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JP3098173B2 - 光カプラー及びその製造方法 - Google Patents

光カプラー及びその製造方法

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JP3098173B2
JP3098173B2 JP07143736A JP14373695A JP3098173B2 JP 3098173 B2 JP3098173 B2 JP 3098173B2 JP 07143736 A JP07143736 A JP 07143736A JP 14373695 A JP14373695 A JP 14373695A JP 3098173 B2 JP3098173 B2 JP 3098173B2
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light
optical waveguide
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dielectric
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功治 南
訓明 岡田
裕之 山本
圭男 吉田
幸夫 倉田
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Sharp Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光カプラー及びその製
造方法に関し、光導波路に入射光を導入する光導入部を
該光導波路とモノリシックに基板上に形成したものに関
する。
【0002】
【従来の技術】光ファイバーや光集積型の光ピックアッ
プ等、光導波路に関する技術の利用範囲は近年急激に広
がりつつある。このような光導波路の利用方法は、光導
波路への光の入力方法によって2つに大別される。
【0003】1つは、光通信分野における、光源と光導
波路を各々の端面で突き合わせて光結合させる方法であ
り、光ファイバーへ光を入力するための機構等はこの光
結合方法の典型的なものである。
【0004】他の一つは、光導波路の表面に回折格子等
の光入力部を設け、該光入力部を介して光導波路に外部
からの光を入力する方法であり、光ピックアップ等に光
導波路を適用する場合は概ね、光導波路表面に回析格子
等の光入力手段(カプラー)を設ける方法が採られる。
【0005】本発明は、この光導波路表面にカプラーを
設けて、光を光導波路に入力する技術に関するものであ
り、これは、光導波路素子の採用により光ピックアップ
の小型化等を図る上では必要不可欠な技術である。上記
カプラーとしては、プリズムカプラー、グレーティング
カプラーと呼ばれるカプラーがよく用いられる。特に、
カプラー部分を集積化、薄型化するという点では、グレ
ーティングカプラーが一般的である。
【0006】図17は、従来の光ピックアップでのグレ
ーティングカプラーの応用例を示しており、図におい
て、100はグレーティングカプラー109を用いた光
ピックアップで、該光ピックアップ100と記録媒体で
ある光ディスク110とを、該カプラー109により光
結合させたものである。
【0007】ここで、グレーティングカプラー109
は、光導波路102の表面に設けられた回折格子(グレ
ーティング)によって回折された光を光導波路102内
に導くという原理で動作する。また、ここでは、光磁気
信号検出用のピックアップに光導波路素子を利用してい
るため、光導波路素子のグレーティングカプラー109
としては、ディスク110上への集光機能を持つ曲線状
のグレーティングが形成されている。
【0008】この光ピックアップ100では、半導体レ
ーザ101よりレーザ光が出射されると、このレーザ光
は基板107上に形成されている3次元導波路102に
入射する。該入射した光は、該光導波路102中を伝搬
するが、この時光導波路の途中に設けられたグレーティ
ング103により、その一部が帰還される。これにより
安定化されたレーザ光が、光導波路102よりスラブ光
導波路105中にレーザビームとして放射される。この
ビームはグレーティングレンズ108により平行化され
た後、グレーティングスプリッタ106を通過し、グレ
ーティングカプラー109により光ディスク110に照
射される。
【0009】また、該光ディスク110からの反射光
は、上記グレーティングカプラー109によりコリメー
トされ、グレーティングスプリッタ106により分岐さ
れ、グレーティングレンズ108で集光された後、ディ
テクタ104に入射する。ここで、該反射光は電気信号
として読みとられる。
【0010】このように図17の光ピックアップに用い
られた光導波路素子のグレーティングカプラーは、光源
(半導体レーザ)101からの光をディスク110上に
集光したり、ディスク110からの戻り光を、その検出
用の光導波路素子に入力したりする機能を果たしてい
る。
【0011】しかし、グレーティングカプラーには次の
ような問題がある。
【0012】そもそも、グレーティングカプラーに外部
から入射する光が、光導波路を伝搬する光に変換される
効率(以後、結合効率と言う。)は、光導波路の中を伝
搬する光と回折格子で回折された光との間で位相整合さ
せるための条件が、どの程度満足されるかに左右され
る。
【0013】位相整合条件は実効屈折率(伝搬する光の
位相定数を波数〔2π/λ:λは入射光の空気中での波
長〕で割った値)をN、入射角(光導波路表面の法線に
対して入射光の光軸がなす角)をθi、グレーティング
の溝の周期をΛとして、以下のようになる。
【0014】位相整合条件:N(λ)=sinθi−λ/Λ
(−1次の回折による結合の場合) ここで、N(λ)は、波長λの変動に対しておよそ10
-4/nmの変化が生ずるのに対して、λ/Λの変化は、
Λの値を一般的な値1μmとしたとき、波長λの変動に
対しておよそ10-3/nmであり、位相整合条件は、λ
/Λの変化がN(λ)の変化に対して大きいことから、
光カプラーへの入射光の波長変化に対して大きく変化す
る。
【0015】ここで、光ピックアップの光源として用い
られる半導体レーザには、固体差による発振波長の違い
や、動作環境温度による発振波長変動するという性質が
あり、光導波路に結合させる際に、位相整合条件の変動
に起因して安定した結合効率が得られない。
【0016】そこで、図17に示す従来の光導波路素子
では、この課題に対して、光源からのレーザー光の一部
を光源に帰還させることにより、光源からの出射光の方
の波長変動が抑制されるよう光導波路素子を動作させ
て、グレーティングカプラーでの結合特性を安定させて
いる。
【0017】しかし、波長変動による結合効率の低下の
課題の外にも、光の光導波路への導入に光の回折を利用
するため、光導波路へ結合するような角度で回折されな
かった光のエネルギーが損失になることなどから、高い
結合効率を得るのが難しいという問題もある。
【0018】さらに、グレーティングカプラーと、該カ
プラーへの入射光の波長を一定にするための機能部分と
を同一基板上に設置することは、光導波路素子の利用方
法を大きく制限することになる。
【0019】従って、カプラーはそれ単独で波長変化に
よる結合効率の変動を低減し、かつ高い結合効率を得る
ことができるものであることが望ましく、この点から
は、光導波路素子に用いるカプラーとしては、プリズム
カプラーの方が優れている。
【0020】すなわち、プリズムカプラーでの結合原理
は、下記の位相整合条件が成り立てば、入射光をプリズ
ムのエッジ(プリズムがある場所と無い場所との境界、
すなわちプリズムと空気の境界)付近に入射すれば、プ
リズムがある場所で光導波路に一旦導光した光が、プリ
ズムが無い場所では外部に出て行かないようにできると
いうものであり、その位相整合条件は、プリズムの屈折
率をnpとして、 位相整合条件:N(λ)=np(λ)sinθi (プリズムの底角が光導波路の入射面での光の入射角に
等しい場合の条件)で表され、N(λ)、np(λ)の
空気中での入射光の波長λに対する変化の大きさは互い
に比較的近いので、位相整合条件の波長変化に対する変
化もグレーティングカプラーに比べ小さく、結合効率の
波長変化に対する許容性はグレーティングカプラーに比
べ大きいと言える。
【0021】図18は、特開平3−87705号公報に
開示されている従来のプリズムカプラの一構成例を示し
ており、図中、200はプリズムカプラで、このプリズ
ムカプラー200では、プリズム115は誘電体接着剤
114により光導波路111上に固定されている。ここ
で、上記光導波路111は基板118上に設けられてお
り、該光導波路111上には第1のギャップ調整層11
2及び第2のギャップ調整層113が順次積層されてお
り、該第2のギャップ調整層113に形成された開口部
上に上記プリズム115が配置されている。そして、こ
のプリズムカプラー200では、その入射光116は、
誘電体接着剤114とギャップ調整層113との境界付
近に入射するようになっている。
【0022】このプリズムカプラでの結合原理は次のよ
うなものである。
【0023】このプリズムカプラ200では、該誘電体
接着剤114とギャップ調整層113との境界が、前述
のプリズムと空気との境界に対応しており、該境界の付
近の誘電体接着剤114のあるところから入射した光
は、全反射角より大きな角度でギャップ調整層112の
表面に入射しているが、該ギャップ調整層112をトン
ネル効果的な作用により通過して光導波路層111に入
る。光導波路層111に入った光は、基板118との境
界で全反射され、再びギャップ調整層112側に向かう
が、今度は、第1,第2のギャップ調整層112,11
3からなる層厚の厚い部分に入射するため、トンネル効
果が起こらず、光は再び基板側へ全反射される。このよ
うな光導波路層11内での全反射の繰り返しにより、光
は光導波路層111を伝搬することになる。
【0024】また、光導波路と他の光学系との光結合
を、光が光導波路表面の薄い誘電体層を通り抜けるトン
ネル効果的な作用により実現しているため、光の損失を
小さく抑え、結合効率も80%近くに高めることができ
る。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、プリ
ズムカプラーは有効なカプラーであるが、光導波路に取
り付けるプリズムの大きさは、小さくしても底面1mm
角、高さ1mm程度が限度である。従って、光導波路に
取り付けるプリズムの大きさによって光導波路素子の大
きさがほぼ決まってしまうことになる。言い換えれば、
小さなビーム径、例えば100μm以下の入射光を結合
させる場合にも、過分な大きさのプリズムを用いざるを
得ないことになる。
【0026】このことは、グレーティングカプラーより
は、高さ方向に厚くなる分、集積性が劣る結果、光導波
路素子の主たる特徴の薄型化、小型化のメリットを十分
に発揮できないことを示している。
【0027】また、プリズムは小さいほど、光導波路へ
の固定が困難になり、プリズム1個当たりの単価も高価
になる。
【0028】加えて、カプラー作製の際、プリズムを一
つ一つ固定する必要があり量産性についても問題があ
る。
【0029】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたもので、光導波路素子への光の結合を、
結合効率の波長変化に対する許容性の大きなプリズムカ
プラーの原理に基づいて行うことができ、しかも従来の
プリズムカプラーより、薄型化が可能でかつ集積性に優
れ、さらにその作製が簡単で量産性に優れた光カプラー
及びその製造方法を得ることを目的とする。
【0030】
【課題を解決するための手段】この発明(請求項1)に
係る光カプラーは、基板と、該基板上に形成された第1
誘電体層と、該第1誘電体層上に形成され、該第1誘電
体層の屈折率より低い屈折率を有する第2誘電体層と、
該第2誘電体層上の一部に形成され、該第2誘電体層の
屈折率より低いかあるいは同じ屈折率を有する第3誘電
体層とからなる光導波路を有するとともに、該光導波路
上で、該各誘電体層の屈折率より高い屈折率を有する透
光性材料を成形して形成され、集束された入射光を該光
導波路に導入する光導入部を有している。
【0031】そして、該光導入部は、該第2誘電体層表
面上から第3誘電体層の表面上にまたがるよう配置さ
れ、該光導波路に導入される入射光が蹴られずに通過し
得る平面部分を光入射面として有している。そのことに
より上記目的が達成される。
【0032】この発明(請求項2)は上記請求項1記載
の光カプラーにおいて、前記光導入部を、前記光導波路
の第2誘電体層及び第3誘電体層の全面に形成された、
前記各誘電体層の屈折率より高い屈折率を有する樹脂層
の一部から構成したものである。
【0033】この発明(請求項3)は、上記請求項2記
載の光カプラーにおいて、前記光導入部の光入射面と前
記光導波路の光入射面とがなす角αが、該光導波路の光
入射面に対する光の入射角θiと等しく、該第2誘電体
層表面の光導入部と接している部分と、該第2誘電体層
表面の第3誘電体層と接している部分との境界は、該光
導入部の光入射面下端と平行になっている。
【0034】また、該光導波路の光入射面上における該
光導入部の光入射面下端と該境界との距離B、該光導入
部の光入射面上端の、該第2誘電体層表面からの高さ
H、前記入射光のビームウエストでのビーム径w0、及
び前記樹脂層の光導入部以外の部分の厚さは、この厚さ
をl、該樹脂層の屈折率をnp、入射光の波長をλ、入
射光のエネルギーの99%以上が含まれるビーム径ρw
0を規定する係数をρとして、以下の関係式 B>x1/sinθi−l/tanθi+L/2 H>2y1sinθi+l L=ρw0/〔cosθi{1−(4ρ2λ2tan2θi/np
2π20 2)}1/2〕 x1={−b1+(b1 2−a111/2}/a11=x1/tanθi−l/sinθi1=1/tan2θi−4λ2ρ2/np 2π20 21=−l/sinθicosθi1=l2/sin2θi−w0 2ρ2/4 ρ={−ln(0.18)}1/2 を満たしている。
【0035】本発明(請求項4)に係る光カプラーは、
入射光を反射させるための反射面を有する溝が形成され
た基板と、該基板上に該溝が埋め込まれるよう形成され
た誘電体領域と、該誘電体領域の表面部分に、その端部
が該溝内に位置するよう形成された第1誘電体層と、該
誘電体領域及び第1誘電体層上に形成された第2誘電体
層と、該第2誘電体層上に積層された第3誘電体層とを
備え、該第1ないし第3誘電体層により光導波路が構成
され、該溝の反射面及び該溝内の誘電体領域が該光導波
路に入射光を導入する光導入部となっている。
【0036】そして、該第1誘電体層の屈折率n1、該
誘電体領域の屈折率nq、該第2誘電体層の屈折率n2
該第3誘電体層の屈折率n3は、該屈折率nqが該屈折率
1、n2、及びn3より高く、かつn1≦n2、n2<n3
の関係が満足されている。そのことにより上記目的が達
成される。
【0037】本発明(請求項5)に係る光カプラーは、
入射光を反射させるための反射面を有する溝を形成した
基板と、基板上に該溝を埋め込むよう形成された誘電体
領域と、該誘電体領域の表面部分に、その端部が該溝内
に位置するよう形成された第1誘電体層と、該誘電体領
域及び第1誘電体層上に形成された第2誘電体層と、該
第2誘電体層上に積層される第3誘電体層と、該第3誘
電体層上に積層される第4誘電体層とを備え、該第1な
いし第3誘電体層により光導波路が構成され、該溝の反
射面及び該溝内の誘電体領域が該光導波路に入射光を導
入する光導入部となっている。
【0038】そして、該第1誘電体層の屈折率n1、誘
電体領域の屈折率nq、第2誘電体層の屈折率n2、第3
誘電体層の屈折率n3、及び第4誘電体層の屈折率n
4は、該屈折率nqが該各屈折率n1、n2、n3、及びn4
より高く、n1≦n2、n2<n3、n4<n3の関係が満足
されている。そのことにより上記目的が達成される。
【0039】この発明(請求項6)に係る光カプラーの
製造方法は、上記請求項2記載の光カプラーを製造する
方法であって、前記第1ないし第3誘電体層からなる光
導波路の上に紫外線硬化型の樹脂を供給する工程と、該
光導波路上に供給された樹脂を、前記光導入部の光入射
面に対応する平面部を有する凹部を形成した紫外線を透
過可能な型枠部材を用いて所定の形状に保持し、この状
態で、紫外線の照射により該樹脂を硬化させる工程とを
含んでいる。そのことにより上記目的が達成される。
【0040】
【作用】この発明(請求項1)においては、光導波路を
構成する誘電体層の層厚の薄い部分と層厚の厚い部分と
の境界部分に、該境界両側の部分に跨るよう、該光導波
路に導入される入射光が蹴られずに通過し得る平面部分
を有する光導入部を配置したから、光導波路への外部光
の結合を、結合効率の波長変化に対する許容性の大きな
プリズムカプラーの原理に基づいて行うことができる。
【0041】しかも、該光導入部は、該誘電体層の屈折
率より高い屈折率を有する透光性材料を光導波路上で成
形して形成したものであるため、該光導入部について
は、プリズムのように別途加工したり、光導波路上に配
置したりする作業が不要である。このため、光カプラー
の作製プロセスが簡単になり、その量産性を高めること
ができる。
【0042】この発明(請求項2)においては、上記光
導入部を構成する透光性材料として樹脂を用いたので、
カプラー作製の際のコストを下げることができる。
【0043】この発明(請求項3)においては、光導入
部を、入射光の波長、そのビームウエスト部でのビーム
径、光導入部を構成する材料の屈折率、及び該入射光の
光導波路の光入射面への入射角に基づいてその寸法形状
を規定したので、光導入部を必要最小限の大きさにする
ことができる。
【0044】この発明(請求項4)においては、入射光
を反射させるための反射面を有する溝が形成された基板
を備えるとともに、該基板上に誘電体層を介して光導波
路を、該光導波路を構成する誘電体層の層厚の薄い部分
と層厚の厚い部分との境界が該基板の溝形成部上に位置
するよう配置し、該溝の反射面及び該溝内の誘電体領域
を、該光導波路に入射光を導入する光導入部としている
ため、光導波路への外部光の結合を、結合効率の波長変
化に対する許容性の大きなプリズムカプラーの原理に基
づいて行うことができる。
【0045】しかも、該光導入部は、基板と光導波路と
の間に組み込まれているため、該光導入部については、
プリズムのように別途加工したり、光導波路上に配置し
たりする作業が不要である。このため、光カプラーの作
製プロセスが簡単になり、その量産性を高めることがで
きる。
【0046】また、該光導入部は、基板と光導波路との
間に組み込まれているため、光導波路表面より上側に突
出する部分がなく、光導波路上に高屈折率材料を形成し
たカプラーよりさらに薄型化、小型化を図ることができ
る。
【0047】この発明(請求項5)においては、請求項
4の光導波路を構成する第1〜第3の誘電体層に加え
て、該第3誘電体層上に第4誘電体層を形成しているた
め、光カプラーに対する、TE光入射及びTM光入射の
それぞれに対する実効屈折率差が第4誘電体層が無い場
合より小さくなり、TE光、TM光同時入射のときの結
合効率を高めることができる。
【0048】加えて、第4誘電体層があることで、光導
波路を伝搬する光の強度分布が、第4誘電体層がない場
合に比べ、光導波路上側に偏るため、誘電体領域への光
の再結合による、光の損失を防ぐために必要な第1誘電
体層の厚さを第4誘誘電体層がない場合に比べ薄くする
こともできる。すなわち、光カプラー作製の際に誘電体
領域上に形成される溝の深さを浅くすることができる。
【0049】この発明(請求項6)においては、請求項
2の光カプラを構成する前記第1ないし第3誘電体層か
らなる光導波路の上に紫外線硬化型の樹脂を供給し、該
光導波路上に供給された樹脂を、前記光導入部の光入射
面に対応する平面部を有する凹部を形成した紫外線を透
過可能な型枠部材を用いて所定の形状に保持し、この状
態で、紫外線の照射により該樹脂を硬化させるようにし
たので、プリズムカプラーのプリズム固定の際の問題や
量産性の問題等の、プリズム作製上の問題を解決し、カ
プラー作製の際のコストを下げることができる。
【0050】
【実施例】まず、本発明の基本原理について説明する。
【0051】図2(a)は、基板上に誘電体層を介して
配置されたプリズムカプラーの一例を示している。この
図に示すカプラー200aでは、小さなビーム径の入射
光LINを過分な大きさのプリズム201(図中、ABC
Oで示す。)により光導波路210に結合させている。
なお、該光導波路206は、基板205上に第1、第2
の誘電体層204,203を順次形成した構成となって
いる。
【0052】図2(b)は、上記プリズム201におけ
る入射光LINの導入に必要な部分を示している。上記入
射光LINを光導波路210に結合するのに必要なプリズ
ムの最小限の大きさ(図中A’B’C’Oで示す。)
は、ビームウエス卜の位置(入射光が最も絞られる位
置)で光が光導波路の表面に入射する場合、入射光のビ
ームが蹴られないだけの入射面が確保される大きさであ
る。
【0053】ここで、図2(b)のように、上記プリズ
ム201の必要最小限の部分201aに対し形状パラメ
ータを定め、入射光の光軸と光導波路表面との交点を原
点とするxy座標を、x軸と該光軸が一致するよう定め
る。そして、入射光のビームウエストでのビーム径(強
度分布がその最大値の1/e2以上となる部分のビーム
径)をw0、入射光の波長をλ、プリズムへの入射角を
θi、プリズムの屈折率をnpで表したとき、入射光のプ
リズム内での光束の側面形状、つまり曲線B’Oを示す
関係式、 y=ρw0/2・{1+(4λx/npπw0 221/2 及び上記xy座標の原点を通り光導波路表面と平行な直
線を示す関係式 y=x/tanθi から、エッジプリズムに必要な最小限の寸法形状を示す
条件式は以下のようになる。
【0054】 B>ρw0/{cos2θi−(4ρ2λ2sin2θi/np 2π20 2)}1/2 ・・・( 1) H>ρw0sinθi/{1−(4ρ2λ2tan2θi/np 2π20 2)}1/2・・・(2 ) α=θi ・・・(3) θi=sin-1{(NTE+NTM)/2np} ・・・(4) ρ={−ln(0.18)}1/2 ・・・(5) (但し、ρは、入射光のエネルギーの99%以上が含ま
れるビーム径ρw0を規定する係数) 上記式(4)でNTEはTE光(図2の紙面に垂直な振動
方向を持つ光)の実効屈折率、NTMはTM光(図2の紙
面内で光の入射方向に垂直な振動方向を持つ光)の実効
屈折率をそれぞれ表す。
【0055】次に、上記プリズムカプラに対して、図3
のように基板5と、基板上5に形成された第1誘電体層
4と、第1誘電体層4上に形成され、第1誘電体層4よ
り屈折率の低い第2誘電体層3と、第2誘電体層3上の
一部に形成され、第2誘電体層3より屈折率が低いかあ
るいは同じ第3誘電体層2とから光導波路6を構成し、
光導波路6上に樹脂等の高屈折率材料で一つの入射平面
を持つ光導入部11aを形成する場合を考える。
【0056】上記の構造では、光導入部11aを通して
第3誘電体層2の有るところと無いところの境界付近に
光を入射したとき、第3誘電体層2の無いところで、光
は第2誘電体層3をトンネル効果的な作用により透過し
て、第1誘電体層4に入る。第1誘電体層4に入った光
は基板との境界面で反射されて、再び第2誘電体層3に
入るが、第3誘電体層2の有るところでは光は第3誘電
体層2を透過して再び樹脂側に入らないため、光が光導
波路に伝搬することになり、プリズムカプラーの結合原
理に基づいて入射光が光導波路に結合する。
【0057】ここで、上記条件式(1)、(2)同様に
導かれる、以下の実施例中に示す条件式(6)、(7)
から、光導入部11aと第3誘電体層2との境界から、
上記光導入部11aの入射面の下部までの距離B(図1
参照)、上記光導入部11aの入射面に必要な高さH
(図1参照)を定め、該光導入部11aの形状を決めれ
ば、光カプラーの厚さを入射ビーム径w0に応じて薄く
することができる。
【0058】また、光導波路上に高屈折率材料で所望の
形状の光導入部を成形するだけなので、プリズムを光導
波路に接着する際の作業の困難さは根本的に無くなる。
さらに、高屈折率材料としては安価な樹脂が利用でき、
光カプラーの作製コストも低くできる。
【0059】加えて高屈折率材科として樹脂(UV硬化
性樹脂等)を用いれば、作製の際に2P法等の成型技術
を使うことができ、同一基板内に作られた複数の光導波
路素子上に光カプラーを同時に作製することもできる。
【0060】また、この発明では、基板上に入射光を反
射させるための反射面を有する深い溝を形成し、その基
板上に基板の屈折率より高い屈折率の材料を該深い溝が
埋まるよう形成する。該基板上に形成した高屈折率材料
の層に、プリズムカプラーでのプリズムのエッジに相当
する機能を果たすための浅い溝をその端部が上記深い溝
内に位置するよう形成し、この溝内に第1誘電体層を埋
め込む。第1誘電体層を埋め込んだ高屈折率材料の層上
に第2誘電体層、第3誘電体層を積層して光カプラーを
形成する。ここでは、上記第1〜第3の誘電体層により
光導波路が構成され、上記深い溝の反射面及びこれに埋
め込まれた高屈折率材料の層により、該光導波路に入射
光を導入する光導入部が構成されている。この構成の光
カプラーでは、光導波路表面より上側に出る突出部分が
なく、光導波路上に高屈折率材料からなる光導入部を形
成したカプラーよりさらに薄型化、小型化することがで
きる。
【0061】この構成の光カプラーにおいても、プリズ
ムカプラーの結合原理で入射光は光導波路に結合してい
る。すなわち、第3誘電体層の上方から、入って来た光
が、まず上記深い溝内側の反射面で反射され、基板側か
ら第1誘電体層と高屈折率材料層との境界付近の第2誘
電体層に入射する。入射した光は第2誘電体層をトンネ
ル効果的な作用により透過して第3誘電体層内に入る。
次に、第3誘電体層と空気との境界で反射された光は、
上記反射面から遠ざかりつつ第2誘電体層に向かうが、
該反射面からの距離が上記入射点よりも遠い部分では、
第3誘電体層の下側の誘電体層が厚くしてあるためトン
ネル効果は起こらず、光は第3誘電体層を中心に伝わる
ことになり、光結合が成立する。
【0062】さらに、上記光導波路を構成する第3誘電
体層上に第4誘電体層を設けることで、光カプラーに対
する、TE光入射、及びTM光入射のそれぞれに対する
実効屈折率差が第4誘電体層を設けていない場合より小
さくなり、TE光、TM光同時入射のときの結合効率を
高めることができる。
【0063】加えて、第4誘電体層があることで、光導
波路を伝搬する光の強度分布が、第4誘電体層がない場
合に比べ、光導波路上側に偏るため、誘電体領域への光
の再結合による、光の損失を防ぐために必要な第1誘電
体層の厚さを第4誘誘電体層がない場合に比べ薄くする
こともできる。言い換えると、光カプラー作製の際に誘
電体領域上に形成される溝の深さを浅くすることができ
る。
【0064】以下、本発明の実施例について説明する。
【0065】(実施例1)図1は本発明の第1の実施例
による光カプラーを説明するための図であり、図1
(a)はその平面図、図1(b)は図1(a)のIb−
Ib線断面図である。図において、100aは本実施例
の光カプラーで、光導波路6と、その上に配置され、入
射光LINを該光導波路6へ導入する光導入部1とから構
成されている。
【0066】上記光導波路6は、基板5と、該基板5上
に形成された第1誘電体層4と、該第1誘電体層4上に
形成され、該第1誘電体層4の屈折率より低い屈折率を
有する第2誘電体層3と、該第2誘電体層3上の一部に
形成され、該第2誘電体層3の屈折率より低いかあるい
は同じ屈折率を有する第3誘電体層2とから構成されて
いる。
【0067】また上記光導入部1は、該各誘電体層2〜
4の屈折率より高い屈折率を有する透光性材料により成
形されており、該第2誘電体層3表面上から第3誘電体
層2の表面上にまたがるよう配置され、該光導波路6に
導入される入射光が蹴られずに通過し得る平面部分1a
を光入射面として有している。
【0068】以下、該光カプラー100aに、ビームウ
エストでのビーム径w0が3.76μmとなる集束光を
入射する場合の光カプラーの具体的な構成例について詳
述する。ここで、該集束光のビームウエストでのビーム
径w0は、瞳半径がレンズへ入射するビーム径と同一で
開口数NAが0.17であるレンズにより、波長λが7
80nmの平行光を集光した場合のビーム径である。
【0069】本実施例では、上記基板5としては、表面
を熱酸化したSi基板上にSiO2層を形成したものを
利用し、その上に、第1の誘電体層4として、#705
9ガラス(コーニング社製)層を570nm、第2誘電
体層3として、Si02層を100nmを積層し、さら
に、この上に第3誘電体層2を形成して光導波路6を構
成している。
【0070】また、第3誘電体層2は、光カプラー10
0aの、光結合を成り立たせるための主要部分で、光導
波路6の第2誘電体層3上の一部(図1(a)の平面図
では、XYX’Y’によって囲まれる部分)に形成され
ている。ここで、XYの長さは入射光LINの全てが通過
し得るよう、長さXY>ρw0を満たすものとする。
【0071】本実施例の光カプラー100aでは、上記
光導波路6上に、第3誘電体層2の有る部分とこれが無
い部分との境界を覆うように光導入部1を形成してい
る。該光導入部1は、第1誘電体層4、第2誘電体層
3、第3誘電体層2の屈折率より高い屈折率の材料とし
て透明な樹脂を用いて、図1のような形状に成形したも
のである。
【0072】上記光導入部1を構成する樹脂には、光カ
プラー100aの入射光の波長λを780nmとしたと
き、基板の熱酸化SiO2層の屈折率が1.44、第1
誘電体層4を構成する#7059ガラスの屈折率が1.
53、第3の誘電体層2、第2の誘電体層3であるSi
2層の屈折率が1.43であることから、これらの屈
折率よりも高い屈折率を持つものを選ぶ。例えば、本実
施例では、該樹脂として屈折率nqが1.57の材料を
用いている。
【0073】ここで、#7059ガラス層4の厚さ、S
iO2層3の厚さは、光カプラーに、ビームウエストで
のビーム径w0が3.76μmとなる集束光(波長λが
780nm)を入射させたときに結合効率が最大となる
ように定めた値である。
【0074】具体的には、以下のように定める。
【0075】(1)光カプラーでのTE光、TM光に対
する実効屈折率を、各層の電界や磁界の各層境界での連
続条件式から求める。ここで、実効屈折率は複素数であ
り、#7059ガラス層4の厚さ、SiO2層3の厚さ
の関数になる。
【0076】(2)入射光の光導波路内部光進行方向
(xで示す)への界分布h(x)と、光カプラーが有す
る光導波路内部光進行方向への界分布f(x)とを求め
る。ここで、h(x),f(x)は、TE光、TM光に
対する実効屈折率の実数部NTE、NTMから、光導波路表
面に対する入射光の入射角θiをθi=sin-1{(NTE
T M)/2nq}を用いて定め、入射光のビーム径を
0、実行屈折率の虚数部をKT E、KTMとしたとき、 h(x)=exp{−x2/(w0/cosθi2}、 f(x)=exp(−KTE0x) で与えられ、かつ#7059ガラス層(第1誘電体層)
4の厚さ、SiO2層(第2誘電体層)3の厚さの関数
になる。ここで、k0は2π/λであり、KTEは、第1
誘電体層4の厚さ、第2誘電体層3の厚さの関数となっ
ている。
【0077】(3)そして、結合効率ηを、
【0078】
【数1】
【0079】を使って求める。
【0080】上記(1)〜(3)の演算処理を繰り返
し、w0が決まっている場合、この値に対して、結合効
率が最大となるように#7059ガラス層4の厚さ、S
iO2層3の厚さを定める。
【0081】さらに第3誘電体層2としてSiO2を用
いた場合において、SiO2層(第3誘電体層2)の厚
さは、図5に示す再結合効率の第3誘電体層2の膜厚に
対する変動特性に左右される。ここで言う再結合とは、
図1のように、光導入部1の一部が第3誘電体層2の上
を覆っている場合、光導波路素子6に入射した光が再び
外部に出て行く現象であり、図5での再結合効率は、光
カプラーで光入力する光導波路素子6で、第3誘電体層
の上にある誘電体部分の長さ(図1のLp)を0.1m
mとしたときに、一度入射した光が伝搬中に出て行く割
合で定義しており、再結合効率を1%未満にするために
必要なSiO2層(第3誘電体層2)の膜厚は1.18
μm以上に定められ、本実施例では、1.2μmとして
いる。
【0082】次に動作について説明する。
【0083】以上のような構成で、光導波路6に光を入
力する機能を果すことになる。すなわち、以下のように
プリズムカプラーと同様な原理が働く。
【0084】光導入部1から、第2誘電体層3上の該光
導入部1と第3誘電体層2との境界付近に入射した光
は、第2誘電体層3をトンネル効果的な作用により透過
して、第1誘電体層4に入り、第1誘電体層4と基板5
との境界に達すると、光は、この境界では全反射され
る。この後、光は第2誘電体層3に向かうが、第1誘電
体層4と第2誘電体層3の境界には、光は全反射条件を
満たす角度で入射する。つまりこの部分では、第2誘電
体層3上に第3誘電体層2があるためにトンネル効果が
起こらず、光は全反射される。以後この全反射を繰り返
し、光は光導波路6内部を伝わることになる。
【0085】なお、光導波路上に形成される光導入部1
は、その側面形状については図1のように左右の側辺が
傾斜した台形形状に限るものではなく、該光導入部は、
図3のような、一方の側辺が底辺に対して垂直なプリズ
ム状の形状のもの11a、あるいは図4のように、少な
くとも光の入射面に相当する平面11b1(図4のAB
で示した面)が一つあるだけのプリズム形状のもの11
bでもよく、光カプラーとしての性能に問題はない。
【0086】また、光導波路6を構成する基板5、第1
誘電体層4、第2誘電体層3の材料としては、前述の材
料に限らない。例えば、基板5としては、石英ガラス等
のガラス基板、また、第1誘電体層4としては、SiO
N層等が用いられるが、基板5としては吸収損失の点で
表面を熱酸化したSi基板上にSiO2層を形成したも
のが好ましく、第1誘電体層4としては、屈折率の安定
性の点で#7059ガラスが好ましい。
【0087】また、第2誘電体層3としてはPSG(C
VD成膜可能なリソドープガラス)、SOG(スピナー
で塗布でき、加熱硬化させるガラス)などの利用も可能
であるが、入射光の最適なビーム径にこの層の厚さが大
きく影響するので、膜の厚さの制御性の上ではSiO2
層が好ましい。
【0088】さらに、第3の誘電体層2には、第2誘電
体層3と同じ屈折率あるいは低い屈折率の材料を用いる
ことができるが、本実施例では、第2誘電体層3と第3
誘電体層2との境界での反射を無くすため、第3誘電体
層2も第2誘電体層3のSiO2層と同じ屈折率のSi
2により形成している。
【0089】次に、図1に示す光カプラーを作製する方
法について説明する。
【0090】図6(a),(b)及び図7(a)〜
(c)は該光カプラーの作製方法を工程順に示す断面図
であり、図6(c)は図6(b)の断面図に対応する平
面図である。また、図8は該光カプラーの作製に用いる
成形型部材(以下スタンパともいう。)の説明図であ
り、図8(a)は該スタンパの成形面を、図8(b)は
該スタンパの断面構造を示している。
【0091】図6(a)に示すように、基板5上に第1
誘電体層4、第2誘電体層3を順次積層して光導波路本
体7を形成する。次に、光導波路本体7上の一部(図1
(a)のXYX’Y’によって囲まれている部分)に、
第3誘電体層2として、SiO2層を形成して光導波路
6を構成する(図6(b)参照)。
【0092】続いて、樹脂により所望の形状の光導入部
を作製するが、この工程では成型技術を用いる。この成
型技術には、射出成型、押出成型等、幾つかの方法があ
るが、本実施例では、光の入射面の面精度をより高める
ことができるという点で有利な2P法による成型方法を
用いる。
【0093】以下、2P法による成型方法を説明する。
【0094】成型には、図8(a),(b)に示すよう
なスタンパ8(マスターとも言う)を用いる。このスタ
ンパ8には、所望の断面形状を持つ溝9が形成してあ
る。ここで、溝9を、図8(a),(b)に示すよう
な、図1の光導入部1の側面形状に対応した2つの斜面
9a,9bを持つ形状にしてあるのは、作製した光カプ
ラーをスタンパ8から取りはずす際の力を小さくするた
めである。
【0095】図7(a)〜図7(c)は、2P法の具体
的手順を示している。図7(a)のように、スタンパ8
の溝9部分及びその周辺上に、光導入部の形成用樹脂1
0としてUV硬化樹脂を供給し、光導波路6を該スタン
パ8上に、該樹脂10がSiO2層(第3誘電体層2)
の有る部分と無い部分との境界線XYを覆うように押し
当てた後、図7(b)に示すようにUV光を照射する。
このUV光の照射により樹脂10が硬化した後、図7
(c)のように、樹脂10をスタンパ8から離せば、所
望の形状を持つ光導入部1を有する光カプラー100a
が作製できる。
【0096】但し、上記図7(b)に示すUV光照射方
法、並びにスタンパ8の材料は、光導波路の基板5とし
て何を使うかで少しずつ異なる。以下に、この点につい
て述べる。
【0097】1)光導波路の基板にガラス基板を用いる
場合であって、(1−a)ガラス製のスタンパ(ガラス
マスター)を用いる場合は、樹脂へのUV光の照射は、
図7(b)に示すように光導波路側及びスタンパ側の両
方向からのUV光L10及びL20により行うことができ、
(1−b)金属製のスタンパを用いた場合、樹脂へのU
V光の照射は、図7(b)の光導波路側からのUV光L
10によってのみ可能となる。
【0098】なお、UV光の照射時間は(1−a)の場
合の方が(1−b)の場合より短い。
【0099】2)光導波路の基板に、表面を熱酸化して
SiO2層を形成したSi基板を用いた場合は、スタン
パにはガラス製のもの(ガラスマスター)しか用いるこ
とができず、また、UV光の照射は、スタンパ側からの
UV光L20によってのみ可能となる。
【0100】また、スタンパ8に設ける溝の幅Twは、
図7(b)のよう光導波路6をスタンパ8に押し当てた
とき、樹脂10が第3誘電体層2上の途中で止まるよう
な寸法にするのが好ましい。これは、第3誘電体層2の
無い部分にまで、樹脂10が達した場合、その部分で再
結合(再び光導波路の外に光が出て行くこと)による損
失が発生することを防ぐ効果がある。
【0101】さらに、一つの基板上に複数の光導波路素
子を設けたものに、光導入部を同時に作製する場合に
は、図8(c)に示すような、同一の溝を必要な数だけ
設けたスタンパ18を用いて、図7(a)〜図7(c)
の手順で成型すれば、同時に複数の光カプラーを作製す
ることができる。
【0102】最後に、本実施例における光導入部の形状
の具体例を示す。
【0103】例えば、光導入部1を構成する樹脂とし
て、屈折率nq=1.57のUV硬化性のメタクリレー
ト樹脂を用い、これを光導波路6上に形成する場合、入
射光の波長をλ=780〔nm〕として、TE光の実効
屈折率NTE、TM光の実効屈折率NTMは、それぞれNTE
=1.4852,NTM=1.4842となる。但し、基
板としては、その表面に熱酸化SiO2層〔屈折率1.
44〕を形成し、この上に第1誘電体層4として#70
59ガラス層〔屈折率1.53、層厚570nm〕、第
2誘電体層3としてSiO2層〔屈折率1.43,層厚
100nm〕を積層し、さらにその上に第3誘電体層
1.2μmを積層したものを用いている。
【0104】ここで、樹脂(屈折率nq)により、図1
のような形状の光導入部1を形成する場合には、第2誘
電体層3の上に樹脂層1bがある厚さで付着すると考え
られる。この場合、付着する樹脂層1bの厚さをlとす
ると、図9のモデルを用いて、式(1)、(2)は以下
のように置き換えられる。ここで図9のモデルは、該光
導入部の形状を、図3に示す、一方の側辺が底辺に対し
て垂直なプリズム状の形状とした光カプラー11aに対
応するものであり、また、xy座標は図9に示すように
その原点を、入射光の光軸と第2誘電体層3の表面が交
わる点に設定し、x軸を入射光の光軸に一致させてい
る。
【0105】 B>x1/sinθi−l/tanθi+L/2 ・・・(6) H>2y1sinθi+l ・・・(7) L=ρw0/〔cosθi{1−(4ρ2λ2tan2θi/np 2π20 2)}1/2〕…(8 ) x1={−b1+(b1 2−a111/2}/a1 ・・・(9) y1=x1/tanθi−l/sinθi ・・・(10) a1=1/tan2θi−4λ2ρ2/np 2π20 2 ・・・(11−a) b1=−l/sinθicosθi ・・・(11−b) c1=l2/sin2θi−w0 2ρ2/4 ・・・(11−c) 実効屈折率NTE、NTMを式(4)に代入すると、入射角
はθi=71°となる。従って、入射面の斜度αは、入
射面での反射率が最小になるように、α=θiに定め、
71°とする。
【0106】光導波路表面に付着する樹脂層1bの厚さ
を3μmとしたとき、式(6)、(7)よりB>20
0.4〔μm〕、H>116.1〔μm〕となる。
【0107】従って、本実施例では、光導波路上に樹脂
により形成される光導入部1は、入射面の斜度αが71
°、底辺Bが201μm、高さHが117μmの図1の
ような側面影伏を有する形状としている。
【0108】このように本実施例では、基板5と、基板
5上に形成された第1誘電体層4と、第1誘電体層4上
に形成され、第1誘電体層4より屈折率の低い第2誘電
体層3と、第2誘電体層3上の一部に形成され、第2誘
電体層3と屈折率が同じ第3誘電体層2とで光導波路6
を構成し、光導波路6上に、第3誘電体層のある部分と
第3誘電体層の無い部分との境界を覆うように、上記各
誘電体層の屈折率より高い屈折率の材料により成形され
た光導入部1を配置したので、プリズムカプラの結合原
理で光を光導波路に結合させることができる。また、条
件式(6)、(7)から、光導入部1と第3誘電体層2
との境界から光導入部1入射面1aの下部までの距離
B、該入射面1aに必要な高さHを定め、光導入部1の
形状を決めれば、光カプラーの厚さを入射ビーム径w0
に応じて薄くすることができる。
【0109】また、光導波路上に高屈折率材科で所望の
形状の光導入部1を成形するだけなので、プリズムを接
着する場合のような固定の際の困難さは根本的になくな
る。さらに、高屈折率材科としては安価な樹脂が利用で
き、光カプラーの作製コストも低くできる。
【0110】加えて高屈折率材料として樹脂(UV硬化
性樹脂等)を用いれば、作製の際に2P法等の成型技術
を使うことができ、成型用のスタンパに同一の溝を複数
形成することで、同一の光導波路が複数形成された基板
上に複数の光カプラーを同時に作製できる。
【0111】(実施例2)図10は本発明の第2の実施
例による光カプラーを説明するための図であり、図10
(a)は該光カプラーの断面構造を示し、図10(b)
はその光導入部を拡大して示している。
【0112】図において、100bは本実施例の光カプ
ラーであり、これは、入射光を反射させるための反射面
32aを有する溝32が形成された基板31と、該基板
31上に該溝32を埋め込むよう形成された誘電体領域
33とを有している。また、該光カプラー100bは、
該誘電体領域33の表面部分に、その端部が該溝内に位
置するよう形成された第1誘電体層38と、該誘電体領
域33及び第1誘電体層38上に形成された第2誘電体
層39と、該第2誘電体層39上に積層された第3誘電
体層40とを備えている。そして、該第1ないし第3誘
電体層38〜40により光導波路26が構成され、該溝
32の反射面32a及び該溝32内の誘電体領域33が
該光導波路26に入射光を導入する光導入部21となっ
ている。ここでは、上記基板31として、Si基板31
aの表面にAl反射膜31bを形成したものを用いてお
り、上記溝32は、該Al反射膜31bの表面に形成さ
れている。また、上記第1誘電体層38の屈折率n1
該誘電体領域33の屈折率nq、該第2誘電体層39の
屈折率n2、該第3誘電体層40の屈折率n3は、該屈折
率nqが該屈折率n1、n2、及びn3より高く、かつn1
≦n2、n2<n3の関係が満足されるようになってい
る。
【0113】この実施例の光カプラー100bの場合で
も、入射した光は、以下に示すプリズムカプラーの原理
で、光導波路26に結合し、該光導波路を伝搬する。以
下に結合原理を説明する。
【0114】図10(b)のように第3誘電体層40の
表面に入った光は、該第3誘電体層40、第2誘電体層
39、誘電体領域33を透過し、Al反射膜31bの反
射面32aで反射され、再び第2誘電体層39の、第1
誘電体層38と誘電体領域33との境界付近に入射す
る。ここに、入射した光は、第2誘電体層39の下面に
対して全反射角以上の角度で入射するが、トンネル効果
的な作用により第2誘電体層39を透過し、第3誘電体
層40に入る。
【0115】続いて、光は第3誘電体層40と空気との
境界で全反射され、再び第2誘電体層39側へ向かう。
しかし、今度は誘電体領域33と第3誘電体層40との
間に、第2誘電体層39の他に、さらに厚い第1誘電体
層38があるため、光は第1誘電体層38を通過でき
ず、再び第3誘電体層40側へ全反射される。以後は、
この全反射を繰り返しながら、光は主に第3誘電体層4
0中を伝わる。
【0116】以下、この実施例の光カプラーの構造を詳
細に説明するために、図10の光カプラーの作製方法を
図11を用いて説明する。
【0117】まず、上記のように表面にAl膜等の金属
膜を形成した基板31上に、図11(a)のように溝3
2を形成する。ここで、この溝32は、基板31の図1
1(b)の平面図における四角形ABCDで示した範囲
に形成する。
【0118】その後、基板31上に誘電体領域33を形
成する。この誘電体領域33は2P法を用いてUV硬化
樹脂により作製することができ、溝32にUV硬化樹脂
を充填し(図11(c))、ガラス製スタンパ34を、
基板31の上に押し付け(図11(d))、樹脂をUV
光照射により硬化させる。
【0119】本実施例の図10に示す光カプラー100
bでは、前記プリズムカプラーの光結合機能を持たせる
ために、誘電体領域(UV硬化樹脂)33をエッチング
して溝37を形成し、この溝を埋める形で第1誘電体層
38を形成する。この第1誘電体層38の形成方法を図
12を用いて説明する。ここで図12(a),(c),
(d),(f)は断面図、図12(b),(e)は、図
12(a),(d)に対応する平面図である。
【0120】図12(a)に示すように、UV硬化樹脂
33に第1誘電体層38形を埋め込むための溝を作製す
るため、金属膜35を選択エッチング用マスクとして誘
電体領域33上に形成する。なお、このマスク35の開
口窓35aの端部(図12(b)のEF部分)の定め方
については、後述する。
【0121】次に、図12(c)に示すように、金属膜
35の開口窓35aの部分にエッチングで所望の深さt
の溝37を形成し、その後、図12(d),(e)に示
すように、厚さtの第1誘電体層38を形成する。続い
て、金属マスク35のみを除去する(図12(f))。
【0122】最後に、第2誘電体層39、第3誘電体層
40を順に形成して図10に示す光カプラー100bを
形成する。
【0123】但し、図10の光カプラでは第1誘電体層
38の屈折率をn1、誘電体領域33をnq、第2誘電体
層39の屈折率をn2、第3誘電体層40の屈折率をn3
としたとき、各誘電体層の屈折率に関して、nqがn1
2、n3より高く、n1≦n2、n2<n3の関係が満足さ
れている。
【0124】ここで、基板31の表面に形成される溝3
2の形状は、基板31のこの溝の形成部分を平坦化する
よう形成される誘電体領域33の、溝形成部分以外の部
分上での厚さlや、第1誘電体層38を埋め込むために
誘電体領域33上の一部に形成される溝37の位置に規
定される。
【0125】以下、基板31の表面に形成される溝32
の形状、及び該誘電体領域33の表面に形成される溝の
位置に関する条件を図13を用いて説明する。
【0126】図13は、図10(b)における光カプラ
ーに入射する光LINの光路を分かりやすく示した図であ
り、図13では、図10(b)の断面図に、原点を入射
光の光導入部への入射点に、x軸を入射光の光軸に一致
させたxy座標を設定している。図13から、入射光と
溝の反射面32aでの反射光の干渉を避けるためには、 J−R>M ・・・(12) と設定する必要があると分かる(図10(b)参照)。
【0127】ここで、入射光と基板表面の溝32及び誘
電体領域33表面の溝33との位置関係を図13のよう
に表記すると、図10に示す距離Rは図13での2点
S,U間の距離に等しいことがわかる。また、入射光の
光軸と誘電体領域33上の面が交わる位置Pでのビーム
径w0と波長λ、誘電体領域33の屈折率nq、さらに、
反射面から入射点までの光の伝搬距離E、誘電体領域3
3の上面への入射角θi’、光導波路への入射角θによ
って、条件式(12)を規定する。
【0128】但し、距離Eは図10(b)に示すように
基板31上に形成される誘電体領域33の、溝32の形
成部以外の部分上での厚さlによって決まり、反射面3
2aの斜度ωは以下の式で与えられる。
【0129】ω=0.5(θ−θi)・・・(13) 上記距離Eを定める条件式は、図13において、 直線NW:y=−tanκ(x+E)と、 入射光の光束の紙面上側の稜線を示す曲線 y=(ρw0/2)・{1+(4λx/nqπw0 22
1/2と、 の交点V(ξ,ζ)を求めることで定めることができ、
以下の式(14)〜(17),(18a)〜(18c)
によって表される。
【0130】 (−ξ/tanθ−ζ)sinθ>1 ・・・(14) ξ={−bl−(b1 2−all1/2}/al ・・・(15) ζ=−tanκ(x+E) ・・・(16) κ=π/2−θ+ω ・・・(17) al=tan2κ−4ρ2λ2/nq 2π20 2 ・・・(18a) bl=Etan2κ ・・・(18b) cl=E2tan2κ−ρ20 2/4 ・・・(18c) まず、式(12)のJを決めるため、図13のxy座標
系において、点P(x2,y2)の座標を決める。点P
は、誘電体領域33と第2誘電体層39との境界線を示
す直線 y=−x/tanθと、 第2誘電体層への入射点P及び反射面への入射点Wを結
ぶ直線 y=tanψ(x+E)(ψ=θi’+θ)と、 の交点であるから、該P点の座標は、これらの連立方程
式の解として、 x2=−Etanψ・(tanψ+1/tanθ)-1 ・・・(19) y2=−x2/tanθ ・・・(20) のように求めることができる。
【0131】図13からJは J=(x2 2+y2 21/2 ・・・(21) によって定められる。
【0132】また、距離Mは、該誘電体領域33と第2
誘電体層39との境界線を示す直線 y=−x/tanθと、 入射光の光束の紙面上側の稜線を示す曲線 y=(ρw0/2)・{1+(4λx/nqπw0 22
1/2と、 の交点Qの座標Q(x3,y3)から求めることができ、 x3=(−pw0/2)/{(1/tan2θ)−(4ρ2λ2/nq 2π20 2)}1/2 ・・・(22) y3=x3/tanθ ・・・(23) となる。この値から、条件式(12)での距離Mは、 M=|x3(1+1/tan2θ)| ・・・(24) となる。
【0133】そして、条件式(12)における残るパラ
メータである距離Rは、|SU|に等しいから、点S及
び点Rの座標から求めることができる。
【0134】まず、点Sは、上記誘電体領域33と第2
誘電体層39との境界線を、反射面の稜線に対して線対
称に折り返した直線 y=−tanφ(x+G)と、 入射光の光束の紙面下側の稜線を示す曲線 y=(−ρw0/2)・{1+(4λx/nqπ
0 221/2と、 の交点である。
【0135】ここで、Gは図13の距離Eと距離Fとの
和に等しく、 G=(1+cosθ/cosθi’)E ・・・(25) で表される。
【0136】点Sの座標をS(α,β)とするとき、
α,βは α={−b2−(b2 2−a221/2}/a2 ・・・(26) β=−tanφ(α+G) ・・・(27) φ=π/2+2ω−θ ・・・(28) a2=tan2φ−4λ2ρ2/nq 2π20 2 ・・・(29−a) b2=Gtan2φ ・・・(29−b) c2=G2tan2φ−ρ20 2/4 ・・・(29−c) と表される。
【0137】また、点Uの座標は(−G,0)であるか
ら、 R=|SU|={(α+G)2+β21/2 ・・・(30) と表される。
【0138】ここでφ=π/2[rad](90゜)の
ときは、上記点Sの座標S(α,β)及び距離Rは、 α=−G ・・・(31) β=(−ρW0/2)・{1+(4λα/nqπw0 221/2 ・・・(32) R=|β| ・・・(33) と表される。
【0139】そして、上記式(12)、(21)、(2
4)、(30)[or(33)]から、反射面から入射
点までの光の伝搬距離Eを定めることができる。
【0140】さらに、距離Eの値から溝部分の深さに関
する条件も導くことができる。この条件は、図13にお
ける直線NW y=−tanκ(x+E)と、 入射光の光束の紙面下側の稜線を示す曲線 y=(−ρw0/2)・{1+(4λx/nqπ
0 221/2と、 の交点T(γ,δ)を求めることで定めることができ、
基板表面の溝32の深さをDとするとき、Dは D≧Ecosθ−1+{(γ+E)2+δ21/2sinω ・・・(34) γ={−bl−(b1 2−all1/2}/al ・・・(35) δ=−tanκ(γ+E) ・・・(36) 図13における距離K、すなわち、図12における基板
31上の溝32の端(図12(b)の線分AB)と、基
板の溝32を埋めるように形成される誘電体領域33上
に形成される溝37の端(図12(b)の線分EFであ
り、図10(b)における第1誘電体層38の端)との
間の距離は、式(34)が等式である場合に決められる
溝32の深さをD0として、このときの反射面32aか
ら入射点Oまでの光の伝搬距離E0、交点Tの座標
(γ0,δ0)、及び入射点Oと第1誘電体層38の端か
ら入射点までの距離xmをもとに以下のように決めるこ
とができる。
【0141】 K=E0sinθ−{(γ0+E02+δ0 21/2cosω+xm ・・・(37) γ0={−b10−(b10 2−a10101/2}/a10 ・・・(38) δ0=−tanκ(γ0+E0) ・・・(39) a10=tan2κ−4ρ2λ2/nq 2π20 2 ・・・(40−a) b10=E0tan2κ ・・・(40−b) c10=E0 2tan2κ−ρ20 2/4 ・・・(40‐c) また、Kの値は、反射面から入射点までの光の伝搬距離
をE0として、そのときの式(34)を満たす、ある溝
深さD1に対して式(41)のように設定することもで
きる。
【0142】 K=E0sinθ−{(γ0+E02+δ0 21/2cosω+xm −(Dl−D0)/tanω ・・・(41) ここで、式(37)による距離Kの決め方は、カプラ作
製の際、図11に示す溝32をできるだけ浅くできると
いう効果があり、また、式(41)による距離Kの決め
方は、第1誘電体層38を埋め込むための溝37、及び
反射面32aを有する溝32は深くなるものの、第1誘
電体層表面の溝37と基板表面の溝32との位置合わせ
を容易にできる点で有利である。
【0143】以下に、上記光カプラーの構成の具体例を
示す。
【0144】図10示す本実施例の光カプラー100b
の基板31の構成としては、反射面さえ形成できれるも
のであれば特に制約はなく、金属基板や、表面に金属反
射膜を形成した任意の基板を用いることができる。但
し、反射面での反射率が高い基板が好ましく、この実施
例では、表面にA1膜31bを形成したSi基板31a
を用いており、基板表面の溝32は、Si基板31a上
のAl膜31bの表面に形成されている。さらに、基板
表面の溝32を埋めるように形成される誘電体領域33
は、屈折率の条件を満たせば限定されないが、本実施例
では、UV硬化性のメタクリレート樹脂(屈折率nq
1.57、波長λ=780nm)を用いている。
【0145】一方、光導波路部分26は、第1誘電体層
38、第2誘電体層39、第3誘電体層40によって構
成されており、第1誘電体層38にはSiO2(n1
1.43、波長λ=780nm)の他、PSG,SOG
なども利用できるが、本実施例では、SiO2を用いて
いる。各誘電体層の屈折率の関係式から、第2誘電体層
39として、SiO2(n2=1.43、波長λ=780
nm)を用いている。第3誘電体層40としては、#7
059ガラス、あるいはSiON等も用いることができ
るが、本実施例では、#7059ガラス(n3=1.5
3、波長λ=780nm)を用いている。
【0146】いま、集光点でのビーム径w0が3.76
μmの集束光を焦点位置が図10(b)の位置になるよ
う入射させた場合を考える。このとき、TE光とTM光
の結合効率が最も高くなるよう、第2誘電体層39とし
てのSiO2層の層厚を200nmとし、第3誘電体層
40としての#7059ガラス層の層厚を570nmと
すれば、光カプラー100bでのTE光、TM光それぞ
れの実効屈折率NTE、NTMは、NTE=1.4607、N
TM=1.4696となる。さらに、第1誘電体層38の
厚さtは、基板31の側へ光が伝搬中に出て行く割合で
ある放射損失を抑制するように定められ、例えば光導波
路素子長を1mmとした場合、図14に示すように放射
損失と関係付けられる。本実施例では、光導波路素子長
を1mmとした場合、放射損失の値が1%未満となるよ
う、tを2μmとしている。
【0147】上記のようにパラメータを設定して光導波
路を構成する場合、基板31上に最初に形成する溝32
の形状について、まず、その反射面32aの角度ωは次
のように求められる。
【0148】光導波路26への入射角θは以下の式で決
まるので、 θ=sin-1{(NTE+NTM)/2nq} ・・・(42) θは、68.9゜となり、θi’を0゜としたとき、反
射面の角度ωは式(13)より、34.45゜となる。
【0149】また、UV硬化型樹脂により上記誘電体領
域を成形する方法で、基板31表面の溝32を埋めた
際、基板表面より上側の樹脂層の厚さlを3μmとした
とき、集光点でのビーム径w0、光導波路26への入射
角θ(=68.9゜)、θi’(=0゜)をもとに溝の
深さDを定める。
【0150】式(12)、(21)、(24)、(3
0)から、反射面から入射点までの光の伝搬距離Eは1
0.9μm以上となる。ここで、伝搬距離Eを11μm
と定めると、式(34)から溝の深さDは2.78μm
以上必要となる。
【0151】本実施例では、基板に形成される溝32
は、その反射面32aの、基板表面に対する角度を3
5.45゜、深さDを3μmとしている。また、光カプ
ラーにおいて、図12(c)に示す基板31表面の溝3
2の底面の端と、該溝32を埋めるように形成された誘
電体領域33上に形成される溝37の端(図10では第
1導電体層38の端)の間の距離Kは、式(41)を使
って決め、11.3μmとしている。ここで、Kの値
は、入射点と図10の第1誘電体層38の端との距離x
mが4μmのときの値である。
【0152】このような構成の第2の実施例では、基板
31上に入射光を反射させるための反射面32aを有す
る溝32を形成し、その基板上に基板の屈折率より高い
屈折率の材科を該溝32が埋め込まれるよう形成した
後、高屈折率材料からなる領域33上に、プリズムカプ
ラでのプリズムのエッジに相当する機能を果たすために
溝37を設け、この溝内に第1誘電体層38を埋め込
み、第1誘電体層38を埋め込んだ領域33上に第2誘
電体層21、第3誘電体層40を積層して光カプラ10
0bを形成したので、光を光導波路26へプリズムカプ
ラの結合原理を用いて結合させることができる。また、
光導波路26の表面より上に出る部分がなく、光導波路
素子上に樹脂を用いて所望の形状の光導入部を形成する
場合より光カプラーをさらに薄型化、小型化することが
できる。
【0153】(実施例3)図15は本発明の第3の実施
例による光カプラーを説明するための図であり、図にお
いて、100cは本実施例の光カプラーで、これは、上
記第2の実施例の光カプラー100bを構成する第3の
誘電体層上に第4の誘電体層61を積層したものであ
り、この光カプラー100cにおける光の結合原理も上
記第2の実施例のものと同様のプリズムカプラの結合原
理に基づいている。この実施例の光カプラーにおける基
板51,誘電体領域53,第1〜第3誘電体層58〜6
0は、第2実施例の光カプラー100bにおける基板3
1,誘電体領域33,第1〜第3誘電体層38〜40に
対応している。
【0154】すなわち、光カプラー100cの構成を具
体的に説明すると、上記光カプラー100cを構成する
基板51は、Si基板51aと、該Si基板51a上に
形成されたAl反射膜51bとからなり、該Al反射膜
51bの表面には、入射光反射用の反射面52aを有す
る溝52が設けられている。そして、該溝52は、Al
反射膜51b上に形成した誘電体領域53により埋め込
まれている。ここでは、該第1ないし第4誘電体層58
〜61により光導波路36が構成され、該溝52の反射
面52a及び該溝52内の誘電体領域53が、該光導波
路36に入射光を導入する光導入部30となっている。
【0155】また、この誘電体領域53上にはプリズム
カプラーのプリズムエッジに相当する溝57が形成さ
れ、該溝57を埋め込むよう第1誘電体層58が形成さ
れている。該第1誘電体層58の埋め込みより平坦にな
った誘電体領域53(第1誘電体層も含む)上には、第
2、第3、第4誘電体層59、60、61が順に形成さ
れている。
【0156】但し、ここでは、第1誘電体層58には、
SiO2(n1=1.43、波長λ=780nm)の他、
PSG,SOGなども利用できるが、ここでは、SiO
2を用いた場合を示している。
【0157】各層の屈折率の関係式から、図15の第2
誘電体層59として、SiO2(n2=1.43、波長λ
=780nm)を用いている。また第3誘電体層60と
しては、#7059ガラス、あるいはSiON等も用い
ることができるが、ここでは#7059ガラス(n3
1.53、波長λ=780nm)を用いた場合を示して
いる。さらに、上記誘電体領域53としては、UV硬化
性のメタクリレート樹脂(nq=1.57、波長λ=7
80nm)を用いている。
【0158】また、第4誘電体層61は、光導波路の層
厚方向の屈折率分布の非対称性を低減する効果を与える
層であり、主に光が伝わる第3誘電体層60が接する上
下の層が同一である場合に、より対称性が強くなるの
で、その屈折率n4は第2誘電体層59の屈折率n2と等
しいことが好ましく、本実施例では、第4誘電体層61
にはSiO2(n1=1.43、波長λ=780nm)を
用いている。
【0159】いま、集光点でのビーム径w0が3.76
μmの集束光を焦点位置が図15の位置Oになるよう入
射させた場合を一例として考える。基板表面の溝52を
埋める誘電体領域として、UV硬化樹脂(nq=1.5
7、波長λ=780nm)を用いるとき、TE光とTM
光の結合効率が最も高くなるよう、第2誘電体層59と
してのSiO2層厚を100nm、第3誘電体層60と
しての#7059ガラス層厚を570nm、第4誘電体
層61としてのSiO2層厚を1μmとしている。
【0160】さらに、第1誘電体層58の厚さt’は、
基板51の側へ光が伝搬中に出て行く割合である放射損
失を抑制するように定められ、例えば光導波路素子長を
1mmとした場合、図16に示すように放射損失と関係
付けられる。本実施例では、光導波路素子長を1mmと
した場合、放射損失の値が1%未満となるよう、t’を
1.6μmとしている。
【0161】本実施例の光カプラー100cにおける基
板表面に形成される溝の形状については、上記第2実施
例と同様に決めることができ(図13参照)、まず、上
記溝52内の入射光の反射面52aの角度ωを求める。
【0162】第1誘電体層58、第2誘電体層59、第
3誘電体層60、第4誘電体層61で構成される光導波
路部分36における、TE光,TM光それぞれの実効屈
折率NTE、NTMは、本実施例の場合NTE=1.483
9、NTM=1.4827となる。この場合、TE光とT
M光それぞれに対する実効屈折率の差が実施例2の場合
より小さくなっている。これは光導波路の構造におい
て、主に光が伝わる#7059層(第3誘電体層)60
の上下のSiO2層の屈折率が同じであるため、屈折率
分布の対称性が強まったためである。さらに、NTE、N
TMから、TE、TMそれぞれの最適入射角(結合効率最
大になる入射角)θTE(TM)が、θTE(TM)=sin-1(N
TE(TM)/nq)で決まるので、TE光、TM光同時に結
合させる場合において、TE光、TM光双方の結合効率
を高めることができる。
【0163】この光カプラーでは、光導波路36への入
射角θは式(41)で決まるので、θは70.8゜とな
り、θi’を0゜としたとき、反射面52aの基板表面
に対する角度ωは式(13)より、35.4゜となる。
【0164】基板51上に誘電体領域53としてUV硬
化型樹脂を成形して基板表面の溝52を埋めた際、基板
51表面より上側に形成される樹脂層の厚さ1を3μm
としたとき、入射光のビームウエスト部でのビーム径w
0、光導波路への入射角θ(=70.8゜)、θi’(=
0゜)に基づいて溝の深さDを定める。
【0165】式(12)、(21)、(24)、(3
0)から反射面から入射点までの光の伝搬距離Eは1
1.6μm以上となる。ここで、伝搬距離Eを12μm
と定めると、式(34)から基板表面の溝52の深さD
は2.87μm以上必要となる。本実施例では、基板5
1に形成される溝52は、その反射面52aの、基板表
面に対する角度を35.4゜、その深さDを3μmとし
ている。
【0166】また、本実施例の光カプラー100cにお
いては、図15における基板51上の溝52の端と、該
溝を埋めるように形成された誘電体領域53表面の溝5
7の端との間の距離Kは、式(41)から決めて、1
2.4μmとしている(D0=2.87μm)。ここ
で、Kの値は、入射点Oと図15に示す第1誘電体層5
8の端との間の距離xmが4μmのときの値である。
【0167】このような構成の第3の実施例では、光カ
プラーを、第2実施例の光カプラーを構成する第3誘電
体層上に第4誘電体層を形成した構造としたので、第2
実施例の効果に加えて、光カプラに対する、TE光入
射、TM光入射、それぞれに対する実効屈折率差が第4
誘電体層がない場合より小さくなり、TE光、TM光同
時入射のときの結合効率を高めることができ、かつ、第
4誘電体層があることで、光導波路を伝搬する光の強度
分布が、第4誘電体層がない場合に比べ、光導波路上側
に偏るため、誘電体領域への光の再結合による、光の損
失を防ぐために必要な第1誘電体層の厚さを第4誘電体
層がない場合に比べ薄くすることもできる。すなわち、
光カプラ作製の際に誘電体領域上に形成される溝の深さ
を浅くすることができる。
【0168】
【発明の効果】以上のようにこの発明(請求項1)に係
る光カプラーによれば、光導波路を構成する誘電体層の
層厚の薄い部分と層厚の厚い部分との境界部分に、該境
界両側の部分に跨るよう、該光導波路に導入される入射
光が蹴られずに通過し得る平面部分を有する光導入部を
配置したので、光導波路への外部光の結合を、結合効率
の波長変化に対する許容性の大きなプリズムカプラーの
原理に基づいて行うことができる効果がある。
【0169】しかも、該光導入部を、該誘電体層の屈折
率より高い屈折率を有する透光性材料を光導波路上で成
形して形成しているため、該光導入部については、プリ
ズムのように別途加工したり、光導波路上に配置したり
する作業が不要である。このため、光カプラーの作製プ
ロセスが簡単になり、その量産性を高めることができる
という効果がある。
【0170】この発明(請求項2)によれば、上記光カ
プラーにおいて、上記光導入部を構成する透光性材料と
して樹脂を用いたので、カプラー作製の際のコストを下
げることができる効果がある。
【0171】この発明(請求項3)において、光導入部
を、入射光の波長、そのビームウエスト部でのビーム
径、光導入部を構成する材料の屈折率、及び該入射光の
光導波路の光入射面への入射角に基づいてその寸法形状
を規定したので、光導入部を必要最小限の大きさにする
ことができる。換言すれば、上記光導入部を構成する誘
電体領域と第3誘電体層との境界から光導入部の入射面
下部までの距離、入射面として必要な高さを定め、上記
誘電体領域の形状を決めることにより、光カプラの厚さ
を入射ビーム径に応じて薄くすることができる。
【0172】この発明(請求項4)に係る光カプラーに
よれば、入射光を反射させるための反射面を有する溝が
形成された基板を備えるとともに、該基板上に誘電体層
を介して光導波路を、該光導波路を構成する誘電体層の
層厚の薄い部分と層厚の厚い部分との境界が該基板の溝
部分に位置するよう配置し、該溝内の誘電体領域を、該
光導波路に入射光を導入する光導入部としているため、
光導波路への外部光の結合を、結合効率の波長変化に対
する許容性の大きなプリズムカプラーの原理に基づいて
行うことができる効果がある。
【0173】しかも、該光導入部を、基板と光導波路と
の間に組み込んでいるため、該光導入部については、プ
リズムのように別途加工したり、光導波路上に配置した
りする作業が不要であり、このため、光カプラーの作製
プロセスが簡単になり、その量産性を高めることができ
る効果がある。
【0174】また、該光導入部が、基板と光導波路との
間に組み込まれているため、光導波路表面より上側に突
出する部分がなく、光導波路上に高屈折率材料を形成し
たカプラーよりさらに薄型化、小型化することができる
効果がある。
【0175】この発明(請求項5)によれば、請求項4
の光導波路を構成する第1〜第3の誘電体層に加えて、
該第3誘電体層上に第4誘電体層を形成しているため、
光カプラーに対する、TE光入射及びTM光入射のそれ
ぞれに対する実効屈折率差が第4誘電体層がない場合よ
り小さくなり、TE光、TM光同時入射のときの結合効
率を高めることができる効果がある。
【0176】加えて、第4誘電体層があることで、光導
波路を伝搬する光の強度分布が、第4誘電体層がない場
合に比べ、光導波路上側に偏るため、誘電体領域への光
の再結合による、光の損失を防ぐために必要な第1誘電
体層の厚さを、第4誘誘電体層がない場合に比べ薄くす
ることもできる。すなわち、光カプラー作製の際に誘電
体領域上に形成される溝の深さを浅くすることができ
る。
【0177】この発明(請求項6)に係る光カプラーの
製造方法によれば、請求項2に係る光カプラーを製造す
る際、前記第1ないし第3誘電体層からなる光導波路の
上に紫外線硬化型の樹脂を供給し、該光導波路上に供給
された樹脂を、前記光導入部の光入射面に対応する平面
部を有する凹部を形成した紫外線を透過可能な型枠部材
を用いて所定の形状に保持し、この状態で、紫外線の照
射により該樹脂を硬化させるようにしたので、プリズム
カプラーのプリズム固定の際の問題や量産性の問題等
の、プリズム作製上の問題を解決し、カプラー作製の際
のコストを下げることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による光カプラーの構成
を説明するための図であり、図1(a)は該光カプラー
の平面図、図1(b)は図1(a)のIb−Ib線部分
の断面図である。
【図2】本発明の基本原理を説明するための図であり、
図2(a)はプリズムカプラーに必要なプリズムの大き
さの設定方法を示す図、図2(b)はプリズムの大きさ
を算出するxy座標系を示す図である。
【図3】上記第1の実施例の光カプラーにおける光導入
部の形状の第1の変形例を示す断面図である。
【図4】上記第1の実施例の光カプラーにおける光導入
部の形状の第2の変形例を示す断面図である。
【図5】上記第1の実施例の光カプラーにおける再結合
効率特性を示す図である。
【図6】上記第1の実施例による光カプラーの作製方法
を説明するための図であり、図6(a)及び(b)は光
導波路の各形成工程での断面構造を示す図、図6(c)
は図6(b)に示す光導波路の平面図である。
【図7】上記第1の実施例による光カプラーの作製方法
において、誘電体領域を樹脂成形により形成する処理を
工程順に示しており、図7(a)はスタンパ上に樹脂を
供給した状態、図7(b)は該スタンパ上に光導波路を
押し当てた状態、図7(c)はスタンパ上から、樹脂成
形により形成した光導入部を外す状態を示している。
【図8】上記第1の実施例による光カプラーの作製に用
いるスタンパの構造を示す図であり、図8(a)は、該
スタンパの成形面を示す平面図、図8(b)は図8
(a)のXIIIb-XIIIb線断面の構造を示す図であり、
図8(c)は複数の樹脂成形部を有するスタンパを示す
斜視図である。
【図9】上記第1の実施例の光カプラーの寸法形状を算
出するための、光カプラーの断面形状にxy座標系を設
定した計算モデルを示す図である。
【図10】本発明の第2の実施例による光カプラーの構
成を説明するための図であり、図10(a)は該光カプ
ラーの断面構造を示す図、図10(b)は該光カプラー
により入射光が光導波路に導入される様子を示す図であ
る。
【図11】上記第2の実施例の光カプラーの製造方法に
おける樹脂成形工程を説明するための図であり、図11
(a),(c),(d)は各工程段階での光カプラーの
構造を示す断面図、図11(b)は図11(a)の工程
段階での光カプラーの平面図である。
【図12】上記第2の実施例の光カプラーの製造方法に
おける第1誘電体層を樹脂成形部分に埋め込む工程を説
明するための図であり、図12(a),(c),
(d),(f)は各工程段階での光カプラーの構造を示
す断面図、図12(b),(e)は図12(a),
(d)の工程段階での光カプラーの平面図である。
【図13】上記第2の実施例の光カプラーの寸法形状を
算出するための、光カプラーの断面形状にxy座標系を
設定した計算モデルを示す図である。
【図14】上記第2の実施例の光カプラーにおける放射
損失特性を示す図である。
【図15】本発明の第3の実施例による光カプラーの構
成を説明するための図であり、該光カプラーにより入射
光が光導波路に導入される様子を示している。
【図16】上記第3の実施例の光カプラーにおける放射
損失特性を示す図である。
【図17】従来のグレーティングカプラーを用いた光導
波路素子採用型光ピックアップの一構成例を示す図であ
る。
【図18】従来のプリズムカプラーの構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
1,11a,11b,21,30 光導入部 1a 光入射面 1b 樹脂層部分 2,40,60 第3誘電体層 3,39,59 第2誘電体層 4,38,58 第1誘電体層 5,31,51 基板 6,26,36 光導波路 8,18,34 スタンパ 9,19 樹脂成形溝 9a,9b 傾斜面 10 UV硬化性樹脂 31a Si基板 31b Al反射膜 32 光導入用溝 32a,52a 反射面 33,53 誘電体領域 35 選択エッチング用マスク 35a マスク開口部 37,57 誘電体層埋込み用溝 100a,100b,100c 光カプラー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉田 圭男 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (72)発明者 倉田 幸夫 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−95252(JP,A) 特開 平7−174934(JP,A) 特開 平8−171031(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 6/26 G02B 6/30

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と、該基板上に形成された第1誘電
    体層と、該第1誘電体層上に形成され、該第1誘電体層
    の屈折率より低い屈折率を有する第2誘電体層と、該第
    2誘電体層上の一部に形成され、該第2誘電体層の屈折
    率より低いかあるいは同じ屈折率を有する第3誘電体層
    とからなる光導波路と、 該光導波路上に、該各誘電体層の屈折率より高い屈折率
    を有する透光性材料により成形され、集束された入射光
    を該光導波路に導入する光導入部とを有する光カプラー
    であって、 該光導入部は、該第2誘電体層表面上から第3誘電体層
    の表面上にまたがるよう配置され、該光導波路に導入さ
    れる入射光が蹴られずに通過し得る平面部分を光入射面
    として有する光カプラー。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の光カプラーにおいて、 前記光導入部は、前記光導波路の第2誘電体層及び第3
    誘電体層の全面に形成された、前記各誘電体層の屈折率
    より高い屈折率を有する樹脂層の一部から構成されてい
    る光カプラー。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の光カプラーにおいて、 前記光導入部の光入射面と前記光導波路の光入射面とが
    なす角αが、該光導波路の光入射面に対する光の入射角
    θiと等しく、 該第2誘電体層表面の光導入部と接している部分と、該
    第2誘電体層表面の第3誘電体層と接している部分との
    境界は、該光導入部の光入射面下端と平行になってお
    り、 該光導波路の光入射面における該光入射面下端と該境界
    との距離B、該光導入部の光入射面上端の、該第2誘電
    体層表面からの高さH、前記入射光のビームウエストで
    のビーム径w0、及び前記樹脂層の光導入部以外の部分
    の厚さが、この厚さをl、該樹脂層の屈折率をnp、入
    射光の波長をλ、入射光のエネルギーの99%以上が含
    まれるビーム径ρw0を規定する係数をρとして、以下
    の関係式 B>x1/sinθi−l/tanθi+L/2 H>2y1sinθi+l L=ρw0/〔cosθi{1−(4ρ2λ2tan2θi/np
    2π20 2)}1/2〕 x1={−b1+(b1 2−a111/2}/a11=x1/tanθi−l/sinθi1=1/tan2θi−4λ2ρ2/np 2π20 21=−l/sinθicosθi1=l2/sin2θi−w0 2ρ2/4 ρ={−ln(0.18)}1/2 を満たす光カプラー。
  4. 【請求項4】 入射光を反射させるための反射面を有す
    る溝が形成された基板と、該基板上に該溝が埋め込まれ
    るよう形成された誘電体領域と、該誘電体領域の表面部
    分に、その端部が該溝内に位置するよう形成された第1
    誘電体層と、該誘電体領域及び第1誘電体層上に形成さ
    れた第2誘電体層と、該第2誘電体層上に積層された第
    3誘電体層とを備え、該第1ないし第3誘電体層により
    光導波路が構成され、該溝の反射面及び該溝内の誘電体
    領域が該光導波路に入射光を導入する光導入部となって
    いる光カプラーであって、 該第1誘電体層の屈折率n1、該誘電体領域の屈折率
    q、該第2誘電体層の屈折率n2、該第3誘電体層の屈
    折率n3は、 該屈折率nqが該屈折率n1、n2、及びn3より高く、か
    つn1≦n2、n2<n3の関係が満足されるものである光
    カプラー。
  5. 【請求項5】 入射光を反射させるための反射面を有す
    る溝を形成した基板と、基板上に該溝を埋め込むよう形
    成された誘電体領域と、該誘電体領域の表面部分に、そ
    の端部が該溝内に位置するよう形成された第1誘電体層
    と、該誘電体領域及び第1誘電体層上に形成された第2
    誘電体層と、該第2誘電体層上に積層された第3誘電体
    層と、該第3誘電体層上に積層された第4誘電体層とを
    備え、該第1ないし第3誘電体層により光導波路が構成
    され、該溝の反射面及び該溝内の誘電体領域が該光導波
    路に入射光を導入する光導入部となっている光カプラー
    であって、 該第1誘電体層の屈折率n1、誘電体領域の屈折率nq
    第2誘電体層の屈折率n2、第3誘電体層の屈折率n3
    及び第4誘電体層の屈折率n4は、該屈折率nqが該各屈
    折率n1、n2、n3、及びn4より高く、n1≦n2、n2
    <n3、n4<n3の関係が満足される光カプラー。
  6. 【請求項6】 請求項2記載の光カプラーを製造する方
    法であって、 前記第1ないし第3誘電体層からなる光導波路の上に紫
    外線硬化型の樹脂を供給する工程と、 該光導波路上に供給された樹脂を、前記光導入部の光入
    射面に対応する平面部を有する凹部を形成した紫外線を
    透過可能な型枠部材を用いて所定の形状に保持し、この
    状態で、紫外線の照射により該樹脂を硬化させる工程と
    を含む光カプラーの製造方法。
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