JP2830171B2 - ポリエーテル類の製造方法 - Google Patents
ポリエーテル類の製造方法Info
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ポリエーテルの製造方法、特にポリエーテ
ルポリオールの製造方法に関する。
ルポリオールの製造方法に関する。
[従来の技術] イニシエーターにアルキレンオキシドなどのモノエポ
キシドを開環反応させて得られるポリエーテル類はポリ
ウレタンなどの合成樹脂の原料、界面活性剤、潤滑剤、
その他の用途に広く用いられている。
キシドを開環反応させて得られるポリエーテル類はポリ
ウレタンなどの合成樹脂の原料、界面活性剤、潤滑剤、
その他の用途に広く用いられている。
イニシエーターはA(H)n(A:水酸基含有化合物の
水酸基の水素原子を除いた残基、n:1以上の整数)で表
わされる水酸基含有化合物である。イニシエーターとし
ては、例えば1価アルコール、多価アルコール、1価フ
ェノール、多価フェノールなどがある。また、ヒドロキ
シアルキルアミノ基を有する化合物(アルカノールアミ
ン類やアミン類−アルキレンオキシド付加物など)もイ
ニシエーターとして用いられる。さらに上記イニシエー
ターにモノエポキシドを反応させて得られるポリエーテ
ル類もまたイニシエーターとして用いられる。
水酸基の水素原子を除いた残基、n:1以上の整数)で表
わされる水酸基含有化合物である。イニシエーターとし
ては、例えば1価アルコール、多価アルコール、1価フ
ェノール、多価フェノールなどがある。また、ヒドロキ
シアルキルアミノ基を有する化合物(アルカノールアミ
ン類やアミン類−アルキレンオキシド付加物など)もイ
ニシエーターとして用いられる。さらに上記イニシエー
ターにモノエポキシドを反応させて得られるポリエーテ
ル類もまたイニシエーターとして用いられる。
ポリエーテル類は上記イニシエーターにモノエポキシ
ドを開環反応させて得られる下記のような化合物であ
る。
ドを開環反応させて得られる下記のような化合物であ
る。
A[(RO)mH]n RO:モノエポキシドの開環した単位 n、m:1以上の整数 従来、ポルエーテル類を製造する方法としてアルカリ
触媒存在下にモノエポキシドを反応させる方法が広く用
いられている。
触媒存在下にモノエポキシドを反応させる方法が広く用
いられている。
アルカリ触媒としては、ナトリウム、カリウムの水酸
化物がポリエーテル類の製造に最も一般的に用いられて
おり、アルコラート、水素化物、金属単体も、特殊な用
途に用いられる場合がある。
化物がポリエーテル類の製造に最も一般的に用いられて
おり、アルコラート、水素化物、金属単体も、特殊な用
途に用いられる場合がある。
しかしアルカリ触媒を使用して得られるポリエーテル
類は、次のような問題点があった。すなわちモノエポキ
シド、特にプロピレンオキシドの異性化により生成した
不飽和モノオールがイニシエーターとなり、これにモノ
エポキシドが付加したモノオールが生成する。
類は、次のような問題点があった。すなわちモノエポキ
シド、特にプロピレンオキシドの異性化により生成した
不飽和モノオールがイニシエーターとなり、これにモノ
エポキシドが付加したモノオールが生成する。
ポリエーテル類の分子量が高くなるにつれて異性化の
割合は増え、この傾向は、分子量5000以上(3官能の場
合)で顕著になるためのモノエポキシドにプロピレンオ
キシドを用いた場合、分子量6000以上のポリエーテル類
の合成は事実上不可能であった。
割合は増え、この傾向は、分子量5000以上(3官能の場
合)で顕著になるためのモノエポキシドにプロピレンオ
キシドを用いた場合、分子量6000以上のポリエーテル類
の合成は事実上不可能であった。
一方、触媒として複合金属シオン化物錯体を用いてポ
リエーテル類を製造することは知られている(US327845
7〜9)。この触媒は上記不飽和モノオールの生成が少
なく、また、きわめて高分子量のポリエーテル類を製造
することも可能である。
リエーテル類を製造することは知られている(US327845
7〜9)。この触媒は上記不飽和モノオールの生成が少
なく、また、きわめて高分子量のポリエーテル類を製造
することも可能である。
[発明が解決しようとする課題] しかし上記複合金属シアン化物錯体触媒は以下のよう
な2つの問題点を有している。
な2つの問題点を有している。
第1に、複合金属シアン化物錯体を触媒に用いてイニ
シエーターに炭素数3以上のモノエポキシドを開環反応
して得られるポリエーテル類は、触媒の除去が困難であ
った。触媒を瀘過によって分離することも、活性炭のよ
うな吸着剤で吸着分離することも不可能である。
シエーターに炭素数3以上のモノエポキシドを開環反応
して得られるポリエーテル類は、触媒の除去が困難であ
った。触媒を瀘過によって分離することも、活性炭のよ
うな吸着剤で吸着分離することも不可能である。
第2に、複合金属シアン化物錯体を触媒に用いた、エ
チヱンオキシドの付加は、困難であった。複合金属シア
ン化物錯体を触媒に用い、イニシエーターに炭素数3以
上のモノエポキシドを開環反応して得られるポリエーテ
ル類にエチレンオキシドをフィードすると、エチレンオ
キシドの高分子量体であるポリエチレングリコールが生
成し、ポリエーテル類の末端へのエチレンオキシドの均
一な付加はおこらない。
チヱンオキシドの付加は、困難であった。複合金属シア
ン化物錯体を触媒に用い、イニシエーターに炭素数3以
上のモノエポキシドを開環反応して得られるポリエーテ
ル類にエチレンオキシドをフィードすると、エチレンオ
キシドの高分子量体であるポリエチレングリコールが生
成し、ポリエーテル類の末端へのエチレンオキシドの均
一な付加はおこらない。
[課題を解決するための手段] 本発明は、前述の問題点を解決すべくなされた下記の
発明を提供する。
発明を提供する。
1)複合金属シアン化物錯体触媒の存在下イニシエータ
ーに炭素数3以上のモノエポキシドを開環反応せしめて
得られた上記触媒を含むポリエーテル類を、カルシウム
およびバリウムの水素化物および酸化物から選ばれた処
理剤で処理して上記触媒を失活せしめ、ついで失活した
上記触媒成分と処理剤成分をポリエーテル類から除去す
ることを特徴とするポリエーテル類の製造方法。
ーに炭素数3以上のモノエポキシドを開環反応せしめて
得られた上記触媒を含むポリエーテル類を、カルシウム
およびバリウムの水素化物および酸化物から選ばれた処
理剤で処理して上記触媒を失活せしめ、ついで失活した
上記触媒成分と処理剤成分をポリエーテル類から除去す
ることを特徴とするポリエーテル類の製造方法。
2)複合金属シアン化物錯体触媒の存在下イニシエータ
ーに炭素数3以上のモノエポキシドを開環反応せしめて
得られた上記触媒を含むポリエーテル類を、カルシウム
およびバリウムの水素化物および酸化物から選ばれた処
理剤で処理して上記触媒を失活せしめ、次に上記ポリエ
ーテル類をイニシーエーターとして、それにエチレンオ
キシドを開環反応せしめ、その後得られたポリエーテル
類から失活した上記触媒成分と処理剤成分を除去するこ
とを特徴とするポリエテールの製造方法。
ーに炭素数3以上のモノエポキシドを開環反応せしめて
得られた上記触媒を含むポリエーテル類を、カルシウム
およびバリウムの水素化物および酸化物から選ばれた処
理剤で処理して上記触媒を失活せしめ、次に上記ポリエ
ーテル類をイニシーエーターとして、それにエチレンオ
キシドを開環反応せしめ、その後得られたポリエーテル
類から失活した上記触媒成分と処理剤成分を除去するこ
とを特徴とするポリエテールの製造方法。
ここで用いられた複合金属シアン化物錯体は、一般に
次のような構造を有し、これを用いてポリエーテル類を
得ることも知られている。
次のような構造を有し、これを用いてポリエーテル類を
得ることも知られている。
Ma・M′(CN)b・(H2O)d・(R)e・(MX)f M、M′:金属1、金属2 X :ハロゲン R :炭素数1〜18の非環式エーテル [US3278457〜9、3427256、3427334〜5] この触媒を用いると、不飽和モノオールの含量の少な
い、きわめて高分子量のポリエーテル類を製造すること
も可能である。
い、きわめて高分子量のポリエーテル類を製造すること
も可能である。
ポリオキシアルキレンポリオールは、ポリウレタン製
造用の原料としてはポリイソシアネート化合物とともに
使用されている。またこのポリオキシアルキレンポリオ
ールは単独でまたは添加剤を加えて機能油や界面活性剤
の原料として用いられている。
造用の原料としてはポリイソシアネート化合物とともに
使用されている。またこのポリオキシアルキレンポリオ
ールは単独でまたは添加剤を加えて機能油や界面活性剤
の原料として用いられている。
このポリオキシアルキレンポリオールはヒポリヒドロ
キシ化合物やアミン化合物、その他の活性水素を少くと
も1個有する活性水素化合物にモノエポキシド、特にア
ルキレンオキシドを付加して製造される。特に、エチレ
ングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、ト
リメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、デキス
トロース、サッカロース、シュークロースなどのポリヒ
ドロキシ化合物にエチレンオキシド、プロピレンオキシ
ド、ブチレンオキシド、エピクロルヒドリンなどのアル
キレンオキシドを付加して製造されるポリオキシアルキ
レンポリオールが広く使用されている。
キシ化合物やアミン化合物、その他の活性水素を少くと
も1個有する活性水素化合物にモノエポキシド、特にア
ルキレンオキシドを付加して製造される。特に、エチレ
ングリコール、プロピレングリコール、グリセリン、ト
リメチロールプロパン、ペンタエリスリトール、デキス
トロース、サッカロース、シュークロースなどのポリヒ
ドロキシ化合物にエチレンオキシド、プロピレンオキシ
ド、ブチレンオキシド、エピクロルヒドリンなどのアル
キレンオキシドを付加して製造されるポリオキシアルキ
レンポリオールが広く使用されている。
この付加反応において、最も普通には水酸化カリウ
ム、水酸化ナトリウムなどのアルカリ金属水酸化物が触
媒として使用され、さらに三フッ化ホウ素や3級アミン
などの触媒の使用も提案されている。
ム、水酸化ナトリウムなどのアルカリ金属水酸化物が触
媒として使用され、さらに三フッ化ホウ素や3級アミン
などの触媒の使用も提案されている。
しかし、アルカリ触媒を使用してプロピレンオキシド
を重合して得られるポリエーテル類は、不飽和モノオー
ルが副生成物として生成し、この生成量は、ポリエーテ
ル類の分子量とともに増大するため、分子量に上限がで
きるという問題があった。
を重合して得られるポリエーテル類は、不飽和モノオー
ルが副生成物として生成し、この生成量は、ポリエーテ
ル類の分子量とともに増大するため、分子量に上限がで
きるという問題があった。
一方、不飽和モノオールの生成が少ない、もしくは無
いポリエーテル類の生成方法としては、複合金属シアン
化物錯体を用いる方法の他に、金属ポルフィリン(特開
昭61−197631)を用いる方法が知られているが、製品ポ
リオールが着色するなどの問題点があり、現実的ではな
い。
いポリエーテル類の生成方法としては、複合金属シアン
化物錯体を用いる方法の他に、金属ポルフィリン(特開
昭61−197631)を用いる方法が知られているが、製品ポ
リオールが着色するなどの問題点があり、現実的ではな
い。
ポリウレタンの原料として使用されるポリオキシアル
キレンポリオールでは、その残留触媒がポリウレタン製
造の際の反応または生成するポリウレタンの物性に悪影
響を与えることが知られている。したがって、ポリオキ
シアルキレンポリオールの製造においては、その後半で
充分精製を行う必要がある。従来、アルカリ金属を触媒
に用いたポリエーテル類の精製はリン酸や炭酸ガスその
他の中和剤による中和やケイ酸マグネシウムや、ケイ酸
アルミニウムなどの吸着剤による吸着処理が行われてい
た。
キレンポリオールでは、その残留触媒がポリウレタン製
造の際の反応または生成するポリウレタンの物性に悪影
響を与えることが知られている。したがって、ポリオキ
シアルキレンポリオールの製造においては、その後半で
充分精製を行う必要がある。従来、アルカリ金属を触媒
に用いたポリエーテル類の精製はリン酸や炭酸ガスその
他の中和剤による中和やケイ酸マグネシウムや、ケイ酸
アルミニウムなどの吸着剤による吸着処理が行われてい
た。
しかし、複合金属シンアン化物錯体を用いて製造した
ポリエーテル類から、この触媒を除去するためには、単
に瀘過や、吸着剤等で処理するだけでなく、触媒をアル
カリもしくは酸で分解してイオン化し、その後これら分
解物や残留アルカリ、残留酸を吸着、瀘過によって除去
することが必要である。
ポリエーテル類から、この触媒を除去するためには、単
に瀘過や、吸着剤等で処理するだけでなく、触媒をアル
カリもしくは酸で分解してイオン化し、その後これら分
解物や残留アルカリ、残留酸を吸着、瀘過によって除去
することが必要である。
アルカリで処理する方法としては、アルカリ金属、ア
ルカリ金属水酸化物(US4355188)、アルカリ金属の水
酸化物(US4721818)を用いる方法が知られているが、
アルカリ金属単体、アルカリ金属水素化物では、取扱上
危険が伴い、また、アルカリ金属水酸化物では、特にポ
リエーテル類が高分子量になった場合、脱水処理に時間
がかかる等の問題点があり、実現的でない。
ルカリ金属水酸化物(US4355188)、アルカリ金属の水
酸化物(US4721818)を用いる方法が知られているが、
アルカリ金属単体、アルカリ金属水素化物では、取扱上
危険が伴い、また、アルカリ金属水酸化物では、特にポ
リエーテル類が高分子量になった場合、脱水処理に時間
がかかる等の問題点があり、実現的でない。
本発明による、カルシウムおよびバリウムの水素化物
および酸化物から選ばれる処理剤は、取扱い処理が容易
で、処理剤として工業的にも用い得る。アルカリ金属の
水素化物、酸化物と比べ取扱いが容易であり、またアル
カリ金属水酸化物と比べ処理が容易である。
および酸化物から選ばれる処理剤は、取扱い処理が容易
で、処理剤として工業的にも用い得る。アルカリ金属の
水素化物、酸化物と比べ取扱いが容易であり、またアル
カリ金属水酸化物と比べ処理が容易である。
複合金属シアン化物錯体を含むポリエーテル類の処理
方法としては、カルシウムおよびバリウムの水素化物お
よび酸化物から選ばれる処理剤を加え、100〜150℃に加
熱して1〜5時間常圧下撹拌の後、同一温度で減圧処理
を1〜3時間行う。エチレンオキシドを付加する場合
は、この処理の後付加を行い、続いて精製を行う。精製
工程で中和剤、吸着剤で処理の後、濾過することによっ
て、触媒残留物、アルカリ残留物をすべてポリエーテル
類から除去できる。
方法としては、カルシウムおよびバリウムの水素化物お
よび酸化物から選ばれる処理剤を加え、100〜150℃に加
熱して1〜5時間常圧下撹拌の後、同一温度で減圧処理
を1〜3時間行う。エチレンオキシドを付加する場合
は、この処理の後付加を行い、続いて精製を行う。精製
工程で中和剤、吸着剤で処理の後、濾過することによっ
て、触媒残留物、アルカリ残留物をすべてポリエーテル
類から除去できる。
本発明の方法によって得られるポリエーテル類として
はポリオキシアルキレンポリオールが好ましく、ポリオ
キシアルキレンポリオールは少くとも1個の活性水素を
有する活性水素化合物にアルキレンオキシドを付加した
ものである。活性水素化合物としては特に少くとも1個
の水酸基を有するヒドロキシ化合物が好ましい。
はポリオキシアルキレンポリオールが好ましく、ポリオ
キシアルキレンポリオールは少くとも1個の活性水素を
有する活性水素化合物にアルキレンオキシドを付加した
ものである。活性水素化合物としては特に少くとも1個
の水酸基を有するヒドロキシ化合物が好ましい。
ヒドロキシ化合物としては、例えばメタノール、エタ
ノール、ブタノールなどの1価アルコール、エチレング
リコール、プロピレングリコールなどの2価アルコー
ル、グリセリン、トリメチロールプロパン、ヘキサント
リオールなどの3価アルコール、ペンタエリスリトー
ル、ジグリセリン、デキストロース、ソルビトール、シ
ュークロースなどの4価以上のアルコールなどがある。
ノール、ブタノールなどの1価アルコール、エチレング
リコール、プロピレングリコールなどの2価アルコー
ル、グリセリン、トリメチロールプロパン、ヘキサント
リオールなどの3価アルコール、ペンタエリスリトー
ル、ジグリセリン、デキストロース、ソルビトール、シ
ュークロースなどの4価以上のアルコールなどがある。
また、ビスフェノールA、レゾール、ノボラックなど
のフェノール性水酸基やメチロール基を有する化合物、
エタノールアミン、ジエタノールアミンなどの水酸基と
他の活性水素を有する化合物、ポリヒドロキシ化合物そ
の他の活性水素化合物に目的とする最終量以下のアルキ
レンオキシドを付加して得られる化合物等のポリヒドロ
キシ化合物も使用できる。その他、リン酸やその誘導体
はアミン類、その他の活性水素化合物も使用できる。こ
れら活性水素化合物は2種以上を併用することもでき
る。
のフェノール性水酸基やメチロール基を有する化合物、
エタノールアミン、ジエタノールアミンなどの水酸基と
他の活性水素を有する化合物、ポリヒドロキシ化合物そ
の他の活性水素化合物に目的とする最終量以下のアルキ
レンオキシドを付加して得られる化合物等のポリヒドロ
キシ化合物も使用できる。その他、リン酸やその誘導体
はアミン類、その他の活性水素化合物も使用できる。こ
れら活性水素化合物は2種以上を併用することもでき
る。
アルキレンオキシドとして、炭素数3以上のモノエポ
キシド、すなわちプロピレンオキシド、1,2−ブチレン
オキシド、エピクロルヒドリンなどの炭素数4以下のア
ルキレンオキシドが好ましく、それら単独またはそれら
の2種以上またはそれらとスチレンオキシドやグリシジ
ルエーテルなどの他のエポキシ基含有化合物を併用して
使用できる。2種以上のアルキレンオキシドの使用また
はアルキレンオキシドと他のエポキシ基含有化合物の使
用の場合は、それらを混合して付加しあるいは順次付加
し、ランダム重合鎖やブロック重合鎖を形成できる。
キシド、すなわちプロピレンオキシド、1,2−ブチレン
オキシド、エピクロルヒドリンなどの炭素数4以下のア
ルキレンオキシドが好ましく、それら単独またはそれら
の2種以上またはそれらとスチレンオキシドやグリシジ
ルエーテルなどの他のエポキシ基含有化合物を併用して
使用できる。2種以上のアルキレンオキシドの使用また
はアルキレンオキシドと他のエポキシ基含有化合物の使
用の場合は、それらを混合して付加しあるいは順次付加
し、ランダム重合鎖やブロック重合鎖を形成できる。
ただし複合金属シアン化物錯体を触媒に用いて、イニ
シエーターに直接、エチレンオキシドを付加させると、
エチレンオキシドのホモポリマーである高分子量体が生
成し、イニシエーターの端末に均一にエチレンオキシド
が付加した、1級OHの割合の高いポリエーテル類を得る
ことは不可能である。本発明の方法により、カルシウム
およびバリウムの水素化物および酸化物から選ばれる処
理剤で処理することによってイニシエーターにエチレン
オキシドが付加した1級OHの割合の高いポリエーテル類
を得ることが可能となる。
シエーターに直接、エチレンオキシドを付加させると、
エチレンオキシドのホモポリマーである高分子量体が生
成し、イニシエーターの端末に均一にエチレンオキシド
が付加した、1級OHの割合の高いポリエーテル類を得る
ことは不可能である。本発明の方法により、カルシウム
およびバリウムの水素化物および酸化物から選ばれる処
理剤で処理することによってイニシエーターにエチレン
オキシドが付加した1級OHの割合の高いポリエーテル類
を得ることが可能となる。
ここで用いる水素化カルシウム、水素化バリウムは粉
末、もしくはn−ヘキサン等活性水素を有しない溶媒で
用いることができる。
末、もしくはn−ヘキサン等活性水素を有しない溶媒で
用いることができる。
本発明は、前述のように1価のイニシエーターに上記
のようなモノエポキシドを開環反応せしめてポリエーテ
ルモノオールを製造する方法にも適用できる。ポリエー
テルモノオールは、界面活性剤、潤滑剤、機能油等とし
て、もしくは、原料として広く用いられている。
のようなモノエポキシドを開環反応せしめてポリエーテ
ルモノオールを製造する方法にも適用できる。ポリエー
テルモノオールは、界面活性剤、潤滑剤、機能油等とし
て、もしくは、原料として広く用いられている。
1価のイニシエーターとしては、例えばメタノール、
エタノール、ブタノール、ヘキサノール、その他のモノ
オール、フェノール、アルキル置換フェノールなどのフ
ェノール誘導体が好ましい。
エタノール、ブタノール、ヘキサノール、その他のモノ
オール、フェノール、アルキル置換フェノールなどのフ
ェノール誘導体が好ましい。
以下に本発明を実施例および比較例により具体的に説
明するが、本発明は、これらの実施例のみに限定される
ものではない。
明するが、本発明は、これらの実施例のみに限定される
ものではない。
[実施例] 下記のポリオキシアルキレンポリオールを水素化カル
シウムまたは水素化バリウムで処理しエチレンオキシド
付加および残留物の除去を行った。
シウムまたは水素化バリウムで処理しエチレンオキシド
付加および残留物の除去を行った。
ポリオールA:亜鉛ヘキサアノコバルテート触媒残留物
(Zn 50ppm、Co 26ppm)を含有する分子量7000のポリオ
キシプロピレントリオール。
(Zn 50ppm、Co 26ppm)を含有する分子量7000のポリオ
キシプロピレントリオール。
ポリオールB:亜鉛ヘキサシアノ鉄触媒残留物(Zn 100
ppm、Fe 52ppm)を含有する分子量2000のポリオキシプ
ロピレンモノオール。
ppm、Fe 52ppm)を含有する分子量2000のポリオキシプ
ロピレンモノオール。
ポリオールC:亜鉛ヘキサシアノコバルテート触媒残留
物(Zn 70ppm、CO 37ppm)を含有する分子量6000のポリ
オキシプロピレンオキシブチレンジオール(オキシプロ
ピレン基とオキシブチレン基の重量比80/20)。
物(Zn 70ppm、CO 37ppm)を含有する分子量6000のポリ
オキシプロピレンオキシブチレンジオール(オキシプロ
ピレン基とオキシブチレン基の重量比80/20)。
実施例1 ポリオールA 1200gに水素化カルシウム(粉末)30g
を添加し、常圧撹拌を100℃で1時間、減圧撹拌を20Tor
r、100℃で1時間行った後、エチレンオキシド250gを導
入し、110℃で2時間反応を行った。
を添加し、常圧撹拌を100℃で1時間、減圧撹拌を20Tor
r、100℃で1時間行った後、エチレンオキシド250gを導
入し、110℃で2時間反応を行った。
反応後、触媒残留物、カルシウムを吸着剤(合成ケイ
酸マグネシウム、アルミニウム混合物)で処理した後濾
過し、以下のような品質良好なポリオールを得た。
酸マグネシウム、アルミニウム混合物)で処理した後濾
過し、以下のような品質良好なポリオールを得た。
比較例1 ポリオールA 1200gに水酸化カリウムを30g(85%ペ
レット状)を加え、実施例1と同様の処理とエチレンオ
キシド付加を行った。得られたポリオールには白色ゲル
状の沈殿が見られた。
レット状)を加え、実施例1と同様の処理とエチレンオ
キシド付加を行った。得られたポリオールには白色ゲル
状の沈殿が見られた。
実施例2 ポリオールB 1200gに水素化バリウム(n−ヘキサ
ン50%スラリー)80gを加え、常圧撹拌を120℃で1時
間、減圧撹拌を30Torrで1時間行った後、反応生成物に
対し、3倍量のn−ヘキサンを加え、120℃で2時間処
理の後、上澄を分離し、上澄からn−ヘキサンを蒸留に
て回収し、ポリオール製品を得た。
ン50%スラリー)80gを加え、常圧撹拌を120℃で1時
間、減圧撹拌を30Torrで1時間行った後、反応生成物に
対し、3倍量のn−ヘキサンを加え、120℃で2時間処
理の後、上澄を分離し、上澄からn−ヘキサンを蒸留に
て回収し、ポリオール製品を得た。
比較例2 ポリオールB 1200gに水酸化ナトリウム(48%水溶
液)50gを加え、実施例2と同様の処理を行った。脱水
操作にても水分は0.8%以下に下がらず、製品にも褐色
の濁りが見られた。
液)50gを加え、実施例2と同様の処理を行った。脱水
操作にても水分は0.8%以下に下がらず、製品にも褐色
の濁りが見られた。
実施例3 ポリオールC 1000gに酸化カルシウム(粉末)を80g
添加し、常圧撹拌を110℃で0.5時間、減圧撹拌を10Tor
r、110℃で1時間行った後、エチレンオキシド200gを導
入し、120℃で2時間反応を行った。
添加し、常圧撹拌を110℃で0.5時間、減圧撹拌を10Tor
r、110℃で1時間行った後、エチレンオキシド200gを導
入し、120℃で2時間反応を行った。
反応後生成物を吸着剤(合成ケイ酸マグネシウム)で
処理した後以下のようなポリオールを得た。
処理した後以下のようなポリオールを得た。
ポリオールC 1000gに酸化ナトリウム(粉末)を56g
添加しようとしたところ添加時に吸湿して、発熱した。
そのままポリオールに添加し実施例3と同様に処理し以
下のポリオールを得た。ポリオールには白濁が見られ
た。
添加しようとしたところ添加時に吸湿して、発熱した。
そのままポリオールに添加し実施例3と同様に処理し以
下のポリオールを得た。ポリオールには白濁が見られ
た。
[発明の効果] 複合金属シアン化物錯体を触媒に用い、イニシエータ
ーに炭素数3以上のモノエポキシドを開環反応せしめて
得られた上記触媒を含むポリエーテル類をカルシウムお
よびバリウムの水素化物および酸化物から選ばれた処理
剤で処理し上記触媒を失活せしめ、次いで失活した上記
触媒成分と処理剤成分を精製で除去することにより、上
記触媒成分、処理剤成分は、ポリエーテル類から完全に
除去されること、またカルシウムおよびバリウムの水素
化物および酸化物から選ばれた処理剤による処理の後、
エチレンオキシドを開環反応せしめることにより、ポリ
エーテール類の末端に均一にエチレンオキシドが付加さ
れることが明らかになった。
ーに炭素数3以上のモノエポキシドを開環反応せしめて
得られた上記触媒を含むポリエーテル類をカルシウムお
よびバリウムの水素化物および酸化物から選ばれた処理
剤で処理し上記触媒を失活せしめ、次いで失活した上記
触媒成分と処理剤成分を精製で除去することにより、上
記触媒成分、処理剤成分は、ポリエーテル類から完全に
除去されること、またカルシウムおよびバリウムの水素
化物および酸化物から選ばれた処理剤による処理の後、
エチレンオキシドを開環反応せしめることにより、ポリ
エーテール類の末端に均一にエチレンオキシドが付加さ
れることが明らかになった。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−88823(JP,A) 特開 昭61−120831(JP,A) 特開 平2−242821(JP,A) 特開 平2−265923(JP,A) 米国特許4721818(US,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) C08G 65/00 - 65/32 CAS(STN)
Claims (2)
- 【請求項1】複合金属シアン化物錯体触媒の存在下イニ
シエーターに炭素数3以上のモノエポキシドを開環反応
せしめて得られた上記触媒を含むポリエーテル類を、カ
ルシウムおよびバリウムの水素化物および酸化物から選
ばれた処理剤で処理して上記触媒を失活せしめ、ついで
失活した上記触媒成分と処理剤成分をポリエーテル類か
ら除去することを特徴とするポリエーテル類の製造方
法。 - 【請求項2】複合金属シアン化物錯体触媒の存在下イニ
シエーターに炭素数3以上のモノエポキシドを開環反応
せしめて得られた上記触媒を含むポリエーテル類を、カ
ルシウムおよびバリウムの水素化物および酸化物から選
ばれた処理剤で処理して上記触媒を失活せしめ、次に上
記ポリエーテル類をイニシーエーターとして、それにエ
チレンオキシドを開環反応せしめ、その後得られたポリ
エーテル類から失活した上記触媒成分と処理剤成分を除
去することを特徴とするポリエテールの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25224289A JP2830171B2 (ja) | 1989-09-29 | 1989-09-29 | ポリエーテル類の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25224289A JP2830171B2 (ja) | 1989-09-29 | 1989-09-29 | ポリエーテル類の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03115430A JPH03115430A (ja) | 1991-05-16 |
| JP2830171B2 true JP2830171B2 (ja) | 1998-12-02 |
Family
ID=17234492
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25224289A Expired - Fee Related JP2830171B2 (ja) | 1989-09-29 | 1989-09-29 | ポリエーテル類の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2830171B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5251510B2 (ja) | 2006-08-31 | 2013-07-31 | 旭硝子株式会社 | ポリエーテル類の精製方法 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4721818A (en) | 1987-03-20 | 1988-01-26 | Atlantic Richfield Company | Purification of polyols prepared using double metal cyanide complex catalysts |
-
1989
- 1989-09-29 JP JP25224289A patent/JP2830171B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4721818A (en) | 1987-03-20 | 1988-01-26 | Atlantic Richfield Company | Purification of polyols prepared using double metal cyanide complex catalysts |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03115430A (ja) | 1991-05-16 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |