JP2741497B2 - 1α−ヒドロキシビタミンD化合物の中間体 - Google Patents
1α−ヒドロキシビタミンD化合物の中間体Info
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Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はザ.デパートメン
ト.オブ.ヘルス.アンド.ヒューマン.サービスによ
り授与されたNIH補助金No.AM−14881を受
けて政府の支援により行われた。政府はこの発明に一定
の権利を有している。 【0002】本発明は1α−ヒドロキシビタミンD化合
物の合成に関する。より詳しくは、本発明は1α−ヒド
ロキシビタミンD化合物調製の鍵となる中間体に関す
る。 【0003】 【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】動物及
び人間のカルシウム代謝の調整及び生理学上のカルシウ
ム平衡の維持に対し1α−ヒドロキシ化ビタミンD代謝
体はよく知られた調節剤である。この点に関して特に重
要なのは生体内におけるカルシウムホメオスタシス(恒
常性)維持用の天然ホルモン形体である1α,25−ジ
ヒドロキシビタミンD3 (1,25−(OH)2 D3 )
であるが、その他の各種1α−ヒドロキシビタミンD誘
導体(例えば、1α−ヒドロキシビタミンD3 、1α−
ヒドロキシビタミンD2 、1α,25−ジヒドロキシビ
タミンD2 )及びある種のフッ素化類似体もまた強力な
カルセミック(calcemic)活性を示す。これら
の化合物のすべてが各種のカルシウム平衡不調疾病、例
えば、くる病、骨軟化症、骨粗しょう症、腎性骨異栄養
症などの治療に用いられる治療剤として実際上非常に重
要である。その結果、天然の1α−ヒドロキシビタミン
D化合物およびその構造類似体両方の化学的合成に多大
の関心が払われてきており、文献には有用な合成方法の
多くの例が記載されている。これら既知の方法について
の総括は数種の評論、例えば、デルーカら、トピックス
・カレント・ケミストリー83,1−65(197
9);ヤキモビッチ、ラシャン・ケミカル・レビューズ
49、371−83(1983);又はジョーンズ及び
ラスムソン、プログレス・イン・ケミストリー・オブ・
オルガニック・ナチュラル・プロダクツ第39巻64−
121(1980)に記載されている。一般に、1α−
ヒドロキシビタミンDの既知の合成法は三種の形成、す
なわち、a)適当なステロイド前駆物質からの合成、
b)ビタミンD前駆物質からの合成、例えば1の位置の
炭素の直接ヒドロキシル化による方法、及びc)簡単な
前駆物質からの所望のビタミンD化合物を総括的に合成
する方法がある。一般にc)の方法には所望のビタミン
の環−Aを表わす単位化合物を完全なビタミンD構造と
特徴的なトリエン発色団を形成するように適当なC/D
−環部分を表わす相手化合物と結合させることが含まれ
る。このc)の方法の例で、特に本発明に関係のある例
は1α,25−ジヒドロキシビタミンD3 の合成を記載
したバギオリニら〔ジャーナル・オブ・ザ・アメリカン
・ケミカル・ソサイアティ−104,2945−48
(1982)〕による報告である。この場合、下記の構
造式A(ビタミン分子の環−Aを表わす)の保護された
アルコールが最初に調製され、その後、ウィッチヒ試薬
Bに転換されてから別に合成されたケトンC(この場
合、Rは25−ヒドロキシコレステロールの側鎖を表わ
す)との縮合により1α,25−(OH)2 D3 −誘導
体Dが得られる。重要な(crucial)環A−1,
3−ジオール単位化合物(下記の構造式A)は12の合
成段階からなる方法によりモノテルペンd−カルボンか
ら合成される。 【0004】 【化2】 【0005】 【課題を解決するための手段】1α−ヒドロキシビタミ
ンD化合物の合成に適した環A−ジオール単位化合物を
調製する新しい方法が開発され、その好ましい実施態様
において、下記の本発明名の化合物である、環A−1,
3−ジオール単位化合物を提供する。 【0006】すなわち本発明は、(1)一般式 【0007】 【化3】 【0008】[式中、Xはカルボキサアルデヒド基(−
CHO)であり、R1及びR2はおのおの水素及びヒド
ロキシ−保護基からなる群から選ばれる。]で表わされ
る化合物を提供するものである。 【0009】 【発明の実施の形態】Xがヒドロキシエチル基である1
α−ヒドロキシ−環A単位化合物はバギオリニら(前
述)により示されたように適切なC/D−環フラグメン
トとの縮合による所望の各種1α−ヒドロキシビタミン
D化合物の合成に用いることができる。上記(X=CH
O)で示される対応するアルデヒド性1α−ヒドロキシ
−環A単位化合物はアルコール(X=CH2 OH)への
中間体として有用であるばかりでなく、1α−ヒドロキ
シビタミンD誘導体の合成、すなわち所望の1α−ヒド
ロキシビタミンD化合物又は1α−ヒドロキシビタミン
D類似化合物が得られるような適当な相手化合物と(例
えば、ウィッチヒ、グリニャール又はアルドール型反応
により)直接縮合させる反応にも用いることができる。 【0010】この明細書及び特許請求の範囲の欄におい
て用いる「ヒドロキシ保護」基は一般にヒドロキシ官能
基を一時的に保護するのに用いられるすべての基を意味
する。そのような基は、例えば、すべての異性体を含む
炭素原子数1〜5のアシル基、又はベンゾイル又はハ
ロ、ニトロー、アルキル−置換ベンゾイル基などのアロ
イル基、又はアルキルシリル基(トリメチルシリル、ト
リエチルシリル、t−ブチルジメチルシリル基など)、
又はテトラヒドロピラニル、テトラヒドロフラニル、メ
トキシメチル、メトキシエチル、メトキシエトキシメチ
ル及び関連基などのエーテル保護基である。それ故、
「保護されたヒドロキシ」基はこれらの保護基のうちの
1つの基により誘導されたヒドロキシ官能基である。
「アルキル」基はすべての異性体を含む炭素原子数1〜
5の炭化水素基である。 【0011】上記した環A−シントン調製は下記の工程
スキームIに示す段階からなっている。 【0012】 【化4】 【0013】出発物質は工程スキームIにおいて一般構
造式1により表わされた1α−ヒドロキシビタミンD化
合物であり、式中R1 及びR2 はおのおの水素又はヒド
ロキシ保護基を表わし、Rは例えば、一般構造式 【0014】 【化5】 【0015】(式中、R3 及びR4 は単独に水素、ヒド
ロキシ基又は保護されたヒドロキシ基を表わし、R5 は
水素、ヒドロキシ基、保護されたヒドロキシ基又はアル
キル基を表わし、R6 及びR7 は水素、ヒドロキシ基、
保護されたヒドロキシ基を表わすか又は互いに結合して
炭素−炭素結合を形成する)を有するような適合した側
鎖基である。好ましい出発物質は1α−ヒドロキシビタ
ミンD3 又は1α−ヒドロキシビタミンD2 又はそれら
のヒドロキシ保護された誘導体である。これらの出発物
質は既知の方法により容易に入手できる。 【0016】調製工程の第1段階において、構造式1の
出発物質は炭素原子7及び8の位置においてジヒドロキ
シル化されて7,8−ジオール誘導体2(工程スキーム
I参照)(式中R、R1 及びR2 は上記に規定したのと
同じ意味を有する)となる。ヒドロキシ基に導くのに適
した酸化剤は四酸化オスミウムである。この反応は有機
溶媒中で約0℃から約50℃の温度で行われる。このよ
うな条件下で7,8−ビシナルジオール2が主生成物と
して形成されるが注目すべきことにはこのトリエン化合
物内の他の有効な二重結合例えば5,6−又は10,1
9−二重結合を酸化剤がほとんど又は全然攻撃しないこ
とである。一般構造式2の1α−ヒドロキシビタミンD
7,8−ジオールは新規な化合物である。重要な1α−
ヒドロキシ−官能基に欠ける3種のビタミンD7,8−
ジオール、すなわちビタミンD2及びD3 の7,8−ジ
オール及び25−ヒドロキシビタミンD3 の7,8−ジ
オールは既に調製されている(リスゴ、ケミカル・ソサ
イティー・レビューズ9、449(1980);トウ及
びオカムラ、ジャーナル・オブ・オーガニック・ケミス
トリー43、1414(1983);及びデルーカら米
国特許第4,448,726号)。 【0017】工程の次の段階は化合物2の7,8−ジオ
ール官能基を開裂して本発明の化合物である一般構造式
3のアルデヒド(式中R1 及びR2 は上記に規定したの
と同じ意味を有する)を得ることからなる(工程スキー
ムI参照)。7,8−ジオールの開裂はジオール開裂剤
を用いて行うことができる。有効な開裂剤は、例えば、
過ヨウ素酸塩又は四酢酸鉛である。反応は有機溶媒(例
えば、アルコール性溶媒又は炭化水素又はエーテル溶
媒)中で約0℃から約50℃の温度で行われる。所望の
構造式3のアルデヒドは反応混合物からクロマトグラフ
ィーによって単離することができる。合成的に非常に有
用であるがまた化学的に敏感で反応性である共役アルデ
ヒド基を含有する構造式3の生成物は新規な化合物であ
る。 【0018】工程スキームIに示すように、7,8−ビ
シナルジオールの開裂から得られる他の生成物は環C及
びDに対応するフラグメントにもとの出発物質ビタミン
Dの側鎖を加えたものである。このCD−ケトンもまた
所望によりクロマトグラフィーによって単離し精製する
ことができるが本発明の目的のためには、この物質は副
生成物として単に除去される。 【0019】構造式3のアルデヒドの還元によって対応
するアルコール4(工程スキームI)が得られる。この
還元反応はハイドライド還元剤、例えば、NaBH4、
LiAlH4又はこの分野で周知の関連ハイドライド剤
によって非常に簡易に行われる。還元反応は好ましくは
有機溶媒(例えば、アルコール又は炭化水素又はエーテ
ル溶媒)中で約−30℃からその溶媒の沸点までの温度
で行われる。この方法において、アルデヒド3は順調に
アルコール4(R1及びR2は水素又はヒドロキシ−保
護基を表わす)に還元される。 【0020】構造式4のアルコール(R1 及びR2 は水
素又はヒドロキシ保護基を表わす)は次にこの単位化合
物と所望のビタミン生成物の環C及び環Dを表わす適当
な相手化合物と結合させる(例えば、ウィッチヒ型反応
を経て)ことによるいずれか所望の1α−ヒドロキシビ
タミンD化合物を合成する(上記のバキオリニらの報告
に示されたように)のに用いることができる。同様に、
上記したように構造式3のアルデヒドはアルコール4の
中間体であることに加えて、1α−ヒドロキシビタミン
D化合物の環A単位化合物として適当なC/D環フラグ
メントとウィッチヒ反応、グリニヤール反応などのよう
な標準的、通例的結合反応を経る縮合又はアルドール縮
合をさせる構成化合物として直接用いることができる。 【0021】このように、上述した工程はアルデヒド3
又はアルコール4の形の1α−ヒドロキシ環A単位化合
物を形成させるための簡便な方法を提供し、この単位化
合物は次いで広範囲に及ぶ所望の1α−ヒドロキシビタ
ミンD代謝生成物及び類似化合物の既知方法による調製
用合成構造ブロックとして使用され得る。この方法の顕
著な特徴は、この方法によれば本発明のアルデヒド3又
は対応するアルコール4のどちらも提供されることであ
る。その他の利点は構造式3及び4の1α−ヒドロキシ
−環A単位化合物のすべての置換基の立体化学は正確に
既知であり、使用される出発物質によって決定されるこ
と及び上記工程に必要なこれら出発物質は、例えば、1
α−ヒドロキシビタミンD3又は1α−ヒドロキシビタ
ミンD2又はそれのヒドロキシ保護誘導体、すなわち、
工程スキームに構造式1(式中Rはそれぞれコレステロ
ール及びエルゴステロールの側鎖である)として示され
る化合物の形で容易に入手できることである。これらの
化合物は入手可能であり、多種多用の方法(上述のジョ
ーンズおよびラスムソン、デルーカら、ヤキモビッチの
評論参照)により調製することができるが、それらの方
法のうちシクロビタミン中間体を経る工程(米国特許第
4,195,027号及び第4,260,549号)は
効率良く及び普遍性を有するので特に簡便な方法であ
る。 【0022】本発明は以下の実施例によりさらに詳しく
規定される。これらの実施例及び参考例においてアラビ
ヤ数字、例えば1、2、3、4によって識別される化合
物は工程スキーム1における同じ数字の構造式に対応す
る。この内、本発明の化合物は化合物3である。 【0023】 【実施例】 実施例1 アルコール4(R1 =R2 =t−ブチルジメチルシリ
ル)の調製 (a)1α−ヒドロキシビタミンD3 (400mg、1
ミリモル)のジメチルホルムアミド10ml溶液中へt
ert−ブチルジメチルシリルクロリド(362mg、
2.4ミリモル)とイミダゾール(340mg、5ミリ
モル)を加え、この混合物を薄層クロマトグラフィー
(シリカゲルプレート、溶媒として30%酢酸エチル−
ヘキサン使用)を用いる判定により反応が完了するまで
(約4時間)窒素雰囲気下、室温で撹拌した。次に混合
物を氷冷水上へ注ぎ、エーテルで3回抽出した。抽出液
は合体して水及び食塩水で洗浄し、MgSO4 上で乾燥
し、ろ過し、真空濃縮することによりジ−tert−ブ
チルジメチルシリル−1α−ヒドロキシビタミンD3
(化合物1、R1 =R2 =tert−ブチルジメチルシ
リル)530mg(収率89%)を得た。 【0024】(b)上記(a)で得られた生成物(53
0mg、0.84ミリモル)のピリジン(10ml)溶
液に撹拌下でOsO4 (255mg、1.0ミリモル)
を添加した。混合物を窒素雰囲気下、室温で15分間撹
拌した後10%NaHSO3 溶液(10ml)を添加し
た。混合物はさらに1時間撹拌し、10%NaHSO3
溶液(20ml)で希釈し、エーテル(3×50ml)
で抽出した。合体した抽出液を順次H2 O、1N−HC
l、10%NaHCO3 、H2 O、及び飽和NaCl溶
液で洗浄し、MgSO4 上で乾燥し、真空下での蒸発に
より7,8−ジオール生成物(化合物2、R1 =2、R
2 =tert−ブチルジメチルシリル)を得た。 【0025】(c)上記(b)で得た7,8−ジオール
(558mg、0.84ミリモル)の溶液(ベンゼン1
0ml及びピリジン0.5ml)に撹拌下で四酢酸鉛
(Pb(OCOCH3 )4 、450mg、1.0ミリモ
ル)を添加した。窒素雰囲気下、室温で20分間反応を
進行させた後、沈殿物を除去するためろ過した。ろ過ケ
ーキは新鮮なベンゼン(3×2ml)で洗浄した。 【0026】アルデヒド3(R1 =R2 =t−ブチルジ
メチルシリル)を含有するろ液を合体し氷浴上で0℃に
冷却し、窒素雰囲気下でレッド−Al(ビス(2−メト
キシエトキシ)アルミニウムヒドリドナトリウムの70
%トルエン溶液、1ml)を添加した。混合物を2時間
撹拌し、灰色の沈殿物が形成されるまで水を滴加し、沈
殿物をろ過により除去した。ろ過ケーキは新鮮なエーテ
ル(3×10ml)で洗浄した。合体したろ液を水(1
×10ml)、飽和NaCl溶液(2×10ml)で洗
浄し、無水MgSO4 上で乾燥し、ろ過し、真空下で濃
縮した。シリカゲル上のカラムクロマトグラフィー(2
cm×25cm、10%酢酸エチル−ヘキサン500m
l、及び20%酢酸エチル−ヘキサン500mlで溶
離)を行い、アルコール4(R1 =R2 =tert−ブ
チルジメチルシリル)99mgを得た。さらに、10%
酢酸エチル−ヘキサンを用いる分取TLC(複数回溶
離)による精製を行った。生成物(R1 =R2 =ter
t−ブチルジメチルシリルの化合物4)は次の値を示し
た:UV(C2 H5 OH)λmax 218nm、質量
スペクトルm/z(相対強度)398 (M+ 、 0.
1), 380 (0.8), 367 (0.7),
341 (4), 323 (1), 209(2
7), 177 (12), 91 (9), 75
(100); 1H−NMR (CDCl3 ) δ 0.
06 (s, Si(CH3 )2 ), 0.87 及び
0.90 (s, Si−C(CH3 )3 ), 1.
83 (2H, 三重線像, J〜6 Hz, C−2
−Hz), 2.20 (1H,dd, J=14 及
び 6 Hz, C−4−H), 2.41 (1H,
dd, J=14 及び 2.5 Hz, C−4−
H), 4.18 (3H, m, 三重線として現わ
れる, J=6 Hz, C−7−H2 及び C−3−
H), 4.41 (1H, 三重線像, J〜6 H
z, C−1−H), 4.77及び 5.16 (1
Hそれぞれブロード、シャープ、C−19−H2 ),
5.53 (1H, 三重線像, J〜6 Hz,
C−6−H). 【0027】実施例2 アルデヒド3及びアルコール4(R1 =R2 =COCH
3 )の調製 (a)1α−ヒドロキシビタミンD3 (170mg、
0.425ミリモル)の無水酢酸(0.2ml)含有ピ
リジン(0.4ml)溶液を窒素雰囲気下で50℃に2
時間加熱した。混合液を氷冷飽和NaHCO3 溶液上に
注意深く注いで中和し、エーテルで抽出した(3×30
ml)。合体した抽出液を水(1×15ml)、飽和N
aCl溶液(2×15ml)で洗浄し、無水MgSO4
上で乾燥し、ろ過し、真空濃縮することによりジアセテ
ート(化合物1、R1 =R2 =COCH3 )210mg
を得た。 【0028】(b)四酸化オスミウム(10%ピリジン
溶液、125μl)を撹拌下のジアセテート(23m
g、0.044ミリモル)のピリジン(0.5ml)溶
液に添加した。反応を窒素雰囲気下、室温で15分間進
行させた。10%NaHSO3 溶液(0.5ml)を添
加して、混合物をさらに30分間撹拌した後10%Na
HSO3 溶液(5ml)で希釈し、エーテルで抽出した
(3×15ml)。合体した抽出液を水(2×10m
l)、飽和NaCl溶液(2×10ml)で洗浄し、無
水MgSO4 上で乾燥し、ろ過し、真空濃縮した。5%
メタノール−クロロホルムを用いるシリカゲル上のクロ
マトグラフィーにより7,8−ジオール(化合物2、R
1 =R2 =COCH3 )12mgを得た。質量スペクト
ル、 m/z(相対強度)、518 (M+ ), 50
0 (0.2), 482 (0.4), 440
(0.8), 422 (2), 380 (43),
249(19), 247 (26), 134
(100), 105 (43);NMR(CDCl
3 )δ0.75 (s, C−18−H3 ), 2.0
2(s, 3−OCOCH3 ), 2.05 (s,
C−1−OCOCH3 ),4.73 (dd, J=
9.6 Hz, 5.6 Hz, C−7−H),5.
12 (7重線, C−1−H), 5.33 (ブロ
ード, s, 19Z−H), 5.40 (ブロー
ド, s, 19E−H), 553 (t(シャー
プ), C−3−H), 5.81 (d, J=9.
6 Hz,C−6−H). 【0029】(c)NaIO4 飽和水溶液(0.1m
l)を撹拌下の7,8−ジオール(10mg)のメタノ
ール(0.3ml)溶液に添加し、混合物を窒素雰囲気
下、50℃に2.5時間加熱した。氷冷水(5ml)を
添加し、混合物をエーテルで抽出し(3×10ml)
し、合体した抽出液を水(2×5ml)、飽和Nacl
溶液(1×5ml)で洗浄した後、無水MgSO4 上で
乾燥し、ろ過し、真空濃縮した。残留物から本発明の化
合物である構造式3(R1 =R2 =COCH3 )のアル
デヒドをHPLC(シリカゲルカラム、溶離剤5−10
%酢酸エチル−ヘキサン)により単離することができ
る。 【0030】ビシナルジオール開環反応により得られた
粗アルデヒド3を上記のように単離せず、NaBH
4(エーテル/メタノール、0.5ml溶液)を用いて
還元し、得られた反応生成物をHPLC(ゾルバックス
−シルセミ分取カラム)により溶離剤として10%イソ
プロパノール−ヘキサンを用いて生成することによりア
ルコール4(R1=R2=COCH3)が得られる。 【0031】実施例3 アルデヒド3及びアルコール4(R1 =R2 =t−ブチ
ルジメチルシリル)の調製 (a)tert−ブチルジメチルシリルクロリド(46
mg、0.30ミリモル)及びイミダゾール(43m
g、0.625ミリモル)を1α−ヒドロキシビタミン
D3 (50mg、0.125ミリモル)のDMF(5m
l)溶液中に添加し、混合物を室温、窒素雰囲気下で3
時間(又は30%酢酸エチル−ヘキサンを用いるTLC
による判定で反応が終了するまで)撹拌した。次に混合
物を氷冷水上に注ぎ、エーテルで3回(3×25ml)
抽出した。合体した抽出液を水(1×15ml)及び飽
和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウム
上で乾燥し、ろ過し、真空濃縮することにより生成物
(化合物1、R1 =R2 =tert−ブチルジメチルシ
リル)を得た。(30%酢酸エチル−ヘキサン中シリカ
ゲル上でRf0.69):UV(C2 H5 OH)λma
x 216nm。 【0032】(b)四酸化オスミウム(OsO4 、39
mg、0.15ミリモル)をジーtert−ブチルジメ
チルシリル−1α−ヒドロキシビタミン(78mg、
0.125ミリモル、理論値)のピリジン(3ml)溶
液へ添加した。混合物を室温、窒素雰囲気下で15分間
撹拌した後、10%NaHSO3 溶液(5ml)を添加
して反応を終結させた。混合物はさらに1時間撹拌し、
10%NaHSO3 溶液(10ml)で希釈し、エーテ
ル(3×30ml)で抽出した。合体した抽出液は水
(2×15ml)、1N−HCl溶液(2×15m
l)、10%NaHCO3溶液(2×15ml)、水
(1×15ml)及び飽和NaClで順次洗浄した後、
無水MgSO4 上で乾燥し、ろ過し、真空濃縮すること
により7,8−ジオール2(R1 =R2 =tert−ブ
チルジメチルシリル)を得た。 【0033】(c)四酢酸鉛(67mg、0.15ミリ
モル)を撹拌下の7,8−ジオール2(82mg、0.
125ミリモル)のピリジン(0.2ml)含有ベンゼ
ン(2ml)溶液へ添加した。反応を室温、窒素雰囲気
下で15分間進行させた後、混合物を氷冷水(15m
l)上へ注ぎ、エーテル(3×30ml)で抽出し、合
体した抽出液を水(1×15ml)及び飽和NaCl溶
液(2×15ml)で洗浄し、無水MgSO4 上で乾燥
し、ろ過し、真空濃縮した。シリカゲルによる薄層クロ
マトグラフィーで溶離剤として15%酢酸エチル−ヘキ
サン(3回溶離)を用いてアルデヒド3(R1 =R2 =
tert−ブチルジメチルシリル)(6.6mg、30
%酢酸エチル−ヘキサン中シリカゲル上でRf0.5
8)を13%収率で得た。UV(C2 H5 OH)λma
x 248 nm, λmin 218nm, 質量ス
ペクトル m/z (相対強度) 396(M+ ,
2),381 (1), 339 (18), 264
(37), 207 (23), 181 (3
5), 133 (15), 101 (14), 7
5(100), 57 (21). 1 H NMR
(CDCl3 ) δ 0.07 及び 0.08
(s, Si−(CH3 )2 ), 0.88及び 0.
9(s, Si−C(CH3 )3 ), 1.88及び
1.96 (m, C−2−H2 ), 2.42 (1
H, dd, J=14 及び 6 Hz, C−4−
H), 2.59 (1H, dd, J=14 及び
2 Hz, C−4−H), 4.32 (m, C
−3−H), 4.58 (m, C−1−H),
5.08 及び 5.43 (brs, C−19−H
2 ), 5.96 (d, J=7.5 Hz, C−
6−H), 9.80 (d, J=7.5 Hz,
C−7−H). 【0034】(d)上記(C)で得たアルデヒド3を前
記の実施例1(c)と同様にビス(2−メトキシエトキ
シ)アルミニウムヒドリドを用いて還元し、相応するア
リル型アルコール4(R1 =R2 =tert−ブチルジ
メチルシリル)を得た。 【0035】参考例1 1α,7,8−トリヒドロキシ−7,8−ジヒドロキシ
(ビタミンD3 (化合物2、R1 =R2 =H)の合成 1α−ヒドロキシビタミンD3 を上記実施例1(b)に
記載の条件下で四酸化オスミウム処理して対応する7,
8−ジオール2(R1 =R2 =H)を得た。この化合物
を10%イソプロパノール−ヘキサンを用いるHPLC
(ゾルバックス−シル、セミ分取カラム)により精製し
た。UV(C2 H5 OH)λmax 216nm :
質量スペクトル : m/z (相対強度) 434
(M+ ), 416 (2), 398 (9), 3
80 (31), 362 (3), 265 (1
5), 247 (44), 221 (6), 15
2(52), 135 (56), 125 (2
2). 【0036】 【発明の効果】本発明は、強力なカルセミック(cal
cemic)活性を示し、各種のカルシウム平衡不調疾
病例えば、くる病、骨軟化症、骨粗しょう症、腎性骨異
栄養症などの治療に用いられる治療剤として実際上非常
に重要な1α−ヒドロキシビタミンD化合物の中間体と
して好適である。
ト.オブ.ヘルス.アンド.ヒューマン.サービスによ
り授与されたNIH補助金No.AM−14881を受
けて政府の支援により行われた。政府はこの発明に一定
の権利を有している。 【0002】本発明は1α−ヒドロキシビタミンD化合
物の合成に関する。より詳しくは、本発明は1α−ヒド
ロキシビタミンD化合物調製の鍵となる中間体に関す
る。 【0003】 【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】動物及
び人間のカルシウム代謝の調整及び生理学上のカルシウ
ム平衡の維持に対し1α−ヒドロキシ化ビタミンD代謝
体はよく知られた調節剤である。この点に関して特に重
要なのは生体内におけるカルシウムホメオスタシス(恒
常性)維持用の天然ホルモン形体である1α,25−ジ
ヒドロキシビタミンD3 (1,25−(OH)2 D3 )
であるが、その他の各種1α−ヒドロキシビタミンD誘
導体(例えば、1α−ヒドロキシビタミンD3 、1α−
ヒドロキシビタミンD2 、1α,25−ジヒドロキシビ
タミンD2 )及びある種のフッ素化類似体もまた強力な
カルセミック(calcemic)活性を示す。これら
の化合物のすべてが各種のカルシウム平衡不調疾病、例
えば、くる病、骨軟化症、骨粗しょう症、腎性骨異栄養
症などの治療に用いられる治療剤として実際上非常に重
要である。その結果、天然の1α−ヒドロキシビタミン
D化合物およびその構造類似体両方の化学的合成に多大
の関心が払われてきており、文献には有用な合成方法の
多くの例が記載されている。これら既知の方法について
の総括は数種の評論、例えば、デルーカら、トピックス
・カレント・ケミストリー83,1−65(197
9);ヤキモビッチ、ラシャン・ケミカル・レビューズ
49、371−83(1983);又はジョーンズ及び
ラスムソン、プログレス・イン・ケミストリー・オブ・
オルガニック・ナチュラル・プロダクツ第39巻64−
121(1980)に記載されている。一般に、1α−
ヒドロキシビタミンDの既知の合成法は三種の形成、す
なわち、a)適当なステロイド前駆物質からの合成、
b)ビタミンD前駆物質からの合成、例えば1の位置の
炭素の直接ヒドロキシル化による方法、及びc)簡単な
前駆物質からの所望のビタミンD化合物を総括的に合成
する方法がある。一般にc)の方法には所望のビタミン
の環−Aを表わす単位化合物を完全なビタミンD構造と
特徴的なトリエン発色団を形成するように適当なC/D
−環部分を表わす相手化合物と結合させることが含まれ
る。このc)の方法の例で、特に本発明に関係のある例
は1α,25−ジヒドロキシビタミンD3 の合成を記載
したバギオリニら〔ジャーナル・オブ・ザ・アメリカン
・ケミカル・ソサイアティ−104,2945−48
(1982)〕による報告である。この場合、下記の構
造式A(ビタミン分子の環−Aを表わす)の保護された
アルコールが最初に調製され、その後、ウィッチヒ試薬
Bに転換されてから別に合成されたケトンC(この場
合、Rは25−ヒドロキシコレステロールの側鎖を表わ
す)との縮合により1α,25−(OH)2 D3 −誘導
体Dが得られる。重要な(crucial)環A−1,
3−ジオール単位化合物(下記の構造式A)は12の合
成段階からなる方法によりモノテルペンd−カルボンか
ら合成される。 【0004】 【化2】 【0005】 【課題を解決するための手段】1α−ヒドロキシビタミ
ンD化合物の合成に適した環A−ジオール単位化合物を
調製する新しい方法が開発され、その好ましい実施態様
において、下記の本発明名の化合物である、環A−1,
3−ジオール単位化合物を提供する。 【0006】すなわち本発明は、(1)一般式 【0007】 【化3】 【0008】[式中、Xはカルボキサアルデヒド基(−
CHO)であり、R1及びR2はおのおの水素及びヒド
ロキシ−保護基からなる群から選ばれる。]で表わされ
る化合物を提供するものである。 【0009】 【発明の実施の形態】Xがヒドロキシエチル基である1
α−ヒドロキシ−環A単位化合物はバギオリニら(前
述)により示されたように適切なC/D−環フラグメン
トとの縮合による所望の各種1α−ヒドロキシビタミン
D化合物の合成に用いることができる。上記(X=CH
O)で示される対応するアルデヒド性1α−ヒドロキシ
−環A単位化合物はアルコール(X=CH2 OH)への
中間体として有用であるばかりでなく、1α−ヒドロキ
シビタミンD誘導体の合成、すなわち所望の1α−ヒド
ロキシビタミンD化合物又は1α−ヒドロキシビタミン
D類似化合物が得られるような適当な相手化合物と(例
えば、ウィッチヒ、グリニャール又はアルドール型反応
により)直接縮合させる反応にも用いることができる。 【0010】この明細書及び特許請求の範囲の欄におい
て用いる「ヒドロキシ保護」基は一般にヒドロキシ官能
基を一時的に保護するのに用いられるすべての基を意味
する。そのような基は、例えば、すべての異性体を含む
炭素原子数1〜5のアシル基、又はベンゾイル又はハ
ロ、ニトロー、アルキル−置換ベンゾイル基などのアロ
イル基、又はアルキルシリル基(トリメチルシリル、ト
リエチルシリル、t−ブチルジメチルシリル基など)、
又はテトラヒドロピラニル、テトラヒドロフラニル、メ
トキシメチル、メトキシエチル、メトキシエトキシメチ
ル及び関連基などのエーテル保護基である。それ故、
「保護されたヒドロキシ」基はこれらの保護基のうちの
1つの基により誘導されたヒドロキシ官能基である。
「アルキル」基はすべての異性体を含む炭素原子数1〜
5の炭化水素基である。 【0011】上記した環A−シントン調製は下記の工程
スキームIに示す段階からなっている。 【0012】 【化4】 【0013】出発物質は工程スキームIにおいて一般構
造式1により表わされた1α−ヒドロキシビタミンD化
合物であり、式中R1 及びR2 はおのおの水素又はヒド
ロキシ保護基を表わし、Rは例えば、一般構造式 【0014】 【化5】 【0015】(式中、R3 及びR4 は単独に水素、ヒド
ロキシ基又は保護されたヒドロキシ基を表わし、R5 は
水素、ヒドロキシ基、保護されたヒドロキシ基又はアル
キル基を表わし、R6 及びR7 は水素、ヒドロキシ基、
保護されたヒドロキシ基を表わすか又は互いに結合して
炭素−炭素結合を形成する)を有するような適合した側
鎖基である。好ましい出発物質は1α−ヒドロキシビタ
ミンD3 又は1α−ヒドロキシビタミンD2 又はそれら
のヒドロキシ保護された誘導体である。これらの出発物
質は既知の方法により容易に入手できる。 【0016】調製工程の第1段階において、構造式1の
出発物質は炭素原子7及び8の位置においてジヒドロキ
シル化されて7,8−ジオール誘導体2(工程スキーム
I参照)(式中R、R1 及びR2 は上記に規定したのと
同じ意味を有する)となる。ヒドロキシ基に導くのに適
した酸化剤は四酸化オスミウムである。この反応は有機
溶媒中で約0℃から約50℃の温度で行われる。このよ
うな条件下で7,8−ビシナルジオール2が主生成物と
して形成されるが注目すべきことにはこのトリエン化合
物内の他の有効な二重結合例えば5,6−又は10,1
9−二重結合を酸化剤がほとんど又は全然攻撃しないこ
とである。一般構造式2の1α−ヒドロキシビタミンD
7,8−ジオールは新規な化合物である。重要な1α−
ヒドロキシ−官能基に欠ける3種のビタミンD7,8−
ジオール、すなわちビタミンD2及びD3 の7,8−ジ
オール及び25−ヒドロキシビタミンD3 の7,8−ジ
オールは既に調製されている(リスゴ、ケミカル・ソサ
イティー・レビューズ9、449(1980);トウ及
びオカムラ、ジャーナル・オブ・オーガニック・ケミス
トリー43、1414(1983);及びデルーカら米
国特許第4,448,726号)。 【0017】工程の次の段階は化合物2の7,8−ジオ
ール官能基を開裂して本発明の化合物である一般構造式
3のアルデヒド(式中R1 及びR2 は上記に規定したの
と同じ意味を有する)を得ることからなる(工程スキー
ムI参照)。7,8−ジオールの開裂はジオール開裂剤
を用いて行うことができる。有効な開裂剤は、例えば、
過ヨウ素酸塩又は四酢酸鉛である。反応は有機溶媒(例
えば、アルコール性溶媒又は炭化水素又はエーテル溶
媒)中で約0℃から約50℃の温度で行われる。所望の
構造式3のアルデヒドは反応混合物からクロマトグラフ
ィーによって単離することができる。合成的に非常に有
用であるがまた化学的に敏感で反応性である共役アルデ
ヒド基を含有する構造式3の生成物は新規な化合物であ
る。 【0018】工程スキームIに示すように、7,8−ビ
シナルジオールの開裂から得られる他の生成物は環C及
びDに対応するフラグメントにもとの出発物質ビタミン
Dの側鎖を加えたものである。このCD−ケトンもまた
所望によりクロマトグラフィーによって単離し精製する
ことができるが本発明の目的のためには、この物質は副
生成物として単に除去される。 【0019】構造式3のアルデヒドの還元によって対応
するアルコール4(工程スキームI)が得られる。この
還元反応はハイドライド還元剤、例えば、NaBH4、
LiAlH4又はこの分野で周知の関連ハイドライド剤
によって非常に簡易に行われる。還元反応は好ましくは
有機溶媒(例えば、アルコール又は炭化水素又はエーテ
ル溶媒)中で約−30℃からその溶媒の沸点までの温度
で行われる。この方法において、アルデヒド3は順調に
アルコール4(R1及びR2は水素又はヒドロキシ−保
護基を表わす)に還元される。 【0020】構造式4のアルコール(R1 及びR2 は水
素又はヒドロキシ保護基を表わす)は次にこの単位化合
物と所望のビタミン生成物の環C及び環Dを表わす適当
な相手化合物と結合させる(例えば、ウィッチヒ型反応
を経て)ことによるいずれか所望の1α−ヒドロキシビ
タミンD化合物を合成する(上記のバキオリニらの報告
に示されたように)のに用いることができる。同様に、
上記したように構造式3のアルデヒドはアルコール4の
中間体であることに加えて、1α−ヒドロキシビタミン
D化合物の環A単位化合物として適当なC/D環フラグ
メントとウィッチヒ反応、グリニヤール反応などのよう
な標準的、通例的結合反応を経る縮合又はアルドール縮
合をさせる構成化合物として直接用いることができる。 【0021】このように、上述した工程はアルデヒド3
又はアルコール4の形の1α−ヒドロキシ環A単位化合
物を形成させるための簡便な方法を提供し、この単位化
合物は次いで広範囲に及ぶ所望の1α−ヒドロキシビタ
ミンD代謝生成物及び類似化合物の既知方法による調製
用合成構造ブロックとして使用され得る。この方法の顕
著な特徴は、この方法によれば本発明のアルデヒド3又
は対応するアルコール4のどちらも提供されることであ
る。その他の利点は構造式3及び4の1α−ヒドロキシ
−環A単位化合物のすべての置換基の立体化学は正確に
既知であり、使用される出発物質によって決定されるこ
と及び上記工程に必要なこれら出発物質は、例えば、1
α−ヒドロキシビタミンD3又は1α−ヒドロキシビタ
ミンD2又はそれのヒドロキシ保護誘導体、すなわち、
工程スキームに構造式1(式中Rはそれぞれコレステロ
ール及びエルゴステロールの側鎖である)として示され
る化合物の形で容易に入手できることである。これらの
化合物は入手可能であり、多種多用の方法(上述のジョ
ーンズおよびラスムソン、デルーカら、ヤキモビッチの
評論参照)により調製することができるが、それらの方
法のうちシクロビタミン中間体を経る工程(米国特許第
4,195,027号及び第4,260,549号)は
効率良く及び普遍性を有するので特に簡便な方法であ
る。 【0022】本発明は以下の実施例によりさらに詳しく
規定される。これらの実施例及び参考例においてアラビ
ヤ数字、例えば1、2、3、4によって識別される化合
物は工程スキーム1における同じ数字の構造式に対応す
る。この内、本発明の化合物は化合物3である。 【0023】 【実施例】 実施例1 アルコール4(R1 =R2 =t−ブチルジメチルシリ
ル)の調製 (a)1α−ヒドロキシビタミンD3 (400mg、1
ミリモル)のジメチルホルムアミド10ml溶液中へt
ert−ブチルジメチルシリルクロリド(362mg、
2.4ミリモル)とイミダゾール(340mg、5ミリ
モル)を加え、この混合物を薄層クロマトグラフィー
(シリカゲルプレート、溶媒として30%酢酸エチル−
ヘキサン使用)を用いる判定により反応が完了するまで
(約4時間)窒素雰囲気下、室温で撹拌した。次に混合
物を氷冷水上へ注ぎ、エーテルで3回抽出した。抽出液
は合体して水及び食塩水で洗浄し、MgSO4 上で乾燥
し、ろ過し、真空濃縮することによりジ−tert−ブ
チルジメチルシリル−1α−ヒドロキシビタミンD3
(化合物1、R1 =R2 =tert−ブチルジメチルシ
リル)530mg(収率89%)を得た。 【0024】(b)上記(a)で得られた生成物(53
0mg、0.84ミリモル)のピリジン(10ml)溶
液に撹拌下でOsO4 (255mg、1.0ミリモル)
を添加した。混合物を窒素雰囲気下、室温で15分間撹
拌した後10%NaHSO3 溶液(10ml)を添加し
た。混合物はさらに1時間撹拌し、10%NaHSO3
溶液(20ml)で希釈し、エーテル(3×50ml)
で抽出した。合体した抽出液を順次H2 O、1N−HC
l、10%NaHCO3 、H2 O、及び飽和NaCl溶
液で洗浄し、MgSO4 上で乾燥し、真空下での蒸発に
より7,8−ジオール生成物(化合物2、R1 =2、R
2 =tert−ブチルジメチルシリル)を得た。 【0025】(c)上記(b)で得た7,8−ジオール
(558mg、0.84ミリモル)の溶液(ベンゼン1
0ml及びピリジン0.5ml)に撹拌下で四酢酸鉛
(Pb(OCOCH3 )4 、450mg、1.0ミリモ
ル)を添加した。窒素雰囲気下、室温で20分間反応を
進行させた後、沈殿物を除去するためろ過した。ろ過ケ
ーキは新鮮なベンゼン(3×2ml)で洗浄した。 【0026】アルデヒド3(R1 =R2 =t−ブチルジ
メチルシリル)を含有するろ液を合体し氷浴上で0℃に
冷却し、窒素雰囲気下でレッド−Al(ビス(2−メト
キシエトキシ)アルミニウムヒドリドナトリウムの70
%トルエン溶液、1ml)を添加した。混合物を2時間
撹拌し、灰色の沈殿物が形成されるまで水を滴加し、沈
殿物をろ過により除去した。ろ過ケーキは新鮮なエーテ
ル(3×10ml)で洗浄した。合体したろ液を水(1
×10ml)、飽和NaCl溶液(2×10ml)で洗
浄し、無水MgSO4 上で乾燥し、ろ過し、真空下で濃
縮した。シリカゲル上のカラムクロマトグラフィー(2
cm×25cm、10%酢酸エチル−ヘキサン500m
l、及び20%酢酸エチル−ヘキサン500mlで溶
離)を行い、アルコール4(R1 =R2 =tert−ブ
チルジメチルシリル)99mgを得た。さらに、10%
酢酸エチル−ヘキサンを用いる分取TLC(複数回溶
離)による精製を行った。生成物(R1 =R2 =ter
t−ブチルジメチルシリルの化合物4)は次の値を示し
た:UV(C2 H5 OH)λmax 218nm、質量
スペクトルm/z(相対強度)398 (M+ 、 0.
1), 380 (0.8), 367 (0.7),
341 (4), 323 (1), 209(2
7), 177 (12), 91 (9), 75
(100); 1H−NMR (CDCl3 ) δ 0.
06 (s, Si(CH3 )2 ), 0.87 及び
0.90 (s, Si−C(CH3 )3 ), 1.
83 (2H, 三重線像, J〜6 Hz, C−2
−Hz), 2.20 (1H,dd, J=14 及
び 6 Hz, C−4−H), 2.41 (1H,
dd, J=14 及び 2.5 Hz, C−4−
H), 4.18 (3H, m, 三重線として現わ
れる, J=6 Hz, C−7−H2 及び C−3−
H), 4.41 (1H, 三重線像, J〜6 H
z, C−1−H), 4.77及び 5.16 (1
Hそれぞれブロード、シャープ、C−19−H2 ),
5.53 (1H, 三重線像, J〜6 Hz,
C−6−H). 【0027】実施例2 アルデヒド3及びアルコール4(R1 =R2 =COCH
3 )の調製 (a)1α−ヒドロキシビタミンD3 (170mg、
0.425ミリモル)の無水酢酸(0.2ml)含有ピ
リジン(0.4ml)溶液を窒素雰囲気下で50℃に2
時間加熱した。混合液を氷冷飽和NaHCO3 溶液上に
注意深く注いで中和し、エーテルで抽出した(3×30
ml)。合体した抽出液を水(1×15ml)、飽和N
aCl溶液(2×15ml)で洗浄し、無水MgSO4
上で乾燥し、ろ過し、真空濃縮することによりジアセテ
ート(化合物1、R1 =R2 =COCH3 )210mg
を得た。 【0028】(b)四酸化オスミウム(10%ピリジン
溶液、125μl)を撹拌下のジアセテート(23m
g、0.044ミリモル)のピリジン(0.5ml)溶
液に添加した。反応を窒素雰囲気下、室温で15分間進
行させた。10%NaHSO3 溶液(0.5ml)を添
加して、混合物をさらに30分間撹拌した後10%Na
HSO3 溶液(5ml)で希釈し、エーテルで抽出した
(3×15ml)。合体した抽出液を水(2×10m
l)、飽和NaCl溶液(2×10ml)で洗浄し、無
水MgSO4 上で乾燥し、ろ過し、真空濃縮した。5%
メタノール−クロロホルムを用いるシリカゲル上のクロ
マトグラフィーにより7,8−ジオール(化合物2、R
1 =R2 =COCH3 )12mgを得た。質量スペクト
ル、 m/z(相対強度)、518 (M+ ), 50
0 (0.2), 482 (0.4), 440
(0.8), 422 (2), 380 (43),
249(19), 247 (26), 134
(100), 105 (43);NMR(CDCl
3 )δ0.75 (s, C−18−H3 ), 2.0
2(s, 3−OCOCH3 ), 2.05 (s,
C−1−OCOCH3 ),4.73 (dd, J=
9.6 Hz, 5.6 Hz, C−7−H),5.
12 (7重線, C−1−H), 5.33 (ブロ
ード, s, 19Z−H), 5.40 (ブロー
ド, s, 19E−H), 553 (t(シャー
プ), C−3−H), 5.81 (d, J=9.
6 Hz,C−6−H). 【0029】(c)NaIO4 飽和水溶液(0.1m
l)を撹拌下の7,8−ジオール(10mg)のメタノ
ール(0.3ml)溶液に添加し、混合物を窒素雰囲気
下、50℃に2.5時間加熱した。氷冷水(5ml)を
添加し、混合物をエーテルで抽出し(3×10ml)
し、合体した抽出液を水(2×5ml)、飽和Nacl
溶液(1×5ml)で洗浄した後、無水MgSO4 上で
乾燥し、ろ過し、真空濃縮した。残留物から本発明の化
合物である構造式3(R1 =R2 =COCH3 )のアル
デヒドをHPLC(シリカゲルカラム、溶離剤5−10
%酢酸エチル−ヘキサン)により単離することができ
る。 【0030】ビシナルジオール開環反応により得られた
粗アルデヒド3を上記のように単離せず、NaBH
4(エーテル/メタノール、0.5ml溶液)を用いて
還元し、得られた反応生成物をHPLC(ゾルバックス
−シルセミ分取カラム)により溶離剤として10%イソ
プロパノール−ヘキサンを用いて生成することによりア
ルコール4(R1=R2=COCH3)が得られる。 【0031】実施例3 アルデヒド3及びアルコール4(R1 =R2 =t−ブチ
ルジメチルシリル)の調製 (a)tert−ブチルジメチルシリルクロリド(46
mg、0.30ミリモル)及びイミダゾール(43m
g、0.625ミリモル)を1α−ヒドロキシビタミン
D3 (50mg、0.125ミリモル)のDMF(5m
l)溶液中に添加し、混合物を室温、窒素雰囲気下で3
時間(又は30%酢酸エチル−ヘキサンを用いるTLC
による判定で反応が終了するまで)撹拌した。次に混合
物を氷冷水上に注ぎ、エーテルで3回(3×25ml)
抽出した。合体した抽出液を水(1×15ml)及び飽
和塩化ナトリウム溶液で洗浄し、無水硫酸マグネシウム
上で乾燥し、ろ過し、真空濃縮することにより生成物
(化合物1、R1 =R2 =tert−ブチルジメチルシ
リル)を得た。(30%酢酸エチル−ヘキサン中シリカ
ゲル上でRf0.69):UV(C2 H5 OH)λma
x 216nm。 【0032】(b)四酸化オスミウム(OsO4 、39
mg、0.15ミリモル)をジーtert−ブチルジメ
チルシリル−1α−ヒドロキシビタミン(78mg、
0.125ミリモル、理論値)のピリジン(3ml)溶
液へ添加した。混合物を室温、窒素雰囲気下で15分間
撹拌した後、10%NaHSO3 溶液(5ml)を添加
して反応を終結させた。混合物はさらに1時間撹拌し、
10%NaHSO3 溶液(10ml)で希釈し、エーテ
ル(3×30ml)で抽出した。合体した抽出液は水
(2×15ml)、1N−HCl溶液(2×15m
l)、10%NaHCO3溶液(2×15ml)、水
(1×15ml)及び飽和NaClで順次洗浄した後、
無水MgSO4 上で乾燥し、ろ過し、真空濃縮すること
により7,8−ジオール2(R1 =R2 =tert−ブ
チルジメチルシリル)を得た。 【0033】(c)四酢酸鉛(67mg、0.15ミリ
モル)を撹拌下の7,8−ジオール2(82mg、0.
125ミリモル)のピリジン(0.2ml)含有ベンゼ
ン(2ml)溶液へ添加した。反応を室温、窒素雰囲気
下で15分間進行させた後、混合物を氷冷水(15m
l)上へ注ぎ、エーテル(3×30ml)で抽出し、合
体した抽出液を水(1×15ml)及び飽和NaCl溶
液(2×15ml)で洗浄し、無水MgSO4 上で乾燥
し、ろ過し、真空濃縮した。シリカゲルによる薄層クロ
マトグラフィーで溶離剤として15%酢酸エチル−ヘキ
サン(3回溶離)を用いてアルデヒド3(R1 =R2 =
tert−ブチルジメチルシリル)(6.6mg、30
%酢酸エチル−ヘキサン中シリカゲル上でRf0.5
8)を13%収率で得た。UV(C2 H5 OH)λma
x 248 nm, λmin 218nm, 質量ス
ペクトル m/z (相対強度) 396(M+ ,
2),381 (1), 339 (18), 264
(37), 207 (23), 181 (3
5), 133 (15), 101 (14), 7
5(100), 57 (21). 1 H NMR
(CDCl3 ) δ 0.07 及び 0.08
(s, Si−(CH3 )2 ), 0.88及び 0.
9(s, Si−C(CH3 )3 ), 1.88及び
1.96 (m, C−2−H2 ), 2.42 (1
H, dd, J=14 及び 6 Hz, C−4−
H), 2.59 (1H, dd, J=14 及び
2 Hz, C−4−H), 4.32 (m, C
−3−H), 4.58 (m, C−1−H),
5.08 及び 5.43 (brs, C−19−H
2 ), 5.96 (d, J=7.5 Hz, C−
6−H), 9.80 (d, J=7.5 Hz,
C−7−H). 【0034】(d)上記(C)で得たアルデヒド3を前
記の実施例1(c)と同様にビス(2−メトキシエトキ
シ)アルミニウムヒドリドを用いて還元し、相応するア
リル型アルコール4(R1 =R2 =tert−ブチルジ
メチルシリル)を得た。 【0035】参考例1 1α,7,8−トリヒドロキシ−7,8−ジヒドロキシ
(ビタミンD3 (化合物2、R1 =R2 =H)の合成 1α−ヒドロキシビタミンD3 を上記実施例1(b)に
記載の条件下で四酸化オスミウム処理して対応する7,
8−ジオール2(R1 =R2 =H)を得た。この化合物
を10%イソプロパノール−ヘキサンを用いるHPLC
(ゾルバックス−シル、セミ分取カラム)により精製し
た。UV(C2 H5 OH)λmax 216nm :
質量スペクトル : m/z (相対強度) 434
(M+ ), 416 (2), 398 (9), 3
80 (31), 362 (3), 265 (1
5), 247 (44), 221 (6), 15
2(52), 135 (56), 125 (2
2). 【0036】 【発明の効果】本発明は、強力なカルセミック(cal
cemic)活性を示し、各種のカルシウム平衡不調疾
病例えば、くる病、骨軟化症、骨粗しょう症、腎性骨異
栄養症などの治療に用いられる治療剤として実際上非常
に重要な1α−ヒドロキシビタミンD化合物の中間体と
して好適である。
フロントページの続き
(72)発明者 ハインリッヒ ケー. シュノーズ
アメリカ合衆国 53705 ウイスコンシ
ン マディソン サミット アベニュー
1806
(72)発明者 ソーク ホー リー
アメリカ合衆国 02135 マサチューセ
ッツ ブライトン ゴードン ストリー
トG3 107
(56)参考文献 特開 昭59−212466(JP,A)
J.Am.Chem.Soci.
(1982),Vol.104,P.2945−
2948
「新実験化学講座14 有機化合物の合
成と反応[▲V▼]」社団法人日本化学
会編 (昭和53年丸善株式会社より発
行)、第2497頁−第2516頁
Claims (1)
- (57)【特許請求の範囲】 1.一般式 【化1】 [式中、Xはカルボキサアルデヒド基(−CHO)であ
り、R1及びR2はおのおの水素及びヒドロキシ−保護
基からなる群から選ばれる。]で表わされる化合物。
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