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JP3161895B2 - 電気音響変換器 - Google Patents

電気音響変換器

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Publication number
JP3161895B2
JP3161895B2 JP32671393A JP32671393A JP3161895B2 JP 3161895 B2 JP3161895 B2 JP 3161895B2 JP 32671393 A JP32671393 A JP 32671393A JP 32671393 A JP32671393 A JP 32671393A JP 3161895 B2 JP3161895 B2 JP 3161895B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
diaphragm
fiber
bamboo
kenaf
young
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP32671393A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH07184294A (ja
Inventor
晶久 鈴木
幸美 廣嶋
國彦 大林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP32671393A priority Critical patent/JP3161895B2/ja
Publication of JPH07184294A publication Critical patent/JPH07184294A/ja
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Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Diaphragms For Electromechanical Transducers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、振動板及び振動板を用
いた電気音響変換器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のオーディオ機器等に一般的に使用
されている、例えば、動電型スピーカ等において、その
振動板の材料として従来から多くの材料が開発されてい
るが、例えば、木材パルプを材料として作られた振動板
の代表的な物性を挙げると、密度が0.485、ヤング
率が1.17×1010dyn/cm2、内部損失が0.
0714となっている。
【0003】一般に、このようなスピーカの振動板は、
(1)密度が小さいこと、(2)剛性が高いこと、
(3)内部損失が大きいこと、等が理想的な条件である
が、このような条件を得るために、従来はカーボン繊
維、アラミド繊維等の高剛性の物質を取り入れた振動板
材料や、ポリプロピレン等のように内部損失の大きな振
動板材料が開発されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、振動板の剛
性を高くしようとすると、内部損失が小さくなったり、
密度が大きくなったりしてしまい、また、大きな内部損
失を得ようとすると、剛性が低くなり、密度が大きくな
ってしまう傾向がある。
【0005】そこで、上記(1)乃至(3)の要素を高
次元でバランスさせることがスピーカの振動板(コーン
紙)作りの重要な課題となっている。
【0006】例えば、アルミ材の場合、密度が2.7、
ヤング率が62×1010dyn/cm2、内部損失が
0.002であり、ポリプロピレンの場合、密度が0.
91、ヤング率が1.08×1010dyn/cm2、内
部損失が0.07である。
【0007】また、木材パルプより作られた振動板の場
合、内部損失は適度に大きく、密度も小さいが、剛性の
不足により周波数帯域が狭いという問題点があると共
に、木材パルプを得るためには、森林伐採をしなければ
ならず、伐採後その場所に森林を復活させるためには、
多額の費用と長大な時間を必要とし、現状として良質の
パルプを入手しにくいといった問題点があった。
【0008】さらに、木材パルプで振動板を作る場合、
木材パルプの繊維をからみやすくして高品質の振動板を
得るために、木材パルプを長い時間かけて叩解(木材パ
ルプを水に入れてたたくこと)しなければならず(叩解
すると、維管束がほぐれて繊維が適度な長さになり、膨
潤して縦に裂け、繊維がからみやすくなる)その製造に
極めて手間がかかるといった問題点があった。
【0009】本発明は、振動板の密度、内部損失、およ
びヤング率の特性を高次元でバランスをとることがで
き、かつ生産工程における振動板の生産性を向上させる
ことのでき、さらに森林保護の観点からも実用効果の高
い電気音響変換器を提供することを目的とするものであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、ケナフの茎か
ら取り出した繊維と笹の幼稈から取り出した繊維をパル
プ状に漉き上げ振動板を形成する一方、ケナフの茎か
ら取り出した繊維の割合を50%、笹の幼稈から取り出
した繊維の割合を50%とするものである。
【0011】また、本発明は、ケナフの茎から取り出し
た繊維と笹の幼稈から取り出した繊維とを木材パルプに
混抄し振動板を形成する一方、ケナフの茎から取り出
した繊維の割合を50%、笹の幼稈から取り出した繊維
の割合を40%、木材パルプの割合を10%とするもの
である。さらに、本発明は、電気音響変換器に、ケナフ
の茎から取り出した繊維50%と笹の幼稈から取り出し
た繊維50%をパルプ状に漉き上げた振動板、またはケ
ナフの茎から取り出した繊維50%と笹の幼稈から取り
出した繊維40%とを10%の木材パルプに混抄した振
動板を使用するものである。
【0012】
【作用】したがって、ケナフの茎から取り出した繊維
0%と笹の幼稈から取り出した繊維50%とをパルプ状
に漉き上げたり、ケナフの茎から取り出した繊維50%
と笹の幼稈から取り出した繊維40%とを10%の木材
パルプに混抄したりして振動板を形成することにより、
電気音響変換器用の振動板として密度を大きくすること
なく、剛性と、内部損失とを改善することができ、木材
パルプの使用を制限することができる。
【0013】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を参照し
て詳細に説明する。
【0014】図1は本発明の振動板を使用した動電型ス
ピーカの一実施例を示す側面断面図、図2は第1実施例
の振動板を使用した動電型スピーカの周波数特性図、図
3は第2実施例の振動板を使用した動電型スピーカの周
波数特性図である。
【0015】図1において、Aは上面中央にセンターポ
ールIが突設された支持プレートであり、この支持プレ
ートA上にマグネットBと上部プレートCとが順次固定
されている。また、GはセンターポールIの上部に遊嵌
されると共に、ダンパHを介してフレームDに支持され
たボイスコイルである。このボイスコイルGの上部に振
動板Eの周縁部と前記フレームDの周縁部とがリング上
に形成されたエッジFによって連結されている。
【0016】また、振動板Eはケナフの茎から取り出し
た繊維を主材料として形成したものであり、この主材料
に混抄する他の材料として笹の幼稈から取り出した繊維
や、木材から取り出した繊維を用いたものである。
【0017】ここで、上記振動板Eの材料であるケナ
フ、および笹の幼稈について説明する。ケナフはアオイ
科の一年草であり、伐採後は毎年栽培しなくてはならな
いが4〜5ケ月で高さ4m程度に成長し1ヘクタールあ
たり平均20tの収穫が可能である。これを木材パルプ
に換算すると直径20cm、高さ15mの樹木60本分
のパルプに相当し、このような樹木に成長するまで平均
で15年かかるとすると、1ヘクタールで栽培できるケ
ナフによって900本の樹木が節約できることになる。
また、笹の幼稈とは若い茎(幼稈)だけを伐採する方法
であり、親笹には何等影響がなく、毎年同じ場所で伐採
することができる。したがって、ケナフ、および笹の幼
稈を用いることにより森林保護に役立つことができる。
【0018】また、笹の繊維は短いものであるが、成長
途中の幼稈は繊維の壁がうすく、維管束の中の繊維が束
上にかたまった、いわゆる繊維束があたかも長い繊維の
ような働きをするため、剛性の向上、および内部損失の
向上を可能にしながらも密度の上昇がないという性質の
振動板が得られ、高次元でバランスのとれた振動板を実
現することができ、かつケナフ、および笹の幼稈は叩解
しなくても引き締まった強度の高い紙が得られるため、
振動板の生産性を向上させることができる。
【0019】次に、上記振動板Eをケナフの茎から取り
出した繊維を用いて形成した例について、第1実施例と
第2実施例とにおいて説明する。
【0020】[第1実施例]第1実施例では上記振動板
Eはケナフの茎から取り出した繊維50%と、千島笹の
幼稈から取り出した繊維50%とを混抄して形成したも
のであり、この振動板Eの物性は密度が0.64、ヤン
グ率が3.50×1010dyne/cm2、内部損失が
0.035である。
【0021】そこで、このような振動板Eを用いたスピ
ーカの周波数特性図を図2の実線に示す。なお、図2中
の破線は木材パルプを用いて第1実施例と同一形状に形
成した振動板を用いたスピーカによる比較例の周波数特
性を示すものとする。
【0022】ここで、図2において、破線で示す比較例
による振動板を用いたスピーカでの周波数特性は約16
000Hzにおいて減衰を開始することが分かる。一
方、実線で示す実施例による振動板を用いたスピーカで
の周波数特性においては、このような減衰は認められな
い。つまり、ケナフの茎から取り出した繊維50%と、
千島笹の幼稈から取り出した繊維50%とを混抄して形
成した振動板Eによれば、ヤング率の向上により、振動
板Eの剛性が高まり、特に高帯域の特性が改善され、従
来の振動板より広帯域でかつ良好な周波数特性が得られ
る。
【0023】なお、本実施例では笹の幼稈として千島笹
の幼稈を用いたが、笹の種類においてはこれに限定する
ものではない
【0024】[第2実施例]第2実施例では上記振動板
Eをケナフの茎から取り出した繊維50%と、千島笹の
幼稈から取り出した繊維40%と、木材のパルプ10%
とを混抄して形成したものであり、この振動板Eの物性
は密度が0.66、ヤング率が3.30×1010dyn
e/cm2、内部損失が0.034である。
【0025】そこで、このような振動板Eを用いたスピ
ーカの周波数特性図を図3の実線に示す。なお、図3中
の破線は木材パルプを用いて第2実施例と同一形状に形
成した振動板を用いたスピーカによる比較例の周波数特
性を示すものとする。
【0026】ここで、図3において、破線で示す比較例
による振動板を用いたスピーカでの周波数特性は約16
000Hzにおいて減衰を開始することが分かる。一
方、実線で示す実施例による振動板を用いたスピーカで
の周波数特性においては、このような減衰は認められな
い。つまり、ケナフの茎から取り出した繊維50%と、
千島笹の幼稈から取り出した繊維40%と、木材のパル
プ10%とを混抄して形成した振動板Eによれば、ヤン
グ率の向上により、振動板Eの剛性が高まり、特に高帯
域の特性が改善され、従来の振動板より広帯域でかつ良
好な周波数特性が得られる。
【0027】なお、本実施例では笹の幼稈として千島笹
の幼稈を用いたが、笹の種類においてはこれに限定する
ものではない
【0028】
【発明の効果】以上のように、本発明は、電気音響変換
器に使用する振動板の密度、内部損失、およびヤング率
の特性を高次元でバランスのとれたものとすることがで
きるため、電気音響変換器の周波数特性を、特に高帯域
について改善することができ、広帯域で良好な周波数特
性を得ることができる。
【0029】また、振動板の生産工程において、木材パ
ルプを長時間叩解する必要がないため、振動板の生産性
を向上させることもでき、さらに、木材パルプの使用を
制限できるため、森林保護の観点からも実用効果の高い
ものとすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である動電型スピーカの構造
を示す縦断面図。
【図2】第1実施例による振動板を使用したスピーカの
周波数特性図。
【図3】第2実施例による振動板を使用したスピーカの
周波数特性図。
【符号の説明】
A 支持プレート B マグネット C 上部プレート D フレーム E 振動板 F エッジ G ボイスコイル H ダンパー I センターポール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭49−72474(JP,A) 特開 平4−281697(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04R 7/02

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケナフの茎から取り出した繊維と笹の幼
    稈から取り出した繊維をパルプ状にして漉き上げて形成
    する一方、ケナフの茎から取り出した繊維の割合を50
    %、笹の幼稈から取り出した繊維の割合を50%とする
    ことを特徴とする振動板
  2. 【請求項2】 ケナフの茎から取り出した繊維と笹の幼
    稈から取り出した繊維とを木材パルプに混抄して形成す
    る一方、ケナフの茎から取り出した繊維の割合を50
    %、笹の幼稈から取り出した繊維の割合を40%、木材
    パルプの割合を10%とすることを特徴とする振動板
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載の振動板を使
    用することを特徴とする電気音響変換器。
JP32671393A 1993-12-24 1993-12-24 電気音響変換器 Expired - Lifetime JP3161895B2 (ja)

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JPH07184294A JPH07184294A (ja) 1995-07-21
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