JP3068297U - 水洗トイレ用排水量調整装置 - Google Patents
水洗トイレ用排水量調整装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】既存の水洗トイレの排水装置に簡単に取付ける
ことができる排水量調整装置を提供すること。 【解決手段】既存の水洗トイレ用排水装置のオーバーフ
ローパイプ(10)に、ガイドレール(6)とこのガイドレー
ル(6)に摺動自在に装着されるバルブ押下体(1)を着脱自
在に設置した。バルブ押下体(1)内に注入する水の量を
調整することにより、バルブ押下体(1)とフロートバル
ブ(20)との間隔を調整して、排水時に浮上しているフロ
ートバルブ(20)を強制的に押し下げて通常の閉弁動作よ
りも早く閉弁するようにした。タンク内に配置された既
存の排水用部材を変更したり、取り替えたりすることな
く、洗浄水の排水量を適宜調整して節約することができ
る。
ことができる排水量調整装置を提供すること。 【解決手段】既存の水洗トイレ用排水装置のオーバーフ
ローパイプ(10)に、ガイドレール(6)とこのガイドレー
ル(6)に摺動自在に装着されるバルブ押下体(1)を着脱自
在に設置した。バルブ押下体(1)内に注入する水の量を
調整することにより、バルブ押下体(1)とフロートバル
ブ(20)との間隔を調整して、排水時に浮上しているフロ
ートバルブ(20)を強制的に押し下げて通常の閉弁動作よ
りも早く閉弁するようにした。タンク内に配置された既
存の排水用部材を変更したり、取り替えたりすることな
く、洗浄水の排水量を適宜調整して節約することができ
る。
Description
【0001】
本考案は、水洗トイレの洗浄水の排水量を節約するように調整可能な水洗トイ レ用排水量調整装置に関する。
【0002】
従来の水洗トイレ用排水装置は、図7に示すように、タンク(130)の底面部に 排水口(117)を設け、この排水口(117)の弁座(113)にフロートバルブ(120)を開閉 自在に着座させ、このフロートバルブ(120)はタンク(130)の上方に設けた操作レ バー(124)にリンク(125)とチェーン(123)を介して連結されている。なお、フロ ートバルブ(120)の下端にはバルブガイド杆(121)が一体に形成されており、この バルブガイド杆(121)は排水口(117)内に取り付けられたバルブガイド部(116)に 挿通されている。 また、タンク(130)内には、オーバーフローパイプ(110)が排水口(117)に連通 するように設置されており、このオーバーフローパイプ(110)の下方にはバルブ ガイドリング(111)がバルブガイドリング固定部(112)を介して固定されている。 バルブガイドリング(111)は、操作レバー(124)を回動させてフロートバルブ(120 )を開弁した際に、フロートバルブ(120)の上方への移動を規制して、バルブガイ ド杆(121)がバルブガイド部(116)から外れない位置に設置されている。 さらに、タンク(130)内には、洗浄水を供給するボールタップ水栓(133)が配設 されており、このボールタップ水栓(133)に連結杆(134)を介してフロート(135) が連結されている。フロート(135)を介してボールタップ水栓(133)を開閉させる ことにより、給水管(132)から給水される洗浄水の水位を一定に保持するように している。
【0003】 また、従来の他の水洗トイレ用排水装置は、図8に示すように、タンク(130) の底面部に排水口(117)を設け、この排水口(117)の弁座(113A)にフラッパーバル ブ(120A)を開閉自在に着座させ、このフラッパーバルブ(120A)はタンク(130)の 上方に設けた操作レバー(124)にリンク(125)とチェーン(123)を介して開閉する ように連結されている。なお、フラッパーバルブ(120A)は、オーバーフローパイ プ(110)と排水口(117)との結合部に、アーム部(120B)を介して枢止手段(120C)に より枢着されている。
【0004】 以上のよう構成された従来の水洗トイレ用排水装置において、タンク(130)内 の洗浄水を排水する場合には、操作レバー(124)を回動させてリンク(125)及びチ ェーン(123)を介してフロートバルブ(120)またはフラッパーバルブ(120A)を開閉 させてタンク(130)内の洗浄水を排水口(117)からトイレボウル(図示しない)に流 出させ、フロートバルブ(120)またはフラッパーバルブ(120A)が排水口(117)の弁 座(113、113A)に着座して排水動作を停止するまで、タンク(130)内の洗浄水は流 出し続けることとなる。 そして、図7および図8に示したような従来の水洗トイレ用排水装置において 、その排水量を調整する場合は、チェーン(123)の途中に取付位置変更可能に浮 子を取付け、タンク(130)内の洗浄水を排水する際の浮子の浮力に応じてフロー トバルブ(120)またはフラッパーバルブ(120A)の弁座(113、113A)への着座時間を 制御して排水量を調整するようにしたり、或は、中空のフロートバルブ(120)ま たはフラッパーバルブ(120A)に注水量を調整可能な注水口を設けて、タンク(130 )内の洗浄水をトイレボウルへ排水する際に、フロートバルブ(120)またはフラッ パーバルブ(120A)に注入される水量に応じてフロートバルブ(120)またはフラッ パーバルブ(120A)の弁座(113、113A)への着座時間を制御して洗浄水の排水量を調 整するようにしていた。
【0005】
しかしながら、従来の水洗トイレ用の排水量調整装置では、既存の排水装置の 構成部品の一部を専用の排水量調整装置と交換する必要があり、既存のタンク内 に簡単に設置できるものではなかった。 また、既存のタンク内に設置できる排水量調整装置でも、その作動が不完全で あったり、バルブを確実に開閉動作させることができない虞があった。 さらに、従来の水洗トイレの排水量調整装置は、排水量を調整する機構を備え ているだけであり、ボールタップ水栓を開閉動作させるために別の機構を必要と していた。
【0006】 本考案は、以上のような事情に鑑みてなされたものであり、既存の水洗トイレ の排水装置に簡単に取付けることができる排水量調整装置を提供することを目的 とする。
【0007】 また、本考案は、洗浄水の排水圧力を低下させることなく排水量を簡単に変更 することができる排水量調整装置を提供することを目的とする。
【0008】 さらに、本考案は、ボールタップ水栓を開閉させるフロートとして代用するこ とができる排水量調整装置を提供することを目的とする。
【0009】
上記目的を達成するために、請求項1の考案は、タンク内に配置されたオーバ ーフローパイプにフロートバルブの上動を規制するバルブガイドリングを設置し た形式の水洗トイレ用排水装置において、バルブガイドリングの上方に位置する オーバーフローパイプに、排水の際にフロートバルブを下方に押し下げるバルブ 押下体を上下動可能に設置したことを特徴とする。 このように構成することにより、バルブガイドリングを設置したフロートバル ブ形式の水洗トイレ用タンク内に配置された既存の排水用部材を変更したり、取 り替えたりすることなく、既存のオーバーフローパイプにフロートバルブを押し 下げるバルブ押下体を単に設置するだけで、排水量を適宜調整可能な排水量調整 装置を提供することができる。
【0010】 ここで、請求項3の考案のように、バルブ押下体には、その下方部にバルブガ イドリングに挿通可能な小径部を形成してもよい。 このように構成することにより、オーバーフローパイプに取付けられたバルブ ガイドリングに邪魔されることなく、確実にフロートバルブを押し下げて閉弁さ せることができる
【0011】 また、上記目的を達成するために、請求項2の考案は、タンク内に配置された オーバーフローパイプの基端部にフラッパーバルブを枢着した形式の水洗トイレ 用排水装置において、オーバーフローパイプに、排水の際にフラッパーバルブを 下方に押し下げるバルブ押下体を上下動可能に設置したことを特徴とする。 このように構成することにより、フラッパーバルブ形式の水洗トイレ用タンク 内に配置された既存の排水用部材を変更したり、取り替えたりすることなく、既 存のオーバーフローパイプにフラッパーバルブを押し下げるバルブ押下体を単に 設置するだけで、排水量を適宜調整可能な排水量調整装置を提供することができ る。
【0012】 さらに、上記目的を達成するために、請求項4の考案のように、バルブ押下体 を、透明或は半透明な蓋付容器で構成すると共に容器の外表面に目盛を表示して もよい。 このように構成することにより、排水量を調整する場合、容器の目盛に合わせ て容器内に水を注入して、バルブ押下体の上下方向の位置を簡単に調整して、排 水圧力を変えることなく所望の排水量に調整することができる。
【0013】 さらにまた、上記目的を達成するために、請求項5の考案のように、バルブ押 下体を、オーバーフローパイプに着脱自在に設置したガイドレールに上下動可能 に装着してもよい。 このように構成することにより、既存のオーバーフローパイプにフロートバル ブまたはフラッパーバルブを押し下げるバルブ押下体を簡単に設置することがで きると共に、バルブ押下体を確実に作動させることができる。
【0014】 ここで、請求項6の考案のように、バルブ押下体を、オーバーフローパイプに 着脱自在に設置したガイドレールに水平方向伸縮手段を介して上下動可能に装着 してもよい。 このように構成することにより、オーバーフローパイプに対してフロートバル ブまたはフラッパーバルブの配置位置がずれている場合でも、フロートバルブま たはフラッパーバルブに接触するバルブ押下体の位置を簡単に調整して、フロー トバルブまたはフラッパーバルブを確実に閉弁させることができる。
【0015】 さらにまた、上記目的を達成するために、請求項7の考案のように、バルブ押 下体を、オーバーフローパイプに着脱自在に設置したガイドレールに上下動可能 に装着すると共に、バルブ押下体がガイドレールの上方に位置する場合に、その 上端がボールタップ水栓に連結された連結杆に接触するように配置してもよい。 このように構成することにより、既存の水洗トイレのタンク内に設置されてい るボールタップ水栓を作動させるフロートを取り外して、ボールタップ水栓に連 結された連結杆の先端をバルブ押下体の移動経路に位置させて、フロートを兼用 するバルブ押下体の上動位置においてボールタップ水栓を確実に閉鎖することが できる。
【0016】
本考案の実施の形態を図1〜図4に基づいて説明する。 この実施の形態に係る排水量調整装置は、図1に示すように、オーバーフロー パイプ(10)に着脱自在に取付けられるガイドレール(6)と、このガイドレール(6) に摺動自在に装着されるバルブ押下体(1)とから概略構成されている。
【0017】 まず、バルブ押下体(1)について説明する。この実施の形態に係るバルブ押下 体(1)は、バルブ押下体本体(2)とバルブ押下部(3)が、透明または半透明の合成 樹脂材料から容器状に一体的に形成されている。バルブ押下体本体(2)はほぼ円 筒状に形成されており、その上面に水の注排水口が形成され、この注排水口には 蓋部材(4)が開閉可能に装着されている。また、バルブ押下体本体(2)には、その 外側面にバルブ押下体(1)内に注入された水の量を目視できるように目盛(L1、L2、 L3)が表示されている。この目盛は、例えば、L1は1リットル、L2は2リットル 、L3は3リットルの洗浄水の排水量を節約できるように設定されている。 また、バルブ押下体本体(2)の目盛(L1、L2、L3)が表示されていない外表面には 、後述するガイドレール(6)に嵌合する孔が形成された一対の摺動部(5)(5)が一 体的に突設されている。
【0018】 バルブ押下部(3)は、容器としてのバルブ押下体(1)を構成するように、バルブ 押下体本体(2)の下端部から一体的に延設して形成されており、その下端部は下 方に向けて漸次縮径されるような載頭円錐形に形成されている。このバルブ押下 部(3)は、作動時(タンクから洗浄水を排水する際に、フロートバルブ(20)を押 し下げて閉弁させるように動作する)にバルブガイドリング(11)に嵌まり込んで 、フロートバルブ(20)の上面に接触してフロートバルブ(20)を下方に押し下げる 位置まで降下できるようにされている。
【0019】 また、ガイドレール(6)は、バルブ押下体(1)に形成された一対の摺動部(5)(5) を摺動自在にガイドできるような一定長の合成樹脂製棒状体から形成されている 。ガイドレール(6)の上端には、オーバーフローパイプ(10)の上端開口部に係止 するクリップ状の係止部(8)がガイドレール(6)と一体に或は別体に設けられてお り、また、ガイドレール(6)の下端には、オーバーフローパイプ(10)に嵌合して 固定されるガイドレール固定部(7)がガイドレール(6)と一体に或は別体に設けら れている。このガイドレール固定部(7)は、オーバーフローパイプ(10)の外径よ りも大径に形成されている。
【0020】 次に、本考案の実施の形態に係る排水量調整装置を設置する従来の水洗トイレ 用の排水装置について図1及び図2に基づいて簡単に説明する。 水洗トイレに設置されるタンク(30)の底面部には、排水口(17)とこの排水口(1 7)を開閉自在に制御するフロートバルブ(20)が弁座(13)に着座するように設けら れており、このフロートバルブ(20)はタンク(30)の上方に設けた操作レバー(24) にリンク(25)とチェーン(23)を介して連結されている。また、フロートバルブ(2 0)の下端にはバルブガイド杆(21)が一体に突設するように形成されており、この バルブガイド杆(21)は排水口(17)内に形成されたバルブガイド部(16)に挿通案内 されている。
【0021】 また、タンク(30)内には、排水口(17)に連通するようにオーバーフローパイプ (10)が設置されており、このオーバーフローパイプ(10)の下方にはバルブガイド リング(11)がバルブガイドリング固定部(12)を介して固定されている。このバル ブガイドリング(11)に、フロートバルブ(20)に連結したチェーン(23)を通すよう にしているので、操作レバー(24)を所定の方向に回動させてフロートバルブ(20) を開弁した際に、フロートバルブ(20)の上端がバルブガイドリング(11)に突き当 たって、フロートバルブ(20)の上方への移動を規制して、フロートバルブ(20)の バルブガイド杆(21)がバルブガイド部(16)から外れないようにされている。
【0022】 さらに、タンク(30)の側壁面の上部には、タンク(30)に洗浄水を給水するため の給水管(32)を介してボールタップ水栓(33)が設置されており、このボールタッ プ水栓(33)に連結杆(34)を介してフロート(35)が連結されている。タンク(30)内 の水位(WL)が変化すると、フロート(35)を介してボールタップ水栓(33)が開閉さ れ、タンク内の水位(WL)を常に一定に保持するようにしている。なお、(14)は フランジ部、(15)は連結ネジ部、(22)は弁座(13)に対するフロートバルブ(20)の 接触位置を規制する突起部、(36)はシール部材、(37)はナットである。
【0023】 以上のように構成された本実施の形態に係る排水量調整装置を、バルブガイド リングを設置したフロートバルブ形式の水洗トイレ用タンク内に設置する場合に ついて説明する。 まず、ガイドレール(6)に一対の摺動部(5)(5)を嵌合させた状態のバルブ押下 体(1)を準備して、ガイドレール(6)の下端に設けたガイドレール固定部(7)をオ ーバーフローパイプ(10)に嵌合し、次に、バルブガイドリング(11)に正対するよ うにバルブ押下部(3)を位置合わせした状態で、ガイドレール(6)の上端に設けた 係止部(8)をオーバーフローパイプ(10)の上端開口部に引っ掛けるように挟み込 んで係止させる。この場合、係止部(8)はクリップ状に形成されており、挟持機 能を有しているため、ガイドレール(6)をオーバーフローパイプ(10)の上端に簡 単に位置決めして取付けることができる。 なお、ガイドレール(6)をオーバーフローパイプ(10)に取付ける場合、バルブ ガイドリング(11)に正対するようにバルブ押下部(3)を位置合わせした状態で締 付ネジなどの固定手段によりガイドレール固定部(7)をオーバーフローパイプ(10 )に締付固定してもよい。 最後に、蓋部材(4)を開いて所定の目盛(L1、L2、L3)まで水を注入して、排水量 調整装置の設置作業を終了する。この状態が図2に示されている。
【0024】 次に、本考案の実施の形態に係る排水量調整装置の作用について説明する。 (i) 図2に示すように、タンク(30)内に排水量調整装置を設置した初期状態 では、所定量の洗浄水がタンク(30)内に給水され、フロート(35)を介 してボールタップ水栓(33)が閉鎖されて所定の高い水位(WL1)に維持 されている。この状態では、バルブ押下体(1)は、バルブ押下体(1 )に注入した水のレベル(L1、L2、L3)に応じてガイドレール(6)の 上端近くに位置にしている。また、フロートバルブ(20)は排水口(17) の弁座(13)に着座されており、タンク(30)内の洗浄水は排水されるこ とはない。 (ii) 次に、図3に示すように、操作レバー(24)を回動して、チェーン(23)を介 してフロートバルブ(20)を牽引すると、フロートバルブ(20)が弁座(1 3)から離脱して、タンク(30)内の洗浄水が排水口(17)を通って、図示 しないトイレボウルに排出される。ここで、上方に牽引されたフロー トバルブ(20)はバルブガイドリング(11)に当接した状態で洗浄水の浮 力により開弁位置に保持される。 (iii) その後、図4に示すように、排水作用に伴って洗浄水の水位が低下する と、バルブ押下体(1)もガイドレール(6)に沿って降下して、洗浄水 の水位が所定の水位(WL2)に達すると、バルブ押下部(3)がバルブガ イドリング(11)に嵌り込む。この時にバルブ押下部(3)の下面でフロ ートバルブ(20)の上面を押し込むので、フロートバルブ(20)は強制的 に弁座(13)に着座させられ、排水口(17)は閉鎖されて排水作用は終了 する。従来の排水装置(図7参照)では洗浄水の水位がさらに低下す るまで閉弁することはないが、本実施の形態に係る排水量調整装置の 場合には、バルブ押下体(1)によりフロートバルブ(20)を強制的に押 し下げるので、洗浄水が過剰に排出されることはない。 (iv) 排水口(17)がフロートバルブ(20)により閉鎖されると、排水口(17)から洗 浄水が排水されなくなるため、フロート(35)を介してボールタップ水 栓(33)が開弁されて、給水管(32)から新たな洗浄水がタンク(30)内に 給水され、図2に示すような初期状態に戻る。 (v) また、排水量を変更する場合は、蓋部材(4)を開いてバルブ押下体(1)内 の水量を所定レベル(L1、L2、L3のいずれか)まで注排水するだけで よい。また、バルブ押下体(1)内の水量のレベルを変更しても、浮上 しているバルブ押下体(1)の水面に対する位置が変わるだけであり、 フロート(35)を介して給水される洗浄水の量、即ち、タンク(30)に貯 蔵される洗浄水の水位は変化しないので、排水時に作用する水圧は変 化することはない。
【0025】 本考案の実施の形態の変形例を図5に基づいて説明する。この変形例に係るバ ルブ押下体(1A)では、フロートバルブに接触して閉弁方向に押し下げるバルブ押 下部(3A)は、バルブ押下体本体(2A)よりも小径に形成されてバルブガイドリング 内に挿通されるようになっている。 また、オーバーフローパイプ(10)にガイドレール(6A)を取付ける場合、オーバ ーフローパイプ(10)に挿通されるガイドレール固定部(7A)を上下方向2箇所に設 置して、オーバーフローパイプ(10)の任意の高さ位置にガイドレール(6A)を取付 けるようにしている。 さらに、ガイドレール(7A)にバルブ押下体(1A)を上下動自在に連結する摺動部 (5A)を、両側に逆ネジを形成したターンバックル機構(5B)を介して水平方向に伸 縮自在に構成している。このように構成すると、既製の水洗トイレ用のタンク内 に配置されたオーバーフローパイプ(10)とフロートバルブまたはフラッパーバル ブとの間隔にバラツキがある場合でも、バルブ押下体(1A)のバルブ押下部(3A)を フロートバルブ或はフラッパーバルブに確実に接触する位置に配置されるように 調整して、バルブ押下体(1A)を適確に作動させることが可能となる。 なお、図5において、バルブ押下体本体(2A)には、注排水用の蓋部材(4A)が形 成されており、また、内部に注入する水量を目視可能な目盛(L1、L2、L3)が表示さ れている。
【0026】 次に、本考案の他の実施の形態を図6に基づいて説明する。 この実施の形態では、フラッパーバルブ形式の排水装置にバルブ押下体を設置 した場合について説明するが、同一の構成部材は同一の符号で示されている。 排水量を調整するバルブ押下体(1)は、図1〜図4に示した実施の形態と同様 であり、タンク内に配置された既存のオーバーフローパイプ(10)にガイドレール 固定部(7)を装着すると共に、オーバーフローパイプ(10)の上端に、ガイドレー ル(6)の上端に固着したクリップ状の係止部(8)を引っ掛けるように挟み込んで係 止させて、ガイドレール(6)をオーバーフローパイプ(10)に取付ける。 この場合、バルブ押下体(1)の移動範囲は、オーバーフローパイプ(10)の高さ に規定されるので、バルブ押下部(3)とフラッパーバルブ(20A)との間隔が大きす ぎる場合には、図5に示すようなガイドレール(6A)を使用してもよい。
【0027】 そして、水洗トイレを洗浄する際には、図示しない操作レバーを回動させてチ ェーン(23)を介してフラッパーバルブ(20A)を開弁させることにより、タンク内 に貯蔵された洗浄水がトイレットボウルに向けて排水される。この場合、バルブ 押下体(1)内に注入された水量に応じてバルブ押下体(1)の上下方向の位置が決め られるので、バルブ押下体(1)に注入する水量を適宜調整することにより、フラ ッパーバルブ(20A)の閉弁時間を制御して、所望の排水量に調整することができ る。 また、図6に示した実施の形態では、既存のタンク内に配備されているボール タップ水栓(33)(図2参照)に連結された連結杆(34)に取り付けられているフロー ト(35) (図2参照)を取り外して、連結杆(34)の先端がバルブ押下体(1)の移動経 路に位置するようにバルブ押下体(1)をオーバーフローパイプ(10)に設置してい る。このように構成することにより、水洗トイレを洗浄する毎に、タンク内の洗 浄水が排水されるが、フラッパーバルブ(20A)が閉弁された後、タンク内に所定 の洗浄水が貯蔵されていくにつれて、バルブ押下体(1)の上面が連結杆(34)の下 端に接触して連結杆(34)を上方に押動して、タンク内に所定量の洗浄水が貯蔵さ れたところでボールタップ水栓(33)を閉弁させることができる。 なお、図6に係る他の実施の形態をフラッパーバルブ形式の排水装置にバルブ 押下体を設置した場合について説明したが、バルブガイドリングを設置したフロ ートバルブ形式の水洗トイレ用タンク内に設置する場合にも適用することができ る。
【0028】
以上のように構成することにより、本考案の水洗トイレ用排水量調整装置は、 以下のような効果を奏する。 請求項1の考案によれば、バルブガイドリングを設置したフロートバルブ形式 の排水装置において、水洗トイレ用タンク内に配置された排水装置用の既存の構 成部材を変更したり、或は取り替えたりすることなく、既存のオーバーフローパ イプにフロートバルブを押し下げるバルブ押下体を単に設置するだけで、既存の 排水装置に比べて排水圧力を変えることなく排水量を適宜調整して洗浄水量を節 約することができる。
【0029】 また、請求項2の考案によれば、フラッパーバルブ形式の排水装置において、 水洗トイレ用タンク内に配置された排水装置用の既存の構成部材を変更したり、 取り替えたりすることなく、既存のオーバーフローパイプにフラッパーバルブを 押し下げるバルブ押下体を単に設置するだけで、既存の排水装置に比べて排水圧 力を変えることなく排水量を適宜調整して洗浄水量を節約することができる。
【0030】 さらに、請求項3の考案によれば、オーバーフローパイプに取付けられたバル ブガイドリングに邪魔されることなく、フロートバルブを確実に押し下げて閉弁 動作させることができる排水量調整装置を提供することができる。
【0031】 さらにまた、請求項4の考案によれば、排水量を調整する場合、容器の目盛に 合わせて容器内に水を注入して、タンク内の洗浄水面に対するバルブ押下体の上 下方向の位置を調整して、排水圧力を変えることなく所望の排水量に簡単に調整 することができる。
【0032】 さらにまた、請求項5の考案によれば、既存のオーバーフローパイプにガイド レールを取付けるだけで、フロートバルブまたはフラッパーバルブを押し下げる バルブ押下体を簡単に設置することができる。
【0033】 さらにまた、請求項6の考案によれば、水洗トイレ用タンクに配置された既存 の排水装置が、オーバーフローパイプに対するフロートバルブまたはフラッパー バルブの配置位置がずれているような場合でも、フロートバルブまたはフラッパ ーバルブに接触するバルブ押下体の配置位置を、バルブを確実に閉弁させること ができるように調整することができる。
【0034】 さらにまた、請求項7の考案によれば、本考案に係る排水量調整装置を既存の 水洗トイレのタンク内に配置する場合、タンク内に設置されているボールタップ 水栓を作動させるフロートを取り外して、ボールタップ水栓に連結された連結杆 の先端をバルブ押下体の移動経路に位置させるように配置して、バルブ押下体を フロート兼用部材として、バルブ押下体の上動位置においてボールタップ水栓を 確実に閉鎖することができる。
【図1】本考案の実施の形態に係る排水量調整装置の斜
視図である。
視図である。
【図2】本考案の実施の形態に係る排水量調整装置を設
置した水洗トイレ用タンクを示す一部断面図である。
置した水洗トイレ用タンクを示す一部断面図である。
【図3】本考案の実施の形態に係る排水量調整装置の作
動初期の状態を示す一部断面図である。
動初期の状態を示す一部断面図である。
【図4】本考案の実施の形態に係る排水量調整装置の作
動終了後の排水が完了した状態を示す一部断面図であ
る。
動終了後の排水が完了した状態を示す一部断面図であ
る。
【図5】本考案の他の実施の形態に係る排水量調整装置
の側面図である。
の側面図である。
【図6】本考案のさらに他の実施の形態に係る排水量調
整装置の側面図である。
整装置の側面図である。
【図7】従来の水洗トイレ用排水装置を示す一部断面図
である。
である。
【図8】従来の他の水洗トイレ用排水装置を示す一部断
面図である。
面図である。
1 バルブ押下体 6 ガイドレール 8 係止部 10 オーバーフローパイプ 11 バルブガイドリング 13 弁座 17 排水口 20 フロートバルブ 23 チェーン 24 操作レバー 30 タンク 33 ボールタップ水栓 35 フロート WL 水位
Claims (7)
- 【請求項1】 タンク内に配置されたオーバーフローパ
イプにフロートバルブの上動を規制するバルブガイドリ
ングを設置した形式の水洗トイレ用排水装置において、
前記バルブガイドリングの上方に位置する前記オーバー
フローパイプに、排水の際に前記フロートバルブを下方
に押し下げるバルブ押下体を上下動可能に設置したこと
を特徴とする水洗トイレ用排水量調整装置。 - 【請求項2】 タンク内に配置されたオーバーフローパ
イプの基端部にフラッパーバルブを枢着した形式の水洗
トイレ用排水装置において、前記オーバーフローパイプ
に、排水の際に前記フラッパーバルブを下方に押し下げ
るバルブ押下体を上下動可能に設置したことを特徴とす
る水洗トイレ用排水量調整装置。 - 【請求項3】 前記バルブ押下体の下方部に、前記バル
ブガイドリングに挿通可能な小径部を形成したことを特
徴とする請求項1に記載の水洗トイレ用排水量調整装
置。 - 【請求項4】 前記バルブ押下体を、透明或は半透明な
蓋付容器で構成すると共に、該容器の外表面に目盛を表
示したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載
の水洗トイレ用排水量調整装置。 - 【請求項5】 前記バルブ押下体は、前記オーバーフロ
ーパイプに着脱自在に設置したガイドレールに上下動可
能に装着されていることを特徴とする請求項1〜4のい
ずれかに記載の水洗トイレ用排水量調整装置。 - 【請求項6】 前記バルブ押下体は、前記オーバーフロ
ーパイプに着脱自在に設置したガイドレールに水平方向
伸縮手段を介して上下動可能に装着されていることを特
徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の水洗トイレ用
排水量調整装置。 - 【請求項7】 前記バルブ押下体は、前記オーバーフロ
ーパイプに着脱自在に設置したガイドレールに上下動可
能に装着されると共に、前記ガイドレールの上方に位置
する場合に、その上端がボールタップ水栓に連結された
連結杆に接触するように配置されていることを特徴とす
る請求項1〜6のいずれかに記載の水洗トイレ用排水量
調整装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1999007914U JP3068297U (ja) | 1999-10-19 | 1999-10-19 | 水洗トイレ用排水量調整装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1999007914U JP3068297U (ja) | 1999-10-19 | 1999-10-19 | 水洗トイレ用排水量調整装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP3068297U true JP3068297U (ja) | 2000-04-28 |
Family
ID=43201796
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1999007914U Expired - Lifetime JP3068297U (ja) | 1999-10-19 | 1999-10-19 | 水洗トイレ用排水量調整装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3068297U (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR102035339B1 (ko) * | 2019-07-08 | 2019-10-22 | 손정우 | 잔수배출장치 |
| CN111424770A (zh) * | 2020-05-11 | 2020-07-17 | 广东恒洁卫浴有限公司 | 限流静音排水阀 |
| WO2021006481A1 (ko) * | 2019-07-08 | 2021-01-14 | 손정우 | 잔수배출장치 |
-
1999
- 1999-10-19 JP JP1999007914U patent/JP3068297U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR102035339B1 (ko) * | 2019-07-08 | 2019-10-22 | 손정우 | 잔수배출장치 |
| WO2021006481A1 (ko) * | 2019-07-08 | 2021-01-14 | 손정우 | 잔수배출장치 |
| CN111424770A (zh) * | 2020-05-11 | 2020-07-17 | 广东恒洁卫浴有限公司 | 限流静音排水阀 |
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