JP3002828U - 光学部品およびそれに用いる保護シート - Google Patents
光学部品およびそれに用いる保護シートInfo
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Abstract
(57)【要約】
【構成】本考案の光学部品10Aは、偏光板6と、その
一方の面に貼着された保護シート1Aと、偏光板6の他
方の面に形成された粘着剤層7と、粘着剤層7の偏光板
6と反対側の面に貼着された離型シート8とで構成され
ている。保護シート1Aは、保護シート基材2と、その
一方の面に形成された再剥離型粘着剤層3とで構成さ
れ、再剥離型粘着剤層3中には、蛍光材料が所望量添加
されている。例えば紫外線の照射下で、保護シート基材
2側と離型シート8側とから観察し、蛍光発色の有無を
観察することにより、光学部品10Aの表裏を判定する
ことができる。 【効果】光学部品の表裏の判定を容易かつ確実に行うこ
とができる。
一方の面に貼着された保護シート1Aと、偏光板6の他
方の面に形成された粘着剤層7と、粘着剤層7の偏光板
6と反対側の面に貼着された離型シート8とで構成され
ている。保護シート1Aは、保護シート基材2と、その
一方の面に形成された再剥離型粘着剤層3とで構成さ
れ、再剥離型粘着剤層3中には、蛍光材料が所望量添加
されている。例えば紫外線の照射下で、保護シート基材
2側と離型シート8側とから観察し、蛍光発色の有無を
観察することにより、光学部品10Aの表裏を判定する
ことができる。 【効果】光学部品の表裏の判定を容易かつ確実に行うこ
とができる。
Description
【0001】
本考案は、光学部品およびそれを保護するために用いられる光学部品用保護シ ートに関する。
【0002】
液晶表示装置(LCD)の液晶セルには、偏光板が貼り合わされて使用される 。この偏光板の片面には、液晶セルなどの他の光学部品に貼着するための粘着剤 層が形成され、さらに、この粘着剤層には、離型シートが貼着されている。また 、偏光板の前記粘着剤層と反対側の面には、その表面を保護するために、保護シ ート基材および粘着剤層で構成される保護シートが貼着されている。
【0003】 この場合、偏光板は、液晶セルなどの光学部品に貼着され、続いて次の工程で 保護シートが剥離され、保護シートが貼着されていた面にガラス等の保護板が貼 着される。
【0004】 液晶セルなどの光学部品に貼着する前の偏光板は、図4に示すように、偏光板 6の両面に、それぞれ、再剥離型粘着剤層3および粘着剤層7を介して保護シー ト基材2および離型シート8を有する、5層を積層した構成となっている。
【0005】 透過光で偏光板6、粘着剤層7の欠陥の有無を検査するため、保護シート1A および離型シート8は、透明あるいは半透明でなければならない。また、微小な 異物の混入も欠陥の要因となるので、紙素材は紙粉のため使用できない。このた め保護シート1Aおよび離型シート8の基材には、透明または半透明のポリマー シートが用いられる。 そのため、偏光板の表と裏との判別が困難となり、液晶セルなどの光学部品へ の貼着の作業性が低下するという問題がある。
【0006】 従来、このような保護シート付光学部品は、表裏を判別するために特定の印刷 を施したり、保護シートまたは離型シートの一方を半透明にしていた。ところが 、印刷を施した部分は透過光が得られず、保護シートまたは離型シートの一方を 半透明にした場合は、反対面から観察しても全く同色になるばかりで、表裏を判 別することは充分にできなかった。
【0007】
本考案の目的は、表裏の判別を容易かつ確実に行うことができる光学部品およ びそれに用いる保護シートを提供することにある。
【0008】
このような目的は、下記(1)〜(5)の本考案により達成される。
【0009】 (1) 保護シート、板状光学部品、粘着剤層および離型シートからなる光学 部品であって、 前記保護シートまたは前記離型シートが蛍光発光する層を有することを特徴と する光学部品。
【0010】 (2) 前記保護シートが透明または半透明のポリマーシートおよび再剥離型 粘着剤層からなり、該再剥離型粘着剤層が粘着性組成物100重量部に対し、蛍 光材料0.01〜20.0重量部を含有することを特徴とする上記(1)に記載 の光学部品。
【0011】 (3) 前記保護シートが透明または半透明のポリマーシートおよび再剥離型 粘着剤層からなり、該再剥離型粘着剤層がアクリル系粘着剤ポリマーよりなる粘 着性組成物100重量部に対し、蛍光材料0.01〜20.0重量部を含有する ことを特徴とする上記(1)に記載の光学部品。
【0012】 (4) 透明または半透明のポリマーシートおよび再剥離型粘着剤層からなる 保護シートであって、前記再剥離型粘着剤層が粘着性組成物100重量部に対し 、蛍光材料0.01〜20.0重量部を含有することを特徴とする光学部品用保 護シート。
【0013】 (5) 透明または半透明のポリマーシートおよび再剥離型粘着剤層からなる 保護シートであって、前記再剥離型粘着剤層がアクリル系粘着剤ポリマーよりな る粘着性組成物100重量部に対し、蛍光材料0.01〜20.0重量部を含有 することを特徴とする光学部品用保護シート。
【0014】
以下、本考案の光学部品およびそれに用いる保護シートを添付図面に示す好適 実施例に基づいて詳細に説明する。
【0015】 図1は、本考案の光学部品用保護シート(以下単に「保護シート」という)の 構成例を示す断面図である。同図に示すように、本考案の保護シート1Aは、保 護シート基材2の片面に再剥離型の粘着剤層3が接合され、さらに、再剥離型粘 着剤層3の保護シート基材2と反対側の面に離型シート4が貼着された構造をな している。
【0016】 保護シート基材2の構成材料としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート 、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル、ポリエチレン、ポリプロピレ ン、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のポリオレフィン、ポリ塩化ビニル、ポリ スチレン等の各種樹脂、あるいはこれらの樹脂を主とする材料(例えばポリマー アロイ)が挙げられる。そのなかでも特に、ポリエチレンテレフタレート、ポリ ブチレンテレフタレート等のポリエステルまたはこれを主とする材料で構成され ているのが好ましい。この材料は、十分な強度を有し、ピンホール等の欠陥や平 面性の欠如によるフィッシュアイの防止に有効だからである。
【0017】 このような保護シート基材2は、光透過性を有するものであり、例えば、実質 的に透明または半透明な材料で構成されている。 なお、保護シート基材2は、単一層のものに限らず、例えば上記各材料のうち の異なる材料による2層以上の積層体であってもよい。 保護シート基材2の厚さは、特に限定されないが、10〜200μm 程度、特 に20〜100μm 程度とするのが好ましい。
【0018】 再剥離型粘着剤層3を構成する粘着剤(粘着性組成物)としては、ゴム系粘着 剤、アクリル系粘着剤、シリコーン系粘着剤等いずれのものでもよいが、そのな かでも特に、アクリル系粘着剤が好ましい。
【0019】 アクリル系粘着剤としては、粘着性を与える低Tgの主モノマー成分、接着性 や凝集力を与える高Tgのコモノマー成分、架橋や接着性改良のための官能基含 有モノマー成分を主とする重合体または共重合体よりなる。
【0020】 主モノマー成分としては、例えば、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、ア クリル酸アミル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アクリル酸オクチル、アクリ ル酸シクロヘキシル、アクリル酸ベンジル等のアクリル酸アルキルエステルや、 メタクリル酸ブチル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリル酸シクロヘ キシル、メタクリル酸ベンジル等のメタクリル酸アルキルエステルが挙げられる 。
【0021】 コモノマー成分としてはアクリル酸メチル、メタクリル酸メチル、メタクリル 酸エチル、酢酸ビニル、スチレン、アクリロニトリル等が挙げられる。
【0022】 官能基含有モノマー成分としては、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、マレ イン酸、イタコン酸等のカルボキシル基含有モノマーや、2−ヒドロキシエチル (メタ)アクリレ−ト、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレ−ト、N−メ チロールアクリルアミド等のヒドロキシル基含有モノマー、アクリルアミド、メ タクリルアミド、グリシジルメタクリレート等が挙げられる。
【0023】 このような材料が好ましい理由は、粘着力、凝集力に優れるとともに、ポリマ ー中に不飽和結合がないため光や酸素に対する安定性が高く、また、モノマーの 種類や分子量の選択により用途に応じた任意の品質、特性を得ることができるか らである。
【0024】 以上のような粘着剤は、架橋型、非架橋型のいずれのものも使用できる。架橋 型の場合、エポキシ系化合物、イソシアナート系化合物、金属キレート化合物、 金属アルコキシド、金属塩、アミン化合物、ヒドラジン化合物、アルデヒド系化 合物等の各種架橋剤を用いる方法、あるいは放射線を照射する方法等が挙げられ 、これらは、官能基の種類等に応じて適宜選択される。
【0025】 なお、本考案に用いられる粘着剤は、光透過性を有するものであり、例えば、 実質的に透明または半透明なものである。
【0026】 このような再剥離型粘着剤層3には、蛍光材料が添加されている。この蛍光材 料としては、各種無機蛍光顔料または各種有機蛍光材料が挙げられる。
【0027】 無機蛍光顔料としては、例えばCa、Ba、Mg、Zn、Sr等の酸化物、硫 化物、ケイ酸塩、リン酸塩またはタングステン酸塩に、例えばCd、Ag、Cu 、Sb、Sm、Pb等の活性剤を添加して焼成したものが挙げられる。
【0028】 また、有機蛍光材料としては、例えば、ジアミノスチルベン、イミダゾール、 、クマリン、トリアゾール、カルバゾール、ピリジン、ナフタル酸またはイミダ ゾロン等の誘導体や、フルオレセイン、鉱物油、チオフラビン、エオシン、ロー ダミン、アントラセン、テルフェニルが挙げられる。
【0029】 本考案においては、上記各種蛍光材料のうち、1種または2種以上を混合して 用いることができる。
【0030】 用いる蛍光材料が可視光の照射で蛍光を生じる物質を主とする場合には、表裏 の判定を容易に行うことができ、好ましい。また、用いる蛍光材料がブラックラ イト(紫外線、赤外線等の不可視領域光)の照射で蛍光を生じる物質を主とする 場合には、そのための光源設備を必要とするが、可視光領域での検品等を前提と する場合に光学部品の検品時等の特性や視認性に影響を与えず、好ましい。
【0031】 このような蛍光材料の再剥離型粘着剤層3中における含有量(複数種の蛍光材 料を用いる場合は、その総量)は、粘着性組成物(特にアクリル系粘着剤ポリマ ー)100重量部に対し、0.01〜20.0重量部であるのが好ましく、0. 02〜10.0重量部であるのがより好ましい。蛍光材料の含有量が少な過ぎる と、その蛍光材料の種類によっては発光が微弱になり、光学部品の表裏の判定、 特に自然光での判定がしにくくなり、また、蛍光材料の含有量が多過ぎると、そ の蛍光材料の種類によっては、粘着剤の粘着力の低下や経時劣化を招くおそれが あり、また、発色が過多となり、光学部品の検品時の特性や視認性に影響を与え ることがあるからである。
【0032】 なお、再剥離型粘着剤層3には、前記蛍光材料の他、必要に応じ、例えば、粘 着付与剤、可塑剤、充填剤、老化防止剤等の各種添加剤を添加することができる 。
【0033】 このような再剥離型粘着剤層3は、保護シート基材2の片面に、例えば塗布法 により形成することができる。この場合、粘着剤を含む塗布液は、有機溶剤系、 エマルジョン系のいずれでもよく、また水溶液粘着剤であってもよい。この場合 、粘着剤の溶液またはエマルジョン中に前記蛍光材料を添加し、撹拌混合して塗 布液とする。
【0034】 再剥離型粘着剤層3の厚さ(乾燥膜厚)は、特に限定されないが、1〜100 μm 程度、特に5〜50μm 程度とするのが好ましい。なお、再剥離型粘着剤層 3の厚さが比較的薄い場合、蛍光材料の含有量は、それに応じて増量すればよい 。
【0035】 本考案の保護シート1Aの未使用時には、再剥離型粘着剤層3に離型シート4 が貼着されている。この離型シート4としては、公知のいずれのものを使用して もよく、例えば、前述した保護シート基材2の構成材料と同様の樹脂材料を基材 とし、該基材の再剥離型粘着剤層3との接合面に、図示しない離型コート層(シ リコーン層)が形成されたものを用いることができる。
【0036】 本考案の保護シート1Aの形態は、大型、中型、小型のシート状、長尺のテー プ状、短冊状等、いずれの形態であってもよい。
【0037】 また、保護シートの他の構成例としては、図1に示す保護シート1Aにおいて 、再剥離型粘着剤層3は蛍光材料を含有せず、保護シート基材2に前記と同様の 蛍光材料が配合(混練)されたものが挙げられる。この場合、保護シート基材2 を構成するポリマー100重量部に対する蛍光材料の添加量は、前記と同様、0 .01〜20.0重量部であるのが好ましく、0.02〜10.0重量部である のがより好ましい。
【0038】 図2は、保護シートのさらに他の構成例を示す断面図である。同図に示す保護 シート1Bは、保護シート基材2の表面に、例えば前述した保護シート基材2の 構成材料と同様のポリマーよりなるトップコート層21を有する以外は、前記保 護シート1Aと同様である。この保護シート1Bでは、再剥離型粘着剤層3は蛍 光材料を含有せず(または含有していてもよい)、トップコート層21に前記と 同様の蛍光材料が配合(混練)されている。この場合、トップコート層21を構 成するポリマー100重量部に対する蛍光材料の添加量は、前記と同様、0.0 1〜20.0重量部であるのが好ましく、0.02〜10.0重量部であるのが より好ましい。
【0039】 図3は、保護シートのさらに他の構成例を示す断面図である。同図に示す保護 シート1Cは、保護シート基材2と再剥離型粘着剤層3との間に、例えば下塗り 層のような中間層31を有する以外は、前記保護シート1Aと同様である。この 保護シート1Cでは、再剥離型粘着剤層3は蛍光材料を含有せず(または含有し ていてもよい)、中間層31に前記と同様の蛍光材料が添加されている。この場 合、中間層31を構成するポリマー100重量部に対する蛍光材料の添加量は、 前記と同様、0.01〜20.0重量部であるのが好ましく、0.02〜10. 0重量部であるのがより好ましい。
【0040】 本考案において、保護シートは、図1〜図3に示す層構成のものに限らず、ま た、保護シートを構成する任意の1または2以上の層に、前述したような蛍光材 料が添加されたものであればよい。
【0041】 以上のような保護シート1A〜1Cは、板状の光学部品の表面に貼着されて使 用され、これにより本考案の光学部品を構成する。
【0042】 図4は、本考案の光学部品の構成例を示す図であり、前記保護シート1Aを偏 光シート5に貼着した場合の構成を示す断面図である。同図に示すように、光学 部品10Aは、偏光シート5を有し、該偏光シート5は、直線偏光、円偏光また は楕円偏光を得る偏光板6の一方の面に粘着剤層7が接合され、さらに、粘着剤 層7の偏光板6と反対側の面に離型シート8が貼着された構造をなしている。そ して、偏光板6の他方の面に、離型シート4を剥して除去した保護シート1Aが 、その再剥離型粘着剤層3により貼着されている。
【0043】 この場合、粘着剤層7は、前記再剥離型粘着剤層3で例示したのと同様の粘着 剤で構成されており、蛍光材料は含有していない。なお、この粘着剤層7は、永 久接着型の粘着剤層であるのが好ましい。
【0044】 離型シート8は、前述した保護シート基材2と同様の材料または保護シート基 材2と光学的特性が酷似したものを基材とし、該基材の粘着剤層7との接合面に 、図示しない離型コート層(シリコーン層)が形成されたものを用いることがで きる。
【0045】 なお、光学部品10Aにおいては、保護シート1Aに代わり、保護シート1B または1Cを用いてもよい。
【0046】 このような光学部品(保護シート付偏光シート)10Aの表裏を判定する場合 、保護シート基材2側および離型シート8側からそれぞれ光を照射し、発色状況 を例えば目視により判定する。保護シート基材2側では、照射光により、再剥離 型粘着剤層3中の蛍光材料が蛍光し、発色が見られる。一方、離型シート8側で は、蛍光材料の蛍光は、偏光板6を透過するため、その発色は前記に比べ減少す るかまたは色彩が異なる。このような発色の差異により、光学部品10Aの表裏 を容易に判定することができる。
【0047】 なお、表裏判定の際に照射する照射光の種類は、例えば、可視光(特に自然光 )、赤外線、紫外線、X線、放射線、電磁波等が挙げられ、再剥離型粘着剤層3 中の蛍光材料に応じて適宜選定される。
【0048】 以上では、保護シートが蛍光発光する層を有する場合について説明したが、本 考案の光学部品は、以下に説明するような、離型シート8側に蛍光発光する層を 有するものでもよい。
【0049】 本考案の光学部品の他の構成例として、図4に示す光学部品10Aにおいて、 再剥離型粘着剤層3は蛍光材料を含有せず、離型シート8の基材に前記と同様の 蛍光材料が配合(混練)されたものが挙げられる。この場合、離型シート8の基 材を構成するポリマー100重量部に対する蛍光材料の添加量は、前記と同様、 0.01〜20.0重量部であるのが好ましく、0.02〜10.0重量部であ るのがより好ましい。
【0050】 図5は、本考案の光学部品のさらに他の構成例を示す断面図である。同図に示 す光学部品10Bは、離型シート8の表面に、例えば前述した保護シート基材2 の構成材料と同様のポリマーよりなるトップコート層81を有する以外は、前記 光学部品10Aと同様である。この光学部品10Bでは、保護シート1Aを構成 する各層はいずれも蛍光材料を含有せず、トップコート層81に前記と同様の蛍 光材料が配合(混練)されている。この場合、トップコート層81を構成するポ リマー100重量部に対する蛍光材料の添加量は、前記と同様、0.01〜20 .0重量部であるのが好ましく、0.02〜10.0重量部であるのがより好ま しい。
【0051】 図6は、本考案の光学部品のさらに他の構成例を示す断面図である。同図に示 す光学部品10Cは、離型シート8の粘着剤層7側の面に、下塗り層のような中 間層82を介して図示しない離型コート層(シリコーン層)が形成されている以 外は、前記光学部品10Aと同様である。この光学部品10Cでは、保護シート 1Aを構成する各層はいずれも蛍光材料を含有せず、中間層82に前記と同様の 蛍光材料が添加されている。この場合、中間層82を構成するポリマー100重 量部に対する蛍光材料の添加量は、前記と同様、0.01〜20.0重量部であ るのが好ましく、0.02〜10.0重量部であるのがより好ましい。
【0052】 光学部品10B、10Cのような離型シート8側に蛍光発光する層を有する光 学部品の表裏を判定する場合も、前記と同様に、保護シート基材2側および離型 シート8側からそれぞれ光を照射し、発色状況を例えば目視により判定する。離 型シート8側では、照射光により、例えば離型シート8中の蛍光材料が蛍光し、 発色が見られる。一方、保護シート基材2側では、蛍光材料の蛍光は、偏光板6 を透過するため、その発色は前記に比べ減少するかまたは色彩が異なる。このよ うな発色の差異により、光学部品の表裏を容易に判定することができる。なお、 表裏判定の際に照射する照射光の種類は、前記と同様である。
【0053】 以上の各実施例では、板状光学部品として偏光シート(偏光板)を用いている が、これに限らず、例えば、検光子、位相子(1/4波長板、1/2波長板等) 、旋光子(ファラデー素子、自然旋光子)、各種光学フィルター等であってもよ い。
【0054】 次に、本考案を具体的実施例によりさらに詳細に説明する。
【0055】 (実施例1) 保護シート基材2の片面に、再剥離型粘着剤層3を塗布法により形成し、さら に再剥離型粘着剤層3に離型シート4を貼着して、図1に示す層構成の保護シー ト1Aを作製した。 また、偏光板6の一方の面に粘着剤層7を塗布、形成し、さらに該粘着剤層7 の偏光板6と反対側の面に離型シート8を貼着して、偏光シート5を作製した。
【0056】 前記保護シート1Aの離型シート4を除去し、前記偏光板6の他方の面に、前 記保護シート1Aを再剥離型粘着剤層3により貼着し、図4に示す構造の光学部 品10Aを得た。各層の構成は、以下の通りである。
【0057】 [1]保護シート基材2 構成材料:ポリエチレンテレフタレート 保護シート基材厚さ:38μm
【0058】 [2]再剥離型粘着剤層3 組成:再剥離型アクリル系粘着剤 100重量部 ローダミンB(蛍光材料) 0.04重量部 粘着剤層厚さ:10μm
【0059】 [3]離型シート4 構成材料:ポリエチレンテレフタレート、片面シリコーン処理 (リンテック社製 SP PET38) シート厚さ:38μm
【0060】 [4]偏光板2 構成材料:トリアセチルセルロース/ポリビニルアルコール/トリアセチルセル ロースの3層積層体 偏光板厚さ(総厚):180μm
【0061】 [5]粘着剤層7 組成:永久接着型アクリル系粘着剤 粘着剤層厚さ:27μm
【0062】 [6]離型シート8 前記離型シート4と同じ。
【0063】 (実施例2) 再剥離型粘着剤層3中の蛍光材料の含有量を、粘着剤100重量部に対し、0 .10重量部とした以外は、実施例1と同様とした。
【0064】 (実施例3) 再剥離型粘着剤層3中の蛍光材料の含有量を、粘着剤100重量部に対し、0 .50重量部とした以外は、実施例1と同様とした。
【0065】 (実施例4) 再剥離型粘着剤層3中の蛍光材料の含有量を、粘着剤100重量部に対し、1 .00重量部とした以外は、実施例1と同様とした。
【0066】 (実施例5) 再剥離型粘着剤層3中の蛍光材料の含有量を、粘着剤100重量部に対し、1 0.00重量部とした以外は、実施例1と同様とした。
【0067】 (比較例) 再剥離型粘着剤層3中に蛍光材料を添加しない以外は、実施例1と同様とした 。
【0068】 <実験および評価> 上記実施例1〜5および比較例の各光学部品について、保護シート基材2側と 離型シート8側との両面に、それぞれ紫外線のブラックライトおよび自然光を照 射し、光学部品の表裏を目視で判定した。その結果を下記表1に示す。 なお、判定基準は、次のとおりである。
【0069】 ○:10回の判定のうち全回正解 △:10回の判定のうち不正解が1または2回 ×:10回の判定のうち不正解が3回以上または判定不能
【0070】
【表1】
【0071】 上記実施例1〜5の光学部品では、いずれも、保護シート側にブラックライト (紫外線)を照射した場合は、明らかに蛍光が観察され、離型シート側にブラッ クライト(紫外線)を照射した場合は、全く蛍光が観察されなかった。
【0072】 特に、再剥離型粘着剤層3中のローダミンB(蛍光材料)の添加量を0.50 重量部以上とした実施例3〜5では、蛍光の有無を肉眼(自然光照射下)でも観 察可能であった。
【0073】 (実施例6) 再剥離型粘着剤層3中に蛍光材料を添加せず、かつ、表面に蛍光材料含有のト ップコート層81(乾燥膜厚20μm )を塗布、形成してなる離型シート8を用 いた以外は、実施例1と同様の条件で、図5に示す光学部品10Bを作製した。 この場合、トップコート層81の塗布液に、ローダミンB(蛍光材料)を、トッ プコート層81のポリマー100重量部に対し、それぞれ0.04、0.10、 0.50、1.00および10.00重量部となるように添加して、5種の光学 部品を得た。
【0074】 これらの光学部品について、前記と同様の実験および評価を行ったところ、上 記表1と同様の結果(実施例1〜5に対応する結果)が得られた。
【0075】 以上の結果から、実施例1〜6の本考案の保護シートおよび光学部品によれば 、光学部品の表裏の判定を容易かつ確実に行うことができることが確認された。
【0076】
以上述べたように、本考案の光学部品およびそれに用いる保護シートによれば 、光学部品の表裏の判定を容易かつ確実に行うことができ、例えば貼着作業等の 光学部品の取り付けや組み立ての作業性が向上する。
【0077】 また、使用する蛍光材料の種類や添加量の選択により、光学部品の検品時等に おける特性や光学部品を介しての視認性に悪影響を与えることを防止することが できる。
【図1】本考案の保護シートの構成例を示す断面図であ
る。
る。
【図2】本考案の保護シートの他の構成例を示す断面図
である。
である。
【図3】本考案の保護シートの他の構成例を示す断面図
である。
である。
【図4】本考案の光学部品の構成例を示す断面図であ
る。
る。
【図5】本考案の光学部品の他の構成例を示す断面図で
ある。
ある。
【図6】本考案の光学部品の他の構成例を示す断面図で
ある。
ある。
1A、1B、1C 保護シート 10A、10B、10C 光学部品 2 保護シート基材 21 トップコート層 3 再剥離型粘着剤層 31 中間層 4 離型シート 5 偏光シート 6 偏光板 7 粘着剤層 8 離型シート 81 トップコート層 82 中間層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 本宮 晴哉 埼玉県蕨市錦町5丁目14番42号 リンテッ ク株式会社内
Claims (5)
- 【請求項1】 保護シート、板状光学部品、粘着剤層お
よび離型シートからなる光学部品であって、 前記保護シートまたは前記離型シートが蛍光発光する層
を有することを特徴とする光学部品。 - 【請求項2】 前記保護シートが透明または半透明のポ
リマーシートおよび再剥離型粘着剤層からなり、該再剥
離型粘着剤層が粘着性組成物100重量部に対し、蛍光
材料0.01〜20.0重量部を含有することを特徴と
する請求項1に記載の光学部品。 - 【請求項3】 前記保護シートが透明または半透明のポ
リマーシートおよび再剥離型粘着剤層からなり、該再剥
離型粘着剤層がアクリル系粘着剤ポリマーよりなる粘着
性組成物100重量部に対し、蛍光材料0.01〜2
0.0重量部を含有することを特徴とする請求項1に記
載の光学部品。 - 【請求項4】 透明または半透明のポリマーシートおよ
び再剥離型粘着剤層からなる保護シートであって、前記
再剥離型粘着剤層が粘着性組成物100重量部に対し、
蛍光材料0.01〜20.0重量部を含有することを特
徴とする光学部品用保護シート。 - 【請求項5】 透明または半透明のポリマーシートおよ
び再剥離型粘着剤層からなる保護シートであって、前記
再剥離型粘着剤層がアクリル系粘着剤ポリマーよりなる
粘着性組成物100重量部に対し、蛍光材料0.01〜
20.0重量部を含有することを特徴とする光学部品用
保護シート。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1994004742U JP3002828U (ja) | 1994-04-06 | 1994-04-06 | 光学部品およびそれに用いる保護シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1994004742U JP3002828U (ja) | 1994-04-06 | 1994-04-06 | 光学部品およびそれに用いる保護シート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP3002828U true JP3002828U (ja) | 1994-10-04 |
Family
ID=43138791
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1994004742U Expired - Lifetime JP3002828U (ja) | 1994-04-06 | 1994-04-06 | 光学部品およびそれに用いる保護シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3002828U (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004337714A (ja) * | 2003-05-14 | 2004-12-02 | Denki Kagaku Kogyo Kk | マーキング方法 |
| JP2010189570A (ja) * | 2009-02-19 | 2010-09-02 | Mitsubishi Plastics Inc | 発光性ポリエステルフィルム |
| JP2012236917A (ja) * | 2011-05-12 | 2012-12-06 | Osaka Gas Chem Kk | 融着剤 |
| JP2015044924A (ja) * | 2013-08-27 | 2015-03-12 | 大和グランド株式会社 | 画面保護フィルム及びその製造方法 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5487240A (en) * | 1977-12-23 | 1979-07-11 | Hitachi Ltd | Preset surface judging method for polarizing element |
| JPS60250304A (ja) * | 1984-05-25 | 1985-12-11 | Nitto Electric Ind Co Ltd | 偏光体 |
-
1994
- 1994-04-06 JP JP1994004742U patent/JP3002828U/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP2015044924A (ja) * | 2013-08-27 | 2015-03-12 | 大和グランド株式会社 | 画面保護フィルム及びその製造方法 |
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