JP2992450B2 - 生理用ナプキンの剥離部の構造 - Google Patents
生理用ナプキンの剥離部の構造Info
- Publication number
- JP2992450B2 JP2992450B2 JP6298099A JP29809994A JP2992450B2 JP 2992450 B2 JP2992450 B2 JP 2992450B2 JP 6298099 A JP6298099 A JP 6298099A JP 29809994 A JP29809994 A JP 29809994A JP 2992450 B2 JP2992450 B2 JP 2992450B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- peeling
- tape
- silicone
- present
- layer
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Adhesive Tapes (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
- Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)
- Orthopedics, Nursing, And Contraception (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、剥離音を軽減した剥離
部の構造に関し、主として紙オムツ用接着テープの剥離
部に利用され、補強フィルムおよびリリーステープの背
面にファスナーテープを剥離自在に接着固定する剥離部
を提供することを目的とする。さらには、生理用ナプキ
ンなど他の使い捨て吸収物品に利用される剥離部の構造
としても、又、医療用テープ、包装用テープなどにおけ
る剥離部の構造としても好適に用いられるものである。
部の構造に関し、主として紙オムツ用接着テープの剥離
部に利用され、補強フィルムおよびリリーステープの背
面にファスナーテープを剥離自在に接着固定する剥離部
を提供することを目的とする。さらには、生理用ナプキ
ンなど他の使い捨て吸収物品に利用される剥離部の構造
としても、又、医療用テープ、包装用テープなどにおけ
る剥離部の構造としても好適に用いられるものである。
【0002】
【従来技術】一般にオムツ用テープ、例えばファスナー
テープが固定されたオムツの剥離部の構造は、オムツの
装着時の洩れやズレの防止上、固定時にファスナーテー
プが外れにくいことが必要であり、他方、オムツの装
着、脱着を容易にするためには、ファスナーテープがオ
ムツから剥がし易いことが必要である。
テープが固定されたオムツの剥離部の構造は、オムツの
装着時の洩れやズレの防止上、固定時にファスナーテー
プが外れにくいことが必要であり、他方、オムツの装
着、脱着を容易にするためには、ファスナーテープがオ
ムツから剥がし易いことが必要である。
【0003】このため、従来からオムツのファスナー部
においては、ファスナーテープの接着剤として容易に高
接着が得られる接着剤が使用されたり、剥離を容易にす
るためにオムツのフロント部に補強フィルムが設けら
れ、この補強フィルムの面上にファスナーテープの固定
時に該テープが外れない高保持性を有する長鎖アルキル
系の剥離処理剤が塗布されていた。
においては、ファスナーテープの接着剤として容易に高
接着が得られる接着剤が使用されたり、剥離を容易にす
るためにオムツのフロント部に補強フィルムが設けら
れ、この補強フィルムの面上にファスナーテープの固定
時に該テープが外れない高保持性を有する長鎖アルキル
系の剥離処理剤が塗布されていた。
【0004】この長鎖アルキル系剥離処理剤は上記の要
望に応えるための優れた剥離処理剤としての長所を発揮
したが、母親がファスナーテープを補強フィルムより剥
そうとする時に「バリバリ」と大きな音を立てて剥がれ
るという欠点があった。このような剥離音は睡眠中の赤
ちゃんを起こしたり、あるいは寝ている周囲の人を起こ
したりする等問題となっており、この改良が要望されて
いた。
望に応えるための優れた剥離処理剤としての長所を発揮
したが、母親がファスナーテープを補強フィルムより剥
そうとする時に「バリバリ」と大きな音を立てて剥がれ
るという欠点があった。このような剥離音は睡眠中の赤
ちゃんを起こしたり、あるいは寝ている周囲の人を起こ
したりする等問題となっており、この改良が要望されて
いた。
【0005】一方、接着テープなどに使用する剥離処理
剤として一般に汎用されているシリコーン系剥離処理剤
を用いると、剥離に際してこのような音をたてることは
ない。しかし、シリコーン系剥離処理剤を用いると、テ
ープの接着剤層との剪断接着力が極度に低下するため、
オムツのファスナー部などに使用した場合にテープが外
れ易いという欠点があり、かかる固定用途では余り使用
されないのが現状である。
剤として一般に汎用されているシリコーン系剥離処理剤
を用いると、剥離に際してこのような音をたてることは
ない。しかし、シリコーン系剥離処理剤を用いると、テ
ープの接着剤層との剪断接着力が極度に低下するため、
オムツのファスナー部などに使用した場合にテープが外
れ易いという欠点があり、かかる固定用途では余り使用
されないのが現状である。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者は上述の問題点
に鑑み、シリコーン系剥離処理剤の消音剥離性を利用す
べく検討の結果、特定の感圧性接着剤層と特定のシリコ
ーン系剥離処理層との組み合わせで構成される剥離部の
構造においてその目的を達成しうることを見出し、本発
明を完成させたものである。
に鑑み、シリコーン系剥離処理剤の消音剥離性を利用す
べく検討の結果、特定の感圧性接着剤層と特定のシリコ
ーン系剥離処理層との組み合わせで構成される剥離部の
構造においてその目的を達成しうることを見出し、本発
明を完成させたものである。
【0007】即ち、本発明は、その境界面が感圧性接着
剤層とシリコーン系剥離処理層とから構成される剥離部
において、前記剥離処理層が3次元化したオルガノポリ
シロキサンを1〜80重量%含有するシリコーン系剥離
処理剤で、前記接着剤層がゴムを主成分とする粘着性物
質で夫々構成されていることを特徴とする剥離部の構造
であり、これにより上記問題点を解決する。
剤層とシリコーン系剥離処理層とから構成される剥離部
において、前記剥離処理層が3次元化したオルガノポリ
シロキサンを1〜80重量%含有するシリコーン系剥離
処理剤で、前記接着剤層がゴムを主成分とする粘着性物
質で夫々構成されていることを特徴とする剥離部の構造
であり、これにより上記問題点を解決する。
【0008】
【発明の構成及び作用】以下、本発明について主として
オムツの剥離部の構造として用いた場合について説明す
るが、本発明は生理用ナプキンなど他の使い捨て吸収物
品の剥離部の構造としても用いられるほか、医療用テー
プを用いた剥離部の構造として病院で深夜に他の患者の
睡眠を妨げることなく使用するのに適しており、また量
的に多く用いられる包装用テープを用いた段ボール等の
剥離部の構造としても剥離音が軽減されることから有用
である。更に、一般にロール状態のテープにおいてもテ
ープ巻層間で剥離部が構成されるが、これに本発明の剥
離部の構造を適用すると、テープの巻戻し時の剥離音が
軽減されるので、作業場での剥離音に伴う環境改善にも
有効である。
オムツの剥離部の構造として用いた場合について説明す
るが、本発明は生理用ナプキンなど他の使い捨て吸収物
品の剥離部の構造としても用いられるほか、医療用テー
プを用いた剥離部の構造として病院で深夜に他の患者の
睡眠を妨げることなく使用するのに適しており、また量
的に多く用いられる包装用テープを用いた段ボール等の
剥離部の構造としても剥離音が軽減されることから有用
である。更に、一般にロール状態のテープにおいてもテ
ープ巻層間で剥離部が構成されるが、これに本発明の剥
離部の構造を適用すると、テープの巻戻し時の剥離音が
軽減されるので、作業場での剥離音に伴う環境改善にも
有効である。
【0009】本来、シリコーン系剥離処理剤はジメチル
ポリシロキサンの螺旋構造の側鎖のメチル基が螺旋の外
側に向いていることにより離型性が発現するといわれて
いる。しかしながら、このメチル基は3次元化したオル
ガノポリシロキサンの混合により配列が乱されてしま
い、本来の離型性が失われる。本発明は、この考え方に
基づき3次元化したオルガノポリシロキサンを1〜80
重量%含有したシリコーン系剥離処理剤を用いると共
に、接合用の感圧性接着剤としてゴムを主成分とする粘
着性物質を用いることにより、オムツ用テープなどの固
定に必要な剪断特性を得ることに成功したのである。
ポリシロキサンの螺旋構造の側鎖のメチル基が螺旋の外
側に向いていることにより離型性が発現するといわれて
いる。しかしながら、このメチル基は3次元化したオル
ガノポリシロキサンの混合により配列が乱されてしま
い、本来の離型性が失われる。本発明は、この考え方に
基づき3次元化したオルガノポリシロキサンを1〜80
重量%含有したシリコーン系剥離処理剤を用いると共
に、接合用の感圧性接着剤としてゴムを主成分とする粘
着性物質を用いることにより、オムツ用テープなどの固
定に必要な剪断特性を得ることに成功したのである。
【0010】本発明で剥離部を構成する感圧性接着剤層
としてゴムを主成分とする粘着性物質が使用されるの
は、粘着性物質を構成するゴムの高凝集性によって剪断
荷重に対する高い自己保持性が得られ、後述するシリコ
ーン系剥離処理剤との剪断特性が良好であると考えられ
るからである。本発明者らが繰り返し行なった実験によ
れば、ゴムを主成分とする粘着性物質を使用した場合に
は1kg/25mm幅以上の剪断接着力が得られたのに対し、
汎用されているアクリル系の感圧性接着剤では200g/25
mm幅未満の剪断接着力しか得られなかった。
としてゴムを主成分とする粘着性物質が使用されるの
は、粘着性物質を構成するゴムの高凝集性によって剪断
荷重に対する高い自己保持性が得られ、後述するシリコ
ーン系剥離処理剤との剪断特性が良好であると考えられ
るからである。本発明者らが繰り返し行なった実験によ
れば、ゴムを主成分とする粘着性物質を使用した場合に
は1kg/25mm幅以上の剪断接着力が得られたのに対し、
汎用されているアクリル系の感圧性接着剤では200g/25
mm幅未満の剪断接着力しか得られなかった。
【0011】ゴムを主成分とする粘着性物質としては、
天然ゴム、合成ゴムを主体としたものがいずれも使用さ
れるが、特にホットメルト塗工による無公害化の点など
からは、ABA型又はAB型ブロック共重合体(Aは熱
可塑性ブロック、Bはラバーブロックで、例えば、スチ
レン−イソプレン−スチレン共重合体、スチレン−ブタ
ジエン−スチレン共重合体、スチレン−エチレン−ブタ
ジエン−スチレン共重合体、スチレン−ブタジエン共重
合体もしくはこれらの水素添加物等)を主体としたもの
が好ましい。
天然ゴム、合成ゴムを主体としたものがいずれも使用さ
れるが、特にホットメルト塗工による無公害化の点など
からは、ABA型又はAB型ブロック共重合体(Aは熱
可塑性ブロック、Bはラバーブロックで、例えば、スチ
レン−イソプレン−スチレン共重合体、スチレン−ブタ
ジエン−スチレン共重合体、スチレン−エチレン−ブタ
ジエン−スチレン共重合体、スチレン−ブタジエン共重
合体もしくはこれらの水素添加物等)を主体としたもの
が好ましい。
【0012】上記のゴムを主成分とする粘着性物質をテ
ープ支持体などの部材上に塗設して本発明の感圧性接着
剤層が構成される。
ープ支持体などの部材上に塗設して本発明の感圧性接着
剤層が構成される。
【0013】本発明で剥離部を構成するシリコーン系剥
離処理層は、ジメチルポリシロキサンを主体とする通常
用いられるシリコーン系剥離処理剤にて形成することが
でき、付加反応型でも縮合反応型でも何れも使用可能で
ある。
離処理層は、ジメチルポリシロキサンを主体とする通常
用いられるシリコーン系剥離処理剤にて形成することが
でき、付加反応型でも縮合反応型でも何れも使用可能で
ある。
【0014】上記のシリコーン系剥離処理剤に含有させ
る3次元化したオルガノポリシロキサンとしては、平均
組成式が [R3 SiO0.5]a [ R2 SiO ]b [ RSiO1.5]
c [ SiO2]d (式中、Rは一価炭化水素基、a,b,cおよびdはそ
れぞれ各シロキサン単位のモル分率を表わし、a=0.1
〜0.6 、b=0〜0.45、c=0〜0.3 、d=0.3 〜0.8
、ただしa/d=0.3 〜2.0 である)で示されるオル
ガノポリシロキサンが好適に使用されうる。
る3次元化したオルガノポリシロキサンとしては、平均
組成式が [R3 SiO0.5]a [ R2 SiO ]b [ RSiO1.5]
c [ SiO2]d (式中、Rは一価炭化水素基、a,b,cおよびdはそ
れぞれ各シロキサン単位のモル分率を表わし、a=0.1
〜0.6 、b=0〜0.45、c=0〜0.3 、d=0.3 〜0.8
、ただしa/d=0.3 〜2.0 である)で示されるオル
ガノポリシロキサンが好適に使用されうる。
【0015】3次元化したオルガノポリシロキサンは1
〜80重量%、好ましくは5〜60重量%の範囲で配合
される。これが1重量%に満たないと必要な重剥離化の
効果が得られず、又、80重量%を超えると重剥離化し
すぎて剥離が困難となるので好ましくない。
〜80重量%、好ましくは5〜60重量%の範囲で配合
される。これが1重量%に満たないと必要な重剥離化の
効果が得られず、又、80重量%を超えると重剥離化し
すぎて剥離が困難となるので好ましくない。
【0016】3次元化したオルガノポリシロキサンを所
定量含有させたシリコーン系剥離処理剤は、無溶剤塗工
とされるのがよいが、その粘度が高い場合には少量の有
機溶剤を添加して粘度を下げ、これをフィルムまたはテ
ープに塗工後乾燥処理し、次いで紫外線照射処理等を行
なってもよい。尚、シリコーン系剥離処理剤の塗布量は
0.01〜10g/m2 、好ましくは0.1 〜3g/m2 がよ
い。
定量含有させたシリコーン系剥離処理剤は、無溶剤塗工
とされるのがよいが、その粘度が高い場合には少量の有
機溶剤を添加して粘度を下げ、これをフィルムまたはテ
ープに塗工後乾燥処理し、次いで紫外線照射処理等を行
なってもよい。尚、シリコーン系剥離処理剤の塗布量は
0.01〜10g/m2 、好ましくは0.1 〜3g/m2 がよ
い。
【0017】上記のシリコーン系剥離処理剤は紙オムツ
のリリーステープ背面や補強フィルム背面に塗工される
他、直接紙オムツのバックシートの面上に塗工して用い
ることができる。基材としてのフィルムやテープとして
は、特開昭63−112704号公報に記載のポリプロピレン含
有プラスチックや、ポリプロピレンとポリプロピレン含
有プラスチックとの積層物、或いはポリエステルよりな
るものが好適であり、その表面はフラット状でもマット
状でもよい。また、この基材をオレフィン系、スチレン
系、ウレタン系、ポリエステル系エラストマーを主成分
としたフィルムとすることで良好なスリップ性を発現
し、ソフトである点でも好ましい。
のリリーステープ背面や補強フィルム背面に塗工される
他、直接紙オムツのバックシートの面上に塗工して用い
ることができる。基材としてのフィルムやテープとして
は、特開昭63−112704号公報に記載のポリプロピレン含
有プラスチックや、ポリプロピレンとポリプロピレン含
有プラスチックとの積層物、或いはポリエステルよりな
るものが好適であり、その表面はフラット状でもマット
状でもよい。また、この基材をオレフィン系、スチレン
系、ウレタン系、ポリエステル系エラストマーを主成分
としたフィルムとすることで良好なスリップ性を発現
し、ソフトである点でも好ましい。
【0018】上記のフィルムやテープには、その表面に
塗布する剥離処理剤の脱落を防止するために予めコロナ
処理等の表面処理をすることは好ましく、処理強度の指
標として少なくとも表面張力38dyne/cm2 以上が好ま
しい。
塗布する剥離処理剤の脱落を防止するために予めコロナ
処理等の表面処理をすることは好ましく、処理強度の指
標として少なくとも表面張力38dyne/cm2 以上が好ま
しい。
【0019】本発明の剥離部の構造を利用した用途例を
添付図面に基づいて説明する。図1は紙オムツAの各部
位を示す説明図であって、Bはバックシート、Cはベル
ト部のトップシート、Dは補強フィルム、Eはリリース
テープ、Fはファスナーテープである。
添付図面に基づいて説明する。図1は紙オムツAの各部
位を示す説明図であって、Bはバックシート、Cはベル
ト部のトップシート、Dは補強フィルム、Eはリリース
テープ、Fはファスナーテープである。
【0020】図2は、本発明の剥離部の構造を紙オムツ
AのバックシートB上の補強フィルムDとファスナーテ
ープFとの接合に用いた場合の構造例を示している。バ
ックシートB上に接着剤3によって表面に前述のシリコ
ーン系剥離処理層2を塗設したフィルム1が接合されて
いる。一方、この補強フィルムDの剥離処理層2上には
テープ支持体5上にゴムを主成分とする粘着性物質から
なる感圧性接着剤層4を設けたファスナーテープFが層
4を介して剥離自在に接着固定され、層2と層4との境
界面で本発明の剥離部が構成されている。尚、上記の構
成に代えて、表面に剥離処理層2を有するフィルム1を
直接バックシートB上に熱接着する構成、或いは、本発
明で用いる剥離処理剤を直接紙オムツAのバックシート
B上に塗工する構成としてもよい。
AのバックシートB上の補強フィルムDとファスナーテ
ープFとの接合に用いた場合の構造例を示している。バ
ックシートB上に接着剤3によって表面に前述のシリコ
ーン系剥離処理層2を塗設したフィルム1が接合されて
いる。一方、この補強フィルムDの剥離処理層2上には
テープ支持体5上にゴムを主成分とする粘着性物質から
なる感圧性接着剤層4を設けたファスナーテープFが層
4を介して剥離自在に接着固定され、層2と層4との境
界面で本発明の剥離部が構成されている。尚、上記の構
成に代えて、表面に剥離処理層2を有するフィルム1を
直接バックシートB上に熱接着する構成、或いは、本発
明で用いる剥離処理剤を直接紙オムツAのバックシート
B上に塗工する構成としてもよい。
【0021】図3は、本発明の固定構造を生理用ナプキ
ンに応用した実例を示している。ナプキンNの一端側内
面にはゴムを主成分とする粘着性物質からなる感圧性接
着剤層4が設けられる一方、他端側内面には前記のシリ
コーン系剥離処理剤からなる剥離処理層2が塗設され、
剥離処理層2の上面に感圧性接着剤層4が当接するよう
にナプキンNが折り畳まれ、層2と層4との境界面で本
発明の剥離部が構成されている。
ンに応用した実例を示している。ナプキンNの一端側内
面にはゴムを主成分とする粘着性物質からなる感圧性接
着剤層4が設けられる一方、他端側内面には前記のシリ
コーン系剥離処理剤からなる剥離処理層2が塗設され、
剥離処理層2の上面に感圧性接着剤層4が当接するよう
にナプキンNが折り畳まれ、層2と層4との境界面で本
発明の剥離部が構成されている。
【0022】図4は、本発明の固定構造をロール状テー
プTに応用した実例を示している。即ち、テープTの内
面側にはゴムを主成分とする粘着性物質からなる感圧性
接着剤層が設けられる一方、背面側には前記のシリコー
ン系剥離処理層が塗設され(図示省略)、こうしたロー
ル状態においては、各巻層の境界面でゴムを主成分とす
る粘着性物質からなる感圧性接着剤層とシリコーン系剥
離処理層とが当接する剥離部が構成される。
プTに応用した実例を示している。即ち、テープTの内
面側にはゴムを主成分とする粘着性物質からなる感圧性
接着剤層が設けられる一方、背面側には前記のシリコー
ン系剥離処理層が塗設され(図示省略)、こうしたロー
ル状態においては、各巻層の境界面でゴムを主成分とす
る粘着性物質からなる感圧性接着剤層とシリコーン系剥
離処理層とが当接する剥離部が構成される。
【0023】図5及び図6はロール状テープTを医療用
テープあるいは段ボール包装用テープとして使用する実
例である。即ち、図5のようにテープTをラップしつつ
巻回すれば、ラップ部分で同様に本発明の剥離部の構造
が構成され、図6のように予め段ボールの封止部に上記
のシリコーン系剥離処理剤を塗設し、テープT(背面の
剥離処理は省略可能である)を貼着封止することによ
り、同様に本発明の剥離部の構造が得られる。
テープあるいは段ボール包装用テープとして使用する実
例である。即ち、図5のようにテープTをラップしつつ
巻回すれば、ラップ部分で同様に本発明の剥離部の構造
が構成され、図6のように予め段ボールの封止部に上記
のシリコーン系剥離処理剤を塗設し、テープT(背面の
剥離処理は省略可能である)を貼着封止することによ
り、同様に本発明の剥離部の構造が得られる。
【0024】
【実施例】以下、本発明を実施例により詳細に説明す
る。文中「部」とあるのは重量部を意味する。25℃に
おける粘度が1500cps の付加反応型シリコーン(信越化
学株式会社製X-62-2378)のトルエン溶液(固形分30重
量%)に3次元化したオルガノポリシロキサン(信越化
学株式会社製X-92-140 )のトルエン/キシレン溶液
(固形分30重量%)を各々3次元化したオルガノポリシ
ロキサンが10重量%、30重量%、50重量%となるように
混合した溶液を作成した。なお、これらの溶液には白金
1000ppm をビニルシロキサン(信越化学株式会社製PL-5
0T) とのコンプレックスとして前記シリコーン組成物10
0 重量部に対して2部触媒として加えた。そしてこの溶
液を剥離処理剤として12μ厚のポリエステルフィルム上
に0.3g/m2 塗布した後、 120℃×1分加熱処理して剥
離処理層を形成し、剥離処理層側の試料片1、2、3を
得た。
る。文中「部」とあるのは重量部を意味する。25℃に
おける粘度が1500cps の付加反応型シリコーン(信越化
学株式会社製X-62-2378)のトルエン溶液(固形分30重
量%)に3次元化したオルガノポリシロキサン(信越化
学株式会社製X-92-140 )のトルエン/キシレン溶液
(固形分30重量%)を各々3次元化したオルガノポリシ
ロキサンが10重量%、30重量%、50重量%となるように
混合した溶液を作成した。なお、これらの溶液には白金
1000ppm をビニルシロキサン(信越化学株式会社製PL-5
0T) とのコンプレックスとして前記シリコーン組成物10
0 重量部に対して2部触媒として加えた。そしてこの溶
液を剥離処理剤として12μ厚のポリエステルフィルム上
に0.3g/m2 塗布した後、 120℃×1分加熱処理して剥
離処理層を形成し、剥離処理層側の試料片1、2、3を
得た。
【0025】一方、厚さ 120μm の低密度ポリエチレン
フイルムの片面にスチレン−イソプレン−スチレン共重
合体40部に対し、粘着性付与樹脂として石油系樹脂40
部、軟化剤としてパラフィンオイル19部、老化防止剤1
部を配合したゴムを主成分とする粘着性物質を50μmの
厚みに塗布して感圧性接着剤層を形成し、これを長さ70
mm×幅25mmに裁断して接着テープ側の試料片とした。こ
の接着テープ側の試料片を剥離処理層側の試料片1、
2、3に貼着して、本発明の実施例1、2、3とし、各
々について接着力試験(剥離力、剪断接着力、保持力)
を行ない、又、実際に紙オムツに取り付けてモニターテ
ストを行なった。尚、実施例1は3次元化したオルガノ
ポリシロキサンが10重量%、実施例2は30重量%、実施
例3は50重量%含有されたものである。
フイルムの片面にスチレン−イソプレン−スチレン共重
合体40部に対し、粘着性付与樹脂として石油系樹脂40
部、軟化剤としてパラフィンオイル19部、老化防止剤1
部を配合したゴムを主成分とする粘着性物質を50μmの
厚みに塗布して感圧性接着剤層を形成し、これを長さ70
mm×幅25mmに裁断して接着テープ側の試料片とした。こ
の接着テープ側の試料片を剥離処理層側の試料片1、
2、3に貼着して、本発明の実施例1、2、3とし、各
々について接着力試験(剥離力、剪断接着力、保持力)
を行ない、又、実際に紙オムツに取り付けてモニターテ
ストを行なった。尚、実施例1は3次元化したオルガノ
ポリシロキサンが10重量%、実施例2は30重量%、実施
例3は50重量%含有されたものである。
【0026】
【比較例】比較例1はシリコーン系剥離処理剤として3
次元化したオルガノポリシロキサンを配合しなかったも
の、比較例2はシリコーン系剥離処理剤に代えて長鎖ア
ルキル系剥離処理剤(一方社油脂株式会社製ピーロイル
1010)の2%トルエン溶液を0.5g/m2 塗布し、80℃×
30秒加熱処理して剥離処理層側の試料片としたものであ
る。比較例3、4、5は実施例1、2、3において、接
着テープ側の試料片としてゴムを主成分とする粘着性物
質に代えてアクリル系の感圧接着剤(2エチルヘキシル
アクリレートとアクリル酸との共重合体:重量比100 対
2)を塗布したものである。これらの結果を表1に示し
た。尚、各々の試験方法は後述の通りである。
次元化したオルガノポリシロキサンを配合しなかったも
の、比較例2はシリコーン系剥離処理剤に代えて長鎖ア
ルキル系剥離処理剤(一方社油脂株式会社製ピーロイル
1010)の2%トルエン溶液を0.5g/m2 塗布し、80℃×
30秒加熱処理して剥離処理層側の試料片としたものであ
る。比較例3、4、5は実施例1、2、3において、接
着テープ側の試料片としてゴムを主成分とする粘着性物
質に代えてアクリル系の感圧接着剤(2エチルヘキシル
アクリレートとアクリル酸との共重合体:重量比100 対
2)を塗布したものである。これらの結果を表1に示し
た。尚、各々の試験方法は後述の通りである。
【0027】
【0028】<剥離力>ステンレス板の上に固定させた
各々の剥離処理層側の試料片1、2、3の剥離処理層の
面上に2kgローラー1往復で接着テープ側の試料片を貼
着し、貼着後3分以内に 300mm/分で 180°剥離接着力
を測定した。
各々の剥離処理層側の試料片1、2、3の剥離処理層の
面上に2kgローラー1往復で接着テープ側の試料片を貼
着し、貼着後3分以内に 300mm/分で 180°剥離接着力
を測定した。
【0029】<剪断接着力>市販の紙オムツを切断した
小片に貼着させた各々の剥離処理層側の試料片1、2、
3の剥離処理層の面上に接着テープ側の試料片の一端側
(25mm×25mm)を2kgローラー1往復で貼着し、テンシ
ロン型万能試験機で他端側を剪断方向に引っ張り(引張
速度、 300mm/分)、剪断接着力を測定した。
小片に貼着させた各々の剥離処理層側の試料片1、2、
3の剥離処理層の面上に接着テープ側の試料片の一端側
(25mm×25mm)を2kgローラー1往復で貼着し、テンシ
ロン型万能試験機で他端側を剪断方向に引っ張り(引張
速度、 300mm/分)、剪断接着力を測定した。
【0030】<保持力>上記剪断接着力の試験で作成し
た試料を垂直方向に保持し、1kgの荷重で吊るしたとき
に接着テープ側の試料片が落下するまでの時間(分)を
測定した。
た試料を垂直方向に保持し、1kgの荷重で吊るしたとき
に接着テープ側の試料片が落下するまでの時間(分)を
測定した。
【0031】<モニターテスト>上記の各試料片を実際
に紙オムツのファスナー部に取り付けて、剥し易さ、外
れにくさ、剥離時の音の静かさについて、10人のモニ
ターテストを行なった。10人中8人以上が良好とした
ものを○、5〜7人が良好としたものを△、4人以下を
×と評価した。
に紙オムツのファスナー部に取り付けて、剥し易さ、外
れにくさ、剥離時の音の静かさについて、10人のモニ
ターテストを行なった。10人中8人以上が良好とした
ものを○、5〜7人が良好としたものを△、4人以下を
×と評価した。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の剥離部の
構造は固定時にテープ等の部材が外れにくい一方で、剥
離時においては剥離音を軽減でき剥がし易いという特徴
を有する。従って、紙オムツ等の剥離部の形成やその他
の剥離固定を目的とした使い捨て吸収物品の剥離部の構
造として、又、医療用テープ、包装用テープなどの剥離
部の構造として有用である。特に、紙オムツ固定用とし
て音のしないあるいは剥離音が軽減できる本発明の構造
は紙オムツの普及率が増加し、また1日当たりの使用量
が多く、さらに深夜に使用頻度の高い今日においては消
費者の要望に答えるものとしてその実用上の価値は大き
い。
構造は固定時にテープ等の部材が外れにくい一方で、剥
離時においては剥離音を軽減でき剥がし易いという特徴
を有する。従って、紙オムツ等の剥離部の形成やその他
の剥離固定を目的とした使い捨て吸収物品の剥離部の構
造として、又、医療用テープ、包装用テープなどの剥離
部の構造として有用である。特に、紙オムツ固定用とし
て音のしないあるいは剥離音が軽減できる本発明の構造
は紙オムツの普及率が増加し、また1日当たりの使用量
が多く、さらに深夜に使用頻度の高い今日においては消
費者の要望に答えるものとしてその実用上の価値は大き
い。
【0033】
【図面の簡単な説明】
【図1】紙オムツの構成を示す説明図である。
【図2】紙オムツのファスナー部における本発明の実例
を示す断面説明図である。
を示す断面説明図である。
【図3】本発明の他の応用例を示す説明図である。
【図4】本発明の他の応用例を示す説明図である。
【図5】本発明の他の応用例を示す説明図である。
【図6】本発明の他の応用例を示す説明図である。
1 フィルム 2 シリコーン系剥離処理層 3 接着剤 4 感圧性接着剤層 5 テープ支持体
Claims (1)
- 【請求項1】 生理用ナプキンに形成された感圧性接着
剤層(a)と、それと当接するシリコーン系剥離処理層
(b)とから構成される生理用ナプキンの剥離部の構造
において、前記感圧性接着剤層(a)が、ABA型又は
AB型ブロック共重合体(Aは熱可塑性ブロック、Bは
ラバーブロック)からなるゴムを主成分とする粘着性物
質であり、前記シリコーン系剥離処理層(b)が、3次
元化したオルガノポリシロキサンを1〜80重量%含有
するシリコーン系剥離処理剤で夫々構成されていること
を特徴とする生理用ナプキンの剥離部の構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6298099A JP2992450B2 (ja) | 1994-12-01 | 1994-12-01 | 生理用ナプキンの剥離部の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6298099A JP2992450B2 (ja) | 1994-12-01 | 1994-12-01 | 生理用ナプキンの剥離部の構造 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3280775A Division JPH0759244B2 (ja) | 1990-10-16 | 1991-09-30 | 使い捨てオムツの剥離部の構造、及び剥離音を軽減した使い捨てオムツ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07196993A JPH07196993A (ja) | 1995-08-01 |
| JP2992450B2 true JP2992450B2 (ja) | 1999-12-20 |
Family
ID=17855149
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6298099A Expired - Lifetime JP2992450B2 (ja) | 1994-12-01 | 1994-12-01 | 生理用ナプキンの剥離部の構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2992450B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5883617B2 (ja) * | 2011-11-09 | 2016-03-15 | 日東電工株式会社 | セパレータ付き粘着シート |
-
1994
- 1994-12-01 JP JP6298099A patent/JP2992450B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH07196993A (ja) | 1995-08-01 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| KR0169298B1 (ko) | 박리부분의 구조 | |
| US6063466A (en) | Composite-prelaminated closure tape system | |
| EP0519086B1 (en) | Double-faced adhesive tape, laminate structure thereof, adhesive tape, and method of using said tapes | |
| KR100286847B1 (ko) | Z형 압력-민감성 접착 테이프 및 이를 사용한 고정 시스템 및 위생용 흡수성 물품 | |
| US20160143791A1 (en) | Stretch release articles and fasteners | |
| JP2005507270A (ja) | 先細にした引張除去可能な粘着性物品と方法 | |
| CN101437479B (zh) | 设有可释放的保护层的、用于将医疗物品或其部粘附到皮肤上的医疗和技术性质的物品或构件 | |
| JP2644140B2 (ja) | 剥離部の構造 | |
| JP2992450B2 (ja) | 生理用ナプキンの剥離部の構造 | |
| JP3555769B2 (ja) | 剥離部の構造及びそれに用いる粘着テープ | |
| JP3434588B2 (ja) | 剥離部の構造、及び使い捨てオムツの剥離部の構造 | |
| JP3520247B2 (ja) | 使い捨て吸収物品の剥離部の構造及び使い捨て吸収物品 | |
| JP3502606B2 (ja) | 衛生用品の剥離部の構造および衛生用品 | |
| JPH10110144A (ja) | Z型粘着テープ | |
| KR100216693B1 (ko) | 양면 점착 테이프 및 이를 사용한 화스너 테이프 | |
| JPH07124198A (ja) | 生理用ナプキン | |
| JP3034123B2 (ja) | 再剥離可能なテープシステム及びそれに用いる粘着テープ | |
| KR100216936B1 (ko) | 점착테이프 | |
| JPH07313551A (ja) | 使い捨て紙おむつ用リリーステープ | |
| JPH10243964A (ja) | おむつ用フロントシート | |
| JP2535686B2 (ja) | 粘着テ―プ | |
| JPH09253132A (ja) | 使いすておむつ用テープおよびこれを用いた使いすておむつ | |
| JPH10219229A (ja) | 剥離剤組成物 | |
| JPH10313908A (ja) | ファスナーテープ及び当該ファスナーテープを用いた使い捨ておむつ | |
| CA2206879A1 (en) | Composite-prelaminated closure tape system |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20081015 Year of fee payment: 9 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111015 Year of fee payment: 12 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |