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JP3034228U - 装飾扉 - Google Patents

装飾扉

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Publication number
JP3034228U
JP3034228U JP1996007527U JP752796U JP3034228U JP 3034228 U JP3034228 U JP 3034228U JP 1996007527 U JP1996007527 U JP 1996007527U JP 752796 U JP752796 U JP 752796U JP 3034228 U JP3034228 U JP 3034228U
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JP
Japan
Prior art keywords
resin
decorative
metal plate
sound
sheet
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1996007527U
Other languages
English (en)
Inventor
香保里 宮下
武彦 関
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
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Application granted granted Critical
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接合部の意匠性が高く、かつ、遮音・防音性
能の優れた装飾扉を得る。 【解決手段】 表皮材11、21として、鉄粉入り樹脂
シート110と化粧層125とを積層した遮音シート1
00をその化粧層125側が外側になるようにして金属
板110の表側に貼り付けた遮音性金属板150を用
い、内部に発泡樹脂材料R1 を発泡充填して一体化した
装飾扉D1であって、表皮材の端部同志の接合部のうち
少なくとも1つの接合部の形状は、一方の端部に形成さ
れた凹状溝23と他方の端部に形成された前記凹状溝2
3に嵌入するL字状折片15aとにより形成する。表皮
材に鉄粉入り樹脂シート110を積層したことにより、
軽量でありながら遮音・防音性能を向上させることがで
きる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は装飾扉に関し、特に、表皮材として金属材料を用い内部に発泡樹脂材 料を充填して該金属板を固着した装飾扉において、遮音・防音効果に優れ、かつ 、表皮材同志の組付けが容易でありまた強固に接合することができ、それにより 製造時の作業性が向上するとともに表皮材同志の接合部の外観を整えて意匠的価 値をも向上させた装飾扉に関する。
【0002】
【従来の技術及び解決すべき課題】
表皮材として金属材料を用い内部に該金属材料同志を固着する充填剤として接 着性のある樹脂材料を充填した装飾扉は知られている。図16はその一例であり 、木目模様のフィルムを貼着するなどにより表面装飾が施された金属板1の両辺 部を断面がほぼU字状あるいはコ字状にそれぞれ湾曲あるいは折曲させて両端部 2、2が所定の間隔をおいて対向するように形成し、該金属板1の前記両端部2 、2の間に同じように装飾が施された平板状の積層板3を介装する。そして、必 要に応じて上下方向の両端部を別の材料により閉鎖するかあるい金属板1に一体 に形成されている折片(図示されない)を折曲することにより閉鎖し、これら表 皮材をネジ止め、溶接などで接合した後に、成形金型にセットし、金属板1及び 3により形成された内部空間内に発泡ウレタンなどの接着性を持つ樹脂材料Rを 注入して成形し、表皮を形成する金属板1、3の内部空間を充填すると同時に装 飾扉が成形される。
【0003】 図17は他の例を示しており、この例では、両端部をそれぞれU字状あるいは コ字状に折曲させた2枚の金属板4、5を折曲部同志を対向させた状態で重ね合 わせ、その接合部を挟持するための挟持部材6、6を接合部に挿入して2枚の金 属板4、5を仮止めする。そして、図16の場合と同様にして上下方向の両端部 を閉鎖し、接合した後に、成形金型にセットし、同様に樹脂材料Rの注入成形を 行って、表皮を形成する金属板4、5と挟持部材6、6とからなる内部空間を充 填して、装飾扉が成形される。
【0004】 上記のようにして成形される装飾扉は、表皮材が金属材料で構成されることか ら、金属平板の打ち抜き、曲げ加工などにより容易に任意の外形形状のものが得 られ、また、内部空間には発泡樹脂のような樹脂材料が充填されることから軽量 化も可能であり、近年広く用いられている。また、表皮材を構成する金属板の表 面には任意の模様を持つフィルムやシートを容易に貼着けることができ、高い装 飾性を持つ扉を容易に得ることもできる。
【0005】 しかしながら、従来のこの種の装飾扉は、表皮材である金属材料の切断面が、 例えば図16における金属板1の両端部2、2のように、表面側又は裏面側に段 差として現れることから、意匠性に欠ける欠点を有していた。特に、表面の装飾 を木目模様とした場合にあっては、自然木を用いて扉を作成する場合にはこのよ うな段差が生じることはないことから、印刷などにより高度に自然感を持つ木目 模様を持つ装飾シートを用意できたとしても、前記段差の存在により、扉として の高級感を見たものに与えることが困難であった。
【0006】 図17の場合のように、2枚の金属板4、5をその折曲部同志を対向させた状 態で重ね合わせたものにあっては、その接合部7に段差は現れず、外見からは直 線状に見えることから、あたかも2枚の自然木単板を積層したもののような視覚 を与えるが、この場合には、接合部を挟持する挟持部材6を別途必要とし、組付 けが困難となっている。
【0007】 上記のような不都合を解消することを目的として、本出願人は、表皮材として の金属板の組付けが容易でありかつ確実に接合することができ、また、組付けた 状態で金属板の端部同志の接合部に段差が生じることがない、装飾扉をすでに提 案している(特開平8−13941号公報参照)。本考案は、前記提案による装 飾扉を遮音性及び防音性の点からさらに改良することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決しかつ目的を達成するための本考案による装飾扉は、基本的 に、表皮材として遮音性金属板を用い、内部に発泡樹脂材料が充填されて該表皮 材を固着してなる装飾扉であって、前記表皮材の端部同志の接合部のうち少なく とも1つの接合部の形状は、一方の端部に形成された凹状溝と他方の端部に形成 された該凹状溝に嵌入するL字状折片により形成されてなる装飾扉において、前 記遮音性金属板として、鉄粉入り樹脂シートと化粧層とを積層した遮音シートを その化粧層側が外側になるようにして金属板の表側に貼り付けた遮音性金属板を 用いることを特徴とする。
【0009】 本考案の好ましい態様においては、前記接合部は装飾扉の表面側又は裏面側の みに位置するようにされる。本考案の装飾扉を構成する表皮材は1枚の前記遮音 性金属板を曲げ加工して製造するものであってもよく、複数枚の遮音性金属板に 必要な曲げ加工を施し、それらを適宜組付けて構成するものであってもよい。そ の際に、遮音性金属板の端部同志の接合部の構成をすべて前記のように凹状溝と L字状折片とにより形成することは好ましい態様であるが、装飾扉を建具に取り 付けたときにあまり人目に付かないような箇所での接合部には他の接合手段を用 いるようにしてもよい。
【0010】 また、接合部における前記凹状溝とL字状折片との嵌入の態様は、凹状溝内に L字状折片が単に嵌入する態様であってもよく、嵌入したL字状折片を両側から 圧接保持するような態様であってもよい。また、本考案の好ましい態様において は、表皮材の組付け後に遮音性金属板の切削面が外部に露出する部位には必要に 応じて、内側に向けた湾曲面が形成される。
【0011】 本考案による装飾扉の全体形状及び建具への取り付け方法は任意であり制限は ない。例えは、1枚の装飾扉の一方の側辺部に蝶番を取り付け、他方の側辺部に 錠やノブを取り付けて、いわゆるドアとして用いてもよく、複数枚の装飾扉を蝶 番により折り曲げ自在に連設して、いわゆるクロゼットドア(折戸)として用い てもよい。また、いわゆる縦框と横框あるいは腰框などから構成される扉の形状 に全体を構成し、そこに鏡板あるいは腰鏡板を嵌め込むようにしてもよい。
【0012】 内部に充填されて遮音性金属板同志を固着する発泡樹脂材料は、軽量であり、 注入が容易で、かつ、遮音・防音性能の点で優れていることから、発泡剤や中空 ビーズを混合した樹脂材料が好ましく、例えば、ポリウレタン、ポリオレフィン 、ポリ塩化ビニル系樹脂、ゴムなどの樹脂を用い、これに発泡剤を添加してなる 。ポリウレタンとしては、アクリルポリオール、ポリエステルポリオール等のポ リオールにトリレンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソトシアネート等の 多価イソシアネートを架橋剤として添加したものが用いられる。ポリオレフィン としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、又は後述のオレフィン系熱可塑性エ ラストマーが用いられる。ポリ塩化ビニル系樹脂としては、ポリ塩化ビニル、塩 化ビニル・酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニリデン等が用いられる。発泡剤と しては、アゾジカーボンアミド、アゾビスイソブチロニトリル、オキシビスベン ゼンスルホニルヒドラジドなどの有機熱分解型発泡剤、炭酸水素ナトリウム、炭 酸水素カリウムなどの無機熱分解型発泡剤、マイクロカプセル型発泡剤などを添 加して多孔質細胞状発泡体としたものを用い得る。特に、発泡ウレタン樹脂の場 合は、遮音性金属板との接着性、軽量性、断熱性、防音性などの観点から好まし い。また、本考案で用いる金属板としては、鉄(炭素鋼、ステンレス鋼などを含 む)、銅、アルミニウム、などが挙げられる。
【0013】 本考案において、表皮材として、図13〜図15に示すように、鉄粉入り樹脂 シート110と化粧層125とを積層した遮音シート100をその化粧層125 側が外側になるようにして金属板140の表側に貼り付けた遮音性金属板150 を用いる。
【0014】 前記化粧層125は、鉄粉入り樹脂シート110の表面に絵柄層を転写印刷、 グラビア印刷、シルクスクリーン印刷などにより直接形成するか、金属薄膜層を 真空蒸着などにより形成するか、あるいは予め製造した化粧シート120を接着 することによって形成される。
【0015】 前記化粧シート120の基材としては、上質紙、クラフト紙、和紙などの紙、 織布、不織布、合成樹脂シートなどが使用できる。これらの中でも印刷適性、絞 り加工、折曲げ加工などの後加工適性、及び耐水性、耐摩耗性などの表面物性の 点からは熱可塑性樹脂シートが好ましい。厚さは12〜500μm程度である。 熱可塑性樹脂としては、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリオレフィン樹脂、熱可塑性ポ リエステル樹脂、エチレン・ビニルアルコール共重合体樹脂、ABS(アクリロ ニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体)などがある。
【0016】 ポリ塩化ビニル樹脂としては、塩化ビニル単独重合体、塩化ビニル・酢酸ビニ ル共重合体、エチレン・酢酸ビニル共重合体、塩素化塩化ビニル樹脂などがある 。重合度は500〜2000程度、好ましくは可塑剤を10〜30重量部程度添 加する。可塑剤としては、ジオクチルフタレート、ブチルベンジルフタレート、 ジオクチルアジペート、トリクレジルフォスフェイト、塩素化パラフィン、トリ メット酸などがある。耐熱性を付与するために、エポキシ化大豆油、鉛、錫、亜 鉛、バリウム、カルシウムなどのカルボン酸塩、金属石鹸、各種キレーターなど の熱安定剤を0.5〜5重量部程度加える。
【0017】 ポリオレフィン樹脂としては、ポリエチレン、エチレン・プロピレン共重合体 、エチレン・ブテン−1共重合体、ポリプロピレン、プロピレン・ブテン−1共 重合体、ポリブテン−1、ブテン−1・プロピレン・エチレン・3元共重合体、 ブテン−1・ヘキセン−1・オクテン−1・3元共重合体、ポリメチルペンテン 、特公平6−23278号公報などに記載のオレフィン系熱可塑性エラストマー 、あるいは特開平6−16832号公報などに記載のオレフィン系熱可塑性エラ ストマーなどが使用される。これらの樹脂は単独でも2種以上混合してもよい。
【0018】 延伸シート、未延伸シートの何れも使用可能であるが、折曲げ加工、絞り加工 などの成形適性上は、未延伸シートの方が良好である。これらポリオレフィン樹 脂はそれ自体でも用いられるが、ポリオレフィン樹脂に柔軟性、耐衝撃性、易接 着性を付与するために、好ましくは各種ゴム類を添加する。ゴム類としては、ジ エン系ゴム、水素添加ジエン系ゴム、オレフィン系熱可塑性エラストマーなどで あるが、中でも水素添加ジエン系ゴムが好ましい。
【0019】 水素添加ジエン系ゴムは、ジエン系ゴム分子の二重結合の少なくとも一部分に 水素原子を付加させてなるもので、ここではポリオレフィン系樹脂の改質材とし て使用される。ポリオレフィン系樹脂の結晶化を抑え、柔軟性、透明性をアップ させる役割がある。また、一般にポリオレフィン系樹脂にジエン系ゴムを添加す るとジエン系ゴムの二重結合のため、耐候性・耐熱性はジエン系ゴム無添加のポ リオレフィン系樹脂より低下するが、ここではジエン系ゴムの二重結合を水素で 飽和させるため、ポリオレフィン系樹脂の耐候性・耐熱性の低下もなく良好なも のとなる。ジエン系ゴムとしては、イソプレンゴム、ブタジエンゴム、ブチルゴ ム、プロピレン・ブタジエンゴム、アクリロニトリル・ブタジエンゴム、アクリ ロニトリル・イソプレンゴム、スチレン・ブタジエンゴムなどがある。中でも特 にスチレン・ブタジエンゴムが好ましい。添加量としては、ポリオレフィン系樹 脂100重量部に対し、1〜90重量部程度とする。1重量部に満たないとゴム 添加による弾性、伸び率、耐衝撃性が不足し、折曲げ加工、絞り加工などの折曲 げ加工時に亀裂、割れを生じやすくなる。また、90重量部を越えると、弾性及 び伸び率が大きくなりすぎ、印刷時の見当合わせが不良になり好ましくない。
【0020】 ポリオレフィン樹脂シートは、その加熱寸法収縮率とVカット加工などの曲げ 加工時の耐亀裂・破断性とに相関関係があり、100℃雰囲気中で30分間加熱 した後の寸法収縮率(〔(加熱後の寸法)−(加熱前の寸法)〕×100/(加 熱前の寸法)=加熱寸法収縮率)が、長尺帯状シートの場合、シート長手方向が −2〜+7%、シート幅方向が−7〜+2%の範囲が好ましい。寸法収縮率がこ の範囲から逸脱すると、耐衝撃強度に対し、伸び率と引き裂き伝播抵抗が大幅に 低下し、シートに衝撃的に折曲げが加わるVカット加工時に亀裂が生じやすくな り好ましくない。なお、加熱寸法収縮率の許容値がシート長手方向と幅方向とで 別々になるのは、シート製造時のシートの材料力学的な履歴及びシート加工時の 衝撃力の加わり方が長手方向と幅方向とで異なっているためである。
【0021】 この加熱寸法収縮率は、主にポリオレフィン樹脂シートの延伸と大きな相関が ある。延伸倍率は低いほど加熱寸法収縮率は0に近づく。ポリプロピレンの場合 、シート長手方向の延伸倍率が0倍以上3倍未満、シート幅方向の延伸倍率が0 倍以上3倍未満であると、一般に加熱寸法収縮率はこの範囲に収まる。ただし、 一般に延伸倍率を増大させると、シートの透明性、引張強度は向上する。したが って、要求される透明度、引張強度の程度に応じて延伸倍率を前記範囲の適当な 値に設定する。延伸倍率が3倍を越えると、加熱寸法収縮率はこの範囲を逸脱す る。
【0022】 また、加熱寸法収縮率は、分子の側鎖(分枝)の有無、分子の立体規則性(対 称性)とも相関がある。分子の側鎖は少ない程、加熱寸法収縮率は少なくなる。 ポリエチレンの場合は、高圧ポリエチレンに比べ低圧ポリエチレンの方が側鎖が 少ないため、加熱寸法収縮率が小さく良好である。分子の立体的規則性について は、規則性の高い方が加熱寸法収縮率が低くなる。ポリプロピレンのように炭化 水素骨格(主鎖)からメチル基の如き官能基が出ている分子構造の場合には、ア タクチックに比べてアイソタチック又はシンジオタクチックの方が加熱寸法収縮 率が小さく良好である。
【0023】 無延伸であれば加熱寸法収縮率は前記範囲に収まり、3倍以上延伸すると大体 の場合、加熱寸法収縮率は前記範囲を外れる。したがって、延伸する場合は、加 熱寸法収縮率が前記範囲に収まるように延伸倍率を抑制する。
【0024】 熱可塑性ポリエステル樹脂としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチ レンテレフタレート、エチレン・テレフタレート・イソフタレート共重合体など に代表されるものであり、酸成分として、テレフタル酸、イソフタル酸、ナフタ レンジカルボン酸などの芳香族ジカルボン酸及びアルコール成分としてエチレン グリコール、ジエチレングリコール、ブタンジオール、ヘキサンジオールなどの 脂肪族ジオールとの両者のエステルとして得られる共重合体である。延伸・未延 伸の何れのシートも使用可能であるが、エンボス加工適性、Vカット加工などの 成形加工適性の点からは未延伸シートの方が好ましい。
【0025】 図13は鉄粉入り樹脂シート110に化粧層125を積層した遮音シート10 0のいくつかの例を示すものであり、装飾処理としては、図13(a)に示すよ うに化粧シート120に顔料111を添加することによる着色、図13(b)に 示すような化粧シート120の表面への印刷模様121、図13(c)に示すよ うなエンボス加工(加熱プレス)、ヘアライン加工などによる凹凸模様131な どがあり、さらには、図13(d)に示すように、エンボス加工により形成した 凹凸模様131の凹部に公知のワイピング法(特公昭58−14312号公報な ど参照)によって着色インキ141を充填することもできる。
【0026】 化粧シート120に添加する顔料としては、チタン白、亜鉛華、弁柄、朱、群 青、コバルトブルー、チタン黄、黄鉛、カーボンブラックなどの無機顔料、イソ インドリノン、ハンザイエローA、キナクリドン、パーマネントレッド4R、フ タロシアニンブルー、インダスレンブリーRS、アニリンブラックなどの有機顔 料(あるいは染料も含む)、アルミニウム、真鍮などの金属顔料、二酸化チタン 被覆雲母、塩基性炭酸鉛などの箔粉からなる真珠光沢(パール)顔料などである 。顔料添加による着色は透明着色でも不透明着色(隠蔽性)でもよい。これらは 粉末あるいは鱗片状箔片として添加、分散せしめられる。
【0027】 印刷模様は、グラビア印刷、オフセット印刷、シルクスクリーン印刷、転写シ ートからの転写印刷など公知の印刷法によりインキ(あるいは塗料)にて形成す ることができる。模様には、木目模様、石目模様、布目模様、皮紋模様、幾何学 図形、文字、記号あるいは全面ベタなどがある。模様は図示のように化粧シート 120の表面のみでなく、裏面、表裏両面あるいは層間に設けてもよい。インキ (あるいは塗料)としては、バインダーとして、塩素化ポリエチレン、塩素化ポ リプロピレンなどの塩素化ポリオレフィン、ポリエステル、ポリウレタン、アク リル、酢酸ビニル、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体、セルロース系樹脂などを 一種又は二種以上混合して用い、これに前記に列挙した公知の顔料を添加したも のを用いる。
【0028】 ポリオレフィン樹脂シートを化粧シート120の基材シートとして用いてこれ に直接印刷する場合は、バインダーとして塩素化ポリオレフィン、ポリオールと イソシアネートからなる2液硬化ポリウレタンなどを使用するのが接着性の点で 好ましいが、易接着プライマーを適当に選択して層形成すれば、その他のバイン ダーを用いても十分な接着性が得られる。
【0029】 エンボス加工は、熱可塑性樹脂シートを加熱軟化させ、エンボス版で加圧、賦 形し、冷却固定して形成するもので、その加工には公知の枚葉あるいは輪転式の エンボス機が用いられる。凹凸模様の形状としては、木目板導管溝、石板表面凹 凸(花崗岩劈開面など)、布表面テクスチュア、梨地、砂目、ヘアライン、万線 条溝などである。
【0030】 ワイピング加工時に使用する着色インキ141は前記したのと同様のものが使 用可能である。ただし、耐摩耗性の点で2液硬化型ウレタン樹脂をバインダーと するものが好ましい。 また、図示はしないが、基材の表面に金属薄膜を設けてもよい。金属薄膜は、 アルミニウム、クロム、金、銀、銅などの金属を用い、真空蒸着、スパッタリン グなどの方法で成膜する。あるいはこれらの組合せでもよい。この金属薄膜は全 面に設けてもあるいは部分的に設けてもよい。
【0031】 化粧シート120としては、図14に例示するように、前記の何れかのシート を2層以上積層したものを用いてもよい。例えば、ポリ塩化ビニル樹脂シート( 120)の表面に熱可塑性ポリエステル樹脂シート120’を積層した構成のシ ートF、表面の鏡面平滑性、成形加工適性の点で好ましい。
【0032】 これらの化粧シート120に、必要に応じて、熱安定剤、充填剤、難燃剤、紫 外線吸収剤などを添加する。充填剤としては、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、 クレー、タルクなどの粉末が用いられ、これらを必要に応じて適量添加する。代 表的な難燃剤の配合としては、三酸化アンモンを1〜5重量部添加するか、水酸 化アルミニウム又は水酸化マグネシウムを10〜150重量部添加するのが一般 的である。また、特にポリ塩化ビニル樹脂の場合では、可塑剤の一部又は全部を 燐酸エステル系可塑剤、塩素化パラフィン系などの難燃性可塑剤で置換すること を有効である。
【0033】 樹脂により良好な耐候性(耐光性)を賦与するために、紫外線吸収剤及び/又 は光安定剤を添加することができ、その添加量は紫外線吸収剤、光安定剤とも通 常0.5〜10重量%程度であるが、一般的には紫外線吸収剤と光安定剤とを併 用するのが好ましい。紫外線吸収剤としては、ベンゾトリアゾール、ベンゾフェ ノン、サリチル酸エステルなどの有機物又は0.2μm径以下の微粒子状の酸化 亜鉛、酸化セリウム、酸化チタンなどの無機物を用いることができる。光安定剤 としては、ビス−(2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリジニル)セバケ ートなどのヒンダードアミン系ラジカル捕捉剤、ピペリジン系ラジカル捕捉剤な どのラジカル捕捉剤を用いることができる。
【0034】 本考案で使用する鉄粉入り樹脂シート110の基材樹脂は、上記した化粧シー ト120で用いる基材樹脂と同様であってよく、物性改善などの目的で用いられ る各種添加物についても、同様であってよい。また、化粧シート120について 述べたと同様の理由により、鉄粉入り樹脂シートの樹脂として、ポリ塩化ビニル 樹脂又はポリオレフィン樹脂を用いることは特に有効である。
【0035】 含有する鉄粉としては、純鉄、炭素鋼、酸化鉄(Fe23、FeO、Fe34 )が挙げられる。粒径は0.5〜50μm程度とする。添加量は基材樹脂100 重量部に対し鉄粉100〜900重量部が好ましい。前記のように、この鉄粉を 練り込むバインダー樹脂としては、好ましくは、ポリ塩化ビニル樹脂又はポリオ レフィン樹脂を用いる。特に、防音性、遮音性、金属板の絞り加工、折曲げ加工 への追従性の点から以下のものが好ましい。
【0036】 重合度500〜2000、可塑剤部数がジオクチルフタレート換算で20〜 100重量部のポリ塩化ビニル樹脂。 特公平6−23278号公報に記載の、(A)数平均分子量Mnが25,0 00以上、且つ重量平均分子量Mwと数平均分子量Mnとの比Mw/Mn≦7の 沸騰ヘプタン可溶ポリプロピレン10〜90重量%と、(B)メルトインデック スが0.1〜4g/10分の沸騰ヘプタン不溶性ポリプロピレン90〜10重量 %との混合物からなる軟質ポリプロピレン。
【0037】 特公昭53−21021号公報に記載の如き、(A)ポリエチレン、ポリプ ロピレン、ポリメチルペンテンなどのオレフィン重合体(結晶性高分子)をハー ドセグメントとし、これに(B)部分架橋したエチレン・プロピレン共重合体ゴ ム、不飽和エチレン・プロピレン・非共軛ジエン三元共重合体ゴムなどのモノオ レフィン共重合体ゴムをソフトセグメントとし、これらを均一に配合し混合して なるオレフィン系エラストマー。モノオレフィンゴム/オレフィン共重合体=5 0/50〜90/10(重量比)の割合で混合する。
【0038】 特公昭53−34210号公報に記載の如き、(B)未架橋モノオレフィン 共重合体ゴム(ソフトセグメント)と、(A)オレフィン共重合体(結晶性、ハ ードセグメント)と架橋剤とを混合し、加熱して剪断応力を加えつつ動的に部分 架橋させてなるオレフィン系エラストマー。モノオレフィンゴム/オレフィン重 合体=60/40〜80/20(重量比)の割合で混合する。
【0039】 特公昭56−15741号公報に記載の如き、(A)アイソタクチックポリ プロピレン、プロピレン・エチレン共重合体、プロピレン・ブテン−1共重合体 などのペルオキシドと混合加熱すると分子量を減じ、流動性を増すペルオキシド 分解性オレフィン共重合体(ハードセグメント)、(B)エチレン・プロピレン 共重合体ゴム、エチレン・プロピレン・非共軛ジエン三元共重合体ゴムなどのペ ルオキシドと混合加熱することにより架橋して流動性が減じるペルオキシド架橋 性モノオレフィン共重合体ゴム(ソフトセグメント)、(C)ポリイソブチレン 、ブチルゴムなどのペルオキシドと混合加熱しても架橋せず、流動性が不変のペ ルオキシド非架橋型炭化水素ゴム(ソフトセグメント兼流動性改質成分)、及び (D)パラフィン系、ナフテン系、芳香族系などの鉱物油系軟化剤とを混合し、 有機ペルオキシドの存在下で動的に熱処理してなるオレフィン系エラストマー。 (A)が90〜40重量部、(B)が10〜60重量部、そして、(A)+(B )の100重量部に対して(C)及び(D)が5〜100重量部の配合比となる 。 特開平2−139232号公報に記載の如き、エチレン・スチレン、ブチレ ン共重合体からなるオレフィン系熱可塑性エラストマー。
【0040】 前記鉄粉入りのポリ塩化ビニル樹脂シート又はポリオレフィン樹脂シートと化 粧シート(化粧層)とを積層するには、超音波又は誘電加熱を利用する方法、2 液硬化型ポリウレタン接着剤などを用いたドライラミネートによる方法、溶融押 出ラミネートによる方法、熱プレスによる方法などがある。
【0041】 本考案において、前記鉄粉入り樹脂シート110と化粧層125とを積層した 遮音シート100がその化粧層125側が外側になるようにして金属板140の 表側に貼り付けられて遮音性金属板150が構成される。図15は遮音シート1 00を貼り付けた遮音性金属板150の一例を示す断面図であり、同図から分か るように、化粧シート125側が外側になるように接着剤130を介して金属板 140に貼り付けられている。金属板140の素材としては、鉄、アルミニウム 、銅、チタニウムなどを用いることができる。鉄としては、純鉄、炭素鋼、ステ ンレス鋼などがある。使用する金属板の厚さは0.3〜10mm程度であり、必 要に応じて亜鉛メッキ、クロム酸処理などの表面処理、防錆処理を行う。
【0042】 遮音シート100を金属板140に貼り付けるのに使用する接着剤130とし ては、2液硬化ポリウレタン系(イソシアネート硬化)、エポキシ系(アミンな どで硬化)、アクリル系、ポリエステル系(イソシアネート、有機スルホン酸塩 、有機過酸化物などで硬化)、ポリエチレン、ポリプロピレンなどのポリオレフ ィン系、ゴム系がある。
【0043】 ポリウレタンとはポリオール(多価アルコール)を主剤とし、イソシアネート を架橋剤(硬化剤)とするポリウレタンである。ポリオールとしては、分子中に 2個以上の水酸基を有するもので、例えばポリエチレングリコール、ポリプロピ レングリコール、アクリルポリオール、ポリエステルポリオール、ポリエーテル ポリオールなどが用いられる。
【0044】 イソシアネートとしては、分子中に2個以上のイソシアネート基を有する多価 イソシアネートが用いられる。例えば、2−4トリレンジイソシアネート、キシ レンジイソシアネート、4−4ジフェニルメタンジイソシアネートなどの芳香族 イソシアネート、あるいはヘキサメチレンジイソシアネート、イソホロンジイソ シアネート、水素添加トリレンジイソシアネート、水素添加ジフェニルメタンジ イソシアネートなどの脂肪族乃至は脂環族イソシアネートが用いられる。
【0045】 アクリルとしては、ポリ(メタ)アクリル酸メチル、ポリ(メタ)アクリル酸 エチル、ポリ(メタ)アクリル酸プロピル、ポリ(メタ)アクリル酸ブチル、( メタ)アクリル酸メチル・(メタ)アクリル酸ブチル共重合体、(メタ)アクリ ル酸エチル・(メタ)アクリル酸ブチル共重合体、エチレン・(メタ)アクリル 酸メチル共重合体、スチレン・(メタ)アクリル酸メチル共重合体などの(メタ )アクリル酸エステルを含む単独又は共重合体からなるアクリル樹脂(但し、こ こで(メタ)アクリルとはアクリル又はメタアクリルを意味するものとし以下同 様である)。
【0046】 なお、以上の様にして得られた遮音性金属板からなる装飾扉の表皮材と扉内に 充填する発泡樹脂との接着をより向上させるために、金属板140の裏面(遮音 シートとは反対側)に、不織布を接着することができる。不織布の素材は、ビニ ロン、ポリエステル等であってよい。また、接着剤としては、前記した金属板と 遮音シートとの接着剤と同様のものの中から選択すればよい。
【0047】 本考案による装飾扉においては、前記表皮材である遮音性金属板150の接合 部は、基本的に、一方の端部に形成された凹状溝と他方の端部に形成された該凹 状溝に嵌入するL字状折片とより形成されていることから、遮音性金属板の切断 面が表面に露出することはなく、そこに段差は生じない。それにより、装飾扉と しての意匠性は格段に向上し、また、切断面での負傷の危険もなくなる。さらに 、複数枚の遮音性金属板を組付けて表皮材を構成する場合であっても、組付けよ うとする遮音性金属板は、横方向からではなくすべて上方から組付けることが可 能であり、組付けがきわめて容易となる。また、一端組付けてしまえばほとんど 分離することはなく、成形金型へのセッティングなどの事後の取り扱いが容易と なる。
【0048】 また、表皮材の内部空間に充填した発泡性樹脂は、凹状溝とそこに嵌入したL 字状折片との間の空間にも浸入して発泡することから、各部材は密接した状態で 確実に接着される。それにより、構造的に強固となると同時に、接合部の意匠性 はさらに向上する。
【0049】 さらに、遮音性金属板を構成する前記遮音シート100(実質的には、鉄粉入 り樹脂シート110)は、外来の音波を遮断し減衰させる遮音性に優れており、 従来の鉛シートを用いた遮音シートに比べると、同じ遮音性能ではより軽量であ り、また、多孔質の発泡樹脂シートに比べると、同じ遮音性能ではより薄膜とな るので嵩張らず、またシート自体の強度も高くなる。さらに、該鉄粉入り樹脂シ ート110を積層した遮音性金属板150は、遮音性に加え、さらにそれ自身が 励振された場合の音波の輻射を抑制する防音・制振性能に優れており、装飾扉全 体としての遮音性、防音性が大きく向上する。また、鉄粉入り樹脂シート110 の表面に化粧層125を施すため意匠も良好である。
【0050】
【考案の実施の態様】
以下、実施の態様に基づき本考案による装飾扉をより詳細に説明する。先ず、 遮音シート100の実施例及び比較例を示す。
【0051】 (実施例1) 重合度1200のポリ塩化ビニル樹脂100重量部に対し、粒径30μmの酸 化鉄(Fe34)の粉末を500重量部、ジオクチルフタレートからなる可塑剤 を60重量部、カルシウム−亜鉛系熱安定剤を3重量部添加した組成物を製膜し 、厚さ500μmの鉄粉入り樹脂シート110を得た。一方、重合度1200の ポリ塩化ビニル樹脂100重量部に対し、ジオクチルフタレート可塑剤28重量 部、炭酸カルシウム粉末10重量部、バリウム−亜鉛系熱安定剤2重量部、エポ キシ化大豆油系熱安定剤2重量部、二酸化チタン白色顔料粉末6重量部からなる 組成物を製膜してシート(化粧シート120)を作り、その表面にグラビア印刷 にて木目模様(印刷模様121)を形成して化粧層125とした。そして、鉄粉 入り樹脂シート110と化粧層125とを木目模様が外側を向くよう積層し、加 熱軟化状態で加圧して融着させることで遮音シート100を得た。
【0052】 次いで、上記の遮音シート100と厚さ1mmの亜鉛メッキ鋼板(金属板14 0)とを2液硬化ポリウレタン接着剤(主剤:アクリルポリオール、硬化剤:ト リレンジイソシアネート)130を間に介して接着することで遮音性金属板15 0を作製した。なお、木目模様は外部表面となるようにした。
【0053】 (比較例1) 鉄粉入り樹脂シート110を厚さ300μmの鉛板に置換した以外は実施例1 と同様にして遮音性金属板を作製した。
【0054】 (評価) 実施例1と比較例1の遮音性金属板における化粧層125部分について音波の 透過損失量D〔dB〕を測定したところ表1の通りであり、ほぼ同等の性能であ った。
【0055】
【表1】
【0056】 次に、防音性を評価するため、実施例1の遮音性金属板と比較例1の遮音性金 属板とを用意し、両遮音性金属板をそれぞれ打撃して自由振動で励振させ、輻射 される音の大きさを比較した。また、遮音性を評価するため、両遮音性金属板で それぞれ1m立方の箱を作り、箱外の音を箱内で聴く実験を同一条件(箱のない 状態で60ホーン(周波数1KHz)の音場中)で行い、音の大きさを比較した 。評価は同一人物の聴覚にて行った。その結果、遮音性、防音性とも、実施例1 は比較例1と同等レベルであった。また、両化粧シートの単位面積当たりの重量 を測定したところ、実施例1は比較例1に比べて44%であった。
【0057】 従来、遮音シートとしては、実公昭61−14436号公報に記載されるよう な鉛板(シート)を用いたものが知られていた。この種の遮音シートは、遮音材 の質量法則、すなわち透過損失量D〔dB〕と遮音材の面密度ρ〔kg/m2 〕 とが比例関係(D=14.3Log10ρ+12.7)を有することに基づいて設 計され、鉛は比重が11.3と大きいため効果良好となる。しかしその反面、シ ート重量が重くなり、製造、搬送、施工の労力が多くかかり、また壁面などへ固 定する場合に強力に接着しないと、時間が経つと自重により脱落しやすいという 問題点があった。また、ロックウール板、硝子繊維板、発泡樹脂シートなどの多 孔質材料を用いた遮音シートも知られているが、この種の遮音シートは軽量であ る反面、厚さが厚くなって嵩張り、また軟質であるために強度、耐摩耗性の点で 難点があった。
【0058】 前記実施例に示したように、本考案で用いる遮音シート及びそれを積層した遮 音性金属板は、質量法則を用いた方式のものよりも軽量で、かつ多孔質材料を用 いたものよりも薄くまた強度も高く、取扱い性に優れており、装飾扉の表皮材と てして用いる場合に、遮音性・防音性が優れた装飾扉が得られることがわかる。
【0059】 次に、上記本考案による遮音性金属板150を表皮部の一部あるいは全部とし て用いた装飾扉の具体的実施の形態について説明する。図1〜図7は本考案によ る装飾扉の一実施の形態であり、鏡板30を有する框扉の例である。この装飾扉 D1は、同じ形状の左右の縦框10、10と、同様に同じ形状の上下の横框20 、20とで形成される枠組みに対して、表裏の鏡板30、30を嵌め込むことに より扉としての表皮部を形成し、該表皮部の内部空間にウレタン発泡など従来知 られた適宜の方法により発泡樹脂材料R1 を充填したものであって、建具への取 り付けに際しては、縦框10、10の部分に図示しない蝶番や錠、ノブなどが取 り付けられる。この実施例において、縦框10、横框20及び鏡板30は、いず れも木目調の印刷が施された化粧層を貼着した前記実施例に示したような遮音性 金属板150から構成されており、後述するように、金属板からの原型の打ち抜 き加工及び必要な曲げ加工を行うことにより成形される。
【0060】 この実施例において、縦框10は図4、図5に示す構造を持つ。すなわち、縦 框10は、装飾扉D1のいわゆる木口部分となる側面部11、該側面部11から 連続状態にほぼコの字状に折曲された縦框表面部12及び縦框裏面部15、前記 縦框表面部12の上下方向端部から連続状態に内側に向けて折曲された上下端面 部13、14、同様に前記縦框裏面部15の上下方向端部から連続状態に内側に 向けて折曲された上下端面部16、17、とにより、長手方向の一方側(図にお いて右側)が開放した内部空間を持つ長尺状の直方体として構成され、かつ、前 記縦框表面部12及び縦框裏面部15の前記開放側の端部にはそれぞれ連続状に 内側に折曲されたL字状折片12a、15aがその全長にわたって設けられる。
【0061】 横框20は、基本的に図6、図7に示す横框構成部材20Aを2枚対向させた 形で構成される。すなわち、横框構成部材20Aは、前記した縦框10の縦框表 面部12及び縦框裏面部15とともに装飾扉D1の表面あるいは裏面の一部を構 成する表面部分21、該表面部分21の下方端部から連続状態に内側に向けて折 曲された横框端面部分22、及び該表面部分21の左右の側方端部から連続状態 に内側に向けて折曲された立ち上がり部23、23とから構成され、さらに、前 記立ち上がり部23、23の先端部は外方に向けて湾曲状に折曲されて下方に向 けて延出している。それにより、そこに凹状溝24、24が形成される。なお、 25は樹脂の注型時に用いられる切欠きである。
【0062】 横框構成部材20Aの前記横框端面部分22の高さは、図1に示すように2枚 対向した形で配置したときに、前記縦框10の側面部11の高さと同じ高さとな るようにされ、かつ、前記立ち上がり部23、23の高さは、縦框10の縦框表 面部12及び縦框裏面部15の開放側の端部に折曲して形成された前記L字状折 片12a、15aの高さとほぼ同じくされ、該L字状折片12a、15aが前記 凹状溝24、24内に嵌入できるようにされる。
【0063】 鏡板30は鏡板本体部分31とその4周に貼着された係止兼飾り部材32とよ り構成される。縦框10、横框20及び鏡板30との組付けは次のようにされる 。開放した側面側を対向した状態で2本の縦框10、10を配置し、その縦框裏 面部15の開放側端部に形成された前記L字状折片15a、15aに、横框構成 部材20Aに形成した前記凹状溝24、24を係止する。その状態で横框構成部 材20Aを前記L字状折片15a、15aに沿って摺動して、縦框の上下の端面 部16、16及び17、17と横框構成部材20Aの前記横框端面部分22とが 同一面となる位置にセットする。
【0064】 次に、別の横框構成部材20Aをその表面部分21が縦框10の縦框表面部1 2の同じ面となる姿勢として、2本の縦框10、10の間に上方から挿入し、そ の凹状溝24、24内部に縦框表面部12に形成した前記L字状折片12a、1 2aを嵌入させ、その後に、前記の同様に、縦框の上下の端面部13、13及び 16、16と横框構成部材20Aの横框端面部分22とが同一面となる位置にセ ットする。
【0065】 それにより、図1に示すように内部に空間を持つ矩形状の外枠が形成され、そ の内枠部分に前記鏡板30が表裏から嵌め込むことにより、装飾扉D1としての 表皮部分は完成する。このようにして形成される表皮部分は成形金型内にセット され、発泡樹脂材料R1 として、例えは、発泡ウレタン樹脂の注入、発泡などが 行われる。発泡樹脂材料R1 が表皮材内側から圧力を及ぼし表皮材を支持するこ とにより、表皮材を接着固着する。なお、図2、図3は樹脂の注入後での横框2 0部位及び縦框10の長さ方向ほぼ中央部の断面である。
【0066】 この実施例による装飾扉において、表皮部分を構成する遮音性金属板の端部同 志の接合は、上記のように各部材を上方から組付けることが可能なこともあり、 きわめて容易にその結合を行うことができる。また、図1から明らかにように、 その接合部はすべて扉の表面部分と裏面部分に現れており側面部分には存在せず 、さらに、図2に示されるように、形成される結合部は、凹状溝24内にL字状 折片12a、15aが嵌入する態様となっており、遮音性金属板の切断端部が外 部に露出することはない。それにより、遮音性金属板同志の接合部の意匠性は格 段に向上し、また、切断端部での負傷も防止できる。
【0067】 また、形成される凹状溝内にL字状折片が嵌入する形の接合部分には、その構 造上、ある程度の間隙Sが形成され、その間隙に発泡樹脂材料R1 が浸入する。 発泡により生じる内部圧力によりL字状折片12a、15aと前記立ち上がり部 23、23とは密着する方向に押圧されて両者の間隙はほぼ皆無となり、あたか も天然の木材を寄せ木したような外観を生じさせる。それにより、接合部の外観 はさらに高い意匠性を持つものとなる。
【0068】 さらに、表皮材としての遮音性金属板は、鉄粉入り樹脂シートと化粧層とを積 層した遮音シートをその化粧層側が外側になるようにして金属板の表側に貼り付 けた構成であり、内部に充填された発泡樹脂との相乗効果でもって、逸層遮音・ 防音効果に優れた装飾扉がえられる。
【0069】 図8、図9は本考案による装飾扉の他の実施例を示している。この例において は、装飾扉D2の表皮部分は、両辺部をそれぞれ断面ほぼU字状に湾曲させて両 端部が間隔をおいて対向するように形成された第1の表皮材50と、該第1の表 皮材50の対向した両端部の間に介装される遮音性金属板からなる第2の表皮材 60とから構成される。第1の表皮材50の一方の端部(図において右方端)は 前記の実施例の横框構成部材20Aの立ち上がり部23、23の先端部における と同様に、その全長にわたり内方に向けて湾曲状に折曲されそこに凹状溝54を 形成している。他方の端部(図において左方端)は平坦部55とされている。さ らに、第1の表皮材50の上下端には、上下の端面となる部分を覆うことのでき る形状の折片57が一体に形成されている。
【0070】 第2の表皮材60は、一方の端部にはその全長にわたり前記第1の表皮材50 に形成される凹状溝54に嵌入するL字状切片61が形成され、他方の端部には 第1の表皮材50の前記U字状の湾曲部に挿入したときに装飾扉D2の厚みを保 持できる長さのL字状脚部62が形成される。そして、前記L字状脚部62には 適数の貫通孔63が形成される。
【0071】 第1の表皮材50及び第2の表皮材60の組付けは次のようにされる。第1の 表皮材50を図示のように折曲端部側を上にして配置し、その上方から第2の表 皮材60をそのL字状脚部62側を第1の表皮材50の平坦部55側に挿入して 幾分押し込んだ後、他方端部側を下方に押し下げ、そのL字状切片61を第1の 表皮材50に形成された前記凹状溝54内に嵌入する。それにより、図8に示す ように内部に空間を持つ表皮部分が形成される。
【0072】 図1〜図7に示した装飾扉D1の場合と同様に、このようにして組付けた表皮 部分ほ成形金型内にセットし、内部空間に発泡樹脂材料R1 を注入し必要に応じ てウレタン発泡などを行う。なお、その際に、前記L字状脚部62は装飾扉D2 の厚さを規定する作用もなす。さらに、注入された樹脂は、L字状脚部62に形 成された前記貫通孔63を通過して第1の表皮材50の湾曲した側辺部にも浸入 可能であり、内部空間のすべてに樹脂は充填される。
【0073】 この実施例の装飾扉は、両側面部分は図示のように湾曲した形状に構成され、 かつその接合部はすべて扉の裏面部分に現れており表面側及び側面部分には存在 しないことから、いわゆるクロゼットドア(折戸)として特に有効に用いること ができる。その際に、図において左方端での接合部では遮音性金属板の切断端面 が露出しているが、その側辺側を枢支部として建具に取り付けることにより、前 記切断端面の露出部はほとんど人目に付かないこととなり、装飾扉としての意匠 性に格別の不都合は生じさせない。
【0074】 なお、他方の接合部は人目に触れる機会が多くなるが、その接合部は凹状溝5 4内にL字状折片61が嵌入する態様となっており、図1〜図7のおける実施の 形態において説明したと同様に、接合部の外観は高い意匠性を持つものとなるこ とは理解されよう。さらに、この実施例でも、表皮部分を構成する遮音性金属板 である第1と第2の表皮材の組付けはすべて上方からの組付けで行うことができ 、組付けがきわめて容易となる。
【0075】 なお、この態様の装飾扉においては、図8に示すように上下端の湾曲した側面 部分に金属材の曲率を持つ切断端面58、58及び切片57の切断端面が露出す る。それにより、意匠性の低下とともに人が触れた場合に怪我をする恐れがある 。したがって、図9に拡大して示すように、その部分の切断端面58、58及び 切片57の切断端面を内方に向けて幾分曲率を持たせておくことは有効である。 このようにすることにより、切断端面58などを扉の内部に収納させ、外表面に は露出しないようにすることができる。この曲率は遮音性金属板の曲げ加工時に 同時に行うようにしてもよく、曲げ加工後に、別途形成することもできる。
【0076】 図10は本考案による装飾扉の他の実施例を示している。この例においては、 装飾扉D3の表皮部分は、一つの側辺側を断面ほぼコ字状の第1の折曲部71と し、他側辺側を前記第1の折曲部71よりも高さの低い断面ほぼコ字状の第2の 折曲部72とした遮音性金属板からなる第1の表皮材70と、該第1の表皮材7 0の対向した両側辺の間に介装される遮音性金属板からなる第2の表皮材80と から構成される。
【0077】 第1の表皮材70の前記第1の折曲部71の先端部には全長にわたり図におい て上下方向の凹状溝73が形成されており、第2の折曲部72の先端部には全長 にわたり図において横方向の凹状溝74が形成されている。一方、第2の表皮材 80には、前記第1の表皮材70に形成される上下方向の凹状溝73に嵌入する 第1のL字状切片81が一方側の端部の全長にわたり形成されており、他方の端 部側は図示のように断面ほぼコ字状の折曲部82となり、その先端は前記第2の 折曲部72の先端部に形成される横方向の凹状溝74に嵌入する第2のL字状切 片83となっている。
【0078】 第1の表皮材70と第2の表皮材80とは、第2の表皮材80の前記第2のL 字状切片83を第1の表皮材70に形成した横方向の凹状溝74内に側方から係 合した後、第1のL字状切片81を第1の表皮材70の第1のL字状切片81に 嵌入することにより、図10に示すように、上下の端部が開放した状態で一体化 され、装飾扉の本体部分が構成される。
【0079】 次に、前記本体部分の上下の開放部に対して断面コ字状の端末材90を挿入す ることにより、装飾扉D3の表皮部分が構成され、以下、前記の実施例の場合と 同様にして内部空間に発泡樹脂材料の注入を行う。端末材90を挿入に際して、 端末材90の上下面に接着剤91を予め塗布しておくことにより、端末材90は 本体の内面に確実に固定することができる。
【0080】 この態様の装飾扉においては、全体として組付けが容易であるばかりでなく、 図8、図9に示す装飾扉のような上下端部分での折曲加工が不要となり、製造も 容易となる利点がある。また、本体部分と端末材90とは接着剤により確実に固 定可能であり、発泡樹脂材料の充填時に圧力によって端末材90が押し出されて はずれることもなく安定した製造が可能となる。なお、この端末材90の材質と しては表皮材70、80などと同様の遮音性金属板のほか、合成樹脂材料を用い ることもできる。
【0081】 上記の説明は本考案による装飾扉のいくつかの実施例の説明にすぎず、他に多 くの変形例が存在する。例えは、図1〜図7に示す態様の装飾扉において、鏡板 30を用いることは必ずしも必須でなく、横框構成部材20Aの長さを長いもの として、横框構成部材20Aにより装飾扉の表面及び裏面をすべて覆うようにし てもよい。また、横框構成部材20Aすなわち横框20も必須でなく、縦框10 の縦框表面部12及び縦框裏面部15をより横幅の広いものとし、一方の縦框1 0の端部に前記凹状溝を形成し、対向する側の他方の縦框10の端部に前記L字 状折片を形成して、両者を接合することにより、縦框10のみで装飾扉D1を構 成することも可能である。そのような態様のものであっても、本考案の目的は達 成可能であることは理解されよう。また、図1の上下の2個の横框の間にさらに 第3の横框を形成し、鏡板も上下2枚とした態様も可能である。
【0082】 さらに、図8、図9に示す装飾扉において、第1と第2の表皮材の接合部の一 方のみを凹状溝54内にL字状折片61を嵌入する態様としたが、他方の接合部 においても、同様に凹状溝内にL字状折片を嵌入する接合態様を用い得ることは もちろん可能である。さらに、第2の表皮材60を用いることなく、第1の表皮 材のみで表皮材の全体を構成することも可能である。また、いずれの実施例にお いても、凹状溝を形成する側とそこに嵌入するL字状折片を構成する側とを図示 のものとは逆の態様とすることも可能であり、同様に目的は達せられる。
【0083】 さらに、凹状溝とL字状折片との嵌入の態様は、図1〜図10に示した例のよ うに凹状溝内にL字状折片が単に嵌入する態様に限ることはなく、嵌入されたL 字状折片を凹状溝が両側から圧接保持するような態様であってもよい。図11は その一例を示しており、この例では、表皮材の少なくとも凹状溝24xを構成す る部分が弾性材料により構成され、かつ該凹状溝24xの嵌入口の幅がそこに嵌 入されるL字状折片15xの厚みよりも狭く構成される。したがって、図11b に示すように、凹状溝24x内にL字状折片15xを嵌入すると、該L字状折片 15xは両側から凹状溝構成部材により圧接状態で保持される。
【0084】 このようにすることにより保持力が増大し、加工途中、特に表皮材内部の空洞 に発泡樹脂を充填して発泡させるときに生じる表皮材の内部から外部への膨張力 により、両者がずれたり分離するのを確実に回避することができる。なお、弾性 材料で構成する部分は少なくとも凹状溝24x部分だけでよく、表皮材のその他 の部分は、必要に応じて、また鏡板や框に要求される物性に応じて弾性体で形成 してもよく、弾性体でなくともよい。また、金属製表皮材全体を熱処理によって 弾性率が変わる材料(例えば鋼材)で構成し、凹状溝相当部分のみに熱処理を施 してして適度な弾性を有するようにしてもよい。弾性材料の材質は炭素鋼などの 鉄、銅、黄銅、燐青銅などの金属が好適であるが、該凹状溝相当部分に限って合 成樹脂を使うことも可能であり、金属材料と合成樹脂とをそのような形状となる ように適宜の手段により接合した板部材を素材として用いることも可能である。
【0085】 図12は凹状溝の断面形状の他の例のいくつかを示す断面図であり、いずれの 場合であっても、L字状折片15xを両側から圧接保持可能であることは理解さ れよう。これらの断面形状のうち、図11に示すものや図12dに示すものは、 L字状折片15xの凹状溝内部への案内部分を持つことから、L字状折片15x の嵌入が容易となる利点を有する。
【0086】
【考案の効果】
本考案の装飾扉によれば、表皮材の組付けが容易となり、また、表皮材である 遮音性金属板の接合部において遮音性金属板の切断面が表面に露出することがな いので装飾扉としての意匠性は格段に向上し、また、切断端面での負傷も防止で きる。さらに、一端組付けてしまえばほとんど分離することはなく、成形金型へ のセッティングなどの事後の取扱が容易となる。
【0087】 また、表皮材の内部空間に充填する発泡樹脂材料R1 は前記凹状溝とそこに嵌 入したL字状折片との間の空間に浸入して発泡することから、各部材は密接した 状態で確実に接着され、構造的に強固となると同時に、接合部の意匠性はさらに 向上する。また、発泡樹脂材料R1 は遮音性及び防音性にも寄与する。
【0088】 さらに、遮音性金属板を構成する鉄粉入り樹脂シートは、外来の音波を遮断し 減衰させる遮音性に優れていると共に、従来の鉛シートを用いた遮音シートに比 べて同じ遮音性能ではより軽量であり、また、多孔質の発泡樹脂シートに比べて 同じ遮音性能ではより薄膜となるので嵩張らず、またシート自体の強度も高くな る。さらに、該鉄粉入り樹脂シートを積層した遮音性金属板は、該鉄粉入り樹脂 シートの効果と、該発泡樹脂材料との相乗効果とにより、防音・遮音性が良好に なることに加え、さらにそれ自身が励振された場合の音波の輻射を抑制する性能 に優れており、装飾扉全体としての遮音性、防音性が大きく向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による装飾扉の一実施例を説明する図。
【図2】図1のII-II 線による断面図。
【図3】図1のIII-III 線による断面図。
【図4】縦框を示す斜視図。
【図5】図4のV-V 線による断面図。
【図6】横框構成部材を示す斜視図。
【図7】図6のVII-VII 線による断面図。
【図8】本考案による装飾扉の他の実施例を説明する
図。
【図9】上下の端部の一部の拡大説明図。
【図10】本考案による装飾扉のさらに他の実施例を説
明する図。
【図11】凹状溝とL字状折片の他の嵌入状態を示す
図。
【図12】凹状溝の他の形態を示す断面図。
【図13】本考案に用いる遮音性金属板を構成する遮音
シートの幾つかの例を示す断面図。
【図14】遮音性金属板のさらに他の形態を示す断面
図。
【図15】本考案に用いる遮音性金属板を説明する断面
図。
【図16】従来の装飾扉の一例を説明する図。
【図17】従来の装飾扉の他の例を説明する図。
【符号の説明】
D1、D2、D3…装飾扉、10…縦框、20…横框、
30…鏡板、12a、15a、61…L字状折片、2
4、54…凹状溝、R1 …発泡樹脂材料、100…遮音
性金属板、110…鉄粉入り樹脂シート、120、12
0’…化粧シート、125…化粧層、121…印刷模
様、130…接着剤、131…凹凸模様、141…ワイ
ピングによる着色インキ

Claims (5)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表皮材として遮音性金属板を用い、内部
    に発泡樹脂材料が充填されて該表皮材を固着してなる装
    飾扉であって、前記表皮材の端部同志の接合部のうち少
    なくとも1つの接合部の形状は、一方の端部に形成され
    た凹状溝と他方の端部に形成された該凹状溝に嵌入する
    L字状折片により形成されてなる装飾扉において、前記
    遮音性金属板として、鉄粉入り樹脂シートと化粧層とを
    積層した遮音シートをその化粧層側が外側になるように
    して金属板の表側に貼り付けた遮音性金属板を用いるこ
    とを特徴とする装飾扉。
  2. 【請求項2】 前記内部に充填される発泡樹脂材料は、
    発泡ウレタン樹脂であることを特徴とする請求項1記載
    の装飾扉。
  3. 【請求項3】 前記鉄粉入り樹脂シートの樹脂として、
    ポリ塩化ビニル樹脂又はポリオレフィン樹脂を用いるこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の装飾扉。
  4. 【請求項4】 前記鉄粉入り樹脂シートの樹脂として、
    重合度500〜2000、可塑剤部数がジオクチルフタ
    レート換算で20〜100重量部であるポリ塩化ビニル
    樹脂を用いることを特徴とする請求項3記載の装飾扉。
  5. 【請求項5】 前記鉄粉入り樹脂シートの樹脂として、
    オレフィン系熱可塑性エラストマーを用いることを特徴
    とする請求項3記載の装飾扉。
JP1996007527U 1996-07-31 1996-07-31 装飾扉 Expired - Lifetime JP3034228U (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000211070A (ja) * 1999-01-25 2000-08-02 Dainippon Printing Co Ltd 化粧シ―ト
JP2022067971A (ja) * 2020-10-21 2022-05-09 倉敷紡績株式会社 化粧シート及びこれを用いた建材

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JP2000211070A (ja) * 1999-01-25 2000-08-02 Dainippon Printing Co Ltd 化粧シ―ト
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