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JP3044598U - くつ下 - Google Patents

くつ下

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Publication number
JP3044598U
JP3044598U JP1997005319U JP531997U JP3044598U JP 3044598 U JP3044598 U JP 3044598U JP 1997005319 U JP1997005319 U JP 1997005319U JP 531997 U JP531997 U JP 531997U JP 3044598 U JP3044598 U JP 3044598U
Authority
JP
Japan
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socks
thumb
thickness
sock
knitting
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1997005319U
Other languages
English (en)
Inventor
勤 原田
進 武田
Original Assignee
武田レッグウェアー株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 武田レッグウェアー株式会社 filed Critical 武田レッグウェアー株式会社
Priority to JP1997005319U priority Critical patent/JP3044598U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3044598U publication Critical patent/JP3044598U/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 人の足の形状に可及的に近似し、くつ下を履
いた際に、親指等の足指に対する圧迫感や刺激感等を可
及的に減少でき、履き心地が良好なくつ下を提供する。 【解決手段】 丸編によって製編されたくつ下10に残
存する開口部をかがり縫いして得たくつ下10が、その
爪先部12における最先端位置Gが親指側16に偏って
位置する非対称形であって、該爪先部12の厚みを増加
する厚み増加用編立部分20a、20bが、爪先部12
の親指側16に偏って編み込まれ、且つ前記かがり縫い
された形成されたかがり逢目14が、くつ下10を履い
たとき、足指の付け根近傍に位置することを特徴とす
る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案はくつ下に関し、更に詳細には丸編によって製編されたくつ下に残存す る開口部をかがり縫いして得たくつ下に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般的に、図7に示すくつ下10は、入口部から爪先部12の方向に丸編した 後、くつ下10の甲部に形成された最終端となる開口部の端部をかがり逢いする ことによって得ることができる。図7において、かがり縫して形成したかがり縫 目を、かがり縫目14として示す。 図7示すくつ下10は、複数本の針が周囲に配設された針釜が回転して筒状部 を編む丸編機によって製造されるが、従来のくつ下の爪先部は図8に示す手順に よって製編される。 先ず、針釜を一定方向に回転させて所定長さの筒状部を編み立てた後、針釜を 回動させてくつ下100の爪先部102を編み立てる。この爪先部102を編み 立てる際には、くつ下の足裏側100aを示す図8(c)のAB位置まで編み立 てた後、針釜を正逆方向に回動させつつ編み立てに関与する針数を順次減少させ てCD位置まで編み立てる。
【0003】 引き続き、図8に示すCD位置まで編み立て後、くつ下の甲部側100bを示 す図8(a)のAB位置まで、針釜を正逆方向に回動させつつ編み立てに関与す る針数を順次増加させて編み立てることにより、爪先部102を形成できる。 更に、図8(a)に示すAB位置まで編み立てた後、針釜の編み立てに関与す る針数を所定本数に保持しつつ製編し、甲部側100bに開口部が残ったくつ下 を得る。その後、得られたくつ下の開口部をかがり縫いして閉塞し、かがり縫目 14を形成してくつ下100が完成する。 ここで、爪先部12の足裏側100aと甲部側100bとの端縁には、各側を 形成するループの一部が互いに絡み合わされて成る連結線AC、BDが形成され ている。この連結線AC、BDは、針釜が正方向又は逆方向に回動した際の回動 端でもある。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
図8に示すくつ下100は、丸編機の針釜を正逆方向に回動させつつ編み立て に関与する針数を順次増減させて爪先部102を編み立てる際に、針数の増減は 同数である。従って、得られたくつ下100の爪先部102は、図8(a)(c )に示す様に、左右対称に形成され、且つ爪先部102の先端側から見た図であ る図8(b)に示す様に、親指が挿入される親指側と小指が挿入される小指側と が略同一厚さに形成される。このため、図8に示すくつ下100は、左右どちら の足にも履くことができる。 しかし、一般的に、人の足は親指が他の指よりも太く且つ足の最先端の位置は 親指側に位置する非対称形である。このため、図8に示す左右対称形で且つ親指 側と小指側とが略同一厚さのくつ下100を非対称形の人の足に履くと、親指側 に圧迫感がある。特に、親指に力が加えられるスポーツ等においては、競技中に 親指に痛みを感ずることもある。 また、図8のくつ下100のかがり縫目14は、通常、くつ下を履いたとき、 足指の先端と付け根の中間近傍に位置する。このため、親指側が圧迫されるくつ 下によれば、かがり縫目14が足指に刺激感も与え、良好な履き心地が得られな かった。 そこで、本考案の課題は、人の足の形状に可及的に近似し、くつ下を履いた際 に、親指等の足指に対する圧迫感や刺激感等を可及的に減少でき、履き心地が良 好なくつ下を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本考案者等は前記課題を解決すべく検討を重ねた結果、くつ下を履いたとき、 親指が挿入される爪先部の親指側に、厚みを増加する厚み増加用編立部分を偏っ て編み込むと共に、かがり縫目を足指の付け根近傍とすることにより、親指等の 足指に対する圧迫感や刺激感等を緩和できることを知り、本考案に到達した。 すなわち、本考案は、丸編によって製編されたくつ下に残存する開口部をかが り縫いして得たくつ下が、その爪先部における最先端位置が親指側に偏って位置 する非対称形であって、該爪先部の厚みを増加する厚み増加用編立部分が、前記 爪先部の親指側に偏って編み込まれ、且つ前記かがり縫いされて形成されたかが り逢目が、くつ下を履いたとき、足指の付け根近傍に位置することを特徴とする くつ下にある。 かかる本考案において、くつ下の爪先部に編み込まれた厚み増加用編立部分に よって、爪先部の先端部及び親指側の側面部を形成することにより、親指に対す る圧迫感を更に緩和できる。 また、爪先部の親指側の側面から見た厚み増加用編立部分の端縁をV字状とす ることによって、丸編機によって厚み増加用編立部分を容易に形成できる。 この厚み増加用編立部分の親指側端縁を曲折することによって、爪先部の最先 端位置を変更することなく厚み増加用編立部分の面積を拡大できる。 更に、かがり縫目を足裏側に形成すること、及び/又は、かがり縫目の逢着部 をくつ下の表側に形成することによって、かがり縫目による足指に対する刺激感 等を更に一層緩和できる。
【0006】 また、本考案は、丸編によって製編されたくつ下に残存する開口部をかがり縫 いして得たくつ下の爪先部が、親指部と他の指部とに分割されて成る足袋様のく つ下であって、該くつ下の親指部には、親指部の厚みを増加する厚み増加用編立 部分が編み込まれていると共に、前記くつ下の他の指部にも、他の指部の厚みを 増加する厚み増加用編立部分が、分割部側に偏って編み込まれ、且つ前記かがり 縫いされて形成されたかがり逢目が、くつ下を履いたとき、足指の付け根近傍に 位置することを特徴とするくつ下にある。 かかる本考案において、爪先部の親指部に編み込んだ厚み増加用編立部分によ って親指部の先端部及び両側面部を形成し、且つ爪先部の他の指部に編み込んだ 厚み増加用編立部分によって他の指部の先端部及び分割部側の側面部を形成する ことにより、親指や他の指に対する圧迫感を更に緩和できる。 この親指部の両側面の各々から見た厚み増加用編立部分の端縁をV字状とし、 且つ他の指部の分割部側の側面から見た厚み増加用編立部分の端縁もV字状とす ることによって、丸編機によって厚み増加用編立部分を容易に形成できる。 更に、かがり縫目を足裏側に形成すること、及び/又は、かがり縫目の逢着部 をくつ下の表側に形成することによって、親指や他の指に対する刺激感を更に一 層緩和できる。
【0007】 図8に示す如く、左右対称形に形成され、且つ親指が挿入される親指側と小指 が挿入される小指側とが略同一厚さに形成された爪先部を具備するくつ下を、親 指が他の指よりも太い非対称形の人の足に履くと、親指によってくつ下の爪先部 が延ばされ、人の足の形状にくつ下が倣される。このため、かかるくつ下を履い たとき、足指に対し、くつ下の爪先部によって親指側が他の指方向に押圧される 圧迫感と、足指の先端と付け根との中間に位置するかがり縫目による刺激感とを 与える。 この点、本考案では、爪先部の厚みを増加する厚み増加用編立部分を、爪先部 の親指側に偏って形成し、爪先部の最先端位置を親指側に偏らせている。このた め、本考案に係るくつ下は、人の足に可及的に倣った形状にできる。 更に、丸編によって製編したくつ下に残存する開口部をかがり縫いしたかがり 逢目が、くつ下を履いたとき、足指の付け根近傍に位置する。 その結果、くつ下を履いたとき、くつ下の爪先部によって、親指を他の指方向 に押圧する押圧力を可及的に減少できると共に、かがり逢目による足指に対する 刺激を減少できるため、良好な履き心地を呈することができる。
【0008】 また、本考案に係る足袋様のくつ下においても、くつ下の爪先部の親指部には 、親指部の厚みを増加する厚み増加用編立部分を形成し、且つ爪先部の他の指部 にも、他の指部の厚みを増加する厚み増加用編立部分を分割部側に偏って形成し ている。更に、かがり逢目が、くつ下を履いたとき、足指の付け根近傍に位置す る。このため、本考案に係る足袋様のくつ下は、人の足の親指形状等にくつ下の 親指部等を可及的に倣って形成され、且つかがり逢目による足指に対する刺激を 減少できる結果、足袋様のくつ下を履いたとき、親指等に対するくつ下からの圧 迫感を減少でき、且つかがり逢目による足指に対する刺激感を減少できるため、 良好な履き心地を呈することができる。
【0009】
【考案の実施の形態】
本考案に係るくつ下の一例は、図7に示すくつ下10と略同一形状であって、 図1に左足用のくつ下10の爪先部12を示す。図1において、図1(a)はく つ下10の甲部側10bから見た図であり、図1(b)は爪先部12の先端側か ら見た図である。また、図1(c)はくつ下10の足裏側10aから見た図であ る。 図1に示すくつ下10の爪先部12において、図面に示す爪先部12の左側部 は親指が挿入される親指側16であり、図面に示す爪先部12の右側部は小指が 挿入される小指側18である。 図1(a)(c)に示す様に、図1に示すくつ下10は、爪先部12の最先端 位置Gが中心線Xよりも親指側16に偏って位置する非対称形のくつ下10であ る。この形状は、人の足の形状に倣っている。 また、図1に示す爪先部12は、図1(b)と従来のくつ下100の爪先部1 02の先端部を示す図8(b)との比較から明らかな様に、爪先部12の厚みを 増加する厚み増加用編立部分20a、20bが余分に編み込まれていると共に、 厚み増加用編立部分20a、20bが爪先部12の親指側16に偏って編み込ま れている。このため、爪先部12の親指側16の厚みを小指側18の厚みよりも 厚くでき、小指よりも親指が太い人の足の形状に近似させることができる。
【0010】 図1に示すくつ下10の爪先部12は、図1(a)(c)に示す様に、厚み増 加用編立部分20a、20bは爪先部12の先端部及び親指側16の側面部を形 成するため、親指側に更なる余裕を与えることができ、くつ下を履いたとき、親 指の圧迫感を更に緩和できる。 更に、爪先部12の親指側16の側面から見た厚み増加用編立部分20a、2 0bの端縁HJ、HMをV字状とすることにより、後述するくつ下の製造方法に よって容易に厚み増加用編立部分20a、20bを形成できる。 また、図1に示すくつ下10のかがり縫目14は、図2に示す様に、くつ下1 0を履いたとき、足指の付け根近傍に位置する。このため、厚み増加用編立部分 20a、20bを、爪先部12の親指側に偏って編み込むことと相俟って、かが り縫目14の足指に対する刺激を軽減でき、良好な履き心地を呈することができ る。
【0011】 図1及び図2に示すくつ下10は、複数本の針が周囲に配設された針釜が回転 して筒状部を編む丸編機によって製編される。 先ず、針釜を一定方向に回転させて所定長さの筒状部を編み立てた後、針釜を 正逆方向に交互に回動させ、編み立てに関与する針数を増減させることによって くつ下の爪先部12を編み立てる。かかる針数の増減は、正逆方向に回動する針 釜が回動方向を変更するために停止した際に行う。 図1に示す爪先部12を編み立てる際には、くつ下の足裏側10bを示す図1 (c)のHI位置まで編み立てた後、編み立てに関与する針数(以下、単に針数 と称することがある)を順次減少させてJK位置まで編み立てる。この場合、針 釜が正方向に回動した際の針数の減少数と、逆方向に回動した際の針数の減少数 とが同数である(以下、針数の減少数が正逆方向同数と称する)。 更に、JK位置まで編み立てた後、J位置側に針釜が回動する際に、針数を順 次増加させてH位置まで編み立てると同時に、K位置側に針釜が回動する際に、 針数を順次減少させてL位置側まで編み立てることによって、爪先部12の足裏 側10aに、厚み増加用編立部分20aを親指側16に偏って編み込むことがで きる。
【0012】 次いで、H位置側に針釜が回動する際に、針数を増加させてM位置まで編み立 てると同時に、L位置側に針釜が回動する際に、針数を減少させてK位置側まで 編み立てることによって、甲部側10bに厚み増加用編立部分20bを親指側1 6に偏って編み込むことができる。この厚み増加用編立部分20a、20bは一 体化されている。 この様に、MK位置まで編み立てた後、針数を順次増加させてHI位置まで編 み立てることによって爪先部12を形成できる。この場合、針釜が正方向に回動 した際の針数の増加数と、逆方向に回動した際の針数の増加数とが同数である( 以下、針数の増加数が正逆方向同数と称する)。 更に、HI位置まで編み立てた後、針数を所定本数に保持しつつ、甲部側10 bに開口部が残ったくつ下を得る。その後、得られたくつ下の開口部をかがり縫 いして閉塞し、かがり縫目14を形成してくつ下10が完成する。 ここで、爪先部12を形成する部分の各端縁には、各部分の縁部を形成するル ープの一部が互いに絡み合わされて連結されて成る連結線HJ、IK、KL、H Mが形成されている。この連結線HJ、IK、KL、HMは、針釜が正方向又は 逆方向に回動した際の回動端でもある。 かかる連結線のうち連結線HJ、HMは、親指側16の側面部を形成する厚み 増加用編立部分20a、20bの端縁であって、図1においては、爪先部12の 親指側16の側面から見たときV字状である。
【0013】 図1に示すくつ下10の爪先部12において、先端位置Gを親指側16に偏っ て位置させつつ、厚み増加用編立部分20a、20bの親指側16の面積を増大 するには、親指側16の側面部を形成する厚み増加用編立部分20a、20bの 端縁を形成する連結線HJ、HMの挟角を大にすることが考えられる。しかし、 連結線HJ、HMの挟角を大にするほど、連結線HJ又は連結線IKと、H位置 とI位置とを結ぶ直線HIとの各傾斜角αが小さくなり、爪先部12の幅(最先 端Gと直線HIとの間隔)が狭くなる。このため、かがり縫目14が足指の付け 根近傍から足指の中間部側にシフトする傾向にある。 この点、図3に示す編立て方法によれば、爪先部12の先端位置Gを親指側1 6に偏って位置させつつ、かがり縫目14を足指の付け根近傍の位置に保持して 厚み増加用編立部分の親指側16の面積を拡大できる。 図3には、左足用のくつ下10の爪先部12を示し、図2(a)はくつ下10 の甲部側10bから見た図であり、図2(b)は爪先部12の先端側から見た図 である。また、図3(c)はくつ下10の足裏側10aから見た図である。
【0014】 図3に示す編立て方法によれば、先ず、丸編機の針釜を一定方向に回転させて 所定長さの筒状部を編み立てた後、針釜を正逆方向に回動させつつ針数を増減し て爪先部12を編み立てる。 この際に、図3(c)に示すNO位置まで編み立てた後、針数を順次減少させ つつ、針数の減少数割合が変更される変曲点N′、O′を通りPQ位置まで編み 立てる。この針数の減少数は正逆方向同数である。 更に、PQ位置まで編み立てた後、針数を順次増加させて変曲点N′O′の位 置まで編み立てる。その後、針数を順次減少させてTS位置まで編み立てる。変 曲点N′O′からTS位置までの針数の減少数は正逆方向同数であるが、その減 少割合は変曲点N′、O′からPQ位置まで編み立てる際の針数の減少割合より も少割合である。
【0015】 次いで、TS位置まで編み立てた後、T位置側に針釜が回動する際に針数を増 加させて変曲点N′を通りN位置まで編み立てると同時に、S位置側に針釜が回 動する際に針数を減少させてU位置まで編み立てることによって、爪先部12の 足裏側10aに厚み増加用編立部分20aを、親指側16に偏って編み込むこと ができる。ここで、変曲点N′において、T位置側に針釜が回動する際の針数の 増加割合が変更される。 引き続いて、UN位置まで編み立てた後、N位置側に針釜が回動する際に針数 を減少させて変曲点V′を通りV位置まで編み立てると同時に、U位置側に針釜 が回動する際に針数を増加させてS位置まで編み立てることによって、甲部側1 0bに厚み増加用編立部分20bを親指側16に偏って編み込むことができる。 ここで、変曲点V′において、N位置側に針釜が回動する際の針数の減少割合が 変更される。この厚み増加用編立部分20a、20bは一体化されている。
【0016】 この様に、VS位置まで編み立てた後、変曲点V′、O′の位置まで針数を順 次増加させて編み立てた後、針数を減少させてWY位置まで編み立て、更に針数 を増加させてNO位置まで編み立てることによって爪先部12を形成できる。V S位置からNO位置までの針数の増減数は正逆方向同数であるが、変曲点V′、 O′において、針数の増加割合又は減少割合が変更される。 この様に、NO位置まで編み立てた後、針数を所定本数に保持し、甲部側10 bに開口部が存在するくつ下を得る。その後、得られたくつ下の開口部をかがり 縫いして閉塞し、かがり縫目14を形成してくつ下10が完成する。かがり縫目 14は、図2に示す様に、その逢着部15がくつ下10の内側に在り、くつ下1 0を履いたとき、足指の付け根近傍に位置する。
【0017】 ここで、爪先部12を形成する部分の各端縁には、各部分の縁部を形成するル ープの一部が互いに絡み合わされて連結されて成る連結線NP、OQ、NT、O S、SU、VN、WN、YOが形成されている。かかる連結線は、針釜が正方向 又は逆方向に回動した際の回動端でもある。 かかる連結線のうち連結線NT、VNは、親指側16の側面部を形成する厚み 増加用編立部分20a、20bの端縁であって、親指側16の側面から見たとき 略V字状である。 また、厚み増加用編立部分20a、20bの端縁を形成する連結線NT、VN は、変曲点N′V′によって外方に曲折されているため、図1に示す方法によっ て形成した厚み増加用編立部分20a′、20b′〔図2(b)において、一点 鎖線で囲む部分〕に比較して、厚み増加用編立部分20a、20bの面積を親指 側16に偏って広く形成できる。 このため、図3に示すくつ下10を履いたとき、親指に対する圧迫感を更に一 層軽減でき、且つかがり縫目14に因る親指に対する刺激感も更に軽減できるた め、履き心地を更に良好とすることができる。
【0018】 ところで、くつ下には、爪先部が親指部と他の指部とに分割されて成る足袋様 のくつ下がある。かかる足袋様のくつ下にも本考案を適用できる。 本考案に係る足袋様のくつ下の一例を図4に示す。図4には、右足用の足袋様 くつ下30の爪先部を示す。図4において、図4(a)は足袋様くつ下30の甲 部側30bから見た図であり、図4(b)は爪先部の先端側から見た図である。 また、図4(c)は足袋様くつ下30の足裏側30aから見た図である。 図4に示す足袋様くつ下30は、その爪先部が分割部36によって親指部32 と他の指部34とに分割されている。この親指部32には、親指部32の厚みを 増加する厚み増加用編立部分32a、32bが編み込まれ、且つ他の指部34に も、他の指部34の厚みを増加する厚み増加用編立部分34a、34bが、分割 部36側に偏って編み込まれている。 更に、図4に示すくつ下30のかがり縫目14は、その逢着部15がくつ下3 0の内側に在り、くつ下30を履いたとき、足指の付け根近傍に在る。 このため、人の足の親指及び他の指部形状等に足袋様くつ下30の親指部32 及びその指部34を可及的に倣って形成でき、且つかがり縫目14の足指に対す る刺激を軽減できるため、足袋様くつ下30を履いたとき、良好な履き心地を呈 することができる。
【0019】 図4に示す足袋様くつ下30は、親指部32に編み込まれた厚み増加用編立部 分32a、32bによって、親指部32の先端部及び両側面部を形成し、且つ他 の指部34に編み込まれた厚み増加用編立部分34a、34bによって、他の指 部34の先端部及び分割部側の側面部を形成するため、足袋様くつ下30を履い たとき、親指等に対するくつ下からの圧迫感を更に減少できる。 また、親指部32の両側面の各々から見た厚み増加用編立部分32a、32b の端縁をV字状とし、且つ他の指部34の分割部36側の側面から見た厚み増加 用編立部分34a、34bの端縁をV字状とすることによって、後述する丸編機 を用いた製造方法によって足袋様くつ下30を容易に製造できる。
【0020】 図4に示す足袋様くつ下30は、複数本の針が周囲に配設された針釜が回転し て筒状部を編む丸編機によって製編できる。 先ず、針釜を一定方向に回転させて所定長さの筒状部を編み立てた後、針釜を 正逆方向に交互に回動させて親指部32と他の指部34とを個別に編み立てるこ とによって足袋様くつ下30を得ることができる。 以下、親指部32を編み立てた後、他の指部34を編み立てる足袋様くつ下3 0の製造方法について説明する。 図4(c)において、針釜を一定方向に回転させて所定長さの筒状部を編んで A1 2 位置まで編み立てた後、A2 位置からA3 位置まで編み得る針数に減少 して親指部32を編製する。 この様に、針数を減少させた針釜を正逆方向に回動させつつ、針数を順次減少 させてA4 5 位置まで編み立てる。この際の針数の減少数は正逆方向同数であ る。 更に、A4 5 位置まで編み立てた後、針数を順次減少させつつA6 7 位置 まで編み立てる。このA4 5 位置からA6 7 位置までの針数の減少数は、正 逆方向同数であるが、A3 2 位置からA4 5 位置まで編み立てる際の針数の 減少割合よりも高い割合で針数を減少させる。
【0021】 A6 7 位置まで編み立てた後、針数を順次増加しつつA4 5 位置まで編み 立てる。かかる編み立てによって、足裏側30aの厚み増加用編立部分32aを 形成できる。A4 5 位置まで編み立てた後、引き続き針数を順次減少しつつA 8 9 位置まで編み立てることによって、甲部側30bの厚み増加用編立部分3 2bを形成できる。この様にして編み立てられた厚み増加用編立部分32a、3 2bは一体化されている。 更に、A8 9 位置まで編み立てた後、針数を順次増加しつつA4 5 位置ま で編み立てる。その後、針数を順次増加しつつA3 2 位置まで編み立てること によって、親指部32を形成できる。A8 9 位置からA3 2 位置までの編み 立ての際に、A8 9 位置からA4 5 位置までの針数の増加割合は、A4 5 位置からA3 2 位置までの針数の増加割合よりも高い。
【0022】 次いで、針釜の針数を図4(c)に示すA1 位置からA3 位置まで編み得る針 数に調整し、他の指部34を製編する。 この様に、針数を調整した針釜を正逆方向に回動させつつ、針数を順次減少さ せてB2 3 位置まで編み立て、更に針数を順次減少させつつB4 5 位置まで 編み立てる。このB2 3 位置からB4 5 位置までの針数の減少数は、正逆方 向同数であるが、A1 3 位置からB2 3 位置まで編み立てる際の針数の減少 割合よりも高い割合で針数を減少させる。 る。この際の針数の減少数は正逆方向同数である。 更に、B4 5 位置まで編み立てた後、B5 位置側に針釜が回動する際に針数 を増加させてB3 位置まで編み立てると同時に、B4 位置側に針釜が回動する際 に針数を減少させてB6 位置まで編み立てることによって、足裏側30aに厚み 増加用編立部分34aを分割部36側に偏って編み込むことができる。
【0023】 この様に、B3 6 位置まで編み立てた後、B6 位置側に針釜が回動する際に 針数を減少させてB7 位置まで編み立てると同時に、B6 位置側に針釜が回動す る際に針数を増加させてB4 位置まで編み立てることによって、甲部側30bに 厚み増加用編立部分34bを分割部36の方向に偏って編み込むことができる。 この厚み増加用編立部分34a、34bは一体化されている。 更に、甲部側30bのA1 3 2 まで編み立てた後、針数を所定本数に保持 しつつ、甲部側30bに開口部が存在するくつ下を得る。その後、得られたくつ 下の開口部をかがり縫いして閉塞し、かがり縫目14を形成してくつ下30が完 成する。 ここで、親指部32及び他の指部34を形成する部分の各端縁には、各部分の 縁部を形成するループの一部が互いに絡み合わされて連結されて成る連結線が形 成されている。この連結線は、針釜が正方向又は逆方向に回動した際の回動端で もある。 かかる連結線のうち連結線A5 6 、A5 8 、A4 7 、A4 9 、B3 5 、B3 7 は、親指部32及び他の指部34の側面部を形成する厚み増加用編 立部分32a、32b、34a、34bの端縁であって、親指部32の両側面の 各々から見たときV字状であり、且つ他の指部34の分割部36側から見たとき V字状である。
【0024】 以上の説明においては、足袋様くつ下30を親指部32から製編する場合につ いて述べてきたが、他の指部34から製編してもよい。 また、図1〜図4のくつ下においては、かがり縫目14を足の甲部側に形成し ているが、図5に示す様に、かがり縫目14をくつ下10の足裏側に形成しても よい。このかがり縫目14も、足指の付け根近傍に位置するため、かがり縫目1 4が足指の付け根の凹部に位置し、足指に対する刺激を一層軽減できる。 更に、図6に示す様に、かがり縫目14の逢着部15を、くつ下10の表側と することにより、足指に対する刺激を更に一層軽減できる。 これまでの説明は、履いたとき、くるぶし程度の長さのソックスについて行っ てきたが、足に履いたとき、くるぶしを越える長さとなるロングソックス、太股 以上の長さとなるタイツやストッキングについても本考案を適用でき、踵部が形 成されていないくつ下でも本考案を適用できる。
【0025】
【考案の効果】
本考案に係るくつ下によれば、くつ下を履いたとき、くつ下の爪先部によって 、親指を他の指方向に押圧する押圧力を可及的に減少できると共に、親指に対す る圧迫感及びかがり縫目に因る足指に対する刺激を減少できる。このため、本考 案に係るくつ下を履いたとき、良好な履き心地を呈し、且つ親指等に力が加えら れるスポーツに用いられるスポーツ用くつ下に好適である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るくつ下の一例を説明するための説
明図である。
【図2】本考案に係るくつ下のかがり縫目の位置を説明
する説明図である。
【図3】本考案に係るくつ下の他の例を説明するための
説明図である。
【図4】本考案に係る足袋用のくつ下の一例を説明する
ための説明図である。
【図5】本考案に係るくつ下のかがり縫目の他の位置を
説明する説明図である。
【図6】本考案に係るくつ下のかがり縫目の他の位置を
説明する説明図である。
【図7】一般的なくつ下を示す正面図である。
【図8】従来のくつ下の爪先部を説明するための説明図
である。
【符号の説明】
10 くつ下 10a 足裏側 10b 甲部 12 爪先部 14 かがり縫目 15 逢着部 16 親指側 18 小指側 20a、20b 厚み増加用編立部分 30 足袋様くつ下 32 親指部 34 他の指部 32a、32b 親指部32の厚み増加用編立部分 34a、34b 他の指部34の厚み増加用編立部分

Claims (11)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 丸編によって製編されたくつ下に残存す
    る開口部をかがり縫いして得たくつ下が、その爪先部に
    おける最先端位置が親指側に偏って位置する非対称形で
    あって、 該爪先部の厚みを増加する厚み増加用編立部分が、前記
    爪先部の親指側に偏って編み込まれ、 且つ前記かがり縫いされて形成されたかがり逢目が、く
    つ下を履いたとき、足指の付け根近傍に位置することを
    特徴とするくつ下。
  2. 【請求項2】 くつ下の爪先部に編み込まれた厚み増加
    用編立部分が、爪先部の先端部及び親指側の側面部を形
    成する請求項1記載のくつ下。
  3. 【請求項3】 爪先部の親指側の側面から見た厚み増加
    用編立部分の端縁がV字状である請求項1又は請求項2
    記載のくつ下。
  4. 【請求項4】 厚み増加用編立部分の親指側端縁が、外
    方に曲折している請求項1〜3のいずれか一項記載のく
    つ下。
  5. 【請求項5】 かがり縫目が、足裏側に在る請求項1〜
    4のいずれか一項記載のくつ下。
  6. 【請求項6】 かがり縫目の逢着部がくつ下の表側に在
    る請求項1〜5のいずれか一項記載のくつ下。
  7. 【請求項7】 丸編によって製編されたくつ下に残存す
    る開口部をかがり縫いして得たくつ下の爪先部が、親指
    部と他の指部とに分割されて成る足袋様のくつ下であっ
    て、 該くつ下の親指部には、親指部の厚みを増加する厚み増
    加用編立部分が編み込まれていると共に、 前記くつ下の他の指部にも、他の指部の厚みを増加する
    厚み増加用編立部分が、分割部側に偏って編み込まれ、 且つ前記かがり縫いされたかがり逢目が、くつ下を履い
    たとき、足指の付け根近傍に位置することを特徴とする
    くつ下。
  8. 【請求項8】 爪先部の親指部に編み込まれた厚み増加
    用編立部分によって親指部の先端部及び両側面部が形成
    され、 且つ爪先部の他の指部に編み込まれた厚み増加用編立部
    分によって他の指部の先端部及び分割部側の側面部が形
    成されている請求項7記載のくつ下。
  9. 【請求項9】 爪先部の親指部の両側面の各々から見た
    厚み増加用編立部分がV字状であり、 且つ他の指部の分割部側の側面から見た厚み増加用編立
    部分の端縁がV字状である請求項7又は請求項8記載の
    くつ下。
  10. 【請求項10】 かがり縫目が足裏側に在る請求項7〜
    9のいずれか一項記載のくつ下。
  11. 【請求項11】 かがり縫目の逢着部がくつ下の表側に
    在る請求項7〜10のいずれか一項記載のくつ下。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002509202A (ja) * 1998-01-20 2002-03-26 ファルケ・コマンディートゲゼルシャフト 非対称な爪先を有するソックス
JP2019522734A (ja) * 2016-05-19 2019-08-15 レンツ ゲゼルシャフト エム.ベー.ハー. フットウェア、特にソックス

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