JP2864471B2 - ブーストコンペンセータ付き分配型燃料噴射ポンプ - Google Patents
ブーストコンペンセータ付き分配型燃料噴射ポンプInfo
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- 239000000446 fuel Substances 0.000 title claims description 125
- 238000002347 injection Methods 0.000 title claims description 85
- 239000007924 injection Substances 0.000 title claims description 85
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 claims description 6
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 230000003247 decreasing effect Effects 0.000 description 2
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
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- High-Pressure Fuel Injection Pump Control (AREA)
- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ブーストコンペンセ
ータによって燃料噴射量を増量するようにした分配型燃
料噴射ポンプに関する。
ータによって燃料噴射量を増量するようにした分配型燃
料噴射ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ディーゼル機関に燃料を供給す
る分配型燃料噴射ポンプにおいては、最大負荷時におけ
る燃料噴射量が図3のa−b−c−d−e−fのように
変化するように構成されている。すなわち、燃料噴射量
は、機関の回転数がN1までの始動時(区間a−b)に
はQ2になり、回転数がN1以上の通常の運転時にはQ1
になる。ところで、最近では、過給器付きのディーゼル
機関が用いられるようになってきており、この種の機関
に燃料を供給するための燃料噴射ポンプでは、ブースト
コンペンセータ(以下、ブーコンと略称することもあ
る。)を設置し、機関の高速回転時には過給器による吸
気量の増大に対応して燃料噴射量を増大させることが行
われている(実開平1ー139038号公報参照)。例
えば、機関の回転数がN2を越えた場合には、区間d−
eにおける燃料噴射量Q1に代えて、区間d−d′−
e′−eのように増量するものである。
る分配型燃料噴射ポンプにおいては、最大負荷時におけ
る燃料噴射量が図3のa−b−c−d−e−fのように
変化するように構成されている。すなわち、燃料噴射量
は、機関の回転数がN1までの始動時(区間a−b)に
はQ2になり、回転数がN1以上の通常の運転時にはQ1
になる。ところで、最近では、過給器付きのディーゼル
機関が用いられるようになってきており、この種の機関
に燃料を供給するための燃料噴射ポンプでは、ブースト
コンペンセータ(以下、ブーコンと略称することもあ
る。)を設置し、機関の高速回転時には過給器による吸
気量の増大に対応して燃料噴射量を増大させることが行
われている(実開平1ー139038号公報参照)。例
えば、機関の回転数がN2を越えた場合には、区間d−
eにおける燃料噴射量Q1に代えて、区間d−d′−
e′−eのように増量するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来のブー
コン付き分配型燃料噴射ポンプにおいては、高速回転時
における燃料噴射量を区間d−d′−e′−eのように
増量させようとすると、始動時燃料噴射量が、区間a′
−b′における燃料噴射量Q3(区間d′−e′におけ
る燃料噴射量と等しい。)若しくはそれ以上(区間a″
−b″における燃料噴射量Q4)になり、適正な始動時
燃料噴射量Q2を大幅に越えてしまうという問題があっ
た。逆に、始動時燃料噴射量を適正な量Q2にした場合
には、高速回転時における燃料噴射量を始動時燃料噴射
量までにしか増量することができない。つまり、区間d
−d″−e″−eのようにしか増量することができず、
燃料噴射量を十分に増量することができないという問題
があった。なお、この問題の発生理由については後述す
る。
コン付き分配型燃料噴射ポンプにおいては、高速回転時
における燃料噴射量を区間d−d′−e′−eのように
増量させようとすると、始動時燃料噴射量が、区間a′
−b′における燃料噴射量Q3(区間d′−e′におけ
る燃料噴射量と等しい。)若しくはそれ以上(区間a″
−b″における燃料噴射量Q4)になり、適正な始動時
燃料噴射量Q2を大幅に越えてしまうという問題があっ
た。逆に、始動時燃料噴射量を適正な量Q2にした場合
には、高速回転時における燃料噴射量を始動時燃料噴射
量までにしか増量することができない。つまり、区間d
−d″−e″−eのようにしか増量することができず、
燃料噴射量を十分に増量することができないという問題
があった。なお、この問題の発生理由については後述す
る。
【0004】この発明は、上記の問題を解決するために
なされたもので、始動時燃料噴射量を適正に維持しつ
つ、高速回転時における燃料噴射量を充分に増量するこ
とができるブーストコンペンセータ付き分配型燃料噴射
ポンプを提供することを目的とする。
なされたもので、始動時燃料噴射量を適正に維持しつ
つ、高速回転時における燃料噴射量を充分に増量するこ
とができるブーストコンペンセータ付き分配型燃料噴射
ポンプを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の目的
を達成するために、ブースト圧が所定の圧力以上になる
とブースト圧の増大に応じて燃料増側へ回動するブーコ
ンレバーを有するブーストコンペンセータと、前記ブー
コンレバーに突き当たることによって燃料増側への回動
が規制されるテンションレバー、および機関の運転中に
はテンションレバーに接触した状態でテンションレバー
と一体に回動し、機関の始動時にはテンションレバーか
ら離れて燃料増側へ回動することにより燃料噴射量を始
動時増量させるスタートレバーを有するガバナレバーア
センブリとを備えたブーストコンペンセータ付き分配型
燃料噴射ポンプにおいて、前記ブーストコンペンセータ
に、前記機関の始動時には、始動時燃料噴射量が前記テ
ンションレバーによって規制される最大燃料噴射量より
少なくなるよう、前記スタートレバーの燃料増側への回
動量を規制し、かつ前記ブースト圧が前記所定の圧力以
上であるときには、前記スタートレバーから燃料増側に
離れているよう、前記ブースト圧の増大に応じて燃料増
側へ回動せしめられる副ブーコンレバーを設けたことを
特徴とするものである。この場合、副ブーコンレバー
は、ブーコンレバーと一体に形成されることもあり、別
体に形成されることもある。
を達成するために、ブースト圧が所定の圧力以上になる
とブースト圧の増大に応じて燃料増側へ回動するブーコ
ンレバーを有するブーストコンペンセータと、前記ブー
コンレバーに突き当たることによって燃料増側への回動
が規制されるテンションレバー、および機関の運転中に
はテンションレバーに接触した状態でテンションレバー
と一体に回動し、機関の始動時にはテンションレバーか
ら離れて燃料増側へ回動することにより燃料噴射量を始
動時増量させるスタートレバーを有するガバナレバーア
センブリとを備えたブーストコンペンセータ付き分配型
燃料噴射ポンプにおいて、前記ブーストコンペンセータ
に、前記機関の始動時には、始動時燃料噴射量が前記テ
ンションレバーによって規制される最大燃料噴射量より
少なくなるよう、前記スタートレバーの燃料増側への回
動量を規制し、かつ前記ブースト圧が前記所定の圧力以
上であるときには、前記スタートレバーから燃料増側に
離れているよう、前記ブースト圧の増大に応じて燃料増
側へ回動せしめられる副ブーコンレバーを設けたことを
特徴とするものである。この場合、副ブーコンレバー
は、ブーコンレバーと一体に形成されることもあり、別
体に形成されることもある。
【0006】
【作用】機関の始動時には、スタートレバーの燃料増側
への回動が副ブーコンレバーによって規制される。それ
により、始動時燃料噴射量が、テンションレバーによっ
て規制される最大燃料噴射量より少なくなる。ブースト
コンペンセータの作動時には、副ブーコンレバーが燃料
増側へ回動するので、スタートレバーおよびテンション
レバーの燃料増側への回動が、副ブーコンレバーによっ
て規制されることがない。したがって、テンションレバ
ーによって規制される最大燃料噴射量が始動時燃料噴射
量より多くなる。
への回動が副ブーコンレバーによって規制される。それ
により、始動時燃料噴射量が、テンションレバーによっ
て規制される最大燃料噴射量より少なくなる。ブースト
コンペンセータの作動時には、副ブーコンレバーが燃料
増側へ回動するので、スタートレバーおよびテンション
レバーの燃料増側への回動が、副ブーコンレバーによっ
て規制されることがない。したがって、テンションレバ
ーによって規制される最大燃料噴射量が始動時燃料噴射
量より多くなる。
【0007】
【実施例】以下、この発明の一実施例について図1〜図
3を参照して説明する。図1に示すように、この実施例
の分配型燃料噴射ポンプは、ブーコンレバー38の一部
を除き、従来のものと同様に構成されている。そこで、
まず従来のものと同様な構成部分について簡単に説明す
る。
3を参照して説明する。図1に示すように、この実施例
の分配型燃料噴射ポンプは、ブーコンレバー38の一部
を除き、従来のものと同様に構成されている。そこで、
まず従来のものと同様な構成部分について簡単に説明す
る。
【0008】図1において、符号1は内部にポンプ室2
が形成されたポンプハウジングである。このポンプハウ
ジング1には、ブロック3を介してバレル4が取り付け
られている。このバレル4には、プランジャ5が摺動自
在に設けられている。このプランジャ5は、駆動軸(図
示せず)によって回転駆動されるカムディスク6と一体
に回転往復動するようになっている。
が形成されたポンプハウジングである。このポンプハウ
ジング1には、ブロック3を介してバレル4が取り付け
られている。このバレル4には、プランジャ5が摺動自
在に設けられている。このプランジャ5は、駆動軸(図
示せず)によって回転駆動されるカムディスク6と一体
に回転往復動するようになっている。
【0009】上記構成において、プランジャ5が往動
(図1において左方への移動)すると、燃料加圧室7内
の燃料が加圧される。加圧された燃料は、デリバリバル
ブ8を介して燃料噴射ノズル(図示せず)に圧送され、
そこから機関の燃焼室(図示せず)に噴射される。プラ
ンジャ5の往動中にそのカットオフポート5aがコント
ロールスリーブ9からポンプ室2に露出すると、燃料加
圧室7内の燃料がカットオフポート5aを介してポンプ
室2に流出することになり、これによってプランジャ5
による実質的な燃料加圧が終了し、ひいては燃料噴射が
終了する。したがって、コントロールスリーブ9をプラ
ンジャ5の往動方向(図2の矢印A方向)へ変位させる
と燃料噴射量が増大し、逆方向へ移動させると燃料噴射
量が減少する。プランジャ5が復動すると、ポンプ室2
内の燃料が通路3aを介して燃料加圧室7に吸引導入さ
れる。
(図1において左方への移動)すると、燃料加圧室7内
の燃料が加圧される。加圧された燃料は、デリバリバル
ブ8を介して燃料噴射ノズル(図示せず)に圧送され、
そこから機関の燃焼室(図示せず)に噴射される。プラ
ンジャ5の往動中にそのカットオフポート5aがコント
ロールスリーブ9からポンプ室2に露出すると、燃料加
圧室7内の燃料がカットオフポート5aを介してポンプ
室2に流出することになり、これによってプランジャ5
による実質的な燃料加圧が終了し、ひいては燃料噴射が
終了する。したがって、コントロールスリーブ9をプラ
ンジャ5の往動方向(図2の矢印A方向)へ変位させる
と燃料噴射量が増大し、逆方向へ移動させると燃料噴射
量が減少する。プランジャ5が復動すると、ポンプ室2
内の燃料が通路3aを介して燃料加圧室7に吸引導入さ
れる。
【0010】また、この分配型燃料噴射ポンプは、上記
コントロールスリーブ9を変位させて燃料噴射量を調節
するためにガバナ機構10が設置されるとともに、最大
負荷時の燃料噴射量をブースト圧に応じて調節するため
のブーストコンペンセータ30が設けられている。
コントロールスリーブ9を変位させて燃料噴射量を調節
するためにガバナ機構10が設置されるとともに、最大
負荷時の燃料噴射量をブースト圧に応じて調節するため
のブーストコンペンセータ30が設けられている。
【0011】まず、ブーストコンペンセータ30につい
て説明すると、ポンプハウジング1の上部には、ケーシ
ング31が取り付けられている。このケーシング31の
内部は、ダイヤフラム32によってブースト圧室33と
大気圧室34とに区画されている。ブースト圧室33に
は、過給器(図示せず)から機関に供給される吸気のブ
ースト圧が導入されるようになっている。一方、大気圧
室34は外部に開放され、大気が導入されている。ま
た、大気圧室34には、ばね35が配置されており、こ
のばね35によってダイヤフラム32が大気圧室34側
からブースト圧室33側へ向かって付勢されている。
て説明すると、ポンプハウジング1の上部には、ケーシ
ング31が取り付けられている。このケーシング31の
内部は、ダイヤフラム32によってブースト圧室33と
大気圧室34とに区画されている。ブースト圧室33に
は、過給器(図示せず)から機関に供給される吸気のブ
ースト圧が導入されるようになっている。一方、大気圧
室34は外部に開放され、大気が導入されている。ま
た、大気圧室34には、ばね35が配置されており、こ
のばね35によってダイヤフラム32が大気圧室34側
からブースト圧室33側へ向かって付勢されている。
【0012】ダイヤフラム32の中央部には、アジャス
ティングピン36の上端部が固定されている。このアジ
ャスティングピン36は、図4に示すように、ブースト
圧室33に導入されるブースト圧が所定の圧力P1(機
関の回転数がN2になるとブースト圧がP1になる。)を
越えると、ダイヤフラム32が大気圧室34側へ変位す
るのに伴って図2の矢印C方向へ移動する。ただし、ブ
ースト圧が圧力P2(機関の回転数がN3になるとブース
ト圧がP2になる。)に達すると、アジャスティングピ
ン36が移動限界位置に達するため、ブースト圧がP2
を越えてもアジャスティングピン36が矢印C方向へ移
動することはない。
ティングピン36の上端部が固定されている。このアジ
ャスティングピン36は、図4に示すように、ブースト
圧室33に導入されるブースト圧が所定の圧力P1(機
関の回転数がN2になるとブースト圧がP1になる。)を
越えると、ダイヤフラム32が大気圧室34側へ変位す
るのに伴って図2の矢印C方向へ移動する。ただし、ブ
ースト圧が圧力P2(機関の回転数がN3になるとブース
ト圧がP2になる。)に達すると、アジャスティングピ
ン36が移動限界位置に達するため、ブースト圧がP2
を越えてもアジャスティングピン36が矢印C方向へ移
動することはない。
【0013】アジャスティングピン36の下部には、下
端側から上端側へ向かうにしたがって漸次小径となるテ
ーパ部36aが形成されている。このテーパ部36aに
は、ピン37の一端部が接触しており、ピン37の他端
部には、ブーコンレバー38の上端部が接触している。
このブーコンレバー38は、その中間部が軸39を介し
てポンプハウジング1に回動自在に設けられており、軸
39より下側の左側部には、後述するテンションレバー
13が突き当たる第1ストッパ部38aが形成されてい
る。
端側から上端側へ向かうにしたがって漸次小径となるテ
ーパ部36aが形成されている。このテーパ部36aに
は、ピン37の一端部が接触しており、ピン37の他端
部には、ブーコンレバー38の上端部が接触している。
このブーコンレバー38は、その中間部が軸39を介し
てポンプハウジング1に回動自在に設けられており、軸
39より下側の左側部には、後述するテンションレバー
13が突き当たる第1ストッパ部38aが形成されてい
る。
【0014】次に、ガバナ機構10について説明する
と、ガバナ機構10は上記コントロールスリーブ9を直
接変位させるガバナレバーアセンブリ11を備えてい
る。このガバナレバーアセンブリ11は、コレクタレバ
ー12、テンションレバー13およびスタートレバー1
4を主な構成要素とするものであり、コレクタレバー1
2は、ポンプハウジング1に軸15(図2参照)を介し
て回動自在に設けられている。ただし、コレクタレバー
12は、その一端が強力なばね16によって付勢され、
その付勢力によって他端が調節ボルト17に突き当たっ
ている。したがって、調節ボルト17を進退調節しない
限り、コレクタレバー12が回動することはない。
と、ガバナ機構10は上記コントロールスリーブ9を直
接変位させるガバナレバーアセンブリ11を備えてい
る。このガバナレバーアセンブリ11は、コレクタレバ
ー12、テンションレバー13およびスタートレバー1
4を主な構成要素とするものであり、コレクタレバー1
2は、ポンプハウジング1に軸15(図2参照)を介し
て回動自在に設けられている。ただし、コレクタレバー
12は、その一端が強力なばね16によって付勢され、
その付勢力によって他端が調節ボルト17に突き当たっ
ている。したがって、調節ボルト17を進退調節しない
限り、コレクタレバー12が回動することはない。
【0015】テンションレバー13は、軸18を介して
コレクタレバー12に回動自在に支持されている。この
テンションレバー13とポンプハウジング1に設けられ
たコントロールレバー19との間には、ガバナスプリン
グ20が設けられており、コントロールレバー19を燃
料増側へ回動させると、テンションレバー13がガバナ
スプリング20によって図2の矢印F方向へ回動せしめ
られ、上記ブーコンレバー38の第1ストッパ部38a
に突き当たるようになっている。なお、テンションレバ
ー13が第1ストッパ部38aに突き当たると、ブーコ
ンレバー38がピン37に押圧接触せしめられ、ピン3
7がアジャスティングピン36のテーパ部36aに押圧
接触せしめられることになる。
コレクタレバー12に回動自在に支持されている。この
テンションレバー13とポンプハウジング1に設けられ
たコントロールレバー19との間には、ガバナスプリン
グ20が設けられており、コントロールレバー19を燃
料増側へ回動させると、テンションレバー13がガバナ
スプリング20によって図2の矢印F方向へ回動せしめ
られ、上記ブーコンレバー38の第1ストッパ部38a
に突き当たるようになっている。なお、テンションレバ
ー13が第1ストッパ部38aに突き当たると、ブーコ
ンレバー38がピン37に押圧接触せしめられ、ピン3
7がアジャスティングピン36のテーパ部36aに押圧
接触せしめられることになる。
【0016】上記スタートレバー14は、軸18に回動
自在に支持されている。このスタートレバー14の下端
部は、上記コントロールスリーブ9に係合しており、ス
タートレバー14が矢印F方向へ回動すると、コントロ
ールスリーブ9が燃料増側(矢印A方向)へ移動し、ス
タートレバー14が矢印G方向へ回動するとコントロー
ルスリーブ9が燃料減側(矢印B方向)へ移動するよう
になっている。
自在に支持されている。このスタートレバー14の下端
部は、上記コントロールスリーブ9に係合しており、ス
タートレバー14が矢印F方向へ回動すると、コントロ
ールスリーブ9が燃料増側(矢印A方向)へ移動し、ス
タートレバー14が矢印G方向へ回動するとコントロー
ルスリーブ9が燃料減側(矢印B方向)へ移動するよう
になっている。
【0017】また、スタートレバー14には、スタート
スプリング14aの一端部が固定されている。このスタ
ートスプリング14aは、その他端部がテンションレバ
ー13に突き当たっており、スタートレバー14をテン
ションレバー13に対して矢印F方向へ回動させるよう
に付勢している。したがって、スタートレバー14は、
機関の始動時にはスタートスプリング14aの付勢力に
よって矢印F方向に回動せしめられ、テンションレバー
13から離間することになる。ただし、後述するよう
に、機関の通常の回転時にはテンションレバー13の突
出部13aに接触してテンションレバー13と一体に回
動する。
スプリング14aの一端部が固定されている。このスタ
ートスプリング14aは、その他端部がテンションレバ
ー13に突き当たっており、スタートレバー14をテン
ションレバー13に対して矢印F方向へ回動させるよう
に付勢している。したがって、スタートレバー14は、
機関の始動時にはスタートスプリング14aの付勢力に
よって矢印F方向に回動せしめられ、テンションレバー
13から離間することになる。ただし、後述するよう
に、機関の通常の回転時にはテンションレバー13の突
出部13aに接触してテンションレバー13と一体に回
動する。
【0018】また、ポンプハウジング1の壁部には、軸
線をスタートレバー14と交差させたガバナシャフト2
1が固定されている。このガバナシャフト21には、上
記駆動軸により歯車22を介して回転せしめられるフラ
イウエイトホルダ23が回転自在に設けられている。こ
のフライウエイトホルダ23には、フライウエイト24
が装着されている。フライウエイト24は、フライウエ
イトホルダ23の回転数が上昇すると図1の矢印方向へ
回動(以下、矢印方向への回動を開回動といい、逆方向
への回動を閉回動という。)するようになっている。
線をスタートレバー14と交差させたガバナシャフト2
1が固定されている。このガバナシャフト21には、上
記駆動軸により歯車22を介して回転せしめられるフラ
イウエイトホルダ23が回転自在に設けられている。こ
のフライウエイトホルダ23には、フライウエイト24
が装着されている。フライウエイト24は、フライウエ
イトホルダ23の回転数が上昇すると図1の矢印方向へ
回動(以下、矢印方向への回動を開回動といい、逆方向
への回動を閉回動という。)するようになっている。
【0019】ガバナシャフト21には、ガバナスリーブ
25が摺動自在に設けられている。このガバナスリーブ
25は、フライウエイト24が開回動すると先端側へ向
かって押圧されるようになっており、ガバナスリーブ2
5の先端部はスタートレバー14に突き当たっている。
したがって、ガバナスリーブ25は、機関の始動時以外
の通常の運転時(図3において回転数がN1以上である
運転時)にはフライウエイト24の押圧力によって先端
側へ移動(以下、前進という。)し、スタートレバー1
4を矢印G方向へ回動させてテンションレバー13の突
出部13aに突き当てている。そして、その状態を維持
するとともに、スタートレバー14およびテンションレ
バー13をガバナスプリング20の付勢力に抗して矢印
G方向へ回動するように押圧する。したがって、テンシ
ョンレバー13およびスタートレバー14は、ガバナス
リーブ25の押圧力とガバナスプリング20の付勢力と
が釣り合うように回動し、2つの力が釣り合う位置で停
止する。
25が摺動自在に設けられている。このガバナスリーブ
25は、フライウエイト24が開回動すると先端側へ向
かって押圧されるようになっており、ガバナスリーブ2
5の先端部はスタートレバー14に突き当たっている。
したがって、ガバナスリーブ25は、機関の始動時以外
の通常の運転時(図3において回転数がN1以上である
運転時)にはフライウエイト24の押圧力によって先端
側へ移動(以下、前進という。)し、スタートレバー1
4を矢印G方向へ回動させてテンションレバー13の突
出部13aに突き当てている。そして、その状態を維持
するとともに、スタートレバー14およびテンションレ
バー13をガバナスプリング20の付勢力に抗して矢印
G方向へ回動するように押圧する。したがって、テンシ
ョンレバー13およびスタートレバー14は、ガバナス
リーブ25の押圧力とガバナスプリング20の付勢力と
が釣り合うように回動し、2つの力が釣り合う位置で停
止する。
【0020】次に、この発明の特徴構成を説明するに、
発明の内容をより明らかにするために、上記の構成にお
けるブーコン付き分配型燃料噴射ポンプ(従来のものと
同様に構成されている。)の作用について図3を参照し
てまず説明する。
発明の内容をより明らかにするために、上記の構成にお
けるブーコン付き分配型燃料噴射ポンプ(従来のものと
同様に構成されている。)の作用について図3を参照し
てまず説明する。
【0021】いま、機関が回転数N1〜N2の範囲におい
て回転しているものとする。このとき、スタートレバー
14は、テンションレバー13の突出部13aに接触
し、テンションレバー13と一緒に回動することにな
る。この状態において、コントロールレバー19を最大
負荷状態まで回動させると、テンションレバー13およ
びスタートレバー14がガバナスプリング20の付勢力
によって矢印F方向へ回動せしめられる。そして、テン
ションレバー13がブーコンレバー38の第1ストッパ
部38aに突き当たると、両レバー13,14が停止す
る。スタートレバー14の矢印F方向への回動により、
コントロールスリーブ9が矢印A方向へ移動せしめられ
る。このときの燃料噴射量は、図3の区間c−dによっ
て規定される燃料噴射量Q1である。
て回転しているものとする。このとき、スタートレバー
14は、テンションレバー13の突出部13aに接触
し、テンションレバー13と一緒に回動することにな
る。この状態において、コントロールレバー19を最大
負荷状態まで回動させると、テンションレバー13およ
びスタートレバー14がガバナスプリング20の付勢力
によって矢印F方向へ回動せしめられる。そして、テン
ションレバー13がブーコンレバー38の第1ストッパ
部38aに突き当たると、両レバー13,14が停止す
る。スタートレバー14の矢印F方向への回動により、
コントロールスリーブ9が矢印A方向へ移動せしめられ
る。このときの燃料噴射量は、図3の区間c−dによっ
て規定される燃料噴射量Q1である。
【0022】上記状態において、機関の回転数が上昇
し、それに伴ってブースト圧が上昇して圧力P1に達す
ると、ブーコン30が作動し始め、アジャスティングピ
ン36がブースト圧に応じて図2の矢印C方向へ移動す
る。アジャスティングピン36が矢印C方向へ移動する
と、ピン37が矢印D方向へ移動可能になり、ブーコン
レバー38が矢印E方向へ回動可能になる。したがっ
て、テンションレバー13およびスタートレバー14
は、ガバナスプリング20の付勢力により、アジャステ
ィングピン36の移動に伴って矢印F方向へ回動せしめ
られる。両レバー13,14の回動により、ガバナスリ
ーブ25が後退せしめられるとともに、コントロールス
リーブ9が矢印A方向へ移動せしめられ、燃料噴射量が
増大する。燃料噴射量は、機関の回転数がN3に達し、
ブースト圧がP2に達するまで増大する(図3の区間d
−d″−d′)。
し、それに伴ってブースト圧が上昇して圧力P1に達す
ると、ブーコン30が作動し始め、アジャスティングピ
ン36がブースト圧に応じて図2の矢印C方向へ移動す
る。アジャスティングピン36が矢印C方向へ移動する
と、ピン37が矢印D方向へ移動可能になり、ブーコン
レバー38が矢印E方向へ回動可能になる。したがっ
て、テンションレバー13およびスタートレバー14
は、ガバナスプリング20の付勢力により、アジャステ
ィングピン36の移動に伴って矢印F方向へ回動せしめ
られる。両レバー13,14の回動により、ガバナスリ
ーブ25が後退せしめられるとともに、コントロールス
リーブ9が矢印A方向へ移動せしめられ、燃料噴射量が
増大する。燃料噴射量は、機関の回転数がN3に達し、
ブースト圧がP2に達するまで増大する(図3の区間d
−d″−d′)。
【0023】アジャスティングピン36が矢印C方向へ
の移動限界位置に達して、それ以上移動し得なくなる
と、ブーコンレバー38が矢印E方向へ回動し得なくな
るため、機関の回転数の上昇に伴ってブースト圧がP2
以上になっても燃料噴射量は最大燃料噴射量となって一
定になる(区間d′−e′)。
の移動限界位置に達して、それ以上移動し得なくなる
と、ブーコンレバー38が矢印E方向へ回動し得なくな
るため、機関の回転数の上昇に伴ってブースト圧がP2
以上になっても燃料噴射量は最大燃料噴射量となって一
定になる(区間d′−e′)。
【0024】ここで、燃料噴射量が最大になったとして
も、ガバナスリーブ25はさらに後退可能であり、コン
トロールスリーブ9はさらに燃料増側へ、つまり矢印A
方向へ移動可能である。この実施例では、ガバナスリー
ブ25およびコントロールスリーブ9は、燃料噴射量が
Q4になるまで移動可能とされている。これは、燃料噴
射量が最大燃料噴射量に達したときに、ガバナスリーブ
25とコントロールスリーブ9とのうちの少なくとも一
方をそれ以上燃料増側へ移動し得ないようにしておく
と、スリーブ9,25等の寸法誤差または組立誤差等に
より、所望の最大燃料噴射量が得られなくなるおそれが
あるからであり、若干の余裕を持たせておくことによ
り、そのような不都合を防止するものである。
も、ガバナスリーブ25はさらに後退可能であり、コン
トロールスリーブ9はさらに燃料増側へ、つまり矢印A
方向へ移動可能である。この実施例では、ガバナスリー
ブ25およびコントロールスリーブ9は、燃料噴射量が
Q4になるまで移動可能とされている。これは、燃料噴
射量が最大燃料噴射量に達したときに、ガバナスリーブ
25とコントロールスリーブ9とのうちの少なくとも一
方をそれ以上燃料増側へ移動し得ないようにしておく
と、スリーブ9,25等の寸法誤差または組立誤差等に
より、所望の最大燃料噴射量が得られなくなるおそれが
あるからであり、若干の余裕を持たせておくことによ
り、そのような不都合を防止するものである。
【0025】なお、機関の回転数がN4を越えると、フ
ライウエイト24の開回動に伴うガバナスリーブ25の
押圧力により、レバー13,14がガバナスプリング2
0の付勢力に抗して矢印G方向へ回動せしめられ、燃料
噴射量が漸次減少する(区間e′−e″−e−f)
ライウエイト24の開回動に伴うガバナスリーブ25の
押圧力により、レバー13,14がガバナスプリング2
0の付勢力に抗して矢印G方向へ回動せしめられ、燃料
噴射量が漸次減少する(区間e′−e″−e−f)
【0026】上記のように、コントロールスリーブ9お
よびガバナスリーブ25は、燃料噴射量が区間d′−
e′の燃料噴射量(区間a″−b″の燃料噴射量と等し
い)になるまでは燃料増側へ移動可能である。このよう
な構成の下に、機関の始動時に、燃料噴射量を始動時増
量させるため、コントロールレバー19を燃料増側へ回
動させて、テンションレバー13をブーコンレバー38
の第1ストッパ部38aに突き当てると、スタートレバ
ー14がスタートスプリング14aによって矢印F方向
へ回動せしめられる。これに伴って、コントロールスリ
ーブ9およびガバナスリーブ25が燃料増側へ向かって
移動せしめられる。この場合、コントロールスリーブ9
およびガバナスリーブ25は、いずれかの燃料増側への
移動限界位置まで移動せしめられる。したがって、始動
時燃料噴射量は、区間a″−b″の燃料噴射量Q4にな
る。この燃料噴射量Q4は、適正な始動時燃料噴射量で
ある区間a−bの燃料噴射量Q2を大幅に越えるもので
ある。
よびガバナスリーブ25は、燃料噴射量が区間d′−
e′の燃料噴射量(区間a″−b″の燃料噴射量と等し
い)になるまでは燃料増側へ移動可能である。このよう
な構成の下に、機関の始動時に、燃料噴射量を始動時増
量させるため、コントロールレバー19を燃料増側へ回
動させて、テンションレバー13をブーコンレバー38
の第1ストッパ部38aに突き当てると、スタートレバ
ー14がスタートスプリング14aによって矢印F方向
へ回動せしめられる。これに伴って、コントロールスリ
ーブ9およびガバナスリーブ25が燃料増側へ向かって
移動せしめられる。この場合、コントロールスリーブ9
およびガバナスリーブ25は、いずれかの燃料増側への
移動限界位置まで移動せしめられる。したがって、始動
時燃料噴射量は、区間a″−b″の燃料噴射量Q4にな
る。この燃料噴射量Q4は、適正な始動時燃料噴射量で
ある区間a−bの燃料噴射量Q2を大幅に越えるもので
ある。
【0027】このような不都合を防止するために、つま
り始動時燃料噴射量を適正なものにするために、この発
明の燃料噴射ポンプにおいては、ブーコンレバー38に
第2ストッパ部38bを設けている。
り始動時燃料噴射量を適正なものにするために、この発
明の燃料噴射ポンプにおいては、ブーコンレバー38に
第2ストッパ部38bを設けている。
【0028】すなわち、ブーコンレバー38の下端部に
は、スタートレバー14の上端部と対向する箇所に第2
ストッパ部38bが形成されている。この第2ストッパ
部38bは、それにスタートレバー14が突き当たるこ
とによって、機関の始動時におけるスタートレバー14
の回動量を規制するためのものであり、スタートレバー
14が第2ストッパ部38bに突き当たった状態での燃
料噴射量が図3の区間a−bにおける燃料噴射量Q2に
なるように、配置形成されている。
は、スタートレバー14の上端部と対向する箇所に第2
ストッパ部38bが形成されている。この第2ストッパ
部38bは、それにスタートレバー14が突き当たるこ
とによって、機関の始動時におけるスタートレバー14
の回動量を規制するためのものであり、スタートレバー
14が第2ストッパ部38bに突き当たった状態での燃
料噴射量が図3の区間a−bにおける燃料噴射量Q2に
なるように、配置形成されている。
【0029】ただし、機関の通常運転時には、第2スト
ッパ部38bにスタートレバー14が突き当たることは
ない。機関の負荷が最大負荷であって、その回転数がN
1〜N2である範囲(ブーコン30が非作動状態である範
囲)においては、テンションレバー13は始動時と同様
に第1ストッパ部38aに突き当たっている。その一
方、スタートレバー14は、ガバナスリーブ25によっ
て矢印G方向へ回動せしめられ、テンションレバー14
に接触している。したがって、第2ストッパ部38bと
スタートレバー14とは、スタートレバー14が第2ス
トッパ部38bを離れて矢印G方向へ回動した分だけ離
れている。なお、この状態でのスタートレバー14と第
2ストッパ部38bとの間の距離を、以下においてはス
タートストロークと称する。
ッパ部38bにスタートレバー14が突き当たることは
ない。機関の負荷が最大負荷であって、その回転数がN
1〜N2である範囲(ブーコン30が非作動状態である範
囲)においては、テンションレバー13は始動時と同様
に第1ストッパ部38aに突き当たっている。その一
方、スタートレバー14は、ガバナスリーブ25によっ
て矢印G方向へ回動せしめられ、テンションレバー14
に接触している。したがって、第2ストッパ部38bと
スタートレバー14とは、スタートレバー14が第2ス
トッパ部38bを離れて矢印G方向へ回動した分だけ離
れている。なお、この状態でのスタートレバー14と第
2ストッパ部38bとの間の距離を、以下においてはス
タートストロークと称する。
【0030】また、機関の回転数がN2を越えた場合に
は、ブーコン30が作動し、ブーコンレバー38が矢印
E方向へ回動する。すると、テンションレバー13が矢
印F方向へ回動し、これと一体にスタートレバー14が
回動する。ところがこのとき、第2ストッパ部38b
は、ブーコンレバー38の矢印E方向への回動により、
スタートレバー14から離間する方向に移動する。この
移動距離と上記スタートストロークとの合計距離は、ス
タートレバー14が回動することによって第2ストッパ
部38bに接近する距離より常に大きくなるように設定
されている。したがって、ブーコン30が作動しても、
スタートレバー14が第2ストッパ部38bに突き当た
ることがない。
は、ブーコン30が作動し、ブーコンレバー38が矢印
E方向へ回動する。すると、テンションレバー13が矢
印F方向へ回動し、これと一体にスタートレバー14が
回動する。ところがこのとき、第2ストッパ部38b
は、ブーコンレバー38の矢印E方向への回動により、
スタートレバー14から離間する方向に移動する。この
移動距離と上記スタートストロークとの合計距離は、ス
タートレバー14が回動することによって第2ストッパ
部38bに接近する距離より常に大きくなるように設定
されている。したがって、ブーコン30が作動しても、
スタートレバー14が第2ストッパ部38bに突き当た
ることがない。
【0031】特に、この実施例においては、第2ストッ
パ部38bが第1ストッパ部38aより軸39から離れ
た箇所に形成されているので、ブーコンレバー38の回
動に伴う第2ストッパ部38bの移動距離は、第1スト
ッパ部38aの移動距離より大きい。したがって、ブー
コン30の作動時にスタートレバー14が第2ストッパ
部38bに突き当たるのを確実に防止することができ
る。なお、スタートストロークとブーコンレバー38の
回動による第2ストッパ部38bとの移動距離を、スタ
ートレバー14の回動に伴う第2ストッパ部38b側へ
の移動距離より常に大きくしておく限り、第2ストッパ
部38bの形成箇所は任意である。
パ部38bが第1ストッパ部38aより軸39から離れ
た箇所に形成されているので、ブーコンレバー38の回
動に伴う第2ストッパ部38bの移動距離は、第1スト
ッパ部38aの移動距離より大きい。したがって、ブー
コン30の作動時にスタートレバー14が第2ストッパ
部38bに突き当たるのを確実に防止することができ
る。なお、スタートストロークとブーコンレバー38の
回動による第2ストッパ部38bとの移動距離を、スタ
ートレバー14の回動に伴う第2ストッパ部38b側へ
の移動距離より常に大きくしておく限り、第2ストッパ
部38bの形成箇所は任意である。
【0032】上記の第2ストッパ部38bが形成された
分配型燃料噴射ポンプにおいては、始動時にスタートレ
バー14が燃料増側へ回動したとき、その回動量が第2
ストッパ部38bによって規制される。したがって、適
正な始動時燃料噴射量Q2が得られる。
分配型燃料噴射ポンプにおいては、始動時にスタートレ
バー14が燃料増側へ回動したとき、その回動量が第2
ストッパ部38bによって規制される。したがって、適
正な始動時燃料噴射量Q2が得られる。
【0033】ここで、単に始動時燃料噴射量を適正なも
のにするのであれば、例えばポンプハウジング1または
ケーシング31にピン等を固定し、このピンにスタート
レバー14が突き当たるようにすることにより、始動時
燃料噴射量を適正なものとすることもできる。
のにするのであれば、例えばポンプハウジング1または
ケーシング31にピン等を固定し、このピンにスタート
レバー14が突き当たるようにすることにより、始動時
燃料噴射量を適正なものとすることもできる。
【0034】しかしながら、そのようなピンによって適
正な始動時燃料噴射量を得るようにした場合には、所望
の最大燃料噴射量が得られなくなってしまう。すなわ
ち、ピンを固定した場合には、スタートレバー14が燃
料増側へ回し得る範囲は、始動時および通常の運転時の
いずれであるかに拘わらずピンによって規制されてしま
う。したがって、始動時燃料噴射量をQ2に設定したも
のとすると、ブーコン30の作動当初は、ブーコンレバ
ー38の矢印E方向への回動に伴ってテンションレバー
13およびスタートレバー14が燃料増側へ回動し、燃
料噴射量が増大する(図3の区間d−d″)。ところ
が、燃料噴射量がQ2になると、スタートレバー14が
ピンに突き当たるため、たとえブーコン30は燃料が増
大するように作動し続けたとしても、スタートレバー1
4およびテンションレバー13は燃料増側へ回動し得な
くなる。このため、得られる最大燃料噴射量はQ2にな
ってしまう(区間d″−e″)。
正な始動時燃料噴射量を得るようにした場合には、所望
の最大燃料噴射量が得られなくなってしまう。すなわ
ち、ピンを固定した場合には、スタートレバー14が燃
料増側へ回し得る範囲は、始動時および通常の運転時の
いずれであるかに拘わらずピンによって規制されてしま
う。したがって、始動時燃料噴射量をQ2に設定したも
のとすると、ブーコン30の作動当初は、ブーコンレバ
ー38の矢印E方向への回動に伴ってテンションレバー
13およびスタートレバー14が燃料増側へ回動し、燃
料噴射量が増大する(図3の区間d−d″)。ところ
が、燃料噴射量がQ2になると、スタートレバー14が
ピンに突き当たるため、たとえブーコン30は燃料が増
大するように作動し続けたとしても、スタートレバー1
4およびテンションレバー13は燃料増側へ回動し得な
くなる。このため、得られる最大燃料噴射量はQ2にな
ってしまう(区間d″−e″)。
【0035】この点、この分配型燃料噴射ポンプにおい
ては、スタートレバー14の回動を規制するための第2
ストッパ部38bがブーコンレバー38に形成されてお
り、スタートレバー14が燃料増側へ回動したとき、第
2ストッパ部38bは、スタートレバー14から離間す
るように移動する。したがって、第2ストッパ部38b
にスタートレバー14が突き当たることがない。よっ
て、最大燃料噴射量を所望の燃料噴射量Q3まで増大さ
せることができる。
ては、スタートレバー14の回動を規制するための第2
ストッパ部38bがブーコンレバー38に形成されてお
り、スタートレバー14が燃料増側へ回動したとき、第
2ストッパ部38bは、スタートレバー14から離間す
るように移動する。したがって、第2ストッパ部38b
にスタートレバー14が突き当たることがない。よっ
て、最大燃料噴射量を所望の燃料噴射量Q3まで増大さ
せることができる。
【0036】この発明は、上記実施例に限定されるもの
でなく、その要旨を逸脱しない範囲において適宜変形可
能である。たとえば、上記の実施例においては、第2ス
トッパ部38bをブーコンレバー38に形成している
が、ピン37に追随して回動する他のブーコンレバー
(副ブーコンレバー)をケーシング31に回動自在に設
け、この副ブーコンレバーにスタートレバー14が突き
当たる第2ストッパ部を形成してもよい。この点から明
らかなように、上記の実施例は、副ブーコンレバーをブ
ーコンレバー38と一体に形成したものであるともいえ
る。また、ピン37に加えて、アジャステイングピン3
6の移動に追随して移動する他のピンを設置し、このピ
ンによって上記副ブーコンレバーを回動させるようにし
てもよい。
でなく、その要旨を逸脱しない範囲において適宜変形可
能である。たとえば、上記の実施例においては、第2ス
トッパ部38bをブーコンレバー38に形成している
が、ピン37に追随して回動する他のブーコンレバー
(副ブーコンレバー)をケーシング31に回動自在に設
け、この副ブーコンレバーにスタートレバー14が突き
当たる第2ストッパ部を形成してもよい。この点から明
らかなように、上記の実施例は、副ブーコンレバーをブ
ーコンレバー38と一体に形成したものであるともいえ
る。また、ピン37に加えて、アジャステイングピン3
6の移動に追随して移動する他のピンを設置し、このピ
ンによって上記副ブーコンレバーを回動させるようにし
てもよい。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のブース
トコンペンセータ付き分配型燃料噴射ポンプによれば、
ブーストコンペンセータにブースト圧の増大に伴って燃
料増側へ回動する副ブーコンレバーを設け、この副ブー
コンレバーによって機関の始動時におけるスタートレバ
ーの回動を規制するようにしたものであるから、始動時
燃料噴射量を適正にし、かつ最大燃料噴射量を所望の量
に増量することができるという効果が得られる。
トコンペンセータ付き分配型燃料噴射ポンプによれば、
ブーストコンペンセータにブースト圧の増大に伴って燃
料増側へ回動する副ブーコンレバーを設け、この副ブー
コンレバーによって機関の始動時におけるスタートレバ
ーの回動を規制するようにしたものであるから、始動時
燃料噴射量を適正にし、かつ最大燃料噴射量を所望の量
に増量することができるという効果が得られる。
【図1】この発明の一実施例の要部を示す断面図であ
る。
る。
【図2】この発明の一実施例の要部を拡大して示す断面
図である。
図である。
【図3】この発明の一実施例における最大負荷時の燃料
噴射量特性を示す図である。
噴射量特性を示す図である。
【図4】ブーストコンペンセータにおけるブースト圧と
アジャステイングピンの移動距離との関係を示す図であ
る。
アジャステイングピンの移動距離との関係を示す図であ
る。
11 ガバナレバーアセンブリ 13 テンションレバー 14 スタートレバー 30 ブーストコンペンセータ 38 ブーコンレバー 38a 第1ストッパ部 38b 第2ストッパ部
Claims (2)
- 【請求項1】 ブースト圧が所定の圧力以上になるとブ
ースト圧の増大に応じて燃料増側へ回動するブーコンレ
バーを有するブーストコンペンセータと、前記ブーコン
レバーに突き当たることによって燃料増側への回動が規
制されるテンションレバー、および機関の運転中にはテ
ンションレバーに接触した状態でテンションレバーと一
体に回動し、機関の始動時にはテンションレバーから離
れて燃料増側へ回動することにより燃料噴射量を始動時
増量させるスタートレバーを有するガバナレバーアセン
ブリとを備えたブーストコンペンセータ付き分配型燃料
噴射ポンプにおいて、前記ブーストコンペンセータに、
前記機関の始動時には、始動時燃料噴射量が前記テンシ
ョンレバーによって規制される最大燃料噴射量より少な
くなるよう、前記スタートレバーの燃料増側への回動量
を規制し、かつ前記ブースト圧が前記所定の圧力以上で
あるときには、前記スタートレバーから燃料増側に離れ
ているよう、前記ブースト圧の増大に応じて燃料増側へ
回動せしめられる副ブーコンレバーを設けたことを特徴
とするブーストコンペンセータ付き分配型燃料噴射ポン
プ。 - 【請求項2】前記副ブーコンレバーを前記ブーコンレバ
ーと一体に設けたことを特徴とする請求項1に記載のブ
ーストコンペンセータ付き分配型燃料噴射ポンプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7852891A JP2864471B2 (ja) | 1991-03-18 | 1991-03-18 | ブーストコンペンセータ付き分配型燃料噴射ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7852891A JP2864471B2 (ja) | 1991-03-18 | 1991-03-18 | ブーストコンペンセータ付き分配型燃料噴射ポンプ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04287862A JPH04287862A (ja) | 1992-10-13 |
| JP2864471B2 true JP2864471B2 (ja) | 1999-03-03 |
Family
ID=13664421
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7852891A Expired - Lifetime JP2864471B2 (ja) | 1991-03-18 | 1991-03-18 | ブーストコンペンセータ付き分配型燃料噴射ポンプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2864471B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2592992Y2 (ja) * | 1993-02-18 | 1999-03-31 | 株式会社ゼクセル | 燃料噴射ポンプのブーストコンペンセータ付き燃料制御機構 |
-
1991
- 1991-03-18 JP JP7852891A patent/JP2864471B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04287862A (ja) | 1992-10-13 |
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