JP2906141B1 - 高速撹拌方法及び高速撹拌装置 - Google Patents
高速撹拌方法及び高速撹拌装置Info
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Landscapes
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- Colloid Chemistry (AREA)
Abstract
【要約】
【課題】 液体を高速で混合撹拌して乳化させる際に、
微細化された液体の粒子径を簡単に予測できるようにす
る。 【解決手段】 円筒形の容器2の中心に、容器内径Aよ
り僅かに小さい外径をφをもつ回転羽根12を設け、小
間隙Sを保有させて高速回転させ、被処理液Lを容器内
面に沿った膜状に高速回転させながら撹拌し、製品を流
出管7から取出す。膜厚tは、堰板3の内径によってき
まるが、蓋状の堰板を用いて任意の膜厚を形成する量の
被処理液を封入してバッチ処理することができ、この場
合は製品を原料供給管5,6から取出す。液体の回転に
よって生じる圧力Pを圧力トランスミッタ10によって
検出し、予め設定した圧力Pが生じるように回転羽根を
回転させれば、短時間で所望の粒子径が均等に形成され
た製品が得られる。
微細化された液体の粒子径を簡単に予測できるようにす
る。 【解決手段】 円筒形の容器2の中心に、容器内径Aよ
り僅かに小さい外径をφをもつ回転羽根12を設け、小
間隙Sを保有させて高速回転させ、被処理液Lを容器内
面に沿った膜状に高速回転させながら撹拌し、製品を流
出管7から取出す。膜厚tは、堰板3の内径によってき
まるが、蓋状の堰板を用いて任意の膜厚を形成する量の
被処理液を封入してバッチ処理することができ、この場
合は製品を原料供給管5,6から取出す。液体の回転に
よって生じる圧力Pを圧力トランスミッタ10によって
検出し、予め設定した圧力Pが生じるように回転羽根を
回転させれば、短時間で所望の粒子径が均等に形成され
た製品が得られる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、薬品、化粧品、食
品等の原料になる液体と液体、又は液体と粉体の混合物
を被処理液として、該被処理液の成分を高度に微細化し
て分散、乳化するための撹拌方法及び撹拌装置に関す
る。
品等の原料になる液体と液体、又は液体と粉体の混合物
を被処理液として、該被処理液の成分を高度に微細化し
て分散、乳化するための撹拌方法及び撹拌装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】円筒形の容器内で該容器より僅かに小径
の回転羽根を高速回転させ、被処理液を容器内面に沿う
膜状に回転させながら撹拌することにより、該被処理液
の成分を微細化する技術は、例えば本出願人の出願に係
る特開平9−75698号公報に記載された発明により
公知である。
の回転羽根を高速回転させ、被処理液を容器内面に沿う
膜状に回転させながら撹拌することにより、該被処理液
の成分を微細化する技術は、例えば本出願人の出願に係
る特開平9−75698号公報に記載された発明により
公知である。
【0003】該発明の手段によれば、被処理液を直径
0.2〜3μm程度の極めて小径の粒子にすることがで
きるばかりでなく、撹拌時間が極めて短時間ですむとい
う特徴があるが、羽根車の周速によって撹拌時間に長短
があり、周速が大であれば撹拌時間は1分以内である
が、周速が小であれば5分程度の時間を必要とする。
0.2〜3μm程度の極めて小径の粒子にすることがで
きるばかりでなく、撹拌時間が極めて短時間ですむとい
う特徴があるが、羽根車の周速によって撹拌時間に長短
があり、周速が大であれば撹拌時間は1分以内である
が、周速が小であれば5分程度の時間を必要とする。
【0004】しかし、粒子径や撹拌時間にこのような差
異があると、撹拌中に粒径を測定したり、撹拌時間を液
種や回転羽根の種類にかかわらず一律に長時間に設定し
て作業をする必要があり、作業が非能率になる不都合が
ある。
異があると、撹拌中に粒径を測定したり、撹拌時間を液
種や回転羽根の種類にかかわらず一律に長時間に設定し
て作業をする必要があり、作業が非能率になる不都合が
ある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、被処理液を
攪拌して乳化混合するに際して、被処理液の成分を微粒
化することができる撹拌速度を予め設定し、該攪拌速度
で短時間攪拌するようにすることを課題とする。
攪拌して乳化混合するに際して、被処理液の成分を微粒
化することができる撹拌速度を予め設定し、該攪拌速度
で短時間攪拌するようにすることを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、各種の被処理
液及び回転羽根を用いて実験した結果、被処理液を円筒
膜状で回転させ、その平均周速を一定にした状態で高速
撹拌すると、被処理液の成分の粒子径が略一定になるこ
とを発見し、更にこの周速と液の膜厚から計算される被
処理液の圧力を保持すれば、液量及び回転羽根の外径に
かかわらず略一定の粒子径が得られることを発見し、こ
れらの発見に基づいて創案したものであり、その方法
は、請求項1に記載したとおり、被処理液を収容した円
筒形の容器内で、該容器の内径より僅かに小さい外径の
回転羽根を高速回転し、被処理液に生じる回転力と遠心
力で、被処理液を容器内面に沿って圧接すると共に、円
筒膜状に回転させながら撹拌して微細な粒子を生成する
高速撹拌方法において、被処理液の所望の粒径径に対応
する被処理液の周速を予め設定し、被処理液の周面の圧
力を検出し、容器の内径と、被処理液の膜厚及び比重
と、前記圧力とから被処理液の平均周速を計算し、前記
の設定した周速が生じる圧力が発生するように、種類の
異なる回転羽根のそれぞれの回転速度を調節することを
特徴とする。
液及び回転羽根を用いて実験した結果、被処理液を円筒
膜状で回転させ、その平均周速を一定にした状態で高速
撹拌すると、被処理液の成分の粒子径が略一定になるこ
とを発見し、更にこの周速と液の膜厚から計算される被
処理液の圧力を保持すれば、液量及び回転羽根の外径に
かかわらず略一定の粒子径が得られることを発見し、こ
れらの発見に基づいて創案したものであり、その方法
は、請求項1に記載したとおり、被処理液を収容した円
筒形の容器内で、該容器の内径より僅かに小さい外径の
回転羽根を高速回転し、被処理液に生じる回転力と遠心
力で、被処理液を容器内面に沿って圧接すると共に、円
筒膜状に回転させながら撹拌して微細な粒子を生成する
高速撹拌方法において、被処理液の所望の粒径径に対応
する被処理液の周速を予め設定し、被処理液の周面の圧
力を検出し、容器の内径と、被処理液の膜厚及び比重
と、前記圧力とから被処理液の平均周速を計算し、前記
の設定した周速が生じる圧力が発生するように、種類の
異なる回転羽根のそれぞれの回転速度を調節することを
特徴とする。
【0007】また、前記の方法を実施するための装置
は、請求項3に記載したとおり、被処理液を収容した円
筒形の容器内で、該容器の内径より僅かに小さい外径を
もつ回転羽根を高速回転させ、被処理液に生じる回転力
と遠心力で被処理液を容器内面に沿って円筒膜状に回転
させながら撹拌して微細な粒子を生成する高速撹拌装置
において、容器の側壁に被処理液の外周面の圧力を検出
する圧力検出器を設け、回転羽根の駆動部に変速手段を
設け、所望の粒子径が生じる被処理液の圧力を予め設定
し、該圧力が生じる回転速度で回転羽根を駆動すること
を特徴とする。
は、請求項3に記載したとおり、被処理液を収容した円
筒形の容器内で、該容器の内径より僅かに小さい外径を
もつ回転羽根を高速回転させ、被処理液に生じる回転力
と遠心力で被処理液を容器内面に沿って円筒膜状に回転
させながら撹拌して微細な粒子を生成する高速撹拌装置
において、容器の側壁に被処理液の外周面の圧力を検出
する圧力検出器を設け、回転羽根の駆動部に変速手段を
設け、所望の粒子径が生じる被処理液の圧力を予め設定
し、該圧力が生じる回転速度で回転羽根を駆動すること
を特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して発明の実施
の形態を説明する。図1において1は本発明を実施する
ための高速撹拌装置、2は円筒状の撹拌容器であり、該
容器2の上部にはリング状の堰板3を介して上部容器2
aが接続され、蓋4で閉じられている。前記容器2の底
部には、被処理液Lの原料を供給する原料供給管5,6
が接続され、各管5,6に弁5a,6a設けられる。ま
た、上部容器2aには、処理後の製品を取出すための流
出管7が接続されている。
の形態を説明する。図1において1は本発明を実施する
ための高速撹拌装置、2は円筒状の撹拌容器であり、該
容器2の上部にはリング状の堰板3を介して上部容器2
aが接続され、蓋4で閉じられている。前記容器2の底
部には、被処理液Lの原料を供給する原料供給管5,6
が接続され、各管5,6に弁5a,6a設けられる。ま
た、上部容器2aには、処理後の製品を取出すための流
出管7が接続されている。
【0009】なお前記のリング状の堰板3は被処理液L
を連続処理する場合に用い、バッチ処理する場合は、回
転軸との間に殆ど隙間がない蓋状の堰板3a(図2)を
用い、製品は原料供給管5又は6から取出される。
を連続処理する場合に用い、バッチ処理する場合は、回
転軸との間に殆ど隙間がない蓋状の堰板3a(図2)を
用い、製品は原料供給管5又は6から取出される。
【0010】容器2,2aの外側には冷却室8,9を設
けて撹拌で生じる摩擦熱を冷却するようにされ、冷却室
8には冷却水の流入管8aと流出管8bが接続され、他
方の冷却室9には前記管8a,8bから分岐した不図示
の管が接続されている。そして、容器2の側面には、処
理液の外周面の圧力を検出するための圧力トランスミッ
タ10が1個又は2個以上取付けられ、その信号伝達回
路10aが図外の表示部又は制御部に接続される。
けて撹拌で生じる摩擦熱を冷却するようにされ、冷却室
8には冷却水の流入管8aと流出管8bが接続され、他
方の冷却室9には前記管8a,8bから分岐した不図示
の管が接続されている。そして、容器2の側面には、処
理液の外周面の圧力を検出するための圧力トランスミッ
タ10が1個又は2個以上取付けられ、その信号伝達回
路10aが図外の表示部又は制御部に接続される。
【0011】回転軸11は、蓋4を気密に貫通して設け
られ、その下端には回転羽根12が固定され、上端には
変速回転できるモータ13が連結されている。
られ、その下端には回転羽根12が固定され、上端には
変速回転できるモータ13が連結されている。
【0012】図2は本発明の実験に用いた装置で、容器
2の内径Aが156mmであり、回転羽根12として
は、外径φが異なる2種の回転羽根が用いられ、それら
の外径φが152mm及び150mmである。したがっ
て容器内周と回転羽根の外周との間の間隙Sは2mm又
は3mmである。また、堰板3としては蓋状の堰板3a
が用いられ、被処理液は、容器2内において膜の厚さt
1,t2…が9mm,18mm又は35mmになる量だけ
供給してバッチ処理させ、処理後の製品は原料供給管か
ら取出した。
2の内径Aが156mmであり、回転羽根12として
は、外径φが異なる2種の回転羽根が用いられ、それら
の外径φが152mm及び150mmである。したがっ
て容器内周と回転羽根の外周との間の間隙Sは2mm又
は3mmである。また、堰板3としては蓋状の堰板3a
が用いられ、被処理液は、容器2内において膜の厚さt
1,t2…が9mm,18mm又は35mmになる量だけ
供給してバッチ処理させ、処理後の製品は原料供給管か
ら取出した。
【0013】回転羽根12としては図3に示す形式のも
のが用いられ、図中Wは、多数のワイヤを放射状に固定
したワイヤ型のもので図1に示したものである。Dは周
囲に撹拌刃を切り起こした刃型、Mは周囲に歯車状の歯
を設けたミリング型、Cは外周に平滑な円筒面を有する
シリンダ型である。このような回転羽根を高速回転する
と、被処理液Lと容器内部の空気は、回転羽根の旋回力
を受けて高速回転し、被処理液Lは、撹拌されながら回
転によって生じる遠心力で容器2の内面に円筒膜状に圧
着され、且つ該内面に圧力Pを作用させ、該圧力Pは、
圧力トランスミッタ10で検出される。
のが用いられ、図中Wは、多数のワイヤを放射状に固定
したワイヤ型のもので図1に示したものである。Dは周
囲に撹拌刃を切り起こした刃型、Mは周囲に歯車状の歯
を設けたミリング型、Cは外周に平滑な円筒面を有する
シリンダ型である。このような回転羽根を高速回転する
と、被処理液Lと容器内部の空気は、回転羽根の旋回力
を受けて高速回転し、被処理液Lは、撹拌されながら回
転によって生じる遠心力で容器2の内面に円筒膜状に圧
着され、且つ該内面に圧力Pを作用させ、該圧力Pは、
圧力トランスミッタ10で検出される。
【0014】表1は水、液体パラフィン、乳化剤を12
0:30:1の比率で混合して回転羽根12を周速47
m/sで60秒間回転させ、比重0.96のエマルジョ
ンを生製したときのデータを示すもので、羽根の種類の
欄に記載した記号と数値は、外径152mm及び150
mの2種のワイヤ型の回転羽根φ152W、φ150W
と、外径がそれぞれ152mmの刃型の回転羽根φ15
2D、ミリング型の回転羽根φ152D、シリンダ型の
回転羽根φ152Cを示し、これらの回転羽根は、内径
156mmの容器2中で回転される。
0:30:1の比率で混合して回転羽根12を周速47
m/sで60秒間回転させ、比重0.96のエマルジョ
ンを生製したときのデータを示すもので、羽根の種類の
欄に記載した記号と数値は、外径152mm及び150
mの2種のワイヤ型の回転羽根φ152W、φ150W
と、外径がそれぞれ152mmの刃型の回転羽根φ15
2D、ミリング型の回転羽根φ152D、シリンダ型の
回転羽根φ152Cを示し、これらの回転羽根は、内径
156mmの容器2中で回転される。
【0015】
【表1】
【0016】図2の装置において圧力トランスミッタ1
0で検出した液の圧力Pは、表1の最大圧力の欄に記載
したように膜厚によって変化し、該圧力及び液量及び膜
厚から、周知の式
0で検出した液の圧力Pは、表1の最大圧力の欄に記載
したように膜厚によって変化し、該圧力及び液量及び膜
厚から、周知の式
【0017】
【数1】
【0018】で計算した液周速Vは、表1の液周速換算
値の欄に記載したように、W,D,M,Cで示す回転羽
根の型式ごとにほぼ近似した周速換算値になり、φ15
2Wとφ150Wにあっては、回転羽根の外径が異な
り、したがって間隙Sが異なっても圧力及び液周速換算
値は近似した値になる。
値の欄に記載したように、W,D,M,Cで示す回転羽
根の型式ごとにほぼ近似した周速換算値になり、φ15
2Wとφ150Wにあっては、回転羽根の外径が異な
り、したがって間隙Sが異なっても圧力及び液周速換算
値は近似した値になる。
【0019】そして、撹拌後に取出した被処理液中のパ
ラフィンの乳化粒子の径Dμmを測定すると、平均粒子
径の欄に記載したように、回転羽根の型式によって近似
した粒子径になっている。すなわち、ワイヤ型Wでは1
〜2μm台、刃型Dでは2μm後半、ミリング型では2
μm前半、シリンダ型では3μm台である。以上のデー
タから、所望の粒径に撹拌したいときは、使用する回転
羽根の型式に応じて、膜厚tの数値と被処理液の周速を
設定し、該周速が生じる圧力を計算して、圧力トランス
ミッタで該圧力が検出できるように回転軸11の速度を
制御すればよい。
ラフィンの乳化粒子の径Dμmを測定すると、平均粒子
径の欄に記載したように、回転羽根の型式によって近似
した粒子径になっている。すなわち、ワイヤ型Wでは1
〜2μm台、刃型Dでは2μm後半、ミリング型では2
μm前半、シリンダ型では3μm台である。以上のデー
タから、所望の粒径に撹拌したいときは、使用する回転
羽根の型式に応じて、膜厚tの数値と被処理液の周速を
設定し、該周速が生じる圧力を計算して、圧力トランス
ミッタで該圧力が検出できるように回転軸11の速度を
制御すればよい。
【0020】なお、各粒子径は、いずれの型式の回転羽
根を用いても3μm台以内であるから、この範囲の粒径
でよいときは、どの回転羽根を用いてもよく、1μm台
にしたいときはワイヤ型を用いる。
根を用いても3μm台以内であるから、この範囲の粒径
でよいときは、どの回転羽根を用いてもよく、1μm台
にしたいときはワイヤ型を用いる。
【0021】次に表2は、図2の装置の作動時間を15
秒、30秒及び60秒としたときのデータを示すもの
で、60秒における粒子径は表1のものと同じである。
しかし、15秒又は30秒作動させただけでも1μm台
ないし5μmの微粒化が生じている。
秒、30秒及び60秒としたときのデータを示すもの
で、60秒における粒子径は表1のものと同じである。
しかし、15秒又は30秒作動させただけでも1μm台
ないし5μmの微粒化が生じている。
【0022】
【表2】
【0023】そして、粒度分布は、分布比=(D90−D
10)/D50として示してあり、該D90,D10は、粒度分
布の小さい方から数えて90%目,10%目にあたる粒
子径、D50は粒度分布の中心粒子径であり、分布比が小
さいほど均質で、大部分が0.4〜0.75の範囲に納
まっている。
10)/D50として示してあり、該D90,D10は、粒度分
布の小さい方から数えて90%目,10%目にあたる粒
子径、D50は粒度分布の中心粒子径であり、分布比が小
さいほど均質で、大部分が0.4〜0.75の範囲に納
まっている。
【0024】図4以下は、前記表1,2のデータをグラ
フにしたもので、図4〜8における上欄のφ152W等
は回転羽根の外径及び型式、47は回転羽根の周速m/
s、(9,18,35)又は(18,35)は膜厚m
m、(15,30,60)は作動時間の秒を示す。各図
において左側のグラフは、平均粒子径と作動時間の関係
を示し、右側のグラフは、各測定時の平均粒子径と分布
比の関係を示す。
フにしたもので、図4〜8における上欄のφ152W等
は回転羽根の外径及び型式、47は回転羽根の周速m/
s、(9,18,35)又は(18,35)は膜厚m
m、(15,30,60)は作動時間の秒を示す。各図
において左側のグラフは、平均粒子径と作動時間の関係
を示し、右側のグラフは、各測定時の平均粒子径と分布
比の関係を示す。
【0025】これらのグラフから明らかなように、平均
粒子径は、攪拌時間15秒で極めて小径になり、該平均
粒子径の変化を示す曲線は、それぞれ傾斜が少なく、特
に30秒を超すと略水平になり、粒子径も大部分は3μ
m以下に納まる。また、分布比の曲線も縦方向に変化し
て左右の変化が少ないから、極めて短時間で均質な微粒
子が行なわれることが判る。
粒子径は、攪拌時間15秒で極めて小径になり、該平均
粒子径の変化を示す曲線は、それぞれ傾斜が少なく、特
に30秒を超すと略水平になり、粒子径も大部分は3μ
m以下に納まる。また、分布比の曲線も縦方向に変化し
て左右の変化が少ないから、極めて短時間で均質な微粒
子が行なわれることが判る。
【0026】また図9は、膜厚18mm及び35mmで
60秒作動させた後の平均粒子径と周速換算値の関係を
示すもので、回転羽根の外径及び型式によって平均粒子
径は、ほぼ同一の大きさになることが明らかである。図
中に記載した枠は、使用した回転羽根の形状及び外径を
示したもので、例えばシリンダ型のφ152Cを示す枠
内のものは、膜厚の大小にかかわらず粒子径がほぼ同じ
であり、同様に刃型のφ152D、ミリング型のφ15
2M、ワイヤ型のφ150Wとφ152Wのものも同じ
傾向を有し、膜厚の大小にかかわらず平均粒子径はほぼ
同じである。ただし、平均粒子径の大きさは、回転羽根
の型式がシリンダ型C、刃型D、ミリング型M、ワイヤ
型Wの順で小さくなる。
60秒作動させた後の平均粒子径と周速換算値の関係を
示すもので、回転羽根の外径及び型式によって平均粒子
径は、ほぼ同一の大きさになることが明らかである。図
中に記載した枠は、使用した回転羽根の形状及び外径を
示したもので、例えばシリンダ型のφ152Cを示す枠
内のものは、膜厚の大小にかかわらず粒子径がほぼ同じ
であり、同様に刃型のφ152D、ミリング型のφ15
2M、ワイヤ型のφ150Wとφ152Wのものも同じ
傾向を有し、膜厚の大小にかかわらず平均粒子径はほぼ
同じである。ただし、平均粒子径の大きさは、回転羽根
の型式がシリンダ型C、刃型D、ミリング型M、ワイヤ
型Wの順で小さくなる。
【0027】したがって、一定の周速換算値が生じる圧
力Pのもとで60秒以内攪拌させると、平均粒子径が回
転羽根の型式によって決まることが判る。
力Pのもとで60秒以内攪拌させると、平均粒子径が回
転羽根の型式によって決まることが判る。
【0028】また図10は表1に示した単位エネルギー
(E/cc)と周速換算値Vの数値をグラフにしたもの
で、各データを結ぶ曲線lは、ほぼ2次曲線になり、運
動エネルギは速度の2乗に比例するから、回転羽根の外
径及び型式にかかわらず被処理液の周速換算値Vに応じ
たエネルギが消費されていることが判る。
(E/cc)と周速換算値Vの数値をグラフにしたもの
で、各データを結ぶ曲線lは、ほぼ2次曲線になり、運
動エネルギは速度の2乗に比例するから、回転羽根の外
径及び型式にかかわらず被処理液の周速換算値Vに応じ
たエネルギが消費されていることが判る。
【0029】以上、回転羽根を47m/seeで駆動す
る例について説明したが、40m/see、その他の場
合も同じ傾向が見られた。
る例について説明したが、40m/see、その他の場
合も同じ傾向が見られた。
【0030】
【発明の効果】以上のとおり、本発明によれば、回転羽
根の形式と被処理液の平均周速とによって乳化される微
粒子の粒子径が決まり、該平均周速は被処理液の膜厚と
比重と圧力によって決まるから、回転羽根の形式を決
め、被処理液の圧力を設定して膜厚が所定寸法になる液
量を供給すれば所望の粒子径に撹拌でき、しかも撹拌時
間が極めて短時間ですむ効果がある。
根の形式と被処理液の平均周速とによって乳化される微
粒子の粒子径が決まり、該平均周速は被処理液の膜厚と
比重と圧力によって決まるから、回転羽根の形式を決
め、被処理液の圧力を設定して膜厚が所定寸法になる液
量を供給すれば所望の粒子径に撹拌でき、しかも撹拌時
間が極めて短時間ですむ効果がある。
【図1】 本発明を実施する撹拌装置の一つの形態を示
す縦断面図
す縦断面図
【図2】 同じく他の形態の縦断面図
【図3】 回転羽根の斜視図
【図4】 ワイヤ型の回転羽根によるデータのグラフ
【図5】 他のワイヤ型の回転羽根によるデータのグラ
フ
フ
【図6】 ミリング型の回転羽根によるデータのグラフ
【図7】 刃型の回転羽根によるデータのグラフ
【図8】 シリンダ型の回転羽根によるデータのグラフ
【図9】 平均粒子径と液周速の関係を示すグラフ
【図10】 駆動エネルギと液周速の関係を示すグラフ
2 容器 3,3a 堰板 5,6 原料供給管 7 製品流出管 8,9 冷却室 10 圧力トランス
ミッタ 11 回転軸 12 回転羽根 W ワイヤ型回転羽根 M ミリング型回転羽
根 D 刃型回転羽根 C シリンダ型回転羽
根 A 容器内径 φ 回転羽根外径 ア 圧力 L 被処理液 t1,t2,t3 膜厚
ミッタ 11 回転軸 12 回転羽根 W ワイヤ型回転羽根 M ミリング型回転羽
根 D 刃型回転羽根 C シリンダ型回転羽
根 A 容器内径 φ 回転羽根外径 ア 圧力 L 被処理液 t1,t2,t3 膜厚
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 幅 康子 大阪府大阪市福島区海老江8−16−43 特殊機化工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平9−75698(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B01F 3/00 - 3/22 B01F 7/00 - 7/32
Claims (3)
- 【請求項1】 被処理液を収容した円筒形の容器内で、
該容器の内径より僅かに小さい外径の回転羽根を高速回
転し、被処理液に生じる回転力と遠心力で、被処理液を
容器内面に沿って圧接すると共に、円筒膜状に回転させ
ながら撹拌して微細な粒子を生成する高速撹拌方法にお
いて、被処理液の所望の粒径径に対応する被処理液の周
速を予め設定し、被処理液の周面の圧力を検出し、容器
の内径と、被処理液の膜厚及び比重と、前記圧力とから
被処理液の平均周速を計算し、前記の設定した周速が生
じる圧力が発生するように、種類の異なる回転羽根のそ
れぞれの回転速度を調節することを特徴とする高速撹拌
方法。 - 【請求項2】 請求項1において、被処理液表面の圧力
をP、容器内径をR、円筒膜状の被処理液の膜厚をt、
該液の比重をρとして、平均周速vを次式 【数1】 によって求めた圧力Pが生じるように回転羽根の速度を
調節することを特徴とする高速撹拌方法。 - 【請求項3】 被処理液を収容した円筒形の容器内で、
該容器の内径より僅かに小さい外径をもつ回転羽根を高
速回転させ、被処理液に生じる回転力と遠心力で被処理
液を容器内面に沿って円筒膜状に回転させながら撹拌し
て微細な粒子を生成する高速撹拌装置において、容器の
側壁に被処理液の外周面の圧力を検出する圧力検出器を
設け、回転羽根の駆動部に変速手段を設け、所望の粒子
径が生じる被処理液の圧力を予め設定し、該圧力が生じ
る回転速度で回転羽根を駆動することを特徴とする高速
撹拌装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14166798A JP2906141B1 (ja) | 1998-05-22 | 1998-05-22 | 高速撹拌方法及び高速撹拌装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP14166798A JP2906141B1 (ja) | 1998-05-22 | 1998-05-22 | 高速撹拌方法及び高速撹拌装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2906141B1 true JP2906141B1 (ja) | 1999-06-14 |
| JPH11333275A JPH11333275A (ja) | 1999-12-07 |
Family
ID=15297392
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14166798A Expired - Fee Related JP2906141B1 (ja) | 1998-05-22 | 1998-05-22 | 高速撹拌方法及び高速撹拌装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2906141B1 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN117919766A (zh) * | 2024-03-22 | 2024-04-26 | 山西磊鑫化工股份有限公司 | 一种硝酸盐生产的反应结晶设备 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1386599A4 (en) * | 2001-01-18 | 2009-07-22 | Shiseido Co Ltd | PROCESS FOR PRODUCING DRY WATER |
| JP2006164596A (ja) * | 2004-12-03 | 2006-06-22 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 二次電池およびその多孔膜の製造方法 |
| JP2007125518A (ja) * | 2005-11-07 | 2007-05-24 | Chuo Kakoki Kk | 液状原料の処理装置および処理方法 |
| JP4267665B2 (ja) | 2007-01-26 | 2009-05-27 | 株式会社ブイエスディー | エマルジョン製造装置 |
| US7581436B2 (en) * | 2008-01-25 | 2009-09-01 | Schlumberger Technology Corporation | Method for operating a couette device to create and study emulsions |
| US9468891B2 (en) * | 2011-03-23 | 2016-10-18 | M. Technique Co., Ltd. | Method for producing microparticles |
-
1998
- 1998-05-22 JP JP14166798A patent/JP2906141B1/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN117919766A (zh) * | 2024-03-22 | 2024-04-26 | 山西磊鑫化工股份有限公司 | 一种硝酸盐生产的反应结晶设备 |
| CN117919766B (zh) * | 2024-03-22 | 2024-06-04 | 山西磊鑫化工股份有限公司 | 一种硝酸盐生产的反应结晶设备 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH11333275A (ja) | 1999-12-07 |
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