメントを受ける軸受がそれぞれ必要になり、こ
れら軸受をユニット入力軸に設けたギアの両側に配設す
ると、各軸受を支持するために2つの内壁が必要になっ
て、ケーシングの内部構造が複雑になって組み立て性が
低下するという問題があった。
来の変速比無限大無段変速機に、上記トロイダル型無段
変速機を採用した場合、ユニット入力軸に固設された一
定変速機のギアは、ユニット出力軸側のカウンタギアと
歯合することでエンジンの駆動力を動力循環モードクラ
ッチ側へ分岐させているが、これらギアの反力によっ
て、ユニット入力軸にはラジアル方向の力が加わり、さ
らに、はすば歯車を使用した場合には、ユニット入力軸
にスラスト方向のモーメントが加わるため、ラジアル荷
重とモーメントを受ける軸受がそれぞれ必要になり、こ
れら軸受をユニット入力軸に設けたギアの両側に配設す
ると、各軸受を支持するために2つの内壁が必要になっ
て、ケーシングの内部構造が複雑になって組み立て性が
低下するという問題があった。
【0009】
【0010】そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなさ
れたもので、ケーシング内部構造の簡素化を図って組み
立て性を向上させることを目的とする。
れたもので、ケーシング内部構造の簡素化を図って組み
立て性を向上させることを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、ユニット
入力軸にそれぞれ連結された無段変速機及び一定変速機
と、ユニット入力軸と平行に配置されたユニット出力軸
に配設されるとともに、無段変速機の出力軸に連結した
サンギヤと、シングルピニオンで構成されて一定変速機
の出力軸に連結したキャリアと、ユニット入力軸に平行
なユニット出力軸に連結したリングギアと、からなる遊
星歯車機構と、前記ユニット入力軸からキャリアを介し
てユニット出力軸の出力部に至る伝達経路の途中に介装
された動力循環モードクラッチと、前記遊星歯車機構の
サンギヤ、キャリア、リングギアのうちの2つの要素の
間に介装された直結モードクラッチと、前記無段変速機
から前記サンギアへ駆動力を伝達する無段変速機出力経
路とを備えた変速比無限大無段変速機において、前記ユ
ニット入力軸は、一端で原動機のシャフトと同軸的に係
合する係合手段と、回転方向でこのシャフトとユニット
入力軸を連結する第1連結手段と、回転方向で前記無段
変速機の入力軸側と連結する第2連結手段と、前記第1
連結手段よりも無段変速機側のユニット入力軸に配設さ
れて一定変速機を構成するギアと、このギアに近接して
配置されるとともに、隔壁を介してケーシング側に支持
されてユニット入力軸を回転自在に支持する第1の軸受
とを備え、前記係合手段はユニット入力軸と原動機のシ
ャフトとの間に介装された第2の軸受を設ける。また、
第2の発明は、前記第1の発明において、前記第1の軸
受は、一定変速機のギアよりも第1連結手段側に配設さ
れる。また、第2の発明は、ユニット入力軸にそれぞれ
連結された無段変速機及び一定変速機と、ユニット入力
軸と平行に配置されたユニット出力軸に配設されるとと
もに、無段変速機の出力軸に連結したサンギヤと、シン
グルピニオンで構成されて一定変速機の出力軸に連結し
たキャリアと、ユニット入力軸に平行なユニット出力軸
に連結したリングギアと、からなる遊星歯車機構と、前
記無段変速機の出力軸に介装されて、無段変速機からサ
ンギヤに至る伝達経路の途中に介装された動力循環モー
ドクラッチと、 前記遊星歯車機構のサンギヤ、キャリ
ア、リングギアのうちの2つの要素の間に介装された直
結モードクラッチと、前記無段変速機から前記サンギア
へ駆動力を伝達する無段変速機出力経路とを備えた変速
比無限大無段変速機において、前記ユニット入力軸は、
一端で原動機のシャフトと同軸的に係合する係合手段
と、回転方向でこのシャフトとユニット入力軸を連結す
る第1連結手段と、回転方向で前記無段変速機の入力軸
側と連結する第2連結手段と、前記第1連結手段よりも
無段変速機側のユニット入力軸に配設されて一定変速機
を構成するギアと、このギアに近接して配置されるとと
もに、隔壁を介してケーシング側に支持されてユニット
入力軸を回転自在に支持する第1の軸受とを備え、前記
係合手段はユニット入力軸と原動機のシャフトとの間に
介装された第2の軸受を設ける。
入力軸にそれぞれ連結された無段変速機及び一定変速機
と、ユニット入力軸と平行に配置されたユニット出力軸
に配設されるとともに、無段変速機の出力軸に連結した
サンギヤと、シングルピニオンで構成されて一定変速機
の出力軸に連結したキャリアと、ユニット入力軸に平行
なユニット出力軸に連結したリングギアと、からなる遊
星歯車機構と、前記ユニット入力軸からキャリアを介し
てユニット出力軸の出力部に至る伝達経路の途中に介装
された動力循環モードクラッチと、前記遊星歯車機構の
サンギヤ、キャリア、リングギアのうちの2つの要素の
間に介装された直結モードクラッチと、前記無段変速機
から前記サンギアへ駆動力を伝達する無段変速機出力経
路とを備えた変速比無限大無段変速機において、前記ユ
ニット入力軸は、一端で原動機のシャフトと同軸的に係
合する係合手段と、回転方向でこのシャフトとユニット
入力軸を連結する第1連結手段と、回転方向で前記無段
変速機の入力軸側と連結する第2連結手段と、前記第1
連結手段よりも無段変速機側のユニット入力軸に配設さ
れて一定変速機を構成するギアと、このギアに近接して
配置されるとともに、隔壁を介してケーシング側に支持
されてユニット入力軸を回転自在に支持する第1の軸受
とを備え、前記係合手段はユニット入力軸と原動機のシ
ャフトとの間に介装された第2の軸受を設ける。また、
第2の発明は、前記第1の発明において、前記第1の軸
受は、一定変速機のギアよりも第1連結手段側に配設さ
れる。また、第2の発明は、ユニット入力軸にそれぞれ
連結された無段変速機及び一定変速機と、ユニット入力
軸と平行に配置されたユニット出力軸に配設されるとと
もに、無段変速機の出力軸に連結したサンギヤと、シン
グルピニオンで構成されて一定変速機の出力軸に連結し
たキャリアと、ユニット入力軸に平行なユニット出力軸
に連結したリングギアと、からなる遊星歯車機構と、前
記無段変速機の出力軸に介装されて、無段変速機からサ
ンギヤに至る伝達経路の途中に介装された動力循環モー
ドクラッチと、 前記遊星歯車機構のサンギヤ、キャリ
ア、リングギアのうちの2つの要素の間に介装された直
結モードクラッチと、前記無段変速機から前記サンギア
へ駆動力を伝達する無段変速機出力経路とを備えた変速
比無限大無段変速機において、前記ユニット入力軸は、
一端で原動機のシャフトと同軸的に係合する係合手段
と、回転方向でこのシャフトとユニット入力軸を連結す
る第1連結手段と、回転方向で前記無段変速機の入力軸
側と連結する第2連結手段と、前記第1連結手段よりも
無段変速機側のユニット入力軸に配設されて一定変速機
を構成するギアと、このギアに近接して配置されるとと
もに、隔壁を介してケーシング側に支持されてユニット
入力軸を回転自在に支持する第1の軸受とを備え、前記
係合手段はユニット入力軸と原動機のシャフトとの間に
介装された第2の軸受を設ける。
【0012】また、第3の発明は、前記第1または第2
の発明において、前記第1の軸受は、一定変速機のギア
よりも第1連結手段側に配設される。
の発明において、前記第1の軸受は、一定変速機のギア
よりも第1連結手段側に配設される。
【0013】また、第4の発明は、前記第3の発明にお
いて、前記第1の軸受は、リテーナを介して前記隔壁に
結合され、この隔壁は締結手段を介してケーシングへ取
り付けられる。
いて、前記第1の軸受は、リテーナを介して前記隔壁に
結合され、この隔壁は締結手段を介してケーシングへ取
り付けられる。
【0014】また、第5の発明は、前記第4の発明にお
いて、前記第1の軸受を取り付けた隔壁の反対側には、
ユニット入力軸に駆動される油圧ポンプがこの隔壁に結
合される。
いて、前記第1の軸受を取り付けた隔壁の反対側には、
ユニット入力軸に駆動される油圧ポンプがこの隔壁に結
合される。
【0015】また、第6の発明は、前記第1または第2
の発明において、前記一定変速機のギアは、組立時には
ユニット入力軸を軸方向へ変位させて第2連結手段が無
段変速機側と係合する以前に、ユニット出力軸側に配設
された一定変速機のギアと歯合する。
の発明において、前記一定変速機のギアは、組立時には
ユニット入力軸を軸方向へ変位させて第2連結手段が無
段変速機側と係合する以前に、ユニット出力軸側に配設
された一定変速機のギアと歯合する。
【0016】
【発明の効果】第1または第2の発明は、ユニット入力
軸には、第1連結手段を介して原動機のシャフトからの
トルクが入力され、ユニット入力軸のギアから一定変速
機へトルクが伝達されるとともに、第2連結手段を介し
て無段変速機の入力軸側へトルクが伝達されて、動力循
環モードクラッチと直結モードクラッチの締結状態に応
じた変速比でユニット出力軸が駆動される。
軸には、第1連結手段を介して原動機のシャフトからの
トルクが入力され、ユニット入力軸のギアから一定変速
機へトルクが伝達されるとともに、第2連結手段を介し
て無段変速機の入力軸側へトルクが伝達されて、動力循
環モードクラッチと直結モードクラッチの締結状態に応
じた変速比でユニット出力軸が駆動される。
【0017】ユニット入力軸に設けた一定変速機のギア
には駆動反力としてラジアル荷重が加わるが、ユニット
入力軸に設けた第1の軸受によってこのラジアル荷重を
支持することができ、また、このラジアル荷重とギアと
第1軸受の軸方向距離に応じてユニット入力軸にはモー
メントが発生するが、ギアに近接して第1の軸受を配設
したため、発生するモーメントを小さくすることがで
き、このモーメントを支持する係合手段に設けた第2の
軸受に加わる荷重も小さくすることができ、第2の軸受
は小型のものでよく、さらに、ユニット入力軸に配置す
る軸受は、ラジアル荷重を受ける第1軸受のみとするこ
とで、前記従来例に比して軸受の数とモーメントを低減
することで、ユニット入力軸の軸長を短縮でき、変速比
無限大無段変速機の小型軽量化を推進することが可能と
なるのである。
には駆動反力としてラジアル荷重が加わるが、ユニット
入力軸に設けた第1の軸受によってこのラジアル荷重を
支持することができ、また、このラジアル荷重とギアと
第1軸受の軸方向距離に応じてユニット入力軸にはモー
メントが発生するが、ギアに近接して第1の軸受を配設
したため、発生するモーメントを小さくすることがで
き、このモーメントを支持する係合手段に設けた第2の
軸受に加わる荷重も小さくすることができ、第2の軸受
は小型のものでよく、さらに、ユニット入力軸に配置す
る軸受は、ラジアル荷重を受ける第1軸受のみとするこ
とで、前記従来例に比して軸受の数とモーメントを低減
することで、ユニット入力軸の軸長を短縮でき、変速比
無限大無段変速機の小型軽量化を推進することが可能と
なるのである。
【0018】また、第3の発明は、第1の軸受を一定変
速機のギアよりも第1連結手段側、すなわち、原動機側
に配置したため、無段変速機とユニット入力軸の連結を
容易に行うことができ、設計の自由度を拡大することが
可能となる。
速機のギアよりも第1連結手段側、すなわち、原動機側
に配置したため、無段変速機とユニット入力軸の連結を
容易に行うことができ、設計の自由度を拡大することが
可能となる。
【0019】また、第4の発明は、第1の軸受がリテー
ナを介して隔壁に結合されたため、予め第1の軸受をユ
ニット入力軸に組み付けるとともに、リテーナを介して
隔壁に締結することで、ユニット入力軸をサブアッセン
ブリとすることができ、無段変速機とユニット入力軸側
をケーシングへ組み付けた後に、隔壁をケーシングへ締
結することでユニット入力軸の組み付けを迅速かつ容易
に行うことが可能となって、組み立て作業を簡易にして
生産性を向上させることが可能となる。
ナを介して隔壁に結合されたため、予め第1の軸受をユ
ニット入力軸に組み付けるとともに、リテーナを介して
隔壁に締結することで、ユニット入力軸をサブアッセン
ブリとすることができ、無段変速機とユニット入力軸側
をケーシングへ組み付けた後に、隔壁をケーシングへ締
結することでユニット入力軸の組み付けを迅速かつ容易
に行うことが可能となって、組み立て作業を簡易にして
生産性を向上させることが可能となる。
【0020】また、第5の発明は、隔壁には第1の軸受
に加えて油圧ポンプが結合されるため、ユニット入力軸
を油圧ポンプと一体となったサブアッセンブリとするこ
とができ、さらに生産性を向上させることができる。
に加えて油圧ポンプが結合されるため、ユニット入力軸
を油圧ポンプと一体となったサブアッセンブリとするこ
とができ、さらに生産性を向上させることができる。
【0021】また、第6の発明は、一定変速機のギア
は、ユニット入力軸を軸方向へ変位させて第2連結手段
が無段変速機側と係合する以前に、ユニット出力軸側に
配設された一定変速機のギアと歯合するように設定され
たため、無段変速機とユニット入力軸側をケーシングへ
組み付けた後に、隔壁をケーシングへ締結することでユ
ニット入力軸の組み付けを行う際には、一定変速機のギ
アの歯合と、第2連結手段によるユニット入力軸と無段
変速機の回転方向の連結を順次行うことが可能となっ
て、組み立て作業を簡易にして生産性の向上を図ること
ができる。
は、ユニット入力軸を軸方向へ変位させて第2連結手段
が無段変速機側と係合する以前に、ユニット出力軸側に
配設された一定変速機のギアと歯合するように設定され
たため、無段変速機とユニット入力軸側をケーシングへ
組み付けた後に、隔壁をケーシングへ締結することでユ
ニット入力軸の組み付けを行う際には、一定変速機のギ
アの歯合と、第2連結手段によるユニット入力軸と無段
変速機の回転方向の連結を順次行うことが可能となっ
て、組み立て作業を簡易にして生産性の向上を図ること
ができる。
【0022】
【実施の形態】以下、本発明の一実施形態を添付図面に
基づいて説明する。
基づいて説明する。
【0023】図1、図2は、トロイダル型無段変速機を
用いて変速比無限大無段変速機を構成した一例を示す。
用いて変速比無限大無段変速機を構成した一例を示す。
【0024】これは、図1、図2に示すように、エンジ
ンのクランクシャフト13に連結される変速比無限大無
段変速機のユニット入力軸1a、CVTシャフト1b
(無段変速機入力軸)に、変速比を連続的に変更可能な
無段変速機2と、ギア3a、カウンタギア3bから構成
された一定変速機3(減速機)を並列的に連結するとと
もに、これらの出力軸4、3cをユニット出力軸6側に
配設するとともに遊星歯車機構5で連結したもので、無
段変速機2の出力軸4は遊星歯車機構5のサンギア5a
に、一定変速機3の出力軸3cは動力循環モードクラッ
チ9を介して遊星歯車機構5のキャリア5bに連結され
る。
ンのクランクシャフト13に連結される変速比無限大無
段変速機のユニット入力軸1a、CVTシャフト1b
(無段変速機入力軸)に、変速比を連続的に変更可能な
無段変速機2と、ギア3a、カウンタギア3bから構成
された一定変速機3(減速機)を並列的に連結するとと
もに、これらの出力軸4、3cをユニット出力軸6側に
配設するとともに遊星歯車機構5で連結したもので、無
段変速機2の出力軸4は遊星歯車機構5のサンギア5a
に、一定変速機3の出力軸3cは動力循環モードクラッ
チ9を介して遊星歯車機構5のキャリア5bに連結され
る。
【0025】サンギア5aと連結した無段変速機出力軸
4は、ギア4a及びチェーン40(無段変速機出力経
路)から無段変速機2の駆動力を受け、直結モードクラ
ッチ10を介して変速比無限大無段変速機の出力軸であ
るユニット出力軸6に結合される一方、動力循環モード
クラッチ9に結合されたキャリア5bは、リングギア5
cを介してユニット出力軸6に結合される。
4は、ギア4a及びチェーン40(無段変速機出力経
路)から無段変速機2の駆動力を受け、直結モードクラ
ッチ10を介して変速比無限大無段変速機の出力軸であ
るユニット出力軸6に結合される一方、動力循環モード
クラッチ9に結合されたキャリア5bは、リングギア5
cを介してユニット出力軸6に結合される。
【0026】ユニット出力軸6には変速機出力ギア7
(ユニット出力軸の出力部)が設けられ、この変速機出
力ギア7はディファレンシャルギア8のファイナルギア
12と歯合し、ディファレンシャルギア8に結合する駆
動軸11a、11bは、所定の総減速比で駆動力が伝達
される。
(ユニット出力軸の出力部)が設けられ、この変速機出
力ギア7はディファレンシャルギア8のファイナルギア
12と歯合し、ディファレンシャルギア8に結合する駆
動軸11a、11bは、所定の総減速比で駆動力が伝達
される。
【0027】ユニット入力軸1a、CVTシャフト1b
とユニット出力軸6及び駆動軸11a、11bはケーシ
ング14の内周で平行して配置されるとともに、図1、
図2に示すように、図中右側から変速機出力ギア7及び
ファイナルギア12と一定変速機3のギア3a及びカウ
ンタギア3bが軸方向に位置をずらして配設される。
とユニット出力軸6及び駆動軸11a、11bはケーシ
ング14の内周で平行して配置されるとともに、図1、
図2に示すように、図中右側から変速機出力ギア7及び
ファイナルギア12と一定変速機3のギア3a及びカウ
ンタギア3bが軸方向に位置をずらして配設される。
【0028】この変速比無限大無段変速機では、動力循
環モードクラッチ9を解放する一方、直結モードクラッ
チ10を締結して無段変速機2の変速比に応じて駆動力
を伝達する直結モードと、動力循環モードクラッチ9を
締結する一方、直結モードクラッチ10を解放すること
により、無段変速機2と一定変速機3の変速比の差に応
じて、変速比無限大無段変速機全体のユニット変速比
(ユニット入力軸1aとユニット出力軸6の変速比)を
負の値から正の値まで無限大を含んでほぼ連続的に制御
を行う動力循環モードとを選択的に使用することができ
る。
環モードクラッチ9を解放する一方、直結モードクラッ
チ10を締結して無段変速機2の変速比に応じて駆動力
を伝達する直結モードと、動力循環モードクラッチ9を
締結する一方、直結モードクラッチ10を解放すること
により、無段変速機2と一定変速機3の変速比の差に応
じて、変速比無限大無段変速機全体のユニット変速比
(ユニット入力軸1aとユニット出力軸6の変速比)を
負の値から正の値まで無限大を含んでほぼ連続的に制御
を行う動力循環モードとを選択的に使用することができ
る。
【0029】無段変速機2は、図1に示すように、2組
の入力ディスク21、出力ディスク22で、パワーロー
ラ20、20をそれぞれ挟持、押圧するダブルキャビテ
ィのハーフトロイダル型で構成され、一対の出力ディス
ク22の間に介装された出力歯車2aは、チェーン40
を介してユニット入力軸1a、CVTシャフト1bと平
行して配置されたユニット出力軸6の無段変速機出力軸
4に形成したギア4aと連結する。
の入力ディスク21、出力ディスク22で、パワーロー
ラ20、20をそれぞれ挟持、押圧するダブルキャビテ
ィのハーフトロイダル型で構成され、一対の出力ディス
ク22の間に介装された出力歯車2aは、チェーン40
を介してユニット入力軸1a、CVTシャフト1bと平
行して配置されたユニット出力軸6の無段変速機出力軸
4に形成したギア4aと連結する。
【0030】また、図2に示すように、ユニット入力軸
1a、CVTシャフト1bは、同軸的に配設されるとと
もに、無段変速機2のローディングカム装置23を介し
て、回転方向で連結している。
1a、CVTシャフト1bは、同軸的に配設されるとと
もに、無段変速機2のローディングカム装置23を介し
て、回転方向で連結している。
【0031】ここで、ローディングカム装置23(押圧
力発生手段)は、図3に示すように、カムディスク24
と入力ディスク21の間に介装されたカムローラ25か
ら構成され、ベアリング15を介してCVTシャフト1
bと相対回転自在に軸支されたカムディスク24の背面
(図中左側)は、CVTシャフト1bに軸方向で変位可
能かつ回転方向で結合された入力ディスク21の背面と
対向しており、これら対向する背面にはそれぞれカム面
21A、24Aがそれぞれ形成される。
力発生手段)は、図3に示すように、カムディスク24
と入力ディスク21の間に介装されたカムローラ25か
ら構成され、ベアリング15を介してCVTシャフト1
bと相対回転自在に軸支されたカムディスク24の背面
(図中左側)は、CVTシャフト1bに軸方向で変位可
能かつ回転方向で結合された入力ディスク21の背面と
対向しており、これら対向する背面にはそれぞれカム面
21A、24Aがそれぞれ形成される。
【0032】そして、これらカム面21A、24Aの間
に介装されたカムローラ25は、カムディスク24と入
力ディスク21との間で円周方向に相対回転し、カムデ
ィスク24に加わる入力トルクに応じて入力ディスク2
1を出力ディスク22側へ押し付けることで、パワーロ
ーラ20を挟持、押圧する軸方向の力を発生する。
に介装されたカムローラ25は、カムディスク24と入
力ディスク21との間で円周方向に相対回転し、カムデ
ィスク24に加わる入力トルクに応じて入力ディスク2
1を出力ディスク22側へ押し付けることで、パワーロ
ーラ20を挟持、押圧する軸方向の力を発生する。
【0033】カムディスク24は、ユニット入力軸1a
からのエンジントルクを受けるため、図3にも示すよう
に、エンジンのクランクシャフト13側へ向けてカムデ
ィスク24の内周側から複数の爪部24B(凸部)を突
設している。
からのエンジントルクを受けるため、図3にも示すよう
に、エンジンのクランクシャフト13側へ向けてカムデ
ィスク24の内周側から複数の爪部24B(凸部)を突
設している。
【0034】カムディスク24に対向するユニット入力
軸1aには、一定変速機3のギア3aが形成され、この
ギア3aの側面には、カムディスク24の爪部24Bと
係合する貫通孔30が形成され、爪部24Bの先端がこ
の貫通孔30内で係合することで、ユニット入力軸1a
とCVTシャフト1bが回転方向で連結され、トルクの
伝達が可能となっている(第2連結手段)。
軸1aには、一定変速機3のギア3aが形成され、この
ギア3aの側面には、カムディスク24の爪部24Bと
係合する貫通孔30が形成され、爪部24Bの先端がこ
の貫通孔30内で係合することで、ユニット入力軸1a
とCVTシャフト1bが回転方向で連結され、トルクの
伝達が可能となっている(第2連結手段)。
【0035】ここで、ユニット入力軸1aは、図3の右
側端部をエンジンのクランクシャフト13に結合したマ
スダンパ41とフランジ42を介して回転方向で結合す
るとともに、クランクシャフト13のセンタ穴13Aの
内周に収装され、ユニット入力軸1aの端部外周はセン
タ穴13Aの内周に設けたパイロットベアリング19に
よって軸支され、ユニット入力軸1aに加わるモーメン
トを支持する。なお、パイロットベアリング19は、例
えば、マニュアルトランスミッション等に際される滑り
軸受等で構成され、また、フランジ42はユニット入力
軸1aの外周にスプライン結合される。
側端部をエンジンのクランクシャフト13に結合したマ
スダンパ41とフランジ42を介して回転方向で結合す
るとともに、クランクシャフト13のセンタ穴13Aの
内周に収装され、ユニット入力軸1aの端部外周はセン
タ穴13Aの内周に設けたパイロットベアリング19に
よって軸支され、ユニット入力軸1aに加わるモーメン
トを支持する。なお、パイロットベアリング19は、例
えば、マニュアルトランスミッション等に際される滑り
軸受等で構成され、また、フランジ42はユニット入力
軸1aの外周にスプライン結合される。
【0036】一方、無段変速機2側のユニット入力軸1
aの端部16は、CVTシャフト1bの端面に形成した
凹部17内に収装され、この端部16の外周は凹部17
の内周に設けたブッシュ34によって軸支される。な
お、ユニット入力軸1aとCVTシャフト1bの相対回
転は、カムローラ25の転動範囲(例えば90°)とな
って非常に小さいため、ブッシュ34によって、ユニッ
ト入力軸1aとCVTシャフト1bの相対回転を十分支
持することができる。
aの端部16は、CVTシャフト1bの端面に形成した
凹部17内に収装され、この端部16の外周は凹部17
の内周に設けたブッシュ34によって軸支される。な
お、ユニット入力軸1aとCVTシャフト1bの相対回
転は、カムローラ25の転動範囲(例えば90°)とな
って非常に小さいため、ブッシュ34によって、ユニッ
ト入力軸1aとCVTシャフト1bの相対回転を十分支
持することができる。
【0037】そして、ユニット入力軸1aは、ギア3a
のエンジン側の側面に配設したベアリング18によって
ユニット入力軸1aに加わるラジアル荷重が支持され
る。
のエンジン側の側面に配設したベアリング18によって
ユニット入力軸1aに加わるラジアル荷重が支持され
る。
【0038】このベアリング18は、スナップリング5
1を介して外輪側を環状部材で構成されたリテーナ31
に支持されており、さらに、このリテーナ31はボルト
60を介して隔壁14Aに締結され、隔壁14Aがボル
ト61によってケーシング14に締結されることで、ベ
アリング18に加わるラジアル荷重が隔壁14Aを介し
てケーシング14で支持されるのである。
1を介して外輪側を環状部材で構成されたリテーナ31
に支持されており、さらに、このリテーナ31はボルト
60を介して隔壁14Aに締結され、隔壁14Aがボル
ト61によってケーシング14に締結されることで、ベ
アリング18に加わるラジアル荷重が隔壁14Aを介し
てケーシング14で支持されるのである。
【0039】隔壁14Aはユニット入力軸1aを挿通す
るための貫通孔を備えるとともに、クランクシャフト1
3側ではオイルポンプ32を支持しており、さらに隔壁
14Aの内周には変速機構や各種クラッチなどへ油圧を
供給する油路14Bが画成されている。
るための貫通孔を備えるとともに、クランクシャフト1
3側ではオイルポンプ32を支持しており、さらに隔壁
14Aの内周には変速機構や各種クラッチなどへ油圧を
供給する油路14Bが画成されている。
【0040】ここで、オイルポンプ32はトロコイドポ
ンプ等で構成されて、オイルポンプ32をクランクシャ
フト13側から覆うポンプカバー33を、ボルト62に
よって隔壁14Aへ締結することで、オイルポンプ32
が隔壁14Aに支持される。
ンプ等で構成されて、オイルポンプ32をクランクシャ
フト13側から覆うポンプカバー33を、ボルト62に
よって隔壁14Aへ締結することで、オイルポンプ32
が隔壁14Aに支持される。
【0041】こうして、一つの隔壁14Aによって、ユ
ニット入力軸1aを軸支するベアリング18とオイルポ
ンプ32が一体的にケーシング14の内周に支持され
る。
ニット入力軸1aを軸支するベアリング18とオイルポ
ンプ32が一体的にケーシング14の内周に支持され
る。
【0042】加えて、一定変速機3のギア3a、カウン
タギア3bとカムディスク24の爪部24Bの位置関係
は、ケーシング14内へ無段変速機2とユニット出力軸
6側をそれぞれ組み付けるとともに、カウンタギア3b
をユニット出力軸6へ締結してからユニット入力軸1a
を組み付ける際に、まず、ギア3aとカウンタギア3b
が歯合した後に爪部24Bが貫通孔30内と係合するよ
うに設定される。
タギア3bとカムディスク24の爪部24Bの位置関係
は、ケーシング14内へ無段変速機2とユニット出力軸
6側をそれぞれ組み付けるとともに、カウンタギア3b
をユニット出力軸6へ締結してからユニット入力軸1a
を組み付ける際に、まず、ギア3aとカウンタギア3b
が歯合した後に爪部24Bが貫通孔30内と係合するよ
うに設定される。
【0043】すなわち、図3に示すように、ギア3aと
カウンタギア3bの歯面の中心をクランクシャフト13
側にオフセットしたり、爪部24Bの挿入深さを調整す
ることなどで、ギア3aとカウンタギア3bが歯合した
後に爪部24Bが貫通孔30と係合することができる。
カウンタギア3bの歯面の中心をクランクシャフト13
側にオフセットしたり、爪部24Bの挿入深さを調整す
ることなどで、ギア3aとカウンタギア3bが歯合した
後に爪部24Bが貫通孔30と係合することができる。
【0044】以上のように構成されて、次に作用につい
て説明する。
て説明する。
【0045】ユニット入力軸1aには、マスダンパ41
を介してクランクシャフト13からのトルクが入力さ
れ、一定変速機3のギア3aからカウンタギア3bへト
ルクが伝達されるとともに、ギア3aの側面の貫通孔3
0を介してカムディスク24からCVTシャフト1bへ
トルクが伝達されて、動力循環モードクラッチ9と直結
モードクラッチ10の締結状態に応じた変速比でユニッ
ト出力軸6が駆動されるとともに、ユニット入力軸1a
のオイルポンプ32も駆動されて各種油圧機器へ作動油
または潤滑油が圧送される。
を介してクランクシャフト13からのトルクが入力さ
れ、一定変速機3のギア3aからカウンタギア3bへト
ルクが伝達されるとともに、ギア3aの側面の貫通孔3
0を介してカムディスク24からCVTシャフト1bへ
トルクが伝達されて、動力循環モードクラッチ9と直結
モードクラッチ10の締結状態に応じた変速比でユニッ
ト出力軸6が駆動されるとともに、ユニット入力軸1a
のオイルポンプ32も駆動されて各種油圧機器へ作動油
または潤滑油が圧送される。
【0046】一定変速機3のギア3aにはカウンタギア
3bの駆動反力としてラジアル荷重が加わるが、ユニッ
ト入力軸1aに設けたベアリング18によって支持する
ことができる。
3bの駆動反力としてラジアル荷重が加わるが、ユニッ
ト入力軸1aに設けたベアリング18によって支持する
ことができる。
【0047】また、このラジアル荷重とギア3aとベア
リング18の軸方向距離に応じてユニット入力軸1aに
はモーメントが発生するが、ギア3aの側面にベアリン
グ18を配設したため、発生するモーメントを小さくす
ることができる。
リング18の軸方向距離に応じてユニット入力軸1aに
はモーメントが発生するが、ギア3aの側面にベアリン
グ18を配設したため、発生するモーメントを小さくす
ることができる。
【0048】したがって、クランクシャフト13側で、
モーメントを支持するパイロットベアリング19に加わ
る荷重も小さくすることができ、また、クランクシャフ
ト13とユニット入力軸1aの相対回転はマスダンパ4
1の作動量だけであるので非常に小さいものであり、パ
イロットベアリング19を滑り軸受などで構成して小型
軽量化を図ることができる。
モーメントを支持するパイロットベアリング19に加わ
る荷重も小さくすることができ、また、クランクシャフ
ト13とユニット入力軸1aの相対回転はマスダンパ4
1の作動量だけであるので非常に小さいものであり、パ
イロットベアリング19を滑り軸受などで構成して小型
軽量化を図ることができる。
【0049】
【0050】さらに、ベアリング18をギア3aのクラ
ンクシャフト13側に配置したため、CVTシャフト1
bとユニット入力軸1aの連結を容易に行うことがで
き、上記したように、ギア3aの側面に形成した貫通孔
30とカムディスク24の爪部24Bとを回転方向で係
合させることにより、ユニット入力軸1aとCVTシャ
フト1bの軸方向寸法の増大を低減して変速比無限大無
段変速機の小型化を推進することが可能となる。なお、
CVTシャフト1bの端面に設けた凹部17と、ユニッ
ト入力軸1aの端部16との間に介装したブッシュ34
は、必須の構成要件ではなく、省略することが可能であ
る。
ンクシャフト13側に配置したため、CVTシャフト1
bとユニット入力軸1aの連結を容易に行うことがで
き、上記したように、ギア3aの側面に形成した貫通孔
30とカムディスク24の爪部24Bとを回転方向で係
合させることにより、ユニット入力軸1aとCVTシャ
フト1bの軸方向寸法の増大を低減して変速比無限大無
段変速機の小型化を推進することが可能となる。なお、
CVTシャフト1bの端面に設けた凹部17と、ユニッ
ト入力軸1aの端部16との間に介装したブッシュ34
は、必須の構成要件ではなく、省略することが可能であ
る。
【0051】加えて、一つの隔壁14Aにベアリング1
8を支持するリテーナ31とオイルポンプ32を配設し
たため、ケーシング14の内部構造を簡素化して組み立
て性を向上することができ、例えば、ユニット入力軸1
aとリテーナ31及びオイルポンプ32を隔壁14Aへ
組み付けて予めサブアッセンブリとして組み立てておけ
ば、ユニット入力軸1aをケーシング14へ組み付ける
際には、隔壁14Aをボルト61によってケーシング1
4へ締結するだけでよいため、前記従来例に比して、組
み立て性を大幅に向上させて、生産性を飛躍的に向上さ
せることができるのである。
8を支持するリテーナ31とオイルポンプ32を配設し
たため、ケーシング14の内部構造を簡素化して組み立
て性を向上することができ、例えば、ユニット入力軸1
aとリテーナ31及びオイルポンプ32を隔壁14Aへ
組み付けて予めサブアッセンブリとして組み立てておけ
ば、ユニット入力軸1aをケーシング14へ組み付ける
際には、隔壁14Aをボルト61によってケーシング1
4へ締結するだけでよいため、前記従来例に比して、組
み立て性を大幅に向上させて、生産性を飛躍的に向上さ
せることができるのである。
【0052】ユニット入力軸1aを支持する軸受18及
びリテーナ31と、ユニット入力軸1aに連結されるオ
イルポンプ32を、それぞれ隔壁14Aに組み付け、サ
ブアッセンブリとして予め組み立てるには、例えば、次
のような作業手順によって行えばよい。
びリテーナ31と、ユニット入力軸1aに連結されるオ
イルポンプ32を、それぞれ隔壁14Aに組み付け、サ
ブアッセンブリとして予め組み立てるには、例えば、次
のような作業手順によって行えばよい。
【0053】1.スナップリング51をベアリング18
の外輪に組み付けた後、リテーナ31を外輪に嵌合させ
る。
の外輪に組み付けた後、リテーナ31を外輪に嵌合させ
る。
【0054】2.ベアリング18を図3の右側からユニ
ット入力軸1aに係合させて、ベアリング18の内輪側
をスナップリング52で位置決めする。
ット入力軸1aに係合させて、ベアリング18の内輪側
をスナップリング52で位置決めする。
【0055】3.ポンプケース33内にオイルポンプ3
2を収装してから、ボルト62で隔壁14Aにポンプケ
ース33を締結する。
2を収装してから、ボルト62で隔壁14Aにポンプケ
ース33を締結する。
【0056】4.図3の右側よりオイルポンプ32を取
り付けた隔壁14Aをユニット入力軸1aに挿通してか
ら、ボルト60によって隔壁14Aとリテーナ31を締
結する。
り付けた隔壁14Aをユニット入力軸1aに挿通してか
ら、ボルト60によって隔壁14Aとリテーナ31を締
結する。
【0057】こうして、ユニット入力軸1aは隔壁14
Aにリテーナ31及びオイルポンプ32を取り付けた状
態でサブアッセンブリとして組み立てられ、無段変速機
2とユニット出力軸6側をケーシング14内へ組み付け
た後に、ユニット入力軸1aを無段変速機2とカウンタ
ギア3bに係合させてから隔壁14Aをボルト61でケ
ーシング14に締結すれば、ユニット入力軸1aの組み
付けを容易かつ迅速に行って、生産性を向上させること
ができる。
Aにリテーナ31及びオイルポンプ32を取り付けた状
態でサブアッセンブリとして組み立てられ、無段変速機
2とユニット出力軸6側をケーシング14内へ組み付け
た後に、ユニット入力軸1aを無段変速機2とカウンタ
ギア3bに係合させてから隔壁14Aをボルト61でケ
ーシング14に締結すれば、ユニット入力軸1aの組み
付けを容易かつ迅速に行って、生産性を向上させること
ができる。
【0058】この組み付けの際には、ギア3aをカウン
タギア3bに歯合させた後に、ギア3aとカムディスク
24の爪部24Bが係合するように設定したため、ユニ
ット入力軸1aを回転させながら無段変速機2側へ変位
させていけば、最初にギア3aとカウンタギア3bが歯
合して一定変速機3が構成され、この後、ギア3aの貫
通孔30内に爪部24Bが係合して、ユニット入力軸1
aとCVTシャフト1bの連結が完了し、特別な熟練を
要することなく、ギア3a、3bの係合作業と、カムデ
ィスク24とギア3aの係合作業を順次行うようにした
ため、容易かつ迅速にユニット入力軸1aの組み付けを
行うことが可能となって、生産性の向上を推進すること
ができる。
タギア3bに歯合させた後に、ギア3aとカムディスク
24の爪部24Bが係合するように設定したため、ユニ
ット入力軸1aを回転させながら無段変速機2側へ変位
させていけば、最初にギア3aとカウンタギア3bが歯
合して一定変速機3が構成され、この後、ギア3aの貫
通孔30内に爪部24Bが係合して、ユニット入力軸1
aとCVTシャフト1bの連結が完了し、特別な熟練を
要することなく、ギア3a、3bの係合作業と、カムデ
ィスク24とギア3aの係合作業を順次行うようにした
ため、容易かつ迅速にユニット入力軸1aの組み付けを
行うことが可能となって、生産性の向上を推進すること
ができる。
【0059】なお、上記実施形態において、無段変速機
2としてトロイダル型を採用した場合について述べた
が、図示はしないが、ベルト式を採用してもよい。
2としてトロイダル型を採用した場合について述べた
が、図示はしないが、ベルト式を採用してもよい。
【0060】また、上記実施形態において、動力循環モ
ードクラッチ9の配設位置をカウンタギア3bとキャリ
ア5bの間に配設した一例を示したが、動力循環モード
クラッチ9はユニット入力軸1aからユニット出力軸6
の変速機出力ギア7までの間の任意の位置に配設するこ
とができ、例えば、図4に示すように、リングギア5c
とユニット出力軸6の間に配設したり、図5に示すよう
に、ユニット入力軸1aと一定変速機3のギア3aとの
間に配設したり、あるいは、図6に示すように、サンギ
ア5aに連結された無段変速機出力軸4に介装してもよ
く、これらの配設位置では上記実施形態と同様に直結モ
ードと動力循環モードでそれぞれ運転を行うことができ
る。
ードクラッチ9の配設位置をカウンタギア3bとキャリ
ア5bの間に配設した一例を示したが、動力循環モード
クラッチ9はユニット入力軸1aからユニット出力軸6
の変速機出力ギア7までの間の任意の位置に配設するこ
とができ、例えば、図4に示すように、リングギア5c
とユニット出力軸6の間に配設したり、図5に示すよう
に、ユニット入力軸1aと一定変速機3のギア3aとの
間に配設したり、あるいは、図6に示すように、サンギ
ア5aに連結された無段変速機出力軸4に介装してもよ
く、これらの配設位置では上記実施形態と同様に直結モ
ードと動力循環モードでそれぞれ運転を行うことができ
る。
【図1】本発明の一実施形態を示す変速比無限大無段変
速機の概略構成図。
速機の概略構成図。
【図2】同じく変速比無限大無段変速機の要部断面図。
【図3】同じくユニット入力軸の拡大断面図。
【図4】動力循環モードクラッチの配置の一例を示す変
速比無限大無段変速機の概略構成図。
速比無限大無段変速機の概略構成図。
【図5】動力循環モードクラッチの配置の他の一例を示
す変速比無限大無段変速機の概略構成図。
す変速比無限大無段変速機の概略構成図。
【図6】動力循環モードクラッチの配置の他の一例を示
す変速比無限大無段変速機の概略構成図。
す変速比無限大無段変速機の概略構成図。
1a ユニット入力軸 1b CVTシャフト 2 無段変速機 3 一定変速機 3a ギア 3b カウンタギア 3c 出力軸 4 無段変速機出力軸 5 遊星歯車機構 6 ユニット出力軸 9 動力循環モードクラッチ 10 直結モードクラッチ 13 クランクシャフト 13A センタ穴 14 ケーシング 14A 隔壁 14B 油路 16 先端 17 凹部 18 ベアリング 19 パイロットベアリング 21 入力ディスク 23 ローディングカム装置 24 カムディスク 25 カムローラ 24B 爪部 30 貫通孔 31 リテーナ 32 オイルポンプ 33 ポンプケース 34 滑り軸受 41 マスダンパ 42 フランジ 51、52 スナップリング 60〜62 ボルト
Claims (6)
- 【請求項1】ユニット入力軸にそれぞれ連結された無段
変速機及び一定変速機と、 ユニット入力軸と平行に配置されたユニット出力軸に配
設されるとともに、無段変速機の出力軸に連結したサン
ギヤと、シングルピニオンで構成されて一定変速機の出
力軸に連結したキャリアと、ユニット入力軸に平行なユ
ニット出力軸に連結したリングギアと、からなる遊星歯
車機構と、 前記ユニット入力軸からキャリアを介してユニット出力
軸の出力部に至る伝達経路の途中に介装された動力循環
モードクラッチと、 前記遊星歯車機構のサンギヤ、キャリア、リングギアの
うちの2つの要素の間に介装された直結モードクラッチ
と、 前記無段変速機から前記サンギアへ駆動力を伝達する無
段変速機出力経路とを備えた変速比無限大無段変速機に
おいて、 前記ユニット入力軸は、一端で原動機のシャフトと同軸
的に係合する係合手段と、回転方向でこのシャフトとユ
ニット入力軸を連結する第1連結手段と、回転方向で前
記無段変速機の入力軸側と連結する第2連結手段と、前
記第1連結手段よりも無段変速機側のユニット入力軸に
配設されて一定変速機を構成するギアと、このギアに近
接して配置されるとともに、隔壁を介してケーシング側
に支持されてユニット入力軸を回転自在に支持する第1
の軸受とを備え、前記係合手段はユニット入力軸と原動
機のシャフトとの間に介装された第2の軸受を設けたこ
とを特徴とする変速比無限大無段変速機。 - 【請求項2】ユニット入力軸にそれぞれ連結された無段
変速機及び一定変速機と、 ユニット入力軸と平行に配置されたユニット出力軸に配
設されるとともに、無段変速機の出力軸に連結したサン
ギヤと、シングルピニオンで構成されて一定変速機の出
力軸に連結したキャリアと、ユニット入力軸に平行なユ
ニット出力軸に連結したリングギアと、からなる遊星歯
車機構と、 前記無段変速機の出力軸に介装されて、無段変速機から
サンギヤに至る伝達経路の途中に介装された動力循環モ
ードクラッチと、 前記遊星歯車機構のサンギヤ、キャリア、リングギアの
うちの2つの要素の間に介装された直結モードクラッチ
と、 前記無段変速機から前記サンギアへ駆動力を伝達する無
段変速機出力経路とを備えた変速比無限大無段変速機に
おいて、 前記ユニット入力軸は、一端で原動機のシャフトと同軸
的に係合する係合手段と、回転方向でこのシャフトとユ
ニット入力軸を連結する第1連結手段と、回転方向で前
記無段変速機の入力軸側と連結する第2連結手段と、前
記第1連結手段よりも無段変速機側のユニット入力軸に
配設されて一定変速機を構成するギアと、このギアに近
接して配置されるとともに、隔壁を介してケーシング側
に支持されてユニット入力軸を回転自在に支持する第1
の軸受とを備え、前記係合手段はユニット入力軸と原動
機のシャフトとの間に介装された第2の軸受を設けたこ
とを特徴とする変速比無限大無段変速機。 - 【請求項3】 前記第1の軸受は、一定変速機のギアよ
りも第1連結手段側に配設されたことを特徴とする請求
項1または請求項2に記載の変速比無限大無段変速機。 - 【請求項4】 前記第1の軸受は、リテーナを介して前
記隔壁に結合され、この隔壁は締結手段を介してケーシ
ングへ取り付けられることを特徴とする請求項3に記載
の変速比無限大無段変速機。 - 【請求項5】 前記第1の軸受を取り付けた隔壁の反対
側には、ユニット入力軸に駆動される油圧ポンプがこの
隔壁に結合されたことを特徴とする請求項4に記載の変
速比無限大無段変速機。 - 【請求項6】 前記一定変速機のギアは、組立時にはユ
ニット入力軸を軸方向へ変位させて第2連結手段が無段
変速機側と係合する以前に、ユニット出力軸側に配設さ
れた一定変速機のギアと歯合することを特徴とする請求
項1または請求項2に記載の変速比無限大無段変速機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29511498A JP3164081B2 (ja) | 1998-10-16 | 1998-10-16 | 変速比無限大無段変速機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP29511498A JP3164081B2 (ja) | 1998-10-16 | 1998-10-16 | 変速比無限大無段変速機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000120833A JP2000120833A (ja) | 2000-04-28 |
| JP3164081B2 true JP3164081B2 (ja) | 2001-05-08 |
Family
ID=17816481
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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| JP29511498A Expired - Fee Related JP3164081B2 (ja) | 1998-10-16 | 1998-10-16 | 変速比無限大無段変速機 |
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| JP3473554B2 (ja) | 2000-06-28 | 2003-12-08 | 日産自動車株式会社 | 無限変速比変速機 |
| WO2014013786A1 (ja) * | 2012-07-17 | 2014-01-23 | 本田技研工業株式会社 | 無段変速機 |
-
1998
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