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JP3030071B2 - カメラの露出制御装置 - Google Patents

カメラの露出制御装置

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Publication number
JP3030071B2
JP3030071B2 JP2260135A JP26013590A JP3030071B2 JP 3030071 B2 JP3030071 B2 JP 3030071B2 JP 2260135 A JP2260135 A JP 2260135A JP 26013590 A JP26013590 A JP 26013590A JP 3030071 B2 JP3030071 B2 JP 3030071B2
Authority
JP
Japan
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film
exposure
light emission
detecting
negative
Prior art date
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Application number
JP2260135A
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English (en)
Other versions
JPH04136921A (ja
Inventor
剛史 金田一
洋一 吉田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP2260135A priority Critical patent/JP3030071B2/ja
Publication of JPH04136921A publication Critical patent/JPH04136921A/ja
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  • Exposure Control For Cameras (AREA)
  • Stroboscope Apparatuses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はカメラの露出制御装置、詳しくは、ストロボ
を発光させる機能を有するカメラにおける露出制御装置
に関する。
[従来の技術] 従来のカメラの露出制御は、既に周知であるAPEX演算
式 Bv+Sv=Tv+Av …………(1) Gv=Av+Dv+Sv(100)−Sv ……(2) に基づいて行なわれている。ここで、Bvは被写体輝度,S
vはフィルムのISO感度で、例えばSv(100)はISO100の
フィルムのISO感度、Tvはシャッタスピード、Avは絞
り、Gvはストロボの発光量、Dvは距離に関する値であ
る。そして、上記APEX演算は理論的にも正しいと考えら
れ、それは撮影された写真においても証明されている。
しかしながら、近年の科学技術の進歩により、カメラ
の技術のみならず、フィルムの現像や焼付けにおける分
野においても急速な進歩が見られる。特に、焼付けを行
う自動プリンタは進歩が激しく、現在殆どのミニラボに
おいても自動プリンタが導入されていて、自動で写真を
プリントし、人手を煩わすことは殆どなくなってしまっ
た。
さて、自動プリンタの進歩に貢献したのが自動露出補
正という技術で、撮影が失敗した、フィルムの状態がよ
くない、あるいは、被写体の濃淡,明暗や色のバランス
が悪い、といった場合でも、自動できれいな写真に仕上
げてしまう。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、この自動露出補正技術も良いことばか
りではなく、ポジフィルムの場合には自動露出補正が関
与しないので問題はないが、特にネガフィルムを使用し
たストロボ撮影においては、フィルム上で露出がアンダ
で当然である背景を、プリント特に自動露出補正がある
程度適正へ近づけようと働くため、今度は、主要被写体
の露出がオーバになってしまう。
このように、従来通りにAPEX演算に基づいてカメラの
露出制御をしていたのでは、ネガフィルムでのストロボ
撮影で良い写真を望むことができないことになってしま
う。
そこで、本発明の目的は、上記問題点を解消し、ネガ
フィルムを用いてストロボ撮影した写真を、自動プリン
タによってプリントした場合でも、主要被写体が露出オ
ーバに陥ることのないカメラの露出制御装置を提供する
にある。
[課題を解決するための手段および作用] 本発明によるカメラの露出制御装置は、フィルムマガ
ジンに設けられているDXコードよりフィルム感度情報を
検出するフィルム感度検出手段と、上記フィルム感度情
報および被写体輝度により適正露出を演算する露出演算
手段と、この露出演算手段の出力により発光量を制御さ
れるストロボ装置と、上記DXコードよりフィルムラチチ
ュードを検出するフィルムラチチュード検出手段と、上
記フィルムラチチュード情報より、上記フィルムがネガ
フィルムかポジフィルムかを判定する判定手段と、この
判定手段の判定結果と上記フィルム感度情報により、上
記ストロボ装置の発光量を補正する補正手段とを具備
し、上記補正手段は、上記判定手段の判定結果がネガフ
ィルムの場合には、上記ストロボ装置の発光量をアンダ
側にシフトすることを特徴とする。また、 本発明によるカメラの露出制御装置は、フィルム感度
情報を検出するフィルム感度検出手段と、上記フィルム
感度情報および被写体輝度により適正露出を演算する露
出演算手段と、この露出演算手段の出力により発光量を
制御されるストロボ装置と、フィルムカートリッジに設
けられた情報を読み取って、フィルムがネガフィルムか
ポジフィルムかを判定する判定手段と、この判定手段の
判定結果がネガフィルムの場合には、上記ストロボ装置
の発光量をアンダ側にシフトする補正手段とを具備する
ことを特徴とする。
[実 施 例] 以下、図示の実施例により本発明を説明する。まず本
発明の実施例を説明するに先立って、本発明の基本概念
を以下に説明する。
一般に、フィルムのISO感度は、フィルムに余裕を持
たせるため、DXコード記載のISO感度よりも高感度に作
られている。しかしながら、このフィルムのISO感度の
余裕も全てのISO感度に対して同じだけ持たせられるわ
けではなく、高感度フィルムほど余裕は少ないのが現状
である。ところで、自動プリンタにおける自動露出補正
により、主要被写体が露出オーバになるという問題点は
前述したとおりであるが、これはネガフィルムを使用し
てストロボ撮影したときに略限定することができる。そ
こで本発明では、まずフィルムマガジンに表示されたDX
モードよりフィルムのラチチュードを読み取り、これに
よってフィルムがポジフィルムかネガフィルムかを判定
する。次に、ネガフィルムであった場合には、フィルム
のISO感度に応じ、自動露出補正を見込んで、ストロボ
光量をアンダ側にシフト補正するようにしている。以上
が本発明の基本概念である。次に実施例の説明を行う。
第1図は、本発明の一実施例を示すカメラの露出制御
装置のブロック構成図である。図において、DXコード読
み取り手段1は、後記第2C図に示された回路形式にした
もので、フィルムのDXコードを読み取って、ラチチュー
ド検知手段2〜ストロボ発光量シフト手段6からなるCP
Uに供給する。すると、このCPUは、上記DXコードよりフ
ィルムのコマ数,ISO感度,フィルムラチチュードの情報
を得るための諸演算,諸検知を行う。
ここでCPU内部の説明をすると、DXコード読み取り手
段1により得られた信号は、フィルム感度検出手段を形
成するISO感度検知手段3とフィルムラチチュード検出
手段2とに供給される。そして、フィルムラチチュード
検出手段2でフィルムのラチチュードを検知すると、該
フィルムラチチュード情報よりフィルムのポジ/ネガ判
定手段4で、使用されているフィルムがポジフィルムか
ネガフィルムかを判定する。次に、露出演算手段5は、
上記ISO感度検知手段3で検出されたISO感度情報から前
記(1),(2)式に示すAPEX演算を行って、ストロボ
発光量を含む適正露光条件を決定する。補正手段として
のストロボ発光量シフト手段6は、フィルムのポジ/ネ
ガ判定とISO感度情報とにより、上記露出演算手段5で
決定された適正露出条件の内のストロボ発光量のみを、
後記第3図で説明するように、選択的にシフトする補正
量を決定する手段である。
ストロボ発光量決定手段7は、上記露出制御演算手段
5から供給されたストロボ発光量に関する情報を、上記
ストロボ発光量シフト手段6から供給されたシフト補正
量(後記第1表参照)だけ適正値から故意にシフトし
て、ストロボ回路8に供給し、実際のストロボ発光が行
われる。なお、上記ストロボ発光量決定手段7とストロ
ボ回路8とでストロボ装置が構成されている。
次に、上記DXコード読み取り手段1を、第2A〜2C図に
より説明する。第2A図は、フィルムマガジン11の外観図
で、この表面の下方部に印刷されているDXコードの部分
を抽出して示すと、第2B図のようになっている。そし
て、このDXコードD1〜D12を読み取るには、通常第2C図
の回路で行う。即ち、接点21,22を上記DXコードD1〜D12
に接触させて読み取ったコードがオン領域なら、接点2
1,22間が短絡されるので、 VOL=0 オフ領域なら VOL=VDC となり、これによってDXコードの読取りが可能になる。
そして、この例では、フィルムラチチュード情報がDXコ
ードD11,D12により、下記第1表に示すように印刷され
ている。
第1表に示すように、カラーポジフィルムは、DXコー
ドにおいてフィルムラチチュードが±1/2もしくは1±
で表示され、カラーネガフィルムや白黒フィルムは、+
2〜−1もしくは+3〜−1で表示されているので、DX
コードのラチチュードを読み取ることによりフィルムの
ポジかネガかを判定することができる。
上述のように構成された本実施例の動作を第3図のフ
ローチャートに基づいて詳細に説明すると、まず撮影が
行われるとき、フィルムの種類がポジかネガかが判定さ
れる(ステップS1)。そして、ポジフィルムの場合、前
記演算式(1),(2)により露出制御演算を行い、
(ステップS2)、該演算結果に基づきカメラの露出が制
御される。ネガフィルムの場合は、フィルムのISO感度
が1000以上か以下かをチェックし(ステップS3)、これ
によってストロボ発光量のシフト量を変化させる。即
ち、ISO1000以上の場合は、0.5Evアンダにシフト(ステ
ップS4)し、ISO1000以下の場合は1Evアンダにシフトす
る(ステップS5)。
何故このようなことをするかというと、現在のフィル
ムの技術を見ると、ISO1000以下のフィルムは、フィル
ムに余裕を持たせるために、フィルムのISO感度はDXコ
ードで記載された値よりも高めになっている。しかしな
がら、ISO1000以上のフィルムでは、上記余裕を持たせ
ることは技術的に困難で余裕がないわけではないが、IS
O1000以下のフィルムのそれに比べると少ないため、ス
トロボ光量を適正値から1Evもアンダにしてしまうこと
は、明らかに出来上がった写真に悪影響を及ぼす。逆に
言うと、写真に悪影響を与えない範囲でストロボ光量を
アンダ側にシフトしてやり、それにはフィルムのISO感
度が関与してくるということである。
上述のように本実施例は動作するが、上記の具体的数
値、例えば、ISO1000とか、1Ev,0.5Evなどは、現在のフ
ィルム事情より考えられる値で、これに限定されるもの
ではない。
また、上記第3図では、撮影毎にDXコードを読み取る
ようにも考えられるが、これも例えば、フィルムが新し
く入れられたときのみDXコードを読み取り、その内容を
レジスタ等に格納しておき、撮影時無駄なタイムラグを
生じさせないようにする等、本発明の要旨を損なわない
範囲での応用が可能になる。
上記実施例によれば、従来、特にネガフィルムが使用
されたとき、ラボにおけるプリント時の自動露出補正に
より、主要被写体がオーバ側へ露出される傾向が強かっ
たが、予じめストロボ発光量をアンダ側へシフトしたこ
とにより写真としての仕上りが良くなる。
[発明の効果] 以上述べたように本発明によれば、使用されるフィル
ムがネガフィルムの場合、ストロボ発光量をアンダ側に
シフトするようにしたので、ネガフィルムを用いてスト
ロボ撮影した写真を、自動プリンタによりプリントして
も、主要被写体が露出オーバに陥ることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の一実施例を示すカメラの露出制御装
置のブロック構成図、 第2A図は、フィルムマガジンの外観図、 第2B図は、上記第2A図におけるDXコード部を拡大して示
した図、 第2C図は、上記第1図におけるDXコード読み取り手段の
一例を示す回路図、 第3図は、本実施例の動作を示すフローチャートであ
る。 2……フィルムラチチュード検出手段 3……ISO感度検知手段(フィルム感度検出手段) 4……フィルムのポジ/ネガ判定手段(判定手段) 5……露出演算手段 6……ストロボ発光量シフト手段(補正手段) 7……ストロボ発光量決定手段(ストロボ装置) 8……ストロボ回路(ストロボ装置) 11……フィルムマガジン D1〜D12……DXコード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 7/00 - 7/28 G03B 15/05

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フィルムマガジンに設けられているDXコー
    ドよりフィルム感度情報を検出するフィルム感度検出手
    段と、 上記フィルム感度情報および被写体輝度により適正露出
    を演算する露出演算手段と、 この露出演算手段の出力により発光量を制御されるスト
    ロボ装置と、 上記DXコードよりフィルムラチチュードを検出するフィ
    ルムラチチュード検出手段と、 上記フィルムラチチュード情報より、上記フィルムがネ
    ガフィルムかポジフィルムかを判定する判定手段と、 この判定手段の判定結果と上記フィルム感度情報によ
    り、上記ストロボ装置の発光量を補正する補正手段と、 を具備し、上記補正手段は、上記判定手段の判定結果が
    ネガフィルムの場合には、上記ストロボ装置の発光量を
    アンダ側にシフトすることを特徴とするカメラの露出制
    御装置。
  2. 【請求項2】フィルム感度情報を検出するフィルム感度
    検出手段と、 上記フィルム感度情報および被写体輝度により適正露出
    を演算する露出演算手段と、 この露出演算手段の出力により発光量を制御されるスト
    ロボ装置と、 フィルムカートリッジに設けられた情報を読み取って、
    フィルムがネガフィルムかポジフィルムかを判定する判
    定手段と、 この判定手段の判定結果がネガフィルムの場合には、上
    記ストロボ装置の発光量をアンダ側にシフトする補正手
    段と、 を具備することを特徴とするカメラの露出制御装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2282242C2 (ru) * 2000-12-08 2006-08-20 Лэндмарк Графикс Корпорейшн Способ выравнивания решетки узлов в соответствии с характерными чертами в цифровом изображении

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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RU2282242C2 (ru) * 2000-12-08 2006-08-20 Лэндмарк Графикс Корпорейшн Способ выравнивания решетки узлов в соответствии с характерными чертами в цифровом изображении

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