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JP3096328U - 寝具用蒲団 - Google Patents

寝具用蒲団

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Publication number
JP3096328U
JP3096328U JP2003001159U JP2003001159U JP3096328U JP 3096328 U JP3096328 U JP 3096328U JP 2003001159 U JP2003001159 U JP 2003001159U JP 2003001159 U JP2003001159 U JP 2003001159U JP 3096328 U JP3096328 U JP 3096328U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fiber
lining
batting
yarns
warp
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP2003001159U
Other languages
English (en)
Inventor
一郎 夏目
龍明 住谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyobo Co Ltd
Original Assignee
Toyobo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyobo Co Ltd filed Critical Toyobo Co Ltd
Priority to JP2003001159U priority Critical patent/JP3096328U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3096328U publication Critical patent/JP3096328U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Mattresses And Other Support Structures For Chairs And Beds (AREA)
  • Bedding Items (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸湿発熱性繊維を中綿に用いるに当た
り、その機能を発揮させ易い蒲団構造とすることによ
り、蒲団の中の暖かさを増し、かつ湿度を低下させ、こ
れによって蒲団内空気量、中綿の嵩高性および使用量の
減少を可能にし、もって蒲団を薄く軽くし、特に掛け蒲
団にあっては肩口における隙間の発生を防止して安眠を
得易くする。 【解決手段】 表地11と裏地12とからなる袋状の
包布に中綿13を充填してなる寝具用蒲団10におい
て、中綿13が合成繊維からなり、その10〜50重量
%が吸湿発熱性繊維であり、表地11の通気度が0〜1
0cc/cm2 /秒、裏地12の通気度が30〜150cc/
cm2 /秒であり、表地11および裏地12がキルティン
グ14で接結される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
この考案は、掛け蒲団および敷き蒲団等の寝具用蒲団に関するものである。ただ し、上記の掛け蒲団には、詰め綿量が比較的少ないケットと呼ばれるものが含ま れ、上記の敷き蒲団には、詰め綿量が比較的少ない敷きパッドと呼ばれるものが 含まれる。
【0002】
【従来の技術】
寝具用蒲団は、方形に裁断された表地と裏地の外周を縫合して袋状とし、その内 側に羽毛、羊毛、木綿または合繊からなる綿を充填して中綿とし、しかるのち口 を閉じて作られ、必要に応じてキルティングを施すことにより表地と裏地とを部 分的に接合し、上記中綿の偏りを防ぐようにしている。しかしながら、従来は蒲 団内に熱伝導率が低い空気を多量に含ませることによって蒲団の保温性を高めて いたので、中綿の充填量が多くなって蒲団が重くなり、特に掛け蒲団の場合は肩 口に隙間が生じて肩が冷える等の問題があった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
近年になり、羊毛よりも高い吸湿性を備え、かつ吸湿により発熱する性質の吸湿 発熱性繊維が開発されているが、この考案は、上記の吸湿発熱性繊維を中綿に用 いるに当たり、その機能を発揮させ易い蒲団構造とすることにより、蒲団の中の 暖かさを増し、かつ湿度を低下させ、これによって蒲団内空気量、中綿の嵩高性 および使用量の減少を可能にし、もって蒲団を薄く軽量化し、特に掛け蒲団にあ っては肩口における隙間の発生を防止して安眠を得易くするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この考案に係る寝具用蒲団は、表地と裏地とからなる袋状の包布に中綿を充填し てなる寝具用蒲団において、上記の中綿が合成繊維からなり、その10〜50重 量%が吸湿発熱性繊維であり、上記表地の通気度が0〜10cc/cm2 /秒、上記 裏地の通気度が30〜150cc/cm2 /秒であり、上記の表地および裏地がキル ティングで接結されていることを特徴とする。
【0005】 上記の寝具用蒲団は、その裏地が人体側を向くように敷き、または掛けて使用す ると、人体から発散される湿気が裏地を介して中綿に移行し、更に中綿から表地 を介して蒲団の外側に排出される。そして、上記の湿気が中綿を通過する際、中 綿に含まれる吸湿発熱性繊維に吸収されて凝縮熱に変換され、これが蒲団の保温 効果を向上させる。
【0006】 上記の吸湿発熱性繊維は、中綿の全量でなく、中綿の10〜50重量%であり、 残りの中綿は吸湿発熱性繊維以外の通常の合成繊維からなる中綿であるため、上 記の保温効果が適度にコントロールされ、かつ中綿のフエルト化が防止される。 ただし、吸湿発熱性繊維の含有量が中綿全量の10重量%未満の場合は吸湿発熱 性が不足して目的の保温効果が得られず、反対に50重量%を超えた場合は、吸 湿発熱性が過大になって暑苦しさを感じるようになり、かつ吸湿によって中綿が フエルト化し易くなる。
【0007】 また、裏地の通気度が30cc/cm2 /秒未満の場合は、人体側から中綿に移行す る湿気が不足して上記吸湿発熱性繊維が十分に機能しなくなり、反対に150cc /cm2 /秒を超えた場合は中綿の吹出しが発生する。また、表地の通気度が10 cc/cm2 /秒を超えた場合は、中綿で温められた空気が表地から逃げ易くなる。 そして、上記の表地および裏地がキルティングで接結されているため、中綿の偏 りが防止され、薄手のケットや敷きパッドとして用いた場合も、形態崩れが生じ ない。
【0008】 上記の吸湿発熱性繊維は、羊毛よりも高い吸湿性を備え、かつ吸湿により発熱す る性質を有する合成繊維であり、親水性に改質されたポリアクリレート系繊維( 東洋紡績株式会社製、商品名「モイスケア」)が例示され、繊度1〜6デニール のステープルにして使用される。他方の合成繊維中綿は、保温性に富み、フエル ト化しにくい点でポリエステル中空繊維で、その表面にシリコーン樹脂加工を施 した低摩擦中空繊維が好ましい。
【0009】 上記の吸湿発熱性繊維およびポリエステル低摩擦中空繊維は、それぞれカードで 開繊し、混合してウエブ状に加工され、表地と裏地とからなる袋状の包布に充填 される。その充填量は、掛け蒲団を目的とする場合は300〜700g/m2に、 また敷き蒲団を目的とする場合は500〜1500g/m2に、またケットの場合 は100〜300g/m2に、また敷きパッドの場合は100〜500g/m2にそ れぞれ設定することが好ましい。
【0010】 上記寝具用蒲団の人体側に用いる裏地は、人体から発生する水分を素早く中綿に 移行させるために前記の通気度を有することが重要である。具体的には、吸湿性 および透湿性に優れた繊維材料や糸条構造、編織構造、組織を選択することが必 要である。例えば、多層構造の編織組織とし、人体側の外面層に吸湿性の高い繊 維または透湿性の高い粗い組織構造を用い、中間層に透湿性が高く、吸湿性が低 い繊維を用いて透湿構造とし、中綿側の内面層に吸湿性の繊維を用い水分移行性 の高い構造とする。
【0011】 上記多層構造の編織組織からなる裏地として、地経糸および地緯糸に綿糸を用い 、経パイル糸にアクリル繊維と綿繊維との複合糸を用いたタオル地や経編地が例 示される。このタオル地や経編地からなる裏地は、そのパイル面を外側すなわち 人体側に向けて使用することにより、肌触りがソフトになる。特に上記のアクリ ル繊維として沸水収縮率27〜50%の高収縮性のものを用い、この高収縮性ア クリル繊維の熱収縮によりパイルを収縮させると共に経パイル糸の綿繊維を嵩高 に形成したものは、風合いが一層ソフトとなり、かつ通気性が向上し、また中綿 の吹出を防ぐことができ、裏地として好ましい。
【0012】 また、上記の透湿性が高い裏地は、合成繊維のみを用いても作ることができ、例 えば、ポリエステル繊維の紡績糸またはマルチフィラメント糸を縦横に用いた経 二重、緯二重または縦横二重等の二重組織に形成し、片側を比較的太い繊維糸で 粗い組織に、他側を比較的細い繊維糸で密な組織にそれぞれ形成した織物があげ られる。この二重織物は、上記の粗い組織を外側すなわち人体側に向けることに より、透湿性の裏地として好適に利用することができる。
【0013】 他方の表地は、中綿で暖められた空気が中綿から逃げ難くするため、前記のとお り通気度が0〜10cc/cm2 /秒の低い織物、例えば高密度の織物が好ましい。 また、織物に放湿性が良好な合成樹脂フィルムを張り合わせて用いることも可能 である。
【0014】
【考案の実施の形態】
図1は掛け蒲団10の断面図を示し、11は表地、12は裏地、13は中綿、1 4はキルティングの縫い糸である。上記の表地11は、経糸にポリエステルマル チフィラメント糸を、また緯糸にポリエステル短繊維および綿繊維の混紡糸をそ れぞれ用いた通気度0〜10cc/cm2 /秒の平織物である。また、上記の裏地1 2は(図2参照)、地経糸12aおよび地緯糸12bに綿糸を用い、パイル経糸 12cに高収縮性アクリル繊維および綿繊維の混紡糸を用いた通気度30〜15 0cc/cm2 /秒のタオル地である。なお、このタオル地12にはあらかじめ沸水 処理が施され、この沸水処理によりパイル経糸中の高収縮性アクリル繊維が収縮 して鎖線で示すようにパイル高さHを低くし、かつパイル経糸12cの芯部に偏 って綿繊維を外層に押し出し、かつ嵩高に形成している。
【0015】 一方、中綿13(図1参照)は、ポリエステル中空繊維にシリコーン樹脂加工を 施してなる低摩擦中空繊維と、吸湿性にすぐれたポリアクリレート系繊維からな る吸湿発熱性繊維との混合物であり、この吸湿発熱性繊維が全量の10〜50重 量%を占めるように混合されている。そして、この中綿13は、通常の掛け蒲団 を目的とする場合は、300〜700g/m2の目付け量で、またケットと呼ばれ る薄手の掛け蒲団を目的とする場合は100〜300g/m2の目付け量で、それ ぞれ前記の表地11と裏地12とからなる包布に充填される。ただし、表地11 と裏地12とは、あらかじめ裏地12のパイル面が外を向くように重ねて、外周 が一部を残して縫合され、包布に形成される。
【0016】
【実施例】
上記の図1、図2に示した実施形態において、ポリエステルマルチフィラメント 糸(70デニール)の経糸と、ポリエステル短繊維および綿繊維の65/35混 紡糸(45番手)の緯糸とからなる経糸密度120本/インチ、緯糸密度105 本/インチ、通気度2cc/cm2 /秒の平織物を表地11に用いた。また、綿糸( 20番手)の地経糸、地緯糸と、高収縮性アクリル繊維(沸水収縮率40%、繊 度2.2デニール)および綿繊維の50/50混紡糸(20番手双糸)とを用い て3本よこタオルを製織し、これに沸水処理を施して得られた通気度が80cc/ cm2 /秒のタオル地を裏地12に用いた。
【0017】 上記の表地11および裏地12を、裏地12のパイルが外を向くように重ね、外 周を縫合して包布を形成し、中綿13として、ポリエステル中空繊維にシリコー ン樹脂加工をして得られたポリエステル低摩擦中空繊維(繊度2.5デニール、 中空率30%)および吸湿発熱性繊維(ポリアクリレート系、東洋紡績株式会社 製、商品名「モイスケアファイン」、繊度2.2デニール)の60/40混合綿 を用い、上記の包布に250g/m2の目付け量で充填し、キルティングを行って 実施例のケット(軽量掛け蒲団)を得た。ただし、キルティングの区画サイズは 、縦40cm、横35cmに設定した。
【0018】 上記実施例のケットにおいて、その表地11に用いた平織物を表地および裏地の 両者に用い、中綿にウールを用い、その他は実施例と同様にして比較例のケット (軽量掛け蒲団)を得た。
【0019】 上記の実施例および比較例のケットを、室温10℃、湿度65%RHの室内で、 発汗マネキン(東洋紡績社製TCMIII )皮膚温:35℃)に掛け、胸上部の温 度および湿度の経時変化を比較した。ただし、皮膚温は35℃に設定し、発汗量 は、スタート時を145g/m2/Hr に設定し、10分後から70g/m2/Hr に変更した。結果を下記の表1に示す。
【0020】
【表1】
【0021】 上記の表1に示すとおり、温度は実施例の方が平均で約0.6℃高くなり、また 湿度は実施例の方が平均で約9%低くなり、比較例に比べてさらっとした暖かさ が得られた。
【0022】
【考案の効果】
上記のとおり、この考案の寝具用蒲団は、蒲団内部の暖かさを増し、かつ湿度を 低下させることができる。したがって、中綿の使用量を減少させ、蒲団を薄く軽 くすることができ、そのため安眠が得易くなり、特に掛け蒲団にあっては肩口に おける隙間の発生を防ぐことができる。特に請求項2に係る考案は、中綿のフエ ルト化を防ぐことができる。また、請求項3に係る考案は、中綿の吹出しを防ぐ ことができ、かつ製作が容易であり、また裏地がタオルであるため、ソフトな肌 触りが得られる。また、請求項4に係る考案は、中綿の吹出を防ぐことができ、 かつ裏地に合成繊維を用いることにより、一層製作が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態の断面図である。
【図2】裏地の拡大断面図ある。
【符号の説明】
10:寝具用蒲団(掛け蒲団) 11:表地 12:裏地 12a:地経糸、12b:地緯糸、12c:パイル経糸 13:中綿 14:キルティングの縫い糸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (73)実用新案権者 596003708 和田哲株式会社 大阪府大阪市中央区南本町3丁目2番3号 (72)考案者 夏目 一郎 大阪府大阪市中央区南本町3丁目2番3号 和田哲株式会社内 (72)考案者 住谷 龍明 大阪府大阪市北区堂島浜二丁目2番8号 東洋紡績株式会社内

Claims (4)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表地と裏地とからなる袋状の包布に中綿
    を充填してなる寝具用蒲団において、上記の中綿が合成
    繊維からなり、その10〜50重量%が吸湿発熱性繊維
    であり、上記表地の通気度が0〜10cc/cm2 /秒、上
    記裏地の通気度が30〜150cc/cm2 /秒であり、上
    記の表地および裏地がキルティングで接結されているこ
    とを特徴とする寝具用蒲団。
  2. 【請求項2】 中綿がシリコーン樹脂加工を施したポリ
    エステル中空繊維と吸湿発熱性繊維との混合物からな
    り、この吸湿発熱性繊維がポリアクリレート系繊維であ
    る請求項1記載の寝具用蒲団。
  3. 【請求項3】 表地が経糸および緯糸に任意の繊維糸条
    を用いた高密度織物からなり、裏地が地経糸および地緯
    糸に綿糸を用い、経パイル糸に高収縮性アクリル繊維と
    綿繊維との複合糸を用いたタオル地からなり、上記高収
    縮性アクリル繊維の熱収縮によりパイルが収縮すると共
    に経パイル糸の綿繊維が嵩高に形成されており、かつ上
    記のタオル地がそのパイル面を外側に向けて上記の表地
    と縫合されている請求項2記載の寝具用蒲団。
  4. 【請求項4】 表地が経糸および緯糸に任意の繊維糸条
    を用いた高密度織物からなり、裏地がポリエステル繊維
    糸を縦横に用いた経二重、緯二重または縦横二重等の二
    重組織に形成され、片側が比較的太い繊維糸で粗い組織
    に、他側が比較的細い繊維糸で密な組織にそれぞれ形成
    されており、この裏地が上記の粗い組織を外側に向けて
    上記の表地と縫合されている請求項2記載の寝具用蒲
    団。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2018181138A1 (ja) * 2017-03-31 2018-10-04 東洋紡株式会社 中綿

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